JPH11272232A - プラズマディスプレイパネル及びそれを利用した装置 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル及びそれを利用した装置Info
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- JPH11272232A JPH11272232A JP10072324A JP7232498A JPH11272232A JP H11272232 A JPH11272232 A JP H11272232A JP 10072324 A JP10072324 A JP 10072324A JP 7232498 A JP7232498 A JP 7232498A JP H11272232 A JPH11272232 A JP H11272232A
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Abstract
向上する。 【解決手段】本発明は、維持放電電極を構成する第1の
電極と第2の電極とが交互に配置され、前記維持放電電
極と放電空間を介して交差するアドレス電極を有するプ
ラズマディスプレイパネルにおいて、前記第2の電極と
その両側の第1の電極との間をそれぞれ表示セルとし、
前記第1及び第2の電極のいずれか一方に、または両方
に、隙間を形成したことを特徴とする。上記発明によれ
ば、維持放電電極となるX電極とY電極とが交互に配置
され、Y電極の両側のX電極との間に表示セル領域が形
成されるALIS方式において、X電極、Y電極の両方
あるいは一方に隙間を形成し、維持放電時のX電極とY
電極間の面放電の面積を減らすことなく、面放電時の壁
電荷量を減らすことができる。従って、高精度の要求を
見たしつつ、輝度を下げずに維持放電時の消費電力を少
なくすることができる。
Description
レイパネルに関し、特に高精細で低消費電力のAC型の
プラズマディスプレイパネルの新規な構造に関する。
は、自己発光型であり輝度が高く視認性が良く、しかも
薄型で大画面表示及び高速表示が可能であることから、
CRTに代わる大画面の薄型ディスプレイとして注目さ
れている。特に、面放電AC型のプラズマディスプレイ
パネルは、高精細で高画質が要求されるハイビジョン用
のディスプレイとして期待されている。
ルの一般的な構成は、表示側の前面基板上にX電極とY
電極からなる一対の維持放電電極を表示ライン毎に設
け、背面側の基板上に、維持放電電極と交差するアドレ
ス電極を設け、両基板間にプラズマ放電空間を形成して
封止する。表示すべき画素(表示セル)に対応するアド
レス電極とY電極間に放電を発生して壁電荷を生成し、
その壁電荷を利用してX、Y電極間に交互に維持放電電
圧を印加して維持放電を生成し、各画素を必要な輝度で
点灯させる。
では、他の維持放電電極対との間の距離を大きくし、画
素に対応する一対の維持放電電極間の距離を近づけて、
画素(表示セル)領域に維持放電を発生させる。その場
合、放電領域を広くして輝度を上げる為には、維持放電
電極の幅を大きくしたり、或いは維持放電電極対間の距
離を比較的大きくすることが行われる。かかる構成にす
ることで、維持放電時の放電領域を広くすることがで
き、放電に伴う紫外線によりアドレス電極上に形成され
る蛍光体が励起されて発生する可視光の量を増加させる
ことができる。その結果、高い輝度の表示を実現するこ
とが可能になる。また、維持放電電極内に開口部を設け
て、維持放電電極を長手方向に沿って分割し、放電電流
のピーク値を下げることが、例えば、特開平8-315735
号、特開平3-187125号で提案されている。
持放電電極を設ける構成では、高精細化に限界がある。
即ち、表示ライン毎に一対の維持放電電極を設ける必要
があり、表示ラインの数の2倍の維持放電電極を設ける
必要があるからである。更に、他の維持放電電極間の逆
スリット領域での放電を防止する為に、その逆スリット
領域の距離を十分大きくする必要があるからである。
成する、或いはX電極の両側に対称にY電極を形成する
構成とし、奇数表示ラインと偶数表示ラインとを独立し
て表示制御するインターレス方式でX、Y電極を駆動す
ることが提案されている。例えば、特開平9-160525号
に、その構成と駆動方法が詳述されている。
数表示ラインと偶数表示ラインとを交互に点灯すること
から、本明細書では、ALIS(Alternate Lighting o
f Surface)方式と称する。このALIS方式のプラズマ
ディスプレイパネルは、X電極とY電極とが交互に配列
され、Y電極の両側の領域を画素(表示セル)領域とし
て利用することができるので、維持放電電極の数を半減
させることができ、しかも、維持放電電極対間の距離を
大きくする必要もないことから、高精細化を可能にする
ことができる。
実用化されているプラズマディスプレイパネルは、その
消費電力が高いのが問題視されている。上記したALI
S方式のプラズマディスプレイパネルにおいても、同様
に消費電力を低減することが課題になっている。また、
ALIS方式は、インターレス方式であるのでフリッカ
防止の為に個々の維持放電の輝度は通常のPDPよりも
高めに設定する必要があり、その意味で消費電力が高く
なっている。この点も消費電力の低減が課題になる原因
である。また、ALIS方式のプラズマディスプレイパ
ネルでは、Y電極の両側に位置するX電極との距離は、
上下で等しくなり、X、Y電極は上下対称になることが
必要である。したがって、それらの維持放電電極間のピ
ッチは、セルの寸法(表示ラインピッチ)により決まっ
てしまうため、そのピッチを大きくして実質的に輝度を
上げるなどの改良を行うことができない。従って、逆
に、維持放電電極幅を狭くして電流を減らすなどの対策
を講じることが考えられるが、そうすると、放電スリッ
ト幅が大きくなり放電電圧が高くなるなどの問題を招
き、かかる対策は困難である。
なALIS方式のプラズマディスプレイパネルであっ
て、消費電力を低下させることができる新規な構造を提
供することにある。
交互に配置され、それらの電極の両側が画素領域となる
ALIS方式のプラズマディスプレイパネルであって、
発光効率を高くすることができる新規な構造を提供する
ことにある。
に、本発明は、維持放電電極を構成する第1の電極と第
2の電極とが交互に配置され、前記維持放電電極と放電
空間を介して交差するアドレス電極を有するプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、前記第2の電極とその両側
の第1の電極との間をそれぞれ表示セルとし、前記第1
及び第2の電極のいずれか一方に、または両方に、隙間
を形成したことを特徴とする。
電極とY電極とが交互に配置され、Y電極の両側のX電
極との間に表示セル領域が形成されるALIS方式にお
いて、X電極、Y電極の両方あるいは一方に隙間を形成
し、維持放電時のX電極とY電極間の面放電の面積を減
らすことなく、面放電時の電流の量を減らすことができ
る。従って、高精度の要求を見たしつつ、輝度を下げず
に維持放電時の消費電力を少なくすることができる。
電極の中央部に、長手方向に延びるスリット形状を有す
る。そして、隙間は、隣接する第1または第2の電極に
対して左右対称に形成される。その結果、第1または第
2の電極の両側に形成される表示セルに対して、同じ形
状の電極を提供することができ、且つ、隙間を形成した
ことにより、面放電時の電流の量を減らして、消費電力
を抑えることが可能になる。
維持放電電極を構成する第1の電極と第2の電極とが交
互に配置され、前記維持放電電極と放電空間を介して交
差するアドレス電極を有するプラズマディスプレイパネ
ルにおいて、前記第2の電極とその両側の第1の電極と
の間をそれぞれ表示セルとし、前記第1または第2の電
極は、第1の幅を有する透明電極と、該透明電極の中央
部に積層され前記第1の幅よりも小さい第2の幅を有し
前記透明電極よりも導電性の高いバス電極とを有し、前
記第1及び第2の電極のいずれか一方に、または両方に
おいて、隙間を形成したことを特徴とする。
バス電極と透明電極を貫通し、前記第1または第2の電
極の長手方向に延びるスリット状の形状をなすことを特
徴とする。
の電極は、表示セル領域において、2分割される。但
し、面放電は、この2分割された電極を1つの電極とし
て発生する。その結果、面放電時の壁電荷の量が少なく
なり、消費電力を抑えることが可能になる。
明電極に、間欠的に設けられる形状である。その場合、
バス電極により分割された透明電極が接続される。透明
電極に隙間を形成したことで、面放電時の電流の量を少
なくすることができる。この隙間の領域が、表示セル間
の隔壁形成領域の位置にあると、面放電時の蓄積電荷の
一部が隔壁上に拡散して、発光効率が低下することを防
止することができる。
て図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術
的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
の概略構成図である。図1の例では、PDP10が8行
×6列の48画素を表示する。表示ラインL1〜L8の
方向に、維持放電電極としてX電極X1〜X5とY電極
Y1〜Y4とが交互に配置される。また、それらの維持
放電電極に直交する方向に、アドレス電極A1〜A6が
配置される。アドレス電極間には、隔壁171〜177
が形成される。この構成において、表示ラインL1内に
は画素(表示セル)Px(1,1) 、Px(1,2)...Px(1,
6) が形成される。また、それぞれのY電極は、その両
側に配置されるX電極との間に画素(表示セル)を形成
する。
PDPの分解斜視図である。また、図3は、図2のX電
極X1に沿った断面図である。更に、図4は、図2にア
ドレス電極A1に沿った断面図である。図2〜4を参照
して、PDPの構造を説明する。
(Indium-Tin-Oxide) 等の透明電極121とそれに沿っ
て設けられる導電率の高いバス電極131からなるX電
極X1とY電極Y1とが、交互に設けられる。バス電極
131は、例えばCr/Cu/Crの金属の三層構造を
なす金属電極である。これらのX、Y電極は、その電極
間に表示ラインL1を形成し、維持放電である面放電を
発生させることから、維持放電電極とも称される。そし
て、前面側の基板11には、これら維持放電電極X1,
X2を被覆する誘電体層14と、更に、放電時のイオン
衝撃から誘電体層14を保護するMgOからなる保護膜
15とが形成される。
属からなるアドレス電極A1〜A3が、維持放電電極X
1,Y1と直角方向に配置される。そして、アドレス電
極間には、アドレス電極に沿って誘電体からなる隔壁
(リブ)171〜174が形成される。更に、アドレス
電極A1〜A3上には、誘電体19(図2,3には図示
せず)と蛍光体181〜183が形成される。図2の例
では、アドレス電極A1上には赤(R)の可視光を発す
る蛍光体181が、アドレス電極A2上には緑(G)の
可視光を発する蛍光体182が、そして、アドレス電極
A3上には青(B)の可視光を発する蛍光体183がそ
れぞれ設けられる。
レス電極A1〜A3との交差する領域が、表示セル領域
Px(1,1) 〜Px(1,3) となる。したがって、カラー表
示パネルの場合は、3つの表示セル領域Px(1,1) 〜P
x(1,3) で1つの表示画素領域となる。そして、前面側
ガラス基板11と背面側ガラス基板16との間の空間に
は、放電ガスが封入されている。
りである。まず、X電極とY電極間で放電を生じさせて
表示画面全面をリセットする。次に、表示したい表示セ
ルに対応するアドレス電極とY電極との間に電圧を印加
して放電を発生させる。この放電がトリガ放電となり、
更にY電極とX電極との間に面放電が発生する。その放
電により発生した壁電荷が、X、Y電極上の誘電体層1
4及び保護膜15上に蓄積される。これがアドレス期間
である。PDP全面において、点灯したい表示セルに壁
電荷を蓄積させた後に、X電極とY電極間に維持放電電
圧を交互に印加し、輝度に応じた期間だけ維持放電を発
生させる。この維持放電は、アドレス期間中に壁電荷を
蓄積させた表示セルのみに発生する。これが維持放電期
間である。上記のリセット、アドレス期間、維持放電期
間を繰り返すことで、PDPの表示が行われる。維持放
電期間の長さを輝度に対応して重みづけすることで、多
階調表示が可能になる。
される通り、奇数フィールド期間内での維持放電が、奇
数X電極X1と奇数Y電極Y1との間の空間Oddで発
生し、偶数フィールド期間内での維持放電が、偶数X電
極X2と奇数Y電極Y1との間の空間Evenで発生す
る。詳細な駆動方法は後述する。
駆動回路を含めたPDP装置の概略構成を示すブロック
図である。図5の例において、制御回路21は、外部か
ら供給される表示データDATA、垂直同期信号Vsyn
c、水平同期信号Hsync及び表示パルスCLKを供給さ
れ、同期信号と表示パルスに基づいて表示データDAT
AをPDP10用のデータに変換し、アドレス回路22
のシフトレジスタ221に与える。同時に、各種制御信
号を生成して、Y電極制御回路23、奇数Y電極サステ
イン回路24、偶数Y電極サステイン回路25、奇数X
電極サステイン回路26及び偶数X電極サステイン回路
27に供給する。電源回路29からは、各制御回路23
〜27に必要な制御電圧が供給される。
れるシフトレジスタ221と、それをラッチするラッチ
回路222と、アドレス電極A1〜A6を駆動する駆動
回路223を有する。また、Y電極制御回路23は、シ
フトレジスタ231と駆動回路232とを有する。シフ
トレジスタ231内をデータ1がシフト動作することで
Y電極の順次走査が行われる。
4に示した通り、維持放電電極のX電極とY電極との間
の領域が全て表示ラインL1〜L8となる。そして、Y
電極の両側の表示ラインを同時に点灯させることはでき
ない。そのため、表示方式はインターレス方式に限定さ
れる。
の構成を示す図である。インターレス方式であるので、
1つのフレームが奇数フィールドと偶数フィールドとに
分けられる。図7は、奇数フィールドでの表示ラインを
示す図であり、図8は、偶数フィールドでの表示ライン
を示す図である。奇数フィールドでは、奇数X電極と奇
数Y電極との間の表示ラインL1,L5と偶数X電極と
偶数Y電極との間の表示ラインL2,L4とが点灯され
る。また、偶数フィールドでは、偶数X電極と奇数Y電
極との間の表示ラインL2,L6と奇数X電極と偶数Y
電極との間の表示ラインL4,L8とが点灯される。
は、奇数表示ラインの表示が行われる。そして、奇数フ
ィールド内において、上記したリセット期間、アドレス
期間及びサステイン期間とから構成されるサブフィール
ドが、複数回繰り返される。図6の例では3回である。
そして、それぞれのサステイン期間の長さが、T1,2
T1,4T1と重みづけされている。従って、第1〜第
3のサブフィールドにおいて、点灯するか否かの制御を
行うことで、8段階の輝度を表示することができる。図
7を参照すると明らかな通り、アドレス期間では、Y電
極Y1〜Y4を順次走査しながら、Y電極とアドレス電
極との間で放電を発生し、それに続くサステイン期間で
は、奇数X電極と奇数Y電極間及び偶数X電極と偶数Y
電極間に、維持放電電圧を極性を変えて交互に印加する
ことで、図7の斜線で示された奇数表示ラインL1,L
3,L5,L7で維持放電が発生する。
インの表示が行われる。この場合も同様に3つのサブフ
ィールドを有する。図8を参照すると明らかな通り、ア
ドレス期間では、Y電極Y1〜Y4を順次走査しなが
ら、Y電極とアドレス電極との間で放電を発生し、それ
に続くサステイン期間では、偶数X電極と奇数Y電極間
及び奇数X電極と偶数Y電極間に、維持放電電圧を極性
を変えて交互に印加することで、図8の斜線で示された
偶数表示ラインL2,L4,L6,L8で維持放電が発
生する。
ールドでの電極印加電圧波形図である。また、図10
は、同偶数フィールドでの電極印加電圧波形図である。
奇数フィールドでのリセット期間は、時刻a−bであ
り、全アドレス電極に電圧Vawが、全X電極に電圧Vw
が、そして、全Y電極にはゼロ電圧が印加される。その
結果、全てのX電極とY電極間で放電が発生し、全X電
極への高電圧パルスVwの立ち下がりで再度放電が発生
し、全領域において壁電荷がクリアにされる。
て、Y電極に順次走査電圧−Vyを印加され、表示すべ
きアドレス電極にアドレス電圧Vaが印加される。ま
た、X電極側には、順次走査用の電圧Vxが順次印加さ
れる。その結果、アドレス電圧Vaが印加されたアドレ
ス電極とY電極間で放電が発生し、その放電をトリガと
して奇数X電極と奇数Y電極間で、及び偶数X電極と偶
数Y電極間でアドレス時の面放電が発生し、X、Y電極
上にそれぞれ壁電荷が生成される。この壁電荷は、図
中、プラス、マイナスを丸で囲った印で示される。
−pで奇数Y電極に維持電圧Vsが印加され奇数X電極
にゼロ電圧が印加される。その維持電圧Vsがアドレス
期間において発生した壁電荷の電位と相まって、表示ラ
インL1,L5内において、アドレス放電した表示セル
で維持放電が発生し、X電極とY電極との壁電荷の極性
が逆転する。次に、時刻q−rで偶数Y電極に維持電圧
Vsが印加され偶数X電極にゼロ電圧が印加される。そ
れにより、維持放電が表示ラインL3,L7で発生し、
X電極とY電極との壁電荷の極性が逆転する。この時刻
q−rにおいて、同時に奇数X電極に維持電圧Vsが印
加されることで、同様に表示ラインL1,L5において
も維持放電が発生する。以下、上記の維持放電駆動が繰
り返される。
も、維持放電されるのが偶数表示ラインであることを除
いては、奇数フィールドと同様である。
維持放電電極であるX電極とY電極との間の領域が全て
表示ラインとなる。従って、従来の表示ライン毎に一対
の維持放電電極を設ける構造に比較して、維持放電電極
の数を半減させることができる。或いは、より多くの表
示ラインを形成でき高い精度の表示を行うことができ
る。しかしながら、表示ラインの数が増えることは、P
DP装置の消費電力が高くなることを意味する。従っ
て、ALIS方式のPDPにおいても、消費電力を削減
することが必要である。
は、図4の断面図に示される通り、表示ラインの数が決
まるとX電極X1,X2とY電極Y1の中心間の距離L
dも一定の距離にきまる。従って、消費電力を削減する
為に維持放電電極の位置を移動することは許されない。
電電極の平面図である。また、図12は、図11のアド
レス電極に沿った断面図であり、図11の矢印40の位
置の断面図である。図11及び図12に示される通り、
本実施の形態例の維持放電電極X1,Y1,X2は、透
明電極121、122,123と導電性が高い金属電極
(バス電極)131,132,133との2層構造であ
る。そして、それぞれの維持放電電極は、パネルの表示
領域30内において、アドレス電極A1の方向に2分割
されている。即ち、電極X1に限って述べると、X電極
X1は、それを構成する透明電極121と金属電極13
1の2層構造の真ん中に、スリット状の隙間50を有す
る。その結果、図11では、表示領域30において、X
電極X1は2本の上下に対称な(図12では左右に対
称)構造を有する。そして、この分割された2本のX電
極X1は、例えば、表示領域30の外の領域でつながる
一体構造を有する。但し、表示領域30の任意の位置
で、分割された2本のX電極がつながる形状であっても
良い。
る。但し、上下関係が逆になっている。即ち、図12の
断面図では、前面側ガラス基板11が下に、背面側ガラ
ス基板16が上に位置する。従って、図12では、維持
放電電極X1,Y1,X2が下側に位置する。
り、本実施の形態例のよる図12の維持放電電極X1,
Y1,X2の中心間の距離Ldと、電極それぞれの実質
的な幅Wx、Wyは、図4の構成と何ら変わるところは
ない。また、維持放電電極の対向する端部間の距離Lg
も図4の構成と変わるところはない。単に、電極の中央
部分に隙間50が形成されるだけである。
ス電極とY電極との間でトリガ放電を発生しその直後に
Y電極とX電極間で面放電を発生して壁電荷を生成し、
その後のサステイン期間において、壁電荷を利用して、
X電極とY電極との間で面放電を発生する。この面放電
は、維持放電電極の最短距離Lgが小さい程放電開始に
必要な電圧が低い。従って、最短距離Lgを大きくする
ことは放電開始電圧が大きくなることを意味する。ま
た、放電に伴って発生する紫外線により蛍光体181が
励起して可視光を発生するが、単位面積当たりでみると
通常の放電に対する可視光の量はほぼ飽和している。従
って、より効率良く蛍光体を励起する為には、放電空間
の面積を大きくすることが必要である。図11中の放電
空間60,601は、水平方向は両隔壁171,172
の間、垂直方向は1対の維持放電電極の両端の間で画定
される。従って、維持放電電極の幅Wx、Wyをできる
だけ大きくすることが、より低い放電開始電圧でより高
い輝度の放電を可能にする。
の基板の保護膜15上に蓄積される壁電荷(図12中に
プラスとマイナスで示される)の量は、維持放電電極X
1,Y1,X2の面積にほぼ比例すると考えられる。か
かる壁電荷は、維持放電に必要な最小限の量が蓄積され
れば足り、それ以上の壁電荷はいたずらに放電電流を増
加させるだけである。従って、駆動電力を最小限にし
て、高い輝度の放電を得る為には、維持放電電極の表面
積をできるだけ小さくし、一方で維持放電電極が存在す
る領域(図中601)をできるだけ広くして放電面積を
広くすることが必要である。
合は、所定の表示サイズの中に所定数の表示ラインを収
めることがきまると、表示ラインのピッチも自ずと決ま
ってしまう。従って、維持放電電極の中心間の距離Ld
は、表示サイズと表示ライン数からきまるファクタであ
る。その場合に、上記の通り放電電圧を低くし、壁電荷
量を少なくして放電に伴う電流を小さくし、もって駆動
電力を低くするためには、図11,12に示した通り、
維持放電電極に隙間50を設けて、維持放電電極の中心
間の距離Ldや維持放電電極幅Wx、Wyを変更せず
に、維持放電電極の表面積を少なくすることが最適であ
る。本実施の形態例の維持放電電極構造では、放電電流
の低下に比べて、放電領域は変わらないので輝度の低下
が小さい。従って、消費電力に対する発光効率を向上さ
せることができる。
ィールドで駆動された時の、時刻d−eでの状態を示
す。維持放電電極の中央部分に隙間50が設けられたこ
とで、壁電荷が蓄積される領域が図4の場合と比較する
と狭くなる。
極X1,X2との間で、維持放電を発生させる必要があ
る。従って、維持放電電極の形状は、図12に示される
通り左右で対称になることが好ましい。更に、維持放電
電極間の表示ライン(或いは表示セル)に関して言え
ば、蛍光体181で発生した可視光を遮光する金属電極
131,132,133は、できるだけ表示ライン(或
いは表示セル)の領域から遠い位置に設けられることが
肝要である。そして、維持放電電極の両側に表示ライン
領域が存在するので、金属電極は、それぞれの維持放電
電極の幅方向の中心位置に配置されることが好ましい。
そして、分割された維持放電電極それぞれの導電性を確
保するために、導電性の高い金属電極131,132,
133も透明電極と同様に分割される。
間においては、X電極X1の左端からY電極Y1の右端
までの放電空間601で面放電が発生する。また、偶数
フィールド期間においては、Y電極Y1の左端からX電
極X2の右端までの放電空間602で面放電が発生す
る。従って、Y電極Y1は、左右対称形に形成され、隙
間50も左右対称形に形成される。
は、一対の維持放電電極対が固定され、それらの間にお
いてのみ放電する。従って、バス電極は放電スリットに
対して透明電極の両端側に配置される。それに対して、
ALIS方式の場合は、維持放電電極の両側で放電され
るので、バス電極は透明電極の中心位置に配置すること
が必要になる。かかるALIS方式固有の構造を考慮す
るとき、本発明の実施の形態例において、発光効率向上
の為の隙間を図11,12に示される通り、バス電極に
設けることが有効となる。或いは、後述する別の実施の
形態例に示される通り、透明電極に対して複雑な形状の
隙間を設けることが有効となる。
極の平面図である。また、図14は、図13のアドレス
電極に沿った断面図であり、図13中の40の方向の断
面図である。この例は、維持放電電極のうち、X電極X
1,X2は、上記した実施の形態例と同様に、その電極
幅の中央部に隙間50が形成され、表示領域30内にお
いて2つの電極に分割されている。一方、もう一方の維
持放電電極のY電極Y1には、同様の隙間は形成されな
い。
ドレス期間におけるアドレス電極A1とY電極Y1との
間に発生するトリガ放電の規模を維持することができ
る。図9,10で説明した通り、アドレス期間におい
て、アドレス電極A1には電圧Vaが印加され、対向す
るY電極Y1には電圧−Vyが印加される。その結果、
両電極間にはVa+Vyの電圧が印加されて、図14中
の矢印70の方向に放電が発生する。従って、アドレス
電極との放電に寄与するY電極Y1の面積をできるだけ
大きくすることが、アドレス期間におけるトリガ放電の
発生を容易にし、また、そのトリガ放電の規模を大きく
することに寄与する。アドレス期間でのトリガ放電規模
を大きくすることで、発生するプライミング量を多くす
ることができ、その直後のX電極とY電極間での面放電
をのマージンを広くすることができる。一方、アドレス
期間に対して長い期間であるサステイン期間において
は、X電極に隙間50を形成したことで壁電荷の量が減
ることが予想できる。従って、X、Y電極間の維持放電
(面放電)における電流量は、X電極に隙間50を設け
たことで、少なくすることができる。
は隙間50を設けずにアドレス期間での放電電圧マージ
ンを保ち、X電極側には隙間50を設けて、上記した理
由により発光効率を上げることができる。
平面図である。また、図16は、図15のアドレス電極
に沿った断面図であり、図15中の矢印40の方向の断
面図である。この実施の形態例では、維持放電電極X
1,Y1,X3は、金属電極131,132,133の
みで構成され、その金属電極にはそれぞれ中央部に隙間
50が形成され、表示領域30において2本に分割され
る。即ち、図15,16の維持放電電極は、図11,1
2に示された維持放電電極の透明電極121,122,
123を除去した構造である。従って、維持放電電極の
中心間の距離Ldは変更がないが、維持放電電極の幅W
x、Wyは、図11,12の場合よりも小さくなる。
電極との距離をできるだけ近くして維持放電電圧を下げ
ると共に、背面側の基板上の設けた蛍光体181からの
紫外光を前面側に透過させることを主な機能とする。し
かしながら、ALIS式のPDPでは、X電極とY電極
との間の距離を多少長くして、維持放電電圧が高くなっ
ても、電極の面積を狭くして面放電時の電流の量を減ら
したほうが、消費電力は少なくなる。そして、透明電極
をなくすことにより多少の放電領域は犠牲になるが、消
費電力を削減できることのほうが、全体の効率から考え
ると優先度が高い。
なくし、バス電極である金属電極のみで維持放電電極を
構成する。但し、その金属電極には、スリット状の隙間
50を設けて、輝度向上に寄与する十分な放電領域を確
保しつつ面放電の電流の量を少なくする。図16に示さ
れる放電領域601,602は、図12の実施の形態例
に比較してそれほど減少していない。
極の平面図である。また、図18は図17のアドレス電
極に沿った断面図である。この実施の形態例では、維持
放電電極は、図11,12に示した維持放電電極と同じ
構造である。即ち、透明電極121とその幅方向の中央
部に形成された金属電極131と、それらの中央部に形
成されたスリット状の隙間50を有する。
の領域に光を遮蔽する遮蔽体70が設けられていること
で、図11,12の例と異なる。導電性が高いバス電極
131,132, 133は、Cr/Cu/Cu等の三層
構造の金属電極で構成される。従って、金属電極はそれ
自体で光を遮蔽する。ALIS方式のPDPでは、図1
7,18に示される通り、金属電極131,132,1
33の間の領域80が、表示ライン(表示セル)領域と
なる。この表示ライン領域80において、背面基板側の
蛍光体181からの可視光が、表示側に放出される。
に隙間50を形成したことに伴い、この表示ライン領域
80間の隙間50の領域において、蛍光体181からの
光が漏れることになる。或いは、表示側からこの隙間5
0を経由して外光が内部で反射して見えることになる。
その結果、明室のコントラストが低下する問題を招く。
そこで、本実施の形態例では、維持放電電極に形成した
隙間50の領域に、この隙間50を遮蔽する遮蔽体70
を形成する。
の顔料を含んだ低融点ガラスの如き誘電体物質或いはM
nとFeとCuとを含む暗色の材料からなる膜で形成さ
れる。遮蔽体70が絶縁性を有する低融点ガラスの場
合、遮蔽体70は、維持放電電極121,131に接触
しても良い。従って、遮蔽体70を形成した上に、維持
放電電極121,131を形成しても良い。或いは、維
持放電電極121,131を形成した上に、遮蔽体70
を形成しても良い。むろん、図18に示される通り、維
持放電電極と同じ高さに形成されても良い。
5,16の実施の形態例にも適用することができる。
極の平面図である。また、図20は、図19のアドレス
電極に沿った断面図である。この実施の形態例では、維
持放電電極の透明電極121,122に対して、隙間5
2が、アドレス電極A1に沿って設けられた隔壁17
1,172に対応する位置に設けられる。即ち、面放電
時の電流の量を減らす為の隙間52は、維持放電電極の
長手方向に沿ったスリット状の隙間ではなく、透明電極
121,122の隔壁171,172に沿った領域に形
成される。そして、分割された透明電極は、バス電極に
よりつながれる。
ることにより分割されて残された透明電極121,12
2は、アドレス電極A1との対向領域の中央部に位置す
る。即ち表示セルの領域の中央部に位置する。従って、
アドレス期間でのトリガ放電の規模を保つことができ
る。更に、透明電極121,122間の距離Lgを小さ
くすることができるので、維持放電電圧を低く抑えるこ
とができる。そして、放電空間60,601内の中央部
に透明電極121,122を配置することで、面放電時
の隔壁171,172側への荷電粒子の拡散を防止する
ことができる。面放電時において、表示セルにが外部か
ら印加される電圧と壁電荷により放電が発生する。この
時、荷電粒子が隔壁171,172側にも拡散して、必
要以上の放電電流が必要になる拡散損失を発生する。図
19に示される通り、透明電極を隔壁の領域から取り除
くことで、上記の拡散損失を少なくすることができる。
従って、かかる維持放電は、発光効率の向上に効果的に
寄与することができる。
12の如き長手方向のスリット状の隙間50を設けるこ
とも可能である。
極の平面図である。また、図22は、図21のアドレス
電極に沿った断面図である。この実施の形態例では、透
明電極121,122に複数の隙間54が形成され、維
持放電電極X1,Y1の長手方向に分割されている。し
かも、隔壁171,172の位置と無関係に、一定のピ
ッチで分割される。
透明電極の隙間52を隔壁に対応する領域に形成した。
かかる構成にすると、背面側基板16と前面側基板11
との張り合わせ工程において、微細な位置合わせを必要
とする。即ち、透明電極の隙間52の位置と、隔壁17
1,172との位置が合うように張り合わせなければな
らない。かかる工程は、煩雑であり製造コストのアップ
につながる。そこで、図20,21の実施の形態例で
は、透明電極の隙間54を、隔壁の位置と無関係に複数
設ける。
の平面図である。図23の例では、複数の隙間54が形
成された透明電極が、長手方向に対して、その両側でつ
ながれる構造を有する。この構造の場合も、微細な位置
合わせを必要とせず、発光効率を高くすることができ
る。
れば、透明電極121,122に隙間54を設けたこと
で、面放電時の電流を減らし、消費電力を削減すること
ができる。但し、放電領域601は、隙間54を設けな
い場合の構造と同程度であるので、輝度の低下にはなら
ない。従って、発光効率を上げることができる。更に、
確率的に隔壁の位置に透明電極の隙間が位置する場合が
あり、それにより拡散損失を少なくすることができる。
施の形態例の構造に限定されない。維持放電電極に形成
される隙間は、維持放電電極の長手方向に延びるスリッ
ト以外に、格子状であっても良い。但し、維持放電電極
の中心間の距離と維持放電電極の幅はできるだけ図1
1,12の状態に近くすることが好ましい。放電領域を
減らすことなく放電時の電流を減らすことができるから
である。できるだけ広い領域で放電を発生させること
で、蛍光体からの可視光の量を最大にすることができ
る。その結果、ALIS方式のPDPの如く、維持放電
電極のピッチがセル寸法から一義的に決まっても、十分
に放電の消費電力を減らすことができ、放電効率を高く
することができる。
持放電電極であるX電極とY電極を交互に配置し、Y電
極の両側のX電極との間で放電を発生させる方式(AL
IS方式)のPDPにおいて、維持放電電極に隙間を形
成したことで、放電効率を上げることができる。
左右対称形にすることで、ALIS方式のPDPにおけ
る維持放電特性を、奇数フィールドと偶数フィールドと
で同じにすることができる。従って、駆動方式が簡略化
される。
である。
である。
る。
めたPDP装置の概略構成を示すブロック図である。
図である。
示ラインを示す図である。
示ラインを示す図であ
極印加電圧波形図である。
電極印加電圧波形図である。
図である。
る。
ある。
る。
ある。
る。
ある。
る。
ある。
る。
ある。
る。
る。
Claims (13)
- 【請求項1】維持放電電極を構成する第1の電極と第2
の電極とが交互に配置され、前記維持放電電極と放電空
間を介して交差するアドレス電極を有するプラズマディ
スプレイパネルにおいて、 前記第2の電極とその両側の第1の電極との間をそれぞ
れ表示セルとし、 前記第1及び第2の電極のいずれか一方に、または両方
に、隙間を形成したことを特徴とするプラズマディスプ
レイパネル。 - 【請求項2】請求項1において、 前記隙間は、隣接する前記第1または第2の電極に対し
て、ほぼ対称形状に形成されていることを特徴とするプ
ラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】請求項1において、 前記隙間は、前記第1または第2の電極の長手方向に延
びるスリット状の形状であって、前記第1または第2の
電極の中央部に形成されていることを特徴とするプラズ
マディスプレイパネル。 - 【請求項4】請求項3において、 前記隙間が形成された第1または第2の電極は、少なく
とも一箇所でつながるよう一体に形成されていることを
特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項5】請求項1または2において、 前記隙間が形成された領域に、光遮蔽体が形成されてい
ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項6】維持放電電極を構成する第1の電極と第2
の電極とが交互に配置され、前記維持放電電極と放電空
間を介して交差するアドレス電極を有するプラズマディ
スプレイパネルにおいて、 前記第2の電極とその両側の第1の電極との間をそれぞ
れ表示セルとし、 前記第1または第2の電極は、第1の幅を有する透明電
極と、該透明電極の中央部に積層され前記第1の幅より
も小さい第2の幅を有し前記透明電極よりも導電性の高
いバス電極とを有し、 前記第1及び第2の電極のいずれか一方に、または両方
において、隙間を形成したことを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項7】請求項6において、 前記隙間は、前記バス電極と透明電極を貫通し、前記第
1または第2の電極の長手方向に延びるスリット状の形
状をなすことを特徴とするプラズマディスプレイパネ
ル。 - 【請求項8】請求項6において、 前記隙間は、前記透明電極に形成されていることを特徴
とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項9】請求項6において、 前記隙間は、前記透明電極に、前記第1または第2の電
極の長手方向に間欠的に形成され、該透明電極は前記バ
ス電極によりつながれていることを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネル。 - 【請求項10】請求項9において、 前記透明電極は、前記長手方向に対して両側でつながれ
ていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項11】請求項9において、 前記透明電極に形成された隙間は、前記放電セル領域の
境界部分に位置し、前記放電セル領域内に分割された透
明電極が位置することを特徴とするプラズマディスプレ
イパネル。 - 【請求項12】維持放電電極を構成する第1の電極と第
2の電極とが交互に配置され、前記維持放電電極と放電
空間を介して交差するアドレス電極を有するプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、 前記第2の電極とその両側の第1の電極との間をそれぞ
れ表示セルとし、前記第1または第2の電極は、導電性
の高い金属電膜で構成され、前記第1及び第2の電極の
金属膜のいずれか一方に、または両方において、長手方
向に延びるスリット状の隙間が形成されていることを特
徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項13】請求項1〜12のいずれかにおいて、 前記プラズマディスプレイパネルに加えて、更に、 奇数フィールド期間において、奇数X電極と奇数Y電極
との間及び偶数X電極と偶数Y電極との間に維持放電電
圧を印加し、偶数フィールド期間において、偶数X電極
と奇数Y電極との間及び奇数X電極と偶数Y電極との間
に維持放電電圧を印加する維持放電電極駆動回路を有す
るプラズマディスプレイパネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10072324A JPH11272232A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | プラズマディスプレイパネル及びそれを利用した装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10072324A JPH11272232A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | プラズマディスプレイパネル及びそれを利用した装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11272232A true JPH11272232A (ja) | 1999-10-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10072324A Pending JPH11272232A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | プラズマディスプレイパネル及びそれを利用した装置 |
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JP (1) | JPH11272232A (ja) |
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