JPH11268823A - 昇降搬送装置 - Google Patents
昇降搬送装置Info
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- JPH11268823A JPH11268823A JP10073653A JP7365398A JPH11268823A JP H11268823 A JPH11268823 A JP H11268823A JP 10073653 A JP10073653 A JP 10073653A JP 7365398 A JP7365398 A JP 7365398A JP H11268823 A JPH11268823 A JP H11268823A
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Abstract
確にシングルスラットコンベヤ上に移載し得る昇降搬送
装置を提供すること。 【解決手段】 昇降移動体11A,11Bに設けられた
左右一対の支持台12A,12Bの各々を被搬送物支持
のための進出限位置と後退限位置との間で往復移動させ
る左右一対の駆動手段14A,14Bを備え、一方の支
持台12A上の被搬送物支持具13Aは位置固定され、
他方の支持台12B上の被搬送物支持具13Bは、当該
支持台12Bの移動方向に横動可能に支持されるととも
に付勢手段により定位置に保持され、前記一方の支持台
12Aを駆動する駆動手段14Aは、当該一方の支持台
12Aを前記被搬送物支持のための進出限位置からさら
に所定距離だけ進出した第二の進出限位置へ進出駆動可
能である構成。
Description
インと下側の支持搬送ラインとの間で被搬送物を移載す
る昇降搬送装置に関するものである。
において、車体をハンガーで吊り下げて搬送するオーバ
ーヘッドコンベヤから床側のスラットコンベヤ上へ車体
を移載する昇降搬送装置が利用されている。この場合、
床側のスラットコンベヤとして、取り扱われる車体の最
大横幅に対応し得る、サイズ的に余裕のあるものが設置
されている場合は問題ないが、車体の片側の車輪のみを
スラットコンベヤで支持して他方の車輪は床面上で支持
して転動させるようなシングルスラットコンベヤが使用
されている場合、当該シングルスラットコンベヤの車輪
支持面(スラット面)の横幅は、車輪を支持し得る必要
最少限の横幅しかないので、取り扱う車体の横幅が少し
広くなると、車輪がシングルスラットコンベヤ上からは
み出すことになり、当該車輪の一部が床面に触れるなど
の不都合が生じる。
来の問題点を解消し得る昇降搬送装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、上側の吊下搬送ラインと下
側の支持搬送ラインとの間で被搬送物を移載する昇降搬
送装置であって、昇降移動体11A,11Bと、この昇
降移動体11A,11Bに設けられた左右一対の支持台
12A,12Bと、この左右一対の支持台12A,12
B上に設けられた被搬送物支持具13A,13Bと、前
記左右一対の支持台12A,12B各々を被搬送物支持
のための進出限位置と後退限位置との間で往復移動させ
る左右一対の駆動手段14A,14Bとから成り、前記
左右一対の支持台12A,12Bの内、一方の支持台1
2A上の被搬送物支持具13Aは位置固定され、他方の
支持台12B上の被搬送物支持具13Bは、当該支持台
12Bの移動方向に横動可能に支持されるとともに付勢
手段53により定位置に保持され、前記左右一対の駆動
手段14A,14Bの内、前記一方の支持台12Aを駆
動する駆動手段14Aは、当該一方の支持台12Aを前
記被搬送物支持のための進出限位置からさらに所定距離
だけ進出した第二の進出限位置へ進出駆動可能な構成と
なっている。
駆動手段14Aは、当該一方の支持台12Aを前記後退
限位置と前記第二の進出限位置との間で往復移動させる
ストロークを有するシリンダーユニット36Aと、前記
一方の支持台12Aを前記被搬送物支持のための進出限
位置で停止させるストッパー手段44と、当該ストッパ
ー手段44を作用状態と非作用状態とに切り換えるスト
ッパー切り換え手段47とから構成することができる。
付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1
は吊下搬送ラインを構成するオーバーヘッドコンベヤで
あって、従来周知のパワーアンドフリータイプのトロリ
ーコンベヤ本体2(ガイドレール以外は図示省略)のフ
リートロリーに吊り下げられたハンガー3を備えてい
る。当該ハンガー3は左右一対の開閉自在なハンガーア
ーム4を有するもので、当該ハンガー3が被搬送物移載
作業位置で自動停止せしめられた状態で、当該被搬送物
移載作業位置に配設されたハンガー開動手段5により前
記左右一対のハンガーアーム4が開放される。なお、図
1では、閉じた状態のハンガーアーム4を左側に示し、
開いた状態のハンガーアーム4を右側に示しているが、
実際には、左右一対のハンガーアーム4は同時に開閉駆
動される。
周知のシングルスラットコンベヤであって、前記オーバ
ーヘッドコンベヤ1の被搬送物移載作業位置の真下位置
に当該オーバーヘッドコンベヤ1の搬送経路とシングル
スラットコンベヤ6の搬送経路とが平行になるように設
置され、この実施形態では、被搬送物である車体Bの片
側の車輪WL/Bのみを支持して搬送するスラットコン
ベヤ本体7と、当該車体Bの他方の車輪WR/Bを転動
可能に支持する床面8とを備えている。
記オーバーヘッドコンベヤ1の被搬送物移載作業位置に
併設され、左右一対の昇降移動体11A,11Bと、こ
の昇降移動体11A,11Bのそれぞれに設けられた支
持台12A,12Bと、この左右一対の支持台12A,
12B上に設けられた被搬送物支持具13A,13B
と、前記左右一対の支持台12A,12B各々を被搬送
物支持のための進出限位置と後退限位置との間で往復移
動させる左右一対の駆動手段14A,14Bとから構成
されている。
シングルスラットコンベヤ6の左右両側に立設されたガ
イド支柱15A,15Bにガイドローラーユニット16
A,16B(図2参照)を介して昇降可能に支持され、
昇降駆動手段17により常時同一レベルを保つように同
期的に昇降駆動される。なお、図1では、昇降移動体1
1A,11Bが下降限まで下降した状態を左側の昇降移
動体11Aで例示し、昇降移動体11A,11Bが上昇
限まで上昇した状態を右側の昇降移動体11Bで例示し
ている。昇降駆動手段17は、一方のガイド支柱15A
の上端に付設された架台18上のモーター19と、各ガ
イド支柱15A,15Bの上端に軸支され且つ前記モー
ター19に連動連結された駆動歯輪20A,20Bと、
各駆動歯輪20A,20Bに釣瓶式に掛けられ、一端で
各昇降移動体11A,11Bを吊り下げるとともに他端
でカウンターウエイト21A,21Bを吊り下げる駆動
チェン22A,22Bとから構成されている。23は両
ガイド支柱15A,15Bの上端どうしを互いに連結す
る連結フレームであって、その内部に両駆動歯輪20
A,20Bどうしを互いに連動連結する伝動軸24が内
装されている。また、カウンターウエイト21A,21
Bは、ガイド支柱15A,15B内を昇降する。
図3及び図4に示す昇降移動体11Aで明らかなよう
に、ガイド支柱15A,15Bを挟むように配置された
左右一対の前後方向フレーム25a,25bと、当該両
フレーム25a,25bをガイド支柱15A,15Bよ
り前方位置で互いに連結する2本の左右方向連結フレー
ム26,27、及び両左右方向連結フレーム26,27
を片側の前後方向フレーム25bに近い位置で互いに連
結する前後方向連結フレーム28とを備え、左右一対の
前後方向フレーム25a,25bの下側にその全長にわ
たってスライドガイドレール29a,29bが付設され
ている。各支持台12A,12Bは、図3及び図5に示
す支持台12Aで明らかなように、ガイド支柱15A,
15Bを挟む左右一対の前後方向フレーム30a,30
bをガイド支柱15A,15Bより前方の3か所で左右
方向連結フレーム31〜33で連結するとともに、前端
の左右方向連結フレーム31と中間の左右方向連結フレ
ーム32とを前後方向連結フレーム34で連結一体化し
たものであり、前後方向フレーム30a,30bの上側
に、前記スライドガイドレール29a,29bに嵌合す
るスライドユニット35a,35bが付設されている。
しかして、各支持台12A,12Bの前端の左右方向連
結フレーム31上に、取り扱う被搬送物に対応して構成
された被搬送物支持具13A,13Bが付設されてい
る。
ようにシリンダーユニット36A,36Bが使用されて
いる。このシリンダーユニット36A,36Bは、図3
〜図6に示すシリンダーユニット36Aで明らかなよう
に、昇降移動体11A,11Bの下端の前後方向連結フ
レーム28の下側に前後方向向きに支持され、その前方
に突出するピストンロッド37は、支持台12A,12
Bの前端の左右方向連結フレーム31上に軸支連結され
ている。しかして、ピストンロッド37の進出退入動作
により支持台12A,12Bが互いに接近離間移動する
が、これら支持台12A,12Bの進出限位置を決める
第一ストッパー手段38と、これら支持台12A,12
Bの後退限位置を決める第二ストッパー手段39とが併
設されている。
示すように、昇降移動体11A,11Bの下端の前端に
ある左右方向連結フレーム26から下向きに突設された
左右一対の当て板40a,40bと、支持台12A,1
2Bの中間の左右方向連結フレーム32上に付設された
左右一対の前後位置調整可能なストッパー本体41a,
41bとから構成され、第二ストッパー手段39は、図
3〜図5に示すように、昇降移動体11A,11Bの下
端の左右一対の前後方向フレーム25a,25bの後端
近傍外側面から下向きに突設された左右一対の当て板4
2a,42bと、支持台12A,12Bの左右一対の前
後方向フレーム30a,30bの外側に付設された左右
一対の前後位置調整可能なストッパー本体43a,43
bとから構成されている。
図3〜図8に示すように第三ストッパー手段44が設け
られている。この第三ストッパー手段44は、支持台1
2Aを前記第一ストッパー手段38で制止される進出限
位置より一定距離だけ手前の被搬送物支持のための進出
限位置で停止させるもので、支持台12Aの中間位置に
ある左右方向連結フレーム32上に上向きに突設された
当て板45と、昇降移動体11Aの下端の前端側の左右
方向連結フレーム26に垂直向きに支持されたストッパ
ー本体46と、ストッパー切り換え手段47とから構成
されている。前記ストッパー本体46は、前記左右方向
連結フレーム26に取り付けられた昇降ガイド48に昇
降可能に支持され、前記ストッパー切り換え手段47
は、前記左右方向連結フレーム26に垂直向きに支持さ
れたシリンダーユニット49から成り、このシリンダー
ユニット49のピストンロッド49aと前記ストッパー
本体46とが連結され、当該シリンダーユニット49に
より、ストッパー本体46が前記支持台12A側の当て
板45に当接可能な下降限作用位置と当該当て板45よ
り上方の上昇限退避位置とに択一的に切り換えられる。
台12A側の被搬送物支持具13Aは、当該支持台12
Aに対し定位置に固定されているが、他方の支持台12
B側の被搬送物支持具13Bは、図9に実線で示す定位
置から仮想線で示すように後方へ移動可能なものであ
る。即ち、図10〜図13に示すように当該被搬送物支
持具13Bは、支持台12Bの前端の左右方向連結フレ
ーム31上に固着される基台50上に左右一対のスライ
ドガイドユニット51a,51bを介して支持台12B
の移動方向に移動可能に支持されている可動台52上に
据え付けられるもので、前記可動台52には付勢手段5
3が併設されている。
プリング54a,54bを利用したもので、一方のスプ
リング54aは、基台50から上向きに突設された固定
スプリング受け55と、可動台52から下向きに突設さ
れたブラケット56に支持された位置調整可能なスプリ
ング受け57との間に介装され、他方のスプリング54
bは、可動台52から下向きに突設された固定スプリン
グ受け58と、基台52から上向きに突設されたブラケ
ット59に支持された位置調整可能なスプリング受け6
0との間に介装されている。しかして、スプリング54
aを受ける一対のスプリング受け55,57には長尺の
スプリング支持用円柱体55a,57aが突設され、ス
プリング54bを受ける一対のスプリング受け58,6
0には短いスプリング支持用円柱体58b,60bが突
設されている。
ば、可動台52(被搬送物支持具13B)は、スプリン
グ54aによって後方(相手側の支持台12Aから遠ざ
かる方向)へ付勢される同時に、スプリング54bによ
って前方(相手側の支持台12Aへ接近する方向)へ付
勢されるので、両スプリング54a,54bの付勢力が
平衡する位置で安定する。図はこの可動台52(被搬送
物支持具13B)の安定状態を示しており、このとき図
示のように、スプリング54aを支持する長尺のスプリ
ング支持用円柱体55a,57aの先端は互いに接近
し、スプリング54bを支持する短いスプリング支持用
円柱体58b,60bの先端間には所定長さの空隙が確
保されている。従って、可動台52が前方へ移動するこ
とは、長尺のスプリング支持用円柱体55a,57aの
先端どうしの当接により実質的に阻止され、可動台52
はスプリング54bの付勢力に抗して後方へ、短いスプ
リング支持用円柱体58b,60bの先端どうしが当接
する位置まで移動することができる。
を使用して、オーバーヘッドコンベヤ1のハンガー3に
より吊下搬送されている車体Bを床側のシングルスラッ
トコンベヤ6上に移載する作業について説明すると、車
体Bを支持しているハンガー3を被搬送物移載作業位置
で停止させた状態で、昇降搬送装置10の左右一対の昇
降移動体11A,11Bを昇降駆動手段17により同期
的に上昇移動させるが、当該昇降移動体11A,11B
を上昇させる前、または上昇途中に、それぞれの支持台
12A,12Bを駆動手段14A,14Bにより互いに
接近する前方へ進出させる。このとき、支持台12A側
に併設されている第三ストッパー手段44のストッパー
本体46は、ストッパー切り換え手段47のシリンダー
ユニット49により下降限作用位置に切り換えておく。
ニット36Aにより進出駆動される支持台12Aは、図
6に示すように第三ストッパー手段44のストッパー本
体46に当て板45が当接する位置、即ち、被搬送物支
持のための進出限位置P1において制止される。他方の
駆動手段14Bのシリンダーユニット36Bで進出駆動
される支持台12Bは、図9に示すように第一ストッパ
ー手段38のストッパー本体41a,41bが当て板4
0a,40bに当接する進出限位置、即ち、被搬送物支
持のための進出限位置P1において制止される。このよ
うに両支持台12A,12Bが被搬送物支持のための進
出限位置P1にあるときは、両支持台12A,12Bの
被搬送物支持台13A,13Bは、オーバーヘッドコン
ベヤ1の吊下搬送ライン、換言すれば、オーバーヘッド
コンベヤ1のハンガー3で支持されている車体Bに対し
左右対称位置にある。
図1の右側に示すように上昇限位置まで達すると、両昇
降移動体11A,11Bの支持台12A,12B(被搬
送物支持台13A,13B)が車体Bの両側辺を受け取
ってハンガーアーム4から若干量持ち上げることにな
る。この後、図1の右側に示すように、ハンガーアーム
4をハンガー開動手段5により車体Bの下降移動を許す
位置まで開動させ、上記のように車体Bを受け取った両
昇降移動体11A,11Bを昇降駆動手段17により下
降させる。
に示すように下降限に到着する直前に、当該両昇降移動
体11A,11Bの支持台12A,12B(被搬送物支
持具13A,13B)で両側辺を支持されている車体B
の車輪WL/B,WR/Bが床側のシングルスラットコ
ンベヤ6に乗り移る。即ち、片側の車輪WL/Bがシン
グルスラットコンベヤ6のスラットコンベヤ本体7上に
乗り移り、他方の車輪WR/Bが床面8上に乗り移るよ
うに、車体Bの車輪間隔に対応してシングルスラットコ
ンベヤ6が構成されている。このようにシングルスラッ
トコンベヤ6上に車体Bが乗り移った後に、両昇降移動
体11A,11Bが下降限に到達し、各支持台12A,
12Bの被搬送物支持具13A,13Bが車体Bから下
方へ離れるので、この後、両支持台12A,12Bを、
第二ストッパー手段39のストッパー本体43a,43
bが当て板42a,42bに当接する後退限位置まで駆
動手段14A,14Bのシリンダーユニット36A,3
6Bにより後退移動させて待機させる。
ングルスラットコンベヤ6への車体Bの移載作業が完了
するが、図2に示すように、上記車種(車体B)よりも
一定巾だけ車輪間隔が広い巾広の車種の車体BWをオー
バーヘッドコンベヤ1からシングルスラットコンベヤ6
へ移載する場合は、上記車体Bを移載するときと同様の
手順で、昇降移動体11A,11Bを上昇させて、第三
ストッパー手段44で制止される進出限位置の支持台1
2A(被搬送物支持具13A)と第一ストッパー手段3
8で制止される進出限位置の支持台12B(被搬送物支
持具13B)とで当該巾広車体BWの両側辺をハンガー
3から受け取らせ、ハンガーアーム4の開動後に両昇降
移動体11A,11Bを下降させるのであるが、この両
昇降移動体11A,11Bを下降させている途中に、片
側の支持台12Aを制止している第三ストッパー手段4
4のストッパー本体46をストッパー切り換え手段47
のシリンダーユニット49により、図8に示すように上
昇限非作用位置に切り換える。
体Bを受け取るとき、巾広車体BWを受け取るときの何
れであっても、両支持台12A,12B(被搬送物支持
具13A,13B)の進出限位置は同一である。換言す
れば、同一進出限位置にある両支持台12A,12Bの
被搬送物支持具13A,13Bで車体Bと巾広車体BW
の何れでも支持し得るように、被搬送物支持具13A,
13Bが構成されている。
4のストッパー本体46と当て板45との当接により、
支持台12Aが被搬送物支持のための進出限位置P1に
おいて制止されているとき、図7に示すように当該支持
台12A側の第一ストッパー手段38の当て板40a,
40bとストッパー本体41a,41bとは、一定距離
Dだけ離れているので、前記のように第三ストッパー手
段44を非作用状態に切り換えることにより、駆動手段
14Aのシリンダーユニット36Aにより支持台12A
を前記一定距離Dだけさらに進出移動させて、第一スト
ッパー手段38の当て板40a,40bとストッパー本
体41a,41bとが当接する第二の進出限位置P2で
制止させることができる。従って、駆動手段14Aのシ
リンダーユニット36Aは、支持台12Aを第二ストッ
パー手段39で制止される後退限位置と第一ストッパー
手段38で制止される第二の進出限位置P2との間で往
復移動させ得るだけのストロークを有するものである。
11Bの支持台12A,12B(被搬送物支持具13
A,13B)で支持されて下降搬送されている巾広車体
BWは、前記のようにその下降搬送途中で片側の支持台
12A(被搬送物支持具13A)のみがさらに一定距離
Dだけ進出移動することにより、当該支持台12A(被
搬送物支持具13A)で支持されている巾広車体BWが
他方の支持台12B側へ横向きに押されることになる。
持台12B側の被搬送物支持具13Bは、付勢手段53
のスプリング54bに抗して後退移動可能な可動台52
上に据え付けられているので、前記のように支持してい
る巾広車体BWが支持台12A側から押されると、被搬
送物支持具13Bは当該巾広車体BWと一体に、図9に
仮想線で示す位置P3まで前記一定距離Dだけ後退移動
して、支持台12Aによる巾広車体BWの横押し作用を
許容することになる。このときの支持台12Aの巾広車
体BWに対する横押し量、即ち、前記一定距離D(被搬
送物支持のための進出限位置P1から第二の進出限位置
P2までの距離)を、図2に示すようにシングルスラッ
トコンベヤ6のスラットコンベヤ本体7で支持される側
の車体Bの車輪WL/Bに対する巾広車体BWの同一側
の車輪WL/BWの外側への変位量dと略等しくなるよ
うに構成しておくことにより、上記の支持台12Aによ
る巾広車体BWの横押し作用により、両支持台12A,
12Bで支持されている巾広車体BWのスラットコンベ
ヤ本体7で支持される側の車輪WL/BWの位置が、両
支持台12A,12Bで支持される車体Bのスラットコ
ンベヤ本体7で支持される側の車輪WL/Bの位置と略
等しくなる。
る巾広車体BWの横押し作用により、昇降移動体11
A,11Bが下降限に達したとき、図2に示すように、
巾広車体BWの車輪WL/BWは、車体Bの車輪WL/
Bのときと同様に、シングルスラットコンベヤ6のスラ
ットコンベヤ本体7上に外側へはみ出すことなく正確に
移載される。
BWの位置(車輪間隔)が車種によって異なる場合、支
持台12Aの第二進出限位置P2を規制する第一ストッ
パー手段38におけるストッパー本体41a,41bの
位置を前後調整して、第三ストッパー手段44で支持台
12Aを制止させたときの第一ストッパー手段38にお
けるストッパー本体41a,41bと当て板40a,4
0bとの間の距離Dを調整すれば良い。
して、上記実施形態のような流体圧シリンダーユニット
とストッパーとの組み合わせではなく、進出駆動する支
持台12Aの位置をパルスエンコーダーなどにより自動
検出させ、この検出結果と設定値との比較制御により任
意の複数位置で支持台12Aを停止させることができる
駆動手段、例えばモーター駆動のねじ機構で支持台12
Aを往復駆動させるように構成することもできる。
ンベヤ6からオーバーヘッドコンベヤ1へ被搬送物を移
載する場合にも活用することができる。
れば、例えば上側の吊下搬送ラインから下側のシングル
スラットコンベヤ上へ車体を下降搬送して移載する場
合、被搬送物支持のための進出限位置へ進出させた左右
一対の支持台の被搬送物支持具で支持させることはでき
るが、車種によってシングルスラットコンベヤのスラッ
トコンベヤ本体上に移載される車輪の位置が所定距離だ
け外側にずれるような巾広車体を取り扱う場合でも、両
支持台で両側辺を支持した車体を下降搬送させている途
中に、シングルスラットコンベヤのスラットコンベヤ本
体上に移載される側の車輪位置を、片側の支持台のみを
第二の進出限位置へ進出駆動させることにより、当該巾
広車体全体を横動させて、シングルスラットコンベヤの
スラットコンベヤ本体の中心に対応する位置に調整する
ことができる。
支持面(スラット面)の横幅が車輪を支持し得る必要最
少限の横幅しかない場合でも、車輪間隔の異なる巾広車
体を、その片側の車輪の一部がスラットコンベヤ上から
外側に外れて床面に触れるなどの不都合を生ぜしめるこ
となく、安全確実にシングルスラットコンベヤ上へ移載
することができる。
台の被搬送物支持具を前記一方の支持台から遠ざかる方
向へ付勢手段の付勢力に抗して横動可能に構成したの
で、当該他方の支持台を駆動する駆動手段及びストッパ
ーの構成が簡単になり、比較的安価に実施することがで
きる。
記一方の支持台を後退限位置から被搬送物支持のための
進出限位置へ移動させ、そしてさらに進出した第二の進
出限位置へ移動させるための駆動手段を、一定ストロー
クのシリンダーユニットと、作用状態と非作用状態とに
切り換え可能なストッパー手段(実施形態では第三スト
ッパー手段)とで簡単に構成することができる。
ある。
(車体横押し作用を説明する要部の正面図である。
持台の支持構造を示す縦断側面図である。
略)を示す平面図である。
図である。
ための進出限位置まで進出したときの要部を示す一部縦
断正面図である。
部を示す一部縦断正面図である。
置まで進出したときの要部を示す一部縦断正面図であ
る。
持のための進出限位置まで進出したときの要部を示す一
部縦断正面図である。
被搬送物支持具の支持手段を示す平面図である。
平面図である。
ン) 3 被搬送物吊下用ハンガー 4 開閉自在なハンガーアーム 6 シングルスラットコンベヤ(下側の支持搬送ラ
イン) 7 スラットコンベヤ本体 10 昇降搬送装置 11A,11B 昇降移動体 12A,12B 支持台 13A,13B 被搬送物支持具 14A,14B 支持台駆動手段 15A,15B ガイド支柱 17 昇降駆動手段 29a,29b スライドガイドレール 36A,36B シリンダーユニット 38 第一ストッパー手段 39 第二ストッパー手段 40a,40b 当て板 41a,41b 前後位置調整可能なストッパー本体 42a,42b 当て板 43a,43b 前後位置調整可能なストッパー本体 44 第三ストッパー手段 45 当て板 46 昇降可能なストッパー本体 47 ストッパー切り換え手段 49 シリンダーユニット 50 基台 51a,51b スライドガイドユニット 52 可動台 53 付勢手段 54a,54b 圧縮コイルスプリング P1 両支持台の被搬送物支持のための進出限位置 P2 第二の進出限位置 P3 支持台12Bの後退位置 B 車体 BW 巾広車体 WL/B,WL/BW スラットコンベヤ本体に移載さ
れる車輪 WR/B,WR/BW 床面上に移載される車輪
Claims (2)
- 【請求項1】上側の吊下搬送ラインと下側の支持搬送ラ
インとの間で被搬送物を移載する昇降搬送装置であっ
て、昇降移動体と、この昇降移動体に設けられた左右一
対の支持台と、この左右一対の支持台上に設けられた被
搬送物支持具と、前記左右一対の支持台各々を被搬送物
支持のための進出限位置と後退限位置との間で往復移動
させる左右一対の駆動手段とから成り、前記左右一対の
支持台の内、一方の支持台上の被搬送物支持具は位置固
定され、他方の支持台上の被搬送物支持具は、当該支持
台の移動方向に横動可能に支持されるとともに付勢手段
により定位置に保持され、前記左右一対の駆動手段の
内、前記一方の支持台を駆動する駆動手段は、当該一方
の支持台を前記被搬送物支持のための進出限位置からさ
らに所定距離だけ進出した第二の進出限位置へ進出駆動
可能である、昇降搬送装置。 - 【請求項2】前記一方の支持台を駆動する駆動手段は、
当該一方の支持台を前記後退限位置と前記第二の進出限
位置との間で往復移動させるストロークを有するシリン
ダーユニットと、前記一方の支持台を前記被搬送物支持
のための進出限位置で停止させるストッパー手段と、当
該ストッパー手段を作用状態と非作用状態とに切り換え
るストッパー切り換え手段とから構成されている、請求
項1に記載の昇降搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07365398A JP3672000B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 昇降搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07365398A JP3672000B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 昇降搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11268823A true JPH11268823A (ja) | 1999-10-05 |
JP3672000B2 JP3672000B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=13524471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07365398A Expired - Fee Related JP3672000B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 昇降搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3672000B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7461733B2 (en) | 2003-08-11 | 2008-12-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body transfer apparatus |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP07365398A patent/JP3672000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7461733B2 (en) | 2003-08-11 | 2008-12-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body transfer apparatus |
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---|---|
JP3672000B2 (ja) | 2005-07-13 |
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