JPH11263359A - キャップの開栓機構 - Google Patents
キャップの開栓機構Info
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- JPH11263359A JPH11263359A JP10063260A JP6326098A JPH11263359A JP H11263359 A JPH11263359 A JP H11263359A JP 10063260 A JP10063260 A JP 10063260A JP 6326098 A JP6326098 A JP 6326098A JP H11263359 A JPH11263359 A JP H11263359A
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は容器開口部を閉栓した状態のキャップ
を開栓するキャップの開栓機構に関し、キャップを容器
に対して確実に閉栓しうると共に、開栓時には開栓処理
を容易に行えるようにすることを課題とする。 【解決手段】容器本体22の開口部24を閉栓するキャ
ップ20と、このキャップ20を容器本体22に閉栓状
態にロックする閉栓機構25と、容器本体22の開口部
24の近傍に形成された傾斜面36と、キャップ20に
変位可能な構成で一体的に形成されており押圧操作され
ることにより前記傾斜面36に沿って上動変位し、この
上動変位に伴い閉栓機構25のロックを解除する操作部
32とを設けた構成とする。
を開栓するキャップの開栓機構に関し、キャップを容器
に対して確実に閉栓しうると共に、開栓時には開栓処理
を容易に行えるようにすることを課題とする。 【解決手段】容器本体22の開口部24を閉栓するキャ
ップ20と、このキャップ20を容器本体22に閉栓状
態にロックする閉栓機構25と、容器本体22の開口部
24の近傍に形成された傾斜面36と、キャップ20に
変位可能な構成で一体的に形成されており押圧操作され
ることにより前記傾斜面36に沿って上動変位し、この
上動変位に伴い閉栓機構25のロックを解除する操作部
32とを設けた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャップの開栓機構
に係り、特に容器開口部を閉栓した状態のキャップを開
栓するキャップの開栓機構に関する。
に係り、特に容器開口部を閉栓した状態のキャップを開
栓するキャップの開栓機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シャンプー,ハンドクリーム等
を内容物とする容器には、その開口部分にこれを閉栓す
るキャップが取り付けられている。このキャップは、閉
栓時において容器を閉塞することにより内容物の劣化を
防止し、また使用時に開栓されることにより内容物の取
出を可能な構成としている。
を内容物とする容器には、その開口部分にこれを閉栓す
るキャップが取り付けられている。このキャップは、閉
栓時において容器を閉塞することにより内容物の劣化を
防止し、また使用時に開栓されることにより内容物の取
出を可能な構成としている。
【0003】また、キャップは容器に充填された内容物
を確実に保護する点から、外部からの小さな衝撃等によ
り容易に開栓しないよう構成する必要がある。このた
め、通常この種のキャップには、キャップを容器に閉栓
状態にロックする閉栓機構が設けられている。図4及び
図5は、従来から用いられている閉栓機構を有したキャ
ップ20の一例を示している。図4はキャップ1が容器
2を閉栓した状態を示しており、図5は閉栓機構5によ
るキャップ1のロックが解除された状態を示している。
を確実に保護する点から、外部からの小さな衝撃等によ
り容易に開栓しないよう構成する必要がある。このた
め、通常この種のキャップには、キャップを容器に閉栓
状態にロックする閉栓機構が設けられている。図4及び
図5は、従来から用いられている閉栓機構を有したキャ
ップ20の一例を示している。図4はキャップ1が容器
2を閉栓した状態を示しており、図5は閉栓機構5によ
るキャップ1のロックが解除された状態を示している。
【0004】容器2は、その内部にシャンプー,ハンド
クリーム等の内容物(図示せず)を収納する収納部3が
形成されている。この内容物は、容器2の上部に形成さ
れた開口部4から取り出し可能な構成とされている。ま
た、容器2の開口部近傍には内側壁6と外側壁7が形成
されており、各壁6,7の間には凹部9が形成されてい
る。この凹部9の内部には、シール性を高めるために、
例えばゴム等の弾性体よりなるパッキン材10が装填さ
れている。更に、外側壁7の外壁には、閉栓機構5を構
成する第1の嵌合突起8が形成されている。
クリーム等の内容物(図示せず)を収納する収納部3が
形成されている。この内容物は、容器2の上部に形成さ
れた開口部4から取り出し可能な構成とされている。ま
た、容器2の開口部近傍には内側壁6と外側壁7が形成
されており、各壁6,7の間には凹部9が形成されてい
る。この凹部9の内部には、シール性を高めるために、
例えばゴム等の弾性体よりなるパッキン材10が装填さ
れている。更に、外側壁7の外壁には、閉栓機構5を構
成する第1の嵌合突起8が形成されている。
【0005】一方、キャップ1は、図示しないヒンジに
より、容器2に対して開閉蓋可能な構成とされている。
このキャップ1の外周近傍位置には環状鍔部11が図中
下方に向け延出形成されており、キャップ1が容器2に
閉栓された状態において、凹部9に配設されたパッキン
材10に液密に当接する構成とされている。このよう
に、キャップ1に形成された環状鍔部11が容器2に配
設されたパッキン材10に液密に当接する構成とするこ
とにより、シール性の向上を図ることができる。
より、容器2に対して開閉蓋可能な構成とされている。
このキャップ1の外周近傍位置には環状鍔部11が図中
下方に向け延出形成されており、キャップ1が容器2に
閉栓された状態において、凹部9に配設されたパッキン
材10に液密に当接する構成とされている。このよう
に、キャップ1に形成された環状鍔部11が容器2に配
設されたパッキン材10に液密に当接する構成とするこ
とにより、シール性の向上を図ることができる。
【0006】また、キャップ1の外周壁12は、閉栓状
態において容器2に形成された外側壁7と対向するよう
構成されている。この外周壁12の内側には、閉栓機構
5を構成する第2の嵌合突起13が形成されている。こ
の第2の嵌合突起13は、図4に示されるように、キャ
ップ1が容器2の開口部4を閉栓した状態で、容器2の
外側壁7に形成された第1の嵌合突起8と係合するよう
構成されている(この第1及び第2の嵌合突起8,13
の嵌合をアンダーカット嵌合という)。
態において容器2に形成された外側壁7と対向するよう
構成されている。この外周壁12の内側には、閉栓機構
5を構成する第2の嵌合突起13が形成されている。こ
の第2の嵌合突起13は、図4に示されるように、キャ
ップ1が容器2の開口部4を閉栓した状態で、容器2の
外側壁7に形成された第1の嵌合突起8と係合するよう
構成されている(この第1及び第2の嵌合突起8,13
の嵌合をアンダーカット嵌合という)。
【0007】このように、上記構成とされた閉栓機構5
を設けることにより、第1及び第2の嵌合突起8,13
のアンダーカット嵌合により、容器2に対しキャップ1
は閉栓状態でロックされた状態となり、外部からの衝撃
等により容易にキャップ1が開栓することを防止するこ
とができ、内容物の保護及び漏洩を防止することができ
る。
を設けることにより、第1及び第2の嵌合突起8,13
のアンダーカット嵌合により、容器2に対しキャップ1
は閉栓状態でロックされた状態となり、外部からの衝撃
等により容易にキャップ1が開栓することを防止するこ
とができ、内容物の保護及び漏洩を防止することができ
る。
【0008】一方、内容物を容器2から取り出す時に
は、キャップ1を容器2に対し開栓操作する。具体的に
は、閉栓機構5による第1及び第2の嵌合突起8,13
のアンダーカット嵌合を解除するため、キャップ1の外
周壁12を外側に変位させる。この操作を容易とするた
め、外周壁12の下部にはノブ15が形成されている。
上記のように、外周壁12を外側に変位させることによ
り、第1の嵌合突起8と第2の嵌合突起13のアンダー
カット嵌合は解除される。これにより、閉栓機構5によ
るキャップ1のロックは解除され、キャップ1を開栓す
ることが可能となる。
は、キャップ1を容器2に対し開栓操作する。具体的に
は、閉栓機構5による第1及び第2の嵌合突起8,13
のアンダーカット嵌合を解除するため、キャップ1の外
周壁12を外側に変位させる。この操作を容易とするた
め、外周壁12の下部にはノブ15が形成されている。
上記のように、外周壁12を外側に変位させることによ
り、第1の嵌合突起8と第2の嵌合突起13のアンダー
カット嵌合は解除される。これにより、閉栓機構5によ
るキャップ1のロックは解除され、キャップ1を開栓す
ることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来構成のキャップ1では、キャップ1を開栓する際に外
周壁12を外側に変位させる必要があり、この操作には
強い力が必要となり開栓操作の操作性が悪いという問題
点があった。即ち、内容物の劣化及び漏洩防止のために
は、キャップ1を強く開口部4にロックする必要があ
り、第1及び第2の嵌合突起8,13間に発生させるア
ンダーカット嵌合力は強く設定されている。よって、開
栓時に閉栓機構5によるロックを解除するには、この強
いアンダーカット嵌合力に抗して外周壁12を外側に変
位させる必要があり、この操作には強い力が必要となっ
てしまう。
来構成のキャップ1では、キャップ1を開栓する際に外
周壁12を外側に変位させる必要があり、この操作には
強い力が必要となり開栓操作の操作性が悪いという問題
点があった。即ち、内容物の劣化及び漏洩防止のために
は、キャップ1を強く開口部4にロックする必要があ
り、第1及び第2の嵌合突起8,13間に発生させるア
ンダーカット嵌合力は強く設定されている。よって、開
栓時に閉栓機構5によるロックを解除するには、この強
いアンダーカット嵌合力に抗して外周壁12を外側に変
位させる必要があり、この操作には強い力が必要となっ
てしまう。
【0010】また、開栓時の操作性を向上させようとす
ると、容器2に対するキャップ1の密封性,気密性が低
下してしまい、また容器2が倒れる等により容易に内容
物の漏洩が生じてしまう。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、キャップを容器に対して確実に閉栓
しうると共に、開栓時には容易に開栓処理を行いうるキ
ャップの開栓機構を提供することを目的とする。
ると、容器2に対するキャップ1の密封性,気密性が低
下してしまい、また容器2が倒れる等により容易に内容
物の漏洩が生じてしまう。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、キャップを容器に対して確実に閉栓
しうると共に、開栓時には容易に開栓処理を行いうるキ
ャップの開栓機構を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる手段を講じたことを特徴とす
る。請求項1記載の発明では、容器の開口部を閉栓する
キャップと、このキャップを容器に閉栓状態にロックす
る閉栓機構と、前記容器の開口部近傍に形成された傾斜
面と、キャップに変位可能な構成で一体的に形成されて
おり、押圧操作されることにより前記傾斜面に沿って上
動変位し、該上動変位に伴い前記閉栓機構のロックを解
除する操作部とを具備することを特徴とするものであ
る。
に本発明では、次に述べる手段を講じたことを特徴とす
る。請求項1記載の発明では、容器の開口部を閉栓する
キャップと、このキャップを容器に閉栓状態にロックす
る閉栓機構と、前記容器の開口部近傍に形成された傾斜
面と、キャップに変位可能な構成で一体的に形成されて
おり、押圧操作されることにより前記傾斜面に沿って上
動変位し、該上動変位に伴い前記閉栓機構のロックを解
除する操作部とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載のキャップの開栓機構において、前記キャップ
にヒンジ部を形成し、前記操作部が該ヒンジ部を中心と
して変位するよう構成したことを特徴とするものであ
る。また、請求項3記載の発明では、前記請求項1また
は2記載のキャップの開栓機構において、前記閉栓機構
として、アンダーカット嵌合を用いたことを特徴とする
ものである。
項1記載のキャップの開栓機構において、前記キャップ
にヒンジ部を形成し、前記操作部が該ヒンジ部を中心と
して変位するよう構成したことを特徴とするものであ
る。また、請求項3記載の発明では、前記請求項1また
は2記載のキャップの開栓機構において、前記閉栓機構
として、アンダーカット嵌合を用いたことを特徴とする
ものである。
【0013】更に、請求項4記載の発明では、前記請求
項1乃至3のいずれかに記載のキャップの開栓機構にお
いて、前記キャップと容器を一体的に形成したことを特
徴とするものである。上記した各手段は、次のように作
用する。請求項1記載の発明によれば、閉栓機構を設け
ることにより、キャップを容器に閉栓状態にロックする
ことができ、よって内容物の劣化及び漏洩を確実に防止
することができる。
項1乃至3のいずれかに記載のキャップの開栓機構にお
いて、前記キャップと容器を一体的に形成したことを特
徴とするものである。上記した各手段は、次のように作
用する。請求項1記載の発明によれば、閉栓機構を設け
ることにより、キャップを容器に閉栓状態にロックする
ことができ、よって内容物の劣化及び漏洩を確実に防止
することができる。
【0014】また、容器本体の開口部近傍には傾斜面が
形成され、かつ、押圧操作されることにより操作部が傾
斜面に沿って上動変位し、この上動変位に伴い前記閉栓
機構のロックを解除する構成としたため、閉栓機構のロ
ック解除を単に操作部を押圧操作するのみで容易に行う
ことができる。また、操作部はキャップに一体的に形成
されているため、操作部を設けることにより、キャップ
の構造が徒に複雑化することはなく、製品コストの上昇
を抑制することができる。
形成され、かつ、押圧操作されることにより操作部が傾
斜面に沿って上動変位し、この上動変位に伴い前記閉栓
機構のロックを解除する構成としたため、閉栓機構のロ
ック解除を単に操作部を押圧操作するのみで容易に行う
ことができる。また、操作部はキャップに一体的に形成
されているため、操作部を設けることにより、キャップ
の構造が徒に複雑化することはなく、製品コストの上昇
を抑制することができる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、キャ
ップにヒンジ部を形成し、このヒンジ部を中心として操
作部が変位するよう構成したことにより操作部は変位を
行い易くなり、更に操作部の操作性を向上させることが
できる。また、操作部自体はキャップの閉栓処理には関
係しないものであるため、操作部を変位し易い構成とし
ても、キャップが容易に開栓してしまうようなことはな
い。
ップにヒンジ部を形成し、このヒンジ部を中心として操
作部が変位するよう構成したことにより操作部は変位を
行い易くなり、更に操作部の操作性を向上させることが
できる。また、操作部自体はキャップの閉栓処理には関
係しないものであるため、操作部を変位し易い構成とし
ても、キャップが容易に開栓してしまうようなことはな
い。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、閉栓
機構としてアンダーカット嵌合を用いたことにより、キ
ャップを確実に容器に対し閉栓することができる。ま
た、アンダーカット嵌合は、操作部の上動変位に伴うキ
ャップの上動変位により解除させることが可能である。
更に、請求項4記載の発明によれば、キャップと容器を
一体的に形成したことにより、部品点数の削減,製造工
程の簡略化,及び低コスト化を図ることができる。
機構としてアンダーカット嵌合を用いたことにより、キ
ャップを確実に容器に対し閉栓することができる。ま
た、アンダーカット嵌合は、操作部の上動変位に伴うキ
ャップの上動変位により解除させることが可能である。
更に、請求項4記載の発明によれば、キャップと容器を
一体的に形成したことにより、部品点数の削減,製造工
程の簡略化,及び低コスト化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1及び図2は本発明の一実施
例であるキャップの開栓機構40を示す図であり、図3
は開栓機構40を適用した容器21を示す図である。
尚、図1は閉栓機構25のロック状態を示す図であり、
図2は閉栓機構25のロック解除状態を示す図である。
て図面と共に説明する。図1及び図2は本発明の一実施
例であるキャップの開栓機構40を示す図であり、図3
は開栓機構40を適用した容器21を示す図である。
尚、図1は閉栓機構25のロック状態を示す図であり、
図2は閉栓機構25のロック解除状態を示す図である。
【0018】容器22は本実施例では樹脂により形成さ
れており、体略するとキャップ20と容器本体22とに
より構成されている。この容器本体22は、その内部に
シャンプー,ハンドクリーム等の内容物(図示せず)を
収納する収納部23が形成されている。この内容物は、
容器本体22の上部に形成された開口部24から取り出
し可能な構成とされている。
れており、体略するとキャップ20と容器本体22とに
より構成されている。この容器本体22は、その内部に
シャンプー,ハンドクリーム等の内容物(図示せず)を
収納する収納部23が形成されている。この内容物は、
容器本体22の上部に形成された開口部24から取り出
し可能な構成とされている。
【0019】また、容器本体22の開口部24の近傍に
は内側壁26と外側壁27が形成されており、各壁2
6,27の間には凹部29が形成されている。この凹部
29の内部には、シール性を高めるために、例えばゴム
等の弾性体よりなるパッキン材30が装填されている。
また、外側壁27の内壁には、閉栓機構25を構成する
第1の嵌合突起28が形成されている。更に、外側壁2
7の外壁には、開閉機構40を構成する傾斜面36が形
成されている。この傾斜面36の形成位置は、後述する
操作部32の形成位置に対応するよう構成されている。
は内側壁26と外側壁27が形成されており、各壁2
6,27の間には凹部29が形成されている。この凹部
29の内部には、シール性を高めるために、例えばゴム
等の弾性体よりなるパッキン材30が装填されている。
また、外側壁27の内壁には、閉栓機構25を構成する
第1の嵌合突起28が形成されている。更に、外側壁2
7の外壁には、開閉機構40を構成する傾斜面36が形
成されている。この傾斜面36の形成位置は、後述する
操作部32の形成位置に対応するよう構成されている。
【0020】一方、キャップ20は、図3に示されるよ
うに、キャップ用ヒンジ部37により容器本体22に一
体的に、かつ容器本体22に対して開閉蓋可能な構成で
形成されている。このように、キャップ20と容器本体
22を一体的に形成したことにより、部品点数の削減,
製造工程の簡略化,及び低コスト化を図ることができ
る。
うに、キャップ用ヒンジ部37により容器本体22に一
体的に、かつ容器本体22に対して開閉蓋可能な構成で
形成されている。このように、キャップ20と容器本体
22を一体的に形成したことにより、部品点数の削減,
製造工程の簡略化,及び低コスト化を図ることができ
る。
【0021】このキャップ20は、栓体として機能し開
口部24を覆うキャップ本体20aと、その外周近傍位
置に環状に形成された環状鍔部31と、環状鍔部31の
外周部に形成された外周壁38,この外周壁38の一部
として形成され前記開栓機構40を構成する操作部32
とが形成された構成とされている。環状鍔部31は、キ
ャップ本体20aより図1及び図2における下方向に向
け延出するよう形成されている。この環状鍔部31は、
キャップ20が容器本体22に閉栓された状態(図1に
示す状態)において、凹部29に配設されたパッキン材
30に液密に当接する構成とされている。このように、
キャップ20に形成された環状鍔部31が、容器本体2
2に配設されたパッキン材30に液密に当接する構成と
することにより、シール性の向上を図ることができる。
口部24を覆うキャップ本体20aと、その外周近傍位
置に環状に形成された環状鍔部31と、環状鍔部31の
外周部に形成された外周壁38,この外周壁38の一部
として形成され前記開栓機構40を構成する操作部32
とが形成された構成とされている。環状鍔部31は、キ
ャップ本体20aより図1及び図2における下方向に向
け延出するよう形成されている。この環状鍔部31は、
キャップ20が容器本体22に閉栓された状態(図1に
示す状態)において、凹部29に配設されたパッキン材
30に液密に当接する構成とされている。このように、
キャップ20に形成された環状鍔部31が、容器本体2
2に配設されたパッキン材30に液密に当接する構成と
することにより、シール性の向上を図ることができる。
【0022】また、環状鍔部31の外側には、閉栓機構
25を構成する第2の嵌合突起33が形成されている。
この第2の嵌合突起33は、図1に示されるように、キ
ャップ20が容器本体22の開口部24を閉栓した状態
で、容器本体22の外側壁27に形成された第1の嵌合
突起28と係合するよう構成されている(この第1及び
第2の嵌合突起28,33の嵌合をアンダーカット嵌合
という)。
25を構成する第2の嵌合突起33が形成されている。
この第2の嵌合突起33は、図1に示されるように、キ
ャップ20が容器本体22の開口部24を閉栓した状態
で、容器本体22の外側壁27に形成された第1の嵌合
突起28と係合するよう構成されている(この第1及び
第2の嵌合突起28,33の嵌合をアンダーカット嵌合
という)。
【0023】また、キャップ20の外周壁38は、閉栓
状態において容器本体22に形成された外側壁27と対
向するよう構成されている。また、この外周壁38の一
部には、操作部32が形成されている。この操作部32
は、図2に矢印Aで示す方向に変位可能な構成とされて
いる。具体的には、操作部32の上部内側位置には、操
作部用ヒンジ部35が形成されており、また操作部32
の両側部には図示しないスリットが形成されている。よ
って、操作部32は外周壁38に対して内側(図2に矢
印Aで示す方向)に変位可能な構成とされている。
状態において容器本体22に形成された外側壁27と対
向するよう構成されている。また、この外周壁38の一
部には、操作部32が形成されている。この操作部32
は、図2に矢印Aで示す方向に変位可能な構成とされて
いる。具体的には、操作部32の上部内側位置には、操
作部用ヒンジ部35が形成されており、また操作部32
の両側部には図示しないスリットが形成されている。よ
って、操作部32は外周壁38に対して内側(図2に矢
印Aで示す方向)に変位可能な構成とされている。
【0024】このように、キャップ20に操作部用ヒン
ジ部35及びスリットを形成し、操作部用ヒンジ部35
を中心として操作部32が変位するよう構成したことに
より、操作部32は変位を行い易くなり、操作部32の
操作性を向上させることができる。また、操作部32は
キャップ20に一体的に形成されているため、操作部3
2を設けることにより、キャップ20の構造が徒に複雑
化することはなく、製品コストの上昇を抑制することが
できる。
ジ部35及びスリットを形成し、操作部用ヒンジ部35
を中心として操作部32が変位するよう構成したことに
より、操作部32は変位を行い易くなり、操作部32の
操作性を向上させることができる。また、操作部32は
キャップ20に一体的に形成されているため、操作部3
2を設けることにより、キャップ20の構造が徒に複雑
化することはなく、製品コストの上昇を抑制することが
できる。
【0025】尚、操作部32自体はキャップ20の閉栓
処理には関係しないものであるため、操作部32を変位
し易い構成としても、キャップ30が容器本体22から
容易に開栓してしまうようなことはない。また、キャッ
プ20の材質として可撓性の高い材質を選ぶことによ
り、スリットをかならずしも形成しなくても、操作部3
2の変位を行わせることができる。
処理には関係しないものであるため、操作部32を変位
し易い構成としても、キャップ30が容器本体22から
容易に開栓してしまうようなことはない。また、キャッ
プ20の材質として可撓性の高い材質を選ぶことによ
り、スリットをかならずしも形成しなくても、操作部3
2の変位を行わせることができる。
【0026】一方、内容物を容器本体22から取り出す
時には、操作部32を内側に向け押圧操作する。前記の
ように、容器本体22の操作部32の形成位置と対向す
る位置には傾斜面36が形成されている。よって、この
操作部32を内側に向け押圧操作すると、操作部32の
下端部は傾斜面36に沿って上動変位する。このように
操作部32が上動変位すると、これに伴い環状鍔部31
を含めキャップ20全体が上動変位を行い、よって図2
に示されるように、第1の嵌合突起28と第2の嵌合突
起33とのアンダーカット嵌合は解除される。これによ
り、閉栓機構25によるキャップ20のロックは解除さ
れ、キャップ20は容器本体22に対して開栓可能な状
態となる。
時には、操作部32を内側に向け押圧操作する。前記の
ように、容器本体22の操作部32の形成位置と対向す
る位置には傾斜面36が形成されている。よって、この
操作部32を内側に向け押圧操作すると、操作部32の
下端部は傾斜面36に沿って上動変位する。このように
操作部32が上動変位すると、これに伴い環状鍔部31
を含めキャップ20全体が上動変位を行い、よって図2
に示されるように、第1の嵌合突起28と第2の嵌合突
起33とのアンダーカット嵌合は解除される。これによ
り、閉栓機構25によるキャップ20のロックは解除さ
れ、キャップ20は容器本体22に対して開栓可能な状
態となる。
【0027】このように本実施例では、単に操作部32
を押圧操作するのみで閉栓機構25によるキャップ20
のロックを解除することができるため、ロック解除処理
を操作性よく容易に行うことができる。
を押圧操作するのみで閉栓機構25によるキャップ20
のロックを解除することができるため、ロック解除処理
を操作性よく容易に行うことができる。
【0028】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、容器本体の開口部近傍には傾斜面が形成さ
れ、かつ、押圧操作されることにより操作部が傾斜面に
沿って上動変位し、この上動変位に伴い前記閉栓機構の
ロックを解除する構成としたため、閉栓機構のロック解
除を単に操作部を押圧操作するのみで容易に行うことが
できる。
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、容器本体の開口部近傍には傾斜面が形成さ
れ、かつ、押圧操作されることにより操作部が傾斜面に
沿って上動変位し、この上動変位に伴い前記閉栓機構の
ロックを解除する構成としたため、閉栓機構のロック解
除を単に操作部を押圧操作するのみで容易に行うことが
できる。
【0029】また、操作部はキャップ本体に一体的に形
成されているため、操作部を設けることにより、キャッ
プの構造が徒に複雑化することはなく、製品コストの上
昇を抑制することができる。また、請求項2記載の発明
によれば、操作部は変位を行い易くなり、操作部の操作
性を向上させることができる。
成されているため、操作部を設けることにより、キャッ
プの構造が徒に複雑化することはなく、製品コストの上
昇を抑制することができる。また、請求項2記載の発明
によれば、操作部は変位を行い易くなり、操作部の操作
性を向上させることができる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、閉栓
機構としてアンダーカット嵌合を用いたことにより、キ
ャップを確実に容器に対し閉栓することができる。更
に、請求項4記載の発明によれば、キャップ本体と容器
を一体的に形成したことにより、部品点数の削減,製造
工程の簡略化,及び低コスト化を図ることができる。
機構としてアンダーカット嵌合を用いたことにより、キ
ャップを確実に容器に対し閉栓することができる。更
に、請求項4記載の発明によれば、キャップ本体と容器
を一体的に形成したことにより、部品点数の削減,製造
工程の簡略化,及び低コスト化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例であるキャップの開栓機構を
説明するための図であり、閉栓機構のロック状態を示す
図である。
説明するための図であり、閉栓機構のロック状態を示す
図である。
【図2】本発明の一実施例であるキャップの開栓機構を
説明するための図であり、閉栓機構のロック解除状態を
示す図である。
説明するための図であり、閉栓機構のロック解除状態を
示す図である。
【図3】本発明の一実施例であるキャップの開栓機構を
適用した容器を示す図である。
適用した容器を示す図である。
【図4】従来の一例であるキャップの開栓機構を説明す
るための図であり、閉栓機構のロック状態を示す図であ
る。
るための図であり、閉栓機構のロック状態を示す図であ
る。
【図5】従来の一例であるキャップの開栓機構を説明す
るための図であり、閉栓機構のロック解除状態を示す図
である。
るための図であり、閉栓機構のロック解除状態を示す図
である。
20 キャップ 21a キャップ本体 21 容器 22 容器本体 23 収納部 24 開口部 25 閉栓機構 28 第1の嵌合突起 30 パッキン材 31 環状鍔部 32 操作部 33 第2の嵌合突起 35 操作部用ヒンジ部 36 傾斜面 37 キャップ用ヒンジ部 40 開栓機構
Claims (4)
- 【請求項1】 容器の開口部を閉栓するキャップと、 該キャップを該容器に閉栓状態にロックする閉栓機構
と、 前記容器の開口部近傍に形成された傾斜面と、 前記キャップに変位可能な構成で一体的に形成されてお
り、押圧操作されることにより前記傾斜面に沿って上動
変位し、該上動変位に伴い前記閉栓機構のロックを解除
する操作部とを具備することを特徴とするキャップの開
栓機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のキャップの開栓機構にお
いて、 前記キャップにヒンジ部を形成し、前記操作部が該ヒン
ジ部を中心として変位するよう構成したことを特徴とす
るキャップの開栓機構。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のキャップの開栓
機構において、 前記閉栓機構として、アンダーカット嵌合を用いたこと
を特徴とするキャップの開栓機構。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のキャ
ップの開栓機構において、 前記キャップと前記容器を一体的に形成したことを特徴
とするキャップの開栓機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10063260A JPH11263359A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | キャップの開栓機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10063260A JPH11263359A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | キャップの開栓機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263359A true JPH11263359A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13224138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10063260A Withdrawn JPH11263359A (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | キャップの開栓機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263359A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104046A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Yoshida Industry Co Ltd | 化粧料容器 |
GB2473331A (en) * | 2009-09-02 | 2011-03-09 | Brenan Liston | A one-piece container |
JP2014125256A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2016519026A (ja) * | 2013-04-17 | 2016-06-30 | シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド | ボタン解除手段を備える容器 |
WO2016152049A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 凸版印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
WO2016152050A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 凸版印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP10063260A patent/JPH11263359A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104046A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Yoshida Industry Co Ltd | 化粧料容器 |
GB2473331A (en) * | 2009-09-02 | 2011-03-09 | Brenan Liston | A one-piece container |
GB2473331B (en) * | 2009-09-02 | 2012-08-15 | Brenan Liston | Improved packaging container |
JP2014125256A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ヒンジキャップ |
JP2016519026A (ja) * | 2013-04-17 | 2016-06-30 | シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド | ボタン解除手段を備える容器 |
WO2016152049A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 凸版印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
WO2016152050A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 凸版印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
CN107406173A (zh) * | 2015-03-26 | 2017-11-28 | 凸版印刷株式会社 | 带盖容器 |
CN107406174A (zh) * | 2015-03-26 | 2017-11-28 | 凸版印刷株式会社 | 带盖容器 |
EP3231728A4 (en) * | 2015-03-26 | 2018-01-17 | Toppan Printing Co., Ltd. | Lidded container |
US10246227B2 (en) | 2015-03-26 | 2019-04-02 | Toppan Printing Co., Ltd. | Lidded container |
US10611529B2 (en) | 2015-03-26 | 2020-04-07 | Toppan Printing Co., Ltd. | Lidded container |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |