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JPH1125585A - 記録ディスク駆動用モータ - Google Patents

記録ディスク駆動用モータ

Info

Publication number
JPH1125585A
JPH1125585A JP19482097A JP19482097A JPH1125585A JP H1125585 A JPH1125585 A JP H1125585A JP 19482097 A JP19482097 A JP 19482097A JP 19482097 A JP19482097 A JP 19482097A JP H1125585 A JPH1125585 A JP H1125585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance
recording disk
magnet
magnetic
disk drive
Prior art date
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Granted
Application number
JP19482097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3715410B2 (ja
Inventor
Eiji Miyamoto
栄治 宮本
Masanobu Chuda
昌信 忠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP19482097A priority Critical patent/JP3715410B2/ja
Priority to US09/103,727 priority patent/US6205110B1/en
Publication of JPH1125585A publication Critical patent/JPH1125585A/ja
Priority to US09/686,424 priority patent/US6249505B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3715410B2 publication Critical patent/JP3715410B2/ja
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バランス補正機構を有するモータにおいてその
バランス体の不用意な移動(特に径方向の移動)に関連
する不具合が生じないようにすることにある。 【解決手段】軸受保持部材11と、この軸受保持部材1
1に対して滑り軸受15により回転自在に支持され記録
ディスクを載置する載置部を有するハブ部材18とを備
え、このハブ部材18と同心に形成された収容部23に
少なくとも周方向に移動自在に収容された転動体24と
により構成され、回転時に生じる重量バランスの偏りを
補正するバランス補正機構を有する記録ディスク駆動用
モータにおいて、このバランス補正機構は、転動体24
が回転中心に向く径方向内心力が磁気力により作用する
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、記録ディスクを駆動
するための記録ディスク駆動用モータに関し、特に高
速、高精度に回転することが要求されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】データの記録又は再生を行うための記録
ディスクとして、CD、FD、MO、MD、DVD、H
D等種々のものがある。これらの記録ディスクは、用途
の応じて記録・再生方式やデータ容量、回転速度、記録
密度等の仕様あるいは、ディスクの材料、価格が異なる
ため、各ディスクごとにそれを駆動するモータとして種
々のものが存在する。
【0003】近年、電子情報が文字から画像へと移行
し、それに伴う高度化、大容量化によって、その情報を
大量かつ素早く記録・再生ができること、更には低コス
トであることなどが記録ディスク及びこれを駆動する駆
動装置に対して要求されている。
【0004】例えば、CDの場合、当初は音楽再生用と
して登場したが、その利点を生かしCD−ROMとして
コンピュータ用へと用途が拡大した。これにより、デー
タ容量が増大し、動作時間(シークタイム)の短縮化と
共に記録ディスク側を早く回転させること、即ち記録デ
ィスク駆動用モータが高速化されるに至り、最近では音
楽用CDを基準速度として、20倍速をこえるものが実
現化されている。
【0005】ところで、従来の記録ディスク駆動用モー
タの具体的構成について図6を参照して説明する。
【0006】図6に示すように、シャーシ等の固定部材
aに形成された開口にほぼ円筒状を成す保持部材bの下
端部が嵌着され、保持部材bの底面開口部が閉塞板cに
より閉塞され、スラスト受dが閉塞板c上に載置されて
保持部材b内の底部に配設され、滑り軸受eが保持部材
bの内側に嵌着されている。
【0007】更に、保持部材bの外側にはコアf1が嵌
着され、このコアf1に巻線f2が巻装されステータf
を構成している。また、シャフトgが滑り軸受eに嵌入
され、その下端がスラスト受けdに当接し上端部が保持
部材bの上方に突出して配置されている。シャフトgの
上端部にはアルミニウム等の非磁性材から成るハブ部材
hが嵌着され、鉄等の磁性材から成るヨーク部材jがハ
ブ部材hに取り付けられている。
【0008】このヨーク部材jは、円板状の基部とこの
基部の周縁に下方に垂下して一体形成された垂下部とに
より構成されている。そしてヨーク部材jの基部の中央
部に形成された開口に保持部材bが挿通された状態でそ
の開口の周りがハブ部材hの下端部に加締めにより取り
付けられている。さらに、駆動用マグネット体kがヨー
ク部材jの垂下部の内側に嵌入され、ステータfに相対
向する位置に配設されている。
【0009】また、図6に示すように、ハブ部材hの外
側にターンテーブル部mが形成され、このターンテーブ
ル部mの中央にこの上面とほぼ同一面を形成するように
クランプマグネット体nが埋設され、このクランプマグ
ネット体nにより図示しない駆動装置側の記録ディスク
押圧手段が磁気吸引されて記録ディスクDが固定される
ようになっている。
【0010】そして、ステータfの巻線f2への電流の
通流方向が制御されてステータfが回転磁界を発生し、
この回転磁界と駆動用マグネット体kとの静磁界との吸
引及び反発の繰り返しによって、静止状態のステータf
に対して駆動用マグネット体k、ヨーク部材j、ハブ部
材h及びシャフトgが回転し、これによりターンテーブ
ル部m及び記録ディスクDが一定方向に回転する。
【0011】更に、このモータには、回転時に生じる重
量バランスの偏りを補正するバランス補正機構を具備し
ている。即ち、ハブ部材hにおけるターンテーブル部m
の下面とヨーク部材jの基部とで環状空間の収容部pを
形成し、この収容部pに複数個(例えば9個)の球体q
が移動自在に収容されている。モータが回転すると、こ
れら球体qも同様に周方向に転動する。そして、所定の
回転数に到達すると、球体qはモータの記録ディスクD
を載置した状態で、重量バランスの偏った位置に対称に
位置するようになる。こうして、モータの重量バランス
の偏りは、球体qにより相殺されてバランスが補正され
る。
【0012】このように構成されているので、上述のよ
うに、20倍速をこえる高速回転を行っても、回転中心
の振れや騒音、振動等が発生することなく安定して記録
ディスクDを搭載しながらもモータは回転する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記モータ
は、次のような問題があった。即ち、上記記録ディスク
駆動用モータを、例えばCD−ROM駆動装置を装備し
たノートパソコンのように携帯或いは移動可能な状態で
使用される場合でその駆動装置の電源のオンオフにかか
わらず、上記モータの球体qに余分な力が作用しランダ
ムに転動してしまい、球体q同士、或いは収容部pの内
周面に衝突するので、携帯或いは移動中に耳障りな不快
音が生じ、使用形態としては良好ではなかった。
【0014】更に、上記モータにおいてバランス補正機
構が作用する所定の回転数までにおいては、球体qはラ
ンダムに周方向及び径方向に転動するため、モータは不
安定に回転し、場合によっては滑り軸受eとシャフトg
の摺動面に異常摩耗を及ぼして回転性能の低下を招いて
しまう恐れがあった。この原因の一つとして、収容部p
の幅寸法が球体qの径に対して大きく設定されており、
球体qが径方向にランダムに転動するため、球体qの重
量の移動によりシャフトgが振れやすくなると考えられ
る。しかし、このバランス補正機構は、モータの回転数
が変動して球体qにかかる遠心力が変わったとしても径
方向に転動できるスペースがあることで、その回転数の
変動においてもモータの回転安定性を損なうことなくバ
ランス補正が機能するような構成となっている。即ち、
収容部pと球体qの幅寸法には、球体qが径方向に転動
できるようにしておくことが望ましく、このように相反
する問題を含んでいた。
【0015】以上より、本発明が解決しようとする課題
は、バランス補正機構を有するモータにおいてそのバラ
ンス体の不用意な移動(特に径方向の移動)に関連する
不具合が生じないようにしてバランスの補正機能を良好
に動作させることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、静止部材と、前記静止部材に対して回転自在に支持
され記録ディスクを載置する載置部を有する回転部材と
を備え、前記回転部材と同心に形成された環状空間から
成る収容部に少なくとも周方向に移動自在に収容された
バランス体とにより構成され、回転時に生じる重量バラ
ンスの偏りを補正するバランス補正機構を有する記録デ
ィスク駆動用モータにおいて、前記バランス補正機構
は、前記バランス体が回転中心に向く径方向内心力を磁
気力により作用することを特徴としている。
【0017】このように構成すれば、モータの停止時に
はバランス体に遠心力が作用しないので径方向へ移動す
るのを制限でき、バランス体による衝突音の発生を低減
できると共に、モータの回転時にはバランス体に作用す
る遠心力と径方向内心力とでバランス体の径方向の移動
を制御することができる。
【0018】また、請求項2に記載の発明によれば、円
筒状の軸受保持部材と、前記軸受保持部材の外周面に嵌
合されたコア及びこのコアに巻設された巻線よりなるス
テータと、前記軸受保持部材の内周面に嵌合された軸受
手段と、前記軸受手段に回転自在に支持された軸部材
と、前記ステータの上面に位置して前記軸部材に設けら
れ記録ディスクを載置するハブ部材と、前記ハブ部材に
前記ステータを覆うように設けられたヨーク部材と、前
記ヨーク部材に前記ステータの外周面に対向するように
設けられた駆動用マグネット体とを備え、前記ハブ部材
の下面とヨーク部材の上面との間にこの2つの部材によ
り前記回転部材に同心に形成された環状空間から成る収
容部を形成し、この収容部に少なくとも周方向に移動自
在に収容されたバランス体とにより構成され回転時に生
じる重量バランスの偏りを補正するバランス補正機構を
設けた記録ディスク駆動用モータにおいて、前記バラン
ス補正機構は、前記バランス体が回転中心に向く径方向
内心力を磁気力により作用することを特徴とする。
【0019】このような構成にすれば、モータの停止時
にはバランス体に遠心力が作用しないので径方向へ移動
するのを制限でき、バランス体による衝突音の発生を低
減できると共に、モータの回転時にはバランス体に作用
する遠心力と径方向内心力とでバランス体の径方向の移
動を制御することができる。
【0020】このとき、請求項3に記載のように、前記
バランス体が、転動体であると、バランス体は収容部を
機敏に移動するのでバランスの補正効果が迅速に発揮さ
れると共に、バランス体が固体であることにより組立時
の作業性が良い。
【0021】このとき、請求項4に記載のように、前記
バランス体が磁性体からなり、前記収容部の径方向内方
にマグネット部を設け、前記バランス体とマグネット部
との間には磁気吸引力が作用するようにすると、バラン
ス体に作用する径方向内心力を磁気吸引力により容易に
得ることができる。
【0022】このとき、請求項5に記載のように、前記
ハブ部材には前記ハブ部材の下面内周部から垂下する内
壁部と下面外周部から垂下する外壁部とを有し、前記ヨ
ーク部材の上面には基部を有し、前記ハブ部材の下面と
内壁部と外壁部、及び基部により前記収容部を構成し、
前記内壁部が基部に塑性変形されて前記ハブ部材に前記
ヨーク部材が固定され、前記内壁部の外周面に前記マグ
ネット部が配置されており、前記マグネット部と前記基
部との間には、緩衝体が介在されるようにするとよい。
【0023】このようにすれば、ハブ部材にヨーク部材
を塑性変形させる際に発生する押力が直接にマグネット
部に作用せず、幾分緩和されるので、マグネット部の損
傷を防止することができる。
【0024】また、請求項6に記載のように、前記バラ
ンス体がマグネットからなり、前記収容部の径方向内方
に磁性体部を配置し、前記バランス体と前記磁性体部と
の間に磁気吸引力が作用するようにすると、バランス体
に作用する径方向内心力を容易に得ることができる。
【0025】また、請求項7に記載のように、前記バラ
ンス体がマグネットからなり、前記収容部の径方向外方
にマグネット部を設け、前記バランス体とマグネット部
との間には磁気反発力が作用するようにすると、バラン
ス体に作用する径方向内心力を磁気反発力により容易に
得ることができる。
【0026】また、請求項8に記載のように、前記マグ
ネット部は、前記バランス体に対して露出しないように
配置されるようにするとよい。露出しないとは、例え
ば、マグネット部を、その表面を薄膜でコーティングし
たり、収容部面に同一面上にならないように窪ませた
り、更には収容部外にて配置することを意味する。この
ようにすれば、そのマグネット部に磁気吸引されるバラ
ンス体が直接接触しないので、マグネット部の破損が防
止できる。
【0027】更に、請求項9に記載のように、前記収容
部の底面が、回転中心に向けて下側に傾斜するようにす
ると、バランス体に作用する径方向内心力を容易に得る
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)この発明の第1の実施形態について
図1(a)及び(b)を参照して説明する。
【0029】図1において、10はシャーシ等の固定部
材、11は固定部材10に形成された開口12に下端部
が嵌着されたほぼ円筒状の静止部材としての軸受保持部
材、13は軸受保持部材11の底面開口部を閉塞した閉
塞板、14は閉塞板13上に載置されて軸受保持部材1
1内の底部に配設されたスラスト受け、15は軸受手段
としての滑り軸受であり、軸受保持部材11の内側に嵌
着されている。
【0030】更に、図1において、16は軸受保持部材
11の外側に嵌着して設けられたコア16a及びこのコ
ア16aに巻装された巻線16bから成るステータ、1
7は滑り軸受15に嵌入され下端がスラスト受け14に
当接し上端部が軸受保持部材11の上方に突出して配設
された回転部材としてのシャフト(軸部材)、18はシ
ャフト17の上端部に嵌着されたアルミニウム等の非磁
性材から成る回転部材としてのハブ部材、19は鉄等の
磁性材から成る回転部材を構成する嵌合部材としてのヨ
ーク部材、20は回転部材としての駆動用マグネット体
である。
【0031】このとき、ヨーク部材19は、ほぼ円板状
で、回転中心に向けて下側に傾斜した基部19aの周縁
に下方に垂下して一体形成された垂下部とにより構成さ
れ、ヨーク部材19の基部19aの中央部に形成された
開口に軸受保持部材11が挿通された状態でその開口の
周りの部分がハブ部材18の下面内周部から垂下する内
壁部18aに塑性変形である加締めにより取り付けられ
ている。また駆動用マグネット体20は、ヨーク部材1
9の垂下部の内側に嵌入され、ステータ16に相対向す
る位置に配設されている。さらにハブ部材18の上面に
は軟質材21を介してCD−ROM等の記録ディスク
(図示せず)が載置されるようになっている。
【0032】また、図1において、22はハブ部材18
における上記内壁部18aとこの下面外周部から垂下す
る外壁部18bとにより形成された環状凹部であり、こ
の環状凹部22の開口した下面側がヨーク部材19の基
部19aによって塞がれて環状空間から成る収容部23
が形成されている。24はこの収容部23に収容された
バランス体としての複数個の転動体で、例えば鋼材から
なる球体である。各転動体24及びこれらを収容した収
容部23により回転中の重量バランスの偏りを補正する
補正機構が構成されている。ここで、収容部23はハブ
部材18等の回転部材と同心に形成され、収容部23の
径方向における幅寸法は、転動体24の径よりも若干大
きく設定されている。
【0033】更に、収容部23の径方向内方に位置する
内壁部18aの一部を削除して形成された環状の凹部1
8cには、マグネット部としてその凹部18cに対応す
るマグネット体25が配置され、内壁部18aの外方
(収容部23)側の面よりも窪ませて埋設されている。
即ち、転動体24がマグネット体25に直接接触しない
(露出しない)ように設定されている。これにより、転
動体24が収容部23の最内周に当接しても直接マグネ
ット体25に接触しないのでマグネット体25の破損が
防止できる。なお、マグネット体25は、予め成型され
たものを接着部材により嵌合固定されているが、その凹
部18cに一体成形してもよい。
【0034】ところで、転動体24は、9個の鋼球から
成り、各転動体24は収容部23の約45度の中心角の
範囲を占有して配設され、収容部23の残りの約315
度の中心角の領域は転動体24の移動用の空間となって
いる。
【0035】更に、図1において、26はクランプマグ
ネット体であり、磁性板27と共にハブ部材18の上面
にこの上面とほぼ同一面を形成するように埋設され、こ
のクランプマグネット体26により、図示しない駆動装
置側に設けられたディスク押圧手段が磁気吸引されて記
録ディスクが固定される。
【0036】そして、ステータ16bへの電流の通流方
向が制御されてステータ16が回転磁界を発生し、この
回転磁界と駆動用マグネット体20との静磁界との吸引
及び反発の繰り返しによって、静止状態のステータ16
に対して駆動用マグネット体20、ヨーク部材19、ハ
ブ部材18及びシャフト17が回転し、これにより記録
ディスクが一定方向に回転する。
【0037】つぎに、CD−ROM等の記録ディスクを
搭載したときの動作について説明する。まず、モータの
停止状態においては、各転動体24は、マグネット体2
5の磁気吸引力とヨーク部材19の基部19aの傾斜に
よる内向きの力(内向力)との和である径方向内心力に
より収容部23の内壁部18aに当接し、径方向外方へ
の移動はできず、周方向の移動も幾分の抵抗により制限
されている。
【0038】アンバランスの回転状態にある場合は、モ
ータの始動後、記録ディスクを搭載したモータの固有振
動数に共振する共振回転数をこえるまでの間において、
各転動体24は収容部23の内壁部18aに当接してな
がら周方向にランダムに移動する。このとき、各転動体
24のランダムな過重の移動によってモータの回転部分
はその回転中心と軸部材17の中心線とが一致しない振
れながらの不安定な状態のまま回転する。
【0039】そして、共振回転数を越えた定格回転域で
は、記録ディスクを搭載したモータにおいて、転動体2
4に回転と同時に作用する遠心力が、上記の径方向内心
力よりも大きくなるように設定されており、転動体24
は図1のように収容部23の最内周から離れ、徐々に径
方向外方へ移動し、回転中心に対して重量バランスが偏
った位置と対称な位置に各転動体24が集中して位置す
る。こうして、この重量バランスの偏りが補正されてモ
ータの回転部分の傾きが修正され、回転部分はその回転
中心とシャフト17の中心線とが一致した状態で安定し
て回転する。
【0040】一方、バランスされている正常な回転状態
の場合は、モータの始動後記録ディスクを搭載したモー
タの固有振動数に共振する共振回転数を越えるまでの間
においては、上記の場合と同様に転動体24のランダム
な過重の移動によって、モータは不安定な回転となる。
そして、共振回転数を越えた定格回転数では、転動体2
4は、バランスされている場合と同様に遠心力により図
1のように収容部23の最内周から離れ、3個を単位と
して120゜間隔に3カ所に均等に位置する。こうし
て、もともとバランスが正常な場合は、転動体24自身
が回転のバランスを乱さないように分布して回転する。
【0041】従って、第1の実施形態によれば、例えば
モータの高速回転時に重量バランスの偏りが生じても、
収容部23内に収容した転動体24によって、この重量
バランスの偏りを補正することができるため、極めて高
い寸法精度を必要とすることなく回転時の重量バランス
の偏りを自動補正して回転振れを防止することが可能に
なり、モータ及び記録ディスクのいずれに寸法誤差を含
んでいても、データの記録・再生動作をなす記録ディス
クが搭載された状態のモータを安定して回転することが
できる。勿論、正常な重量バランスの状態のときに、転
動体24がバランスを崩すことはないので、いかなる場
合に対しても高精度に高速回転が実現される。
【0042】しかも、転動体24に作用する径方向内心
力が、定格回転域付近にて、収容部23の最内周を離れ
るように設定されているので、それまでの回転域ではバ
ランスが補正されておらず、この時に、転動体24が最
内周に位置する。故に、径方向内心力が作用しない場合
は、転動体24は始動直後に収容部23の最外周へ移動
し大きくバランスを乱すように作用するが、径方向内心
力が作用することでそのような不用意な移動を制限でき
るのでバランスの乱れを最小限に抑えることができる。
これに伴って、静止時に、転動体24が、収容部23の
特に径方向へ移転しないので、例えば、本モータが組み
込まれた駆動装置の移動又は携帯中に転動体24が収容
部23等に衝突して衝突音の発生を抑えることができ
る。なお、径方向内心力を、定格回転域にて回転速度が
低速に変更された際には、収容部23の径方向の中間に
位置する程度に設定するようにすると、回転速度の変更
にもより効果的に対応できる。
【0043】このように、転動体24は、径方向内心力
により径方向の移動を制御できるので、例えば、CD−
ROM駆動装置のように動作方式の関係上、ディスクの
読み取り位置により回転速度を変更することが行われる
が、この種の動作においてバランス補正機能を適切に作
用させることができる。
【0044】更に、上記では転動体24を、鋼材とした
が、これ以外の磁性体を用いてもよいし、形状を球体以
外に楕円球や樽型であってもよい。或いは、転動体24
は移動すると必ず他の転動体24又は収容部23面に衝
突するので、転動体24の表面又は収容部23面に衝突
しても衝突音が発生しにくい軟質材を設けるようにして
もよい。特に、マグネット体25はもろいので、例え
ば、このマグネット体25或いは転動体24を樹脂コー
ティングしたり、ゴム球であればゴム自体に磁性粉を混
入させたゴムマグネットである。
【0045】このような何れの転動体24であっても、
収容部23での移動がスムーズでバランス補正を迅速に
行うことができ、特に転動体24の表面に樹脂コーティ
ングのように軟質材を形成すれば、移動時の衝突音摩擦
音等の騒音を緩和でき、転動体24自体の損傷または錆
も抑制することができる。このことは、モータの静粛性
と長寿命化に寄与することになる。
【0046】更に、ハブ部材18の下面とヨーク部材1
9の上面との間に収容部23を形成したため、モータに
おける駆動用マグネット体20やステータ16の主要部
分の構造を犠牲にすることなくコンパクトにバランス体
である転動体24を配置することが可能になる。このと
き、収容部23の形成位置であるハブ部材18の下面と
ヨーク部材19の上面との間は、これらハブ部材18や
ヨーク部材19等の回転部材の重心に近いため、バラン
スの補正機能が発揮され易い。
【0047】なお、転動体24が占有する中心角の大き
さは、特に上記した45゜に限定されるものではなく、
重量バランスの偏りに応じて収容すべき転動体24の個
数、大きさ、比重等の考慮により決定すればよい。
【0048】このとき、転動体24の個数は、種々のバ
ランス状態に対応するために少なくとも2個は必要で、
実験によると6個または9個のように3の倍数であるこ
とが望ましい。これは記録ディスクを搭載したモータが
バランスされている正常な回転状態において、転動体2
4が120゜間隔の3箇所均等に分布し、2箇所または
4箇所の場合よりも安定するためである。
【0049】更に、転動体24が収容部23を占有する
範囲は、収容不23の半円部(中心角が180゜)を越
えないようにする。その理由として、収容部23の半円
分を終えた転動体24がバランスを乱すように作用する
のを防止するためである。
【0050】(第2実施形態)この発明の第2の実施形
態について図2(a)及び(b)を参照して説明する。
但し、図2(a)及び(b)において、図1と同一符号
は同一のもの若しくは相当するものを示しており、以下
において重複した説明は省略することとし、図1と相違
する点についてのみ説明する。なお、後述する第3乃至
5の実施形態においても、図1と相違する点についての
み説明する。
【0051】本実施形態では、図2(a)に示すよう
に、ハブ部材18の下面には環状凹部22が形成され、
この環状凹部22の開口した下面側がヨーク部材19の
基部19aによって塞がれて環状空間から成る収容部2
3が形成されている。この収容部23の内壁部18aの
外方中央部の一部を削除して形成された径方向に開口す
る環状の凹部18dにマグネット体30が一体成形によ
り埋設されている。故に、マグネット体30の下端面と
ヨーク部材19の基部19aとの間には、凹部18dを
形成する下壁部18eが位置している。
【0052】従って、第2の実施形態によれば、第1の
実施形態の場合と同様の効果に加えて、ヨーク部材19
をハブ部材18の内壁部18aに加締め固定する際に、
その加締め部18fに作用する押力が下壁部18eによ
りマグネット体30へ直接作用しない。即ち、下壁部1
8eが、緩衝体としての機能をなし、マグネット体30
の損傷が防止できる。故に、第1の実施形態に比べて、
組立中に生じる不良の少ないモータとなる。
【0053】更に、第2の実施形態の変形例として、図
2(b)に示すように、環状のマグネット体30`の上
下に薄肉の磁性リング31、32を配して内壁部18a
の外方に配置する。磁性リング31、32の外径は、マ
グネット体30`のそれよりも大きく、転動体24が直
接マグネット体30`に接触しないようになっている
(つまり露出しないようになっている)。このようにす
ると、磁性リング32が緩衝体の機能をなし上記と同様
にマグネット体30`の損傷が防止できると共に、磁性
リング31、32に図の矢印のような磁路が形成される
ことで、磁気力を集中させることができ適切な転動体2
3の磁気吸引が図れる。
【0054】(第3の実施形態)本実施形態によれば、
図3に示すようにハブ部材18の下面には環状凹部22
が形成され、この環状凹部22の開口した下面側がヨー
ク部材19の基部19aによって塞がれて環状空間から
なる収容部23が形成されている。この収容部23の径
方向内方である内壁部18aの内方に、環状のマグネッ
ト体40の上下に磁性リング41、42を配し、この磁
性リング41、42の外周縁が内壁部18aに軽圧入さ
れて設けられている。
【0055】従って、第3の実施形態によれば、第2の
実施形態の変形例と同様に転動体23に磁気吸引力と内
向力との和である径方向内心力が作用すると共に、マグ
ネット体40が内壁部18aにより転動体24に対して
露出しないことで、両者の接触が不可能となるのでマグ
ネット体40の損傷が皆無となる。また、収容部23が
簡略化できるので組立上有利となる。なお、マグネット
体40の外周面と内壁部18aとの間には、隙間がある
が、要求される磁気吸引力の大きさに合わせてその間隔
を設定すればよい。
【0056】(第4の実施形態)本実施形態によれば、
図4に示すようにハブ部材18の下面には環状凹部22
が形成され、この環状凹部22の開口した下面側がヨー
ク部材19の基部19aによって塞がれて環状空間から
なる収容部23が形成されている。この収容部23の径
方向内方である内壁部18aの外方に、磁性体部として
環状の鉄材からなる磁性リング50が嵌合されている。
バランス体である転動体51は、球体でマグネットから
なる。
【0057】従って、第4の実施形態によれば、転動体
51と磁性リング50との間には磁気吸引力が作用し、
収容部23の底面(ヨーク部材19の基部19a)の傾
斜による内向力と合せて、転動体51に径方向内心力が
作用し、上記第1の実施形態の転動体24と同様に、収
容部23内における径方向の移動を制御することができ
る。この場合、磁性リング50が鉄材のように比較的硬
い材料とすることができるので、ハブ部材18にヨーク
部材19を加締め固定する際に生じる押力がその磁性リ
ング50に作用しても損傷を受けることなく、収容部2
3の構成を簡略化することができる。なお、上記と同様
に、磁性リング50は、転動体51との接触による損傷
を防止するために、表面を樹脂コーティングしたり、内
壁部18aの内方に配置(この場合は、内壁部18aが
磁性リング50よりも軟らかいことが前提)してもよ
い。
【0058】(第5の実施形態)本実施形態によれば、
図5に示すように、ハブ部材18の下面には環状凹部が
形成され、この環状凹部22の開口した下面側がヨーク
部材19の基部19aによって塞がれて環状空間からな
る収容部23が形成されている。この収容部23の径方
向外方である外壁部18bに環状のマグネット体60が
嵌合されている。バランス体である転動体61は、円柱
体でマグネットからなる。このとき、マグネット体60
の内周側と転動体61の外端面とは互いに同極になるよ
うに配置されており、磁気反発力が作用している。転動
体61は、移動中等に反転してマグネット体60に異極
同士が磁気吸引されないように、その収容部23の径方
向幅及び軸方向幅の寸法が設定されている。故に、転動
体61は、この端面が収容部23内にて反転しなように
転動する形状であれれば円柱体に限るものではない。
【0059】従って、第5の実施形態によれば、転動体
61とマグネット体60との間に磁気反発力が作用し、
上記内向力と合わせて転動体61に径方向内心力を作用
して、上記第1の実施形態の転動体24と同様に、収容
部23内における径方向の移動を制御することができ
る。この場合、ハブ部材18にヨーク部材19を加締め
固定する際に生じる押力が上述のマグネット部25への
損傷等の問題が皆無となる。なお、マグネット体60の
損傷を防止するために、マグネット体60を転動体61
に対して露出しないように、例えば外壁部18bの外方
に配置するようにしてもよい。
【0060】以上、本発明に従う記録ディスク駆動用モ
ータの各種実施形態について、CD−ROM用について
説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、
別の記録ディスク用であってもよく、或いは異なる実施
形態を組み合せるようにしてもよく、本発明の範囲を逸
脱することなく種々の修正、変更が可能である。例え
ば、上記における収容部23の底面は内向力が作用する
ように傾斜されているが、その角度は種々変更でき水平
であってもよく、上記のように平面に限るものでもなく
曲面であっても構わない。或いは、転動体24への磁気
吸引力を、駆動用マグネット体20やクランプマグネッ
ト体26と兼用させるようにしたり、収容部23をヨー
ク部材19等の下端付近に配置するようにしても構わな
い。
【0061】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明によれば、
モータの停止時にはバランス体が径方向へ移動するのを
制限できるので、バランス体による衝突音の発生を低減
でき不快な音が発生しない。また、モータの回転時には
バランス体に作用する遠心力と径方向内心力とでバラン
ス体の径方向の移動を制御することができ、バランスの
補正機能を高精度に発揮させることができる。
【0062】請求項3に記載のように、前記バランス体
が、転動体であると、バランス体は収容部を機敏に移動
するのでバランスの補正効果が迅速に発揮されると共
に、バランス体が固体であることにより組立時の作業性
が良い。
【0063】請求項4に記載のように、バランス体が磁
性体からなり、収容部の径方向内方にマグネット部を設
け、バランス体とマグネット部との間には磁気吸引力が
作用するようにすると、バランス体に作用する径方向内
心力を磁気吸引力により容易に得ることができる。
【0064】請求項5に記載のように、ハブ部材にヨー
ク部材を塑性変形させる際に発生する押力が直接にマグ
ネット部に作用せず、幾分緩和されるので、マグネット
部の損傷を防止することができるので、組立不良が低減
することができる。
【0065】請求項6に記載のように、バランス体がマ
グネットからなり、収容部の径方向内方に磁性体部を配
置し、バランス体と磁性体部との間に磁気吸引力が作用
するようにすると、バランス体に作用する径方向内心力
を容易に得ることができる。
【0066】請求項7に記載のように、バランス体がマ
グネットからなり、収容部の径方向外方にマグネット部
を設け、バランス体とマグネット部との間には磁気反発
力が作用するようにすると、バランス体に作用する径方
向内心力を磁気反発力により容易に得ることができる。
【0067】請求項8に記載のように、マグネット部
を、バランス体に対して露出しないように配置すると、
そのマグネット部に磁気吸引されるバランス体が直接接
触しないので、マグネット部の破損が防止できる。
【0068】請求項9に記載のように、収容部の底面
が、回転中心に向けて下側に傾斜するようにすると、バ
ランス体に作用する径方向内心力を容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全体構成を示す切断
正面図である。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施形態の全体構成
を示す切断正面図であり、(b)は、第2の実施形態の
変形例を示す半切断正面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の全体構成を示す半切
断正面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態の全体構成を示す半切
断正面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態の全体構成を示す半切
断正面図である。
【図6】本発明の背景となる従来の記録ディスク駆動用
モータの全体構成を示す切断正面図である。
【符号の説明】
11 軸受保持部材(静止部材) 15 滑り軸受(軸受手段) 16 ステータ 17 シャフト(軸部材) 18 ハブ部材(回転部材) 18a 内壁部 18b 外壁部 18e 下壁部(緩衝体) 19 ヨーク部材 19a 基部 20 駆動用マグネット体 23 収容部 24、51、61 転動体(バランス体) 25、30、30`、40、60 マグネット体 31、32、41、42、50 磁性リング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材と、前記静止部材に対して回転
    自在に支持され記録ディスクを載置する載置部を有する
    回転部材とを備え、前記回転部材と同心に形成された環
    状空間から成る収容部に少なくとも周方向に移動自在に
    収容されたバランス体とにより構成され、回転時に生じ
    る重量バランスの偏りを補正するバランス補正機構を有
    する記録ディスク駆動用モータにおいて、 前記バランス補正機構は、前記バランス体が回転中心に
    向く径方向内心力を磁気力により作用することを特徴と
    する記録ディスク駆動用モータ。
  2. 【請求項2】 円筒状の軸受保持部材と、前記軸受保持
    部材の外周面に嵌合されたコア及びこのコアに巻設され
    た巻線よりなるステータと、前記軸受保持部材の内周面
    に嵌合された軸受手段と、前記軸受手段に回転自在に支
    持された軸部材と、前記ステータの上面に位置して前記
    軸部材に設けられ記録ディスクを載置するハブ部材と、
    前記ハブ部材に前記ステータを覆うように設けられたヨ
    ーク部材と、前記ヨーク部材に前記ステータの外周面に
    対向するように設けられた駆動用マグネット体とを備
    え、 前記ハブ部材の下面とヨーク部材の上面との間にこの2
    つの部材により前記回転部材に同心に形成された環状空
    間から成る収容部を形成し、この収容部に少なくとも周
    方向に移動自在に収容されたバランス体とにより構成さ
    れ回転時に生じる重量バランスの偏りを補正するバラン
    ス補正機構を設けた記録ディスク駆動用モータにおい
    て、 前記バランス補正機構は、前記バランス体が回転中心に
    向く径方向内心力を磁気力により作用することを特徴と
    する記録ディスク駆動用モータ。
  3. 【請求項3】 前記バランス体が、転動体であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の記録ディスク駆動用
    モータ。
  4. 【請求項4】 前記バランス体が磁性体からなり、前記
    収容部の径方向内方にマグネット部を設け、前記バラン
    ス体とマグネット部との間には磁気吸引力が作用するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3に記載の記録ディスク駆
    動用モータ。
  5. 【請求項5】 前記ハブ部材には前記ハブ部材の下面内
    周部から垂下する内壁部と下面外周部から垂下する外壁
    部とを有し、前記ヨーク部材の上面には基部を有し、前
    記ハブ部材の下面と内壁部と外壁部、及び基部により前
    記収容部を構成し、前記内壁部が基部に塑性変形されて
    前記ハブ部材に前記ヨーク部材が固定され、前記内壁部
    の外周面に前記マグネット部が配置されており、前記マ
    グネット部と前記基部との間には、緩衝体が介在されて
    いることを特徴とする請求項2乃至4に記載の記録ディ
    スク駆動用モータ。
  6. 【請求項6】 前記バランス体がマグネットからなり、
    前記収容部の径方向内方に磁性体部を配置し、前記バラ
    ンス体と前記磁性体部との間に磁気吸引力が作用するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5に記載の記録ディスク駆
    動用モータ。
  7. 【請求項7】 前記バランス体が、マグネットからな
    り、前記収容部の径方向外方にマグネット部を設け、前
    記バランス体とマグネット部との間には磁気反発力が作
    用することを特徴とする請求項1乃至6に記載の記録デ
    ィスク駆動用モータ。
  8. 【請求項8】 前記マグネット部は、前記バランス体に
    対して露出しないように配置されることを特徴とする請
    求項4、5、7に記載の記録ディスク駆動用モータ。
  9. 【請求項9】 前記収容部の底面が、回転中心に向けて
    下側に傾斜していることを特徴とする請求項1乃至8に
    記載の記録ディスク駆動用モータ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010063006A (ko) * 1999-12-21 2001-07-09 이형도 디스크 회전장치
KR20010068368A (ko) * 2000-01-05 2001-07-23 구자홍 디스크 드라이브의 자동 균형 장치
KR100421103B1 (ko) * 2000-03-23 2004-03-03 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 디스크 재치부를 구비한 스핀들 모터
JP2007205851A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Seiko Instruments Inc 振動センサ
JP2007300789A (ja) * 2006-05-04 2007-11-15 Lg Innotek Co Ltd スピンドルモータ
US7367037B2 (en) 1996-10-09 2008-04-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk player, and turntable incorporating self-compensating dynamic balancer, clamper incorporating self-compensating dynamic balancer and spindle motor incorporating self-compensating dynamic balancer adopted for disk player

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