JPH11239113A - Sdh伝送方式における擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式sdh伝送システム及び擬似同期防止式sdh伝送システムにおける送受信装置 - Google Patents
Sdh伝送方式における擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式sdh伝送システム及び擬似同期防止式sdh伝送システムにおける送受信装置Info
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- JPH11239113A JPH11239113A JP10042625A JP4262598A JPH11239113A JP H11239113 A JPH11239113 A JP H11239113A JP 10042625 A JP10042625 A JP 10042625A JP 4262598 A JP4262598 A JP 4262598A JP H11239113 A JPH11239113 A JP H11239113A
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 SDH伝送方式が適用される端局装置に関
し、擬似同期状態になった旨をSTMフレームのオーバ
ヘッドを用いて対向する端局装置へ通知し、その端局装
置にてバイト情報中の同期パターンを変更することによ
り、擬似同期を容易に回避することができるようにす
る。 【解決手段】 一方の送受信装置1にて、バイト情報中
の同期パターンと同じパターンがデータ中に出現するこ
とにより、擬似同期状態になったことを検出する擬似同
期検出ステップと、一方の送受信装置1で擬似同期状態
になった旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドに挿
入して、他方の送受信装置2へ通知する擬似同期通知ス
テップと、バイト情報中の同期パターンとは異なる同期
パターンに変更して、他方の送受信装置2から一方の送
受信装置1へ変更後の同期パターンを送信する変更同期
パターン送信ステップとをそなえて構成される。
し、擬似同期状態になった旨をSTMフレームのオーバ
ヘッドを用いて対向する端局装置へ通知し、その端局装
置にてバイト情報中の同期パターンを変更することによ
り、擬似同期を容易に回避することができるようにす
る。 【解決手段】 一方の送受信装置1にて、バイト情報中
の同期パターンと同じパターンがデータ中に出現するこ
とにより、擬似同期状態になったことを検出する擬似同
期検出ステップと、一方の送受信装置1で擬似同期状態
になった旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドに挿
入して、他方の送受信装置2へ通知する擬似同期通知ス
テップと、バイト情報中の同期パターンとは異なる同期
パターンに変更して、他方の送受信装置2から一方の送
受信装置1へ変更後の同期パターンを送信する変更同期
パターン送信ステップとをそなえて構成される。
Description
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (a)ネットワークの説明(図9〜図12) (b)擬似同期防止機構の説明(図13) (c)本発明の一実施形態の説明(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH伝送方式が
適用される伝送装置に用いて好適な、SDH伝送方式に
おける擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式SDH伝
送システム及び擬似同期防止式SDH伝送システムにお
ける送受信装置に関する。
適用される伝送装置に用いて好適な、SDH伝送方式に
おける擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式SDH伝
送システム及び擬似同期防止式SDH伝送システムにお
ける送受信装置に関する。
【0003】
【従来の技術】ITU−Tに規定されるSDH(Synchr
onous Digital Hierarchy)の伝送方式では、一方の端
局装置から他方の端局装置へデータを送信する際に、V
C(Virtual Container )パス内のコンテナ〔伝送情報
の最小単位;例えば、F2バイト(UserCH)〕、
即ち、ユーザに提供するクリアチャネルを使用して端局
装置間のデータリンクを行なえることが規定されてい
る。
onous Digital Hierarchy)の伝送方式では、一方の端
局装置から他方の端局装置へデータを送信する際に、V
C(Virtual Container )パス内のコンテナ〔伝送情報
の最小単位;例えば、F2バイト(UserCH)〕、
即ち、ユーザに提供するクリアチャネルを使用して端局
装置間のデータリンクを行なえることが規定されてい
る。
【0004】SDH伝送方式は、伝送するデータをST
M(Synchronous Transport Module)フレームと呼ばれ
る所定のフレーム内に挿入し、このSTMフレームを用
いて同期させて送受する伝送方法であるが、STMフレ
ームは、伝送するデータそのものを示すペイロード部分
とそのデータの管理を行なうオーバーヘッド部分とによ
り構成され、そのペイロード部分には伝送するデータが
非同期に挿入される。
M(Synchronous Transport Module)フレームと呼ばれ
る所定のフレーム内に挿入し、このSTMフレームを用
いて同期させて送受する伝送方法であるが、STMフレ
ームは、伝送するデータそのものを示すペイロード部分
とそのデータの管理を行なうオーバーヘッド部分とによ
り構成され、そのペイロード部分には伝送するデータが
非同期に挿入される。
【0005】そのため、このような非同期に挿入されて
いるデータを使用して信号送受を行なう場合には、その
データ列に所定のフレームパターン(以下、同期パター
ンということがある)を割りつけるようにして周期的な
フレームビットを形成するようになっている。例えば、
F2バイト用のフレームフォーマットは、データ列のビ
ットレートが8kb/s×8というビット数の少ない単
純なフレーム構成となっているため、このF2バイト用
のフレームフォーマット中に所定の同期パターンを割り
つける場合には、できるだけ少ないビット数を用いるこ
とを余儀なくされている。
いるデータを使用して信号送受を行なう場合には、その
データ列に所定のフレームパターン(以下、同期パター
ンということがある)を割りつけるようにして周期的な
フレームビットを形成するようになっている。例えば、
F2バイト用のフレームフォーマットは、データ列のビ
ットレートが8kb/s×8というビット数の少ない単
純なフレーム構成となっているため、このF2バイト用
のフレームフォーマット中に所定の同期パターンを割り
つける場合には、できるだけ少ないビット数を用いるこ
とを余儀なくされている。
【0006】ところが、その割りつけた所定の同期パタ
ーンと同様の同期パターンをもつデータが、上記の所定
の同期パターンと同じ間隔で信号上に存在する場合、こ
のようなデータを受ける受信側においてフレームのヘッ
ダ部分の位置を誤認してしまい、擬似同期に陥ることが
ある。そのため、このような擬似同期を防止するため
に、端局装置内にフレーム同期カウンタを2つそなえ、
一方のカウンタを真の同期をとるカウンタとして所定の
フレームに同期させるようにし、もう一方のカウンタを
擬の同期をとるカウンタとして所定のフレーム以外のフ
レームに同期させるようにすることが考えられる。
ーンと同様の同期パターンをもつデータが、上記の所定
の同期パターンと同じ間隔で信号上に存在する場合、こ
のようなデータを受ける受信側においてフレームのヘッ
ダ部分の位置を誤認してしまい、擬似同期に陥ることが
ある。そのため、このような擬似同期を防止するため
に、端局装置内にフレーム同期カウンタを2つそなえ、
一方のカウンタを真の同期をとるカウンタとして所定の
フレームに同期させるようにし、もう一方のカウンタを
擬の同期をとるカウンタとして所定のフレーム以外のフ
レームに同期させるようにすることが考えられる。
【0007】つまり、このような2つのカウンタをそな
えたシステムでは、同期後の信号からの何らかのエラー
信号〔例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check ;巡
回符号検査)符号〕が出力されると、その信号をトリガ
として、真の同期と擬の同期との判別を行なうようにな
っているのである。
えたシステムでは、同期後の信号からの何らかのエラー
信号〔例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check ;巡
回符号検査)符号〕が出力されると、その信号をトリガ
として、真の同期と擬の同期との判別を行なうようにな
っているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、F2バイトのフレームフォーマット中に割り
つけられる同期パターンのほかに、エラー監視情報用と
しての特定のビットを設けなければならず、伝送すべき
情報(主情報)以外のビット数が増えてしまうという課
題がある。即ち、F2バイトは、ビット数の少ないフレ
ーム構成であるため、主情報量以外に用いられるビット
数が増大するに伴い、主情報量が削減されてしまうた
め、伝送効率の低下につながるのである。
方法では、F2バイトのフレームフォーマット中に割り
つけられる同期パターンのほかに、エラー監視情報用と
しての特定のビットを設けなければならず、伝送すべき
情報(主情報)以外のビット数が増えてしまうという課
題がある。即ち、F2バイトは、ビット数の少ないフレ
ーム構成であるため、主情報量以外に用いられるビット
数が増大するに伴い、主情報量が削減されてしまうた
め、伝送効率の低下につながるのである。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、擬似同期状態になった旨をSTMフレームの
オーバヘッドを用いて対向する端局装置へ通知し、その
端局装置にてバイト情報中の同期パターンを変更するこ
とにより、擬似同期を容易に回避することができるよう
にした、SDH伝送方式における擬似同期防止方法並び
に擬似同期防止式SDH伝送システム及び擬似同期防止
式SDH伝送システムにおける送受信装置を提供するこ
とを目的とする。
たもので、擬似同期状態になった旨をSTMフレームの
オーバヘッドを用いて対向する端局装置へ通知し、その
端局装置にてバイト情報中の同期パターンを変更するこ
とにより、擬似同期を容易に回避することができるよう
にした、SDH伝送方式における擬似同期防止方法並び
に擬似同期防止式SDH伝送システム及び擬似同期防止
式SDH伝送システムにおける送受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のSDH伝送方式における擬似同期防止方法
は、SDH伝送方式において、相互に対向する第1送受
信装置と第2送受信装置との間で、STMフレーム内の
VCパス中の所定のバイト情報を用いてデータの伝送を
行なうに際し、上記の第1送受信装置及び第2送受信装
置のうちの一方の送受信装置における受信装置にて、バ
イト情報中の同期パターンと同じパターンがデータ中に
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
する擬似同期検出ステップと、この擬似同期検出ステッ
プで、擬似同期状態になったことを検出すると、上記一
方の送受信装置における送信装置で、擬似同期状態にな
った旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドに挿入し
て、上記の第1送受信装置及び第2送受信装置のうちの
他方の送受信装置における受信装置へ通知する擬似同期
通知ステップと、擬似同期通知ステップで、上記他方の
送受信装置における受信装置に擬似同期状態になったこ
とが通知されると、バイト情報中の同期パターンとは異
なる同期パターンに変更して、他方の送受信装置におけ
る送信装置から、一方の送受信装置における受信装置へ
変更後の同期パターンを送信する変更同期パターン送信
ステップとをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
の本発明のSDH伝送方式における擬似同期防止方法
は、SDH伝送方式において、相互に対向する第1送受
信装置と第2送受信装置との間で、STMフレーム内の
VCパス中の所定のバイト情報を用いてデータの伝送を
行なうに際し、上記の第1送受信装置及び第2送受信装
置のうちの一方の送受信装置における受信装置にて、バ
イト情報中の同期パターンと同じパターンがデータ中に
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
する擬似同期検出ステップと、この擬似同期検出ステッ
プで、擬似同期状態になったことを検出すると、上記一
方の送受信装置における送信装置で、擬似同期状態にな
った旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドに挿入し
て、上記の第1送受信装置及び第2送受信装置のうちの
他方の送受信装置における受信装置へ通知する擬似同期
通知ステップと、擬似同期通知ステップで、上記他方の
送受信装置における受信装置に擬似同期状態になったこ
とが通知されると、バイト情報中の同期パターンとは異
なる同期パターンに変更して、他方の送受信装置におけ
る送信装置から、一方の送受信装置における受信装置へ
変更後の同期パターンを送信する変更同期パターン送信
ステップとをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項2記載の本発明のSDH伝送
方式における擬似同期防止方法は、請求項1記載の方法
において、変更同期パターン送信ステップで、同期パタ
ーンを所定回変更して送信しても、擬似同期検出ステッ
プで、依然として、擬似同期状態が検出される場合は、
アラームを報知するアラーム報知ステップをそなえてい
ることを特徴としている。
方式における擬似同期防止方法は、請求項1記載の方法
において、変更同期パターン送信ステップで、同期パタ
ーンを所定回変更して送信しても、擬似同期検出ステッ
プで、依然として、擬似同期状態が検出される場合は、
アラームを報知するアラーム報知ステップをそなえてい
ることを特徴としている。
【0012】さらに、請求項3記載の擬似同期防止式S
DH伝送システムは、SDH伝送方式にて、STMフレ
ーム内のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデータ
の伝送を行なうための、相互に対向する第1送受信装置
と第2送受信装置とをそなえ、上記の第1送受信装置及
び第2送受信装置のうちの一方の送受信装置におけるバ
イト情報受信装置に、バイト情報中の同期パターンと同
じパターンがデータ中に出現することにより、擬似同期
状態になったことを検出する擬似同期検出部が設けられ
るとともに、一方の送受信装置におけるSTMフレーム
送信装置に、擬似同期検出部で、擬似同期状態になった
ことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報をS
TMフレームのオーバヘッドに挿入して、上記の第1送
受信装置及び第2送受信装置のうちの他方の送受信装置
におけるSTMフレーム受信装置へ通知する擬似同期通
知部が設けられ、且つ、他方の送受信装置におけるST
Mフレーム受信装置に、擬似同期通知部から通知されて
きた擬似同期状態になった旨の情報を受信する擬似同期
通知情報受信部が設けられるとともに、他方の送受信装
置におけるバイト情報送信装置に、バイト情報中の同期
パターンとは異なる同期パターンに変更する同期パター
ン変更部と、同期パターン変更部にて変更された同期パ
ターンを一方の送受信装置におけるバイト情報受信装置
へ送信する変更同期パターン送信部とが設けられたこと
を特徴としている。
DH伝送システムは、SDH伝送方式にて、STMフレ
ーム内のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデータ
の伝送を行なうための、相互に対向する第1送受信装置
と第2送受信装置とをそなえ、上記の第1送受信装置及
び第2送受信装置のうちの一方の送受信装置におけるバ
イト情報受信装置に、バイト情報中の同期パターンと同
じパターンがデータ中に出現することにより、擬似同期
状態になったことを検出する擬似同期検出部が設けられ
るとともに、一方の送受信装置におけるSTMフレーム
送信装置に、擬似同期検出部で、擬似同期状態になった
ことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報をS
TMフレームのオーバヘッドに挿入して、上記の第1送
受信装置及び第2送受信装置のうちの他方の送受信装置
におけるSTMフレーム受信装置へ通知する擬似同期通
知部が設けられ、且つ、他方の送受信装置におけるST
Mフレーム受信装置に、擬似同期通知部から通知されて
きた擬似同期状態になった旨の情報を受信する擬似同期
通知情報受信部が設けられるとともに、他方の送受信装
置におけるバイト情報送信装置に、バイト情報中の同期
パターンとは異なる同期パターンに変更する同期パター
ン変更部と、同期パターン変更部にて変更された同期パ
ターンを一方の送受信装置におけるバイト情報受信装置
へ送信する変更同期パターン送信部とが設けられたこと
を特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の本発明の擬似同期防
止式SDH伝送システムは、請求項3記載のシステムに
おいて、擬似同期検出部が、バイト情報中の同期パター
ン又は同期パターンと同じパターンを相互に位相をずら
して検出する複数のカウンタと、各カウンタでのパター
ン検出結果に基づき論理演算を施して擬似同期状態にな
ったことを検出する論理演算部とをそなえて構成されて
いることを特徴としている。
止式SDH伝送システムは、請求項3記載のシステムに
おいて、擬似同期検出部が、バイト情報中の同期パター
ン又は同期パターンと同じパターンを相互に位相をずら
して検出する複数のカウンタと、各カウンタでのパター
ン検出結果に基づき論理演算を施して擬似同期状態にな
ったことを検出する論理演算部とをそなえて構成されて
いることを特徴としている。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明の擬似同期
防止式SDH伝送システムは、請求項4記載のシステム
において、変更同期パターン送信部から同期パターンを
所定回変更して送信しても、擬似同期検出部で、依然と
して、擬似同期状態が検出される場合は、アラームを報
知するアラーム報知部が設けられていることを特徴とし
ている。
防止式SDH伝送システムは、請求項4記載のシステム
において、変更同期パターン送信部から同期パターンを
所定回変更して送信しても、擬似同期検出部で、依然と
して、擬似同期状態が検出される場合は、アラームを報
知するアラーム報知部が設けられていることを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項6記載の本発明の擬似同期防
止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、SDH
伝送方式にて、STMフレーム内のVCパス中の所定の
バイト情報を用いてデータの伝送を対向する他の送受信
装置との間で行なうための送受信装置を有するSDH伝
送システムにおいて、STMフレームのレイヤでの受信
を行なうSTMフレーム受信装置と、このSTMフレー
ム受信装置に接続されてSTMフレームよりも低次の上
記VCパス中の所定のバイト情報を受信するバイト情報
受信装置とをそなえるとともに、バイト情報と同レイヤ
のバイト情報を送信するバイト情報送信装置と、このバ
イト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレイヤ
での送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそなえ、
バイト情報受信装置に、STMフレーム受信装置を通じ
て受信されたSTMフレーム内のVCパス中の所定のバ
イト情報中の同期パターンと同じパターンがデータ中に
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
する擬似同期検出部が設けられるとともに、STMフレ
ーム送信装置に、擬似同期検出部で、擬似同期状態にな
ったことを検出すると、擬似同期状態になったの旨の情
報をSTMフレームのオーバヘッドに挿入して、対向す
る他の送受信装置におけるSTMフレーム受信装置へ通
知する擬似同期通知部が設けられたことを特徴としてい
る。
止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、SDH
伝送方式にて、STMフレーム内のVCパス中の所定の
バイト情報を用いてデータの伝送を対向する他の送受信
装置との間で行なうための送受信装置を有するSDH伝
送システムにおいて、STMフレームのレイヤでの受信
を行なうSTMフレーム受信装置と、このSTMフレー
ム受信装置に接続されてSTMフレームよりも低次の上
記VCパス中の所定のバイト情報を受信するバイト情報
受信装置とをそなえるとともに、バイト情報と同レイヤ
のバイト情報を送信するバイト情報送信装置と、このバ
イト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレイヤ
での送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそなえ、
バイト情報受信装置に、STMフレーム受信装置を通じ
て受信されたSTMフレーム内のVCパス中の所定のバ
イト情報中の同期パターンと同じパターンがデータ中に
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
する擬似同期検出部が設けられるとともに、STMフレ
ーム送信装置に、擬似同期検出部で、擬似同期状態にな
ったことを検出すると、擬似同期状態になったの旨の情
報をSTMフレームのオーバヘッドに挿入して、対向す
る他の送受信装置におけるSTMフレーム受信装置へ通
知する擬似同期通知部が設けられたことを特徴としてい
る。
【0016】さらに、請求項7記載の本発明の擬似同期
防止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、請求
項6記載の装置において、他の送受信装置から送られて
くる同期パターンが所定回変更されても、擬似同期検出
部で、依然として、擬似同期状態が検出される場合は、
アラームを報知するアラーム報知部が設けられているこ
とを特徴としている。
防止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、請求
項6記載の装置において、他の送受信装置から送られて
くる同期パターンが所定回変更されても、擬似同期検出
部で、依然として、擬似同期状態が検出される場合は、
アラームを報知するアラーム報知部が設けられているこ
とを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の本発明の擬似同期防
止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、SDH
伝送方式にて、STMフレーム内のVCパス中の所定の
バイト情報を用いてデータの伝送を対向する他の送受信
装置との間で行なうための送受信装置を有するSDH伝
送システムにおいて、STMフレームのレイヤでの受信
を行なうSTMフレーム受信装置と、このSTMフレー
ム受信装置に接続されてSTMフレームよりも低次の上
記VCパス中の所定のバイト情報を受信するバイト情報
受信装置とをそなえるとともに、バイト情報と同レイヤ
のバイト情報を送信するバイト情報送信装置と、このバ
イト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレイヤ
での送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそなえ、
STMフレーム受信装置に、対向する他の送受信装置か
らの擬似同期状態になった旨の情報を受信する擬似同期
通知情報受信部が設けられるとともに、バイト情報送信
装置に、バイト情報中の同期パターンとは異なる同期パ
ターンに変更する同期パターン変更部と、同期パターン
変更部にて変更された同期パターンを対向する他の送受
信装置側へ送信する変更同期パターン送信部とが設けら
れたことを特徴としている。
止式SDH伝送システムにおける送受信装置は、SDH
伝送方式にて、STMフレーム内のVCパス中の所定の
バイト情報を用いてデータの伝送を対向する他の送受信
装置との間で行なうための送受信装置を有するSDH伝
送システムにおいて、STMフレームのレイヤでの受信
を行なうSTMフレーム受信装置と、このSTMフレー
ム受信装置に接続されてSTMフレームよりも低次の上
記VCパス中の所定のバイト情報を受信するバイト情報
受信装置とをそなえるとともに、バイト情報と同レイヤ
のバイト情報を送信するバイト情報送信装置と、このバ
イト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレイヤ
での送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそなえ、
STMフレーム受信装置に、対向する他の送受信装置か
らの擬似同期状態になった旨の情報を受信する擬似同期
通知情報受信部が設けられるとともに、バイト情報送信
装置に、バイト情報中の同期パターンとは異なる同期パ
ターンに変更する同期パターン変更部と、同期パターン
変更部にて変更された同期パターンを対向する他の送受
信装置側へ送信する変更同期パターン送信部とが設けら
れたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)ネットワークの説明 図9はSDH伝送方式が適用されたリニアネットワーク
の構成を示すブロック図で、この図9に示すリニアネッ
トワーク100は、端局装置4,6を光ファイバ100
aを介して接続することにより構成されるもので、これ
らを接続する光ファイバ100a上には、中継器(光増
幅器等)5a,5bが設けられている。
施の形態を説明する。 (a)ネットワークの説明 図9はSDH伝送方式が適用されたリニアネットワーク
の構成を示すブロック図で、この図9に示すリニアネッ
トワーク100は、端局装置4,6を光ファイバ100
aを介して接続することにより構成されるもので、これ
らを接続する光ファイバ100a上には、中継器(光増
幅器等)5a,5bが設けられている。
【0019】また、端局装置4と端末(ユーザ)30,
31間には、交換局3a,3bが設けられ、端局装置6
と端末70,71間には、交換局7a,7bが設けられ
ている。なお、この端末30,31,70,71は、例
えば、公衆回線網内にある電話等に相当する。具体的
に、上述の端局装置4,6は、それぞれ、各端末30,
31,70,71からの情報をSDH伝送方式によって
送受するために所要の処理を施すもので、それぞれ、局
内インタフェース40,60,クロスコネクト41,6
1,光インタフェース42,62をそなえて構成されて
いる。
31間には、交換局3a,3bが設けられ、端局装置6
と端末70,71間には、交換局7a,7bが設けられ
ている。なお、この端末30,31,70,71は、例
えば、公衆回線網内にある電話等に相当する。具体的
に、上述の端局装置4,6は、それぞれ、各端末30,
31,70,71からの情報をSDH伝送方式によって
送受するために所要の処理を施すもので、それぞれ、局
内インタフェース40,60,クロスコネクト41,6
1,光インタフェース42,62をそなえて構成されて
いる。
【0020】ここで、端局装置6において、光インタフ
ェース(光IF盤)62は、光ファイバ100aを通じ
て入力されてくる光信号(STMフレーム)の分離処理
を施すとともに、光ファイバ100aを通じて出力する
光信号の多重処理を施すものである。具体的に、光イン
タフェース62における分離処理では、例えば、図10
に示すように、光ファイバ100aを通じて入力されて
くる光信号を電気信号に変換し(O/E)、その信号に
付与されている運用上の諸機能を有するセクションオー
バヘッド(SOH;Section Over Head )を抽出したの
ち、このSOHに基づいてSTMフレームを分離(DM
UX)するようになっている。
ェース(光IF盤)62は、光ファイバ100aを通じ
て入力されてくる光信号(STMフレーム)の分離処理
を施すとともに、光ファイバ100aを通じて出力する
光信号の多重処理を施すものである。具体的に、光イン
タフェース62における分離処理では、例えば、図10
に示すように、光ファイバ100aを通じて入力されて
くる光信号を電気信号に変換し(O/E)、その信号に
付与されている運用上の諸機能を有するセクションオー
バヘッド(SOH;Section Over Head )を抽出したの
ち、このSOHに基づいてSTMフレームを分離(DM
UX)するようになっている。
【0021】そして、この分離されたSTMフレームか
らポインタ(PTR)を抽出し、さらに、パスオーバヘ
ッド(POH;Path Over Head)を抽出したのち、この
POHに基づいて後述するクロスコネクト61によるス
イッチング処理を施すようになっている。なお、光イン
タフェース62では、上述のPOHを抽出する際に、P
OHを構成するF2バイトを抽出して端局装置4と端局
装置6とのデータリンクを行なっている。
らポインタ(PTR)を抽出し、さらに、パスオーバヘ
ッド(POH;Path Over Head)を抽出したのち、この
POHに基づいて後述するクロスコネクト61によるス
イッチング処理を施すようになっている。なお、光イン
タフェース62では、上述のPOHを抽出する際に、P
OHを構成するF2バイトを抽出して端局装置4と端局
装置6とのデータリンクを行なっている。
【0022】一方、光インタフェース62における多重
処理では、クロスコネクト61からのデータにF2バイ
トを挿入したPOHを付与したのち、さらにポインタ
(PTR)を付与し、このようにポインタを付与された
複数のデータを多重化(MUX)するようになってい
る。そして、この多重化されたデータにSOHを付与し
たのち、このデータ(電気信号)を光信号に変換し(E
/O)、この変換された光信号を光ファイバ100aを
通じて出力するようになっている。
処理では、クロスコネクト61からのデータにF2バイ
トを挿入したPOHを付与したのち、さらにポインタ
(PTR)を付与し、このようにポインタを付与された
複数のデータを多重化(MUX)するようになってい
る。そして、この多重化されたデータにSOHを付与し
たのち、このデータ(電気信号)を光信号に変換し(E
/O)、この変換された光信号を光ファイバ100aを
通じて出力するようになっている。
【0023】また、図10に示すクロスコネクト(X
C:Cross Connect )61は、回線の設定を行なうもの
で、データに付与されているPOHに基づいて所定の伝
送先へ送信するようになっている(スイッチング処
理)。さらに、局内インタフェース〔PDH(Presioch
ronous Digital Hierarchy)IF盤〕60は、クロスコ
ネクト61からのVCレイヤの情報を最少単位の情報
(コンテナ)に分解する一方(デマッピング処理;Dema
pping )、交換局(図示略)からの多重化される情報
(コンテナ)をVCに収容する(POHを付与する)も
のである(マッピング処理; Mapping)。なお、この局
内インタフェース60には、接続する交換局の設置数に
応じた数のIF盤(図10においては3つ;符号60
a,60b,60c参照)を設けている。
C:Cross Connect )61は、回線の設定を行なうもの
で、データに付与されているPOHに基づいて所定の伝
送先へ送信するようになっている(スイッチング処
理)。さらに、局内インタフェース〔PDH(Presioch
ronous Digital Hierarchy)IF盤〕60は、クロスコ
ネクト61からのVCレイヤの情報を最少単位の情報
(コンテナ)に分解する一方(デマッピング処理;Dema
pping )、交換局(図示略)からの多重化される情報
(コンテナ)をVCに収容する(POHを付与する)も
のである(マッピング処理; Mapping)。なお、この局
内インタフェース60には、接続する交換局の設置数に
応じた数のIF盤(図10においては3つ;符号60
a,60b,60c参照)を設けている。
【0024】また、端局装置4の光インタフェース4
2,クロスコネクト41,局内インタフェース40につ
いても、上述の光インタフェース62,クロスコネクト
61,局内インタフェース60と同様に機能するもので
あるため、その詳細な説明は省略する。このように、上
述の図9に示すリニアネットワーク100では、端末3
0,31からのデータが、交換局3a,3bを介して端
局装置4に入力されると、端局装置4において、局内イ
ンタフェース40によるマッピング処理、クロスコネク
ト41によるスイッチング処理、光インタフェース42
による多重化処理を施し、光ファイバ100aを通じ
て、対向する端局装置6に入力される。なお、端局装置
6に送信される間において、データは中継器5a,5b
にて中継される。
2,クロスコネクト41,局内インタフェース40につ
いても、上述の光インタフェース62,クロスコネクト
61,局内インタフェース60と同様に機能するもので
あるため、その詳細な説明は省略する。このように、上
述の図9に示すリニアネットワーク100では、端末3
0,31からのデータが、交換局3a,3bを介して端
局装置4に入力されると、端局装置4において、局内イ
ンタフェース40によるマッピング処理、クロスコネク
ト41によるスイッチング処理、光インタフェース42
による多重化処理を施し、光ファイバ100aを通じ
て、対向する端局装置6に入力される。なお、端局装置
6に送信される間において、データは中継器5a,5b
にて中継される。
【0025】すると、端局装置6では、光インタフェー
ス62による分離処理、クロスコネクト61によるスイ
ッチング処理、局内インタフェース60によるデマッピ
ング処理を施し、交換局7a,7bを介して送信先の端
末70,71へデータを伝送する。なお、この図9にお
いては、端局装置4から端局装置6へデータが伝送され
ていることを示しているが、逆方向、即ち、端局装置6
から端局装置4へデータを伝送することも勿論可能であ
る。
ス62による分離処理、クロスコネクト61によるスイ
ッチング処理、局内インタフェース60によるデマッピ
ング処理を施し、交換局7a,7bを介して送信先の端
末70,71へデータを伝送する。なお、この図9にお
いては、端局装置4から端局装置6へデータが伝送され
ていることを示しているが、逆方向、即ち、端局装置6
から端局装置4へデータを伝送することも勿論可能であ
る。
【0026】また、上述のネットワーク100におい
て、ネットワーク100内を伝送されるデータは、上述
した各処理によって、所定の単位(論理レイヤ)に分類
付けることができる。具体的には、端局装置4,6にお
いて、局内インタフェース40,60において処理され
るデータは、PPI (PDH Physical Interface)と呼ば
れるレイヤで表され、これは、既存の非同期網階梯であ
る。
て、ネットワーク100内を伝送されるデータは、上述
した各処理によって、所定の単位(論理レイヤ)に分類
付けることができる。具体的には、端局装置4,6にお
いて、局内インタフェース40,60において処理され
るデータは、PPI (PDH Physical Interface)と呼ば
れるレイヤで表され、これは、既存の非同期網階梯であ
る。
【0027】また、端局装置4,6において、クロスコ
ネクト41,61において処理されるデータは、MST
(Multiplex Section Termination ),HPT (Higher
Order Path Termination ),LPT (Lower Order Pa
th Termination)と呼ばれるレイヤで表される。さら
に、光インタフェース42において処理されるデータ
は、RST(Regenerator Section Termination )と呼
ばれるレイヤで表され、光ファイバ100a上を伝送す
るデータ(端局装置4,中継器5a間及び中継器5a,
5b間等)は、SPI(SDH Physical Interface)と呼
ばれるレイヤで表される。
ネクト41,61において処理されるデータは、MST
(Multiplex Section Termination ),HPT (Higher
Order Path Termination ),LPT (Lower Order Pa
th Termination)と呼ばれるレイヤで表される。さら
に、光インタフェース42において処理されるデータ
は、RST(Regenerator Section Termination )と呼
ばれるレイヤで表され、光ファイバ100a上を伝送す
るデータ(端局装置4,中継器5a間及び中継器5a,
5b間等)は、SPI(SDH Physical Interface)と呼
ばれるレイヤで表される。
【0028】次に、図11はSDH伝送方式が適用され
たリングネットワークの構成を示すブロック図で、この
図11に示すリングネットワーク101は、端局装置4
A,4B,4C,4Dを、それぞれ、光ファイバ101
aによって接続して構成されるもので、これらを接続す
る光ファイバ101a上の適所に、中継器(光増幅器
等)5cが設けられている。また、この図11において
は、端局装置4A以外の端局装置4B〜4Dには、それ
ぞれ、交換局3c〜3eを介して端末32〜34が接続
されている。
たリングネットワークの構成を示すブロック図で、この
図11に示すリングネットワーク101は、端局装置4
A,4B,4C,4Dを、それぞれ、光ファイバ101
aによって接続して構成されるもので、これらを接続す
る光ファイバ101a上の適所に、中継器(光増幅器
等)5cが設けられている。また、この図11において
は、端局装置4A以外の端局装置4B〜4Dには、それ
ぞれ、交換局3c〜3eを介して端末32〜34が接続
されている。
【0029】具体的に、端局装置4A〜4Dは、それぞ
れ、図11に示すように、光インタフェース43,4
6,クロスコネクト44,局内インタフェース45をそ
なえて構成されている。ここで、光インタフェース43
は、例えば、図12に示すように、光ファイバ101a
を通じて入力されてくる光信号の分離処理を施すもので
あり、光インタフェース46は、光ファイバ100aを
通じて出力する光信号の多重処理を施すものである。即
ち、この光インタフェース43,46は、図9,図10
に示したリニアネットワーク100の光インタフェース
62において施される多重処理・分離処理をそれぞれ別
個に処理するようになっている。
れ、図11に示すように、光インタフェース43,4
6,クロスコネクト44,局内インタフェース45をそ
なえて構成されている。ここで、光インタフェース43
は、例えば、図12に示すように、光ファイバ101a
を通じて入力されてくる光信号の分離処理を施すもので
あり、光インタフェース46は、光ファイバ100aを
通じて出力する光信号の多重処理を施すものである。即
ち、この光インタフェース43,46は、図9,図10
に示したリニアネットワーク100の光インタフェース
62において施される多重処理・分離処理をそれぞれ別
個に処理するようになっている。
【0030】また、クロスコネクト44は、光インタフ
ェース43において分離された信号にスイッチング処理
を施し、後述する局内インタフェース45に送信すると
ともに(図12のA参照)、局内インタフェース45か
らの信号にスイッチング処理を施し、光インタフェース
46へ送信するもので(図12のB参照)、局内インタ
フェース45に接続されている交換局が存在しない場合
など(図11に示す端局装置4A参照)には、光インタ
ーフェース43からの信号をスルーさせて光インタフェ
ース46へ送信するようになっている(図12のC参
照)。
ェース43において分離された信号にスイッチング処理
を施し、後述する局内インタフェース45に送信すると
ともに(図12のA参照)、局内インタフェース45か
らの信号にスイッチング処理を施し、光インタフェース
46へ送信するもので(図12のB参照)、局内インタ
フェース45に接続されている交換局が存在しない場合
など(図11に示す端局装置4A参照)には、光インタ
ーフェース43からの信号をスルーさせて光インタフェ
ース46へ送信するようになっている(図12のC参
照)。
【0031】さらに、局内インタフェース45は、上述
の局内インタフェース60と同様に、マッピング処理及
びデマッピング処理を施すもので、接続する交換局(図
示略)の設置数に応じた数のIF盤を設けている(ここ
では2つ;符号45a,45b参照)。なお、この局内
インタフェース45は、上述の局内インタフェース60
とほぼ同様に機能するものであるため、詳細な説明は省
略する。
の局内インタフェース60と同様に、マッピング処理及
びデマッピング処理を施すもので、接続する交換局(図
示略)の設置数に応じた数のIF盤を設けている(ここ
では2つ;符号45a,45b参照)。なお、この局内
インタフェース45は、上述の局内インタフェース60
とほぼ同様に機能するものであるため、詳細な説明は省
略する。
【0032】このように、図11に示すリングネットワ
ーク101では、例えば、接続する端局装置4Cからデ
ータが光ファイバ101aを通じて端局装置4Bに入力
されると、端局装置4Bでは、上述したような分離処
理,スイッチング処理,デマッピング処理を施し、交換
局3cを介して端末32へデータを伝送する。また、こ
の端局装置4Bから次の端局装置4A側にデータを伝送
する際には、クロスコネクト44によるスイッチング処
理を介して光インタフェース46による多重化処理を施
し、光ファイバ101aを通じて端局装置4Aに伝送す
る。
ーク101では、例えば、接続する端局装置4Cからデ
ータが光ファイバ101aを通じて端局装置4Bに入力
されると、端局装置4Bでは、上述したような分離処
理,スイッチング処理,デマッピング処理を施し、交換
局3cを介して端末32へデータを伝送する。また、こ
の端局装置4Bから次の端局装置4A側にデータを伝送
する際には、クロスコネクト44によるスイッチング処
理を介して光インタフェース46による多重化処理を施
し、光ファイバ101aを通じて端局装置4Aに伝送す
る。
【0033】なお、この場合、端局装置4Aには、交換
局が接続されていないため、クロスコネクト44をスル
ーして、さらに、次の端局装置4Dへデータを伝送す
る。また、このリングネットワーク101の場合も、伝
送されるデータを上述と同様に論理レイヤで表すと、例
えば、局内インタフェース45において処理されるデー
タはPPI、クロスコネクト44において処理されるデ
ータはMST,HPT,LPT、光インタフェース43
(または46)において処理されるデータはRST、光
ファイバ101a上を伝送するデータはSPIと呼ばれ
るレイヤで表される。
局が接続されていないため、クロスコネクト44をスル
ーして、さらに、次の端局装置4Dへデータを伝送す
る。また、このリングネットワーク101の場合も、伝
送されるデータを上述と同様に論理レイヤで表すと、例
えば、局内インタフェース45において処理されるデー
タはPPI、クロスコネクト44において処理されるデ
ータはMST,HPT,LPT、光インタフェース43
(または46)において処理されるデータはRST、光
ファイバ101a上を伝送するデータはSPIと呼ばれ
るレイヤで表される。
【0034】(b)擬似同期防止機構の説明 ところで、上述の各ネットワーク100,101では、
STMフレームを使用することにより、データを同期さ
せて伝送するようになっているが、前述したように、S
DH伝送方式を適用したシステムでは、STMフレーム
内のバイト情報に所定の同期パターンを割りつけて同期
をとっているため、所定の同期パターンと同様の同期パ
ターンをもつデータが、この所定の同期パターンと同じ
間隔で信号上に存在することにより、擬似同期に陥るこ
とがある。
STMフレームを使用することにより、データを同期さ
せて伝送するようになっているが、前述したように、S
DH伝送方式を適用したシステムでは、STMフレーム
内のバイト情報に所定の同期パターンを割りつけて同期
をとっているため、所定の同期パターンと同様の同期パ
ターンをもつデータが、この所定の同期パターンと同じ
間隔で信号上に存在することにより、擬似同期に陥るこ
とがある。
【0035】そのため、本発明では、擬似同期を検出す
る方法として、上述したように、端局装置4,6,4A
〜4Dにそれぞれカウンタを2つ設け、これらのカウン
タを用いて、入力されてくるデータ(F2バイト)の同
期パターンを検出し、検出された同期パターンの状態に
応じて擬似同期を検出している。具体的に、上述の2つ
のカウンタは、入力されてくるF2バイトの同期パター
ンのタイミングをとる真のカウンタとこの真のカウンタ
と同じ同期パターンで相互に位相をずらしてタイミング
をとる擬のカウンタとで構成されるもので、後述するよ
うに、両方のカウンタにおいて同期パターンを検出した
場合、擬似同期と判断するようになっている。
る方法として、上述したように、端局装置4,6,4A
〜4Dにそれぞれカウンタを2つ設け、これらのカウン
タを用いて、入力されてくるデータ(F2バイト)の同
期パターンを検出し、検出された同期パターンの状態に
応じて擬似同期を検出している。具体的に、上述の2つ
のカウンタは、入力されてくるF2バイトの同期パター
ンのタイミングをとる真のカウンタとこの真のカウンタ
と同じ同期パターンで相互に位相をずらしてタイミング
をとる擬のカウンタとで構成されるもので、後述するよ
うに、両方のカウンタにおいて同期パターンを検出した
場合、擬似同期と判断するようになっている。
【0036】そして、本発明では、上述のようにして擬
似同期が検出されると、STMフレーム内のオーバヘッ
ドを構成するバイト情報中の使用していないバイトを用
いて擬似同期を検出した旨の情報を対向する端局装置へ
送信するようになっている。例えば、図13に示すよう
に、端局装置4から端局装置6へ伝送されるデータ(S
TMフレーム8A)は、上述したように、セクションオ
ーバヘッド(SOH)8aとペイロード8bとにより構
成されており、ペイロード8bを構成するバーチャルコ
ンテナ(VC;Virtual Container )81のF2バイト
82に同期パターン情報としての所定の同期パターンを
挿入し、端局装置4と端局装置6との間のデータリンク
をとるようになっている。
似同期が検出されると、STMフレーム内のオーバヘッ
ドを構成するバイト情報中の使用していないバイトを用
いて擬似同期を検出した旨の情報を対向する端局装置へ
送信するようになっている。例えば、図13に示すよう
に、端局装置4から端局装置6へ伝送されるデータ(S
TMフレーム8A)は、上述したように、セクションオ
ーバヘッド(SOH)8aとペイロード8bとにより構
成されており、ペイロード8bを構成するバーチャルコ
ンテナ(VC;Virtual Container )81のF2バイト
82に同期パターン情報としての所定の同期パターンを
挿入し、端局装置4と端局装置6との間のデータリンク
をとるようになっている。
【0037】そして、この同期パターン情報に基づい
て、例えば、端局装置4において擬似同期を検出した場
合には、SOH8aを構成するバイト情報中の未使用バ
イトであるXバイト80を使用して擬似同期状態になっ
た旨(擬似同期通知情報)を対向する端局装置6へ送信
するようになっている。また、この擬似同期状態になっ
た旨を受けた端局装置6では、リンク間の同期パターン
を変更し、この変更された同期パターンをF2バイトに
挿入して、再び、端局装置4へ送信するようになってい
る。
て、例えば、端局装置4において擬似同期を検出した場
合には、SOH8aを構成するバイト情報中の未使用バ
イトであるXバイト80を使用して擬似同期状態になっ
た旨(擬似同期通知情報)を対向する端局装置6へ送信
するようになっている。また、この擬似同期状態になっ
た旨を受けた端局装置6では、リンク間の同期パターン
を変更し、この変更された同期パターンをF2バイトに
挿入して、再び、端局装置4へ送信するようになってい
る。
【0038】このように、データを送受する端局装置
4,6間においては、データの先頭をF2バイトにより
お互いで認識し、擬似同期を検出した際には、F2バイ
トのレイヤより高いレイヤのSOHを用いてその旨を対
向する装置へ通知するようになっているので、擬似同期
状態になった旨を迅速に伝えることができるほか、擬似
同期状態になった旨を受信すると、受信した側の装置で
は、装置間をリンクしている同期パターンを変更するこ
とにより、擬の同期パターンを検出せず、擬似同期状態
を回避することができるのである。
4,6間においては、データの先頭をF2バイトにより
お互いで認識し、擬似同期を検出した際には、F2バイ
トのレイヤより高いレイヤのSOHを用いてその旨を対
向する装置へ通知するようになっているので、擬似同期
状態になった旨を迅速に伝えることができるほか、擬似
同期状態になった旨を受信すると、受信した側の装置で
は、装置間をリンクしている同期パターンを変更するこ
とにより、擬の同期パターンを検出せず、擬似同期状態
を回避することができるのである。
【0039】(c)本発明の一実施形態の説明 図1(a)は本発明の一実施形態にかかる擬似同期防止
式SDH伝送システムの構成を示すブロック図で、図1
(a)に示す擬似同期防止式SDH伝送システム50
は、相互に対向する第1送受信装置1,第2送受信装置
2をそなえて構成されており、これらの第1送受信装置
1,第2送受信装置2では、SDH伝送方式にて、ST
Mフレーム内のVCパス中のF2バイト(所定のバイト
情報)を用いてデータ伝送を行なうようになっている。
式SDH伝送システムの構成を示すブロック図で、図1
(a)に示す擬似同期防止式SDH伝送システム50
は、相互に対向する第1送受信装置1,第2送受信装置
2をそなえて構成されており、これらの第1送受信装置
1,第2送受信装置2では、SDH伝送方式にて、ST
Mフレーム内のVCパス中のF2バイト(所定のバイト
情報)を用いてデータ伝送を行なうようになっている。
【0040】なお、この擬似同期防止式SDH伝送シス
テム50は、上述のリニアネットワーク100の光イン
タフェース42,62(図9参照)に相当する部分であ
る。具体的に、第1送受信装置1は、受信部1Aと送信
部1Bとをそなえて構成されている。受信部1Aは第2
送受信装置2から光ファイバ50aを通じて伝送される
データを受信するもので、STM受信回路10,VC受
信回路11及びF2受信回路12をそなえて構成されて
いる。
テム50は、上述のリニアネットワーク100の光イン
タフェース42,62(図9参照)に相当する部分であ
る。具体的に、第1送受信装置1は、受信部1Aと送信
部1Bとをそなえて構成されている。受信部1Aは第2
送受信装置2から光ファイバ50aを通じて伝送される
データを受信するもので、STM受信回路10,VC受
信回路11及びF2受信回路12をそなえて構成されて
いる。
【0041】ここで、STM受信回路(STMフレーム
受信装置)10は、STMフレームのレイヤで受信を行
なうもので、第2送受信装置2から伝送されるSTMフ
レームのSOH(セクションオーバヘッド)部分を終端
してSTMフレームを分解するようになっている。ま
た、このSTM受信回路10には、擬似同期通知情報受
信部10Aが設けられている。なお、この擬似同期通知
情報受信部10Aの詳細については後述する。
受信装置)10は、STMフレームのレイヤで受信を行
なうもので、第2送受信装置2から伝送されるSTMフ
レームのSOH(セクションオーバヘッド)部分を終端
してSTMフレームを分解するようになっている。ま
た、このSTM受信回路10には、擬似同期通知情報受
信部10Aが設けられている。なお、この擬似同期通知
情報受信部10Aの詳細については後述する。
【0042】さらに、VC受信回路11は、STM受信
回路10から送信されるSTMフレーム内のVC部分を
終端するものである。また、F2受信回路(バイト情報
受信装置)12は、STM受信回路10に接続されて上
記STMフレームよりも低次のVCパス中のF2バイト
(図13参照)を受信するもので、擬似同期検出部12
Aをそなえて構成されている。
回路10から送信されるSTMフレーム内のVC部分を
終端するものである。また、F2受信回路(バイト情報
受信装置)12は、STM受信回路10に接続されて上
記STMフレームよりも低次のVCパス中のF2バイト
(図13参照)を受信するもので、擬似同期検出部12
Aをそなえて構成されている。
【0043】具体的に、この擬似同期検出部12Aは、
STM受信回路10を通じて受信されたSTMフレーム
内のVCパス中のF2バイト中の同期パターンと同じパ
ターンが出現することにより、擬似同期状態になったこ
とを検出するものである。また、上述の図1(a)に示
す送信部1Bは、光ファイバ50bを通じて第2送受信
装置2へデータを送信するもので、F2送信回路13,
VC送信回路14及びSTM送信回路15をそなえて構
成されている。
STM受信回路10を通じて受信されたSTMフレーム
内のVCパス中のF2バイト中の同期パターンと同じパ
ターンが出現することにより、擬似同期状態になったこ
とを検出するものである。また、上述の図1(a)に示
す送信部1Bは、光ファイバ50bを通じて第2送受信
装置2へデータを送信するもので、F2送信回路13,
VC送信回路14及びSTM送信回路15をそなえて構
成されている。
【0044】ここで、F2送信回路(バイト情報送信装
置)13は、上述のF2バイトと同レイヤのバイト情報
を送信するものであり、同期パターン変更部13Aと変
更同期パターン送信部13Bとを有している。なお、こ
れらの同期パターン変更部13A,変更同期パターン送
信部13Bの詳細についても後述する。さらに、VC送
信回路14は、F2送信回路13からのF2バイトを含
むレイヤの情報にポインタを付与するものである。ま
た、STM送信回路(STMフレーム送信装置)15
は、VC送信回路14を介してF2送信回路13に接続
されてSTMフレームのレイヤで送信を行なうもので、
擬似同期通知部15Aをそなえて構成されている。
置)13は、上述のF2バイトと同レイヤのバイト情報
を送信するものであり、同期パターン変更部13Aと変
更同期パターン送信部13Bとを有している。なお、こ
れらの同期パターン変更部13A,変更同期パターン送
信部13Bの詳細についても後述する。さらに、VC送
信回路14は、F2送信回路13からのF2バイトを含
むレイヤの情報にポインタを付与するものである。ま
た、STM送信回路(STMフレーム送信装置)15
は、VC送信回路14を介してF2送信回路13に接続
されてSTMフレームのレイヤで送信を行なうもので、
擬似同期通知部15Aをそなえて構成されている。
【0045】具体的に、この擬似同期通知部15Aは、
上述の擬似同期検出部12Aで、擬似同期状態になった
ことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報を上
記STMフレームのオーバヘッド〔即ち、Xバイト(図
13参照)〕に挿入して、対向する第2送受信装置2へ
通知するものである。つまり、第1送受信装置1では、
対向する第2送受信装置2から送信されるデータが擬似
同期状態になると、その状態を受信部1AのF2受信回
路12において検出し、その旨を、送信部1Bの最終出
力段であるSTM送信回路15へ直接通知し(即ち、F
2受信回路13,VC送信回路14を介さずに通知
し)、STM送信回路15の擬似同期通知部15Aから
第2送受信装置2へ出力するようになっているのであ
る。
上述の擬似同期検出部12Aで、擬似同期状態になった
ことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報を上
記STMフレームのオーバヘッド〔即ち、Xバイト(図
13参照)〕に挿入して、対向する第2送受信装置2へ
通知するものである。つまり、第1送受信装置1では、
対向する第2送受信装置2から送信されるデータが擬似
同期状態になると、その状態を受信部1AのF2受信回
路12において検出し、その旨を、送信部1Bの最終出
力段であるSTM送信回路15へ直接通知し(即ち、F
2受信回路13,VC送信回路14を介さずに通知
し)、STM送信回路15の擬似同期通知部15Aから
第2送受信装置2へ出力するようになっているのであ
る。
【0046】次に、図1(a)に示す第2送受信装置2
は、受信部2Aと送信部2Bとをそなえて構成されてい
る。なお、この受信部2A,送信部2Bは、それぞれ、
上述の第1送受信装置1を構成する受信部1A,送信部
1Bと同様に機能するものである。そのため、受信部2
Aの有するSTM受信回路20,VC受信回路21及び
F2受信回路22は、それぞれ、受信部1AのSTM受
信回路10,VC受信回路11及びF2受信回路12と
同様に機能するようになっており、送信部2Bの有する
F2送信回路23,VC送信回路24及びSTM送信回
路25も、それぞれ、送信部1BのF2送信回路13,
VC送信回路14及びSTM送信回路15と同様に機能
するようになっている。
は、受信部2Aと送信部2Bとをそなえて構成されてい
る。なお、この受信部2A,送信部2Bは、それぞれ、
上述の第1送受信装置1を構成する受信部1A,送信部
1Bと同様に機能するものである。そのため、受信部2
Aの有するSTM受信回路20,VC受信回路21及び
F2受信回路22は、それぞれ、受信部1AのSTM受
信回路10,VC受信回路11及びF2受信回路12と
同様に機能するようになっており、送信部2Bの有する
F2送信回路23,VC送信回路24及びSTM送信回
路25も、それぞれ、送信部1BのF2送信回路13,
VC送信回路14及びSTM送信回路15と同様に機能
するようになっている。
【0047】ここで、上述の受信部2Aの有する擬似同
期通知情報受信部20Aは、第1送受信装置1の擬似同
期通知部15Aから通知されてきた擬似同期状態になっ
た旨の情報を受信するもので、具体的には、自装置2か
ら送信するデータが第1送受信装置1において擬似同期
状態となった場合、第1送受信装置1の擬似同期検出部
12Aによって検出し、擬似同期通知部15Aを経て通
知されるようになっている。
期通知情報受信部20Aは、第1送受信装置1の擬似同
期通知部15Aから通知されてきた擬似同期状態になっ
た旨の情報を受信するもので、具体的には、自装置2か
ら送信するデータが第1送受信装置1において擬似同期
状態となった場合、第1送受信装置1の擬似同期検出部
12Aによって検出し、擬似同期通知部15Aを経て通
知されるようになっている。
【0048】また、送信部2Bの有する同期パターン変
更部23Aは、F2バイト中の同期パターンとは異なる
同期パターンに変更するもので、擬似同期通知情報受信
部20Aにて擬似同期状態になった旨の情報を受信する
と、その時点における同期パターンをこの同期パターン
とは異なる他の同期パターンに変更するようになってい
る。
更部23Aは、F2バイト中の同期パターンとは異なる
同期パターンに変更するもので、擬似同期通知情報受信
部20Aにて擬似同期状態になった旨の情報を受信する
と、その時点における同期パターンをこの同期パターン
とは異なる他の同期パターンに変更するようになってい
る。
【0049】さらに、変更パターン同期送信部23B
は、同期パターン変更部23Aにて変更された同期パタ
ーンを第1送受信装置1へ送信するもので、VC送信回
路24,STM送信回路25を通じて、第1送受信装置
1の受信部1AのF2受信回路12へ送信するようにな
っている。つまり、第2送受信装置2では、対向する第
1送受信装置1において擬似同期状態が検出されると、
その通知を受けて同期パターンを変更するようになって
いるのである。
は、同期パターン変更部23Aにて変更された同期パタ
ーンを第1送受信装置1へ送信するもので、VC送信回
路24,STM送信回路25を通じて、第1送受信装置
1の受信部1AのF2受信回路12へ送信するようにな
っている。つまり、第2送受信装置2では、対向する第
1送受信装置1において擬似同期状態が検出されると、
その通知を受けて同期パターンを変更するようになって
いるのである。
【0050】換言すると、擬似同期検出部12A→擬似
同期通知部15A→擬似同期通知情報受信部20A→同
期パターン変更部23A→変更同期パターン送信部23
B→擬似同期検出部12Aからなるルート〔図1(a)
の太実線矢印参照〕によって、第1送受信装置1におい
て受信したデータに擬似同期が発生した場合の回復処置
が施されるのである。
同期通知部15A→擬似同期通知情報受信部20A→同
期パターン変更部23A→変更同期パターン送信部23
B→擬似同期検出部12Aからなるルート〔図1(a)
の太実線矢印参照〕によって、第1送受信装置1におい
て受信したデータに擬似同期が発生した場合の回復処置
が施されるのである。
【0051】一方、この第2送受信装置2において、受
信部2Aの有する擬似同期検出部22Aは、第1送受信
装置1から送信されSTM受信回路20を通じて受信さ
れたSTMフレーム内のVCパス中のF2バイト中の同
期パターンと同じパターンが出現することにより、擬似
同期状態になったことを検出するものである。つまり、
上述の第1送受信装置1の擬似同期検出部12Aにおけ
る処理とほぼ同様の処理を、第2送受信装置2側では、
この擬似同期検出部22Aにおいて行なうようになって
いるのである。
信部2Aの有する擬似同期検出部22Aは、第1送受信
装置1から送信されSTM受信回路20を通じて受信さ
れたSTMフレーム内のVCパス中のF2バイト中の同
期パターンと同じパターンが出現することにより、擬似
同期状態になったことを検出するものである。つまり、
上述の第1送受信装置1の擬似同期検出部12Aにおけ
る処理とほぼ同様の処理を、第2送受信装置2側では、
この擬似同期検出部22Aにおいて行なうようになって
いるのである。
【0052】また、送信部2Bの有する擬似同期通知部
25Aは、擬似同期検出部22Aで擬似同期状態になっ
たことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報を
STMフレームのオーバヘッドに挿入して、第1送受信
装置1におけるSTM受信回路10へ通知するものであ
る。つまり、第2送受信装置2では、第1送受信装置1
から送信されるデータが擬似同期状態になると、受信部
2Aの擬似同期検出部22Aにおいてその状態を検出
し、その旨の情報を送信部2Bの擬似同期通知部25A
から出力し、第1送受信装置1の擬似同期通知情報受信
部10Aにおいて受信するようになっているのである。
25Aは、擬似同期検出部22Aで擬似同期状態になっ
たことを検出すると、擬似同期状態になった旨の情報を
STMフレームのオーバヘッドに挿入して、第1送受信
装置1におけるSTM受信回路10へ通知するものであ
る。つまり、第2送受信装置2では、第1送受信装置1
から送信されるデータが擬似同期状態になると、受信部
2Aの擬似同期検出部22Aにおいてその状態を検出
し、その旨の情報を送信部2Bの擬似同期通知部25A
から出力し、第1送受信装置1の擬似同期通知情報受信
部10Aにおいて受信するようになっているのである。
【0053】具体的に、この第1送受信装置1における
擬似同期通知情報受信部10Aは、第2送受信装置2の
擬似同期通知部25Aから通知されてきた擬似同期状態
になった旨の情報を受信するもので、上述の第2送受信
装置2における擬似同期通知情報受信部20Aとほぼ同
様の処理を、第1送受信装置1側では、この擬似同期通
知情報受信部10Aが行なうようになっているのであ
る。
擬似同期通知情報受信部10Aは、第2送受信装置2の
擬似同期通知部25Aから通知されてきた擬似同期状態
になった旨の情報を受信するもので、上述の第2送受信
装置2における擬似同期通知情報受信部20Aとほぼ同
様の処理を、第1送受信装置1側では、この擬似同期通
知情報受信部10Aが行なうようになっているのであ
る。
【0054】また、第1送受信装置1において、受信部
1Aの同期パターン変更部13A,変更同期パターン送
信部13Bは、上述の同期パターン変更部23A,変更
同期パターン送信部23Bとほぼ同様に機能するもの
で、擬似同期通知情報受信部10Aにおいて擬似同期状
態になった旨の情報を受信すると、同期パターン変更部
13Aにおいて、F2バイト中の同期パターンをこの同
期パターンとは異なる他の同期パターンに変更し、変更
同期パターン送信部13Bにおいて、この変更された同
期パターンを第2送受信装置2へ送信するようになって
いる。
1Aの同期パターン変更部13A,変更同期パターン送
信部13Bは、上述の同期パターン変更部23A,変更
同期パターン送信部23Bとほぼ同様に機能するもの
で、擬似同期通知情報受信部10Aにおいて擬似同期状
態になった旨の情報を受信すると、同期パターン変更部
13Aにおいて、F2バイト中の同期パターンをこの同
期パターンとは異なる他の同期パターンに変更し、変更
同期パターン送信部13Bにおいて、この変更された同
期パターンを第2送受信装置2へ送信するようになって
いる。
【0055】つまり、第1送受信装置1では、対向する
第2送受信装置2において擬似同期状態が検出される
と、その通知を受けて同期パターンを変更するようにな
っているのである。換言すると、擬似同期検出部22A
→擬似同期通知部25A→擬似同期通知情報受信部10
A→同期パターン変更部13A→変更同期パターン送信
部13B→擬似同期検出部22Aからなるルート〔図1
(a)の点線矢印参照〕によって、第2送受信装置2に
おいて受信したデータに擬似同期が発生した場合の回復
処置が施されるのである。
第2送受信装置2において擬似同期状態が検出される
と、その通知を受けて同期パターンを変更するようにな
っているのである。換言すると、擬似同期検出部22A
→擬似同期通知部25A→擬似同期通知情報受信部10
A→同期パターン変更部13A→変更同期パターン送信
部13B→擬似同期検出部22Aからなるルート〔図1
(a)の点線矢印参照〕によって、第2送受信装置2に
おいて受信したデータに擬似同期が発生した場合の回復
処置が施されるのである。
【0056】図2は、第1送受信装置1及びその周辺の
詳細な構成を示すブロック図である。具体的に、上述の
STM受信回路10は、図2に示すように、光/電気変
換部102,シリアル/パラレル変換部103,フレー
ム同期検出部104,デスクランブル処理部105,受
信セクションオーバヘッド処理部106,誤り検出部1
07をそなえて構成されている。
詳細な構成を示すブロック図である。具体的に、上述の
STM受信回路10は、図2に示すように、光/電気変
換部102,シリアル/パラレル変換部103,フレー
ム同期検出部104,デスクランブル処理部105,受
信セクションオーバヘッド処理部106,誤り検出部1
07をそなえて構成されている。
【0057】ここで、光/電気変換部(O/E;Opt El
ectro Converter )102は、入力されてくる光信号を
電気信号に変換するものであり、シリアル/パラレル変
換部(S/P)103は、入力されてくるシリアルデー
タをパラレルデータに速度変換するものであり、フレー
ム同期検出部104は、入力されてくるSTMフレーム
の同期がとれているか否かを検出するもので、セクショ
ンオーバヘッド(SOH)を構成する中継セクションオ
ーバヘッド(RSOH;Regenerator SectionOver Head
)のA1,A2バイトに基づいてSTMフレームの同
期状態が検出されるようになっている。
ectro Converter )102は、入力されてくる光信号を
電気信号に変換するものであり、シリアル/パラレル変
換部(S/P)103は、入力されてくるシリアルデー
タをパラレルデータに速度変換するものであり、フレー
ム同期検出部104は、入力されてくるSTMフレーム
の同期がとれているか否かを検出するもので、セクショ
ンオーバヘッド(SOH)を構成する中継セクションオ
ーバヘッド(RSOH;Regenerator SectionOver Head
)のA1,A2バイトに基づいてSTMフレームの同
期状態が検出されるようになっている。
【0058】また、デスクランブル処理部105は、フ
レーム同期検出部104からのデータにデスクランブル
処理を施すものであり、受信セクションオーバヘッド処
理部106は、入力信号に付与されているSOHを抽出
するもので、具体的には、上述のデスクランブル処理部
105において処理される前の信号に基づいて、SOH
のRSOHからB1バイトを抽出するとともに、受信S
OH処理部106において所定の演算処理を施された信
号に基づいて、SOHの多重セクションオーバヘッド
(MSOH;Multiplex Section Over Head )からB2
バイトを抽出し、後述する誤り検出部107へこれらの
バイト情報を出力するようになっている。
レーム同期検出部104からのデータにデスクランブル
処理を施すものであり、受信セクションオーバヘッド処
理部106は、入力信号に付与されているSOHを抽出
するもので、具体的には、上述のデスクランブル処理部
105において処理される前の信号に基づいて、SOH
のRSOHからB1バイトを抽出するとともに、受信S
OH処理部106において所定の演算処理を施された信
号に基づいて、SOHの多重セクションオーバヘッド
(MSOH;Multiplex Section Over Head )からB2
バイトを抽出し、後述する誤り検出部107へこれらの
バイト情報を出力するようになっている。
【0059】そして、誤り検出部107では、これらの
バイト情報に基づいて入力信号に誤りがあるか否かを検
出している。また、この受信SOH処理部106におい
ては、SOHのMSOHからK1,K2バイトを抽出
し、これらのバイト情報を外部インタフェース部(図示
略)へ出力するようになっている。具体的に、このK
1,K2バイトは、外部インタフェース部において第1
送受信装置1,第2送受信装置2間の状態を監視するた
めのものである。そして、これらのバイト情報に基づい
て分離処理を施すようになっている。
バイト情報に基づいて入力信号に誤りがあるか否かを検
出している。また、この受信SOH処理部106におい
ては、SOHのMSOHからK1,K2バイトを抽出
し、これらのバイト情報を外部インタフェース部(図示
略)へ出力するようになっている。具体的に、このK
1,K2バイトは、外部インタフェース部において第1
送受信装置1,第2送受信装置2間の状態を監視するた
めのものである。そして、これらのバイト情報に基づい
て分離処理を施すようになっている。
【0060】さらに、この受信SOH処理部106に
は、図1(a)にて上述した擬似同期通知情報受信部1
0Aが設けられている。上述したように、この擬似同期
通知情報受信部10Aは、対応する第2送受信装置2か
ら通知されてきたSOHのXバイトから擬似同期状態に
なった旨の情報を抽出するもので、例えば、図4に示す
ように、OH(オーバヘッド)抜出回路として機能する
ようになっている。
は、図1(a)にて上述した擬似同期通知情報受信部1
0Aが設けられている。上述したように、この擬似同期
通知情報受信部10Aは、対応する第2送受信装置2か
ら通知されてきたSOHのXバイトから擬似同期状態に
なった旨の情報を抽出するもので、例えば、図4に示す
ように、OH(オーバヘッド)抜出回路として機能する
ようになっている。
【0061】また、ここで抽出されたXバイトは、VC
受信回路11,F2受信回路12を介さずに、送信部1
BのF2送信回路13に直接送信されるようになってい
る(図2,図4の矢印A参照)。次に、図2に示すVC
受信回路11は、受信ポインタ処理部110,受信パス
オーバヘッド処理部111,パス誤り検出部112をそ
なえて構成されている。
受信回路11,F2受信回路12を介さずに、送信部1
BのF2送信回路13に直接送信されるようになってい
る(図2,図4の矢印A参照)。次に、図2に示すVC
受信回路11は、受信ポインタ処理部110,受信パス
オーバヘッド処理部111,パス誤り検出部112をそ
なえて構成されている。
【0062】ここで、受信ポインタ処理部110は、入
力信号の受信ポインタ処理を施すもので、受信ポインタ
検出部110a,エラスティックストア/ビットバッフ
ァ110b及びコンカチネーション(concatenation )
制御部110cをそなえて構成されている。具体的に、
受信ポインタ検出部110aは、STM受信回路10か
らの信号からポインタバイトやコンカチネーション表示
信号を抽出するものであり、コンカチネーション制御部
110cは、外部から固定的に設定される回線サイズ
(種別)設定(コンカチネーション設定)により、入力
信号の各チャンネル個別に先頭チャンネル,従属チャン
ネルに対応した状態遷移に基づく制御を施すもので、受
信ポインタ検出部110aにおいて抽出されたコンカチ
ネーション表示信号に基づいて行なわれるようになって
いる。
力信号の受信ポインタ処理を施すもので、受信ポインタ
検出部110a,エラスティックストア/ビットバッフ
ァ110b及びコンカチネーション(concatenation )
制御部110cをそなえて構成されている。具体的に、
受信ポインタ検出部110aは、STM受信回路10か
らの信号からポインタバイトやコンカチネーション表示
信号を抽出するものであり、コンカチネーション制御部
110cは、外部から固定的に設定される回線サイズ
(種別)設定(コンカチネーション設定)により、入力
信号の各チャンネル個別に先頭チャンネル,従属チャン
ネルに対応した状態遷移に基づく制御を施すもので、受
信ポインタ検出部110aにおいて抽出されたコンカチ
ネーション表示信号に基づいて行なわれるようになって
いる。
【0063】また、エラスティックストア/ビットバッ
ファ110bは、抽出されたポインタバイトに基づいて
入力信号を保持し、コンカチネーション制御部110c
からの制御信号に基づいて、保持されている入力信号の
クロックタイミングを装置(クロスコネクトなど)のク
ロックタイミングに乗せ換る処理を施すものである。さ
らに、受信パスオーバヘッド処理部111は、入力信号
に付与されているPOHを抽出するもので、この抽出さ
れたPOHからB3バイトを後述するパス誤り検出部1
12へ出力するとともに、その他のバイト情報を外部イ
ンタフェース部(図示略)へ出力するようになってい
る。
ファ110bは、抽出されたポインタバイトに基づいて
入力信号を保持し、コンカチネーション制御部110c
からの制御信号に基づいて、保持されている入力信号の
クロックタイミングを装置(クロスコネクトなど)のク
ロックタイミングに乗せ換る処理を施すものである。さ
らに、受信パスオーバヘッド処理部111は、入力信号
に付与されているPOHを抽出するもので、この抽出さ
れたPOHからB3バイトを後述するパス誤り検出部1
12へ出力するとともに、その他のバイト情報を外部イ
ンタフェース部(図示略)へ出力するようになってい
る。
【0064】パス誤り検出部112は、受信パスオーバ
ヘッド処理部111から受けるB3バイトに基づいて入
力信号のパスに誤りがあるか否かを検出するものであ
り、さらに、このB3バイト以外のバイト情報は、外部
インタフェース部にてその他の監視情報として用いられ
るようになっている。また、F2受信回路12は、擬似
同期検出部12A,フレームパターン除去部12Bをそ
なえて構成されるもので、例えば、図3に示すように、
この擬似同期検出部12Aは、フレームパターン検出部
120,カウンタ121及び論理演算部123をそなえ
て構成されている。
ヘッド処理部111から受けるB3バイトに基づいて入
力信号のパスに誤りがあるか否かを検出するものであ
り、さらに、このB3バイト以外のバイト情報は、外部
インタフェース部にてその他の監視情報として用いられ
るようになっている。また、F2受信回路12は、擬似
同期検出部12A,フレームパターン除去部12Bをそ
なえて構成されるもので、例えば、図3に示すように、
この擬似同期検出部12Aは、フレームパターン検出部
120,カウンタ121及び論理演算部123をそなえ
て構成されている。
【0065】ここで、フレームパターン検出部120
は、VC受信回路11からのF2バイトの同期パターン
を検出するもので、上記のF2バイトの同期パターンに
対応する検出パターンを有している。また、カウンタ1
21は、F2バイトの同期パターン又はこの同期パター
ンと同じパターンを相互に位相をずらして検出するもの
で、メインカウンタ121aとサブカウンタ121bと
をそなえて構成されている。
は、VC受信回路11からのF2バイトの同期パターン
を検出するもので、上記のF2バイトの同期パターンに
対応する検出パターンを有している。また、カウンタ1
21は、F2バイトの同期パターン又はこの同期パター
ンと同じパターンを相互に位相をずらして検出するもの
で、メインカウンタ121aとサブカウンタ121bと
をそなえて構成されている。
【0066】具体的に、上述のメインカウンタ121a
は、F2バイトのデータの同期パターンをカウントする
ものであり、サブカウンタ121bは、メインカウンタ
121aにてカウントする同期パターンと同じ同期パタ
ーンをカウントするもので、メインカウンタ121aに
おいてカウントされるタイミングとは異なった位置(別
の位相)からカウント(ハンティング)を開始するよう
になっている。
は、F2バイトのデータの同期パターンをカウントする
ものであり、サブカウンタ121bは、メインカウンタ
121aにてカウントする同期パターンと同じ同期パタ
ーンをカウントするもので、メインカウンタ121aに
おいてカウントされるタイミングとは異なった位置(別
の位相)からカウント(ハンティング)を開始するよう
になっている。
【0067】また、これらのカウンタ121a,121
bに設けられている保護段122a,122bは、それ
ぞれ、各カウンタ121a,121bにおいてカウント
する同期パターンが正確であるか否かを判断するもの
で、予め設定された前方保護段数や後方保護段数に基づ
いて判断するようになっている。例えば、保護段122
a,122bに予め設定された保護段数が、前方2段後
方1段である場合は、同期パターンが2回検出されると
同期していると判断して同期情報(SYNC)を出力す
る一方、1回検出されないと同期がはずれていると判断
して各カウンタ121a,121bによるハンティング
を続けるようになっている。
bに設けられている保護段122a,122bは、それ
ぞれ、各カウンタ121a,121bにおいてカウント
する同期パターンが正確であるか否かを判断するもの
で、予め設定された前方保護段数や後方保護段数に基づ
いて判断するようになっている。例えば、保護段122
a,122bに予め設定された保護段数が、前方2段後
方1段である場合は、同期パターンが2回検出されると
同期していると判断して同期情報(SYNC)を出力す
る一方、1回検出されないと同期がはずれていると判断
して各カウンタ121a,121bによるハンティング
を続けるようになっている。
【0068】また、この保護段122a,122bにお
いて、同期していると判断された場合は、同期情報(S
YNC)が後述する論理演算部123へ出力されるとと
もに、同時に、タイミング情報(Tim;トリガ信号)
が論理和回路124を介して後述するフレームパターン
除去部12Bへ出力されるようになっている。なお、上
述の保護段122a,122bにおいて、同期していな
いと判断された場合には、上記の同期情報及びタイミン
グ情報は出力されないようになっている。
いて、同期していると判断された場合は、同期情報(S
YNC)が後述する論理演算部123へ出力されるとと
もに、同時に、タイミング情報(Tim;トリガ信号)
が論理和回路124を介して後述するフレームパターン
除去部12Bへ出力されるようになっている。なお、上
述の保護段122a,122bにおいて、同期していな
いと判断された場合には、上記の同期情報及びタイミン
グ情報は出力されないようになっている。
【0069】さらに、図3に示す論理演算部123は、
各カウンタ121a,121bでのパターン検出結果に
基づき論理演算を施して擬似同期状態であるか否かを判
断するもので、AND回路123aと排他的論理和回路
123bとをそなえて構成されている。ここで、AND
回路123aは、上述の保護段122a,122bから
受ける2つの同期情報に基づいて擬似同期通知情報を出
力するもので、2つの入力端子がともに“1”となった
場合に、擬似同期フラグ(“1”)を立てるようになっ
ている。即ち、メインカウンタ121aとサブカウンタ
121bがともに同期している場合、擬似同期状態であ
る旨を第2送受信装置2へ通知するようになっている。
各カウンタ121a,121bでのパターン検出結果に
基づき論理演算を施して擬似同期状態であるか否かを判
断するもので、AND回路123aと排他的論理和回路
123bとをそなえて構成されている。ここで、AND
回路123aは、上述の保護段122a,122bから
受ける2つの同期情報に基づいて擬似同期通知情報を出
力するもので、2つの入力端子がともに“1”となった
場合に、擬似同期フラグ(“1”)を立てるようになっ
ている。即ち、メインカウンタ121aとサブカウンタ
121bがともに同期している場合、擬似同期状態であ
る旨を第2送受信装置2へ通知するようになっている。
【0070】また、F2受信回路12において出力され
る擬似同期フラグは、送信部1BのF2送信回路13,
VC送信回路14を介さずに、直接STM送信回路15
に送信し(図2,図3の矢印B参照)、STM送信回路
15のOH挿入回路(擬似同期通知部)15Aにおい
て、SOHのXバイトに擬似同期フラグ(擬似同期通知
情報)を挿入して第2送受信装置2へ送信するようにな
っている。
る擬似同期フラグは、送信部1BのF2送信回路13,
VC送信回路14を介さずに、直接STM送信回路15
に送信し(図2,図3の矢印B参照)、STM送信回路
15のOH挿入回路(擬似同期通知部)15Aにおい
て、SOHのXバイトに擬似同期フラグ(擬似同期通知
情報)を挿入して第2送受信装置2へ送信するようにな
っている。
【0071】さらに、このとき、フレームパターン検出
部120へも擬似同期状態である旨を通知してフレーム
パターン検出部120の有する検出パターンを変更する
ようになっている(図3の矢印B1参照)。つまり、上
述したように、擬似同期状態である旨を第2送受信装置
2へ通知すると、第2送受信装置2では、送信部2Bに
おいて、次に送信するF2バイトのデータの同期パター
ンを変更して出力するため、自装置1の受信部1A(フ
レームパターン検出部120)にも送信部2Bからの同
期パターンが変更される旨(検出パターン変更情報)を
通知するようになっているのである。
部120へも擬似同期状態である旨を通知してフレーム
パターン検出部120の有する検出パターンを変更する
ようになっている(図3の矢印B1参照)。つまり、上
述したように、擬似同期状態である旨を第2送受信装置
2へ通知すると、第2送受信装置2では、送信部2Bに
おいて、次に送信するF2バイトのデータの同期パター
ンを変更して出力するため、自装置1の受信部1A(フ
レームパターン検出部120)にも送信部2Bからの同
期パターンが変更される旨(検出パターン変更情報)を
通知するようになっているのである。
【0072】なお、上述の検出パターン変更情報をフレ
ームパターン検出部120へ通知するタイミングは、2
つのカウンタ121a,121bがともに同期している
状態(擬似同期状態)からどちらか一方のカウンタ12
1a,121bのカウントが上記の擬似同期状態からは
ずれたときである。また、排他的論理和回路(XOR)
123bは、上述の保護段122a,122bから受け
る2つの同期情報に基づいて同期確立情報を出力するも
ので、2つの入力端子に入力されるデータのうちのいず
れか1つが“1”となった場合に、同期確立フラグ
(“1”)を立てるようになっている。即ち、メインカ
ウンタ121aかサブカウンタ121bかのいずれか一
方が同期している場合、同期が確立していることを表す
ようになっている。
ームパターン検出部120へ通知するタイミングは、2
つのカウンタ121a,121bがともに同期している
状態(擬似同期状態)からどちらか一方のカウンタ12
1a,121bのカウントが上記の擬似同期状態からは
ずれたときである。また、排他的論理和回路(XOR)
123bは、上述の保護段122a,122bから受け
る2つの同期情報に基づいて同期確立情報を出力するも
ので、2つの入力端子に入力されるデータのうちのいず
れか1つが“1”となった場合に、同期確立フラグ
(“1”)を立てるようになっている。即ち、メインカ
ウンタ121aかサブカウンタ121bかのいずれか一
方が同期している場合、同期が確立していることを表す
ようになっている。
【0073】つまり、入力されてくるデータの同期パタ
ーンのうち、必ずしもメインカウンタ121aが真の同
期パターンをカウントするとは限らず、真の同期パター
ンと同じ同期パターンである擬の同期パターンをメイン
カウンタ121aにてカウントすることもある。このよ
うな場合には、サブカウンタ121bにおいて真の同期
パターンがカウントされるようになっている。
ーンのうち、必ずしもメインカウンタ121aが真の同
期パターンをカウントするとは限らず、真の同期パター
ンと同じ同期パターンである擬の同期パターンをメイン
カウンタ121aにてカウントすることもある。このよ
うな場合には、サブカウンタ121bにおいて真の同期
パターンがカウントされるようになっている。
【0074】従って、XOR123bでは、メインカウ
ンタ121a,サブカウンタ121bのいずれか一方が
同期している場合に、同期が確立していると判断するこ
とができるのである。また、図3に示すフレーム除去部
12Bは、上述の保護段122a,122bから出力さ
れるタイミング情報に基づいて、F2バイトのデータか
ら同期パターンのフレームビットを除去するもので、例
えば、シフトレジスタ125をそなえて構成されてい
る。
ンタ121a,サブカウンタ121bのいずれか一方が
同期している場合に、同期が確立していると判断するこ
とができるのである。また、図3に示すフレーム除去部
12Bは、上述の保護段122a,122bから出力さ
れるタイミング情報に基づいて、F2バイトのデータか
ら同期パターンのフレームビットを除去するもので、例
えば、シフトレジスタ125をそなえて構成されてい
る。
【0075】具体的に、シフトレジスタ125は、F2
バイトの同期が確立している場合、保護段122a,1
22bから出力されるタイミング情報を論理和回路(O
R回路)124によって論理和演算を施したデータに基
づいて、VC受信回路11から送信されるF2バイトの
データから同期パターンのフレームビットを抽出するも
のである。
バイトの同期が確立している場合、保護段122a,1
22bから出力されるタイミング情報を論理和回路(O
R回路)124によって論理和演算を施したデータに基
づいて、VC受信回路11から送信されるF2バイトの
データから同期パターンのフレームビットを抽出するも
のである。
【0076】つまり、上述の抽出されるF2バイトは、
例えば、図5(a)に示すように、8ビット分のデータ
(D1〜D8)と2ビット分のフレームビット(Fa,
Fb)とを1フレームとして構成するもので、上述のシ
フトレジスタ125では、OR回路124を介して得ら
れるタイミング情報に基づいて、8ビット分のデータま
たはそのうちの何れかのデータをF2用のデータとして
抽出することができるのである。
例えば、図5(a)に示すように、8ビット分のデータ
(D1〜D8)と2ビット分のフレームビット(Fa,
Fb)とを1フレームとして構成するもので、上述のシ
フトレジスタ125では、OR回路124を介して得ら
れるタイミング情報に基づいて、8ビット分のデータま
たはそのうちの何れかのデータをF2用のデータとして
抽出することができるのである。
【0077】このように、上述のF2受信回路12で
は、2つのカウンタ121a,121bをそなえ、受信
した信号に応じて自らフレーム同期を作成することがで
きるので、例えば、エラーレートの高い信号列やシグナ
リングを固定するような信号など、入力信号の種別に関
わらず、所定のカウント処理を施すことができるのであ
る。
は、2つのカウンタ121a,121bをそなえ、受信
した信号に応じて自らフレーム同期を作成することがで
きるので、例えば、エラーレートの高い信号列やシグナ
リングを固定するような信号など、入力信号の種別に関
わらず、所定のカウント処理を施すことができるのであ
る。
【0078】また、図2に示すF2送信回路(バイト情
報送信装置)13は、同期パターン変更部13A,フレ
ームパターン挿入部(変更同期パターン送信部)13B
をそなえて構成されるもので、上述したように、STM
受信回路10(擬似同期通知情報受信部10A)にて第
2送受信装置2から擬似同期通知情報を受信すると、V
C受信回路11,F2受信回路12をスルーして(図2
の矢印A参照)、F2受信回路13(同期パターン変更
部13A)に通知されるようになっている。
報送信装置)13は、同期パターン変更部13A,フレ
ームパターン挿入部(変更同期パターン送信部)13B
をそなえて構成されるもので、上述したように、STM
受信回路10(擬似同期通知情報受信部10A)にて第
2送受信装置2から擬似同期通知情報を受信すると、V
C受信回路11,F2受信回路12をスルーして(図2
の矢印A参照)、F2受信回路13(同期パターン変更
部13A)に通知されるようになっている。
【0079】具体的に、同期パターン変更部13Aで
は、図4に示すように、擬似同期通知情報受信部10A
によって抽出されたXバイト(図4の矢印A参照)に基
づいて、2つの同期パターンのうちのいずれか一方のパ
ターン(第1同期パターン)から他方のパターン(第2
同期パターン)へ変更するようになっている。例えば、
図5(a)に示すように、入力されてくるF2バイトの
同期パターンのフレームビットがFa,Fbの2ビット
である場合、擬似同期通知情報を受信することによっ
て、このフレームビットを、これとは異なるフレームビ
ット(例えば、Fa,Fb→Fb,Fa)に変更するよ
うになっているのである〔図5(b)参照〕。
は、図4に示すように、擬似同期通知情報受信部10A
によって抽出されたXバイト(図4の矢印A参照)に基
づいて、2つの同期パターンのうちのいずれか一方のパ
ターン(第1同期パターン)から他方のパターン(第2
同期パターン)へ変更するようになっている。例えば、
図5(a)に示すように、入力されてくるF2バイトの
同期パターンのフレームビットがFa,Fbの2ビット
である場合、擬似同期通知情報を受信することによっ
て、このフレームビットを、これとは異なるフレームビ
ット(例えば、Fa,Fb→Fb,Fa)に変更するよ
うになっているのである〔図5(b)参照〕。
【0080】このように、F2送信回路13では、同期
パターン変更部13Aにおいて、受信データの同期状態
に応じた2つの同期パターンのうちのいずれか一方の同
期パターンを次段のフレームパターン挿入部13Bに送
信し、このフレームパターン挿入部13Bでは、F2バ
イトのデータを挿入し、このF2バイトデータと上記同
期パターンとをVC送信回路14へ送信するようになっ
ている。
パターン変更部13Aにおいて、受信データの同期状態
に応じた2つの同期パターンのうちのいずれか一方の同
期パターンを次段のフレームパターン挿入部13Bに送
信し、このフレームパターン挿入部13Bでは、F2バ
イトのデータを挿入し、このF2バイトデータと上記同
期パターンとをVC送信回路14へ送信するようになっ
ている。
【0081】なお、ここではフレームビットとして2ビ
ット用いたが、伝送するデータの品質に応じてビット数
を変更し、2ビット以上用いるようにしてもよい。但
し、F2バイトを使用する場合には、フレームビットと
して用いるビット数を増大すると、送信データ(D1〜
D8)として用いるビット数が減少してしまうため、こ
の場合、フレームビットは2ビット使用するのが望まし
い。
ット用いたが、伝送するデータの品質に応じてビット数
を変更し、2ビット以上用いるようにしてもよい。但
し、F2バイトを使用する場合には、フレームビットと
して用いるビット数を増大すると、送信データ(D1〜
D8)として用いるビット数が減少してしまうため、こ
の場合、フレームビットは2ビット使用するのが望まし
い。
【0082】さらに、VC送信回路14は、図2に示す
ように、送信パスオーバヘッド処理部140,パス誤り
情報挿入部141及び送信ポインタ処理部142をそな
えて構成されている。ここで、パス誤り情報挿入部14
1は、POHのB3バイトを挿入するもので、このB3
バイトにより、パスに誤りがあるか否かの検出を行なう
ことができるようになっている。送信パスオーバヘッド
処理部140は、出力データにPOHを挿入するもの
で、上述のパス誤り情報挿入部141からのB3バイト
のほか、上述のフレームパターン挿入部13BからのF
2バイトを挿入するようになっている。
ように、送信パスオーバヘッド処理部140,パス誤り
情報挿入部141及び送信ポインタ処理部142をそな
えて構成されている。ここで、パス誤り情報挿入部14
1は、POHのB3バイトを挿入するもので、このB3
バイトにより、パスに誤りがあるか否かの検出を行なう
ことができるようになっている。送信パスオーバヘッド
処理部140は、出力データにPOHを挿入するもの
で、上述のパス誤り情報挿入部141からのB3バイト
のほか、上述のフレームパターン挿入部13BからのF
2バイトを挿入するようになっている。
【0083】また、送信ポインタ処理部142は、出力
データの送信ポインタ処理を施すもので、エラスティッ
クストア/ビットバッファ142a,ポインタ値挿入部
142b及びコンカチネーション制御部142cをそな
えて構成されている。エラスティックストア/ビットバ
ッファ142aは、送信POH処理部140からの信号
のクロックタイミング(装置のクロックタイミング)か
ら出力信号のクロックタイミングに乗せ換る処理を施す
ものであり、コンカチネーション制御部142cは、上
述のコンカチネーション制御部110cとほぼ同様に、
回線サイズ(種別)設定により、入力信号の各チャンネ
ル個別に先頭チャンネル,従属チャンネルに対応した状
態遷移に基づく制御を施すものである。さらに、ポイン
タ値挿入部142bは、ポインタ値やコンカチネーショ
ン表示信号を挿入するものである。
データの送信ポインタ処理を施すもので、エラスティッ
クストア/ビットバッファ142a,ポインタ値挿入部
142b及びコンカチネーション制御部142cをそな
えて構成されている。エラスティックストア/ビットバ
ッファ142aは、送信POH処理部140からの信号
のクロックタイミング(装置のクロックタイミング)か
ら出力信号のクロックタイミングに乗せ換る処理を施す
ものであり、コンカチネーション制御部142cは、上
述のコンカチネーション制御部110cとほぼ同様に、
回線サイズ(種別)設定により、入力信号の各チャンネ
ル個別に先頭チャンネル,従属チャンネルに対応した状
態遷移に基づく制御を施すものである。さらに、ポイン
タ値挿入部142bは、ポインタ値やコンカチネーショ
ン表示信号を挿入するものである。
【0084】また、STM送信回路(STMフレーム送
信装置)15は、図2に示すように、送信SOH処理部
150,誤り検出情報挿入部151,スクランブル処理
部152,パラレル/シリアル変換部153,電気/光
変換部154をそなえて構成されるものである。ここ
で、送信SOH処理部150は、出力信号にSOHを挿
入するもので、外部インタフェース部(符号18参照)
からのK1,K2バイトや後述する誤り検出情報挿入部
151からのB1,B2バイトを挿入するようになって
いる。さらに、この送信SOH処理部150に設けられ
ている擬似同期通知部15Aによって、F2受信回路1
2から受けるXバイトを挿入するようにもなっている。
信装置)15は、図2に示すように、送信SOH処理部
150,誤り検出情報挿入部151,スクランブル処理
部152,パラレル/シリアル変換部153,電気/光
変換部154をそなえて構成されるものである。ここ
で、送信SOH処理部150は、出力信号にSOHを挿
入するもので、外部インタフェース部(符号18参照)
からのK1,K2バイトや後述する誤り検出情報挿入部
151からのB1,B2バイトを挿入するようになって
いる。さらに、この送信SOH処理部150に設けられ
ている擬似同期通知部15Aによって、F2受信回路1
2から受けるXバイトを挿入するようにもなっている。
【0085】また、誤り検出情報挿入部151は、誤り
検出情報であるB1,B2バイトを挿入するもので、後
述するスクランブル処理部152において処理された後
の信号に基づいてB1バイトを挿入するとともに、送信
SOH処理部150において所定の演算処理の施された
信号に基づいてB2バイトを挿入するようになってい
る。
検出情報であるB1,B2バイトを挿入するもので、後
述するスクランブル処理部152において処理された後
の信号に基づいてB1バイトを挿入するとともに、送信
SOH処理部150において所定の演算処理の施された
信号に基づいてB2バイトを挿入するようになってい
る。
【0086】さらに、スクランブル152は、送信SO
H処理部150からのデータにスクランブル処理を施す
ものであり、シリアル/パラレル変換部(P/S)15
3は、スクランブル処理後のパラレルデータをシリアル
データに速度変換するものであり、電気/光変換部(E
/O)154は、電気信号を光信号に変換するものであ
る。
H処理部150からのデータにスクランブル処理を施す
ものであり、シリアル/パラレル変換部(P/S)15
3は、スクランブル処理後のパラレルデータをシリアル
データに速度変換するものであり、電気/光変換部(E
/O)154は、電気信号を光信号に変換するものであ
る。
【0087】また、図2及び図3に示す符号17は、ア
ラーム報知部(保護段)で、このアラーム報知部17
は、変更同期パターン送信部15Aから同期パターンを
所定回変更して送信しても、擬似同期検出部12Aにお
いて、依然として擬似同期状態が検出される場合、アラ
ーム(リンク異常アラーム)を報知するものである。つ
まり、このアラーム報知部17により、リンクの異常を
早期に発見することができるのである。
ラーム報知部(保護段)で、このアラーム報知部17
は、変更同期パターン送信部15Aから同期パターンを
所定回変更して送信しても、擬似同期検出部12Aにお
いて、依然として擬似同期状態が検出される場合、アラ
ーム(リンク異常アラーム)を報知するものである。つ
まり、このアラーム報知部17により、リンクの異常を
早期に発見することができるのである。
【0088】さらに、図2に示す符号16は、DIML
(Drop Insert Monitor Loopback)処理部で、このDI
ML処理部16は、光インタフェース(第1送受信装置
1)とクロスコネクトとの間における信号に所望の処理
を施すもので、具体的には、このDIML処理部16か
ら接続する外部に所望の測定器(図示略)を設定し、光
インタフェースからのデータを抽出(Drop)して特定の
情報を測定したり、光インタフェースからのデータにあ
る情報をのせるために特定の情報を挿入( Insert )す
るようになっている。
(Drop Insert Monitor Loopback)処理部で、このDI
ML処理部16は、光インタフェース(第1送受信装置
1)とクロスコネクトとの間における信号に所望の処理
を施すもので、具体的には、このDIML処理部16か
ら接続する外部に所望の測定器(図示略)を設定し、光
インタフェースからのデータを抽出(Drop)して特定の
情報を測定したり、光インタフェースからのデータにあ
る情報をのせるために特定の情報を挿入( Insert )す
るようになっている。
【0089】そのほか、このDIML処理部16では、
光インタフェースからのデータやクロスコネクトからの
データをモニタ(Monitor )したり、第1送受信装置1
と接続する交換局等が存在しない場合など(図11,図
12の端局装置4A参照)、光インタフェースの受信部
1Aからのデータを送信部1Bへ折り返すようにもなっ
ている( Loopback )。
光インタフェースからのデータやクロスコネクトからの
データをモニタ(Monitor )したり、第1送受信装置1
と接続する交換局等が存在しない場合など(図11,図
12の端局装置4A参照)、光インタフェースの受信部
1Aからのデータを送信部1Bへ折り返すようにもなっ
ている( Loopback )。
【0090】なお、図2に示す符号18は、外部インタ
ーフェース部で、この外部インタフェース部18は、送
信データに対する処理を施すためのものであるが、この
外部インタフェース部18による送信データの処理(監
視等)は、ユーザによって設定されたデータに基づいて
行なわれるようになっている。また、受信側の外部イン
タフェース部は図示していないが、同様に、受信データ
の処理もユーザによって設定されたデータに基づいて行
なわれるようになっている。
ーフェース部で、この外部インタフェース部18は、送
信データに対する処理を施すためのものであるが、この
外部インタフェース部18による送信データの処理(監
視等)は、ユーザによって設定されたデータに基づいて
行なわれるようになっている。また、受信側の外部イン
タフェース部は図示していないが、同様に、受信データ
の処理もユーザによって設定されたデータに基づいて行
なわれるようになっている。
【0091】上述の図2においては、第1送受信装置1
の構成について詳述したが、光ファイバ50a,50b
を通じて接続される第2送受信装置2も、この第1送受
信装置1と同様に構成されている。つまり、第1送受信
装置1及び第2送受信装置2では、それぞれ、擬似同期
通知情報を検出してその検出した旨を対向装置に送信す
る系統(図3参照)と対向装置からの擬似同期通知情報
を受けて同期パターンを変更する系統(図4参照)との
両系統をそなえることにより、装置間を伝送するデータ
の擬似同期状態の検出及び再同期処理を迅速に行なうこ
とができるようになっているのである。
の構成について詳述したが、光ファイバ50a,50b
を通じて接続される第2送受信装置2も、この第1送受
信装置1と同様に構成されている。つまり、第1送受信
装置1及び第2送受信装置2では、それぞれ、擬似同期
通知情報を検出してその検出した旨を対向装置に送信す
る系統(図3参照)と対向装置からの擬似同期通知情報
を受けて同期パターンを変更する系統(図4参照)との
両系統をそなえることにより、装置間を伝送するデータ
の擬似同期状態の検出及び再同期処理を迅速に行なうこ
とができるようになっているのである。
【0092】以下、上述のごとく構成された本実施形態
にかかる擬似同期防止式SDH伝送システム50は、例
えば、図6に示すような処理が施される。なお、ここで
は、第2送受信装置2から送信されるデータを第1送受
信装置1において処理される場合について説明する。通
常時、第1送受信装置1では、第2送受信装置2からデ
ータが送信されると、そのデータ(光信号)をO/E1
02において電気信号に変換し(図6のステップa
1)、S/P103においてパラレル信号に速度変換し
たのち、フレーム同期検出部104においてSOH内の
A1,A2バイトによりSTMフレームの同期がとれて
いるか否かを検出する(ステップa2)。
にかかる擬似同期防止式SDH伝送システム50は、例
えば、図6に示すような処理が施される。なお、ここで
は、第2送受信装置2から送信されるデータを第1送受
信装置1において処理される場合について説明する。通
常時、第1送受信装置1では、第2送受信装置2からデ
ータが送信されると、そのデータ(光信号)をO/E1
02において電気信号に変換し(図6のステップa
1)、S/P103においてパラレル信号に速度変換し
たのち、フレーム同期検出部104においてSOH内の
A1,A2バイトによりSTMフレームの同期がとれて
いるか否かを検出する(ステップa2)。
【0093】その後、デスクランブル(DSCR)10
5において、デスクランブル処理を施し(ステップa
3)、受信SOH処理部106において、SOH内のB
1バイトとB2バイトとを抽出して入力信号に誤りがあ
るか否かを検出する(ステップa4;RSOH Dro
p,ステップa5;MSOH Drop)。また、受信
SOH処理部106において、K1バイトとK2バイト
とを抽出し(ステップa6)、第1送受信装置1,第2
送受信装置2間の監視を行なったのち、分離処理(DM
UX)を施す(ステップa7)。
5において、デスクランブル処理を施し(ステップa
3)、受信SOH処理部106において、SOH内のB
1バイトとB2バイトとを抽出して入力信号に誤りがあ
るか否かを検出する(ステップa4;RSOH Dro
p,ステップa5;MSOH Drop)。また、受信
SOH処理部106において、K1バイトとK2バイト
とを抽出し(ステップa6)、第1送受信装置1,第2
送受信装置2間の監視を行なったのち、分離処理(DM
UX)を施す(ステップa7)。
【0094】そして、上述の分離されたデータは、VC
受信回路11の受信ポインタ検出部110aにおいてポ
インタ(AUポインタ)を検出し(ステップa8)、コ
ンカチネーション制御等の各処理を施したのち、受信P
OH処理部111において、分離された各データの運用
保守情報(POH)を抽出する(ステップa9)。この
とき、同時にF2バイトを抽出する。
受信回路11の受信ポインタ検出部110aにおいてポ
インタ(AUポインタ)を検出し(ステップa8)、コ
ンカチネーション制御等の各処理を施したのち、受信P
OH処理部111において、分離された各データの運用
保守情報(POH)を抽出する(ステップa9)。この
とき、同時にF2バイトを抽出する。
【0095】すると、F2受信回路12では、図3に示
すように、フレームパターン検出部120において同期
パターンを検出し、この同期パターンにより、メインカ
ウンタ121aのハンティングを開始し、同期が確立す
ると、そのフレームタイミングとは異なる別の位置から
サブカウンタ121bのハンティングを開始する。な
お、このとき、同期パターンが正確であるか否かを保護
段122a,122bにおいて検出し、同期がとれてい
る場合には、同期情報(SYNC)を論理演算部123
へ送信するとともに、タイミング情報(Tim)をフレ
ームパターン除去部12Bへ送信する。そして、F2バ
イトからフレームパターンを除去してF2バイトの所望
のデータ(D1〜D8;図5参照)を抽出する。
すように、フレームパターン検出部120において同期
パターンを検出し、この同期パターンにより、メインカ
ウンタ121aのハンティングを開始し、同期が確立す
ると、そのフレームタイミングとは異なる別の位置から
サブカウンタ121bのハンティングを開始する。な
お、このとき、同期パターンが正確であるか否かを保護
段122a,122bにおいて検出し、同期がとれてい
る場合には、同期情報(SYNC)を論理演算部123
へ送信するとともに、タイミング情報(Tim)をフレ
ームパターン除去部12Bへ送信する。そして、F2バ
イトからフレームパターンを除去してF2バイトの所望
のデータ(D1〜D8;図5参照)を抽出する。
【0096】また、上述の受信POH処理部111にお
いて抽出されたPOHは、DIML処理部16におい
て、上述したような所望の処理を施したのち、クロスコ
ネクトへ送信する為の処理としてポインタ(TUポイン
タ)を検出し(図6のステップa10)、さらに、コン
テナ毎の運用保守情報(POH)を検出して(ステップ
a11)、VCレイヤの情報からコンテナに分解(デマ
ッピング)する(ステップa12;SDH/PDH信号
との接続)。その後、このデータは、同軸ケーブル(me
talic twist pair)等により交換局を経て端末にて受信
される。
いて抽出されたPOHは、DIML処理部16におい
て、上述したような所望の処理を施したのち、クロスコ
ネクトへ送信する為の処理としてポインタ(TUポイン
タ)を検出し(図6のステップa10)、さらに、コン
テナ毎の運用保守情報(POH)を検出して(ステップ
a11)、VCレイヤの情報からコンテナに分解(デマ
ッピング)する(ステップa12;SDH/PDH信号
との接続)。その後、このデータは、同軸ケーブル(me
talic twist pair)等により交換局を経て端末にて受信
される。
【0097】一方、送信時、第1送受信装置1は、同軸
ケーブルによって送信される端末からのデータを、光イ
ンタフェースによりコンテナに収容したのち(ステップ
b1;マッピング処理)、コンテナ毎に運用保守情報
(POH)を付与する(ステップb2)。その後、この
POHが付与されたデータに、ポインタ(TUポイン
タ)を付与し(ステップb3)、このTUポインタが付
与されたデータを多重化する。
ケーブルによって送信される端末からのデータを、光イ
ンタフェースによりコンテナに収容したのち(ステップ
b1;マッピング処理)、コンテナ毎に運用保守情報
(POH)を付与する(ステップb2)。その後、この
POHが付与されたデータに、ポインタ(TUポイン
タ)を付与し(ステップb3)、このTUポインタが付
与されたデータを多重化する。
【0098】そして、第1送受信装置1は、この多重化
されたデータに送信POH処理部140において多重化
情報の運用保守情報(POH)を付与し(ステップb
4)、ポインタ値挿入部142bにおいてポインタ(A
Uポインタ)を付与したのち(ステップb5)、さら
に、多重化してSTMフレームとする(ステップb
6)。その後、このSTMフレームは、送信SOH処理
部150において第1送受信装置1,第2送受信装置2
間の監視情報であるK1,K2バイトを挿入し(ステッ
プb7)、さらに、信号の誤り検出を行なうB2バイト
やB1バイトを挿入する(ステップb8;MSOH I
NS,ステップb9;RSOH INS)。
されたデータに送信POH処理部140において多重化
情報の運用保守情報(POH)を付与し(ステップb
4)、ポインタ値挿入部142bにおいてポインタ(A
Uポインタ)を付与したのち(ステップb5)、さら
に、多重化してSTMフレームとする(ステップb
6)。その後、このSTMフレームは、送信SOH処理
部150において第1送受信装置1,第2送受信装置2
間の監視情報であるK1,K2バイトを挿入し(ステッ
プb7)、さらに、信号の誤り検出を行なうB2バイト
やB1バイトを挿入する(ステップb8;MSOH I
NS,ステップb9;RSOH INS)。
【0099】続いて、スクランブル152において送信
SOH処理部150からのデータにスクランブル処理を
施したのち(ステップb10)、そのデータをP/S1
53においてシリアルデータに速度変換し、E/O15
4においてそのデータ(電気信号)を光信号に変換する
(ステップb11)。ところで、上記の一連の処理にお
いて、擬似同期が発生した場合、以下に示す処理が施さ
れる。なお、ここでは、第2送受信装置2からのデータ
が第1送受信装置1において擬似同期状態となった場合
の処理について説明する。
SOH処理部150からのデータにスクランブル処理を
施したのち(ステップb10)、そのデータをP/S1
53においてシリアルデータに速度変換し、E/O15
4においてそのデータ(電気信号)を光信号に変換する
(ステップb11)。ところで、上記の一連の処理にお
いて、擬似同期が発生した場合、以下に示す処理が施さ
れる。なお、ここでは、第2送受信装置2からのデータ
が第1送受信装置1において擬似同期状態となった場合
の処理について説明する。
【0100】即ち、第1送受信装置1において、入力さ
れてくるデータを受信した際に、F2受信回路12にお
いてF2バイト情報中の同期パターンと同じパターンが
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
すると(擬似同期検出ステップ)、この擬似同期状態に
なった旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドのXバ
イトに挿入して〔図1(b)のステップC1〕、第2送
受信装置2の受信部2Aへ通知する〔擬似同期通知ステ
ップ;図1(b)のステップC2〕。
れてくるデータを受信した際に、F2受信回路12にお
いてF2バイト情報中の同期パターンと同じパターンが
出現することにより、擬似同期状態になったことを検出
すると(擬似同期検出ステップ)、この擬似同期状態に
なった旨の情報をSTMフレームのオーバヘッドのXバ
イトに挿入して〔図1(b)のステップC1〕、第2送
受信装置2の受信部2Aへ通知する〔擬似同期通知ステ
ップ;図1(b)のステップC2〕。
【0101】例えば、図7(a)に示すように、データ
が入力されてくると、メインカウンタ121aでは、F
2バイト中の真の同期パターン〔図7(a)の矢印A参
照〕を検出し、図7(b)に示すように、同期パターン
をハンティングしていたメインカウンタ121aは、同
期状態へ移行する〔図7(b)の矢印A1参照〕。そし
て、このとき、サブカウンタ121bでは、上述のF2
バイト中の真の同期パターンと相互に位相がずれた同じ
同期パターンの擬の同期パターン〔図7(a)の矢印B
参照〕を検出し、この擬の同期パターンに基づいて、図
7(c)に示すように、ハンティング状態から同期状態
へ移行する〔図7(c)の矢印B1参照〕。
が入力されてくると、メインカウンタ121aでは、F
2バイト中の真の同期パターン〔図7(a)の矢印A参
照〕を検出し、図7(b)に示すように、同期パターン
をハンティングしていたメインカウンタ121aは、同
期状態へ移行する〔図7(b)の矢印A1参照〕。そし
て、このとき、サブカウンタ121bでは、上述のF2
バイト中の真の同期パターンと相互に位相がずれた同じ
同期パターンの擬の同期パターン〔図7(a)の矢印B
参照〕を検出し、この擬の同期パターンに基づいて、図
7(c)に示すように、ハンティング状態から同期状態
へ移行する〔図7(c)の矢印B1参照〕。
【0102】なお、上述の場合、保護段122a,12
2bによる同期パターンの判断は、真の同期パターンが
2つ入力されると同期とみなして同期状態にするととも
に、真の同期パターンが1つでも入力されなくなると、
ハンティングする(前方2段後方1段)。このように、
上述のメインカウンタ121aとサブカウンタ121b
との同期がともに確立すると、このF2受信回路12で
は、論理演算部123においてAND回路123a(図
3参照)から擬似同期フラグ(擬似同期状態になった旨
の情報)を出力する。なお、この擬似同期フラグが出力
される時間は、図7(d)に示すように、メインカウン
タ121aとサブカウンタ121bとがともに同期が確
立している間〔擬似同期期間;図7(d)の区間C参
照〕である。
2bによる同期パターンの判断は、真の同期パターンが
2つ入力されると同期とみなして同期状態にするととも
に、真の同期パターンが1つでも入力されなくなると、
ハンティングする(前方2段後方1段)。このように、
上述のメインカウンタ121aとサブカウンタ121b
との同期がともに確立すると、このF2受信回路12で
は、論理演算部123においてAND回路123a(図
3参照)から擬似同期フラグ(擬似同期状態になった旨
の情報)を出力する。なお、この擬似同期フラグが出力
される時間は、図7(d)に示すように、メインカウン
タ121aとサブカウンタ121bとがともに同期が確
立している間〔擬似同期期間;図7(d)の区間C参
照〕である。
【0103】その後、送信部1B(擬似同期通知部15
A)から擬似同期フラグ(Xバイト)を送信すると〔図
1(b)のステップC2〕、第2送受信装置2のSTM
受信回路20では、擬似同期通知情報受信部20Aにお
いてその旨の情報を受信して送信部2BのF2送信回路
23に通知する〔擬似同期通知ステップ;図1(b)の
ステップC3〕。
A)から擬似同期フラグ(Xバイト)を送信すると〔図
1(b)のステップC2〕、第2送受信装置2のSTM
受信回路20では、擬似同期通知情報受信部20Aにお
いてその旨の情報を受信して送信部2BのF2送信回路
23に通知する〔擬似同期通知ステップ;図1(b)の
ステップC3〕。
【0104】そして、F2送信回路23では、擬似同期
状態になったことが通知されると、同期パターン変更部
23Aにおいて、図5に示すように、F2バイト中の同
期パターン(Fa,Fb)とは異なる同期パターンに変
更し(Fb,Fa)、変更同期パターン送信部23Bに
おいて、その変更後の同期パターン(Fb,Fa)を第
1送受信装置1の受信部1Aへ送信する〔変更同期パタ
ーン送信ステップ;図1(b)のステップC4〕。
状態になったことが通知されると、同期パターン変更部
23Aにおいて、図5に示すように、F2バイト中の同
期パターン(Fa,Fb)とは異なる同期パターンに変
更し(Fb,Fa)、変更同期パターン送信部23Bに
おいて、その変更後の同期パターン(Fb,Fa)を第
1送受信装置1の受信部1Aへ送信する〔変更同期パタ
ーン送信ステップ;図1(b)のステップC4〕。
【0105】すると、第1送受信装置1の受信部1Aで
は、F2受信回路12において、2つのカウンタ121
a,121bのうちのいずれか一方が擬似同期状態から
はずれるため、フレームパターン検出部120へ検出パ
ターン変更情報を送信し、この変更された同期パターン
に基づき、いずれか一方のカウンタ(ここではメインカ
ウンタ121a)によって真の同期パターン〔図8
(a)の矢印A参照〕が検出される〔図8(b)の矢印
A2参照〕。このとき、サブカウンタ121bにおいて
も、変更された同期パターンがカウントされるため、上
述の擬の同期パターン〔図8(a)の矢印B参照〕は検
出されない。
は、F2受信回路12において、2つのカウンタ121
a,121bのうちのいずれか一方が擬似同期状態から
はずれるため、フレームパターン検出部120へ検出パ
ターン変更情報を送信し、この変更された同期パターン
に基づき、いずれか一方のカウンタ(ここではメインカ
ウンタ121a)によって真の同期パターン〔図8
(a)の矢印A参照〕が検出される〔図8(b)の矢印
A2参照〕。このとき、サブカウンタ121bにおいて
も、変更された同期パターンがカウントされるため、上
述の擬の同期パターン〔図8(a)の矢印B参照〕は検
出されない。
【0106】つまり、図8(a)に示す擬のパターン
(Fa,Fb)は、同期パターンを変更する前の真の同
期パターンと同様な同期パターンをもつデータであるの
で、上述のように同期パターンを変更することによっ
て、真の同期パターン(Fb,Fa)とは同期パターン
が異なる。そのため、サブカウンタ121bは、図8
(c)に示すように、上述の擬のパターンを検出しない
のである。
(Fa,Fb)は、同期パターンを変更する前の真の同
期パターンと同様な同期パターンをもつデータであるの
で、上述のように同期パターンを変更することによっ
て、真の同期パターン(Fb,Fa)とは同期パターン
が異なる。そのため、サブカウンタ121bは、図8
(c)に示すように、上述の擬のパターンを検出しない
のである。
【0107】これにより、F2受信回路12では、論理
演算部123においてXOR回路123b(図3参照)
から同期確立情報が出力される。即ち、図8(d)に示
すように、メインカウンタ121aによってカウントさ
れた同期状態の間のみを真の同期期間〔図8(d)の区
間C′参照〕とすることができる。なお、第2送受信装
置2の変更同期パターン送信部23Bにおいて、上述の
同期パターンを所定回変更して送信しても、依然とし
て、擬似同期が検出される場合(例えば、1秒以上擬似
同期状態が継続する場合)は、アラーム報知部17にお
いてアラームを報知し(アラーム報知ステップ)、リン
クの異常であると判断される。
演算部123においてXOR回路123b(図3参照)
から同期確立情報が出力される。即ち、図8(d)に示
すように、メインカウンタ121aによってカウントさ
れた同期状態の間のみを真の同期期間〔図8(d)の区
間C′参照〕とすることができる。なお、第2送受信装
置2の変更同期パターン送信部23Bにおいて、上述の
同期パターンを所定回変更して送信しても、依然とし
て、擬似同期が検出される場合(例えば、1秒以上擬似
同期状態が継続する場合)は、アラーム報知部17にお
いてアラームを報知し(アラーム報知ステップ)、リン
クの異常であると判断される。
【0108】このように、本発明の擬似同期防止式SD
H伝送システム50によれば、データのF2バイトの同
期パターンによって擬似同期を検出すると、F2バイト
のレイヤより高いレイヤ(使用していないオーバヘッド
中のXバイト)を用いて擬似同期となった旨を通知し、
通知された装置では、同期パターンを変更して返信する
ので、擬似同期状態を迅速に回避することができ、本シ
ステムが適用された端局装置の処理能力を大幅に向上さ
せることができる利点がある。
H伝送システム50によれば、データのF2バイトの同
期パターンによって擬似同期を検出すると、F2バイト
のレイヤより高いレイヤ(使用していないオーバヘッド
中のXバイト)を用いて擬似同期となった旨を通知し、
通知された装置では、同期パターンを変更して返信する
ので、擬似同期状態を迅速に回避することができ、本シ
ステムが適用された端局装置の処理能力を大幅に向上さ
せることができる利点がある。
【0109】また、本発明によれば、同期パターンを所
定回変更しても、依然として、擬似同期状態である場合
にはアラームを報知するので、リンクの異常を早期に発
見することができ、システムの再同期処理を迅速に行な
うことができる利点がある。さらに、本発明の擬似同期
防止式SDH伝送システム50によれば、カウンタ12
1a,121bを2つそなえ、受信した信号に応じて自
らフレーム同期を作成しているので、例えば、エラーレ
ートの高い信号列やシグナリングが固定するような信号
など、入力信号の種別に関わらず、所定のカウント処理
を施すことができ、本システムの適用範囲を拡大するこ
とができるほか、汎用性の向上を図ることができる利点
がある。
定回変更しても、依然として、擬似同期状態である場合
にはアラームを報知するので、リンクの異常を早期に発
見することができ、システムの再同期処理を迅速に行な
うことができる利点がある。さらに、本発明の擬似同期
防止式SDH伝送システム50によれば、カウンタ12
1a,121bを2つそなえ、受信した信号に応じて自
らフレーム同期を作成しているので、例えば、エラーレ
ートの高い信号列やシグナリングが固定するような信号
など、入力信号の種別に関わらず、所定のカウント処理
を施すことができ、本システムの適用範囲を拡大するこ
とができるほか、汎用性の向上を図ることができる利点
がある。
【0110】(d)その他 ところで、上述の実施形態では、本発明をリニアネット
ワークに適用した場合について詳述したが、リングネッ
トワークにも適用できる。具体的に、リングネットワー
クは、複数のノード(端局装置)により構成されるネッ
トワークであるため、図1にて上述した第1送受信装置
1,第2送受信装置2は、光ファイバ50a,50b上
に他の複数のノードを介して対向している。
ワークに適用した場合について詳述したが、リングネッ
トワークにも適用できる。具体的に、リングネットワー
クは、複数のノード(端局装置)により構成されるネッ
トワークであるため、図1にて上述した第1送受信装置
1,第2送受信装置2は、光ファイバ50a,50b上
に他の複数のノードを介して対向している。
【0111】また、リングネットワークの場合、擬似同
期状態となったノードを判断するために、擬似同期通知
情報とともに各ノードの情報(局番)をバイト情報中の
未使用バイトであるXバイトに付加して送信するように
なっている。なお、上記のXバイトは、隣接するノード
のEASTからの送信である場合には次のノードのEA
STに送信し、WESTからの送信である場合にはWE
STに送信するようになっている。また、各ノードに
は、EAST用,WEST用の光インタフェース(光I
F盤)がそれぞれ設けられているので、EASTからW
EST経由で送信する場合(折り返す場合)には、上記
2つの光IF盤の間において擬似同期フラグ(擬似同期
通知情報)を引き渡すようになっている。
期状態となったノードを判断するために、擬似同期通知
情報とともに各ノードの情報(局番)をバイト情報中の
未使用バイトであるXバイトに付加して送信するように
なっている。なお、上記のXバイトは、隣接するノード
のEASTからの送信である場合には次のノードのEA
STに送信し、WESTからの送信である場合にはWE
STに送信するようになっている。また、各ノードに
は、EAST用,WEST用の光インタフェース(光I
F盤)がそれぞれ設けられているので、EASTからW
EST経由で送信する場合(折り返す場合)には、上記
2つの光IF盤の間において擬似同期フラグ(擬似同期
通知情報)を引き渡すようになっている。
【0112】また、上述した実施形態に関わらず、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
【0113】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
データの所定のバイト情報の同期パターンによって擬似
同期を検出するとともに、擬似同期状態になった場合に
は、所定のバイト情報のレイヤより高いレイヤ(使用し
ていないオーバヘッド中のバイト情報)を用いて擬似同
期となった旨を通知し、通知された装置では、同期パタ
ーンを変更して返信するので、擬似同期状態を迅速に回
避することができ、本システムが適用された送受信装置
の処理能力を大幅に向上させることができる利点がある
(請求項1,3,6,8)。
データの所定のバイト情報の同期パターンによって擬似
同期を検出するとともに、擬似同期状態になった場合に
は、所定のバイト情報のレイヤより高いレイヤ(使用し
ていないオーバヘッド中のバイト情報)を用いて擬似同
期となった旨を通知し、通知された装置では、同期パタ
ーンを変更して返信するので、擬似同期状態を迅速に回
避することができ、本システムが適用された送受信装置
の処理能力を大幅に向上させることができる利点がある
(請求項1,3,6,8)。
【0114】また、本発明によれば、同期パターンを所
定回変更しても、依然として、擬似同期状態である場合
にはアラームを報知するので、リンクの異常を早期に発
見することができ、システムの再同期処理を迅速に行な
うことができる利点がある(請求項2,5,7)。さら
に、本発明の擬似同期防止式SDH伝送システムによれ
ば、カウンタを2つそなえ、受信した信号に応じて自ら
フレーム同期を作成しているので、例えば、エラーレー
トの高い信号列やシグナリングが固定するような信号な
ど、入力信号の種別に関わらず、所定のカウント処理を
施すことができ、本システムの適用範囲を拡大すること
ができるほか、汎用性の向上を図ることができる利点が
ある(請求項4)。
定回変更しても、依然として、擬似同期状態である場合
にはアラームを報知するので、リンクの異常を早期に発
見することができ、システムの再同期処理を迅速に行な
うことができる利点がある(請求項2,5,7)。さら
に、本発明の擬似同期防止式SDH伝送システムによれ
ば、カウンタを2つそなえ、受信した信号に応じて自ら
フレーム同期を作成しているので、例えば、エラーレー
トの高い信号列やシグナリングが固定するような信号な
ど、入力信号の種別に関わらず、所定のカウント処理を
施すことができ、本システムの適用範囲を拡大すること
ができるほか、汎用性の向上を図ることができる利点が
ある(請求項4)。
【図1】(a)は本発明の一実施形態にかかる擬似同期
防止式SDH伝送システムの構成を示すブロック図、
(b)は(a)に示すシステムの動作を説明するための
図である。
防止式SDH伝送システムの構成を示すブロック図、
(b)は(a)に示すシステムの動作を説明するための
図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる第1送受信装置及
びその周辺の詳細な構成を示すブロック図である。
びその周辺の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる擬似同期通知情報
の検出系を示すブロック図である。
の検出系を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる同期パターン変更
系を示すブロック図である。
系を示すブロック図である。
【図5】(a),(b)は、それぞれ、本発明の一実施
形態にかかる同期パターン変更部における同期パターン
変更方法を説明するための図である。
形態にかかる同期パターン変更部における同期パターン
変更方法を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる第1送受信装置及
びその周辺の動作を説明するための図である。
びその周辺の動作を説明するための図である。
【図7】(a)〜(d)は、それぞれ、本発明の一実施
形態にかかるカウンタによる擬似同期を検出する方法を
説明するための図である。
形態にかかるカウンタによる擬似同期を検出する方法を
説明するための図である。
【図8】(a)〜(d)は、それぞれ、本発明の一実施
形態にかかる同期パターン変更後のカウンタによる擬似
同期を検出する方法を説明するための図である。
形態にかかる同期パターン変更後のカウンタによる擬似
同期を検出する方法を説明するための図である。
【図9】SDH伝送方式が適用されたリニアネットワー
クの構成を示すブロック図である。
クの構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す端局装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図11】SDH伝送方式が適用されたリングネットワ
ークの構成を示すブロック図である。
ークの構成を示すブロック図である。
【図12】図10に示す端局装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図13】STMフレームの一例を示すブロック図であ
る。
る。
1 第1送受信装置 1A,2A 受信部 1B,2B 送信部 2 第2送受信装置 3a〜3e,7a,7b 交換局 4,4A〜4D,6 端局装置 5a,5b,5c 中継器(光増幅器等) 8A STMフレーム 8a セクションオーバヘッド(SOH) 8b ペイロード 10,20 STM受信回路(STMフレーム受信装
置) 10A,20A OH抜出回路(擬似同期通知情報受信
部) 11,21,81 VC受信回路 12,22 F2受信回路(バイト情報受信装置) 12A,22A 擬似同期検出部 12B フレームパターン除去部 13,23 F2送信回路(バイト情報送信装置) 13A 同期パターン変更部 13B 変更同期パターン送信部 14,24 VC送信回路 15,25 STM送信回路(STMフレーム送信装
置) 15A,25A OH挿入回路(擬似同期通知部) 16 DIML(Drop Insert Monitor Loopback )処
理部 17 アラーム報知部(保護段) 18 外部インタフェース部 30〜34,70,71 端末(ユーザ) 40,45,45a,45b,60,60a,60b,
60c 局内インターフェース 41,44,61 クロスコネクト(XC) 42,43,46,62 光インターフェース 50 擬似同期防止式SDH伝送システム 50a,50b 光ファイバ 80 Xバイト 82 F2バイト 100 リニアネットワーク 100a,101a 光ファイバ 101 リングネットワーク 102 光/電気変換部(O/E) 103 シリアル/パラレル変換部(S/P) 104 フレーム同期検出部 105 デスクランブル処理部 106 受信セクションオーバヘッド処理部 107 誤り検出部 110,142 受信ポインタ処理部 110a 受信ポインタ検出部 110b,142b エラスティックストア/ビットバ
ッファ 110c,142c コンカチネーション制御部 111 受信パスオーバヘッド処理部 112 パス誤り検出部 120 フレームパターン検出部 121 カウンタ 121a メインカウンタ 121b サブカウンタ 122a,122b 保護段 123 論理演算部 123a AND回路 123b 排他的論理和回路(XOR) 124 論理和回路(OR) 125 シフトレジスタ 140 送信パスオーバヘッド処理部 141 パス誤り情報挿入部 142 送信ポインタ処理部 142b 受信ポインタ値挿入部 150 送信セクションオーバヘッド処理部 151 誤り検出バイト挿入部 152 スクランブル処理部 153 パラレル/シリアル変換部(P/S) 154 電気/光変換部(E/O)
置) 10A,20A OH抜出回路(擬似同期通知情報受信
部) 11,21,81 VC受信回路 12,22 F2受信回路(バイト情報受信装置) 12A,22A 擬似同期検出部 12B フレームパターン除去部 13,23 F2送信回路(バイト情報送信装置) 13A 同期パターン変更部 13B 変更同期パターン送信部 14,24 VC送信回路 15,25 STM送信回路(STMフレーム送信装
置) 15A,25A OH挿入回路(擬似同期通知部) 16 DIML(Drop Insert Monitor Loopback )処
理部 17 アラーム報知部(保護段) 18 外部インタフェース部 30〜34,70,71 端末(ユーザ) 40,45,45a,45b,60,60a,60b,
60c 局内インターフェース 41,44,61 クロスコネクト(XC) 42,43,46,62 光インターフェース 50 擬似同期防止式SDH伝送システム 50a,50b 光ファイバ 80 Xバイト 82 F2バイト 100 リニアネットワーク 100a,101a 光ファイバ 101 リングネットワーク 102 光/電気変換部(O/E) 103 シリアル/パラレル変換部(S/P) 104 フレーム同期検出部 105 デスクランブル処理部 106 受信セクションオーバヘッド処理部 107 誤り検出部 110,142 受信ポインタ処理部 110a 受信ポインタ検出部 110b,142b エラスティックストア/ビットバ
ッファ 110c,142c コンカチネーション制御部 111 受信パスオーバヘッド処理部 112 パス誤り検出部 120 フレームパターン検出部 121 カウンタ 121a メインカウンタ 121b サブカウンタ 122a,122b 保護段 123 論理演算部 123a AND回路 123b 排他的論理和回路(XOR) 124 論理和回路(OR) 125 シフトレジスタ 140 送信パスオーバヘッド処理部 141 パス誤り情報挿入部 142 送信ポインタ処理部 142b 受信ポインタ値挿入部 150 送信セクションオーバヘッド処理部 151 誤り検出バイト挿入部 152 スクランブル処理部 153 パラレル/シリアル変換部(P/S) 154 電気/光変換部(E/O)
Claims (8)
- 【請求項1】 SDH伝送方式において、相互に対向す
る第1送受信装置と第2送受信装置との間で、STMフ
レーム内のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデー
タの伝送を行なうに際し、 上記の第1送受信装置及び第2送受信装置のうちの一方
の送受信装置における受信装置にて、該バイト情報中の
同期パターンと同じパターンが出現することにより、擬
似同期状態になったことを検出する擬似同期検出ステッ
プと、 該擬似同期検出ステップで、該擬似同期状態になったこ
とを検出すると、該一方の送受信装置における送信装置
で、擬似同期状態になった旨の情報を該STMフレーム
のオーバヘッドに挿入して、上記の第1送受信装置及び
第2送受信装置のうちの他方の送受信装置における受信
装置へ通知する擬似同期通知ステップと、 該擬似同期通知ステップで、該他方の送受信装置におけ
る受信装置に該擬似同期状態になったことが通知される
と、該バイト情報中の同期パターンとは異なる同期パタ
ーンに変更して、該他方の送受信装置における送信装置
から、上記の一方の送受信装置における受信装置へ変更
後の同期パターンを送信する変更同期パターン送信ステ
ップとをそなえて構成されたことを特徴とする、SDH
伝送方式における擬似同期防止方法。 - 【請求項2】 該変更同期パターン送信ステップで、同
期パターンを所定回変更して送信しても、該擬似同期検
出ステップで、依然として、擬似同期状態が検出される
場合は、アラームを報知するアラーム報知ステップをそ
なえていることを特徴とする、請求項1記載のSDH伝
送方式における擬似同期防止方法。 - 【請求項3】 SDH伝送方式にて、STMフレーム内
のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデータの伝送
を行なうための、相互に対向する第1送受信装置と第2
送受信装置とをそなえ、 上記の第1送受信装置及び第2送受信装置のうちの一方
の送受信装置におけるバイト情報受信装置に、該バイト
情報中の同期パターンと同じパターンが出現することに
より、擬似同期状態になったことを検出する擬似同期検
出部が設けられるとともに、 該一方の送受信装置におけるSTMフレーム送信装置
に、該擬似同期検出部で、該擬似同期状態になったこと
を検出すると、擬似同期状態になった旨の情報を該ST
Mフレームのオーバヘッドに挿入して、上記の第1送受
信装置及び第2送受信装置のうちの他方の送受信装置に
おけるSTMフレーム受信装置へ通知する擬似同期通知
部が設けられ、 且つ、該他方の送受信装置におけるSTMフレーム受信
装置に、該擬似同期通知部から通知されてきた擬似同期
状態になった旨の情報を受信する擬似同期通知情報受信
部が設けられるとともに、 該他方の送受信装置におけるバイト情報送信装置に、該
バイト情報中の同期パターンとは異なる同期パターンに
変更する同期パターン変更部と、該同期パターン変更部
にて変更された同期パターンを該一方の送受信装置にお
けるバイト情報受信装置へ送信する変更同期パターン送
信部とが設けられたことを特徴とする、擬似同期防止式
SDH伝送システム。 - 【請求項4】 該擬似同期検出部が、該バイト情報中の
同期パターン又は該同期パターンと同じパターンを相互
に位相をずらして検出する複数のカウンタと、各カウン
タでのパターン検出結果に基づき論理演算を施して擬似
同期状態になったことを検出する論理演算部とをそなえ
て構成されていることを特徴とする、請求項3記載の擬
似同期防止式SDH伝送システム。 - 【請求項5】 該変更同期パターン送信部から同期パタ
ーンを所定回変更して送信しても、該擬似同期検出部
で、依然として、擬似同期状態が検出される場合は、ア
ラームを報知するアラーム報知部が設けられていること
を特徴とする、請求項4記載の擬似同期防止式SDH伝
送システム。 - 【請求項6】 SDH伝送方式にて、STMフレーム内
のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデータの伝送
を対向する他の送受信装置との間で行なうための送受信
装置を有するSDH伝送システムにおいて、 STMフレームのレイヤでの受信を行なうSTMフレー
ム受信装置と、 該STMフレーム受信装置に接続されて該STMフレー
ムよりも低次の上記VCパス中の所定のバイト情報を受
信するバイト情報受信装置とをそなえるとともに、 該バイト情報と同レイヤのバイト情報を送信するバイト
情報送信装置と、 該バイト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレ
イヤでの送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそな
え、 該バイト情報受信装置に、該STMフレーム受信装置を
通じて受信されたSTMフレーム内のVCパス中の所定
のバイト情報中の同期パターンと同じパターンが出現す
ることにより、擬似同期状態になったことを検出する擬
似同期検出部が設けられるとともに、 該STMフレーム送信装置に、該擬似同期検出部で、該
擬似同期状態になったことを検出すると、擬似同期状態
になった旨の情報を該STMフレームのオーバヘッドに
挿入して、対向する他の送受信装置におけるSTMフレ
ーム受信装置へ通知する擬似同期通知部が設けられたこ
とを特徴とする、擬似同期防止式SDH伝送システムに
おける送受信装置。 - 【請求項7】 該他の送受信装置から送られてくる同期
パターンが所定回変更されても、該擬似同期検出部で、
依然として、擬似同期状態が検出される場合は、アラー
ムを報知するアラーム報知部が設けられていることを特
徴とする、請求項6記載の擬似同期防止式SDH伝送シ
ステムにおける送受信装置。 - 【請求項8】 SDH伝送方式にて、STMフレーム内
のVCパス中の所定のバイト情報を用いてデータの伝送
を対向する他の送受信装置との間で行なうための送受信
装置を有するSDH伝送システムにおいて、 STMフレームのレイヤでの受信を行なうSTMフレー
ム受信装置と、 該STMフレーム受信装置に接続されて該STMフレー
ムよりも低次の上記VCパス中の所定のバイト情報を受
信するバイト情報受信装置とをそなえるとともに、 該バイト情報と同レイヤのバイト情報を送信するバイト
情報送信装置と、 該バイト情報送信装置に接続されてSTMフレームのレ
イヤでの送信を行なうSTMフレーム送信装置とをそな
え、 該STMフレーム受信装置に、対向する他の送受信装置
からの擬似同期状態になった旨の情報を受信する擬似同
期通知情報受信部が設けられるとともに、 該バイト情報送信装置に、該バイト情報中の同期パター
ンとは異なる同期パターンに変更する同期パターン変更
部と、該同期パターン変更部にて変更された同期パター
ンを対向する他の送受信装置側へ送信する変更同期パタ
ーン送信部とが設けられたことを特徴とする、擬似同期
防止式SDH伝送システムにおける送受信装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10042625A JPH11239113A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | Sdh伝送方式における擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式sdh伝送システム及び擬似同期防止式sdh伝送システムにおける送受信装置 |
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JP10042625A JPH11239113A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | Sdh伝送方式における擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式sdh伝送システム及び擬似同期防止式sdh伝送システムにおける送受信装置 |
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JP10042625A Withdrawn JPH11239113A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | Sdh伝送方式における擬似同期防止方法並びに擬似同期防止式sdh伝送システム及び擬似同期防止式sdh伝送システムにおける送受信装置 |
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