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JPH11239100A - 冗長構成を有する光波長多重システム - Google Patents

冗長構成を有する光波長多重システム

Info

Publication number
JPH11239100A
JPH11239100A JP10038482A JP3848298A JPH11239100A JP H11239100 A JPH11239100 A JP H11239100A JP 10038482 A JP10038482 A JP 10038482A JP 3848298 A JP3848298 A JP 3848298A JP H11239100 A JPH11239100 A JP H11239100A
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JP
Japan
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optical
wavelength
optical signal
signal
output
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10038482A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Kuroyanagi
智司 黒柳
Tetsuya Nishi
哲也 西
Ichiro Nakajima
一郎 中島
Takuji Maeda
卓二 前田
Isao Tsuyama
功 津山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10038482A priority Critical patent/JPH11239100A/ja
Priority to US09/229,863 priority patent/US6433900B1/en
Priority to EP99100361A priority patent/EP0938244A2/en
Publication of JPH11239100A publication Critical patent/JPH11239100A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • H04Q11/0062Network aspects
    • HELECTRICITY
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】波長多重された光信号の中から異常が発生した
波長の光信号のみを切り替えることのできる冗長構成を
有する光波長多重システムを提供することである。 【解決手段】光XCノードの入力側や出力側に分波器1
0、11、光セレクタ12、13、合波器14、及び監
視回路15を備えた系切り替え部を設ける。分波器1
0、11は、0系及び1系の波長多重された光信号を多
重分離し、各波長毎に設けられる光セレクタ12、13
に送る。光セレクタ12、13は、監視回路15によっ
て制御され、障害が生じた場合に、他の系に切り替える
働きをする。光セレクタ12、13から出力された各波
長の光信号は合波器14によって合波され送出される。
分波器10、11や合波器14は、伝送路や光XCノー
ドの構成によって配置の仕方を変えることができる。ま
た、系切替部として音響光学フィルタ等の多波長選択フ
ィルタを用いることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長多重システ
ムにおける冗長構成に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の高速化、大容量化に伴い、ネット
ワークならびに伝送システムの広帯域化/大容量化が必
要となってくる。その一実現手段として、波長分割多重
技術をベースとして光ネットワークの構築が望まれてい
る。光ネットワークを構築する上で、核となるのが光波
長多重システムにおける光パスクロスコネクトシステム
(複数の光ファイバから波長多重されて入ってきた光信
号を、波長毎に所望の出力ファイバにルーチングする装
置)である。
【0003】一方、伝送容量の大容量化に伴い、伝送路
ならびにノード装置内での障害は多大な影響を与える。
従って、伝送路及びノード装置においては、障害時にお
ける信頼性を高めるために冗長構成を施す必要がある。
【0004】図24は、従来の光波長多重システムにお
ける冗長構成例を示す図である。図24(a)に従来の
光波長多重システム(例えば、光パスクロスコネクトシ
ステム;光XCシステム)におけるノード出力部での冗
長構成例を示す。
【0005】ノードは2重化(0系/1系)されてお
り、出力において光セレクタ2700、2701を具備
している。監視回路2702、2703は、各ノードか
らの全波長数分の出力光信号の正常/異常の検出、系切
替部(光セレクタ2700、2701)の切替制御を行
う。
【0006】同図には、冗長構成として、光XCノード
及び系切替部、監視回路2702、2703が1対設け
られているが、実際には、それぞれの光XCノードから
出力される0系及び1系回線2704、2705の分だ
け系切替部及び監視回路が設けられる。
【0007】監視回路2702、2703は、光XCノ
ード(0)及び光XCノード(1)のそれぞれから対応
する0系回線2704と1系回線2705とを1回線ず
つ入力し、信号を受信して回線の障害状況を監視する。
今、0系回線を使用していた場合に、監視回路2702
あるいは監視回路2703が0系回線に障害の発生を検
出した場合には、光セレクタ2700あるいは光セレク
タ2701を制御して、1系回線に切り替える。
【0008】図24(b)には従来の光XCシステムに
おけるノードへの入力伝送路での冗長構成例を示す。伝
送路は2重化(0系/1系)されており、光XCの前段
に系切替部2708を具備している。系切替部2708
は、光セレクタ2709、2710及び、それらに対応
した監視回路2706、2707からなっている。0系
と1系とに冗長化された光伝送路のそれぞれは、0系と
1系と1対の伝送路を形成しており、この1対の伝送路
が1つの光セレクタ2709あるいは2710に接続さ
れる。監視回路2706あるいは2707は、各伝送路
からの全波長数分の出力光信号の正常/異常の検出を行
い、光信号に異常が発見された場合には、系切替部27
08の切替制御を行う。同図(b)の場合には、光XC
ノードは冗長構成を有していないが、同図(a)のよう
に、0系のノードと1系のノードとを設けるようにして
もよい。この場合、光セレクタ2709及び2710
は、2入力2出力のものを使用することになる。
【0009】図25は、従来の系切替部(光セレクタ)
の構成例を示す図である。同図(a)は2x2光スイッ
チで光セレクタを構成する場合を示している。図24
(a)あるいは(b)のように、光セレクタに入力する
伝送路が0系と1系に冗長化されている場合には、出力
は片方のみ使用する。
【0010】同図(b)はゲート型光スイッチと光結合
器を組み合わせた構成である。光ゲートは基本的には従
来知られている光スイッチと同じであり、ただ、入力し
た光信号の光路を切り替える作用を利用する。すなわ
ち、光路を切り換えられた光信号は、光路に設けられた
光吸収物質等によって外部に出力されないように光スイ
ッチを構成する。このような構成を有する光スイッチを
光ゲートとして使用する。光結合器は、やはり従来から
知られている光カプラ等でよく、光ゲートから出力され
る光信号を伝送路に送出することができればよい。
【0011】光スイッチの一例としては、LiNbO3
のような誘電材料、InPやGaAs等の半導体材料で
構成されたものがあり、電圧や電流を印加することでO
N/OFF制御を行う。このような光スイッチの詳細の
一例としては、IEEE JOURNALON SELECTED AREAS IN COM
MUNICATIONS, VOL.6, NO.7, pp.1267-1272(1988) 等の
文献を参照されたい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、1波
伝送システムの構成をそのまま流用しているので、監視
回路により波長多重されている複数の波長の光信号の中
で1波でも異常が検出されると、系切替部により残りの
正常な光信号も同時に別の系に切り換えられていた。
【0013】1波伝送の場合には、送信されてくる光信
号が1つの波長、即ち、1つのチャネルのみであるの
で、問題は生じないが、光波長多重システムにおいて
は、1つの伝送路に複数の波長の光信号が伝送されてく
るので、上記のように、障害の発生していない光信号ま
で一緒に切り替えてしまうということになる。
【0014】したがって、元々正常であった光信号にお
いては、切替時に信号断が発生してしまい、伝送品質の
劣化を招く。仮に符号誤りに影響のない程度に高速に動
作する光スイッチを用いたとしても系切替部の手前で0
系と1系との光信号の位相を合わせる為の回路が必要と
なってしまう。この回路は波長数分必要であり、ハード
量が増加してしまう。更に、このような高速の光スイッ
チによる切り替えと位相合わせを行うのは、伝送速度が
高速化されるにつれて非常に難しくなってくる。
【0015】しかしながら、上記のような問題があるに
もかかわらず、光波長多重システムの冗長化のための構
成は、1波伝送のときの構成を流用すること以外には、
特に提案されていないのが現状である。
【0016】本発明の課題は、波長多重された光信号の
中から異常が発生した波長の光信号のみを切り替えるこ
とのできる冗長構成を有する光波長多重システムを提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面の光
波長多重システムは、波長多重光信号を伝送する複数の
入出力光ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理す
る光波長多重システムにおいて、第1の系と第2の系に
2重化されたノードの出力側に、波長多重されて入力す
る光信号を各波長の光信号に分波する分波器と、波長毎
に設けられ、2重化された前記ノードのいずれかからの
光信号を選択する光セレクタと、該光セレクタから送ら
れてくる各波長毎の光信号を合波する合波器とを備える
系切替部を設け、いずれかの系から送出されてきた光信
号に含まれるある波長の光信号に異常が検出された場合
に、異常が検出された波長の光信号のみ別系に切り替え
ることを特徴とする。
【0018】本発明の第2の側面の光波長多重システム
は、波長多重光信号を伝送する複数の入出力光ファイバ
を収容し、波長単位に光信号を処理する光波長多重シス
テムにおいて、第1の系と第2の系に2重化されたノー
ドの出力側に、波長毎に設けられ、2重化された前記ノ
ードのいずれかからの光信号を選択する光セレクタと、
該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号を合波
する合波器とを備える系切替部を設け、いずれかの系か
ら送出されてきた光信号に含まれるある波長の光信号に
異常が検出された場合に、異常が検出された波長の光信
号のみ別系に切り替えることを特徴とする。
【0019】本発明の第3の側面の光波長多重システム
は、波長多重光信号を伝送する複数の入出力光ファイバ
を収容し、波長単位に光信号を処理する光波長多重シス
テムにおいて、第1の系と第2の系に2重化された伝送
路に、波長多重されて入力する光信号を各波長の光信号
に分波する分波器と、波長毎に設けられ、2重化された
前記伝送路のいずれかからの光信号を選択する光セレク
タと、該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号
を合波する合波器とを備える系切替部を設け、いずれか
の系から送出されてきた光信号に含まれるある波長の光
信号に異常が検出された場合に、異常が検出された波長
の光信号のみ別系に切り替えることを特徴とする。
【0020】本発明の第4の側面の光波長多重システム
は、波長多重光信号を伝送する複数の入出力光ファイバ
を収容し、波長単位に光信号を処理する光波長多重シス
テムにおいて、第1の系と第2の系に2重化された伝送
路に、波長毎に設けられ、2重化された前記伝送路のい
ずれかからの光信号を選択する光セレクタと、該光セレ
クタから送られてくる各波長毎の光信号を合波する合波
器とを備える系切替部を設け、いずれかの系から送出さ
れてきた光信号に含まれるある波長の光信号に異常が検
出された場合に、異常が検出された波長の光信号のみ別
系に切り替えることを特徴とする。
【0021】本発明の第5の側面の光波長多重システム
は、波長多重光信号を伝送する複数の入出力光ファイバ
を収容し、波長単位に光信号を処理する光波長多重シス
テムにおいて、第1の系と第2の系に2重化されたノー
ドの出力の系を切り替えるための系切替部に、任意で且
つ複数波長の光信号の選択ができるフィルタを設け、い
ずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある波
長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出され
た波長の光信号のみ別系に切り替えることを特徴とす
る。
【0022】本発明の第6の側面の光波長多重システム
は、波長多重光信号を伝送する複数の入出力光ファイバ
を収容し、波長単位に光信号を処理する光波長多重シス
テムにおいて、第1の系と第2の系に2重化された伝送
路の系を切り替えるための系切替部に、任意でかつ複数
波長の光信号の選択ができるフィルタを設け、いずれか
の系から送出されてきた光信号に含まれるある波長の光
信号に異常が検出された場合に、異常が検出された波長
の光信号のみ別系に切り替えることを特徴とする。
【0023】本発明の第7の側面の光波長多重システム
は、光信号を伝播させる伝送路と、伝送路によって接続
され、光信号を処理するノードとからなり、前記伝送路
あるいは前記ノードを複数併設することによって冗長化
が施されている光波長多重システムにおいて、伝送され
る波長多重された光信号を各波長毎に監視する監視手段
と、前記監視手段の指示により、前記複数併設されてい
る前記伝送路あるいはノードからの光信号の内、障害が
発生した波長の光信号のみを、対応する他の前記伝送路
あるいは前記ノードからの光信号に切り替える切替手段
とからなることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、波長多重されて送信され
てくる光信号の内のある波長の光信号に障害が生じてい
ることが検出された場合、複数併設されている系のいず
れかに波長多重された光信号全体を切り替えてしまうの
ではなくて、障害が発生している波長の光信号のみを系
を切り替えるようにする。従って、障害が発生していな
い波長の光信号が系を切り換えられてしまうことがな
く、正常な光信号に系切替に伴う信号断などの伝送劣化
をもたらすことがない。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の系
切替部の基本構成を示す図である。図1に示したよう
に、系切替部を各系対応に分波器、各波長対応に光セレ
クタ、更に合波器とから構成する。監視回路は全ての波
長の光信号を監視し、光セレクタを制御するように設け
る。
【0026】すなわち、λ1〜λnまでの波長が多重さ
れた0系の信号と1系の信号とをそれぞれ入力する0系
分波器10と1系分波器11が各系対応に設けられる。
0系分波器10と1系分波器11とは波長多重されて送
信されてくる波長λ1〜λnの光信号を波長分波する。
この分波器は、従来知られているファイバグレーティン
グ方式のものなど、システム構成に適切なものを使用す
ればよい。
【0027】監視回路15は、0系分波器10や1系分
波器11から出力される0系及び1系の波長λ1〜λn
までの光信号をそれぞれ取得し、光信号に障害が発生し
ていないかを監視する。同図の場合には、波長λ1とλ
nに対応する構成しか記載されていないが、実際には、
0系と1系の波長λ1〜λnの全ての光信号を監視する
ように構成されている。0系分波器10と1系分波器1
1から出力されたそれぞれの波長の光信号は、波長毎に
設けられる(同図では、波長λ1とλnとのみに対応す
る構成のみ示されている)光セレクタ12、13に入力
される。光セレクタ12は、波長λ1の光信号の0系と
1系の切り替えを行う。また、光セレクタ13は、波長
λnの光信号の0系と1系の切り替えを行う。この他に
も、図示されていないが、他の波長の光信号の0系と1
系とを切り替える光セレクタがそれぞれ設けられる。
【0028】各光セレクタ12、13は、監視回路15
によって個別に制御され、各波長の光信号の0系と1系
とを切り替える。光セレクタ12、13から出力され
た、それぞれの波長の光信号は、合波器14に入力さ
れ、合波されて伝送路に出力される。
【0029】このように、系切替部が波長多重された光
信号を各波長に分波し、各波長毎に0系と1系とを切り
替え、再び合波することによって、障害が発生した波長
の光信号のみを切り替えることができるので、障害の発
生していない他の波長の光信号には系の切り替えに伴う
信号断を生じることが無く、伝送品質を維持したまま、
障害の発生した波長の光信号のみの系の切り替えを行う
ことが出来る。
【0030】図2は、本発明の一実施例にしたがったノ
ード出力部での系切替動作を説明する図である。同図の
構成は、光XCノードが0系と1系に冗長化されてお
り、分波器20、21、光セレクタ22、23、及び合
波器24からなる系切替部によって、0系の光XCノー
ドからの信号と1系の光XCノードからの信号とを切り
替えるように構成されている。ここでは、光信号は波長
λ1とλ2の信号が波長多重されているとしている。0
系の光XCノードからの光信号は分波器20に入力さ
れ、波長λ1の光信号と波長λ2の光信号とに分波され
る。同様に、1系の光XCノードからの光信号は波長λ
1’とλ2’とが波長多重されたもので、分波器21で
波長λ1’の光信号と波長λ2’の光信号とに分波され
る。ここで、波長λ1とλ1’、λ2とλ2’とは、そ
れぞれ同じ波長で同じ信号を運んでいるとする。
【0031】監視回路25は、分波器20、21の出力
側で、0系及び1系の各波長の光信号を監視し、障害が
発生した場合には光セレクタ22、23を制御して、正
常な光信号が合波器24に送信されるように切り替えさ
せる。
【0032】例えば、ここで0系の光XCノードからの
波長λ2の光信号に異常が検出されたとする。この場
合、λ2側の光セレクタ23を制御して、波長λ2の光
信号を0系から1系に切り替える(同図ではλ2’の光
信号に切り替える)。従って、最初、合波器24から出
力されていた光信号はλ1とλ2の光信号を合波したも
のであったが、λ2の光信号に障害が検出された後に
は、合波器24から出力される光信号は、同図右に示さ
れるように、λ1とλ2’の光信号を合波したものとな
る。
【0033】このように、障害の発生した光信号のみを
切り替えるので、障害の発生していないλ1の光信号を
切り替える必要がなく、信号断を生じることもない。図
3は、本発明の一実施形態のノードへの入力伝送路での
系切替構成と動作を説明する図である。
【0034】同図の場合には、伝送路が0系と1系に冗
長化されており、それぞれの光信号は0系対応の分波器
30と1系対応の分波器31に入力される。これら分波
器30、31では、前述したように、波長多重されてい
る光信号をそれぞれの波長の光信号に分波し、波長毎に
設けられた光セレクタ32、33に入力する。ここで
も、波長多重数は2で、波長λ1(=λ1’)の光信号
と波長λ2(=λ2’)の光信号とを生成しているが、
波長多重数はこれに限られるものではなく、波長多重さ
れる光信号の分だけ光セレクタは設けられる。また、0
系と1系の伝送路を伝播してくる光信号はそれぞれ同じ
ものである。
【0035】監視回路35は、分波器30、31の出力
を監視し、各系毎に設けられる光セレクタ32、33を
切替制御する。同図で、0系の波長λ2の光信号に異常
が検出されたとする。この場合、監視回路35は、λ2
側の光セレクタ33を制御して、波長λ2のみの光信号
を0系から1系に切り替える(λ2の光信号からλ2’
の光信号に切り替える)。従って、障害が発生した光信
号のみを切り替えて光XCノードに送ることができる。
同図の場合には、その右に示されている様に、光XCノ
ードにはλ1の光信号とλ2’の光信号とが送信されて
いる。
【0036】図4及び図5は、一般的に施されているX
Cシステム(波長多重なし)におけるノード及び伝送路
の冗長構成を示す図である。図4(a)は、ノードのみ
2重化されており、ノード障害時においてセレクタによ
り系切替が施される。すなわち、分配器に入力された信
号は、分配器によって分岐され、0系のXCノードと1
系のXCノードとに同じ信号が入力される。0系と1系
のXCノードから出力された信号は、互いに同じ信号が
同じセレクタに入力される。同図には図示されていない
が、セレクタには監視回路が設けられており、0系のX
Cノードからの信号と1系のXCノードからの信号を監
視している。通常は、0系のXCノードからの信号をセ
レクタから出力するようにしているが、0系のXCノー
ドから出力される信号に障害が発生したと判断された場
合には、セレクタを切り替えて1系のXCノードからの
信号を出力するようにする。
【0037】このようにしておくことによって、0系の
XCノード内に故障などが生じ、出力される信号が障害
を有するようになった場合にも、1系のXCノードから
の信号を出力するようにすることにより、正常な信号を
送信することができる。
【0038】図4(b)は、伝送路のみ2重化されてお
り、伝送路障害時においてセレクタにより系切替が施さ
れる。この場合には、伝送路の障害に対して、系を切り
替えることにより対応することができる。すなわち、伝
送路が0系と1系に冗長化されており、不図示の監視回
路が0系及び1系の伝送路を伝播してくる信号を監視
し、障害が検出された場合には、セレクタを制御して、
伝送路を障害の発生していない系に切り替える。通常
は、0系を選択するようにしておき、0系の伝送路に伝
送路の切断等の障害が発生した場合には、0系に信号が
送られてこなくなるので、これを監視回路が検出し、セ
レクタを切り替えて1系の伝送路の信号をXCノードに
送信するようにする。一般にXCノードは多入力多出力
構成となっており、セレクタはXCノードの入力の数だ
け設けられる。
【0039】XCノードから出力された信号は、XCノ
ードの出力の数だけ設けられている分配器にそれぞれ入
力され、0系伝送路用と1系伝送路用に同じ信号を分岐
して送出する。このような構成によれば、伝送路の障害
による信号伝送上の障害を伝送路の系を切り替えること
によって対応することができる。
【0040】図5(a)は、ノード/伝送路共に2重化
されており、ノードならびに伝送路の障害時においてセ
レクタにより系切替が施される。すなわち、伝送路が0
系と1系に冗長化されているとともに、XCノードも0
系と1系に冗長化されている。0系と1系の伝送路それ
ぞれを伝播してきた信号は、セレクタ1によって、0系
の信号か1系の信号が選択されて分配器1に送信され
る。このとき、セレクタ1には監視回路(不図示)が設
けられており、0系の伝送路と1系の伝送路を伝播して
くる信号のうち、正常な信号を選択するように構成され
ている。
【0041】セレクタ1で選択された信号は、分配器1
に入力され、0系XCノード用信号と1系XCノード用
信号を供給するために分岐され、それぞれのXCノード
には同じ信号が入力される。0系と1系のXCノードか
ら出力された信号は、それぞれ対応する信号が同じセレ
クタ2に入力される。このセレクタ2もXCノードの出
力と同じ数だけ設けられる。セレクタ2では、0系のX
Cノードからの信号か1系のXCノードからの信号のう
ち、障害の発生していない方を選択し分配器2に送信す
る。分配器2では、受信した信号を2つに分岐し、0系
伝送路と1系伝送路に同じ信号を送出する。
【0042】図5(b)は、ノード/伝送路共に2重化
された構成の別の構成例を示す図である。この構成にお
いては、伝送路及びXCノード共に2重化されているの
で、XCノードならびに伝送路のいずれかに障害が生じ
た時においてもセレクタにより系切替が施される。図5
(a)との相違はセレクタと分配器の配置である。
【0043】すなわち、冗長化された伝送路の0系及び
1系それぞれに対し、分配器1が設けられており、やは
り冗長化されているXCノードの0系及び1系に送信す
るために信号を分岐する。分岐された信号同士は互いに
同じものである。分配器1で分岐された信号は、0系と
1系の互いに対応する信号が対応する1つのセレクタ1
に入力される。セレクタ1は、0系と1系のXCノード
の入力の総数と同じ数だけ設けられ、XCノードの1つ
の入力にセレクタ1から選択された0系あるいは1系の
伝送路を伝播してきた信号が入力される。
【0044】セレクタ1には、やはり監視回路が取り付
けられていて、0系の伝送路と1系の伝送路を伝播して
きた信号を監視し、障害の発生した系の信号は別の系の
信号に切り換えられる。0系と1系のXCノードに入力
された互いに対応する信号は、それぞれ同様に切り換え
られて、0系と1系のXCノードの対応する出力から出
力される。これら出力された信号は、0系と1系のXC
ノードのそれぞれの出力に対応して設けられる分配器2
に入力され、0系と1系の伝送路に送信するための信号
を生成する。そして、セレクタ2に対応する0系XCノ
ードの出力から得られた信号と1系XCノードの出力か
ら得られた信号を入力し、障害の生じていない信号を伝
送路に送信する。
【0045】図5(a)においても、セレクタ1やセレ
クタ2はXCノードの入出力毎に設けられているが、セ
レクタは、分配器よりも壊れやすいので、図5(a)の
構成では、セレクタ1あるいはセレクタ2が壊れること
によって、対応するXCノードの出力の信号が伝送路に
出力されないことになってしまう。一方、図5(b)の
構成では、先に分配器1によって0系と1系のXCノー
ドへの信号が生成され、その後にセレクタ1が0系か1
系の伝送路の信号を選択できるようになっている。従っ
て、セレクタ1のうちの1つが壊れても、同じ信号が別
の系のXCノードに入力されるので、別の系のXCノー
ドに入力される信号を使えば問題は生じない。同様に、
XCノードの出力側においても、先ず出力を分配器2で
0系と1系の伝送路用に信号を分岐し、後にセレクタ2
で0系のXCノードからの信号か1系のXCノードから
の信号かを選択するようにしているので、セレクタ2の
内の1つが壊れたとしても分配器2によって分岐された
別の系の信号を使うことによって、問題を避けることが
出来る。このように、図5(b)の構成は、図5(a)
の構成に比べて、セレクタの故障に対してより対応力の
ある構成となっている。
【0046】図6は、光XCノードが波長多重された光
信号をそのまま入力する構成を有する場合の本発明の一
実施形態に従った冗長構成例である。同図(a)は、光
XCノードが波長多重された光信号を入力し、そのまま
ルーティングして、波長多重された光信号を出力する構
成の場合の冗長構成例である。同図(a)においては、
伝送路は複数本からなっているが、冗長化されておら
ず、いずれも0系であって、それぞれの伝送路が異なる
内容を有する光信号を伝送している。それぞれの伝送路
を伝播してきた光信号は、伝送路毎に設けられる光分配
器60に入力され、0系光XCノードに送るべき光信号
(波長λ1〜λnが波長多重されている)と1系光XC
ノードに送るべき光信号(0系光XCノードに送られる
光信号と同じもの)とに分岐されて0系及び1系の光X
Cノードにそれぞれ入力される。光XCノードは入力し
た光信号をルーティングして出力する(必ずしも波長多
重したままルーティングする必要はなく、各波長に分波
してルーティングした後、合波してもよい)。出力され
た光信号は波長多重された状態で、系切替部61に入力
される。系切替部61は、前述した通りの構成を有して
おり、波長多重された光信号を各波長の光信号に分波す
る分波器と、各波長毎に設けられ、0系の光信号と1系
の光信号とを切り替える光セレクタと、光セレクタから
出力された各波長の光を合波する合波器と、光セレクタ
の制御を行う監視回路からなっている。
【0047】系切替部61は、0系の光XCノードと1
系の光XCノードの出力の数だけ、対応して設けられ
る。0系の光XCノードと1系の光XCノードは同じも
のなので、各出力がそれぞれ互いに対応しているので、
1つの系切替部はこれら対応する出力を入力して0系と
1系とを切り替えるようにする。このとき、前述したよ
うに、系切替部61は、波長多重された信号を一旦、そ
れぞれの波長に分波してから、0系と1系とを切り替え
る構成となっているので、障害の生じた波長の光信号の
み系の切り替えを行い、他の光信号については系切替を
行わない。したがって、正常な光信号に対して信号断を
生じることなく、系の切り替えを行うことができる。同
図(b)は、光XCノードが波長多重された光信号を入
力し、ルーティング後、それぞれの波長の光信号を多重
分離された状態で出力する構成の場合の冗長構成の例で
ある。同図(b)においても冗長化されているのは、光
XCノードであって、同じ構成の光XCノードが0系と
1系として設けられている。同図(a)と同様に、冗長
化されていない複数の伝送路から波長λ1〜λnが波長
多重された光信号が伝送されてきて、伝送路毎に設けら
れた光分配器60に入力される。光分配器60では、入
力した光信号を分岐し、同じ光信号を0系及び1系の光
XCノードにそれぞれ送信する。0系及び1系の光XC
ノードでは波長多重された光をルーティングし(必ずし
も波長多重されたままルーティングする必要はなく、一
旦、各波長に分波してルーティングしてもよい)、各波
長毎に光信号を出力する。ルーティング後の各波長の光
信号は系切替部62に入力される。系切替部62では、
光信号が各波長に既に分波されているので、同図(a)
の系切替部61と比較すると分波器が設けられていな
い。各波長の光信号は波長毎に設けられる光セレクタに
入力され、0系の光信号か1系の光信号のいずれかが選
択されて、合波器に送られる。合波器では波長λ1〜λ
nの光信号を合波し、1つの伝送路を使って送信する。
監視回路は、系切替部62に入力される各波長の光信号
を監視し、障害が発生している場合には光セレクタ制御
して別の系に切り替える。
【0048】このように、本実施形態の系切替部を使用
すれば、障害の生じた波長の光信号のみの系を切り替え
ることが出来るので、前述したような効果がある。な
お、系切替部62は、出力伝送路の数だけ設けられてお
り(入力伝送路の数と一般に同数)、1つの伝送路で送
信されるべき数の異なる波長の光信号を光XCノードか
ら入力される構成となる。同図(b)の場合には、1つ
の系切替部62には、0系の光XCノードの波長λ1〜
λnの光信号と、1系の光XCノードの対応する波長λ
1〜λnの光信号が入力されるように構成されている。
【0049】図7は、伝送路が冗長化されている場合の
冗長構成例を示す図である。同図(a)は、光XCノー
ドが波長多重された光信号をそのまま入力し、波長多重
された光信号を出力する構成を有する場合を示してい
る。系切替部70は、図6(a)の系切替部61と同様
の構成である。同図(a)では、伝送路は冗長化されて
おり、0系と1系とからなっている。しかし、上段の伝
送路と下段の伝送路とは、同じ波長の光信号が送信され
て来ているものの、信号の内容は異なるものである。系
切替部70では、0系の伝送路からの光信号と1系の伝
送路からの光信号とをそれぞれの分波器で受信し、各波
長の光信号に分解し、波長毎に設けられる光セレクタに
入力する。光セレクタは0系と1系のいずれかを選択
し、合波器に送る。光セレクタは監視回路で制御され、
監視回路が分波器の出力部分で受信した各波長の光信号
の監視結果に基づいて、障害の発生している光信号を別
の系に切り替えるようにする。
【0050】合波器は系切替部70で一旦各波長に分解
された光信号を再び合波して光XCノードに入力する。
光信号がルーティングされて出力されると、光分配器7
1で0系の光信号と1系の光信号とに分岐し、それぞれ
の伝送路に送信する。
【0051】同図(b)は、光XCノードが各波長毎に
光信号を入力し、波長多重された光信号を出力する構成
の場合の伝送路の冗長構成の例を示す。同図(b)の系
切替部72は、同図(a)の系切替部70の合波器を除
いたものである。0系、1系それぞれの伝送路から入力
された波長多重された光信号は、分波器で各波長に分波
され、波長毎に設けられる光セレクタに入力される。監
視回路で各波長の光信号の障害状態を監視し、光セレク
タを制御して、0系及び1系の光信号を切り替える。光
セレクタからの出力は、そのまま光XCノードに入力さ
れる。光XCノードから出力される波長多重された光信
号は、光分配器73に入力されて0系と1系の光信号に
2重化されて伝送路に送出される。
【0052】図8は、光XCノードが分波された光信号
を入力し、分波されたまま出力する場合の冗長構成の例
を示す図である。同図においては、伝送路と光XCノー
ドの両方に冗長化がなされており、2重化されている場
合である。また、光XCノードは分波された光信号を入
力し、分波されたまま出力する構成を有している。この
場合、系切替部80は、0系と1系から波長多重された
光信号を入力し、対応する分波器で分波する。各波長の
光信号の0系と1系は1つの光セレクタに入力される。
監視回路は、分波器から出力される0系と1系の全ての
光信号を監視し、光セレクタを制御する。光セレクタか
ら出力された各波長の光信号は光分配器に入力され、0
系の光XCノードと1系の光XCノードへ分配する。
【0053】0系と1系の光XCノードからそれぞれ出
力された光信号は、2重化された各波長毎に設けられる
系切替部81の光セレクタに入力される。1つの系切替
部81に入力される光信号の波長は、後に合波されて1
対の伝送路で送出されるべき光信号のものであって、0
系と1系のものが入力される。光セレクタは光XCノー
ドの各波長の光信号を監視している監視回路の指示に従
って、0系と1系とを切り替え、合波器に送る。合波器
は、各波長の光信号を合波し、光分配器82に送る。光
分配器82は、2重化された伝送路に同じ信号を送信す
るために合波器からの光信号を分岐し、0系及び1系の
伝送路に出力する。
【0054】図9は、伝送路と光XCノードが冗長化さ
れている場合の別の構成例を示す図である。同図では、
光XCノードは波長多重された光信号を入力し、ルーテ
ィング後波長多重した光信号を出力する構成となってい
る。0系と1系に2重化された伝送路から入力される波
長多重された光信号は、系切替部90の分波器にそれぞ
れ入力され、各波長に分波される。分波されたそれぞれ
の光信号は光セレクタに入力され、分波器の出力を監視
している監視回路の制御にしたがって0系と1系とを切
り替える。光セレクタから出力される各波長の光信号は
合波器で合波され、光分配器91に送られる。光分配器
91は、0系と1系の光XCノードに光信号を分配する
ために、系切替部90からの光信号を分岐し、同じ光信
号を生成して送信する。
【0055】0系と1系の光XCノードでルーティング
された光信号は、0系と1系の対応する出力が系切替部
92に送られ、分波器によって各波長に分波される。分
波された各波長の光信号は光セレクタに送られ、分波器
の出力を監視している監視回路の制御により0系と1系
とが切り替えられ、合波器に送信される。合波器では、
λ1〜λnの波長の光信号が合波され、光分配器93に
送られる。光分配器93では、0系と1系の伝送路に送
出するために、系切替部92からの光信号を分岐し、同
じ光信号を生成してそれぞれの伝送路に送出する。
【0056】図10は、図9の構成において、系切替部
と光分波器との配置を入れ換えた変形例を示す図であ
る。同図では、2重化された伝送路からの波長多重され
た光信号を0系と1系のそれぞれに設けられた光分配器
100で分岐し、同じ光信号を生成して0系と1系の光
XCノードへ分配する光信号を先に作る構成をとってい
る。光分配器100で分岐された光信号は系切替部10
1に入力され、0系の光XCノードへ送信する光信号と
1系の光XCノードへ送信する光信号とを別々に切り替
え処理する。すなわち、光分配器100で分岐された光
信号のうち、一方は、分波器で分波され、光セレクタで
伝送路の0系と1系とが選択されて、合波器で合波さ
れ、0系の光XCノードへ送信される。光分配器100
で分岐された光信号のうち、もう一方は、分波器で分波
され、光セレクタで伝送路の0系と1系とが選択され
て、合波器で合波され、1系の光XCノードへ送信され
る。
【0057】系切替部101の光セレクタを制御する監
視回路は、同図では、0系の光XCノードに光信号を送
るための回路と1系の光XCノードに光信号を送るため
の回路とに共通に設けられているが、それぞれに設けて
もよい。
【0058】系切替部101から出力された光信号は、
0系及び1系の光XCノードでルーティングされ、0系
の光XCノードと1系の光XCノードそれぞれに対応し
て設けられる光分配器102に入力される。光分配器1
02では、0系の伝送路と1系の伝送路のための光信号
を生成するために、光XCノード(0系及び1系)から
の光信号を分岐して、同じ光信号を生成する。光分配器
102からの光信号は、系切替部103に入力され、0
系伝送路用光信号と1系伝送路用光信号とがそれぞれ別
々に切り替え処理される。すなわち、分波器で光分配器
102からの波長多重された光信号を分波し、光セレク
タで0系光XCノードからの光信号と1系光XCノード
からの光信号とを切り替え、合波器で合波されて、それ
ぞれ0系伝送路及び1系伝送路に送出されていく。光セ
レクタは監視回路で制御されるが、前述したように、監
視回路を0系伝送路用回路と1系伝送路用回路とに共通
に設ける必要はなく、それぞれに別個に設けてもよい。
【0059】このような構成によれば、図5(b)で説
明したように、光分配器を系切替部(図5(b)のセレ
クタに相当する)の前段に設けて、先に、光信号を2重
化するようにしたことにより、系切替部の光セレクタの
1つが壊れても、冗長構成が有効に働き、問題を生じな
い。
【0060】図11は、図9の構成において、系切替部
と光分波器との配置を入れ換えた別の変形例を示す図で
ある。同図においては、光XCノードが波長多重された
光信号ではなくて、各波長に分波された光信号を入力
し、ルーティング後、各波長毎の光信号を出力する構成
を有している。この場合には、図10のように、系切替
部に分波器や合波器を設ける必要がないので、省略され
ている。
【0061】0系と1系に2重化された伝送路から入力
した波長多重された光信号は、光分配器110に入力さ
れ、0系光XCノード用の光信号と1系光XCノード用
の光信号とに分岐される。分岐された光信号は系切替部
111に入力され、分波器によって多重分離され、各波
長毎に設けられた光セレクタに送信される。監視回路
は、分波器の出力を各波長毎に監視して、障害の発生し
ている系の光信号を検出し、対応する光セレクタを制御
して系を切り替えるようにする。光セレクタから出力さ
れる各波長の光信号はそのまま0系と1系の光XCノー
ドに入力され、ルーティングされて出力される。出力さ
れた各波長の光信号は、光分配器112に入力され、0
系伝送路用の光信号と1系伝送路用の光信号を生成する
ために、同じ光信号に分岐し、系切替部113の光セレ
クタに入力される。系切替部113に入力された光信号
は各波長毎に監視回路で監視され、0系光XCノードか
ら来た光信号と1系から来た光信号のいずれかに障害が
発生しているか否かを監視し、障害が検出された場合に
は、光セレクタを制御して0系光XCノードからの光信
号と1系光XCノードからの光信号とを切り替える。光
セレクタから出力された光信号は合波器で合波され、波
長多重光信号として0系及び1系の伝送路に送出され
る。
【0062】この構成においても、系切替部で系の切り
替えを行う前に光信号を2重化しているので、光分配器
よりも壊れやすい光セレクタが故障しても、冗長化構成
が有効に働き、大きな問題が生じないようにすることが
できる。
【0063】図12は、図10の構成において、光分配
器の配置を変えた光XCシステムの冗長構成例を示す図
である。同図の構成においては、図10の光分配器10
0が分波器の後段に設けられており、分波器から出力さ
れる各波長の数だけ光分配器121が設けられている。
【0064】0系と1系に2重化された伝送路から波長
λ1〜λnまでが波長多重された光信号が系切替部12
0の分波器に入力される。分波器で波長多重された光信
号は多重分離され、各波長の光信号に分波される。次
に、分波器から出力された各波長の光信号は、各波長毎
に設けられる光分配器121に入力される。光分配器1
21は、0系光XCノード用光信号と1系光XCノード
用光信号を生成するために、光信号を分岐して同じ光信
号を生成する。光分配器121から出力された、2重化
された光信号は光分配器121と同等数設けられている
光セレクタに入力される。1つの光セレクタに入力され
る光信号は、0系と1系の同じ波長の対応する光信号で
ある。監視回路は光分配器121からの出力を検出し、
各光信号を監視して障害を検出する。監視回路は、障害
を検出すると光セレクタに信号を送り、0系と1系とを
切り替える。光セレクタから出力された各波長の光信号
は合波器で合波され、0系と1系の光XCノードに入力
される。光XCノードでルーティングされた光信号は、
波長多重された形で出力され、系切替部122の分波器
に入力される。分波器は光信号を多重分離し、各波長の
光信号を光分配器123に送出する。光分配器123で
は、前述の光分配器121のように、光信号を2重化
し、系切替部122の光セレクタに送出する。監視回路
は光分配器123の各出力を監視し、障害発生に基づい
て光セレクタに切り替え動作を行わせる。光セレクタか
ら出力された各波長の光信号は合波器で合波されて、そ
れぞれの伝送路に送出されていく。
【0065】本構成例においても、図10と同じく、光
セレクタの1つが故障しても、冗長化構成が有効に働
き、大きな問題を生じることなく、通常のサービスを加
入者に提供することができる。
【0066】図13は、図11の構成において、光分配
器の配置を変えた光XCシステムの冗長構成例を示す図
である。同図においては、光XCノードが波長多重され
た光信号ではなくて、各波長毎の光信号を入力し、ルー
ティングした後、各波長の光信号毎に出力構成を取って
いる場合の冗長構成の例を示している。
【0067】0系と1系に2重化された伝送路から波長
多重された光信号が入力されると、各系に対応して設け
られる、系切替部130の分波器が波長多重された光信
号を各波長の光信号に分波する。分波器から出力された
各波長の光信号は各波長毎に設けられる光分配器131
に送出され、各光信号を2重化する。光分配器131か
ら出力された光信号は系切替部130の光セレクタに入
力される。監視回路は光分配器131からの各出力を監
視し、障害を検出して光セレクタに0系の伝送路からの
光信号か1系の伝送路からの光信号かいずれかを選択さ
せる。光セレクタからの光信号は、各波長毎に0系と1
系の光XCノードに入力される。各光信号は光XCノー
ドによってルーティングされた後、各波長毎に出力さ
れ、光分配器132に入力される。光分配器132は、
各光信号を2重化し、系切替部133の光セレクタに入
力する。監視回路は光分配器132からの各出力を監視
し、光セレクタに0系の光XCノードからの光信号か1
系の光XCノードからの光信号のいずれかを選択させ
る。光セレクタから出力された各波長の光信号は、合波
器に入力され、互いに合波されて、0系及び1系のそれ
ぞれの伝送路に出力される。
【0068】本構成例においても、図10や図11、1
2の構成のように、光セレクタで系を切り替える前段に
冗長化のための2重化を行うようにしているので、光セ
レクタの1つが故障しても、通常どおり通信サービスを
提供し続けることができる。
【0069】図14は、光セレクタとして2x2光スイ
ッチを用いた場合の監視回路部の構成例を示す図であ
る。本構成では、各系毎の光信号検出部141、14
2、判定回路146、光スイッチ駆動回路147からな
る。光信号検出部141あるいは142(光信号検出部
142の内部構成は141と同様であるので図示省略)
では、入力光信号は光/電気変換器143によって電気
(電流)に変換される。更に電流/電圧変換器144に
よって、上記電気(電流)は電圧に変換される。そし
て、この電圧の値は比較器145により基準電圧と比較
され、光信号の有無が判別される。すなわち、当該の系
に伝送路切断等の障害が発生していた場合には、光信号
は送られてこないので、電圧値は基準電圧よりも低くな
る。光信号検出部141、142からの出力信号は、判
定回路146に入力される。判定回路146は、両系の
光信号の入力状態から光スイッチへの制御信号を送出す
る。光スイッチ駆動回路147は、判定回路146から
の制御信号に基づいて、光セレクタである2x2光スイ
ッチのon/off信号を出力する。
【0070】図15は、光セレクタとして光ゲートを用
いた場合の監視回路部の構成例を示す図である。同図に
おいて、図14と同じ構成要素には同じ参照番号を付
す。
【0071】光セレクタとして光ゲートを用いる場合
は、2個の光ゲートを用いるため2個の駆動回路を必要
とする。すなわち、各系毎に設けられる光信号検出部1
41、142は、各系から光信号を受信すると、光/電
気変換器143によって電気(電流)に変換する。この
電流は電流/電圧変換器144で電圧に変換され、比較
器145に送られる。比較器145では、電流/電圧変
換器144からの電圧の値を基準電圧と比較し、光信号
の有無を検出する。判定回路146は、光信号検出部1
41、142からの比較結果に基づいて、いずれの系で
障害が生じているか否かを判定し、光ゲート駆動回路1
51、152に制御信号を送出する。このとき、判定回
路146から送出される制御信号は光ゲート駆動回路1
51に与えるものと光ゲート駆動回路152に与えるも
のとが生成されるが、一方が光ゲートを開く命令を示す
信号の場合には、もう一方は光ゲートを閉じる命令を示
す信号を生成する。このように、光セレクタとして設け
られる2つの光ゲートは、一方が開いている場合には、
他方が閉じているように制御する。判定回路146から
供給される制御信号に基づいて、光ゲート駆動回路15
1、152はそれぞれ対応する光ゲートを駆動するon
/off信号を送出する。
【0072】上記実施形態においては、光セレクタとし
て光スイッチあるいは光ゲートを使用することを前提に
説明してきたが、光セレクタに多波長選択フィルタ(波
長多重光信号の中から任意の複数の波長を選択できるデ
バイス)を用いることも可能である。多波長選択フィル
タとしては、音響光学フィルタが挙げられる。本フィル
タでは、外部から印加するRF信号の周波数を変えるこ
とで任意の波長の光信号の選択が可能である。また複数
のRF信号を印加することで、複数の波長の光信号の選
択が可能である。音響光学フィルタの詳細については、
例えば、電子情報通信学会 信学技報OPE96-123(1996-1
2)等の文献を参照されたい。
【0073】図16は、2入力2出力型多波長選択フィ
ルタを系切替部として用いた場合の構成例を示す図であ
る。2入力2出力の多波長選択フィルタを光XCシステ
ムの冗長化のための系切替部として使用する場合には、
2つの出力のうち一方の出力のみ使用する。ここでRF
信号の周波数f1は波長λ1に、周波数f2は波長λ2
に対応している。このタイプの例では、印加されたRF
信号の周波数に対応する波長の光信号がクロス(入力#
0から出力#1、入力#1から出力#0)となる。
【0074】例えば、同図(a)のように、多波長選択
フィルタ(例えば、音響光学フィルタ)にRF信号とし
て周波数f1とf2の信号を印加すると、0系の伝送路
を伝播してきた波長λ1とλ2の光信号は、1系の伝送
路を伝播してきた波長λ1とλ2の光信号と光路が入れ
換えられ、0系の伝送路から多波長選択フィルタに入力
した光信号は1系の伝送路へと出力される。同様に、1
系の伝送路から多波長選択フィルタに入力した光信号は
0系の伝送路に出力される。
【0075】また、同図(b)に示されるように、RF
信号を多波長選択フィルタに印加しない場合には、0系
の伝送路から多波長選択フィルタに入力した光信号は、
0系の伝送路へ、1系の伝送路から多波長選択フィルタ
に入力した光信号は、1系の伝送路へ出力される。
【0076】一方、同図(c)に示されるように、RF
信号として周波数f1の信号のみを多波長選択フィルタ
に印加すると、対応する波長λ1の光信号のみが光路が
切り換えられる。すなわち、0系の伝送路から多波長選
択フィルタに波長λ1とλ2の光信号が入力され、1系
の伝送路からも波長λ1とλ2の光信号が入力されたと
すると、0系の出力伝送路には、1系からの波長λ1の
光信号と0系からの波長λ2の光信号が出力される。同
様に、1系の出力伝送路には、0系からの波長λ1の光
信号と1系からの波長λ2の光信号とが出力される。
【0077】このように、多波長選択フィルタを使え
ば、これに印加するRF信号の周波数を適当に設定する
ことにより、入力されてきた複数の波長の光信号を含む
光信号の中から所望の波長の光信号の光路のみを切り替
えることが可能である。従って、図16のように、入力
する光信号の波長多重度が2でなくても、すなわち、波
長多重度がもっと大きくても、所望の波長の光信号の光
路のみを切り替えることができる。そして、2出力のう
ち一方の出力のみを使用することによって、光XCシス
テムの冗長構成に必要な光セレクタとして利用すること
が可能である。
【0078】図17は、系切替部として1入力1出力型
多波長選択フィルタと光結合器を用いた場合の構成例を
示す図である。図16の構成例と同様にRF信号のf1
は波長λ1に、f2は波長λ2に対応している。この構
成例では、印加されたRF信号の周波数に対応する波長
の光信号が出力される。
【0079】同図では、RF信号が供給されない多波長
選択フィルタは光信号を出力しない構成となっている。
したがって、同図(a)の場合には、0系の多波長選択
フィルタに周波数f1とf2のRF信号を加え、1系の
多波長選択フィルタにRF信号を加えない場合には、0
系の多波長選択フィルタのみが伝送されてきた光信号を
通過させるので、0系の伝送路を伝播してきた波長λ1
とλ2の光信号が光結合器に出力され、0系の出力伝送
路に出力される。同図(b)は、1系の多波長選択フィ
ルタに周波数f1とf2のRF信号を印加し、0系の多
波長選択フィルタにはRF信号を印加しない場合を示し
ている。これによれば、0系の多波長選択フィルタは0
系の伝送路を伝播してきた光信号は通過させない。一
方、1系の多波長選択フィルタは、1系の伝送路を伝播
してきた波長λ1及びλ2の光信号を通過させ、光結合
器を介して0系の出力伝送路に出力させる。同図(c)
は、0系と1系の多波長選択フィルタにそれぞれRF信
号を印加する場合を示している。同図(c)では、0系
の多波長選択フィルタに周波数f1のRF信号を印加
し、1系の多波長選択フィルタに周波数f2のRF信号
を印加している。これによれば、0系の伝送路を伝播し
てきた光信号のうち波長λ1の光信号のみが光結合器に
送られると共に、1系の伝送路を伝播してきた光信号の
うち波長λ2の光信号のみが光結合器に送られる。よっ
て、光結合器では、0系からの波長λ1の光信号と1系
からの波長λ2の光信号とを結合して0系の伝送路に出
力される。
【0080】なお、1入力1出力の多波長選択フィルタ
は前述の2入力2出力の多波長選択フィルタを利用する
ことにより実現することも可能である。すなわち、0系
あるいは1系の入力の一方を使用せず、使用している入
力の系と異なる系の出力を利用するようにすればよい。
図16で説明すれば、例えば、0系の入力を使用し、1
系の出力を利用するようにすれば、RF信号が多波長選
択フィルタに印加されない場合には、光信号は出力され
ず、印加された周波数のRF信号に対応する波長の光信
号のみが出力されることになる。同様に、1系の入力を
使用し、0系の出力を利用するようにすることも可能で
ある。
【0081】図18および図19は、2入力2出力型多
波長選択フィルタを用いた場合の実施形態を説明する図
である。図18は、ノード出力部でのパス切替構成例で
ある。多波長選択フィルタで0系のノードからの波長多
重信号(この例では2波長)を選択している。ここで、
波長λ2の光信号の異常が検出されたとする。この場
合、監視回路から多波長選択フィルタに印加していた周
波数f2のRF信号をなくすることで、波長λ2のみの
光信号を0系から1系に切り替える。
【0082】すなわち、0系の光XCノードからは波長
λ1、λ2の波長の光信号が波長多重されて多波長選択
フィルタに入力する。同様に、1系の光XCノードから
も波長λ1、λ2の波長の光信号が多波長選択フィルタ
に入力する。ここで、RF信号の周波数f1が光信号の
波長λ1に、周波数f2が光信号の波長λ2に対応して
いるとする。すると、始めの状態で監視回路から多波長
選択フィルタに周波数f1、f2の信号が印加されてい
たとすると、多波長選択フィルタで0系光XCノードか
らの波長λ1、λ2の光信号が出力側に切り換えられて
出力されていく。
【0083】次に、監視回路が0系光XCノードからの
光信号のうち、波長λ2の光信号に障害が発生していた
と検出した場合には、監視回路から多波長選択フィルタ
へ周波数f2のRF信号を印加するのを止める。する
と、1系の波長λ2の光信号(λ2’と示されている)
が多波長選択フィルタの出力側に出力され、出力伝送路
には0系の光XCノードからの波長λ1の光信号と1系
の光XCノードからの波長λ2の光信号が出力側に出力
される。
【0084】このように、多波長選択フィルタを用いる
ことによって、障害の発生した波長の光信号だけについ
て系を切り替えることができる。図19は、ノードへの
入力伝送路でのパス切替構成例である。多波長選択フィ
ルタで0系の伝送路からの波長多重信号(この例では2
波長)を選択している。ここで波長λ2の光信号の異常
が検出されたとする。この場合、多波長選択フィルタに
印加していたf2のRF信号をなくすことで、波長λ2
のみの光信号を0系から1系に切り替える。
【0085】同図の構成は伝送路が冗長化されている場
合に、光XCノードの入力側で行われる冗長化の構成例
であり、多波長選択フィルタには0系の伝送路からの光
信号と1系の伝送路からの光信号が入力される。0系と
1系の伝送路はそれぞれ波長λ1、λ2の同じ光信号を
伝播してきており、監視回路によって多波長選択フィル
タの入力の手前で監視されている。最初、監視回路が周
波数f1、f2のRF信号を印加しているときには、光
XCノードには0系の波長λ1、λ2の光信号が入力さ
れている。次に、監視回路が、0系の波長λ2の光信号
に障害を検出したときに、多波長選択フィルタに印加す
るRF信号のうち周波数f2の信号の印加を止める様に
する。すると、1系の伝送路を伝播してきた波長λ2の
光信号(λ2’と示されている)が多波長選択フィルタ
から出力され、光XCノードに入力される。
【0086】図20及び図21は、1入力1出力型多波
長選択フィルタを用いた場合の構成例を示す図である。
図20は、ノード出力部でのパス切替構成例である。多
波長選択フィルタで0系のノードからの波長多重信号
(この例では2波長)を選択している。ここで波長λ2
の光信号の異常が検出されたとする。この場合、0系側
の多波長選択フィルタに印加していたf2のRF信号を
なくすとともに、1系側の多波長選択フィルタにf2の
RF信号を印加することで、波長λ2のみの光信号を0
系から1系に切り替える。
【0087】すなわち、光XCノードは0系と1系とに
2重化されており、それぞれの光XCノードからは波長
λ1とλ2の光信号(1系の光XCノードからの光信号
はλ1’、λ2’として示されている)が多波長選択フ
ィルタに入力されている。
【0088】この構成では多波長選択フィルタとして1
入力1出力型を使用しているので、0系用フィルタと1
系用フィルタが設けられている。最初、監視回路は1系
の多波長選択フィルタにはRF信号を印加しておらず、
0系の多波長選択フィルタに周波数f1、f2を有する
RF信号を入力している。これにより、0系の光XCノ
ードからの波長λ1及びλ2の光信号が0系の多波長選
択フィルタを通過して、光結合器を通過して光伝送路に
出力される。
【0089】一方、監視回路は0系と1系の光XCノー
ドの出力を監視しているので、0系の出力に障害が発生
していることが検出された場合には、障害の発生した波
長の光信号を1系のものと切り替える。同図では、0系
の光XCノードからの光信号のうち波長λ2の光信号に
障害が発生したと検出された場合を示している。この場
合、同図右に示されているように、監視回路は、0系の
多波長選択フィルタには周波数f1のRF信号を印加
し、1系の多波長選択フィルタに周波数f2のRF信号
を印加するようにする。これにより、0系の多波長選択
フィルタは0系の光XCノードからの光信号のうち波長
λ1の光信号のみを出力し、1系の多波長選択フィルタ
は1系の光XCノードからの光信号のうち波長λ2(λ
2’と示されている)の光信号を出力するようになる。
そして、これらの光信号が光結合器で結合されて光伝送
路に出力される。
【0090】図21は、ノードへの入力伝送路でのパス
切替構成例である。多波長選択フィルタで0系の伝送路
からの波長多重信号(この例では2波長)を選択してい
る。ここで波長λ2の光信号の異常が検出されたとす
る。この場合、0系側の多波長選択フィルタに印加して
いたf2のRF信号をなくすとともに、1系側の多波長
選択フィルタにf2のRF信号を印加することで、波長
λ2のみの光信号を0系から1系に切り替える。
【0091】すなわち、0系と1系に2重化された伝送
路からそれぞれの系に対応して設けられる多波長選択フ
ィルタに光信号が入力される。監視回路は多波長選択フ
ィルタの入力の手前で各系の信号を監視しており、同図
左の場合には0系の伝送路を伝播してくる光信号を使用
する状態となっている。監視回路はそのために、0系の
多波長選択フィルタに周波数f1とf2からなるRF信
号を印加し、1系の多波長選択フィルタにはRF信号を
印加していない。よって、0系の伝送路を伝播してきた
波長λ1とλ2の光信号が光結合器に送られ、そして、
光XCノードに入力される。
【0092】同図の場合には、0系の光信号のうち波長
λ2の光信号に障害が発生した場合の制御方法が示され
ている。すなわち、この場合には監視回路は0系の多波
長選択フィルタには周波数f1のみからなるRF信号を
印加し、1系の多波長選択フィルタには周波数f2から
なるRF信号を印加している。これにより、0系の伝送
路を伝播してきた光信号のうち波長λ1の光信号と、1
系の伝送路を伝播してきた光信号のうち波長λ2(λ
2’と示されている)の光信号が光結合器に入力され
る。光結合器では、これらの光信号が結合され、光XC
ノードに入力される。
【0093】なお、上記説明では、伝送路を伝播してく
る光信号は2つの波長の光信号のみが多重されていると
して説明してきたが、波長多重数がもっと多くても同様
の動作を得ることができる。
【0094】多波長選択フィルタを光セレクタとして用
いる本実施形態のノード出力部における冗長構成ならび
にノードへの入力伝送路における冗長構成を用いた各光
XCシステムの冗長構成例は、図4と図5に示した冗長
構成において、セレクタの部分を多波長選択フィルタを
用いた構成に置き換えることによって構成することがで
きる。従って、多波長選択フィルタを用いた光XCシス
テムの冗長構成の例は省略する。
【0095】図22は、2入力2出力型多波長選択フィ
ルタを用いた光XCシステムの冗長構成に用いる監視回
路部の構成例を示す図である。同図の構成では、波長多
重光信号を扱うため、波長多重光信号検出部220、2
21に各波長対応に光信号検出部(該検出部の構成は図
1で示した構成と同じ)225−1〜225−nを要す
る。伝送路から入力した波長λ1〜λnを含む光信号
は、波長多重光信号検出部220、221に入力すると
分波器224によって各波長の光信号に分波される。こ
れら分波された各波長の光信号は各光信号検出部225
−1〜225−nに入力され、障害が生じているか否か
が判断される。ただし、同図では1系の波長多重光信号
検出部221の内部構成は省略している。
【0096】そして両系からの各波長毎の光信号検出部
225−1〜225−n(1系の構成の図示は省略)か
らの出力信号は、判定回路222に入力され、各波長毎
の光信号の入力状態から多波長選択フィルタへの制御信
号が送出される。制御信号を受け取った2入力2出力型
多波長選択フィルタ駆動回路223は、受信した制御信
号に基づいて波長多重選択フィルタへRF信号を出力す
る。RF信号を様々な周波数を含む信号とすることによ
って多波長選択フィルタに適切な波長の光信号を切り替
えるように動作させる。
【0097】図23は、1入力1出力型多波長選択フィ
ルタを用いた光XCシステムの冗長構成に用いる監視回
路部の構成例を示す図である。同図において図22と同
じ構成要素には同じ参照番号を付す。0系及び1系から
入力された波長λ1〜λnを含む光信号は波長多重光信
号検出部220、221の分波器224によって各波長
の光信号に分波され、各波長毎に設けられる光信号検出
部225−1〜225−nに入力される。光信号検出部
225−1〜225−nは、入力された光信号の障害を
監視し、何らかの障害により光信号のパワーレベルが基
準値よりも小さくなっていると検出した場合には、判定
回路230に送信する。判定回路230は、各波長毎に
対応する出力端子Q1〜Qn及び、これらの論理を反転
した出力を持っている。判定回路230は、障害が検出
された波長の光信号に対応する出力端子とその論理を反
転した出力端子から0系及び1系の多波長選択フィルタ
を切り替えさせるための制御信号を1入力1出力型多波
長選択フィルタ駆動回路231、232に送出する。1
入力1出力型の多波長選択フィルタの場合は、2個のフ
ィルタを用いるため2個の駆動回路を必要とする。この
時片方がRF信号としてfi(i=1、2、・・・、
n)を送出している場合、もう片方はfiは送出しな
い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればノ
ードや伝送路が2重化された光XCシステムにおいて、
ノード出力部での系切替部およびノードへの入力伝送路
での系切替部に、各系毎に分波器、各波長毎に光セレク
タ、合波器を用いることで、異常が検出された波長の光
信号のみ別系に切り替えることによって正常な波長の光
信号に影響を与えない(伝送品質の劣化を引き起こさな
い)といった効果を奏し、この冗長構成を用いた波長多
重光伝送システムの性能向上に寄与するところが大き
い。
【0099】また、多波長選択フィルタを用いること
で、異常が検出された波長の光信号のみ別系に切り替え
ることによって正常な波長の光信号に影響を与えない
(伝送品質の劣化を引き起こさない)といった効果を容
易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の系切替部の基本構成を示
す図である。
【図2】本発明の一実施例にしたがったノード出力部で
の系切替動作を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態のノードへの入力伝送路で
の系切替構成と動作を説明する図である。
【図4】一般的に施されているXCシステム(波長多重
なし)におけるノード及び伝送路の冗長構成を示す図
(その1)である。
【図5】一般的に施されているXCシステム(波長多重
なし)におけるノード及び伝送路の冗長構成を示す図
(その2)である。
【図6】光XCノードが波長多重された光信号をそのま
ま入力する構成を有する場合の本発明の一実施形態に従
った冗長構成例である。
【図7】伝送路が冗長化されている場合の冗長構成例を
示す図である。
【図8】光XCノードが分波された光信号を入力し、分
波されたまま出力する場合の冗長構成の例を示す図であ
る。
【図9】伝送路と光XCノードが冗長化されている場合
の別の構成例を示す図である。
【図10】図9の構成において、系切替部と光分波器と
の配置を入れ換えた変形例を示す図である。
【図11】図9の構成において、系切替部と光分波器と
の配置を入れ換えた別の変形例を示す図である。
【図12】図10の構成において、光分配器の配置を変
えた光XCシステムの冗長構成例を示す図である。
【図13】図11の構成において、光分配器の配置を変
えた光XCシステムの冗長構成例を示す図である。
【図14】光セレクタとして2x2光スイッチを用いた
場合の監視回路部の構成例を示す図である。
【図15】光セレクタとして光ゲートを用いた場合の監
視回路部の構成例を示す図である。
【図16】2入力2出力型多波長選択フィルタを系切替
部として用いた場合の構成例を示す図である。
【図17】系切替部として1入力1出力型多波長選択フ
ィルタと光結合器を用いた場合の構成例を示す図であ
る。
【図18】2入力2出力型多波長選択フィルタを用いた
場合の実施形態を説明する図(その1)である。
【図19】2入力2出力型多波長選択フィルタを用いた
場合の実施形態を説明する図(その2)である。
【図20】1入力1出力型多波長選択フィルタを用いた
場合の構成例を示す図(その1)である。
【図21】1入力1出力型多波長選択フィルタを用いた
場合の構成例を示す図(その2)である。
【図22】2入力2出力型多波長選択フィルタを用いた
光XCシステムの冗長構成に用いる監視回路部の構成例
を示す図である。
【図23】1入力1出力型多波長選択フィルタを用いた
光XCシステムの冗長構成に用いる監視回路部の構成例
を示す図である。
【図24】従来の光波長多重システムにおける冗長構成
例を示す図である。
【図25】従来の系切替部(光セレクタ)の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
10 0系分波器 11 1系分波器 12、13、22、23、32、33 光セレクタ 14、24、34 合波器 15、25、35 監視回路 20、21、30、31 分波器 60、71、73、82、91、93、100、10
2、110、112、121、123、131、132
光分配器 61、62、70、72、80、81、90、92、1
01、103、111、113、120、122、13
0、133 系切替部 141、142、225−1〜225−n 光信号
検出部 143 光/電気変換部 144 電流/電圧変換部 145 比較器 146、222、230 判定回路 147 光スイッチ駆動回路 151、152 光ゲート駆動回路 220、221 波長多重光信号検出部 224 分波器 223 2入力2出力型多波長選択フィルタ駆動回
路 231、232 1入力1出力型多波長選択フィル
タ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/52 H04Q 11/04 M 11/04 (72)発明者 中島 一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 卓二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 津山 功 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長多重光信号を伝送する複数の入出力光
    ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波長
    多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化されたノードの出力側に、 波長多重されて入力する光信号を各波長の光信号に分波
    する分波器と、 波長毎に設けられ、2重化された前記ノードのいずれか
    からの光信号を選択する光セレクタと、 該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号を合波
    する合波器と、を備える系切替部を設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみを前記光セレクタで別系に切り替
    えることを特徴とする光波長多重システム。
  2. 【請求項2】波長多重光信号を伝送する複数の入出力光
    ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波長
    多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化されたノードの出力側に、 波長毎に設けられ、2重化された前記ノードのいずれか
    からの光信号を選択する光セレクタと、 該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号を合波
    する合波器と、を備える系切替部を設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみを前記光セレクタで別系に切り替
    えることを特徴とする光波長多重システム。
  3. 【請求項3】波長多重光信号を伝送する複数の入出力光
    ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波長
    多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化された伝送路に、 波長多重されて入力する光信号を各波長の光信号に分波
    する分波器と、 波長毎に設けられ、2重化された前記伝送路のいずれか
    からの光信号を選択する光セレクタと、 該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号を合波
    する合波器と、を備える系切替部を設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみを前記光セレクタで別系に切り替
    えることを特徴とする光波長多重システム。
  4. 【請求項4】波長多重光信号を伝送する複数の入出力光
    ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波長
    多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化された伝送路に、 波長毎に設けられ、2重化された前記伝送路のいずれか
    からの光信号を選択する光セレクタと、 該光セレクタから送られてくる各波長毎の光信号を合波
    する合波器と、を備える系切替部を設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみを前記光セレクタで別系に切り替
    えることを特徴とする光波長多重システム。
  5. 【請求項5】前記系切替部の出力に光分配器を配置し、
    波長多重光信号を2重化された光伝送路に分配すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の光波長多重シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記系切替部の出力に光分配器を配置し、
    波長多重光信号を2重化された光ノードに分配すること
    を特徴とする請求項3または4に記載の光波長多重シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記ノードの出力側に光分配器と、2重化
    した系切替部を配置し、波長多重光信号を該光分配器で
    分岐して2重化した該系切替部に分配することを特徴と
    する請求項1または2に記載の光波長多重システム。
  8. 【請求項8】前記伝送路に光分配器と、2重化した系切
    替部を配置し、波長多重光信号を該光分配器で分岐して
    2重化した該系切替部に分配することを特徴とする請求
    項3または4に記載の光波長多重システム。
  9. 【請求項9】前記ノードの出力側に伝送路が第3の系と
    第4の系に2重化されて設けられており、前記系切替部
    は前記分波器と前記光セレクタが該第3及び第4の系に
    対応して設けられた構成を有し、該分波器と該光セレク
    タの間に該分波器からの光信号を分岐する光分配器を各
    波長毎に配置し、該分岐された光信号を第3と第4の系
    に対応して設けられる該光セレクタにそれぞれ分配する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光波長多重
    システム。
  10. 【請求項10】前記伝送路が接続されるノードが第3の
    系と第4の系とに2重化されて設けられており、前記系
    切替部は前記分波器と前記光セレクタが該第3及び第4
    の系に対応して設けられた構成を有し、該分波器と該光
    セレクタの間に該分波器からの光信号を分岐する光分配
    器を各波長毎に配置し、該分岐された光信号を第3と第
    4の系に対応して設けられる該光セレクタに分配するこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の光波長多重シ
    ステム。
  11. 【請求項11】波長多重光信号を伝送する複数の入出力
    光ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波
    長多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化されたノードの出力の系を
    切り替えるための系切替部に、 任意で且つ複数波長の光信号の選択ができるフィルタを
    設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみを前記フィルタで別系に切り替え
    ることを特徴とする光波長多重システム。
  12. 【請求項12】波長多重光信号を伝送する複数の入出力
    光ファイバを収容し、波長単位に光信号を処理する光波
    長多重システムにおいて、 第1の系と第2の系に2重化された伝送路の系を切り替
    えるための系切替部に、 任意でかつ複数波長の光信号の選択ができるフィルタを
    設け、 いずれかの系から送出されてきた光信号に含まれるある
    波長の光信号に異常が検出された場合に、異常が検出さ
    れた波長の光信号のみ別系に切り替えることを特徴とす
    る光波長多重システム。
  13. 【請求項13】前記系切替部は、2入力2出力型の多波
    長選択フィルタと光結合器を組み合わせて構成されてい
    ることを特徴とする請求項11または12に記載の光波
    長多重システム。
  14. 【請求項14】前記系切替部は、1入力1出力型の多波
    長選択フィルタと光結合器を組み合わせたことを特徴と
    する請求項11または12に記載の光波長多重システ
    ム。
  15. 【請求項15】前記系切替部を組み合わせて、前記光波
    長多重システムのノードおよび伝送路を2重化したこと
    を特徴とする請求項13または14に記載の光波長多重
    システム。
  16. 【請求項16】光信号を伝播させる伝送路と、伝送路に
    よって接続され、光信号を処理するノードとからなり、
    前記伝送路あるいは前記ノードを複数併設することによ
    って冗長化が施されている光波長多重システムにおい
    て、 伝送される波長多重された光信号を各波長毎に監視する
    監視手段と、 前記監視手段の指示により、前記複数併設されている前
    記伝送路あるいはノードからの光信号の内、障害が発生
    した波長の光信号のみを、対応する他の前記伝送路ある
    いは前記ノードからの光信号に切り替える切替手段と、
    からなることを特徴とする光波長多重システム。
  17. 【請求項17】前記切替手段は、光スイッチからなるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の光波長多重システ
    ム。
  18. 【請求項18】前記切替手段は、光ゲートからなること
    を特徴とする請求項16に記載の光波長多重システム。
  19. 【請求項19】前記切替手段は、音響光学フィルタから
    なることを特徴とする請求項16に記載の光波長多重シ
    ステム。
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