[go: up one dir, main page]

JPH11237477A - 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム - Google Patents

短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム

Info

Publication number
JPH11237477A
JPH11237477A JP10055843A JP5584398A JPH11237477A JP H11237477 A JPH11237477 A JP H11237477A JP 10055843 A JP10055843 A JP 10055843A JP 5584398 A JP5584398 A JP 5584398A JP H11237477 A JPH11237477 A JP H11237477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
marine
information
weather
ocean
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10055843A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Atsumi
泰彦 渥美
Masayuki Tokuda
正幸 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Airport Facilities Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Kokusai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd, Nagano Japan Radio Co Ltd, Kokusai Kogyo Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP10055843A priority Critical patent/JPH11237477A/ja
Publication of JPH11237477A publication Critical patent/JPH11237477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天候に応じて海洋情報を可能な限り正確かつ
迅速に計測可能な短波または超短波を用いた海洋レーダ
を提供することを主目的とする。 【解決手段】 計測用アンテナの向きおよび照射時間を
制御して計測方向を順次変更することにより、各計測方
向にそれぞれ対応し、かつ所定の観測範囲および観測時
間についての海洋情報を解析するための複数の方向対応
海洋情報を計測可能に構成された短波または超短波を用
いた海洋レーダにおいて、1または2以上の計測方向の
数および照射時間の少なくとも一方の計測条件を天候に
応じて設定し(ステップ32)、設定した計測条件に基
づいて方向対応海洋情報を計測する(ステップ34)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋における波浪
および表層流などに関する海洋情報を計測するための短
波または超短波を用いた海洋レーダ、および短波または
超短波を用いた海洋レーダシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の海洋レーダシステムとして、ブ
ラッグ散乱機構を利用して表層流や波浪などについての
海洋情報を計測するいわゆるパルスドチャープ・ドップ
ラー・レーダである短波または超短波を用いた海洋レー
ダを2組備えて構成されたものが従来から知られてい
る。この海洋レーダシステム41は、図6に示すよう
に、A地点およびB地点にそれぞれ設置され計測用のア
ンテナを有する海洋レーダ42a,42b(以下、区別
しないときには、「海洋レーダ42」ともいう)と、図
外の情報処理装置とを備えている。
【0003】海洋レーダ42は、所定周波数帯内におい
て送信周波数を一定の割合で変化させ、かつ送信および
受信を適度な速度で切り替えることにより、波浪などに
よって共鳴散乱された送信信号である受信信号の周波数
と、その受信信号の受信時における送信信号の周波数と
の差に基づいて、その波浪までの距離や表層流の速度な
どを計測可能に構成されている。
【0004】次に、海洋レーダ42による計測処理につ
いて、図5に示すフローチャートを参照しつつ、図6に
示す扇形状の観測範囲43a(または43b)における
表層流の速度を計測する場合を例に挙げて説明する。ま
ず、海洋レーダ42a(または42b)は、計測条件の
設定を行う(ステップ81)。この場合、計測対象や観
測範囲に応じて計測方向数や照射時間を設定する。具体
的には、例えば、観測範囲を指定した場合には、その観
測範囲に対応する観測角度範囲を、予め固定されたビー
ム間角度で除算した数の計測方向数を設定する。つま
り、観測角度範囲が大きいときには、その角度に応じて
計測方向数が増加し、観測角度範囲が小さいときには、
その角度に応じて計測方向数が減少する。また、表層流
速度や波高などの観測対象が指定された場合には、1方
向当たりの計測掃引回数を、例えば、表層流速度のとき
には896回、波高のときには2048回に設定する。
次いで、設定された計測条件に従いアンテナの向きを制
御することにより、自局を中心とした放射状の例えば1
1方向における計測方向51a(または51b)に送受
信方向を設定する(ステップ82)。この場合、海洋レ
ーダ42は、計測方向51a(または51b)に送信電
波を送信すると共に、その計測方向51a(または51
b)上に存在する波浪によって共鳴散乱された送信電波
を受信する。
【0005】次いで、その受信電波に基づいて、その計
測方向51a(または51b)における各計測地点につ
いての表層流の速度情報を計測する(ステップ83)。
次に、海洋レーダ42は、11方向の計測を終了したか
否かを判別する(ステップ84)。すべての計測を終了
していないと判別したときは、海洋レーダ42は、アン
テナの向きを制御することにより、計測方向51a(ま
たは51b)に隣接する計測方向52a(または52
b)に変更した後、同様にして表層流の速度情報を計測
する。これらを繰り返すことにより、海洋レーダ42
は、計測方向51a〜61a(または51b〜61b)
についての表層流の速度情報を計測する(ステップ82
〜84)。次いで、すべての計測方向に対する計測を終
了したと判別したときに計測を終了する(ステップ8
4)。この場合、計測された表層流の速度情報は、各計
測方向51a〜61a(または51b〜61b)に対し
て平行な順方向または逆方向についての大きさのみを有
するベクトル量で表される。
【0006】次いで、情報処理装置は、海洋レーダ42
a,42bによって計測された表層流の速度情報を通信
回線を介して入力し、これらの表層流の速度情報に基づ
いて、観測範囲43aと観測範囲43bとが重なり合う
観測範囲44における海洋情報である表層流の向きおよ
び速度を解析する(ステップ85)。具体的には、例え
ば、計測方向54aと計測方向58bとの交点である計
測地点71については、情報処理装置は、海洋レーダ4
2aによって測定された計測地点71についての表層流
速度に対応するベクトル量と、海洋レーダ42bによっ
て測定された計測地点71についての表層流速度に対応
するベクトル量とに基づいて表層流の向きや速度を評価
する。この場合、すべての計測方向51a〜61aと計
測方向51b〜61bとが交差する計測地点について、
評価することにより、図6に示すように、観測範囲44
における表層流の向きと速度(以下、単に、「表層流情
報」ともいう)を解析することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
海洋レーダシステムには、以下の問題点がある。第1
に、台風到来時など海洋が荒れているときには、最新の
海洋情報が迅速に提供されることが望ましい。しかし、
この海洋レーダ42では、観測範囲を指定すれば、予め
固定されたビーム間角度で観測角度を除算した数の計測
方向数が一義的に設定される。このため、広い観測範囲
を観測しようとすれば、上記したように例えば常に11
方向に対して計測しなければならない。この際、海洋レ
ーダ42では、1つの計測方向に対応する表層流情報
(以下、本明細書では、この表層流情報を「方向対応表
層流情報」という)を計測するためには、約5分程度を
必要とする。したがって、海洋レーダ42が11個の計
測方向にそれぞれ対応する方向対応表層流情報のすべて
を計測するためには、約1時間を必要とする。また、波
高などを計測する波浪計測では、1つの計測方向に対応
する波浪情報(以下、本明細書では、この波浪情報を
「方向対応波浪情報」という)を計測するのには、約1
0分程度を必要とし、11個の計測方向にそれぞれ対応
する方向対応波浪情報のすべてを計測するためには、約
2時間を必要とする。この結果、情報処理装置が観測範
囲44についての表層流情報または波浪情報の解析を終
了するまでには、少なくとも1時間または2時間の処理
時間が必要とされる。このため、従来の海洋レーダシス
テムには、最新の海洋情報を迅速に提供するのが困難で
あるという問題点がある。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、天候に応じて海洋情報を可能な限り正
確かつ迅速に計測可能な短波または超短波を用いた海洋
レーダ、および短波または超短波を用いた海洋レーダシ
ステムを提供することを主目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の短波または超短波を用いた海洋レーダ(以
下、単に、「海洋レーダ」ともいう)は、計測用アンテ
ナの向きおよび照射時間を制御して計測方向を順次変更
することにより、各計測方向にそれぞれ対応し、かつ所
定の観測範囲および観測時間についての海洋情報を解析
するための複数の方向対応海洋情報を計測可能に構成さ
れた短波または超短波を用いた海洋レーダにおいて、1
または2以上の計測方向の数および照射時間の少なくと
も一方の計測条件を天候に応じて設定し、設定した計測
条件に基づいて方向対応海洋情報を計測することを特徴
とする。ここで、方向対応海洋情報には、方向対応潮流
情報や方向対応波浪情報など、種々の方向対応海洋情報
が含まれる。
【0010】この海洋レーダでは、好天候時において
は、数多くの計測方向に対応する方向対応海洋情報を計
測することにより、海洋情報をきめ細やかに計測する。
一方、荒天時には、好天候時における計測方向数よりも
少ない数の計測方向、好天候時における1方向当たりの
照射時間よりも短い照射時間、または好天候時における
計測方向数よりも少ない数の計測方向であって好天候時
における1方向当たりの照射時間よりも短い照射時間で
計測する。つまり、荒天時や天候が荒れると予測される
ときには、計測方向数を間引きしたり、1方向当たりの
計測掃引回数を減少させて計測したりする。この場合、
天候に応じて観測範囲を広くしたり狭くしたりすること
もできる。これにより、観測範囲についての海洋情報の
計測時間を短縮することが可能となる。
【0011】請求項2記載の海洋レーダは、請求項1記
載の海洋レーダにおいて、計測条件を天候に応じて多段
階に切替え設定することを特徴とする。
【0012】計測条件の設定では、例えば、海洋情報の
計測方向数については、好天候時には、11個に設定
し、波が高いときには、4個に設定するなど、二段階切
替えを行ってもよい。一方、この海洋レーダでは、天候
に応じて、計測方向数や照射時間を多段階に切り替えて
設定することにより、天候に応じた適切な方向対応海洋
情報を計測する。
【0013】請求項3記載の海洋レーダは、請求項1ま
たは2記載の海洋レーダにおいて、天候の変動を計測す
るための天候観測装置と、天候観測装置の観測データに
基づいて計測条件を設定する計測条件設定部とを備えて
いることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の海洋レーダは、請求項3記
載の海洋レーダにおいて、天候観測装置は、風向風速
計、気圧計、波高計および流速計の少なくとも1つを含
んで構成されていることを特徴とする。
【0015】テレビジョンやラジオによって放送される
天候情報に基づいて、計測条件を設定してもよいが、そ
の天候情報と観測範囲における天候とは必ずしも一致し
ない。一方、請求項3および4記載の海洋レーダでは、
海洋の荒れ方に重要な影響を及ぼす風速や風向などを測
定するための風向風速計、気圧計、波高計または流速計
を観測範囲または観測範囲近傍に設置し、風向風速計に
よって測定された風速データや風向データなどに基づい
て、計測条件設定部が、計測すべき計測条件を設定す
る。これにより、観測範囲における天候の変動を正確に
把握することが可能になると共に、その天候の変動に応
じて、正確な方向対応海洋情報を迅速に計測することが
可能となる。
【0016】請求項5記載の短波または超短波を用いた
海洋レーダシステム(以下、単に、「海洋レーダシステ
ム」ともいう)は、請求項1から4のいずれかに記載の
海洋レーダを少なくとも2組と、少なくとも2組の海洋
レーダによってそれぞれ計測された方向対応海洋情報に
基づいて所定の観測範囲および観測時間についての海洋
情報を解析する情報処理装置とを備えていることを特徴
とする。
【0017】この海洋レーダシステムでは、少なくとも
2組の海洋レーダが天候に応じた計測条件で方向対応海
洋情報を計測し、情報処理装置が、計測された各方向対
応海洋情報に基づいて、観測範囲についてのベクトル量
で表示した海洋情報を解析する。これにより、海洋情報
の入手を望む者にとって必要なベクトル量表示した正確
な海洋情報を迅速に提供することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る海洋レーダおよび海洋レーダシステムの好適な
実施の形態について説明する。
【0019】最初に、海洋レーダシステムの概略構成に
ついて、図3,4を参照して説明する。
【0020】図3に示す海洋レーダシステムSは、ナロ
ウビーム発信ナロウビーム受信方式によって海洋情報を
計測するシステムであって、ブラック共鳴機構に基づ
き、海面に照射したレーダ波としての送信信号に共鳴す
る共鳴波浪成分波からのドップラーエコーを基に、波浪
や表層流の流速、向きおよび周期などの海洋情報を計測
可能に構成されている。具体的な構成としては、同図に
示すように、海洋レーダシステムSは、図4に示すA地
点に設置された海洋レーダ1aと、海洋レーダ1aと同
一に構成され同図のB地点に設置された海洋レーダ1b
と、両海洋レーダ1a,1b(以下、「区別しないとき
には、「海洋レーダ1」ともいう)によって計測された
海洋情報に基づいてベクトル量表示の海洋情報を作成す
る情報処理装置2(図3参照)とを備えて構成されてい
る。
【0021】より具体的な構成について説明すれば、海
洋レーダ1は、短波または超短波を用いてFMICW
(Frequency Modulated Interrupted Continuous Wave
Method)によって海洋情報を計測可能に構成されてお
り、図3に示すように、装置本体11と、5素子八木ア
ンテナで構成され送信電波を出射すると共に受信電波を
受信する4本のアンテナ12,12・・と、装置本体1
1から出力される回転制御信号SR に従ってアンテナ1
2,12・・を回転させることにより各アンテナ12の
ビーム方向を所定の向きに設定する回転機13と、アン
テナ12,12・・に供給する送信電力の分配およびア
ンテナ12,12・・からそれぞれ出力される受信電力
の合成を行う電力分配器14と、装置本体11の設置場
所近傍に設置され、その設置場所における風速を測定す
る風向風速計15とを備えている。
【0022】装置本体11は、送信信号STX、および受
信信号SRXを受信するための局発信号SCHやローカル信
号SLOなどを生成するダイレクト・ディジタル・シンセ
サイザー(以下、「DDS」ともいう)を有するシンセ
サイザー部21と、シンセサイザー部21の掃引発振に
よって生成された送信信号STXを電力増幅する電力増幅
部22と、アンテナ12,12・・および電力分配器1
4を介して入力した受信信号SRXを増幅および復調する
受信部23と、電力増幅部22によって電力増幅された
送信信号STXの電力分配器14への出力および電力分配
器14から受信部23への受信信号SRXの出力を切り替
えるための送信/受信切替部24と、制御部25と、信
号処理部26とを備えている。ここで、制御部25は、
本発明における計測条件設定部に相当し、周波数データ
Df を出力してのシンセサイザー部21内のDDSに対
する発振周波数制御や、送信制御信号STCを出力しての
電力増幅部22に対する作動制御、送受信切替信号STR
を出力しての送信/受信切替部24に対する送受信切替
制御、および風向風速計15から出力される風速データ
DW に基づいての回転機13の回転角度の制御などを実
行する。また、信号処理部26は、受信部23によって
復調された復調信号である計測用信号SM に基づいてF
FT演算することにより、共鳴波浪成分波を抽出し、抽
出した共鳴波浪成分波に基づいて表層流速度や波高など
の海洋情報を計測する。
【0023】次に、海洋レーダシステムSにおける海洋
情報の計測処理の概要について説明する。この海洋レー
ダシステムSでは、空間分解能および照射時間をパラメ
ータとする種々の計測条件を有しており、風速などの天
候現象に応じて、その計測条件を自動的または手動切替
によって設定することができるようになっている。ここ
で、空間分解能とは、各計測方向の角度間隔、つまりア
ンテナ12から照射されるビーム間の角度をいい、照射
時間とは、1方向当たりの計測掃引回数をいう。一方、
天候現象の極端な例としては、空間スケールが大きく、
かつ、その周期が大きい現象1と、空間スケールが小さ
く、かつ、その周期が小さい現象Nの2つのケースが考
えられる。このため、この海洋レーダシステムSでは、
海洋の天候現象が現象1のときには、空間分解能が粗
(ビーム間の角度を広げること)であって照射時間が通
常時間の計測条件1に設定する。これにより、広い観測
範囲を短時間で計測することができる。逆に、海洋の天
候現象が現象Nのときには、空間分解能が密(ビーム間
の角度を狭めること)であって照射時間が通常時間より
も短時間の計測条件Nに設定する。これにより、狭い観
測範囲を短時間で計測することができる。なお、この海
洋レーダシステムSでは、現象1と現象Nとの間をN段
階の天候現象に予め規定する共にその天候現象に合致す
る計測条件1〜Nまでを予め規定し、その各段階の天候
現象に応じた計測条件を設定することにより、その天候
現象に対して最も適切な空間分解能および照射時間によ
って計測が行われる。
【0024】次いで、海洋レーダシステムSにおける海
洋情報の計測処理について、図1,2,4を参照して、
空間分解能である計測方向数を2段階で設定する例につ
いて具体的に説明する。なお、両海洋レーダ1a,1b
による海洋情報の計測については、ほぼ同一に行われる
ため、主として、海洋レーダ1aによる計測処理を代表
して説明する。
【0025】図1に示すように、風向風速計15は、風
速を測定し(ステップ31)、測定した風速データDW
を装置本体11内の制御部25に出力する。この場合、
風速と海況とは、図2に示す関係を有している。すなわ
ち、風速が毎秒2m未満、毎秒2m〜6m未満、毎秒6
m〜8m未満、毎秒8m〜11m未満、毎秒11m〜1
3m未満、毎秒13m〜15m未満、および毎秒15m
以上のときに、海況1,2,3,4,5,6、および7
にそれぞれ相当する。次いで、制御部25は、入力した
風速データDW に基づいて計測条件を設定する(ステッ
プ32)。具体的には、制御部25は、風速データDW
に基づく風速が毎秒11m未満のときには、天候が比較
的穏やかであると予想されるため、計測方向数を値11
に設定する。一方、風速が毎秒11m以上のときには、
悪天候が予想されるため、計測方向数を値4に設定す
る。なお、ここでは、理解を容易にするために計測方向
数のみを2段階で設定する例について説明するが、照射
時間も同時に変更することができ、かかる場合には、制
御部25が、シンセサイザー部25内のDDSに対して
発振周波数を制御することにより1方向当たりの掃引回
数を制御する。
【0026】次いで、制御部25は、回転機13に対し
て回転制御信号SR を出力してアンテナ12,12・・
の向きを、最初の計測方向に設定する(ステップ3
3)。この場合、計測方向数が値11に設定されている
ときは、制御部25は、従来の海洋レーダ42a,42
bと同様にして、図6に示す計測方向51a(または5
1b)にアンテナ12,12・・の向きを設定する。一
方、計測方向数が値4に設定されているときには、制御
部25は、図4に示す計測方向3a(海洋レーダ1bで
は計測方向3b)にアンテナ12,12・・の向きを設
定する。次に、制御部25は、送受信切替信号STR、送
信制御信号STC、および周波数データDf を出力するこ
とにより、送信/受信切替部24、電力増幅部22およ
びシンセサイザー部21に対する制御を行い、これによ
り、受信部23から計測信号SM が出力される。
【0027】次いで、信号処理部26が、受信部23か
ら出力された計測信号SM に基づいて、最初の計測方向
に対応する方向対応海洋情報を計測する(ステップ3
4)。この場合、信号処理部26は、受信部23から出
力される計測信号SM に基づいてFFT演算することに
より、各周波数毎の受信レベルを計測する。この後、信
号処理部26は、複数回の掃引によって計測された各周
波数成分の信号レベルを計測した後、各周波数に対応す
る共鳴波浪成分波のドップラ周波数を計測する。次い
で、計測したドップラ周波数に基づいて、表層流速度を
演算する。また、海面における散乱地点までの距離は、
受信信号SRXの受信周波数と等しい周波数の送信信号の
送信時と、その受信時との時間差に基づいて計測する。
これにより、アンテナ12,12・・の向きにおける表
層流成分の平面分布を計測することができる。
【0028】次に、制御部25は、設定方向数に対する
すべての計測を終了したか否かを判別する(ステップ3
5)。終了していないと判別したときは、ステップ33
に戻り、回転機13に対して回転制御信号SR を出力し
てアンテナ12,12・・の向きを次の計測方向に設定
する(ステップ33)。この場合、計測方向数が値11
に設定されているときは、制御部25は、アンテナ1
2,12・・の回転角度を、従来の海洋レーダ42a,
42bにおける回転角度と同一に制御する。一方、計測
方向数が値4に設定されているときには、制御部25
は、アンテナ12,12・・の回転角度を、従来の海洋
レーダ42a,42bにおける回転角度のほぼ2倍に制
御する。したがって、この場合には、次の計測方向は、
図4に示すように、計測方向4a(海洋レーダ1bでは
計測方向4b)となる。これらのステップ33からステ
ップ35を繰り返し実行し、設定したすべての計測方向
数についての計測を終了したと判別したときには(ステ
ップ35)、制御部25は、計測を終了し、信号処理部
26に対して、計測したすべての方向対応海洋情報を情
報処理装置2に出力させる。
【0029】一方、情報処理装置2は、両海洋レーダ1
a,1bによってそれぞれ計測された方向対応海洋情報
Da,Dbを入力し、その方向対応海洋情報Da,Db
に基づいて観測範囲についての面データである海洋情報
を解析する(ステップ36)。この場合、計測方向数が
値4に設定されたときの表層流情報を図4に示す。これ
によれば、5分間で1計測方向に対する方向対応表層流
情報を計測できるとすれば、4つの計測方向3a〜6a
(海洋レーダ1bでは、計測方向3b〜6b)のすべて
について20分間で計測できる。
【0030】以上のように、この海洋レーダシステムS
によれば、好天候時においては、数多くの計測方向に対
応する方向対応海洋情報を計測することにより、海洋情
報をきめ細やかに計測することができる。一方、荒天時
には、好天候時における計測方向数よりも少ない数の計
測方向に対応する海洋情報を計測したり、1計測方向数
当たりのビーム照射時間を短縮したりすることにより、
正確な海洋情報を迅速に計測することができる。
【0031】なお、本発明は、上記した実施の形態に限
定されず、その構成を適宜変更することができる。例え
ば、本発明の実施形態では、毎秒11mの風速を基準と
して、計測方向数を二段階に切り替えて計測する例につ
いて説明したが、風速などの天候や海況の荒れ方に応じ
て計測方向数を多段階に切り替えて計測することも可能
であるし、その際の基準になる風速などの天候現象の度
合いについても適宜変更することができる。また、風向
風速計だけでなく、気圧計、雨量計、波高計および流速
計の1つまたは2つ以上の組み合わせによる天候観測装
置を用いることにより天候の変動を計測または予測し、
その変動に応じて計測方向数や照射時間を設定すること
も勿論可能である。さらに、本発明の実施の形態では、
荒天時に計測方向数を切り替えた例について説明した
が、これに限定されず、天候観測装置によって天候の変
動が事前に予測されるときには、荒天になる以前に計測
方向数を減少させたり照射時間を短くしたりすることに
より、海洋情報を迅速に提供することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の海洋レー
ダによれば、天候に応じて設定した計測条件に従って方
向対応海洋情報を計測することにより、好天候時におい
ては、数多くの計測方向に対応する方向対応海洋情報を
計測して海洋情報をきめ細やかに計測することができ
る。一方、荒天時には、好天候時における計測方向数よ
りも少ない数の計測方向に対応する方向対応海洋情報を
計測したり、好天候時における照射時間よりも短い照射
時間で各方向対応海洋情報を計測したりすることによ
り、海洋情報を迅速かつ正確に解析することができる。
また、天候が荒れると予測されるときには、海洋情報を
迅速に提供することができるため、海難事故などを未然
に防止することができる。
【0033】また、請求項2記載の海洋レーダによれ
ば、計測条件を天候に応じて多段階に切替え設定するこ
とにより、よりきめ細やかな海洋情報を計測することが
できる。
【0034】さらに、請求項3および4記載の海洋レー
ダによれば、計測条件設定部が、風向風速計、気圧計、
波高計および流速計などによって計測された観測データ
に基づいて、計測条件を設定することにより、観測範囲
における天候および天候の変動を正確に把握することが
できると共に、その天候または天候の変動に応じて、正
確な海洋情報を迅速に提供することができる。
【0035】また、請求項5記載の海洋レーダシステム
によれば、海洋情報の入手を望む者にとって必要なベク
トル量表示した正確な海洋情報を迅速に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る海洋レーダシステム
における計測処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】海況と風速との関係を説明するための説明図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る海洋レーダシステム
のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る海洋レーダシステム
によって解析された表層流情報を示す解析図である。
【図5】従来の海洋レーダシステムにおける計測処理を
説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の海洋レーダシステムによって解析された
表層流情報を示す解析図である。
【符号の説明】
1a,1b 海洋レーダ 2 情報処理装置 12 アンテナ 15 風向風速計 25 制御部 S 海洋レーダシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測用アンテナの向きおよび照射時間を
    制御して計測方向を順次変更することにより、前記各計
    測方向にそれぞれ対応し、かつ所定の観測範囲および観
    測時間についての海洋情報を解析するための複数の方向
    対応海洋情報を計測可能に構成された短波または超短波
    を用いた海洋レーダにおいて、 1または2以上の前記計測方向の数および前記照射時間
    の少なくとも一方の計測条件を天候に応じて設定し、当
    該設定した計測条件に基づいて前記方向対応海洋情報を
    計測することを特徴とする短波または超短波を用いた海
    洋レーダ。
  2. 【請求項2】 前記計測条件を天候に応じて多段階に切
    替え設定することを特徴とする請求項1記載の短波また
    は超短波を用いた海洋レーダ。
  3. 【請求項3】 前記天候の変動を計測するための天候観
    測装置と、当該天候観測装置の観測データに基づいて前
    記計測条件を設定する計測条件設定部とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の短波または超短
    波を用いた海洋レーダ。
  4. 【請求項4】 前記天候観測装置は、風向風速計、気圧
    計、波高計および流速計の少なくとも1つを含んで構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の短波または
    超短波を用いた海洋レーダ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の短波
    または超短波を用いた海洋レーダを少なくとも2組と、
    当該少なくとも2組の海洋レーダによってそれぞれ計測
    された前記方向対応海洋情報に基づいて前記所定の観測
    範囲および前記観測時間についての海洋情報を解析する
    情報処理装置とを備えていることを特徴とする短波また
    は超短波を用いた海洋レーダシステム。
JP10055843A 1998-02-20 1998-02-20 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム Pending JPH11237477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055843A JPH11237477A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055843A JPH11237477A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11237477A true JPH11237477A (ja) 1999-08-31

Family

ID=13010306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055843A Pending JPH11237477A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11237477A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147678A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置
WO2011028637A3 (en) * 2009-09-02 2011-06-16 Trizna Dennis B Method and apparatus for coherent marine radar measurements of properties of ocean waves and currents
JP2014173865A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Toshiba Corp 気象レーダ装置、観測シーケンス作成方法及び観測シーケンス作成プログラム
WO2014192529A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 流向変化点推定装置、潮目推定装置、レーダ装置、流向変化点推定方法、及び流向変化点推定プログラム
WO2014192528A1 (ja) 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 表層潮流推定装置、レーダ装置、表層潮流推定方法、及び表層潮流推定プログラム
WO2014192530A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 引き波検出装置、レーダ装置、引き波検出方法、及び引き波検出プログラム
WO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
JP2015014472A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 古野電気株式会社 エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
WO2015129337A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 古野電気株式会社 表層流推定装置、表層流推定システム、海洋モデル推定装置、及び危険度判定装置
KR20200056252A (ko) * 2018-11-14 2020-05-22 대우조선해양 주식회사 선박 항통장비를 이용한 해상파랑정보 계측시스템
JP2021131396A (ja) * 2015-10-06 2021-09-09 グーグル エルエルシーGoogle LLC レーダ対応センサフュージョン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292273A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Yuseisho Tsushin Sogo Kenkyusho 津波・海象監視予測装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292273A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Yuseisho Tsushin Sogo Kenkyusho 津波・海象監視予測装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147678A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 監視装置
WO2011028637A3 (en) * 2009-09-02 2011-06-16 Trizna Dennis B Method and apparatus for coherent marine radar measurements of properties of ocean waves and currents
US8305257B2 (en) 2009-09-02 2012-11-06 Trizna Dennis B Method and apparatus for coherent marine radar measurements of properties of ocean waves and currents
US9329266B2 (en) 2013-03-06 2016-05-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Weather radar apparatus, observation sequence generation method, and observation sequence generation program
JP2014173865A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Toshiba Corp 気象レーダ装置、観測シーケンス作成方法及び観測シーケンス作成プログラム
JPWO2014192528A1 (ja) * 2013-05-31 2017-02-23 古野電気株式会社 表層潮流推定装置、レーダ装置、表層潮流推定方法、及び表層潮流推定プログラム
WO2014192530A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 引き波検出装置、レーダ装置、引き波検出方法、及び引き波検出プログラム
WO2014192528A1 (ja) 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 表層潮流推定装置、レーダ装置、表層潮流推定方法、及び表層潮流推定プログラム
JPWO2014192530A1 (ja) * 2013-05-31 2017-02-23 古野電気株式会社 引き波検出装置、レーダ装置、引き波検出方法、及び引き波検出プログラム
WO2014192529A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 古野電気株式会社 流向変化点推定装置、潮目推定装置、レーダ装置、流向変化点推定方法、及び流向変化点推定プログラム
JP2015014472A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 古野電気株式会社 エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
JPWO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2017-02-23 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
WO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
JPWO2015129337A1 (ja) * 2014-02-25 2017-03-30 古野電気株式会社 表層流推定装置、表層流推定システム、海洋モデル推定装置、及び危険度判定装置
WO2015129337A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 古野電気株式会社 表層流推定装置、表層流推定システム、海洋モデル推定装置、及び危険度判定装置
JP2021131396A (ja) * 2015-10-06 2021-09-09 グーグル エルエルシーGoogle LLC レーダ対応センサフュージョン
US11592909B2 (en) 2015-10-06 2023-02-28 Google Llc Fine-motion virtual-reality or augmented-reality control using radar
US11656336B2 (en) 2015-10-06 2023-05-23 Google Llc Advanced gaming and virtual reality control using radar
US11693092B2 (en) 2015-10-06 2023-07-04 Google Llc Gesture recognition using multiple antenna
US11698438B2 (en) 2015-10-06 2023-07-11 Google Llc Gesture recognition using multiple antenna
US11698439B2 (en) 2015-10-06 2023-07-11 Google Llc Gesture recognition using multiple antenna
US12085670B2 (en) 2015-10-06 2024-09-10 Google Llc Advanced gaming and virtual reality control using radar
US12117560B2 (en) 2015-10-06 2024-10-15 Google Llc Radar-enabled sensor fusion
KR20200056252A (ko) * 2018-11-14 2020-05-22 대우조선해양 주식회사 선박 항통장비를 이용한 해상파랑정보 계측시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3335544B2 (ja) レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法
Rao et al. Indian MST radar 1. System description and sample vector wind measurements in ST mode
US3889533A (en) Acoustic wind sensor
KR100852103B1 (ko) 고도 추정 시스템 및 방법
US6456227B2 (en) Weather radar
US5512899A (en) Method of evaluating the image quality of a synthetic aperture radar
JPH11237477A (ja) 短波または超短波を用いた海洋レーダおよび短波または超短波を用いた海洋レーダシステム
JP3437091B2 (ja) 気象レーダ装置
CN111090094B (zh) 脉冲多普勒雷达的双波束角度测量方法、系统及存储介质
Vincent et al. A VHF boundary layer radar: First results
CN112859023A (zh) 一种相控阵天气雷达的标定系统
EP1067398A1 (en) Method for generating a radiolocation image of an object and device for generating a radiolocation image
Ligthart et al. An X-band solid-state FM-CW weather radar
JP2004325130A (ja) レーダ装置
JP3850610B2 (ja) ウィンドプロファイラ装置
JP5392936B1 (ja) レーダの信号処理方法及び装置
JP3292679B2 (ja) レーダ装置
JPH09138279A (ja) レーダ雨量測定装置
JP3508631B2 (ja) ドップラ観測装置
Goldhirsh Attenuation of propagation through rain for an earth--Satellite path correlated with predicted values using radar
Röttger The capabilities of VHF radars for meteorological observations
JP2617673B2 (ja) 気象レーダ装置
JP3723854B2 (ja) レーダ装置
JP2606656B2 (ja) レーダ空中線送信パターン測定方式
RU2518900C2 (ru) Способ создания канала радиосвязи через искусственный ионосферный ретранслятор