JPH11225243A - 画像処理システムおよび画像処理システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のシステム資源が複合する画像処理中に
障害が発生しても、個々のシステム資源固有の機能処理
を続行可能にすることで、システム全体としての処理効
率を格段に向上させることである。 【解決手段】 複写機能処理中にスキャナ部４に障害が
発生しても、プリント処理を中断することなく継続し
て、メモリ９に蓄積された印刷ジョブをプリンタ部１に
転送して後続する印刷ジョブを処理させて、スキャナ部
４が画像読取り可能な状態に復帰した際に、複写処理可
能とする構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写装置
あるいはスキャナとプリンタとが通信して複写画像処理
を行える画像処理装置とが所定の通信媒体を介してデー
タ処理装置と通信可能な画像処理システムおよび画像処
理システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、デジタル複写装置あるいはスキャ
ナとプリンタとが通信して複写画像処理を行える画像処
理装置とが所定の通信媒体を介してデータ処理装置と通
信可能な画像処理システムにおいて、デジタル複写装置
で印刷機能処理に何らかの障害が発生すると、その障害
が解消するまでスキャナ機能による原稿読み取りも行わ
れないように制御されている。

【０００３】また、スキャナとプリンタとが通信して複
写画像処理を行える画像処理装置において、印刷機能処
理に何らかの障害が発生すると、プリンタはスキャナで
の障害が解消され、原稿の読み取りが終了するまで他の
プリント要求を受け付けないように制御されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のデジタル複写装
置あるいは画像処理システムは上記のように構成されて
いるので、読み取り装置（スキャナ）に障害が発生した
場合、それを解消するユーザが近くにいるかいないかに
関わらず、装置は止まったままである。これは、コピー
指示だけだしてその場を立ち去るようなユーザがいた場
合、システムのスループットを落とす原因になる。

【０００５】特に、単体のスキャナとプリンタとを接続
してコピー機能を実現するシステムにおいては、別のユ
ーザが印刷機能のみを利用したい場合でも、読み取り装
置の障害が解消されるまでプリンタは他のプリント要求
を受け付けず、ユーザは印刷することができなくなって
しまい、システム全体として画像処理効率が著しく低下
してしまう等の問題点があった。

【０００６】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、複写機能処理中に原稿
読取り機能あるいは画像読取り装置に障害が発生して
も、プリント処理を中断することなく継続して、蓄積さ
れた印刷ジョブを印刷装置に転送して後続する印刷ジョ
ブを処理させて、原稿読取り機能あるいは画像読取り装
置が画像読取り可能な状態に復帰した際に、複写処理可
能とすることにより、個々のシステム資源が複合する画
像処理中に障害が発生しても、個々のシステム資源固有
の機能処理を続行可能にすることで、システム全体とし
ての処理効率を格段に向上できる画像処理システムおよ
び画像処理システムのデータ処理方法およびコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提
供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、原稿画像を読み取る画像読取り手段と、前記画像読
取り手段からの画像データあるいは外部入力される画像
データに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段と
を有する画像処理システムにおいて、外部入力される画
像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段と、複写
画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画像デ
ータの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記印刷
手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り手段
に設定する設定手段と、前記設定手段により設定された
前記画像読取り手段と前記印刷手段とによる複写画像処
理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検知する検
知手段と、前記検知手段が検知した前記中断すべき障害
の発生要因が前記印刷手段によるものか前記画像読取り
手段によるものかを判定する判定手段と、前記判定手段
が前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読取り手段
によるものと判定した場合に、前記設定手段により前記
印刷手段に対して設定された画像データの入力先を前記
蓄積手段に変更する変更手段と、前記変更手段による画
像データの入力先の変更後、前記蓄積手段から出力され
る画像データを前記印刷手段に転送する制御手段とを有
し、前記制御手段は、前記判定手段により前記画像読取
り手段の障害が解除されたと判定した場合に、前記画像
読取り手段から出力される画像データを前記印刷手段に
転送して印刷処理を再開させるものである。

【０００８】本発明に係る第２の発明は、所定の通信媒
体を介して原稿画像を読み取る画像読取り装置と、前記
画像読取り装置からの画像データあるいは外部入力され
る画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷
装置とが通信可能な画像処理システムにおいて、外部入
力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手
段と、複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対
する画像データの出力先を前記印刷装置に設定し、か
つ、前記印刷装置に対する画像データの入力先を前記画
像読取り装置に設定する設定手段と、前記設定手段によ
り設定された前記画像読取り装置と前記印刷装置とによ
る複写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障害
を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した前記中
断すべき障害の発生要因が前記印刷装置によるものか前
記画像読取り装置によるものかを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記中断すべき障害の発生要因が前記画
像読取り装置によるものと判定した場合に、前記設定手
段により前記印刷装置に対して設定された画像データの
入力先を前記蓄積手段に変更する変更手段と、前記変更
手段による画像データの入力先の変更後、前記蓄積手段
から出力される画像データを前記印刷装置に転送する制
御手段とを有し、前記制御手段は、前記判定手段により
前記画像読取り装置の障害が解除されたと判定した場合
に、前記画像読取り装置から出力される画像データを前
記印刷装置に転送して印刷処理を再開させるものであ
る。

【０００９】本発明に係る第３の発明は、前記画像読取
り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するかどう
かを検出する検出手段を有し、前記制御手段は、前記検
出手段により前記画像読取り装置の障害を解除する解除
者が近接に存在することを検出した場合に、前記画像読
取り装置の障害が解除されるのを待機するものである。

【００１０】本発明に係る第４の発明は、外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段と、
原稿画像を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り
手段からの画像データあるいは外部入力される画像デー
タに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段とを有
する画像処理システムのデータ処理方法において、複写
画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画像デ
ータの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記印刷
手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り手段
に設定する設定工程と、前記設定工程により設定された
前記画像読取り手段と前記印刷手段とによる複写画像処
理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検知する検
知工程と、前記検知工程により検知した前記中断すべき
障害の発生要因が前記印刷手段によるものか前記画像読
取り手段によるものかを判定する判定工程と、前記判定
工程により前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読
取り手段によるものと判定した場合に、前記設定工程に
より前記印刷手段に対して設定された画像データの入力
先を前記蓄積手段に変更する変更工程と、前記変更工程
による画像データの入力先の変更後、前記蓄積手段から
出力される画像データを前記印刷手段に転送する転送工
程と、前記判定工程により前記画像読取り手段の障害が
解除されたと判定した場合に、前記画像読取り手段から
出力される画像データを前記印刷手段に転送して印刷処
理を再開させる再開工程とを有するものである。

【００１１】本発明に係る第５の発明は、所定の通信媒
体を介して原稿画像を読み取る画像読取り装置と、前記
画像読取り装置からの画像データあるいは外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積装置に蓄
積された画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷す
る印刷装置とが通信可能な画像処理システムのデータ処
理方法において、複写画像処理要求時に、前記画像読取
り装置に対する画像データの出力先を前記印刷装置に設
定し、かつ、前記印刷装置に対する画像データの入力先
を前記画像読取り装置に設定する設定工程と、前記設定
工程により設定された前記画像読取り装置と前記印刷装
置とによる複写画像処理中に、該複写画像処理を中断す
べき障害を検知する検知工程と、前記検知工程が検知し
た前記中断すべき障害の発生要因が前記印刷装置による
ものか前記画像読取り装置によるものかを判定する判定
工程と、前記判定工程が前記中断すべき障害の発生要因
が前記画像読取り装置によるものと判定した場合に、前
記設定工程により前記印刷装置に対して設定された画像
データの入力先を前記蓄積装置に変更する変更手段と、
前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
蓄積装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
送する転送工程と、前記判定工程により前記画像読取り
装置の障害が解除されたと判定した場合に、前記画像読
取り装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
送して印刷処理を再開させる再開工程とを有するもので
ある。

【００１２】本発明に係る第６の発明は、前記画像読取
り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するかどう
かを検出する検出工程と、前記検出工程により前記画像
読取り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するこ
とを検出した場合に、前記画像読取り装置の障害が解除
されるのを待機する待機工程とを有するものである。

【００１３】本発明に係る第７の発明は、外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段と、
原稿画像を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り
手段からの画像データあるいは外部入力される画像デー
タに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段とを有
する画像処理システムを制御するコンピュータが読み出
し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、複写
画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画像デ
ータの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記印刷
手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り手段
に設定する設定工程と、前記設定工程により設定された
前記画像読取り手段と前記印刷手段とによる複写画像処
理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検知する検
知工程と、前記検知工程により検知した前記中断すべき
障害の発生要因が前記印刷手段によるものか前記画像読
取り手段によるものかを判定する判定工程と、前記判定
工程により前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読
取り手段によるものと判定した場合に、前記設定工程に
より前記印刷手段に対して設定された画像データの入力
先を前記蓄積手段に変更する変更工程と、前記変更工程
による画像データの入力先の変更後、前記蓄積手段から
出力される画像データを前記印刷手段に転送する転送工
程と、前記判定工程により前記画像読取り手段の障害が
解除されたと判定した場合に、前記画像読取り手段から
出力される画像データを前記印刷手段に転送して印刷処
理を再開させる再開工程とを有するコンピュータが読み
出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものであ
る。

【００１４】本発明に係る第８の発明は、所定の通信媒
体を介して原稿画像を読み取る画像読取り装置と、前記
画像読取り装置からの画像データあるいは外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積装置に蓄
積された画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷す
る印刷装置とが通信可能な画像処理システムを制御する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体において、複写画像処理要求時に、前記画像読取
り装置に対する画像データの出力先を前記印刷装置に設
定し、かつ、前記印刷装置に対する画像データの入力先
を前記画像読取り装置に設定する設定工程と、前記設定
工程により設定された前記画像読取り装置と前記印刷装
置とによる複写画像処理中に、該複写画像処理を中断す
べき障害を検知する検知工程と、前記検知工程が検知し
た前記中断すべき障害の発生要因が前記印刷装置による
ものか前記画像読取り装置によるものかを判定する判定
工程と、前記判定工程が前記中断すべき障害の発生要因
が前記画像読取り装置によるものと判定した場合に、前
記設定工程により前記印刷装置に対して設定された画像
データの入力先を前記蓄積装置に変更する変更手段と、
前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
蓄積装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
送する転送工程と、前記判定工程により前記画像読取り
装置の障害が解除されたと判定した場合に、前記画像読
取り装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
送して印刷処理を再開させる再開工程とを有するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。

【００１５】本発明に係る第９の発明は、前記画像読取
り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するかどう
かを検出する検出工程と、前記検出工程により前記画像
読取り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するこ
とを検出した場合に、前記画像読取り装置の障害が解除
されるのを待機する待機工程とを有するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したもので
ある。

【００１６】

【発明の実施の形態】〔第１実施形態〕図１は、本発明
の第１実施形態を示す画像処理システムの構成を説明す
るブロック図であり、スキャナ部とプリンタ部とが一体
となって画像処理を行う画像処理装置に係り、特に、複
数のインタフェースを備え、ファクシミリ機能処理とコ
ンピュータからの印刷データを受信したプリンタ機能処
理を独立して実行可能な複合画像処理装置に対応する。

【００１７】図において、１はプリンタ部で、所定のプ
リンタエンジンを備え、制御部２かから出力される印刷
データに基づいて記憶媒体に印刷プロセスを実行して印
刷処理を施し、永久画像を記録媒体に印刷する。３はフ
ィニッシャで、プリンタ部１に対して、例えばオプショ
ンユニットとして着脱自在に装着可能に構成され、折り
処理，ステイプラ処理等を施し、複数ビン上に印刷結果
を排紙可能に構成されている。

【００１８】なお、制御部２は、図示しないＲＯＭ，メ
モリ９を備え、該ＲＯＭまたはメモリ９に記憶される制
御プログラムあるいはコンピュータインタフェース（コ
ンピュータＩ／Ｆ）７を介して外部のデータ処理装置
（ＰＣ）からダウンロードした制御プログラムを実行し
て、複写機能処理，原稿画像読取り処理，プリント処
理，ファクシミリ送受信処理等を総括的に制御する。ま
た、制御部２は、拡張可能なＲＡＭ，ＭＰＵ，ＣＰＵ
８，チップセット等を含む制御デバイスおよびハードデ
ィスク等のメモリ９を備えて構成されている。なお、Ｃ
ＰＵ８，メモリ９は図示しない内部バスを介して接続さ
れている。

【００１９】４はスキャナ部で、外部にＡＤＦ，ＲＤＦ
等を接続可能なタイプあるいはシングルシートフィード
タイプ（読取り素子がコンタクトイメージセンサ（ＣＩ
Ｓ）で構成され）を接続可能なタイプで構成され、載置
された原稿あるいは搬送される原稿画像を設定された解
像度で読み取り処理する。５は操作部で、各種画像処理
に対する画像処理モード，画像処理条件を設定するため
の各種のキーおよび画像処理状態を表示する表示部等を
備えている。なお、キーと表示部とが一体となるタッチ
パネル等で構成されていてもよい。

【００２０】６はファクシミリインタフェース（Ｆａｘ
Ｉ／Ｆ）で、公衆回線に接続されて、ファクシミリデー
タの送受信処理を行う。

【００２１】以下、本実施形態の特徴的構成について図
１を参照して説明する。

【００２２】上記のように構成された原稿画像を読み取
る画像読取り手段（スキャナ部４）と、前記画像読取り
手段からの画像データあるいは外部入力される画像デー
タに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段（プリ
ンタ部１）とを有する画像処理システムにおいて、外部
入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積
手段（メモリ９）と、複写画像処理要求時に、前記画像
読取り手段に対する画像データの出力先を前記印刷手段
に設定し、かつ、前記印刷手段に対する画像データの入
力先を前記画像読取り手段に設定する設定手段（ＣＰＵ
８がメモリ９または図示しないメモリ資源に記憶された
制御プログラムに基づいて各プリンタ部１，スキャナ部
４に複写処理条件を設定する）と、前記設定手段により
設定された前記画像読取り手段と前記印刷手段とによる
複写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を
検知する検知手段（プリンタ部１，スキャナ部４の図示
しないセンサ等からシステム障害を検知処理する）と、
前記検知手段が検知した前記中断すべき障害の発生要因
が前記印刷手段によるものか前記画像読取り手段による
ものかを判定する判定手段（ＣＰＵ８がメモリ９または
図示しないメモリ資源に記憶された制御プログラムに基
づいて判定処理する）と、前記判定手段が前記中断すべ
き障害の発生要因が前記画像読取り手段によるものと判
定した場合に、前記設定手段により前記印刷手段に対し
て設定された画像データの入力先を前記蓄積手段に変更
する変更手段（ＣＰＵ８がメモリ９または図示しないメ
モリ資源に記憶された制御プログラムに基づいて更新処
理する）と、前記変更手段による画像データの入力先の
変更後、前記蓄積手段から出力される画像データを前記
印刷手段に転送する制御手段（ＣＰＵ８がメモリ９また
は図示しないメモリ資源に記憶された制御プログラムに
基づいて制御する）とを有し、ＣＰＵ８は、スキャナ部
４の障害が解除されたと判定した場合に、スキャナ部４
から出力される画像データをプリンタ部１に転送して印
刷処理を再開させるので、特定されたスキャナ部４とプ
リンタ部１とで複写画像処理中に、スキャナ部４に障害
が発生した場合、プリンタ部１に対する画像データの入
力先をシステム内のメモリ９に自動変更して、蓄積され
ている印刷ジョブのプリント処理を先行して、スキャナ
部４による障害が解消された時点で、スキャナ部４から
出力された画像データに基づいて複写処理を再開するこ
とができ、印刷手段による個別的な画像出力処理機能を
速やかに復帰させ、システム全体としてスループットを
大幅に向上させることができる。

【００２３】図２は、本発明に係る画像処理システムに
おける第１のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、（１）〜（１８）は各ステップを示
す。

【００２４】まず、操作部５を通じて、処理要求を受け
付け（１）、プリンタ部１，スキャナ部４をリザーブす
る（２）。続いて、ステップ（１）で受け付けたコピー
要求の読み取りに関する設定と、印刷に関する設定を行
い（３）。スキャナ部４の出力先をプリンタ部１に設定
し（４）、プリンタ部１の入力元をスキャナ部４に設定
する（５）。

【００２５】続いて、ＣＰＵ８でシステムにエラーが発
生しているかどうか判定し（６）、ステップ（６）での
判定がＮｏならば、スキャナ部４で原稿を読み取り、得
られた画像データをプリンタ部１に転送する（７）。続
いて、ステップ（７）で読み取った画像データを再送に
備えて記憶装置９に保存する（８）。

【００２６】なお、画像の再送が必要になるのは、コピ
ーモードが出力する紙の両面に印刷する場合、既に片面
の印刷が終わった後に障害が発生したような場合であ
る。

【００２７】続いて、ステップ（７）でプリンタ部１に
転送された画像データを、プリンタ部１で印刷し
（９）、記憶装置９から、必要の無くなった再送用画像
データを破棄する（１０）。なお、ステップ（７）から
ステップ（１０）が、１ページのコピー動作である。

【００２８】続いて、ＣＰＵ８ですべての原稿をコピー
したか否か判定し（１１）、ステップ（１１）での判定
がＹｅｓならば、スキャナ部４の出力とプリンタ部１を
リリースし（１２）、処理は終了する。

【００２９】一方、ステップ（１１）の判定で、Ｎｏな
らば処理はステップ（６）に戻る。

【００３０】一方、ステップ（６）での判定で、Ｙｅｓ
ならば、プリンタ部１，スキャナ部４を停止しコピー動
作を停止し（１３）、ＣＰＵ８で発生したエラーがスキ
ャナ部４であるか否か各種センサ入力情報等から判定し
（１４）、Ｙｅｓならば、ユーザが近くにいなければ他
の印刷ジョブ処理（スキャナ部エラーに伴う印刷ジョブ
ルーチン（詳細は後述する））を実行し（１５）、ステ
ップ（１７）以降へ進む。

【００３１】一方、ステップ（１４）でＣＰＵ８で発生
したエラーがスキャナ部４でないと判定した場合には、
あらかじめ定められている規定時間だけ待ち（１６）、
ＣＰＵ８で発生したエラーが解消されたか否か判定し
（１７）、Ｎｏならば、処理はステップ（１６）に戻
り、Ｙｅｓならばプリンタ部１，スキャナ部４の動作を
再開しコピー動作を再開して（１８）、処理はステップ
（１１）に移る。

【００３２】図３は、本発明に係る画像処理システムに
おける第２のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、図２に示したステップ（１５）の詳細手順
（スキャナ部４にエラーが発生した時、ユーザが近くに
いなければ他の印刷ジョブを実行する処理手順）に対応
する。なお、（１）〜（９）は各ステップを示す。

【００３３】まず、中央処理装置８で発生したスキャナ
部の障害が解消されたか否か判定し（１）、Ｙｅｓなら
ばステップ（９）に進み、Ｎｏならば中央処理装置８で
障害が発生してから規定時間が経過しているか否か判定
し（２）、Ｎｏならば処理はステップ（１）に戻り、Ｙ
ｅｓならば、機器の近くに障害を解消する人間がいない
と判断し、プリンタ部１に対し、コピー動作中に記憶装
置９にスプールされ、印刷待ちになっているジョブがあ
るか否か判定し（３）、Ｎｏならば、処理はステップ
（１）に戻り、Ｙｅｓならば、中央処理装置８で空いて
いるビン等プリンタの状態を検知し（４）、印刷待ちジ
ョブを実行可能か否か判定し（６）、Ｙｅｓならばプリ
ンタ部１の入力元を記憶装置９に設定し（７）、処理待
ちのプリントジョブを実行して（８）、実行後プリンタ
の入力元を元のスキャナに設定し（９）、処理は終了す
る。

【００３４】一方、ステップ（６）での判定がＮｏなら
ば、規定時間待ち（５）、再びステップ（４）に戻り、
同様の処理を繰り返す。

【００３５】以下、本実施形態の特徴的構成について図
２，図３等を参照して説明する。

【００３６】上記のように構成された外部入力される画
像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段（メモリ
９）と、原稿画像を読み取る画像読取り手段（スキャナ
部４）と、前記画像読取り手段からの画像データあるい
は外部入力される画像データに基づいて記録媒体に画像
を印刷する印刷手段（プリンタ部１）とを有する画像処
理システムのデータ処理方法において、あるいは外部入
力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手
段と、原稿画像を読み取る画像読取り手段と、前記画像
読取り手段からの画像データあるいは外部入力される画
像データに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段
とを有する画像処理システムを制御するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
て、複写画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対す
る画像データの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、
前記印刷手段に対する画像データの入力先を前記画像読
取り手段に設定する設定工程（図２のステップ（４），
（５））と、前記設定工程により設定された前記画像読
取り手段と前記印刷手段とによる複写画像処理中に、該
複写画像処理を中断すべき障害を検知する検知工程（図
２のステップ（６））と、前記検知工程により検知した
前記中断すべき障害の発生要因が前記印刷手段によるも
のか前記画像読取り手段によるものかを判定する判定工
程（図２のステップ（１４））と、前記判定工程により
前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読取り手段に
よるものと判定した場合に、前記設定工程により前記印
刷手段に対して設定された画像データの入力先を前記蓄
積手段に変更する変更工程（図３のステップ（３））
と、前記変更工程による画像データの入力先の変更後、
前記蓄積手段から出力される画像データを前記印刷手段
に転送する転送工程（図３のステップ（８））と、前記
判定工程により前記画像読取り手段の障害が解除された
と判定した場合に、前記画像読取り手段から出力される
画像データを前記印刷手段に転送して印刷処理を再開さ
せる再開工程（図２のステップ（１８））とを有するの
で、特定された画像読み取り手段と印刷手段とで複写画
像処理中に、画像読み取り手段に障害が発生した場合、
前記印刷手段に対する画像データの入力先をシステム内
の蓄積手段に自動変更して、蓄積されている印刷ジョブ
のプリント処理を先行して、画像読取り手段による障害
が解消された時点で、画像読取り手段から出力された画
像データに基づいて複写処理を再開することができ、印
刷手段による個別的な画像出力処理機能を速やかに復帰
させ、システム全体としてスループットを大幅に向上さ
せることができる。

【００３７】〔第２実施形態〕上記第１実施形態では、
スキャナ部４とプリンタ部１とが一体となる画像処理シ
ステムを例としたが、スキャナ装置４００とプリンタ装
置４２０とが所定のインタフェースを介して（専用の信
号線を介して）相互に通信処理して複写処理を行う画像
処理システムにも本発明を適用することができる。以
下、その実施形態について説明する。

【００３８】図４は、本発明の第２実施形態を示す画像
処理システムの構成を説明するブロック図であり、スキ
ャナ装置とプリンタ装置とが所定のインタフェースを介
して（専用の信号線を介して）相互に通信処理して複写
処理を行う画像処理システムに対応する。

【００３９】スキャナ部４００において、４０１はスキ
ャナの画像読取装置であり、図１に示したスキャナ部４
と同様の機能を備えている。４０２はＣＰＵで、メモリ
４０３に記憶された制御プログラムを実行してスキャナ
処理およびプリンタ部との通信処理を総括的に制御して
いる。なお、メモリ４０３は、画像読取り装置４０１の
図示しないイメージセンサ部より出力されている画像デ
ータを一時的に記憶するスプーラとしても機能する。４
０４は専用インタフェースで、プリンタ装置と所定のプ
ロトコルに従って通信処理を行う。

【００４０】４０５はインタフェースで、図示しない外
部のホストコンピュータ等と通信可能となる。

【００４１】プリンタ部４２０において、４０６は専用
インタフェースで、スキャナと所定のプロトコルに従っ
て通信処理を行う。４０７はＣＰＵで、メモリ４１０に
記憶された制御プログラムを実行してプリント処理およ
びスキャナ部との通信処理を総括的に制御している。４
０８はプリンタエンジンで、記録媒体に対して所定のプ
リントプロセスを実行して永久画像を印刷する。４０９
はフィニッシャで、プリンタ部に対して、例えばオプシ
ョンユニットとして着脱自在に構成され、ステイプル処
理，折り処理，ソート処理等を実行する。なお、メモリ
４１０は、スキャナ部から入力された画像データを蓄え
るスプーラとしても機能する。４１１はインタフェース
で、図示しない外部のホストコンピュータ等と通信可能
となる。

【００４２】上記のように構成された画像処理システム
において、プリンタ部に上述したようなエラーが発生し
た時、まだコピーが終わっていない原稿の読取り画像情
報を格納する場所は、スキャナのメモリ４０３でも、プ
リンタのメモリ４１０のどちらか片方、もしくは、両方
を用いてもよい。その他の処理については、第１実施形
態と同様であるので説明は省略する。

【００４３】〔第３実施形態〕上記第１実施形態では、
スキャナ部４とプリンタ部１とが一体となる画像処理シ
ステムを例としたが、スキャナ装置とプリンタ装置とが
所定のネットワークを介して相互に通信処理して複写処
理を行う画像処理システムにも本発明を適用することが
できる。以下、その実施形態について説明する。

【００４４】図５は、本発明の第３実施形態を示す画像
処理システムの構成を説明するブロック図であり、スキ
ャナ装置とプリンタ装置とが所定のネットワークを介し
て相互に通信処理して複写処理を行う画像処理システム
に対応する。

【００４５】図において、５０１はサーバコンピュータ
であり、ＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭを備える制御ボードを
有し、メモリ５０２あるいは図示しない内部のハードデ
ィスクに記憶されたＯＳに基づいてネットワークＮＥＴ
上のクライアントコンピュータ５０４と通信してプリン
タサーバとして、あるいはスキャナサーバとして機能可
能で、印刷データや読み取った原稿画像データ等をメモ
リ５０２上にスプールする。５０３はプリンタで、サー
バコンピュータ５０１のメモリ５０２にスプールされた
ジョブを受信して印刷処理する。５０５はスキャナで、
サーバコンピュータ５０１に読み取った原稿画像データ
を転送する。

【００４６】５０６は光学センサで、スキャナ５０５に
内蔵され、対人有無を光学的に検知する。すなわち、ス
キャナ５０５に何らかの障害が発生した場合に、該光学
センサ５０６でスキャナ５０５に近接して障害を解除可
能な操作者が存在するかどうかを検出する。なお、この
システムにおいて、コピー機能はスキャナとプリンタを
組み合わせて動作させることで実現することができる。
なお、光学センサ５０６に代えて、音響センサ等これに
類するものを使用してもよいことは言うまでもない。

【００４７】以下、本実施形態の特徴的構成について図
５等を参照して説明する。

【００４８】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して原稿画像を読み取る画像読取り装置（スキャナ５
０５）と、前記画像読取り装置からの画像データあるい
は外部入力される画像データに基づいて記録媒体に画像
を印刷する印刷装置（プリンタ５０３）とが通信可能な
画像処理システムにおいて、外部入力される画像データ
を印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段（メモリ５０２）
と、複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対す
る画像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、
前記印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読
取り装置に設定する設定手段（サーバコンピュータ５０
１のＣＰＵがメモリ５０２等に記憶された制御プログラ
ムを実行して設定処理する）と、前記設定手段により設
定された前記画像読取り装置と前記印刷装置とによる複
写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検
知する検知手段（プリンタ５０３，スキャナ５０５の図
示しないセンサ等からシステム障害を検知処理する）
と、前記検知手段が検知した前記中断すべき障害の発生
要因が前記印刷装置によるものか前記画像読取り装置に
よるものかを判定する判定手段（プリンタ５０３，スキ
ャナ５０５の図示しないセンサ等からシステム障害を通
知（ステータス）により判定処理する）と、前記判定手
段が前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読取り装
置によるものと判定した場合に、前記設定手段により前
記印刷装置に対して設定された画像データの入力先を前
記蓄積手段に変更する変更手段（サーバコンピュータ５
０１のＣＰＵがメモリ５０２等に記憶された制御プログ
ラムを実行して変更処理する）と、前記変更手段による
画像データの入力先の変更後、前記蓄積手段から出力さ
れる画像データを前記印刷装置に転送する制御手段（サ
ーバコンピュータ５０１のＣＰＵがメモリ５０２等に記
憶された制御プログラムを実行して転送制御する）とを
有し、サーバコンピュータ５０１のＣＰＵは、スキャナ
５０５の障害が解除されたと判定した場合に、スキャナ
５０５から出力される画像データをプリンタ５０３に転
送して印刷処理を再開させるので、特定されたスキャナ
５０５とプリンタ５０３とで複写画像処理中に、スキャ
ナ５０５に障害が発生した場合、プリンタ５０３に対す
る画像データの入力先をシステム内のメモリ５０２に自
動変更して、蓄積されている印刷ジョブのプリント処理
を先行して、スキャナ５０５による障害が解消された時
点で、スキャナ５０５から出力された画像データに基づ
いて複写処理を再開することができ、プリンタ５０３に
よる個別的な画像出力処理機能を速やかに復帰させ、シ
ステム全体としてスループットを大幅に向上させること
ができる。

【００４９】また、前記画像読取り装置の障害を解除す
る解除者が近接に存在するかどうかを検出する検出手段
（センサ５０６）を有し、サーバコンピュータ５０１の
ＣＰＵは、センサ５０６によりスキャナ５０５の障害を
解除する解除者が近接に存在することを検出した場合
に、スキャナ５０５の障害が解除されるのを待機するの
で、ネットワークＮＥＴ上でプリンタ５０３とスキャナ
５０５とが隔絶して配置される状態で、スキャナ５０５
に障害が発生した場合、スキャナ５０５の近傍で障害を
解除している解除者が存在することを検出している場合
には、印刷ジョブが蓄積されていても、印刷ジョブを待
機させて、複写処理とのが混在出力される事態を回避し
て、複写処理を優先させて処理させることができる。

【００５０】図６は、本発明に係る画像処理システムに
おける第３のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、スキャナ５０５にエラーが発生した時、ユー
ザが近くにいなければ他の印刷ジョブを実行する処理手
順に対応する。なお、（１）〜（１０）は各ステップを
示す。

【００５１】まず、サーバコンピュータ５０１で発生し
た障害が解消されたか否かを判定し（１）、Ｙｅｓなら
ばステップ（９）へ進み、Ｎｏならばスキャナ内蔵の光
学センサ５０６で、近くに障害を解消する人間がいるか
どうかを検知し（２）、光学センサ５０６の出力から近
くに障害を解消する人間がいる否か判定し（３）、Ｎｏ
ならば処理はステップ（１）に戻り、Ｙｅｓならば、機
器の近くに障害を解消する人間がいないと判断し、プリ
ンタ５０３に対し、コピー動作中にサーバコンピュータ
５０１のメモリ５０２にスプールされ、印刷待ちになっ
ているジョブがあるか否か判定し（４）、Ｎｏならば、
処理はステップ（１）に戻し、Ｙｅｓならば、サーバコ
ンピュータ５０１で空いているビン等プリンタの状態を
検知し（５）、印刷待ちジョブを実行可能か否か判定し
（７）、Ｙｅｓならばプリンタ５０３の入力元をサーバ
コンピュータのメモリ５０２に設定し（８）、処理待ち
のプリントジョブを実行して（９）、実行後プリンタの
入力元を元のスキャナに設定し（１０）、処理は終了す
る。

【００５２】一方、ステップ（７）での判定がＮｏなら
ば、規定時間待ち（６）、再びステップ（５）に戻り、
同様の処理を繰り返す。

【００５３】以下、本実施形態の特徴的構成について図
２，図３等を参照して説明する。

【００５４】上記のように構成された所定の通信媒体を
介して原稿画像を読み取る画像読取り装置（スキャナ５
０５）と、前記画像読取り装置からの画像データあるい
は外部入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積す
る蓄積装置（メモリ５０２）に蓄積された画像データに
基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷装置（プリンタ
５０３）とが通信可能な画像処理システムのデータ処理
方法において、あるいは所定の通信媒体を介して原稿画
像を読み取る画像読取り装置と、前記画像読取り装置か
らの画像データあるいは外部入力される画像データを印
刷ジョブとして蓄積する蓄積装置に蓄積された画像デー
タに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷装置とが通
信可能な画像処理システムを制御するコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対する画
像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、前記
印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読取り
装置に設定する設定工程（図２のステップ（４），
（５））と、前記設定工程により設定された前記画像読
取り装置と前記印刷装置とによる複写画像処理中に、該
複写画像処理を中断すべき障害を検知する検知工程（図
２のステップ（６））と、前記検知工程が検知した前記
中断すべき障害の発生要因が前記印刷装置によるものか
前記画像読取り装置によるものかを判定する判定工程
（図２のステップ（１４））と、前記判定工程が前記中
断すべき障害の発生要因が前記画像読取り装置によるも
のと判定した場合に、前記設定工程により前記印刷装置
に対して設定された画像データの入力先を前記蓄積装置
に変更する変更手段（図６のステップ（８））と、前記
変更工程による画像データの入力先の変更後、前記蓄積
装置から出力される画像データを前記印刷装置に転送す
る転送工程（図６のステップ（９））と、前記判定工程
により前記画像読取り装置の障害が解除されたと判定し
た場合に、前記画像読取り装置から出力される画像デー
タを前記印刷装置に転送して印刷処理を再開させる再開
工程（図２のステップ（１８））とを有するので、特定
された画像読み取り装置と印刷装置とで複写画像処理中
に、画像読み取り装置に障害が発生した場合、前記印刷
装置に対する画像データの入力先をシステム内の蓄積手
段に自動変更して、蓄積されている印刷ジョブのプリン
ト処理を先行して、画像読取り装置による障害が解消さ
れた時点で、画像読取り装置から出力された画像データ
に基づいて複写処理を再開することができ、印刷装置に
よる個別的な画像出力処理機能を速やかに復帰させ、シ
ステム全体としてスループットを大幅に向上させること
ができる。

【００５５】また、前記画像読取り装置の障害を解除す
る解除者が近接に存在するかどうかを検出する検出工程
（図６のステップ（３））と、前記検出工程により前記
画像読取り装置の障害を解除する解除者が近接に存在す
ることを検出した場合に、前記画像読取り装置の障害が
解除されるのを待機する待機工程（図６のステップ
（３）からステップ（１）へ戻る工程）とを有するの
で、ネットワーク上で印刷装置と画像読取り装置とが隔
絶して配置される状態で、画像読取り装置に障害が発生
した場合、画像読取り装置の近傍で障害を解除している
解除者が存在することを検出している場合には、印刷ジ
ョブが蓄積されていても、印刷ジョブを待機させて、複
写処理とが混在出力される事態を回避して、複写処理を
優先させて処理させることができる。

【００５６】以下、図７に示すメモリマップを参照して
本発明に係る画像処理システムで読み出し可能なデータ
処理プログラムの構成について説明する。

【００５７】図７は、本発明に係る画像処理システムで
読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記
憶媒体のメモリマップを説明する図である。

【００５８】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【００５９】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【００６０】本実施形態における図２，図３，図６に示
す機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリや
ＦＤ等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。

【００６１】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【００６２】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００６３】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク，ハードディ
スク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，Ｃ
Ｄ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯ
Ｍ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができる。

【００６４】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００６５】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００６６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
の発明によれば、原稿画像を読み取る画像読取り手段
と、前記画像読取り手段からの画像データあるいは外部
入力される画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷
する印刷手段とを有する画像処理システムにおいて、外
部入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄
積手段と、複写画像処理要求時に、前記画像読取り手段
に対する画像データの出力先を前記印刷手段に設定し、
かつ、前記印刷手段に対する画像データの入力先を前記
画像読取り手段に設定する設定手段と、前記設定手段に
より設定された前記画像読取り手段と前記印刷手段とに
よる複写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障
害を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した前記
中断すべき障害の発生要因が前記印刷手段によるものか
前記画像読取り手段によるものかを判定する判定手段
と、前記判定手段が前記中断すべき障害の発生要因が前
記画像読取り手段によるものと判定した場合に、前記設
定手段により前記印刷手段に対して設定された画像デー
タの入力先を前記蓄積手段に変更する変更手段と、前記
変更手段による画像データの入力先の変更後、前記蓄積
手段から出力される画像データを前記印刷手段に転送す
る制御手段とを有し、前記制御手段は、前記判定手段に
より前記画像読取り手段の障害が解除されたと判定した
場合に、前記画像読取り手段から出力される画像データ
を前記印刷手段に転送して印刷処理を再開させるので、
特定された画像読み取り手段と印刷手段とで複写画像処
理中に、画像読み取り手段に障害が発生した場合、前記
印刷手段に対する画像データの入力先をシステム内の蓄
積手段に自動変更して、蓄積されている印刷ジョブのプ
リント処理を先行して、画像読取り手段による障害が解
消された時点で、画像読取り手段から出力された画像デ
ータに基づいて複写処理を再開することができ、印刷手
段による個別的な画像出力処理機能を速やかに復帰さ
せ、システム全体としてスループットを大幅に向上させ
ることができる。

【００６７】第２の発明によれば、所定の通信媒体を介
して原稿画像を読み取る画像読取り装置と、前記画像読
取り装置からの画像データあるいは外部入力される画像
データに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷装置と
が通信可能な画像処理システムにおいて、外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段と、
複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対する画
像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、前記
印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読取り
装置に設定する設定手段と、前記設定手段により設定さ
れた前記画像読取り装置と前記印刷装置とによる複写画
像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検知す
る検知手段と、前記検知手段が検知した前記中断すべき
障害の発生要因が前記印刷装置によるものか前記画像読
取り装置によるものかを判定する判定手段と、前記判定
手段が前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読取り
装置によるものと判定した場合に、前記設定手段により
前記印刷装置に対して設定された画像データの入力先を
前記蓄積手段に変更する変更手段と、前記変更手段によ
る画像データの入力先の変更後、前記蓄積手段から出力
される画像データを前記印刷装置に転送する制御手段と
を有し、前記制御手段は、前記判定手段により前記画像
読取り装置の障害が解除されたと判定した場合に、前記
画像読取り装置から出力される画像データを前記印刷装
置に転送して印刷処理を再開させるので、特定された画
像読み取り装置と印刷装置とで複写画像処理中に、画像
読み取り装置に障害が発生した場合、前記印刷装置に対
する画像データの入力先をシステム内の蓄積手段に自動
変更して、蓄積されている印刷ジョブのプリント処理を
先行して、画像読取り装置による障害が解消された時点
で、画像読取り装置から出力された画像データに基づい
て複写処理を再開することができ、印刷装置による個別
的な画像出力処理機能を速やかに復帰させ、システム全
体としてスループットを大幅に向上させることができ
る。

【００６８】第３の発明によれば、前記画像読取り装置
の障害を解除する解除者が近接に存在するかどうかを検
出する検出手段を有し、前記制御手段は、前記検出手段
により前記画像読取り装置の障害を解除する解除者が近
接に存在することを検出した場合に、前記画像読取り装
置の障害が解除されるのを待機するので、ネットワーク
上で印刷装置と画像読取り装置とが隔絶して配置される
状態で、画像読取り装置に障害が発生した場合、画像読
取り装置の近傍で障害を解除している解除者が存在する
ことを検出している場合には、印刷ジョブが蓄積されて
いても、印刷ジョブを待機させて、複写処理とのが混在
出力される事態を回避して、複写処理を優先させて処理
させることができる。

【００６９】第４，第７の発明によれば、外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積手段と、
原稿画像を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り
手段からの画像データあるいは外部入力される画像デー
タに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷手段とを有
する画像処理システムのデータ処理方法において、ある
いは外部入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積
する蓄積手段と、原稿画像を読み取る画像読取り手段
と、前記画像読取り手段からの画像データあるいは外部
入力される画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷
する印刷手段とを有する画像処理システムを制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体において、複写画像処理要求時に、前記画像読取り
手段に対する画像データの出力先を前記印刷手段に設定
し、かつ、前記印刷手段に対する画像データの入力先を
前記画像読取り手段に設定する設定工程と、前記設定工
程により設定された前記画像読取り手段と前記印刷手段
とによる複写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべ
き障害を検知する検知工程と、前記検知工程により検知
した前記中断すべき障害の発生要因が前記印刷手段によ
るものか前記画像読取り手段によるものかを判定する判
定工程と、前記判定工程により前記中断すべき障害の発
生要因が前記画像読取り手段によるものと判定した場合
に、前記設定工程により前記印刷手段に対して設定され
た画像データの入力先を前記蓄積手段に変更する変更工
程と、前記変更工程による画像データの入力先の変更
後、前記蓄積手段から出力される画像データを前記印刷
手段に転送する転送工程と、前記判定工程により前記画
像読取り手段の障害が解除されたと判定した場合に、前
記画像読取り手段から出力される画像データを前記印刷
手段に転送して印刷処理を再開させる再開工程とを有す
るので、特定された画像読み取り手段と印刷手段とで複
写画像処理中に、画像読み取り手段に障害が発生した場
合、前記印刷手段に対する画像データの入力先をシステ
ム内の蓄積手段に自動変更して、蓄積されている印刷ジ
ョブのプリント処理を先行して、画像読取り手段による
障害が解消された時点で、画像読取り手段から出力され
た画像データに基づいて複写処理を再開することがで
き、印刷手段による個別的な画像出力処理機能を速やか
に復帰させ、システム全体としてスループットを大幅に
向上させることができる。

【００７０】第５，第８の発明によれば、所定の通信媒
体を介して原稿画像を読み取る画像読取り装置と、前記
画像読取り装置からの画像データあるいは外部入力され
る画像データを印刷ジョブとして蓄積する蓄積装置に蓄
積された画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷す
る印刷装置とが通信可能な画像処理システムのデータ処
理方法において、あるいは所定の通信媒体を介して原稿
画像を読み取る画像読取り装置と、前記画像読取り装置
からの画像データあるいは外部入力される画像データを
印刷ジョブとして蓄積する蓄積装置に蓄積された画像デ
ータに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷装置とが
通信可能な画像処理システムを制御するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
て、複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対す
る画像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、
前記印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読
取り装置に設定する設定工程と、前記設定工程により設
定された前記画像読取り装置と前記印刷装置とによる複
写画像処理中に、該複写画像処理を中断すべき障害を検
知する検知工程と、前記検知工程が検知した前記中断す
べき障害の発生要因が前記印刷装置によるものか前記画
像読取り装置によるものかを判定する判定工程と、前記
判定工程が前記中断すべき障害の発生要因が前記画像読
取り装置によるものと判定した場合に、前記設定工程に
より前記印刷装置に対して設定された画像データの入力
先を前記蓄積装置に変更する変更手段と、前記変更工程
による画像データの入力先の変更後、前記蓄積装置から
出力される画像データを前記印刷装置に転送する転送工
程と、前記判定工程により前記画像読取り装置の障害が
解除されたと判定した場合に、前記画像読取り装置から
出力される画像データを前記印刷装置に転送して印刷処
理を再開させる再開工程とを有するので、特定された画
像読み取り装置と印刷装置とで複写画像処理中に、画像
読み取り装置に障害が発生した場合、前記印刷装置に対
する画像データの入力先をシステム内の蓄積手段に自動
変更して、蓄積されている印刷ジョブのプリント処理を
先行して、画像読取り装置による障害が解消された時点
で、画像読取り装置から出力された画像データに基づい
て複写処理を再開することができ、印刷装置による個別
的な画像出力処理機能を速やかに復帰させ、システム全
体としてスループットを大幅に向上させることができ
る。

【００７１】第６，第９の発明によれば、前記画像読取
り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するかどう
かを検出する検出工程と、前記検出工程により前記画像
読取り装置の障害を解除する解除者が近接に存在するこ
とを検出した場合に、前記画像読取り装置の障害が解除
されるのを待機する待機工程とを有するので、ネットワ
ーク上で印刷装置と画像読取り装置とが隔絶して配置さ
れる状態で、画像読取り装置に障害が発生した場合、画
像読取り装置の近傍で障害を解除している解除者が存在
することを検出している場合には、印刷ジョブが蓄積さ
れていても、印刷ジョブを待機させて、複写処理とが混
在出力される事態を回避して、複写処理を優先させて処
理させることができる。

【００７２】従って、複写機能処理中に原稿読取り機能
あるいは画像読取り装置に障害が発生しても、プリント
処理を中断することなく継続して、蓄積された印刷ジョ
ブを印刷装置に転送して後続する印刷ジョブを処理させ
て、原稿読取り機能あるいは画像読取り装置が画像読取
り可能な状態に復帰した際に、複写処理可能とすること
ができ、個々のシステム資源が複合する画像処理中に障
害が発生しても、個々のシステム資源固有の機能処理を
続行可能にすることで、システム全体としての処理効率
を格段に向上できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態を示す画像処理システム
の構成を説明するブロック図である。

【図２】本発明に係る画像処理システムにおける第１の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図３】本発明に係る画像処理システムにおける第２の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図４】本発明の第２実施形態を示す画像処理システム
の構成を説明するブロック図である。

【図５】本発明の第３実施形態を示す画像処理システム
の構成を説明するブロック図である。

【図６】本発明に係る画像処理システムにおける第３の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図７】本発明に係る画像処理システムで読み出し可能
な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモ
リマップを説明する図である。

【符号の説明】

１ プリンタ部 ２ 制御部 ３ フィニッシャ ４ スキャナ部 ５ 操作部 ６ ファクシミリインタフェース ７ コンピュータインタフェース ８ ＣＰＵ ９ メモリ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿画像を読み取る画像読取り手段と、
   前記画像読取り手段からの画像データあるいは外部入力
   される画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷する
   印刷手段とを有する画像処理システムにおいて、 外部入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する
   蓄積手段と、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画
   像データの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記
   印刷手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   手段に設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記画像読取り手段と前
   記印刷手段とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知手段と、 前記検知手段が検知した前記中断すべき障害の発生要因
   が前記印刷手段によるものか前記画像読取り手段による
   ものかを判定する判定手段と、 前記判定手段が前記中断すべき障害の発生要因が前記画
   像読取り手段によるものと判定した場合に、前記設定手
   段により前記印刷手段に対して設定された画像データの
   入力先を前記蓄積手段に変更する変更手段と、 前記変更手段による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積手段から出力される画像データを前記印刷手段に転
   送する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記判定手段により前記画像読取り手
   段の障害が解除されたと判定した場合に、前記画像読取
   り手段から出力される画像データを前記印刷手段に転送
   して印刷処理を再開させることを特徴とする画像処理シ
   ステム。
2. 【請求項２】 所定の通信媒体を介して原稿画像を読み
   取る画像読取り装置と、前記画像読取り装置からの画像
   データあるいは外部入力される画像データに基づいて記
   録媒体に画像を印刷する印刷装置とが通信可能な画像処
   理システムにおいて、 外部入力される画像データを印刷ジョブとして蓄積する
   蓄積手段と、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対する画
   像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、前記
   印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   装置に設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記画像読取り装置と前
   記印刷装置とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知手段と、 前記検知手段が検知した前記中断すべき障害の発生要因
   が前記印刷装置によるものか前記画像読取り装置による
   ものかを判定する判定手段と、 前記判定手段が前記中断すべき障害の発生要因が前記画
   像読取り装置によるものと判定した場合に、前記設定手
   段により前記印刷装置に対して設定された画像データの
   入力先を前記蓄積手段に変更する変更手段と、 前記変更手段による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積手段から出力される画像データを前記印刷装置に転
   送する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記判定手段により前記画像読取り装
   置の障害が解除されたと判定した場合に、前記画像読取
   り装置から出力される画像データを前記印刷装置に転送
   して印刷処理を再開させることを特徴とする画像処理シ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記画像読取り装置の障害を解除する解
   除者が近接に存在するかどうかを検出する検出手段を有
   し、 前記制御手段は、前記検出手段により前記画像読取り装
   置の障害を解除する解除者が近接に存在することを検出
   した場合に、前記画像読取り装置の障害が解除されるの
   を待機することを特徴とする請求項２記載の画像処理シ
   ステム。
4. 【請求項４】 外部入力される画像データを印刷ジョブ
   として蓄積する蓄積手段と、原稿画像を読み取る画像読
   取り手段と、前記画像読取り手段からの画像データある
   いは外部入力される画像データに基づいて記録媒体に画
   像を印刷する印刷手段とを有する画像処理システムのデ
   ータ処理方法において、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画
   像データの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記
   印刷手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   手段に設定する設定工程と、 前記設定工程により設定された前記画像読取り手段と前
   記印刷手段とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知工程と、 前記検知工程により検知した前記中断すべき障害の発生
   要因が前記印刷手段によるものか前記画像読取り手段に
   よるものかを判定する判定工程と、 前記判定工程により前記中断すべき障害の発生要因が前
   記画像読取り手段によるものと判定した場合に、前記設
   定工程により前記印刷手段に対して設定された画像デー
   タの入力先を前記蓄積手段に変更する変更工程と、 前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積手段から出力される画像データを前記印刷手段に転
   送する転送工程と、 前記判定工程により前記画像読取り手段の障害が解除さ
   れたと判定した場合に、前記画像読取り手段から出力さ
   れる画像データを前記印刷手段に転送して印刷処理を再
   開させる再開工程と、を有することを特徴とする画像処
   理システムのデータ処理方法。
5. 【請求項５】 所定の通信媒体を介して原稿画像を読み
   取る画像読取り装置と、前記画像読取り装置からの画像
   データあるいは外部入力される画像データを印刷ジョブ
   として蓄積する蓄積装置に蓄積された画像データに基づ
   いて記録媒体に画像を印刷する印刷装置とが通信可能な
   画像処理システムのデータ処理方法において、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対する画
   像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、前記
   印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   装置に設定する設定工程と、 前記設定工程により設定された前記画像読取り装置と前
   記印刷装置とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知工程と、 前記検知工程が検知した前記中断すべき障害の発生要因
   が前記印刷装置によるものか前記画像読取り装置による
   ものかを判定する判定工程と、 前記判定工程が前記中断すべき障害の発生要因が前記画
   像読取り装置によるものと判定した場合に、前記設定工
   程により前記印刷装置に対して設定された画像データの
   入力先を前記蓄積装置に変更する変更手段と、 前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
   送する転送工程と、 前記判定工程により前記画像読取り装置の障害が解除さ
   れたと判定した場合に、前記画像読取り装置から出力さ
   れる画像データを前記印刷装置に転送して印刷処理を再
   開させる再開工程と、を有することを特徴とする画像処
   理システムのデータ処理方法。
6. 【請求項６】 前記画像読取り装置の障害を解除する解
   除者が近接に存在するかどうかを検出する検出工程と、 前記検出工程により前記画像読取り装置の障害を解除す
   る解除者が近接に存在することを検出した場合に、前記
   画像読取り装置の障害が解除されるのを待機する待機工
   程と、を有することを特徴とする請求項５記載の画像処
   理システムのデータ処理方法。
7. 【請求項７】 外部入力される画像データを印刷ジョブ
   として蓄積する蓄積手段と、原稿画像を読み取る画像読
   取り手段と、前記画像読取り手段からの画像データある
   いは外部入力される画像データに基づいて記録媒体に画
   像を印刷する印刷手段とを有する画像処理システムを制
   御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納
   した記憶媒体において、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り手段に対する画
   像データの出力先を前記印刷手段に設定し、かつ、前記
   印刷手段に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   手段に設定する設定工程と、 前記設定工程により設定された前記画像読取り手段と前
   記印刷手段とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知工程と、 前記検知工程により検知した前記中断すべき障害の発生
   要因が前記印刷手段によるものか前記画像読取り手段に
   よるものかを判定する判定工程と、 前記判定工程により前記中断すべき障害の発生要因が前
   記画像読取り手段によるものと判定した場合に、前記設
   定工程により前記印刷手段に対して設定された画像デー
   タの入力先を前記蓄積手段に変更する変更工程と、 前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積手段から出力される画像データを前記印刷手段に転
   送する転送工程と、 前記判定工程により前記画像読取り手段の障害が解除さ
   れたと判定した場合に、前記画像読取り手段から出力さ
   れる画像データを前記印刷手段に転送して印刷処理を再
   開させる再開工程と、を有することを特徴とするコンピ
   ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
   体。
8. 【請求項８】 所定の通信媒体を介して原稿画像を読み
   取る画像読取り装置と、前記画像読取り装置からの画像
   データあるいは外部入力される画像データを印刷ジョブ
   として蓄積する蓄積装置に蓄積された画像データに基づ
   いて記録媒体に画像を印刷する印刷装置とが通信可能な
   画像処理システムを制御するコンピュータが読み出し可
   能なプログラムを格納した記憶媒体において、 複写画像処理要求時に、前記画像読取り装置に対する画
   像データの出力先を前記印刷装置に設定し、かつ、前記
   印刷装置に対する画像データの入力先を前記画像読取り
   装置に設定する設定工程と、 前記設定工程により設定された前記画像読取り装置と前
   記印刷装置とによる複写画像処理中に、該複写画像処理
   を中断すべき障害を検知する検知工程と、 前記検知工程が検知した前記中断すべき障害の発生要因
   が前記印刷装置によるものか前記画像読取り装置による
   ものかを判定する判定工程と、 前記判定工程が前記中断すべき障害の発生要因が前記画
   像読取り装置によるものと判定した場合に、前記設定工
   程により前記印刷装置に対して設定された画像データの
   入力先を前記蓄積装置に変更する変更手段と、 前記変更工程による画像データの入力先の変更後、前記
   蓄積装置から出力される画像データを前記印刷装置に転
   送する転送工程と、 前記判定工程により前記画像読取り装置の障害が解除さ
   れたと判定した場合に、前記画像読取り装置から出力さ
   れる画像データを前記印刷装置に転送して印刷処理を再
   開させる再開工程と、を有することを特徴とするコンピ
   ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
   体。
9. 【請求項９】 前記画像読取り装置の障害を解除する解
   除者が近接に存在するかどうかを検出する検出工程と、 前記検出工程により前記画像読取り装置の障害を解除す
   る解除者が近接に存在することを検出した場合に、前記
   画像読取り装置の障害が解除されるのを待機する待機工
   程と、を有することを特徴とする請求項８記載のコンピ
   ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
   体。