JPH11198282A - 無機質系化粧板及びその製造方法 - Google Patents
無機質系化粧板及びその製造方法Info
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Abstract
チンバックパネルに用いられる、耐火性、耐汚染性、耐
摩耗性を有する、低コストな無機質系化粧板及びその無
機質系化粧板を容易に製造することができる製造方法を
提供することにある。 【構成】 無機質系基材の面に、シーラー層、熱硬化性
樹脂層、絵柄印刷形成層、硬化性樹脂層が積層された積
層体において、前記絵柄印刷形成層が、一方の面に硬化
性樹脂含浸層、他方の面に熱硬化性樹脂含浸層が形成さ
れている紙質系シートからなる無機質系化粧板及びその
製造方法である。
Description
に、流し台、ガスコンロ等のキッチン回りに用いられ
る、良好な耐火性、耐汚染性等を有する無機質系化粧板
及びその製造方法に関するものである。
回りに用いられる無機質系化粧板としては、珪酸カルシ
ウム板、石綿スレート板、セメントスレート板等の無機
質系基材に、例えば、(1)絵柄模様が形成された紙質
系シートの表面にウレタン樹脂、アミノアルキツド樹脂
等の硬化型樹脂からなる上塗り塗料を塗布後これを硬化
させた表面保護層を有する化粧材をエマルジョン系接着
剤を用いて貼着したもの、(2)転写紙を用いて無機質
系基材面に絵柄模様を転写する方法等によって絵柄模様
を設けた後、該絵柄模様層の上から透明塗料を塗装し表
面保護層としたものが知られていた。
剤で貼着した化粧板は、耐火性、耐熱性に弱く、(2)
の化粧板は耐火性、耐熱性については満足のいくもので
あるが、工程が複雑となり、歩留りも悪く、また転写紙
を用いるために高コストになるという問題があった。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、主に流し台、ガスコンロ等のキッチン回りのキッチ
ンバックパネルに用いられる、耐火性、耐汚染性、耐摩
耗性等を有する、低コストな無機質系化粧板及びその無
機質系化粧板を容易に製造することができる製造方法を
提供することにある。
の本発明の解決手段は、無機質系基材の面に、シーラー
層、熱硬化性樹脂層、絵柄印刷形成層、硬化性樹脂層が
形成された積層体において、前記絵柄印刷形成層が、一
方の面に硬化性樹脂含浸層、他方の面に熱硬化性樹脂含
浸層が形成されている紙質系シートからなることを特徴
とする無機質系化粧板とすることである。この構成とす
ることにより、無機質系化粧板の最表面が硬化性樹脂に
より形成され、無機質系基材面に熱硬化性樹脂を介して
絵柄印刷形成層が積層されているため、耐火性、耐汚染
性、耐摩耗性に優れたものとなり、また、生産工程が簡
略化されるため、生産効率、歩留りが向上し、安価な無
機質系化粧板とすることができる。
含浸層が接する構成であることを特徴とするものであ
る。こうすることにより、無機質系化粧板の層間接着強
度が高くなり、品質に優れたものとなる。
よりなることを特徴とするものである。こうすることに
より、化粧板表面の耐汚染性、耐摩耗性、耐擦傷性が向
上し、簡単に汚れを拭き取ることが可能となる。
樹脂を主成分とすることを特徴とするものである。こう
することにより、熱圧成形を行う際に一旦冷却すること
なく連続して行うことが可能なため、処理能率が高くな
り、安価な無機質系化粧板とすることができる。
化後、絵柄印刷層を施した紙質系シートの該絵柄印刷層
面に硬化性樹脂を塗布し、硬化後、前記紙質系シートの
他方の面に熱硬化性樹脂を塗布し、指触乾燥するととも
に、前記紙質系シートの前記熱硬化性樹脂層面が、前記
無機質系基材の該シーラー層面に対向するように重ね合
わせ加圧・加熱して、前記熱硬化性樹脂を硬化させるこ
とにより、上記のような効果を有する無機質系化粧板が
容易に確実に製造できるものである。
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係わる
無機質系化粧板の実施例を示す断面図、図2は本発明の
無機質系化粧板の製造工程を説明する断面図であり、1
は無機質系化粧板、2は無機質系基材、3はシーラー
層、4は熱硬化性樹脂層、5は紙質系シート、6は絵柄
印刷層、7は硬化性樹脂層、10は熱盤をそれぞれ表し
ている。
示すように、下から順に無機質系基材2、シーラー層
3、熱硬化性樹脂層4、紙質系シート5、絵柄印刷層6
および硬化性樹脂層7が積層され、紙質系シート5の上
面側の硬化性樹脂層7、下面側の熱硬化性樹脂層4をそ
れぞれ形成する硬化性樹脂および熱硬化性樹脂が紙質系
シート5に均等に浸透し硬化した構成からなるものであ
り、安定した接着力と耐火性を有することを特徴とする
ものである。ここで、図1では、硬化性樹脂層7および
熱硬化性樹脂層4を形成する硬化性樹脂と熱硬化性樹脂
がほぼ均等に紙質系シート5の上下両面から紙質系シー
ト5の全層に亙って、浸透し硬化させた構成を示してお
り、層間強度的には最も優れた構成ではあるが、本発明
の無機質系化粧板はこれに限られることはなく、紙質系
シート5に上下両面から硬化性樹脂層7および熱硬化性
樹脂層4を形成する硬化性樹脂と熱硬化性樹脂が浸透
し、接着していればよいものである。
法について図面を用いて説明する。先ず、図2(イ)に
示すように、無機質系基材2の上面にシーラー層3を設
けた化粧板用基板を準備する。次に、図2(ロ)に示す
ように紙質系シート5の表面に絵柄印刷層6を設け、続
いて図2(ハ)に示すように絵柄印刷層6の上面より硬
化性樹脂を塗布、含浸し硬化させて硬化性樹脂層7を形
成した後、さらに、図2(ニ)に示すように該紙質系シ
ート5の下面に熱硬化性樹脂4を塗布、含浸し指触乾燥
状態とする。続いて、図2(ホ)に示すように、該紙質
系シート5の熱硬化性樹脂層4面を無機質系基材2のシ
ーラー層3面に重ね合わせ、これを加熱された熱盤10
の間に挿入し、加圧・加熱する。紙質系シート5に塗
布、含浸した熱硬化性樹脂4は硬化一体化して図2
(ヘ)、即ち、図1に示すような耐火性、耐汚染性等に
優れた本発明の無機質系化粧板1が得られる。
機質系基材2としては、一般的には、珪酸カルシウム
板、石綿スレート板、セメントスレート板、軽量発泡コ
ンクリート板、中空押出セメント板等が挙げられる。
ルカリ成分溶出の防止を目的として設けられるものであ
り、品質性能を高める方法として、ポリイソシアネート
系樹脂、湿気硬化型ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等
の硬化性樹脂を用いることが望ましいものである。
系シート5としては、秤量30〜80g/m2 の建材用
プリント用紙、純白紙、晒または未晒のクラフト紙、チ
タン紙等の通常のものや、いわゆる合成樹脂等を混抄し
た混抄紙、ラテックス等を含浸した含浸紙等が使用さ
れ、表面保護層としての硬化性樹脂7および接着層とし
ての熱硬化性樹脂5が浸透可能なように、密度、厚みを
十分管理して抄造し、表面を平滑にするカレンダーロー
ル加工をしたものが好ましく、その厚みとしては、秤量
60g/m2 程度のものが好ましい。また含浸紙であれ
ば紙間強度も強くなりさらに好ましいものである。
任意の模様を印刷形成した絵柄インキ層や、全面的に印
刷を施したベタインキ層からなり、絵柄印刷層6を形成
するインキは、ベヒクルに顔料または染料である着色
剤、可塑剤、安定剤、その他の添加剤、溶剤または希釈
剤を混練してなるものを用いる。ベヒクルとして適当な
材料は、エチルセルロース、硝酸セルロース、エチルヒ
ドロキシセルロース、セルロースアセテートプロピオネ
ート、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ブチラー
ル等が良好に用いられる。
シート5の表面に形成するために用いる硬化性樹脂は、
電離放射線硬化性樹脂または熱硬化性樹脂(常温硬化型
樹脂、2液反応硬化型樹脂を含む)等の従来公知の化粧
板に使用される硬化性樹脂として用いられる樹脂が利用
できる。その硬化性樹脂としては、電離放射線硬化性樹
脂が硬化速度が速く作業性も良好であり、しかも柔軟性
や硬度等の樹脂の物性の調節も容易であり、耐汚染性、
耐擦傷性、耐摩耗性、耐溶剤性等の物性に優れるため好
ましいものである。
性樹脂は、分子中に、(メタ)アクリロイル基、(メ
タ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和
基、又はエポキシ基等のカチオン重合性官能基を有する
単量体、プレポリマー又はポリマー(以下、これらを総
称して化合物と呼称する)からなる。これら単量体、プ
レポリマー、及びポリマーは、単体で用いるか、或いは
複数種混合して用いる。尚、本明細書で(メタ)アクリ
レートとは、アクリレート又はメタアクリレートの意味
で用いる。
マーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)ア
クリレート、シリコン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレー
ト、トリアジン(メタ)アクリレート、ポリビニルピロ
リドン等が挙げられる。このプレポリマーは、通常、分
子量が10000程度以下のものが用いられる。分子量
が10000を超えると硬化した樹脂層の耐擦傷性、耐
摩耗性、耐薬品性、耐熱性等の表面物性が不足する。上
記のアクリレートとメタアクリレートは共用し得るが、
電離放射線での架橋硬化速度という点ではアクリレート
の方が速い為、高速度、短時間で能率よく硬化させると
いう目的ではアクリレートの方が有利である。
ーとしては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラッ
ク型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂等のエポキシ系
樹脂、脂肪族系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテ
ル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル系ビニルエー
テル等のビニルエーテル系樹脂、環状エーテル化合物、
スピロ化合物等のプレポリマーが挙げられる。
例としては、(メタ)アクリレート化合物の単官能単量
体として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、メト
キシエチル(メタ)アクリレート、メトキシブチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N
−ジベンジルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリ
レート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシプロピレ
ングリコール(メタ)アクリレート、2−(メタ)アク
リロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレ
ート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイド
ロゲンテレフタレート等が挙げられる。
官能単量体として、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオ
キサイドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、グリセリンポリエチレン
オキサイドトリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)
アクリロイルオキシエチルフォスフェ−ト等が挙げられ
る。
上記カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの単量
体を用いることができる。
性樹脂を紫外線又は可視光線で硬化させる場合には、光
重合開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有す
る樹脂系の場合の光重合開始剤は、アセトフェノン類、
ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエ
ート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベ
ンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェ
ニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチル
アミノベンゾエート等を単独又は混合して用いることが
できる。又、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場
合は、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、
メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フ
リールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等
を単独又は混合物として用いることができる。尚、これ
ら光開始剤の添加量は一般に、電離放射線硬化性樹脂1
00重量部に対して、0.1〜10重量部程度である。
波または荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネ
ルギー量子を有するものを意味し、可視光線、紫外線
(近紫外線、真空紫外線等)X線、電子線、イオン線等
がある。通常は紫外線や電子線が用いられる。紫外線源
としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カ
ーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライ
ドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長として
は、通常1900〜3800Åの波長域が主として用い
られる。又、電子線源としては、コックロフトワルトン
型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器
型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型灯の
各種電子線加速器を用い、100〜1000KeV、好
ましくは100〜300KeVのエネルギーをもつ電子
を照射するものを使用できる。電離放射線の照射によ
り、電離放射線硬化性樹脂は架橋重合反応を起こし3次
元の高分子構造に変化する。
ビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセ
ットコート、ナチュラルロールコート、リバースロール
コート、バーコート、ナイフコート、スクリーンコー
ト、フローコート、スプレーコート等の公知の塗工手段
を用いることができ、塗工量としてはドライ時に5〜3
0g/m2 が適当である。また、必要に応じて顔料や染
料等を加えて着色してもよい。
加圧・加熱して硬化し紙質系シート5と無機質系基材2
とを接着一体化するのに用いられる熱硬化性樹脂4とし
ては、具体的にはメラミン樹脂、フェノール樹脂、尿素
樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂等が
ある。前記熱硬化性樹脂の中でジアリルフタレート樹脂
は熱圧成形を行う際に熱いままで処理を行うことができ
るため、ベルトプレス成形、ロールプレス成形による連
続加工も可能であり、処理能力が高く、好ましいもので
ある。さらに、耐アルカリ性を付与したり、反応硬化速
度を調整するために不飽和ポリエステル樹脂をジアリル
フタレート樹脂に添加し、その性能の向上を図ったもの
としてもよいものである。
ける熱圧成形工程は、平板プレスまたはロールプレスに
よるプレス成形工程であり、一般的には、温度120〜
150℃、圧力10〜20kg/cm2 、時間10〜3
0分程度の条件による熱圧成形により製造されるもので
ある。
料を40g/m2 (ドライ)スポンジロールコーターに
て塗布し150℃で1分間乾燥して、シーラー処理した
無機質系基板を準備した。別途秤量60g/m2 の含浸
紙の表面に通常のグラビア印刷機で硝酸セルロース系イ
ンキを用いてベタ印刷層および石目柄印刷層を施した
後、さらに、その上から電子線硬化型樹脂塗料を15g
/m2 (ドライ)塗工し、電子線を3Mrad(175
kv)照射し、EBコート紙を得た。次いで、前記EB
コート紙の裏面にジアリルフタレート樹脂を40g/m
2 (ドライ)塗工し、含浸紙の内部まで浸透させて指触
乾燥した。続いて、前記EBコート紙のジアリルフタレ
ート樹脂層面が珪酸カルシウム板のシーラー処理面と接
するように重ね合わせ、熱圧プレス内にセットし、温度
135℃、圧力15kg/cm2 にて10分間加熱加圧
して硬化一体化し、無機質系化粧板を得た。
化粧板は、最表面層が硬化性樹脂からなり、無機質系基
材面に熱硬化性樹脂を介して絵柄印刷形成層が積層され
ているため、耐火性、耐汚染性、耐摩耗性に優れたもの
となり、また、生産工程が簡略化されるため、生産効
率、歩留りが向上し、安価な無機質系化粧板を得ること
が出来る。
性樹脂とすることにより、化粧板表面の耐汚染性、耐摩
耗性、耐擦傷性が向上し、簡単に汚れを拭き取ることが
可能な無機質系化粧板を得ることが出来る。
ート樹脂を主成分として用いているために、耐火性に優
れ、また、製造工程においては、熱圧成形後に冷却する
必要がないため連続処理が可能になって、生産能率が向
上するとともに、連続ものの無機質系化粧板を得ること
が可能となる。
である。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 無機質系基材の面に、シーラー層、熱硬
化性樹脂層、絵柄印刷形成層、硬化性樹脂層が積層され
た積層体において、前記絵柄印刷形成層が、一方の面に
硬化性樹脂含浸層、他方の面に熱硬化性樹脂含浸層が形
成されている紙質系シートからなることを特徴とする無
機質系化粧板。 - 【請求項2】 前記硬化性樹脂含浸層と前記熱硬化性樹
脂含浸層が接する構成であることを特徴とする請求項1
に記載の無機質系化粧板。 - 【請求項3】 前記硬化性樹脂含浸層が電離放射線硬化
性樹脂よりなることを特徴とする請求項1、2に記載の
無機質系化粧板。 - 【請求項4】 前記熱硬化性樹脂含浸層がジアリルフタ
レート樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂よりなることを
特徴とする請求項1〜3に記載の無機質系化粧板。 - 【請求項5】 無機質系基材の面にシーラー層を塗布、
硬化後、絵柄印刷層を施した紙質系シートの該絵柄印刷
層面に硬化性樹脂を塗布し、硬化後、前記紙質系シート
の他方の面に熱硬化性樹脂を塗布し、指触乾燥するとと
もに、前記紙質系シートの前記熱硬化性樹脂層面が、前
記無機質系基材の該シーラー層面に対向するように重ね
合わせ加圧・加熱して、前記熱硬化性樹脂を硬化させて
得られることを特徴とする無機質系化粧板の製造方法。
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