JPH11174869A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH11174869A JPH11174869A JP9354176A JP35417697A JPH11174869A JP H11174869 A JPH11174869 A JP H11174869A JP 9354176 A JP9354176 A JP 9354176A JP 35417697 A JP35417697 A JP 35417697A JP H11174869 A JPH11174869 A JP H11174869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate transfer
- voltage
- transfer member
- transfer
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 4
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 24
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 17
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 9
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 241000951498 Brachypteraciidae Species 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 3
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 2
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体上に形成されたトナー像を中間転写体
に一次転写し、そのトナー像を転写紙に二次転写する画
像形成装置において、中間転写体の抵抗値が経時的に変
化しても、高品質な画像が得られるようにする。 【解決手段】 電流検出回路25によって、中間転写体
9に流れる電流を検出することにより、その中間転写体
の抵抗値を検出し、その抵抗値に適した電圧をバイアス
ローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加する。
に一次転写し、そのトナー像を転写紙に二次転写する画
像形成装置において、中間転写体の抵抗値が経時的に変
化しても、高品質な画像が得られるようにする。 【解決手段】 電流検出回路25によって、中間転写体
9に流れる電流を検出することにより、その中間転写体
の抵抗値を検出し、その抵抗値に適した電圧をバイアス
ローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトナー像が
形成される像担持体と、該トナー像が一次転写される中
間転写体と、一次転写電圧を印加されて像担持体表面の
トナー像を中間転写体表面に一次転写させる一次転写手
段と、二次転写電圧を印加されて、前記中間転写体表面
に一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写させる
二次転写手段とを具備する画像形成装置に関する。
形成される像担持体と、該トナー像が一次転写される中
間転写体と、一次転写電圧を印加されて像担持体表面の
トナー像を中間転写体表面に一次転写させる一次転写手
段と、二次転写電圧を印加されて、前記中間転写体表面
に一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写させる
二次転写手段とを具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ又はそ
の少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成
される上記形式の画像形成装置は、像担持体表面に形成
されたトナー像を中間転写体表面に一次転写し、次いで
このトナー像を記録媒体に二次転写するので、中間転写
体表面に単色トナー像を形成し、これを記録媒体に二次
転写することにより単色画像を得たり、中間転写体表面
に複数の色のトナー像を重ねて一次転写し、これを記録
媒体に一括して二次転写することにより、記録媒体上に
2色以上の画像を形成することが可能である。
の少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成
される上記形式の画像形成装置は、像担持体表面に形成
されたトナー像を中間転写体表面に一次転写し、次いで
このトナー像を記録媒体に二次転写するので、中間転写
体表面に単色トナー像を形成し、これを記録媒体に二次
転写することにより単色画像を得たり、中間転写体表面
に複数の色のトナー像を重ねて一次転写し、これを記録
媒体に一括して二次転写することにより、記録媒体上に
2色以上の画像を形成することが可能である。
【0003】かかる画像形成装置において使用される中
間転写体の抵抗値は、経時的に変化したり、その製造時
のばらつきなどによって個々の中間転写体によって多少
相違する。このような中間転写体に対し、一次転写手段
と二次転写手段のそれぞれに画一的な大きさの一次転写
電圧と二次転写電圧を印加したとすると、中間転写体の
抵抗値によって、記録媒体に最終的に二次転写されたト
ナー像の画質が変動し、その画像品質が劣化するおそれ
がある。
間転写体の抵抗値は、経時的に変化したり、その製造時
のばらつきなどによって個々の中間転写体によって多少
相違する。このような中間転写体に対し、一次転写手段
と二次転写手段のそれぞれに画一的な大きさの一次転写
電圧と二次転写電圧を印加したとすると、中間転写体の
抵抗値によって、記録媒体に最終的に二次転写されたト
ナー像の画質が変動し、その画像品質が劣化するおそれ
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、中間転写体の抵抗値が、経時的に変化した
り、その製造時のばらつきによって変動したときも、常
に高品質な画像を形成できる冒頭に記載した形式の画像
形成装置を提供することにある。
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、中間転写体の抵抗値が、経時的に変化した
り、その製造時のばらつきによって変動したときも、常
に高品質な画像を形成できる冒頭に記載した形式の画像
形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記中間転写体の抵抗値を検出する抵抗検出手段
と、該抵抗検出手段により検出された抵抗値に適した一
次転写電圧と二次転写電圧を前記一次転写手段と二次転
写手段にそれぞれ印加する電圧印加手段とを有すること
を特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記中間転写体の抵抗値を検出する抵抗検出手段
と、該抵抗検出手段により検出された抵抗値に適した一
次転写電圧と二次転写電圧を前記一次転写手段と二次転
写手段にそれぞれ印加する電圧印加手段とを有すること
を特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0006】その際、前記抵抗検出手段は、中間転写体
に接触して所定の電圧を印加された一次転写手段と中間
転写体に接触するアース部材との間の中間転写体部分に
流れる電流値を検出する電流検出手段と、該電流検出手
段により検出された電流値から中間転写体の抵抗値を算
出する演算手段とを具備し、前記電圧印加手段は、前記
演算手段による演算結果に適した一次転写電圧と二次転
写電圧を前記一次転写手段と二次転写手段にそれぞれ印
加する一次転写用高圧電源と二次転写用高圧電源とを具
備していると有利である(請求項2)。
に接触して所定の電圧を印加された一次転写手段と中間
転写体に接触するアース部材との間の中間転写体部分に
流れる電流値を検出する電流検出手段と、該電流検出手
段により検出された電流値から中間転写体の抵抗値を算
出する演算手段とを具備し、前記電圧印加手段は、前記
演算手段による演算結果に適した一次転写電圧と二次転
写電圧を前記一次転写手段と二次転写手段にそれぞれ印
加する一次転写用高圧電源と二次転写用高圧電源とを具
備していると有利である(請求項2)。
【0007】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記抵抗検出手段は、中間転写体の全
周の平均抵抗値を検出するように構成されていると有利
である(請求項3)。
成装置において、前記抵抗検出手段は、中間転写体の全
周の平均抵抗値を検出するように構成されていると有利
である(請求項3)。
【0008】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、nを2以上の整数とし、
Sを中間転写体の周方向の長さとしたとき、前記抵抗検
出手段は、中間転写体のS/nずつの各中間転写体部分
の平均抵抗値をそれぞれ検出し、前記電圧印加手段は、
その各中間転写体部分にトナー像が一次転写されると
き、前記一次転写手段に、その各中間転写体部分の平均
抵抗値に適した一次転写電圧を印加すると共に、各中間
転写体部分に一次転写された各トナー像が各記録媒体に
それぞれ二次転写されるとき、その各中間転写体部分の
平均抵抗値に適した二次転写電圧を二次転写手段にそれ
ぞれ印加するように構成されていると有利である(請求
項4)。
記載の画像形成装置において、nを2以上の整数とし、
Sを中間転写体の周方向の長さとしたとき、前記抵抗検
出手段は、中間転写体のS/nずつの各中間転写体部分
の平均抵抗値をそれぞれ検出し、前記電圧印加手段は、
その各中間転写体部分にトナー像が一次転写されると
き、前記一次転写手段に、その各中間転写体部分の平均
抵抗値に適した一次転写電圧を印加すると共に、各中間
転写体部分に一次転写された各トナー像が各記録媒体に
それぞれ二次転写されるとき、その各中間転写体部分の
平均抵抗値に適した二次転写電圧を二次転写手段にそれ
ぞれ印加するように構成されていると有利である(請求
項4)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
に従って詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係る画像形成装置の一例を
示す概略説明図であり、ここに示した画像形成装置は、
単色画像、2色以上の画像及びフルカラー画像のいずれ
も形成できるように構成されている。ここでは、先ずフ
ルカラー画像を形成するときの動作を説明しながら、本
例の画像形成装置の構成を明らかにする。
示す概略説明図であり、ここに示した画像形成装置は、
単色画像、2色以上の画像及びフルカラー画像のいずれ
も形成できるように構成されている。ここでは、先ずフ
ルカラー画像を形成するときの動作を説明しながら、本
例の画像形成装置の構成を明らかにする。
【0011】図1において、図示していない画像形成装
置本体の機枠には、ドラム状の感光体1として構成され
た潜像担持体が回転自在に支持され、当該感光体1は画
像形成動作時に反時計方向に回転駆動される。このと
き、感光体表面は帯電装置2によって所定の極性、図の
例ではマイナス極性に一様に帯電される。この帯電面に
は、書込み光学ユニット14より成る露光装置から出射
する光変調されたレーザ光Lが照射され、これによって
感光体上に第1の静電潜像が形成される。このように、
帯電装置2と露光装置によって感光体1より成る像担持
体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段が構成され
る。
置本体の機枠には、ドラム状の感光体1として構成され
た潜像担持体が回転自在に支持され、当該感光体1は画
像形成動作時に反時計方向に回転駆動される。このと
き、感光体表面は帯電装置2によって所定の極性、図の
例ではマイナス極性に一様に帯電される。この帯電面に
は、書込み光学ユニット14より成る露光装置から出射
する光変調されたレーザ光Lが照射され、これによって
感光体上に第1の静電潜像が形成される。このように、
帯電装置2と露光装置によって感光体1より成る像担持
体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段が構成され
る。
【0012】この静電潜像は、現像装置4を通るとき、
そのブラック現像器4BKの現像ローラ19BK上に担
持されたマイナス極性のブラックトナーによってブラッ
クトナー像として可視像化される。このとき、現像ロー
ラ19BKにはマイナス極性のバイアス電圧が印加され
ている。ここに示した現像装置4は回転型現像装置とし
て構成され、上記ブラック現像器4BKのほかに、シア
ン現像器4C、マゼンタ現像器4M及びイエロー現像器
4Yを有し、現像装置4が回転して各現像器が感光体1
に対向し、その現像器が上述の現像動作を実行する。
そのブラック現像器4BKの現像ローラ19BK上に担
持されたマイナス極性のブラックトナーによってブラッ
クトナー像として可視像化される。このとき、現像ロー
ラ19BKにはマイナス極性のバイアス電圧が印加され
ている。ここに示した現像装置4は回転型現像装置とし
て構成され、上記ブラック現像器4BKのほかに、シア
ン現像器4C、マゼンタ現像器4M及びイエロー現像器
4Yを有し、現像装置4が回転して各現像器が感光体1
に対向し、その現像器が上述の現像動作を実行する。
【0013】一方、バイアスローラ3と、後述するアー
スローラ8と、駆動ローラを含む他のローラ5,6,7
に巻き掛けられた可撓性の無端ベルトより成る中間転写
体9が感光体表面に対置され、この中間転写体9は、矢
印方向に回転駆動されながら、バイアスローラ3とアー
スローラ8との間の部分が感光体1の表面に当接し、そ
の当接部において、感光体表面の線速と同一線速で、感
光体表面の移動方向と同じ方向へ移動する。中間転写体
9は中抵抗体より成る。
スローラ8と、駆動ローラを含む他のローラ5,6,7
に巻き掛けられた可撓性の無端ベルトより成る中間転写
体9が感光体表面に対置され、この中間転写体9は、矢
印方向に回転駆動されながら、バイアスローラ3とアー
スローラ8との間の部分が感光体1の表面に当接し、そ
の当接部において、感光体表面の線速と同一線速で、感
光体表面の移動方向と同じ方向へ移動する。中間転写体
9は中抵抗体より成る。
【0014】上記バイアスローラ3には、図2に示した
高圧電源16によって、感光体表面に形成されたトナー
像のトナー帯電極性と逆極性、図の例ではプラス極性の
直流電圧が印加されている。このため、感光体上に形成
された前述のブラックトナー像が感光体1と中間転写体
9の当接部に至ると、その感光体1上のブラックトナー
像が中間転写体9の表面に静電的に転写される。
高圧電源16によって、感光体表面に形成されたトナー
像のトナー帯電極性と逆極性、図の例ではプラス極性の
直流電圧が印加されている。このため、感光体上に形成
された前述のブラックトナー像が感光体1と中間転写体
9の当接部に至ると、その感光体1上のブラックトナー
像が中間転写体9の表面に静電的に転写される。
【0015】ここで、上述のようにバイアスローラ3に
印加される電圧を一次転写電圧と称し、その作用によっ
て感光体1上のトナー像が中間転写体9に転写されるこ
とを一次転写と称すると共に、図2に示した電源16を
一次転写用高圧電源と称することにする。
印加される電圧を一次転写電圧と称し、その作用によっ
て感光体1上のトナー像が中間転写体9に転写されるこ
とを一次転写と称すると共に、図2に示した電源16を
一次転写用高圧電源と称することにする。
【0016】上述のようにしてトナー像を一次転写した
後の感光体の表面には転写残トナーが付着しているが、
かかるトナーは、図1に示したクリーニング装置10を
通るとき、そのクリーニング部材11によって感光体表
面から除去され、次いでその感光体表面は除電ランプ1
2により光を照射されてその表面電位が基準値に下げら
れる。
後の感光体の表面には転写残トナーが付着しているが、
かかるトナーは、図1に示したクリーニング装置10を
通るとき、そのクリーニング部材11によって感光体表
面から除去され、次いでその感光体表面は除電ランプ1
2により光を照射されてその表面電位が基準値に下げら
れる。
【0017】次に、上述したところと全く同様にして、
感光体上に第2の静電潜像が形成され、この潜像は、現
像装置4の回転によって感光体1に対向したシアン潜像
器4Cの現像ローラ19Cに担持されたシアントナーに
よってシアントナー像として可視像化される。このトナ
ー像も、バイアスローラ3に印加された一次転写電圧の
作用によって、先に転写されたブラックトナー像の上か
ら重ね合せ状態で中間転写体9の表面に一次転写され
る。トナー像転写後の感光体表面がクリーニング装置1
0によって清掃され、除電ランプ12によって除電作用
を受けることも先の動作時と変りはない。
感光体上に第2の静電潜像が形成され、この潜像は、現
像装置4の回転によって感光体1に対向したシアン潜像
器4Cの現像ローラ19Cに担持されたシアントナーに
よってシアントナー像として可視像化される。このトナ
ー像も、バイアスローラ3に印加された一次転写電圧の
作用によって、先に転写されたブラックトナー像の上か
ら重ね合せ状態で中間転写体9の表面に一次転写され
る。トナー像転写後の感光体表面がクリーニング装置1
0によって清掃され、除電ランプ12によって除電作用
を受けることも先の動作時と変りはない。
【0018】さらに、上述したところと全く同様に、感
光体1上に順次形成される第3及び第4の静電潜像が、
現像装置4のマゼンタ現像器4Mとイエロー現像器4Y
の各現像ローラ19M,19Yに担持されたマゼンタト
ナーとイエロートナーとによって、マゼンタトナー像と
イエロートナー像として順次可視像化され、これらが、
中間転写体表面に、先に転写されたトナー像の上から重
ねた状態で順次一次転写される。このようにして、中間
転写体表面には4色のトナー像が重ね合された状態で形
成される。
光体1上に順次形成される第3及び第4の静電潜像が、
現像装置4のマゼンタ現像器4Mとイエロー現像器4Y
の各現像ローラ19M,19Yに担持されたマゼンタト
ナーとイエロートナーとによって、マゼンタトナー像と
イエロートナー像として順次可視像化され、これらが、
中間転写体表面に、先に転写されたトナー像の上から重
ねた状態で順次一次転写される。このようにして、中間
転写体表面には4色のトナー像が重ね合された状態で形
成される。
【0019】上述のように現像装置4は、感光体1より
成る像担持体に形成された静電潜像をトナー像として可
視像化すべく、互いに色の異なった現像剤を収容した複
数の現像器を有しており、中間転写体9は、像担持体表
面に形成された異なった色のトナー像を重ねて一次転写
される。
成る像担持体に形成された静電潜像をトナー像として可
視像化すべく、互いに色の異なった現像剤を収容した複
数の現像器を有しており、中間転写体9は、像担持体表
面に形成された異なった色のトナー像を重ねて一次転写
される。
【0020】一方、中間転写体9を巻き掛けたローラ6
に対向して転写ローラ13が対向配置され、この転写ロ
ーラ13は、中間転写体9に一次転写されたトナー像が
乱されないように、通常、図1に鎖線で示したように中
間転写体9の表面から離間している。
に対向して転写ローラ13が対向配置され、この転写ロ
ーラ13は、中間転写体9に一次転写されたトナー像が
乱されないように、通常、図1に鎖線で示したように中
間転写体9の表面から離間している。
【0021】一方、図示していない給紙装置からは、記
録媒体の一例である転写紙Pが給送され、この転写紙P
は、レジストローラ対15の回転によって、中間転写体
9上のトナー像に整合するタイミングで、転写ローラ1
3とこれに対向したローラ6との間に矢印Aで示すよう
に送り込まれる。転写紙Pの先端が転写ローラ13と対
向ローラ6の間に至ったとき、或いはその直前に転写ロ
ーラ13は図1に実線で示した位置を占め、転写ローラ
13がローラ6に巻き掛けられた中間転写体9の部分に
当接する。このとき、中間転写体9上の重ね合せトナー
像の先端が転写ローラ13の部分に至り、転写ローラ1
3には、図2に示した高圧電源17によって、中間転写
体9上のトナーの帯電極性とは逆極性、図の例ではプラ
ス極性の直流電圧が印加され、これによって中間転写体
表面の重ね合せトナー像が一括して転写紙P上に転写さ
れる。このときの転写を二次転写と称し、このとき転写
ローラ13に印加される電圧を二次転写電圧と称するこ
とにすると共に、図2に示した高圧電源17を二次転写
用高圧電源と称することにする。
録媒体の一例である転写紙Pが給送され、この転写紙P
は、レジストローラ対15の回転によって、中間転写体
9上のトナー像に整合するタイミングで、転写ローラ1
3とこれに対向したローラ6との間に矢印Aで示すよう
に送り込まれる。転写紙Pの先端が転写ローラ13と対
向ローラ6の間に至ったとき、或いはその直前に転写ロ
ーラ13は図1に実線で示した位置を占め、転写ローラ
13がローラ6に巻き掛けられた中間転写体9の部分に
当接する。このとき、中間転写体9上の重ね合せトナー
像の先端が転写ローラ13の部分に至り、転写ローラ1
3には、図2に示した高圧電源17によって、中間転写
体9上のトナーの帯電極性とは逆極性、図の例ではプラ
ス極性の直流電圧が印加され、これによって中間転写体
表面の重ね合せトナー像が一括して転写紙P上に転写さ
れる。このときの転写を二次転写と称し、このとき転写
ローラ13に印加される電圧を二次転写電圧と称するこ
とにすると共に、図2に示した高圧電源17を二次転写
用高圧電源と称することにする。
【0022】トナー像を転写された転写紙Pは、搬送ベ
ルト18の上に担持されて搬送され、定着装置20を通
るとき、熱と圧力の作用で転写紙P上のトナー像がその
転写紙表面に定着される。次いで、その転写紙Pは最終
コピー紙として機外に排出される。
ルト18の上に担持されて搬送され、定着装置20を通
るとき、熱と圧力の作用で転写紙P上のトナー像がその
転写紙表面に定着される。次いで、その転写紙Pは最終
コピー紙として機外に排出される。
【0023】トナー像を転写紙Pに転写した後の中間転
写体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置
21のクリーニング部材22によって中間転写体表面か
ら除去される。このクリーニング部材22は、転写され
る前の中間転写体9上のトナー像がここを通るとき、中
間転写体表面から離間している。転写紙P上へのトナー
像の転写を終えると、転写ローラ13は図1に鎖線で示
した位置に退避し、次の二次転写動作に備える。
写体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置
21のクリーニング部材22によって中間転写体表面か
ら除去される。このクリーニング部材22は、転写され
る前の中間転写体9上のトナー像がここを通るとき、中
間転写体表面から離間している。転写紙P上へのトナー
像の転写を終えると、転写ローラ13は図1に鎖線で示
した位置に退避し、次の二次転写動作に備える。
【0024】以上は、4色のフルカラー画像を得る多色
作像モードであるが、3色の重ね合わせトナー像、又は
2色の重ね合わせトナー像を得る多色作像モードのとき
は、指定された色とその色数の分について前述の動作が
行われる。
作像モードであるが、3色の重ね合わせトナー像、又は
2色の重ね合わせトナー像を得る多色作像モードのとき
は、指定された色とその色数の分について前述の動作が
行われる。
【0025】また単色作像モードの場合には、その指定
された色の現像器だけで感光体上にトナー像を形成し、
そのトナー像を中間転写体9に一次転写し、これを転写
紙に二次転写する。このときは、クリーニング装置21
のクリーニング部材22を中間転写体表面へ接触させた
ままとしてよい。
された色の現像器だけで感光体上にトナー像を形成し、
そのトナー像を中間転写体9に一次転写し、これを転写
紙に二次転写する。このときは、クリーニング装置21
のクリーニング部材22を中間転写体表面へ接触させた
ままとしてよい。
【0026】上述のように、本例の画像形成装置は、表
面にトナー像が形成される感光体1として構成された像
担持体と、そのトナー像が一次転写される中間転写体9
と、一次転写電圧を印加されて像担持体表面のトナー像
を中間転写体表面に一次転写させるバイアスローラ3と
して構成された一次転写手段と、二次転写電圧を印加さ
れて、中間転写体表面に一次転写されたトナー像を転写
紙Pより成る記録媒体に二次転写させる転写ローラ13
として構成された二次転写手段とを具備している。
面にトナー像が形成される感光体1として構成された像
担持体と、そのトナー像が一次転写される中間転写体9
と、一次転写電圧を印加されて像担持体表面のトナー像
を中間転写体表面に一次転写させるバイアスローラ3と
して構成された一次転写手段と、二次転写電圧を印加さ
れて、中間転写体表面に一次転写されたトナー像を転写
紙Pより成る記録媒体に二次転写させる転写ローラ13
として構成された二次転写手段とを具備している。
【0027】ところで、この形式の画像形成装置によっ
て、前述のように感光体1の表面に2色以上のトナー像
を順次形成し、その各トナー像を順次中間転写体9の表
面に重ね合せて一次転写する場合、その各トナー像を中
間転写体表面に正しく重ね合せる必要がある。従って、
感光体1上にトナー像を形成し始めるタイミングと、中
間転写体9の回転タイミングを整合させなければならな
い。このため、図示した画像形成装置においては、図1
及び図3に示すように、中間転写体9の表面に基準位置
マークMが形成されていると共に、図1乃至図3に示す
ように、このマークMを検知するマークセンサ23より
成るマーク検知手段が設けられている。この基準位置マ
ークMの検知は、前述の多色作像モード時に行われ、単
色作像モード時には行われない。図4はこのときのシー
ケンスの一例を示している。
て、前述のように感光体1の表面に2色以上のトナー像
を順次形成し、その各トナー像を順次中間転写体9の表
面に重ね合せて一次転写する場合、その各トナー像を中
間転写体表面に正しく重ね合せる必要がある。従って、
感光体1上にトナー像を形成し始めるタイミングと、中
間転写体9の回転タイミングを整合させなければならな
い。このため、図示した画像形成装置においては、図1
及び図3に示すように、中間転写体9の表面に基準位置
マークMが形成されていると共に、図1乃至図3に示す
ように、このマークMを検知するマークセンサ23より
成るマーク検知手段が設けられている。この基準位置マ
ークMの検知は、前述の多色作像モード時に行われ、単
色作像モード時には行われない。図4はこのときのシー
ケンスの一例を示している。
【0028】図4において、スタート信号によってこの
画像形成装置における画像形成動作のサイクルが開始さ
れる。図1に示していない画像読取部によって原稿画像
を読み取り、その原稿画像を複写するときは、図示して
いない操作部のスタートボタンが押下されることにより
スタート信号が生ぜしめられ、また図示していないパー
ソナルコンピュータ、ワードプロセッサ又はファクシミ
リなどの外部装置からの画像情報に基づいて画像を形成
するときは、これらの外部装置からのプリント要求がス
タート信号となる。
画像形成装置における画像形成動作のサイクルが開始さ
れる。図1に示していない画像読取部によって原稿画像
を読み取り、その原稿画像を複写するときは、図示して
いない操作部のスタートボタンが押下されることにより
スタート信号が生ぜしめられ、また図示していないパー
ソナルコンピュータ、ワードプロセッサ又はファクシミ
リなどの外部装置からの画像情報に基づいて画像を形成
するときは、これらの外部装置からのプリント要求がス
タート信号となる。
【0029】スタート信号がきて、書込み光学ユニット
14に転送するデータが1色か又は2色以上かをコマン
ドにより判別する(図4S1)。1色の場合、基準位置
マークMを検知する必要はないので、上述した画像読取
部又は外部装置より、画像データの転送を開始する。そ
のデータに対応して、書込み光学ユニット14によっ
て、前述の如く感光体1上にレーザ光Lを照射し、これ
によって静電潜像を形成し、これを所定の色のトナーに
よって可視像化する。すなわち、感光体1への書込みプ
ロセスを実行するのである(図4S2)。このトナー像
は中間転写体9上に一次転写され、この転写されたトナ
ー像の先端に合せて、レジストローラ対15から転写紙
Pが給送され(図4S3)、前述のように、その転写紙
P上にトナー像が二次転写され、この転写紙は定着装置
を通った後、機外に排出される。
14に転送するデータが1色か又は2色以上かをコマン
ドにより判別する(図4S1)。1色の場合、基準位置
マークMを検知する必要はないので、上述した画像読取
部又は外部装置より、画像データの転送を開始する。そ
のデータに対応して、書込み光学ユニット14によっ
て、前述の如く感光体1上にレーザ光Lを照射し、これ
によって静電潜像を形成し、これを所定の色のトナーに
よって可視像化する。すなわち、感光体1への書込みプ
ロセスを実行するのである(図4S2)。このトナー像
は中間転写体9上に一次転写され、この転写されたトナ
ー像の先端に合せて、レジストローラ対15から転写紙
Pが給送され(図4S3)、前述のように、その転写紙
P上にトナー像が二次転写され、この転写紙は定着装置
を通った後、機外に排出される。
【0030】中間転写体9上に転写されるトナー像が2
色以上であるときは、その各トナー像を中間転写体9上
にずれることなく二次転写する必要があるため、感光体
1への書込みプロセスの開始に先立って、マークセンサ
23により、基準位置マークMが検知され(図4S
4)、この検知信号を基準として書込みプロセスが実行
される(図4S5)。すなわち、2色のトナー像を中間
転写体9に重ね合せて転写すべきときは、中間転写体9
は2回転され、その1回目の回転時に基準位置マークM
がマークセンサ23により検知されると、これを基準と
して画像読取部又は外部装置より画像データの転送が開
始される。これによって、前述のように書込み光学ユニ
ット14により感光体1へのレーザ光の照射が行われ、
これにより形成された静電潜像が現像装置4によって所
定の色のトナー像として可視像化される。また、中間転
写体9の2回目の回転時にも、同じくマークセンサ23
によって基準位置マークMが検知され、これを基準とし
て上述したところと同様にして書込みプロセスが実行さ
れ、別の色のトナー像が感光体1上に形成され、これが
中間転写体9上に一次転写される。このとき、上述のよ
うに基準位置マークMの検知を基準として感光体1上に
各色のトナー像が順次形成されるので、中間転写体9上
に各色のトナー像がずれることなく重ね合せられて一次
転写される。
色以上であるときは、その各トナー像を中間転写体9上
にずれることなく二次転写する必要があるため、感光体
1への書込みプロセスの開始に先立って、マークセンサ
23により、基準位置マークMが検知され(図4S
4)、この検知信号を基準として書込みプロセスが実行
される(図4S5)。すなわち、2色のトナー像を中間
転写体9に重ね合せて転写すべきときは、中間転写体9
は2回転され、その1回目の回転時に基準位置マークM
がマークセンサ23により検知されると、これを基準と
して画像読取部又は外部装置より画像データの転送が開
始される。これによって、前述のように書込み光学ユニ
ット14により感光体1へのレーザ光の照射が行われ、
これにより形成された静電潜像が現像装置4によって所
定の色のトナー像として可視像化される。また、中間転
写体9の2回目の回転時にも、同じくマークセンサ23
によって基準位置マークMが検知され、これを基準とし
て上述したところと同様にして書込みプロセスが実行さ
れ、別の色のトナー像が感光体1上に形成され、これが
中間転写体9上に一次転写される。このとき、上述のよ
うに基準位置マークMの検知を基準として感光体1上に
各色のトナー像が順次形成されるので、中間転写体9上
に各色のトナー像がずれることなく重ね合せられて一次
転写される。
【0031】同様に、中間転写体9に一次転写されるト
ナー像が3色又は4色のときは、中間転写体9が3回転
又は4回転され、その各回転時に基準位置マークMがマ
ークセンサ23によって上述のように検知され、これを
基準として書込みプロセスが実行されるので、中間転写
体9上には色ずれのない多色トナー像が一次転写され
る。
ナー像が3色又は4色のときは、中間転写体9が3回転
又は4回転され、その各回転時に基準位置マークMがマ
ークセンサ23によって上述のように検知され、これを
基準として書込みプロセスが実行されるので、中間転写
体9上には色ずれのない多色トナー像が一次転写され
る。
【0032】全ての色のトナー像が中間転写体9に一次
転写されると、そのトナー像の先端に合せて転写紙Pの
給紙が開始され(図4S6,S7)、その転写紙上に多
色トナー像が一括して二次転写されることは先に説明し
た通りである。
転写されると、そのトナー像の先端に合せて転写紙Pの
給紙が開始され(図4S6,S7)、その転写紙上に多
色トナー像が一括して二次転写されることは先に説明し
た通りである。
【0033】上述のように、図示した画像形成装置は、
中間転写体9に異なった色のトナー像を一次転写したと
き、その各トナー像の位置ずれが生じないように、感光
体1より成る像担持体上に各色のトナー像を形成し始め
るタイミングを制御するための基準位置マークMが中間
転写体9に形成されていると共に、これを検知するマー
クセンサ23として構成されたマーク検知手段が設けら
れ、しかもその検知に基づいて感光体1上に静電潜像を
形成し始める画像形成開始信号発生手段が設けられてい
る。図示した例では、図2に示したメイン制御装置24
によって、その画像形成開始信号発生手段が構成されて
いる。
中間転写体9に異なった色のトナー像を一次転写したと
き、その各トナー像の位置ずれが生じないように、感光
体1より成る像担持体上に各色のトナー像を形成し始め
るタイミングを制御するための基準位置マークMが中間
転写体9に形成されていると共に、これを検知するマー
クセンサ23として構成されたマーク検知手段が設けら
れ、しかもその検知に基づいて感光体1上に静電潜像を
形成し始める画像形成開始信号発生手段が設けられてい
る。図示した例では、図2に示したメイン制御装置24
によって、その画像形成開始信号発生手段が構成されて
いる。
【0034】以上説明した例は、中間転写体9に1枚分
のトナー像を形成するものであるが、中間転写体9の表
面に、その周方向に複数のトナー像を順次連続的に形成
するように構成することもできる。この場合には、中間
転写体9の周方向の長さを、最大サイズのトナー像の長
さの少なくとも2倍に設定し、これによって中間転写体
9上に複数のトナー像を連続的に形成し、その各トナー
像を別々の転写紙に二次転写する。又は、中間転写体9
の周方向の長さを、基準となるサイズのトナー像(例え
ばA4横サイズ)の長さの少なくとも2倍に設定し、図
示していない転写紙サイズ検知装置によって転写紙のサ
イズを検知し、これによって中間転写体9の周方向に連
続して複数のトナー像を形成できるか否かを判断し、こ
れが可能であるときは、中間転写体9上の周方向に2以
上のトナー像を連続して形成し、その各トナー像を別々
の転写紙にそれぞれ二次転写する。このように構成する
ことによって、画像形成スピードを高めることができ
る。
のトナー像を形成するものであるが、中間転写体9の表
面に、その周方向に複数のトナー像を順次連続的に形成
するように構成することもできる。この場合には、中間
転写体9の周方向の長さを、最大サイズのトナー像の長
さの少なくとも2倍に設定し、これによって中間転写体
9上に複数のトナー像を連続的に形成し、その各トナー
像を別々の転写紙に二次転写する。又は、中間転写体9
の周方向の長さを、基準となるサイズのトナー像(例え
ばA4横サイズ)の長さの少なくとも2倍に設定し、図
示していない転写紙サイズ検知装置によって転写紙のサ
イズを検知し、これによって中間転写体9の周方向に連
続して複数のトナー像を形成できるか否かを判断し、こ
れが可能であるときは、中間転写体9上の周方向に2以
上のトナー像を連続して形成し、その各トナー像を別々
の転写紙にそれぞれ二次転写する。このように構成する
ことによって、画像形成スピードを高めることができ
る。
【0035】ところで、先に説明したように、上述した
中間転写体9の抵抗値は、経時的に変化し、またその製
造時のばらつきによって、中間転写体毎に多少変動する
こともある。従って、感光体1上のトナー像を中間転写
体9に一次転写し、又はそのトナー像を転写紙Pに二次
転写するとき、バイアスローラ3と転写ローラ13にそ
れぞれ常に一定の値の転写電圧を印加したとすると、転
写紙P上に形成された画像の画質が劣化するおそれがあ
る。
中間転写体9の抵抗値は、経時的に変化し、またその製
造時のばらつきによって、中間転写体毎に多少変動する
こともある。従って、感光体1上のトナー像を中間転写
体9に一次転写し、又はそのトナー像を転写紙Pに二次
転写するとき、バイアスローラ3と転写ローラ13にそ
れぞれ常に一定の値の転写電圧を印加したとすると、転
写紙P上に形成された画像の画質が劣化するおそれがあ
る。
【0036】また、前述のように中間転写体9に基準位
置マークMを設け、これを検知して、常に中間転写体9
上の一定の画像形成開始位置からトナー像を一次転写し
始めるようにすると、その開始位置よりも上流側と下流
側の中間転写体9の抵抗値が変化する。さらに、中間転
写体9上に連続して複数のトナー像を順次形成するよう
に構成すると、奇数番目のトナー像が形成される中間転
写体部分と、偶数番目のトナー像が形成される中間転写
体部分の抵抗値に相違が生じるおそれがある。このよう
な場合に、バイアスローラ3と転写ローラ13のそれぞ
れに常に一定の転写電圧を印加したとすると、完成した
転写紙上の画像に濃度むらや色違いなどを生じ、その画
像品質が悪化するおそれがある。
置マークMを設け、これを検知して、常に中間転写体9
上の一定の画像形成開始位置からトナー像を一次転写し
始めるようにすると、その開始位置よりも上流側と下流
側の中間転写体9の抵抗値が変化する。さらに、中間転
写体9上に連続して複数のトナー像を順次形成するよう
に構成すると、奇数番目のトナー像が形成される中間転
写体部分と、偶数番目のトナー像が形成される中間転写
体部分の抵抗値に相違が生じるおそれがある。このよう
な場合に、バイアスローラ3と転写ローラ13のそれぞ
れに常に一定の転写電圧を印加したとすると、完成した
転写紙上の画像に濃度むらや色違いなどを生じ、その画
像品質が悪化するおそれがある。
【0037】そこで、本例の画像形成装置においては、
感光体1上のトナー像を中間転写体9に一次転写する前
に、抵抗検出手段によって中間転写体9の抵抗値を検出
し、電圧印加手段によって、その検出された抵抗値に適
した一次転写電圧と二次転写電圧をバイアスローラ3と
転写ローラ13にそれぞれ印加してトナー像をそれぞれ
転写し、中間転写体9の抵抗値がいかなるときも、高い
転写効率が得られるようにすると共に、転写されたトナ
ー像の画質が高められるように構成されている。
感光体1上のトナー像を中間転写体9に一次転写する前
に、抵抗検出手段によって中間転写体9の抵抗値を検出
し、電圧印加手段によって、その検出された抵抗値に適
した一次転写電圧と二次転写電圧をバイアスローラ3と
転写ローラ13にそれぞれ印加してトナー像をそれぞれ
転写し、中間転写体9の抵抗値がいかなるときも、高い
転写効率が得られるようにすると共に、転写されたトナ
ー像の画質が高められるように構成されている。
【0038】上記抵抗検出手段と電圧印加手段の具体例
は以下の通りである。
は以下の通りである。
【0039】図1及び図2に示すように、中間転写体9
の裏面には、前述のアースローラ8より成るアース部材
とバイアスローラ3とが、中間転写体9の移動方向に所
定の間隔をあけて配置され、これらのローラ8,3は中
間転写体9に接触している。前述のように感光体1上に
静電潜像を形成するタイミングを検出すべく、基準位置
マークMをマークセンサ23で検知するに先立ち、感光
体1と中間転写体9を図1の矢印方向にそれぞれ回転駆
動し、基準位置マークMをマークセンサ23が検知した
時点を基準として、図2に示したメイン制御装置24に
よって一次転写用高圧電源16を制御しつつ、予め定め
られた所定の直流電圧Vをバイアスローラ3に印加す
る。例えば、マークセンサ23によって基準位置マーク
Mを検知したのと同時に、バイアスローラ3に上記所定
電圧Vを印加し始める。すると、バイアスローラ3から
中間転写体9を通してアースローラ8に電流が流れ、そ
の電流値Iが、図2及び図5に示した電流検出回路25
より成る電流検出手段によって検出される。このとき、
転写ローラ13は中間転写体9から離しておく。電流検
出回路25は、アースローラ8とメイン制御装置24と
の間に介設されている。
の裏面には、前述のアースローラ8より成るアース部材
とバイアスローラ3とが、中間転写体9の移動方向に所
定の間隔をあけて配置され、これらのローラ8,3は中
間転写体9に接触している。前述のように感光体1上に
静電潜像を形成するタイミングを検出すべく、基準位置
マークMをマークセンサ23で検知するに先立ち、感光
体1と中間転写体9を図1の矢印方向にそれぞれ回転駆
動し、基準位置マークMをマークセンサ23が検知した
時点を基準として、図2に示したメイン制御装置24に
よって一次転写用高圧電源16を制御しつつ、予め定め
られた所定の直流電圧Vをバイアスローラ3に印加す
る。例えば、マークセンサ23によって基準位置マーク
Mを検知したのと同時に、バイアスローラ3に上記所定
電圧Vを印加し始める。すると、バイアスローラ3から
中間転写体9を通してアースローラ8に電流が流れ、そ
の電流値Iが、図2及び図5に示した電流検出回路25
より成る電流検出手段によって検出される。このとき、
転写ローラ13は中間転写体9から離しておく。電流検
出回路25は、アースローラ8とメイン制御装置24と
の間に介設されている。
【0040】一方、バイアスローラ3への所定電圧Vの
印加開始と同時にメイン制御装置24のカウンタがカウ
ントを開始し、その開始時から中間転写体9が1回転す
るだけのカウント値Nをカウントしたとき、カウンタが
初期化されると共に、バイアスローラ3への電圧Vの印
加が停止される。このようにして中間転写体9が1周分
だけ回転する間に、メイン制御装置24では、カウンタ
のカウント値に同期して、電流検出回路25により検出
される電流値を読み込んで記憶格納し、これを平均化し
て平均電流値Iを求め、その値と前述の所定電圧Vとか
ら中間転写体9の抵抗値を算出する(R=V/I)。そ
して、算出された中間転写体9の平均抵抗値Rに基づい
て、その抵抗値に対応する最適な一次及び二次転写電
圧、すなわち転写されたトナー像の画質が最良となる電
圧値を制御テーブルから選択する。このようにして、感
光体1上のトナー像を中間転写体9に一次転写すると
き、一次転写用高圧電源16によって、選択された一次
転写電圧をバイアスローラ3に印加すると共に、中間転
写体上のトナー像を転写紙P上に二次転写するとき、二
次転写用高圧電源17によって、選択された二次転写電
圧を転写ローラ13に印加する。
印加開始と同時にメイン制御装置24のカウンタがカウ
ントを開始し、その開始時から中間転写体9が1回転す
るだけのカウント値Nをカウントしたとき、カウンタが
初期化されると共に、バイアスローラ3への電圧Vの印
加が停止される。このようにして中間転写体9が1周分
だけ回転する間に、メイン制御装置24では、カウンタ
のカウント値に同期して、電流検出回路25により検出
される電流値を読み込んで記憶格納し、これを平均化し
て平均電流値Iを求め、その値と前述の所定電圧Vとか
ら中間転写体9の抵抗値を算出する(R=V/I)。そ
して、算出された中間転写体9の平均抵抗値Rに基づい
て、その抵抗値に対応する最適な一次及び二次転写電
圧、すなわち転写されたトナー像の画質が最良となる電
圧値を制御テーブルから選択する。このようにして、感
光体1上のトナー像を中間転写体9に一次転写すると
き、一次転写用高圧電源16によって、選択された一次
転写電圧をバイアスローラ3に印加すると共に、中間転
写体上のトナー像を転写紙P上に二次転写するとき、二
次転写用高圧電源17によって、選択された二次転写電
圧を転写ローラ13に印加する。
【0041】このようにして、中間転写体9の抵抗値が
経時的に変化し、或いは製造時のばらつきで個々の中間
転写体9の抵抗値が相違しているときも、最適な条件下
で、感光体1上のトナー像を中間転写体9上に一次転写
し、かつそのトナー像を転写紙P上に二次転写すること
ができ、常に高品質な画質を得ることができる。
経時的に変化し、或いは製造時のばらつきで個々の中間
転写体9の抵抗値が相違しているときも、最適な条件下
で、感光体1上のトナー像を中間転写体9上に一次転写
し、かつそのトナー像を転写紙P上に二次転写すること
ができ、常に高品質な画質を得ることができる。
【0042】なお、上述した中間転写体の抵抗値の検出
は、画像形成を開始する毎に行ってもよいが、何回かの
画像形成を行った後に、中間転写体の抵抗値を検出し、
これに対応した正しい一次及び二次転写電圧をバイアス
ローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加するようにし
てもよい。
は、画像形成を開始する毎に行ってもよいが、何回かの
画像形成を行った後に、中間転写体の抵抗値を検出し、
これに対応した正しい一次及び二次転写電圧をバイアス
ローラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加するようにし
てもよい。
【0043】上述のように、本例の画像形成装置は、中
間転写体9の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、その抵
抗検出手段によって検出された抵抗値に適した一次転写
電圧と二次転写電圧を、一次転写手段の一例であるバイ
アスローラ3と、二次転写手段の一例である転写ローラ
13にそれぞれ印加する電圧印加手段とを有している。
間転写体9の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、その抵
抗検出手段によって検出された抵抗値に適した一次転写
電圧と二次転写電圧を、一次転写手段の一例であるバイ
アスローラ3と、二次転写手段の一例である転写ローラ
13にそれぞれ印加する電圧印加手段とを有している。
【0044】しかも、本例の画像形成装置においては、
上述の抵抗検出手段が、中間転写体9に接触して所定の
電圧Vを印加されたバイアスローラ3より成る一次転写
手段と中間転写体9に接触するアース部材の一例である
アースローラ8との間の中間転写体部分に流れる電流値
を検出する電流検出回路25として構成された電流検出
手段と、その電流検出手段により検出された電流値から
中間転写体9の抵抗値を算出する演算手段とを具備し、
上記電圧印加手段は、その演算手段による演算結果に適
した一次転写電圧と二次転写電圧を、バイアスローラ3
と転写ローラ13より成る一次転写手段と二次転写手段
にそれぞれ印加する一次転写用高圧電源16と二次転写
用高圧電源17とを具備している。図示した例では、メ
イン制御装置24が、上述の演算手段を構成している。
このようにして、簡単に抵抗検出手段と電圧印加手段を
構成することができる。
上述の抵抗検出手段が、中間転写体9に接触して所定の
電圧Vを印加されたバイアスローラ3より成る一次転写
手段と中間転写体9に接触するアース部材の一例である
アースローラ8との間の中間転写体部分に流れる電流値
を検出する電流検出回路25として構成された電流検出
手段と、その電流検出手段により検出された電流値から
中間転写体9の抵抗値を算出する演算手段とを具備し、
上記電圧印加手段は、その演算手段による演算結果に適
した一次転写電圧と二次転写電圧を、バイアスローラ3
と転写ローラ13より成る一次転写手段と二次転写手段
にそれぞれ印加する一次転写用高圧電源16と二次転写
用高圧電源17とを具備している。図示した例では、メ
イン制御装置24が、上述の演算手段を構成している。
このようにして、簡単に抵抗検出手段と電圧印加手段を
構成することができる。
【0045】また、本例の抵抗検出手段は、中間転写体
9の全周の平均抵抗値を検出するように構成されてお
り、これによって中間転写体9の抵抗値を正しく把握
し、適正な一次転写電圧と二次転写電圧をバイアスロー
ラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加し、高品質な画像
を得ることができる。
9の全周の平均抵抗値を検出するように構成されてお
り、これによって中間転写体9の抵抗値を正しく把握
し、適正な一次転写電圧と二次転写電圧をバイアスロー
ラ3と転写ローラ13にそれぞれ印加し、高品質な画像
を得ることができる。
【0046】ところで、先に説明したように、中間転写
体9に複数のトナー像をその周方向に連続的に形成する
場合には、その各トナー像が一次転写される中間転写体
の部分毎に、その抵抗値をそれぞれ検出し、その中間転
写体部分に感光体1からトナー像を一次転写するとき、
その中間転写体部分の抵抗値に適した一次転写電圧をバ
イアスローラ3に印加すると共に、その各中間転写体部
分に転写された各トナー像を転写紙Pに二次転写すると
きにも、その中間転写体部分の抵抗値に適した二次転写
電圧を転写ローラ13に印加することが好ましい。
体9に複数のトナー像をその周方向に連続的に形成する
場合には、その各トナー像が一次転写される中間転写体
の部分毎に、その抵抗値をそれぞれ検出し、その中間転
写体部分に感光体1からトナー像を一次転写するとき、
その中間転写体部分の抵抗値に適した一次転写電圧をバ
イアスローラ3に印加すると共に、その各中間転写体部
分に転写された各トナー像を転写紙Pに二次転写すると
きにも、その中間転写体部分の抵抗値に適した二次転写
電圧を転写ローラ13に印加することが好ましい。
【0047】例えば、中間転写体9の表面に、その周方
向に沿って2つのトナー像を形成する場合には、基準位
置マークMをマークセンサ23が検出した時点を基準と
してバイアスローラ3に所定の直流電圧Vを印加し始
め、この時点から、カウンタのカウント値が中間転写体
9の半周分、すなわちN/2となるまでに電流検出回路
25によって検出された第1の中間転写体部分を流れる
電流値の第1の平均値I1を求める。同様に、カウント
値がN/2からNになるまでに電流検出回路25によっ
て検出された第2の中間転写体部分を流れる電流値の第
2の平均値I2を求める。そして、その各平均値I1,I
2と電圧Vの値から、第1及び第2の中間転写体部分の
各平均抵抗値をそれぞれ算出し、これらに対する最適な
一次及び二次転写電圧値を制御テーブルから選択する。
そして、上記第1の中間転写体部分に感光体1からトナ
ー像を一次転写するとき、選択された一次転写電圧を一
次転写用高圧電源16によってバイアスローラ3に印加
する。同様に第2の中間転写体部分に感光体1からトナ
ー像を一次転写するときも、その中間転写体部分の抵抗
値に適した一次転写電圧を一次転写用高圧電源16によ
ってバイアスローラ3に印加する。同様に、第1及び第
2の中間転写体部分にそれぞれ一次転写された各トナー
像を転写紙Pに二次転写するときも、その各中間転写体
部分の抵抗値に最適の二次転写電圧を転写ローラ13に
それぞれ印加するのである。これは、中間転写体の周方
向に所定間隔をあけて連続して3以上のトナー像を順次
形成するときも同様である。
向に沿って2つのトナー像を形成する場合には、基準位
置マークMをマークセンサ23が検出した時点を基準と
してバイアスローラ3に所定の直流電圧Vを印加し始
め、この時点から、カウンタのカウント値が中間転写体
9の半周分、すなわちN/2となるまでに電流検出回路
25によって検出された第1の中間転写体部分を流れる
電流値の第1の平均値I1を求める。同様に、カウント
値がN/2からNになるまでに電流検出回路25によっ
て検出された第2の中間転写体部分を流れる電流値の第
2の平均値I2を求める。そして、その各平均値I1,I
2と電圧Vの値から、第1及び第2の中間転写体部分の
各平均抵抗値をそれぞれ算出し、これらに対する最適な
一次及び二次転写電圧値を制御テーブルから選択する。
そして、上記第1の中間転写体部分に感光体1からトナ
ー像を一次転写するとき、選択された一次転写電圧を一
次転写用高圧電源16によってバイアスローラ3に印加
する。同様に第2の中間転写体部分に感光体1からトナ
ー像を一次転写するときも、その中間転写体部分の抵抗
値に適した一次転写電圧を一次転写用高圧電源16によ
ってバイアスローラ3に印加する。同様に、第1及び第
2の中間転写体部分にそれぞれ一次転写された各トナー
像を転写紙Pに二次転写するときも、その各中間転写体
部分の抵抗値に最適の二次転写電圧を転写ローラ13に
それぞれ印加するのである。これは、中間転写体の周方
向に所定間隔をあけて連続して3以上のトナー像を順次
形成するときも同様である。
【0048】一般的に示すと、nを2以上の整数とし、
Sを中間転写体9の周方向の長さとしたとき、前述の抵
抗検出手段は、中間転写体9のS/nずつの各中間転写
体部分の平均抵抗値をそれぞれ検出し、前述の電圧印加
手段は、その各中間転写体部分にトナー像が一次転写さ
れるとき、一次転写手段の一例であるバイアスローラ3
に、その各中間転写体部分の平均抵抗値に適した一次転
写電圧を印加すると共に、各中間転写体部分に一次転写
された各トナー像が転写紙Pより成る各記録媒体にそれ
ぞれ二次転写されるとき、その各中間転写体部分の平均
抵抗値に適した二次転写電圧を二次転写手段の一例であ
る転写ローラ13にそれぞれ印加するように構成されて
いる。
Sを中間転写体9の周方向の長さとしたとき、前述の抵
抗検出手段は、中間転写体9のS/nずつの各中間転写
体部分の平均抵抗値をそれぞれ検出し、前述の電圧印加
手段は、その各中間転写体部分にトナー像が一次転写さ
れるとき、一次転写手段の一例であるバイアスローラ3
に、その各中間転写体部分の平均抵抗値に適した一次転
写電圧を印加すると共に、各中間転写体部分に一次転写
された各トナー像が転写紙Pより成る各記録媒体にそれ
ぞれ二次転写されるとき、その各中間転写体部分の平均
抵抗値に適した二次転写電圧を二次転写手段の一例であ
る転写ローラ13にそれぞれ印加するように構成されて
いる。
【0049】かかる構成により、中間転写体9上にその
周方向に所定の間隔をあけて複数のトナー像を順次形成
し、これらを別々の転写紙Pに二次転写するとき、奇数
番目のトナー像と偶数番目のトナー像の画質が異なって
しまうような不具合を阻止できる。
周方向に所定の間隔をあけて複数のトナー像を順次形成
し、これらを別々の転写紙Pに二次転写するとき、奇数
番目のトナー像と偶数番目のトナー像の画質が異なって
しまうような不具合を阻止できる。
【0050】本発明は、図示した形式以外の各種画像形
成装置にも適用でき、例えばベルトより成る像担持体を
用いる画像形成装置、或いはドラムより成る中間転写体
を用いる画像形成装置などにも広く適用可能である。
成装置にも適用でき、例えばベルトより成る像担持体を
用いる画像形成装置、或いはドラムより成る中間転写体
を用いる画像形成装置などにも広く適用可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、中間転写体の抵抗値が経時的に変化したり、中間転
写体毎或いは画像形成装置毎に相違しているときも、常
に高品質な画像を得ることができる。
ば、中間転写体の抵抗値が経時的に変化したり、中間転
写体毎或いは画像形成装置毎に相違しているときも、常
に高品質な画像を得ることができる。
【0052】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
抵抗検出手段と、電圧印加手段を低コストでかつ簡単に
構成することができる。
抵抗検出手段と、電圧印加手段を低コストでかつ簡単に
構成することができる。
【0053】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体の抵抗値を正しく検出することができる。
中間転写体の抵抗値を正しく検出することができる。
【0054】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体表面に複数のトナー像をその周方向に順次形
成するときも、その各トナー像が形成される中間転写体
部分の抵抗値に合せた一次転写電圧と二次転写電圧をそ
れぞれ一次転写手段と二次転写手段に印加することがで
き、これによって高品質な画像を得ることができる。
中間転写体表面に複数のトナー像をその周方向に順次形
成するときも、その各トナー像が形成される中間転写体
部分の抵抗値に合せた一次転写電圧と二次転写電圧をそ
れぞれ一次転写手段と二次転写手段に印加することがで
き、これによって高品質な画像を得ることができる。
【図1】画像形成装置の一例を示す概略説明図である。
【図2】図1に示した画像形成装置のブロック図であ
る。
る。
【図3】中間転写体に形成された基準位置マークと、こ
れを検知するマークセンサを示す斜視図である。
れを検知するマークセンサを示す斜視図である。
【図4】図1に示した画像形成装置の基本動作を明らか
にするフローチャートである。
にするフローチャートである。
【図5】電流検出回路の一例を示す図である。
9 中間転写体 16 一次転写用高圧電源 17 二次転写用高圧電源
Claims (4)
- 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体
と、該トナー像が一次転写される中間転写体と、一次転
写電圧を印加されて像担持体表面のトナー像を中間転写
体表面に一次転写させる一次転写手段と、二次転写電圧
を印加されて、前記中間転写体表面に一次転写されたト
ナー像を記録媒体に二次転写させる二次転写手段とを具
備する画像形成装置において、 前記中間転写体の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、該
抵抗検出手段により検出された抵抗値に適した一次転写
電圧と二次転写電圧を前記一次転写手段と二次転写手段
にそれぞれ印加する電圧印加手段とを有することを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記抵抗検出手段は、中間転写体に接触
して所定の電圧を印加された一次転写手段と中間転写体
に接触するアース部材との間の中間転写体部分に流れる
電流値を検出する電流検出手段と、該電流検出手段によ
り検出された電流値から中間転写体の抵抗値を算出する
演算手段とを具備し、前記電圧印加手段は、前記演算手
段による演算結果に適した一次転写電圧と二次転写電圧
を前記一次転写手段と二次転写手段にそれぞれ印加する
一次転写用高圧電源と二次転写用高圧電源とを具備して
いる請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記抵抗検出手段は、中間転写体の全周
の平均抵抗値を検出する請求項1又は2に記載の画像形
成装置。 - 【請求項4】 nを2以上の整数とし、Sを中間転写体
の周方向の長さとしたとき、前記抵抗検出手段は、中間
転写体のS/nずつの各中間転写体部分の平均抵抗値を
それぞれ検出し、前記電圧印加手段は、その各中間転写
体部分にトナー像が一次転写されるとき、前記一次転写
手段に、その各中間転写体部分の平均抵抗値に適した一
次転写電圧を印加すると共に、各中間転写体部分に一次
転写された各トナー像が各記録媒体にそれぞれ二次転写
されるとき、その各中間転写体部分の平均抵抗値に適し
た二次転写電圧を二次転写手段にそれぞれ印加する請求
項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354176A JPH11174869A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354176A JPH11174869A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174869A true JPH11174869A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18435807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9354176A Pending JPH11174869A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11174869A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050069050A (ko) * | 2003-12-30 | 2005-07-05 | 삼성전자주식회사 | 화상 형성 장치의 전사 전압 제어장치 및 그 방법 |
JP2013195620A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014021376A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP9354176A patent/JPH11174869A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050069050A (ko) * | 2003-12-30 | 2005-07-05 | 삼성전자주식회사 | 화상 형성 장치의 전사 전압 제어장치 및 그 방법 |
JP2013195620A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014021376A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6453139B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2001027852A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001083853A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11258923A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11174869A (ja) | 画像形成装置 | |
US5300982A (en) | Apparatus for controlling image location on medium | |
JP4428789B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005017631A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005189494A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3116839B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
US20050002702A1 (en) | Image forming apparatus and transfer belt | |
JP4834334B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3754937B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP3365154B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3525711B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08202092A (ja) | デジタル画像形成装置 | |
JP2584153B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JP3317466B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP4143252B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0792763A (ja) | カラ−画像形成装置 | |
US20070059040A1 (en) | Image forming apparatus and method of transferring image to intermediate transfer body | |
JP3898143B2 (ja) | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 | |
JPH10282809A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4682770B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001166601A (ja) | 画像形成装置 |