JPH11168610A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH11168610A JPH11168610A JP34086097A JP34086097A JPH11168610A JP H11168610 A JPH11168610 A JP H11168610A JP 34086097 A JP34086097 A JP 34086097A JP 34086097 A JP34086097 A JP 34086097A JP H11168610 A JPH11168610 A JP H11168610A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速バースト動作による高速アクセスが可能
で、かつ、ラインメモリよりも安価な汎用メモリを使用
してコストダウンを実現した画像処理装置を提供する。 【解決手段】 スキャナ装置101によってラスタース
キャンされた画像データを画像処理部102に取り込
み、画像処理前においては、主走査方向の全画素の1ラ
インごとにメモリの任意のアドレスに書き込み、その画
像データを読み出す際は、全画素の1ラインではなく、
所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数からなる
ブロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像処理
を施す。画像処理後においては、画像データをブロック
ごとに別のメモリの任意のアドレスにに書き込み、その
画像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1ラ
インごとに読み出して、プリンタ装置103に出力す
る。
で、かつ、ラインメモリよりも安価な汎用メモリを使用
してコストダウンを実現した画像処理装置を提供する。 【解決手段】 スキャナ装置101によってラスタース
キャンされた画像データを画像処理部102に取り込
み、画像処理前においては、主走査方向の全画素の1ラ
インごとにメモリの任意のアドレスに書き込み、その画
像データを読み出す際は、全画素の1ラインではなく、
所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数からなる
ブロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像処理
を施す。画像処理後においては、画像データをブロック
ごとに別のメモリの任意のアドレスにに書き込み、その
画像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1ラ
インごとに読み出して、プリンタ装置103に出力す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、より詳細には、カラー画像信号を転送して画像処理
を行うカラー複写機、カラースキャナ、カラープリンタ
等の画像処理装置に関する。
し、より詳細には、カラー画像信号を転送して画像処理
を行うカラー複写機、カラースキャナ、カラープリンタ
等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置でラスタースキャンされた
画像データを取り扱う場合において、副走査方向の近傍
画素を参照するフィルタ演算や副走査補間演算を行う際
には、主走査方向の1ラインの全ての画素を記憶するラ
インメモリを複数ライン分用意して、複数ラインの画像
データを参照して演算処理を行っている。
画像データを取り扱う場合において、副走査方向の近傍
画素を参照するフィルタ演算や副走査補間演算を行う際
には、主走査方向の1ラインの全ての画素を記憶するラ
インメモリを複数ライン分用意して、複数ラインの画像
データを参照して演算処理を行っている。
【0003】図10は、カラースキャナにおいて、スキ
ャナ装置(図示せず)から取り込んだRGB画像データ
を処理して、カラーのプリンタ装置(図示せず)に出力
する従来の一般的なシステムのブロック図である。副走
査補間回路1001は、RGB画像データのうちB画像
データに位置合わせされたR画像データ及びG画像デー
タを演算処理により求めて、スキャナγ部1002に出
力する。スキャナγ回路1002では、入力された各画
像データのγ補正をしてマスキング処理回路1003に
出力する。マスキング処理回路1003では、入力され
た加色系のRGB画像データを、記録色用の減色系のデ
ジタル画像信号に色度座標変換して、UCR処理回路1
004に出力する。UCR処理回路1004では、下地
除去の処理を行って階調処理回路1005に出力する。
階調処理回路1005では、主走査方向の変倍処理やプ
リンタγ補正処理等を行ってプリンタ装置に出力する。
ャナ装置(図示せず)から取り込んだRGB画像データ
を処理して、カラーのプリンタ装置(図示せず)に出力
する従来の一般的なシステムのブロック図である。副走
査補間回路1001は、RGB画像データのうちB画像
データに位置合わせされたR画像データ及びG画像デー
タを演算処理により求めて、スキャナγ部1002に出
力する。スキャナγ回路1002では、入力された各画
像データのγ補正をしてマスキング処理回路1003に
出力する。マスキング処理回路1003では、入力され
た加色系のRGB画像データを、記録色用の減色系のデ
ジタル画像信号に色度座標変換して、UCR処理回路1
004に出力する。UCR処理回路1004では、下地
除去の処理を行って階調処理回路1005に出力する。
階調処理回路1005では、主走査方向の変倍処理やプ
リンタγ補正処理等を行ってプリンタ装置に出力する。
【0004】図11は、図10の画像処理装置における
副走査補間回路1001の構成を示すブロック図であ
る。この副走査補間回路1001では、B画像データに
合わせてR画像データ及びG画像データの副走査補間処
理を行う。このため、R画像データの副走査補間回路1
101、G画像データの副走査補間回路1102が設け
られている。また、副走査補間回路1101には、補間
演算処理で求める仮想位置の1ラインの画像データの前
後2ライン分の画像データを参照するため、合計3ライ
ン分のラインメモリ1103が設けられている。同様
に、副走査補間回路1102には、合計3ライン分のラ
インメモリ1104が設けられている。副走査補間の演
算を行わないB画像データについては、1ライン分のみ
のラインメモリ1105が設けられている。
副走査補間回路1001の構成を示すブロック図であ
る。この副走査補間回路1001では、B画像データに
合わせてR画像データ及びG画像データの副走査補間処
理を行う。このため、R画像データの副走査補間回路1
101、G画像データの副走査補間回路1102が設け
られている。また、副走査補間回路1101には、補間
演算処理で求める仮想位置の1ラインの画像データの前
後2ライン分の画像データを参照するため、合計3ライ
ン分のラインメモリ1103が設けられている。同様
に、副走査補間回路1102には、合計3ライン分のラ
インメモリ1104が設けられている。副走査補間の演
算を行わないB画像データについては、1ライン分のみ
のラインメモリ1105が設けられている。
【0005】各ラインメモリは、主走査方向の全画素数
と同じビット数又はそれ以上のビット数で構成され、書
き込み制御タイミング信号に応じて、ラスタースキャン
の画素順に画像データをシーケンシャルに記憶し、読み
出しタイミング信号に応じて、書き込みされた画素順す
なわちラスタースキャンの画素順に画像データをシーケ
ンシャルに出力するFIFO(先入れ先き出し)メモリ
である。
と同じビット数又はそれ以上のビット数で構成され、書
き込み制御タイミング信号に応じて、ラスタースキャン
の画素順に画像データをシーケンシャルに記憶し、読み
出しタイミング信号に応じて、書き込みされた画素順す
なわちラスタースキャンの画素順に画像データをシーケ
ンシャルに出力するFIFO(先入れ先き出し)メモリ
である。
【0006】また、図に示さないが、図10におけるマ
スキング処理回路1003における平滑化フィルタ、及
びUCR処理回路1004におけるエッジ強調フィルタ
にも同様に、主走査方向に1ライン分の容量をもつ複数
のラインメモリが使用されている。
スキング処理回路1003における平滑化フィルタ、及
びUCR処理回路1004におけるエッジ強調フィルタ
にも同様に、主走査方向に1ライン分の容量をもつ複数
のラインメモリが使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置においては、汎用メモリに比較してビ
ット単価が高いラインメモリを多用しているため、製品
コストが高くなるという問題があった。しかも近年にお
いては、高画質化の要求も強くなり、高密度の画素を処
理する必要に迫られている。このため、主走査方向の1
ラインの画素数も必然的に多くなる。したがって、高画
質化対応のラインメモリの価格が高騰することになり、
その結果、より一層製品コストが高くなることが懸念さ
れている。また一方、画像処理装置に対する高速化への
要求も強くなっており、このため従来のラインメモリで
は高速アクセスに対応できなくなってきている。
来の画像処理装置においては、汎用メモリに比較してビ
ット単価が高いラインメモリを多用しているため、製品
コストが高くなるという問題があった。しかも近年にお
いては、高画質化の要求も強くなり、高密度の画素を処
理する必要に迫られている。このため、主走査方向の1
ラインの画素数も必然的に多くなる。したがって、高画
質化対応のラインメモリの価格が高騰することになり、
その結果、より一層製品コストが高くなることが懸念さ
れている。また一方、画像処理装置に対する高速化への
要求も強くなっており、このため従来のラインメモリで
は高速アクセスに対応できなくなってきている。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、本発明の課題は、高速バースト動作による高速アク
セスが可能で、かつ、ラインメモリよりも安価な汎用メ
モリを使用してコストダウンを実現した画像処理装置を
提供することを目的とする。
り、本発明の課題は、高速バースト動作による高速アク
セスが可能で、かつ、ラインメモリよりも安価な汎用メ
モリを使用してコストダウンを実現した画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る画像処理装置は、ラスタースキャン
された画像データを任意のアドレスに書き込み可能な第
1の記憶手段と、画像データを主走査方向の全画素の1
ラインごとに第1の記憶手段に書き込んで記憶させ、第
1の記憶手段に記憶された複数ライン分の画像データを
主走査方向の全画素数のうち所定の画素数及び副走査方
向の所定のライン数からなるブロックごとに読み出す第
1の記憶制御手段と、第1の記憶制御手段によって第1
の記憶手段から読み出されたブロックごとの画像データ
に対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、画像処
理された画像データを任意のアドレスに書き込み可能な
第2の記憶手段と、画像処理手段によって画像処理され
た画像データをブロックごとに第2の記憶手段に書き込
んで記憶させ、第2の記憶手段に記憶された画像データ
を主走査方向の全画素の1ラインごとに読み出して出力
する第2の記憶制御手段と、を備えた構成になってい
る。
に、請求項1に係る画像処理装置は、ラスタースキャン
された画像データを任意のアドレスに書き込み可能な第
1の記憶手段と、画像データを主走査方向の全画素の1
ラインごとに第1の記憶手段に書き込んで記憶させ、第
1の記憶手段に記憶された複数ライン分の画像データを
主走査方向の全画素数のうち所定の画素数及び副走査方
向の所定のライン数からなるブロックごとに読み出す第
1の記憶制御手段と、第1の記憶制御手段によって第1
の記憶手段から読み出されたブロックごとの画像データ
に対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、画像処
理された画像データを任意のアドレスに書き込み可能な
第2の記憶手段と、画像処理手段によって画像処理され
た画像データをブロックごとに第2の記憶手段に書き込
んで記憶させ、第2の記憶手段に記憶された画像データ
を主走査方向の全画素の1ラインごとに読み出して出力
する第2の記憶制御手段と、を備えた構成になってい
る。
【0010】請求項1に係る画像処理装置によれば、ス
キャナ装置等の外部装置によってラスタースキャンされ
た画像データを、画像処理前においては、主走査方向の
全画素の1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能
なSRAM等の汎用の第1の記憶手段に書き込み、記憶
された画像データを読み出す際は、全画素の1ラインで
はなく、所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数
からなるブロックごとに読み出し、そのブロックごとに
画像処理を施す。画像処理後においては、画像データを
ブロックごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRA
M等の汎用の第2の記憶手段に書き込み、画像処理され
た画像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1
ラインごとに読み出して、プリンタ等の外部装置に出力
する。
キャナ装置等の外部装置によってラスタースキャンされ
た画像データを、画像処理前においては、主走査方向の
全画素の1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能
なSRAM等の汎用の第1の記憶手段に書き込み、記憶
された画像データを読み出す際は、全画素の1ラインで
はなく、所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数
からなるブロックごとに読み出し、そのブロックごとに
画像処理を施す。画像処理後においては、画像データを
ブロックごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRA
M等の汎用の第2の記憶手段に書き込み、画像処理され
た画像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1
ラインごとに読み出して、プリンタ等の外部装置に出力
する。
【0011】また、請求項2に係るは画像処理装置は、
請求項1において、画像処理手段が、少なくとも前記所
定の画素数のビット数を有し、ブロックごとの画像処理
のための所定のライン数のラインメモリを有することを
特徴とする。
請求項1において、画像処理手段が、少なくとも前記所
定の画素数のビット数を有し、ブロックごとの画像処理
のための所定のライン数のラインメモリを有することを
特徴とする。
【0012】請求項2に係る画像処理装置によれば、ラ
インメモリによって、補間処理等の画像処理をブロック
単位で行う。
インメモリによって、補間処理等の画像処理をブロック
単位で行う。
【0013】また、請求項3に係る画像処理装置は、請
求項1又は2において、第1及び第2の記憶手段が、主
走査方向の全画素数及び副走査方向の所定のライン数の
画像データを記憶するバンクエリアを少なくとも2個以
上有し、第1の記憶制御手段が、2つのバンクエリアに
所定量の画像データを重複して書き込むことを特徴とす
る。
求項1又は2において、第1及び第2の記憶手段が、主
走査方向の全画素数及び副走査方向の所定のライン数の
画像データを記憶するバンクエリアを少なくとも2個以
上有し、第1の記憶制御手段が、2つのバンクエリアに
所定量の画像データを重複して書き込むことを特徴とす
る。
【0014】請求項3に係る画像処理装置によれば、2
つのバンクエリアに、例えば主走査方向の全画素の1ラ
イン等の、所定量の同じ画像データを重複して書き込
む。
つのバンクエリアに、例えば主走査方向の全画素の1ラ
イン等の、所定量の同じ画像データを重複して書き込
む。
【0015】請求項4に係る画像処理装置は、請求項1
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データのう
ち、任意の部分矩形範囲の画像データを主走査方向に反
転させて第1の記憶手段に書き込むことを特徴とする。
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データのう
ち、任意の部分矩形範囲の画像データを主走査方向に反
転させて第1の記憶手段に書き込むことを特徴とする。
【0016】請求項4に係る画像処理装置によれば、1
ページ等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の
部分矩形範囲の画像データを左右を反転させて書き込
み、部分ミラー処理を行う。
ページ等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の
部分矩形範囲の画像データを左右を反転させて書き込
み、部分ミラー処理を行う。
【0017】請求項5に係る画像処理装置は、請求項1
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データのう
ち、任意の部分の画像データをラスタースキャンされた
画像データ以外の他の画像データに変更することを特徴
とする。
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データのう
ち、任意の部分の画像データをラスタースキャンされた
画像データ以外の他の画像データに変更することを特徴
とする。
【0018】請求項5に係る画像処理装置によれば、1
ページ等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の
部分を他の画像データに差し替える編集処理を行う。
ページ等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の
部分を他の画像データに差し替える編集処理を行う。
【0019】請求項6に係る画像処理装置は、請求項1
〜5のいずれかにおいて、第1の記憶制御手段が、第1
の記憶手段から読み出した画像データが有効画像データ
であることを示す有効画像信号を画像処理手段に出力
し、画像処理手段が、有効画像信号の有無に応じて画像
処理を行うことを特徴とする。
〜5のいずれかにおいて、第1の記憶制御手段が、第1
の記憶手段から読み出した画像データが有効画像データ
であることを示す有効画像信号を画像処理手段に出力
し、画像処理手段が、有効画像信号の有無に応じて画像
処理を行うことを特徴とする。
【0020】請求項6に係る画像処理装置によれば、画
像処理前の画像データが有効画像データである場合に、
隣接するラインの画素を参照する補間処理等の画像処理
を行い、有効画像データでない場合には、補間処理等の
画像処理は行わない。
像処理前の画像データが有効画像データである場合に、
隣接するラインの画素を参照する補間処理等の画像処理
を行い、有効画像データでない場合には、補間処理等の
画像処理は行わない。
【0021】請求項7に係る画像処理装置は、請求項1
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データを主
走査方向に反転させて第1の記憶手段から読み出すこと
を特徴とする。
又は2において、第1の記憶制御手段が、ラスタースキ
ャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定数
のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データを主
走査方向に反転させて第1の記憶手段から読み出すこと
を特徴とする。
【0022】請求項7に係る画像処理装置によれば、1
ページ等の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転さ
せて読み出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてに
ついてミラー処理を行う。
ページ等の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転さ
せて読み出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてに
ついてミラー処理を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理装置の実
施形態を図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発
明による画像処理装置を適用したシステムのブロック図
である。スキャナ装置101は、ラスタースキャンされ
たRGB画像データを主走査方向の全画素を1ラインご
とに出力する。画像処理部102は、入力されたRGB
画像データに対して画像処理を行って、印刷用のCMY
K画像データをプリンタ装置103に出力する。
施形態を図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発
明による画像処理装置を適用したシステムのブロック図
である。スキャナ装置101は、ラスタースキャンされ
たRGB画像データを主走査方向の全画素を1ラインご
とに出力する。画像処理部102は、入力されたRGB
画像データに対して画像処理を行って、印刷用のCMY
K画像データをプリンタ装置103に出力する。
【0024】図2は、図1における画像処理部102の
構成を示すブロック図である。CPU201は、システ
ムバスを介して接続されたROM202、RAM20
3、及び画像処理回路との間でコマンド、データを授受
してこの画像処理部102全体を制御する。ROM20
2は、CPU201が実行するプログラム、初期値デー
タ等を格納している。RAM203は、CPU201に
よって処理されたデータを記憶するワークエリアであ
る。
構成を示すブロック図である。CPU201は、システ
ムバスを介して接続されたROM202、RAM20
3、及び画像処理回路との間でコマンド、データを授受
してこの画像処理部102全体を制御する。ROM20
2は、CPU201が実行するプログラム、初期値デー
タ等を格納している。RAM203は、CPU201に
よって処理されたデータを記憶するワークエリアであ
る。
【0025】画像処理回路は、第1及び第2の記憶手
段、それぞれの記憶手段を制御する第1及び第2の記憶
制御手段、並びに、実際の画像処理を行う画像処理手段
で構成されている。メモリ204(第1の記憶手段)
は、バンク1及びバンク2の2バンクエリアで構成さ
れ、任意のアドレスに書き込み可能な汎用メモリであ
り、例えばSDRAM(シンクロナスDRAM)で構成
される。メモリ制御回路205(第1の記憶制御手段)
は、メモリ204を制御し、入力されたRGB画像デー
タをメモリ204に書き込んで記憶させるとともに、記
憶されたRGB画像データをメモリ204から読み出し
て、画像処理手段に出力する。
段、それぞれの記憶手段を制御する第1及び第2の記憶
制御手段、並びに、実際の画像処理を行う画像処理手段
で構成されている。メモリ204(第1の記憶手段)
は、バンク1及びバンク2の2バンクエリアで構成さ
れ、任意のアドレスに書き込み可能な汎用メモリであ
り、例えばSDRAM(シンクロナスDRAM)で構成
される。メモリ制御回路205(第1の記憶制御手段)
は、メモリ204を制御し、入力されたRGB画像デー
タをメモリ204に書き込んで記憶させるとともに、記
憶されたRGB画像データをメモリ204から読み出し
て、画像処理手段に出力する。
【0026】画像処理手段は、図に示すように、副走査
補間回路206、スキャナγ回路207、マスキング処
理回路208、UCR処理回路209、及び階調処理回
路210で構成されている。副走査補間回路206は、
メモリ制御回路205によってメモリ204から読み出
されたRGB画像データに対して副走査方向の補間演算
を行い、変倍時や画像圧縮時に間引きされた画像データ
を補間してスキャナγ回路207に出力する。
補間回路206、スキャナγ回路207、マスキング処
理回路208、UCR処理回路209、及び階調処理回
路210で構成されている。副走査補間回路206は、
メモリ制御回路205によってメモリ204から読み出
されたRGB画像データに対して副走査方向の補間演算
を行い、変倍時や画像圧縮時に間引きされた画像データ
を補間してスキャナγ回路207に出力する。
【0027】スキャナγ回路207は、スキャナ装置に
おける反射率リニアのγ特性を補正して、濃度リニアの
画像データに変換してマスキング回路208に出力す
る。マスキング回路208は、加色系のRGB画像デー
タを減色系のCMYK画像データに変換する。すなわ
ち、印刷可能な記録色のY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)及び、K(ブラック)のYMCK画
像データに変換する。このCMYK画像データは、UC
R処理回路209に出力される。
おける反射率リニアのγ特性を補正して、濃度リニアの
画像データに変換してマスキング回路208に出力す
る。マスキング回路208は、加色系のRGB画像デー
タを減色系のCMYK画像データに変換する。すなわ
ち、印刷可能な記録色のY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)及び、K(ブラック)のYMCK画
像データに変換する。このCMYK画像データは、UC
R処理回路209に出力される。
【0028】UCR処理回路209は、YMCK画像デ
ータに対してエッジ強調処理その他の下地除去処理を行
って、階調処理回路210に出力する。階調処理回路2
10は、主走査方向の変倍処理、プリンタ装置のγ特性
に適応させるためのプリンタγ補正処理、及びディザ処
理を行って、画像処理手段からの画像データとしてメモ
リ制御回路211に出力する。
ータに対してエッジ強調処理その他の下地除去処理を行
って、階調処理回路210に出力する。階調処理回路2
10は、主走査方向の変倍処理、プリンタ装置のγ特性
に適応させるためのプリンタγ補正処理、及びディザ処
理を行って、画像処理手段からの画像データとしてメモ
リ制御回路211に出力する。
【0029】メモリ制御回路211(第2の記憶制御手
段)は、メモリ212(第2の記憶手段)を制御し、入
力されたCMYK画像データをメモリ212に書き込ん
で記憶させるとともに、記憶されたCMYK画像データ
をメモリ212から読み出して、プリンタ装置103に
出力する。メモリ212も、メモリ204と同様に、バ
ンク1及びバンク2の2バンクエリアで構成され、任意
のアドレスに書き込み可能な汎用メモリ、例えばSDR
AMで構成される。
段)は、メモリ212(第2の記憶手段)を制御し、入
力されたCMYK画像データをメモリ212に書き込ん
で記憶させるとともに、記憶されたCMYK画像データ
をメモリ212から読み出して、プリンタ装置103に
出力する。メモリ212も、メモリ204と同様に、バ
ンク1及びバンク2の2バンクエリアで構成され、任意
のアドレスに書き込み可能な汎用メモリ、例えばSDR
AMで構成される。
【0030】次に、メモリ制御回路205及び211の
構成及び機能について説明する。図3は、図2における
メモリ制御回路205の構成を示す回路図である。バン
クアドレス制御回路301は、メモリ204のバンク1
及びバンク2のリードモードとライトモードを、入力さ
れる水平同期信号に基づいて制御する。バンク1アドレ
ス制御回路302及び303は、ラスタースキャンされ
たRGB画像データをバッファリングする際のバンク1
及びバンク2のアドレスを、バンクアドレス制御回路3
01からのアドレス制御信号に応じて制御する。
構成及び機能について説明する。図3は、図2における
メモリ制御回路205の構成を示す回路図である。バン
クアドレス制御回路301は、メモリ204のバンク1
及びバンク2のリードモードとライトモードを、入力さ
れる水平同期信号に基づいて制御する。バンク1アドレ
ス制御回路302及び303は、ラスタースキャンされ
たRGB画像データをバッファリングする際のバンク1
及びバンク2のアドレスを、バンクアドレス制御回路3
01からのアドレス制御信号に応じて制御する。
【0031】マルチプレクサ(MUX)回路304、3
05は、バンク1及びバンク2のアドレスを、バンク1
アドレス制御回路302及び303からのアドレス、又
はCPU201からのCPUアドレスに切り替える。マ
ルチプレクサ回路306、307は、バンク1及びバン
ク2のデータを、スキャナ装置101からのスキャナR
GBデータ、又はCPUデータに切り替える。これら4
つのマルチプレクサ回路304、305、306、30
7は、CPU201から出力されるCPUイネーブル信
号によって入力選択が切り替えられる。
05は、バンク1及びバンク2のアドレスを、バンク1
アドレス制御回路302及び303からのアドレス、又
はCPU201からのCPUアドレスに切り替える。マ
ルチプレクサ回路306、307は、バンク1及びバン
ク2のデータを、スキャナ装置101からのスキャナR
GBデータ、又はCPUデータに切り替える。これら4
つのマルチプレクサ回路304、305、306、30
7は、CPU201から出力されるCPUイネーブル信
号によって入力選択が切り替えられる。
【0032】マルチプレクサ回路308は、リードモー
ド時に、バンク1とバンク2とをバンクアドレス制御回
路301からのバンク切替信号によって切り替える。3
ステートバッファ309は、リードモード時に、CPU
201からのリード信号(CPU−RD)によって導通
し、画像データをCPUデータバスに出力する。3ステ
ートバッファ310及び311は、ライトモード時に、
バンクアドレス制御回路301からのライト信号によっ
て導通し、マルチプレクサ回路306、307から入力
される画像データをバンク1及びバンク2に書き込む。
ド時に、バンク1とバンク2とをバンクアドレス制御回
路301からのバンク切替信号によって切り替える。3
ステートバッファ309は、リードモード時に、CPU
201からのリード信号(CPU−RD)によって導通
し、画像データをCPUデータバスに出力する。3ステ
ートバッファ310及び311は、ライトモード時に、
バンクアドレス制御回路301からのライト信号によっ
て導通し、マルチプレクサ回路306、307から入力
される画像データをバンク1及びバンク2に書き込む。
【0033】図4は、メモリ204に対する画像データ
の処理順序を示し、図4(A)はライトモード時の処
理、図4(B)はリードモード時の処理である。メモリ
204のバンク1及びバンク2へのライトモード時の書
き込みデータは、ラスタースキャンされた画像データで
あるので、図4(A)に示すように、主走査方向の全画
素の画像データを副走査方向にN分割ラインずつ、バン
ク1及びバンク2に交互に入力していく。一方、リード
モード時には、図4(B)に示すように、主走査方向に
M分割した所定の画素数及び各バンクにおける副走査方
向の所定のライン数からなる1ブロックごとに、副走査
方向に画像データの読み出しを繰り返す。1ブロックの
読み出しが終了した時は、同じバンクの次の1ブロック
の画像データを読み出し、バンクの境界部における画像
データの読み出しが終了してそのバンクの全ての画像デ
ータを読み出した時は、次のバンクの画像データを1ブ
ロックごとに読み出す。
の処理順序を示し、図4(A)はライトモード時の処
理、図4(B)はリードモード時の処理である。メモリ
204のバンク1及びバンク2へのライトモード時の書
き込みデータは、ラスタースキャンされた画像データで
あるので、図4(A)に示すように、主走査方向の全画
素の画像データを副走査方向にN分割ラインずつ、バン
ク1及びバンク2に交互に入力していく。一方、リード
モード時には、図4(B)に示すように、主走査方向に
M分割した所定の画素数及び各バンクにおける副走査方
向の所定のライン数からなる1ブロックごとに、副走査
方向に画像データの読み出しを繰り返す。1ブロックの
読み出しが終了した時は、同じバンクの次の1ブロック
の画像データを読み出し、バンクの境界部における画像
データの読み出しが終了してそのバンクの全ての画像デ
ータを読み出した時は、次のバンクの画像データを1ブ
ロックごとに読み出す。
【0034】図5は、メモリ204及び212における
1ページ分の画像データの処理を時系列的に示した図で
ある。まず、メモリ204のバンク1に対し、副走査方
向N分割分の画像データを図4(A)に示す順序で入力
する。次に、メモリ204のバンク2に対し、副走査方
向N分割分の画像データを図4(A)に示す順序で入力
すると同時に、メモリ204のバンク1から図4(B)
に示す順序で画像データを読み出し、画像処理手段の初
段の回路である副走査補間回路206に対して出力す
る。この処理をメモリ204のバンク1及びバンク2に
対して1ページが終了するまで交互に行う。メモリ21
2に対しては、バンク1に対し副走査方向N分割分の画
像データを図4(B)に示す順序で入力する。次に、バ
ンク2に対し、副走査方向N分割分の画像データを図4
(B)に示す順序で入力すると同時に、バンク1から図
4(A)に示す順序で画像データを読み出し、プリンタ
装置103に対して出力する。この処理をメモリ212
のバンク1及びバンク2に対して1ページが終了するま
で交互に行う。
1ページ分の画像データの処理を時系列的に示した図で
ある。まず、メモリ204のバンク1に対し、副走査方
向N分割分の画像データを図4(A)に示す順序で入力
する。次に、メモリ204のバンク2に対し、副走査方
向N分割分の画像データを図4(A)に示す順序で入力
すると同時に、メモリ204のバンク1から図4(B)
に示す順序で画像データを読み出し、画像処理手段の初
段の回路である副走査補間回路206に対して出力す
る。この処理をメモリ204のバンク1及びバンク2に
対して1ページが終了するまで交互に行う。メモリ21
2に対しては、バンク1に対し副走査方向N分割分の画
像データを図4(B)に示す順序で入力する。次に、バ
ンク2に対し、副走査方向N分割分の画像データを図4
(B)に示す順序で入力すると同時に、バンク1から図
4(A)に示す順序で画像データを読み出し、プリンタ
装置103に対して出力する。この処理をメモリ212
のバンク1及びバンク2に対して1ページが終了するま
で交互に行う。
【0035】この場合において、バンク切り替えライン
近傍では、図5に示すように、バンク1及びバンク2に
同時に画像データを入力することにより、2つのバンク
に所定量の重複データを書き込み、バンク切り替えライ
ン近傍のフィルタ演算処理を可能にしている。
近傍では、図5に示すように、バンク1及びバンク2に
同時に画像データを入力することにより、2つのバンク
に所定量の重複データを書き込み、バンク切り替えライ
ン近傍のフィルタ演算処理を可能にしている。
【0036】メモリ204への画像データの入力速度は
スキャナ装置101の出力速度に依存し、メモリ212
からの画像データの出力速度はプリンタ装置103の画
像データ処理速度に依存するが、画像処理部102内に
おける画像処理速度はスキャナ装置101及びプリンタ
装置103の処理速度より速ければよいので、画像処理
部の画像処理速度が十分速い場合には、画像処理部がメ
モリ204又はメモリ212にアクセスしていない間
は、図3に示したマルチプレクサ304、305、30
6、307をCPU201からのイネーブル信号によっ
てCPUデータバスに切り替えることにより、CPU2
01による画像処理が可能になる。
スキャナ装置101の出力速度に依存し、メモリ212
からの画像データの出力速度はプリンタ装置103の画
像データ処理速度に依存するが、画像処理部102内に
おける画像処理速度はスキャナ装置101及びプリンタ
装置103の処理速度より速ければよいので、画像処理
部の画像処理速度が十分速い場合には、画像処理部がメ
モリ204又はメモリ212にアクセスしていない間
は、図3に示したマルチプレクサ304、305、30
6、307をCPU201からのイネーブル信号によっ
てCPUデータバスに切り替えることにより、CPU2
01による画像処理が可能になる。
【0037】図6は、図3におけるバンク1アドレス制
御回路302及び303の内部構成を示す回路図であ
る。シーケンサ601は、バンクアドレス制御回路30
1からのアドレス制御信号を処理して、メモリ204に
対するコマンド信号(CMD)と、副走査補間回路20
6に対する有効画素信号(EN)を出力するとともに、
1回分のバーストアクセス処理の終了に応じた信号をブ
ロックカウンタ302に出力する。
御回路302及び303の内部構成を示す回路図であ
る。シーケンサ601は、バンクアドレス制御回路30
1からのアドレス制御信号を処理して、メモリ204に
対するコマンド信号(CMD)と、副走査補間回路20
6に対する有効画素信号(EN)を出力するとともに、
1回分のバーストアクセス処理の終了に応じた信号をブ
ロックカウンタ302に出力する。
【0038】ブロックカウンタ602は、シーケンサ6
01からのバーストアクセス処理回数をカウントしてM
分割された主走査方向の1ラインの終了を検知してライ
ン終了信号をブロックアドレスポインタ603に出力
し、1ブロックの終了を検知してブロック終了信号をス
タートアドレスポインタ604に出力する。
01からのバーストアクセス処理回数をカウントしてM
分割された主走査方向の1ラインの終了を検知してライ
ン終了信号をブロックアドレスポインタ603に出力
し、1ブロックの終了を検知してブロック終了信号をス
タートアドレスポインタ604に出力する。
【0039】スタートアドレスポインタ604は、次に
アクセスするブロックのスタートアドレスを設定するた
めのスタートポインタを保持し、ブロックカウンタ60
2からのブロック終了信号に応じて、保持しているスタ
ートポインタをブロックアドレスポインタ603に出力
する。
アクセスするブロックのスタートアドレスを設定するた
めのスタートポインタを保持し、ブロックカウンタ60
2からのブロック終了信号に応じて、保持しているスタ
ートポインタをブロックアドレスポインタ603に出力
する。
【0040】ブロックアドレスポインタ603は、ブロ
ックカウンタ602からのライン終了信号に応じて、次
にアクセスするラインのアドレスを出力し、スタートア
ドレスポインタ604からのスタートポインタの信号に
応じて、次にアクセスするブロックのアドレスを出力す
る。
ックカウンタ602からのライン終了信号に応じて、次
にアクセスするラインのアドレスを出力し、スタートア
ドレスポインタ604からのスタートポインタの信号に
応じて、次にアクセスするブロックのアドレスを出力す
る。
【0041】アドレスカウンタ605は、ブロックカウ
ンタ602からのライン終了信号に応じて、ブロックア
ドレスポインタ603からのアドレスをロードして、ア
クセスするバンクのアドレスとしてメモリ204に出力
する。
ンタ602からのライン終了信号に応じて、ブロックア
ドレスポインタ603からのアドレスをロードして、ア
クセスするバンクのアドレスとしてメモリ204に出力
する。
【0042】次に、図6に示したバンク1アドレス制御
回路302及びバンク2アドレス制御回路303の動作
について説明する。図7は、メモリ204の任意のバン
クにおいて、M分割された主走査方向の2つのブロック
に対するリードモード時のアクセス順序を示す図であ
り、図7(A)はm番目のブロックのアクセス順序、図
7(B)は次のm+1番目のブロックのアクセス順序で
ある。ライトモード時においては、メモリ204への画
像データの入力はアドレス「0」から画素クロックにし
たがってインクリメントされ、主走査方向順である。と
ころが、リードモード時においては、M分割された各ブ
ロックごとにアクセスするので、読み出しアドレスが連
続的でなく、1ラインごとに飛び飛びのアドレスにな
る。
回路302及びバンク2アドレス制御回路303の動作
について説明する。図7は、メモリ204の任意のバン
クにおいて、M分割された主走査方向の2つのブロック
に対するリードモード時のアクセス順序を示す図であ
り、図7(A)はm番目のブロックのアクセス順序、図
7(B)は次のm+1番目のブロックのアクセス順序で
ある。ライトモード時においては、メモリ204への画
像データの入力はアドレス「0」から画素クロックにし
たがってインクリメントされ、主走査方向順である。と
ころが、リードモード時においては、M分割された各ブ
ロックごとにアクセスするので、読み出しアドレスが連
続的でなく、1ラインごとに飛び飛びのアドレスにな
る。
【0043】いま、ブロックアドレスポインタ603か
らアドレスカウンタ605にセットしたmブロックのス
タートアドレスを示すポインタがaであるとする。この
とき、スタートアドレスポインタ604には、ポインタ
aに差分bを加算したポインタa’が次のm+1ブロッ
クのスタートアドレスとして保持されている。しかも、
この差分bはブロックの1ラインの画素数(アドレス差
分d)よりも小さい値になっている。
らアドレスカウンタ605にセットしたmブロックのス
タートアドレスを示すポインタがaであるとする。この
とき、スタートアドレスポインタ604には、ポインタ
aに差分bを加算したポインタa’が次のm+1ブロッ
クのスタートアドレスとして保持されている。しかも、
この差分bはブロックの1ラインの画素数(アドレス差
分d)よりも小さい値になっている。
【0044】図7(A)において、1ライン目の読み出
しが終了すると、ブロックカウンタ602からブロック
アドレスポインタ603にライン終了信号が出力され、
アドレスカウンタ605にセットされるアドレスは、ポ
インタaにcが加算されて同じmブロックの2ライン目
のスタートアドレスがセットされる。そして、mブロッ
クの1ラインの読み出しが終了するごとに、次のライン
のスタートアドレスがセットされて、読み出しが開始す
る。そして、mブロックの最後のラインの読み出しが終
了すると、ブロックカウンタ602からスタートアドレ
スポインタ604にブロック終了信号が出力され、保持
していたポインタa’がブロックアドレスポインタ60
3にセットされる。
しが終了すると、ブロックカウンタ602からブロック
アドレスポインタ603にライン終了信号が出力され、
アドレスカウンタ605にセットされるアドレスは、ポ
インタaにcが加算されて同じmブロックの2ライン目
のスタートアドレスがセットされる。そして、mブロッ
クの1ラインの読み出しが終了するごとに、次のライン
のスタートアドレスがセットされて、読み出しが開始す
る。そして、mブロックの最後のラインの読み出しが終
了すると、ブロックカウンタ602からスタートアドレ
スポインタ604にブロック終了信号が出力され、保持
していたポインタa’がブロックアドレスポインタ60
3にセットされる。
【0045】したがって、図7(B)に示すように、m
+1ブロックの1ラインの初めの所定量の画像データ
は、mブロックの1ラインの終わりの画像データと重複
して読み出される。この重複データは、ブロックの全て
のラインにおいても同様である。すなわち、隣接するブ
ロックの境界においては、所定量の画像データを重複し
て読み出す構成になっている。したがって、パラメータ
a、b、c、dを管理することにより、主走査方向にお
いてもブロック境界における近傍画素を重複処理するこ
とが可能になる。また、シーケンサ601が発生する有
効画素信号の有無によって、有効画素が連続しない場合
でも有効画素のみを処理することができる。
+1ブロックの1ラインの初めの所定量の画像データ
は、mブロックの1ラインの終わりの画像データと重複
して読み出される。この重複データは、ブロックの全て
のラインにおいても同様である。すなわち、隣接するブ
ロックの境界においては、所定量の画像データを重複し
て読み出す構成になっている。したがって、パラメータ
a、b、c、dを管理することにより、主走査方向にお
いてもブロック境界における近傍画素を重複処理するこ
とが可能になる。また、シーケンサ601が発生する有
効画素信号の有無によって、有効画素が連続しない場合
でも有効画素のみを処理することができる。
【0046】このように、上記実施形態によれば、スキ
ャナ装置101によってラスタースキャンされた画像デ
ータを、画像処理前においては、主走査方向の全画素の
1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRA
M等の汎用のメモリ204に書き込み、記憶された画像
データを読み出す際は、全画素の1ラインではなく、所
定の画素数及び副走査方向の所定のライン数からなるブ
ロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像処理を
施す。画像処理後においては、画像データをブロックご
とに任意のアドレスに書き込み可能なSRAM等の汎用
のメモリ212に書き込み、画像処理された画像データ
を読み出す際は、主走査方向の全画素の1ラインごとに
読み出して、プリンタ等の外部装置に出力する。したが
って、高速バースト動作による高速アクセスが可能なS
RAM等の汎用メモリを使用して、ラスタースキャンさ
れた画像データを任意に画像処理するとともに、ライン
メモリよりも安価な汎用メモリの使用によりコストダウ
ンを実現できる。
ャナ装置101によってラスタースキャンされた画像デ
ータを、画像処理前においては、主走査方向の全画素の
1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRA
M等の汎用のメモリ204に書き込み、記憶された画像
データを読み出す際は、全画素の1ラインではなく、所
定の画素数及び副走査方向の所定のライン数からなるブ
ロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像処理を
施す。画像処理後においては、画像データをブロックご
とに任意のアドレスに書き込み可能なSRAM等の汎用
のメモリ212に書き込み、画像処理された画像データ
を読み出す際は、主走査方向の全画素の1ラインごとに
読み出して、プリンタ等の外部装置に出力する。したが
って、高速バースト動作による高速アクセスが可能なS
RAM等の汎用メモリを使用して、ラスタースキャンさ
れた画像データを任意に画像処理するとともに、ライン
メモリよりも安価な汎用メモリの使用によりコストダウ
ンを実現できる。
【0047】また、上記実施形態によれば、画像処理前
の画像データが有効画像データである場合に、隣接する
ラインの画素を参照する補間処理等の画像処理を行い、
有効画像データでない場合には、補間処理等の画像処理
は行わない。したがって、DRAMやSDRAM等のバ
ッファメモリを使用する際において、メモリをバースト
アクセスした場合においても、複数段で構成される画像
処理回路に画像データと同期して有効画素データを示す
信号を発生させて、有効な画像データを出力した時のみ
画像処理回路を動作させる方法で画像処理を可能にす
る。また、DRAMやSDRAM等のバッファメモリを
使用する場合において、高速動作を可能にする。
の画像データが有効画像データである場合に、隣接する
ラインの画素を参照する補間処理等の画像処理を行い、
有効画像データでない場合には、補間処理等の画像処理
は行わない。したがって、DRAMやSDRAM等のバ
ッファメモリを使用する際において、メモリをバースト
アクセスした場合においても、複数段で構成される画像
処理回路に画像データと同期して有効画素データを示す
信号を発生させて、有効な画像データを出力した時のみ
画像処理回路を動作させる方法で画像処理を可能にす
る。また、DRAMやSDRAM等のバッファメモリを
使用する場合において、高速動作を可能にする。
【0048】また、上記実施形態によれば、1ページ等
の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転させて読み
出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてについてミ
ラー処理を行うこともできる。したがって、1ページ単
位の全面ミラー処理を可能にする。
の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転させて読み
出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてについてミ
ラー処理を行うこともできる。したがって、1ページ単
位の全面ミラー処理を可能にする。
【0049】次に、図8及び図9を参照して実施形態の
変形例について説明する。図8は、変形例におけるバン
ク1アドレス制御回路及びバンク2アドレス制御回路の
構成を示す回路図である。図9は、変形例における1ペ
ージの画像データの構成を示す図であり、任意の部分矩
形範囲の破線部のエリア901の画像データを主走査方
向に反転表示する。図8において、破線内におけるブロ
ックカウンタ602、ブロックアドレスポインタ60
3、及びスタートアドレスポインタ604については、
図6に示した構成と同じであるが、アドレスカウンタ6
05はアップダウンカウンタになっている。そして、新
たに追加された回路がエリア901の画像データを反転
処理する回路である。ただし、この変形例では、バース
ト動作ではなく、ランダムアクセスのみに対応している
ので、図6に示すシーケンサ601は不要となる。Yス
タートレジスタ801、Yエンドレジスタ802、Xス
タートレジスタ803、及びXエンドレジスタ804
は、それぞれエリア901のYスタートアドレス、Yエ
ンドアドレス、Xスタートアドレス、及びXエンドアド
レスを記憶している。
変形例について説明する。図8は、変形例におけるバン
ク1アドレス制御回路及びバンク2アドレス制御回路の
構成を示す回路図である。図9は、変形例における1ペ
ージの画像データの構成を示す図であり、任意の部分矩
形範囲の破線部のエリア901の画像データを主走査方
向に反転表示する。図8において、破線内におけるブロ
ックカウンタ602、ブロックアドレスポインタ60
3、及びスタートアドレスポインタ604については、
図6に示した構成と同じであるが、アドレスカウンタ6
05はアップダウンカウンタになっている。そして、新
たに追加された回路がエリア901の画像データを反転
処理する回路である。ただし、この変形例では、バース
ト動作ではなく、ランダムアクセスのみに対応している
ので、図6に示すシーケンサ601は不要となる。Yス
タートレジスタ801、Yエンドレジスタ802、Xス
タートレジスタ803、及びXエンドレジスタ804
は、それぞれエリア901のYスタートアドレス、Yエ
ンドアドレス、Xスタートアドレス、及びXエンドアド
レスを記憶している。
【0050】副走査カウンタ805は、アドレスカウン
タ605から出力されるYアドレスをカウントするとと
もに、Yスタートレジスタ801及びYエンドレジスタ
802からのYスタートアドレス及びYエンドアドレス
を入力し、YスタートアドレスからYエンドアドレスま
での間、イネーブル信号を生成して主走査カウンタ80
6に出力する。主走査カウンタ806は、副走査カウン
タ805からのイネーブル信号によってアクティブ状態
になり、アドレスカウンタ605から出力されるXアド
レスをカウントするとともに、Xスタートレジスタ80
3からXスタートアドレスを入力したときにトリガ信号
を生成して出力する。3ステートバッファ807は、主
走査カウンタ806からのトリガ信号に応じて、Xエン
ドレジスタ804から入力されているXエンドアドレス
を出力する。
タ605から出力されるYアドレスをカウントするとと
もに、Yスタートレジスタ801及びYエンドレジスタ
802からのYスタートアドレス及びYエンドアドレス
を入力し、YスタートアドレスからYエンドアドレスま
での間、イネーブル信号を生成して主走査カウンタ80
6に出力する。主走査カウンタ806は、副走査カウン
タ805からのイネーブル信号によってアクティブ状態
になり、アドレスカウンタ605から出力されるXアド
レスをカウントするとともに、Xスタートレジスタ80
3からXスタートアドレスを入力したときにトリガ信号
を生成して出力する。3ステートバッファ807は、主
走査カウンタ806からのトリガ信号に応じて、Xエン
ドレジスタ804から入力されているXエンドアドレス
を出力する。
【0051】マルチプレクサ回路808は、その一方の
入力Aに主走査カウンタ806からのトリガ信号を入力
し、他方の入力Bにブロックカウンタ602からのライ
ン終了信号を入力する。マルチプレクサ回路809は、
その一方の入力Aにバッファ807からのXエンドアド
レスを入力し、他方の入力Bにブロックアドレスポイン
タ603からのアドレスを入力する。これら2つのマル
チプレクサ回路808及び809は、切替信号R/Wに
よって、ライトモードの時は入力Aが選択され、リード
モードの時は入力Bが選択される。カウントモード切替
のフリップフロップ810は、主走査カウンタ806か
らのトリガ信号をT入力に受けると、アドレスカウンタ
605のカウントモードを切り替えるトグルスイッチで
ある。なお、初期値のカウンタモードはアップカウント
モードに設定されている。したがって、リードモードの
時は、主走査カウンタ806からはトリガ信号が出力さ
れないので、常時アップカウントモードになっている。
入力Aに主走査カウンタ806からのトリガ信号を入力
し、他方の入力Bにブロックカウンタ602からのライ
ン終了信号を入力する。マルチプレクサ回路809は、
その一方の入力Aにバッファ807からのXエンドアド
レスを入力し、他方の入力Bにブロックアドレスポイン
タ603からのアドレスを入力する。これら2つのマル
チプレクサ回路808及び809は、切替信号R/Wに
よって、ライトモードの時は入力Aが選択され、リード
モードの時は入力Bが選択される。カウントモード切替
のフリップフロップ810は、主走査カウンタ806か
らのトリガ信号をT入力に受けると、アドレスカウンタ
605のカウントモードを切り替えるトグルスイッチで
ある。なお、初期値のカウンタモードはアップカウント
モードに設定されている。したがって、リードモードの
時は、主走査カウンタ806からはトリガ信号が出力さ
れないので、常時アップカウントモードになっている。
【0052】次に、この変形例の動作について、図8及
び図9を参照して説明する。いま、Yスタートレジスタ
801、Yエンドレジスタ802、Xスタートレジスタ
803、及びXエンドレジスタ804に、図9のエリア
901のYスタートアドレスYs、YエンドアドレスY
e、XスタートアドレスXs、及びXエンドアドレスX
eがセットされているとする。
び図9を参照して説明する。いま、Yスタートレジスタ
801、Yエンドレジスタ802、Xスタートレジスタ
803、及びXエンドレジスタ804に、図9のエリア
901のYスタートアドレスYs、YエンドアドレスY
e、XスタートアドレスXs、及びXエンドアドレスX
eがセットされているとする。
【0053】ライトモードにおいて、副走査カウンタ8
05は、Yアドレスをカウントしそのカウント値がYs
になるとイネーブル信号を出力する。すると、主走査カ
ウンタ806は、Xアドレスをカウントしそのカウント
値がXsになると、バッファ807、マルチプレクサ回
路808の入力A、及びフリップフロップ810にトリ
ガ信号を与える。したがって、バッファ807はマルチ
プレクサ回路809を介して、アドレスカウンタ605
にXeのXアドレスを与えるとともに、マルチプレクサ
回路808を介してトリガ信号がアドレスカウンタ60
5にロード信号として入力される。また同時に、フリッ
プフロップ810によって、カウンタモードが反転す
る。
05は、Yアドレスをカウントしそのカウント値がYs
になるとイネーブル信号を出力する。すると、主走査カ
ウンタ806は、Xアドレスをカウントしそのカウント
値がXsになると、バッファ807、マルチプレクサ回
路808の入力A、及びフリップフロップ810にトリ
ガ信号を与える。したがって、バッファ807はマルチ
プレクサ回路809を介して、アドレスカウンタ605
にXeのXアドレスを与えるとともに、マルチプレクサ
回路808を介してトリガ信号がアドレスカウンタ60
5にロード信号として入力される。また同時に、フリッ
プフロップ810によって、カウンタモードが反転す
る。
【0054】この結果、図9において、副走査方向の書
き込みが進んで、そのYアドレスがYsになると、主走
査カウンタ806がアクティブになる。そして、主走査
方向のXアドレスがページの左端から右に順に画素の書
き込みが進んでXsになると、Xアドレスがジャンプし
てアドレスカウンタ605からはXeが出力される。そ
して、アドレスカウンタ605がダウンモードに反転
し、主走査方向の書き込みが右から左に反転する。この
後、再びXアドレスがXsに戻ると、Xアドレスがジャ
ンプしてアドレスカウンタ605からはXeが出力され
る。この場合は、アドレスカウンタ605がアップモー
ドに戻り、主走査方向の書き込みがXeの画素からは左
から右端部まで正規の順序になる。
き込みが進んで、そのYアドレスがYsになると、主走
査カウンタ806がアクティブになる。そして、主走査
方向のXアドレスがページの左端から右に順に画素の書
き込みが進んでXsになると、Xアドレスがジャンプし
てアドレスカウンタ605からはXeが出力される。そ
して、アドレスカウンタ605がダウンモードに反転
し、主走査方向の書き込みが右から左に反転する。この
後、再びXアドレスがXsに戻ると、Xアドレスがジャ
ンプしてアドレスカウンタ605からはXeが出力され
る。この場合は、アドレスカウンタ605がアップモー
ドに戻り、主走査方向の書き込みがXeの画素からは左
から右端部まで正規の順序になる。
【0055】そして、主走査方向の1ラインの書き込み
が完了すると、Yアドレスがインクリメントされ、次の
1ラインの書き込みを同じように行う。YアドレスがY
eになると、副走査カウンタ805のイネーブル信号が
停止する。したがって、主走査カウンタ806がノンア
クティブになるので、反転した書き込みは行われず、通
常の書き込みとなる。
が完了すると、Yアドレスがインクリメントされ、次の
1ラインの書き込みを同じように行う。YアドレスがY
eになると、副走査カウンタ805のイネーブル信号が
停止する。したがって、主走査カウンタ806がノンア
クティブになるので、反転した書き込みは行われず、通
常の書き込みとなる。
【0056】上記変形例によれば、1ページ等の所定の
矩形範囲の画像データのうち、任意の部分矩形範囲の画
像データを左右を反転させて書き込み、部分ミラー処理
を行う。したがって、複雑な画像処理が可能となる。
矩形範囲の画像データのうち、任意の部分矩形範囲の画
像データを左右を反転させて書き込み、部分ミラー処理
を行う。したがって、複雑な画像処理が可能となる。
【0057】また、上記変形例の応用として、1ページ
等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分を
他の画像データに差し替える編集処理を行う構成にする
こともできる。したがって、専用のハードウェアを用意
することなく、特殊画像パターン等を画像データに追加
することが可能になる。
等の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分を
他の画像データに差し替える編集処理を行う構成にする
こともできる。したがって、専用のハードウェアを用意
することなく、特殊画像パターン等を画像データに追加
することが可能になる。
【0058】なお、上記実施形態及びその変形例におけ
るメモリ204及び212は、スキャナ装置101から
の画像データを画像処理してプリンタ装置103に出力
する場合に用いる構成であるが、他の用途として、カラ
ー複写機の表示部に画像編集用としてRGB画像データ
を縮小表示する場合のワークエリアや、ホストとの接続
手段を有する場合に、ホストからの印字データをビット
マップに展開して印字するためのプリンタコントローラ
のワークエリアとしても使用可能である。
るメモリ204及び212は、スキャナ装置101から
の画像データを画像処理してプリンタ装置103に出力
する場合に用いる構成であるが、他の用途として、カラ
ー複写機の表示部に画像編集用としてRGB画像データ
を縮小表示する場合のワークエリアや、ホストとの接続
手段を有する場合に、ホストからの印字データをビット
マップに展開して印字するためのプリンタコントローラ
のワークエリアとしても使用可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、スキャナ
装置等の外部装置によってラスタースキャンされた画像
データを、画像処理前においては、主走査方向の全画素
の1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能なSR
AM等の汎用の第1の記憶手段に書き込み、記憶された
画像データを読み出す際は、全画素の1ラインではな
く、所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数から
なるブロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像
処理を施す。画像処理後においては、画像データをブロ
ックごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRAM等
の汎用の第2の記憶手段に書き込み、画像処理された画
像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1ライ
ンごとに読み出して、プリンタ等の外部装置に出力す
る。したがって、高速バースト動作による高速アクセス
が可能なSRAM等の汎用メモリを使用して、ラスター
スキャンされた画像データを任意に画像処理するととも
に、ラインメモリよりも安価な汎用メモリの使用により
コストダウンを実現できる。
装置等の外部装置によってラスタースキャンされた画像
データを、画像処理前においては、主走査方向の全画素
の1ラインごとに任意のアドレスに書き込み可能なSR
AM等の汎用の第1の記憶手段に書き込み、記憶された
画像データを読み出す際は、全画素の1ラインではな
く、所定の画素数及び副走査方向の所定のライン数から
なるブロックごとに読み出し、そのブロックごとに画像
処理を施す。画像処理後においては、画像データをブロ
ックごとに任意のアドレスに書き込み可能なSRAM等
の汎用の第2の記憶手段に書き込み、画像処理された画
像データを読み出す際は、主走査方向の全画素の1ライ
ンごとに読み出して、プリンタ等の外部装置に出力す
る。したがって、高速バースト動作による高速アクセス
が可能なSRAM等の汎用メモリを使用して、ラスター
スキャンされた画像データを任意に画像処理するととも
に、ラインメモリよりも安価な汎用メモリの使用により
コストダウンを実現できる。
【0060】請求項2に係る発明によれば、ラインメモ
リによって、補間処理等の画像処理をブロック単位で行
う。したがって、画像処理に使用するラインメモリの容
量を減らすことにより、高画質化に対応した大規模の画
像処理回路を半導体部品内部に実装可能にするととも
に、画像処理回路の実装された半導体部を変更すること
なく、バッファメモリの容量を変更することにより、容
易に高画素密度に対応させ、高画質化に対応した画像処
理装置を提供できる。
リによって、補間処理等の画像処理をブロック単位で行
う。したがって、画像処理に使用するラインメモリの容
量を減らすことにより、高画質化に対応した大規模の画
像処理回路を半導体部品内部に実装可能にするととも
に、画像処理回路の実装された半導体部を変更すること
なく、バッファメモリの容量を変更することにより、容
易に高画素密度に対応させ、高画質化に対応した画像処
理装置を提供できる。
【0061】請求項3に係る発明によれば、2つのバン
クエリアに、例えば主走査方向の全画素の1ライン等
の、所定量の同じ画像データを重複して書き込む。した
がって、近傍画素を参照する必要のあるフィルタ演算処
理等が可能になり、画像処理の単位であるブロックの分
割境界部においても支障のない画像処理ができる。
クエリアに、例えば主走査方向の全画素の1ライン等
の、所定量の同じ画像データを重複して書き込む。した
がって、近傍画素を参照する必要のあるフィルタ演算処
理等が可能になり、画像処理の単位であるブロックの分
割境界部においても支障のない画像処理ができる。
【0062】請求項4に係る発明によれば、1ページ等
の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分矩形
範囲の画像データを左右を反転させて書き込み、部分ミ
ラー処理を行う。したがって、複雑な画像編集による画
像処理が可能となる。
の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分矩形
範囲の画像データを左右を反転させて書き込み、部分ミ
ラー処理を行う。したがって、複雑な画像編集による画
像処理が可能となる。
【0063】請求項5に係る発明によれば、1ページ等
の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分を他
の画像データに差し替える編集処理を行う。したがっ
て、専用のハードウェアを用意することなく、特殊画像
パターン等を画像データに追加することが可能になる。
の所定の矩形範囲の画像データのうち、任意の部分を他
の画像データに差し替える編集処理を行う。したがっ
て、専用のハードウェアを用意することなく、特殊画像
パターン等を画像データに追加することが可能になる。
【0064】請求項6に係る発明によれば、画像処理前
の画像データが有効画像データである場合に、隣接する
ラインの画素を参照する補間処理等の画像処理を行い、
有効画像データでない場合には、補間処理等の画像処理
は行わない。したがって、DRAMやSDRAM等のバ
ッファメモリを使用する際において、メモリをバースト
アクセスした場合においても、複数段で構成される画像
処理回路に画像データと同期して有効画素データを示す
信号を発生させて、有効な画像データを出力した時のみ
画像処理回路を動作させる方法で画像処理を可能にす
る。また、DRAMやSDRAM等のバッファメモリを
使用する場合において、高速動作を可能にする。
の画像データが有効画像データである場合に、隣接する
ラインの画素を参照する補間処理等の画像処理を行い、
有効画像データでない場合には、補間処理等の画像処理
は行わない。したがって、DRAMやSDRAM等のバ
ッファメモリを使用する際において、メモリをバースト
アクセスした場合においても、複数段で構成される画像
処理回路に画像データと同期して有効画素データを示す
信号を発生させて、有効な画像データを出力した時のみ
画像処理回路を動作させる方法で画像処理を可能にす
る。また、DRAMやSDRAM等のバッファメモリを
使用する場合において、高速動作を可能にする。
【0065】請求項7に係る発明によれば、1ページ等
の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転させて読み
出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてについてミ
ラー処理を行う。したがって、1ページ単位の全面ミラ
ー処理を可能にする。
の所定の矩形範囲の画像データを左右を反転させて読み
出し、1ページ等の所定の矩形範囲のすべてについてミ
ラー処理を行う。したがって、1ページ単位の全面ミラ
ー処理を可能にする。
【図1】本発明による画像処理装置を適用したシステム
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】図1における画像処理部の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図3】図2における2つのメモリ制御回路の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】メモリに対する画像データの処理順序を示し、
(A)はライトモード時の処理、(B)はリードモード
時の処理である。
(A)はライトモード時の処理、(B)はリードモード
時の処理である。
【図5】1ページ分の画像データの処理を時系列的に示
した図である。
した図である。
【図6】図3の2つのバンク1アドレス制御回路の内部
構成を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
【図7】2つのブロックに対するリードモード時のアク
セス順序を示す図であり、(A)はm番目のブロックの
アクセス順序、(B)はm+1番目のブロックのアクセ
ス順序である。
セス順序を示す図であり、(A)はm番目のブロックの
アクセス順序、(B)はm+1番目のブロックのアクセ
ス順序である。
【図8】変形例におけるバンク1アドレス制御回路及び
バンク2アドレス制御回路の構成を示す回路図である。
バンク2アドレス制御回路の構成を示す回路図である。
【図9】変形例における1ページの画像データの構成を
示す図である。
示す図である。
【図10】従来の画像処理装置におけるRGB画像デー
タを処理して出力する一般的なシステムのブロック図で
ある。
タを処理して出力する一般的なシステムのブロック図で
ある。
【図11】図10の従来の画像処理装置における副走査
補間回路の構成を示すブロック図である。
補間回路の構成を示すブロック図である。
101 スキャナ装置 102 画像処理部 103 プリンタ装置
Claims (7)
- 【請求項1】 ラスタースキャンされた画像データを任
意のアドレスに書き込み可能な第1の記憶手段と、 前記画像データを主走査方向の全画素の1ラインごとに
前記第1の記憶手段に書き込んで記憶させ、前記第1の
記憶手段に記憶された複数ライン分の画像データを主走
査方向の全画素数のうち所定の画素数及び副走査方向の
所定のライン数からなるブロックごとに読み出す第1の
記憶制御手段と、 前記第1の記憶制御手段によって前記第1の記憶手段か
ら読み出された前記ブロックごとの画像データに対して
所定の画像処理を施す画像処理手段と、 画像処理された画像データを任意のアドレスに書き込み
可能な第2の記憶手段と、 前記画像処理手段によって画像処理された前記画像デー
タを前記ブロックごとに前記第2の記憶手段に書き込ん
で記憶させ、前記第2の記憶手段に記憶された画像デー
タを主走査方向の全画素の1ラインごとに読み出して出
力する第2の記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画像処理手段は、少なくとも前記所
定の画素数のビット数を有し、前記ブロックごとの画像
処理のための前記所定のライン数のラインメモリを有す
ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の記憶手段は、主走査
方向の全画素数及び副走査方向の所定のライン数の画像
データを記憶するバンクエリアを少なくとも2個以上有
し、 前記第1の記憶制御手段は、2つのバンクエリアに所定
量の画像データを重複して書き込むことを特徴とする請
求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記第1の記憶制御手段は、ラスタース
キャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定
数のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データの
うち、任意の部分矩形範囲の画像データを主走査方向に
反転させて前記第1の記憶手段に書き込むことを特徴と
する請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記第1の記憶制御手段は、ラスタース
キャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定
数のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データの
うち、任意の部分の画像データをラスタースキャンされ
た画像データ以外の他の画像データに変更することを特
徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記第1の記憶制御手段は、前記第1の
記憶手段から読み出した画像データが有効画像データで
あることを示す有効画像信号を前記画像処理手段に出力
し、 前記画像処理手段は、当該有効画像信号の有無に応じて
画像処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記第1の記憶制御手段は、ラスタース
キャンされた主走査方向の全画素及び副走査方向の所定
数のラインで構成される所定の矩形範囲の画像データを
主走査方向に反転させて前記第1の記憶手段から読み出
すことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34086097A JPH11168610A (ja) | 1997-09-30 | 1997-11-27 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28109597 | 1997-09-30 | ||
JP9-281095 | 1997-09-30 | ||
JP34086097A JPH11168610A (ja) | 1997-09-30 | 1997-11-27 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11168610A true JPH11168610A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=26554054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34086097A Pending JPH11168610A (ja) | 1997-09-30 | 1997-11-27 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11168610A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114489A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Fujitsu Ltd | 画像表示装置およびその制御方法 |
US7352494B2 (en) | 2002-06-28 | 2008-04-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Pixel block data generating device and pixel block data generating method |
JP2009159631A (ja) * | 2002-02-13 | 2009-07-16 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、及び、記録媒体 |
US7822296B2 (en) | 2002-02-13 | 2010-10-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP34086097A patent/JPH11168610A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009159631A (ja) * | 2002-02-13 | 2009-07-16 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、及び、記録媒体 |
US7822296B2 (en) | 2002-02-13 | 2010-10-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US7889935B2 (en) | 2002-02-13 | 2011-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US7899275B2 (en) | 2002-02-13 | 2011-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US8165427B2 (en) | 2002-02-13 | 2012-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US8867864B2 (en) | 2002-02-13 | 2014-10-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US9361664B2 (en) | 2002-02-13 | 2016-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus, image processing apparatus, and method therefor |
US7352494B2 (en) | 2002-06-28 | 2008-04-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Pixel block data generating device and pixel block data generating method |
JP2007114489A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Fujitsu Ltd | 画像表示装置およびその制御方法 |
KR100770234B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2007-10-26 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 화상 표시 장치 및 그 제어 방법 |
EP1806732A3 (en) * | 2005-10-20 | 2007-11-28 | Fujitsu Limited | Image display system and control method therefor |
US7975081B2 (en) | 2005-10-20 | 2011-07-05 | Fujitsu Semiconductor Limited | Image display system and control method therefor |
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