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JPH11153816A - 反強誘電性液晶パネル - Google Patents

反強誘電性液晶パネル

Info

Publication number
JPH11153816A
JPH11153816A JP25864998A JP25864998A JPH11153816A JP H11153816 A JPH11153816 A JP H11153816A JP 25864998 A JP25864998 A JP 25864998A JP 25864998 A JP25864998 A JP 25864998A JP H11153816 A JPH11153816 A JP H11153816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
gap
substrate
antiferroelectric liquid
crystal panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25864998A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Tajima
田島  栄市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP25864998A priority Critical patent/JPH11153816A/ja
Publication of JPH11153816A publication Critical patent/JPH11153816A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反強誘電性液晶パネルを用いた液晶表示装置
の表示品質および信頼性を高める。 【解決手段】 一対の基板1,2にそれぞれ短冊状の複
数の透明電極4,5を形成し、その透明電極4,5が互
いに直交するように基板1,2を対向させて、シール材
9によって接着し、その間隙に反強誘電性液晶3を封入
する。そして、少なくとも隣接する透明電極4の隙間と
隣接する透明電極5の隙間の交差部に対応する位置に、
感光樹脂によるギャップ材6を第1の基板1に固定して
設ける。そして、基板1上に少なくとも透明電極4を被
覆するように、基板2上に透明電極5を被覆するよう
に、それぞれ配向膜7,8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置や光シ
ャッタなどに用いられる液晶パネルの一種である反強誘
電性液晶パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】反強誘電性液晶パネルを用いた液晶表示
装置は、従来のネマティック液晶パネルを用いたものと
比べて、応答速度が速く視野角が広いという特徴をもつ
ため、今後の発展が期待されている。反強誘電性液晶
は、強誘電性液晶と同様にスメクティック層構造を持
つ。この反強誘電性液晶を封入する基板間のセルギャッ
プを1〜3μm程度とし、液晶分子がその基板面と平行
に並ぶように配向処理した液晶セル内では、電界誘起に
よるスイッチング現象が生じる。
【0003】すなわち、電圧無印加時には、液晶分子の
長軸が層の法線に対して交互に反対方向に所定角度傾斜
し、分子長軸と直交する方向に発生する自発分極の方向
が、層ごとに上向きと下向きの交互配向構造をとり、セ
ル全体としては、自発分極が0の反強誘電層となる。一
方、電圧が印加されると、その電圧による電界方向に一
致する方向に液晶分子の自発分極が配向するように各液
晶分子が回動して、スメクティック層の法線に対して全
て同じ方向へ傾いた強誘電層を示す。この時の液晶分子
の傾く方向は印加される電圧の極性に依存する。
【0004】このような反強誘電性液晶の電界誘起によ
る層状態のスイッチング現象を利用して、透過する光の
偏光状態を変化させ、偏光板との組み合わせによって透
過光量を制御するようにして、液晶表示パネルや液晶シ
ャッタを構成することができる。
【0005】ここで、従来の反強誘電性液晶パネルの構
造について、図13の断面図を用いて説明する。この反
強誘電性液晶パネル100は、いずれもガラス板からな
る第1の基板101と第2の基板102とを対向配置
し、その間隙に反強誘電性液晶103を封入している。
【0006】その第1の基板101と第2の基板102
の互いに対向する面には、それぞれ短冊状の透明電極1
05,106が互いに略直交する方向に多数並べて形成
されている。そして、その各透明電極105,106を
それぞれ被覆するように、ポリイミドやポリアミック酸
の樹脂膜を塗布した配向膜107,108が形成され
て、その各表面にラビング法による配向処理が施されて
いる。
【0007】また、第1の基板101と第2の基板10
2との間隙を一定に保つために、両基板間に球径が1.
5μm〜1.7μm程度のシリカビーズ109がギャッ
プ材として散布されている。このシリカビーズ109
は、セルギャップを均一にするため500個/mm2 〜1
000個/mm2 の密度で散布される。
【0008】110は、第2の基板102に熱硬化型接
着剤を用いて形成されたシール材であり、第1の基板1
01と第2の基板102が位置合わせして重ね合わせら
れ、このシール材110によって接着されることによ
り、反強誘電性液晶103が注入される間隙が密閉(シ
ール)される。
【0009】このシール材110は、第2の基板102
の周辺部に沿ってパターン形成されれた熱硬化型接着剤
であり、第1の基板101を重ねて接着した後、1.0
〜2.0kg/cm2 の圧力を加えながら120℃〜16
0℃の温度で1時間〜2時間、炉の中で焼成処理が施さ
れることにより硬化する。このように構成された反強誘
電性液晶パネル100の第1の基板101と第2の基板
102の外側に、それぞれ互いに偏光軸が直交するよう
にして偏光板111,112を配置し、液晶表示パネル
を構成する。
【0010】このような反強誘電性液晶パネル100で
は、第1の透明電極105と第2の透明電極106との
各交差部ごとに、反強誘電性液晶に対する電圧の無印加
と印加を制御することができ、それによって反強誘電性
液晶の反強誘電状態と強誘電状態とを選択的に生起さ
せ、この反強誘電性液晶パネル100を透過する光の偏
光状態を部分的に変えることができる。
【0011】そこで、この反強誘電性液晶パネル100
の両側に、偏光軸が互いに直交する一対の偏光板11
1,112を配置することによって、光の透過光量を第
1の透明電極105と第2の透明電極106との交差部
である表示画素ごとに制御して各種の表示を行なうこと
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような反強誘電性
液晶パネルは、従来のツイストネマチック液晶を用いた
液晶表示パネルに比べて、第1の基板101と第2の基
板102との間隙(ギャップ)が小さく、好ましくは2
μm以下であるため、そのギャップを一定に保つため
に、前述のように球径が1.5μm〜1.7μm程度の
シリカビーズ109をギャップ材として用いているが、
それによって次のような問題があった。
【0013】すなわち、図13に示した反強誘電性液晶
パネル100の第1,第2の基板101,102の外面
に、偏光板111,112を貼り合わせた液晶表示パネ
ルでは、表示画素部(第1の透明電極105と第2の透
明電極106との交差部)にもシリカビーズ109が散
布されているため、そのシリカビーズ109によって液
晶分子の動きが規制されて白抜けが生じたり、シリカビ
ーズ109周辺の回折光の影響で微妙な光抜けが生じた
りするという問題があった。
【0014】また、第1,第2の基板101と102を
重ね合わせて反強誘電性液晶パネル100を作成する
際、位置合わせ工程で若干のズレ応力が働くために、シ
リカビーズ109が微妙にズレて配向膜107,108
に配向欠陥が生じ、電圧の無印加時における黒レベルが
低下するという問題もあった。これらのことは、結果的
に反強誘電性液晶パネルを用いた液晶表示パネルのコン
トラストを低下させるばかりでなく、配向膜を傷つけた
りするとこにより配向不良を生じ、品質面での信頼性が
低下するという問題を生じていた。
【0015】また、反強誘電性液晶パネルの場合、前述
のように基板間のギャップが2μm以下という狭ギャッ
プであるため、反強誘電性液晶に電圧を印加するための
駆動周波数に共振して両基板がわずかに振動する。この
振動によりシリカビーズが移動して配向膜を傷つけてし
まうため、次第に配向力の低下を招くという問題もあ
る。
【0016】さらに、反強誘電性液晶パネルは、図13
に示した第1の基板101と第2の基板102の両側に
偏光板111,112を貼り付けて液晶表示パネルを構
成する際に、5〜30g/cm2 以上の圧力を加えるた
め、反強誘電性液晶分子特有の規則正しく並んだ層構造
が上下からの圧力で破壊される恐れがあった。それによ
って配向欠陥が生じ、表示品質が悪くなるという問題も
あった。
【0017】そのため、従来の反強誘電性液晶パネル
は、層構造を破壊することのないように偏光板を貼り付
けるのに特別な装置を必要とするばかりでなく、パネル
上面からのペン入力が可能なタッチパネルなどには使用
することができないという欠点があった。
【0018】この発明は、このような従来の反強誘電性
液晶パネルにおける種々の問題を解決するためになされ
たものである。すなわち、反強誘電性液晶を挟持する一
対の基板間の狭いギャップを一定に保持でき、且つ配向
膜を傷つけて配向欠陥を生じる恐れをなくし、液晶表示
パネルとして使用したときに高品質な表示と高い信頼性
が得られるようにするとともに、パネル面に多少の圧力
が加わっても、反強誘電性液晶の層構造が破壊されるこ
となく、正常に使用できるようにすることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の反強誘電性液晶パネルは、第1の透明電
極を短冊状に複数形成した第1の基板と、第2の透明電
極を短冊状に複数形成した第2の基板とを、その第1の
透明電極と第2の透明電極とが互いに略直交して対向す
るように僅かな間隙を設けて対向配置し、その間隙に反
強誘電性液晶を封入してなる反強誘電性液晶パネルにお
いて、次のようなギャップ材と配向膜を設けたものであ
【0020】すなわち、絶縁材からなるギャップ材を、
少なくとも上記複数の第1の透明電極相互の隙間と上記
複数の第2の透明電極相互の隙間との交差部に対応する
位置に、前記第1の基板に固定して設ける。また、上記
第1の基板上に少なくとも前記第1の透明電極を被覆す
るように第1の配向膜を形成し、上記第2の基板上に上
記第2の透明電極を被覆するように第2の配向膜を形成
している。
【0021】上記第1の配向膜は、上記ギャップ材の表
面にも形成してもよい。また、上記ギャップ材は感光樹
脂によって容易に形成される。そのギャップ材に接着材
付きシリカビーズが被着し、その接着材によって、ギャ
ップ材と第2の基板とが接着固定されるようにするとよ
い。上記ギャップ材を、第1の透明電極の間隙と第2の
透明電極の隙間の交差部に対応する位置で、長手辺部と
短手辺部とが直交する平面形状が十字状のギャップ材に
するとよい。
【0022】その場合、上記第1の配向膜と第2の配向
膜が、それぞれ十字状のギャップ材の長手辺部または短
手辺部のいずれかに略平行な方向に配向処理されるよう
にするのが望ましい。上記ギャップ材を、少なくとも第
1の透明電極の間隙と第2の透明電極の隙間の交差部を
含む各隙間に対応する位置に点在するように形成しても
よい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の反強誘電性液晶
パネルについて、その最適な実施形態を図面を参照して
詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態:図1,図5〜8)図1
は、この発明による反強誘電性液晶パネルの第1の実施
形態を示す断面図である。なお、この図1および他の実
施形態の説明に使用する図2乃至図4も、図示の都合上
パネルの厚さ方向の寸法比率を大幅に拡大して示してい
る。この反強誘電性液晶パネル10は、いずれもガラス
板からなる第1の基板1と第2の基板2とを対向配置
し、その間隙に反強誘電性液晶3を封入している。
【0025】その第1の基板1と第2の基板2の互いに
対向する面には、それぞれ膜圧0.25μm程度の酸化
インジウム錫(ITO)膜により、短冊状の第1の透明
電極4と第2の透明電極5が互いに略直交する方向に多
数並べて形成されている。図1においては、第1の基板
1上の複数の第1の透明電極4は、紙面平行な方向に所
定の間隔を置いて並び、紙面に直交する方向に細長く形
成されている。また、第2の基板2上の複数の第2の透
明電極5は、紙面直交する方向に所定の間隔を置いて並
び、紙面に平行な方向に細長く形成されている。
【0026】そして、複数の第1の透明電極4相互の隙
間と複数の第2の透明電極5相互の隙間との交差部に対
応する位置に、感光樹脂からなる平面形状が十字状のギ
ャップ材6を、図5に示すように第1の基板1の内面に
固定して設けている。このギャップ材6については、後
で詳述する。
【0027】さらに、第1の基板1の内面に、第1の透
明電極4及びギャップ材6を被覆するように第1の配向
膜7を形成し、第2の基板2の内面にも、第2の透明電
極5を被覆するように第2の配向膜8が形成されてい
る。この配向膜7,8についても、後で詳述する。
【0028】さらに、第2基板2の内面にシール材9が
パターン形成されており、第1の基板1と第2の基板2
が位置合わせして重ね合わせられ、このシール材9によ
って接着されることにより、反強誘電性液晶3が注入さ
れる間隙が密閉(シール)される。
【0029】このシール材9は、第2の基板2の周辺部
に沿ってパターン形成された熱硬化型接着剤あるいは紫
外線硬化型接着材である。熱硬化型接着剤を用いる場合
には第1の基板1を重ねて接着した後、1.0〜2.0k
g/cm2 の圧力を加えながら130℃〜160℃の温度
で30分〜2時間、炉の中で焼成処理が施されることに
より硬化する。
【0030】その後、反強誘電性液晶3が第1の基板1
と第2の基板2の間隙に充填され、その反強誘電性液晶
3の注入に要した孔が封止されて、反強誘電性液晶パネ
ル10が構成される。この反強誘電性液晶パネル10の
第1の基板1と第2の基板2の外側に、それぞれ互いに
偏光軸が直交するようにした、偏光板11,12を配置
して液晶表示パネルを構成する。
【0031】この反強誘電性液晶パネル10、およびそ
れに偏光板11,12を組み合わせて構成した液晶表示
パネルの動作原理は、前述した従来例の場合と同じであ
るので、説明を省略する。なお、この実施形態において
は、複数の第1の透明電極4と複数の第2の透明電極5
の各交差部が各表示画素となる。
【0032】ここで、図5及び図6も参照して、十字状
のギャップ材6の詳細について説明する。十字ギャップ
材6は、図5及び図6に示すように、厚さ約1.7μ
m、幅が約10μm程度の長手辺部6aと短手辺部6b
とが直交して、十字を構成するように形成されている。
なお、図5においては図示の都合上、ギャップ材6の厚
さを大幅に拡大して示している。
【0033】そして、各ギャップ材6の長手辺部6aは
隣接する第1の透明電極4,4の隙間S1に位置し、短
手辺部6bは隣接する第2の透明電極5,5の間隙S2
に対応する位置にあり、長手辺部6aと短手辺部6bの
交差部6cが、隙間S1と隙間S2との交差部に対応す
る位置となるように形成されている。
【0034】したがって、第1の透明電極4と第2の透
明電極5との各交差部である表示画素部17の4つの角
部から、その表示画素部17の周囲を囲むように、ギャ
ップ材6の長手辺部6aと短手辺部6bとが形成されて
いる。この十字状のギャップ材6は微細な構成である
が、感光樹脂を用いて、フォトリソグラフィ法によって
容易に形成することができる。
【0035】そこで、そのギャップ材6の形成方法の一
例を説明する。まず、第1の基板1の電極形成面に、各
第1の透明電極4を被覆するように、アクリル系のネガ
型感光樹脂(例えばJNPC−43:日本合成ゴム社
製)をスピンナ法を用いて550〜650rpmの回転
数で塗布し、80℃の温度で約1分間炉内でプリベーク
する。それによって、厚さが約1.7μmの感光樹脂膜
を形成する。
【0036】その後、多数の十字状のギャップ材6の配
置に対応するパターンを形成したフォトマスクを位置合
わせして、第1の基板1上の感光樹脂膜に重ね合わせ、
露光機で波長が360nmの光によって露光する。
【0037】その後、この第1の基板1を現像液(例え
ば、MF−312:シプレイマイクロジャパン(株)製)
の中に入れ、感光樹脂膜の光に照射されなかった部分を
落とす。さらに、この第1の基板1を190℃〜200
℃の窒素雰囲気中の炉内に1時間投入し、ポストベイク
を施す。このようにして、図5に示すような多数の十字
状のギャップ材6を、第1の基板1上に固定して容易に
形成することができる。
【0038】次に、図1に示した第1,第2の配向膜
7,8の形成方法について説明する。第1の基板上に
は、ギャップ材6と各透明電極4とを被覆するように、
第1の配向膜7を形成し、第2の基板2上にも、各透明
電極5を被覆するように第2の配向膜8を形成する。
【0039】この配向膜7,8は、いずれもポリイミド
(溶媒揮発型)やポリアミック酸(反応型)の樹脂膜
を、基板1,2上に印刷機を用いて塗布するとともに、
それを200℃〜250℃の温度で1時間加熱処理して
硬化させて形成した後、ラビング法により配向処理を施
す。このとき、配向膜としてポリイミド膜を形成する場
合には、例えば、RN−1024(日産化学社製の商品
名)やJIF(日本合成ゴム社製の商品名)を使用し、
ポリアミック酸の膜を形成する場合には、例えば、RN
−1102(日産化学社製の商品名)を使用する。
【0040】また、この配向膜7,8に対しては、それ
ぞれブラシローラによってラビングして配向処理を施
す。その配向処理の方向は、図7に矢印付きの破線で第
1の配向膜7の配向方向を、矢印付き実線で第2の配向
膜8の配向方向を示すように、種々の方向にすることが
できるが、十字状のギャップ材6との関係で、その長手
辺部6aと平行な方向aか、短手辺部6bと平行な方向
bのいずれかの方向とするのが好ましい。
【0041】図7に示す方向aあるいは方向b以外の方
向でも配向処理は可能であるが、例えば方向cのよう
に、長手辺部6aに対して約45度傾斜した方向に配向
処理を施すと、ギャップ材6の交差部6cの周囲のブラ
シローラによって配向処理を施せない部分が大きくな
り、配向欠陥が生じやすく、それが画素内に形成されて
しまうため好ましくない。これに対し、図7の方向aま
たは方向bに配向処理する場合は、配向欠陥はギャップ
材6の長手辺部6aまたは短手辺部6bに沿って形成さ
れるため、画素内に形成されることが少なくなるので、
表示に与える影響が少ない。
【0042】なお、配向膜7,8には図7に破線と実線
で示すように互いに平行な方向に配向処理を施す必要が
あるが、図8の(A)に示すようにその向き(ブラシロ
ーラを前向き回転で移動させる方向)も同じ場合はパラ
レルラビングといい、液晶分子に対するプレチルトの方
向も同じになる。これに対して、図8の(B)に示すよ
うにその向きが互いに反対である場合はアンチパラレル
ラビングといい、液晶分子に対するプレチルトの方向も
逆になる。そして、反強誘電性液晶は、図8の(A)に
示すようにパラレルラビングを施した配向膜7、8によ
ってアンチパラレル配向となり、これとは逆に同図
(B)のアンチパラレルラビングによってパラレル配向
となる。
【0043】この反強誘電性液晶パネル10は、以上の
ような構成であるから、隣接する第1の透明電極4,4
の隙間と隣接する第2の透明電極5,5の隙間との交差
部に対応する位置、すなわち、図5に示す第1の透明電
極4と第2の透明電極5との交差部である表示画素部1
7の4角からその周囲を囲むように、平面形状が十字状
のギャップ材6が、第1の基板1に固定して設けられて
いる。
【0044】したがって、第1の基板1と第2の基板2
との間のギャップが、このギャップ材6の高さ(約1.
7μm)によって規制され、一定に保持される。そし
て、このギャップ6材は、隣接する表示画素部17の隙
間に設けられているので、ギャップ材6自体によって表
示画素部17に白抜けが生じるようなことはない。ま
た、このギャップ材6は第1の基板1に固定されている
ため、振動等によって移動する恐れがないので、従来の
シリカビーズのように配向膜7,8を傷つけて配向不良
を引き起こす恐れもない。
【0045】また、十字状のギャップ材6が第1の基板
1に固定された構造になっているから、対向する第1,
第2の基板1,2がパネルの外側にも内側にも変形しな
い構造となっている。そのため、第1,第2の基板1,
2が反強誘電性液晶の駆動周波数に共振して振動するこ
とも抑制されるとともに、パネルの外側からの圧力によ
り、反強誘電性液晶3の層構造が破壊されて配向の乱れ
を生じるようなことも防止される。
【0046】このように、この反強誘電性液晶パネル1
0は、反強誘電性液晶に特有の層構造が破壊されたり、
配向膜が傷付けられたりすることなく、常に液晶分子の
配向を正常に制御することができるので、液晶表示パネ
ルとして使用したときに、表示品質が高くかつ信頼性の
高いパネルとなる。なお、パネルの外側からの圧力によ
り、反強誘電性液晶3の層構造を破壊する恐れがなくな
るので、タッチパネルとして使用することも可能にな
る。
【0047】(第2の実施形態:図2)次に、この発明
による反強誘電性液晶パネルの第2の実施形態につい
て、図2を参照して説明する。図2において、図1と対
応する部分には同一の符号を付してあり、第1の実施形
態との相違点を中心に説明し、共通点については詳しい
説明を省略する。
【0048】この反強誘電性液晶パネル10は、第1の
基板1上と第2の基板2上に、それぞれ短冊状の複数の
第1透明電極4と第2の透明電極5をそれぞれ所定間隔
で平行に形成するとともに、第1の透明電極4と第2の
透明電極5とを互いに直交するように対向配置し、シー
ル材9によって第1の基板1と第2の基板2とを張り合
わせて、その間隙に反強誘電性液晶3を封入している
点、および第2の基板上に第2の透明電極5を覆うよう
に配向膜8を形成している点は、第1の実施形態と共通
である。
【0049】第1の実施形態と相違するのは、第1の基
板1上に第1の透明電極4を覆うように第1の配向膜7
を形成して、その表面に配向処理を施した後、十字状の
ギャップ材6を、第1の実施形態の場合と同様な位置に
形成した点である。
【0050】そのため、第1の配向膜7はギャップ材6
を被覆せずに、透明電極4だけを被覆するように形成さ
れる。したがって、第1の基板1上に透明電極4を被覆
するように、第1の実施形態の場合と同様な樹脂を塗布
した後、焼成して硬化させて第1の配向膜7を形成す
る。その後、この配向膜7の全面をブラシローラでラビ
ングすることによって配向処理を施す。
【0051】そして、十字状のギャップ材6は、第1の
配向膜7を形成して配向処理を施した第1の基板1の全
面に、その配向膜7を被覆するようにネガ型感光性樹脂
を塗布してプリベークした後、ギャップ材6の平面パタ
ーンを形成したフォトマスクを重ね合わせて露光及び現
像し、その感光性樹脂の未照射部分を落として形成す
る。こうして、形状および大きさと配置状態は第1の実
施形態と同様なギャップ材6を、第1の基板1上に固定
して形成することができる。
【0052】この実施形態の反強誘電性液晶パネルの場
合は、第1の配向膜7に配向処理を施す際に、十字状の
ギャップ材6がない略平坦な配向膜7の全面にラビング
処理を施すことができるので、第1の実施形態のものと
比較して配向欠陥を生じることが少ない利点がある。し
かし、ギャップ材6をパターン形成する際の現像処理に
よって、配向膜7に施された配向性能が若干低下する可
能性もある。その他の点は、第1の実施形態と同様であ
るから、説明を省略する。
【0053】(第3の実施形態:図3,図9,図10)
次に、この発明による反強誘電性液晶パネルの第3の実
施形態について、図3図9,および図10を参照して説
明する。図3において、図1と対応する部分には同一の
符号を付してあり、第1の実施形態との相違点を中心に
説明し、共通点については説明を省略する。
【0054】この第3の実施形態の反強誘電性液晶パネ
ル10において、図1に示した第1の実施形態の反強誘
電性液晶表示パネルと相違する点は、十字状のギャップ
材6のに接着剤付きシリカビーズ15を被着および埋設
することにより、この接着剤付きシリカビーズ15の接
着剤によって、ギャップ材6の上部を第1の基板2側の
配向膜8に接着している点である。
【0055】図3においては、ギャップ材6の高さ方向
の寸法を大幅に拡大して示しているため、接着剤付きシ
リカビーズ15の径がギャップ材6の高さに比べて極め
て小さく示されている。しかし、実際には、図9に接着
剤付きシリカビーズ15を被着したギャップ6の一部を
拡大して示すように、幅10μmで高さ1.7μmのギ
ャップ材6に対して、直径約1.7μm(ギャップ材6
の高さと略等しい)の接着剤付きシリカビーズ15が多
数被着されている。
【0056】その接着剤付きシリカビーズ15は、図1
0にその断面を示すように、比重の大きな球形(直径
1.5μm)のシリカビーズ15aの表面に、エポキシ
接着剤15bを厚さ約0.1μm程度の膜厚で塗布し
て、直径を約1.7μmの球体に形成したものである。
【0057】この接着剤付きシリカビーズ15を被着し
た十字状のギャップ材6は、次のようにして形成され
る。先ず、第1の実施形態の場合と同様に、第1の基板
1上にネガ型感光樹脂を塗布してからプリベークを施
す。
【0058】次いで、乾式スペーサ散布機を用いて、そ
の感光樹脂膜の表面に300個/mm2〜1200個/mm2
の密度で接着剤付きシリカビーズ15を散布する。する
と多数の接着剤付きシリカビーズ15を一様に被着した
感光樹脂膜が得られる。その後、接着剤付きシリカビー
ズ15が感光樹脂上に馴染むために、10分程度水平状
態で待ち、温度80℃で1分間、炉内でプレスキュアす
る。
【0059】そして、第1の実施形態の場合と同様に、
多数の十字状のギャップ材の平面的配置パターンを形成
したフォトマスクを重ね合わせて、露光および現像処理
を施した後、未照射部分の感光樹脂をそこに被着してい
る接着剤付きシリカビーズ15とともに落とす。
【0060】さらに、この第1の基板1をポストベイク
のために、120℃の窒素雰囲気中の炉内に1時間入れ
る。このとき、温度が150℃以上になると、接着剤付
きシリカビーズ15の図10に示したエポキシ接着剤1
5bが溶融してしまうため、十分注意する必要がある。
【0061】このようにして形成した十字状のギャップ
材6の接着剤付きシリカビーズ15は、その直径がギャ
ップ材6の厚さと略同等であるから、ギャップ材6の中
に埋もれてしまうことは少なく、図9に示したようにギ
ャップ材6の上面から一部が突出する。したがって、こ
の第1の基板1に第2の基板2を重ね合わせてシール材
9によって接着すると、接着剤付きシリカビーズ15の
表面に塗布されたエポキシ接着剤15bが、第2の基板
2上の第2の配向膜8に当接する。
【0062】そこで、第1の基板1と第2の基板2の上
下関係を図3と反対にして、第1の基板1を上側にし、
シール材9を硬化するために、130℃から160℃の
炉内に約30分から2時間投入する。こうすると、各接
着剤付きシリカビーズ15の表面に塗布されたエポキシ
接着剤15bが溶融して重力で流れ落ち、第2の基板2
上の配向膜8との接触部に集まる。そのため、その接着
材によってギャップ材6の先端部と第2の基板2とを強
固に接着することができる。
【0063】この実施形態によれば、接着剤付きシリカ
ビーズ15によって、十字状のギャップ材6を第2の基
板2にも固定することができるため、第1,第2の基板
1,2の剛性を高め、前述の各実施形態のものよりも反
強誘電性液晶3の層構造を破壊しないように保護する機
能を高めることができる。その他の点は、第1の実施形
態と同様であるから説明を省略する。
【0064】(第4の実施形態:図4)次に、この発明
による反強誘電性液晶パネルの第4の実施形態につい
て、図4を参照して説明する。図4において、図1乃至
第3と対応する部分には同一の符号を付してあり、第3
の実施形態との相違点のみを説明し、共通点については
説明を省略する。
【0065】この第4の実施形態の反強誘電性液晶パネ
ル10において、図3に示した上述の第3の実施形態と
相違する点は、第1の基板1側の第1の配向膜7を、図
2に示した第2の実施形態と同様に、ギャップ材6を形
成する前に形成し、その全面に配向処理を施した後、接
着剤付きシリカビーズ15を被着したギャップ材6を形
成している点だけである。そのため、ギャップ材6の表
面には第1の配向膜7が形成されていない。
【0066】第1の基板1上に、接着剤付きシリカビー
ズ15を被着したギャップ材6を形成する方法は、第1
の基板1上に第1の配向膜7を形成して配向処理を施し
た後に、その配向膜7上にネガ型感光性樹脂を塗布し、
接着剤付きシリカビーズ15を散布する点以外は、第3
の実施形態の場合と同様である。この接着剤付きシリカ
ビーズ15の表面のエポキシ接着材15b(図10)に
よって、ギャップ材6を第2の基板2にも固着する点
も、それによる効果も第3の実施形態と同じである。
【0067】(その他の実施形態)なお、以上の各実施
形態の説明においては、ギャップ材として、平面形状が
十字状のギャップ材6を形成したが、図11に示すよう
に小型円柱状のギャップ材16を、十字状に並べて集合
体ギャップを形成してもよい。あるいは、図12に示す
ように、少なくとも隣接する第1の透明電極4,4の隙
間S1と、隣接する第2の透明電極5,5の隙間S2と
の交差部に対応する位置に、小型円柱状のギャップ材1
6を点在させてもよい。勿論、この隙間S1,S2の交
差部以外の部分に対応する位置にも、ギャップ材16を
設けてもよい。
【0068】例えば、透明電極同士の間隔が10μmで
それを覆い隠すためにクロム(Cr)等で形成されるブ
ラックマトリクスの幅が12μmの場合、円柱状のギャ
ップ材16の直径は10μm程度とする。このギャップ
材の平面形状は、十字状や円形に限らず、多角形や長方
形、あるいはT字状やL字状のものなどを含んでもよ
い。
【0069】このようなギャップ材として、アクリル性
のネガ型感光樹脂を用いた例について説明したが、ポジ
型感光性樹脂を用いることもできる。ただし、ポジ型感
光性樹脂を用いる場合は、現像液が配向を傷める恐れが
あるため、この点でネガ型感光樹脂を用いる方が好まし
い。第1及び第3の実施形態のようにギャップ材を形成
した後に配向膜を形成する場合には、現像液によって配
向面を傷める恐れがないから、ポジ型感光性樹脂を用い
てもよい。
【0070】なお、感光樹脂を使用することにより、第
1の基板の全面に塗布した感光樹脂膜を、露光および現
像処理することによって、多数の微細なギャップ材を簡
単にパターニングして形成することができるが。エッチ
ング等の方法用いる場合には感光樹脂以外の絶縁材を使
用することもできる。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る反強誘電性液晶パネルは、少なくとも隣接する第1の
透明電極相互の隙間と隣接する第2の透明電極相互の隙
間との交差部に対応する位置に、絶縁材からなるキャッ
プ材が第1の基板1に固定して設けられている。そのた
め、第1の基板1と第2の基板2との間のギャップが、
このギャップ材の高さによって規制され、一定に保持さ
れる。
【0072】そして、この反強誘電性液晶パネルを液晶
表示パネルに使用する場合、ギャップ材は、隣接する表
示画素部の隙間に設けられることになるので、ブラック
マトリクスによって隠され、ギャップ材自体によって表
示画素部に白抜けが生じるようなことはない。また、こ
のギャップ材は第1の基板に固定されているため、振動
等によって移動する恐れがないので、従来のシリカビー
ズのように配向膜を傷つけて配向不良を引き起こす恐れ
もない。
【0073】また、ギャップ材が少なくとも第1の基板
に固定されて設けられているから、対向する第1,第2
の基板がパネルの外側にも内側にも変形しにくい構造と
なっており、第1,第2の基板が反強誘電性液晶の駆動
周波数に共振して振動することが抑制されるとともに、
パネルの外側からの圧力により、反強誘電性液晶の層構
造が破壊されて配向の乱れを生じるようなことも防止さ
れる。
【0074】また、外部からの圧力によって、反強誘電
性液晶に特有の層構造が破壊されたり、配向膜が傷付け
られたりすることがなく、常に液晶分子の配向を正常に
制御することができるので、液晶表示パネルとして使用
したときに、表示品質が高くかつ信頼性の高いパネルと
なる。
【0075】なお、パネルの外側からの圧力により、反
強誘電性液晶の層構造を破壊する恐れもなくなるので、
タッチパネルとして使用することも可能になる。このよ
うな効果は、ギャップ材を十字状に形成したり、ギャッ
プ材に接着剤付きシリカビーズを被着し、その接着剤に
よってギャップ材を第2の基板にも固着するようにする
ことによって、一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による反強誘電性液晶パネルの第1の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図2】この発明による反強誘電性液晶パネルの第2の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図3】この発明による反強誘電性液晶パネルの第3の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図4】この発明による反強誘電性液晶パネルの第4の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図5】図1における第1,第2の透明電極4,5およ
び十字状のギャップ材6の配置形状を部分的に拡大して
示す斜視図である。
【図6】図1における十字状のギャップ材6の平面図で
ある。
【図7】図1における第1,第2の配向膜7,8に対す
る配向処理方向の説明に供する図である。
【図8】同じく配向処理方向の異なる例を示す図であ
る。
【図9】図3および図4における接着剤付きシリカビー
ズ15のギャップ材6への被着状態を拡大して示す斜視
図である。
【図10】図9に示す接着剤付きシリカビーズ15の断
面図である。
【図11】この発明による反強誘電性液晶パネルに設け
るギャップ材の他の形状および配置例を示す平面図であ
る。
【図12】この発明による反強誘電性液晶パネルに設け
るギャップ材のさらに他の配置例を、第1,第2の透明
電極とともに示す平面図である。
【図13】従来の反強誘電性液晶パネルの構造を模式的
に示す断面図である。
【符号の説明】
1:第1の基板 2:第2の基板 3:反強誘電性液晶 4:第1の透明電極 5:第2の透明電極 6:十字状のギャップ材 7:第1の配向膜 8:第2の配向膜 9:シール材 10:反強誘電性液晶パネル 11,12:偏光板 15:接着剤付きシリカビーズ 16:小型円柱状のギャップ材 17:表示画素部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の透明電極を短冊状に複数形成した
    第1の基板と、第2の透明電極を短冊状に複数形成した
    第2の基板とを、その第1の透明電極と第2の透明電極
    とが互いに略直交して対向するように僅かな間隙を設け
    て対向配置しその間隙に反強誘電性液晶を封入してなる
    反強誘電性液晶パネルであって、 少なくとも前記複数の第1の透明電極相互の隙間と前記
    複数の第2の透明電極相互の隙間との交差部に対応する
    位置に、前記第1の基板に固定して設けられた絶縁材か
    らなるギャップ材と、 前記第1の基板上に少なくとも前記第1の透明電極を被
    覆するように形成した第1の配向膜と、 前記第2の基板上に前記記第2の透明電極を被覆するよ
    うに形成した第2の配向膜とを有することを特徴とする
    反強誘電性液晶パネル。
  2. 【請求項2】 前記第1の配向膜が、前記ギャップ材の
    表面にも形成されている請求項1記載の反強誘電性液晶
    パネル。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ材が感光樹脂によって形成
    された請求項1又は2記載の反強誘電性液晶パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    反強誘電性液晶パネルにおいて、 前記ギャップ材に接着材付きシリカビーズが被着され、
    その接着材によって該ギャップ材と前記第2の基板とが
    接着固定されている反強誘電性液晶パネル。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ材が、前記第1の透明電極
    の間隙と前記第2の透明電極の隙間の交差部に対応する
    位置で、長手辺部と短手辺部とが直交する平面形状が十
    字状のギャップ材である請求項1乃至4のいずれか一項
    に記載の反強誘電性液晶パネル。
  6. 【請求項6】 前記第1の配向膜と前記第2の配向膜
    が、それぞれ前記十字状のギャップ材の長手辺部または
    短手辺部のいずれかに略平行な方向に配向処理されてい
    る請求項5記載の反強誘電性液晶パネル。
  7. 【請求項7】 前記ギャップ材が、少なくとも前記第1
    の透明電極の間隙と前記第2の透明電極の隙間の交差部
    を含む前記各隙間に対応する位置に点在して形成されて
    いる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の反強誘電性
    液晶パネル。
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