JPH11148459A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
- Publication number
- JPH11148459A JPH11148459A JP31531697A JP31531697A JPH11148459A JP H11148459 A JPH11148459 A JP H11148459A JP 31531697 A JP31531697 A JP 31531697A JP 31531697 A JP31531697 A JP 31531697A JP H11148459 A JPH11148459 A JP H11148459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- front housing
- seal
- seal groove
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1081—Casings, housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/121—Casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立工程において、断面形状が矩形のシール
材が、ハウジング本体とフロントハウジングとの間に挟
まれないようにした圧縮機を提供すること。 【解決手段】 一端が開口し、且つ該開口側端面に断面
形状が矩形のシール溝２１ａが形成されているハウジン
グ本体２１と、前記開口を閉塞するフロントハウジング
２２と、フロントハウジング２２により圧迫された状態
でシール溝２１ａ内に収容されてフロントハウジング２
２に圧接し、且つ断面形状が矩形のシール材２８とを含
む圧縮機１において、シール溝２１ａとフロントハウジ
ング２２の内の少なくとも一方に、圧迫されたシール材
２８の角の部分を逃がすシール材逃し部分２１ｂが設け
られていることを特徴とする。
材が、ハウジング本体とフロントハウジングとの間に挟
まれないようにした圧縮機を提供すること。 【解決手段】 一端が開口し、且つ該開口側端面に断面
形状が矩形のシール溝２１ａが形成されているハウジン
グ本体２１と、前記開口を閉塞するフロントハウジング
２２と、フロントハウジング２２により圧迫された状態
でシール溝２１ａ内に収容されてフロントハウジング２
２に圧接し、且つ断面形状が矩形のシール材２８とを含
む圧縮機１において、シール溝２１ａとフロントハウジ
ング２２の内の少なくとも一方に、圧迫されたシール材
２８の角の部分を逃がすシール材逃し部分２１ｂが設け
られていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機に属し、更
に、詳しくは、フロントハウジングとハウジングとの間
のシール構造に特徴を有する圧縮機に属する。
に、詳しくは、フロントハウジングとハウジングとの間
のシール構造に特徴を有する圧縮機に属する。
【０００２】
【従来の技術】従来の圧縮機には、図４に示すように、
ハウジング２がハウジング本体２１とフロントハウジン
グ２２とに別れており、このハウジング本体２１とフロ
ントハウジング２２の間を、シール材２８によってシー
ルするようにしたものがある。
ハウジング２がハウジング本体２１とフロントハウジン
グ２２とに別れており、このハウジング本体２１とフロ
ントハウジング２２の間を、シール材２８によってシー
ルするようにしたものがある。
【０００３】このタイプの圧縮機の場合、ハウジング本
体２１は、一端が開口しており、このハウジング本体２
１の開口側端面には、断面が矩形のシール溝２１ｅ′が
形成されている。フロントハウジング２２は、ハウジン
グ本体２１の開口側端面に取り付けられ、このハウジン
グ本体２１の開口を閉塞する。シール材２８は、フロン
トハウジング２２により圧迫された状態でシール溝２１
ｅ′内に収容されおり、これにより、フロントハウジン
グ２２に圧接し、ハウジング本体２１とフロントハウジ
ング２２の間をシールしている。このシール材には、図
４に示すように、断面形状が、矩形のものと、円形のも
のとがある。
体２１は、一端が開口しており、このハウジング本体２
１の開口側端面には、断面が矩形のシール溝２１ｅ′が
形成されている。フロントハウジング２２は、ハウジン
グ本体２１の開口側端面に取り付けられ、このハウジン
グ本体２１の開口を閉塞する。シール材２８は、フロン
トハウジング２２により圧迫された状態でシール溝２１
ｅ′内に収容されおり、これにより、フロントハウジン
グ２２に圧接し、ハウジング本体２１とフロントハウジ
ング２２の間をシールしている。このシール材には、図
４に示すように、断面形状が、矩形のものと、円形のも
のとがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この種の圧縮機では、
フロントハウジングを、ボルトによりハウジング本体に
固定する際に、図４に示すように、圧迫されたシール材
２８がシール溝２１ｅ′からはみ出し、このシール材２
８のはみ出した部分が、ハウジング本体２１とフロント
ハウジング２２との間に挟まれることがあった。このよ
うに、圧縮機の組立工程において、シール材のはみ出し
部分が、ハウジング本体とフロントハウジングとの間に
挟まれる現象を一般に「噛み」と称している。「大きな
噛み」の発生率は、断面形状が矩形のシール材を用いた
場合と、断面形状が円形のシール材を用いた場合とで、
殆ど変わり無い。この「大きな噛み」は、発見が容易で
あり、簡単に対処できた。
フロントハウジングを、ボルトによりハウジング本体に
固定する際に、図４に示すように、圧迫されたシール材
２８がシール溝２１ｅ′からはみ出し、このシール材２
８のはみ出した部分が、ハウジング本体２１とフロント
ハウジング２２との間に挟まれることがあった。このよ
うに、圧縮機の組立工程において、シール材のはみ出し
部分が、ハウジング本体とフロントハウジングとの間に
挟まれる現象を一般に「噛み」と称している。「大きな
噛み」の発生率は、断面形状が矩形のシール材を用いた
場合と、断面形状が円形のシール材を用いた場合とで、
殆ど変わり無い。この「大きな噛み」は、発見が容易で
あり、簡単に対処できた。
【０００５】しかしながら、問題は、「小さな噛み」で
あり、これは容易に発見できなかった。この「小さな噛
み」は、断面形状が円形のシール材を用いた場合、発生
しないが、断面形状が矩形のシール材を用いた場合、フ
ロントハウジングをハウジング本体に固定する際に、シ
ール材の角の部分が僅かにシール溝からはみ出し、この
部分がハウジング本体とフロントハウジングの間に挟ま
れ、「小さな噛み」が生じることがあり、問題と成って
いた。
あり、これは容易に発見できなかった。この「小さな噛
み」は、断面形状が円形のシール材を用いた場合、発生
しないが、断面形状が矩形のシール材を用いた場合、フ
ロントハウジングをハウジング本体に固定する際に、シ
ール材の角の部分が僅かにシール溝からはみ出し、この
部分がハウジング本体とフロントハウジングの間に挟ま
れ、「小さな噛み」が生じることがあり、問題と成って
いた。
【０００６】それ故に、本発明の課題は、圧縮機の組立
工程において、断面形状が矩形のシール材が、ハウジン
グ本体とフロントハウジングとの間に挟まれないように
した圧縮機を提供することにある。
工程において、断面形状が矩形のシール材が、ハウジン
グ本体とフロントハウジングとの間に挟まれないように
した圧縮機を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明によ
れば、一端が開口し、且つ該開口側端面にシール溝が形
成されているハウジング本体と、前記開口を閉塞するフ
ロントハウジングと、該フロントハウジングにより圧迫
された状態で前記シール溝内に収容されて前記フロント
ハウジングに圧接する断面形状が矩形のシール材とを含
む圧縮機において、前記シール溝と前記フロントハウジ
ングの内の少なくとも一方に、前記圧迫されたシール材
の角の部分を逃がすシール材逃し部分が設けられている
ことを特徴とする圧縮機が得られる。
れば、一端が開口し、且つ該開口側端面にシール溝が形
成されているハウジング本体と、前記開口を閉塞するフ
ロントハウジングと、該フロントハウジングにより圧迫
された状態で前記シール溝内に収容されて前記フロント
ハウジングに圧接する断面形状が矩形のシール材とを含
む圧縮機において、前記シール溝と前記フロントハウジ
ングの内の少なくとも一方に、前記圧迫されたシール材
の角の部分を逃がすシール材逃し部分が設けられている
ことを特徴とする圧縮機が得られる。
【０００８】請求項２記載の発明によれば、前記シール
溝の縁の部分に面取りが施され、該面取りの部分が、前
記シール材逃し部分と成っていることを特徴とする請求
項１記載の圧縮機が得られる。
溝の縁の部分に面取りが施され、該面取りの部分が、前
記シール材逃し部分と成っていることを特徴とする請求
項１記載の圧縮機が得られる。
【０００９】請求項３記載の発明によれば、前記シール
溝の側部が、テーパー状に成っており、該テーパー状部
分が、前記シール材部逃し部分と成っていることを特徴
とする請求項１記載の圧縮機が得られる。
溝の側部が、テーパー状に成っており、該テーパー状部
分が、前記シール材部逃し部分と成っていることを特徴
とする請求項１記載の圧縮機が得られる。
【００１０】請求項４記載の発明によれば、前記シール
溝の縁の部分に対向する前記フロントハウジングの部位
に逃し溝が形成され、該逃し溝が、前記シール材逃し部
分と成っていることを特徴とする請求項１記載の圧縮機
が得られる。
溝の縁の部分に対向する前記フロントハウジングの部位
に逃し溝が形成され、該逃し溝が、前記シール材逃し部
分と成っていることを特徴とする請求項１記載の圧縮機
が得られる。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明の第１の実施の形態
による揺動板式圧縮機を示し、（ａ）は縦断面図、
（ｂ）は要部の拡大断面図である。
による揺動板式圧縮機を示し、（ａ）は縦断面図、
（ｂ）は要部の拡大断面図である。
【００１２】図１（ａ）を参照して、本実施形態の揺動
板式圧縮機１は、ハウジング２と、弁板装置３と、主軸
４と、カムロータ５と、揺動板６と、フィクスドギア７
と、ピストン８と、ピストンロッド９とを含んで構成さ
れている。
板式圧縮機１は、ハウジング２と、弁板装置３と、主軸
４と、カムロータ５と、揺動板６と、フィクスドギア７
と、ピストン８と、ピストンロッド９とを含んで構成さ
れている。
【００１３】ハウジング２は、ハウジング本体２１と、
フロントハウジング２２と、シリンダヘッド２３とから
成る。ハウジング本体２１は、略円筒状であり、一端が
開口しており、他端部にシリンダブロック２４が一体に
設けられている。このシリンダブロック２４の外周部に
は、シリンダボア２４ａが、複数等間隔に形成されてい
る。また、シリンダブロック２４の中心部には、中心孔
２４ｂが形成されている。フロントハウジング２２は、
略漏斗状であり、その中央部にラジアルニードルベアリ
ング２５が取り付けられており、また、フロントハウジ
ング２２のシリンダブロック２４に対向する面には、ス
ラストニードルベアリング２６が取り付けられている。
このフロントハウジング２２は、ボルト（図示せず）に
よって、ハウジング本体２１の開口側端面に取り付けら
れ、ハウジング本体２１の開口を閉塞している。シリン
ダヘッド２３は、吸入室２３ａと、吐出室２３ｂとを有
している。シリンダヘッド２３は、弁板装置３を介在さ
せて、ボルト２７によって、シリンダブロック２４に取
り付けられている。
フロントハウジング２２と、シリンダヘッド２３とから
成る。ハウジング本体２１は、略円筒状であり、一端が
開口しており、他端部にシリンダブロック２４が一体に
設けられている。このシリンダブロック２４の外周部に
は、シリンダボア２４ａが、複数等間隔に形成されてい
る。また、シリンダブロック２４の中心部には、中心孔
２４ｂが形成されている。フロントハウジング２２は、
略漏斗状であり、その中央部にラジアルニードルベアリ
ング２５が取り付けられており、また、フロントハウジ
ング２２のシリンダブロック２４に対向する面には、ス
ラストニードルベアリング２６が取り付けられている。
このフロントハウジング２２は、ボルト（図示せず）に
よって、ハウジング本体２１の開口側端面に取り付けら
れ、ハウジング本体２１の開口を閉塞している。シリン
ダヘッド２３は、吸入室２３ａと、吐出室２３ｂとを有
している。シリンダヘッド２３は、弁板装置３を介在さ
せて、ボルト２７によって、シリンダブロック２４に取
り付けられている。
【００１４】主軸４は、ラジアルニードルベアリング２
５を介してフロントハウジング２２によって回転自在に
支持されている。
５を介してフロントハウジング２２によって回転自在に
支持されている。
【００１５】カムロータ５は、主軸４に取り付けられ、
スラストニードルベアリング２６を介してフロントハウ
ジング２２によって、スラスト方向の力を受け止められ
るように成っている。
スラストニードルベアリング２６を介してフロントハウ
ジング２２によって、スラスト方向の力を受け止められ
るように成っている。
【００１６】揺動板６は、その中央部に傘歯車部６１を
有しており、スラストニードルベアリング６２を介して
カムロータ５に取り付けられている。
有しており、スラストニードルベアリング６２を介して
カムロータ５に取り付けられている。
【００１７】フィクスドギア７は、軸部７１と、傘歯車
部７２とを有している。軸部７１は、収容孔７１ａを有
しており、この収容孔７１ａ内には、コイルスプリング
７３が収容されている。この軸部７１は、シリンダブロ
ック２４の中心孔２４ｂ内に挿入されている。このシリ
ンダブロック２４の中心孔２４ｂ内に挿入された軸部７
１は、その軸線方向に沿って移動自在だが、その軸線を
回転軸とした回転は、キー（図示せず）により阻止され
ている。更に、軸部７１は、コイルスプリング７３によ
り、揺動板６の方へ移動するように付勢されている。傘
歯車部７２は、ボール７３を介在させて揺動板６の傘歯
車部６１に噛み合っている。この傘歯車同士の噛み合い
によって、揺動板６の回転（自転）が阻止されている。
部７２とを有している。軸部７１は、収容孔７１ａを有
しており、この収容孔７１ａ内には、コイルスプリング
７３が収容されている。この軸部７１は、シリンダブロ
ック２４の中心孔２４ｂ内に挿入されている。このシリ
ンダブロック２４の中心孔２４ｂ内に挿入された軸部７
１は、その軸線方向に沿って移動自在だが、その軸線を
回転軸とした回転は、キー（図示せず）により阻止され
ている。更に、軸部７１は、コイルスプリング７３によ
り、揺動板６の方へ移動するように付勢されている。傘
歯車部７２は、ボール７３を介在させて揺動板６の傘歯
車部６１に噛み合っている。この傘歯車同士の噛み合い
によって、揺動板６の回転（自転）が阻止されている。
【００１８】ピストン８は、シリンダボア２４ａ内に摺
動自在に挿入されている。
動自在に挿入されている。
【００１９】ピストンロッド９は、揺動板６とピストン
８とを連結している。
８とを連結している。
【００２０】図１（ｂ）から明らかなように、上述のハ
ウジング本体２１の開口側端面には、断面形状が矩形の
シール溝２１ａが形成されている。このシール溝２１ａ
の外側（ハウジング本体２１の径方向で外側）の上縁の
部分には、通常よりも大きな面取り２１ｂが施されてい
る。
ウジング本体２１の開口側端面には、断面形状が矩形の
シール溝２１ａが形成されている。このシール溝２１ａ
の外側（ハウジング本体２１の径方向で外側）の上縁の
部分には、通常よりも大きな面取り２１ｂが施されてい
る。
【００２１】このシール溝２１ａ内には、断面形状が矩
形のシール材である角リング２８が収容されている。角
リング２８の高さは、シール溝２１ａの深さよりも僅か
に高く、従って、シール溝２１ａ内に収容された角リン
グ２８は、その上端部が、シール溝２１ａから僅かに突
出するように成っている。この角リング２８の突出部分
は、フロントハウジング２２をハウジング本体２１に取
り付ける時に、フロントハウジング２２によりシール溝
２１ａ内に押し込められる。従って、フロントハウジン
グ２２がハウジング本体２１に取り付けられた後におい
て、角リング２８は、フロントハウジング２２により圧
迫された状態でシール溝２１ａ内に収容されており、フ
ロントハウジング２２に圧接している。これにより、ハ
ウジング本体２１とフロントハウジング２２との間のシ
ールが行われる。
形のシール材である角リング２８が収容されている。角
リング２８の高さは、シール溝２１ａの深さよりも僅か
に高く、従って、シール溝２１ａ内に収容された角リン
グ２８は、その上端部が、シール溝２１ａから僅かに突
出するように成っている。この角リング２８の突出部分
は、フロントハウジング２２をハウジング本体２１に取
り付ける時に、フロントハウジング２２によりシール溝
２１ａ内に押し込められる。従って、フロントハウジン
グ２２がハウジング本体２１に取り付けられた後におい
て、角リング２８は、フロントハウジング２２により圧
迫された状態でシール溝２１ａ内に収容されており、フ
ロントハウジング２２に圧接している。これにより、ハ
ウジング本体２１とフロントハウジング２２との間のシ
ールが行われる。
【００２２】フロントハウジング２２をハウジング本体
２１に取り付ける際に、上述のように角リング２８は、
フロントハウジング２２によって圧迫されるが、この際
に、角リング２８の上端部が横にずれることがあるが、
この部分は、シール溝２１ａの面取り２１ｂの部分に逃
げるように成っており、角リング２８の噛みが生じな
い。このように、面取り２１ｂの部分は、圧迫された角
リング２８の角の部分を逃がすシール材逃し部分と成っ
ている。
２１に取り付ける際に、上述のように角リング２８は、
フロントハウジング２２によって圧迫されるが、この際
に、角リング２８の上端部が横にずれることがあるが、
この部分は、シール溝２１ａの面取り２１ｂの部分に逃
げるように成っており、角リング２８の噛みが生じな
い。このように、面取り２１ｂの部分は、圧迫された角
リング２８の角の部分を逃がすシール材逃し部分と成っ
ている。
【００２３】図２は本発明の第２の実施形態による揺動
板式圧縮機の要部の拡大断面図である。本実施形態は、
シール溝の断面形状が異なる点を除いて、第１の実施形
態と同構成である。従って、第１の実施形態と構成の同
じ部分については、第１の実施形態と同じ参照番号を付
してその説明を省略し、第１の実施形態と構成の異なる
部分についてのみ説明する。
板式圧縮機の要部の拡大断面図である。本実施形態は、
シール溝の断面形状が異なる点を除いて、第１の実施形
態と同構成である。従って、第１の実施形態と構成の同
じ部分については、第１の実施形態と同じ参照番号を付
してその説明を省略し、第１の実施形態と構成の異なる
部分についてのみ説明する。
【００２４】本実施形態の場合、シール溝２１ｃの外側
（ハウジング本体２１の径方向で外側）は、テーパー面
２１ｄと成っている。このため、シール溝２１ｃの断面
形状は、略台形に成っており、点線で示す矩形形状のシ
ール溝と比べ、シール溝２１ｃの外側の部分に、上に行
くに従って広く成ったテーパー状の部分ができている。
このテーパー状部分は、圧迫された角リング２８の上端
部が逃げる場所に成っている。即ち、このテーパー状部
分が、シール材部逃し部分と成っている。
（ハウジング本体２１の径方向で外側）は、テーパー面
２１ｄと成っている。このため、シール溝２１ｃの断面
形状は、略台形に成っており、点線で示す矩形形状のシ
ール溝と比べ、シール溝２１ｃの外側の部分に、上に行
くに従って広く成ったテーパー状の部分ができている。
このテーパー状部分は、圧迫された角リング２８の上端
部が逃げる場所に成っている。即ち、このテーパー状部
分が、シール材部逃し部分と成っている。
【００２５】図３は本発明の第３の実施形態による揺動
板式圧縮機の要部の拡大断面図である。本実施形態は、
シール溝の断面形状と、フロントハウジングの一部分が
異なる点を除いて、第１の実施形態と同構成である。従
って、第１の実施形態と構成の同じ部分については、第
１の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、第１の実施形態と構成の異なる部分についてのみ説
明する。
板式圧縮機の要部の拡大断面図である。本実施形態は、
シール溝の断面形状と、フロントハウジングの一部分が
異なる点を除いて、第１の実施形態と同構成である。従
って、第１の実施形態と構成の同じ部分については、第
１の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、第１の実施形態と構成の異なる部分についてのみ説
明する。
【００２６】本実施形態では、シール溝２１ｅは、従来
のものと同じであり、断面形状が矩形である。フロント
ハウジング２２には、シール溝２１ｅの外側（ハウジン
グ本体２１の径方向で外側）縁に対向するように、逃し
溝２２ａが形成されている。この逃し溝２２ａは、フロ
ントハウジング２２をハウジング本体２１に取り付ける
際に、フロントハウジング２２によって圧迫された角リ
ング２８の角の部分を受け入れるように成っている。即
ち、この逃し溝２２ａが、シール材逃し部分と成ってい
る。
のものと同じであり、断面形状が矩形である。フロント
ハウジング２２には、シール溝２１ｅの外側（ハウジン
グ本体２１の径方向で外側）縁に対向するように、逃し
溝２２ａが形成されている。この逃し溝２２ａは、フロ
ントハウジング２２をハウジング本体２１に取り付ける
際に、フロントハウジング２２によって圧迫された角リ
ング２８の角の部分を受け入れるように成っている。即
ち、この逃し溝２２ａが、シール材逃し部分と成ってい
る。
【００２７】尚、上述の実施形態では、ハウジング本体
２１は、シリンダブロック２４を一体に有するものであ
るが、これに限らず、ハウジング本体と、シリンダブロ
ックとが別体であっても構わず、この部分のシールに
も、本発明を適用することができる。
２１は、シリンダブロック２４を一体に有するものであ
るが、これに限らず、ハウジング本体と、シリンダブロ
ックとが別体であっても構わず、この部分のシールに
も、本発明を適用することができる。
【００２８】また、上述の実施形態では、シール材逃し
部分は、ハウジング本体とフロントハウジングの内の一
方に設けられているが、ハウジング本体とフロントハウ
ジングの両方に設けても良い。
部分は、ハウジング本体とフロントハウジングの内の一
方に設けられているが、ハウジング本体とフロントハウ
ジングの両方に設けても良い。
【００２９】また、上述の実施形態は、本発明を揺動板
式圧縮機に適用したものであるが、本発明は、揺動板式
圧縮機に限らず、スクロール型圧縮機、ベーン型圧縮機
等、圧縮機一般に適用可能である。
式圧縮機に適用したものであるが、本発明は、揺動板式
圧縮機に限らず、スクロール型圧縮機、ベーン型圧縮機
等、圧縮機一般に適用可能である。
【００３０】
【発明の効果】本発明の圧縮機は、ハウジング本体のシ
ール溝とフロントハウジングの内の少なくとも一方に、
圧迫されたシール材の角の部分を逃がすシール材逃し部
分が設けられているので、フロントハウジングをハウジ
ング本体に取り付ける際に、フロントハウジングにより
圧迫されたシール材の角の部分が、シール材逃し部に逃
げるので、ハウジング本体とフロントハウジングとの間
にシール材の角の部分が挟まれることを防止することが
でき、シール材の角の部分が挟まれるいわゆる「噛み」
を防止することができる。
ール溝とフロントハウジングの内の少なくとも一方に、
圧迫されたシール材の角の部分を逃がすシール材逃し部
分が設けられているので、フロントハウジングをハウジ
ング本体に取り付ける際に、フロントハウジングにより
圧迫されたシール材の角の部分が、シール材逃し部に逃
げるので、ハウジング本体とフロントハウジングとの間
にシール材の角の部分が挟まれることを防止することが
でき、シール材の角の部分が挟まれるいわゆる「噛み」
を防止することができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態による揺動板式圧縮
機を示し、（ａ）は縦断面図、（ｂ）は要部の拡大断面
図である。
機を示し、（ａ）は縦断面図、（ｂ）は要部の拡大断面
図である。
【図２】本発明の第２の実施形態による圧縮機の要部の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図３】本発明の第３の実施形態による圧縮機の要部の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図４】従来の圧縮機の一例の要部の拡大斜視図であ
る。
る。
１ 揺動板式圧縮機 ２ ハウジング ２１ ハウジング本体 ２１ａ シール溝 ２１ｂ 面取り ２１ｃ シール溝 ２１ｄ テーパー面 ２１ｅ シール溝 ２２ フロントハウジング ２２ａ 逃し溝 ２３ シリンダヘッド ２４ シリンダブロック ２４ａ シリンダボア ２４ｂ 中心孔 ２５ ラジアルニードルベアリング ２６ スラストニードルベアリング ２７ ボルト ２８ 角リング ３ 弁板装置 ４ 主軸 ５ カムロータ ６ 揺動板 ６１ 傘歯車部 ６２ スラストニードルベアリング ７ フィクスドギア ７１ 軸部 ７１ａ 収容孔 ７２ 傘歯車部 ７３ コイルスプリング ８ ピストン ９ ピストンロッド
Claims (4)
- 【請求項１】 一端が開口し、且つ該開口側端面にシー
ル溝が形成されているハウジング本体と、前記開口を閉
塞するフロントハウジングと、該フロントハウジングに
より圧迫された状態で前記シール溝内に収容されて前記
フロントハウジングに圧接する断面形状が矩形のシール
材とを含む圧縮機において、 前記シール溝と前記フロントハウジングの内の少なくと
も一方に、前記圧迫されたシール材の角の部分を逃がす
シール材逃し部分が設けられていることを特徴とする圧
縮機。 - 【請求項２】 前記シール溝の縁の部分に面取りが施さ
れ、該面取りの部分が、前記シール材逃し部分と成って
いることを特徴とする請求項１記載の圧縮機。 - 【請求項３】 前記シール溝の側部が、テーパー状に成
っており、該テーパー状部分が、前記シール材部逃し部
分と成っていることを特徴とする請求項１記載の圧縮
機。 - 【請求項４】 前記シール溝の縁の部分に対向する前記
フロントハウジングの部位に逃し溝が形成され、該逃し
溝が、前記シール材逃し部分と成っていることを特徴と
する請求項１記載の圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31531697A JPH11148459A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 圧縮機 |
| EP98120328A EP0916845A3 (en) | 1997-11-17 | 1998-10-27 | Seal for a compressor casing |
| CN 98122625 CN1217432A (zh) | 1997-11-17 | 1998-11-17 | 压缩机的密封结构 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31531697A JPH11148459A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148459A true JPH11148459A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18063942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31531697A Withdrawn JPH11148459A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0916845A3 (ja) |
| JP (1) | JPH11148459A (ja) |
| CN (1) | CN1217432A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9217430B2 (en) * | 2011-01-06 | 2015-12-22 | Eaton Corporation | Semi-plugged star gerotor and method of assembling the same |
| JP7033101B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2022-03-09 | Ｋｙｂ株式会社 | 液圧回転機、及びシール構造の製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2657825A (en) * | 1950-06-24 | 1953-11-03 | Gen Motors Corp | Seal |
| FR1564920A (ja) * | 1968-03-14 | 1969-04-25 | ||
| JPS5868550A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-23 | Toshiba Corp | 流体密封装置 |
| JPH0526159A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-02 | Sanden Corp | 斜板式圧縮機 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP31531697A patent/JPH11148459A/ja not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-10-27 EP EP98120328A patent/EP0916845A3/en not_active Withdrawn
- 1998-11-17 CN CN 98122625 patent/CN1217432A/zh active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0916845A3 (en) | 1999-10-20 |
| EP0916845A2 (en) | 1999-05-19 |
| CN1217432A (zh) | 1999-05-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11148459A (ja) | 圧縮機 | |
| JPH07158563A (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPH09280167A (ja) | 弁板装置 | |
| JPH05157086A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2754140B2 (ja) | バルブのシートリング構造 | |
| JPH06323240A (ja) | プランジャポンプ | |
| JPS62291490A (ja) | 回転式圧縮機 | |
| JPH025918B2 (ja) | ||
| JPH08109878A (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPH0552304U (ja) | ロータリクランプシリンダ | |
| JP2001304117A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP2613053B2 (ja) | ギヤポンプ | |
| JP2003293950A (ja) | 圧縮機のシール構造 | |
| JP2002332969A (ja) | 圧縮機 | |
| JP2002242839A (ja) | 圧縮機 | |
| JP2533487Y2 (ja) | ギヤポンプ | |
| JP3406363B2 (ja) | 流体圧縮機 | |
| KR200244094Y1 (ko) | 고압펌프용 실린더 뒷커버의 결합구조 | |
| JPH0631217Y2 (ja) | シールワッシャ | |
| JPS6113754Y2 (ja) | ||
| JP2002285963A (ja) | 圧縮機吸入弁 | |
| JP2010106706A (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
| JPH08254223A (ja) | スプリングリテーナ取り付け構造 | |
| JP2006029232A (ja) | 圧縮機 | |
| JP2001336484A (ja) | 軸受ハウジングとケーシングとの組立構造およびスクロール圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |