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JPH11146209A - 色再現方法 - Google Patents

色再現方法

Info

Publication number
JPH11146209A
JPH11146209A JP9309117A JP30911797A JPH11146209A JP H11146209 A JPH11146209 A JP H11146209A JP 9309117 A JP9309117 A JP 9309117A JP 30911797 A JP30911797 A JP 30911797A JP H11146209 A JPH11146209 A JP H11146209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
lightness
color reproduction
difference
compressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9309117A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kaneda
利宏 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP9309117A priority Critical patent/JPH11146209A/ja
Publication of JPH11146209A publication Critical patent/JPH11146209A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる入出力機器間における色再現域の違に
よる色再現域変換を行う際、ハイコントラスト部の明度
の変化による色の見えの違いを極力抑える。 【解決手段】 異なる入出力機器間、例えばカラースキ
ャナーからのR,G,B信号を受けて、これをカラープ
リンタを用いて出力処理するシステムにおいて、色再現
域の違いを圧縮することによって補う際、再現に用いる
系よりも色再現域が広い入力画像の色再現域を、均等色
空間において無彩色におけるそれぞれの明度差について
比較を行ない、狭い色再現域の無彩色のハイコントラス
ト点を基準にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮
し、さらに圧縮された色再現域において各明度値におけ
る彩度を圧縮または拡張する色再現方法であって、ハイ
コントラスト部の明度の変化による色の見えの違いを極
力抑制した良好な色再現を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーディスプレ
イ、カラースキャナ、カラープリンタ等の各色再現域の
異なる画像入出力機器間でカラー画像信号を入出力する
際の色再現方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラーディスプレイの色再現域は
カラープリンタのそれよりも広く、カラーディスプレイ
で表現される色をすべて正確にカラープリンタで再現す
ることは不可能である。ここで、カラープリンタで表現
不可能な色に対して、最も近い色を割り当てたり、色再
現域を縮小写像処理し、色再現域内に収まる信号とする
などの方法が提案されている。
【0003】例えば特開平2−126774号公報で
は、入力系および出力系の最高明度どうし、最低明度ど
うしを直線的に圧縮することにより、色再現域の圧縮を
行なっている。彩度においても同様の処理が行なわれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
には、直線的に圧縮されるのでハイコントラスト部の色
の見えの特性を考慮しておらず、圧縮されることにより
ハイコントラスト部の色の見えの違いが顕著に現れる。
【0005】本発明の目的は、色再現域変換を行なう
際、ハイコントラスト部の明度の変化による色の見えの
違いを極力抑えた色再現方法を提供することである。
【0006】例えば、異なる機器間における色再現域の
違いを圧縮することにより補う際、ハイコントラスト部
の圧縮に起因する明度の変化は色の見えの違いに顕著に
現れる。そこで、本発明の色再現方法は、圧縮によって
色再現を行なう際、ハイコントラスト部の明度の変化に
よる色の見えの違いを極力抑えた色再現方法を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明による第1の色再現方法は、異なる入出力機器間
における色再現域の違いを圧縮することによって補う
際、再現に用いる系よりも色再現域が広い入力画像の色
再現域を、均等色空間において無彩色におけるそれぞれ
の明度差について比較を行ない、狭い色再現域の無彩色
のハイコントラスト点を基準にして前述の明度差を高次
関数を用いて圧縮し、さらに圧縮された色再現域におい
て各明度値における彩度を圧縮または拡張することを特
徴としている。
【0008】このような構成によれば、ハイコントラス
ト部の圧縮による明度の変化を抑えることができ、良好
な色再現が実現される圧縮が行われる。
【0009】これにより、ハイコントラスト部の明度の
変化による色の見えの違いを極力抑制した良好な色再現
を行うことができる。
【0010】また上述した目的を達成するための本発明
の第2の色再現方法は、異なる入出力機器間における色
再現域の違いを圧縮することによって補う際、再現に用
いる系よりも色再現域が広い系の色再現域を、均等色空
間において無彩色におけるそれぞれの明度差について比
較を行ない、狭い色再現域の無彩色のハイコントラスト
点を基準にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮
し、さらに圧縮された色再現域において各明度値におけ
る彩度を圧縮または拡張することを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、ハイコントラス
ト部の圧縮による明度の変化を抑えることができ、良好
な色再現が実現される圧縮が行われる。
【0012】これにより、ハイコントラスト部の明度の
変化による色の見えの違いを極力抑制した入力された画
像によらない良好な色再現方法を行うことができる。
【0013】さらに、上述した目的を達成するための本
発明の第3の色再現方法は、異なる入出力機器間におけ
る色再現域の違いを圧縮することによって補う際、再現
に用いる系よりも色再現域が広い入力画像の色再現域
を、均等色空間において明度差が最も大きい色度値にお
ける明度の比較を行ない、狭い色再現域の明度差が最も
大きい色度値におけるハイコントラスト点を基準にして
前述の明度差を高次関数を用いて圧縮し、さらに圧縮さ
れた色再現域において各明度値における彩度を圧縮また
は拡張することを特徴としている。
【0014】この構成によれば、もし、入力画像が無彩
色点以外にハイコントラスト点を持つ画像であっても、
ハイコントラスト部の圧縮による明度の変化を抑えるこ
とができ、良好な色再現が実現される圧縮が行なわれ
る。
【0015】これにより、ハイコントラスト部の明度の
変化による色の見えの違いを極力抑制した入力された画
像によらない良好な色再現を行うことができる。
【0016】以上のように構成された色再現方法におい
て、差を圧縮する際、圧縮関数、圧縮係数を任意に設定
することができるようにしておけば、使用者の要求に応
じて色再現方法を任意に設定することができる。
【0017】これにより、使用者の要求に応じた色再現
を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる色再現方法
の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明す
る。
【0019】ここでは、カラープリンタおよびCRTカ
ラー表示装置を例を挙げて説明するが、これらはそれぞ
れ、カラースキャナあるいはデジタルスチルカラーカメ
ラなどの画像入出力機器であっても当然実現することが
できるものである。
【0020】また図1は本発明の一実施形態を説明する
ためのシステム全体の回路構成を示すブロック図であ
る。図2は、本発明の色再現方法における制御手順を示
すフローチャートを示している。また図3は、CIEL
AB色空間において、ある色相における明度L*と、彩
度Cab*=(a*2+b*21/2の相関関係を示すも
のである。
【0021】さらに図7は、均等色空間であるCIEL
AB色空間の説明図である。CIELAB色空間は、三
次元の色空間であり、平面は色度a*,b*によって、 色相角:h=tan-1(b*/a*) 彩度:Cab*=(a*2+b*21/2 で表わすことができる。また、縦軸は明度:L*で表わ
される。
【0022】まず図1において、11はカラースキャナ
や、カラーカメラから入力されるカラー画像データを示
すR(赤),G(緑),B(青)の信号であり、12は
R,G,B信号をCIELAB色空間信号に変換する色
信号変換手段であり、13は本発明の色再現手段であ
る。そして、符号14はCIELAB色空間信号からカ
ラープリンタに再現できるC(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)そしてK(ブラック)の信号に変
換する色信号変換手段であり、15は出力されるカラー
プリンタ濃度信号のC,M,Y,(K)信号である。
【0023】さらに、符号16は後に説明する実施形態
における圧縮関数や、圧縮係数を外部から選択する選択
手段である。そして、符号17及び18は、カラーCR
T表示装置およびカラープリンタのプロファイルであ
り、それぞれカラーCRT表示装置のプロファイルには
機種、個々のR,G,B信号とCIELAB色空間信号
の色変換テーブルが、カラープリンタプロファイルには
機種、個々のC,M,Y,(K)信号とCIELAB色
空間信号の色変換テーブルを記憶してなる変換テーブル
である。
【0024】また、符号19及び20は、カラーCRT
表示装置およびカラープリンタのデバイスのプロファイ
ルとして記憶され色特性等による変換テーブル17,1
8から求められるそれぞれの色再現域である。
【0025】次に図2を参照して、本発明の図1に示し
た色再現にかかる制御回路による制御について説明す
る。
【0026】まずステップ21では、図1に示した色信
号変換手段12にて、外部から入力されたR,G,B信
号を均等色空間であるCIELAB色空間に変換する。
このR,G,B信号からCIELAB色空間信号への変
換は、カラーCRT表示装置のプロファイル情報(R,
G,B⇔L*,a*,b*)17を用いた上述したよう
に記憶された変換テーブル(LUT:ルックアップテー
ブル)により変換される。
【0027】ステップ22では、本発明による一つの実
施形態において、色再現手段13にて、上述した変換テ
ーブル17にて変換された画像のL,a,b信号による
色再現域と、再現される系のプリンタプロファイル18
より得られた色再現域20とに対して、無彩色軸(a*
=0,b*=0)における明度を比較し、出力すること
ができる色の明度領域の差LLを得る。
【0028】上記明度差LLとは、図3において入力さ
れてきた画像のLab信号による色再現域A(31)の
無彩色軸における明度領域(MaxLa−MinLa)
と、再現する系(プリンタ)の色再現域B(32)の無
彩色軸における明度領域(MaxLb−MinLb)と
の差を求めたものである。つまり、LLは、LL=(M
axLa−MinLa)−(MaxLb−MinLb)
である。
【0029】ここで、MaxLa,MinLa,Max
Lb及びMinLbは、それぞれ色再現域Aの無彩色軸
における最大明度値:MaxLa、最小明度値:Min
La、色再現域Bの無彩色軸における最大明度値:Ma
xLb、最小明度値:MinLbである。
【0030】上述した本発明の一実施形態とは別の方法
として、カラーCRT表示装置のプロファイル17から
得られた色再現域19と、再現する系(プリンタ)のプ
ロファイル18より得られた色再現域20の無彩色軸に
おける明度を比較し、明度領域の差LLを得る。
【0031】この場合の明度差LLとは、図3において
カラーCRT表示装置のプロファイルによって得られた
色再現域A(31)の無彩色軸における明度領域(Ma
xLa−MinLa)と、再現される系(プリンタ)の
プロファイルより得られた色再現域B(32)の無彩色
軸における明度領域(MaxLb−MinLb)との差
を求めたものである。つまり、LLは、LL=(Max
La−MinLa)−(MaxLb−MinLb)であ
る。
【0032】ここで、MaxLa,MinLa,Max
Lb及びMinLbは、それぞれ色再現域Aの無彩色軸
における最大明度値:MaxLa、最小明度値:Min
La、そして色再現域Bの無彩色軸における最大明度
値:MaxLb、最小明度値:MinLbである。
【0033】さらに、上述した実施形態とは別の方法と
して、入力されてきた画像のLab信号による色再現域
と、再現される系(プリンタ)のプロファイル18より
得られた色再現域20の明度領域差が最も大きい色度座
標(a*,b*)における明度軸において、明度領域の
比較を行ない明度差LLを得る。
【0034】この明度差LLとは、図3において入力さ
れてきた画像のLab信号による色再現域A(31)の
無彩色軸における明度領域(MaxLa−MinLa)
と、再現される系(プリンタ)のプロファイルより得ら
れた色再現域B(32)の色度座標(a*,b*)にお
ける明度軸における明度領域(MaxLb−MinL
b)との差を求めたものである。つまり、LLは、LL
=(MaxLa−MinLa)−(MaxLb−Min
Lb)である。
【0035】ここでMaxLa,MinLa,MaxL
b及びMinLbは、それぞれ色再現域Aの色度値(a
*,b*)における明度軸の最大明度値:MaxLa、
最小明度値:MinLa、そして色再現域Bの色度値
(a*,b*)における明度軸の最大明度値:MaxL
b、最小明度値:MinLbである。
【0036】続いてステップ23では、色再現手段13
において、再現される系の色再現域Bのハイコントラス
ト点(MaxLb)を基準にして明度差LLを用いて高
次関数により圧縮するものである。
【0037】ここでいう高次関数とは、例えば、以下の
ようなものである。片持ちはりの弾性曲線は以下の式1
で表わされる。
【0038】
【数1】
【0039】上記式1において、W:集中荷重、E:弾
性係数、Iz:弾性二次モーメントである。
【0040】上記の式1を用いて、色再現手段13の動
作を説明する。特に色再現手段13は、一実施形態によ
れば、ハイコントラスト点(L*=MaxLb,a*=
b*=0)から、前記明度差LLに応じた圧縮を行う。
便宜上図5を用いて、色再現域Aを色再現域Bに圧縮す
る際の手法について述べる。A,B,Cはそれぞれ無彩
色軸(a*=b*=0)であるものとする。
【0041】先ず、色再現域Bの明度を色再現域A領域
に収まるようにする。この時、色再現域Aの明度領域の
ハイコントラスト点(MaxLa)を、色再現域Bの明
度領域のハイコントラスト点(MaxLb)に一致させ
るように色再現域Aの明度領域に対して(MaxLa−
MaxLb)分下げると色再現域Cの状態になる。
【0042】次に、明度領域差LLの圧縮変換について
説明する。
【0043】そこで、信号Pを高次関数を用いて圧縮し
た場合の点Qは以下のように表わすことができる。
【0044】ハイコントラスト点MaxLbから信号P
までの距離を、LPとすると色再現域Cにおいて、信号
Pは信号P’=P−(MaxLa−MaxLb)に変換
される。
【0045】また、便宜上図6のように、片持ちはりの
弾性曲線の関数により、圧縮距離がで与えられるとす
と、下記の式2
【0046】
【数2】
【0047】となり、関数f(x)が決定する。
【0048】さらに、図5及び図6より、信号P’を高
次関数を用いて圧縮した場合の圧縮点をQとすると、上
記信号P’は、下記の式3
【0049】
【数3】
【0050】として表わすことができるから、圧縮され
る点Qを決定することができる。この圧縮関数を用い
て、全ての彩度値に対して同様の明度値に対する圧縮を
行なう。
【0051】この処理により、図3において色再現域A
(31)を色再現域B(32)に明度に関して圧縮され
た色再現域C(33)を求めることができる。
【0052】また、請求項3に記載した発明の実施の形
態の場合、明度差が最も大きい色度座標(a*,b*)
における明度軸において、ハイコントラスト点(L*=
MaxLb,(a*,b*))から、前記明度領域差L
Lに応じた圧縮を行う。
【0053】そして、図2のステップ24では、図3に
おける明度差を圧縮された色再現域C(33)におい
て、図4における色再現域C(33)の各明度値につい
て圧縮は、各明度値においてCab*=0から色再現域
Bと色再現域Cの彩度Cab*の距離の比を縮小値とし
て色再現域Cの彩度に乗算する均等圧縮処理にて行な
う。
【0054】ステップ25では、色信号変換手段14に
て、CIELAB色空間よりC,M,Y,(K)信号に
変換する。CIELAB色空間からの変換は、再現され
る系(プリンタ)のプロファイル18(L*,a*,b
*⇔C,M,Y,(K))のLUT(ルックアップテー
ブル)を用いて変換される。
【0055】図2における選択手段16では、圧縮関数
の選択や、圧縮係数の選択を任意にユーザが設定するこ
とができる。この設定値に基づいて、色再現手段13に
よるユーザが要求する色再現による変換処理が実行され
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の色再現方法は、異なる機器間における色再現域の違
いを圧縮することによって補う際、再現に用いる系より
も色再現域が広い元の画像の色再現域を、均等色空間に
おいて無彩色におけるそれぞれの明度差について比較を
行ない、狭い色再現域の無彩色のハイコントラスト点を
基準にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮し、さ
らに、圧縮された色再現域において各明度値における彩
度を圧縮または拡張することを特徴とする色再現方法で
ある。
【0057】これにより、ハイコントラスト部の圧縮に
よる色差を制御することができ、良好な色再現が実現さ
れる圧縮が行われ、ハイコントラスト部の明度の変化に
よる色の見えの違いを極力抑制した良好な色再現を実現
することができる。
【0058】また請求項2の記載の発明の色再現方法
は、異なる機器間における色再現域の違いを圧縮するこ
とによって補う際、再現に用いる系よりも色再現域が広
い系の色再現域を、均等色空間において無彩色における
それぞれの明度差について比較を行ない、狭い色再現域
の無彩色のハイコントラスト点を基準にして前述の明度
差を高次関数を用いて圧縮し、さらに、圧縮された色再
現域において各明度値における彩度を圧縮または拡張す
ることを特徴とする色再現方法である。
【0059】これにより、ハイコントラスト部の圧縮に
よる色差を制御することができ、良好な色再現が実現さ
れる圧縮が行われ、ハイコントラスト部の明度の変化に
よる色の見えの違いを極力抑制した入力された画像に依
らない良好な色再現を実現することができる。
【0060】そして、請求項3記載の発明の色再現方法
は以上のように、異なる機器間における色再現域の違い
を圧縮することによって補う際、再現に用いる系よりも
色再現域が広い元の画像の色再現域を、均等色空間にお
いて明度差が最も大きい色相の比較を行ない、狭い色再
現域の明度差が最も大きい色相のハイコントラスト点を
基準にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮し、さ
らに、圧縮された色再現域において各明度値における彩
度を圧縮または拡張することを特徴とする色再現方法で
ある。
【0061】上記構成によれば、もし、入力画像が無彩
色点以外にハイコントラスト点を持つ画像であっても、
ハイコントラスト部の圧縮による明度の変化を抑えるこ
とができ、良好な色再現が実現される圧縮が行なわれ
る。
【0062】これにより、ハイコントラスト部の明度の
変化による色の見えの違いを極力抑制した入力された画
像に依らない良好な色再現を行うことができる。
【0063】さらに上述した発明の色再現方法は以上の
ように、明度差を圧縮する際、圧縮関数や、圧縮係数を
任意に設定することができることを特徴とする色再現方
法である。このような構成において、入力されてくる画
像に応じて、また使用者の要求に応じて色再現方法を任
意に設定することも可能となり、使用者の要求に応じた
色再現を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色再現方法の制御回路構成の一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1における本発明の色再現方法の制御手順を
示すフローチャートである。
【図3】CIELAB色空間でのある色相における明度
L*と彩度Cab*=(a*2+b*21/2の相関関係
を示す図である。
【図4】CIELAB色空間おける圧縮された色再現域
を示す特性図である。
【図5】ハイコントラスト点から色再現域までの距離変
換の簡易図を示す図である。
【図6】ある高次関数を用いた時の色再現方法を示す図
である。
【図7】CIELAB色空間の概略を説明するための特
性図である。
【符号の説明】
11 R,G,Bの画像データ 12 色信号変換手段 13 色再現手段 14 色信号変換手段 15 C,M,Y,(K)画像データ(カラープリンタ
による画像データ) 17 カラー表示装置側の変換テーブル 18 カラープリンタ側の変換テーブル 19 カラー表示装置側の色再現域 20 カラープリンタ側の色再現域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる入出力機器間における色再現域の
    違いを圧縮することによって補う際、再現に用いる系よ
    りも色再現域が広い入力画像の色再現域を、均等色空間
    において無彩色におけるそれぞれの明度差について比較
    を行ない、狭い色再現域の無彩色のハイコントラスト点
    を基準にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮し、
    さらに圧縮された色再現域において各明度値における彩
    度を圧縮または拡張することを特徴とする色再現方法。
  2. 【請求項2】 異なる入出力機器間における色再現域の
    違いを圧縮することによって補う際、再現に用いる系よ
    りも色再現域が広い系の色再現域を、均等色空間におい
    て無彩色におけるそれぞれの明度差について比較を行な
    い、狭い色再現域の無彩色のハイコントラスト点を基準
    にして前述の明度差を高次関数を用いて圧縮し、さらに
    圧縮された色再現域において各明度値における彩度を圧
    縮または拡張することを特徴とする色再現方法。
  3. 【請求項3】 異なる入出力機器間における色再現域の
    違いを圧縮することによって補う際、再現に用いる系よ
    りも色再現域が広い入力画像の色再現域を、均等色空間
    において明度差が最も大きい色度値における明度の比較
    を行ない、狭い色再現域の明度差が最も大きい色度値に
    おけるハイコントラスト点を基準にして前述の明度差を
    高次関数を用いて圧縮し、さらに圧縮された色再現域に
    おいて各明度値における彩度を圧縮または拡張すること
    を特徴とする色再現方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか記載の色再現方
    法において、明度差を圧縮する際、圧縮関数、圧縮係数
    等を任意に設定することができることを特徴とする色再
    現方法。
JP9309117A 1997-11-12 1997-11-12 色再現方法 Pending JPH11146209A (ja)

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