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JPH11145188A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11145188A
JPH11145188A JP9307643A JP30764397A JPH11145188A JP H11145188 A JPH11145188 A JP H11145188A JP 9307643 A JP9307643 A JP 9307643A JP 30764397 A JP30764397 A JP 30764397A JP H11145188 A JPH11145188 A JP H11145188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
layer
semiconductor device
gold
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9307643A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Kobayashi
寛隆 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9307643A priority Critical patent/JPH11145188A/ja
Priority to SG9804571A priority patent/SG81250A1/en
Publication of JPH11145188A publication Critical patent/JPH11145188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップ上の電極パッドと、多層構成の
細線リードフレームの接合時における熱的および機会的
衝撃を緩和して高信頼度の接合がなされる半導体装置お
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体チップ2の電極パッド3上に第一
の種類の金属M1による金属バンプ5が形成され、この
金属バンプ5に、第二の種類の金属M2で構成された下
層7aと、中間層7bと、上層7cから成る三層構造の
細線リード7を有するリードフレーム6の、下層7aが
接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、とりわけ半導体チップの電極上に
多層構成のリードフレームが接合された半導体装置およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路素子(以下、半導体チッ
プと記載する)を外部回路に接続するための構成として
従来、リードフレームが広く用いられてきた。すなわ
ち、半導体チップをリードフレームに接着固定するとと
もに、半導体チップ上に設けられた電極パッド(ボンデ
ィングパッド)とリードフレームの指定されたリードピ
ンを電気的に接続し、このようにして半導体チップの周
に沿ってリードピンを突出させた状態で、これらのリー
ドを外部回路であるプリント回路基板の配線ランドに接
続させる。
【0003】ここで、とりわけ高密度実装が要求される
場合は表面実装(SMT)がなされる。このような、リ
ードフレームを用いる表面実装例としては、リードピン
先端が例えばL字状に曲げられたガル・ウイング型のリ
ードとされ、このL字状先端の平坦部分が、プリント回
路基板の配線ランドに電気的に接続される構成が一般的
となっている。
【0004】一方、前記の半導体チップ上の電極パッド
とリードフレームの指定されたリードを電気的に接続す
る方法として、以前には金の細線やアルミニウム細線に
より、超音波を併用しながら熱圧着する結線方法が採用
されていたが、近年、このようなワイヤ・ボンディング
に代わって、ワイヤレス・ボンディングが広く適用され
るに至った。
【0005】このようなワイヤレス・ボンディングの方
法として、半導体チップをフェイスダウンして、半導体
チップ上の電極パッドとリードピンの一端とを直接ある
いは間接に接触させて接合させるフェイスダウン・ボン
ディングがある。
【0006】一方、実装の高密度化が進行するにつれ、
電極パッド間のピッチが狭くなり、これに伴って電極パ
ッドに接続されるリードピンも細線リードが要求される
ことから、こうした高密度フェイスダウン・ボンディン
グに適用されるリードフレームの構成として、銅箔によ
り製造された細線をベースに金めっきを施して多層構成
として細線リードを形成させるものが知られている。
【0007】さらにまた、前記の銅箔に金めっきが施さ
れた多層構成の細線リードの、電極パッドに接続される
金めっき部分に、接続特性を改善させる目的で厚さ約3
ミクロン程度の金薄層を蒸着により形成させる構成も知
られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような銅箔に金めっきが施された細線リードは、この細
線リードの製造工程として、ポリイミドテープに銅箔を
接着剤で接着させた後、銅箔をエッチングによって選択
的に除去して細線リードを形成し、続いて表面を金でめ
っきするものであるから、サイドエッチングの発生で細
線リードの断面積が所定より細くなり易く、このため細
線リードの強度が著しく弱くなり、金をめっきして金層
を形成する際に、細線リードが曲がる等の変形を受けや
すいという問題があった。
【0009】また、多層構成の細線リードの金めっき上
にさらに金薄層を形成する方法では、蒸着法によりこの
金薄層を形成しているので、蒸着に長時間を要すること
になり製造効率上の問題があった。また、この方法では
金薄層の膜厚を3ミクロン以上とすることが困難であ
り、更に膜厚の精度も低く、品質管理が困難であるとい
う問題があった。
【0010】加えてさらに、多層構成のリードフレーム
を半導体チップの電極パッドに接合しようとすると、接
合時に加えられる圧力や超音波振動により、半導体チッ
プの電極パッド下が損傷を受けて、電極パッドとシリコ
ン基板の間の層間膜にクラックがはいり、電極パッドと
シリコン間で電気的リークが発生したり、あるいはシリ
コン基板に部分的に割れが生じることにより、接合部が
剥がれるといった不都合の生じることがあった。
【0011】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、電極パッドと多
層構成の細線リードフレームの接合時における熱的およ
び機会的衝撃を緩和して高信頼度の接合がなされる半導
体装置およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体チップの
電極パッド上に第一の種類の金属による金属バンプを形
成させる工程と、該金属バンプを介して、前記電極パッ
ドと、第二の種類の金属により部分的に金属めっきされ
た多層構造のリードフレームとを、少なくとも加熱と加
圧により接合させる工程と、を具備することを特徴とす
る。
【0013】前記の構成によれば、金属バンプが振動を
吸収する結果、電極パッド下に発生しがちであった半導
体チップの損傷発生が抑止される。
【0014】あるいは、本発明に係る半導体装置の製造
方法は、前記接合を、加熱および加圧および超音波を加
えて行うことを特徴とする。
【0015】前記の構成によれば、接合時において熱お
よび圧力の印加に加え、超音波によるエネルギーが加算
されることで、被接合対象が振動し、この振動により、
効率的な接合がなされる。
【0016】あるいは、本発明に係る半導体装置の製造
方法が 前記リードフレームを前記金属バンプに接合さ
せるに先立って、前記リードフレームの少なくとも接合
部分の表面をプラズマ照射により処理する工程を有して
構成される場合は、表面に析出や堆積あるいは付着して
いてコンタミナントが除去され、よって接合に支障をき
たす原因が排除される。
【0017】本発明に係る半導体装置は、半導体チップ
の電極パッド上に第一の種類の金属による金属バンプが
形成され、該金属バンプに、第二の種類の金属が表面に
設けられた多層構成のリードフレームが接合されたこと
を特徴とする。
【0018】前記の構成によれば、半導体装置の外部か
らリードフレームを経て伝わる熱的あるいは機械的イン
パクトが金属バンプにおいて吸収され、または減衰さ
れ、この結果としてインパクトによる電極パッドや半導
体チップへの好ましくない影響が軽減される。
【0019】あるいは、本発明に係る半導体装置が、前
記第一の種類の金属と前記第二の種類の金属が同一金属
として構成される場合は、金属バンプとリードフレーム
の接合部分が有するすぐれた相溶性によって、溶融時に
おいて相互の良質の接合がなされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の好適な具現例の一部であり、
技術構成上好ましい種々の限定が付されているが、この
発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるもの
ではない。
【0021】図1は、本発明に係る半導体装置の第一の
実施形態の模式断面図である。図1に示されるように、
本発明に係る半導体装置1は、半導体チップ2の電極パ
ッド3上に第一の種類の金属M1による金属バンプ5が
形成され、この金属バンプ5に、リードフレーム6の三
層構成の細線リード7が接合されて成る。細線リード7
は、第二の種類の金属M2により構成された下層7a
と、中間層7bと、上層7cが設けられている。
【0022】ここで、第一の種類の金属M1と第二の種
類の金属M2とを同一金属で構成しても差し支えない。
【0023】また、本発明に係る半導体装置およびその
製造方法において部品として用いられる多層のリードフ
レームの層構造は、とりわけその製造方法において特徴
的であるので、以下にその概要を説明する。
【0024】多層のリードフレームは、金属バンプに当
接して接合される層を下層、上表面を構成する層を上層
とし、また上層と下層間にある層を中間層とする。中間
層がない構成は全体が二層構成であり、中間層が一層構
成では全体が三層構成であり、中間層が二層構成では全
体が四層構成となる。ここで下層が第二の種類の金属に
より構成されている。
【0025】下層を構成する第二の種類の金属として、
金、銀、パラジウム等が好ましい。したがって、本発明
に用いられる多層のリードフレームの好適な例として、
三層構成の例には以下のようなものがある。 (1)金が下層、ニッケルが中間層、銅が上層の三層構
成。 (2)金が下層、パラジウムが中間層、銅が上層の三層
構成。 (3)銀が下層、パラジウムが中間層、銅が上層の三層
構成。 (4)銀が下層、ニッケルが中間層、銅が上層の三層構
成。 (5)パラジウムが下層、ニッケルが中間層、銅が上層
の三層構成。
【0026】さらに、二層構成の例には以下のようなも
のがある。 (6)金が下層、銅が上層の二層構成。 (7)銀が下層、銅が上層の二層構成。 (8)パラジウムが下層、銅が上層の二層構成。 プロセス上の理由から銅の上に中間層、下層もしくは下
層のみと同じ金属層ができる場合もある。
【0027】上記のうち、ケース(6)の金が下層、銅
が上層でプロセス上の問題から上層の銅の上にさらに金
属が形成されるリードフレームの製造方法を、図2〜図
8に基づいて説明する。図2〜図8は、このリードフレ
ームの製造方法における各工程毎の断面図を表すもので
ある。
【0028】図2に示されるように、基板として銅板1
1を用意し、この銅板11上に、図3に示されるような
パターン層12を選択的に形成させる。パターン層12
を形成した後、図4に示したように、パターン層12が
形成された側の銅板11の表面にパターン層12をマス
クとして金をめっきして、例えば厚さ0.1ミクロン〜
5ミクロンの下層金層23aを形成させる。この下層金
層23aの上に銅をめっきして、図5に示されるよう
に、例えば厚さ5ミクロン〜20ミクロンの銅層23b
を形成させる。
【0029】銅層23bを形成した後、図6に示される
ように、下層金層23aを形成したのと同様にして、銅
層23bの上に金をめっきして例えば厚さ0.1ミクロ
ン〜5ミクロンの上層金層23cを形成させ、下層金層
23aと銅層23bと上層金層23cとの3層構造より
なる細線リード23を形成させる。
【0030】上層金層23cを形成した後、図7に示さ
れるようにパターン層12を除去した後、細線リード2
3の先端部を除いて選択的に絶縁レジスト膜14を選択
的に形成させる。その後、銅板11を選択的にエッチン
グする。このときのエッチングストップ層は下層金層2
3aてある。
【0031】これにより、図8に示したように、一面側
が下層金層23aで他面側が上層金層23cでありかつ
上層金層23aと下層金層23cとの間に銅層13bが
挿入された3層構造の細線リード23を有するリ−ドフ
レ−ムが形成される。
【0032】図9は、本発明に係る半導体装置の第二の
実施形態の模式断面図である。同図に示されるように、
本発明に係る半導体装置201は、半導体チップ202
の電極パッド203上に第一の種類の金属として金(A
u)、または銀(Ag)、またはパラジウム(Pd)ま
たはアルミニウム(Al)または銅(Cu)による金属
バンプ205が形成され、この金属バンプ205に、第
二の種類の金属として金(Au)層が下層206aとし
て下端面に設けられた、三層構成の細線リード206を
有するリードフレーム207が接合されて成る。細線リ
ード206の中間層206bは銅(Cu)であり、上層
206cは金(Au)で構成されている。
【0033】図10は、本発明に係る半導体装置の第三
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置301は、半導体チップ3
02の電極パッド303上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ305が形成され、この金属バンプ305
に、第二の種類の金属として金(Au)層が下層306
aとして下端面に設けられた、三層構成の細線リード3
06を有するリードフレーム307が接合されて成る。
細線リード306の中間層306bはニッケル(Ni)
であり、上層306cは銅(Cu)で構成されている。
【0034】図11は、本発明に係る半導体装置の第四
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置401は、半導体チップ4
02の電極パッド403上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ405が形成され、この金属バンプ405
に、第二の種類の金属として金層(Au)が下層406
aとして下端面に設けられた、三層構成の細線リード4
06を有するリードフレーム407が接合されて成る。
細線リード406の中間層406bはパラジウム(P
d)であり、上層406cは銅(Cu)で構成されてい
る。
【0035】図12は、本発明に係る半導体装置の第五
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置501は、半導体チップ5
02の電極パッド503上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ505が形成され、この金属バンプ505
に、第二の種類の金属として銀(Ag)層が下層506
aとして下端面に設けられた、三層構成の細線リード5
06を有するリードフレーム507が接合されて成る。
細線リード506の中間層506bはパラジウム(P
d)であり、上層506cは銅(Cu)で構成されてい
る。
【0036】図13は、本発明に係る半導体装置の第六
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置601は、半導体チップ6
02の電極パッド603上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ605が形成され、この金属バンプ605
に、第二の種類の金属として銀(Ag)層が下層606
aとして下端面に設けられた、三層構成の細線リード6
06を有するリードフレーム607が接合されて成る。
細線リード606の中間層606bはニッケル(Ni)
であり、上層606cは銅(Cu)で構成されている。
【0037】図14は、本発明に係る半導体装置の第七
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置701は、半導体チップ7
02の電極パッド703上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ705が形成され、この金属バンプ705
に、第二の種類の金属としてパラジウム(Pd)層が下
層706aとして下端面に設けられた、三層構成の細線
リード706を有するリードフレーム707が接合され
て成る。細線リード706の中間層706bはニッケル
(Ni)であり、上層706cは銅(Cu)で構成され
ている。
【0038】図15は、本発明に係る半導体装置の第八
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置801は、半導体チップ8
02の電極パッド803上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ805が形成される。この金属バンプ80
5に、第二の種類の金属として金(Au)層806aが
下層表面に設けられ、上層806bが銅(Cu)で構成
された二層構成の細線リード806を有するリードフレ
ーム807が接合されて成る。
【0039】図16は、本発明に係る半導体装置の第九
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置901は、半導体チップ9
02の電極パッド903上に第一の種類の金属として金
(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム(P
d)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)によ
る金属バンプ905が形成される。この金属バンプ90
5に、第二の種類の金属として銀(Ag)層906aが
下層表面に設けられ、上層906bが銅(Cu)で構成
された二層構成の細線リード906を有するリードフレ
ーム907が接合されて成る。
【0040】図17は、本発明に係る半導体装置の第十
の実施形態の模式断面図である。同図に示されるよう
に、本発明に係る半導体装置1001は、半導体チップ
1002の電極パッド1003上に第一の種類の金属と
して金(Au)、または銀(Ag)、またはパラジウム
(Pd)またはアルミニウム(Al)または銅(Cu)
による金属バンプ1005が形成される。この金属バン
プ1005に、第二の種類の金属としてパラジウム(P
d)層1006aが下層表面に設けられ、上層1006
bが銅(Cu)で構成された二層構成の細線リード10
06を有するリードフレーム1007が接合されて成
る。
【0041】なお前記第二から第十の実施形態の半導体
装置の動作の特徴は、前記第一の実施形態におけると略
同じである。
【0042】図18および図19は、本発明に係る半導
体装置の製造方法の第一の実施形態の各工程の説明図で
ある。本発明に係る半導体装置の製造方法の第一の実施
形態は、第一の工程として、図18に示されるように、
バンプボンダー181等を用いて半導体チップ180の
電極パッド182上に第一の種類の金属による金属バン
プ183を形成させる。
【0043】この場合、半導体チップ180としてはシ
リコンチップの他、GaAsやGaP、GaNなどの化
合物半導体によるチップが適用される。本実施形態では
例としてシリコンチップを適用している。
【0044】同様に、金属バンプ183としては前記の
ように第一の種類の金属として金(Au)バンプ、また
は銀(Ag)バンプ、またはパラジウム(Pd)バンプ
またはアルミニウム(Al)バンプまたは銅(Cu)バ
ンプなどが適用される。本実施形態では例として金バン
プを適用している。
【0045】なおパラジウム(Pd)バンプまたはアル
ミニウム(Al)または銅(Cu)を適用するときは、
還元雰囲気下で行うことが好ましい。
【0046】図18において、シリコンチップ180の
アルミニウ製電極パッド182上に、超音波式のバンプ
ボンダー181を用いて、超音波USを作用させ、金
(Au)バンプ183を接続電極として形成させる。こ
の形成条件としては、線径が25ミクロンの金線を用
い、30gの圧力を加えつつ、周波数60kHz〜20
0kHzで出力10mW〜50mWの超音波Usを10
m秒〜50m秒加えて、ボール径が45ミクロンの金バ
ンプ183を形成させる。
【0047】前記のように形成された金バンプ183
に、各バンプあたり50gの圧力を数秒加えて平坦化処
理を行う。このようにして、アルミニウ製電極パッド1
82上への金バンプ183の形成が完了する。
【0048】つぎの工程では、図19に示されるよう
に、この金バンプ183を介して電極パッド182と、
第二の種類の金属M2により部分的に金属めっきされた
多層構造のリードフレーム185とを、加熱Hと加圧P
下で超音波Usを作用させて接合させる。
【0049】金バンプ(第一の種類の金属M1で構成)
183の上に多層構成のリードフレーム185の細線リ
ードの下端面(第二の種類の金属で構成)185aを当
接させ、超音波式のシングルポイントボンダー190に
よってリードフレーム185の細線リード部分を金バン
プ183に接合させる。この接合条件の例としては、温
度(H)として摂氏100度〜200度の加熱下で、リ
ードフレームの先端部に50g〜200gの圧力(P)
を加えつつ、周波数60kHz〜200kHzで出力1
0mW〜100mWの超音波USを10m秒〜50m秒
間加える。
【0050】あるいは、超音波を加えることなく、リー
ドフレームと金バンプの両方を加圧するとともに加熱す
ることによっても接合できる。たとえば加熱温度は摂氏
100度〜500度で、各バンプあたり50g〜150
gの圧力を5秒〜15秒加えることにより行うことが可
能である。この接合条件によれば、一回の加圧ですべて
のリードフレームと金バンプを一挙に接合することが可
能であり、よって生産性が向上する。
【0051】また、第一の種類の金属M1と第二の種類
の金属M2を同一金属とすると、金属バンプとリードフ
レームの接合部分が溶融時の相溶性にすぐれることによ
り、接合精度が高くしかも良質の接合ができる。
【0052】また、多層のリードフレームの下端面に酸
化膜や有機物が形成されていると良好な接合が困難にな
るので、リードフレームを金属バンプに接合させるに先
立って、アルゴンガスあるいは水素などのプラズマによ
るリードフレーム接合面のスパッタリングを行い、リー
ドフレームの接合面上に形成された酸化膜や有機物を除
去する工程を加えることが好ましい。この除去工程によ
って、接合性の改善が可能になる。
【0053】このように、本発明によれば、ボール状の
金(Au)バンプを形成させ、この金バンプを介して、
多層構成のリードフレームを半導体チップのアルミニウ
製の電極パッドに接合させるものであるから、接合時に
加えられる圧力や超音波振動といった衝撃が金バンプに
より吸収され、あるいは減衰されて影響が緩和される。
【0054】この衝撃緩和により、半導体チップの電極
パッド下が損傷されたり、または電極パッドとシリコン
基板の間の層間膜にクラックがはいり、電極パッドとシ
リコン間で電気的リークが発生したり、あるいはシリコ
ン基板に部分的に割れることにより、接合部が剥がれる
といった不都合の発生が抑制され、よって安定動作でか
つ信頼性の高い半導体装置を実現することが可能にな
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る半導体装置の製造方法は、半導体チップの電極パ
ッド上に第一の種類の金属による金属バンプを形成させ
る工程と、該金属バンプを介して、前記電極パッドと、
第二の種類の金属により部分的に金属めっきされた多層
構造のリードフレームとを、少なくとも加熱と加圧によ
り接合させる工程とを具備するものであるから、金属バ
ンプが振動を吸収する結果、電極パッド下に発生しがち
であった半導体チップの損傷発生を回避することができ
るという効果を奏する。
【0056】さらに、接合操作が加熱と加圧であり、振
動等を伴わないから半導体チップやその電極パッドに衝
撃が加わることがなく、よって接合操作中にリードのず
れが発生しないため、接合精度を向上させることができ
る。これにより、電極パッドのピッチが狭い半導体チッ
プでも良好な接合が可能になる。
【0057】前記に加えて、全リードを一挙に接合でき
るゆえ、生産性が向上する。
【0058】本発明の請求項2に係る半導体装置の製造
方法は、請求項1において前記接合を、加熱および加圧
および超音波を加えて行う構成とするものであるから、
超音波によるエネルギーが加算されることで、より効率
的な接合が可能になる。
【0059】本発明の請求項3に係る半導体装置の製造
方法は、請求項1において第一の種類の金属と第二の種
類の金属を同一金属とする構成とするものであるから、
金属バンプとリードフレームの接合部分が溶融時の相溶
性にすぐれることにより、接合精度が高くしかも良質の
接合が可能になる。
【0060】本発明の請求項4に係る半導体装置の製造
方法は、請求項1において第一の種類の金属と第二の種
類の金属を同一金属とする構成とするものであるから、
金属バンプとリードフレームの接合部分が溶融時の相溶
性にすぐれることにより、かつ超音波の作用により良質
の接合が高効率で可能になる。
【0061】本発明の請求項5に係る半導体装置の製造
方法は、請求項1においてリードフレームを金属バンプ
に接合させるに先立って、リードフレームの少なくとも
接合部分の表面をプラズマ照射により処理する工程を有
するものであるから、表面に析出や堆積あるいは付着し
ていて接合に支障をきたすコンタミナントを除去でき、
よって良質の接合を可能にする。
【0062】本発明の請求項6に係る半導体装置は、半
導体チップの電極パッド上に第一の種類の金属による金
属バンプが形成され、該金属バンプに、第二の種類の金
属が表面に設けられた多層構成のリードフレームが接合
された構成であるから、たとえばプリント回路基板への
組付け時や、組付け後の動作時に、半導体装置の外部か
らリードフレームを経て伝わる熱的あるいは機械的イン
パクトが金属バンプにおいて吸収され、または減衰され
て、これらインパクトの電極パッドや半導体チップへの
好ましくない影響が軽減され、よって安定動作および長
寿命が実現される。
【0063】また本発明の請求項7に係る半導体装置
は、第一の種類の金属と第二の種類の金属が同一金属と
して構成されているから、金属バンプとリードフレーム
の接合部分が溶融時の相溶性にすぐれ、よって接合精度
が高くしかも良質の接合がなされることで、安定動作お
よび長寿命が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の第一の実施形態の模
式断面図である。
【図2】本発明に適用されるリードフレームの例の製造
方法における工程の断面図である。
【図3】図2に続く工程の説明図である。
【図4】図3に続く工程の説明図である。
【図5】図4に続く工程の説明図である。
【図6】図5に続く工程の説明図である。
【図7】図6に続く工程の説明図である。
【図8】図7に続く工程の説明図である。
【図9】本発明に係る半導体装置の第二の実施形態の模
式断面図である。
【図10】本発明に係る半導体装置の第三の実施形態の
模式断面図である。
【図11】本発明に係る半導体装置の第四の実施形態の
模式断面図である。
【図12】本発明に係る半導体装置の第五の実施形態の
模式断面図である。
【図13】本発明に係る半導体装置の第六の実施形態の
模式断面図である。
【図14】本発明に係る半導体装置の第七の実施形態の
模式断面図である。
【図15】本発明に係る半導体装置の第八の実施形態の
模式断面図である。
【図16】本発明に係る半導体装置の第九の実施形態の
模式断面図である。
【図17】本発明に係る半導体装置の第十の実施形態の
模式断面図である。
【図18】本発明に係る半導体装置の製造方法の第一の
実施形態の工程説明図である。
【図19】図18に続く工程の説明図である。
【符号の説明】
1…本発明に係る半導体装置、2…半導体チップ、3…
電極パッド、5…金属バンプ、6…リードフレーム、7
…細線リード、7a…下層、7b…中間層、7c…上
層、M1…第一の種類の金属、M2…第二の種類の金属

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップの電極パッド上に第一の種
    類の金属による金属バンプを形成させる工程と、 該金属バンプを介して、前記電極パッドと、第二の種類
    の金属により部分的に金属めっきされた多層構造のリー
    ドフレームとを、少なくとも加熱と加圧により接合させ
    る工程と、を具備することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記接合を、加熱および加圧および超音
    波を加えて行うことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の種類の金属と前記第二の種類
    の金属を同一金属とすることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第一の種類の金属と前記第二の種類
    の金属を同一金属とすることを特徴とする請求項2記載
    の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記リードフレームを前記金属バンプに
    接合させるに先立って、前記リードフレームの少なくと
    も接合部分の表面をプラズマ照射により処理する工程を
    有することを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体チップの電極パッド上に第一の種
    類の金属による金属バンプが形成され、該金属バンプ
    に、第二の種類の金属が表面に設けられた多層構成のリ
    ードフレームが接合されたことを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第一の種類の金属と前記第二の種類
    の金属が同一金属であることを特徴とする請求項6記載
    の半導体装置。
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