JPH11138472A - 水平多関節ロボット - Google Patents
水平多関節ロボットInfo
- Publication number
- JPH11138472A JPH11138472A JP32228697A JP32228697A JPH11138472A JP H11138472 A JPH11138472 A JP H11138472A JP 32228697 A JP32228697 A JP 32228697A JP 32228697 A JP32228697 A JP 32228697A JP H11138472 A JPH11138472 A JP H11138472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- pulley
- fixed
- shaft
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高さの低い水平多関節ロボットを提供する。
【解決手段】 中空状の胴体部2と、胴体部2の上方に
設けた第1のアーム4、第2のアーム5および第3のア
ーム6と、これらのアームを駆動する駆動モータ3を胴
体部2の中に収納した水平多関節ロボットにおいて、胴
体部2の上面の第1のアーム4の動作に干渉しない位置
に突出させたモータ取付部22を設け、モータ取付部2
2に駆動モータ3を配置したものである。これにより、
胴体部2の底から第3のアーム6の上面までの高さを低
く抑えることができる。
設けた第1のアーム4、第2のアーム5および第3のア
ーム6と、これらのアームを駆動する駆動モータ3を胴
体部2の中に収納した水平多関節ロボットにおいて、胴
体部2の上面の第1のアーム4の動作に干渉しない位置
に突出させたモータ取付部22を設け、モータ取付部2
2に駆動モータ3を配置したものである。これにより、
胴体部2の底から第3のアーム6の上面までの高さを低
く抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置な
どに使用される水平多関節ロボットに関し、とくに最終
アームの先端が直進するものに関する。
どに使用される水平多関節ロボットに関し、とくに最終
アームの先端が直進するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、最終アームの先端が直進するよう
にしたの水平多関節ロボットは、例えば図5に示すよう
に構成されている。すなわち、旋回し得るベース1の上
に胴体部2を載置し、胴体部2の内部にモータ軸31を
上方に向けた駆動モータ3を設け、胴体部2の上面には
貫通穴21を設けてある。モータ軸31はカップリング
32、減速機33を介して中空の出力軸34に連結し、
出力軸34は貫通穴21を通して胴体部2の上面から突
出させてある。出力軸34には水平方向に伸びる第1の
アーム4の一方端を固定してある。出力軸34の中空部
には、軸受35を介して固定軸36を設け、一方端を胴
体部2に固定し、他方端には第1のプーリ41を固定し
てある。第1のアーム4の他方端には軸受42を介して
支持した第1の旋回軸43を設け、第1の旋回軸43の
第1のアーム4側に第2のプーリ44を固定し、第1の
プーリ41と第2のプーリ44とには第1のベルト45
を巻き掛けてある。第1の旋回軸43には水平方向に伸
びる第2のアーム5の一方側を固定してあるとともに、
第2のアーム5側には第3のプーリ51を固定してあ
る。第2のアーム5の他方端には軸受52を介して支持
した第2の旋回軸53を設け、第2の旋回軸53の第2
のアーム5側に第4のプーリ54を固定し、第3のプー
リ51と第4のプーリ54とには第2のベルト55を巻
き掛けてある。また、第2の旋回軸53には水平方向に
伸びる第3のアーム6の一方端を固定してある。第3の
アーム6の他方端にはワークWを把持する把持装置63
を設けてある。この場合、上記各プーリと各ベルトによ
って第3のアーム6が平行リンク機構によって動作する
場合と同様の動作をするようにしてある。すなわち、第
1のアーム4の旋回角度にかかわらず、第3のアーム6
は常に一定の方向を維持しながら移動する
にしたの水平多関節ロボットは、例えば図5に示すよう
に構成されている。すなわち、旋回し得るベース1の上
に胴体部2を載置し、胴体部2の内部にモータ軸31を
上方に向けた駆動モータ3を設け、胴体部2の上面には
貫通穴21を設けてある。モータ軸31はカップリング
32、減速機33を介して中空の出力軸34に連結し、
出力軸34は貫通穴21を通して胴体部2の上面から突
出させてある。出力軸34には水平方向に伸びる第1の
アーム4の一方端を固定してある。出力軸34の中空部
には、軸受35を介して固定軸36を設け、一方端を胴
体部2に固定し、他方端には第1のプーリ41を固定し
てある。第1のアーム4の他方端には軸受42を介して
支持した第1の旋回軸43を設け、第1の旋回軸43の
第1のアーム4側に第2のプーリ44を固定し、第1の
プーリ41と第2のプーリ44とには第1のベルト45
を巻き掛けてある。第1の旋回軸43には水平方向に伸
びる第2のアーム5の一方側を固定してあるとともに、
第2のアーム5側には第3のプーリ51を固定してあ
る。第2のアーム5の他方端には軸受52を介して支持
した第2の旋回軸53を設け、第2の旋回軸53の第2
のアーム5側に第4のプーリ54を固定し、第3のプー
リ51と第4のプーリ54とには第2のベルト55を巻
き掛けてある。また、第2の旋回軸53には水平方向に
伸びる第3のアーム6の一方端を固定してある。第3の
アーム6の他方端にはワークWを把持する把持装置63
を設けてある。この場合、上記各プーリと各ベルトによ
って第3のアーム6が平行リンク機構によって動作する
場合と同様の動作をするようにしてある。すなわち、第
1のアーム4の旋回角度にかかわらず、第3のアーム6
は常に一定の方向を維持しながら移動する
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、第1のアーム4の下面から下方に形成された胴
体部2の中にアーム駆動用の駆動モータ3、カップリン
グ32、減速機33等を収納しているため、胴体部2の
底から第3アーム6の上面までの高さHが高くなり、ロ
ボット全体の大きさが大きくなるという問題があった。
本発明は、胴体部の形状を変えて、高さの低い水平多関
節ロボットを提供することを目的とする。
術では、第1のアーム4の下面から下方に形成された胴
体部2の中にアーム駆動用の駆動モータ3、カップリン
グ32、減速機33等を収納しているため、胴体部2の
底から第3アーム6の上面までの高さHが高くなり、ロ
ボット全体の大きさが大きくなるという問題があった。
本発明は、胴体部の形状を変えて、高さの低い水平多関
節ロボットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、中空状の胴体部と、前記胴体部の上面に
設けた貫通穴と、前記胴体部の内部に設けた駆動モータ
と、前記駆動モータによって駆動され、前記胴体部の貫
通穴から上方に突出した中空状の出力軸と、前記出力軸
の中空部に通した固定軸と、前記出力軸に一方端を固定
した水平方向に伸びる第1のアームと、前記固定軸の他
方端に固定した第1のプーリと、前記第1のアームの他
方端に軸受を介して支持した第1の旋回軸と、前記第1
の旋回軸の前記第1のアーム側に固定した第2のプーリ
と、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに巻き掛け
た第1のベルトと、前記第1の旋回軸に一方側を固定し
た水平方向に伸びる第2のアームと、前記第1の旋回軸
の前記第2のアーム側に固定した第3のプーリと、前記
第2のアームの他方端に軸受を介して支持した第2の旋
回軸と、前記第2の旋回軸の前記第2のアーム側に固定
した第4のプーリと、前記第3のプーリと前記第4のプ
ーリとに巻き掛けた第2のベルトと、前記第2の旋回軸
に一方端を固定した水平方向に伸びる第3のアームと前
記第3アームの先端に設けた把持装置とを備えた水平多
関節ロボットにおいて、前記胴体部は、前記貫通穴の横
方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部を備
え、前記駆動モータは前記モータ取付部に下方に向けて
配置したものである。また、前記駆動モータと、前記出
力軸と、前記固定軸と、前記第1のアームと、前記第1
のプーリと、前記第1の旋回軸と、前記第2のプーリ
と、前記第1のベルトと、前記第2のアームと、前記第
3のプーリと、前記第2の旋回軸と、前記第4のプーリ
と、前記第2のベルトと、前記第3のアームと、前記把
持装置とからなるアーム駆動機構を二組設け、前記二組
のアーム駆動機構を前記把持装置の移動軌跡を中心線と
して対称の位置に配置したものである。また、前記モー
タ取付部の高さは、前記第2アームの下面の高さより僅
かに低くしてあるものである。また、前記モータ取付部
は、前記第1のアームの所定旋回角度の範囲を超えた位
置に設けたものである。これにより、胴体部の底から第
3のアームの上面までの高さを低く抑えることができ
る。
め、本発明は、中空状の胴体部と、前記胴体部の上面に
設けた貫通穴と、前記胴体部の内部に設けた駆動モータ
と、前記駆動モータによって駆動され、前記胴体部の貫
通穴から上方に突出した中空状の出力軸と、前記出力軸
の中空部に通した固定軸と、前記出力軸に一方端を固定
した水平方向に伸びる第1のアームと、前記固定軸の他
方端に固定した第1のプーリと、前記第1のアームの他
方端に軸受を介して支持した第1の旋回軸と、前記第1
の旋回軸の前記第1のアーム側に固定した第2のプーリ
と、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに巻き掛け
た第1のベルトと、前記第1の旋回軸に一方側を固定し
た水平方向に伸びる第2のアームと、前記第1の旋回軸
の前記第2のアーム側に固定した第3のプーリと、前記
第2のアームの他方端に軸受を介して支持した第2の旋
回軸と、前記第2の旋回軸の前記第2のアーム側に固定
した第4のプーリと、前記第3のプーリと前記第4のプ
ーリとに巻き掛けた第2のベルトと、前記第2の旋回軸
に一方端を固定した水平方向に伸びる第3のアームと前
記第3アームの先端に設けた把持装置とを備えた水平多
関節ロボットにおいて、前記胴体部は、前記貫通穴の横
方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部を備
え、前記駆動モータは前記モータ取付部に下方に向けて
配置したものである。また、前記駆動モータと、前記出
力軸と、前記固定軸と、前記第1のアームと、前記第1
のプーリと、前記第1の旋回軸と、前記第2のプーリ
と、前記第1のベルトと、前記第2のアームと、前記第
3のプーリと、前記第2の旋回軸と、前記第4のプーリ
と、前記第2のベルトと、前記第3のアームと、前記把
持装置とからなるアーム駆動機構を二組設け、前記二組
のアーム駆動機構を前記把持装置の移動軌跡を中心線と
して対称の位置に配置したものである。また、前記モー
タ取付部の高さは、前記第2アームの下面の高さより僅
かに低くしてあるものである。また、前記モータ取付部
は、前記第1のアームの所定旋回角度の範囲を超えた位
置に設けたものである。これにより、胴体部の底から第
3のアームの上面までの高さを低く抑えることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す正断
面図、図2はその平面図、図3は側面図で、一部を断面
で示してある。図において、1はベース、2は中空状の
胴体部、21は上面に設けた貫通穴、22は貫通穴21
の横方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部
である。3はモータ取付部22の下側に配置した駆動モ
ータで、モータ軸31を下方に向けてある。32Aは中
間軸で、モータ軸31とベルト32Bにより連結されて
いる。33は中間軸32Aに入力側歯車33Aを固定し
た減速機、34は中空状の出力軸で、胴体部2の貫通穴
21から上方に突出させてあり、減速機33の出力側歯
車33Bを固定してある。36は出力軸34の中空部に
通した固定軸で、軸受35を介して支持し、一方端を胴
体部2の底面に固定してある。4は出力軸34に一方端
を固定した、水平方向に伸びる第1のアームである。な
お、モータ取付部22の高さを決めるときは、第2アー
ム5の下面の高さより僅かに低くなるようにしてある。
41は固定軸36の他方端に固定した第1のプーリであ
る。42は第1のアーム4の他方端に設けた軸受、43
は軸受42を介して支持した第1の旋回軸、44は第1
の旋回軸43の第1のアーム4側に固定した第2のプー
リ、45は第1のプーリ41と第2のプーリ44とに巻
き掛けた第1のベルトである。5は第1の旋回軸43に
一方側を固定した水平方向に伸びる第2のアーム、51
は第1の旋回軸43の第2のアーム5側に固定した第3
のプーリである。52は軸受、53は第2のアーム5の
他方端に軸受52を介して支持した第2の旋回軸であ
る。54は第2の旋回軸53の第2のアーム5側に固定
した第4のプーリである。55は第3のプーリ51と第
4のプーリ54とに巻き掛けた第2のベルトである。6
は第2の旋回軸53に一方端を固定した水平方向に伸び
る第3のアームである。なお、第3アーム6は、第1の
アーム4と第2のアーム5を直線状になるように配置し
たとき、第2のアーム5と平行になるように配置した中
間部61と、中間部61を第2アーム5の先端に設けた
第2の旋回軸53から垂直方向にオフセットするように
中間部61から垂直に伸びる基部62とで構成してあ
る。63は第3のアーム6の中間部61の先端に設けた
ワークWを把持する把持装置である。
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す正断
面図、図2はその平面図、図3は側面図で、一部を断面
で示してある。図において、1はベース、2は中空状の
胴体部、21は上面に設けた貫通穴、22は貫通穴21
の横方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部
である。3はモータ取付部22の下側に配置した駆動モ
ータで、モータ軸31を下方に向けてある。32Aは中
間軸で、モータ軸31とベルト32Bにより連結されて
いる。33は中間軸32Aに入力側歯車33Aを固定し
た減速機、34は中空状の出力軸で、胴体部2の貫通穴
21から上方に突出させてあり、減速機33の出力側歯
車33Bを固定してある。36は出力軸34の中空部に
通した固定軸で、軸受35を介して支持し、一方端を胴
体部2の底面に固定してある。4は出力軸34に一方端
を固定した、水平方向に伸びる第1のアームである。な
お、モータ取付部22の高さを決めるときは、第2アー
ム5の下面の高さより僅かに低くなるようにしてある。
41は固定軸36の他方端に固定した第1のプーリであ
る。42は第1のアーム4の他方端に設けた軸受、43
は軸受42を介して支持した第1の旋回軸、44は第1
の旋回軸43の第1のアーム4側に固定した第2のプー
リ、45は第1のプーリ41と第2のプーリ44とに巻
き掛けた第1のベルトである。5は第1の旋回軸43に
一方側を固定した水平方向に伸びる第2のアーム、51
は第1の旋回軸43の第2のアーム5側に固定した第3
のプーリである。52は軸受、53は第2のアーム5の
他方端に軸受52を介して支持した第2の旋回軸であ
る。54は第2の旋回軸53の第2のアーム5側に固定
した第4のプーリである。55は第3のプーリ51と第
4のプーリ54とに巻き掛けた第2のベルトである。6
は第2の旋回軸53に一方端を固定した水平方向に伸び
る第3のアームである。なお、第3アーム6は、第1の
アーム4と第2のアーム5を直線状になるように配置し
たとき、第2のアーム5と平行になるように配置した中
間部61と、中間部61を第2アーム5の先端に設けた
第2の旋回軸53から垂直方向にオフセットするように
中間部61から垂直に伸びる基部62とで構成してあ
る。63は第3のアーム6の中間部61の先端に設けた
ワークWを把持する把持装置である。
【0006】ここで、本発明が従来例と異なるのは、胴
体部2の貫通穴21の横方向に間隔を置いて上方に突出
させたモータ取付部22を設け、モータ取付部22に駆
動モータ3を下方に向けて配置した点である。ただし、
モータ取付部22は第1のアームの動作に干渉しない位
置に設けてある。ここで第1の実施例の動作を説明す
る。駆動モータ3により第1のアーム4を旋回すると、
図2(a)に示した第3のアーム6が胴体部2から最も
離れた位置から、図2(b)に示すように、第2のアー
ム5が第1のアーム4と逆方向に旋回し、更に第3のア
ーム6は第2のアーム5と逆方向に旋回し、第3のアー
ム6は常に平行に、かつ直線的に移動して胴体部2に近
づく。更に第1のアーム4を旋回すると、図2(c)に
示すように、第3のアーム6が胴体部2を通り過ぎる位
置まで移動する。なお、第3のアーム6の先端に取り付
けた把持装置63は第2のアーム5の先端に設けた第2
の旋回軸53から基部62の長さだけオフセットされて
いるので、把持装置63は、中間部61に平行で第2の
旋回軸53から基部62の長さだけオフセットされた移
動軌跡上を移動する。第1のアーム4とモータ取付部2
2はほぼ同じ高さに配置されているが、第1のアーム4
が旋回しても、モータ取付部22に干渉しないので第3
のアーム6の移動動作には影響を与えない。このような
構成により、駆動モータ3は胴体部2の貫通穴21の横
方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部22
に配置するので、駆動モータ3の取付位置は第1のアー
ム4とほぼ同じ高さになり、第1のアーム4の下面から
胴体部2の底面までの高さを低くすることができる。し
たがって、胴体部2の底から第3のアーム6の上面まで
の高さHを低く抑えることができる。
体部2の貫通穴21の横方向に間隔を置いて上方に突出
させたモータ取付部22を設け、モータ取付部22に駆
動モータ3を下方に向けて配置した点である。ただし、
モータ取付部22は第1のアームの動作に干渉しない位
置に設けてある。ここで第1の実施例の動作を説明す
る。駆動モータ3により第1のアーム4を旋回すると、
図2(a)に示した第3のアーム6が胴体部2から最も
離れた位置から、図2(b)に示すように、第2のアー
ム5が第1のアーム4と逆方向に旋回し、更に第3のア
ーム6は第2のアーム5と逆方向に旋回し、第3のアー
ム6は常に平行に、かつ直線的に移動して胴体部2に近
づく。更に第1のアーム4を旋回すると、図2(c)に
示すように、第3のアーム6が胴体部2を通り過ぎる位
置まで移動する。なお、第3のアーム6の先端に取り付
けた把持装置63は第2のアーム5の先端に設けた第2
の旋回軸53から基部62の長さだけオフセットされて
いるので、把持装置63は、中間部61に平行で第2の
旋回軸53から基部62の長さだけオフセットされた移
動軌跡上を移動する。第1のアーム4とモータ取付部2
2はほぼ同じ高さに配置されているが、第1のアーム4
が旋回しても、モータ取付部22に干渉しないので第3
のアーム6の移動動作には影響を与えない。このような
構成により、駆動モータ3は胴体部2の貫通穴21の横
方向に間隔を置いて上方に突出させたモータ取付部22
に配置するので、駆動モータ3の取付位置は第1のアー
ム4とほぼ同じ高さになり、第1のアーム4の下面から
胴体部2の底面までの高さを低くすることができる。し
たがって、胴体部2の底から第3のアーム6の上面まで
の高さHを低く抑えることができる。
【0007】図4は本発明の第2の実施例を示す(a)
平面図および(b)側面図である。この場合、第1の実
施例で説明した第3のアーム6に設けた把持装置63の
移動軌跡を中心線Cとしたとき、中心線Cに対して対称
の位置に駆動モータ3、中間軸32A、減速機33,出
力軸34、固定軸36、第1のアーム4、第2のアーム
5および第3のアーム6からなる二組のアーム駆動機構
7A,7Bを設けたものである。ここで、二つの第3ア
ーム6は互いに干渉しないように、第2アーム5の上面
からの高さを変えてある。なお、上記第1および第2の
実施例では、駆動モータ3と出力軸34との間に中間軸
32Aを設けた例について説明したが、駆動モータ3と
減速機33とを直接結合したものでもよく、また、駆動
モータ3を低速高トルクモータで構成し、駆動モータ3
のモータ軸31を直接出力軸34として用いてもよい。
平面図および(b)側面図である。この場合、第1の実
施例で説明した第3のアーム6に設けた把持装置63の
移動軌跡を中心線Cとしたとき、中心線Cに対して対称
の位置に駆動モータ3、中間軸32A、減速機33,出
力軸34、固定軸36、第1のアーム4、第2のアーム
5および第3のアーム6からなる二組のアーム駆動機構
7A,7Bを設けたものである。ここで、二つの第3ア
ーム6は互いに干渉しないように、第2アーム5の上面
からの高さを変えてある。なお、上記第1および第2の
実施例では、駆動モータ3と出力軸34との間に中間軸
32Aを設けた例について説明したが、駆動モータ3と
減速機33とを直接結合したものでもよく、また、駆動
モータ3を低速高トルクモータで構成し、駆動モータ3
のモータ軸31を直接出力軸34として用いてもよい。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、胴
体部の貫通穴の横方向で、第1のアームが旋回しても干
渉しない位置に間隔を置いて上方にモータ取付部を突出
させて設け、そのモータ取付部に駆動モータを配置して
あるので、駆動モータの取付位置は第1のアームとほぼ
同じ高さになり、第1のアームの下面から胴体部の底面
までの高さを低くすることができる。したがって、胴体
部の底から第3のアームの上面までの高さを低く抑える
ことができ、高さの低い水平多関節ロボットを提供でき
る効果がある。
体部の貫通穴の横方向で、第1のアームが旋回しても干
渉しない位置に間隔を置いて上方にモータ取付部を突出
させて設け、そのモータ取付部に駆動モータを配置して
あるので、駆動モータの取付位置は第1のアームとほぼ
同じ高さになり、第1のアームの下面から胴体部の底面
までの高さを低くすることができる。したがって、胴体
部の底から第3のアームの上面までの高さを低く抑える
ことができ、高さの低い水平多関節ロボットを提供でき
る効果がある。
【図1】 本発明の第1の実施例を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】 本発明の第1の実施例を示す平断面図で、第
3アームの移動動作を示している。
3アームの移動動作を示している。
【図3】 本発明の第1の実施例を示す正面図である。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す(a)平面図お
よび(b)正面図である。
よび(b)正面図である。
【図5】 従来例を示す平面図である。
1:ベース、2:胴体部、21:貫通穴、22:モータ
取付部、3:駆動モータ、31:モータ軸、32A:中
間軸、32B:ベルト、33:減速機、34:出力軸、
35:軸受、36:固定軸、4:第1のアーム、41:
第1のプーリ、42:軸受、43:第1の旋回軸、4
4:第2のプーリ、45:第1のベルト、5:第2のア
ーム、51:第3のプーリ、52:軸受、53:第2の
旋回軸、54:第4のプーリ、55:第2のベルト、
6:第3のアーム、61:中間部、62:基部、63:
把持装置、W:ワーク
取付部、3:駆動モータ、31:モータ軸、32A:中
間軸、32B:ベルト、33:減速機、34:出力軸、
35:軸受、36:固定軸、4:第1のアーム、41:
第1のプーリ、42:軸受、43:第1の旋回軸、4
4:第2のプーリ、45:第1のベルト、5:第2のア
ーム、51:第3のプーリ、52:軸受、53:第2の
旋回軸、54:第4のプーリ、55:第2のベルト、
6:第3のアーム、61:中間部、62:基部、63:
把持装置、W:ワーク
Claims (4)
- 【請求項1】 中空状の胴体部と、前記胴体部の上面に
設けた貫通穴と、前記胴体部の内部に設けた駆動モータ
と、前記駆動モータによって駆動され、前記胴体部の貫
通穴から上方に突出した中空状の出力軸と、前記出力軸
の中空部に通した固定軸と、前記出力軸に一方端を固定
した水平方向に伸びる第1のアームと、前記固定軸の他
方端に固定した第1のプーリと、前記第1のアームの他
方端に軸受を介して支持した第1の旋回軸と、前記第1
の旋回軸の前記第1のアーム側に固定した第2のプーリ
と、前記第1のプーリと前記第2のプーリとに巻き掛け
た第1のベルトと、前記第1の旋回軸に一方側を固定し
た水平方向に伸びる第2のアームと、前記第1の旋回軸
の前記第2のアーム側に固定した第3のプーリと、前記
第2のアームの他方端に軸受を介して支持した第2の旋
回軸と、前記第2の旋回軸の前記第2のアーム側に固定
した第4のプーリと、前記第3のプーリと前記第4のプ
ーリとに巻き掛けた第2のベルトと、前記第2の旋回軸
に一方端を固定した水平方向に伸びる第3のアームと、
前記第3アームの先端に設けた把持装置とを備えた水平
多関節ロボットにおいて、 前記胴体部は、前記貫通穴の横方向に間隔を置いて上方
に突出させたモータ取付部を備え、前記駆動モータは前
記モータ取付部に下方に向けて配置したことを特徴とす
る水平多関節ロボット。 - 【請求項2】 前記駆動モータと、前記出力軸と、前記
固定軸と、前記第1のアームと、前記第1のプーリと、
前記第1の旋回軸と、前記第2のプーリと、前記第1の
ベルトと、前記第2のアームと、前記第3のプーリと、
前記第2の旋回軸と、前記第4のプーリと、前記第2の
ベルトと、前記第3のアームと、前記把持装置とからな
るアーム駆動機構を二組設け、前記二組のアーム駆動機
構を前記把持装置の移動軌跡を中心線として対称の位置
に配置したことを特徴とする請求項1記載の水平多関節
ロボット。 - 【請求項3】 前記モータ取付部の高さは、前記第2の
アームの下面の高さより僅かに低くしてある請求項1ま
たは2記載の水平多関節ロボット。 - 【請求項4】 前記モータ取付部は、前記第1のアーム
の所定旋回角度の範囲を超えた位置に設けたことを特徴
とする請求項1から3までのいづれか1項に記載の水平
多関節ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32228697A JPH11138472A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水平多関節ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32228697A JPH11138472A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水平多関節ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138472A true JPH11138472A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18141947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32228697A Pending JPH11138472A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水平多関節ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138472A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004535072A (ja) * | 2001-07-13 | 2004-11-18 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 独立多エンドエフェクタを備えた基板移送装置 |
EP1498228A1 (en) * | 2003-07-14 | 2005-01-19 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Articulated robot |
KR101367454B1 (ko) * | 2005-12-05 | 2014-02-25 | 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 | 산업용 로보트 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP32228697A patent/JPH11138472A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004535072A (ja) * | 2001-07-13 | 2004-11-18 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 独立多エンドエフェクタを備えた基板移送装置 |
JP2011082532A (ja) * | 2001-07-13 | 2011-04-21 | Brooks Automation Inc | 独立多エンドエフェクタを備えた基板移送装置 |
EP1498228A1 (en) * | 2003-07-14 | 2005-01-19 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Articulated robot |
US7383751B2 (en) | 2003-07-14 | 2008-06-10 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Articulated robot |
KR101367454B1 (ko) * | 2005-12-05 | 2014-02-25 | 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 | 산업용 로보트 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7383751B2 (en) | Articulated robot | |
US20050079043A1 (en) | Two-arm transfer robot | |
JP2002184834A (ja) | 基板搬送用ロボット | |
KR20070094827A (ko) | 로봇의 관절구조 | |
US6570356B2 (en) | Robot system | |
JP2001038656A (ja) | 多関節型マニピュレータ | |
KR20130024855A (ko) | 로봇의 아암 구조체 및 로봇 | |
JPH11138472A (ja) | 水平多関節ロボット | |
US7040852B2 (en) | Robot arm mechanism and robot apparatus | |
JPH0630853B2 (ja) | 回動ア−ムの関節構造 | |
JPH11156769A (ja) | 双腕型スカラロボット | |
JPH11277467A (ja) | 薄型基板搬送ロボット | |
WO2001026865A1 (fr) | Manipulateur articule horizontal | |
US20030183672A1 (en) | Bonding apparatus | |
JPH04300190A (ja) | 産業用ロボットの手首装置 | |
JPH0966479A (ja) | スカラ型ロボットのアーム構造 | |
JPH08118269A (ja) | 産業用ロボット | |
KR100487152B1 (ko) | 다관절 로봇 | |
KR20200031188A (ko) | 수평 다관절 로봇 | |
JP2002172571A (ja) | ダブルアームおよびそれを備えたロボット | |
JP2001300873A (ja) | 閉リンクロボット装置 | |
JPH10249756A (ja) | 産業用ロボット | |
JPH054178A (ja) | 駆動装置 | |
KR200297093Y1 (ko) | 다관절 로봇용 요동축 구동장치 | |
JP2002222845A (ja) | 基板搬送用ロボット |