JPH11138453A - レンチ - Google Patents
レンチInfo
- Publication number
- JPH11138453A JPH11138453A JP32953897A JP32953897A JPH11138453A JP H11138453 A JPH11138453 A JP H11138453A JP 32953897 A JP32953897 A JP 32953897A JP 32953897 A JP32953897 A JP 32953897A JP H11138453 A JPH11138453 A JP H11138453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- socket
- fitted
- bolt
- wrench
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】柄1の回動により回動させ得る駆動軸2に
ソケット3を嵌着する形式のレンチにおいて、前記駆動
軸2とこれに嵌着したソケット3の内面3aとが、駆動軸
2の高さ方向における1つの所定位置C−C部分以外
に、駆動軸2の付け根2aにおける所定の高さLを有する
B−B部分においても接合するようにする。 【効果】駆動軸2にソケット3を嵌着した場合におい
て、駆動軸2とソケット3の内面3aとは、B−B及びC
−C部分の2個所において接合する。従って、ボルトや
ナットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付けた
ボルトやナットを緩める場合にも、ソケット3が締付力
に負けることがない。この結果、ボルトやナットを強く
締め付けたり、逆に、強い力で締め付けたボルトやナッ
トを緩めることが可能となる。
ソケット3を嵌着する形式のレンチにおいて、前記駆動
軸2とこれに嵌着したソケット3の内面3aとが、駆動軸
2の高さ方向における1つの所定位置C−C部分以外
に、駆動軸2の付け根2aにおける所定の高さLを有する
B−B部分においても接合するようにする。 【効果】駆動軸2にソケット3を嵌着した場合におい
て、駆動軸2とソケット3の内面3aとは、B−B及びC
−C部分の2個所において接合する。従って、ボルトや
ナットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付けた
ボルトやナットを緩める場合にも、ソケット3が締付力
に負けることがない。この結果、ボルトやナットを強く
締め付けたり、逆に、強い力で締め付けたボルトやナッ
トを緩めることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柄の回動により回
動させ得る駆動軸にソケットを嵌着する形式のレンチに
おいて、ソケットが駆動軸の付け根にまで嵌合するよう
にし、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強い
力で締め付けたボルトやナットを緩める場合にも、ソケ
ットが締付力に負けることがないように工夫したものに
関する。
動させ得る駆動軸にソケットを嵌着する形式のレンチに
おいて、ソケットが駆動軸の付け根にまで嵌合するよう
にし、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強い
力で締め付けたボルトやナットを緩める場合にも、ソケ
ットが締付力に負けることがないように工夫したものに
関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトあるいはナットを締め付ける手動
工具の一つにレンチがある。このレンチは、柄の回動に
より回動させ得る駆動軸にソケットを嵌着する形式のも
のである。この形式のレンチにあっては、通常、駆動軸
2'にソケット3'を嵌着したとき、駆動軸2'とソケット3'
の内面とが、駆動軸2'の高さ方向における1つの所定位
置のみで接合している。これを図3、図4に基いて説明
すると、柄1'の回動により回動させ得る駆動軸2'の中に
は、図3、図4(a) に示すように、付け根2a' 部分から
直ちに細くなり、それより下方に行くに従って徐々に太
くなり、さらに、それより下方に行くに従って再び細く
なっているものがある。この駆動軸2'にソケット3'を嵌
着した場合において、駆動軸2'とソケット3'の内面3a'
との嵌合による接合部分は、駆動軸2'の高さ方向におけ
る1つの所定位置、すなわち、駆動軸2'のうち最も太い
部分、換言すると、図4(a) におけるB'−B'部分のみで
あり、それ以外の部分では両者は接合していない。
工具の一つにレンチがある。このレンチは、柄の回動に
より回動させ得る駆動軸にソケットを嵌着する形式のも
のである。この形式のレンチにあっては、通常、駆動軸
2'にソケット3'を嵌着したとき、駆動軸2'とソケット3'
の内面とが、駆動軸2'の高さ方向における1つの所定位
置のみで接合している。これを図3、図4に基いて説明
すると、柄1'の回動により回動させ得る駆動軸2'の中に
は、図3、図4(a) に示すように、付け根2a' 部分から
直ちに細くなり、それより下方に行くに従って徐々に太
くなり、さらに、それより下方に行くに従って再び細く
なっているものがある。この駆動軸2'にソケット3'を嵌
着した場合において、駆動軸2'とソケット3'の内面3a'
との嵌合による接合部分は、駆動軸2'の高さ方向におけ
る1つの所定位置、すなわち、駆動軸2'のうち最も太い
部分、換言すると、図4(a) におけるB'−B'部分のみで
あり、それ以外の部分では両者は接合していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、駆動軸2'
とソケット3'の内面とが駆動軸2'の高さ方向における1
つの所定位置のみで接合している場合には、ボルトやナ
ットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付けたボ
ルトやナットを緩めるとき、ソケットが締付力に負けて
しまう。この結果、ボルトやナットを強く締め付けた
り、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩める
ことができない。本発明は、このような場合においても
ソケットが締付力に負けることがないようにしたもので
ある。
とソケット3'の内面とが駆動軸2'の高さ方向における1
つの所定位置のみで接合している場合には、ボルトやナ
ットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付けたボ
ルトやナットを緩めるとき、ソケットが締付力に負けて
しまう。この結果、ボルトやナットを強く締め付けた
り、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩める
ことができない。本発明は、このような場合においても
ソケットが締付力に負けることがないようにしたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、ソケットが
駆動軸の付け根にまで嵌合するようにすることによっ
て、換言すると、駆動軸とこれに嵌着したソケットの内
面とが、駆動軸の高さ方向における1つの所定位置以外
に、駆動軸の付け根においても接合するようにすること
によって、達成することができる。すなわち、本発明に
おいては、駆動軸2にソケット3を嵌着した場合におい
て、駆動軸2とソケット3の内面とが、駆動軸2の高さ
方向における1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根
2aにおける所定の高さLを有する部分においても接合す
るようにしてある。従って、本発明によるレンチを用い
た場合には、ソケット3が駆動軸2の高さ方向における
1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおいても
嵌合することになるから、ボルトやナットを強く締め付
けたり、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩
める場合にも、ソケット3が締付力に負けることがな
い。この結果、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆
に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩めることが
可能となる。
駆動軸の付け根にまで嵌合するようにすることによっ
て、換言すると、駆動軸とこれに嵌着したソケットの内
面とが、駆動軸の高さ方向における1つの所定位置以外
に、駆動軸の付け根においても接合するようにすること
によって、達成することができる。すなわち、本発明に
おいては、駆動軸2にソケット3を嵌着した場合におい
て、駆動軸2とソケット3の内面とが、駆動軸2の高さ
方向における1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根
2aにおける所定の高さLを有する部分においても接合す
るようにしてある。従って、本発明によるレンチを用い
た場合には、ソケット3が駆動軸2の高さ方向における
1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおいても
嵌合することになるから、ボルトやナットを強く締め付
けたり、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩
める場合にも、ソケット3が締付力に負けることがな
い。この結果、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆
に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩めることが
可能となる。
【0005】なお、図面には、摘み4を切り替えること
により柄1を往動もしくは復動させるだけで、ラチェッ
ト方式により駆動軸2を右もしくは左の一方方向に回動
させ得るラチェット式レンチに本発明を応用した場合を
例示したが、本発明は、柄1に駆動軸2が固定されてい
るラチェット方式を備えていない形式のレンチにも応用
することができる。
により柄1を往動もしくは復動させるだけで、ラチェッ
ト方式により駆動軸2を右もしくは左の一方方向に回動
させ得るラチェット式レンチに本発明を応用した場合を
例示したが、本発明は、柄1に駆動軸2が固定されてい
るラチェット方式を備えていない形式のレンチにも応用
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を、
図1、図2に基いて詳細に説明する。ここに示すレンチ
は、摘み4を切り替えることにより柄1を往復回動させ
るだけで、ラチェット方式により駆動軸2を右もしくは
左の一定方向に回動させ得るラチェット式レンチであ
り、ソケット3を駆動軸2に嵌着する前の状態を図1に
示す。そして、ソケット3を駆動軸2に嵌着したときの
状態を図2(a) に示す。柄1は先端部分である首部分1a
とそれより後側の部分1bとが枢軸5で連結された形式の
ものである。これは、図1、図2の実線で示すように柄
1を真直ぐ延ばしたまま締付作業を行いにくい場合に
は、図1の鎖線で示すように、首部分1aに対してそれよ
り後側の部分1bを枢着部分から折曲した状態で、あるい
は、図面には示さないが、首部分1aに対してそれより後
側の部分1bを鎖線で示した場合とは逆の方向に枢着部分
から折曲した状態で、締付作業を行うことができるよう
にするためである。なお、このようにするための手段と
しては、例えば、首部分1aの後端部分もしくはそれより
後側の部分1bの先端部分を二股状とし、その部分に相手
側の端部を差し込んだ状態で枢軸5により両者を枢着す
る場合を挙げることができる。
図1、図2に基いて詳細に説明する。ここに示すレンチ
は、摘み4を切り替えることにより柄1を往復回動させ
るだけで、ラチェット方式により駆動軸2を右もしくは
左の一定方向に回動させ得るラチェット式レンチであ
り、ソケット3を駆動軸2に嵌着する前の状態を図1に
示す。そして、ソケット3を駆動軸2に嵌着したときの
状態を図2(a) に示す。柄1は先端部分である首部分1a
とそれより後側の部分1bとが枢軸5で連結された形式の
ものである。これは、図1、図2の実線で示すように柄
1を真直ぐ延ばしたまま締付作業を行いにくい場合に
は、図1の鎖線で示すように、首部分1aに対してそれよ
り後側の部分1bを枢着部分から折曲した状態で、あるい
は、図面には示さないが、首部分1aに対してそれより後
側の部分1bを鎖線で示した場合とは逆の方向に枢着部分
から折曲した状態で、締付作業を行うことができるよう
にするためである。なお、このようにするための手段と
しては、例えば、首部分1aの後端部分もしくはそれより
後側の部分1bの先端部分を二股状とし、その部分に相手
側の端部を差し込んだ状態で枢軸5により両者を枢着す
る場合を挙げることができる。
【0007】前記首部分1aにはこれと直交する軸線上に
駆動軸2が設けられており、この駆動軸2の付け根2a
は、図1(a) に示すように、所定の高さLだけ垂直な面
を有している。例えば、この付け根2a部分が横断面正方
形の場合には、所定の高さLを有する垂直な面が4つ形
成されていることになる。そして、駆動軸2の付け根2a
より下の部分はこの垂直な面からわずかに細くなり、そ
れより下方に行くに従って徐々に太くなり、さらに、そ
れより下方に行くに従って再び細くなっている。これに
対して、従来の場合の駆動軸2'は、図3、図4(a) に示
すように、付け根2a' 部分から直ちに細くなり、それよ
り下方に行くに従って徐々に太くなり、さらに、それよ
り下方に行くに従って再び細くなっているだけで、付け
根2a' 部分は本発明の場合のように所定の高さLの垂直
な面を有していない。
駆動軸2が設けられており、この駆動軸2の付け根2a
は、図1(a) に示すように、所定の高さLだけ垂直な面
を有している。例えば、この付け根2a部分が横断面正方
形の場合には、所定の高さLを有する垂直な面が4つ形
成されていることになる。そして、駆動軸2の付け根2a
より下の部分はこの垂直な面からわずかに細くなり、そ
れより下方に行くに従って徐々に太くなり、さらに、そ
れより下方に行くに従って再び細くなっている。これに
対して、従来の場合の駆動軸2'は、図3、図4(a) に示
すように、付け根2a' 部分から直ちに細くなり、それよ
り下方に行くに従って徐々に太くなり、さらに、それよ
り下方に行くに従って再び細くなっているだけで、付け
根2a' 部分は本発明の場合のように所定の高さLの垂直
な面を有していない。
【0008】前記駆動軸2に筒状のソケット3を嵌着す
ると、駆動軸2とソケット3とは駆動軸2の高さ方向に
おける1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにお
ける所定の高さLを有する部分においても接合する。こ
れを図2に基いて説明すると、駆動軸2とソケット3の
ほぼ上半分の内面3aとの嵌合による接合部分は、少なく
とも、駆動軸2の高さ方向における1つの所定位置(す
なわち、駆動軸2の太い部分、換言すると、図2(a) に
おけるC−C部分)と、駆動軸2の付け根2aにおける所
定の高さLを有する部分(すなわち、図2(a) における
B−B部分)との2個所であり、両者、すなわち、駆動
軸2とソケット3の上半分の内面3aとは少なくともこの
B−B及びC−C部分の2個所において接合する。
ると、駆動軸2とソケット3とは駆動軸2の高さ方向に
おける1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにお
ける所定の高さLを有する部分においても接合する。こ
れを図2に基いて説明すると、駆動軸2とソケット3の
ほぼ上半分の内面3aとの嵌合による接合部分は、少なく
とも、駆動軸2の高さ方向における1つの所定位置(す
なわち、駆動軸2の太い部分、換言すると、図2(a) に
おけるC−C部分)と、駆動軸2の付け根2aにおける所
定の高さLを有する部分(すなわち、図2(a) における
B−B部分)との2個所であり、両者、すなわち、駆動
軸2とソケット3の上半分の内面3aとは少なくともこの
B−B及びC−C部分の2個所において接合する。
【0009】このように、本発明の場合には、図2(a)
におけるC−C部分以外に、駆動軸2の付け根2a部分で
あるB−B部分においても、駆動軸2とソケット3のほ
ぼ上半分の内面3aとが接合することになる。図2(c)
に、C−C部分における接合状態が、図2(b) に、B−
B部分における接合状態が示されており、駆動軸2とソ
ケット3の高さ方向における少なくとも2個所におい
て、駆動軸2とソケット3の上半分の内面3aとが接合す
ることになる。すなわち、本発明においては、ソケット
3が駆動軸2の高さ方向における1つの所定位置以外
に、駆動軸2の付け根2aにおいても嵌合することになる
から、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強い
力で締め付けたボルトやナットを緩める場合にも、ソケ
ット3が締付力に負けることがない。この結果、ボルト
やナットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付け
たボルトやナットを緩めることが可能となる。
におけるC−C部分以外に、駆動軸2の付け根2a部分で
あるB−B部分においても、駆動軸2とソケット3のほ
ぼ上半分の内面3aとが接合することになる。図2(c)
に、C−C部分における接合状態が、図2(b) に、B−
B部分における接合状態が示されており、駆動軸2とソ
ケット3の高さ方向における少なくとも2個所におい
て、駆動軸2とソケット3の上半分の内面3aとが接合す
ることになる。すなわち、本発明においては、ソケット
3が駆動軸2の高さ方向における1つの所定位置以外
に、駆動軸2の付け根2aにおいても嵌合することになる
から、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強い
力で締め付けたボルトやナットを緩める場合にも、ソケ
ット3が締付力に負けることがない。この結果、ボルト
やナットを強く締め付けたり、逆に、強い力で締め付け
たボルトやナットを緩めることが可能となる。
【0010】駆動軸2のうち付け根2a以外の太い部分、
換言すると、図2(a) におけるC−C部分には、その1
つの外面から一部突出するごとく小球6が備えられてお
り、この小球6のほとんどは窪み7内に位置していてそ
の奥に位置せしめられているばね8により外方向に押し
付けられている。従って、駆動軸2に筒状のソケット3
を嵌着すると、図2(c) に示すように、ばね8の弾撥力
によって小球6がソケット3の上半分の内面3aに押し付
けられ、ソケット3が駆動軸2に一層強固に嵌着され
る。
換言すると、図2(a) におけるC−C部分には、その1
つの外面から一部突出するごとく小球6が備えられてお
り、この小球6のほとんどは窪み7内に位置していてそ
の奥に位置せしめられているばね8により外方向に押し
付けられている。従って、駆動軸2に筒状のソケット3
を嵌着すると、図2(c) に示すように、ばね8の弾撥力
によって小球6がソケット3の上半分の内面3aに押し付
けられ、ソケット3が駆動軸2に一層強固に嵌着され
る。
【0011】なお、ソケット3のほぼ下半分の内面3bに
は、図2(d) に示すように、横断面凹凸状となる合計2
4の垂直面が形成されており、ボルトの頭やナットにこ
の部分を被せることによって、締付作業を行うことがで
きる。ソケット3のほぼ下半分の内面3bに合計24の垂
直面が形成されていると、四角形、六角形、八角形等各
種のボルトやナットにいずれも対応させることができる
から、1つのソケットを用いるだけで形の異なる各種の
ボルトやナットを締め付けたり、緩めることができ、き
わめて便利である。
は、図2(d) に示すように、横断面凹凸状となる合計2
4の垂直面が形成されており、ボルトの頭やナットにこ
の部分を被せることによって、締付作業を行うことがで
きる。ソケット3のほぼ下半分の内面3bに合計24の垂
直面が形成されていると、四角形、六角形、八角形等各
種のボルトやナットにいずれも対応させることができる
から、1つのソケットを用いるだけで形の異なる各種の
ボルトやナットを締め付けたり、緩めることができ、き
わめて便利である。
【0012】なお、図3、図4に示す従来のレンチは、
摘み4'を切り替えることにより柄1'を往復回動させるだ
けで、ラチェット方式により駆動軸2'を右もしくは左の
一定方向に回動させ得るラチェット式のものである。ま
た、図3、図4に示す従来のレンチの柄1'は先端部分で
ある首部分1a' とそれより後側の部分1b' とが枢軸5'で
連結された形式のものであり、首部分1a' に対してそれ
より後側の部分1b' を枢着部分から折曲した状態で締付
作業を行うことができる。また、図3、図4に示す従来
のレンチの場合には、駆動軸2'の太い部分、換言する
と、図4(a) におけるB'−B'部分には、その1つの外面
から一部突出するごとく小球6'が備えられており、この
小球6'のほとんどは窪み7'内に位置していてその奥に位
置せしめられているばね8'により外方向に押し付けられ
ている。従って、駆動軸2'に筒状のソケット3'を嵌着す
ると、図4(b) に示すように、ばね8'の弾撥力によって
小球6'がソケット3'の内面3a' に押し付けられ、ソケッ
ト3'が駆動軸2'に一層強固に嵌着される。さらに、ソケ
ット3'のほぼ下半分の内面3b' には、図4(c) に示すよ
うに、横断面凹凸状となる合計24の垂直面が形成され
ており、ボルトの頭やナットにこの部分を被せることに
よって、締付作業を行うことができる。図3、図4に示
す従来のレンチはこのような形式のものであるが、本発
明を説明するに当っては、上述したようにこの従来例と
同一形式のものを例に挙げて具体的に説明した。
摘み4'を切り替えることにより柄1'を往復回動させるだ
けで、ラチェット方式により駆動軸2'を右もしくは左の
一定方向に回動させ得るラチェット式のものである。ま
た、図3、図4に示す従来のレンチの柄1'は先端部分で
ある首部分1a' とそれより後側の部分1b' とが枢軸5'で
連結された形式のものであり、首部分1a' に対してそれ
より後側の部分1b' を枢着部分から折曲した状態で締付
作業を行うことができる。また、図3、図4に示す従来
のレンチの場合には、駆動軸2'の太い部分、換言する
と、図4(a) におけるB'−B'部分には、その1つの外面
から一部突出するごとく小球6'が備えられており、この
小球6'のほとんどは窪み7'内に位置していてその奥に位
置せしめられているばね8'により外方向に押し付けられ
ている。従って、駆動軸2'に筒状のソケット3'を嵌着す
ると、図4(b) に示すように、ばね8'の弾撥力によって
小球6'がソケット3'の内面3a' に押し付けられ、ソケッ
ト3'が駆動軸2'に一層強固に嵌着される。さらに、ソケ
ット3'のほぼ下半分の内面3b' には、図4(c) に示すよ
うに、横断面凹凸状となる合計24の垂直面が形成され
ており、ボルトの頭やナットにこの部分を被せることに
よって、締付作業を行うことができる。図3、図4に示
す従来のレンチはこのような形式のものであるが、本発
明を説明するに当っては、上述したようにこの従来例と
同一形式のものを例に挙げて具体的に説明した。
【0013】
【発明の効果】本発明によるレンチにあっては、駆動軸
2とソケット3の内面とが、駆動軸2の高さ方向におけ
る1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおける
所定の高さLを有する部分においても接合するから、こ
れを用いるとソケット3が駆動軸2の高さ方向における
1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおいても
嵌合することになり、ボルトやナットを強く締め付けた
り、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩める
場合にも、ソケット3が締付力に負けることがない。こ
の結果、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強
い力で締め付けたボルトやナットを緩めることが可能と
なる。
2とソケット3の内面とが、駆動軸2の高さ方向におけ
る1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおける
所定の高さLを有する部分においても接合するから、こ
れを用いるとソケット3が駆動軸2の高さ方向における
1つの所定位置以外に、駆動軸2の付け根2aにおいても
嵌合することになり、ボルトやナットを強く締め付けた
り、逆に、強い力で締め付けたボルトやナットを緩める
場合にも、ソケット3が締付力に負けることがない。こ
の結果、ボルトやナットを強く締め付けたり、逆に、強
い力で締め付けたボルトやナットを緩めることが可能と
なる。
【図1】本発明をラチェット式レンチに応用した場合の
一例を示す側面図で、ソケットを駆動軸に嵌着する前の
状態を示す。
一例を示す側面図で、ソケットを駆動軸に嵌着する前の
状態を示す。
【図2】(a) はソケットを駆動軸に嵌着したときの状態
を示す側面図、(b),(c),(d) は(a) におけるB−B線、
C−C線、D−D線における拡大横断面図である。
を示す側面図、(b),(c),(d) は(a) におけるB−B線、
C−C線、D−D線における拡大横断面図である。
【図3】従来のラチェット式レンチの一例を示す側面図
で、ソケットを駆動軸に嵌着する前の状態を示す。
で、ソケットを駆動軸に嵌着する前の状態を示す。
【図4】(a) はソケットを駆動軸に嵌着したときの状態
を示す側面図、(b),(c) は(a)におけるB'−B'線、C'−
C'線における拡大横断面図である。
を示す側面図、(b),(c) は(a)におけるB'−B'線、C'−
C'線における拡大横断面図である。
1─柄、2─駆動軸、2a─付け根、3─ソケット、3a、
3b─内面。
3b─内面。
Claims (1)
- 【請求項1】柄1の回動により回動させ得る駆動軸2に
ソケット3を嵌着する形式のレンチにおいて、前記駆動
軸2とこれに嵌着したソケット3の内面とが、駆動軸2
の高さ方向における1つの所定位置以外に、駆動軸2の
付け根2aにおける所定の高さLを有する部分においても
接合することを特徴とするレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32953897A JPH11138453A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | レンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32953897A JPH11138453A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | レンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138453A true JPH11138453A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18222491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32953897A Pending JPH11138453A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | レンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100384595C (zh) * | 2004-02-05 | 2008-04-30 | 株式会社山下工业研究所 | 套筒扳手用手柄 |
JP2013078818A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-02 | Tohnichi Mfg Co Ltd | 角ドライブとこの角ドライブを備えたトルク機器 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP32953897A patent/JPH11138453A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100384595C (zh) * | 2004-02-05 | 2008-04-30 | 株式会社山下工业研究所 | 套筒扳手用手柄 |
JP2013078818A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-02 | Tohnichi Mfg Co Ltd | 角ドライブとこの角ドライブを備えたトルク機器 |
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