JPH11135806A - 半導体圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents
半導体圧力センサおよびその製造方法Info
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- JPH11135806A JPH11135806A JP29567897A JP29567897A JPH11135806A JP H11135806 A JPH11135806 A JP H11135806A JP 29567897 A JP29567897 A JP 29567897A JP 29567897 A JP29567897 A JP 29567897A JP H11135806 A JPH11135806 A JP H11135806A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】単結晶シリコン基板の表面に簡単に精度よく凹
部を形成することができる半導体圧力センサおよびその
製造方法を提供する。 【解決手段】単結晶シリコン基板1として、表面の面方
位が(100)面の単結晶シリコン基板を用いる。単結
晶シリコン基板1の表面に凹部3が形成され、凹部3の
開口部を塞ぐように単結晶シリコン基板1の表面にダイ
ヤフラム形成膜が配置されている。ダイヤフラム形成膜
には凹部3を形成するためのエッチング液注入用透孔4
が形成されている。透孔4は、単結晶シリコン基板1の
<110>方向に延びる細長い十字状となっている。凹
部3の形成のためのエッチングの際に、(100)面の
単結晶シリコン基板1においては(111)面がエッチ
ングされにくいので、単結晶シリコン基板1の<110
>方向においてはエッチング液注入用透孔4の端部にお
いて(111)面でエッチングがストップする。
部を形成することができる半導体圧力センサおよびその
製造方法を提供する。 【解決手段】単結晶シリコン基板1として、表面の面方
位が(100)面の単結晶シリコン基板を用いる。単結
晶シリコン基板1の表面に凹部3が形成され、凹部3の
開口部を塞ぐように単結晶シリコン基板1の表面にダイ
ヤフラム形成膜が配置されている。ダイヤフラム形成膜
には凹部3を形成するためのエッチング液注入用透孔4
が形成されている。透孔4は、単結晶シリコン基板1の
<110>方向に延びる細長い十字状となっている。凹
部3の形成のためのエッチングの際に、(100)面の
単結晶シリコン基板1においては(111)面がエッチ
ングされにくいので、単結晶シリコン基板1の<110
>方向においてはエッチング液注入用透孔4の端部にお
いて(111)面でエッチングがストップする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体圧力セン
サおよびその製造方法に関するものである。
サおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体圧力センサにおいてダイヤ
フラムとその下の凹部(キャビティ)を形成する一つの
方法が、特公平5−54708号公報に提案されてい
る。これは、エッチングマスクとなる膜に微少な穴を開
け、フッ硝酸やアルカリ溶液等のエッチング液に浸漬
し、穴部からエッチング液が注入されることによりその
下のシリコン基板を空洞状にエッチングし、凹部(キャ
ビティ)とするものである。
フラムとその下の凹部(キャビティ)を形成する一つの
方法が、特公平5−54708号公報に提案されてい
る。これは、エッチングマスクとなる膜に微少な穴を開
け、フッ硝酸やアルカリ溶液等のエッチング液に浸漬
し、穴部からエッチング液が注入されることによりその
下のシリコン基板を空洞状にエッチングし、凹部(キャ
ビティ)とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エッチ
ングされた領域の寸法はエッチング時間により拡がって
ゆくため、コントロールすることが難しく、ばらついて
しまうという問題があった。
ングされた領域の寸法はエッチング時間により拡がって
ゆくため、コントロールすることが難しく、ばらついて
しまうという問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、単結晶シリコ
ン基板の表面に簡単に精度よく凹部を形成することがで
きる半導体圧力センサおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
ン基板の表面に簡単に精度よく凹部を形成することがで
きる半導体圧力センサおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
圧力センサは、単結晶シリコン基板として、表面の面方
位が(100)面の単結晶シリコン基板を用いるととも
に、エッチング液注入用透孔を、単結晶シリコン基板の
<110>方向または<100>方向に連続的または断
続的に延びる細長い透孔としたことを特徴としている。
圧力センサは、単結晶シリコン基板として、表面の面方
位が(100)面の単結晶シリコン基板を用いるととも
に、エッチング液注入用透孔を、単結晶シリコン基板の
<110>方向または<100>方向に連続的または断
続的に延びる細長い透孔としたことを特徴としている。
【0006】このような構成とすると、凹部形成のため
のエッチングの際に、(100)面の単結晶シリコン基
板においては(111)面がエッチングされにくいの
で、単結晶シリコン基板の<110>方向においては細
長いエッチング液注入用透孔の端部において(111)
面でエッチングがストップする。よって、従来、問題と
なっていた凹部のエッチング形状寸法精度を確保するこ
とができる。つまり、従来構造においては凹部の開口部
の形状に対し相似形のエッチング液注入用透孔を形成し
ていたのでエッチング時間に比例して凹部の開口部も大
きくなってしまうが、本発明ではエッチング時間にかか
わらず所望の凹部を得ることができる。
のエッチングの際に、(100)面の単結晶シリコン基
板においては(111)面がエッチングされにくいの
で、単結晶シリコン基板の<110>方向においては細
長いエッチング液注入用透孔の端部において(111)
面でエッチングがストップする。よって、従来、問題と
なっていた凹部のエッチング形状寸法精度を確保するこ
とができる。つまり、従来構造においては凹部の開口部
の形状に対し相似形のエッチング液注入用透孔を形成し
ていたのでエッチング時間に比例して凹部の開口部も大
きくなってしまうが、本発明ではエッチング時間にかか
わらず所望の凹部を得ることができる。
【0007】ここで、請求項2の記載のように、単結晶
シリコン基板の<110>方向に延びる細長い透孔は、
十字状をなすものとしたり、請求項3の記載のように、
単結晶シリコン基板の<100>方向に延びる細長い透
孔は、X字状をなすものとすると、実用上好ましいもの
となる。
シリコン基板の<110>方向に延びる細長い透孔は、
十字状をなすものとしたり、請求項3の記載のように、
単結晶シリコン基板の<100>方向に延びる細長い透
孔は、X字状をなすものとすると、実用上好ましいもの
となる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、表面の面
方位が(100)面の単結晶シリコン基板の上に、ダイ
ヤフラム形成膜が配置され、ダイヤフラム形成膜に、単
結晶シリコン基板の<110>方向または<100>方
向に連続的または断続的に延びる細長い透孔が形成され
る。そして、ダイヤフラム形成膜の透孔を通した異方性
エッチング液の注入により単結晶シリコン基板の表面が
エッチングされて凹部が形成される。
方位が(100)面の単結晶シリコン基板の上に、ダイ
ヤフラム形成膜が配置され、ダイヤフラム形成膜に、単
結晶シリコン基板の<110>方向または<100>方
向に連続的または断続的に延びる細長い透孔が形成され
る。そして、ダイヤフラム形成膜の透孔を通した異方性
エッチング液の注入により単結晶シリコン基板の表面が
エッチングされて凹部が形成される。
【0009】このとき、(100)面の単結晶シリコン
基板においては(111)面がエッチングされにくいの
で、単結晶シリコン基板の<110>方向においては細
長いエッチング液注入用透孔の端部において(111)
面でエッチングがストップする。よって、従来、問題と
なっていた凹部のエッチング形状寸法精度を確保するこ
とができる。つまり、従来方法においては凹部の開口部
の形状に対し相似形のエッチング液注入用透孔を形成し
ていたのでエッチング時間に比例して凹部の開口部も大
きくなってしまうが、本発明ではエッチング時間にかか
わらず所望の凹部を得ることができる。
基板においては(111)面がエッチングされにくいの
で、単結晶シリコン基板の<110>方向においては細
長いエッチング液注入用透孔の端部において(111)
面でエッチングがストップする。よって、従来、問題と
なっていた凹部のエッチング形状寸法精度を確保するこ
とができる。つまり、従来方法においては凹部の開口部
の形状に対し相似形のエッチング液注入用透孔を形成し
ていたのでエッチング時間に比例して凹部の開口部も大
きくなってしまうが、本発明ではエッチング時間にかか
わらず所望の凹部を得ることができる。
【0010】その後、ダイヤフラム形成膜の透孔が塞が
れる。ここで、請求項5の記載のように、単結晶シリコ
ン基板の<110>方向に延びる細長い透孔は、十字状
をなすものとしたり、請求項6の記載のように、単結晶
シリコン基板の<100>方向に延びる細長い透孔は、
X字状をなすものとすると、実用上好ましいものとな
る。
れる。ここで、請求項5の記載のように、単結晶シリコ
ン基板の<110>方向に延びる細長い透孔は、十字状
をなすものとしたり、請求項6の記載のように、単結晶
シリコン基板の<100>方向に延びる細長い透孔は、
X字状をなすものとすると、実用上好ましいものとな
る。
【0011】
(第1の実施の形態)以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。
の形態を図面に従って説明する。
【0012】図1には、本実施形態における半導体圧力
センサの平面図を示し、図2は図1のA−A断面図であ
る。本圧力センサは、図2に示すように、ダイヤフラム
をプラズマ窒化シリコン膜2にて形成している。なお、
図1は図2のプラズマ窒化シリコン膜2、埋め戻し膜1
0等の無い状態でのシリコン基板1の平面図である。
センサの平面図を示し、図2は図1のA−A断面図であ
る。本圧力センサは、図2に示すように、ダイヤフラム
をプラズマ窒化シリコン膜2にて形成している。なお、
図1は図2のプラズマ窒化シリコン膜2、埋め戻し膜1
0等の無い状態でのシリコン基板1の平面図である。
【0013】図1,2において、表面が(100)面方
位の単結晶シリコン基板1の上面には、プラズマ窒化シ
リコン膜2が形成され、その膜厚は数百nm〜数μmで
ある。また、単結晶シリコン基板1の表面には凹部(キ
ャビティ)3が形成され、この凹部(キャビティ)3は
図3に示すように逆四角錐状をなしている。そして、凹
部3の開口部がプラズマ窒化シリコン膜(ダイヤフラム
形成膜)2にて塞がれている。凹部3の開口部における
プラズマ窒化シリコン膜2にはエッチング液注入用透孔
4が形成され、凹部3はエッチング液注入用透孔4を通
してエッチング液が注入され基板1をエッチングするこ
とにより形成したものである。
位の単結晶シリコン基板1の上面には、プラズマ窒化シ
リコン膜2が形成され、その膜厚は数百nm〜数μmで
ある。また、単結晶シリコン基板1の表面には凹部(キ
ャビティ)3が形成され、この凹部(キャビティ)3は
図3に示すように逆四角錐状をなしている。そして、凹
部3の開口部がプラズマ窒化シリコン膜(ダイヤフラム
形成膜)2にて塞がれている。凹部3の開口部における
プラズマ窒化シリコン膜2にはエッチング液注入用透孔
4が形成され、凹部3はエッチング液注入用透孔4を通
してエッチング液が注入され基板1をエッチングするこ
とにより形成したものである。
【0014】図1,3に示すように、エッチング液注入
用透孔4は、単結晶シリコン基板1の<110>方向に
連続的に延びる十字状の細長い透孔である。また、細長
い透孔4の幅Wは1〜数μmであり、十字の長辺の長さ
Lは、数十〜数百μmが適当であり、この長さLが後に
形成される凹部3の開口部の長辺に相当する。
用透孔4は、単結晶シリコン基板1の<110>方向に
連続的に延びる十字状の細長い透孔である。また、細長
い透孔4の幅Wは1〜数μmであり、十字の長辺の長さ
Lは、数十〜数百μmが適当であり、この長さLが後に
形成される凹部3の開口部の長辺に相当する。
【0015】図1,2に示すように、凹部3の開口部に
おけるプラズマ窒化シリコン膜2の上にはゲージ5a,
5b,5c,5dが配置され、ゲージ5a〜5dは単結
晶シリコンやポリシリコン等よりなる。ゲージ5a〜5
dはダイヤフラムとしてのプラズマ窒化シリコン膜2に
加わる歪みの変化を抵抗値の変化にして取り出すことが
できるようになっている。各ゲージ5a〜5dは両端に
は電極6,7、8,9が形成されており、各々配線接続
されブリッジ回路を構成している。プラズマ窒化シリコ
ン膜2の上には埋め戻し膜10が形成され、この埋め戻
し膜10にて透孔4が塞がれている。埋め戻し膜10に
は、窒化シリコン膜(SiN膜)、酸化シリコン膜(S
iO2 膜)、ポリシリコン膜等を使用する。埋め戻し膜
10の膜厚は埋め戻す透孔4が数μmの大きさのためこ
れを封止できるだけの厚さがあればよい。
おけるプラズマ窒化シリコン膜2の上にはゲージ5a,
5b,5c,5dが配置され、ゲージ5a〜5dは単結
晶シリコンやポリシリコン等よりなる。ゲージ5a〜5
dはダイヤフラムとしてのプラズマ窒化シリコン膜2に
加わる歪みの変化を抵抗値の変化にして取り出すことが
できるようになっている。各ゲージ5a〜5dは両端に
は電極6,7、8,9が形成されており、各々配線接続
されブリッジ回路を構成している。プラズマ窒化シリコ
ン膜2の上には埋め戻し膜10が形成され、この埋め戻
し膜10にて透孔4が塞がれている。埋め戻し膜10に
は、窒化シリコン膜(SiN膜)、酸化シリコン膜(S
iO2 膜)、ポリシリコン膜等を使用する。埋め戻し膜
10の膜厚は埋め戻す透孔4が数μmの大きさのためこ
れを封止できるだけの厚さがあればよい。
【0016】なお、ダイヤフラム形成膜としては、プラ
ズマ窒化シリコン膜2の他に、LP−CVDによる窒化
シリコン膜(SiN膜)やプラズマ酸化シリコン膜(S
iO 2 膜)等も同様に用いることができる。
ズマ窒化シリコン膜2の他に、LP−CVDによる窒化
シリコン膜(SiN膜)やプラズマ酸化シリコン膜(S
iO 2 膜)等も同様に用いることができる。
【0017】次に、このように構成した半導体圧力セン
サの製造方法を、図4〜図6を用いて説明する。まず、
図4に示すように、(100)面方位の単結晶シリコン
基板1を用意し、その表面にプラズマCVDにより窒化
シリコン膜2を形成する。
サの製造方法を、図4〜図6を用いて説明する。まず、
図4に示すように、(100)面方位の単結晶シリコン
基板1を用意し、その表面にプラズマCVDにより窒化
シリコン膜2を形成する。
【0018】そして、図5に示すように、このプラズマ
窒化シリコン膜2の上の所定領域に、ゲージ5a,5
b,5c,5dを配置するとともに電極6,7、8,9
を配置し、さらに、ゲージ5a〜5dを耐エッチング膜
(図示略)にて覆う。その後、プラズマ窒化シリコン膜
2をホトエッチングにより図7に示すようにパターンニ
ングし下地の単結晶シリコン基板1をエッチングするた
めの穴開けを行う。その結果、十字の透孔4が形成され
る。
窒化シリコン膜2の上の所定領域に、ゲージ5a,5
b,5c,5dを配置するとともに電極6,7、8,9
を配置し、さらに、ゲージ5a〜5dを耐エッチング膜
(図示略)にて覆う。その後、プラズマ窒化シリコン膜
2をホトエッチングにより図7に示すようにパターンニ
ングし下地の単結晶シリコン基板1をエッチングするた
めの穴開けを行う。その結果、十字の透孔4が形成され
る。
【0019】このようにプラズマ窒化シリコン膜2に十
字の透孔4を形成した後、図6に示すように、アルカリ
溶液(異方性エッチング液)により透孔4を通して下地
の単結晶シリコン基板1の異方性エッチングを行う。エ
ッチング液は、KOHもしくはTMAH等を用いる。エ
ッチングは、図8(図7の領域Z1でのエッチング進行
説明図)に示すように、窒化シリコン膜2の透孔4の最
外側P3,P4とシリコン基板1の(111)面が交差
する箇所P1まで進行し、この面で構成される逆四角錐
が形成されたところでエッチングはストップする。この
ため、エッチング時間を管理しなくても自動的にダイヤ
フラムと凹部3(キャビティ)が精度良く形成されるこ
とになる。
字の透孔4を形成した後、図6に示すように、アルカリ
溶液(異方性エッチング液)により透孔4を通して下地
の単結晶シリコン基板1の異方性エッチングを行う。エ
ッチング液は、KOHもしくはTMAH等を用いる。エ
ッチングは、図8(図7の領域Z1でのエッチング進行
説明図)に示すように、窒化シリコン膜2の透孔4の最
外側P3,P4とシリコン基板1の(111)面が交差
する箇所P1まで進行し、この面で構成される逆四角錐
が形成されたところでエッチングはストップする。この
ため、エッチング時間を管理しなくても自動的にダイヤ
フラムと凹部3(キャビティ)が精度良く形成されるこ
とになる。
【0020】より詳しく、エッチング液注入用透孔4の
形状と、これによるエッチングの進み方について説明す
る。面方位が(100)の単結晶シリコン基板1を用い
るとともに<110>方向に延びる十字状の透孔4を設
け、透孔4から下地のシリコン基板1の表面をアルカリ
溶液にて異方性エッチを行うと、図8、図9に示すよう
に、十字状の透孔4の交差部P2では(511)面等の
エッチレートの速い面が現れP2からP1に向かってサ
イドエッチが進行して行く。しかし、十字状の透孔4の
端部P3,P4においては(111)面が現れエッチレ
ートが非常に遅いため実質的にエッチングがストップす
る。前記交差部P2のサイドエッチはこの(111)面
の延長線上のP1点に達するまで進み、最終的に4つの
(111)面で囲まれた逆四角錐形状でエッチングがス
トップすることになる。この状態でエッチングを続けて
も形状の変化はほとんどない。このように、エッチング
時間を管理することなく一定形状の凹部(空洞)3が得
られることになる。
形状と、これによるエッチングの進み方について説明す
る。面方位が(100)の単結晶シリコン基板1を用い
るとともに<110>方向に延びる十字状の透孔4を設
け、透孔4から下地のシリコン基板1の表面をアルカリ
溶液にて異方性エッチを行うと、図8、図9に示すよう
に、十字状の透孔4の交差部P2では(511)面等の
エッチレートの速い面が現れP2からP1に向かってサ
イドエッチが進行して行く。しかし、十字状の透孔4の
端部P3,P4においては(111)面が現れエッチレ
ートが非常に遅いため実質的にエッチングがストップす
る。前記交差部P2のサイドエッチはこの(111)面
の延長線上のP1点に達するまで進み、最終的に4つの
(111)面で囲まれた逆四角錐形状でエッチングがス
トップすることになる。この状態でエッチングを続けて
も形状の変化はほとんどない。このように、エッチング
時間を管理することなく一定形状の凹部(空洞)3が得
られることになる。
【0021】製造方法の説明に戻り、凹部3の形成のた
めのエッチングが完了した後、基板1をエッチング液か
ら取り出し、純水に浸漬し洗浄を行う。十分洗浄し乾燥
を行った後、図2に示すように、プラズマ窒化シリコン
膜2の上に埋め戻し用の膜10をプラズマCVD等の方
法で堆積する。この埋め戻しを真空雰囲気下で行うと、
凹部3内(キャビティ)が真空となり、圧力基準室が形
成される。
めのエッチングが完了した後、基板1をエッチング液か
ら取り出し、純水に浸漬し洗浄を行う。十分洗浄し乾燥
を行った後、図2に示すように、プラズマ窒化シリコン
膜2の上に埋め戻し用の膜10をプラズマCVD等の方
法で堆積する。この埋め戻しを真空雰囲気下で行うと、
凹部3内(キャビティ)が真空となり、圧力基準室が形
成される。
【0022】このように本実施の形態は、下記の特徴を
有する。 (イ)半導体圧力センサの構造として、図1,2に示す
ように、単結晶シリコン基板1として、表面の面方位が
(100)面の単結晶シリコン基板を用いるとともに、
エッチング液注入用透孔を、単結晶シリコン基板1の<
110>方向に連続的に延びる細長い十字状透孔4とし
た。よって、凹部3の形成のためのエッチングの際に、
(100)面の単結晶シリコン基板1においては(11
1)面がエッチングされにくいので、単結晶シリコン基
板1の<110>方向においては細長いエッチング液注
入用透孔4の端部P3,P4において(111)面でエ
ッチングがストップする。よって、従来、問題となって
いた凹部のエッチング形状寸法精度を確保することがで
きる。
有する。 (イ)半導体圧力センサの構造として、図1,2に示す
ように、単結晶シリコン基板1として、表面の面方位が
(100)面の単結晶シリコン基板を用いるとともに、
エッチング液注入用透孔を、単結晶シリコン基板1の<
110>方向に連続的に延びる細長い十字状透孔4とし
た。よって、凹部3の形成のためのエッチングの際に、
(100)面の単結晶シリコン基板1においては(11
1)面がエッチングされにくいので、単結晶シリコン基
板1の<110>方向においては細長いエッチング液注
入用透孔4の端部P3,P4において(111)面でエ
ッチングがストップする。よって、従来、問題となって
いた凹部のエッチング形状寸法精度を確保することがで
きる。
【0023】つまり、図4に示すように、表面の面方位
が(100)面の単結晶シリコン基板1の上に、プラズ
マ窒化シリコン膜(ダイヤフラム形成膜)2を配置し、
図5に示すように、プラズマ窒化シリコン膜2に、単結
晶シリコン基板1の<110>方向に連続的に延びる細
長い十字状透孔4を形成し、図6に示すように、プラズ
マ窒化シリコン膜2の透孔4を通した異方性エッチング
液の注入により単結晶シリコン基板1の表面をエッチン
グして凹部3を形成し、図2に示すように、プラズマ窒
化シリコン膜2の透孔4を塞いだ。よって、(100)
面の単結晶シリコン基板1においては(111)面がエ
ッチングされにくいので、単結晶シリコン基板1の<1
10>方向においてはエッチング液注入用透孔4の端部
P3,P4において(111)面でエッチングがストッ
プする。よって、従来、問題となっていた凹部3のエッ
チング形状寸法精度を確保することができる。
が(100)面の単結晶シリコン基板1の上に、プラズ
マ窒化シリコン膜(ダイヤフラム形成膜)2を配置し、
図5に示すように、プラズマ窒化シリコン膜2に、単結
晶シリコン基板1の<110>方向に連続的に延びる細
長い十字状透孔4を形成し、図6に示すように、プラズ
マ窒化シリコン膜2の透孔4を通した異方性エッチング
液の注入により単結晶シリコン基板1の表面をエッチン
グして凹部3を形成し、図2に示すように、プラズマ窒
化シリコン膜2の透孔4を塞いだ。よって、(100)
面の単結晶シリコン基板1においては(111)面がエ
ッチングされにくいので、単結晶シリコン基板1の<1
10>方向においてはエッチング液注入用透孔4の端部
P3,P4において(111)面でエッチングがストッ
プする。よって、従来、問題となっていた凹部3のエッ
チング形状寸法精度を確保することができる。
【0024】これまでの説明においてはエッチング液注
入用透孔として<110>方向に延びる十字状透孔4を
用いたが、これ以外にも、例えば、図10に示すように
<100>方向に延びるX字状の透孔15としてもよ
い。この場合、図3に示すようにX字透孔15の長辺が
凹部3の開口部(四角形)における対角線長に相当す
る。
入用透孔として<110>方向に延びる十字状透孔4を
用いたが、これ以外にも、例えば、図10に示すように
<100>方向に延びるX字状の透孔15としてもよ
い。この場合、図3に示すようにX字透孔15の長辺が
凹部3の開口部(四角形)における対角線長に相当す
る。
【0025】あるいは、図11に示すように<110>
方向に延びるコ字状の透孔16としたり、図12に示す
ように<110>方向に延びるL字状の透孔17として
もよい。
方向に延びるコ字状の透孔16としたり、図12に示す
ように<110>方向に延びるL字状の透孔17として
もよい。
【0026】また、エッチング液注入用透孔として十字
透孔4やX字透孔15やコ字透孔16やL字透孔17を
用いる場合においては、プラズマ窒化シリコン膜2に細
長い透孔4,15,16,17を形成するため、後に下
地の単結晶シリコン基板1の表面をエッチングした時に
プラズマ窒化シリコン膜2が梁状(庇状)に張り出し、
その際、プラズマ窒化シリコン膜2の膜内応力が解放さ
れるため、膜2が反り易い。膜2が反ると、最後に膜1
0を堆積し透孔4,15,16,17の埋め戻しにより
凹部(キャビティ)3の真空封止を行う処理が困難にな
りやすい。そこで、この不具合を解消するすべく、図1
3に示すような透孔18を用いてもよい。つまり、エッ
チング液注入用透孔を、連続的に延びる透孔ではなく、
四角形の透孔18を多数並べることにより単結晶シリコ
ン基板1の<100>方向(または<110>方向)に
断続的に延びる細長い透孔としてもよい。即ち、単結晶
シリコン基板1の<100>方向(または<110>方
向)に延びる細長い透孔は、線以外にも点(四角形の透
孔18)の連続としてもよい。より具体的には、四角形
の透孔18は一辺が数μm(例えば2〜3μm)であ
り、ピッチPを数μm(例えば2〜3μm)で配置す
る。すると、エッチングの際には、図14に示すよう
に、各透孔18を介したエッチング液の注入により(1
11)面による逆四角錐がそれぞれ形成され繋がってい
く。このようにプラズマ窒化シリコン膜2が透孔で分割
されることがなく、従って平坦な状態で下地シリコンの
エッチングを行うことができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
透孔4やX字透孔15やコ字透孔16やL字透孔17を
用いる場合においては、プラズマ窒化シリコン膜2に細
長い透孔4,15,16,17を形成するため、後に下
地の単結晶シリコン基板1の表面をエッチングした時に
プラズマ窒化シリコン膜2が梁状(庇状)に張り出し、
その際、プラズマ窒化シリコン膜2の膜内応力が解放さ
れるため、膜2が反り易い。膜2が反ると、最後に膜1
0を堆積し透孔4,15,16,17の埋め戻しにより
凹部(キャビティ)3の真空封止を行う処理が困難にな
りやすい。そこで、この不具合を解消するすべく、図1
3に示すような透孔18を用いてもよい。つまり、エッ
チング液注入用透孔を、連続的に延びる透孔ではなく、
四角形の透孔18を多数並べることにより単結晶シリコ
ン基板1の<100>方向(または<110>方向)に
断続的に延びる細長い透孔としてもよい。即ち、単結晶
シリコン基板1の<100>方向(または<110>方
向)に延びる細長い透孔は、線以外にも点(四角形の透
孔18)の連続としてもよい。より具体的には、四角形
の透孔18は一辺が数μm(例えば2〜3μm)であ
り、ピッチPを数μm(例えば2〜3μm)で配置す
る。すると、エッチングの際には、図14に示すよう
に、各透孔18を介したエッチング液の注入により(1
11)面による逆四角錐がそれぞれ形成され繋がってい
く。このようにプラズマ窒化シリコン膜2が透孔で分割
されることがなく、従って平坦な状態で下地シリコンの
エッチングを行うことができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0027】図15には、本実施形態における半導体圧
力センサの断面図を示す。本センサは、SOI基板を用
いている。図15において、表面の面方位が(100)
面の単結晶シリコン基板20の上には絶縁膜21を介し
てシリコン層(ダイヤフラム形成膜)22が形成され、
シリコン層22の上には酸化シリコン膜23が形成され
ている。絶縁膜21には酸化シリコン膜が用いられ、膜
厚は後の単結晶シリコン基板20のエッチング時にマス
クとして耐えるだけの膜厚があればよく、例えば、0.
5μm程度以上となっている。酸化シリコン膜23の厚
さは1μm程度である。また、シリコン層22の膜厚は
ダイヤフラムとして必要な厚さ、例えば5μm程度であ
る。さらに、単結晶シリコン基板20には凹部24が形
成されている。絶縁膜21とシリコン層22と酸化シリ
コン膜23との積層体にはエッチング液注入用透孔25
が形成され、この透孔25は図1,10,11,12,
13のような形状をなすものである。透孔25内におけ
るシリコン層22の表面は酸化膜26にて覆われ、酸化
膜26の膜厚は0.5〜1μm程度である。また、シリ
コン層22の表層部にはピエゾゲージ抵抗となるボロン
拡散層28,29が形成されている。透孔25は埋め戻
し膜27に塞がれている。
力センサの断面図を示す。本センサは、SOI基板を用
いている。図15において、表面の面方位が(100)
面の単結晶シリコン基板20の上には絶縁膜21を介し
てシリコン層(ダイヤフラム形成膜)22が形成され、
シリコン層22の上には酸化シリコン膜23が形成され
ている。絶縁膜21には酸化シリコン膜が用いられ、膜
厚は後の単結晶シリコン基板20のエッチング時にマス
クとして耐えるだけの膜厚があればよく、例えば、0.
5μm程度以上となっている。酸化シリコン膜23の厚
さは1μm程度である。また、シリコン層22の膜厚は
ダイヤフラムとして必要な厚さ、例えば5μm程度であ
る。さらに、単結晶シリコン基板20には凹部24が形
成されている。絶縁膜21とシリコン層22と酸化シリ
コン膜23との積層体にはエッチング液注入用透孔25
が形成され、この透孔25は図1,10,11,12,
13のような形状をなすものである。透孔25内におけ
るシリコン層22の表面は酸化膜26にて覆われ、酸化
膜26の膜厚は0.5〜1μm程度である。また、シリ
コン層22の表層部にはピエゾゲージ抵抗となるボロン
拡散層28,29が形成されている。透孔25は埋め戻
し膜27に塞がれている。
【0028】次に、このように構成した半導体圧力セン
サの製造方法を説明する。まず、図16に示すように、
SOI基板を用意する。つまり、単結晶シリコン基板2
0の上に絶縁膜21を介してシリコン層22を形成す
る。そして、シリコン層22の表層部に不純物拡散によ
るボロン拡散層28,29を形成する。さらに、図17
に示すように、熱酸化もしくはCVD等の方法によりシ
リコン層22の表面に酸化シリコン膜23を形成する。
サの製造方法を説明する。まず、図16に示すように、
SOI基板を用意する。つまり、単結晶シリコン基板2
0の上に絶縁膜21を介してシリコン層22を形成す
る。そして、シリコン層22の表層部に不純物拡散によ
るボロン拡散層28,29を形成する。さらに、図17
に示すように、熱酸化もしくはCVD等の方法によりシ
リコン層22の表面に酸化シリコン膜23を形成する。
【0029】引き続き、図18に示すように、ダイヤフ
ラム形成用の前記実施形態と同様の透孔パターンのホト
エッチングを行い、酸化膜23とシリコン層22に対し
透孔25を形成する。この場合のエッチングは幅より深
さが深いため垂直な断面が得られるようなドライエッチ
ングを用いる。
ラム形成用の前記実施形態と同様の透孔パターンのホト
エッチングを行い、酸化膜23とシリコン層22に対し
透孔25を形成する。この場合のエッチングは幅より深
さが深いため垂直な断面が得られるようなドライエッチ
ングを用いる。
【0030】そして、図19に示すように、CVD等に
より透孔25でのシリコン層22の表面に酸化膜30を
配置する。さらに、図20に示すように、異方性ドライ
エッチにより透孔25の側壁の酸化膜26は残し、底部
の酸化膜21,30のみ除去する。この時、表面の酸化
膜30,23もエッチングされるが最初に形成した酸化
膜23の膜厚分は残る。これにより、単結晶シリコン基
板20上に酸化膜21,23,26で覆われたシリコン
層22のエッチングマスクが形成される。
より透孔25でのシリコン層22の表面に酸化膜30を
配置する。さらに、図20に示すように、異方性ドライ
エッチにより透孔25の側壁の酸化膜26は残し、底部
の酸化膜21,30のみ除去する。この時、表面の酸化
膜30,23もエッチングされるが最初に形成した酸化
膜23の膜厚分は残る。これにより、単結晶シリコン基
板20上に酸化膜21,23,26で覆われたシリコン
層22のエッチングマスクが形成される。
【0031】その後、図21に示すように、基板20を
KOH、TMAH等のアルカリ溶液に浸漬する。する
と、透孔25より単結晶シリコン基板20のエッチング
が進行し、十字型等の透孔25の最外周にて(111)
面が現れエッチングがストップし逆四角錐形状の凹部2
4が形成される。
KOH、TMAH等のアルカリ溶液に浸漬する。する
と、透孔25より単結晶シリコン基板20のエッチング
が進行し、十字型等の透孔25の最外周にて(111)
面が現れエッチングがストップし逆四角錐形状の凹部2
4が形成される。
【0032】この後、水洗を十分行い乾燥させる。さら
に、図15に示すように、これを真空中にてCVD等の
方法により膜27を形成して、透孔25を埋め込む。こ
のようにして真空封止されたキャビティ(24)が形成
される。
に、図15に示すように、これを真空中にてCVD等の
方法により膜27を形成して、透孔25を埋め込む。こ
のようにして真空封止されたキャビティ(24)が形成
される。
【0033】なお、ピエゾゲージ抵抗となるボロン拡散
層28,29は、凹部24の形成のためのエッチングの
前に形成したが、エッチングの後に行うことも可能であ
る。また、ゲージ抵抗はダイヤフラム(凹部24の開口
部)のエッジ部に配置することが必要であるが、このパ
ターンの位置合わせは前記透孔パターン25からダイヤ
フラムエッジ(凹部24の開口部の端部)位置が決まる
ため、これに合わせることで精度良く行うことができ
る。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
層28,29は、凹部24の形成のためのエッチングの
前に形成したが、エッチングの後に行うことも可能であ
る。また、ゲージ抵抗はダイヤフラム(凹部24の開口
部)のエッジ部に配置することが必要であるが、このパ
ターンの位置合わせは前記透孔パターン25からダイヤ
フラムエッジ(凹部24の開口部の端部)位置が決まる
ため、これに合わせることで精度良く行うことができ
る。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0034】図22には、本実施形態における半導体圧
力センサの断面図を示す。本センサは、エピタキシャル
層を具備したウエハ(エピウエハ)を用いている。図2
2において、表面の面方位が(100)面のP型単結晶
シリコン基板40の上にはN型エピタキシャル層(ダイ
ヤフラム形成膜)41が形成され、エピタキシャル層4
1の上には酸化シリコン膜42が形成されている。エピ
タキシャル層41がダイヤフラムとなるため、エピタキ
シャル層41の厚さはダイヤフラムとして必要な厚さ、
例えば5μmとなっている。単結晶シリコン基板40に
は凹部43が形成されている。また、N型エピタキシャ
ル層41と酸化シリコン膜42の積層体にはエッチング
液注入用透孔44が形成されるとともに、透孔44にお
けるエピタキシャル層41の表面は酸化膜45にて覆わ
れている。エピタキシャル層41の表層部にはピエゾゲ
ージ抵抗(不純物拡散層)47,48が形成されてい
る。透孔44は埋め戻し膜46にて塞がれている。
力センサの断面図を示す。本センサは、エピタキシャル
層を具備したウエハ(エピウエハ)を用いている。図2
2において、表面の面方位が(100)面のP型単結晶
シリコン基板40の上にはN型エピタキシャル層(ダイ
ヤフラム形成膜)41が形成され、エピタキシャル層4
1の上には酸化シリコン膜42が形成されている。エピ
タキシャル層41がダイヤフラムとなるため、エピタキ
シャル層41の厚さはダイヤフラムとして必要な厚さ、
例えば5μmとなっている。単結晶シリコン基板40に
は凹部43が形成されている。また、N型エピタキシャ
ル層41と酸化シリコン膜42の積層体にはエッチング
液注入用透孔44が形成されるとともに、透孔44にお
けるエピタキシャル層41の表面は酸化膜45にて覆わ
れている。エピタキシャル層41の表層部にはピエゾゲ
ージ抵抗(不純物拡散層)47,48が形成されてい
る。透孔44は埋め戻し膜46にて塞がれている。
【0035】次に、このように構成した半導体圧力セン
サの製造方法を説明する。まず、図23に示すように、
エピウェハを用意する。つまり、P型単結晶シリコン基
板40の上にN型エピタキシャル層41を成長させる。
さらに、エピタキシャル層41にピエゾゲージ抵抗(不
純物拡散層)47,48を形成する。
サの製造方法を説明する。まず、図23に示すように、
エピウェハを用意する。つまり、P型単結晶シリコン基
板40の上にN型エピタキシャル層41を成長させる。
さらに、エピタキシャル層41にピエゾゲージ抵抗(不
純物拡散層)47,48を形成する。
【0036】そして、図24に示すように、N型エピタ
キシャル層41の表面に、CVD等の方法により酸化シ
リコン膜42を0.5〜1μm形成する。さらに、図2
5に示すように、酸化シリコン膜42に対し、前記実施
形態と同様の十字型等の透孔パターンをホトエッチング
により形成する。引き続き、この酸化膜42の透孔パタ
ーンをマスクとして下地のエピタキシャル層41を異方
性ドライエッチにより垂直にP型単結晶シリコン基板4
0に達するまでエッチングする。
キシャル層41の表面に、CVD等の方法により酸化シ
リコン膜42を0.5〜1μm形成する。さらに、図2
5に示すように、酸化シリコン膜42に対し、前記実施
形態と同様の十字型等の透孔パターンをホトエッチング
により形成する。引き続き、この酸化膜42の透孔パタ
ーンをマスクとして下地のエピタキシャル層41を異方
性ドライエッチにより垂直にP型単結晶シリコン基板4
0に達するまでエッチングする。
【0037】その後、図26に示すように、CVD等の
方法で酸化膜49を厚さ0.5〜1μm程度形成する。
酸化膜49はTEOS膜等のステップカバー性の良いも
のが望ましい。
方法で酸化膜49を厚さ0.5〜1μm程度形成する。
酸化膜49はTEOS膜等のステップカバー性の良いも
のが望ましい。
【0038】さらに、図27に示すように、異方性ドラ
イエッチにより酸化膜49をエッチングする。エッチン
グは透孔44の底部の酸化膜49が除去されるまで行
う。これにより透孔44の側壁とエピタキシャル層41
の表面は酸化膜45,42でマスキングされた状態とな
る。
イエッチにより酸化膜49をエッチングする。エッチン
グは透孔44の底部の酸化膜49が除去されるまで行
う。これにより透孔44の側壁とエピタキシャル層41
の表面は酸化膜45,42でマスキングされた状態とな
る。
【0039】そして、図28に示すように、白金製対向
電極50および基板40をアルカリ溶液に浸漬して電気
化学ストップエッチングにより凹部43を形成する。エ
ッチング液としては、KOH、TMAH等を用いる。ま
た、N型エピタキシャル層41に正電位を加えることに
よりエピ層41はエッチングされずP型シリコン基板4
0のみがエッチングされる。これにより、前記実施形態
と同様にエピ層41の十字型等の透孔パターンで決まる
逆四角錐の凹部43(キャビティ)が形成される。
電極50および基板40をアルカリ溶液に浸漬して電気
化学ストップエッチングにより凹部43を形成する。エ
ッチング液としては、KOH、TMAH等を用いる。ま
た、N型エピタキシャル層41に正電位を加えることに
よりエピ層41はエッチングされずP型シリコン基板4
0のみがエッチングされる。これにより、前記実施形態
と同様にエピ層41の十字型等の透孔パターンで決まる
逆四角錐の凹部43(キャビティ)が形成される。
【0040】その後、図22に示すように、透孔44を
膜46で埋め戻す。 (第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
膜46で埋め戻す。 (第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0041】図29には、本実施形態における半導体圧
力センサの断面図を示す。本センサは、SOIウエハを
用いて電気化学エッチングを行うことにより凹部66を
形成している。図15のSOI構造を用いた場合におい
てはシリコン層22の厚さがダイヤフラム厚となるが、
本実施形態は、図29に示すように、ダイヤフラム厚を
SOIのシリコン層62の厚さより薄くしたい場合に好
適なものである。本例では、シリコン層62の厚さが1
5μm、ダイヤフラムとなる活性シリコン層(N型拡散
層)65の厚さが4μmとなっている。
力センサの断面図を示す。本センサは、SOIウエハを
用いて電気化学エッチングを行うことにより凹部66を
形成している。図15のSOI構造を用いた場合におい
てはシリコン層22の厚さがダイヤフラム厚となるが、
本実施形態は、図29に示すように、ダイヤフラム厚を
SOIのシリコン層62の厚さより薄くしたい場合に好
適なものである。本例では、シリコン層62の厚さが1
5μm、ダイヤフラムとなる活性シリコン層(N型拡散
層)65の厚さが4μmとなっている。
【0042】図29において、単結晶シリコン基板60
の上には、絶縁膜61を介して表面の面方位が(10
0)面のシリコン層(単結晶シリコン基板)62が形成
され、シリコン層62の上には酸化シリコン膜63が形
成されている。シリコン層62の表層部にはP型不純物
拡散層64が形成され、この拡散層64の深さは5μm
以上あればよい。このP型不純物拡散層64の表層部に
はN型拡散層(ダイヤフラム形成膜)65が形成されて
いる。シリコン層62におけるP型不純物拡散層64の
一部領域が除去され凹部66が形成されている。N型拡
散層65および酸化シリコン膜63の積層体にはエッチ
ング液注入用透孔67が形成されている。透孔67は膜
68にて塞がれている。また、N型拡散層65にはピエ
ゾ抵抗層(図示略)が形成されている。
の上には、絶縁膜61を介して表面の面方位が(10
0)面のシリコン層(単結晶シリコン基板)62が形成
され、シリコン層62の上には酸化シリコン膜63が形
成されている。シリコン層62の表層部にはP型不純物
拡散層64が形成され、この拡散層64の深さは5μm
以上あればよい。このP型不純物拡散層64の表層部に
はN型拡散層(ダイヤフラム形成膜)65が形成されて
いる。シリコン層62におけるP型不純物拡散層64の
一部領域が除去され凹部66が形成されている。N型拡
散層65および酸化シリコン膜63の積層体にはエッチ
ング液注入用透孔67が形成されている。透孔67は膜
68にて塞がれている。また、N型拡散層65にはピエ
ゾ抵抗層(図示略)が形成されている。
【0043】次に、このように構成した半導体圧力セン
サの製造方法を説明する。まず、図30に示すように、
SOI基板を用意する。つまり、単結晶シリコン基板6
0の上に絶縁膜61を介して単結晶のシリコン層62を
形成する。
サの製造方法を説明する。まず、図30に示すように、
SOI基板を用意する。つまり、単結晶シリコン基板6
0の上に絶縁膜61を介して単結晶のシリコン層62を
形成する。
【0044】そして、図31に示すように、通常の酸
化、ホトエッチ、イオン注入、熱拡散といった工程を行
うことにより、表面のダイヤフラムを形成する領域より
も一回り外側までの領域にP型不純物拡散層64を形成
する。
化、ホトエッチ、イオン注入、熱拡散といった工程を行
うことにより、表面のダイヤフラムを形成する領域より
も一回り外側までの領域にP型不純物拡散層64を形成
する。
【0045】さらに、図32に示すように、シリコン層
62におけるP型不純物拡散層64の内側の領域に同様
の工程を用いてN型拡散層65を形成する。N型拡散層
65の拡散深さは4μmであるが、正確には後の電気化
学エッチングの際にN型層65でストップエッチングを
行うがストップする厚さが拡散深さと電圧印加による空
乏層深さの和となるため、ダイヤフラム厚を4μmとす
る場合には4μmに対し空乏層厚分だけ薄くする必要が
ある。
62におけるP型不純物拡散層64の内側の領域に同様
の工程を用いてN型拡散層65を形成する。N型拡散層
65の拡散深さは4μmであるが、正確には後の電気化
学エッチングの際にN型層65でストップエッチングを
行うがストップする厚さが拡散深さと電圧印加による空
乏層深さの和となるため、ダイヤフラム厚を4μmとす
る場合には4μmに対し空乏層厚分だけ薄くする必要が
ある。
【0046】引き続き、図33に示すように、シリコン
層62の表面に、CVD等の方法により酸化シリコン膜
63を形成する。酸化シリコン膜63に対し、前記実施
形態と同様の十字等の透孔パターンをホトエッチングに
より形成する。さらに、この酸化膜63のパターンをマ
スクとしてN型拡散層65を異方性ドライエッチにより
垂直にP型不純物拡散層64に達するまでエッチングす
る。また、透孔67の側壁を酸化膜で覆う。
層62の表面に、CVD等の方法により酸化シリコン膜
63を形成する。酸化シリコン膜63に対し、前記実施
形態と同様の十字等の透孔パターンをホトエッチングに
より形成する。さらに、この酸化膜63のパターンをマ
スクとしてN型拡散層65を異方性ドライエッチにより
垂直にP型不純物拡散層64に達するまでエッチングす
る。また、透孔67の側壁を酸化膜で覆う。
【0047】引き続き、図34に示すように、白金製対
向電極69および基板60をアルカリ溶液に浸漬して電
気化学ストップエッチングにより凹部66を形成する。
エッチング液としてはKOH、TMAH等を用いる。ま
た、N型拡散層65に正電位を加えることによりN型拡
散層65はエッチングされずP型不純物拡散層64及び
その下のシリコン層62のみがエッチングされる。これ
により前記実施形態と同様に十字状等の透孔パターンで
決まる逆四角錐の凹部66(キャビティ)が形成され
る。
向電極69および基板60をアルカリ溶液に浸漬して電
気化学ストップエッチングにより凹部66を形成する。
エッチング液としてはKOH、TMAH等を用いる。ま
た、N型拡散層65に正電位を加えることによりN型拡
散層65はエッチングされずP型不純物拡散層64及び
その下のシリコン層62のみがエッチングされる。これ
により前記実施形態と同様に十字状等の透孔パターンで
決まる逆四角錐の凹部66(キャビティ)が形成され
る。
【0048】このように、電気化学エッチングの際には
N型拡散層65のみに電圧を印加することにより、その
下のSOIのP型不純物拡散層64がエッチングされ逆
台形の凹部66(キャビティ)が形成される。
N型拡散層65のみに電圧を印加することにより、その
下のSOIのP型不純物拡散層64がエッチングされ逆
台形の凹部66(キャビティ)が形成される。
【0049】その後、図29に示すように、透孔67を
膜68で埋め戻す。
膜68で埋め戻す。
【図1】 第1の実施の形態における半導体圧力センサ
の平面図。
の平面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 凹部を示す斜視図。
【図4】 半導体圧力センサの製造工程を説明するため
の断面図。
の断面図。
【図5】 半導体圧力センサの製造工程を説明するため
の断面図。
の断面図。
【図6】 半導体圧力センサの製造工程を説明するため
の断面図。
の断面図。
【図7】 マスクパターンを示す平面図。
【図8】 エッチングを説明するための図。
【図9】 エッチングを説明するための図。
【図10】 別例のマスクパターンを示す平面図。
【図11】 他の別例のマスクパターンを示す平面図。
【図12】 他の別例のマスクパターンを示す平面図。
【図13】 他の別例のマスクパターンを示す平面図。
【図14】 エッチングを説明するための図。
【図15】 第2の実施の形態における半導体圧力セン
サの断面図。
サの断面図。
【図16】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図17】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図18】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図19】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図20】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図21】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図22】 第3の実施の形態における半導体圧力セン
サの断面図。
サの断面図。
【図23】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図24】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図25】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図26】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図27】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図28】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図29】 第4の実施の形態における半導体圧力セン
サの断面図。
サの断面図。
【図30】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図31】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図32】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図33】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図34】 半導体圧力センサの製造工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
1…単結晶シリコン基板、2…プラズマ窒化シリコン
膜、3…凹部、4…透孔、20…単結晶シリコン基板、
21…絶縁膜、22…シリコン層、23…酸化シリコン
膜、24…凹部、25…透孔、40…単結晶シリコン基
板、41…エピタキシャル層、42…酸化シリコン膜、
43…凹部、44…透孔、62…単結晶シリコン層、6
3…酸化シリコン層、65…拡散層、66…凹部、67
…透孔
膜、3…凹部、4…透孔、20…単結晶シリコン基板、
21…絶縁膜、22…シリコン層、23…酸化シリコン
膜、24…凹部、25…透孔、40…単結晶シリコン基
板、41…エピタキシャル層、42…酸化シリコン膜、
43…凹部、44…透孔、62…単結晶シリコン層、6
3…酸化シリコン層、65…拡散層、66…凹部、67
…透孔
Claims (6)
- 【請求項1】 単結晶シリコン基板と、 前記単結晶シリコン基板の表面に形成された凹部と、 前記凹部の開口部を塞ぐように単結晶シリコン基板の表
面に形成されたダイヤフラム形成膜と、 前記ダイヤフラム形成膜に形成され、前記凹部を形成す
るためのエッチング液注入用透孔と、を備えた半導体圧
力センサであって、 前記単結晶シリコン基板として、表面の面方位が(10
0)面の単結晶シリコン基板を用いるとともに、前記エ
ッチング液注入用透孔を、単結晶シリコン基板の<11
0>方向または<100>方向に連続的または断続的に
延びる細長い透孔としたことを特徴とする半導体圧力セ
ンサ。 - 【請求項2】 単結晶シリコン基板の<110>方向に
延びる細長い透孔は、十字状をなすものである請求項1
に記載の半導体圧力センサ。 - 【請求項3】 単結晶シリコン基板の<100>方向に
延びる細長い透孔は、X字状をなすものである請求項1
に記載の半導体圧力センサ。 - 【請求項4】 表面の面方位が(100)面の単結晶シ
リコン基板の上に、ダイヤフラム形成膜を配置する工程
と、 前記ダイヤフラム形成膜に単結晶シリコン基板の<11
0>方向または<100>方向に連続的または断続的に
延びる細長い透孔を形成する工程と、 前記ダイヤフラム形成膜の透孔を通した異方性エッチン
グ液の注入により前記単結晶シリコン基板の表面をエッ
チングして凹部を形成する工程と、 前記ダイヤフラム形成膜の透孔を塞ぐ工程と、を備えた
ことを特徴とする半導体圧力センサの製造方法。 - 【請求項5】 単結晶シリコン基板の<110>方向に
延びる細長い透孔は、十字状をなすものである請求項4
に記載の半導体圧力センサの製造方法。 - 【請求項6】 単結晶シリコン基板の<100>方向に
延びる細長い透孔は、X字状をなすものである請求項4
に記載の半導体圧力センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29567897A JPH11135806A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体圧力センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29567897A JPH11135806A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体圧力センサおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11135806A true JPH11135806A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17823779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29567897A Pending JPH11135806A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体圧力センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11135806A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-28 JP JP29567897A patent/JPH11135806A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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---|---|---|---|
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