JPH11127122A - 光受信器 - Google Patents
光受信器Info
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- JPH11127122A JPH11127122A JP9306358A JP30635897A JPH11127122A JP H11127122 A JPH11127122 A JP H11127122A JP 9306358 A JP9306358 A JP 9306358A JP 30635897 A JP30635897 A JP 30635897A JP H11127122 A JPH11127122 A JP H11127122A
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- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 claims abstract description 17
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 6
- 101150098161 APD1 gene Proteins 0.000 description 5
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無変調光の入力や信号光の無入力の場合に生
じるアバランシェホトダイオード(APD)の電流増加
により、受信器各部が劣化することを防止する。 【解決手段】 APD1からの電流出力を前置増幅器2
により電圧信号とし可変利得増幅器3により利得を調整
して出力信号振幅を一定に維持する。可変利得増幅器3
は、利得が所定値以上になっても所定の出力信号振幅が
得られないないとき高電圧発生回路7を制御して出力信
号振幅が一定になるようにAPD1の増倍率を調整する
制御電圧を制御回路6に出力する。また、タイミング抽
出回路5は出力からクロック周波数成分を検出できると
きは十分高い電圧を、検出できないときはAPDのブレ
ークダウン電圧以下の制御電圧を制御回路6に出力す
る。制御回路6は、両制御電圧のうち低い方で高電圧発
生回路7を制御してAPDに過電圧が印加されることを
防止する。
じるアバランシェホトダイオード(APD)の電流増加
により、受信器各部が劣化することを防止する。 【解決手段】 APD1からの電流出力を前置増幅器2
により電圧信号とし可変利得増幅器3により利得を調整
して出力信号振幅を一定に維持する。可変利得増幅器3
は、利得が所定値以上になっても所定の出力信号振幅が
得られないないとき高電圧発生回路7を制御して出力信
号振幅が一定になるようにAPD1の増倍率を調整する
制御電圧を制御回路6に出力する。また、タイミング抽
出回路5は出力からクロック周波数成分を検出できると
きは十分高い電圧を、検出できないときはAPDのブレ
ークダウン電圧以下の制御電圧を制御回路6に出力す
る。制御回路6は、両制御電圧のうち低い方で高電圧発
生回路7を制御してAPDに過電圧が印加されることを
防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に使用され
る受光素子として、例えばアバランシェホトダイオード
を用いた光受信器に関し、特に、特性の劣化を防止する
ことが可能な光受信器に関する。
る受光素子として、例えばアバランシェホトダイオード
を用いた光受信器に関し、特に、特性の劣化を防止する
ことが可能な光受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光信号を電気信号に変換するため
の受光素子として、印加する電圧により増倍率を可変で
きるアバランシェダイオード(以下「APD」ともい
う。)等を用い、更に、APDの光電流を電圧に変換す
るための前置増幅器と、前記前置増幅器の出力を一定の
振幅まで増幅する可変利得増幅器とを有する光受信器が
利用されている。
の受光素子として、印加する電圧により増倍率を可変で
きるアバランシェダイオード(以下「APD」ともい
う。)等を用い、更に、APDの光電流を電圧に変換す
るための前置増幅器と、前記前置増幅器の出力を一定の
振幅まで増幅する可変利得増幅器とを有する光受信器が
利用されている。
【0003】通常、このような光受信器は、可変利得増
幅器の利得制御によって可変利得増幅器の出力信号振幅
を所定の値に保てる場合には、APDに印加する電圧を
一定に保ち可変利得増幅器の利得制御を行い、可変利得
増幅器の利得が最大となっても、可変利得増幅器の出力
振幅が所定の値に達しない場合には、APDに印加する
電圧を調整することによりAPDの増倍率を制御し、可
変利得増幅器の出力信号振幅を所定の値にすることが行
われている。
幅器の利得制御によって可変利得増幅器の出力信号振幅
を所定の値に保てる場合には、APDに印加する電圧を
一定に保ち可変利得増幅器の利得制御を行い、可変利得
増幅器の利得が最大となっても、可変利得増幅器の出力
振幅が所定の値に達しない場合には、APDに印加する
電圧を調整することによりAPDの増倍率を制御し、可
変利得増幅器の出力信号振幅を所定の値にすることが行
われている。
【0004】図7は、このような光受信器を示すブロッ
ク図である。入力信号光は、APD1により電流に変換
されて前置増幅器2に入力される。前置増幅器2は、入
力された電流を電圧に変換して可変利得増幅器3に出力
する。可変利得増幅器3は、利得が制御され入力された
電圧信号を所定の振幅に増幅してタイミング抽出回路5
と識別回路4に出力する。
ク図である。入力信号光は、APD1により電流に変換
されて前置増幅器2に入力される。前置増幅器2は、入
力された電流を電圧に変換して可変利得増幅器3に出力
する。可変利得増幅器3は、利得が制御され入力された
電圧信号を所定の振幅に増幅してタイミング抽出回路5
と識別回路4に出力する。
【0005】ここで、可変利得増幅器3の利得を最大に
しても出力振幅が所定の振幅に達しない場合は、可変利
得増幅器3はAPD1に電圧を印加している高電圧発生
回路7の制御回路31に制御信号を出力して、APD1
に印加する電圧を調整することで可変利得増幅器3の出
力振幅が所定の値となるようにAPD1の増倍率を制御
する。可変利得増幅器3から入力される信号により、タ
イミング抽出回路5はクロックを再生し、識別回路4
は、タイミング抽出回路5からの再生クロックにより信
号のリタイミングを行い信号を識別しデータを出力す
る。
しても出力振幅が所定の振幅に達しない場合は、可変利
得増幅器3はAPD1に電圧を印加している高電圧発生
回路7の制御回路31に制御信号を出力して、APD1
に印加する電圧を調整することで可変利得増幅器3の出
力振幅が所定の値となるようにAPD1の増倍率を制御
する。可変利得増幅器3から入力される信号により、タ
イミング抽出回路5はクロックを再生し、識別回路4
は、タイミング抽出回路5からの再生クロックにより信
号のリタイミングを行い信号を識別しデータを出力す
る。
【0006】また、APDの増倍率を制御する光受信器
の他の従来例としては、例えば、特開平3−13641
9号公報記載のものが知られている。この光受信器で
は、APDとAPDに電圧を印加する高電圧発生回路の
間にAPDに流れる平均電流を検出する回路を設け、A
PDに流れる電流により高電圧発生回路の出力電圧を制
御するように構成したものである。
の他の従来例としては、例えば、特開平3−13641
9号公報記載のものが知られている。この光受信器で
は、APDとAPDに電圧を印加する高電圧発生回路の
間にAPDに流れる平均電流を検出する回路を設け、A
PDに流れる電流により高電圧発生回路の出力電圧を制
御するように構成したものである。
【0007】図8は、この光受信器の一例を示すブロッ
ク図である。APD1を流れる平均電流を平均電流検出
回路42で検出し、この検出信号を制御回路44を介し
て高電圧発生回路43に入力する。高電圧発生回路43
は検出信号によりAPD1に印加する電圧を調整し、A
PD1の増倍率を制御する。このようにして、制御され
たAPD1からの出力信号は、前置増幅器2、可変利得
増幅器41で所定の値まで増幅された後、識別回路4及
びタイミング抽出回路5に出力される。識別回路4は、
タイミング抽出回路5で再生されたクロックにより信号
をリタイミングして識別しデータを出力する。
ク図である。APD1を流れる平均電流を平均電流検出
回路42で検出し、この検出信号を制御回路44を介し
て高電圧発生回路43に入力する。高電圧発生回路43
は検出信号によりAPD1に印加する電圧を調整し、A
PD1の増倍率を制御する。このようにして、制御され
たAPD1からの出力信号は、前置増幅器2、可変利得
増幅器41で所定の値まで増幅された後、識別回路4及
びタイミング抽出回路5に出力される。識別回路4は、
タイミング抽出回路5で再生されたクロックにより信号
をリタイミングして識別しデータを出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7で説明した一般的
な光受信器の例では、受信器に連続光(無変調光)が入
力された場合、可変利得増幅器から出力される信号振幅
が得られないために、APD等の受光素子は増倍率を増
大するように制御され過大な光電流が受光素子に流れる
ことになる。この結果、受光素子や前置増幅器の劣化が
生じる可能性がある。また、信号光が無入力になると可
変利得増幅器から出力される振幅が小さくなるため、受
光素子には、ブレークダウンを生じるような過大電圧
(VB)が印加される。受光素子にブレークダウン電圧
が印加されると過大な電流(暗電流)が生じるので、同
様に受光素子や前置増幅器の劣化が生じる可能性があ
る。
な光受信器の例では、受信器に連続光(無変調光)が入
力された場合、可変利得増幅器から出力される信号振幅
が得られないために、APD等の受光素子は増倍率を増
大するように制御され過大な光電流が受光素子に流れる
ことになる。この結果、受光素子や前置増幅器の劣化が
生じる可能性がある。また、信号光が無入力になると可
変利得増幅器から出力される振幅が小さくなるため、受
光素子には、ブレークダウンを生じるような過大電圧
(VB)が印加される。受光素子にブレークダウン電圧
が印加されると過大な電流(暗電流)が生じるので、同
様に受光素子や前置増幅器の劣化が生じる可能性があ
る。
【0009】また、図8で説明した光受信器の例では、
受光素子には高電圧を印加する必要があるため、受光素
子の電流を検出するには高電圧に耐えられる特殊な部品
を用いる必要がある。また、信号光が無入力になると、
受光素子に流れる電流は受光素子の動作電圧(図2、V
B参照)付近で急激に増大するので制御が非常に困難に
なる。
受光素子には高電圧を印加する必要があるため、受光素
子の電流を検出するには高電圧に耐えられる特殊な部品
を用いる必要がある。また、信号光が無入力になると、
受光素子に流れる電流は受光素子の動作電圧(図2、V
B参照)付近で急激に増大するので制御が非常に困難に
なる。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、連続光
(無変調光)が入力された場合や信号光が無入力状態に
なった場合でも、アバランシェホトダイオード等の受光
素子の電流増加による受信器各部の劣化を防止すること
ができる簡単な構成の光受信器を提供することにある。
(無変調光)が入力された場合や信号光が無入力状態に
なった場合でも、アバランシェホトダイオード等の受光
素子の電流増加による受信器各部の劣化を防止すること
ができる簡単な構成の光受信器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光受信器は、光
信号を電気信号に変換する受光素子として光電気変換効
率が変化する受光素子を用い、前記受光素子の出力信号
を増幅し利得を調整することにより出力の信号振幅を一
定にする増幅器を備える光受信器において、前記増幅器
の利得が所定値以上になったとき、前記受光素子に印加
する電圧を制御して受光素子の増倍率を調整して前記増
幅器が出力する信号振幅が一定になるように制御する手
段と、前記増幅器の出力から特定の周波数成分が検出さ
れない場合に前記受光素子に印加する電圧を所定電圧以
上とならないように制限する手段とを有する。
信号を電気信号に変換する受光素子として光電気変換効
率が変化する受光素子を用い、前記受光素子の出力信号
を増幅し利得を調整することにより出力の信号振幅を一
定にする増幅器を備える光受信器において、前記増幅器
の利得が所定値以上になったとき、前記受光素子に印加
する電圧を制御して受光素子の増倍率を調整して前記増
幅器が出力する信号振幅が一定になるように制御する手
段と、前記増幅器の出力から特定の周波数成分が検出さ
れない場合に前記受光素子に印加する電圧を所定電圧以
上とならないように制限する手段とを有する。
【0012】具体的には、光信号を電気信号に変換する
アバランシェホトダイオードと、前記アバランシェホト
ダイオードの出力信号を電圧に変換する前置増幅器と、
前記前置増幅器の出力を増幅し利得を調整することによ
り出力の信号振幅を一定に維持する増幅器とを備える光
受信器において、前記増幅器の利得が所定値以上になっ
たとき、前記アバランシェホトダイオードに印加する電
圧を制御してアバランシェホトダイオードの増倍率を調
整して、前記増幅器が出力する信号振幅が一定になるよ
うに制御する手段と、前記増幅器の出力から特定の周波
数成分が検出されない場合にアバランシェホトダイオー
ドに印加する電圧をブレークダウン電圧より低い所定電
圧が上限となるように制限する手段とを有する。
アバランシェホトダイオードと、前記アバランシェホト
ダイオードの出力信号を電圧に変換する前置増幅器と、
前記前置増幅器の出力を増幅し利得を調整することによ
り出力の信号振幅を一定に維持する増幅器とを備える光
受信器において、前記増幅器の利得が所定値以上になっ
たとき、前記アバランシェホトダイオードに印加する電
圧を制御してアバランシェホトダイオードの増倍率を調
整して、前記増幅器が出力する信号振幅が一定になるよ
うに制御する手段と、前記増幅器の出力から特定の周波
数成分が検出されない場合にアバランシェホトダイオー
ドに印加する電圧をブレークダウン電圧より低い所定電
圧が上限となるように制限する手段とを有する。
【0013】また、前記光受信器において、アバランシ
ェホトダイオードのブレークダウン電圧より低い前記所
定電圧は温度補償された電圧とし、更に、前記特定の周
波数成分は、受信信号の伝送速度のクロック成分又は信
号フォーマットにおけるフレーム周波数成分とすること
ができる。
ェホトダイオードのブレークダウン電圧より低い前記所
定電圧は温度補償された電圧とし、更に、前記特定の周
波数成分は、受信信号の伝送速度のクロック成分又は信
号フォーマットにおけるフレーム周波数成分とすること
ができる。
【0014】(作用)光受信器の利得制御用の増幅器の
出力から抽出されるクロック周波数成分や伝送信号中の
特定の周波数成分の有無により、光受信器への信号光の
状態を判断して無信号光や信号光の無入力時に受光素子
に過大バイアス電圧が印加されることを回避できるよう
にし、アバランシェホトダイオード等の受光素子及び増
幅器等の特性劣化を防止する。
出力から抽出されるクロック周波数成分や伝送信号中の
特定の周波数成分の有無により、光受信器への信号光の
状態を判断して無信号光や信号光の無入力時に受光素子
に過大バイアス電圧が印加されることを回避できるよう
にし、アバランシェホトダイオード等の受光素子及び増
幅器等の特性劣化を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、光受信器の受光素子とし
てアバランシェホトダイオードを使用した本発明の第一
の実施の形態を示すブロック図である。
てアバランシェホトダイオードを使用した本発明の第一
の実施の形態を示すブロック図である。
【0016】本実施の形態は、アバランシェホトダイオ
ードAPD1に対するバイアス電圧を発生する高電圧発
生回路7と、信号光を受光するアバランシェホトダイオ
ード1と、その電流出力を入力とする前置増幅器2と、
前置増幅器2の出力を入力とする可変利得増幅器3とを
備える光受信器において、高電圧発生回路7を制御する
制御回路6を設け、該制御回路6を可変利得増幅器3か
らの制御出力とタイミング抽出回路6からの制御出力に
より制御する構成を有する。
ードAPD1に対するバイアス電圧を発生する高電圧発
生回路7と、信号光を受光するアバランシェホトダイオ
ード1と、その電流出力を入力とする前置増幅器2と、
前置増幅器2の出力を入力とする可変利得増幅器3とを
備える光受信器において、高電圧発生回路7を制御する
制御回路6を設け、該制御回路6を可変利得増幅器3か
らの制御出力とタイミング抽出回路6からの制御出力に
より制御する構成を有する。
【0017】入力された信号光は、APD1により電流
信号に変換される。APD1により変換された電流信号
は、前置増幅器2によりAPD1の出力する光電流に比
例した電圧に変換されて可変利得増幅器3に出力され
る。
信号に変換される。APD1により変換された電流信号
は、前置増幅器2によりAPD1の出力する光電流に比
例した電圧に変換されて可変利得増幅器3に出力され
る。
【0018】可変利得増幅器3では、利得制御によって
出力信号の信号振幅を所定の値に保てる場合には、可変
利得増幅器内における自動利得制御動作が行われ出力の
信号振幅が一定に保たれる。また、このときAPD1に
印加する電圧は一定に保つように利得制御が行われる。
また、可変利得増幅器3の利得が十分大又は最大となっ
ても出力信号振幅が所定の値に達しない場合には、AP
D1に印加する電圧を調整してAPD1の増倍率を制御
して可変利得増幅器3の出力の信号振幅を所定の値にな
るように制御する。可変利得増幅器3により増幅された
信号は、タイミング抽出回路5と識別回路4にそれぞれ
出力される。
出力信号の信号振幅を所定の値に保てる場合には、可変
利得増幅器内における自動利得制御動作が行われ出力の
信号振幅が一定に保たれる。また、このときAPD1に
印加する電圧は一定に保つように利得制御が行われる。
また、可変利得増幅器3の利得が十分大又は最大となっ
ても出力信号振幅が所定の値に達しない場合には、AP
D1に印加する電圧を調整してAPD1の増倍率を制御
して可変利得増幅器3の出力の信号振幅を所定の値にな
るように制御する。可変利得増幅器3により増幅された
信号は、タイミング抽出回路5と識別回路4にそれぞれ
出力される。
【0019】タイミング抽出回路5は、入力される信号
から、信号の伝送速度に応じたクロックを再生し、識別
回路4は、タイミング抽出回路5からのクロックにより
可変利得増幅器3からの信号をリタイミングして識別す
る。
から、信号の伝送速度に応じたクロックを再生し、識別
回路4は、タイミング抽出回路5からのクロックにより
可変利得増幅器3からの信号をリタイミングして識別す
る。
【0020】更に、本実施の態様においては、タイミン
グ抽出回路5は、入力される信号から伝送速度に応じた
クロックを抽出できている場合は、高い制御電圧V1を
制御回路6に出力し、また、クロックを抽出できない場
合には、低い制御電圧V2(<V1)を制御回路6に出
力する機能を有する。ここで、高い制御電圧V1とは、
APD1のブレークダウン電圧以上の電圧であり、ま
た、低い制御電圧V2とは、APD1のブレークダウン
電圧以下の電圧又は該ブレークダウン電圧近くの適正動
作を可能とする電圧である。
グ抽出回路5は、入力される信号から伝送速度に応じた
クロックを抽出できている場合は、高い制御電圧V1を
制御回路6に出力し、また、クロックを抽出できない場
合には、低い制御電圧V2(<V1)を制御回路6に出
力する機能を有する。ここで、高い制御電圧V1とは、
APD1のブレークダウン電圧以上の電圧であり、ま
た、低い制御電圧V2とは、APD1のブレークダウン
電圧以下の電圧又は該ブレークダウン電圧近くの適正動
作を可能とする電圧である。
【0021】制御回路6は、可変利得増幅器3から入力
される制御電圧とタイミング抽出回路5から入力される
制御電圧とのうち低い方の制御電圧を選択して高電圧発
生回路7に出力する。つまり、タイミング抽出回路5が
制御電圧V1を出力しているときは、可変利得増幅器3
から出力されるブレークダウン電圧以下のアバランシェ
ホトダイオードの適正動作を可能とする一定の電圧が出
力され、タイミング抽出回路5が制御電圧V2を出力し
ているときは、当該制御電圧V2が出力される。
される制御電圧とタイミング抽出回路5から入力される
制御電圧とのうち低い方の制御電圧を選択して高電圧発
生回路7に出力する。つまり、タイミング抽出回路5が
制御電圧V1を出力しているときは、可変利得増幅器3
から出力されるブレークダウン電圧以下のアバランシェ
ホトダイオードの適正動作を可能とする一定の電圧が出
力され、タイミング抽出回路5が制御電圧V2を出力し
ているときは、当該制御電圧V2が出力される。
【0022】図2は、高電圧発生回路7の入力の制御電
圧Vcと出力電圧Voとの関係を示す特性図である。高
電圧発生回路7は、図2に示す特性に従い制御回路6か
らの制御電圧Vcに応じた出力電圧VoをAPD1に供
給する。ここで、VB(VB’)は、APD1のブレー
クダウン電圧を表している。
圧Vcと出力電圧Voとの関係を示す特性図である。高
電圧発生回路7は、図2に示す特性に従い制御回路6か
らの制御電圧Vcに応じた出力電圧VoをAPD1に供
給する。ここで、VB(VB’)は、APD1のブレー
クダウン電圧を表している。
【0023】従って、光受信器に正常な強度範囲の信号
光が受信されている場合には可変利得増幅器は上述のよ
うな通常の利得制御動作が行われ、タイミング抽出回路
5は正常にクロックを再生し、識別回路4は該クロック
により復調データを出力する。
光が受信されている場合には可変利得増幅器は上述のよ
うな通常の利得制御動作が行われ、タイミング抽出回路
5は正常にクロックを再生し、識別回路4は該クロック
により復調データを出力する。
【0024】一方、受光素子に連続光(無変調光)が入
力された場合や無入力状態になった場合には、可変利得
増幅器3は所望の信号振幅を出力できないため、可変利
得増幅器3から制御回路6に出力される制御電圧は過大
に上昇する。
力された場合や無入力状態になった場合には、可変利得
増幅器3は所望の信号振幅を出力できないため、可変利
得増幅器3から制御回路6に出力される制御電圧は過大
に上昇する。
【0025】このとき、タイミング抽出回路5では、所
定の振幅の信号が入力されないのでクロックを再生でき
ず、このためタイミング抽出回路5からは図2に示され
る低い制御電圧V2が制御回路6に出力される。
定の振幅の信号が入力されないのでクロックを再生でき
ず、このためタイミング抽出回路5からは図2に示され
る低い制御電圧V2が制御回路6に出力される。
【0026】この結果、制御回路6は、タイミング抽出
回路5から入力される低い制御電圧V2を選択して高電
圧発生回路7に出力するため、高電圧発生回路7からは
対応する低いバイアス電圧が出力され、APD1にはブ
レークダウン電圧以下の電圧が印加され、APD1に過
大な電流が流れることが防止される。
回路5から入力される低い制御電圧V2を選択して高電
圧発生回路7に出力するため、高電圧発生回路7からは
対応する低いバイアス電圧が出力され、APD1にはブ
レークダウン電圧以下の電圧が印加され、APD1に過
大な電流が流れることが防止される。
【0027】このようにして、受光素子に連続光(無変
調光)が入力された場合や無入力状態になった場合に、
受光素子の増倍率を高めるための過大な電圧が印加され
ることによる受光素子及び増幅器等の特性の劣化が防止
される。
調光)が入力された場合や無入力状態になった場合に、
受光素子の増倍率を高めるための過大な電圧が印加され
ることによる受光素子及び増幅器等の特性の劣化が防止
される。
【0028】図3は、本発明の第二の実施の態様を示す
図である。第二の実施の態様を図4に示すAPDの特性
図を参照して説明する。
図である。第二の実施の態様を図4に示すAPDの特性
図を参照して説明する。
【0029】本実施の態様の光受信器は、タイミング抽
出回路5が出力する低い制御電圧V2をAPDのブレー
クダウン電圧付近の値としたものであり、タイミング抽
出回路5と制御回路6との間に制御電圧V2に対する温
度補償回路11を設けた構成を有する。
出回路5が出力する低い制御電圧V2をAPDのブレー
クダウン電圧付近の値としたものであり、タイミング抽
出回路5と制御回路6との間に制御電圧V2に対する温
度補償回路11を設けた構成を有する。
【0030】一般に、APDは図4に示されるようにA
PDの周囲温度によりブレークダウン電圧VBが変化す
る。このため周囲温度変化によりAPD1のバイアス電
圧の設定又は制御が困難になる。
PDの周囲温度によりブレークダウン電圧VBが変化す
る。このため周囲温度変化によりAPD1のバイアス電
圧の設定又は制御が困難になる。
【0031】本実施の態様では、タイミング抽出回路5
から出力される制御電圧V2を温度補償回路11により
温度の上昇又は下降に応じて増減するように温度補償を
行い、制御回路6に出力する。このような温度補償を行
うことにより、高電圧発生回路7の出力によるAPD1
のバイアス状態を温度変動に対し常に良好な状態に設定
することを可能とする。このようにすることにより、光
受信器が連続光(無変調光)の入力状態や無入力状態か
ら正常な信号光に戻った場合に直ちに適正な動作状態に
回復することができる。
から出力される制御電圧V2を温度補償回路11により
温度の上昇又は下降に応じて増減するように温度補償を
行い、制御回路6に出力する。このような温度補償を行
うことにより、高電圧発生回路7の出力によるAPD1
のバイアス状態を温度変動に対し常に良好な状態に設定
することを可能とする。このようにすることにより、光
受信器が連続光(無変調光)の入力状態や無入力状態か
ら正常な信号光に戻った場合に直ちに適正な動作状態に
回復することができる。
【0032】図5は、本発明の第三の実施の態様を示す
図である。本実施の形態は受信器に入力される信号光を
STM−N信号とするようにした例である。可変利得増
幅器3から出力される信号には、STM−N信号のフレ
ーム周波数である8kHzに輝線のスペクトルを有す
る。
図である。本実施の形態は受信器に入力される信号光を
STM−N信号とするようにした例である。可変利得増
幅器3から出力される信号には、STM−N信号のフレ
ーム周波数である8kHzに輝線のスペクトルを有す
る。
【0033】本実施の態様では、可変利得増幅器3から
出力される信号からこの周波数成分を抽出するための8
kHzのバンドパスフィルタ22と、バンドパスフィル
タ22の出力を検出する検出器23とを有する。
出力される信号からこの周波数成分を抽出するための8
kHzのバンドパスフィルタ22と、バンドパスフィル
タ22の出力を検出する検出器23とを有する。
【0034】検出器23は、8kHzの周波数成分を検
出できている場合は図2に示すような制御電圧V1を制
御回路6に出力し、検出できない場合には図2に示すよ
うな制御電圧V2を制御回路6に出力する。
出できている場合は図2に示すような制御電圧V1を制
御回路6に出力し、検出できない場合には図2に示すよ
うな制御電圧V2を制御回路6に出力する。
【0035】本実施の態様においても、可変利得増幅器
3から正常振幅の信号が出力されるか否かにより高電圧
発生回路7の出力電圧を制御することが可能であり、A
PD1に過大な電流が流れるのを防止することができ
る。
3から正常振幅の信号が出力されるか否かにより高電圧
発生回路7の出力電圧を制御することが可能であり、A
PD1に過大な電流が流れるのを防止することができ
る。
【0036】図6は、本発明の第四の実施の態様を示す
図である。本実施の態様は、検出器23と制御回路6と
の間に温度補償回路11を設けた構成を有する。
図である。本実施の態様は、検出器23と制御回路6と
の間に温度補償回路11を設けた構成を有する。
【0037】検出器23から出力される低い制御電圧V
2をAPDのブレークダウン電圧近くに設定するととも
に、該制御電圧に対する検出器23から出力される制御
電圧は、温度補償回路11において温度の上下変動に応
じて調節され制御回路6に出力されることでAPDのバ
イアス状態を温度変動に対して安定化することを可能と
する。
2をAPDのブレークダウン電圧近くに設定するととも
に、該制御電圧に対する検出器23から出力される制御
電圧は、温度補償回路11において温度の上下変動に応
じて調節され制御回路6に出力されることでAPDのバ
イアス状態を温度変動に対して安定化することを可能と
する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光受信器
は、APD等の受光素子に連続光が入力された場合や無
入力状態になった場合でも、受光素子に印加されるバイ
アス電圧を受光素子のブレークダウン電圧よりも低く制
御することが可能であるため、受光素子の劣化や前置増
幅器の劣化を防止することが可能である。
は、APD等の受光素子に連続光が入力された場合や無
入力状態になった場合でも、受光素子に印加されるバイ
アス電圧を受光素子のブレークダウン電圧よりも低く制
御することが可能であるため、受光素子の劣化や前置増
幅器の劣化を防止することが可能である。
【0039】また、本発明の光受信器は、受光素子に連
続光が入力された場合や無入力になった場合、受光素子
に印加するバイアス電圧を受光素子のブレークダウン電
圧よりも僅かに低く設定するとともに、そのときのバイ
アス電圧に温度補償を行うことから最適なバイアス電圧
を供給することができ、バイアス電圧に対する制御を容
易に行うことが可能である。
続光が入力された場合や無入力になった場合、受光素子
に印加するバイアス電圧を受光素子のブレークダウン電
圧よりも僅かに低く設定するとともに、そのときのバイ
アス電圧に温度補償を行うことから最適なバイアス電圧
を供給することができ、バイアス電圧に対する制御を容
易に行うことが可能である。
【0040】
【図1】本発明の第一の実施の態様を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】高電圧発生回路の制御電圧と出力電圧の関係を
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の第二の実施の態様を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】光無入力時のAPDの電圧と電流の関係を示す
図である。
図である。
【図5】本発明の第三の実施の態様を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第四の実施の態様を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】第一の従来例を示すブロック図である。
【図8】第二の従来例を示すブロック図である。
1 アバランシェホトダイオード(APD) 2 前置増幅器 3 可変利得増幅器 4 識別回路 5 タイミング抽出回路 6 制御回路 7 高電圧発生回路 11 温度補償回路 21 可変利得増幅器 22 バンドパスフィルタ 23 検出器 31 制御回路 41 可変利得増幅器 42 平均電流検出回路 43 高電圧発生回路 44 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03F 3/08 H03G 3/30
Claims (5)
- 【請求項1】 光信号を電気信号に変換する受光素子と
して光電気変換効率が変化する受光素子を用い、前記受
光素子の出力信号を増幅し利得を調整することにより出
力の信号振幅を一定にする増幅器を備える光受信器にお
いて、 前記増幅器の利得が所定値以上になったとき、前記受光
素子に印加する電圧を制御して受光素子の増倍率を調整
して前記増幅器が出力する信号振幅が一定になるように
制御する手段と、前記増幅器の出力から特定の周波数成
分が検出されない場合に前記受光素子に印加する電圧を
所定電圧以上とならないように制限する手段とを有する
ことを特徴とする光受信器。 - 【請求項2】 光信号を電気信号に変換するアバランシ
ェホトダイオードと、前記アバランシェホトダイオード
の出力信号を電圧に変換する前置増幅器と、前記前置増
幅器の出力を増幅し利得を調整することにより出力の信
号振幅を一定に維持する増幅器とを備える光受信器にお
いて、 前記増幅器の利得が所定値以上になったとき、前記アバ
ランシェホトダイオードに印加する電圧を制御してアバ
ランシェホトダイオードの増倍率を調整して、前記増幅
器が出力する信号振幅が一定になるように制御する手段
と、前記増幅器の出力から特定の周波数成分が検出され
ない場合にアバランシェホトダイオードに印加する電圧
をブレークダウン電圧より低い所定電圧が上限となるよ
うに制限する手段とを有することを特徴とする光受信
器。 - 【請求項3】 アバランシェホトダイオードのブレーク
ダウン電圧より低い前記所定電圧は温度補償された電圧
であることを特徴とする請求項2記載の光受信器。 - 【請求項4】 前記特定の周波数成分は、受信信号の伝
送速度のクロック成分であることを特徴とする請求項2
又は3記載の光受信器。 - 【請求項5】 前記特定の周波数成分は、受信信号のフ
レーム周波数成分であることを特徴とする請求項2又は
3記載の光受信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9306358A JPH11127122A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 光受信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9306358A JPH11127122A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 光受信器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127122A true JPH11127122A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17956112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9306358A Pending JPH11127122A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 光受信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11127122A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004010613A1 (ja) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Fujitsu Limited | 光受信装置 |
JP2008177722A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Fujitsu Access Ltd | 自動利得制御回路 |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP9306358A patent/JPH11127122A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004010613A1 (ja) * | 2002-07-23 | 2004-01-29 | Fujitsu Limited | 光受信装置 |
JP2008177722A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Fujitsu Access Ltd | 自動利得制御回路 |
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