JP3802232B2 - 光受信器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光デジタル通信などに用いられる光受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】
光デジタル通信方式の場合、送信側ではディジタル信号を光のON/OFFに変調して送信している。一方、受信側では、光のON/OFFを検出しディジタル信号を識別している。
【0003】
ところで、光のON/OFFを検出する場合、受信側では、受信信号としきい値と比較している。このため、受信側において光のON/OFFを検出する場合、伝送路における信号のレベル変動やデバイスの経年変化による受信信号のレベル変動などを吸収する必要がある。そのため、光受信器には、通常、自動利得制御回路(以下AGC回路という、また自動利得制御をAGCと表現する)が設けられている。
【0004】
ここで、AGC回路を設けた従来の光受信器について図3を参照して説明する。符号Sは外部から送られてくる光信号で、光信号Sは、光受信器を構成するアバランシェフォトダイオード(以下APDという)31で受信される。受信された光信号SはAPD31で電流に変換される。APD31で電流に変換された受信信号は前置増幅器32によって電圧に変換され、その後、AGC増幅器33および主増幅器34によって所定の電圧振幅に増幅される。そして、主増幅器34から識別器35の一方の入力端Aに加えられる。
【0005】
また、識別器35の他方の入力端Bには、基準電圧源36から基準電圧いわゆるしきい値が加えられている。識別器35では、主増幅器34から送られる受信信号としきい値とを比較し、両者の大小からデジタル信号が識別される。
【0006】
また、主増幅器34から出力される受信信号の一部はピーク検出回路37に入力されている。ピーク検出回路37は主増幅器34から出力される受信信号の振幅をモニタし、それをモニタ信号としてAGC回路38に供給している。AGC回路38は、モニタ信号のレベルに対応した制御信号を生成し、生成した制御信号によってAGC増幅器33の利得を制御している。
【0007】
また、AGC回路38で生成された制御信号はAPDバイアス回路39にも送られる。APDバイアス回路39では、制御信号に応じたAPDバイアス電圧を生成し、このAPDバイアス電圧でAPD31の増倍率Mが制御される。
【0008】
上記したように従来の光受信器では、主増幅器34から出力される受信信号の電圧振幅がモニタされ、その電圧振幅が一定になるようにAPD31の増倍率MやAGC増幅器33の利得が制御されている。この場合、APD31の増倍率MやAGC増幅器33の利得はいずれも、光受信器の受光レベルに応じて変化する構成になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光受信器に使用されるAPD31は、図4の符号Pで示すように、周波数応答特性が増倍率Mによって変化する性質がある。図4の横軸は周波数f(MHz)、縦軸は応答(dB)を示し、この例の場合、高域遮断周波数は2GHz付近になっている。また、増倍率Mが20の場合、増倍率Mが10の場合よりも高域遮断周波数が低くなっている。
【0010】
また、伝送帯域がAPD31の高域遮断周波数よりも十分に低い場合、識別器35に入力する受信信号のS/Nを向上させるために、たとえば波形等化回路を挿入し、AGC増幅器33や主増幅器34における周波数帯域を狭くしている。しかし、伝送帯域がAPD31の高域遮断周波数に近くなると、波形等化回路を設けなくても、APD31のロールオフ特性によって適当な波形等化が得られる。図4のような特性のAPDでは、例えば伝送速度が2.5Gbps(STM−16)の場合が該当する。
【0011】
このように伝送帯域がAPDの高域遮断周波数に近いGbpsクラスの光受信器になると、APDの周波数応答特性によって波形等化が行われる。そして波形等化が行われるような伝送帯域の場合、たとえば光信号の受信レベルが変動するとAGC回路が働き、APDの増倍率Mが変化する。その結果、APDの高域遮断周波数が変化し、光受信器全体の等化帯域が変動する。
【0012】
等化帯域の変動による光受信特性への影響は、受信レベルが低くS/Nが悪い領域で顕著に現れる。したがって、従来の光受信器では、APDの増倍率Mが高く高域遮断周波数が低下する領域、すなわち、受光レベルがもっとも小さい領域の近くで、最適な等化帯域となるように設定されている。そのため、S/Nがよく等化帯域の影響が少ない高い受光レベルの場合、APDの増倍率Mが低くなり、高域遮断周波数が高くなって、その等化帯域が最適な場合よりも広くなってしまう。
【0013】
等化帯域が最適な場合よりも広くなると、光送信波形の立ち上がり部分の緩和振動や、立ち下がり時間の長さが光受信器の側に影響するようになる。例えば、伝送速度が2.5Gbpsクラスの場合、光送信器に使用されるレーザーダイオードの動作速度は限界に近くなっている。また、緩和振動の周波数は、普通、数GHz以上で、レーザーダイオードの駆動条件や個体差によっては等化帯域に近づき、緩和振動などの影響が現れる。
【0014】
ここで、緩和振動の周波数と信号波形との関係について図5および図6で説明する。図5および図6の横軸は時間(t)、縦軸は振幅を示している。
【0015】
図5は緩和振動の周波数が低い場合で、(a)は光波形、(b)はf0 ×0.75の等化フィルタを通した後の波形を示している。緩和振動の周波数が低い波形の場合は、波形等化後においても、緩和振動によるオーバーシュート51が十分減衰せず残っている。
【0016】
図6は緩和振動の周波数が高い場合で、(a)は光波形を示している。緩和振動の周波数が等化帯域よりも高くなり、(b)に示すようにf0 ×0.75の等化フィルタを通した後の波形には、オーバーシュート61が除去されている。
【0017】
次に、図5および図6で示された波形等化後の処理について図7で説明する。光受信器の場合、前述したように波形等化後に、受信信号の振幅が一定になるようにAGCが行われる。このとき、図7(a)で示すようにオーバーシュート71が残っていると、そのオーバーシュート71のピーク値pによってAGCが行われる。その結果、アイ開口の中心cは下方に移動し、非発光側に寄ったものになる。
【0018】
図7(b)で示すようにオーバーシュートがない場合、波形は上下対称となる。この場合、ピーク値pによってAGCが行われ、アイ開口の中心cは波形のほぼ中央付近になる。なお、符号Vref は、デジタル信号を識別するしきい値の最適値を示している。
【0019】
このように同じ等化帯域を持つ光受信器でも、対向する光送信器の光波形によって波形等化後のアイ開口の位置がずれてくる。その結果、識別回路における最適なしきい値Vref が、対向する光送信器の光波形によって変化することになる。
【0020】
この問題を回避するために、対向する光送信器の光波形に対応して、光受信器の識別回路を予め個別に調整する方法が考えられる。しかし、前述したようにAPDの帯域が受光レベルによって変わるため、同じ光送信器の光波形であっても受光レベルにより、図7の場合と同様、アイ開口の中心が波形の中央付近からずれてしまう。
【0021】
次に、緩和振動の周波数が低いレーザーダイオードの波形を受信したときの波形等化後の模様を図8で説明する。図の(a)は受光レベルが高い場合で、APDの帯域が広いためオーバーシュートが残っている。図の(b)は受光レベルが低い場合で、APDの帯域が狭いためオーバーシュートがなくなっている。
【0022】
上記したようにGbpsクラスの光受信器の場合、対向する光送信器の光波形や受光レベルによって等化帯域が変化する。その結果、アイ開口の位置、さらにはデジタル信号を識別するための最適なしきい値が変化し、デジタル信号の識別を最適なしきい値で行えないという問題がある。
【0023】
本発明は、上記した欠点を解決し、デジタル信号の識別を最適なしきい値で行える光受信器を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の光受信器は、デジタル信号で変調された光信号を電気信号に変換し、バイアス電圧によって増倍率が変化するアバランシェフォトダイオードと、このアバランシェフォトダイオードから出力される信号からデジタル信号を識別するためのしきい値を生成する基準信号源と、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号と前記しきい値とを比較し、前記デジタル信号を識別する識別器と、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号より受信信号のピーク値に比例した第1ピーク値を検出する第1ピーク検出回路と、この第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値をもとに、前記バイアス電圧を制御するための制御信号を生成し、前記アバランシェフォトダイオードに加える自動利得制御回路とを備えた光受信器であって、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号が与えられ、オーバーシュートをカットするようなカットオフ周波数が設定された低域通過フィルタと、この低域通過フィルタで抽出される低い周波数成分のピーク値に比例した第2ピーク値を検出する第2ピーク検出回路と、前記第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値(VP1)と前記第2ピーク検出回路で検出される第2ピーク値(VP2)との第1の差(VP1−VP2)を検出し、前記第1の差に応じた値を前記しきい値から減算したしきい値を用いて、前記識別器における前記識別を行うことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態について図1の回路構成図を参照して説明する。符号Sは外部から送られてくる光信号で、光信号Sは光電変換素子たとえばAPD11で受信され電流に変換される。電流に変換され受信信号は前置増幅器12で電圧に変換される。前置増幅器12で電圧に変換された受信信号は、さらに、AGC増幅器13および主増幅器14で所定の振幅に増幅される。所定の振幅に増幅された受信信号は主増幅器14から識別器15の一方の入力端Aに加えられる。
【0026】
識別器15の他方の入力端Bには、デジタル信号を識別するための基準電圧、いわゆるしきい値Vref が基準電圧源16から供給されている。そして、識別器15では、主増幅器14から送られてくる受信信号としきい値Vref との大きさを比較し、デジタル信号を識別している。
【0027】
また、主増幅器14から出力された受信信号の一部は第1ピーク検出回路17に送られている。第1ピーク検出回路17は、主増幅器14から出力される受信信号のピーク値に比例したピーク値VP1を出力する。このピーク値VP1はAGC回路18と、差動増幅器19の一方の入力端Aにそれぞれ供給される。
【0028】
AGC回路18では、ピーク値VP1 に対応した制御信号を生成し、この制御信号によってAGC増幅器13の利得が制御される。また、AGC回路18で生成された制御信号の一部はAPDバイアス回路20に供給され、APDバイアス回路20において、制御信号に対応したバイアス電圧に変換される。そして、このバイアス電圧によってAPD11の増倍率が制御される。
【0029】
上記したようにAGC増幅器13の利得やAPD11の増倍率が制御され、主増幅器14から出力される受信信号の振幅が一定になるように制御されている。また、主増幅器14から出力される受信信号の一部は低域通過フィルタ21(以下LPFという)に加えられている。LPF21は、受信信号の中から低い周波数成分を抽出し、第2ピーク検出回路22に送っている。第2ピーク検出回路22は、LPF21で抽出された低い周波数成分のピーク値に比例した電圧値VP2を出力し、そのピーク値VP2を差動増幅器19の他方の入力端Bに加えている。
【0030】
差動増幅器19では、第1ピーク検出回路17から出力されたピーク値VP1と第2ピーク検出回路22から出力されたピーク値VP2との差電圧ΔV(ΔV=VP1−VP2)を検出し、検出した差電圧ΔVを振幅調整回路23に送っている。振幅調整回路23は、差電圧ΔVに対して所定の倍率を掛け算し、差電圧ΔVを所定レベルに変換している。そして、所定レベルに変換された差電圧ΔV分が基準電圧源16から出力されるしきい値から減算される。そして、差電圧ΔV分の減算された電圧がしきい値Vref として識別器15に供給される。
【0031】
ここで、上記した構成の光受信器の動作について図2を参照して説明する。図2は主増幅器14から出力される受信信号の波形を示し、横軸は時間(t)、縦軸はピーク値を示している。
【0032】
図2(a)は、受光レベルが低い場合で、APD11の帯域が狭いため光送信器の緩和振動の影響がなく、オーバーシュートがなくなっている。また、帯域は波形等化の最適値となり、光送信器の緩和振動の周波数成分が通過せず、出力波形にオーバーシュートが発生しない。
【0033】
この場合、第1ピーク検出回路17では、波形のピーク値VP1が検出され、このピーク値VP1によってAGCが行われる。また、識別器15においてデジタル信号を識別するためのしきい値Vref は波形振幅の中央付近cが最適値であり、しきい値Vref は波形振幅の中央付近に設定される。
【0034】
また、LPF21のカットオフ周波数はオーバーシュートをカットするように設定されている。したがってオーバーシュートがなく、第2のピーク検出回路22で検出されるピーク値VP2は、第1ピーク検出回路17で検出されたピーク値VP1と等しくなる。このとき、2つのピーク値VP1、VP2の差電圧ΔVを出力する差動増幅器19からの出力は0となる。このため、アイ開口の中央付近、すなわち波形振幅の中央付近の最適値に設定された基準電圧源16のしきい値Vref がそのまま識別器15に与えられる。
【0035】
図2(b)は、受光レベルが高い場合で、APD11の帯域が広くなり、光送信器の緩和振動の影響が現れ、オーバーシュート30が発生している。また、帯域は波形等化の最適値よりも広がり、その結果、光送信器の緩和振動の周波数成分が通過し、出力波形にオーバーシュートが発生する。
【0036】
この場合、第1のピーク検出回路17で検出されるピーク値VP1によってAGCが行われ、点線で示すように、オーバーシュートによってアイ開口が抑圧される。このとき、デジタル信号を識別するための最適なしきい値Vref1は、アイ開口が抑圧される前の波形におけるピーク値の中央、つまり図2(a)のV refに対応した大きさVref2(V ref2 =V ref )よりも下側に偏ったものになる。その結果、アイ開口が抑圧される前に設定されたしきい値V ref (V ref =V ref2 )は、アイ開口が抑圧された状態の最適値(V ref1 )からずれてしまう。
【0037】
なお、この場合、第2のピーク検出回路22において、LPF21でオーバーシュートがカットされた部分の振幅からピーク値VP2が検出される。そして、第1ピーク検出回路17で検出されたピーク値VP1と第2のピーク検出回路22で検出されたピーク値VP2の差電圧ΔV(ΔV=VP1−VP2)が差動増幅器19から出力される。この差電圧ΔVは振幅調整回路23で適当な倍率aが掛け算され、基準電圧源16から出力されるしきい値から差電圧ΔV分が減算される。この場合、識別器15に供給されるしきい値Vref1はオーバーシュートに比例したΔV×a(aは倍率)だけVref2よりも低くなる。そのため、オーバーシュートによってアイ開口が抑圧されても、デジタル信号の識別は、アイ開口の中央付近すなわち最適なしきい値で行われる。
【0038】
上記した構成によれば、入力波形に対向する光送信器の緩和振動などによりオーバーシュートが現れ、デジタル信号を識別するためのしきい値の最適値が変化しても、しきい値は最適値に設定される。また、オーバーシュートが現れない場合は、しきい値は最適値のまま維持される。したがって、対向する光送信器の光波形や受光レベルの変化に関係なく、デジタル信号を最適なしきい値で識別できる光受信器が実現される。
【0039】
なお、上記した実施形態では、差動増幅器から出力される差電圧ΔV分を基準電圧源から出力されるしきい値から減算している。しかし、差動増幅器において、第2ピーク検出回路で検出されたピーク値から第1ピーク検出回路で検出されたピーク値を引き算する場合には、基準電圧源から出力されるしきい値に対し差電圧ΔV分が加算される。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、デジタル信号を最適なしきい値で識別できる光受信器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための回路構成図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】従来例を説明するための回路構成図である。
【図4】APDの周波数応答特性を説明するための特性図である。
【図5】従来例を説明するための波形図である。
【図6】従来例を説明するための波形図である。
【図7】従来例の動作を説明するための波形図である。
【図8】従来例の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
11…APD
12…前置増幅器
13…AGC増幅器
14…主増幅器
15…識別器
16…基準電圧源
17…第1ピーク検出回路
18…AGC回路
19…差動増幅器
20…APDバイアス回路
21…LPF
22…第2ピーク検出回路
23…振幅調整回路
Claims (3)
- デジタル信号で変調された光信号を電気信号に変換し、バイアス電圧によって増倍率が変化するアバランシェフォトダイオードと、このアバランシェフォトダイオードから出力される信号からデジタル信号を識別するためのしきい値を生成する基準信号源と、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号と前記しきい値とを比較し、前記デジタル信号を識別する識別器と、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号より受信信号のピーク値に比例した第1ピーク値を検出する第1ピーク検出回路と、この第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値をもとに、前記バイアス電圧を制御するための制御信号を生成し、前記アバランシェフォトダイオードに加える自動利得制御回路とを備えた光受信器であって、前記アバランシェフォトダイオードから出力される信号が与えられ、オーバーシュートをカットするようなカットオフ周波数が設定された低域通過フィルタと、この低域通過フィルタで抽出される低い周波数成分のピーク値に比例した第2ピーク値を検出する第2ピーク検出回路と、前記第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値(VP1)と前記第2ピーク検出回路で検出される第2ピーク値(VP2)との第1の差(VP1−VP2)を検出し、前記第1の差に応じた値を前記しきい値から減算したしきい値を用いて、前記識別器における前記識別を行うことを特徴とする光受信器。
- デジタル信号で変調された光信号を電気信号に変換し、バイアス電圧によって増倍率が変化するアバランシェフォトダイオードと、このアバランシェフォトダイオードから出力される信号を増幅する自動利得制御増幅器と、この自動利得制御増幅器から出力される信号からデジタル信号を識別するためのしきい値を生成する基準信号源と、前記自動利得制御増幅器から出力される信号と前記しきい値とを比較し、前記デジタル信号を識別する識別器と、前記自動利得制御増幅器から出力される信号より第1ピーク値を検出する第1ピーク検出回路と、この第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値をもとに、前記バイアス電圧および前記自動利得制御増幅器の利得をそれぞれ制御するための制御信号を生成し、それぞれ前記アバランシェフォトダイオード及び前記自動利得制御増幅器に加える自動利得制御回路とを備えた光受信器であって、前記自動利得制御増幅器から出力される信号が与えられ、オーバーシュートをカットするようなカットオフ周波数が設定された低域通過フィルタと、この低域通過フィルタで抽出される低い周波数成分のピーク値に比例した第2ピーク値を検出する第2ピーク検出回路と、前記第1ピーク検出回路で検出される第1ピーク値(VP1)と前記第2ピーク検出回路で検出される第2ピーク値(VP2)との第1の差(VP1−VP2)を検出し、前記第1の差に応じた値を前記しきい値から減算したしきい値を用いて、前記識別器における前記識別を行うことを特徴とする光受信器。
- 差検出回路が差動増幅器であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光受信器。
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