JPH11121839A - 光増幅用ファイバ及び光ファイバ増幅器 - Google Patents
光増幅用ファイバ及び光ファイバ増幅器Info
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- JPH11121839A JPH11121839A JP9285098A JP28509897A JPH11121839A JP H11121839 A JPH11121839 A JP H11121839A JP 9285098 A JP9285098 A JP 9285098A JP 28509897 A JP28509897 A JP 28509897A JP H11121839 A JPH11121839 A JP H11121839A
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- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/05—Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
- H01S3/06—Construction or shape of active medium
- H01S3/063—Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
- H01S3/067—Fibre lasers
- H01S3/06708—Constructional details of the fibre, e.g. compositions, cross-section, shape or tapering
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- H01S3/06708—Constructional details of the fibre, e.g. compositions, cross-section, shape or tapering
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J14/00—Optical multiplex systems
- H04J14/02—Wavelength-division multiplex systems
- H04J14/0221—Power control, e.g. to keep the total optical power constant
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- Plasma & Fusion (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 利得波長依存性の小さい、入出力ダイナミッ
クレンジを大きくとることのできるErドープファイバ
を提供することである。 【解決手段】 光増幅用ファイバであって、エルビウム
とアルミニウムとリンがドープされた中心コア領域と、
エルビウムとアルミニウムがドープされた中心コア領域
から半径方向に所定距離離間したリング領域とを含んで
いる。
クレンジを大きくとることのできるErドープファイバ
を提供することである。 【解決手段】 光増幅用ファイバであって、エルビウム
とアルミニウムとリンがドープされた中心コア領域と、
エルビウムとアルミニウムがドープされた中心コア領域
から半径方向に所定距離離間したリング領域とを含んで
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割多重(W
DM)された信号光を一括して増幅するのに適した光フ
ァイバ及び該光ファイバを用いた光ファイバ増幅器に関
する。
DM)された信号光を一括して増幅するのに適した光フ
ァイバ及び該光ファイバを用いた光ファイバ増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、低損失(例えば0.2dB/k
m)な光ファイバの製造技術及び使用技術が確立され、
光ファイバを伝送路とする光通信システムが実用化され
ている。また、光ファイバの損失を補償して長距離の伝
送を可能にするために、光信号を増幅するための光ファ
イバ増幅器が実用化されている。
m)な光ファイバの製造技術及び使用技術が確立され、
光ファイバを伝送路とする光通信システムが実用化され
ている。また、光ファイバの損失を補償して長距離の伝
送を可能にするために、光信号を増幅するための光ファ
イバ増幅器が実用化されている。
【0003】一方、一本の光ファイバによる伝送量を増
大させるための技術として、波長分割多重(WDM)が
ある。WDMが適用されるシステムにおいては、互いに
異なる波長を有する複数の光信号が光マルチプレクサに
より波長分割多重され、その結果得られたWDM信号光
が光ファイバ伝送路に送出される。受信側では、受信し
たWDM信号光が光デマルチプレクサによって個々の光
信号に分離され、各光信号に基づいて伝送データが再生
される。
大させるための技術として、波長分割多重(WDM)が
ある。WDMが適用されるシステムにおいては、互いに
異なる波長を有する複数の光信号が光マルチプレクサに
より波長分割多重され、その結果得られたWDM信号光
が光ファイバ伝送路に送出される。受信側では、受信し
たWDM信号光が光デマルチプレクサによって個々の光
信号に分離され、各光信号に基づいて伝送データが再生
される。
【0004】従来の光増幅器の1つとして、希土類元素
がドープされた光ファイバ(ドープファイバ)と、ドー
プファイバが光信号の波長を含む利得帯域を有するよう
にドドープファイバをポンピングするための励起光源と
を備えた光ファイバ増幅器が知られている。
がドープされた光ファイバ(ドープファイバ)と、ドー
プファイバが光信号の波長を含む利得帯域を有するよう
にドドープファイバをポンピングするための励起光源と
を備えた光ファイバ増幅器が知られている。
【0005】例えば、波長1.55μmの光信号を増幅
するための光ファイバ増幅器として、エルビウムドープ
ファイバ(EDF)と波長0.98μm帯或いは1.4
8μm帯の励起光を出力するレーザダイオードとを備え
たEDFA(エルビウムドープファイバ増幅器)が開発
されている。
するための光ファイバ増幅器として、エルビウムドープ
ファイバ(EDF)と波長0.98μm帯或いは1.4
8μm帯の励起光を出力するレーザダイオードとを備え
たEDFA(エルビウムドープファイバ増幅器)が開発
されている。
【0006】WDMが適用されるシステムにEDFAを
組み入れる場合、各チャネルの出力制御をし得ることが
望ましい。一般的なEDFにおいてはドーパントとして
のエルビウムがコア内に均等にドープされているので、
利得特性(利得の波長依存性)は一義的に決定され、従
って、各チャネルの光信号について独立に出力制御を行
うことは不可能である。
組み入れる場合、各チャネルの出力制御をし得ることが
望ましい。一般的なEDFにおいてはドーパントとして
のエルビウムがコア内に均等にドープされているので、
利得特性(利得の波長依存性)は一義的に決定され、従
って、各チャネルの光信号について独立に出力制御を行
うことは不可能である。
【0007】このような点に鑑み、本願発明者等は、各
チャネルの光信号の出力制御を行うための特定のEDF
の構造及びその使用技術について、OPTICAL A
MPLIFIERS AND THEIR APPLI
CATIONS(OAA)のTECHNICAL DI
GESTにおいて公開した(1996年7月)。以下、
この技術をリングドープ技術と称する。
チャネルの光信号の出力制御を行うための特定のEDF
の構造及びその使用技術について、OPTICAL A
MPLIFIERS AND THEIR APPLI
CATIONS(OAA)のTECHNICAL DI
GESTにおいて公開した(1996年7月)。以下、
この技術をリングドープ技術と称する。
【0008】このリングドープ技術について図1及び図
2により簡単に説明する。図1において、符号2はその
EDFのコア近傍の断面構成を表している。このEDF
2は、シリコン(Si)にゲルマニウム(Ge)とエル
ビウム(Er)がドープされた中心コア領域4と、Si
にAlとErがドープされたリング領域6とを有してい
る。リング領域6は中心コア領域4から半径方向に所定
距離離間して中心コア領域4を囲むようにリング状に設
けられている。
2により簡単に説明する。図1において、符号2はその
EDFのコア近傍の断面構成を表している。このEDF
2は、シリコン(Si)にゲルマニウム(Ge)とエル
ビウム(Er)がドープされた中心コア領域4と、Si
にAlとErがドープされたリング領域6とを有してい
る。リング領域6は中心コア領域4から半径方向に所定
距離離間して中心コア領域4を囲むようにリング状に設
けられている。
【0009】図1において、符号8及び10はそれぞれ
波長0.98μm帯の励起光(ポンプ光)及び波長1.
48μm帯の励起光をEDF内に導波させた場合におけ
るパワー密度の径方向の分布を表している。
波長0.98μm帯の励起光(ポンプ光)及び波長1.
48μm帯の励起光をEDF内に導波させた場合におけ
るパワー密度の径方向の分布を表している。
【0010】波長0.98μm帯の励起光のモードフィ
ールド径は符号12で示されるように比較的小さく、波
長1.48μm帯の励起光のモードフィールド径は符号
14で示されるように比較的大きい。
ールド径は符号12で示されるように比較的小さく、波
長1.48μm帯の励起光のモードフィールド径は符号
14で示されるように比較的大きい。
【0011】従って、EDF2においては、中心コア領
域4にドープされたエルビウムについては波長0.98
μm帯の励起光による選択的なポンピングが可能であ
り、一方、リング領域6にドープされたエルビウムにつ
いては波長1.48μm帯の励起光による選択的なポン
ピングが可能である。
域4にドープされたエルビウムについては波長0.98
μm帯の励起光による選択的なポンピングが可能であ
り、一方、リング領域6にドープされたエルビウムにつ
いては波長1.48μm帯の励起光による選択的なポン
ピングが可能である。
【0012】図2を参照すると、図1のEDFにおいて
得られる2つの利得特性が示されている。図において、
縦軸は放射の規格化値であり、横軸は波長(nm)であ
る。放射の波長特性はEDFの単位長さ当たりの利得
(dB/m)の波長特性、即ち利得特性に対応すること
が知られている。
得られる2つの利得特性が示されている。図において、
縦軸は放射の規格化値であり、横軸は波長(nm)であ
る。放射の波長特性はEDFの単位長さ当たりの利得
(dB/m)の波長特性、即ち利得特性に対応すること
が知られている。
【0013】中心コア領域4及びリング領域6のガラス
組成が異なることに基づき、波長0.98μm帯の励起
光によりEDFをポンピングした場合には、符号16で
示されるように比較的急峻な利得特性が得られ、波長
1.48μm帯の励起光によりEDFをポンピングした
場合には、符号18で示されるように比較的なだらかな
利得特性が得られる。
組成が異なることに基づき、波長0.98μm帯の励起
光によりEDFをポンピングした場合には、符号16で
示されるように比較的急峻な利得特性が得られ、波長
1.48μm帯の励起光によりEDFをポンピングした
場合には、符号18で示されるように比較的なだらかな
利得特性が得られる。
【0014】従って、このようなEDF及び少なくとも
2つの励起光源を用いて光ファイバ増幅器を構成し、こ
の光ファイバ増幅器をWDMシステムに適用した場合
に、各チャネルの光信号について出力パワーの独立した
制御が可能になる。
2つの励起光源を用いて光ファイバ増幅器を構成し、こ
の光ファイバ増幅器をWDMシステムに適用した場合
に、各チャネルの光信号について出力パワーの独立した
制御が可能になる。
【0015】また、Al添加EDFとP/Al共添加E
DFを適宜組み合わせて利得を平坦化したハイブリッド
EDFが信学技法 CS96−39,OCS96−16
(1996−06)で報告されている。以下、この文献
に記載された技術をリン(P)ドープ技術と称すること
にする。
DFを適宜組み合わせて利得を平坦化したハイブリッド
EDFが信学技法 CS96−39,OCS96−16
(1996−06)で報告されている。以下、この文献
に記載された技術をリン(P)ドープ技術と称すること
にする。
【0016】EDFにリン(P)をドープすることによ
り、EDFの利得波長依存性が波長1.545μm〜
1.560μmの範囲内で連続的に減少するような特性
が得られることが報告されている。このリンドープ技術
によれば、波長1.545μm〜1.560μmの範囲
内で平坦な利得波長特性が得られる。
り、EDFの利得波長依存性が波長1.545μm〜
1.560μmの範囲内で連続的に減少するような特性
が得られることが報告されている。このリンドープ技術
によれば、波長1.545μm〜1.560μmの範囲
内で平坦な利得波長特性が得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したリングドープ
技術によれば、波長分割多重化された各チャネルの光信
号について出力パワーの独立した制御が可能であると共
に、入出力ダイナミックレンジを5dBに渡って確保す
ることができる。
技術によれば、波長分割多重化された各チャネルの光信
号について出力パワーの独立した制御が可能であると共
に、入出力ダイナミックレンジを5dBに渡って確保す
ることができる。
【0018】しかし、このリングドープ技術によると、
図2に示すように波長1.552μmに利得のピークが
でき、波長1.545μm〜1.560μmの範囲内で
平坦な利得が得られないという問題がある。
図2に示すように波長1.552μmに利得のピークが
でき、波長1.545μm〜1.560μmの範囲内で
平坦な利得が得られないという問題がある。
【0019】一方、上述したリンドープ技術によれば、
ある入出力条件で波長1.545μm〜1.560μm
の範囲内で平坦な利得波長特性を得ることができる。し
かし、EDFへの入力信号光パワーが変動すると、上述
した波長の範囲内で平坦な利得が得られなくなる。
ある入出力条件で波長1.545μm〜1.560μm
の範囲内で平坦な利得波長特性を得ることができる。し
かし、EDFへの入力信号光パワーが変動すると、上述
した波長の範囲内で平坦な利得が得られなくなる。
【0020】よって、本発明の目的は、広い波長範囲に
渡り利得を平坦化することが可能な光増幅用ファイバを
提供することである。本発明の他の目的は、WDM光伝
送システムに適用するのに適した光ファイバ増幅器を提
供することである。
渡り利得を平坦化することが可能な光増幅用ファイバを
提供することである。本発明の他の目的は、WDM光伝
送システムに適用するのに適した光ファイバ増幅器を提
供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によると、エルビ
ウムとアルミニウムとリンがドープされた中心コア領域
と、エルビウムとアルミニウムがドープされた、前記中
心コア領域から半径方向に所定距離離間したリング領域
とを具備したことを特徴とする光増幅用ファイバが提供
される。
ウムとアルミニウムとリンがドープされた中心コア領域
と、エルビウムとアルミニウムがドープされた、前記中
心コア領域から半径方向に所定距離離間したリング領域
とを具備したことを特徴とする光増幅用ファイバが提供
される。
【0022】好ましくは、光増幅用ファイバをそれぞれ
0.98μm帯と1.48μm帯の波長を有する2つの
励起光で励起した場合において、リング領域における波
長1.55μmでの光損失が2.0dB×0.8×15
以上である。更に好ましくは、中心コア領域における波
長1.55μmでの光損失が1.6dB×2.2×15
以下である。
0.98μm帯と1.48μm帯の波長を有する2つの
励起光で励起した場合において、リング領域における波
長1.55μmでの光損失が2.0dB×0.8×15
以上である。更に好ましくは、中心コア領域における波
長1.55μmでの光損失が1.6dB×2.2×15
以下である。
【0023】本発明の他の側面によると、波長分割多重
信号光を増幅するのに適した光ファイバ増幅器であっ
て、ErとAlとPがドープされた中心コア領域と、E
rとAlがドープされた前記中心コア領域から所定距離
離間したリング領域とを有する光ファイバと、第1波長
の第1励起光を出射する第1励起光源と、第2波長の第
2励起光を出射する第2励起光源と、第1励起光を前記
光ファイバに結合する第1合波器と、第2励起光を前記
光ファイバに結合する第2合波器と、前記光ファイバか
ら出力される増幅された信号光からモニタ光を分岐する
第1カプラと、モニタ光を第1及び第2モニタ光に分岐
する第2カプラと、第1モニタ光から波長λ1の第1信
号光を取り出す第1フィルタと、第2モニタ光から波長
λ2の第2信号光を取り出す第2フィルタと、第1信号
光を検出する第1光検出器と;第2信号光を検出する第
2光検出器と、前記第1及び第2光検出器の出力が等し
く且つ所定のレベルとなるように前記第1及び第2励起
光源から出力される第1及び第2励起光のパワーレベル
及びパワー比を制御する制御手段とを具備したことを特
徴とする光ファイバ増幅器が提供される。
信号光を増幅するのに適した光ファイバ増幅器であっ
て、ErとAlとPがドープされた中心コア領域と、E
rとAlがドープされた前記中心コア領域から所定距離
離間したリング領域とを有する光ファイバと、第1波長
の第1励起光を出射する第1励起光源と、第2波長の第
2励起光を出射する第2励起光源と、第1励起光を前記
光ファイバに結合する第1合波器と、第2励起光を前記
光ファイバに結合する第2合波器と、前記光ファイバか
ら出力される増幅された信号光からモニタ光を分岐する
第1カプラと、モニタ光を第1及び第2モニタ光に分岐
する第2カプラと、第1モニタ光から波長λ1の第1信
号光を取り出す第1フィルタと、第2モニタ光から波長
λ2の第2信号光を取り出す第2フィルタと、第1信号
光を検出する第1光検出器と;第2信号光を検出する第
2光検出器と、前記第1及び第2光検出器の出力が等し
く且つ所定のレベルとなるように前記第1及び第2励起
光源から出力される第1及び第2励起光のパワーレベル
及びパワー比を制御する制御手段とを具備したことを特
徴とする光ファイバ増幅器が提供される。
【0024】本発明によると、波長1.545μm〜
1.560μmの広い波長範囲に渡り利得波長依存性の
小さい、入出力ダイナミックレンジの大きい光ファイバ
増幅器を提供することができる。よって、本発明の光フ
ァイバ増幅器は、入力パワー変動を有する光分割多重信
号光を一括増幅するのに適している。
1.560μmの広い波長範囲に渡り利得波長依存性の
小さい、入出力ダイナミックレンジの大きい光ファイバ
増幅器を提供することができる。よって、本発明の光フ
ァイバ増幅器は、入力パワー変動を有する光分割多重信
号光を一括増幅するのに適している。
【0025】
【発明の実施の形態】図3は本発明光ファイバの断面構
造を示している。光ファイバ20は図1に示したリング
ドープ構造と類似したErドープファイバ(EDF)で
ある。即ち、中心コア領域22と、中心コア領域22か
ら半径方向に所定距離離間したリング領域24にエルビ
ウム(Er)がドープされている。
造を示している。光ファイバ20は図1に示したリング
ドープ構造と類似したErドープファイバ(EDF)で
ある。即ち、中心コア領域22と、中心コア領域22か
ら半径方向に所定距離離間したリング領域24にエルビ
ウム(Er)がドープされている。
【0026】中心コア領域22にはさらにゲルマニウム
(Ge)がドープされていて、その屈折率が上昇されて
いる。リング領域24はクラッド26中に含まれてい
る。更に、中心コア領域22とリング領域24のガラス
材料の選択及びEr濃度の比をシミュレーションにより
最適化した。
(Ge)がドープされていて、その屈折率が上昇されて
いる。リング領域24はクラッド26中に含まれてい
る。更に、中心コア領域22とリング領域24のガラス
材料の選択及びEr濃度の比をシミュレーションにより
最適化した。
【0027】それぞれの領域22,24でのガラス材料
は異なった材料とし、以下の候補A及び候補Bのいずれ
を採用するかを後に示す数値計算により決定した。 Er濃度はEr吸収損失に比例するため、中心コア領域
22及びリング領域24でのEr濃度は、図4に示す損
失で計算に折り込んだ。図4で実線はAl−P共添加ガ
ラスの光損失を示しており、破線はAl添加ガラスの光
損失を示している。
は異なった材料とし、以下の候補A及び候補Bのいずれ
を採用するかを後に示す数値計算により決定した。 Er濃度はEr吸収損失に比例するため、中心コア領域
22及びリング領域24でのEr濃度は、図4に示す損
失で計算に折り込んだ。図4で実線はAl−P共添加ガ
ラスの光損失を示しており、破線はAl添加ガラスの光
損失を示している。
【0028】Al濃度及びP濃度は2重量%でそれぞれ
一定とし、更にファイバ長は15mで一定として、中心
コア領域22及びリング領域24での吸収損失比をそれ
ぞれ0.3〜2.4まで変化させ利得を計算し、その結
果を図5〜図7に示した。
一定とし、更にファイバ長は15mで一定として、中心
コア領域22及びリング領域24での吸収損失比をそれ
ぞれ0.3〜2.4まで変化させ利得を計算し、その結
果を図5〜図7に示した。
【0029】図5は候補Aの入力ダイナミックレンジを
示しており、図6は候補Bの入力ダイナミックレンジを
示している。図7は候補Bの励起光から信号光への変換
効率を示している。
示しており、図6は候補Bの入力ダイナミックレンジを
示している。図7は候補Bの励起光から信号光への変換
効率を示している。
【0030】これらの図において、横軸は中心コア領域
22の単位長さ当たりの光損失比であり、縦軸はリング
領域24の単位長さ当たりの光損失比である。1.0の
ときのEr濃度が500ppmである。
22の単位長さ当たりの光損失比であり、縦軸はリング
領域24の単位長さ当たりの光損失比である。1.0の
ときのEr濃度が500ppmである。
【0031】光ファイバ20のその他の構造パラメータ
は以下の通りである。 モードフィールド径(0.98μm)/(1.48μ
m):3μm/4.6μm 中心コア領域22の直径:1.2μm リング領域24の内外径:3μm/4.2μm 計算は候補A及び候補BのEDFに、0.98μmと
1.48μmの励起光をハイブリッド入射し、信号光は
1545nm,1549.5nm,1554nm,15
58nmの四波入射とした(信号光の基準入射パワー:
−15dBm/ch)。
は以下の通りである。 モードフィールド径(0.98μm)/(1.48μ
m):3μm/4.6μm 中心コア領域22の直径:1.2μm リング領域24の内外径:3μm/4.2μm 計算は候補A及び候補BのEDFに、0.98μmと
1.48μmの励起光をハイブリッド入射し、信号光は
1545nm,1549.5nm,1554nm,15
58nmの四波入射とした(信号光の基準入射パワー:
−15dBm/ch)。
【0032】本発明の場合、以下の2つがEDFの善し
悪しを判断する基準になると考えられる。 (1)0.98μmと1.48μmの励起光パワーの比
を変えながら励起光をEDFにハイブリッド入射した場
合、各信号光の出力フラットを維持しながら出力がどれ
だけ変化するか。即ち、最大入力パワー(dBm)−最
小入力パワー(dBm)=入力ダイナミックレンジ(d
B) (2)最大入射励起光パワーに対する信号光出力パワー
=変換効率(dB)(10×log(信号光総出力パワ
ー)/(最大入力励起光パワー)) 図5から、候補Aでは、入力ダイナミックレンジが高々
4dB程度しかとれない。しかし、図6から明らかなよ
うに、候補Bでは光損失の比を適当に選ぶことにより、
10dB以上の入力ダイナミックレンジをとることがで
きる。
悪しを判断する基準になると考えられる。 (1)0.98μmと1.48μmの励起光パワーの比
を変えながら励起光をEDFにハイブリッド入射した場
合、各信号光の出力フラットを維持しながら出力がどれ
だけ変化するか。即ち、最大入力パワー(dBm)−最
小入力パワー(dBm)=入力ダイナミックレンジ(d
B) (2)最大入射励起光パワーに対する信号光出力パワー
=変換効率(dB)(10×log(信号光総出力パワ
ー)/(最大入力励起光パワー)) 図5から、候補Aでは、入力ダイナミックレンジが高々
4dB程度しかとれない。しかし、図6から明らかなよ
うに、候補Bでは光損失の比を適当に選ぶことにより、
10dB以上の入力ダイナミックレンジをとることがで
きる。
【0033】よって、入力ダイナミックレンジの関係か
ら、本発明のガラス材料組成としては候補Bが適当であ
る。即ち、中心コア領域22はAl−P共添加ガラスで
あり、リング領域24はAl添加ガラスの組成が望まし
い。
ら、本発明のガラス材料組成としては候補Bが適当であ
る。即ち、中心コア領域22はAl−P共添加ガラスで
あり、リング領域24はAl添加ガラスの組成が望まし
い。
【0034】候補Bにおいて、中心コア領域22の光損
失及びリング領域24の光損失の比を共に0.9と2.
1に設定したときの利得波長特性を図8に示す。光損失
の比が0.9のときが利得小であり、2.1のときが利
得大である。各信号光波長に対する出力偏差は0.5d
B程度と非常に小さいことがわかる。
失及びリング領域24の光損失の比を共に0.9と2.
1に設定したときの利得波長特性を図8に示す。光損失
の比が0.9のときが利得小であり、2.1のときが利
得大である。各信号光波長に対する出力偏差は0.5d
B程度と非常に小さいことがわかる。
【0035】次に候補BのEDFについて、その全長
(15m)での光損失を規定する。 (A)まず、望ましい入力ダイナミックレンジは4dB
以上とし、その条件を計算する。
(15m)での光損失を規定する。 (A)まず、望ましい入力ダイナミックレンジは4dB
以上とし、その条件を計算する。
【0036】図6より入力ダイナミックレンジを4dB
以上とするためには、リング領域24での基準長さ(1
5m)との光損失比は0.8以上必要である。よって、
EDF全長(15m)では、リング領域24の吸収損失
が図4のグラフの波長特性×0.8×15dB以上とな
る。例えば、リング領域24における波長1.55μm
での光損失は2.0dB×0.8×15以上である。
以上とするためには、リング領域24での基準長さ(1
5m)との光損失比は0.8以上必要である。よって、
EDF全長(15m)では、リング領域24の吸収損失
が図4のグラフの波長特性×0.8×15dB以上とな
る。例えば、リング領域24における波長1.55μm
での光損失は2.0dB×0.8×15以上である。
【0037】(B)望ましい変換効率は10%以上とす
る。図7において、10%以上の変換効率を得るために
はリング領域24での基準長さ(15m)との光損失比
は1.05以上必要である。よって、EDF全長では、
リング領域24の吸収損失が図4のグラフの波長特性×
1.05×15dB以上となる。例えば、リング領域2
4において波長1.55μmでの光損失が2.0dB×
1.05×15以上である。
る。図7において、10%以上の変換効率を得るために
はリング領域24での基準長さ(15m)との光損失比
は1.05以上必要である。よって、EDF全長では、
リング領域24の吸収損失が図4のグラフの波長特性×
1.05×15dB以上となる。例えば、リング領域2
4において波長1.55μmでの光損失が2.0dB×
1.05×15以上である。
【0038】(C)最大所要励起光パワーを600mW
以下とする。最大所要励起光パワーを600mW以下と
するためには、図9より中心コア領域22での基準長さ
(15m)との損失比は2.2以下となる。よって、E
DF全長では、中心コア領域22の吸収は図4のグラフ
の波長特性×2.2×15dB以下である。例えば、中
心コア領域22における波長1.55μmでの光損失は
1.6×2.2×15dB以下である。
以下とする。最大所要励起光パワーを600mW以下と
するためには、図9より中心コア領域22での基準長さ
(15m)との損失比は2.2以下となる。よって、E
DF全長では、中心コア領域22の吸収は図4のグラフ
の波長特性×2.2×15dB以下である。例えば、中
心コア領域22における波長1.55μmでの光損失は
1.6×2.2×15dB以下である。
【0039】図10を参照すると、リング領域24に添
加したAl濃度と放射断面積半値幅との関係が示されて
いる。放射断面積半値幅は44nm以上あることが望ま
しいので、リング領域24に添加されているAl濃度は
3重量%以上であることが望ましい。
加したAl濃度と放射断面積半値幅との関係が示されて
いる。放射断面積半値幅は44nm以上あることが望ま
しいので、リング領域24に添加されているAl濃度は
3重量%以上であることが望ましい。
【0040】図11を参照すると、本発明のEDF30
を使用した光ファイバ増幅器の実施形態が示されてい
る。第1励起光源32はレーザダイオードであり、波長
1.48μm帯の励起光を出力する。第2励起光源36
もレーザダイオードであり、波長1.48μm帯の励起
光を出力する。
を使用した光ファイバ増幅器の実施形態が示されてい
る。第1励起光源32はレーザダイオードであり、波長
1.48μm帯の励起光を出力する。第2励起光源36
もレーザダイオードであり、波長1.48μm帯の励起
光を出力する。
【0041】EDF30の第1端30A及び第1励起光
源32はWDMカプラ34に接続され、これにより、第
1励起光源32から出力された第1励起光はWDMカプ
ラ34を通って第1端30AからEDF30に供給され
る。
源32はWDMカプラ34に接続され、これにより、第
1励起光源32から出力された第1励起光はWDMカプ
ラ34を通って第1端30AからEDF30に供給され
る。
【0042】EDF30の第2端30B及び第2励起光
源36はWDMカプラ38に接続されており、これによ
り、第2励起光源36から出力された第2励起光はWD
Mカプラ38を通って第2端30BからEDF30へ供
給される。
源36はWDMカプラ38に接続されており、これによ
り、第2励起光源36から出力された第2励起光はWD
Mカプラ38を通って第2端30BからEDF30へ供
給される。
【0043】WDMカプラ34にはまた入力側の光アイ
ソレータ40が接続されており、WDMカプラ38には
出力側の光アイソレータ42が接続されている。波長λ
1 〜λ4 の光信号を波長分割多重してなるWDM信号光
が光アイソレータ40及びWDMカプラ34を通ってE
DF30に供給される。
ソレータ40が接続されており、WDMカプラ38には
出力側の光アイソレータ42が接続されている。波長λ
1 〜λ4 の光信号を波長分割多重してなるWDM信号光
が光アイソレータ40及びWDMカプラ34を通ってE
DF30に供給される。
【0044】第1及び第2励起光によってポンピングさ
れているEDF30にWDM信号光が供給されると、W
DM信号光はEDF30内において増幅され、増幅され
たWDM信号光はWDMカプラ38及び光アイソレータ
42をこの順に通って光ファイバ増幅器から出力され
る。
れているEDF30にWDM信号光が供給されると、W
DM信号光はEDF30内において増幅され、増幅され
たWDM信号光はWDMカプラ38及び光アイソレータ
42をこの順に通って光ファイバ増幅器から出力され
る。
【0045】出力側の光アイソレータ42を通過した増
幅されたWDM信号光の一部は、光カプラ44によって
抽出される。抽出された光はもう1つの光カプラ46に
よって第1及び第2のモニタ光に分岐される。
幅されたWDM信号光の一部は、光カプラ44によって
抽出される。抽出された光はもう1つの光カプラ46に
よって第1及び第2のモニタ光に分岐される。
【0046】第1モニタ光は光帯域通過フィルタ48を
通過した後フォトディテクタ50によって電気信号に変
換され、第2モニタ光は光帯域通過フィルタ52を通過
した後フォトディテクタ54によって電気信号に変換さ
れる。フィルタ48は波長λ 1 を含む通過帯域を有して
おり、フィルタ52は波長λ4 を含む通過帯域を有して
いる。
通過した後フォトディテクタ50によって電気信号に変
換され、第2モニタ光は光帯域通過フィルタ52を通過
した後フォトディテクタ54によって電気信号に変換さ
れる。フィルタ48は波長λ 1 を含む通過帯域を有して
おり、フィルタ52は波長λ4 を含む通過帯域を有して
いる。
【0047】フォトディテクタ50及び54の出力電気
信号はパワーモニタ56に供給される。フォトディテク
タ50及び54の出力電気信号のレベルは、それぞれ、
この光ファイバ増幅器において増幅された波長λ1 及び
λ4 の光信号のパワーに対応している。制御回路58は
パワーモニタ56の出力信号に基づいて、第1励起光源
32の駆動電流と第2励起光源36の駆動電流を制御す
る。
信号はパワーモニタ56に供給される。フォトディテク
タ50及び54の出力電気信号のレベルは、それぞれ、
この光ファイバ増幅器において増幅された波長λ1 及び
λ4 の光信号のパワーに対応している。制御回路58は
パワーモニタ56の出力信号に基づいて、第1励起光源
32の駆動電流と第2励起光源36の駆動電流を制御す
る。
【0048】具体的には、第1励起光源32から出力さ
れる第1励起光のパワーと第2励起光源36から出力さ
れる第2励起光のパワーのレベル及びパワーの比が制御
回路58によって制御され、それにより、光ファイバ増
幅器により増幅された波長λ 1 の光信号のパワーと波長
λ4 の光信号のパワーとは実質的に等しくなる。ここ
で、λ1 は1545nm,λ4 は1558nmである。
れる第1励起光のパワーと第2励起光源36から出力さ
れる第2励起光のパワーのレベル及びパワーの比が制御
回路58によって制御され、それにより、光ファイバ増
幅器により増幅された波長λ 1 の光信号のパワーと波長
λ4 の光信号のパワーとは実質的に等しくなる。ここ
で、λ1 は1545nm,λ4 は1558nmである。
【0049】このように4チャネルの光信号のWDM伝
送の場合には、最小波長と最大波長の光信号のレベルを
実質的に等しく制御することにより、4チャネルの光信
号のレベルを実質的に等しく制御することができる。
送の場合には、最小波長と最大波長の光信号のレベルを
実質的に等しく制御することにより、4チャネルの光信
号のレベルを実質的に等しく制御することができる。
【0050】上述したErドープファイバ20の説明で
は、リング領域24はクラッド26中に存在するとした
が、リング領域24にGeをドープしてリング領域24
をコア中に設けるようにしてもよい。
は、リング領域24はクラッド26中に存在するとした
が、リング領域24にGeをドープしてリング領域24
をコア中に設けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、利得波長依存性の小さ
い、入出力ダイナミックレンジを大きくとることのでき
るErドープファイバを実現することができる。よっ
て、本発明のErドープファイバはWDM信号光の一括
増幅に適している。更に、Erドープファイバへの入力
WDM信号光のパワーが変動しても、各光信号について
の平坦な利得を得ることができる。
い、入出力ダイナミックレンジを大きくとることのでき
るErドープファイバを実現することができる。よっ
て、本発明のErドープファイバはWDM信号光の一括
増幅に適している。更に、Erドープファイバへの入力
WDM信号光のパワーが変動しても、各光信号について
の平坦な利得を得ることができる。
【図1】従来のErドープファイバの断面構成及び励起
光のモードフィールドを示す図である。
光のモードフィールドを示す図である。
【図2】図1の従来技術により得られる2つの利得特性
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の光ファイバの断面構造を示す図であ
る。
る。
【図4】Al添加ガラス及びAl−P共添加ガラス内で
のErの吸収の波長依存性を示す図である。
のErの吸収の波長依存性を示す図である。
【図5】候補Aの入力ダイナミックレンジを示す図であ
る。
る。
【図6】候補Bの入力ダイナミックレンジを示す図であ
る。
る。
【図7】候補Bの変換効率を示す図である。
【図8】利得波長特性を示す図である。
【図9】最大励起光パワーを示す図である。
【図10】Al濃度と放射断面積半値幅との関係を示す
図である。
図である。
【図11】光ファイバ増幅器の実施形態を示すブロック
図である。
図である。
20 Erドープファイバ(EDF) 22 中心コア領域 24 リング領域 26 クラッド 30 Erドープファイバ(EDF) 32,36 励起光源 34,38 WDMカプラ 48,52 光帯域通過フィルタ 50,54 フォトディテクタ 56 パワーモニタ 58 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 恵子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岡村 浩司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 エルビウムとアルミニウムとリンがドー
プされた中心コア領域と、 エルビウムとアルミニウムがドープされた、前記中心コ
ア領域から半径方向に所定距離離間したリング領域と、 を具備したことを特徴とする光増幅用ファイバ。 - 【請求項2】 前記リング領域にドープされているアル
ミニウム濃度が3重量%以上であることを特徴とする請
求項1記載の光増幅用ファイバ。 - 【請求項3】 前記光増幅用ファイバをそれぞれ0.9
8μm帯と1.48μm帯の波長を有する2つの励起光
で励起した場合において、前記リング領域における波長
1.55μmでの光損失が2.0dB×0.8×15以
上であることを特徴とする請求項1記載の光増幅用ファ
イバ。 - 【請求項4】 前記リング領域における波長1.55μ
mでの光損失が2.0dB×1.05×15以上である
ことを特徴とする請求項3記載の光増幅用ファイバ。 - 【請求項5】 前記光増幅用ファイバをそれぞれ0.9
8μm帯と1.48μm帯の波長を有する2つの励起光
で励起した場合において、前記中心コア領域における波
長1.55μmでの光損失が1.6dB×2.2×15
以下であることを特徴とする請求項1記載の光増幅用フ
ァイバ。 - 【請求項6】 波長分割多重信号光を増幅するのに適し
た光ファイバ増幅器であって、 ErとAlとPがドープされた中心コア領域と、Erと
Alがドープされた前記中心コア領域から所定距離離間
したリング領域とを有する光ファイバと;第1波長の第
1励起光を出射する第1励起光源と;第2波長の第2励
起光を出射する第2励起光源と;第1励起光を前記光フ
ァイバに結合する第1合波器と;第2励起光を前記光フ
ァイバに結合する第2合波器と;前記光ファイバから出
力される増幅された信号光からモニタ光を分岐する第1
カプラと;モニタ光を第1及び第2モニタ光に分岐する
第2カプラと;第1モニタ光から波長λ1の第1信号光
を取り出す第1フィルタと;第2モニタ光から波長λ2
の第2信号光を取り出す第2フィルタと;第1信号光を
検出する第1光検出器と;第2信号光を検出する第2光
検出器と;前記第1及び第2光検出器の出力が等しく且
つ所定のレベルとなるように、前記第1及び第2励起光
源から出力される第1及び第2励起光のパワーレベル及
びパワー比を制御する制御手段と;を具備したことを特
徴とする光ファイバ増幅器。 - 【請求項7】 前記第1励起光源は波長0.98μm帯
の第1励起光を出射するレーザダイオードであり、前記
第2励起光源は波長1.48μm帯の第2励起光を出射
するレーザダイオードであることを特徴とする請求項6
記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項8】 前記波長分割多重信号光は波長1.54
5μm〜1.560μmの光を含んでいることを特徴と
する請求項7記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項9】 前記第1信号光は波長分割多重化された
信号光のうち最短波長の信号光であり、前記第2信号光
は波長分割多重化された信号光のうち最長波長の信号光
であることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ増幅
器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285098A JPH11121839A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光増幅用ファイバ及び光ファイバ増幅器 |
US09/041,769 US5970198A (en) | 1997-10-17 | 1998-03-13 | Optically amplifying fiber and optical fiber amplifier |
EP98302226A EP0910141B1 (en) | 1997-10-17 | 1998-03-24 | Optically amplifying fiber and amplifier with such a fiber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285098A JPH11121839A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光増幅用ファイバ及び光ファイバ増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11121839A true JPH11121839A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17687109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9285098A Withdrawn JPH11121839A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光増幅用ファイバ及び光ファイバ増幅器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5970198A (ja) |
EP (1) | EP0910141B1 (ja) |
JP (1) | JPH11121839A (ja) |
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