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JPH11120840A - 圧接シールド線の製造方法及び装置 - Google Patents

圧接シールド線の製造方法及び装置

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Publication number
JPH11120840A
JPH11120840A JP9280852A JP28085297A JPH11120840A JP H11120840 A JPH11120840 A JP H11120840A JP 9280852 A JP9280852 A JP 9280852A JP 28085297 A JP28085297 A JP 28085297A JP H11120840 A JPH11120840 A JP H11120840A
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JP
Japan
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pitch
wire
drain wire
roller
heater
Prior art date
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Granted
Application number
JP9280852A
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English (en)
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JP3425518B2 (ja
Inventor
Atsuo Tanaka
厚雄 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP28085297A priority Critical patent/JP3425518B2/ja
Publication of JPH11120840A publication Critical patent/JPH11120840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425518B2 publication Critical patent/JP3425518B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細線で狭ピッチの圧接シールド線を安定して
製造できるようにする。 【解決手段】 所定の線間ピッチPで長さ方向に移動さ
れる信号線16〜19とドレンワイヤー20との上下位
置に、上下方向からシールドテープ21,22を仮に貼
り付けるためのヒーター付き貼り付け用ローラ25〜2
8と、このヒーター付き貼り付け用ローラ25〜28の
すぐ下流側で、シールドテープ21,22が信号線16
〜19とドレンワイヤー20の外周に密着するように成
形する成形用ローラ29〜32とを備え、ヒーター付き
貼り付け用ローラ25〜28と成形用ローラ29〜32
とに、信号線16〜19とドレンワイヤー20との線間
ピッチPを保持するためのピッチ溝25a〜28aと2
9a〜32aをそれぞれ形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に細線で狭ピッ
チの圧接シールド線を安定して製造できる製造方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧接シールド線、例えば、図7に
示すような2本の信号線2,3と1本のドレンワイヤー
4とを有する圧接シールド線1の製造方法としては、供
給リール5から供給された所定の線間ピッチの各信号線
2,3とドレンワイヤー4とを、成形ダイス6により1
枚のシールドテープ7で両側方から巻き込むように接着
して密着させ、その後にシース8を押し出しながら被覆
して、水冷後に巻取リール9に巻き取るようになってい
る。
【0003】しかし、図8に示すように、成形ダイス6
のよる成形時に、シールドテープ7の重ね合せ端面7a
がドレンワイヤー4側にずれてきたような場合、コネク
タ等に接続するために各信号線2,3のシース8を皮む
きしたとき、ドレンワイヤー4側に残ったシールドテー
プ7の重ね合せ端面7aの一部がドレンワイヤー4側の
シース8からはみ出して、隣りの信号線3の導体に接触
するおそれがある。
【0004】また、成形ダイス6では、各信号線2,
3、ドレンワイヤー4とシールドテープ7の密着力にバ
ラツキが生じて、各信号線2,3、ドレンワイヤー4が
シールドテープ7から抜けやすくなって、自動端末加工
機での接続不良が発生するおそれがある。
【0005】さらに、ダイス6により1枚のシールドテ
ープ7で各信号線2,3とドレンワイヤー4の全体を巻
き込むように接着する技術は比較的難しいうえ、巻き込
みスタート時のロスや製造不良が多くて、コストダウン
を阻害する要因になっている。
【0006】このため、本出願人は、特願平9−246
986号において、図9に示すように、所定の線間ピッ
チPで長さ方向に移動される信号線2,3とドレンワイ
ヤー4との上下位置に、これらを上下方向からシールド
テープ7,7で挟み込むためのヒーター付き成形ローラ
10〜13を、信号線2,3とドレンワイヤー4との移
動方向に複数組み配置して、各ゾーンA〜Dのヒーター
付き成形ローラ10〜13は、シールドテープ7,7を
幅方向の中心から両側方向へ順次に接着するように、ピ
ッチ溝10a,11a,…の形状を変化させてなる圧接
シールド線の製造装置を提案した。
【0007】この圧接シールド線の製造装置において
は、各ヒーター付き成形ローラ10〜13の各ピッチ溝
10a,…で信号線2,3とドレンワイヤー4との線間
ピッチPを保持しながら、シールドテープ7,7を各信
号線2,3とドレンワイヤー4の外周になじむように加
圧しながら熱接着し、その後にシース8で被覆するよう
になっている。
【0008】これにより、1枚のシールドテープ7では
なく、2枚のシールドテープ7,7で信号線2,3とド
レンワイヤー4を上下から挟み込んで接着することによ
り、従来の成形ダイスよりも技術が比較的簡単になる。
また、各ヒーター付き成形ローラ10〜13で各信号線
2,3とドレンワイヤー4の線間ピッチPを正確に保持
した状態で、シールドテープ7,7により信号線2,3
とドレンワイヤー4を接着できる。さらに、シールドテ
ープ7,7を信号線2,3とドレンワイヤー4の外周及
び各隙間になじむように均一に加圧しながら熱接着でき
る。そして、これらにより、製造不良やロスを減少でき
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、細線
(例えば1.0〜1.3mm)で狭ピッチ(例えば1.
25〜2.0mm)の圧接シールド線を製造する場合に
は、各ヒーター付き成形ローラ10〜13に狭いピッチ
溝10a,…を形成すると、ローラ材料として耐熱ウレ
タンゴムを使用したとき、熱膨張収縮が大きいために、
信号線2,3とドレンワイヤー4のピッチPを正確に決
めて高精度で成形できないおそれがあった。
【0010】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、特に細線で狭ピッチの圧接シールド線を安
定して製造できる製造方法及び装置を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、信号線とドレンワイヤーと
を所定の線間ピッチで長さ方向に移動させながら、上下
方向からシールドテープを仮に貼り付けた後に、シール
ドテープが信号線とドレンワイヤーの外周に密着するよ
うに加圧しながら熱接着して成形することを特徴とする
圧接シールド線の製造方法を提供するものである。
【0012】請求項1によれば、上下方向からシールド
テープを信号線とドレンワイヤーとに仮に貼り付け、つ
いで、シールドテープが信号線とドレンワイヤーの外周
に密着するように加圧しながら熱接着して成形するとい
う2段工程により、信号線とドレンワイヤーが細線で狭
ピッチであっても、前段工程においては、例えば請求項
4のような耐熱シリコンゴム製のヒーター付き貼り付け
用ローラでシールドテープを仮に貼り付けるだけであ
り、後段工程において、例えば請求項4のような金属製
の成形用ローラでシールドテープが信号線とドレンワイ
ヤーの外周に密着するように加圧しながら熱接着して成
形するから、熱膨張収縮が小さい成形用ローラにより、
信号線とドレンワイヤーのピッチを正確に決めて高精度
で成形できるようになる。
【0013】請求項2では、所定の線間ピッチで長さ方
向に移動される信号線とドレンワイヤーとの上下位置
に、上下方向からシールドテープを仮に貼り付けるため
のヒーター付き貼り付け用ローラと、このヒーター付き
貼り付け用ローラのすぐ下流側で、シールドテープが信
号線とドレンワイヤーの外周に密着するように成形する
成形用ローラとを備え、上記ヒーター付き貼り付け用ロ
ーラと成形用ローラとに、信号線とドレンワイヤーとの
線間ピッチを保持するためのピッチ溝をそれぞれ形成し
たことを特徴とする圧接シールド線の製造装置を提供す
るものである。
【0014】請求項2によれば、シールドテープの仮の
貼り付けに、例えば請求項4のような耐熱シリコンゴム
製のヒーター付き貼り付け用ローラを使用し、シールド
テープの密着に、例えば請求項4のような金属製の成形
用ローラを使用することで、熱膨張収縮が大きいヒータ
ー付き貼り付け用ローラのピッチ溝で信号線とドレンワ
イヤーのピッチを決めないで、熱膨張収縮が小さい成形
用ローラのピッチ溝で信号線とドレンワイヤーのピッチ
を正確に決めて高精度で成形できるようになる。
【0015】請求項3のように、上記ヒーター付き貼り
付け用ローラと成形用ローラとの組みは、信号線とドレ
ンワイヤーとの移動方向に複数組み配置され、各ヒータ
ー付き貼り付け用ローラは、シールドテープが幅方向の
中心から両側方向へ順次に密着するように、ピッチ溝の
形状を変化させると、シールドテープを信号線とドレン
ワイヤーの外周及び各隙間になじむように均一に加圧し
ながら密着できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】図6(e)に示すように、圧接シールド線
15は、例えば、4本の信号線16〜19と1本のドレ
ーンワイヤー20とを所定の線間ピッチPで有し、上下
方向から2枚のシールドテープ21,22で挟み込んで
接着した後に、シース23で被覆したものである。
【0018】上記各信号線16〜19とドレーンワイヤ
ー20とを、線間ピッチPで上下方向から2枚のシール
ドテープ21,22で挟み込んで接着する装置は、図1
に示すように、上下一対のヒーター付き貼り付け用ロー
ラ25〜28と、この各ヒーター付き貼り付け用ローラ
25〜28のすぐ下流側の上下一対の成形用ローラ29
〜32との組みを、信号線16〜19とドレーンワイヤ
ー20との移動方向Fに一定の間隔で設定したゾーンA
〜Dに複数組み(本例では25,29と、26,30
と、27,31と、28,32の計4組)を配置してい
る。この各ヒーター付き貼り付け用ローラ25〜28と
成形用ローラ29〜32は、信号線16〜19とドレー
ンワイヤー20との移動速度に一致する速度で移動方向
Fに回転される。
【0019】上記各ヒーター付き貼り付け用ローラ25
〜28は、耐熱シリコンゴム製であって熱膨張収縮が大
きく、各成形用ローラ29〜32はステンレス製であっ
て熱膨張収縮が小さいという特性を有する。
【0020】上記各信号線16〜19とドレーンワイヤ
ー20とは、従来と同様に、供給リールから供給されて
移動方向Fに同じ速度で移動される。また、各信号線1
6〜19とドレーンワイヤー20との上方位置と下方位
置には、シールドテープ21,22の供給リール21
A,22Aが設けられ、この各供給リール21A,22
Aからシールドテープ21,22が各信号線16〜19
とドレーンワイヤー20の上方と下方で同じ速度で移動
方向Fに移動される。
【0021】図2(a)に詳細に示すように、上記ゾー
ンA(第1番目)のヒーター付き貼り付け用ローラ25
は、中央の信号線18の外周に一致する1個の半円状の
ピッチ溝25a,25aと、両側方の信号線16,1
7,19とドレーンワイヤー20の外周から大きく逃が
した逃がし溝25b,25bと、その間の2個のフラッ
ト面25c,25cとを有している。
【0022】このヒーター付き貼り付け用ローラ25で
は、図6(b)に示すように、中央の信号線18をピッ
チ溝25a,25aで保持した状態で、信号線18の外
周に2枚のシールドテープ21,22を上下方向から仮
に貼り付けるようになる。このヒーター付き貼り付け用
ローラ25では加熱はするが、成形のための加圧及び熱
接着はしない。なお、ヒーター付き貼り付け用ローラ2
5のピッチ溝25a(以下で説明する各ヒーター付き貼
り付け用ローラ26〜29のピッチ溝26a,…も同
様。)は、材質が耐熱シリコンゴム製であることから、
実際には熱膨張して中央の信号線18の外周よりもやや
大径となる。
【0023】また、このゾーンAの成形用ローラ29
は、中央の信号線18の外周に一致する1個の半円状の
ピッチ溝29a,29aと、その両側の信号線17,1
9の外周に接近する2個のフラット面29c,29cと
を有している。
【0024】この成形用ローラ29では、図6(b)に
示すように、中央の信号線18をピッチ溝29a,29
aで位置決めした状態で、ヒーター付き貼り付け用ロー
ラ25により信号線18の外周に仮に貼り付けられたシ
ールドテープ21,22を、フラット面29c,29c
で上下方向から挟み込んで加圧しながら熱接着するよう
になる。この加圧力は弱めで温度は低温であるのが好ま
しい。
【0025】図3(a)に詳細に示すように、上記ゾー
ンB(第2番目)のヒーター付き貼り付け用ローラ26
は、中央とその両側の信号線17,18,19の外周に
一致する3個の半円状のピッチ溝26a,…と、両側方
の信号線16とドレーンワイヤー20の外周から大きく
逃がした逃がし溝26b,26bと、その間の4個のフ
ラット面26c,…を有している。
【0026】このヒーター付き貼り付け用ローラ26で
は、図6(c)に示すように、中央とその両側の信号線
17,18,19をピッチ溝26a,…で保持した状態
で、信号線17,19の外周に2枚のシールドテープ2
1,22を上下方向から仮に貼り付けるようになる。こ
のヒーター付き貼り付け用ローラ26でも加熱はする
が、成形のための加圧及び熱接着はしない。
【0027】また、このゾーンBの成形用ローラ30
は、中央とその両側の信号線17,18,19の外周に
一致する3個の半円状のピッチ溝30a,…と、その間
及び信号線16とドレンワイヤー20の外側に接近する
4個のフラット面30c,…を有している。
【0028】この成形用ローラ30では、図6(c)に
示すように、中央とその両側の信号線17,18,19
をピッチ溝30a,…で位置決めした状態で、ヒーター
付き貼り付け用ローラ26により信号線17,19の外
周に仮に貼り付けられたシールドテープ21,22を、
フラット面30b,…で上下方向から挟み込んで加圧し
ながら熱接着して成形するようになる。この加圧力は弱
め〜強めで温度は中温であるのが好ましい。
【0029】図4(a)に詳細に示すように、上記ゾー
ンC(第3番目)のヒーター付き貼り付け用ローラ27
は、全ての信号線16〜19とドレンワイヤー20の外
周に一致する5個の半円状のピッチ溝27a,…と、そ
の間及び外側の6個のフラット面27c,…を有してい
る。
【0030】このヒーター付き貼り付け用ローラ26で
は、図6(d)に示すように、全ての信号線16〜19
とドレンワイヤー20をピッチ溝27a,…で保持した
状態で、信号線16とドレンワイヤー20の外周に2枚
のシールドテープ21,22を上下方向から仮に貼り付
けるようになる。このヒーター付き貼り付け用ローラ2
7でも加熱はするが、成形のための加圧及び熱接着はし
ない。
【0031】また、このゾーンCの成形用ローラ31
は、全ての信号線16〜19とドレンワイヤー20の外
周に一致する5個の半円状のピッチ溝31a,…と、そ
の間及び信号線16とドレンワイヤー20の外側に接近
する6個のフラット面31b,…を有している。
【0032】この成形用ローラ31では、図6(d)に
示すように、全ての信号線16〜19とドレンワイヤー
20をピッチ溝31a,…で位置決めした状態で、ヒー
ター付き貼り付け用ローラ27により信号線16とドレ
ンワイヤー20の外周に仮に貼り付けられたシールドテ
ープ21,22を、フラット面31b,…で上下方向か
ら挟み込んで加圧しながら熱接着して成形するようにな
る。この加圧力は弱め〜強めで温度は中温であるのが好
ましい。
【0033】図5(a)に詳細に示すように、上記ゾー
ンD(第4番目)のヒーター付き貼り付け用ローラ28
及び成形用ローラ32は仕上げ用であって、詳細に説明
しないが、ゾーンCのヒーター付き貼り付け用ローラ2
7及び成形用ローラ31と同じ形状であり、加圧力及び
温度も同じである。
【0034】上記のように構成した圧接シールド線15
の製造装置の作用を次に説明する。
【0035】各ローラ25〜28と29〜32の上下間
隔を広げた状態で、この間隔の間に信号線16〜19と
ドレーンワイヤー20とを所定の線間ピッチPで通すと
共に、この信号線16〜19とドレーンワイヤー20の
上方と下方にシールドテープ21,22を通した後に
(図6(a)の状態)、各ローラ25〜28と29〜3
2の上下間隔を狭める。
【0036】そして、各信号線16〜19とドレーンワ
イヤー20及びシールドテープ21,22を長さ方向F
に同じ速度で移動させると共に、各ローラ25〜28と
29〜32を各信号線16〜19等の移動速度に一致す
る速度で移動方向Fに回転させる。
【0037】これにより、まず、ゾーンAにおいて、ヒ
ーター付き貼り付け用ローラ25により中央の信号線1
8の外周にシールドテープ21,22が上下方向から仮
に貼り付けられ、ついで、成形用ローラ29により、信
号線18がピッチ溝29aで位置決めされた状態で、シ
ールドテープ21,22がフラット面29cで挟み込ま
れて加圧されながら信号線18の外周に熱接着されるよ
うになる。
【0038】ついで、ゾーンBにおいて、ヒーター付き
貼り付け用ローラ26により両側の信号線17,19の
外周にシールドテープ21,22が上下方向から仮に貼
り付けられ、ついで、成形用ローラ30により、信号線
17,19がピッチ溝30aで位置決めされた状態で、
シールドテープ21,22がフラット面30cで挟み込
まれて加圧されながら信号線17,19の外周に熱接着
されるようになる。
【0039】さらに、ゾーンCにおいて、ヒーター付き
貼り付け用ローラ27により最も両側の信号線16とド
レンワイヤー20の外周にシールドテープ21,22が
上下方向から仮に貼り付けられ、ついで、成形用ローラ
31により、信号線16とドレンワイヤー20がピッチ
溝31aで位置決めされた状態で、シールドテープ2
1,22がフラット面31cで挟み込まれて加圧されな
がら信号線16とドレンワイヤー20の外周に熱接着さ
れるようになる。同時に、最も両側の信号線16とドレ
ーンワイヤー20の外方に側出する2枚のシールドテー
プ21,22がフラット面31c,31cで上下方向か
ら挟み込まれて加圧されながら熱接着されるようにな
る。
【0040】最後に、ゾーンDにおいて、ヒーター付き
貼り付け用ローラ28の各ピッチ溝28cによりシール
ドテープ21,22が加熱され、ついで、成形用ローラ
32の各ピッチ溝32aにより、シールドテープ21,
22が仕上げ加圧及び熱接着されると同時に、各フラッ
ト面32cにより、全ての信号線16〜19とドレーン
ワイヤー20との間の隙間部分及び最も外側の信号線1
6とドレーンワイヤー20の側出部分のシールドテープ
21,22が仕上げ加圧・熱接着されるようになる。
【0041】上記のように、シールドテープ21,22
の仮の貼り付けに、耐熱シリコンゴム製のヒーター付き
貼り付け用ローラ25〜28を使用し、シールドテープ
21,22の密着に、金属製の成形用ローラ29〜32
を使用することで、熱膨張収縮が大きいヒーター付き貼
り付け用ローラ25〜28のピッチ溝25a〜28cで
信号線16〜19とドレンワイヤー20のピッチPを決
めないで、熱膨張収縮が小さい成形用ローラ29〜32
のピッチ溝29a〜32aで信号線16〜19とドレン
ワイヤー20のピッチPを正確に決めて高精度で成形で
きるようになるから、特に細線で狭ピッチの圧接シール
ド線15を安定して製造できるようになる。
【0042】また、ヒーター付き貼り付け用ローラ25
〜28とは別の成形用ローラ29〜32でシールドテー
プ21,22を上下方向から挟み込んで接着することに
より、シールドテープ21,22を信号線16〜19と
ドレンワイヤー20の外周になじむように加圧しながら
熱接着できるので、密着力のバラツキが少なくなると共
に、シールドテープ21,22の重ね合せ端面がドレン
ワイヤー20側にずれることが全く無い。
【0043】さらにまた、各ヒーター付き貼り付け用ロ
ーラ25〜28は、シールドテープ21,22を幅方向
の中心から両側方向へ順次に接着するようにピッチ溝、
つまり逃がし溝25b,26bの形状を変化させている
ので、シールドテープ21,22を信号線16〜19と
ドレンワイヤー20の外周及び各隙間になじむように均
一に加圧しながら熱接着できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の圧接シールド線の製造方法は、シールドテープを上
下方向から信号線とドレンワイヤーに仮に貼り付け、つ
いで、シールドテープが信号線とドレンワイヤーの外周
に密着するように加圧しながら熱接着して成形するとい
う2段工程としたから、信号線とドレンワイヤーのピッ
チを正確に決めて高精度で成形できるようになるので、
特に細線で狭ピッチの圧接シールド線を安定して製造で
きるようになる。
【0045】請求項2のように、シールドテープの仮の
貼り付けに、例えば耐熱シリコンゴム製のヒーター付き
貼り付け用ローラを使用し、シールドテープの密着に、
例えば金属製の成形用ローラを使用して、熱膨張収縮が
大きいヒーター付き貼り付け用ローラのピッチ溝で信号
線とドレンワイヤーのピッチを決めないで、熱膨張収縮
が小さい成形用ローラのピッチ溝で信号線とドレンワイ
ヤーのピッチを正確に決めて高精度で成形できるように
なるから、請求項1と同様に、特に細線で狭ピッチの圧
接シールド線を安定して製造できるようになる。
【0046】請求項3のように、ヒーター付き貼り付け
用ローラと成形用ローラとの組みを、信号線とドレンワ
イヤーとの移動方向に複数組み配置して、各ヒーター付
き貼り付け用ローラは、シールドテープが幅方向の中心
から両側方向へ順次に密着するように、ピッチ溝の形状
を変化させるようにしたから、シールドテープを信号線
とドレンワイヤーの外周及び各隙間になじむように均一
に加圧しながら密着できるので、密着力のバラツキが少
なくなって、細線で狭ピッチの圧接シールド線をより安
定して製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造装置の略画的側面図である。
【図2】 第1番目のローラであり、(a)はヒーター
付き貼り付け用ローラの正面図、(b)は成形用ローラ
の正面図である。
【図3】 第2番目のローラであり、(a)はヒーター
付き貼り付け用ローラの正面図、(b)は成形用ローラ
の正面図である。
【図4】 第3番目のローラであり、(a)はヒーター
付き貼り付け用ローラの正面図、(b)は成形用ローラ
の正面図である。
【図5】 第4番目のローラであり、(a)はヒーター
付き貼り付け用ローラの正面図、(b)は成形用ローラ
の正面図である。
【図6】 (a)〜(e)は、貼り付け及び熱接着の要
領の分解正面図である。
【図7】 従来の製造工程のシステム図である。
【図8】 従来の成形ダイス部分の平面図である。
【図9】 先行技術の製造装置であり、(a)は平面
図、(b)は側面図である。
【符号の説明】 15 圧接シールド線 16〜19 信号線 20 ドレンワイヤー 21,22 シールドテープ 23 シース 25〜28 ヒーター付き貼り付け用ローラ 25a〜28a ピッチ溝 29〜32 成形用ローラ 29a〜32a ピッチ溝 P ピッチ A〜D ゾーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線とドレンワイヤーとを所定の線間
    ピッチで長さ方向に移動させながら、上下方向からシー
    ルドテープを仮に貼り付けた後に、シールドテープが信
    号線とドレンワイヤーの外周に密着するように加圧しな
    がら熱接着して成形することを特徴とする圧接シールド
    線の製造方法。
  2. 【請求項2】 所定の線間ピッチで長さ方向に移動され
    る信号線とドレンワイヤーとの上下位置に、上下方向か
    らシールドテープを仮に貼り付けるためのヒーター付き
    貼り付け用ローラと、このヒーター付き貼り付け用ロー
    ラのすぐ下流側で、シールドテープが信号線とドレンワ
    イヤーの外周に密着するように成形する成形用ローラと
    を備え、上記ヒーター付き貼り付け用ローラと成形用ロ
    ーラとに、信号線とドレンワイヤーとの線間ピッチを保
    持するためのピッチ溝をそれぞれ形成したことを特徴と
    する圧接シールド線の製造装置。
  3. 【請求項3】 上記ヒーター付き貼り付け用ローラと成
    形用ローラとの組みは、信号線とドレンワイヤーとの移
    動方向に複数組み配置され、各ヒーター付き貼り付け用
    ローラは、シールドテープが幅方向の中心から両側方向
    へ順次に密着するように、ピッチ溝の形状を変化させて
    いる請求項2に記載の圧接シールド線の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記ヒーター付き貼り付け用ローラは耐
    熱シリコンゴム製であり、上記成形用ローラは金属製で
    ある請求項2または請求項3に記載の圧接シールド線の
    製造装置。
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