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JPH11119596A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

Info

Publication number
JPH11119596A
JPH11119596A JP9297714A JP29771497A JPH11119596A JP H11119596 A JPH11119596 A JP H11119596A JP 9297714 A JP9297714 A JP 9297714A JP 29771497 A JP29771497 A JP 29771497A JP H11119596 A JPH11119596 A JP H11119596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
size
feeding
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9297714A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fukatsu
康男 深津
Tsutomu Sato
力 佐藤
Katsuya Yamazaki
山崎  勝也
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9297714A priority Critical patent/JPH11119596A/ja
Publication of JPH11119596A publication Critical patent/JPH11119596A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿混載モード時に、装置本体の転写紙先行
給紙を可能にした画像形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿混載モード設定時には、画像読取り
位置に搬送された原稿のサイズチェックを行い(ステッ
プS102)、原稿のサイズに応じた転写紙給紙カセッ
トを選択する(ステップS103)。その後に原稿後端
センサがオフか否かを判定し(ステップS104)、オ
フでないときにはオフになるまで上記動作を繰り返し実
行する。オフになったときは、原稿のサイズチェックを
行い(ステップS105)、その原稿サイズに応じた転
写紙給紙カセットを選択した後(ステップS106)、
このカセットからの先行給紙を許可する(ステップS1
07)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動原稿給紙装置
を備えた複写機等の画像形成装置、及びその制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読み
取り位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に該
原稿を排出トレイに排出する自動原稿給紙装置を備えた
画像形成装置は、従来より知られている。
【0003】この種の自動原稿給紙装置を備えた画像形
成装置では、サイズの異なる原稿を同時に自動原稿給紙
装置の原稿トレイ上にセットし画像形成を行う時(原稿
混載モード時)には、画像形成装置内の複写条件入力部
において原稿混載モードを指定し、自動原稿給紙装置上
の原稿トレイ上の原稿を1枚ずつ画像読み取り位置上に
搬送し、原稿サイズをチェックした上で転写紙の選択を
行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、自動原稿給紙装置から同サイズの原稿
が連続給紙される時でも、原稿を1枚ずつ画像読み取り
位置上に搬送し原稿サイズをチェックし、サイズ確定後
に転写紙の選択を行っている。そのため、転写紙の給送
開始までに時間がかかり、画像形成の生産性を著しく低
下させていた。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、原稿混
載モード時に、装置本体の転写紙先行給紙を可能にした
画像形成装置、及びその制御方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読
み取り位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に
該原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原稿のサイズを
検知するサイズ検知手段と、前記サイズ検知手段の結果
を基に原稿の転写紙給紙カセットを選択する選択手段と
を有し、前記画像読取りの結果を、選択された転写紙に
転写する画像形成処理を行う画像形成装置において、前
記原稿トレイ上で原稿を検知する第1及び第2の原稿検
知手段と、前記第1と第2の原稿検知手段の結果を基
に、前記原稿トレイ上に長さの違う原稿が有るか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段により長さの違う原
稿が無いと判定されたときには、前記選択手段によって
先行原稿用に選択した転写紙給紙カセットからの先行給
紙を許可する許可手段とを備えたことにある。
【0007】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、前記先行給紙は、サイズの異なる原稿を同時に前記
自動原稿給紙装置の原稿トレイ上にセットし画像形成を
行う原稿混載モード時に、前記先行原稿用に選択した転
写紙給紙カセットからの画像形成中の給紙としたもので
ある。
【0008】第3の発明では、上記第1または第2の発
明において、搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを検
知する最終原稿検知手段を備え、前記最終原稿検知手段
が最終原稿を検知したときに前記先行給紙を禁止するよ
うにしたものである。
【0009】第4の発明では、上記第1乃至第3の発明
において、前記第2の原稿検知手段は、前記第1の原稿
検知手段から長尺原稿を検知できる距離に配置されたも
のである。
【0010】第5の発明では、原稿トレイ上に置かれた
原稿を画像読み取り位置に搬送し、その原稿の画像読み
取り終了後に該原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原
稿のサイズを検知するサイズ検知手段と、前記サイズ検
知手段の結果を基に原稿の転写紙給紙カセットを選択す
る選択手段とを有し、前記画像読取りの結果を、選択さ
れた転写紙に転写する画像形成処理を行う画像形成装置
に対し、前記原稿トレイ上で原稿を検知する第1及び第
2の原稿検知手段を設けておき、前記第1と第2の原稿
検知手段の結果を基に、前記原稿トレイ上に長さの違う
原稿が有るか否かを判定する判定処理と、前記判定処理
により長さの違う原稿が無いと判定されたときには、前
記選択手段によって先行原稿用に選択した転写紙給紙カ
セットからの先行給紙を許可する許可処理とを実行する
ようにしたものである。
【0011】第6の発明では、原稿トレイ上に置かれた
原稿を画像読み取り位置に搬送し、その原稿の画像読み
取り終了後に該原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原
稿のサイズを検知するサイズ検知手段と、前記サイズ検
知手段の結果を基に原稿の転写紙給紙カセットを選択す
る選択手段とを有し、前記画像読取りの結果を、選択さ
れた転写紙に転写する画像形成処理を行う画像形成装置
に対し、前記原稿トレイ上で原稿を検知する第1の原稿
検知手段と、前記第1の原稿検知手段から長尺原稿を検
知できる距離に配置された第2の原稿検知手段とを設け
ておき、サイズの異なる原稿を同時に前記自動原稿給紙
装置の原稿トレイ上にセットし画像形成を行う原稿混載
モード設定時には、前記画像読取り位置に搬送された原
稿のサイズチェックを行う第1のステップと、前記原稿
のサイズに応じた転写紙給紙カセットを選択する第2の
ステップと、前記第2のステップ後に前記第2の原稿検
知手段の検知結果が第1の検知状態または第2の検知状
態のいずれかにあるかを判定する第3のステップとを行
い、前記第2の原稿検知手段の検知結果が前記第1の検
知状態であるときには前記第2の検知状態となるまで前
記第1のステップから前記第3のステップを繰り返し実
行し、さらに前記第2の検知状態下で、原稿のサイズチ
ェックを行い、その原稿サイズに応じた転写紙給紙カセ
ットを選択した後、このカセットからの先行給紙を許可
するようにしたものである。
【0012】第7の発明では、上記第6の発明におい
て、前記先行給紙は、サイズの異なる原稿を同時に前記
自動原稿給紙装置の原稿トレイ上にセットし画像形成を
行う原稿混載モード時に、前記先行原稿用に選択した転
写紙給紙カセットからの画像形成中の給紙としたもので
ある。
【0013】第8の発明では、上記第6乃至第7の発明
において、搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを検知
する最終原稿検知手段を備え、前記最終原稿検知手段が
最終原稿を検知したときに前記先行給紙を禁止するよう
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って説明する。
【0015】(装置の説明)図1は、本発明の実施の一
形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【0016】図1において、自動原稿搬送装置であるA
DF2は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方には、
駆動ローラ36及び他方のターンローラ37に巻回され
た、幅広ベルト7が配置されている。原稿トレイ4上の
原稿P(図示せず)は、順次その最上紙から分離され、
複写機本体1の読取位置であるプラテンガラス(プラテ
ン)3に搬送される。
【0017】幅広ベルト7は、プラテン3上に当接して
いて、上記原稿トレイ4から搬送されたシート原稿P
を、プラテン3の上の所定位置に載置したり、プラテン
3上のシート原稿Pを排紙トレイ10上に搬出する。
尚、原稿は上から順に1ページ(2ページ)、3ページ
(4ページ)…の順番で原稿トレイ4に載置される。
【0018】複写機本体1は画像入力部200(以下リ
ーダ部という)と画像出力部300(以下プリンタ部と
いう)により構成されている。リーダ部200は、原稿
Pに記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換
して画像データとして入力するものであり、プラテン
3、ランプ202、ミラー203とを有するスキャナユ
ニット204、ミラー205、206、レンズ207、
イメージセンサ208等を有している。
【0019】プリンタ部300は周知の画像形成手段で
あり、後述の構成を有する。
【0020】尚、本発明はリーダ部200と、原稿搬送
装置が一体化された読取り装置としても適用可能であ
る。又、複写機本体1としては原稿搬送装置を備えるこ
とも可能である。
【0021】(原稿トレイの構成説明)原稿トレイ4に
は、1対の幅方向規制板がシート原稿Pの幅方向にスラ
イド自在に配置されていて、原稿トレイ4に載置される
シート原稿Pの幅方向を規制して、シート原稿Pの給送
時の安定性が確保されている。
【0022】原稿トレイ4の端部には回動するストッパ
21が配設されており、原稿トレイ4上にセットされた
シート原稿Pは、突出した上記ストッパ21により規制
されて下流に進出できないようになっている(図4)。
【0023】(トレイ上のセンサの説明)ストッパ21
の上流部近傍にはシート原稿束Pがセットされたことを
検出する透過型の光センサである原稿セット検知センサ
40a、40bが設けられている(図4)。
【0024】さらに、原稿トレイ4の中程にはセットさ
れた原稿がハーフサイズ原稿か否かを判定するための反
射型の光センサである原稿後端検知センサ41が設けら
れている。このセンサはストッパ21から225mmの
距離に位置しており、長手原稿がセットされた場合は後
端検知センサ41がオンするようになっている。
【0025】原稿セット検知センサ40と後端検知セン
サ41の中間には、反射型の光センサである最終原稿検
知センサ43が設けられており搬送中の原稿が最終原稿
であるか否かを判定できるようになっている。
【0026】更に、幅方向規制板の位置を検出する事に
より原稿トレイ4上にセットされた原稿束Pの幅方向の
長さを検知する紙幅検知センサ44が原稿トレイ4の下
部に設けられている。
【0027】(分離部の説明)原稿トレイ4の上方に
は、図5に示すように、揺動アーム53が、分離搬送ロ
ーラ8の回転幅中心c1に対し揺動する昇降アーム51
の前後の支板51a、51bに貫通支持されるアーム軸
51cによって揺動規制され、揺動アーム53の先端に
は給紙ローラ5が設けられている。
【0028】通常は、ホームポジションである図5に示
すように、軸51cに抑止されて、給紙ローラ5は分離
上ガイド板52(ピン51gにより抑止されている)よ
り上方に待避している位置をとり、原稿セット作業を阻
害しないようにしている。昇降アーム51は後述のよう
に、モータ103に制御されて図の位置にある。
【0029】図9は本発明の分離構成の平面図を表した
ものである。昇降アーム51は回転軸中心C1を中心に
回転し、図5の位置から図6の位置に移動可能である。
前述のように、給紙ローラ5は、回転中心軸C1を中心
に回転移動する揺動アーム、57、53の先端に設けら
れている。揺動アーム57、53は昇降アーム51の移
動とともに自重で降下し、給紙ローラ5が原稿Pの最上
紙に着地して停止する(図8の位置)。この状態で給紙
ローラ5を回転させる事によって最上紙から原稿を順次
搬送可能にしている。上ガイド板52は図示しないスト
ッパーにより図6の位置に抑止される。
【0030】図8の状態において、揺動アーム57、5
3を支持していたアーム軸51cは、給紙ローラ5がシ
ート面上に着地した時点で係合が解除される。この時、
揺動アーム57、53、昇降アーム51の相対的な位置
関係にずれが発生し始める。このずれ量は、揺動アーム
57、53の一部分である、第1揺動アームフラッグ5
4、第2揺動アームフラッグ55、及び、昇降アーム5
1に取り付けられた第1揺動位置センサ46、第2揺動
位置センサ47により、これまでの非検出状態が図8の
ように検出状態になることにより揺動アームは停止制御
をうける。
【0031】この状態で、揺動アーム57、53、及
び、給紙ローラ5はトレイ4上に積載されたシート原稿
束Pに自重載置状態になり、シート原稿Pに常に安定し
た給送力を付与する事が可能である。
【0032】昇降アーム51は揺動モータ103(ステ
ッピングモータ)で駆動されており、昇降アーム51は
図5と図6の間にある任意の位置(図7の位置)をとる
事が可能である。
【0033】分離部上方には、透過型の光センサである
給紙ローラホームセンサ45が固定支板56に取り付け
られており、揺動アーム57、53に設けられた昇降ア
ームフラグ51dが給紙ローラホームセンサ45のセン
サ光路を遮光したときに、昇降アーム51がホームポジ
ションである待機位置にあると検知してる。
【0034】前述したように、昇降アーム51には昇降
アームと一体で動く第1揺動位置センサ46及び、第2
揺動センサ47が設けられており、揺動アーム53、5
7の降下方向に延びて形成された、第1揺動アームフラ
グ54、第2揺動アームフラグ55を検出できるように
している。
【0035】前述した図7の状態は、連続給紙時の待避
ポジションであり揺動アーム57、53はホームポジシ
ョン(図5の状態)まで戻る必要がないので、シート束
から給送ローラ5が最低量(3から5mm程度)離間し
た位置に中間停止するように制御される。
【0036】本構成をとることによって、給紙ローラ5
の移動量を最小限に押さえる事が可能になり、給紙ロー
ラ5のシート原稿P上への着地振動が少なくなり給紙性
能向上に寄与する。これとともに、後続の給紙開始まで
の時間を短縮でき、給紙間隔を短縮した給紙制御が可能
になる。
【0037】給紙ローラ5は、シート原稿P上に着地し
たときの衝撃によるバウンド状態で給送動作を開始する
と、前後の給送ローラのシート原稿Pに対する圧力バラ
ンスがくずれ、給紙時の斜行を発生させる可能性が大き
くなる。
【0038】図9のように、幅方向に複数個配置された
給送ローラ5は、各々が独立懸架構成をとり、シート束
原稿Pにイコライズしやすくなっているため、給紙性能
の向上を計ることが可能である。
【0039】シャッタ21の搬送方向下流には、周知の
分離ベルト6と分離搬送ローラ8からなる分離部が設け
られており、矢印(図8)の方向に回転する事によって
分離動作を行う。
【0040】(搬送パスの説明)図3に示すように、前
記原稿トレイ4から上記プラテン3にかけて原稿給送路
(イ)(ロ)(ハ)が構成されており、この原稿給送路
(イ)(ロ)(ハ)は屈曲(下方にわん曲)してプラテ
ン3上の搬送路(ニ)に接続し、シート原稿Pをプラテ
ン3上に誘導する。
【0041】上記原稿搬送路(ロ)からは反転給送路
(チ)(ヘ)(リ)が延びており、原稿をプラテン3に
搬送する前に原稿表裏反転が出来るようになっている。
【0042】反転給送路(チ)(ヘ)(リ)で反転され
た原稿はスイッチバックして原稿給排路(ホ)を通りプ
ラテン3に搬送されて載置される。
【0043】更に、前記反転給送路(ヘ)からは原稿反
転路(ト)が分岐されていて原稿給送路(ロ)と合流で
きるようになっており、搬送路(ホ)(ヘ)(ト)
(ハ)を利用して、プラテン3上にある原稿をスイッチ
バックさせて表裏反転し、再びプラテン3に戻すことが
できるようにしている。
【0044】プラテン3上の原稿は画像読みとりが終了
した後、プラテン上の原稿搬送路(ニ)、図1に示す原
稿排紙路(ヌ)を通して排紙トレイ10に排出される。
【0045】ADF2の右側には、図1に示すように、
開閉式の手差し原稿トレイ14が設けられており、セッ
トされた原稿P(1枚原稿)を手差し搬送路(ル)を通
してプラテン3に給送出来るようにしている。
【0046】(ローラ配置の説明)原稿搬送路(イ)
は、分離部で分離された原稿が分離給送ローラ8によっ
て下流方向に搬送される搬送路である。原稿給送路
(イ)と(ロ)の間には第1給送ローラ16が設けられ
ており、前記分離部6、8から送られてくる原稿を拘束
し、分離部による原稿斜行を防止している。
【0047】また、前記分離搬送ローラ8にはワンウェ
ー機構が備えられており、原稿が第1給送ローラ16に
よって分離部から引き抜かれる時の搬送負荷を軽減して
いる。
【0048】上記原稿搬送路(イ)(ロ)(ハ)と原稿
反転路(ト)の合流部には第2給送ローラ9が配設され
ており、この第2給送ローラ9は、到達したシート原稿
Pにループを形成して、シート原稿Pの斜行を防止して
いる。反転給送路(チ)(ヘ)(リ)には第1反転ロー
ラ17、及び、第2反転ローラ18が設けられており、
原稿Pをループ状の反転路に沿って搬送する。
【0049】ADF2の右側には、手差し給紙ローラ1
3が設けられており、手差し原稿トレイ14にセットさ
れた原稿を右から左方向に給紙する。手差し給紙ローラ
13とプラテン3の間には手差しレジストローラ11が
設けられおり手差し給紙された原稿にループ形成して斜
行を防止している。
【0050】更に、前記手差しレジストローラ11はプ
ラテン3からの原稿排紙の中継を行っている。原稿排紙
路(ヌ)には排紙ローラ12が設けられており、排紙さ
れてきた原稿Pを排紙トレイ10に排出する。
【0051】(パス内フラッパの説明)図4に搬送路上
のフラッパの位置を示す。
【0052】第2給送ローラ9の搬送方向下流には、反
転給紙フラッパ22が設けられており、原稿給送路
(ハ)と反転給送路(チ)の切り替えを行っている。反
転給送路(チ)(ヘ)(リ)へ原稿Pを搬送する場合
は、図中実線位置に位置し、原稿給送路(ハ)(ニ)へ
原稿Pを搬送する場合は図中鎖線位置に揺動する。
【0053】第2反転ローラ18の搬送方向下流には反
転フラッパ23が設けられており、反転給送路(リ)と
原稿反転路(ト)のパスの切り替えを行っている。原稿
給送路(ロ)、反転給送路(チ)から搬送されてくる原
稿Pを表裏反転する場合は、反転フラッパ23は図中実
線位置にあり、プラテン3からの原稿を原稿給排路
(ホ)、反転給送路(ヘ)、原稿反転路(ト)を通して
反転させる場合は、図中鎖線位置に揺動する。
【0054】第1反転ローラ17上の上流近傍にある反
転給送路(チ)と原稿給排路(ホ)の合流部には一方向
フラッパ24(マイラー等が貼付されている)が設けら
れており、原稿Pを反転給送路(チ)から反転給送路
(ヘ)へ搬送する際のガイドの役割を果たすとともに、
原稿Pを反転給送路(ト)(ヘ)から原稿給排路(ホ)
を通してプラテン3に搬送する場合は、原稿Pが反転給
送路(チ)への逆進入を防止している。
【0055】反転給排路(ホ)のプラテン3側には反転
給紙フラッパ22と連動で動く給排フラッパ25が設け
られており、原稿給排路(ホ)からプラテン3に原稿P
を搬送する場合は、図中実線位置にあり、プラテン3に
進入する原稿Pの先端がプラテン3の端部と衝突するの
を防止している。プラテン3から原稿給排路(ホ)に原
稿Pを搬送する場合は、図中鎖線の位置に揺動してプラ
テン3からの原稿をすくい取る事が出来るようにしてい
る。
【0056】プラテン3の右端と手差しレジストローラ
11の間には排紙フラッパ26が設けられており、手差
し搬送路(ル)からプラテン3に原稿Pを搬送する場合
は図中実線位置にあり、プラテン3に進入する原稿Pの
先端がプラテン3の端部と衝突するのを防止している。
プラテン3から原稿排紙路(ヌ)に原稿Pを排出する場
合は、図中鎖線位置に揺動しプラテン3からの原稿をす
くい取る事が出来るようにしている。原稿排紙路(ヌ)
と手差し搬送路(ル)の合流部には一方向の手差しフラ
ッパ27が設けられており、プラテン3から原稿Pを排
出する際に手差し搬送路(ル)に原稿が入り込むのを防
止している。
【0057】手差し給紙ローラ13の搬送方向下流近傍
には手差しシャッタ28が設けられており、複写終了し
た原稿Pを排出中に手差し原稿トレイ14にセットされ
た手差し原稿が、手差しレジストローラに進入するのを
防止する。この時、手差し給紙ローラ13と原稿がスリ
ップするようにその搬送力は低く設定されている。
【0058】(パス内センサ配置)分離搬送ローラ8と
第1給送ローラ16の間には、透過型の光センサである
分離センサ30が設けられており、分離搬送ローラ8で
搬送されてきた原稿Pを検出する。また、分離センサ3
0と搬送方向に同じ位置で、スラスト方向に所定距離離
れた位置に、同じく透過型の光センサである斜行検知セ
ンサ31が併設されており、分離センサ30と共同して
給送されてきた原稿の斜行量を検出出来るようにしてい
る。
【0059】第1給送ローラ16の下流近傍にはフラグ
移動によって原稿Pを検出する混載検知センサ32が設
けられており、原稿トレイ4上のセンサと合わせて、原
稿搬送中に、異なるサイズの原稿が原稿トレイ4にセッ
トされていることを検出できるようにしている。
【0060】第2給送ローラ9の上流近傍には、透過型
の光センサである給紙センサ35が配設されていて、原
稿給送路(イ)(ロ)(ハ)及び原稿反転路(ト)のい
ずれの搬送路を通過した原稿Pの前端及び後端を検知す
る。又、給送ローラ9の下流には、同じく透過型の光セ
ンサであるレジストセンサ39が配設されていて、原稿
Pの後端を検出する事によって原稿Pの停止位置を制御
する。
【0061】反転搬送路(ホ)には、透過型の光センサ
である反転センサ50が配設されており、プラテン3か
ら排出された原稿P、または、プラテン3に進入する原
稿Pを検出する。反転給送路(リ)にはフラグ移動によ
って原稿Pを検出する反転検知センサ33が設けられて
おり、反転フラッパの切り替えによって原稿Pが反転給
送路(リ)に導かれた事を検出している。
【0062】手差しレジストローラ11の排紙方向下流
近傍には透過型の光センサである手差しレジストセンサ
34が設けられており、手差し搬送路(ル)からの原稿
を検出するとともに、プラテン3から原稿排出路(ヌ)
へ排出される原稿Pを検出する。手差し給紙ローラ13
の手差し原稿トレイ14側にはフラグ移動によって原稿
Pを検出する手差し原稿検知センサ60が設けられてお
り、手差し原稿トレイ14に原稿がセットされたことを
検出する。
【0063】(駆動系統の説明)次に、本発明の原稿搬
送装置2の駆動系について、図4を用いて説明する。
【0064】図4は、各搬送ローラ及びフラッパを駆動
するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を
示している。
【0065】符号100は分離モータを示しており、本
実施形態ではPLL制御されたDCブラシモータを用い
てある。分離モータ100のモータ軸上には複数のスリ
ットからなるクロック板100aが設けられており、ス
リットと透過型の光センサである分離クロックセンサ1
00bによって分離モータ100が回転したときモータ
回転数に比例したクロックパルスが発生する。
【0066】この分離モータ100は分離部である分離
搬送ローラ8と分離ベルト6を図中矢印方向に駆動す
る。更に、分離クラッチ106を介して給紙ローラ5へ
も駆動を伝えている。101は正逆回転可能な搬送モー
タであり、本実施形態ではステッピングモータを用いて
いる。搬送モータ101は、第2給送ローラ9、第1反
転ローラ17、第2反転ローラ18を駆動する。
【0067】第2給送ローラ9の従動ローラ軸上には、
複数のスリットからなるクロック板101aが設けられ
ており、スリットと透過型の光センサである反転クロッ
クセンサ101bによって搬送モータ101が回転した
ときクロックパルスが発生する。第2給送ローラ9で原
稿Pを搬送している際にスリップが発生した場合、この
クロックパルス数と搬送モータ101の駆動クロック数
からスリップ量を計測できるようにしている。
【0068】102は正逆回転可能なベルトモータであ
り、本実施形態ではステッピングモータを用いている。
ベルトモータ102は、幅広ベルト7を駆動する駆動ロ
ーラ36を駆動しており、さらに駆動ローラ36の回転
を幅広ベルト7によってターンローラ37に伝える。タ
ーンローラ37から手差しレジストローラ11に駆動が
伝えられており、プラテン3上の原稿の搬送速度と手差
しレジストローラ11の搬送速度は等しくなるようにし
てある。
【0069】103は正逆可能な揺動モータであり、本
実施形態ではステッピングモータを用いてある。揺動モ
ータ103は給紙ローラの昇降アーム53を駆動してい
る。
【0070】104は排紙モータであり、本実施形態で
はFGサーボ制御式のDCモータを用いてある。排紙モ
ータ104のモータ軸上には、複数のスリットからなる
クロック板104aが設けられており、スリットと透過
型の光センサである排紙クロックセンサ104bによっ
て排紙モータ104が回転したときモータの回転数に比
例したクロックパルスが発生する。
【0071】排紙モータ104からは排紙ローラ12、
手差し給紙ローラ13に駆動が伝えられている。105
はストッパソレノイドであり、原稿トレイ4の給紙端に
あるストッパ21を駆動する。ストッパ21はオフ時に
は図中実線位置にあり、オン時には図中鎖線の位置へと
揺動する。
【0072】106は分離クラッチであり、分離モータ
100の駆動を給紙ローラ5、分離ベルト6、分離搬送
ローラ8に伝える。107はパス切り替えソレノイドで
あり、反転給紙フラッパ22、給排フラッパ25を駆動
する。ソレノイドがオフしているときは、反転給紙フラ
ッパ22、給排フラッパ25はそれぞれ図中の実線位置
にあり、ソレノイドがオンしているときは、反転給紙フ
ラッパ22、給排フラッパ25はそれぞれ図中の鎖線位
置に揺動する。
【0073】108は反転フラッパソレノイドであり、
反転フラッパ23を駆動する。ソレノイドがオフしてい
るときは反転フラッパ23は図中実線位置にあり、オン
した場合は図中鎖線位置に揺動する。109は排紙フラ
ッパソレノイドであり、排紙フラッパ26、手差しシャ
ッタ28を駆動する。ソレノイドがオフしている時は排
紙フラッパ26、手差しシャッタ28は図中鎖線の位置
にあり、オンしているときは、図中実線位置に揺動す
る。
【0074】(読み取り位置の説明)図11はプラテン
3上の原稿読み取り位置を示した図であり、原稿搬送モ
ード、搬送する原稿サイズにより図のR1、R2、R3
の位置をとる。読み取り位置R1は、両面原稿モード時
の読み取り位置であり、この位置に原稿端を合わせて載
置された原稿は複写機本体1のスキャナの走査によって
画像読み取りが行われる(固定読取りモード)。読み取
り位置R2は片面原稿モード時のハーフサイズ原稿の読
み取り位置であり、この位置では、複写機本体1のスキ
ャナは固定され、原稿を搬送しながら画像読み取りが行
われる(流し読取りモード)。読み取り位置R3は片面
原稿モード時のラージサイズ、及びハーフサイズ原稿が
縦送りされた場合の原稿の読み取り位置であり、この位
置でも、複写機本体1のスキャナは固定され、原稿を搬
送しながら画像読み取りが行われる(流し読取りモー
ド)。
【0075】図11において、L1は第2給送ローラ9
のニップ点からR1間での距離、L2は第2給送ローラ
9のニップ点からR2間での距離、L3は第2給送ロー
ラ9のニップ点からR3間での距離を示す。
【0076】図6に示すL4は、第1画先R1から、プ
ラテン3の左側に載置されたハーフサイズ原稿の待機の
ための停止位置までの距離を示し、L5は待機位置に停
止した原稿の先端と第2画先R2間での距離、L6は先
行原稿の後端と後続原稿の後端までの距離(紙間距
離)、L7は第1画先R1から手差しレジストローラ1
1までの距離を示す。
【0077】ハーフサイズ原稿の搬送方向の長さをLp
hとしたとき、 L7<〔L4+2×L6+Lph〕 L2>〔L5−Lph〕 となるようにハーフサイズ原稿の停止位置が制御される
ため、図12に示すように、プラテン3上にPn、Pn
−1が停止しているときでも、先行する原稿Pn−2の
後端は手差しレジストローラ11のニップを抜け、画像
形成のため待機している原稿Pnの後端は第2給送ロー
ラ9のニップを抜ける。
【0078】次に、この原稿搬送装置の動作について説
明する。
【0079】(分離動作説明)原稿セットセンサ40に
よって原稿トレイ4上にある原稿束が検出されると、分
離前動作が開始され、給紙ローラ5が降下して原稿束上
に着地する。以後の説明では、原稿トレイ4上に積載さ
れている原稿を上から順に原稿P1、原稿P2、原稿P
3…とする。また、特に原稿順を指定しない場合は原稿
Pとする。
【0080】複写機の操作部で複写条件が入力され、ス
タートキーが押されると、プラテン上のセンサによって
原稿サイズの検出が行われる。更に、上記ストッパ21
がSLによって吸引されてシート原稿束の進路が解放さ
れ、原稿束は給紙ローラ5の給送を受けて最上紙である
原稿P1から下流部へ進出する。
【0081】上記ストッパ21の下流には、分離部を構
成する分離搬送ローラ8及び分離ベルト6が配設されて
いて、それぞれ矢印方向に回転して原稿トレイ4から進
出してきた原稿Pを1枚毎に分離してさらに下流部に搬
送する。分離部を通過した原稿Pは、分離センサ30、
斜行センサ31によって斜行検知が行われた後、第1給
送ローラ16によって拘束搬送される。
【0082】第1給送ローラ16によって原稿搬送が行
われると給紙ローラ5は上昇し、続いて、分離クラッチ
106がオフして分離ベルト6、分離搬送ローラ8の駆
動が切り離されて停止する。分離搬送ローラ8はワンウ
ェイローラで構成されているため搬送中の原稿Pの動き
に追従して回転(つれ回り)する。原稿Pは第1給送ロ
ーラ16だけで搬送され、停止している第2給送ローラ
9に突き当てられて周知の斜行取りが行われる。
【0083】斜行取りが終了すると第1給送ローラ16
と第2給送ローラ9は同時に回転し始めるが、前記2つ
のローラは、その搬送速度が一致するように同期速度制
御されている。この先の動作は原稿搬送モードによって
異なるのでモードごとに分けて説明する。
【0084】(ハーフサイズ片面原稿搬送モード)図1
3、図14は片面原稿搬送モード時の原稿の流を模式化
した図である。
【0085】原稿搬送モードが片面原稿搬送モードの場
合は、パス切替ソレノイド107はオフ制御されるの
で、搬送パスは原稿給送路(ハ)の側になっており、先
行原稿P1はプラテン3に進入していく。先行原稿P1
がプラテン3に進入する前には幅広ベルト7の搬送速度
は第2給送ローラ9の速度と一致するように制御され
る。
【0086】先行原稿P1の後端が給紙ローラ5のニッ
プ点を過ぎたところで給送ローラ5は再び降下し、後続
原稿P2の給紙動作に備える。
【0087】更に、先行原稿P1の後端が第1給紙ロー
ラ5のニップ点を抜けたところで分離クラッチ106が
オンし、給紙ローラ5による後続原稿P2の給紙を開始
する。この状態が図13(a)に示されている。
【0088】先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9の
ニップを抜けたところで第2搬送ローラ9を停止させ
る。後続原稿P2は給紙ローラ5による給紙開始後に急
加速され、第2搬送ローラ9が停止した頃には、給紙セ
ンサ35に到着するように制御されており、後続原稿に
よって給紙センサ35がオンすると先行原稿P1の場合
と同様に斜行取りのための制御が行われる。
【0089】このとき先行原稿P1はプラテン3上の搬
送パス(ニ)に入っており、幅広ベルト7によって単独
搬送され、その後端が給紙センサ35を抜けてから所定
距離進んだところで一旦停止する(図13−(b))。
この時、原稿P1の先端と第2の画像読みとり位置R2
の距離はL5になるように制御されている。また、原稿
P1の後端と第2給送ローラ9のニップ点の距離L8
は、 L8=L2−L5−搬送原稿サイズ L2:第2画先位置R2から第2給送ローラ9までの距
離 で現される距離となり、この値(L8)がプラスになる
ように構成されている(原稿P1)の後端が第2給送ロ
ーラのニップを過ぎている)。一旦停止と同時に複写機
本体に対して、搬送完了信号120を出力して搬送開始
信号121が入力されるのを待つ。この時の状態を図1
3(b)に示す。
【0090】複写機本体からの搬送開始信号121を受
信し、且つ、後続原稿P2の斜行取り制御が完了したと
ころで幅広ベルト7を起動し、先行原稿P1を画像形成
速度で搬送する。
【0091】先行原稿P1の後端と後続原稿P2の先端
の距離(以後、紙間距離とする)が所定距離になったと
ころで第2給送ローラ9を起動して先行原稿P1と同じ
く画像形成速度で搬送する。幅広ベルト7と第2給送ロ
ーラ9の搬送速度が一致したところで前述の紙間距離が
L6となるように第2給送ローラ9の起動と加速は制御
される。先行原稿P1が第2画先位置R2に達すると画
先到達信号122出力する。複写機本体1はこれを受け
て、先行原稿P1の画像読みとりを開始する。
【0092】図13(c)は、原稿P1の画像読みとり
終了後の状態を示したもので、原稿P1は、読みとり終
了してから所定距離(L9)搬送された後に停止してい
る。この時、後続の原稿P2は第2画先位置R2から距
離L5の位置に停止しており、更に後続の原稿P3は、
第2給送ローラ9で斜行取りのためのループを維持しな
がら待機している。
【0093】この状態で、複写機本体1から搬送開始信
号120が入力されると、原稿P2の為の画像形成が行
われる。図14(a)は原稿P2の画像読みとり中の、
パス内の原稿位置を示したもので、原稿P1は幅広ベル
ト7、手差しレジストローラ11、排紙ローラ12によ
って搬送されている。このとき、幅広ベルト7と手差し
レジストローラ11の搬送速度は等しくなるように構成
されており、排紙ローラ12の搬送速度はこれらの速度
と等速か、若干早めに制御されている。
【0094】図14(b)は後続原稿P2の読み取りが
終了した時の状態を示したもので、読みとり終了後に幅
広ベルト7は停止するため、後続の原稿P2、P3はプ
ラテン3上で停止している。先行原稿P1の後端は既に
手差しレジストローラ11のニップを抜けている為、排
紙ローラ12により単独搬送されて排紙トレイ10に排
出される。
【0095】(ラージサイズ片面原稿搬送モード)図1
5、図16はラージサイズ片面原稿搬送モード時の原稿
の流を模式化した図である。
【0096】スモールサイズの片面原稿搬送モードの場
合と同様に、パス切替ソレノイド107はオフ制御され
るので、搬送パスは原稿給送路(ハ)の側になってお
り、先行原稿P1はプラテン3に進入していき、先行原
稿P1の後端が給紙ローラ5のニップ点を過ぎたところ
で給送ローラ5は再び降下し、後続原稿P2の給紙動作
に備える。
【0097】更に、先行原稿P1の後端が第1給紙ロー
ラ5のニップ点を抜けたところで分離クラッチ106が
オンして給紙ローラ5による後続原稿P2の給紙を開始
する。この状態が図15(a)に示されている。先行原
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで第2搬送ローラ9を停止させる。後続原稿P2は給
紙ローラ5による給紙開始後に急加速され、第2搬送ロ
ーラ9が停止した頃には、給紙センサ35に到着するよ
うに制御されており、後続原稿によって給紙センサ35
がオンすると先行原稿P1の場合と同様に斜行取りのた
めの制御が行われる。
【0098】このとき先行原稿P1はプラテン3上搬送
パス(ニ)に入っており、幅広ベルト7によって単独搬
送され、その後端が給紙センサ35を抜けてから所定距
離進んだところで一旦停止する。
【0099】この時、原稿P1の先端と第3の画像読み
とり位置R3の距離はハーフサイズ原稿の制御と同じく
L5になる。また、原稿P1の後端と第3給送ローラ9
のニップ点の距離L10は、 L10=L3−L5−搬送原稿サイズ L3:第3画先位置R3から第2給送ローラ9までの距
離 で現される事となり、この値(L10)がプラスになる
ように構成されている(原稿P1の後端が第2給送ロー
ラのニップを過ぎている)。一旦停止と同時に複写機本
体に対して、搬送完了信号120を出力し搬送開始信号
121が入力されるのを待つ。この時の状態を図15
(b)に示す。
【0100】複写機本体からの搬送開始信号121を受
信し、且つ、後続原稿P2の斜行取り制御が完了したと
ころで幅広ベルト7を起動し、先行原稿P1を画像形成
速度で搬送する。先行原稿P1が第3画先位置R3に達
すると画先到達信号122を出力する。複写機本体1は
これを受けて、先行原稿P1の画像読みとりを開始す
る。
【0101】先行原稿P1の後端と後続原稿P2の先端
の距離(以後紙間距離とする)が所定距離になったとこ
ろで第2給送ローラ9を起動して先行原稿P1と同じく
画像形成速度で搬送する。この時、幅広ベルト7と第2
給送ローラ9の搬送速度が一致したところでの前述の紙
間距離L11となるように第2給送ローラ9の起動と加
速は制御される。この状態を図16(a)に示す。
【0102】図16(b)は、原稿P1の画像読みとり
終了後の状態を示したもので、プラテン3上は後続原稿
P2が停止している。紙間距離L11は、後続原稿P2
先端から手差しレジストローラ11のニップ点までの距
離より大きくなるように設定されているので、後続原稿
P2が停止している時は、先行原稿P1の後端は手差し
レジストローラ11のニップ点を通過しており、原稿P
1は排紙ローラ12によって単独搬送され排出される。
【0103】(ハーフサイズ両面原稿の搬送)図17〜
図20は両面原稿搬送時の原稿の流れを模式化した図で
ある。なお、第2給送ローラ9と幅広ベルト7の搬送速
度は、特別な場合を除いて等速となるように制御されて
いる。
【0104】原稿搬送モードが両面原稿搬送モードの場
合は、最初、反転給紙フラッパ22、反転フラッパ23
は図3の実線位置にあり、原稿P1は反転給送路(チ)
(ヘ)(リ)の側に導かれる(図17a)。
【0105】原稿P1の後端が一方向フラッパ24を通
過したところでローラ17、18を逆転させて原稿P1
を逆方向に搬送する。給排フラッパ25は図4の実線の
位置にあるため、逆転搬送された原稿P1はプラテン3
上の搬送路(ニ)に導かれる(図17b)。
【0106】反転センサ50によって原稿の搬送方向の
後端が検知されてから所定距離搬送したところで幅広ベ
ルト7は停止し、固定読みモード時の画先位置R1に原
稿P1は載置される(図18a)。スキャナによって第
2面目の読み取りが行われる。
【0107】原稿P1の載置完了と前後してパス切替ソ
レノイド107はオフするため、反転給紙フラッパ2
2、給排フラッパ25は図4の斜線の位置に揺動する。
複写機本体1のスキャナによって原稿P1の第2面の走
査が完了すると、幅広ベルト7は逆転して原稿は原稿給
排路(ホ)に搬送される。幅広ベルト7の逆転と同時に
反転フラッパ23が図3の鎖線の位置に移動しているた
め原稿は原稿反転路(ト)に導かれる(図18b)。
【0108】原稿先端が反転センサ50で検出されてか
ら原稿が所定距離搬送されたところで、幅広ベルト7の
回転は、一旦停止した後、逆転から正転に変わる。反転
してきた原稿P1の先端がプラテン上の搬送路(ニ)に
さしかかる時には、第2給送ローラ9と幅広ベルト7の
搬送速度が一致しているように制御がなされている。先
行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップ点を過ぎ
たところで第2給送ローラ9は停止し、後続原稿P2の
到着を待つ。
【0109】先行原稿P1は幅広ベルト7によって単独
搬送されるが、給紙センサ35によって原稿の後端が検
知されてから所定距離原稿が搬送されたところで幅広ベ
ルトは停止し、固定読みモード時の画先位置に載置され
る。スキャナにより第1面の読取りが行われる。
【0110】また、給紙センサ35による先行原稿の後
端検知と前後して後続原稿P2の分離動作が開始され、
第2給送ローラ9で周知の斜行取りを行う。
【0111】複写機本体1のスキャナによる原稿P1の
第1面の走査中に、後続原稿P2の反転動作が完了し、
後続原稿の先端近傍が第1反転ローラ17にニップされ
た状態で待機している(図19a)。
【0112】先行原稿P1の第1面の走査が終了する
と、第1反転ローラ17、第2反転ローラ18の逆転と
幅広ベルト7の正転が開始され、プラテン3上に先行原
稿P1と後続原稿P2が所定の紙間距離(L12)離れ
て載置される(図19b)。
【0113】複写機本体1のスキャナによる原稿P2の
第2面の走査が終了すると、先行原稿P1の場合と同様
に、後続原稿P2の反転動作が始まり、後続原稿P2と
先行原稿P1は反転給送路(ホ)の方向に搬送される
が、紙間距離L12を適切な値にとってあるため、先行
原稿P1がプラテン上3上の搬送パス(ニ)にある時に
ベルトの回転が一時停止し、その後、幅広ベルト7の回
転方向切替が起こり、再び原稿P1と原稿P2は排紙ロ
ーラ12の方向に搬送され、図20(a)の状態で停止
し、原稿P2の第1面の走査が始まる。この時の原稿P
1と原稿P2の紙間距離はL13となる(L12になる
ように制御することも可能である)。また、この時、後
続原稿P3は、図19(a)に示した原稿P2の場合と
同様に第1反転ローラ17にニップされた状態で待機し
ている。
【0114】原稿P2の第1面目が走査終了すると、第
1反転ローラ17、第2反転ローラ18の逆転と、幅広
ベルト7の正転、排紙ローラ12の回転が開始され、後
続原稿P3、画像読み取りが終了した原稿P2、原稿P
1が同時に搬送される。
【0115】幅広ベルト7が停止し、後続原稿P3の第
2面目の載置が終了した時には、先行原稿P1の後端は
手差しレジストローラ11のニップを抜けており、先行
原稿P1は排紙ローラ12によって単独搬送され排紙ト
レイ10に排出される(図20b)。これは、L13に
することによって達成される。
【0116】以上の動作が連続で行われ、最終原稿Pn
の第1面の走査が終了した時にはプラテン3上には、最
終原稿Pnと最終前原稿Pn−1が並んでおり、幅広ベ
ルト7の連続動作によって一度に排出される。
【0117】(フルサイズ両面原稿の搬送)図21〜図
24はフルサイズ両面原稿搬送時の原稿の流れを模式化
した図である。なお、第2給送ローラ9と幅広ベルト7
の搬送速度は、特別な場合を除いて、等速となるように
制御されている。
【0118】原稿搬送モードが両面原稿搬送モードの場
合は、最初、反転給紙フラッパ22、反転フラッパ23
は図3の実線位置にあり、図21(a)に示すように、
原稿Pは反転給送路(チ)(ヘ)(リ)の側に導かれ
る。
【0119】原稿の後端が一方向フラッパ24を通過し
たところでローラ17、18を逆転させて原稿を逆方向
に搬送する。
【0120】給排フラッパ25は図4の実線の位置にあ
るため、反転した原稿はプラテン3上の搬送路(ニ)に
導かれる。この状態を図21(b)に示す。
【0121】反転センサ50によって原稿の搬送方向の
後端が検知されてから所定距離搬送したところで幅広ベ
ルト7は停止し、図22(a)に示すように、固定読み
モード時の停止位置R1に原稿が載置される。
【0122】原稿載置完了と前後してパス切替ソレノイ
ド107はオフしているため、反転給紙フラッパ22、
給排フラッパ25は図4の鎖線の位置に揺動する。複写
機本体1のスキャナによって第2面の原稿走査が完了す
ると、幅広ベルト7は逆転し、原稿は原稿給排路(ホ)
に搬送され、更に、幅広ベルト7と逆転と同時に反転フ
ラッパ23が図4の鎖線の位置に移動しているため原稿
は原稿反転路(ト)に導かれる。この状態を図22
(b)に示す。
【0123】原稿先端が反転センサ50で検出されてか
ら原稿が所定距離搬送されたところで、幅広ベルト7の
回転は、一旦停止した後、逆転から正転に変わる。反転
してきた原稿の先端がプラテン上の搬送路(ニ)にさし
かかる時には、第2給送ローラ9と幅広ベルト7の搬送
速度が一致しているように制御がなされている。
【0124】先行原稿の後端が第2給送ローラ9のニッ
プ点を過ぎたところで第2給送ローラ9は停止し、後続
原稿の到着を待つ。
【0125】先行原稿P1は幅広ベルト7によって単独
搬送されるが、給紙センサ35によって原稿の後端が検
知されてから所定距離原稿が搬送されたところで幅広ベ
ルトは停止し、固定読みモード時の停止位置R1に原稿
が載置される。
【0126】また、給紙センサ35による先行原稿の後
端検知と前後して後続原稿P2の分離動作が開始され、
停止している第2給送ローラで周知の斜行取りを行い、
図23(a)に示すように反転給送路(チ)(ヘ)
(リ)へ原稿P2を導く。
【0127】複写機本体1のスキャナによる第1面の走
査中に、先行原稿P1の場合と同様に後続原稿P2の反
転動作が完了し、図23(b)に示すように、後続原稿
の先端近傍が第1反転ローラ17にニップされた状態で
待機している。この時の先行原稿P1と待機している後
続原稿P2の紙間はL14になるように制御されてい
る。
【0128】先行原稿の第1面の走査が終了すると、第
1反転ローラ17、第2反転ローラ18の逆転と幅広ベ
ルト7の正転が同時に開始され、図24に示すように、
プラテン3上に後続原稿P2が載置された時には、先行
原稿の後端が手差しレジストローラ11のニップを抜け
るように前述のL14の値が決められている。
【0129】以後、これと同様の動作が最終原稿Pnま
で続けられる。
【0130】(手差し原稿コピー時の原稿搬送)図2
5、図26は手差し原稿搬送時の原稿の流れを示す図で
ある。
【0131】手差し原稿検知センサ60で原稿がセット
されたことを検知すると、手差しフラッパ27、手差し
シャッタ28は図4の実線位置に移動し、手差し給紙ロ
ーラ13により搬送される。停止している手差しレジス
トローラ11によって斜行とりが行われた後、原稿先端
がプラテン3の第1画先位置R1に到着したところで原
稿は停止する。この時、手差しフラッパ27、手差しシ
ャッタ28は図4の鎖線の位置に戻り、次の原稿セット
を可能にする。
【0132】複写機本体のスキャナ204による走査終
了後に、ベルト7の逆転により、原稿P1は排紙ローラ
12に向かって排出される。排紙ローラ12が回転する
事によって、手差し給紙ローラ13も回転するが、手差
しシャッタ28により原稿P2の先端が規制されている
ため手差し給紙ローラ13はスリップし、先には進まな
いようにしてある(図26(a))。
【0133】原稿P1の後端が手差しレジストセンサ3
4によって検出されると手差しレジストローラ11は停
止し、手差しフラッパ27、手差しシャッタ28は図4
の実線の位置に移動する。
【0134】これによってその後、ローラ13によって
原稿P2が手差しレジストローラ11側に搬送され、前
述の斜行取り終了後、P1と同様にしてプラテン3に載
置される。
【0135】(制御回路のブロック説明)図27は、本
実施形態の制御装置の回路構成を示すブロック図であ
り、制御回路はマイクロプロセッサ(CPU)201を
中心に構成されており、該CPU201の入出力ポート
には、各種負荷のドライブ回路およびセンサ信号が接続
される。
【0136】また、制御回路は不図示の電池によりバッ
フクアップされるRAMと、制御シーケンスソフトの格
納されたROMを備えている。また、202は、複写機
本体とのデータ通信を制御するための通信用ICであ
る。
【0137】図27において、分離モータ100(DC
ブラシモータ)はドライバ203とコントローラ203
aによって駆動制御されており、コントローラ203a
には、CPU201からモータ回転数の基準となる基準
クロック、オン、オフ信号などが入力されている。
【0138】搬送モータ101(ステッピングモータ)
はステッピングモータドライバ204によって駆動され
る。同様にして、ベルトモータ102(ステッピングモ
ータ)もステッピングモータドライバ205によって定
電流駆動される。各々のドライバには、CPU201か
ら相励磁信号と、モータ電流制御信号が入力されてい
る。
【0139】揺動モータ103(ステッピングモータ)
はドライバ206によって定電圧駆動されており、排紙
モータ104(DCブラシモータ)はドライバ207と
FGサーボ用のコントローラ104aにより駆動制御さ
れる。
【0140】前記モータ100〜104には、それらモ
ータの回転速度を検出する手段として、各々エンコーダ
100a〜104aおよび、検出手段100b〜104
bを備えている。さらに、シャッタソレノイド105は
ドライバ208によって駆動され、同じ様に、分離クラ
ッチ106はドライバ209、パス切り替えソレノイド
107はドライバ210、反転フラッパソレノイド10
8はドライバ211、排紙フラッパソレノイドはドライ
バ212で各々駆動される。
【0141】前記ドライバ203〜212はすべて、C
PU201の入出力ポートに接続された信号によって、
その動作を制御されるものである。さらに、分離センサ
30、斜行検知センサ31、混載検知センサ32、反転
検知センサ33、手差しレジストセンサ34、給紙セン
サ35、反転センサ36、手差し原稿検知センサ37、
レジストセンサ39、原稿セットセンサ40、原稿後端
検知センサ41、最終原稿検知センサ43、紙幅検知セ
ンサ44、給紙ローラホームセンサ45、揺動位置セン
サ46等の各種センサは、CPU201の入力ポートに
接続されて、装置内における、原稿の挙動をおよび、可
動負荷の挙動をモニターするため用いられる。
【0142】(混載原稿時の複写機本体給紙制御)次に
混載原稿時の複写機本体給紙制御を図28に従って説明
する。
【0143】ここでは図29に示すようにA3を2枚、
A4を2枚で、最上紙から順にA3−1+A3−2+A
4−1+A4−2が同時に原稿トレイ4上にセットされ
た時について説明する。
【0144】まず、複写機本体が混載モードか否かを判
断する(ステップS101)。混載モードに設定するか
否かは、ユーザが複写機操作部で入力する。混載モード
の時は先頭原稿(A3−1)を複写機本体1の読み取り
位置のプラテンに給送した後、プラテンに給送された原
稿サイズチェックを行い(ステップS102)、複写機
本体の給紙カセットの選択を行う(ステップS10
3)。
【0145】次に原稿トレイ上の後端検知センサ41が
ONかOFFかを判断し(ステップS104)、A3−
2がトレイ上にあるので、後端検知センサ41はONと
判断し、給送される原稿サイズチェックに戻る(ステッ
プS102)。
【0146】次に、A3−2をプラテンに給送後、トレ
イ上の後端検知センサ41はOFFになるため、次原稿
A4−1をプラテンに給送後、サイズチェックを行い
(ステップS105)、カセット選択後(ステップS1
06)、複写機本体とのデータ通信を制御する通信IC
202を介して複写機本体へ先行(画像形成中に)給紙
を許可する信号を送信する(ステップS107)。
【0147】トレイ上の最下紙A4−2がプラテンに給
送後、最終原稿検知センサ43がOFFするため(ステ
ップS108)、先行給紙の禁止を複写機本体とのデー
タ通信を制御する通信IC202を介して複写機本体を
送信する(ステップS107)。ここで、先行給紙と
は、非混載モード時において、転写紙給紙時間を最小限
に抑えるため、給紙カセットからある所定距離、転写紙
を進めて待機させておくものである。
【0148】一方、混載モードでない時は、先頭原稿の
サイズチェックを行い(ステップS110)、その原稿
サイズに応じた転写紙給紙カセットを選択し(ステップ
S111)、連続給紙を許可する(ステップS11
2)。そして、最終原稿検知センサ43がオフするま
で、連続給紙を実行し、最終原稿検知センサ43がオフ
したときに(ステップS113)、連続給紙を禁止する
(ステップS114)。
【0149】この混載モードでない場合の具体的な動作
は、図30のメインフロー以降に示す通りである。な
お、上述したように混載モードへの突入は、図30のメ
インフローに入る前にユーザ側で設定する。
【0150】(メインフロー)次に図30に示すメイン
フローチャートに基づいて本実施形態の動作説明を行
う。
【0151】原稿トレイ4上に原稿がセットされたか否
か原稿セット検知センサ40で検出し、図示しない複写
機本体の操作部にあるコピーキーを押下する事で動作開
始となる(main1)。この時、本体から送信されて
きた複写モードを判別し(main2)、片面原稿モー
ドであれば(main3)に進む。(main3)にお
いて、原稿後端検知センサ41がオフしているか否かを
判別し、肯定判定であった場合には、(main4)に
進んで、後述する第1流し読みモードにて一連の複写処
理を実行して動作を終了する。(main3)におい
て、否定判定であった場合は(main5)に進んで、
後述する第2流し読みモードにて一連の複写処理を実行
して動作を終了する。また、(main2)において、
否定判定であった場合は(main6)に進み、両面原
稿モードにて一連の複写処理を実行して動作を終了す
る。
【0152】ここで、原稿サイズによるモード選択は、
本制御例では、原稿後端検知センサ41のオン/オフに
よる送り方向のみで選択を規制しているが、前述した通
り、原稿トレイ4下部に備え付けられた紙幅検知センサ
44による原稿幅検知手段との組み合わせによって原稿
サイズによるモード選択の規制を行ってもよい。
【0153】また、手差し原稿トレイ上に原稿がセット
されたか否かを手差し原稿セット検知センサで検出し、
図示しない複写機本体の操作部にあるコピーキーを押下
する事で(main7)、(main8)に進み、後述
する手差しモードにて一連の複写処理を実行して動作を
終了する。
【0154】(第1流し読みモード)次に、図31に基
づいて第1流し読みモードについて説明する。
【0155】給紙ローラ5を原稿トレイ4に載置された
紙面上に移動すべく後述のピックアップDOWN処理を
行い(draftmd1)、その後、最上部の原稿を1
枚だけ分離すべく後述の分離処理(draftmd
2)、および給紙処理(draftmd3)を行う。さ
らに、原稿画像の読み取りを複写機本体の光学系を所定
位置に固定したまま行う原稿流し読み処理を起動し(d
raftmd4)、その後、分離センサ30により原稿
の後端が検知されるのを待ち(draftmd5)、原
稿セット検知センサ40によって、原稿束の区切れを検
知して(draftmd6)、最終原稿でなければ、原
稿を排紙トレイ10上に排出すべく後述する排紙処理を
起動しておいて(draftmd7)、(draftm
d2)に戻って処理を繰り返す。また、(draftm
d6)において、最終原稿であった場合は、排紙処理を
行って(draftmd8)、その後、後述のピックア
ップUP処理を行って給紙ローラ5を上限位置に戻して
(draftmd9)、一連の処理を終了する。
【0156】この時、図1に示すような複写機本体1の
スキャナ204は、図11に示した様に、原稿の送り方
向の長さをL′mmとした場合、第2給送ローラ9から
L′mm以上、搬送パスにおける搬送方向下流に位置し
ている(図11のR2、R3)。また、このスキャナ2
04の位置制御は、周知のステッピングモータ制御によ
るものでもよし、その他メカ式ストッパー構成によるも
のでも構わない。
【0157】(第2流し読みモード)次に、図32に基
づいて、第2流し読みモードについて説明する。
【0158】給紙ローラ5を原稿トレイ4に載置された
紙面上に移動すべく、後述のピックアップDOWN処理
を行い(draft2md1)、その後、最上部の原稿
を1枚だけ分離すべく後述の分離処理(draft2m
d2)、および給紙処理(draft2md3)を行
う。さらに、原稿画像の読み取りを複写機本体の光学系
を所定位置に固定したまま行う原稿流し読み処理を起動
する(draft2md4)と同時に、光学系の固定位
置が排紙部付近である為、原稿を排紙トレイ10上に排
出すべく、後述する排紙処理を起動しておく(draf
t2md5)。その後、分離センサ30により原稿の後
端が検知されるのを待ち(draft2md6)、原稿
セット検知センサ40によって、原稿束の区切れを検知
して(draft2md7)、最終原稿でなければ、
(draft2md2)に戻って処理を繰り返す。ま
た、(draft2md7)において、最終原稿であっ
た場合は、後述のピックアップUP処理を行って給紙ロ
ーラ5を上限位置に戻して(draft2md8)、一
連の処理を終了する。
【0159】この時、図1に示すような複写機本体1の
スキャナ204は、図11に示したR3の位置にある。
【0160】(両面原稿モード)次に、図33に基づい
て両面原稿モードについて説明する。
【0161】給紙ローラ5を原稿トレイ4に載置された
紙面上に移動すべく後述のピックアップDOWN処理を
行い(doublemdl)、その後、最上部の原稿を
1枚だけ分離すべく後述の分離処理(doublemd
2)を行う。さらに、分離された原稿を表裏面反転して
原稿第2面がプラテンと接し、且つプラテン上の左端部
に載置すべく、後述のプリ反転処理(doublemd
3)を行う。その後、原稿画像の読み取りを複写機本体
の光学系を移動しながら行う光学系移動原稿読み取り処
理を行って(doublemd4)、完了したならば、
再度表裏面反転をすべく反転処理を行い(double
md5)、光学系移動原稿読み取り処理を行って(do
ublemd6)、第1面の原稿画像読み取りも完了す
る。前記読み取り処理を行っている間、原稿セット検知
センサ40によって原稿束の区切れを検知して(dou
blemd7)、最終原稿でなければ、原稿を排紙トレ
イ10に排出すべく後述する排紙処理を起動しておいて
(doublemd8)、(doublemd2)に戻
って処理を繰り返す。また、(doublemd7)に
おいて、最終原稿であった場合は、排紙処理を行って
(doublemd9)、その後、後述のピックアップ
UP処理を行って給紙ローラ5を上限位置に戻して(d
oublemd10)、一連の処理を終了する。
【0162】(手差しモード)次に、図44に基づいて
手差しモードについて説明する。
【0163】手差し給紙部にセットされた原稿を複写機
本体のプラテン3上に搬送すべく手差し給紙処理を行う
(manualmd1)。その後、原稿画像の読み取り
を複写機本体の光学系を移動しながら行う光学系移動原
稿読み取り処理を行って(manualmd2)、完了
したならば、原稿を排紙トレイ10に排出すべく排紙処
理を起動し(manualmd3)、その後、手差しレ
ジセンサにより原稿の後端が検知されるのを待ち(ma
nualmd4)、手差し原稿セット検知センサによっ
て、次原稿の有無を検知して、次原稿が有る場合は、
(manualmd5)に戻って処理を繰り返す。ま
た、次原稿が無い場合は、手差し排紙処理を行って一連
の処理を終了する。
【0164】(ピックアップDOWN処理)次に、図3
4に基づいてピックアップDOWN処理について説明す
る。
【0165】給紙ローラ5を給紙ローラホームセンサ4
5がオンしている図5の位置から原稿トレイに載置され
た原稿束P上に下降させるべく、揺動モータ103を駆
動して(pickupdwn1)、昇降アーム51及び
揺動アーム1、揺動アーム2を下降させる。給紙ローラ
ホームセンサ45がオフすることで、給紙ローラが下降
したのを確認した(pickupdwn2)後、第1揺
動位置センサ46と第2揺動位置センサ47のオンによ
り、給紙ローラ5が紙面上に落下したことを検知すると
(pickupdwn3)、揺動モータ103の駆動を
止める(pickupdwn4)。
【0166】(ピックアップUP処理)次に、図35に
基づいてピックアップUP処理について説明する。
【0167】給紙ローラ5を図5の位置まで上昇させる
べく、揺動モータ103を駆動する(pickupup
1)。給紙ローラホームセンサ45のオンにより、上限
位置まで達したことを検知すると(pickupup
2)、揺動モータ103の駆動を止める(pickup
up3)。この時の揺動モータ103の回転方向は、ピ
ックアップDOWN処理時と逆方向である。
【0168】(分離処理)次に、図36に基づいて分離
処理について説明する。
【0169】分離モータ100をオンし(sepa
1)、原稿束P上に落下している給紙ローラ、分離ベル
ト6、分離搬送ローラ8、第1給送ローラ16をそれぞ
れ回転させることで、原稿束Pの最上部の原稿を一枚の
み分離し、シートパス(イ)内を搬送させる。その後、
分離センサ30がオンすることで原稿先端を検知したら
(sepa2)、予め決められた所定時間範囲内に分離
処理が終了する様、第2給送ローラ9に原稿先端を突き
当ててループ形成されるまでの残りの搬送距離と分離セ
ンサ30がオンするまでの経過時間から分離モータ10
0の速度制御を行う(sepa3)。その後、給紙セン
サ35がオンすることで原稿先端を検知したら(sep
a4)、分離クロックから入力するクロック信号によっ
てカウントする分離ループカウンタをスタートし(se
pa5)、この設定カウント終了後(sepa6)、分
離モータ100をオフする事で(sepa7)、原稿は
第2給送ローラ9のニップ部に先端を突き当てられ、所
定量のループが形成された状態で停止する。これによ
り、分離時に斜行が発生した場合でもこれを矯正する作
用をなす。
【0170】(給紙処理)次に、図37に基づいて給紙
処理について説明する。
【0171】反転給紙フラッパ22は、図4の実線に示
すよう、通常、パス切り替えソレノイド107がオフの
状態では、シートパス(チ)に原稿搬送されるよう附勢
されていることから、パス切り替えソレノイド107を
オンして反転給紙フラッパ22を図4鎖線に示す位置に
切り換える(entl)。更に第2給送ローラ9に先端
を突き当てられ、第1給送ローラ16にニップされた状
態にある原稿をシートパス(ハ),(ニ)に搬送させる
べく、分離モータ100、搬送モータ101、ベルトモ
ータ102をオンして(ent2)、第1給送ローラ1
6、第2給送ローラ9、幅広ベルト7を駆動する。それ
と同時に、反転クロックから入力するクロック信号によ
ってカウントするサイズチェックカウンタをスタートさ
せる(ent3)。そして、レジストセンサ39で原稿
先端を検知することで原稿がシートパス(ハ)に搬送さ
れたことを確認する(ent4)。その後、分離センサ
30を原稿後端が通過したことを検知すると(ent
5)、分離クロックから入力するクロック信号によって
カウントする分離オフカウンタをスタートさせる(en
t6)。そして、第1給送ローラ16から分離センサ3
0までの距離分だけのカウントが完了すると(ebt
7)、原稿は第1給送ローラ16から後端が抜けている
ことから、分離モータ100をオフして第1給送ローラ
16の駆動を止める(ent8)。その後、給紙センサ
35を原稿後端が通過したことを検知すると(ent
9)、前記サイズチェックカウンタをストップし(en
t10)、そのデータに基づいて図42に示すサイズチ
ェック処理(ent11)を行う。また、これと同時
に、原稿をプラテン3上の所定位置に停止するべくベル
ト励磁クロックによってカウントされるレジストカウン
タをスタートさせる(ent12)。その後、給紙セン
サ35から第2給送ローラ9までの距離L4分だけカウ
ントした時点で(ent13)、搬送モータ101をオ
フし(ent14)、前記スタートしたレジストカウン
タが終了した時点で(ent15)、ベルトモータ10
2をオフする(ent16)。そして、パス切り替えソ
レノイド107をオフする(ent17)。
【0172】(プリ反転処理)次に、図38に基づいて
プリ反転処理について説明する。
【0173】反転給紙フラッパ22は図4の実線に示す
ように、パス切り替えソレノイド107がオフの状態で
シートパス(チ)に原稿搬送されるように附勢されてい
ることから、第2給送ローラ9に先端を突き当てられ、
第1給送ローラ16にニップされた状態にある原稿をシ
ートパス(チ)に搬送させるべく、分離モータ100、
搬送モータ101をオンして(pretrn1)、第1
給送ローラ16、第2給送ローラ9、第1反転ローラ1
7、第2反転ローラ18を駆動する。それと同時に、反
転クロックから入力するクロック信号によってカウント
するサイズチェックカウンタをスタートさせる(pre
trn2)。そして、レジストセンサ39で原稿先端を
検知することで原稿がシートパス(チ)に搬送されたこ
とを確認する(pretrn3)。その後、分離センサ
30を原稿後端が通過したことを検知すると(pret
rn4)、分離クロックから入力するクロック信号によ
ってカウントする分離オフカウンタをスタートさせる
(pretrn5)。そして、第1給送ローラ16から
分離センサ30までの距離分だけのカウントが完了する
と(pretrn6)、原稿は第1給送ローラ16から
後端が抜けていることから、分離モータ100をオフし
て第1給送ローラ16の駆動を止める(pretrn
7)。その後、給紙センサ35が原稿後端が通過したこ
とを検知すると(pretrn8)、前記サイズチェッ
クカウンタをストップし(pretrn9)、そのデー
タに基づいて図42に示すサイズチェック処理(pre
trn10)を行う。そして、レジストセンサ39を原
稿後端が通過したことを検知すると(pretrn1
1)、原稿後端がシートパス(チ)を抜けた所定位置に
停止するべく反転励磁クロックによってカウントされる
プレ反転カウンタをスタートさせる(pretrn1
2)。この時、反転フラッパ23は図4の実線に示すよ
うシートパス(リ)に原稿搬送されるように附勢されて
いる。前記スタートしたプレ反転カウンタが終了した時
点で(pretrn13)、搬送モータ101をオフす
る(pretrn14)。所定時間モータをオフした
後、搬送モータ101逆転およびベルトモータ102を
オンして(pretrn15)、シートパス(ホ)に原
稿を搬送し、反転センサ36を原稿先端が通過したこと
を検知することで(pretrn16)、シートパス
(ホ)に搬送されたことを確認する。更に、反転センサ
36を原稿後端が通過したことを検知すると(pret
rn17)、搬送モータ101をオフすると(pret
rn18)同時に、原稿をプラテン上の所定位置に停止
すべくベルト励磁クロックによってカウントされるプリ
給紙カウンタをスタートさせる(pretrn19)。
上記スタートしたプリ給紙カウンタが終了した時点で
(pretrn20)、ベルトモータ102をオフする
(pretrn21)。
【0174】(反転処理)次に、図39に基づいて反転
処理について説明する。
【0175】反転フラッパ23は図4の実線に示すよう
に、反転フラッパソレノイド108がオフの状態では、
シートパス(リ)に原稿搬送されるよう附勢されている
ことから、反転フラッパソレノイド108をオンして反
転フラッパ23を図4の実線位置に示す位置に切り換え
ておく。更に、反転給紙フラッパ22と給排フラッパ2
5をそれぞれ図4の鎖線に示す位置に切り換えるようパ
ス切り替えフラッパソレノイド107をオンする(tr
n1)。プラテン3上の原稿をシートパス(ホ)に搬送
させるべく、ベルトモータ102、搬送モータ101を
オンして(trn2)、幅広ベルト7、第2給送ローラ
9、第1反転ローラ17、第2反転ローラ18を駆動す
る。反転センサ36を原稿先端が通過したことを検知す
ると(trn3)、原稿先端がシートパス(ヘ),
(ト)内の所定位置に達したところでベルトモータ10
2を停止/逆転するべくベルト励磁クロックによってカ
ウントされる反転カウンタをスタートさせる(trn
4)。前記スタートした反転カウントが終了した時点で
(trn5)、ベルトモータ102をオフし(trn
6)、所定時間モータをオフした後、ベルトモータ10
2を逆転する(trn7)。この間、搬送モータ101
はオンしていることから原稿がニップされている第1反
転ローラ17、第2反転ローラ18、第2給送ローラ9
は駆動されているので、シートパス(ヘ),(ト)を搬
送されている。そして、給紙センサ35を原稿先端が通
過したことを検知することで(trn8)、シートパス
(ト)を搬送されていることを確認し、レジストセンサ
39を原稿後端が通過したところで(trn9)、搬送
モータ101をオフする(trn10)。それと同時
に、原稿をプラテン上の所定位置に停止すべくベルト励
磁クロックによってカウントされる反転給紙カウンタを
スタートさせる(trn11)。上記スタートした反転
給紙カウンタが終了した時点で(trn12)、ベルト
モータ102をオフし(trn13)、反転フラッパソ
レノイド108をオフして反転フラッパ23を図3の実
線に示す位置へ、また、パス切り替えソレノイド107
をオフして反転給紙フラッパ22及び給排フラッパ25
を図4の実線に示す位置へ戻す(trn14)。
【0176】(trn7)では、原稿が第1反転ローラ
17と幅広ベルト7で原稿を逆方向に引っ張り合うが、
第1反転ローラ17のニップ力の方が強い為に原稿は反
転ローラに追従して搬送される。但し、送り方向に長い
原稿の場合、幅広ベルト7内部の押圧コロとプラテンと
のニップ力の影響を大きく受ける為、第1反転ローラ1
7に追従しなくなる。これから、ベルトモータ102を
停止して、逆転するタイミングすなわち前記反転カウン
タの値は、原稿の送り方向長さにより異なるよう制御を
行う。
【0177】(排紙処理)次に、図40に基づいて排紙
処理について説明する。
【0178】排紙フラッパソレノイド109がオフして
いる状態で、排紙フラッパ26は図4の鎖線に示すよう
に、フラッパ先端部がプラテンより低い位置に附勢され
ていて、プラテン上の原稿をシートパス(ニ),(ヌ)
に搬送させるべく、ベルトモータ102、排紙モータ1
04をオンして(ejct1)、幅広ベルト7、手差し
給紙ローラ13、排紙ローラ12を駆動する。手差しレ
ジストセンサ37を原稿先端が通過したことを検知する
ことで(ejct2)、原稿がシートパス(ヌ)を搬送
されていることを確認し、手差しレジストセンサ37を
原稿後端が通過したところで(ejct3)、ベルトモ
ータ102をオフする(ejct4)。同時に、排紙ク
ロックから入力するクロック信号によってカウントする
排紙カウンタをスタートし(ejct5)、この設定カ
ウント終了後(ejct6)、排紙モータ104をオフ
する事で(ejct7)、原稿はシートパス(ヌ)を通
過し排紙ローラ12を抜けて排紙トレイ10上に排出さ
れている。
【0179】(手差し給紙処理)次に、図43に基づい
て排紙処理について説明する。
【0180】排紙フラッパソレノイド109がオフして
いる状態で、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28
は図4の実線位置に示すように、排紙フラッパ先端部が
プラテンより低い位置に附勢されていて、手差しフラッ
パ26は手差し給紙部にセットされた原稿の先端が突き
当てられた状態にある。よって、排紙フラッパ109を
オンして図4の鎖線位置に示す位置に手差しシャッタ2
8、排紙フラッパ26を切り換える(ment1)。そ
して、排紙モータ104をオンし(ment2)、手差
し給紙ローラ13を回転させることで原稿がシートパス
(ル)を搬送される。その後、手差しレジストセンサ3
4がオンすることで原稿先端を検知したら(ment
3)、排紙クロックから入力するクロック信号によって
カウントされる手差しループカウンタをスタートし(m
ent4)、この設定カウント終了後(ment5)、
排紙モータ104をオフする事で(ment6)、原稿
は手差しレジストローラ11のニップ部に先端を突き当
てられ、所定量のループが形成された状態で停止する。
これにより、手差し給紙ローラ13での搬送中に斜行が
発生した場合でもこれを矯正する作用のなす。その後、
所定時間モータをオフした後、原稿をシートパス
(ル),(ニ)に搬送すべく排紙モータ104及びベル
トモータ102をオンし(ment7)、手差し給紙ロ
ーラ13、手差しレジストローラ11、幅広ベルト7を
駆動する。それと同時に、ベルトクロックから入力する
クロック信号によってカウントするサイズチェックカウ
ンタをスタートさせる(ment8)。更に、プラテン
3上の所定位置に停止するべくベルト励磁クロックによ
ってカウントされるベルトレジストカウンタをスタート
させる(ment9)。そして、手差しレジストセンサ
34がオフして原稿後端が通過したことを検知すると
(ment10)、前記サイズチェックカウンタをスト
ップし、そのデータに基づいて図43に示すサイズチェ
ック処理(ment11)を行う。また、これと同時
に、原稿後端が手差し給紙ローラ13を抜けていること
から排紙モータ104をオフする(ment12)。そ
の後、前記スタートした手差しレジストカウンタが終了
した時点で(ment13)、ベルトモータ102をオ
フする(ment14)。そして、排紙フラッパソレノ
イド109をオフする。
【0181】(原稿流し読み処理)次に、図41に基づ
いて原稿流し読み処理について説明する。
【0182】原稿の画像を固定した複写機本体の光学系
にて読み取るべく、ベルトモータ102をオンして(m
ove1)、幅広ベルト7を駆動する。これと同時に、
原稿先端が所定位置に達したところで画先信号をオンす
るべくベルト励磁クロックによってカウントされる画先
オンカウンタをスタートさせる(move2)。この時
のベルトモータ速度は複写機本体から受信した流し読み
速度データ(V)に基づいて励磁クロック信号を出力す
ることで定速制御を行う。その後、前記スタートした画
先オンカウンタが終了した時点で(move3)、画先
信号をオン(複写機本体へ送信)する(move4)。
複写機本体は、この画先信号を受信した後、流し読み時
の光学系固定位置に原稿先端が到達するまでの時間を演
算制御して実際の画像読み取りを行うことになる。前記
画先信号は、所定時間経過した後にオフされる(mov
e5,6,7)。その後、原稿後端が読み取り位置を通
過したところで、ベルトモータ102をオフする(mo
ve8)。
【0183】また、前記流し読み速度データ(V)は、
光学系移動時の読み取り速度(V1)と等しくてもよい
し、異なってもよい。特に、V>V1と設定された時は
通常の光学系移動読み取りよりも短時間で原稿画像が読
み取り完了するので、本発明の原稿搬送装置を使用した
ことにより複写速度が向上する。
【0184】(サイズチェック処理)次に、図42に基
づいてサイズチェック処理について説明する。
【0185】このサイズチェック処理では、原稿サイズ
の判定手段として前記サイズチェックカウンタデータに
第2給送ローラ9のニップ位置から給紙センサ35まで
の距離分を加えて補正したものが真の原稿サイズ(送り
方向長さ)となる。この時、原稿は第2給送ローラ35
と幅広ベルト7によって搬送されており、その送り量と
ベルト励磁クロックによるカウント値は確実に一致す
る。以後、補正されたサイズデータによってA5、B
5、A4、B5R、A4R、B4、A3等のサイズ判定
を行う。
【0186】次に図2により300の画像出力部である
プリンター部の説明をする。
【0187】100は上段カセットで、カセット内のシ
ートは分離爪と給送ローラ101の作用によって1枚ず
つ分離給送されてレジストローラ106に導かれる。1
02は下段カセットで、カセット内のシートは分離爪と
給送ローラ103の作用によって1枚ずつ分離給送され
てレジストローラ106に導かれる。104は手差しガ
イドで、1枚ずつシート材がローラ105を介してレジ
ストローラ106に導かれる。108はシート積載装置
(デッキタイプ)で、モータ等により昇降する中板10
8aを備え、中板上のシートは給送ローラ109と分離
爪の作用により1枚ずつ分離給送されて搬送ローラ11
0に導かれる。
【0188】112は観光ドラム、113は読取光学
系、114は現像器、115は転写帯電器、116は分
離帯電器であり、画像形成部を構成する。
【0189】117は画像形成されたシート材を搬送す
る搬送ベルト、118は定着装置、119は搬送ロー
ラ、120はフラッパーである。画像形成されたシート
材はフラッパー120によって排出ローラ121に導か
れ、ソーター122内に搬送される。ソータ122はノ
ンソートトレイ122a、ソートビントレイ122b、
ノンソートトレイ排出ローラ122c、ソートビントレ
イ排出ローラ122dを有し、ノンソートトレイとソー
トビントレイが昇降してシートを一段づつ区分けする。
尚、ソーターに代わって、排出トレイを装着する場合も
ある。
【0190】130は原稿自動給送装置であって、トレ
イ130a、分離手段130b、戻しパス130c、排
出ローラ130dを有する。この装置130によって原
稿が1枚ずつプラテン131上に位置決めされて、前記
光学系によって読み取られる。尚、132は搬送ベルト
で、正転(矢印A)で原稿をプラテンに導き、逆転で原
稿をプラテンから排出する。
【0191】プラテン上に配置された1枚の原稿に対し
て、設定されたコピー枚数に応じて、観光ドラム上に像
が形成され、コピー枚数分のシート材がカセット10
0、102、デッキ108のいずれかから、画像が感光
ドラムに形成される毎に給送される。感光ドラム上の像
とシート材の位置合わせは、レジストローラ106によ
って行われる。
【0192】必要枚数のコピーが形成されると、その原
稿はプラテン上から排出され、次の原稿がプラテン上に
位置決めされる。以下、同様である。
【0193】200は中間トレイであって、シート材の
両面に像を形成する場合、あるいはシート材の片面に重
ねて像を形成する(多重)場合に、一度、画像が形成さ
れたシート材をストックする。201は搬送ローラ、2
02は搬送ベルト、203はフラッパー、204は搬送
ベルト、205は搬送ローラである。両面コピーの場合
にはパス206を通って中間トレイ200にシートを導
く。シートは画像面が上を向いている。多重コピーの場
合はパス207を通って中間トレイ200にシート材を
導く。シート材は画像面が下を向いている。
【0194】中間トレイ200に積載されたシート材
は、補助ローラ209、210、正逆転分離ローラ対2
11の作用によって下方から1枚ずつ分離されて再給送
される。再給送されたシート材は搬送ローラ213、2
14、215及びローラ110、レジストローラ106
を介して画像形成部へ導かれる。画像形成後は、前述と
同様に排出される。プラテン上に配置された1枚の原稿
に対して設定されたコピー枚数に応じて、先ず片面のコ
ピーがなされ、それらは中間トレイ200に積載され
る。その後、プラテン上の原稿の表裏を反転させて再び
プラテン上に導き、この像をコピー枚数分だけ読み取
る。読み取られた像は読み取り毎に中間トレイ200か
ら再給送されるシート材に形成される。それらは、ソー
ター122によってページ順に分類される。
【0195】一方、原稿を原稿自動給送装置によって1
循する毎にコピーを1組だけ作成する方法もある。この
方法によれば、複数部のコピーを作成する場合でも、ペ
ージ順の揃ったコピー群が順に得られるので、ソーター
が無くても必要な部数のコピーが区分けして得られる。
この方法で両面コピーをするときは、1枚の原稿の両面
を続けて読み取ってシート材の表裏に続けてコピーして
排出し、その後、次の原稿の両面についても同様にし
て、このことを何度も繰り返せば、区分けされた両面コ
ピー群が得られる。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明である
画像形成装置によれば、原稿トレイ上で原稿を検知する
第1及び第2の原稿検知手段と、第1と第2の原稿検知
手段の結果を基に、原稿トレイ上に長さの違う原稿が有
るか否かを判定する判定手段と、判定手段により長さの
違う原稿が無いと判定されたときには、選択手段によっ
て先行原稿用に選択した転写紙給紙カセットからの先行
給紙を許可する許可手段とを備えたので、長さの違う原
稿が無いと判定されてから、従来のように原稿を1枚ず
つ画像読み取り位置上に搬送し原稿サイズをチェック
し、サイズ確定後に転写紙の選択を行うといった作業が
不要となる。これにより、転写紙の給送時間が短縮さ
れ、画像形成の生産性を上げる事が可能となる。
【0197】第2の発明である画像形成装置によれば、
上記第1の発明において、先行給紙は、サイズの異なる
原稿を同時に自動原稿給紙装置の原稿トレイ上にセット
し画像形成を行う原稿混載モード時に、先行原稿用に選
択した転写紙給紙カセットからの画像形成中の給紙とし
たので、原稿混載モード時において、転写紙の給送時間
が短縮され、画像形成の生産性を上げる事が可能とな
る。
【0198】第3の発明である画像形成装置によれば、
上記第1または第2の発明において、搬送中の原稿が最
終原稿であるか否かを検知する最終原稿検知手段を備
え、最終原稿検知手段が最終原稿を検知したときに先行
給紙を禁止するようにしたので、的確な動作で上記第1
の発明と同等の効果を享受することができる。
【0199】第4の発明である画像形成装置によれば、
上記第1乃至第3の発明において、第2の原稿検知手段
は、第1の原稿検知手段から長尺原稿を検知できる距離
に配置されたので、原稿トレイ上に長尺原稿が無くなっ
た事を判断したら、先転写紙の先行給紙を行い、画像形
成の生産性を上げる事が可能となる。
【0200】第5の発明である画像形成装置の制御方法
によれば、原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読み取り
位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に該原稿
を排出する自動原稿給紙装置と、原稿のサイズを検知す
るサイズ検知手段と、サイズ検知手段の結果を基に原稿
の転写紙給紙カセットを選択する選択手段とを有し、画
像読取りの結果を、選択された転写紙に転写する画像形
成処理を行う画像形成装置に対し、原稿トレイ上で原稿
を検知する第1及び第2の原稿検知手段を設けておき、
第1と第2の原稿検知手段の結果を基に、原稿トレイ上
に長さの違う原稿が有るか否かを判定する判定処理と、
判定処理により長さの違う原稿が無いと判定されたとき
には、選択手段によって先行原稿用に選択した転写紙給
紙カセットからの先行給紙を許可する許可処理とを実行
するようにしたものである。
【0201】第6の発明である画像形成装置の制御方法
によれば、原稿トレイ上で原稿を検知する第1の原稿検
知手段と、第1の原稿検知手段から長尺原稿を検知でき
る距離に配置された第2の原稿検知手段とを設けてお
き、サイズの異なる原稿を同時に自動原稿給紙装置の原
稿トレイ上にセットし画像形成を行う原稿混載モード設
定時には、画像読取り位置に搬送された原稿のサイズチ
ェックを行う第1のステップと、原稿のサイズに応じた
転写紙給紙カセットを選択する第2のステップと、第2
のステップ後に第2の原稿検知手段の検知結果が第1の
検知状態または第2の検知状態のいずれかにあるかを判
定する第3のステップとを行い、第2の原稿検知手段の
検知結果が第1の検知状態であるときには第2の検知状
態となるまで第1のステップから第3のステップを繰り
返し実行し、さらに第2の検知状態下で、原稿のサイズ
チェックを行い、その原稿サイズに応じた転写紙給紙カ
セットを選択した後、このカセットからの先行給紙を許
可するようにしたので、上記第1の発明と同等の効果を
簡易かつ的確に得ることが可能になる。
【0202】第7の発明である画像形成装置の制御方法
によれば、上記第6の発明において、先行給紙は、サイ
ズの異なる原稿を同時に自動原稿給紙装置の原稿トレイ
上にセットし画像形成を行う原稿混載モード時に、先行
原稿用に選択した転写紙給紙カセットからの画像形成中
の給紙としたので、上記第2の発明と同等の効果を得る
ことが可能になる。
【0203】第8の発明である画像形成装置の制御方法
によれば、上記第6乃至第7の発明において、搬送中の
原稿が最終原稿であるか否かを検知する最終原稿検知手
段を備え、最終原稿検知手段が最終原稿を検知したとき
に先行給紙を禁止するようにしたので、的確な動作で上
記第1の発明と同等の効果を享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のADFを備えた画像形成装置の断面
図である。
【図2】図1の画像形成部300の詳細図である。
【図3】実施形態のADFのパスの説明図である。
【図4】実施形態のADFの駆動系統図である。
【図5】実施形態のADFの分離部の動作説明図であ
る。
【図6】実施形態のADFの分離部の動作説明図であ
る。
【図7】実施形態のADFの分離部の動作説明図であ
る。
【図8】実施形態のADFの分離部の動作説明図であ
る。
【図9】上記ADFの平面図である。
【図10】上記ADFの主な部材の構成説明図である。
【図11】原稿読み取り位置を説明する図である。
【図12】原稿読み取り位置を説明する図である。
【図13】片面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図14】片面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図15】片面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図16】片面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図17】両面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図18】両面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図19】両面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図20】両面原稿搬送モードのハーフサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図21】両面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図22】両面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図23】両面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図24】両面原稿搬送モードのラージサイズ原稿の流
れを示す図である。
【図25】手差し原稿搬送時の原稿の流れを示す図であ
る。
【図26】手差し原稿搬送時の原稿の流れを示す図であ
る。
【図27】実施形態の制御装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図28】本発明の複写機本体給紙制御の一例を示すフ
ローチャートである。
【図29】原稿検知センサの配置位置を示す上記ADF
の平面図である。
【図30】実施形態のメインフローチャートである。
【図31】第1流し読みモードのフローチャートであ
る。
【図32】第2流し読みモードのフローチャートであ
る。
【図33】両面原稿モードのフローチャートである。
【図34】給紙ローラ降下制御のフローチャートであ
る。
【図35】給紙ローラ上昇制御のフローチャートであ
る。
【図36】分離制御のフローチャートである。
【図37】給紙制御のフローチャートである。
【図38】原稿事前反転処理のフローチャートである。
【図39】反転処理のフローチャートである。
【図40】排紙処理のフローチャートである。
【図41】原稿流し読み処理のフローチャートである。
【図42】サイズチェック処理のフローチャートであ
る。
【図43】手差し給紙処理のフローチャートである。
【図44】手差し原稿モードのフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 2 ADF 3 プラテン 4 原稿トレイ 10 排紙トレイ 30 分離センサ 32 混載検知センサ 33 反転検知センサ 35 給紙センサ 40 原稿セットセンサ 41 原稿後端検知センサ 43 最終原稿検知センサ 44 紙幅検知センサ 200 リーダ部 208 イメージセンサ 300 プリンタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 祐三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読み
    取り位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に該
    原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原稿のサイズを検
    知するサイズ検知手段と、前記サイズ検知手段の結果を
    基に原稿の転写紙給紙カセットを選択する選択手段とを
    有し、前記画像読取りの結果を、選択された転写紙に転
    写する画像形成処理を行う画像形成装置において、 前記原稿トレイ上で原稿を検知する第1及び第2の原稿
    検知手段と、 前記第1と第2の原稿検知手段の結果を基に、前記原稿
    トレイ上に長さの違う原稿が有るか否かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段により長さの違う原稿が無いと判定された
    ときには、前記選択手段によって先行原稿用に選択した
    転写紙給紙カセットからの先行給紙を許可する許可手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記先行給紙は、サイズの異なる原稿を
    同時に前記自動原稿給紙装置の原稿トレイ上にセットし
    画像形成を行う原稿混載モード時に、前記先行原稿用に
    選択した転写紙給紙カセットからの画像形成中の給紙で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを
    検知する最終原稿検知手段を備え、 前記最終原稿検知手段が最終原稿を検知したときに前記
    先行給紙を禁止することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の原稿検知手段は、前記第1の
    原稿検知手段から長尺原稿を検知できる距離に配置され
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読み
    取り位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に該
    原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原稿のサイズを検
    知するサイズ検知手段と、前記サイズ検知手段の結果を
    基に原稿の転写紙給紙カセットを選択する選択手段とを
    有し、前記画像読取りの結果を、選択された転写紙に転
    写する画像形成処理を行う画像形成装置に対し、 前記原稿トレイ上で原稿を検知する第1及び第2の原稿
    検知手段を設けておき、 前記第1と第2の原稿検知手段の結果を基に、前記原稿
    トレイ上に長さの違う原稿が有るか否かを判定する判定
    処理と、 前記判定処理により長さの違う原稿が無いと判定された
    ときには、前記選択手段によって先行原稿用に選択した
    転写紙給紙カセットからの先行給紙を許可する許可処理
    とを実行することを特徴とする画像形成装置の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 原稿トレイ上に置かれた原稿を画像読み
    取り位置に搬送し、その原稿の画像読み取り終了後に該
    原稿を排出する自動原稿給紙装置と、原稿のサイズを検
    知するサイズ検知手段と、前記サイズ検知手段の結果を
    基に原稿の転写紙給紙カセットを選択する選択手段とを
    有し、前記画像読取りの結果を、選択された転写紙に転
    写する画像形成処理を行う画像形成装置に対し、前記原
    稿トレイ上で原稿を検知する第1の原稿検知手段と、前
    記第1の原稿検知手段から長尺原稿を検知できる距離に
    配置された第2の原稿検知手段とを設けておき、 サイズの異なる原稿を同時に前記自動原稿給紙装置の原
    稿トレイ上にセットし画像形成を行う原稿混載モード設
    定時には、 前記画像読取り位置に搬送された原稿のサイズチェック
    を行う第1のステップと、 前記原稿のサイズに応じた転写紙給紙カセットを選択す
    る第2のステップと、 前記第2のステップ後に前記第2の原稿検知手段の検知
    結果が第1の検知状態または第2の検知状態のいずれか
    にあるかを判定する第3のステップとを行い、 前記第2の原稿検知手段の検知結果が前記第1の検知状
    態であるときには前記第2の検知状態となるまで前記第
    1のステップから前記第3のステップを繰り返し実行
    し、 さらに前記第2の検知状態下で、原稿のサイズチェック
    を行い、その原稿サイズに応じた転写紙給紙カセットを
    選択した後、このカセットからの先行給紙を許可するこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記先行給紙は、サイズの異なる原稿を
    同時に前記自動原稿給紙装置の原稿トレイ上にセットし
    画像形成を行う原稿混載モード時に、前記先行原稿用に
    選択した転写紙給紙カセットからの画像形成中の給紙で
    あることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを
    検知する最終原稿検知手段を備え、 前記最終原稿検知手段が最終原稿を検知したときに前記
    先行給紙を禁止することを特徴とする請求項6乃至請求
    項7記載の画像形成装置の制御方法。
JP9297714A 1997-10-15 1997-10-15 画像形成装置及びその制御方法 Pending JPH11119596A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11459198B2 (en) 2018-10-26 2022-10-04 Seiko Epson Corporation Medium feeding apparatus and image reading apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11459198B2 (en) 2018-10-26 2022-10-04 Seiko Epson Corporation Medium feeding apparatus and image reading apparatus

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