JPH11117669A - 地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構築工法およびそれに用いる装置 - Google Patents
地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構築工法およびそれに用いる装置Info
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- JPH11117669A JPH11117669A JP30362897A JP30362897A JPH11117669A JP H11117669 A JPH11117669 A JP H11117669A JP 30362897 A JP30362897 A JP 30362897A JP 30362897 A JP30362897 A JP 30362897A JP H11117669 A JPH11117669 A JP H11117669A
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- propulsion pipe
- pipe
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、各種地中埋設管の敷設工事に適用
される発進立杭より掘進機によって掘削しつつ所要長さ
の推進管を順次接続して押し込むことによって敷設する
推進工法における推進管と地山とのテ−ルボイドを再構
築して推進距離の長距離化を図ることを目的とするもの
である。 【解決手段】 各種地中埋設の敷設工事に適用される発
進立杭22より掘進機23よりオ−バ−カットしつつ主
要長さの推進管2を順次接続して地中に埋設する際に、
上記掘進機23と推進管2、あるいは推進管2と推進管
2との接続部に介装され、かつ格納された状態からその
周方向へ移動可能とすると共に、管全周にわたり正,逆
回転自在とされる整形体ロ−ラ−14を有したテ−ルボ
イド再構築装置本体1により、常に地山28と推進管2
の間のテ−ルボイド29の全長にわたり整形体ロ−ラ−
14によって押し付け整形し、かつ減摩材吐出用逆止弁
部15より減摩材を注入することにより推進管2と地山
28の摩擦抵抗を低減するテ−ルボイド再構築工法およ
び装置である。
される発進立杭より掘進機によって掘削しつつ所要長さ
の推進管を順次接続して押し込むことによって敷設する
推進工法における推進管と地山とのテ−ルボイドを再構
築して推進距離の長距離化を図ることを目的とするもの
である。 【解決手段】 各種地中埋設の敷設工事に適用される発
進立杭22より掘進機23よりオ−バ−カットしつつ主
要長さの推進管2を順次接続して地中に埋設する際に、
上記掘進機23と推進管2、あるいは推進管2と推進管
2との接続部に介装され、かつ格納された状態からその
周方向へ移動可能とすると共に、管全周にわたり正,逆
回転自在とされる整形体ロ−ラ−14を有したテ−ルボ
イド再構築装置本体1により、常に地山28と推進管2
の間のテ−ルボイド29の全長にわたり整形体ロ−ラ−
14によって押し付け整形し、かつ減摩材吐出用逆止弁
部15より減摩材を注入することにより推進管2と地山
28の摩擦抵抗を低減するテ−ルボイド再構築工法およ
び装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上下水管をはじめ各
種地中埋設管の敷設工事に適用される発進立杭より掘進
機によって掘削しつつ所要長さの推進管を順次接続して
押し込むことにより敷設する推進工法における推進管と
周辺地山とのテ−ルボイドを再構築する工法およびそれ
に用いる装置に関するものである。
種地中埋設管の敷設工事に適用される発進立杭より掘進
機によって掘削しつつ所要長さの推進管を順次接続して
押し込むことにより敷設する推進工法における推進管と
周辺地山とのテ−ルボイドを再構築する工法およびそれ
に用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より上下水管をはじめ各種地中埋設
管の敷設工事に適用される地中推進工法として図10に
示すように、発進立杭aより掘進機bによって掘削しつ
つ所要長さの推進管c、c、・・を順次接続して推進ジ
ャッキ反力支持壁dに設けられた推進ジャッキeにより
押し込みながら推進管c、c、・・を地中に敷設する工
法がある。
管の敷設工事に適用される地中推進工法として図10に
示すように、発進立杭aより掘進機bによって掘削しつ
つ所要長さの推進管c、c、・・を順次接続して推進ジ
ャッキ反力支持壁dに設けられた推進ジャッキeにより
押し込みながら推進管c、c、・・を地中に敷設する工
法がある。
【0003】しかし推進距離が長くなるにつれて次第に
推進管c、c、・・と地山fとの間に働く摩擦抵抗が増
大していくために長距離の推進ができなくなるという問
題があった。
推進管c、c、・・と地山fとの間に働く摩擦抵抗が増
大していくために長距離の推進ができなくなるという問
題があった。
【0004】そこで摩擦抵抗を低減させる工法として近
年では、掘進機bによって推進管cの径よりオ−バ−カ
ットすることにより地山fと推進管cとの外周壁との間
に空隙を設けてテ−ルボイドgを形成し、地上に設置さ
れた注入プラントhより注入パイプiを介して減摩材を
圧送し、推進管cに穿孔された注入孔jよりテ−ルボイ
ドg内に強制注入し、充填することによって推進管cと
地山fとの間の摩擦抵抗を低減して推進距離の長距離化
を図るものである。
年では、掘進機bによって推進管cの径よりオ−バ−カ
ットすることにより地山fと推進管cとの外周壁との間
に空隙を設けてテ−ルボイドgを形成し、地上に設置さ
れた注入プラントhより注入パイプiを介して減摩材を
圧送し、推進管cに穿孔された注入孔jよりテ−ルボイ
ドg内に強制注入し、充填することによって推進管cと
地山fとの間の摩擦抵抗を低減して推進距離の長距離化
を図るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記テ−
ルボイドを形成する工法では、注入された充填材により
推進管と地山との間の摩擦抵抗を低減させて推進距離の
長距離化を図ることが出来る反面、一般的に液性の減摩
材を使用するものであるから、推進距離が長くなるにつ
れて液性減摩材が地山に逸散したりするなどその作用が
低下しやすい問題がある。
ルボイドを形成する工法では、注入された充填材により
推進管と地山との間の摩擦抵抗を低減させて推進距離の
長距離化を図ることが出来る反面、一般的に液性の減摩
材を使用するものであるから、推進距離が長くなるにつ
れて液性減摩材が地山に逸散したりするなどその作用が
低下しやすい問題がある。
【0006】又液性減摩材が充填されることによって低
減されるはずの摩擦抵抗は、推進作業の時間の経過に伴
い、地山が緩んだり小崩落することによって推進管が締
め付けられ推進管と地山との摩擦抵抗の増加にともない
推力が上昇し長距離の推進が困難となる問題がある。
減されるはずの摩擦抵抗は、推進作業の時間の経過に伴
い、地山が緩んだり小崩落することによって推進管が締
め付けられ推進管と地山との摩擦抵抗の増加にともない
推力が上昇し長距離の推進が困難となる問題がある。
【0007】そこで本発明では掘進機によってオ−バ−
カットして形成されたテ−ルボイドの全長にわたって常
に押し付け整形・注入を行うことにより、推進管と地山
の摩擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に長距
離化することができるテ−ルボイドの再構築工法および
それに用いる装置を提供することを目的とするものであ
る。
カットして形成されたテ−ルボイドの全長にわたって常
に押し付け整形・注入を行うことにより、推進管と地山
の摩擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に長距
離化することができるテ−ルボイドの再構築工法および
それに用いる装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
如き工法および装置によって達成できる。即ちその要旨
は各種地中埋設の敷設工事に適用される発進立杭より掘
進機によりオ−バ−カットしつつ主要長さの推進管を順
次接続して地中に埋設する際に、上記掘進機と推進管、
あるいは推進管と推進管との接続部に介装され、かつ格
納された状態からその周方向へ移動可能とすると共に、
管全周にわたり正,逆回転自在とされる整形体を有した
テ−ルボイド再構築装置により、常に地山と推進管の間
のテ−ルボイドの全長にわたり上記整形体によって押し
付け整形し、かつ減摩材を注入することにより推進管と
地山の摩擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に
長距離化せしめることができるテ−ルボイド再構築工法
である。
如き工法および装置によって達成できる。即ちその要旨
は各種地中埋設の敷設工事に適用される発進立杭より掘
進機によりオ−バ−カットしつつ主要長さの推進管を順
次接続して地中に埋設する際に、上記掘進機と推進管、
あるいは推進管と推進管との接続部に介装され、かつ格
納された状態からその周方向へ移動可能とすると共に、
管全周にわたり正,逆回転自在とされる整形体を有した
テ−ルボイド再構築装置により、常に地山と推進管の間
のテ−ルボイドの全長にわたり上記整形体によって押し
付け整形し、かつ減摩材を注入することにより推進管と
地山の摩擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に
長距離化せしめることができるテ−ルボイド再構築工法
である。
【0009】又テ−ルボイド再構築装置として、掘進機
と推進管、あるいは推進管と推進管との接続部に介装さ
れるテ−ルボイド再構築装置本体は、少なくとも1個の
整形体を有し、該整形体は上記再構築装置本体内に格納
された状態からその周方向に移動可能な機構とし、かつ
再構築装置本体全周にわたり正,逆駆動回転自在な機構
とし、更に地山と推進管との間のテ−ルボイド内に減摩
材を注入する注入機構を設けた構成とするものである。
なお上記整形体をロ−ラ−式の整形体とし、上記テ−ル
ボイド装置本体を、推進完了後、あるいは推進作業の任
意の時点で分解回収可能な機構とするものである。
と推進管、あるいは推進管と推進管との接続部に介装さ
れるテ−ルボイド再構築装置本体は、少なくとも1個の
整形体を有し、該整形体は上記再構築装置本体内に格納
された状態からその周方向に移動可能な機構とし、かつ
再構築装置本体全周にわたり正,逆駆動回転自在な機構
とし、更に地山と推進管との間のテ−ルボイド内に減摩
材を注入する注入機構を設けた構成とするものである。
なお上記整形体をロ−ラ−式の整形体とし、上記テ−ル
ボイド装置本体を、推進完了後、あるいは推進作業の任
意の時点で分解回収可能な機構とするものである。
【0010】従って図7〜図9にそれぞれ示すように、
ゆるみ土圧および肌落ちなどによってその断面積が狭ま
ったテ−ルボイド29を、整形体ロ−ラ−14を格納状
態から周方向に移動させ、図中A矢印方向に回転させる
ことによって、常にテ−ルボイド29の全長にわたって
押し付け整形し、かつ減摩材を注入することにより推進
管2と地山との摩擦抵抗を著しく低減することが可能と
なるものである。
ゆるみ土圧および肌落ちなどによってその断面積が狭ま
ったテ−ルボイド29を、整形体ロ−ラ−14を格納状
態から周方向に移動させ、図中A矢印方向に回転させる
ことによって、常にテ−ルボイド29の全長にわたって
押し付け整形し、かつ減摩材を注入することにより推進
管2と地山との摩擦抵抗を著しく低減することが可能と
なるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、その
実施例を示す図面を参酌し乍ら詳述する。図1〜図4に
それぞれ示すようにテ−ルボイド再構築装置本体1は、
推進管2、2との間の接続部に介装されるものである。
このテ−ルボイド再構築装置本体1は、上記推進管2、
2端面に接合される前方固定部3と後方固定部4との間
に渡設される内円筒体5によって推進管2、2同志が接
続された機構とするものである。
実施例を示す図面を参酌し乍ら詳述する。図1〜図4に
それぞれ示すようにテ−ルボイド再構築装置本体1は、
推進管2、2との間の接続部に介装されるものである。
このテ−ルボイド再構築装置本体1は、上記推進管2、
2端面に接合される前方固定部3と後方固定部4との間
に渡設される内円筒体5によって推進管2、2同志が接
続された機構とするものである。
【0012】そして上記内円筒体5に対して、その径が
推進管2の径と同径とされる円筒状の整形体受け部6が
設けられるものであり、更に図2に示すように上記整形
体受け部6の内周面には内歯車7が設けられ、同内歯車
7に駆動装置8に装着されるピニオン9を歯合させるこ
とによって、上記整形体受け部6は正,逆自在に駆動回
転できる機構とするものである。
推進管2の径と同径とされる円筒状の整形体受け部6が
設けられるものであり、更に図2に示すように上記整形
体受け部6の内周面には内歯車7が設けられ、同内歯車
7に駆動装置8に装着されるピニオン9を歯合させるこ
とによって、上記整形体受け部6は正,逆自在に駆動回
転できる機構とするものである。
【0013】次に上記整形体受け部6の所要個所(本実
施例では三個所)に、整形体格納用空間部10を切欠形
成するものである。そして上記整形体格納用空間部10
内に、整形体ロ−ラ−支持部11をテ−ルボイド再構築
装置本体1の周方向、即ち推進管2の周方向に上下移動
可能な状態で内包するものである。
施例では三個所)に、整形体格納用空間部10を切欠形
成するものである。そして上記整形体格納用空間部10
内に、整形体ロ−ラ−支持部11をテ−ルボイド再構築
装置本体1の周方向、即ち推進管2の周方向に上下移動
可能な状態で内包するものである。
【0014】この整形体ロ−ラ−支持部11は、油圧式
シリンダ−12によって上下移動する機構とし、油圧式
シリンダ−12は内円筒体5に着脱自在とした油圧制御
弁13によって上記油圧式シリンダ−12内への油の流
入の制御を行う機構とするものである。
シリンダ−12によって上下移動する機構とし、油圧式
シリンダ−12は内円筒体5に着脱自在とした油圧制御
弁13によって上記油圧式シリンダ−12内への油の流
入の制御を行う機構とするものである。
【0015】更に上記整形体ロ−ラ−支持部11には、
整形体ロ−ラ−14が回転自在な状態で枢支されるもの
である。この整形体ロ−ラ−14は、推進管2の前進方
向側にテ−パ−部Bが形成され、上記整形体ロ−ラ−支
持部11の周方向への移動により整形体格納用空間部1
0より突出した状態で周回しながら前進する機構とする
ものである。
整形体ロ−ラ−14が回転自在な状態で枢支されるもの
である。この整形体ロ−ラ−14は、推進管2の前進方
向側にテ−パ−部Bが形成され、上記整形体ロ−ラ−支
持部11の周方向への移動により整形体格納用空間部1
0より突出した状態で周回しながら前進する機構とする
ものである。
【0016】又整形体ロ−ラ−14後方の整形体受け部
6の周端には減摩材吐出用逆止弁部15が設けられ減摩
材収納タンク16に連通状に設けられものである。即ち
図4に示すように、減摩材収納タンク16は整形体受け
部6に沿って環状に形成され、その開口部17が減摩材
吐出用逆止弁部15に連通状とされる充填材収納タンク
接合部18に摺動自在な状態で接合されるものである。
6の周端には減摩材吐出用逆止弁部15が設けられ減摩
材収納タンク16に連通状に設けられものである。即ち
図4に示すように、減摩材収納タンク16は整形体受け
部6に沿って環状に形成され、その開口部17が減摩材
吐出用逆止弁部15に連通状とされる充填材収納タンク
接合部18に摺動自在な状態で接合されるものである。
【0017】従って上記減摩材収納タンク16は固定し
た状態で減摩材注入口19より減摩材が圧入され、かつ
減摩材収納タンク16の開口部17に対して整形体受け
部6の減摩材収納タンク接合部18が摺動しながら周回
することにより、減摩材が常に減摩材吐出用逆止弁部1
5より整形体ロ−ラ−14の後方へ吐出注入される機構
とするものである。
た状態で減摩材注入口19より減摩材が圧入され、かつ
減摩材収納タンク16の開口部17に対して整形体受け
部6の減摩材収納タンク接合部18が摺動しながら周回
することにより、減摩材が常に減摩材吐出用逆止弁部1
5より整形体ロ−ラ−14の後方へ吐出注入される機構
とするものである。
【0018】なお図中20はベアリングを示し、21は
それぞれシ−リング材を示すものである。上記整形体ロ
−ラ−14は推進管2の径に応じてその個数を決定し、
又整形体ロ−ラ−14を固定式の押さえゴテ状の整形体
に替えてもよい。
それぞれシ−リング材を示すものである。上記整形体ロ
−ラ−14は推進管2の径に応じてその個数を決定し、
又整形体ロ−ラ−14を固定式の押さえゴテ状の整形体
に替えてもよい。
【0019】上記整形体ロ−ラ−14はそれぞれ周方向
に任意移動が可能で、オ−バ−カットの大きさに合わせ
て調整が可能であり、掘進する地山の状況によって、整
形の必要がない場合には、推進中であっても推進管2外
径とほぼ同径のテ−ルボイド再構築装置本体1内に格納
可能で、整形体張り出しによる推力の増加を防ぐことが
できる。又整形体受け部6が正,逆回転しながら、減摩
材吐出用逆止弁部15より減摩材の圧力注入のみ行うこ
とが可能である。また逆に整形体のみ作動も可能であ
る。
に任意移動が可能で、オ−バ−カットの大きさに合わせ
て調整が可能であり、掘進する地山の状況によって、整
形の必要がない場合には、推進中であっても推進管2外
径とほぼ同径のテ−ルボイド再構築装置本体1内に格納
可能で、整形体張り出しによる推力の増加を防ぐことが
できる。又整形体受け部6が正,逆回転しながら、減摩
材吐出用逆止弁部15より減摩材の圧力注入のみ行うこ
とが可能である。また逆に整形体のみ作動も可能であ
る。
【0020】以下に本発明のテ−ルボイドの再構築工法
の概要を図5に示す。発進立杭22より掘進機23によ
って掘削しつつ所要長さの推進管2、2、・・を順次接
続し、その推進管2、2の接合部にテ−ルボイド再構築
装置本体1を介装し、順次接続された推進管2の基端を
推進ジャッキ反力支持壁24に設けられた推進ジャッキ
25により押し込みながら推進管2、2、・・を地中に
敷設するものであり、更に地上に設置された注入プラン
ト26より注入パイプ27を介してテ−ルボイド再構築
装置本体1の減摩材収納タンク16に圧送される構成と
するものである。
の概要を図5に示す。発進立杭22より掘進機23によ
って掘削しつつ所要長さの推進管2、2、・・を順次接
続し、その推進管2、2の接合部にテ−ルボイド再構築
装置本体1を介装し、順次接続された推進管2の基端を
推進ジャッキ反力支持壁24に設けられた推進ジャッキ
25により押し込みながら推進管2、2、・・を地中に
敷設するものであり、更に地上に設置された注入プラン
ト26より注入パイプ27を介してテ−ルボイド再構築
装置本体1の減摩材収納タンク16に圧送される構成と
するものである。
【0021】そこで図6に示すように、掘進機23によ
ってオ−バ−カットされた地山28と推進管2の間のテ
−ルボイド29の全長に渡って、テ−ルボイド再構築装
置本体1の整形体ロ−ラ−14をテ−ルボイド再構築装
置本体1の周方向へ突出させて、かつ全周にわたり正,
逆回転させながら常にテ−ルボイド29の全長にわたっ
て押し付け整形し、かつ減摩材吐出用逆止弁部15より
粘性・比重を調整された減摩材30を注入しながら、上
記整形体ロ−ラ−14を正逆自在に回転をすることによ
り充満加圧され、推進管2と地山28との摩擦抵抗を著
しく低減せしめ、推進距離を大幅に延ばすことが可能と
なる。
ってオ−バ−カットされた地山28と推進管2の間のテ
−ルボイド29の全長に渡って、テ−ルボイド再構築装
置本体1の整形体ロ−ラ−14をテ−ルボイド再構築装
置本体1の周方向へ突出させて、かつ全周にわたり正,
逆回転させながら常にテ−ルボイド29の全長にわたっ
て押し付け整形し、かつ減摩材吐出用逆止弁部15より
粘性・比重を調整された減摩材30を注入しながら、上
記整形体ロ−ラ−14を正逆自在に回転をすることによ
り充満加圧され、推進管2と地山28との摩擦抵抗を著
しく低減せしめ、推進距離を大幅に延ばすことが可能と
なる。
【0022】又推進完了後、もしくは推進作業の任意の
時点でテ−ルボイド再構築装置本体1を分解し、回収可
能な機構とするものである。更に上記テ−ルボイド再構
築装置本体1は掘進機23と推進管2との間、あるいは
一定間隔毎に推進管2との間に介装するものであり、推
進距離などに応じて任意の位置に必要数を設置するもの
である。
時点でテ−ルボイド再構築装置本体1を分解し、回収可
能な機構とするものである。更に上記テ−ルボイド再構
築装置本体1は掘進機23と推進管2との間、あるいは
一定間隔毎に推進管2との間に介装するものであり、推
進距離などに応じて任意の位置に必要数を設置するもの
である。
【0023】
【発明の効果】以上述べて来た如く本発明によれば、上
下水管をはじめ各種地中埋設管の敷設工事に適用される
発進立杭より掘進機によって掘削しつつ所要長さの推進
管を順次接続して押し込む工程において、テ−ルボイド
再構築装置本体を掘進機と推進管との間、あるいは推進
管同志との間に介装することによって、掘進機によって
オ−バ−カットされて形成されるテ−ルボイドを、整形
体によって押し付け整形し、かつ減摩材を注入すること
によってテ−ルボイドが再構築され、推進管と地山の摩
擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に長距離化
することが可能となる。
下水管をはじめ各種地中埋設管の敷設工事に適用される
発進立杭より掘進機によって掘削しつつ所要長さの推進
管を順次接続して押し込む工程において、テ−ルボイド
再構築装置本体を掘進機と推進管との間、あるいは推進
管同志との間に介装することによって、掘進機によって
オ−バ−カットされて形成されるテ−ルボイドを、整形
体によって押し付け整形し、かつ減摩材を注入すること
によってテ−ルボイドが再構築され、推進管と地山の摩
擦抵抗を著しく低減せしめ、推進距離を大幅に長距離化
することが可能となる。
【図1】本発明装置の断面説明図である。
【図2】本発明装置の1−1線における断面説明図であ
る。
る。
【図3】本発明装置の2−2線における断面説明図であ
る。
る。
【図4】本発明装置の3−3線における断面説明図であ
る。
る。
【図5】本発明の工法の概要を示す全体説明図である。
【図6】本発明工法による再構築状態を示す部分拡大説
明図である。
明図である。
【図7】本発明の整形開始時の作用説明図である。
【図8】本発明の整形途中の作用説明図である。
【図9】本発明の整形完了時の作用説明図である。
【図10】従来の工法の概略を示す説明図である。
1 テ−ルボイド再構築装置本体 2 推進管 10 整形体格納用空間部 14 整形体ロ−ラ− 15 減摩材吐出用逆止弁部 23 掘進機
Claims (5)
- 【請求項1】 各種地中埋設の敷設工事に適用される発
進立杭より掘進機によりオ−バ−カットしつつ主要長さ
の推進管を順次接続して地中に埋設する際に、上記掘進
機と推進管、あるいは推進管と推進管との接続部に介装
され、かつ格納された状態からその周方向へ移動可能と
すると共に、管全周にわたり正,逆回転自在とされる整
形体を有したテ−ルボイド再構築装置により、常に地山
と推進管の間のテ−ルボイドの全長にわたり上記整形体
によって押し付け整形し、かつ減摩材を注入することに
より推進管と地山の摩擦抵抗を著しく低減せしめたこと
を特徴とする地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構
築工法。 - 【請求項2】 掘進機と推進管、あるいは推進管と推進
管との接続部に介装されるテ−ルボイド再構築装置本体
は、少なくとも1個の整形体を有し、該整形体は上記再
構築装置本体内に格納された状態からその周方向に移動
可能な機構とし、かつ再構築装置本体全周にわたり正,
逆駆動回転自在な機構としたことを特徴とするテ−ルボ
イド再構築装置。 - 【請求項3】 掘進機と推進管、あるいは推進管と推進
管との接続部に介装されるテ−ルボイド再構築装置本体
は、少なくとも1個の整形体を有し、該整形体は上記再
構築装置本体内に格納された状態からその周方向に移動
可能な機構とし、かつ再構築装置本体全周にわたり正,
逆駆動回転自在な機構とすると共に、地山と推進管との
間のテ−ルボイド内に減摩材を注入する注入機構を設け
たことを特徴とするテ−ルボイド再構築装置。 - 【請求項4】 上記整形体をロ−ラ−式の整形体とした
ことを特徴とする請求項2若しくは3記載のテ−ルボイ
ド再構築装置。 - 【請求項5】 上記テ−ルボイド装置本体を、推進完了
後、あるいは推進作業の任意の時点で分解回収可能な機
構としたことを特徴とする請求項2、3若しくは4記載
のテ−ルボイド再構築装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30362897A JPH11117669A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構築工法およびそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30362897A JPH11117669A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構築工法およびそれに用いる装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117669A true JPH11117669A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17923283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30362897A Pending JPH11117669A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 地中埋設管工事におけるテ−ルボイド再構築工法およびそれに用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117669A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102230026B1 (ko) | 2021-01-26 | 2021-03-18 | 박영배 | 지중 굴착 장비 |
KR102758731B1 (ko) * | 2024-09-07 | 2025-01-23 | 씨엠코리아(주) | 수밀성 추진관 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP30362897A patent/JPH11117669A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102230026B1 (ko) | 2021-01-26 | 2021-03-18 | 박영배 | 지중 굴착 장비 |
KR102758731B1 (ko) * | 2024-09-07 | 2025-01-23 | 씨엠코리아(주) | 수밀성 추진관 |
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