JPH11107378A - 三角ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 - Google Patents
三角ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物Info
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- JPH11107378A JPH11107378A JP27266297A JP27266297A JPH11107378A JP H11107378 A JPH11107378 A JP H11107378A JP 27266297 A JP27266297 A JP 27266297A JP 27266297 A JP27266297 A JP 27266297A JP H11107378 A JPH11107378 A JP H11107378A
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- Japan
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- unit
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- triangular unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユニット式建物に使用することにより、建物
の屋根の形状を変化に富んだものとすることができ、か
つ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られるように
なる三角ユニットを提供する。 【解決手段】 三角ユニット23を、床用四角枠29と
1本の天井梁24とを柱35と傾斜梁37A〜37Cと
で連結して形成し、2側面を傾斜面とする。そのため、
それぞれの側面に屋根パネルを取り付け、この三角ユニ
ットをユニット式建物に使用することにより、寄せ棟風
の屋根を形成することができ、屋根の形状を変化に富ん
だものとすることができる。
の屋根の形状を変化に富んだものとすることができ、か
つ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られるように
なる三角ユニットを提供する。 【解決手段】 三角ユニット23を、床用四角枠29と
1本の天井梁24とを柱35と傾斜梁37A〜37Cと
で連結して形成し、2側面を傾斜面とする。そのため、
それぞれの側面に屋根パネルを取り付け、この三角ユニ
ットをユニット式建物に使用することにより、寄せ棟風
の屋根を形成することができ、屋根の形状を変化に富ん
だものとすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側面2方向が傾斜
面となった三角ユニットおよびこの三角ユニットを使用
したユニット式建物に関する。
面となった三角ユニットおよびこの三角ユニットを使用
したユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】建物において、その屋根内部を小屋裏居室
として使用すれば、高さ制限および斜線制限に抵触せず
に広い居室面積を有する建物を構築することができる。
図8に示すように、例えば、小屋裏居室を備えたユニッ
ト式建物1は、予め工場で生産される複数の下階建物ユ
ニット2、これらの下階建物ユニット2の上に載置され
る上階建物ユニット3、および上階建物ユニット3の上
に載置される小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三角
屋根ユニット13等を現場で組み合わせることにより建
てられており、小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三
角屋根ユニット13には屋根パネル19等が取り付けら
れ、建物の屋根4が形成されている。
として使用すれば、高さ制限および斜線制限に抵触せず
に広い居室面積を有する建物を構築することができる。
図8に示すように、例えば、小屋裏居室を備えたユニッ
ト式建物1は、予め工場で生産される複数の下階建物ユ
ニット2、これらの下階建物ユニット2の上に載置され
る上階建物ユニット3、および上階建物ユニット3の上
に載置される小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三角
屋根ユニット13等を現場で組み合わせることにより建
てられており、小屋裏居室用ユニット12、楔形状の三
角屋根ユニット13には屋根パネル19等が取り付けら
れ、建物の屋根4が形成されている。
【0003】これらの建物ユニット2、3は、図9に示
すように、四隅に立設される4本の柱5と、これらの柱
5の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の天
井梁6、床梁7を有する骨組み8を備え、このような骨
組みに、天井面材9や床面材10、内壁や外壁等を取り
付け、ほぼ箱形状に形成されている。また、小屋裏居室
用ユニット12は、高さ寸法が所定寸法低いのみで上階
建物ユニット3等とほぼ同様の構造であり、三角屋根ユ
ニットは、4本の床梁17で形成された四角枠を備えて
いる。この四角枠の4本の床梁のうち1本の床梁両端に
は2本の柱15が立設され、これらの柱15の上端同士
は1本の天井梁で連結されている。さらに、2本の柱1
5の上端と上記1本の床梁と対向する床梁の両端とは傾
斜梁18で連結され全体楔形状となっている。
すように、四隅に立設される4本の柱5と、これらの柱
5の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の天
井梁6、床梁7を有する骨組み8を備え、このような骨
組みに、天井面材9や床面材10、内壁や外壁等を取り
付け、ほぼ箱形状に形成されている。また、小屋裏居室
用ユニット12は、高さ寸法が所定寸法低いのみで上階
建物ユニット3等とほぼ同様の構造であり、三角屋根ユ
ニットは、4本の床梁17で形成された四角枠を備えて
いる。この四角枠の4本の床梁のうち1本の床梁両端に
は2本の柱15が立設され、これらの柱15の上端同士
は1本の天井梁で連結されている。さらに、2本の柱1
5の上端と上記1本の床梁と対向する床梁の両端とは傾
斜梁18で連結され全体楔形状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のユ
ニット式建物1では、屋根が三角屋根ユニット13に屋
根パネル19等を取り付けることにより形成されている
ので、屋根は切妻屋根のみとなり、変化に富んだ屋根形
状を構成することができない。さらに、三角屋根ユニッ
ト13を使用しており、建物の妻側面以外に垂直面がな
いので、壁面に開口した窓を設けることが困難となり、
小屋裏居室内の通風、採光等を充分に得られないという
問題がある。
ニット式建物1では、屋根が三角屋根ユニット13に屋
根パネル19等を取り付けることにより形成されている
ので、屋根は切妻屋根のみとなり、変化に富んだ屋根形
状を構成することができない。さらに、三角屋根ユニッ
ト13を使用しており、建物の妻側面以外に垂直面がな
いので、壁面に開口した窓を設けることが困難となり、
小屋裏居室内の通風、採光等を充分に得られないという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、ユニット式建物に使用す
ることにより、建物の屋根の形状を変化に富んだものと
することができ、かつ、小屋裏居室内の通風、採光を充
分に得られるようになる三角ユニットを提供することに
ある。
ることにより、建物の屋根の形状を変化に富んだものと
することができ、かつ、小屋裏居室内の通風、採光を充
分に得られるようになる三角ユニットを提供することに
ある。
【0006】本発明の他の目的は、建物の屋根の形状を
変化に富んだものとすることができ、かつ、小屋裏居室
内の通風、採光を充分に得られるようになる三角ユニッ
トを使用したユニット式建物を提供することにある。
変化に富んだものとすることができ、かつ、小屋裏居室
内の通風、採光を充分に得られるようになる三角ユニッ
トを使用したユニット式建物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
三角ユニットは、図面を参照して説明すると、図2に示
すように、4本の床梁27、28により枠組みされる床
用四角枠29と、この床用四角枠29の上方に設けられ
る1本の天井梁24とを備えた三角ユニット23であっ
て、天井梁24は、平面視で床用四角枠29の床梁の1
本27Aと重なる位置に設けられるとともにその1本の
床梁27Aより長さ寸法が短く形成され、かつ、天井梁
24の一端が1本の床梁27Aの一端と同一平面位置に
配置され、天井梁24の端部と床用四角枠29の角部と
は垂直な柱35および傾斜梁37A〜37Cで連結さ
れ、これらの傾斜梁37A〜37Cを含む2側面が傾斜
面となっていることを特徴とするものである。
三角ユニットは、図面を参照して説明すると、図2に示
すように、4本の床梁27、28により枠組みされる床
用四角枠29と、この床用四角枠29の上方に設けられ
る1本の天井梁24とを備えた三角ユニット23であっ
て、天井梁24は、平面視で床用四角枠29の床梁の1
本27Aと重なる位置に設けられるとともにその1本の
床梁27Aより長さ寸法が短く形成され、かつ、天井梁
24の一端が1本の床梁27Aの一端と同一平面位置に
配置され、天井梁24の端部と床用四角枠29の角部と
は垂直な柱35および傾斜梁37A〜37Cで連結さ
れ、これらの傾斜梁37A〜37Cを含む2側面が傾斜
面となっていることを特徴とするものである。
【0008】以上において、床用四角枠は正方形である
と長方形であるとを問わない。また、両四角枠の大きさ
は任意であるが、床用四角枠の大きさはユニット式建物
を構成する直方体状の建物ユニットの平面大きさと等し
いことが好ましい。
と長方形であるとを問わない。また、両四角枠の大きさ
は任意であるが、床用四角枠の大きさはユニット式建物
を構成する直方体状の建物ユニットの平面大きさと等し
いことが好ましい。
【0009】このような本発明では、三角ユニットの2
側面が傾斜しているので、それぞれの側面に屋根パネル
等を取り付け、この三角ユニットをユニット式建物に使
用することにより、寄せ棟風の屋根を形成することがで
き、屋根の形状を変化に富んだものとすることができ
る。さらに、三角ユニットの床用四角枠の上面に床面材
を設けることでバルコニとすることができ、このバルコ
ニに臨む壁体を設けるとともに、この壁体に窓等を取り
付ければ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られる
ようになる。
側面が傾斜しているので、それぞれの側面に屋根パネル
等を取り付け、この三角ユニットをユニット式建物に使
用することにより、寄せ棟風の屋根を形成することがで
き、屋根の形状を変化に富んだものとすることができ
る。さらに、三角ユニットの床用四角枠の上面に床面材
を設けることでバルコニとすることができ、このバルコ
ニに臨む壁体を設けるとともに、この壁体に窓等を取り
付ければ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られる
ようになる。
【0010】本発明の請求項2に係る三角ユニットは、
図2に示すように、請求項1に記載の三角ユニットにお
いて、複数の直方体状の建物ユニットを組み合わせるこ
とにより建てられるユニット式建物に使用されるととも
に、床用四角枠29を平面長方形とし、かつ、その大き
さを建物ユニットの平面大きさと等しくしたことを特徴
とするものである。このような本発明では、三角ユニッ
トの床用四角枠を直方体状の建物ユニットの上に載せて
接合すればよいので、作業が容易となり、ユニット式建
物の工期の短縮につなげることができる。
図2に示すように、請求項1に記載の三角ユニットにお
いて、複数の直方体状の建物ユニットを組み合わせるこ
とにより建てられるユニット式建物に使用されるととも
に、床用四角枠29を平面長方形とし、かつ、その大き
さを建物ユニットの平面大きさと等しくしたことを特徴
とするものである。このような本発明では、三角ユニッ
トの床用四角枠を直方体状の建物ユニットの上に載せて
接合すればよいので、作業が容易となり、ユニット式建
物の工期の短縮につなげることができる。
【0011】本発明の請求項3に係る三角ユニットは、
図2に示すように、請求項1または2に記載の三角ユニ
ットにおいて、天井梁24の一端と床用四角枠29の1
つの角部とを垂直な柱35で連結するとともに、天井梁
24の一端と床用四角枠29の1つの角部から床用四角
枠29の短辺方向隣の角部とを第1の傾斜梁37Aで連
結し、天井梁24の他端と床用四角枠29の残りの角部
とを、第2、3の傾斜梁37B、37Cでそれぞれ連結
したことを特徴とするものである。このような本発明で
は、天井梁の両端部と床用四角枠の4つの角部とが、柱
と第1〜3の傾斜梁とで連結されているので、天井梁を
安定して固定でき、強度的に充分な三角ユニットとな
る。
図2に示すように、請求項1または2に記載の三角ユニ
ットにおいて、天井梁24の一端と床用四角枠29の1
つの角部とを垂直な柱35で連結するとともに、天井梁
24の一端と床用四角枠29の1つの角部から床用四角
枠29の短辺方向隣の角部とを第1の傾斜梁37Aで連
結し、天井梁24の他端と床用四角枠29の残りの角部
とを、第2、3の傾斜梁37B、37Cでそれぞれ連結
したことを特徴とするものである。このような本発明で
は、天井梁の両端部と床用四角枠の4つの角部とが、柱
と第1〜3の傾斜梁とで連結されているので、天井梁を
安定して固定でき、強度的に充分な三角ユニットとな
る。
【0012】本発明の請求項4に係る三角ユニットは、
図4に示すように、請求項1または2に記載の三角ユニ
ットにおいて、天井梁24の一端と床用四角枠29の1
つの角部とを垂直な柱35で連結するとともに、天井梁
24の一端と床用四角枠29の1つの角部から床用四角
枠29の短辺方向隣の角部とを第1の傾斜梁37Aで連
結し、天井梁24の他端と床用四角枠29の残りの角部
とを、第2、3の傾斜梁37B、37Cでそれぞれ連結
するとともに、天井梁24の他端に第1の傾斜梁37A
と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁37Dを床用四角枠2
9の床梁27Bとの間に架けわたしたことを特徴とする
ものである。このような本発明では、三角ユニットに、
第1の傾斜梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が設けら
れているので、これらの梁で支持させて屋根パネルを取
り付けることができ、これにより、安定した屋根パネル
の取り付けが可能となる。
図4に示すように、請求項1または2に記載の三角ユニ
ットにおいて、天井梁24の一端と床用四角枠29の1
つの角部とを垂直な柱35で連結するとともに、天井梁
24の一端と床用四角枠29の1つの角部から床用四角
枠29の短辺方向隣の角部とを第1の傾斜梁37Aで連
結し、天井梁24の他端と床用四角枠29の残りの角部
とを、第2、3の傾斜梁37B、37Cでそれぞれ連結
するとともに、天井梁24の他端に第1の傾斜梁37A
と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁37Dを床用四角枠2
9の床梁27Bとの間に架けわたしたことを特徴とする
ものである。このような本発明では、三角ユニットに、
第1の傾斜梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁が設けら
れているので、これらの梁で支持させて屋根パネルを取
り付けることができ、これにより、安定した屋根パネル
の取り付けが可能となる。
【0013】本発明の請求項5に係る三角ユニットは、
図1〜6に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載
の三角ユニットにおいて、床用四角枠29の上面に床面
材を設けてバルコニBを形成したことを特徴とするもの
である。このような本発明では、バルコニBが形成され
た三角ユニットに壁体を設け、この壁体にバルコニに臨
む窓等を取り付けることにより、小屋裏居室ユニットの
室内の通風、採光を充分に得られるようになる。
図1〜6に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載
の三角ユニットにおいて、床用四角枠29の上面に床面
材を設けてバルコニBを形成したことを特徴とするもの
である。このような本発明では、バルコニBが形成され
た三角ユニットに壁体を設け、この壁体にバルコニに臨
む窓等を取り付けることにより、小屋裏居室ユニットの
室内の通風、採光を充分に得られるようになる。
【0014】本発明の請求項6に係るユニット式建物
は、図1に示すように、請求項5に記載の三角ユニット
を使用して建てられるユニット式建物1’であって、予
め工場で生産された複数の直方体状の建物ユニット2、
3の上に小屋裏居室用ユニット12およびバルコニを有
する三角ユニット23Aを載せて構成されていることを
特徴とするものである。以上において、ユニット式建物
は、小屋裏を含めて3階建てであることが好ましいが、
2階建てであってもよい。このような本発明では、ユニ
ット式建物の小屋裏がバルコニを有する三角ユニットと
小屋裏建物ユニットとで構成され、三角ユニットにはバ
ルコニとともに、そのバルコニに臨む窓等の開口が設け
られるので、屋根の形状を変化に富んだものとすること
ができ、かつ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得ら
れるようになる。
は、図1に示すように、請求項5に記載の三角ユニット
を使用して建てられるユニット式建物1’であって、予
め工場で生産された複数の直方体状の建物ユニット2、
3の上に小屋裏居室用ユニット12およびバルコニを有
する三角ユニット23Aを載せて構成されていることを
特徴とするものである。以上において、ユニット式建物
は、小屋裏を含めて3階建てであることが好ましいが、
2階建てであってもよい。このような本発明では、ユニ
ット式建物の小屋裏がバルコニを有する三角ユニットと
小屋裏建物ユニットとで構成され、三角ユニットにはバ
ルコニとともに、そのバルコニに臨む窓等の開口が設け
られるので、屋根の形状を変化に富んだものとすること
ができ、かつ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得ら
れるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜6に基づいて本発
明の実施形態を説明する。なお、この実施形態におい
て、前記従来例と同様の構造、同一部材には、同一符号
を付すとともにその詳細な説明は省略または簡略化す
る。図1に示すように、ユニット式建物1’は前記上階
建物ユニット3等を備え、この上階建物ユニット3の上
には、前記小屋裏居室用ユニット12、小屋裏居室用ユ
ニット12Aおよびこれらのユニット12、12Aに隣
接させて設けられる本発明の第1実施形態の三角ユニッ
ト23、前記屋根ユニット13等を組み合わせることに
より建てられ、三角ユニット23等には屋根パネル22
A、22Bが取り付けられて寄棟タイプの屋根4’が形
成されている。
明の実施形態を説明する。なお、この実施形態におい
て、前記従来例と同様の構造、同一部材には、同一符号
を付すとともにその詳細な説明は省略または簡略化す
る。図1に示すように、ユニット式建物1’は前記上階
建物ユニット3等を備え、この上階建物ユニット3の上
には、前記小屋裏居室用ユニット12、小屋裏居室用ユ
ニット12Aおよびこれらのユニット12、12Aに隣
接させて設けられる本発明の第1実施形態の三角ユニッ
ト23、前記屋根ユニット13等を組み合わせることに
より建てられ、三角ユニット23等には屋根パネル22
A、22Bが取り付けられて寄棟タイプの屋根4’が形
成されている。
【0016】ユニット式建物1’の平面視四隅部に配置
された三角ユニット23のうちの1つの三角ユニット2
3Aは、バルコニBが形成されたユニットであり、従っ
て、このユニット式建物1’は、小屋裏にバルコニBを
有する建物となっている。
された三角ユニット23のうちの1つの三角ユニット2
3Aは、バルコニBが形成されたユニットであり、従っ
て、このユニット式建物1’は、小屋裏にバルコニBを
有する建物となっている。
【0017】図2に示すように、第1実施形態の三角ユ
ニット23は、対向配置される第1、2長辺床梁27
A、27Bでなる長辺床梁27とこれらの長辺床梁27
A、27Bの両端同士を連結する第1、2短辺床梁28
A、28Bでなる短辺床梁28で形成される床用四角枠
29を備えている。この床用四角枠29の大きさは、前
記上階建物ユニット3等の平面大きさとほぼ等しい大き
さに形成されている。
ニット23は、対向配置される第1、2長辺床梁27
A、27Bでなる長辺床梁27とこれらの長辺床梁27
A、27Bの両端同士を連結する第1、2短辺床梁28
A、28Bでなる短辺床梁28で形成される床用四角枠
29を備えている。この床用四角枠29の大きさは、前
記上階建物ユニット3等の平面大きさとほぼ等しい大き
さに形成されている。
【0018】このような床用四角枠29の上方には1本
の天井梁24が床用四角枠29と平行に配置され、か
つ、平面視で床用四角枠の第1長辺床梁27Aと重なる
位置に設けられている。この天井梁24は、第1長辺床
梁27Aより長さ寸法が短く形成されており、天井梁の
一端は、第1長辺床梁27Aの一端と同一平面位置に配
置されるとともに、床用四角枠29の1つの角部(第1
長辺床梁27Aと第1短辺床梁28Aとの交点)と垂直
な柱35で連結されている。また、天井梁24の一端と
床用四角枠29の短辺方向の隣の角部(第2長辺床梁2
7Bと第1短辺床梁28Aとの交点)とは第1の傾斜梁
37Aで連結され、天井梁24の他端と床用四角枠29
の長辺方向の隣の角部(第1長辺床梁27Aと第2長辺
床梁28Bとの交点)とは第2の傾斜梁37Bで連結さ
れ、さらに、天井梁24の他端と残りの1つの角部(第
2長辺床梁27Bと第2長辺床梁28Bとの交点)とは
第3の傾斜梁37Cで連結されている。
の天井梁24が床用四角枠29と平行に配置され、か
つ、平面視で床用四角枠の第1長辺床梁27Aと重なる
位置に設けられている。この天井梁24は、第1長辺床
梁27Aより長さ寸法が短く形成されており、天井梁の
一端は、第1長辺床梁27Aの一端と同一平面位置に配
置されるとともに、床用四角枠29の1つの角部(第1
長辺床梁27Aと第1短辺床梁28Aとの交点)と垂直
な柱35で連結されている。また、天井梁24の一端と
床用四角枠29の短辺方向の隣の角部(第2長辺床梁2
7Bと第1短辺床梁28Aとの交点)とは第1の傾斜梁
37Aで連結され、天井梁24の他端と床用四角枠29
の長辺方向の隣の角部(第1長辺床梁27Aと第2長辺
床梁28Bとの交点)とは第2の傾斜梁37Bで連結さ
れ、さらに、天井梁24の他端と残りの1つの角部(第
2長辺床梁27Bと第2長辺床梁28Bとの交点)とは
第3の傾斜梁37Cで連結されている。
【0019】従って、第1の傾斜梁37Aと第3の傾斜
梁37Cとを含む面が傾斜面となっており、第2の傾斜
梁37Bと第3の傾斜梁37Cとを含む面が別の傾斜面
となっている。そして、それぞれの傾斜面に桁側の屋根
パネル22Aおよび妻側の屋根パネル22Bが設けら
れ、このような三角ユニット23を、図1に示すよう
に、小屋裏居室ユニット12、12Aおよび楔形の三角
屋根ユニット13等とともにユニット式建物1’に組み
込むことにより、寄せ棟タイプの屋根4’が形成される
ことになる。
梁37Cとを含む面が傾斜面となっており、第2の傾斜
梁37Bと第3の傾斜梁37Cとを含む面が別の傾斜面
となっている。そして、それぞれの傾斜面に桁側の屋根
パネル22Aおよび妻側の屋根パネル22Bが設けら
れ、このような三角ユニット23を、図1に示すよう
に、小屋裏居室ユニット12、12Aおよび楔形の三角
屋根ユニット13等とともにユニット式建物1’に組み
込むことにより、寄せ棟タイプの屋根4’が形成される
ことになる。
【0020】また、床用四角枠29の上面に、例えばA
LC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)
等で形成された床面材を設け、これにより、三角ユニッ
ト23をバルコニBとすることができる。この場合、屋
根パネル22A、22Bを第1〜3の傾斜梁37A〜3
7Cの所定高さまで延ばすとともに裏面を補強して腰壁
の代わりとしてもよい。ここで、天井梁24から床用四
角枠29に垂直な外壁31が設けられるとともに、外壁
31には窓32等の開口が設けられ、この開口はバルコ
ニBに臨んでいる。
LC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)
等で形成された床面材を設け、これにより、三角ユニッ
ト23をバルコニBとすることができる。この場合、屋
根パネル22A、22Bを第1〜3の傾斜梁37A〜3
7Cの所定高さまで延ばすとともに裏面を補強して腰壁
の代わりとしてもよい。ここで、天井梁24から床用四
角枠29に垂直な外壁31が設けられるとともに、外壁
31には窓32等の開口が設けられ、この開口はバルコ
ニBに臨んでいる。
【0021】このようなユニット式建物1’において、
妻側の小屋裏建物ユニット12Aは、図3に示すよう
に、前記小屋裏建物ユニット12の短辺部に傾斜面を形
成したと同様の形状となっている。すなわち、小屋裏建
物ユニット12Aは、上下に対向配置される天井用四角
枠46および床用四角枠49を備え、両四角枠46、4
9は、長辺寸法のみが異なるものとなっている。また、
両四角枠46、49の2つの角部には当該四角枠46、
49を連結する柱45が立設され、残りの2つの角部間
には傾斜梁48が架けわたされている。そして、この傾
斜梁48の傾斜は前記三角ユニット23の第2、3の傾
斜梁37B,37Cの傾斜と同一となっている。
妻側の小屋裏建物ユニット12Aは、図3に示すよう
に、前記小屋裏建物ユニット12の短辺部に傾斜面を形
成したと同様の形状となっている。すなわち、小屋裏建
物ユニット12Aは、上下に対向配置される天井用四角
枠46および床用四角枠49を備え、両四角枠46、4
9は、長辺寸法のみが異なるものとなっている。また、
両四角枠46、49の2つの角部には当該四角枠46、
49を連結する柱45が立設され、残りの2つの角部間
には傾斜梁48が架けわたされている。そして、この傾
斜梁48の傾斜は前記三角ユニット23の第2、3の傾
斜梁37B,37Cの傾斜と同一となっている。
【0022】また、三角ユニット23Aと隣接する屋根
ユニット43は、図4に示すように、長辺部に傾斜面が
形成されているもので、三角ユニット23Aにおいて天
井用四角枠26と床用四角枠29との長さ寸法を同じと
した形状である。この屋根ユニット43の天井用四角枠
56と床用四角枠59とは、長辺方向の2つの角部同士
が垂直な柱55で連結され、残りの2つの角部間には傾
斜梁58が架けわたされている。そして、この傾斜梁5
8の傾斜は前記三角ユニット23の第1階斜梁37Aの
傾斜と同一となっている。
ユニット43は、図4に示すように、長辺部に傾斜面が
形成されているもので、三角ユニット23Aにおいて天
井用四角枠26と床用四角枠29との長さ寸法を同じと
した形状である。この屋根ユニット43の天井用四角枠
56と床用四角枠59とは、長辺方向の2つの角部同士
が垂直な柱55で連結され、残りの2つの角部間には傾
斜梁58が架けわたされている。そして、この傾斜梁5
8の傾斜は前記三角ユニット23の第1階斜梁37Aの
傾斜と同一となっている。
【0023】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 三角ユニット23はその2側面が傾斜しているので、
それぞれの側面に屋根パネル22A、22Bを取り付
け、かつ、ユニット式建物1’に組み込むことにより、
寄せ棟タイプの屋根4’を形成することができ、建物の
屋根4’の形状を変化に富んだものとすることができ
る。 三角ユニット23Aの床用四角枠29の上面に床面材
を載せ、バルコニBとすることができるので、この三角
ユニット23Aをユニット式建物1’に組み込むととも
に、天井梁24から床用四角枠29に向けて外壁31を
設け、この外壁31に窓32を取り付ければ、バルコニ
Bに臨む開口とすることができる。従って、小屋裏居室
の採光、通風を充分に得ることができる。
な効果がある。 三角ユニット23はその2側面が傾斜しているので、
それぞれの側面に屋根パネル22A、22Bを取り付
け、かつ、ユニット式建物1’に組み込むことにより、
寄せ棟タイプの屋根4’を形成することができ、建物の
屋根4’の形状を変化に富んだものとすることができ
る。 三角ユニット23Aの床用四角枠29の上面に床面材
を載せ、バルコニBとすることができるので、この三角
ユニット23Aをユニット式建物1’に組み込むととも
に、天井梁24から床用四角枠29に向けて外壁31を
設け、この外壁31に窓32を取り付ければ、バルコニ
Bに臨む開口とすることができる。従って、小屋裏居室
の採光、通風を充分に得ることができる。
【0024】三角ユニット23、23Aの床用四角枠
29と直方体状の建物ユニット3との平面大きさはほぼ
等しいので、三角ユニット23を建物ユニット3上に載
せて接合すれば組み合わせることができ、これにより、
作業が容易となり、ユニット式建物の工期の短縮につな
げることができる。 ユニット式建物1’は、小屋裏用のバルコニBを備え
ているので、変化に富んだ外形の建物となる。 ユニット式建物1’においてバルコニBを形成しない
三角ユニット23は、小屋裏居室ユニット12Aに続く
部屋とすることができ、これによれば、高さ寸法は傾斜
して低くなる部位もあるが、小屋裏居室として使用で
き、広い小屋裏居室を得ることができる。
29と直方体状の建物ユニット3との平面大きさはほぼ
等しいので、三角ユニット23を建物ユニット3上に載
せて接合すれば組み合わせることができ、これにより、
作業が容易となり、ユニット式建物の工期の短縮につな
げることができる。 ユニット式建物1’は、小屋裏用のバルコニBを備え
ているので、変化に富んだ外形の建物となる。 ユニット式建物1’においてバルコニBを形成しない
三角ユニット23は、小屋裏居室ユニット12Aに続く
部屋とすることができ、これによれば、高さ寸法は傾斜
して低くなる部位もあるが、小屋裏居室として使用で
き、広い小屋裏居室を得ることができる。
【0025】図4には本発明の第2の実施形態の三角ユ
ニット43が示されており、本実施形態では、前記第1
実施形態の三角ユニット23が、天井梁24と床用四角
枠29とを1本の柱35と第1〜3の傾斜梁37A〜3
7Cとで連結したものを、これらの各部材の他に、天井
梁24の他端から床用四角枠29の第2の長辺床梁27
Bに向けて、第1の傾斜梁37Aと平行かつ同一傾斜の
補強傾斜梁37Dで連結したものである。このような三
角ユニット43も、図1に示すように、三角ユニット2
3に代えてユニット式建物1’に設けることができる。
ニット43が示されており、本実施形態では、前記第1
実施形態の三角ユニット23が、天井梁24と床用四角
枠29とを1本の柱35と第1〜3の傾斜梁37A〜3
7Cとで連結したものを、これらの各部材の他に、天井
梁24の他端から床用四角枠29の第2の長辺床梁27
Bに向けて、第1の傾斜梁37Aと平行かつ同一傾斜の
補強傾斜梁37Dで連結したものである。このような三
角ユニット43も、図1に示すように、三角ユニット2
3に代えてユニット式建物1’に設けることができる。
【0026】なお、この実施形態において前記第1実施
形態と同一構造および同一部材には、同一符号を付すと
ともに、その詳細な説明は省略または簡略化し、異なる
部分のみを説明する。そして、このような本実施形態に
おいても前記第1実施形態の〜と同様の作用、効果
を得ることができる他、第1の傾斜梁37Aと補強傾斜
梁37Dとで屋根パネル22Aを支持できるので、屋根
パネルの支持が容易となる。
形態と同一構造および同一部材には、同一符号を付すと
ともに、その詳細な説明は省略または簡略化し、異なる
部分のみを説明する。そして、このような本実施形態に
おいても前記第1実施形態の〜と同様の作用、効果
を得ることができる他、第1の傾斜梁37Aと補強傾斜
梁37Dとで屋根パネル22Aを支持できるので、屋根
パネルの支持が容易となる。
【0027】図5には本発明の第3の実施形態の三角ユ
ニット53が示されており、本実施形態では、前記第2
実施形態の三角ユニット43の第3傾斜梁37Cを取り
除いたのと同様の形状としたものである。そして、この
ような本実施形態においても前記第1実施形態の〜
および第2実施形態と同様の作用、効果の他、第2実施
形態に比較して第3傾斜梁37Cを不要としたので、部
材が少なくてすむとともに、その分の手間が少なくてす
む。
ニット53が示されており、本実施形態では、前記第2
実施形態の三角ユニット43の第3傾斜梁37Cを取り
除いたのと同様の形状としたものである。そして、この
ような本実施形態においても前記第1実施形態の〜
および第2実施形態と同様の作用、効果の他、第2実施
形態に比較して第3傾斜梁37Cを不要としたので、部
材が少なくてすむとともに、その分の手間が少なくてす
む。
【0028】図6には本発明の第4の実施形態の三角ユ
ニット63が示されており、本実施形態では、前記各実
施形態の三角ユニット23、43、53が、天井梁24
と床用四角枠29との連結を垂直な1本の柱35と複数
本の傾斜梁37A〜37Dとで行っているが、これに限
らず、前記第2実施形態の三角ユニット43の天井梁2
4の一端に設けた柱35と平行な補強柱36を天井梁2
4の他端に設けた三角ユニット63としてもよい。そし
て、このような実施形態においても前記第1実施形態の
〜と同様の効果を得ることができる他、傾斜梁37
A、37Bおよび補強傾斜梁37Dとともに2本の柱3
5、36で、天井梁24と床用四角枠29とを連結して
いるので、より強度が確保されるという効果がある。
ニット63が示されており、本実施形態では、前記各実
施形態の三角ユニット23、43、53が、天井梁24
と床用四角枠29との連結を垂直な1本の柱35と複数
本の傾斜梁37A〜37Dとで行っているが、これに限
らず、前記第2実施形態の三角ユニット43の天井梁2
4の一端に設けた柱35と平行な補強柱36を天井梁2
4の他端に設けた三角ユニット63としてもよい。そし
て、このような実施形態においても前記第1実施形態の
〜と同様の効果を得ることができる他、傾斜梁37
A、37Bおよび補強傾斜梁37Dとともに2本の柱3
5、36で、天井梁24と床用四角枠29とを連結して
いるので、より強度が確保されるという効果がある。
【0029】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記第1実施形態では、三角ユニット23の天
井梁24と床用四角枠29との連結を、垂直な1本の柱
35と第1〜3の傾斜梁37A、37Bとで行っていた
が、これに限らず、第3の傾斜梁37Cのない形状の三
角ユニットとしてもよい。
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記第1実施形態では、三角ユニット23の天
井梁24と床用四角枠29との連結を、垂直な1本の柱
35と第1〜3の傾斜梁37A、37Bとで行っていた
が、これに限らず、第3の傾斜梁37Cのない形状の三
角ユニットとしてもよい。
【0030】また、前記第1実施形態では、三角ユニッ
ト23の天井梁24と床用四角枠29との連結を垂直な
1本の柱35と第1〜3の傾斜梁37A、37Bとで行
っていたが、これに限らず、第3の傾斜梁37Cのない
形状とするとともに、天井梁24の他端に前記柱35と
平行な補強柱を設けた三角ユニットとしてもよい。そし
て、このような実施形態でも前記第1実施形態の〜
と同様の効果を得ることができる他、1本の柱と第1、
2の傾斜梁だけの三角ユニットに比べて天井梁が安定し
て連結され、これにより、三角ユニットの強度が確保さ
れるという効果がある。
ト23の天井梁24と床用四角枠29との連結を垂直な
1本の柱35と第1〜3の傾斜梁37A、37Bとで行
っていたが、これに限らず、第3の傾斜梁37Cのない
形状とするとともに、天井梁24の他端に前記柱35と
平行な補強柱を設けた三角ユニットとしてもよい。そし
て、このような実施形態でも前記第1実施形態の〜
と同様の効果を得ることができる他、1本の柱と第1、
2の傾斜梁だけの三角ユニットに比べて天井梁が安定し
て連結され、これにより、三角ユニットの強度が確保さ
れるという効果がある。
【0031】さらに、前記第4実施形態では、三角ユニ
ットの天井梁と床用四角枠29との連結を垂直な2本の
柱35、36と、第1、2の傾斜梁37A、37Bと、
1本の補強傾斜梁とで行っていたが、これに限らず、こ
の三角ユニットの第1の傾斜梁を設けない形状の三角ユ
ニットとしてもよい。そして、このような実施形態でも
前記第4実施形態と同様の効果を得ることができる他、
第1の傾斜梁がない分、部材が少なくてすみ、かつ、そ
の取り付けの手間が少なくてすむという効果がある。
ットの天井梁と床用四角枠29との連結を垂直な2本の
柱35、36と、第1、2の傾斜梁37A、37Bと、
1本の補強傾斜梁とで行っていたが、これに限らず、こ
の三角ユニットの第1の傾斜梁を設けない形状の三角ユ
ニットとしてもよい。そして、このような実施形態でも
前記第4実施形態と同様の効果を得ることができる他、
第1の傾斜梁がない分、部材が少なくてすみ、かつ、そ
の取り付けの手間が少なくてすむという効果がある。
【0032】また、前記各実施形態では、ユニット式建
物1’の平面四隅に配置された三角ユニット23(4
3、53、63)のうち1つの三角ユニット23Aにバ
ルコニBを設けたが、これに限らず、その他の1つに設
けてもあるいは四隅の三角ユニット23すべてにバルコ
ニBを設けてもよい。また、三角ユニット23Aに隣接
する屋根ユニット43にもユニット23AのバルコニB
に続くバルコニを形成してもよい。
物1’の平面四隅に配置された三角ユニット23(4
3、53、63)のうち1つの三角ユニット23Aにバ
ルコニBを設けたが、これに限らず、その他の1つに設
けてもあるいは四隅の三角ユニット23すべてにバルコ
ニBを設けてもよい。また、三角ユニット23Aに隣接
する屋根ユニット43にもユニット23AのバルコニB
に続くバルコニを形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の三角ユ
ニットによれば、三角ユニットの2側面が傾斜している
ので、それぞれの側面に屋根パネル等を取り付け、この
三角ユニットをユニット式建物に使用することにより、
寄せ棟風の屋根を形成することができ、屋根の形状を変
化に富んだものとすることができる。さらに、三角ユニ
ットの床用四角枠の上面に床面材を設けることでバルコ
ニとすることができ、このバルコニに臨む壁体を設ける
とともに、この壁体に窓等を取り付ければ、小屋裏居室
内の通風、採光を充分に得られるようになる。
ニットによれば、三角ユニットの2側面が傾斜している
ので、それぞれの側面に屋根パネル等を取り付け、この
三角ユニットをユニット式建物に使用することにより、
寄せ棟風の屋根を形成することができ、屋根の形状を変
化に富んだものとすることができる。さらに、三角ユニ
ットの床用四角枠の上面に床面材を設けることでバルコ
ニとすることができ、このバルコニに臨む壁体を設ける
とともに、この壁体に窓等を取り付ければ、小屋裏居室
内の通風、採光を充分に得られるようになる。
【0034】また、本発明のユニット式建物によれば、
小屋裏がバルコニを有する三角ユニットと小屋裏建物ユ
ニットとで構成され、三角ユニットにはバルコニととも
に、そのバルコニに臨む窓等の開口が設けられるので、
屋根の形状を変化に富んだものとすることができ、か
つ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られるように
なる。
小屋裏がバルコニを有する三角ユニットと小屋裏建物ユ
ニットとで構成され、三角ユニットにはバルコニととも
に、そのバルコニに臨む窓等の開口が設けられるので、
屋根の形状を変化に富んだものとすることができ、か
つ、小屋裏居室内の通風、採光を充分に得られるように
なる。
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の三角ユニットを示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るユニット式建物を構成
する妻側の小屋裏居室用ユニットを示す全体斜視図であ
る。
する妻側の小屋裏居室用ユニットを示す全体斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態の三角ユニットを示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態の三角ユニットを示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図6】本発明の第4実施変形の三角ユニットを示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図7】本発明の従来のユニット式建物を示す全体図で
ある。
ある。
【図8】本発明のユニット式建物を構成する建物ユニッ
トを示す全体斜視図である。
トを示す全体斜視図である。
1’ ユニット式建物 2 下階建物ユニット 3 上階建物ユニット 4’ 屋根 12 小屋裏居室ユニット 23 側面2方向が傾斜面となった三角ユニット 27 長辺床梁 28 短辺床梁 29 床用四角枠 35 柱 37A 第1の傾斜梁 37B 第2の傾斜梁 37C 第3の傾斜梁 37D 補強傾斜梁 43、53、63 三角ユニット B バルコニ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 潤一 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 4本の床梁により枠組みされる床用四角
枠と、この床用四角枠の上方に設けられる1本の天井梁
とを備えた三角ユニットであって、前記天井梁は、平面
視で前記床用四角枠の床梁の1本と重なる位置に設けら
れるとともにその1本の床梁より長さ寸法が短く形成さ
れ、かつ、当該天井梁の一端が前記1本の床梁の一端と
同一平面位置に配置され、前記天井梁の端部と前記床用
四角枠の角部とは垂直な柱および傾斜梁で連結され、こ
れらの傾斜梁を含む2側面が傾斜面となっていることを
特徴とする三角ユニット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の三角ユニットにおい
て、複数の直方体状の建物ユニットを組み合わせること
により建てられるユニット式建物に使用されるととも
に、前記床用四角枠は平面長方形とされ、かつ、その大
きさは前記建物ユニットの平面大きさと等しいことを特
徴とする三角ユニット。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の三角ユニット
において、前記天井梁の一端と前記床用四角枠の1つの
角部とは垂直な柱で連結されるとともに、前記天井梁の
一端と床用四角枠の前記1つの角部から床用四角枠の短
辺方向隣の角部とは第1の傾斜梁で連結され、前記天井
梁の他端と前記床用四角枠の残りの角部とは、第2、3
の傾斜梁でそれぞれ連結されていることを特徴とする三
角ユニット。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の三角ユニット
において、前記天井梁の一端と前記床用四角枠の1つの
角部とは垂直な柱で連結されるとともに、天井梁の一端
と床用四角枠の前記1つの角部から床用四角枠の短辺方
向隣の角部とは第1の傾斜梁で連結され、前記天井梁の
他端と前記床用四角枠の残りの角部とは、第2、3の傾
斜梁でそれぞれ連結されるとともに、前記天井梁の他端
には前記第1の傾斜梁と平行かつ同一傾斜の補強傾斜梁
が床用四角枠の床梁との間に架けわたされていることを
特徴とする三角ユニット。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の三角ユ
ニットにおいて、前記床用四角枠の上面には床面材が設
けられてバルコニが形成されていることを特徴とする三
角ユニット。 - 【請求項6】 請求項5に記載の三角ユニットを使用し
て建てられるユニット式建物であって、予め工場で生産
された複数の直方体状の建物ユニットの上に小屋裏居室
用ユニットおよび前記バルコニを有する三角ユニットを
載せて構成されていることを特徴とするユニット式建
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27266297A JPH11107378A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 三角ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27266297A JPH11107378A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 三角ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107378A true JPH11107378A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17517047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27266297A Withdrawn JPH11107378A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 三角ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11107378A (ja) |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP27266297A patent/JPH11107378A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |