JPH1099469A - ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型 - Google Patents
ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型Info
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- JPH1099469A JPH1099469A JP8275383A JP27538396A JPH1099469A JP H1099469 A JPH1099469 A JP H1099469A JP 8275383 A JP8275383 A JP 8275383A JP 27538396 A JP27538396 A JP 27538396A JP H1099469 A JPH1099469 A JP H1099469A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14819—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being completely encapsulated
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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- A63B37/0003—Golf balls
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- B29L2031/545—Football balls
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 表面に多数のディンプルを有するゴルフ
ボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも1個以
上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨って存
在するディンプルの中心が上記赤道線上にないことを特
徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明によれば、ディンプル設計の自由度が
飛躍的に向上し、多様かつ高密度で均一なディンプル配
列が可能となると共に、優れた飛び性能及びシンメトリ
ー性を有する高品質なゴルフボールを得ることができ
る。
ボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも1個以
上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨って存
在するディンプルの中心が上記赤道線上にないことを特
徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明によれば、ディンプル設計の自由度が
飛躍的に向上し、多様かつ高密度で均一なディンプル配
列が可能となると共に、優れた飛び性能及びシンメトリ
ー性を有する高品質なゴルフボールを得ることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボール及び
ゴルフボール成形用金型に関し、更に詳述すると、ディ
ンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、優れた飛び性能
及びシンメトリー性を有するゴルフボール及び該ゴルフ
ボールを製造するためのゴルフボール成形用金型に関す
る。
ゴルフボール成形用金型に関し、更に詳述すると、ディ
ンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、優れた飛び性能
及びシンメトリー性を有するゴルフボール及び該ゴルフ
ボールを製造するためのゴルフボール成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常、
ゴルフボールは、互いに分離可能に接合される複数の割
金型を使用し、これら割金型を接合することにより内部
に形成されたキャビティにゴルフボール成形用材料を供
給することにより製造されている。この場合、上記割金
型の分割線(パーティングライン)は、金型製作の簡略
化のため、凹凸を有さない直線状とされ、この直線状パ
ーティングラインはゴルフボール表面の赤道線と一致す
るものである。この場合、上記金型により成形されたゴ
ルフボールは、上記パーティングラインに対応する赤道
線上にはディンプルが形成されず、若干幅広の大円が形
成されたものとなる。
ゴルフボールは、互いに分離可能に接合される複数の割
金型を使用し、これら割金型を接合することにより内部
に形成されたキャビティにゴルフボール成形用材料を供
給することにより製造されている。この場合、上記割金
型の分割線(パーティングライン)は、金型製作の簡略
化のため、凹凸を有さない直線状とされ、この直線状パ
ーティングラインはゴルフボール表面の赤道線と一致す
るものである。この場合、上記金型により成形されたゴ
ルフボールは、上記パーティングラインに対応する赤道
線上にはディンプルが形成されず、若干幅広の大円が形
成されたものとなる。
【0003】しかしながら、上記ディンプルが跨らない
幅広の大円を赤道線上に有するゴルフボールは、ディン
プルのゴルフボール球面上への均一な配列が困難とな
り、ゴルフボールの空気力学的対称性の不均一化を招
き、ゴルフボール使用時における打撃箇所の相違によ
り、飛び性能にバラツキが生じるという問題があった。
幅広の大円を赤道線上に有するゴルフボールは、ディン
プルのゴルフボール球面上への均一な配列が困難とな
り、ゴルフボールの空気力学的対称性の不均一化を招
き、ゴルフボール使用時における打撃箇所の相違によ
り、飛び性能にバラツキが生じるという問題があった。
【0004】このため、上記問題を解決すべく、赤道線
上の幅広大円をなくすと共に、赤道線上にディンプルを
有するゴルフボールが種々提案されている(特開昭61
−173907号、特開平6−143349号公報)。
上の幅広大円をなくすと共に、赤道線上にディンプルを
有するゴルフボールが種々提案されている(特開昭61
−173907号、特開平6−143349号公報)。
【0005】これらの提案は、図14〜図18に示した
ように、互いに2等分割された割型(図14では下型1
aのみを示す)の分割面(パーティングライン)Pに半
円状溝2を径方向に沿って形成し、この溝2に先端面が
ディンプル形成用凸部3をなす円柱状部材(ピン)4を
はめ込み固定してなるゴルフボール成形用金型を用い
て、赤道線上にディンプルが跨って存在するゴルフボー
ルを製造し得るものである。
ように、互いに2等分割された割型(図14では下型1
aのみを示す)の分割面(パーティングライン)Pに半
円状溝2を径方向に沿って形成し、この溝2に先端面が
ディンプル形成用凸部3をなす円柱状部材(ピン)4を
はめ込み固定してなるゴルフボール成形用金型を用い
て、赤道線上にディンプルが跨って存在するゴルフボー
ルを製造し得るものである。
【0006】しかしながら、上記金型においては、図1
5に示したように、上記ピン4は、該ピン4の中心5が
パーティングラインPと一致するように形成されてお
り、この金型により得られたゴルフボールは、図16〜
18に示したように、ボール6の中心7を通る赤道面8
が赤道線に跨って存在するディンプル9’の中心10と
重なる。即ち、図18に示したように、赤道線11に跨
って存在するディンプル9’の中心10がボールの赤道
線11上に位置するものである。
5に示したように、上記ピン4は、該ピン4の中心5が
パーティングラインPと一致するように形成されてお
り、この金型により得られたゴルフボールは、図16〜
18に示したように、ボール6の中心7を通る赤道面8
が赤道線に跨って存在するディンプル9’の中心10と
重なる。即ち、図18に示したように、赤道線11に跨
って存在するディンプル9’の中心10がボールの赤道
線11上に位置するものである。
【0007】このように赤道線上にディンプルの中心が
くるように配列したゴルフボールは、かかる制約からデ
ィンプル設計の自由度が低くなり、他のディンプル同士
の間隔に広狭が生じ、多様かつ高密度で均一なディンプ
ル配列が困難となる。
くるように配列したゴルフボールは、かかる制約からデ
ィンプル設計の自由度が低くなり、他のディンプル同士
の間隔に広狭が生じ、多様かつ高密度で均一なディンプ
ル配列が困難となる。
【0008】また、上記金型で成形されたゴルフボール
は、上述したように赤道線上にディンプル中心がくるた
めに、ディンプルの中心部にバリが発生し易く、このバ
リは通常の研磨方法では取り除くことができず、作業員
の手作業が必要となり、生産性に劣るものであった。更
に、完成作業として、ボールを表面研磨することにより
赤道線付近が削り取られ、ディンプルのエッジが失われ
てしまい十分な深さを有するディンプルが得られないと
いう問題があった。
は、上述したように赤道線上にディンプル中心がくるた
めに、ディンプルの中心部にバリが発生し易く、このバ
リは通常の研磨方法では取り除くことができず、作業員
の手作業が必要となり、生産性に劣るものであった。更
に、完成作業として、ボールを表面研磨することにより
赤道線付近が削り取られ、ディンプルのエッジが失われ
てしまい十分な深さを有するディンプルが得られないと
いう問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、多様か
つ高密度で均一なディンプル配列が可能となり、飛び性
能及びシンメトリー性に優れたゴルフボール及び該ゴル
フボールを製造するためのゴルフボール成形用金型を提
供することを目的とする。
で、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、多様か
つ高密度で均一なディンプル配列が可能となり、飛び性
能及びシンメトリー性に優れたゴルフボール及び該ゴル
フボールを製造するためのゴルフボール成形用金型を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)表面に多数のディンプルを有する
ゴルフボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも
1個以上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨
って存在するディンプルの中心が上記赤道線上にないこ
とを特徴とするゴルフボール、(2)上記赤道線に跨っ
て存在するディンプルが、該ディンプルの中心を通る対
称軸により軸対称に形成され、この対称軸がボールの赤
道面の上側又は下側に位置し、かつ該赤道面に対して平
行である上記ゴルフボール、(3)互いに2つに分割さ
れた割型を分離可能に接合することにより内部に球状キ
ャビティを形成し、該キャビティ表面に多数のディンプ
ル形成用凸部を有してなるゴルフボール成形用金型にお
いて、金型割面にディンプル形成可能な先端面形状を有
するディンプル成形ピンを該ピンの中心軸線が金型割面
より上側又は下側となる位置に配置すると共に、上記ピ
ンの中心軸線を金型割面と平行に形成したことを特徴と
するゴルフボール成形用金型、及び、(4)上記上下型
のうち、一方の型に深いピン固定溝を設け、他方の型に
該固定溝より浅い溝を設け、該深いピン固定溝にディン
プル成形ピンが嵌合・固定されると共に、上記上下型を
接合することによりピン挿入孔を形成してなる上記ゴル
フボール成形用金型を提供する。
成するために、(1)表面に多数のディンプルを有する
ゴルフボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも
1個以上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨
って存在するディンプルの中心が上記赤道線上にないこ
とを特徴とするゴルフボール、(2)上記赤道線に跨っ
て存在するディンプルが、該ディンプルの中心を通る対
称軸により軸対称に形成され、この対称軸がボールの赤
道面の上側又は下側に位置し、かつ該赤道面に対して平
行である上記ゴルフボール、(3)互いに2つに分割さ
れた割型を分離可能に接合することにより内部に球状キ
ャビティを形成し、該キャビティ表面に多数のディンプ
ル形成用凸部を有してなるゴルフボール成形用金型にお
いて、金型割面にディンプル形成可能な先端面形状を有
するディンプル成形ピンを該ピンの中心軸線が金型割面
より上側又は下側となる位置に配置すると共に、上記ピ
ンの中心軸線を金型割面と平行に形成したことを特徴と
するゴルフボール成形用金型、及び、(4)上記上下型
のうち、一方の型に深いピン固定溝を設け、他方の型に
該固定溝より浅い溝を設け、該深いピン固定溝にディン
プル成形ピンが嵌合・固定されると共に、上記上下型を
接合することによりピン挿入孔を形成してなる上記ゴル
フボール成形用金型を提供する。
【0011】この場合、本発明のゴルフボールのディン
プル配列パターンは、正20面体配列、正8面体配列、
正4面体配列、ゴルフボール半球上で極を中心として2
回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として3回
対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として4回対
称配列、及びゴルフボール半球上で極を中心として5回
対称配列であることが好ましい。
プル配列パターンは、正20面体配列、正8面体配列、
正4面体配列、ゴルフボール半球上で極を中心として2
回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として3回
対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心として4回対
称配列、及びゴルフボール半球上で極を中心として5回
対称配列であることが好ましい。
【0012】本発明によれば、上記構成とすることによ
り、従来のディンプルが跨らない幅広の大円を赤道線に
有するゴルフボールや赤道線に跨って存在するディンプ
ルの中心が赤道線上にくるゴルフボールでは到底達成で
きなかった多様かつ自由なディンプル設計が可能となる
ものである。
り、従来のディンプルが跨らない幅広の大円を赤道線に
有するゴルフボールや赤道線に跨って存在するディンプ
ルの中心が赤道線上にくるゴルフボールでは到底達成で
きなかった多様かつ自由なディンプル設計が可能となる
ものである。
【0013】即ち、表面に多数のディンプルを有するゴ
ルフボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも1
個以上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨っ
て存在するディンプルの中心が赤道線上にこない(赤道
線の上側又は下側に位置する)ディンプル配列とするこ
とにより、ボール表面の赤道線を何ら意識することな
く、多様かつ高密度で均一なディンプル配列が無理なく
実現可能となり、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向
上すると共に、意外にも上記ディンプル配列を採用した
ゴルフボールは優れたシンメトリー性及び飛び性能を有
することを見出した。
ルフボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも1
個以上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨っ
て存在するディンプルの中心が赤道線上にこない(赤道
線の上側又は下側に位置する)ディンプル配列とするこ
とにより、ボール表面の赤道線を何ら意識することな
く、多様かつ高密度で均一なディンプル配列が無理なく
実現可能となり、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向
上すると共に、意外にも上記ディンプル配列を採用した
ゴルフボールは優れたシンメトリー性及び飛び性能を有
することを見出した。
【0014】そして、本発明のディンプル配列を有する
ゴルフボールは、赤道線上にディンプル中心がこないた
めに、従来のようにディンプル中心付近に取り除くこと
が困難なバリが発生することなく、面倒で手間のかかる
バリ取り作業が不要で、後処理が軽減し、生産性が向上
するものである。
ゴルフボールは、赤道線上にディンプル中心がこないた
めに、従来のようにディンプル中心付近に取り除くこと
が困難なバリが発生することなく、面倒で手間のかかる
バリ取り作業が不要で、後処理が軽減し、生産性が向上
するものである。
【0015】また、赤道線に跨るディンプルの形状が実
質的に深くなり、ディンプルのエッジが明瞭となり、バ
リ取り、研磨等により赤道線付近が多少削られてもディ
ンプル深さがそれほど失われることがなく、ディンプル
深さを十分に確保することができるものである。
質的に深くなり、ディンプルのエッジが明瞭となり、バ
リ取り、研磨等により赤道線付近が多少削られてもディ
ンプル深さがそれほど失われることがなく、ディンプル
深さを十分に確保することができるものである。
【0016】上記本発明の最適なディンプル配列を有す
るゴルフボールは、互いに2等分に分割された割型を分
離可能に接合することにより内部に球状キャビティを形
成し、該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部
を有してなるゴルフボール成形用金型において、金型割
面にディンプル成形ピンを該ピンの中心軸線が金型割面
より上側又は下側に配設すると共に、上記ピンの中心軸
線が金型割面と平行になるように形成した金型により、
製造することができるものである。この場合、予めパー
ティングラインを意識することなく最適なディンプル配
列を自由に定め、このディンプル配列に応じてディンプ
ル成形ピンを設ける位置を適宜調整することにより、多
様かつ最適なディンプル配列を実現できると共に、優れ
たシンメトリー性及び飛び性能を有する高品質なゴルフ
ボールが製造できるものである。
るゴルフボールは、互いに2等分に分割された割型を分
離可能に接合することにより内部に球状キャビティを形
成し、該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部
を有してなるゴルフボール成形用金型において、金型割
面にディンプル成形ピンを該ピンの中心軸線が金型割面
より上側又は下側に配設すると共に、上記ピンの中心軸
線が金型割面と平行になるように形成した金型により、
製造することができるものである。この場合、予めパー
ティングラインを意識することなく最適なディンプル配
列を自由に定め、このディンプル配列に応じてディンプ
ル成形ピンを設ける位置を適宜調整することにより、多
様かつ最適なディンプル配列を実現できると共に、優れ
たシンメトリー性及び飛び性能を有する高品質なゴルフ
ボールが製造できるものである。
【0017】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の実施例
につき、図1〜図8を参照して説明する。なお、各図に
おいて、図14〜図18と同一の構成部品については同
一の参照符号を付してその説明を省略する。
につき、図1〜図8を参照して説明する。なお、各図に
おいて、図14〜図18と同一の構成部品については同
一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0018】図1は、本発明の一実施例にかかるゴルフ
ボール6を示す概略断面図であり、このボール6の表面
には多数のディンプル9が設けられていると共に、これ
らディンプル9は該ディンプルの中心10を通る対称軸
12により軸対称に形成されている。また、これらディ
ンプル9のうち、図2、3に示したように、ボール6の
赤道線11(パーティングライン)に跨って存在するデ
ィンプル9’は、このディンプル9’の中心点10が赤
道線11の下側にくるように形成されている。即ち、デ
ィンプル9’の中心点10は赤道線11上にくることは
なく、図2でいえば、ディンプル9’の対称軸12がボ
ールの赤道面8の下側に位置し、かつ赤道面8に対して
平行となるように形成されている。なお、図示してはい
ないが、ディンプル9’の中心点10が赤道線11の上
側となるように形成してもよい。
ボール6を示す概略断面図であり、このボール6の表面
には多数のディンプル9が設けられていると共に、これ
らディンプル9は該ディンプルの中心10を通る対称軸
12により軸対称に形成されている。また、これらディ
ンプル9のうち、図2、3に示したように、ボール6の
赤道線11(パーティングライン)に跨って存在するデ
ィンプル9’は、このディンプル9’の中心点10が赤
道線11の下側にくるように形成されている。即ち、デ
ィンプル9’の中心点10は赤道線11上にくることは
なく、図2でいえば、ディンプル9’の対称軸12がボ
ールの赤道面8の下側に位置し、かつ赤道面8に対して
平行となるように形成されている。なお、図示してはい
ないが、ディンプル9’の中心点10が赤道線11の上
側となるように形成してもよい。
【0019】この場合、図3に示したように、赤道線に
跨って存在するディンプル9’の赤道線11と交わる位
置X(赤道線に跨って存在するディンプルが赤道線に跨
る位置)は、自由なディンプル配列を可能とするため一
概に決められるものではなく、個々の赤道線に跨るディ
ンプル毎に異なっても、同じであっても差し支えなく、
通常は、ディンプル9’の中心点10と赤道線11との
距離Dがディンプル直径Lの1〜45%、特に1〜30
%となる位置が好ましい。
跨って存在するディンプル9’の赤道線11と交わる位
置X(赤道線に跨って存在するディンプルが赤道線に跨
る位置)は、自由なディンプル配列を可能とするため一
概に決められるものではなく、個々の赤道線に跨るディ
ンプル毎に異なっても、同じであっても差し支えなく、
通常は、ディンプル9’の中心点10と赤道線11との
距離Dがディンプル直径Lの1〜45%、特に1〜30
%となる位置が好ましい。
【0020】上記赤道線に跨って存在するディンプルの
数は、ディンプル配列、ディンプル数、ボール形状など
により異なり一概には決められないが、少なくとも1個
以上、好ましくは8〜60個であり、多くても80個以
下である。
数は、ディンプル配列、ディンプル数、ボール形状など
により異なり一概には決められないが、少なくとも1個
以上、好ましくは8〜60個であり、多くても80個以
下である。
【0021】本発明のゴルフボールは、ディンプル数
が、通常240〜600個、好ましくは340〜450
個であり、ディンプル直径は2.0〜4.6mm、好ま
しくは3.2〜4.0mm、ディンプル深さは0.1〜
0.25mm、好ましくは0.13〜0.2mmであ
る。またディンプル種類は1種に限られず、2種以上と
することができ、ディンプルの平面形状は、特に制限さ
れず、種々の形状とすることができるが、通常は対称な
円形ディンプルとすることが好ましい。
が、通常240〜600個、好ましくは340〜450
個であり、ディンプル直径は2.0〜4.6mm、好ま
しくは3.2〜4.0mm、ディンプル深さは0.1〜
0.25mm、好ましくは0.13〜0.2mmであ
る。またディンプル種類は1種に限られず、2種以上と
することができ、ディンプルの平面形状は、特に制限さ
れず、種々の形状とすることができるが、通常は対称な
円形ディンプルとすることが好ましい。
【0022】本発明のゴルフボールのディンプル配列パ
ターンは、赤道線に少なくとも1個以上のディンプルが
跨って存在すれば特に制限されず、正20面体配列、正
8面体配列、正4面体配列、ゴルフボール半球上で極を
中心として2回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中
心として3回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心
として4回対称配列、及びゴルフボール半球上で極を中
心として5回対称配列などのいかなる配列パターンをも
好適に採用することができ、上記いずれの配列パターン
を採用してもディンプル配列の制約が少ないために、多
様かつ高密度で均一なディンプル設計が可能となるもの
である。これらのディンプル配列パターンを図9(正2
0面体配列)、図10(正8面体配列)、図11(2回
対称配列)に示す。
ターンは、赤道線に少なくとも1個以上のディンプルが
跨って存在すれば特に制限されず、正20面体配列、正
8面体配列、正4面体配列、ゴルフボール半球上で極を
中心として2回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中
心として3回対称配列、ゴルフボール半球上で極を中心
として4回対称配列、及びゴルフボール半球上で極を中
心として5回対称配列などのいかなる配列パターンをも
好適に採用することができ、上記いずれの配列パターン
を採用してもディンプル配列の制約が少ないために、多
様かつ高密度で均一なディンプル設計が可能となるもの
である。これらのディンプル配列パターンを図9(正2
0面体配列)、図10(正8面体配列)、図11(2回
対称配列)に示す。
【0023】次に、図4〜図8は上記本発明のゴルフボ
ールを製造するための成形用金型の一例を示すものであ
り、この金型は下型と上型とからなるが、上型は下型と
ほとんど同じであるため、各図においては二分割された
金型のうちの下型のみを示す。なお、この金型は図中P
が割面(パーティングライン)とされる。
ールを製造するための成形用金型の一例を示すものであ
り、この金型は下型と上型とからなるが、上型は下型と
ほとんど同じであるため、各図においては二分割された
金型のうちの下型のみを示す。なお、この金型は図中P
が割面(パーティングライン)とされる。
【0024】この金型の下型1aは、半球面状のキャビ
ティ面21を有し、このキャビティ面21には多数のデ
ィンプル形成用凸部3が突設されていると共に、金型割
面Pにはディンプル成形ピン4が配置されている。この
ディンプル成形ピン4はその先端部4aが上記凸部3と
同じ形状(ディンプル形成用凸部3が複数種の場合、こ
れらピン4の先端部形状は、それぞれ複数の凸部3から
適宜選定され、互いに同一であっても異なっていてもよ
い)又は異なる形状に形成されている。
ティ面21を有し、このキャビティ面21には多数のデ
ィンプル形成用凸部3が突設されていると共に、金型割
面Pにはディンプル成形ピン4が配置されている。この
ディンプル成形ピン4はその先端部4aが上記凸部3と
同じ形状(ディンプル形成用凸部3が複数種の場合、こ
れらピン4の先端部形状は、それぞれ複数の凸部3から
適宜選定され、互いに同一であっても異なっていてもよ
い)又は異なる形状に形成されている。
【0025】上記ディンプル成形ピン4は、図4に示し
たように、このピン4の中心を通る対称軸(中心軸線)
Qが、パーティングラインPよりも下側になるよう配置
されている。なお、図示してはいないが、ピン4の対称
軸QがパーティングラインPよりも上側になるように配
置することもできる。この場合、これらピン4の配置位
置を調整することにより、パーティングラインPを意識
することなく自由度の高いディンプル設計が可能とな
り、均一かつ高密度で最適なディンプル配列が達成でき
るものである。
たように、このピン4の中心を通る対称軸(中心軸線)
Qが、パーティングラインPよりも下側になるよう配置
されている。なお、図示してはいないが、ピン4の対称
軸QがパーティングラインPよりも上側になるように配
置することもできる。この場合、これらピン4の配置位
置を調整することにより、パーティングラインPを意識
することなく自由度の高いディンプル設計が可能とな
り、均一かつ高密度で最適なディンプル配列が達成でき
るものである。
【0026】また、図5に示したように、ディンプル成
形ピン4は金型割面Pに対して平行となるように形成す
ることが好ましく、当然のことながら、ピンの中心位置
(ピンの金型割面Pからの突出量)5は各ピンとも同じ
である必要はなく、ディンプルの自由な配列パターンに
応じて適宜調節することができる。このピン4の形状は
特に制限されないが、成形性、金型への取付容易性など
から円柱状が好ましい。なお、図5中3はディンプル形
成用凸部である。
形ピン4は金型割面Pに対して平行となるように形成す
ることが好ましく、当然のことながら、ピンの中心位置
(ピンの金型割面Pからの突出量)5は各ピンとも同じ
である必要はなく、ディンプルの自由な配列パターンに
応じて適宜調節することができる。このピン4の形状は
特に制限されないが、成形性、金型への取付容易性など
から円柱状が好ましい。なお、図5中3はディンプル形
成用凸部である。
【0027】上記ディンプル成形ピン4は、図6に示し
たように、金型割面Pのキャビティ外周面22に沿って
互いに対時する位置にピン4を設けることが好ましく、
ピン4の数は、上記ゴルフボールの赤道線に跨って存在
するディンプルの数に対応して決定される。
たように、金型割面Pのキャビティ外周面22に沿って
互いに対時する位置にピン4を設けることが好ましく、
ピン4の数は、上記ゴルフボールの赤道線に跨って存在
するディンプルの数に対応して決定される。
【0028】また、ディンプル成形ピン4は、金型割面
Pのキャビティ外周面22に沿って径方向に配設するも
のであり、上下型のうち、一方の型に深いピン固定溝を
設け、他方の型に該固定溝より浅い溝を設け、該深いピ
ン固定溝にディンプル成形ピンを嵌合・固定するもので
あり、上記上下型を接合することによりピン挿入孔が形
成されるものである。
Pのキャビティ外周面22に沿って径方向に配設するも
のであり、上下型のうち、一方の型に深いピン固定溝を
設け、他方の型に該固定溝より浅い溝を設け、該深いピ
ン固定溝にディンプル成形ピンを嵌合・固定するもので
あり、上記上下型を接合することによりピン挿入孔が形
成されるものである。
【0029】この場合、ピン4の固定方法としては、例
えば、図7に示したように、下型キャビティ外周面22
にピン4が約2/3程度入るピン固定溝23を設け(図
7(A))、この溝23にピンを嵌合させ(図7
(B))、ピンと溝との隙間に必要に応じて接着剤、銀
ろう等を流し込みで固定する方法、或いは、図8に示し
たように、下型キャビティ外周面22にピン4の大部分
が入る断面U字状のピン固定溝23’を設け(図8
(A))、この溝23’にピン4を嵌合させ(図8
(B))、生じた隙間24に銀ろう等を流し込み(図8
(C))、ピンを固定する方法などが挙げられる。な
お、図示してはいないが、上型にピン固定溝を形成して
もよく、上下型のいずれか一方のピンを占有する面積が
多い方の型に深い溝、或いは断面U字状の溝を形成する
ことができる。
えば、図7に示したように、下型キャビティ外周面22
にピン4が約2/3程度入るピン固定溝23を設け(図
7(A))、この溝23にピンを嵌合させ(図7
(B))、ピンと溝との隙間に必要に応じて接着剤、銀
ろう等を流し込みで固定する方法、或いは、図8に示し
たように、下型キャビティ外周面22にピン4の大部分
が入る断面U字状のピン固定溝23’を設け(図8
(A))、この溝23’にピン4を嵌合させ(図8
(B))、生じた隙間24に銀ろう等を流し込み(図8
(C))、ピンを固定する方法などが挙げられる。な
お、図示してはいないが、上型にピン固定溝を形成して
もよく、上下型のいずれか一方のピンを占有する面積が
多い方の型に深い溝、或いは断面U字状の溝を形成する
ことができる。
【0030】即ち、上記ピン固定溝の深さを調節するこ
とにより赤道線に跨って存在するディンプルの赤道線に
跨る程度(ディンプル配置)を適宜調節でき、これによ
りパーティングラインを意識することなく自由かつ多様
なディンプル設計が可能となるものである。
とにより赤道線に跨って存在するディンプルの赤道線に
跨る程度(ディンプル配置)を適宜調節でき、これによ
りパーティングラインを意識することなく自由かつ多様
なディンプル設計が可能となるものである。
【0031】本発明のゴルフボールは、上記金型を用い
てディンプル配列を調節し、飛び性能及びシンメトリー
性に優れたものであればよく、ボールの構造に特に制限
はなく、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボ
ール、3層構造以上のマルチピースゴルフボール等のソ
リッドゴルフボールとしても、糸巻きゴルフボールとし
てもよく、金型を用いるいずれのゴルフボールの製造に
も採用することができ、また成形法は射出成形法でも圧
縮成形法でもよく、上記金型を用いて、公知の材料を使
用して、常法により製造することができる。なお、ボー
ルの直径及び重量等のボール性状はゴルフ規則に従って
適宜設定することができる。
てディンプル配列を調節し、飛び性能及びシンメトリー
性に優れたものであればよく、ボールの構造に特に制限
はなく、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボ
ール、3層構造以上のマルチピースゴルフボール等のソ
リッドゴルフボールとしても、糸巻きゴルフボールとし
てもよく、金型を用いるいずれのゴルフボールの製造に
も採用することができ、また成形法は射出成形法でも圧
縮成形法でもよく、上記金型を用いて、公知の材料を使
用して、常法により製造することができる。なお、ボー
ルの直径及び重量等のボール性状はゴルフ規則に従って
適宜設定することができる。
【0032】本発明の金型により成形されたゴルフボー
ルは、赤道線に跨るディンプルの配置を自由に調節可能
であり、この赤道線に跨るディンプルの配置を調節する
ことにより、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上
し、多様で均一かつ高密度なディンプル配列が達成でき
るものであり、このように最適なディンプル配列とする
ことにより、飛び性能及びシンメトリー性が飛躍的に向
上し、ショット箇所による飛び性能にバラツキがなくな
り多様化、個性化するゴルファーの要望に十分応えるこ
とができるものである。
ルは、赤道線に跨るディンプルの配置を自由に調節可能
であり、この赤道線に跨るディンプルの配置を調節する
ことにより、ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上
し、多様で均一かつ高密度なディンプル配列が達成でき
るものであり、このように最適なディンプル配列とする
ことにより、飛び性能及びシンメトリー性が飛躍的に向
上し、ショット箇所による飛び性能にバラツキがなくな
り多様化、個性化するゴルファーの要望に十分応えるこ
とができるものである。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に制限される
ものではなく、例えば金型に設けるディンプル成形ピン
の数、配置、先端面形状などは種々変更可能であり、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し
支えない。
ものではなく、例えば金型に設けるディンプル成形ピン
の数、配置、先端面形状などは種々変更可能であり、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し
支えない。
【0034】〔実験例〕公知の材料を用いて常法により
成形したコアを金型に入れ、カバー材を射出成形し、表
面に表1に示した2種類のディンプルA、B(ディンプ
ル総数372個)を有する実施例、比較例のゴルフボー
ルを作成した。これらゴルフボールのディンプル配列パ
ターンは共に正20面体配列であり、その配列パターン
を図9(実施例)、図12(比較例)に示す。なお、比
較例のディンプル配列パターンはいわゆるWilson
型と呼ばれるものであり、赤道線に跨るディンプルが存
在せず、図9中Zで示したように、ディンプル間隔が狭
い部分が存在し、ディンプル配列は均一性を欠くもので
ある。これに対して、実施例は比較例と同じディンプル
配列パターン、ディンプル数であるが、パーティングラ
インを作ることを意識せず自由に、即ち赤道線に跨るデ
ィンプルが30個存在し、これによりディンプル設計の
自由度が広がり、ディンプル間隔も均一化したものであ
る。
成形したコアを金型に入れ、カバー材を射出成形し、表
面に表1に示した2種類のディンプルA、B(ディンプ
ル総数372個)を有する実施例、比較例のゴルフボー
ルを作成した。これらゴルフボールのディンプル配列パ
ターンは共に正20面体配列であり、その配列パターン
を図9(実施例)、図12(比較例)に示す。なお、比
較例のディンプル配列パターンはいわゆるWilson
型と呼ばれるものであり、赤道線に跨るディンプルが存
在せず、図9中Zで示したように、ディンプル間隔が狭
い部分が存在し、ディンプル配列は均一性を欠くもので
ある。これに対して、実施例は比較例と同じディンプル
配列パターン、ディンプル数であるが、パーティングラ
インを作ることを意識せず自由に、即ち赤道線に跨るデ
ィンプルが30個存在し、これによりディンプル設計の
自由度が広がり、ディンプル間隔も均一化したものであ
る。
【0035】
【表1】
【0036】次に、上記実施例、比較例のゴルフボール
について、クラブとしてドライバー(「J’sワールド
ステージ」(ブリヂストンスポーツ社製),ロフト角
9.5°)を用いスイングロボット(ミヤマエ社製)に
て、ヘッドスピード45m/secでポール打撃とシー
ム打撃とを繰り返し、キャリー、トータル飛距離を測定
した。結果を表2に示す。なお、ここでいうポール打撃
とシーム打撃は、図13に示したようにゴルフボールの
打撃箇所によって、ボールaのシームラインb上に互い
に対向する2点c,c、及び中心点dの3点を結ぶ直線
eを回転軸とするバックスピンを生じるようにボールa
を打撃fするポール打撃(図13(A)矢印方向)と、
ボールaのシームラインbを円周線とする円形平面gと
直交し、かつボールaの中心dを通る直線eを回転軸と
するバックスピンを生じるようにボールaを打撃iする
シーム打撃(図13(B)矢印方向)とに大別され、ゴ
ルフボールのシンメトリー性を評価するためのものであ
る。
について、クラブとしてドライバー(「J’sワールド
ステージ」(ブリヂストンスポーツ社製),ロフト角
9.5°)を用いスイングロボット(ミヤマエ社製)に
て、ヘッドスピード45m/secでポール打撃とシー
ム打撃とを繰り返し、キャリー、トータル飛距離を測定
した。結果を表2に示す。なお、ここでいうポール打撃
とシーム打撃は、図13に示したようにゴルフボールの
打撃箇所によって、ボールaのシームラインb上に互い
に対向する2点c,c、及び中心点dの3点を結ぶ直線
eを回転軸とするバックスピンを生じるようにボールa
を打撃fするポール打撃(図13(A)矢印方向)と、
ボールaのシームラインbを円周線とする円形平面gと
直交し、かつボールaの中心dを通る直線eを回転軸と
するバックスピンを生じるようにボールaを打撃iする
シーム打撃(図13(B)矢印方向)とに大別され、ゴ
ルフボールのシンメトリー性を評価するためのものであ
る。
【0037】
【表2】
【0038】表2の結果から、本発明のゴルフボールは
ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、ディンプル
が均一に配列され、優れた飛び性能及びシンメトリー性
を有することが確認できた。
ディンプル設計の自由度が飛躍的に向上し、ディンプル
が均一に配列され、優れた飛び性能及びシンメトリー性
を有することが確認できた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ディンプル設計の自由
度が飛躍的に向上し、多様かつ高密度で均一なディンプ
ル配列が可能となると共に、優れた飛び性能及びシンメ
トリー性を有する高品質なゴルフボールを得ることがで
きる。
度が飛躍的に向上し、多様かつ高密度で均一なディンプ
ル配列が可能となると共に、優れた飛び性能及びシンメ
トリー性を有する高品質なゴルフボールを得ることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示すゴルフボールの概略断
面図である。
面図である。
【図2】同ゴルフボールの赤道線に跨って存在するディ
ンプルの部分拡大図である。
ンプルの部分拡大図である。
【図3】同赤道線に跨って存在するディンプルと赤道線
との位置関係を説明するための説明図である。
との位置関係を説明するための説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す金型の部分概略断面図
である。
である。
【図5】同金型の割面付近の部分拡大概略断面図であ
る。
る。
【図6】同金型の割面の水平方向断面図である。
【図7】同金型にディンプル成形ピンを固定する方法を
説明するための説明図であり、(A)は固定前、(B)
固定後を示す。
説明するための説明図であり、(A)は固定前、(B)
固定後を示す。
【図8】別のピン固定方法を説明するための説明図であ
り、(A)は固定前、(B)はピンを嵌合した状態、
(C)は固定後を示す。
り、(A)は固定前、(B)はピンを嵌合した状態、
(C)は固定後を示す。
【図9】本発明の正20面体配列のディンプル配列パタ
ーンである。
ーンである。
【図10】同正8面体配列のディンプル配列パターンで
ある。
ある。
【図11】同2回対称配列のディンプル配列パターンで
ある。
ある。
【図12】比較例のディンプル配列パターンである。
【図13】ゴルフボールをショットする場合の打撃方向
を説明する説明図であり、(A)はポール打撃、(B)
はシーム打撃を示す。
を説明する説明図であり、(A)はポール打撃、(B)
はシーム打撃を示す。
【図14】従来の金型を示す部分概略断面図である。
【図15】同金型割面付近の部分拡大概略断面図であ
る。
る。
【図16】従来のゴルフボールの概略断面図である。
【図17】同ゴルフボールの赤道線に跨って存在するデ
ィンプルの部分拡大図である。
ィンプルの部分拡大図である。
【図18】同赤道線に跨って存在するディンプルと赤道
線との位置関係を説明するための説明図である。
線との位置関係を説明するための説明図である。
1b 下型 3 ディンプル形成用凸部 4 ディンプル成形ピン 5 ピン中心 6 ゴルフボール 7 ボール中心 8 赤道面 9,9’ ディンプル 10 ディンプル中心点 11 赤道線 22 キャビティ外周面 23 ピン固定溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 道夫 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 笠嶋 厚紀 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 表面に多数のディンプルを有するゴルフ
ボールにおいて、該ボールの赤道線に少なくとも1個以
上のディンプルが跨って存在すると共に、この跨って存
在するディンプルの中心が上記赤道線上にないことを特
徴とするゴルフボール。 - 【請求項2】 上記赤道線に跨って存在するディンプル
が、該ディンプルの中心を通る対称軸により軸対称に形
成され、この対称軸がボールの赤道面の上側又は下側に
位置し、かつ該赤道面に対して平行である請求項1記載
のゴルフボール。 - 【請求項3】 ディンプル配列パターンが正20面体配
列である請求項1又は2記載のゴルフボール。 - 【請求項4】 ディンプル配列パターンが正8面体配列
である請求項1又は2記載のゴルフボール。 - 【請求項5】 ディンプル配列パターンが正4面体配列
である請求項1又は2記載のゴルフボール。 - 【請求項6】 ディンプル配列パターンがゴルフボール
半球上で極を中心として2回対称配列である請求項1又
は2記載のゴルフボール。 - 【請求項7】 ディンプル配列パターンがゴルフボール
半球上で極を中心として3回対称配列である請求項1又
は2記載のゴルフボール。 - 【請求項8】 ディンプル配列パターンがゴルフボール
半球上で極を中心として4回対称配列である請求項1又
は2記載のゴルフボール。 - 【請求項9】 ディンプル配列パターンがゴルフボール
半球上で極を中心として5回対称配列である請求項1又
は2記載のゴルフボール。 - 【請求項10】 互いに2つに分割された割型を分離可
能に接合することにより内部に球状キャビティを形成
し、該キャビティ表面に多数のディンプル形成用凸部を
有してなるゴルフボール成形用金型において、金型割面
にディンプル形成可能な先端面形状を有するディンプル
成形ピンを該ピンの中心軸線が金型割面より上側又は下
側となる位置に配置すると共に、上記ピンの中心軸線を
金型割面と平行に形成したことを特徴とするゴルフボー
ル成形用金型。 - 【請求項11】 上記上下型のうち、一方の型に深いピ
ン固定溝を設け、他方の型に該固定溝より浅い溝を設
け、該深いピン固定溝にディンプル成形ピンが嵌合・固
定されると共に、上記上下型を接合することによりピン
挿入孔を形成してなる請求項10記載のゴルフボール成
形用金型。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8275383A JPH1099469A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型 |
US08/935,633 US5947844A (en) | 1996-09-26 | 1997-09-23 | Golf ball and mold therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8275383A JPH1099469A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099469A true JPH1099469A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17554734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8275383A Pending JPH1099469A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ゴルフボール及びゴルフボール成形用金型 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5947844A (ja) |
JP (1) | JPH1099469A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2001321460A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
USD572322S1 (en) | 2006-12-19 | 2008-07-01 | Mizuno Corporation | Golf ball |
JP2009022606A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Mizuno Corp | ゴルフボールの成形型、及びゴルフボール |
US8349952B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-01-08 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
US8409034B2 (en) | 2008-03-25 | 2013-04-02 | Sri Sports Limited | Golf ball |
US8563654B2 (en) | 2007-11-08 | 2013-10-22 | Sri Sports Limited | Golf ball |
US8753560B2 (en) | 2007-10-19 | 2014-06-17 | Sri Sports Limited | Mold for golf balls |
US8846826B2 (en) | 2008-04-18 | 2014-09-30 | Sri Sports Limited | Golf ball |
US8877875B2 (en) | 2007-11-08 | 2014-11-04 | Sri Sports Limited | Golf ball |
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---|---|---|---|---|
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JP4120732B2 (ja) * | 1999-02-09 | 2008-07-16 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボ−ル金型及びゴルフボ−ル |
JP4796226B2 (ja) * | 1999-11-18 | 2011-10-19 | キャラウェイ・ゴルフ・カンパニ | ゴルフボール用型 |
US20020096801A1 (en) * | 2001-01-19 | 2002-07-25 | Puniello Paul A. | Apparatus and method for molding golf balls |
US6776731B2 (en) | 2001-12-04 | 2004-08-17 | Callaway Golf Company | Apparatus and process for forming a golf ball with deep dimples |
US6872154B2 (en) * | 2001-12-04 | 2005-03-29 | Callaway Golf Company | Golf ball |
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