JPH1094101A - 電気自動車 - Google Patents
電気自動車Info
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- JPH1094101A JPH1094101A JP8244939A JP24493996A JPH1094101A JP H1094101 A JPH1094101 A JP H1094101A JP 8244939 A JP8244939 A JP 8244939A JP 24493996 A JP24493996 A JP 24493996A JP H1094101 A JPH1094101 A JP H1094101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- storage device
- power storage
- electric motor
- electric
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
Landscapes
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高電圧の蓄電装置を有する電気自動車におい
て、事故発生時などに蓄電装置から高電圧の電気が漏出
することを防止し、更に運転者の要求に応じて車両を走
行できるようにする。 【解決手段】 衝突検知センサ136から衝突を表す信
号が入力されると、コントローラ50によりコイルの励
磁状態が切り換えられて自動カットスイッチ132によ
り高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24とを結ぶ
回路が自動的に強制遮断(OFF)される。一方、マニ
ュアル解除スイッチ134が設けられているため、手動
操作でいつでもその強制遮断を解除することができる。
て、事故発生時などに蓄電装置から高電圧の電気が漏出
することを防止し、更に運転者の要求に応じて車両を走
行できるようにする。 【解決手段】 衝突検知センサ136から衝突を表す信
号が入力されると、コントローラ50によりコイルの励
磁状態が切り換えられて自動カットスイッチ132によ
り高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24とを結ぶ
回路が自動的に強制遮断(OFF)される。一方、マニ
ュアル解除スイッチ134が設けられているため、手動
操作でいつでもその強制遮断を解除することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車に係り、
特に、車両駆動用の電動モータに電力供給する高電圧の
蓄電装置に関するものである。
特に、車両駆動用の電動モータに電力供給する高電圧の
蓄電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギーで作動する電動モータを
車両走行時の動力源として備えている電気自動車が、排
ガス対策などのために種々提案されている。特開平7−
67208号公報等に記載されているハイブリッド車両
もその一例であるが、このような電気自動車は、電動モ
ータに電力供給するために例えば288V等の高電圧の
蓄電装置を備えているのが普通である。
車両走行時の動力源として備えている電気自動車が、排
ガス対策などのために種々提案されている。特開平7−
67208号公報等に記載されているハイブリッド車両
もその一例であるが、このような電気自動車は、電動モ
ータに電力供給するために例えば288V等の高電圧の
蓄電装置を備えているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電気自動車においては、例えば事故などで蓄電装置
やその電気系統などが破損した場合に、高電圧の電気が
漏出して蓄電装置やその制御系、各種の電気部品などに
二次的な損害を及ぼし、修理対象部品が増加する可能性
があったのである。
うな電気自動車においては、例えば事故などで蓄電装置
やその電気系統などが破損した場合に、高電圧の電気が
漏出して蓄電装置やその制御系、各種の電気部品などに
二次的な損害を及ぼし、修理対象部品が増加する可能性
があったのである。
【0004】これに対し、車両が所定の危険状態となっ
た場合に、危険時強制遮断手段により上記蓄電装置を電
気的に強制遮断し、その蓄電装置からの電気の流出を阻
止することが考えられる。しかし、その場合には、例え
ば事故車両を一時的に安全な場所へ避難させようとして
も、上記危険時強制遮断手段により電動モータ駆動用の
蓄電装置が強制遮断されているため、車両を走行させる
ことが出来ないという問題が生じる。また、車両走行時
の動力源として電動モータ以外にエンジンも備えている
電気自動車(ハイブリッド車両)において、上記危険時
強制遮断手段によって電動モータ駆動用の高電圧の蓄電
装置が強制遮断された場合に、例えばスタータやEFI
コンピュータ等のエンジン駆動用補機に電力供給する低
電圧の蓄電装置も強制遮断されると、エンジンを動力源
として車両を走行させることも出来ないのである。
た場合に、危険時強制遮断手段により上記蓄電装置を電
気的に強制遮断し、その蓄電装置からの電気の流出を阻
止することが考えられる。しかし、その場合には、例え
ば事故車両を一時的に安全な場所へ避難させようとして
も、上記危険時強制遮断手段により電動モータ駆動用の
蓄電装置が強制遮断されているため、車両を走行させる
ことが出来ないという問題が生じる。また、車両走行時
の動力源として電動モータ以外にエンジンも備えている
電気自動車(ハイブリッド車両)において、上記危険時
強制遮断手段によって電動モータ駆動用の高電圧の蓄電
装置が強制遮断された場合に、例えばスタータやEFI
コンピュータ等のエンジン駆動用補機に電力供給する低
電圧の蓄電装置も強制遮断されると、エンジンを動力源
として車両を走行させることも出来ないのである。
【0005】本発明は以上のような事情を背景として為
されたものであり、その目的とするところは、高電圧の
蓄電装置を有する電気自動車において、事故発生時など
に蓄電装置から高電圧の電気が漏出することを防止し、
更に、マニュアル操作でいつでも車両を走行できるよう
にすることにある。
されたものであり、その目的とするところは、高電圧の
蓄電装置を有する電気自動車において、事故発生時など
に蓄電装置から高電圧の電気が漏出することを防止し、
更に、マニュアル操作でいつでも車両を走行できるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明は、(a) 電気エネルギーで作動する電動モ
ータを車両走行時の動力源として備えていると共に、電
動モータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有する電気
自動車において、(b) 車両が所定の危険状態となった場
合に前記蓄電装置を自動的に強制遮断する危険時強制遮
断手段と、(c)危険時強制遮断手段により前記蓄電装置
が強制遮断されている場合に、手動操作によってその強
制遮断を解除できる手動式解除手段とを有することを特
徴とする。
に、第1発明は、(a) 電気エネルギーで作動する電動モ
ータを車両走行時の動力源として備えていると共に、電
動モータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有する電気
自動車において、(b) 車両が所定の危険状態となった場
合に前記蓄電装置を自動的に強制遮断する危険時強制遮
断手段と、(c)危険時強制遮断手段により前記蓄電装置
が強制遮断されている場合に、手動操作によってその強
制遮断を解除できる手動式解除手段とを有することを特
徴とする。
【0007】第2発明は、第1発明の電気自動車におい
て、前記手動式解除手段は、前記電動モータの作動を可
能とするための始動スイッチであることを特徴とする。
て、前記手動式解除手段は、前記電動モータの作動を可
能とするための始動スイッチであることを特徴とする。
【0008】第3発明は、(a) 電気エネルギーで作動す
る電動モータと、燃料の燃焼によって作動するエンジン
とを車両走行時の動力源として備えている一方、(b) 電
動モータに電力供給する高電圧の第1蓄電装置と、(c)
エンジンを駆動するためのエンジン駆動用補機に電力供
給する低電圧の第2蓄電装置とを有する電気自動車にお
いて、(d) 車両が所定の危険状態となった場合に、前記
第2蓄電装置を遮断することなく前記第1蓄電装置を自
動的に強制遮断する危険時強制遮断手段を有することを
特徴とする。
る電動モータと、燃料の燃焼によって作動するエンジン
とを車両走行時の動力源として備えている一方、(b) 電
動モータに電力供給する高電圧の第1蓄電装置と、(c)
エンジンを駆動するためのエンジン駆動用補機に電力供
給する低電圧の第2蓄電装置とを有する電気自動車にお
いて、(d) 車両が所定の危険状態となった場合に、前記
第2蓄電装置を遮断することなく前記第1蓄電装置を自
動的に強制遮断する危険時強制遮断手段を有することを
特徴とする。
【0009】第4発明は、(a) 電気エネルギーで作動す
る電動モータを車両走行時の動力源として備えていると
共に、電動モータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有
する電気自動車において、(b) 車両が所定の危険状態と
なった場合に前記蓄電装置を自動的に強制遮断する危険
時強制遮断手段と、(c) 前記蓄電装置を手動操作によっ
て強制遮断できる手動式強制遮断手段とを有することを
特徴とする。
る電動モータを車両走行時の動力源として備えていると
共に、電動モータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有
する電気自動車において、(b) 車両が所定の危険状態と
なった場合に前記蓄電装置を自動的に強制遮断する危険
時強制遮断手段と、(c) 前記蓄電装置を手動操作によっ
て強制遮断できる手動式強制遮断手段とを有することを
特徴とする。
【0010】
【発明の効果】これらの発明によれば、車両が事故など
の所定の危険状態となった場合には、何れも危険時強制
遮断手段により高電圧の蓄電装置(第3発明では第1蓄
電装置)が遮断されるため、電気系統の破損などに起因
して蓄電装置から高電圧の電気が漏出することが阻止さ
れ、二次的な被害の拡がりが防止される。
の所定の危険状態となった場合には、何れも危険時強制
遮断手段により高電圧の蓄電装置(第3発明では第1蓄
電装置)が遮断されるため、電気系統の破損などに起因
して蓄電装置から高電圧の電気が漏出することが阻止さ
れ、二次的な被害の拡がりが防止される。
【0011】一方、第1発明によれば、危険時強制遮断
手段により車両が所定の危険状態となって電動モータ駆
動用の高電圧の蓄電装置が強制遮断されても、手動式解
除手段によっていつでも手動操作でその強制遮断を解除
できるため、運転者の要求に応じていつでも車両を走行
させることが可能となる。
手段により車両が所定の危険状態となって電動モータ駆
動用の高電圧の蓄電装置が強制遮断されても、手動式解
除手段によっていつでも手動操作でその強制遮断を解除
できるため、運転者の要求に応じていつでも車両を走行
させることが可能となる。
【0012】第2発明によれば、危険時強制遮断手段に
より車両が所定の危険状態となって電動モータ駆動用の
高電圧の蓄電装置が強制遮断されても、電動モータの作
動を可能とする(シフトレバー操作やアクセル操作で駆
動できる状態)ために始動スイッチをONすることによ
ってその強制遮断が解除されるため、運転者の要求に応
じていつでも車両を走行させることが可能となる。
より車両が所定の危険状態となって電動モータ駆動用の
高電圧の蓄電装置が強制遮断されても、電動モータの作
動を可能とする(シフトレバー操作やアクセル操作で駆
動できる状態)ために始動スイッチをONすることによ
ってその強制遮断が解除されるため、運転者の要求に応
じていつでも車両を走行させることが可能となる。
【0013】第3発明によれば、危険時強制遮断手段に
より車両が所定の危険状態となって電動モータ駆動用の
高電圧の第1蓄電装置が強制遮断されても、エンジン駆
動用補機に電力供給する低電圧の第2蓄電装置は強制遮
断されないため、運転者の要求に応じていつでもエンジ
ンにより車両を走行させることが可能となる。また、強
制遮断されない第2蓄電装置は低電圧であるため、事故
時に第2蓄電装置から漏電したとしても修理対象部品が
増加する心配はない。
より車両が所定の危険状態となって電動モータ駆動用の
高電圧の第1蓄電装置が強制遮断されても、エンジン駆
動用補機に電力供給する低電圧の第2蓄電装置は強制遮
断されないため、運転者の要求に応じていつでもエンジ
ンにより車両を走行させることが可能となる。また、強
制遮断されない第2蓄電装置は低電圧であるため、事故
時に第2蓄電装置から漏電したとしても修理対象部品が
増加する心配はない。
【0014】第4発明によれば、手動式強制遮断手段に
よって、いつでも手動操作で電動モータ駆動用の高電圧
の蓄電装置を強制遮断することが可能であるため、高電
圧の蓄電装置から漏電して修理対象部品が増加すること
を、運転者の判断で確実に防止することができる。これ
は、電気系統に異常が生じた場合にも拘らず危険時強制
遮断手段によっては蓄電装置が強制遮断されなかった場
合や、強制遮断後に前記手動式解除手段により誤って強
制遮断を解除してしまった場合などに有効である。
よって、いつでも手動操作で電動モータ駆動用の高電圧
の蓄電装置を強制遮断することが可能であるため、高電
圧の蓄電装置から漏電して修理対象部品が増加すること
を、運転者の判断で確実に防止することができる。これ
は、電気系統に異常が生じた場合にも拘らず危険時強制
遮断手段によっては蓄電装置が強制遮断されなかった場
合や、強制遮断後に前記手動式解除手段により誤って強
制遮断を解除してしまった場合などに有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】ここで、前記危険時強制遮断手段
は、例えばエアバッグに連動して高電圧の蓄電装置を強
制遮断するなど様々な態様で実施され得る。また、所定
の危険状態には、車両が電柱や道路標識などのポールに
衝突した場合、横転した場合、或いは他の車両から追突
された場合など様々な状況が考えられ、それらは車両前
方部や車両中央部などに設けられた衝突検知センサによ
って検出することができる。
は、例えばエアバッグに連動して高電圧の蓄電装置を強
制遮断するなど様々な態様で実施され得る。また、所定
の危険状態には、車両が電柱や道路標識などのポールに
衝突した場合、横転した場合、或いは他の車両から追突
された場合など様々な状況が考えられ、それらは車両前
方部や車両中央部などに設けられた衝突検知センサによ
って検出することができる。
【0016】また、電動モータに電力供給する高電圧の
蓄電装置と、エンジン駆動用補機に電力供給する低電圧
の蓄電装置との間に設けられた電圧変換装置により、双
方向に電圧変換可能とされたものにおいては、前記危険
時強制遮断手段によって高電圧の蓄電装置が強制遮断さ
れた場合に、電圧変換装置による低電圧の蓄電装置から
高電圧の蓄電装置への電圧変換も実行しないようにする
ことが望ましい。
蓄電装置と、エンジン駆動用補機に電力供給する低電圧
の蓄電装置との間に設けられた電圧変換装置により、双
方向に電圧変換可能とされたものにおいては、前記危険
時強制遮断手段によって高電圧の蓄電装置が強制遮断さ
れた場合に、電圧変換装置による低電圧の蓄電装置から
高電圧の蓄電装置への電圧変換も実行しないようにする
ことが望ましい。
【0017】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明が適用された電気自動車
(ハイブリッド車両)の駆動制御装置10を説明するブ
ロック線図であって、機械的な結合関係は太い実線で示
され、電気的な結合関係は細線で示されている。
細に説明する。図1は、本発明が適用された電気自動車
(ハイブリッド車両)の駆動制御装置10を説明するブ
ロック線図であって、機械的な結合関係は太い実線で示
され、電気的な結合関係は細線で示されている。
【0018】図1において、駆動制御装置10は、燃料
の燃焼によって作動するガソリンエンジン等の内燃機関
12と、電気エネルギーによって作動する電動モータ1
4とを動力源として備えており、それ等の内燃機関12
および電動モータ14の動力は、同時に或いは択一的に
変速機16へ伝達され、更に差動装置18を介して左右
の駆動輪20へ伝達される。内燃機関12と変速機16
との間には、動力伝達を遮断するクラッチ22が設けら
れており、クラッチ制御用アクチュエータ38によって
断続制御される。また、変速機16は、前進(FW
D),後進(REV),ニュートラル(N)を切り換え
る前後進切換機構や変速比を変化させる変速機構を有し
ており、運転者によってシフトレバー40が操作され、
切換アクチュエータ42によって油圧回路が機械的に切
り換えられることにより、前進,後進,ニュートラルが
成立させられる。
の燃焼によって作動するガソリンエンジン等の内燃機関
12と、電気エネルギーによって作動する電動モータ1
4とを動力源として備えており、それ等の内燃機関12
および電動モータ14の動力は、同時に或いは択一的に
変速機16へ伝達され、更に差動装置18を介して左右
の駆動輪20へ伝達される。内燃機関12と変速機16
との間には、動力伝達を遮断するクラッチ22が設けら
れており、クラッチ制御用アクチュエータ38によって
断続制御される。また、変速機16は、前進(FW
D),後進(REV),ニュートラル(N)を切り換え
る前後進切換機構や変速比を変化させる変速機構を有し
ており、運転者によってシフトレバー40が操作され、
切換アクチュエータ42によって油圧回路が機械的に切
り換えられることにより、前進,後進,ニュートラルが
成立させられる。
【0019】図2は、上記変速機16や差動装置18な
どから成る車両用駆動装置の一例を具体的に説明する図
で、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両
のように車両の幅方向と略平行に搭載される横置きタイ
プのものである。内燃機関12および電動モータ14は
共通の第1軸線上に直列に対向して配設され、それ等の
出力軸12aおよび14aはクラッチ22を介して相対
回転不能に連結されるようになっているとともに、電動
モータ14の出力軸14aにはチェーンドライブ(スプ
ロケット)100が取り付けられ、それ等の動力をチェ
ーン102を介して動力伝達装置104に伝達する。
どから成る車両用駆動装置の一例を具体的に説明する図
で、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両
のように車両の幅方向と略平行に搭載される横置きタイ
プのものである。内燃機関12および電動モータ14は
共通の第1軸線上に直列に対向して配設され、それ等の
出力軸12aおよび14aはクラッチ22を介して相対
回転不能に連結されるようになっているとともに、電動
モータ14の出力軸14aにはチェーンドライブ(スプ
ロケット)100が取り付けられ、それ等の動力をチェ
ーン102を介して動力伝達装置104に伝達する。
【0020】動力伝達装置104は、上記第1軸線と平
行な第2軸線上に直列に配設されたトロイダル型無段変
速機構106、遊星歯車式の減速・逆転機構108、お
よび傘歯車式のディファレンシャル装置110を備えて
おり、上記動力はチェーンドリブン(スプロケット)1
12を介してトロイダル型無段変速機構106に伝達さ
れ、減速・逆転機構108およびディファレンシャル装
置110を介して、それ等の中心すなわち第2軸線上に
配設された一対の伝達軸114、116から前記駆動輪
20へ出力される。トロイダル型無段変速機構106お
よび減速・逆転機構108は前記変速機16の具体例
で、ディファレンシャル装置110は前記差動装置18
の具体例である。
行な第2軸線上に直列に配設されたトロイダル型無段変
速機構106、遊星歯車式の減速・逆転機構108、お
よび傘歯車式のディファレンシャル装置110を備えて
おり、上記動力はチェーンドリブン(スプロケット)1
12を介してトロイダル型無段変速機構106に伝達さ
れ、減速・逆転機構108およびディファレンシャル装
置110を介して、それ等の中心すなわち第2軸線上に
配設された一対の伝達軸114、116から前記駆動輪
20へ出力される。トロイダル型無段変速機構106お
よび減速・逆転機構108は前記変速機16の具体例
で、ディファレンシャル装置110は前記差動装置18
の具体例である。
【0021】上記トロイダル型無段変速機構106は、
粘弾性の高いトラクションオイルを介してトルク伝達を
行うもので、図はダブルキャビティ型のフルトロイダル
型であり、バリエータ(ローラ)118a,118bの
傾斜角度が油圧アクチュエータなどによって連続的に制
御されることにより、出力シャフト120に対する変速
比が連続的に変化させられる。
粘弾性の高いトラクションオイルを介してトルク伝達を
行うもので、図はダブルキャビティ型のフルトロイダル
型であり、バリエータ(ローラ)118a,118bの
傾斜角度が油圧アクチュエータなどによって連続的に制
御されることにより、出力シャフト120に対する変速
比が連続的に変化させられる。
【0022】上記減速・逆転機構108は、3組のシン
プル遊星歯車装置122,124,126と、後進用ブ
レーキB1と、前進用ブレーキB2とを有して構成され
ており、トロイダル型無段変速機構106の出力シャフ
ト120はシンプル遊星歯車装置122,124のサン
ギヤに一体的に連結されている。そして、前記シフトレ
バー40のシフト操作に伴って切換アクチュエータ42
により油圧回路が切り換えられ、後進用ブレーキB1が
係合させられ且つ前進用ブレーキB2が解放されること
により車両を後進走行させる後進段が成立させられ、前
進用ブレーキB2が係合させられ且つ後進用ブレーキB
1が解放されることにより車両を前進走行させる前進段
が成立させられ、両ブレーキB1およびB2が共に解放
されることにより動力伝達を遮断する中立段(ニュート
ラル)が成立させられる。
プル遊星歯車装置122,124,126と、後進用ブ
レーキB1と、前進用ブレーキB2とを有して構成され
ており、トロイダル型無段変速機構106の出力シャフ
ト120はシンプル遊星歯車装置122,124のサン
ギヤに一体的に連結されている。そして、前記シフトレ
バー40のシフト操作に伴って切換アクチュエータ42
により油圧回路が切り換えられ、後進用ブレーキB1が
係合させられ且つ前進用ブレーキB2が解放されること
により車両を後進走行させる後進段が成立させられ、前
進用ブレーキB2が係合させられ且つ後進用ブレーキB
1が解放されることにより車両を前進走行させる前進段
が成立させられ、両ブレーキB1およびB2が共に解放
されることにより動力伝達を遮断する中立段(ニュート
ラル)が成立させられる。
【0023】また、減速・逆転機構108は、前進段お
よび後進段共にそれぞれ所定の変速比で減速(変速比>
1)するようになっており、シンプル遊星歯車装置12
6のキャリアからディファレンシャル装置110に動力
を出力する。なお、図2では3組のシンプル遊星歯車装
置122,124,126の各歯車の径寸法(ギヤ比)
が互いに等しいが、その径寸法は所望する変速比等に応
じて適宜設定される。また、動力伝達装置104は中心
線(第2軸線)に対して略対称的に構成されており、図
2では中心線から下半分が省略されている。
よび後進段共にそれぞれ所定の変速比で減速(変速比>
1)するようになっており、シンプル遊星歯車装置12
6のキャリアからディファレンシャル装置110に動力
を出力する。なお、図2では3組のシンプル遊星歯車装
置122,124,126の各歯車の径寸法(ギヤ比)
が互いに等しいが、その径寸法は所望する変速比等に応
じて適宜設定される。また、動力伝達装置104は中心
線(第2軸線)に対して略対称的に構成されており、図
2では中心線から下半分が省略されている。
【0024】図1に戻って、前記電動モータ14はM
(モータ)/G(ジェネレータ)制御装置24を介して
バッテリ,コンデンサ等の蓄電装置26に接続されてお
り、蓄電装置26から電気エネルギーが供給されて所定
のトルクで回転駆動される回転駆動状態と、回生制動
(電動モータ14自体の電気的な制動トルク)により発
電機として機能することにより蓄電装置26に電気エネ
ルギーを充電する充電状態と、モータ軸が自由回転する
ことを許容する無負荷状態とに切り換えられる。蓄電装
置26は、例えば288V等の高電圧で請求項1、4の
蓄電装置、請求項3の第1蓄電装置に相当する。
(モータ)/G(ジェネレータ)制御装置24を介して
バッテリ,コンデンサ等の蓄電装置26に接続されてお
り、蓄電装置26から電気エネルギーが供給されて所定
のトルクで回転駆動される回転駆動状態と、回生制動
(電動モータ14自体の電気的な制動トルク)により発
電機として機能することにより蓄電装置26に電気エネ
ルギーを充電する充電状態と、モータ軸が自由回転する
ことを許容する無負荷状態とに切り換えられる。蓄電装
置26は、例えば288V等の高電圧で請求項1、4の
蓄電装置、請求項3の第1蓄電装置に相当する。
【0025】また、前記内燃機関12は、燃料噴射量制
御用アクチュエータ30、スロットル制御用アクチュエ
ータ32、点火時期制御用アクチュエータ34、吸・排
気バルブ制御用アクチュエータ36などによってその作
動状態が制御されるようになっており、これ等のアクチ
ュエータは上記M/G制御装置24と共にコントローラ
50によって制御される。
御用アクチュエータ30、スロットル制御用アクチュエ
ータ32、点火時期制御用アクチュエータ34、吸・排
気バルブ制御用アクチュエータ36などによってその作
動状態が制御されるようになっており、これ等のアクチ
ュエータは上記M/G制御装置24と共にコントローラ
50によって制御される。
【0026】図中の電圧変換制御装置48は例えばチョ
ッパ回路であり、コントローラ50の制御の下に蓄電装
置26の放電出力をより低い電圧に変換して蓄電装置4
6側に供給したり、蓄電装置46の放電出力をより高い
電圧に変換して蓄電装置26側に供給したりする。コン
トローラ50は、この電圧変換制御装置48を用いて蓄
電装置46の蓄電量SOCを管理する。
ッパ回路であり、コントローラ50の制御の下に蓄電装
置26の放電出力をより低い電圧に変換して蓄電装置4
6側に供給したり、蓄電装置46の放電出力をより高い
電圧に変換して蓄電装置26側に供給したりする。コン
トローラ50は、この電圧変換制御装置48を用いて蓄
電装置46の蓄電量SOCを管理する。
【0027】また、車載の補機には電気的に駆動できる
補機と機械的に駆動できる補機とがある。これ等のうち
電気的補機には、蓄電装置46の放電出力により電気的
に駆動されるエンジン駆動用補機78がある。エンジン
駆動用補機78には、内燃機関12を始動するために用
いられるスターターの他、内燃機関12の駆動状態を維
持するために用いられる前記アクチュエータ30〜3
4、イグナイタ、ディストリビュータ、EFIコンピュ
ータ等の各種の部品が含まれる。蓄電装置46は、エン
ジン駆動車両に広く用いられているものと同じ電圧(例
えば12V)で、請求項3の第2蓄電装置に相当する。
補機と機械的に駆動できる補機とがある。これ等のうち
電気的補機には、蓄電装置46の放電出力により電気的
に駆動されるエンジン駆動用補機78がある。エンジン
駆動用補機78には、内燃機関12を始動するために用
いられるスターターの他、内燃機関12の駆動状態を維
持するために用いられる前記アクチュエータ30〜3
4、イグナイタ、ディストリビュータ、EFIコンピュ
ータ等の各種の部品が含まれる。蓄電装置46は、エン
ジン駆動車両に広く用いられているものと同じ電圧(例
えば12V)で、請求項3の第2蓄電装置に相当する。
【0028】また、機械的補機には、内燃機関12に連
結された補機51、電動モータ14に連結された補機5
2、および電動モータ54に連結された補機56があ
る。補機51および52は、それぞれ内燃機関12およ
び電動モータ14により駆動できる他、クラッチ22を
繋げば何れも内燃機関12,電動モータ14の双方によ
り駆動できる。電動モータ54は蓄電装置46の放電出
力により駆動されているから、補機56は内燃機関1
2、電動モータ14およびクラッチ22の状態如何によ
らず駆動できる。図中、電動モータ制御装置58はコン
トローラ50の制御の下に電動モータ54の出力を制御
する。
結された補機51、電動モータ14に連結された補機5
2、および電動モータ54に連結された補機56があ
る。補機51および52は、それぞれ内燃機関12およ
び電動モータ14により駆動できる他、クラッチ22を
繋げば何れも内燃機関12,電動モータ14の双方によ
り駆動できる。電動モータ54は蓄電装置46の放電出
力により駆動されているから、補機56は内燃機関1
2、電動モータ14およびクラッチ22の状態如何によ
らず駆動できる。図中、電動モータ制御装置58はコン
トローラ50の制御の下に電動モータ54の出力を制御
する。
【0029】コントローラ50はCPU,RAM,RO
M等を有するマイクロコンピュータを含んで構成され、
予め設定されたプログラムに従って信号処理を実行する
ようになっており、例えば内燃機関12のみを動力源と
して走行するICE単独モード、電動モータ14のみを
動力源として走行する電動モータ単独モード、内燃機関
12および電動モータ14の両方を動力源として走行す
るICE・電動モータ併用モード、内燃機関12により
電動モータ14を回転駆動して発電させながら走行する
発電モードの4つの走行モードで走行させる。
M等を有するマイクロコンピュータを含んで構成され、
予め設定されたプログラムに従って信号処理を実行する
ようになっており、例えば内燃機関12のみを動力源と
して走行するICE単独モード、電動モータ14のみを
動力源として走行する電動モータ単独モード、内燃機関
12および電動モータ14の両方を動力源として走行す
るICE・電動モータ併用モード、内燃機関12により
電動モータ14を回転駆動して発電させながら走行する
発電モードの4つの走行モードで走行させる。
【0030】ICE単独モード,電動モータ単独モー
ド,および併用モードは、例えば燃料消費量や排出ガス
量などが少なくなるように回転速度やトルクなどに応じ
て設定され、低負荷領域では電動モータ単独モード、中
負荷領域ではICE単独モード、高負荷領域では併用モ
ードで走行するように、予め要求トルクおよび回転速度
などをパラメータとする動力源切換マップなどで領域が
定められている。図4はその一例で、E1 が電動モータ
単独モードの運転領域、E2 がICE単独モードの運転
領域、E3 が併用モードの運転領域である。
ド,および併用モードは、例えば燃料消費量や排出ガス
量などが少なくなるように回転速度やトルクなどに応じ
て設定され、低負荷領域では電動モータ単独モード、中
負荷領域ではICE単独モード、高負荷領域では併用モ
ードで走行するように、予め要求トルクおよび回転速度
などをパラメータとする動力源切換マップなどで領域が
定められている。図4はその一例で、E1 が電動モータ
単独モードの運転領域、E2 がICE単独モードの運転
領域、E3 が併用モードの運転領域である。
【0031】上記ICE単独モード、ICE・電動モー
タ併用モード、発電モードにおける内燃機関12は、車
両停止時であってもクラッチ22を解放するか変速機1
6をニュートラルとすることにより、必要に応じて作動
状態(回転状態)が維持される。また、電動モータ単独
モードではクラッチ22が解放される。なお、電動モー
タ14は内燃機関12を始動するスタータとして用いる
ことも可能で、クラッチ22を接続した上で電動モータ
14を作動させて内燃機関12を回転駆動すれば良い。
タ併用モード、発電モードにおける内燃機関12は、車
両停止時であってもクラッチ22を解放するか変速機1
6をニュートラルとすることにより、必要に応じて作動
状態(回転状態)が維持される。また、電動モータ単独
モードではクラッチ22が解放される。なお、電動モー
タ14は内燃機関12を始動するスタータとして用いる
ことも可能で、クラッチ22を接続した上で電動モータ
14を作動させて内燃機関12を回転駆動すれば良い。
【0032】上記コントローラ50には、シフトポジシ
ョンスイッチ44からシフトレバー40のシフトポジシ
ョンを表す信号が供給され、車速/車輪速センサ28か
ら車速/車輪速を表す信号が供給され、発進/パワーモ
ードスイッチ60からON・OFF信号が供給される。
発進/パワーモードスイッチ60は車両乗員によってO
N・OFFされるスイッチで、例えば坂道発進したり他
の車両を牽引したり車載重量が重い場合など、高トルク
を必要とすることが予め判っている場合などにON操作
される。この他、車載重量信号、路面勾配信号、牽引重
量信号、高速道進入信号、外気温信号、室内温信号や、
エンジン回転速度NE 、モータ回転速度NM 、エンジン
トルク、モータトルク、変速機16の出力回転速度
NO 、各蓄電装置の蓄電量SOCなどを表す信号が、各
種の検出手段などから供給される。
ョンスイッチ44からシフトレバー40のシフトポジシ
ョンを表す信号が供給され、車速/車輪速センサ28か
ら車速/車輪速を表す信号が供給され、発進/パワーモ
ードスイッチ60からON・OFF信号が供給される。
発進/パワーモードスイッチ60は車両乗員によってO
N・OFFされるスイッチで、例えば坂道発進したり他
の車両を牽引したり車載重量が重い場合など、高トルク
を必要とすることが予め判っている場合などにON操作
される。この他、車載重量信号、路面勾配信号、牽引重
量信号、高速道進入信号、外気温信号、室内温信号や、
エンジン回転速度NE 、モータ回転速度NM 、エンジン
トルク、モータトルク、変速機16の出力回転速度
NO 、各蓄電装置の蓄電量SOCなどを表す信号が、各
種の検出手段などから供給される。
【0033】上記車載重量信号は例えば重量センサ62
から得られる信号であり、車両、乗員、荷物などの重量
または合計重量を示している。路面勾配信号は勾配セン
サ64やナビゲーションシステム66から得られる信号
であり、車両の現在地点または間もなく通過するであろ
う地点の路面勾配を表している。特に、勾配センサ64
を利用した場合には現在地点の路面勾配を得ることがで
き、ナビゲーションシステム66を利用した場合には現
在地点の路面勾配および/または間もなく通過するであ
ろう地点の路面勾配を得ることができる。牽引重量信号
は牽引センサ68により得られ、自車が牽引している他
車の重量を表している。当該他車から通信により入力し
ても良い。高速道進入信号は、ナビゲーションシステム
66から得られる信号であり、車両が高速道に進入した
こと、進入しつつあること、或いは間もなく進入するこ
とを表している。外気温信号および室内温信号は、それ
ぞれ外気温センサ70、室内温センサ72から得られる
信号であり、車両の外および車室内の温度を表してい
る。なお、ナビゲーションシステム66は、路面勾配信
号、高速道進入信号等の外部信号を、内蔵する地図デー
タベース上の地図情報に基づき、或いは路側・ゲートの
ビーコン、VICS等のインフラストラクチャからの情
報に基づいて生成している。
から得られる信号であり、車両、乗員、荷物などの重量
または合計重量を示している。路面勾配信号は勾配セン
サ64やナビゲーションシステム66から得られる信号
であり、車両の現在地点または間もなく通過するであろ
う地点の路面勾配を表している。特に、勾配センサ64
を利用した場合には現在地点の路面勾配を得ることがで
き、ナビゲーションシステム66を利用した場合には現
在地点の路面勾配および/または間もなく通過するであ
ろう地点の路面勾配を得ることができる。牽引重量信号
は牽引センサ68により得られ、自車が牽引している他
車の重量を表している。当該他車から通信により入力し
ても良い。高速道進入信号は、ナビゲーションシステム
66から得られる信号であり、車両が高速道に進入した
こと、進入しつつあること、或いは間もなく進入するこ
とを表している。外気温信号および室内温信号は、それ
ぞれ外気温センサ70、室内温センサ72から得られる
信号であり、車両の外および車室内の温度を表してい
る。なお、ナビゲーションシステム66は、路面勾配信
号、高速道進入信号等の外部信号を、内蔵する地図デー
タベース上の地図情報に基づき、或いは路側・ゲートの
ビーコン、VICS等のインフラストラクチャからの情
報に基づいて生成している。
【0034】上記コントローラ50にはまた、エンジン
水温を表す信号がエンジン水温センサ74から供給され
るとともに、空調設備としてのエアコン76からON・
OFF信号や設定温度を表す信号が供給される。エアコ
ン76のON・OFF信号は、エアコン76の作動のO
N・OFFを表す信号で、乗員によって操作されるスイ
ッチから供給される。また、設定温度は、車室内の温度
として乗員によって設定された温度で、エアコン76は
車室内の温度すなわち前記室内温信号が表す室内温度が
設定温度となるように冷暖房を制御する。室内温度が設
定温度より低くて暖房が必要な時には、内燃機関12の
周辺の暖気をファンなどでダクトを介して車室内へ取り
込むようになっている。
水温を表す信号がエンジン水温センサ74から供給され
るとともに、空調設備としてのエアコン76からON・
OFF信号や設定温度を表す信号が供給される。エアコ
ン76のON・OFF信号は、エアコン76の作動のO
N・OFFを表す信号で、乗員によって操作されるスイ
ッチから供給される。また、設定温度は、車室内の温度
として乗員によって設定された温度で、エアコン76は
車室内の温度すなわち前記室内温信号が表す室内温度が
設定温度となるように冷暖房を制御する。室内温度が設
定温度より低くて暖房が必要な時には、内燃機関12の
周辺の暖気をファンなどでダクトを介して車室内へ取り
込むようになっている。
【0035】上記コントローラ50には更に、内燃機関
12や電動モータ14の作動を可能とする(シフトレバ
ー40の操作やアクセル操作で駆動できる状態)ための
始動信号が始動スイッチ138から供給されるととも
に、車両の衝突を表す信号が衝突検知センサ136から
供給されている。衝突検知センサ136は、例えば加速
度センサなどによって構成することもできるが、エアバ
ッグシステムなどから衝突信号を取り込むものでも良
い。また、車両の横転などを検出するものでも良い。
12や電動モータ14の作動を可能とする(シフトレバ
ー40の操作やアクセル操作で駆動できる状態)ための
始動信号が始動スイッチ138から供給されるととも
に、車両の衝突を表す信号が衝突検知センサ136から
供給されている。衝突検知センサ136は、例えば加速
度センサなどによって構成することもできるが、エアバ
ッグシステムなどから衝突信号を取り込むものでも良
い。また、車両の横転などを検出するものでも良い。
【0036】図3は、上記コントローラ50による一連
の信号処理のうち、運転状態に応じて前記各走行モード
を切り換える部分のフローチャートであり、所定のサイ
クルタイムで繰り返し実行される。ステップS1では、
発進/パワーモードスイッチ60のON・OFF信号、
エアコン76のON・OFF信号など前述した各種の信
号を読み込み、ステップS2では車室内の暖房のために
内燃機関12を作動させる必要があるか否かを判断す
る。
の信号処理のうち、運転状態に応じて前記各走行モード
を切り換える部分のフローチャートであり、所定のサイ
クルタイムで繰り返し実行される。ステップS1では、
発進/パワーモードスイッチ60のON・OFF信号、
エアコン76のON・OFF信号など前述した各種の信
号を読み込み、ステップS2では車室内の暖房のために
内燃機関12を作動させる必要があるか否かを判断す
る。
【0037】このステップS2の判断がYES、すなわ
ち暖房のために内燃機関12を作動させる必要がある場
合はステップS7を実行するが、そうでない場合にはス
テップS3を実行する。ステップS3では、発進/パワ
ーモードスイッチ60がONか否かを判断し、NOすな
わちOFFの場合にはステップS4を実行し、前記ナビ
ゲーションシステム66によって得られる情報等に基づ
いて近い将来の車両負荷/電動モータ負荷を予測する。
ち暖房のために内燃機関12を作動させる必要がある場
合はステップS7を実行するが、そうでない場合にはス
テップS3を実行する。ステップS3では、発進/パワ
ーモードスイッチ60がONか否かを判断し、NOすな
わちOFFの場合にはステップS4を実行し、前記ナビ
ゲーションシステム66によって得られる情報等に基づ
いて近い将来の車両負荷/電動モータ負荷を予測する。
【0038】次のステップS5では、その予測した負荷
が予め定められた高負荷領域か否かを判断し、高負荷領
域でなければステップS6で、アクセル操作量やブレー
キ踏力により与えられる運転者からの要求、各種補機の
動作状態、各蓄電装置の蓄電量SOCなどに基づいて、
例えば図4の動力源切換マップを基本として車両の走行
モードを決定し、ステップS9ではその決定された走行
モードに応じてステップS10〜S13の何れかを実行
させる。すなわち、電動モータ単独モードであればステ
ップS10で電動モータ14を作動させ、ICE単独モ
ードであればステップS11で内燃機関12を作動さ
せ、併用モードであればステップS12で内燃機関12
および電動モータ14の両方を作動させ、発電モードで
あればステップS13で内燃機関12を作動させて走行
するとともに電動モータ14を回生制動して発電する。
が予め定められた高負荷領域か否かを判断し、高負荷領
域でなければステップS6で、アクセル操作量やブレー
キ踏力により与えられる運転者からの要求、各種補機の
動作状態、各蓄電装置の蓄電量SOCなどに基づいて、
例えば図4の動力源切換マップを基本として車両の走行
モードを決定し、ステップS9ではその決定された走行
モードに応じてステップS10〜S13の何れかを実行
させる。すなわち、電動モータ単独モードであればステ
ップS10で電動モータ14を作動させ、ICE単独モ
ードであればステップS11で内燃機関12を作動さ
せ、併用モードであればステップS12で内燃機関12
および電動モータ14の両方を作動させ、発電モードで
あればステップS13で内燃機関12を作動させて走行
するとともに電動モータ14を回生制動して発電する。
【0039】前記ステップS2、S3、およびS5の何
れかの判断がYESの場合にはステップS7を実行し、
内燃機関12を始動してアイドル状態とした後、ステッ
プS8で前記ステップS6と同様にして走行モードを決
定し、ステップS9以下を実行する。この場合に、前記
図4の運転領域E1 は電動モータ単独モードであるが、
ステップS7で内燃機関12が作動させられることによ
って併用モードとなり、ステップS12ではクラッチ2
2を解放したまま内燃機関12をアイドル状態で作動さ
せる。
れかの判断がYESの場合にはステップS7を実行し、
内燃機関12を始動してアイドル状態とした後、ステッ
プS8で前記ステップS6と同様にして走行モードを決
定し、ステップS9以下を実行する。この場合に、前記
図4の運転領域E1 は電動モータ単独モードであるが、
ステップS7で内燃機関12が作動させられることによ
って併用モードとなり、ステップS12ではクラッチ2
2を解放したまま内燃機関12をアイドル状態で作動さ
せる。
【0040】また、上記ステップS7では、車両停止時
であってもクラッチ22を解放して内燃機関12をアイ
ドル状態で作動させる。なお、このステップS7は、電
動モータ単独モードである前記ステップS10に続いて
実行するステップS14の判断がYESの場合、すなわ
ちアクセル操作量の変化率が大きい場合にも実行され
る。
であってもクラッチ22を解放して内燃機関12をアイ
ドル状態で作動させる。なお、このステップS7は、電
動モータ単独モードである前記ステップS10に続いて
実行するステップS14の判断がYESの場合、すなわ
ちアクセル操作量の変化率が大きい場合にも実行され
る。
【0041】このように、本実施例ではスイッチ60の
ON状態を検出し、これに応じて内燃機関12を予めア
イドル状態(待機運転)としているため、その後の運転
者のアクセル操作に応じて速やかに内燃機関12を動力
源とする走行状態へ移行できる。また、アクセル操作量
の変化率が大きい場合も予め内燃機関12をアイドル状
態とするため、各瞬間瞬間における運転者の急加速意志
等に迅速に応えることができる。更に、内燃機関12を
作動させない限り駆動輪20に十分な出力を供給できな
いとき、すなわち近い将来の車両負荷が大きい場合も、
同様に内燃機関12をアイドル状態とするため、急発
進、坂道発進等の際に必要なトルクを直ちに発生させる
ことができ、トルク不足が解消する。また、内燃機関1
2を運転しない限り補機52(例えばエアコン76な
ど)に十分な出力を供給できないとき、すなわち近い将
来の電動モータ負荷が大きい場合も、同様に内燃機関1
2をアイドル状態とするため、補機52の出力不足によ
る車内居住環境の悪化等を防ぐことができる。
ON状態を検出し、これに応じて内燃機関12を予めア
イドル状態(待機運転)としているため、その後の運転
者のアクセル操作に応じて速やかに内燃機関12を動力
源とする走行状態へ移行できる。また、アクセル操作量
の変化率が大きい場合も予め内燃機関12をアイドル状
態とするため、各瞬間瞬間における運転者の急加速意志
等に迅速に応えることができる。更に、内燃機関12を
作動させない限り駆動輪20に十分な出力を供給できな
いとき、すなわち近い将来の車両負荷が大きい場合も、
同様に内燃機関12をアイドル状態とするため、急発
進、坂道発進等の際に必要なトルクを直ちに発生させる
ことができ、トルク不足が解消する。また、内燃機関1
2を運転しない限り補機52(例えばエアコン76な
ど)に十分な出力を供給できないとき、すなわち近い将
来の電動モータ負荷が大きい場合も、同様に内燃機関1
2をアイドル状態とするため、補機52の出力不足によ
る車内居住環境の悪化等を防ぐことができる。
【0042】次に、本発明が適用された本実施例の特徴
部分を説明する。図5は、図1の蓄電装置26とM/G
制御装置24との接続関係を説明するための拡大図であ
る。図5において、蓄電装置26とM/G制御装置24
との間には、マニュアルカットスイッチ130、自動カ
ットスイッチ132とが直列接続されており、自動カッ
トスイッチ132にはマニュアル解除スイッチ134が
並列接続されている。
部分を説明する。図5は、図1の蓄電装置26とM/G
制御装置24との接続関係を説明するための拡大図であ
る。図5において、蓄電装置26とM/G制御装置24
との間には、マニュアルカットスイッチ130、自動カ
ットスイッチ132とが直列接続されており、自動カッ
トスイッチ132にはマニュアル解除スイッチ134が
並列接続されている。
【0043】マニュアルカットスイッチ130は、手動
操作によって蓄電装置26とM/G制御装置24とを結
ぶ回路を強制遮断(OFF)できるスイッチであり、前
記手動式強制遮断手段に対応している。自動カットスイ
ッチ132は、衝突検知センサ136から入力される信
号に基づいてコントローラ50によりコイルの励磁状態
が切り換えられて蓄電装置26とM/G制御装置24と
を結ぶ回路を自動的に接続(ON)または遮断(OF
F)するリレースイッチであり、衝突検知センサ136
と共に前記危険時強制遮断手段に対応している。マニュ
アル解除スイッチ134は、自動カットスイッチ132
により遮断(OFF)された蓄電装置26とM/G制御
装置24とを結ぶ回路を手動操作によって接続(ON)
できるスイッチであり、前記手動式解除手段に対応して
いる。マニュアルカットスイッチ130やマニュアル解
除スイッチ134は、例えば運転席近傍のインストルメ
ントパネルなどに配設されるが、必要に応じて車両外部
から操作できる位置に配置することも可能である。
操作によって蓄電装置26とM/G制御装置24とを結
ぶ回路を強制遮断(OFF)できるスイッチであり、前
記手動式強制遮断手段に対応している。自動カットスイ
ッチ132は、衝突検知センサ136から入力される信
号に基づいてコントローラ50によりコイルの励磁状態
が切り換えられて蓄電装置26とM/G制御装置24と
を結ぶ回路を自動的に接続(ON)または遮断(OF
F)するリレースイッチであり、衝突検知センサ136
と共に前記危険時強制遮断手段に対応している。マニュ
アル解除スイッチ134は、自動カットスイッチ132
により遮断(OFF)された蓄電装置26とM/G制御
装置24とを結ぶ回路を手動操作によって接続(ON)
できるスイッチであり、前記手動式解除手段に対応して
いる。マニュアルカットスイッチ130やマニュアル解
除スイッチ134は、例えば運転席近傍のインストルメ
ントパネルなどに配設されるが、必要に応じて車両外部
から操作できる位置に配置することも可能である。
【0044】また、自動カットスイッチ132は、蓄電
装置26を強制遮断した状態において内燃機関12や電
動モータ14の作動を可能とするための始動スイッチ1
38からON信号が入力されると、コントローラ50に
よりコイルの励磁状態が切り換えられて蓄電装置26と
M/G制御装置24とを結ぶ回路を自動的に接続(O
N)するように構成されている。この場合の始動スイッ
チ138は、前記手動式解除手段に対応している。
装置26を強制遮断した状態において内燃機関12や電
動モータ14の作動を可能とするための始動スイッチ1
38からON信号が入力されると、コントローラ50に
よりコイルの励磁状態が切り換えられて蓄電装置26と
M/G制御装置24とを結ぶ回路を自動的に接続(O
N)するように構成されている。この場合の始動スイッ
チ138は、前記手動式解除手段に対応している。
【0045】図6は、上記のように始動スイッチ138
のON操作で自動カットスイッチ132を自動復帰させ
る制御作動を説明するフローチャートである。
のON操作で自動カットスイッチ132を自動復帰させ
る制御作動を説明するフローチャートである。
【0046】図6において、ステップSA1では、コン
トローラ50により本制御作動のための各種の入力信号
が順次処理される。次にステップSA2では、強制遮断
後に始動スイッチ138が再度ON操作されたか否かが
判断される。この判断が否定された場合はステップSA
5以下が実行されるが、この判断が肯定された場合はス
テップSA3において、自動カットスイッチ132が自
動的に接続(ON)される。
トローラ50により本制御作動のための各種の入力信号
が順次処理される。次にステップSA2では、強制遮断
後に始動スイッチ138が再度ON操作されたか否かが
判断される。この判断が否定された場合はステップSA
5以下が実行されるが、この判断が肯定された場合はス
テップSA3において、自動カットスイッチ132が自
動的に接続(ON)される。
【0047】次にステップSA4では、フラグが0に設
定される。続いてステップSA5では、フラグが1に設
定されているか否かが判断される。この判断が肯定され
た場合、すなわち自動カットスイッチ132が遮断(O
FF)されている場合には、ステップSA7以下が実行
されるが、この判断が否定された場合、すなわち自動カ
ットスイッチ132が接続(ON)されている場合に
は、ステップSA6において、衝突検知センサ136か
ら衝突を表す信号が入力されたか否かが判断される。
定される。続いてステップSA5では、フラグが1に設
定されているか否かが判断される。この判断が肯定され
た場合、すなわち自動カットスイッチ132が遮断(O
FF)されている場合には、ステップSA7以下が実行
されるが、この判断が否定された場合、すなわち自動カ
ットスイッチ132が接続(ON)されている場合に
は、ステップSA6において、衝突検知センサ136か
ら衝突を表す信号が入力されたか否かが判断される。
【0048】このステップSA6の判断が否定された場
合は、本ルーチンは終了させられるが、この判断が肯定
された場合は、ステップSA7において、自動カットス
イッチ132が自動的に遮断(OFF)される。続い
て、ステップSA8ではフラグが1に設定される。
合は、本ルーチンは終了させられるが、この判断が肯定
された場合は、ステップSA7において、自動カットス
イッチ132が自動的に遮断(OFF)される。続い
て、ステップSA8ではフラグが1に設定される。
【0049】上述のように本実施例によれば、車両が事
故などを起こして衝突検知センサ136から衝突を表す
信号が入力された場合には、自動カットスイッチ132
により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24とを
結ぶ回路が自動的に遮断(OFF)されるため、電気系
統の破損などに起因して蓄電装置26から高電圧の電気
が漏出することが阻止され、二次的な被害の拡がりが防
止される。
故などを起こして衝突検知センサ136から衝突を表す
信号が入力された場合には、自動カットスイッチ132
により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24とを
結ぶ回路が自動的に遮断(OFF)されるため、電気系
統の破損などに起因して蓄電装置26から高電圧の電気
が漏出することが阻止され、二次的な被害の拡がりが防
止される。
【0050】一方、このように自動カットスイッチ13
2により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24と
を結ぶ回路が自動的に遮断(OFF)されても、マニュ
アル解除スイッチ134によっていつでも手動操作でそ
の強制遮断を解除できるため、運転者の要求に応じてい
つでも車両を走行させることが可能となる。
2により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24と
を結ぶ回路が自動的に遮断(OFF)されても、マニュ
アル解除スイッチ134によっていつでも手動操作でそ
の強制遮断を解除できるため、運転者の要求に応じてい
つでも車両を走行させることが可能となる。
【0051】また、このように自動カットスイッチ13
2により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24と
が自動的に遮断(OFF)されても、内燃機関12や電
動モータ14の作動を可能とするために始動スイッチ1
38をONすることによってその強制遮断が解除される
ため、運転者の要求に応じていつでも車両を走行させる
ことが可能となる。
2により高電圧の蓄電装置26とM/G制御装置24と
が自動的に遮断(OFF)されても、内燃機関12や電
動モータ14の作動を可能とするために始動スイッチ1
38をONすることによってその強制遮断が解除される
ため、運転者の要求に応じていつでも車両を走行させる
ことが可能となる。
【0052】また、このように自動カットスイッチ13
2により高電圧の蓄電装置26が自動的に遮断(OF
F)されても、エンジン駆動用補機78に電力供給する
低電圧の蓄電装置46は遮断(OFF)されないため、
運転者の要求に応じていつでもエンジン12により車両
を走行させることが可能となる。また、遮断(OFF)
されない蓄電装置46は低電圧であるため、事故時に蓄
電装置46から漏電したとしても修理対象部品が増加す
る心配はない。
2により高電圧の蓄電装置26が自動的に遮断(OF
F)されても、エンジン駆動用補機78に電力供給する
低電圧の蓄電装置46は遮断(OFF)されないため、
運転者の要求に応じていつでもエンジン12により車両
を走行させることが可能となる。また、遮断(OFF)
されない蓄電装置46は低電圧であるため、事故時に蓄
電装置46から漏電したとしても修理対象部品が増加す
る心配はない。
【0053】また、マニュアルカットスイッチ130に
よっていつでも手動操作で電動モータ14に電力供給す
る高電圧の蓄電装置26を遮断(OFF)することがで
きるため、高電圧の蓄電装置26から漏電して修理対象
部品が増加することを、運転者の判断で確実に防止する
ことができる。これは、電気系統に異常が生じたにも拘
らず衝突検知センサ136が反応しなかった場合などに
有効である。
よっていつでも手動操作で電動モータ14に電力供給す
る高電圧の蓄電装置26を遮断(OFF)することがで
きるため、高電圧の蓄電装置26から漏電して修理対象
部品が増加することを、運転者の判断で確実に防止する
ことができる。これは、電気系統に異常が生じたにも拘
らず衝突検知センサ136が反応しなかった場合などに
有効である。
【0054】なお、上記フローチャートでは、一旦始動
スイッチ138がON操作されるとフラグが0となり、
その後始動スイッチ138をOFF操作しても自動カッ
トスイッチ132の接続状態が維持されるが、始動スイ
ッチ138のON・OFF操作に伴って自動カットスイ
ッチ132もON(接続)、OFF(遮断)するように
構成することも可能である。その場合は、始動スイッチ
138のON操作に伴う自動カットスイッチ132の自
動復帰(接続)で何等かの異常が発見された場合、始動
スイッチ138をOFF操作するだけで蓄電装置26を
速やかに遮断できる。
スイッチ138がON操作されるとフラグが0となり、
その後始動スイッチ138をOFF操作しても自動カッ
トスイッチ132の接続状態が維持されるが、始動スイ
ッチ138のON・OFF操作に伴って自動カットスイ
ッチ132もON(接続)、OFF(遮断)するように
構成することも可能である。その場合は、始動スイッチ
138のON操作に伴う自動カットスイッチ132の自
動復帰(接続)で何等かの異常が発見された場合、始動
スイッチ138をOFF操作するだけで蓄電装置26を
速やかに遮断できる。
【0055】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0056】例えば、前記図2に示されている動力伝達
装置104はあくまでも一例であり、変速機構などは適
宜変更され得るとともに、FR(フロントエンジン・リ
ヤドライブ)型の電気自動車にも同様に適用され得る。
装置104はあくまでも一例であり、変速機構などは適
宜変更され得るとともに、FR(フロントエンジン・リ
ヤドライブ)型の電気自動車にも同様に適用され得る。
【0057】また、前記実施例では電動モータ14が発
電機を兼ねていたが、電動モータ14とは別個に発電機
を設けることもできる。
電機を兼ねていたが、電動モータ14とは別個に発電機
を設けることもできる。
【0058】また、前記実施例では電動モータ14が1
個であったが、電動モータ14を駆動輪毎に有するもの
など、本発明は種々の電気自動車に適用できる。
個であったが、電動モータ14を駆動輪毎に有するもの
など、本発明は種々の電気自動車に適用できる。
【0059】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明の一実施例である電気自動車の駆動制御
装置の構成を説明するブロック線図である。
装置の構成を説明するブロック線図である。
【図2】図1の駆動制御装置における変速機および差動
装置の具体例を示す図である。
装置の具体例を示す図である。
【図3】図1の駆動制御装置において走行モードを切り
換える際の作動を説明するフローチャートである。
換える際の作動を説明するフローチャートである。
【図4】図1の実施例における各走行モードの運転領域
の一例を説明する図である。
の一例を説明する図である。
【図5】図1の蓄電装置とM/G制御装置との接続関係
を説明するための拡大図である。
を説明するための拡大図である。
【図6】図5の自動カットスイッチ132を始動スイッ
チの操作で自動復帰させる際の制御作動を説明するフロ
ーチャートである。
チの操作で自動復帰させる際の制御作動を説明するフロ
ーチャートである。
12:内燃機関(エンジン) 14:電動モータ 50:コントローラ 26:蓄電装置(第1蓄電装置) 46:蓄電装置(第2蓄電装置) 130:マニュアルカットスイッチ(手動式強制遮断手
段) 132:自動カットスイッチ(危険時強制遮断手段) 134:マニュアル解除スイッチ(手動式解除手段) 136:衝突検知センサ(危険時強制遮断手段) 138:始動スイッチ(手動式解除手段)
段) 132:自動カットスイッチ(危険時強制遮断手段) 134:マニュアル解除スイッチ(手動式解除手段) 136:衝突検知センサ(危険時強制遮断手段) 138:始動スイッチ(手動式解除手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 祐志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三上 強 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 電気エネルギーで作動する電動モータを
車両走行時の動力源として備えていると共に、該電動モ
ータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有する電気自動
車において、 車両が所定の危険状態となった場合に前記蓄電装置を自
動的に強制遮断する危険時強制遮断手段と、 該危険時強制遮断手段により前記蓄電装置が強制遮断さ
れている場合に、手動操作によってその強制遮断を解除
できる手動式解除手段とを有することを特徴とする電気
自動車。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記手動式解除手段は、前記電動モータの作動を可能と
するための始動スイッチであることを特徴とする電気自
動車。 - 【請求項3】 電気エネルギーで作動する電動モータ
と、燃料の燃焼によって作動するエンジンとを車両走行
時の動力源として備えている一方、 該電動モータに電力供給する高電圧の第1蓄電装置と、 該エンジンを駆動するためのエンジン駆動用補機に電力
供給する低電圧の第2蓄電装置とを有する電気自動車に
おいて、 車両が所定の危険状態となった場合に、前記第2蓄電装
置を遮断することなく前記第1蓄電装置を自動的に強制
遮断する危険時強制遮断手段を有することを特徴とする
電気自動車。 - 【請求項4】 電気エネルギーで作動する電動モータを
車両走行時の動力源として備えていると共に、該電動モ
ータに電力供給する高電圧の蓄電装置を有する電気自動
車において、 車両が所定の危険状態となった場合に前記蓄電装置を自
動的に強制遮断する危険時強制遮断手段と、 前記蓄電装置を手動操作によって強制遮断できる手動式
強制遮断手段とを有することを特徴とする電気自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8244939A JPH1094101A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8244939A JPH1094101A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094101A true JPH1094101A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17126219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8244939A Pending JPH1094101A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1094101A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003009304A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Mitsubishi Motors Corp | 自動車の高電圧系遮断装置 |
US7053588B2 (en) | 2004-11-04 | 2006-05-30 | Panasonic Ev Energy Co., Ltd. | Power supply controller, electric vehicle and battery control unit |
WO2008117391A1 (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Pioneer Corporation | 音響制御装置、音響制御方法、音響制御プログラム、および記録媒体 |
US7471012B2 (en) | 2004-10-08 | 2008-12-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Power supply apparatus for vehicle |
US7614651B2 (en) | 2004-08-27 | 2009-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor vehicle capable of preventing malfunction and interrupting high-voltage system when accident occurs |
KR100957274B1 (ko) | 2008-04-21 | 2010-05-12 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 보조 부하 보상 방법 |
JP2013251261A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Emerald Battery Technologies Co Ltd | バッテリ監視装置、バッテリシステム、およびバッテリモジュールを監視する方法 |
KR101382849B1 (ko) * | 2008-05-28 | 2014-04-10 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량 사고시 발전기 제어 방법 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8244939A patent/JPH1094101A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4631217B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2011-02-16 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動車の高電圧系遮断装置 |
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