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JP2007232108A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置 Download PDF

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JP2007232108A
JP2007232108A JP2006055434A JP2006055434A JP2007232108A JP 2007232108 A JP2007232108 A JP 2007232108A JP 2006055434 A JP2006055434 A JP 2006055434A JP 2006055434 A JP2006055434 A JP 2006055434A JP 2007232108 A JP2007232108 A JP 2007232108A
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Yoshio Ito
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】変速機のより適正な切り換え制御を行なうことが可能な車両用駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、車両の走行環境(S105)及び走行制御状態(S101、S103)の少なくともいずれか一方に基づいて、記変速機の変速制御(S102、S104、S107)を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用駆動力制御装置に関し、特に、車モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置に関する。
特開2002−225578号公報(特許文献1)には、以下のハイブリッド車の技術が開示されている。即ち、複数の駆動力源の動力を車輪に伝達する経路の少なくとも一部が共通化されているとともに、前記複数の駆動力源のうちの所定の駆動力源から出力された動力を前記車輪に伝達する経路に、2つの回転部材の間の動力伝達状態を変更する動力伝達状態制御装置が設けられているハイブリッド車において、前記動力伝達状態制御装置が、前記所定の駆動力源以外の駆動力源の動力を前記車輪に伝達する経路以外の経路に配置されている。
上記特許文献1の技術によれば、動力伝達状態制御装置は、ロー状態又はハイ状態に切り換えられ、その切り換えは、車速およびアクセル開度などに基づいて制御される。
特開2002−225578号公報 特開2000−188802号公報
モータを含む内燃機関以外の駆動源と、その駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両において、上記変速機が車速とアクセル開度に基づいて切り換えられる技術が知られている。この場合、車速とアクセル開度に基づいて変速機が切り換えられるため、切り換えを行わない方が良いと考えられる状況であっても切り替えが行われることになり、適正な切り換え制御ができない場合がある。
本発明の目的は、変速機のより適正な切り換え制御を行なうことが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の車両用駆動力制御装置は、モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、車両の走行環境及び走行制御状態の少なくともいずれか一方に基づいて、前記変速機の変速制御を行い、前記車両の走行制御状態が、車両の挙動を安定的にさせるための制御が行われている状態であるときには、前記変速制御として、前記変速機は、低速段から高速段への変速が禁止されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置は、モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、車両の走行環境及び走行制御状態の少なくともいずれか一方に基づいて、前記変速機の変速制御を行い、前記車両の走行環境が、車両の減速が予想される走行環境である場合には、前記変速制御として、前記変速機は、低速段から高速段への変速が禁止されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記変速の禁止は、アクセルが戻されたとき、又は、ブレーキがオンされたときに行なわれることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両用駆動ユニットは、前記モータとして機能するモータ・ジェネレータと、更に内燃機関とを備えてなる、前記駆動源と前記内燃機関のハイブリッド駆動ユニットであり、前記車両の走行環境に基づいて、更に前記内燃機関の作動制御を行なうことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両の走行環境が、アクセルが踏まれると予想される走行環境である場合には、前記内燃機関の作動制御として、前記内燃機関の停止が禁止されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置によれば、変速機のより適正な切り換え制御を行なうことが可能となる。
以下、本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態は、モータ(図3の符号5参照)を含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機(6)とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、車両の走行環境(図1のS105)及び走行制御状態(S101、S103)の少なくともいずれか一方に基づいて、前記変速機の変速制御(S102、S104、S107)を行うものである。これにより、変速機のより適正な切り換え制御を行なうことが可能となる。
本実施形態において、前記車両の走行制御状態が、車両の挙動を安定的にさせるための制御(S101、S103)が行われている状態であるときには、前記変速制御として、前記変速機(6)は、低速段から高速段への変速が禁止される(S102、S104)。
本実施形態において、前記車両の走行環境が、車両の減速が予想される走行環境である場合(S105)には、前記変速制御として、前記変速機は、低速段から高速段への変速が禁止される(S107)。
本実施形態において、前記変速の禁止(S107)は、アクセルが戻されたとき、又は、ブレーキがオンされたとき(ステップS106)に行なわれる。
本実施形態において、前記車両用駆動ユニットは、前記モータとして機能するモータ・ジェネレータ(5)と、更に内燃機関(10)とを備えてなる、前記駆動源と前記内燃機関のハイブリッド駆動ユニットであり、前記車両の走行環境(S108)に基づいて、更に前記内燃機関の作動制御(S109)を行なう。
本実施形態の車両用駆動力制御装置において、前記車両の走行環境が、アクセルが踏まれると予想される走行環境である場合(S108)には、前記内燃機関の作動制御として、前記内燃機関の停止が禁止される(S109)。
本実施形態の車両用駆動力制御装置は、ハイブリッド駆動装置により駆動される車両の駆動力を制御する装置である。以下に説明するハイブリッド駆動装置は、一例として車両に搭載されるものであって、図2に示すように、主動力源1のトルクが出力部材2に伝達され、その出力部材2からデファレンシャル3を介して駆動輪4にトルクが伝達される。一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギーを回収する回生制御の可能なアシスト動力源5が設けられており、このアシスト動力源5が変速機6を介して出力部材2に連結されている。したがってアシスト動力源5と出力部材2との間で伝達するトルクを変速機6で設定する変速比に応じて増減するようになっている。
上記の変速機6は、設定する変速比が“1”以上となるように構成することができ、このように構成することにより、アシスト動力源5でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源5で出力したトルクを増大させて出力部材2に伝達できるので、アシスト動力源5を低容量もしくは小型のものとすることができる。しかしながら、アシスト動力源5の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、例えば車速に応じて出力部材2の回転数が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源5の回転数を低下させる。また、出力部材2の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
上記のハイブリッド駆動装置を更に具体的に説明すると、主動力源1は図3に示すように、内燃機関(以下、エンジンと記す)10と、モータ・ジェネレータ(以下、仮に第1モータ・ジェネレータもしくはMG1と記す)11と、これらエンジン10と第1モータ・ジェネレータ11との間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構12とを主体として構成されている。そのエンジン10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、例えば、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(E−ECU)13によって行なうように構成されている。
また、第1モータ・ジェネレータ11は、一例として同期電動機であって、電動機としての機能と発電機としての機能とを生じるように構成され、インバータ14を介してバッテリーなどの蓄電装置15に接続されている。そして、そのインバータ14を制御することにより、第1モータ・ジェネレータ11の出力トルクあるいは回生トルクを適宜に設定するようになっている。その制御を行なうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG1−ECU)16が設けられている。
さらに、遊星歯車機構12は、外歯歯車であるサンギヤ17と、そのサンギヤ17に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ18と、これらサンギヤ17とリングギヤ18とに噛合しているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリヤ19とを三つの回転要素として差動作用を生じる公知の歯車機構である。前記エンジン10の出力軸がダンパー20を介して第1の回転要素であるキャリヤ19に連結されている。言い換えれば、キャリヤ19が入力要素となっている。
これに対して第2の回転要素であるサンギヤ17に第1モータ・ジェネレータ11が連結されている。したがってサンギヤ17がいわゆる反力要素となっており、また第3の回転要素であるリングギヤ18が出力要素となっている。そして、そのリングギヤ18が出力部材(すなわち出力軸)2に連結されている。
一方、変速機6は、図3に示す例では、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわちそれぞれ外歯歯車である第1サンギヤ21と第2サンギヤ22とが設けられており、その第1サンギヤ21にショートピニオン23が噛合するとともに、そのショートピニオン23がこれより軸長の長いロングピニオン24に噛合し、そのロングピニオン24が前記各サンギヤ21,22と同心円上に配置されたリングギヤ25に噛合している。なお、各ピニオン23,24は、キャリヤ26によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ22がロングピニオン24に噛合している。したがって第1サンギヤ21とリングギヤ25とは、各ピニオン23,24と共にダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、また第2サンギヤ22とリングギヤ25とは、ロングピニオン24と共にシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成している。
そして、第1サンギヤ21を選択的に固定する第1ブレーキB1と、リングギヤ25を選択的に固定する第2ブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、油圧や電磁力などによる係合力に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。さらに、第2サンギヤ22に前述したアシスト動力源5が連結され、またキャリヤ26が前記出力軸2に連結されている。
したがって、上記の変速機6は、第2サンギヤ22がいわゆる入力要素であり、またキャリヤ26が出力要素となっており、第1ブレーキB1を係合させることにより変速比が“1”より大きい高速段が設定され、第1ブレーキB1に替えて第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段が設定されるように構成されている。この各変速段の間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、例えば図7に示すように、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御を行なうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(T−ECU)27が設けられている。
なお、図3に示す例では、アシスト動力源5として、トルクを出力する力行およびエネルギーを回収する回生の可能なモータ・ジェネレータ(以下仮に、第2モータ・ジェネレータもしくはMG2と記す)が採用されている。この第2モータ・ジェネレータ5は、インバータ28を介してバッテリー29に接続されている。そして、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG2−ECU)30によってそのインバータ28を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合におけるトルクを制御するように構成されている。なお、そのバッテリー29および電子制御装置30は、前述した第1モータ・ジェネレータ11についてのインバータ14およびバッテリー(蓄電装置)15と統合することもできる。
上述したトルク合成分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構12についての共線図を示せば、図4のとおりであり、キャリヤ19に入力されるエンジン10の出力するトルクに対して、第1モータ・ジェネレータ11による反力トルクをサンギヤ17に入力すると、出力要素となっているリングギヤ18には、エンジン10から入力されたトルクより大きいトルクが現れる。その場合、第1モータ・ジェネレータ11は、発電機として機能する。また、リングギヤ18の回転数(出力回転数)を一定とした場合、第1モータ・ジェネレータ11の回転数を大小に変化させることにより、エンジン10の回転数を連続的に(無段階に)変化させることができる。すなわち、エンジン10の回転数を例えば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1モータ・ジェネレータ11を制御することによって行なうことができる。なお、この種のハイブリッド形式は、機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
また、変速機6を構成しているラビニョ型遊星歯車機構についての共線図を示せば、図5のとおりである。すなわち第2ブレーキB2によってリングギヤ25を固定すれば、低速段Lが設定され、第2モータ・ジェネレータ5の出力したトルクが変速比に応じて増幅されて出力軸2に付加される。これに対して第1ブレーキB1によって第1サンギヤ21を固定すれば、低速段Lより変速比の小さい高速段Hが設定される。この高速段Hにおける変速比も“1”より大きいので、第2モータ・ジェネレータ5の出力したトルクがその変速比に応じて増大させられて出力軸2に付加される。
なお、各変速段L,Hが定常的に設定されている状態では、出力軸2に付加されるトルクは、第2モータ・ジェネレータ5の出力トルクを変速比に応じて増大させたトルクとなるが、変速過渡状態では各ブレーキB1,B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。また、出力軸2に付加されるトルクは、第2モータ・ジェネレータ5の駆動状態では、正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
E−ECU13、MG1−ECU16、MG2−ECU30及びT−ECU27には、車両の走行環境又は走行状態(走行制御状態・走行支援状態)を検出又は推定する車両状態検出・推定システム100が接続されている。車両状態検出・推定システム100は、ナビゲーションシステム装置95と、前後方カメラ96と、前後方レーダー97と、VSC(vehicle stability control)装置98と、TRC(traction control system)装置99とを備えている。ナビゲーションシステム装置95と、前後方カメラ96と、前後方レーダー97は、主に車両の走行環境を検出又は推定する。VSC装置98及びTRC装置99は、それぞれ車両の走行を支援するために走行制御を行なう車両走行支援装置である。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両の現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両の現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
前後方レーダー97は、車両前部及び車両後部のそれぞれに搭載されたレーザーレーダーセンサ又はミリ波レーダーセンサなどのセンサである。前後方レーダー97は、前方の車両との車間距離及び後方の車両との車間距離をそれぞれ計測したり、自車と前方の車両及び後方の車両のそれぞれとの相対車速を計測する際に用いられる。
VSC装置98は、車両が旋回するときの安定制御装置であり、車両が横滑りを起こしそうな状態(強いオーバーステア又はアンダーステア)をセンサが感知すると自動的に各輪のブレーキ油圧をコントロールし、連動してエンジン出力も最適に制御することにより車両の横滑りを抑制する。
TRC装置99は、滑りやすい路面において電子制御によりエンジンの出力や制動力を制御して、駆動輪の空転を抑制する装置である。
上述したハイブリッド駆動装置は、主動力源1とアシスト動力源5との二つの動力源を備えているので、これらを有効に利用して低燃費で排ガス量の少ない運転がおこなわれる。またエンジン10を駆動する場合であっても、第1モータ・ジェネレータ11によって最適燃費となるようにエンジン10の回転数が制御される。さらに、コースト時には車両の有する慣性エネルギーが電力として回生される。そして、第2モータ・ジェネレータ5を駆動してトルクアシストする場合、車速が遅い状態では変速機6を低速段Lに設定して出力軸2に付加するトルクを大きくし、車速が増大した状態では、変速機6を高速段Hに設定して第2モータ・ジェネレータ5の回転数を相対的に低下させて損失を低減し、効率の良いトルクアシストが実行される。
上述したハイブリッド駆動装置についてのこのような基本的な制御の例を図6にフローチャートで示してある。図6に示す例では、先ず、シフト位置の検出がおこなわれる(ステップS1)。このシフト位置とは、車両を停止状態に維持するパーキングP、後進走行させるリバースR、ニュートラル状態とするニュートラルN、前進走行するためのドライブD、出力軸2の回転数に対してエンジン回転数を相対的に大きく維持して駆動トルクを大きくし、あるいはコースト時に制動力を増大させるエンジンブレーキSなどのシフト装置(図示せず)で選択されている各状態であり、ステップS1ではリバース、ドライブ、エンジンブレーキの各シフト位置を検出する。
ついで、要求駆動力が決定される(ステップS2)。例えば、シフト位置やアクセル開度さらには車速などの車両の走行状態に関する情報ならびに駆動力マップなどの予め記憶している情報に基づいて要求駆動力が決定される。
さらに、走行モードが決定される(ステップS3)。この走行モードとは、第2モータ・ジェネレータ5を動力源とした走行形態(以下、EV走行と記す。)、エンジン10を主たる動力源とした走行形態(以下、エンジン走行と記す。)を意味している。この走行モードは、要求駆動力に加えて、前述したバッテリー15,29の充電量(すなわち充電残量)SOCやバッテリー15,29や各モータ・ジェネレータ5,11などの各部の温度、さらにはハイブリッド駆動装置全体としてフェイルなどの動作状態を考慮して決定(すなわち選択)される。
さらに、上記のステップS2で決定された要求駆動力に基づいて変速段が決定される(ステップS4)。すなわち前述した変速機6で設定すべき変速段が低速段Lあるいは高速段Hに決定される。
その変速機6で設定すべき変速段への変速中か否かが判断される(ステップS5)。この判断は、変速を実行すべきか否かの判断であり、ステップS4で決定された変速段が、その時点に設定されている変速段とは異なっている場合に、ステップS4で肯定的に判断される。
ステップS5で肯定的に判断された場合には、ステップS4で決定された変速段を設定するための変速を実行するように油圧が制御される(ステップS6)。この油圧は、前述した各ブレーキB1,B2の油圧であり、例えば係合側のブレーキについては、係合直前の状態にするために油圧を一次的に増大させるファーストフィルの後に所定の低い油圧に維持する低圧待機の制御をおこない、これに対して解放側のブレーキについては、所定油圧までステップダウンさせた後、第2モータ・ジェネレータ5の回転数に応じて次第に解放させるように油圧を低下させる制御を行なう。
各ブレーキB1,B2の係合圧をこのように制御することにより第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達されるトルクが制限されるので、パワーオン状態では、出力トルクが低下する。そのトルクの低下量は、変速機6におけるブレーキB1,B2のトルク容量に応じたものとなるので、ブレーキトルクが推定される(ステップS7)。これは、各ブレーキB1,B2の油圧指令値に基づいて推定することができる。
推定されたブレーキトルクが出力トルクの低下量に対応しているので、出力トルクの低下を補うための主動力源1によるトルク補償制御量(MG1目標回転数)が求められる(ステップS8)。図3に示すハイブリッド駆動装置では、主動力源1がエンジン10と第1モータ・ジェネレータ11ならびに遊星歯車機構12によって構成されているので、第1モータ・ジェネレータ11のトルクを制御することにより、変速時のトルク補償を行なうことができ、したがってステップS8では第1モータ・ジェネレータ11の補償制御量が求められる。
前述したように変速機6での変速は、各ブレーキB1,B2の係合・解放状態を変化させることにより実行され、その過程では出力軸トルクが低下することがあるので、その出力軸トルクの低下を第2モータ・ジェネレータ5で補償するために第2モータ・ジェネレータ5の出力トルクを一時的に増大させる。そこで、第1モータ・ジェネレータ11の補正制御量の算出と併せて、第2モータ・ジェネレータ5のトルク補正量が求められる(ステップS9)。
ついで、上記のようにして求められた各制御量もしくは補正量が出力される。すなわち上記のステップS6で求められたブレーキ油圧を制御するための指令信号が出力され(ステップS10)、ステップS8で求められたMG1目標回転数を設定する指令信号が出力され(ステップS11)、ステップS9で求められた第2モータ・ジェネレータ5のトルクを設定する指令信号が出力される(ステップS12)。
一方、変速中ではないことによりステップS5で否定的に判断された場合には、定常走行時(非変速時)のブレーキ油圧が算出される(ステップS13)。そのブレーキ油圧は、第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達するトルクに対応したトルク容量を設定するための油圧であり、したがって第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達することが要求されているトルクに基づいて算出することができる。
また、定常走行時の第2モータ・ジェネレータ5のトルクが算出される(ステップS14)。定常走行時には、エンジン10は燃費が良好になるように制御され、その状態での要求駆動力に対する主動力源1の出力の過不足分を第2モータ・ジェネレータ5で補うから、第2モータ・ジェネレータ5のトルクは、エンジン10および第1モータ・ジェネレータ11によって出力されるトルクと要求されているトルクとに基づいて算出することができる。
前述したようにエンジン10の回転数は、第1モータ・ジェネレータ11によって制御することができ、定常走行状態では、最適燃費となるようにエンジン10を運転するので、第1モータ・ジェネレータ11の回転数として、エンジン10の燃費が最適となる回転数が目標として算出される(ステップS15)。
その後、前述したステップS10ないしステップS12に進み、ステップS13で求められたブレーキ油圧を設定するための指令信号、ステップS14で求められた第2モータ・ジェネレータ5のトルクを設定するための指令信号、ステップS15で算出された第1モータ・ジェネレータ11の回転数を設定するための指令信号が、それぞれ出力される。
上記のように、変速機6の各変速段の間での変速は、T−ECU27によって行なわれる。例えば、変速段領域を予め図7に示すようなマップ(変速線図)として定めておき、検出された車速及びアクセル開度に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。上記変速機が車速とアクセル開度に基づいて切り換えられる技術が知られている。この場合、車速とアクセル開度に基づいて変速機6の変速が行われるため、変速を行わない方が良いと考えられる状況であっても変速が行われることになり、適正な変速制御ができない。
そこで、本実施形態では、車両状態検出・推定システム100による情報に基づいて、変速機6の変速を許可してよいか否かを判断することにより、適正な判断を行なうこととしている。以下、図1を参照して、説明する。
先ず、車両状態検出・推定システム100において、VSC装置98からの情報に基づいて、VSCが作動中であるか否かが判定される(ステップS101)。即ち、車両が横滑りを起こしそうな状態であるか否かが判定される。
ステップS101の判定の結果、VSCが作動中であると判定された場合(ステップS101−Y)には、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の変速(低速段Lと高速段Hの間の切り換え)を禁止する(ステップS102)。この場合、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の一切の変速(低速段Lから高速段Hへの変速及び高速段Hから低速段Lへの変速の両方を含む)を禁止する旨の信号(第1変速禁止信号)をT−ECU27、E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30に出力する。
T−ECU27は、その第1変速禁止信号を入力すると、車速やアクセル開度に関わらず、変速機6の一切の変速を実行しない。E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30は、上記第1変速禁止信号に応答して、それぞれ必要に応じた処理を実行する。ステップS102の次に、本制御フローはリターンされる。
一方、ステップS101の判定の結果、VSCが作動中であると判定されない場合(ステップS101−N)には、車両状態検出・推定システム100は、TRC装置99からの情報に基づいて、タイヤが駆動スリップしたか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103の判定の結果、タイヤが駆動スリップしたと判定されれば(ステップS103−Y)、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の低速段Lから高速段Hへの変速を禁止する(ステップS104)。この場合、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の高速段側への変速を禁止する旨の信号(第2変速禁止信号)をT−ECU27、E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30に出力する。
T−ECU27は、その第2変速禁止信号を入力すると、車速やアクセル開度に関わらず、変速機6の高速段側への変速を実行しない。E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30は、上記第2変速禁止信号に応答して、それぞれ必要に応じた処理を実行する。ステップS104の次に、本制御フローはリターンされる。
一方、ステップS103の判定の結果、タイヤが駆動スリップしたと判定されない場合(ステップS103−N)には、車両状態検出・推定システム100は、車両が予め設定された減速する場面にいると予測したか否かが判定する(ステップS105)。
車両状態検出・推定システム100は、ナビゲーションシステム装置95からの情報に基づいて、車両の予め設定された所定距離だけ前方にコーナー、交差点等があるなど車両が減速すると思われる領域にいると判断した場合には、車両が予め設定された減速する場面にいると予測する。また、車両状態検出・推定システム100は、前後方カメラ96からの情報に基づいて、車両の予め設定された所定距離だけ前方に一時停止線がある、又は、車両が自動車専用道路の退出路の手前にいるなど車両が減速すると思われる領域にいると判断した場合には、車両が予め設定された減速する場面にいると予測する。また、車両状態検出・推定システム100は、前後方レーダー97からの情報に基づいて、車両の予め設定された所定距離だけ前方に障害物がある、又は、前方の車両との間の車間距離が予め設定された所定距離以下に減少したなど車両が減速すると思われる領域にいると判断した場合には、車両が予め設定された減速する場面にいると予測する。
上記ステップS105の判定の結果、車両状態検出・推定システム100は、車両が予め設定された減速する場面にいると予測した場合(ステップS105−Y)には、ステップS106において、T−ECU27によって図7の変速線図に基づいて、アクセルの戻し操作中又はブレーキオン操作中に変速機6の低速段Lから高速段Hへの切り換え判断があったか否かを判定する。
そのステップS106の判定の結果、アクセルの戻し操作中又はブレーキオン操作中に変速機6の低速段Lから高速段Hへの切り換え判断があったと判定される場合(ステップS106−Y)には、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の低速段Lから高速段Hへの変速を禁止する(ステップS107)。この場合、車両状態検出・推定システム100は、変速機6の高速段側への変速を禁止する旨の信号(第2変速禁止信号)をT−ECU27、E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30に出力する。
T−ECU27は、その第2変速禁止信号を入力すると、車速やアクセル開度に関わらず、変速機6の高速段側への変速を実行しない。E−ECU13、MG1−ECU16及びMG2−ECU30は、上記第2変速禁止信号に応答して、それぞれ必要に応じた処理を実行する。ステップS107の次に、ステップS108に進む。
上記ステップS106では、図7において例えばB点からA点にアクセルオフされた場合には低速段Lから高速段Hへの切り換え判断が有りと判定される。また、ブレーキオン中であっても実際に制動力が作用するまでに車速が矢印Eに示すように一旦上昇してLo→Hi変速線を跨ぐことがあり、この場合には低速段Lから高速段Hへの切り換え判断が有りと判定される。
一方、上記ステップS105において、車両状態検出・推定システム100により車両が予め設定された減速する場面にいると予測された場合(ステップS105−Y)であっても、アクセル戻し操作又はブレーキオン操作以外、すなわち図7のC点からD点への変化に示すようなアクセルオン操作中にLo→Hi変速線を跨いだ場合(ステップS106−N)には、運転者の意思を優先させて、変速機6の低速段Lから高速段Hへの切り換えの禁止制御(ステップS107)は行なわれない。
上記ステップS105において否定的に判定された場合、上記ステップS106において否定的に判定された場合、又は、ステップS107が行なわれた場合には、ステップS108において、車両状態検出・推定システム100は、予め設定された所定時間(又は所定距離、以下同じ)以内に車両においてアクセルオンがなされる場面であると予測したか否かを判定する。車両状態検出・推定システム100は、ナビゲーションシステム装置95、前後方カメラ96、又は前後方レーダー97からの情報に基づいて、所定時間以内に車両が加速する場面であるか否かを予測する。
上記ステップS108の判定の結果、所定時間以内にアクセルオンがなされる場面であると予測された場合(ステップS108−Y)には、エンジン10の停止が禁止される(ステップS109)。一般にハイブリッド車両では、バッテリ15の充電状態SOCが十分である場合には、アクセルがオフ(全閉)であるときにエンジン10が停止される。エンジン10が停止しているときに、アクセルがオンにされると、再加速性能が良くない。そのため、車両状態検出・推定システム100により、所定時間以内にアクセルオンがなされる場面であると予測された場合(ステップS108−Y)には、エンジン10の停止が禁止され(ステップS109)、アクセルがオンにされたときの再加速性能の低下を未然に抑制している。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)低速段Lと高速段Hの切り換え機構(変速機6)付きのハイブリッド駆動ユニットの制御装置において、車両に搭載されているナビゲーションシステム装置95、前後方カメラ96、前後方レーダー97、VSC装置98及びTRC装置99を含む車両状態検出・推定システム100からの情報を利用して、低速段Lと高速段Hの切り換え判断(ステップS102、ステップS104、ステップS107)及びエンジン10の停止判断(ステップS109)を行なう。これにより、車両周辺の状況(車両の走行環境及び走行制御状態・走行支援状態を含む)に合わせた制駆動力を提供することが可能となる。
(2)アクセルオフ又はブレーキオン中に低速段Lから高速段Hへの変速判断がある場合(ステップS6−Y)に、車両状態検出・推定システム100により車両の減速の必要性が判断された場合(ステップS5−Y、コーナー、交差点、一時停止、自動車専用道路の退出路手前、障害物の検出、車間距離の減少など)には、低速段Lから高速段Hへの切り換えが禁止される(ステップS7)。これにより、不要な低速段Lから高速段Hへの切り換えが防止され、エンジンブレーキ力を確保することができる。
(3)更に、アクセルオフ後、直ぐに加速(アクセルオン)が予測される場合(ステップS8−Y)には、エンジン停止が禁止される(ステップS9)。これにより、再加速性能が向上する。
(4)VSC作動時(ステップS1−Y)には、低速段Lと高速段Hの間の切り換えが禁止される(ステップS2)。車両挙動を安定化させる制御(VSC)が行われているときの無用な駆動力変化の回避が可能となる。
(5)タイヤスリップ時(TRC作動時、ステップS103−Y)には、低速段Lから高速段Hへの切り換えが禁止される(ステップS104)。タイヤスリップ時(TRC時)には、図7の変速線を参照する際に用いられる車速が高速となり、低速段Lから高速段Hへの切り換えが判断される場合があるが、これを禁止するものである。
なお、上記実施形態では、エンジン(内燃機関)とモータ・ジェネレータのハイブリッド駆動ユニットが対象であったが、モータのみによる駆動ユニットにも上記実施形態の内容は適用可能である。即ち、モータと、そのモータの出力を変速させる変速機とを備えた駆動ユニットにおいて、車両に搭載されているナビゲーションシステム装置95、前後方カメラ96、前後方レーダー97、VSC装置98及びTRC装置99を含む車両状態検出・推定システム100からの情報を利用して、低速段Lと高速段Hの切り換え判断(ステップS102、ステップS104、ステップS107)及びエンジン10の停止判断(ステップS109)を行なうことができる。例えば、アクセルオフ又はブレーキオン中に低速段Lから高速段Hへの変速判断がある場合(ステップS6−Y)に、車両状態検出・推定システム100により車両の減速の必要性が判断された場合(ステップS5−Y)には、低速段Lから高速段Hへの切り換えが禁止されることができる(ステップS7)。また、VSC作動時(ステップS1−Y)には、低速段Lと高速段Hの間の切り換えが禁止されることができる(ステップS2)。また、タイヤスリップ時(TRC作動時、ステップS103−Y)には、低速段Lから高速段Hへの切り換えが禁止されることができる(ステップS104)。
また、上記実施形態において、変速機6の変速段は、低速段Lと高速段Hの2段階とされたが、3以上の多段階であってもよい。
本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態に適用されたハイブリッド駆動ユニットの一例を示すブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図3に示す遊星歯車機構についての共線図である。 図3に示す他の遊星歯車機構についての共線図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態による全体的な制御例を説明するための概略的なフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態で用いる変速線図を説明するための図である。
符号の説明
1 主動力源
2 出力軸
5 第2モータ・ジェネレータ
6 変速機
10 内燃機関(エンジン)
11 第1モータ・ジェネレータ
12 遊星歯車機構
13 E-ECU
14 インバータ
15 バッテリー
16 MG1-ECU
27 T-ECU
28 インバータ
29 バッテリー
30 MG2-ECU
95 ナビゲーションシステム装置
96 前後方カメラ
97 前後方レーダー
98 VSC装置
99 TRC装置
100 車両状態検出・推定システム

Claims (5)

  1. モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    車両の走行環境及び走行制御状態の少なくともいずれか一方に基づいて、前記変速機の変速制御を行い、
    前記車両の走行制御状態が、車両の挙動を安定的にさせるための制御が行われている状態であるときには、前記変速制御として、前記変速機は、低速段から高速段への変速が禁止される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. モータを含む内燃機関以外の駆動源と、前記駆動源からの出力を変速させる変速機とを備えた車両用駆動ユニットによる駆動力を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    車両の走行環境及び走行制御状態の少なくともいずれか一方に基づいて、前記変速機の変速制御を行い、
    前記車両の走行環境が、車両の減速が予想される走行環境である場合には、前記変速制御として、前記変速機は、低速段から高速段への変速が禁止される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 請求項2記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記変速の禁止は、アクセルが戻されたとき、又は、ブレーキがオンされたときに行なわれる
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両用駆動ユニットは、前記モータとして機能するモータ・ジェネレータと、更に内燃機関とを備えてなる、前記駆動源と前記内燃機関のハイブリッド駆動ユニットであり、
    前記車両の走行環境に基づいて、更に前記内燃機関の作動制御を行なう
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  5. 請求項4記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両の走行環境が、アクセルが踏まれると予想される走行環境である場合には、前記内燃機関の作動制御として、前記内燃機関の停止が禁止される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
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