JPH1077427A - 水性インク組成物および着色複合体 - Google Patents
水性インク組成物および着色複合体Info
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- JPH1077427A JPH1077427A JP16157897A JP16157897A JPH1077427A JP H1077427 A JPH1077427 A JP H1077427A JP 16157897 A JP16157897 A JP 16157897A JP 16157897 A JP16157897 A JP 16157897A JP H1077427 A JPH1077427 A JP H1077427A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘土系層間化合物であるスメクタイトあるい
はハイドロタルサイトに染料をインターカレーションし
た顔料を用いた、インクジェットプリンタ用水性インク
組成物において、吐出ノズルの目詰まりや粘度上昇等を
防止する。 【解決手段】 スメクタイトにはカチオン系または塩基
性直接染料を、ハイドロタルサイトにはアニオン染料あ
るいは酸性染料をインターカレートし、湿潤剤と浸透剤
を含む水中に分散させる。 【効果】 水性インク組成物を空気中に放置した際の固
形物の析出が防止され、粘度や表面張力が最適値に制御
される。これにより、耐水性にすぐれた水性インク組成
物を提供することが可能となる。
はハイドロタルサイトに染料をインターカレーションし
た顔料を用いた、インクジェットプリンタ用水性インク
組成物において、吐出ノズルの目詰まりや粘度上昇等を
防止する。 【解決手段】 スメクタイトにはカチオン系または塩基
性直接染料を、ハイドロタルサイトにはアニオン染料あ
るいは酸性染料をインターカレートし、湿潤剤と浸透剤
を含む水中に分散させる。 【効果】 水性インク組成物を空気中に放置した際の固
形物の析出が防止され、粘度や表面張力が最適値に制御
される。これにより、耐水性にすぐれた水性インク組成
物を提供することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記
録、筆記具、あるいは一般的な印刷等の用途に採用され
る水性インク組成物および着色複合体に関し、特に文字
画像等形成後の耐水性、耐光性に優れた水性インク組成
物、および耐光性に優れた着色複合体に関する。
録、筆記具、あるいは一般的な印刷等の用途に採用され
る水性インク組成物および着色複合体に関し、特に文字
画像等形成後の耐水性、耐光性に優れた水性インク組成
物、および耐光性に優れた着色複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】オンデマンドタイプのインクジェット記
録プリンタは、制御信号に応じてインクの液滴をノズル
より噴射し、これを紙やOHPフィルム等の記録媒体上
に付着させて文字画像等を形成するプリンタであり、小
型化や低コスト化の可能性を有するため近年急速に普及
しつつある。インクの液滴をノズルより噴射する方法と
しては、ピエゾ素子の変位によりインクを加圧する方法
と、発熱素子によりノズル中のインクを加熱気化し、発
生する泡の圧力を利用する方法に大別される。いずれの
方式においても、低騒音、普通紙への画像形成が可能、
ランニングコストが低廉であり、これに加えてインクリ
ボンやトナーカートリッジ等の廃棄物が発生しない等の
長所を有する。このため、インクジェット記録装置はオ
フィス用、家庭用共に急速に普及しつつある。
録プリンタは、制御信号に応じてインクの液滴をノズル
より噴射し、これを紙やOHPフィルム等の記録媒体上
に付着させて文字画像等を形成するプリンタであり、小
型化や低コスト化の可能性を有するため近年急速に普及
しつつある。インクの液滴をノズルより噴射する方法と
しては、ピエゾ素子の変位によりインクを加圧する方法
と、発熱素子によりノズル中のインクを加熱気化し、発
生する泡の圧力を利用する方法に大別される。いずれの
方式においても、低騒音、普通紙への画像形成が可能、
ランニングコストが低廉であり、これに加えてインクリ
ボンやトナーカートリッジ等の廃棄物が発生しない等の
長所を有する。このため、インクジェット記録装置はオ
フィス用、家庭用共に急速に普及しつつある。
【0003】このインクジェット記録方式における重要
な要素技術の一つとして、色材を含むインク組成物の特
性が挙げられる。このインク組成物の特性のいかんによ
り、形成される文字画像等の品位や性能は大きな影響を
受ける。またインク組成物の吐出の方法や吐出ノズルの
形状により、使用されるインク組成物の種類、組成や物
性も異なったものが要求される。インク組成物の設計に
は、ノズル、インク供給系、駆動系、記録紙等、プリン
タシステム全体を考慮した最適化が必要である。インク
ジェット記録用インク組成物に対する要求特性として
は、以下のようなものがある。 1.動作温度範囲、すなわち安定吐出温度領域が広いこ
と。 2.記録紙上での記録濃度、色相、浸透・乾燥速度およ
び滲み等の記録特性に優れていること。 3.画像形成後の耐水性や耐光性がよいこと。 4.ノズル等の目詰まり、粘度変化、変質などがなく、
インクの保存安定性がよいこと。
な要素技術の一つとして、色材を含むインク組成物の特
性が挙げられる。このインク組成物の特性のいかんによ
り、形成される文字画像等の品位や性能は大きな影響を
受ける。またインク組成物の吐出の方法や吐出ノズルの
形状により、使用されるインク組成物の種類、組成や物
性も異なったものが要求される。インク組成物の設計に
は、ノズル、インク供給系、駆動系、記録紙等、プリン
タシステム全体を考慮した最適化が必要である。インク
ジェット記録用インク組成物に対する要求特性として
は、以下のようなものがある。 1.動作温度範囲、すなわち安定吐出温度領域が広いこ
と。 2.記録紙上での記録濃度、色相、浸透・乾燥速度およ
び滲み等の記録特性に優れていること。 3.画像形成後の耐水性や耐光性がよいこと。 4.ノズル等の目詰まり、粘度変化、変質などがなく、
インクの保存安定性がよいこと。
【0004】現在、カラーインクジェットプリンタ用の
インク組成物の主流は水溶性染料を水系媒体に溶解した
染料系水性インク組成物である。この系統の水性インク
組成物は、いくつかの問題点をかかえている。それらの
うちで最大の問題は、コピー用紙、レポート用紙あるい
はリサイクル紙等の普通紙に文字画像等を形成した場
合、その品位が充分でない点である。すなわち、印字し
たインクが紙の繊維に沿って拡がり滲みを発生するた
め、ドット形状が滲みのために不定形となり、細かな罫
線や、画数の多い漢字等では不鮮明で見づらくなりがち
である。
インク組成物の主流は水溶性染料を水系媒体に溶解した
染料系水性インク組成物である。この系統の水性インク
組成物は、いくつかの問題点をかかえている。それらの
うちで最大の問題は、コピー用紙、レポート用紙あるい
はリサイクル紙等の普通紙に文字画像等を形成した場
合、その品位が充分でない点である。すなわち、印字し
たインクが紙の繊維に沿って拡がり滲みを発生するた
め、ドット形状が滲みのために不定形となり、細かな罫
線や、画数の多い漢字等では不鮮明で見づらくなりがち
である。
【0005】2番目の問題点は耐水性である。水性イン
ク組成物に用いられる染料は、ノズル目詰まりや保存安
定性の面から、水に易溶解性である必要がある。その一
方では、文字画像等形成後は耐水性を要求されるとい
う、相矛盾する特性が要求される。この問題は、染料と
反応し、しかも水に不溶の物質を塗工した専用記録紙を
用いれば解決するが、先に挙げた普通紙では対応でき
ず、汎用性に乏しい。
ク組成物に用いられる染料は、ノズル目詰まりや保存安
定性の面から、水に易溶解性である必要がある。その一
方では、文字画像等形成後は耐水性を要求されるとい
う、相矛盾する特性が要求される。この問題は、染料と
反応し、しかも水に不溶の物質を塗工した専用記録紙を
用いれば解決するが、先に挙げた普通紙では対応でき
ず、汎用性に乏しい。
【0006】これら従来の水性インク組成物の問題点を
解決する方法として、顔料を用いる方法がある。顔料は
水に不溶のため、記録紙に印画されたインクが乾燥する
と、普通紙であっても耐水性にすぐれた文字画像等が形
成される。また滲みも少なく、鮮明な文字画像等が得ら
れる。しかしながら、水に溶解する染料とは異なり、顔
料系インク組成物は固形微粒子が水に浮遊している状態
であるので、固形物が析出して目詰まりし易い問題点が
ある。また染料を用いたインク組成物と比較して、イン
クの保存安定性が劣ったり、高粘度となり易い等の問題
点も指摘されている。
解決する方法として、顔料を用いる方法がある。顔料は
水に不溶のため、記録紙に印画されたインクが乾燥する
と、普通紙であっても耐水性にすぐれた文字画像等が形
成される。また滲みも少なく、鮮明な文字画像等が得ら
れる。しかしながら、水に溶解する染料とは異なり、顔
料系インク組成物は固形微粒子が水に浮遊している状態
であるので、固形物が析出して目詰まりし易い問題点が
ある。また染料を用いたインク組成物と比較して、イン
クの保存安定性が劣ったり、高粘度となり易い等の問題
点も指摘されている。
【0007】カラーインクジェット記録用インク組成物
の顔料成分として、粘土系層間化合物であるスメクタイ
トやハイドロタルサイトの層間イオンを染料イオンで置
換した着色複合体を用いる方法がある。スメクタイト(S
mectite)は、モンモリロナイト(Montmorillonite) およ
びサポナイト(Saponite)を含む粘土鉱物の属名であり、
高いイオン置換性を利用してイオン性染料の担体として
多様な着色複合体を形成することができる。またハイド
ロタルサイト(Hydrotalcite)はMg6 Al2 (OH)16
(CO3 )・4H2 Oの形で表されるマグネシウムおよ
びアルミニウムの含水水酸化物および炭酸塩であり、ブ
ルーサイト(Brucite) あるいは水滑石と称される、天然
の水酸化マグネシウムMg(OH)2 をも含める場合も
ある。しかしながら、いずれも基本的には固体微粒子で
あるので、他の顔料インクと同様に目詰まりや粘度の問
題点を残している。
の顔料成分として、粘土系層間化合物であるスメクタイ
トやハイドロタルサイトの層間イオンを染料イオンで置
換した着色複合体を用いる方法がある。スメクタイト(S
mectite)は、モンモリロナイト(Montmorillonite) およ
びサポナイト(Saponite)を含む粘土鉱物の属名であり、
高いイオン置換性を利用してイオン性染料の担体として
多様な着色複合体を形成することができる。またハイド
ロタルサイト(Hydrotalcite)はMg6 Al2 (OH)16
(CO3 )・4H2 Oの形で表されるマグネシウムおよ
びアルミニウムの含水水酸化物および炭酸塩であり、ブ
ルーサイト(Brucite) あるいは水滑石と称される、天然
の水酸化マグネシウムMg(OH)2 をも含める場合も
ある。しかしながら、いずれも基本的には固体微粒子で
あるので、他の顔料インクと同様に目詰まりや粘度の問
題点を残している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さらに着色された複合
体としての耐光性も、特に黒色顔料の場合には必ずしも
十分でない。本発明はこれら従来技術の問題点を解消す
ることをその技術的課題とする。すなわち本発明の課題
は、粘土系層間化合物であるスメクタイトやハイドロタ
ルサイトを担体とする着色複合体を用いた水性インク組
成物により文字画像等を形成する際に、吐出ノズル等の
目詰まりを防止し、インク組成物の粘度上昇を防止し、
また専用記録紙はもとより普通紙上に形成された文字画
像等の滲みや耐水性や耐光性の問題を解消あるいは低減
した、信頼性の高い水性インク組成物を提供することで
ある。さらに本発明の別の課題は、粘土系層間化合物で
あるスメクタイトやハイドロタルサイトを単体とする黒
色複合体顔料の耐光性を向上することである。
体としての耐光性も、特に黒色顔料の場合には必ずしも
十分でない。本発明はこれら従来技術の問題点を解消す
ることをその技術的課題とする。すなわち本発明の課題
は、粘土系層間化合物であるスメクタイトやハイドロタ
ルサイトを担体とする着色複合体を用いた水性インク組
成物により文字画像等を形成する際に、吐出ノズル等の
目詰まりを防止し、インク組成物の粘度上昇を防止し、
また専用記録紙はもとより普通紙上に形成された文字画
像等の滲みや耐水性や耐光性の問題を解消あるいは低減
した、信頼性の高い水性インク組成物を提供することで
ある。さらに本発明の別の課題は、粘土系層間化合物で
あるスメクタイトやハイドロタルサイトを単体とする黒
色複合体顔料の耐光性を向上することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水性インク組成
物および着色複合体は、上述の課題を解決するために提
案するものである。すなわち、請求項1の水性インク組
成物は、粘土系層間化合物であるスメクタイトの層間イ
オンの少なくとも一部が、カチオン染料および塩基性直
接染料のうちのいずれか一種により置換された着色複合
体が、少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散
されてなることを特徴とする。
物および着色複合体は、上述の課題を解決するために提
案するものである。すなわち、請求項1の水性インク組
成物は、粘土系層間化合物であるスメクタイトの層間イ
オンの少なくとも一部が、カチオン染料および塩基性直
接染料のうちのいずれか一種により置換された着色複合
体が、少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散
されてなることを特徴とする。
【0010】また本発明の請求項2の水性インク組成物
は、粘土系層間化合物であるハイドロタルサイトの層間
イオンの少なくとも一部が、アニオン染料および酸性染
料のうちのいずれか一種により置換された着色複合体
が、少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散さ
れてなることを特徴とする。
は、粘土系層間化合物であるハイドロタルサイトの層間
イオンの少なくとも一部が、アニオン染料および酸性染
料のうちのいずれか一種により置換された着色複合体
が、少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散さ
れてなることを特徴とする。
【0011】いずれの水性インク組成物においても、湿
潤剤としては、ポリエチレングリコール、ジアルキレン
グリコールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテルのうちのいずれか少なくとも一種であることが
望ましい。また浸透剤としては、ジアルキレングリコー
ルモノメチルエーテルおよび環状ケトン化合物のうちの
いずれか少なくとも一種であることが望ましい。環状ケ
トン化合物は複素環式の環状ケトン化合物であってもよ
い。
潤剤としては、ポリエチレングリコール、ジアルキレン
グリコールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテルのうちのいずれか少なくとも一種であることが
望ましい。また浸透剤としては、ジアルキレングリコー
ルモノメチルエーテルおよび環状ケトン化合物のうちの
いずれか少なくとも一種であることが望ましい。環状ケ
トン化合物は複素環式の環状ケトン化合物であってもよ
い。
【0012】またいずれの水性インク組成物において
も、界面活性剤をさらに含有することが望ましい。かか
る界面活性剤としては、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテルが望ましい。このポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルは、
消泡剤を兼ねるものである。
も、界面活性剤をさらに含有することが望ましい。かか
る界面活性剤としては、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテルが望ましい。このポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルは、
消泡剤を兼ねるものである。
【0013】さらにまた、いずれの水性インク組成物に
おいても、粘度低下剤をさらに含有することが望まし
い。かかる粘度低下剤としては、二リン酸ナトリウムあ
るいはその誘導体が望ましい。
おいても、粘度低下剤をさらに含有することが望まし
い。かかる粘度低下剤としては、二リン酸ナトリウムあ
るいはその誘導体が望ましい。
【0014】本発明の水性インク組成物の好ましい組成
範囲としては、着色複合体を3重量%以上20重量%以
下、湿潤剤を5重量%以上25重量%以下、浸透剤を5
重量%以上25重量%以下それぞれ含有し、残部がその
他の添加剤および水であることが望ましい。
範囲としては、着色複合体を3重量%以上20重量%以
下、湿潤剤を5重量%以上25重量%以下、浸透剤を5
重量%以上25重量%以下それぞれ含有し、残部がその
他の添加剤および水であることが望ましい。
【0015】かかる組成および組成範囲により得られる
本発明の水性インク組成物の代表的な物性値としては、
粘度が3mPa・S以上15mPa・S以下であるとと
もに、表面張力が30dyne/cm以上72dyne
/cm以下であることが望ましい。このうち、粘度が5
mPa・S以上12mPa・S以下であるとともに、表
面張力が35dyne/cm以上60dyne/cm以
下であることがさらに望ましい。
本発明の水性インク組成物の代表的な物性値としては、
粘度が3mPa・S以上15mPa・S以下であるとと
もに、表面張力が30dyne/cm以上72dyne
/cm以下であることが望ましい。このうち、粘度が5
mPa・S以上12mPa・S以下であるとともに、表
面張力が35dyne/cm以上60dyne/cm以
下であることがさらに望ましい。
【0016】つぎに本発明の着色複合体は、粘土系層間
化合物であるハイドロタルサイトの層間イオンの少なく
とも一部が、アニオン系染料により置換されたことを特
徴とする。このアニオン系染料としては、C.I.So
lubilized Sulphur Black 2
であることが望ましい。
化合物であるハイドロタルサイトの層間イオンの少なく
とも一部が、アニオン系染料により置換されたことを特
徴とする。このアニオン系染料としては、C.I.So
lubilized Sulphur Black 2
であることが望ましい。
【0017】本発明者らは、粘土系層間化合物であるス
メクタイトの層間イオンの少なくとも一部が、カチオン
染料および塩基性直接染料のうちのいずれか一種により
置換された着色複合体や、おなじく粘土系層間化合物で
あるハイドロタルサイトの層間イオンの少なくとも一部
が、アニオン染料および酸性染料のうちのいずれか一種
により置換された着色複合体を用いた水性インク組成物
の、固形物析出によるノズル目詰まり対策や、粘度上昇
にともなう吐出の不安定性を解消すべく鋭意研究を進め
た結果、これら粘土系層間化合物を均一に微細化し、少
なくとも湿潤剤と浸透剤を含む水中に均一に分散させる
ことが有効であることを見出した。特に湿潤剤として
は、ポリオキシエチレングリコール、ジアルキレングリ
コールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルのうちのいずれか少なくとも一種を用いることによ
り、吐出安定性を高めることができる。
メクタイトの層間イオンの少なくとも一部が、カチオン
染料および塩基性直接染料のうちのいずれか一種により
置換された着色複合体や、おなじく粘土系層間化合物で
あるハイドロタルサイトの層間イオンの少なくとも一部
が、アニオン染料および酸性染料のうちのいずれか一種
により置換された着色複合体を用いた水性インク組成物
の、固形物析出によるノズル目詰まり対策や、粘度上昇
にともなう吐出の不安定性を解消すべく鋭意研究を進め
た結果、これら粘土系層間化合物を均一に微細化し、少
なくとも湿潤剤と浸透剤を含む水中に均一に分散させる
ことが有効であることを見出した。特に湿潤剤として
は、ポリオキシエチレングリコール、ジアルキレングリ
コールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルのうちのいずれか少なくとも一種を用いることによ
り、吐出安定性を高めることができる。
【0018】この特定の湿潤剤の他に、浸透剤としてジ
アルキレングリコールモノメチルエーテルおよび環状ケ
トン化合物のうちのいずれか少なくとも一種を添加する
ことにより、普通紙への印字においても滲みが少ない、
速乾性にすぐれた特性を付与することができる。また界
面活性剤として、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテルを用いることにより、表面張力を
最適値に制御しうるとともに、泡立ちのすくない水性イ
ンク組成物を得ることができる。さらに粘度低下剤とし
て、二リン酸ナトリウムおよびその誘導体のうちのいず
れか少なくとも一種を用いることにより、インクジェッ
トプリンタノズルでの吐出に相応しい粘度に制御された
水性インク組成物とすることができる。
アルキレングリコールモノメチルエーテルおよび環状ケ
トン化合物のうちのいずれか少なくとも一種を添加する
ことにより、普通紙への印字においても滲みが少ない、
速乾性にすぐれた特性を付与することができる。また界
面活性剤として、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテルを用いることにより、表面張力を
最適値に制御しうるとともに、泡立ちのすくない水性イ
ンク組成物を得ることができる。さらに粘度低下剤とし
て、二リン酸ナトリウムおよびその誘導体のうちのいず
れか少なくとも一種を用いることにより、インクジェッ
トプリンタノズルでの吐出に相応しい粘度に制御された
水性インク組成物とすることができる。
【0019】粘土系層間化合物としてハイドロタルサイ
トを採用し、その層間イオンの少なくとも一部が、アニ
オン系染料により置換された着色複合体、特にアニオン
系染料として、C.I.Solubilized Su
lphur Black 2を採用した着色複合体は、
カーボンに準じる高い耐光性を付与することができる。
トを採用し、その層間イオンの少なくとも一部が、アニ
オン系染料により置換された着色複合体、特にアニオン
系染料として、C.I.Solubilized Su
lphur Black 2を採用した着色複合体は、
カーボンに準じる高い耐光性を付与することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をインクジェット記
録用水性インク組成物を例にとり、具体的な発明の実施
の形態例を説明する。以下の発明の実施の形態例は、粘
土系層間化合物がスメクタイトの場合はいずれも染料と
してカチオン染料を、粘土系層間化合物がハイドロタル
サイトの場合はいずれも染料としてアニオン染料を採用
し、湿潤剤としてポリオキシエチレングリコールあるい
はジエチレングリコールを用いた例である。
録用水性インク組成物を例にとり、具体的な発明の実施
の形態例を説明する。以下の発明の実施の形態例は、粘
土系層間化合物がスメクタイトの場合はいずれも染料と
してカチオン染料を、粘土系層間化合物がハイドロタル
サイトの場合はいずれも染料としてアニオン染料を採用
し、湿潤剤としてポリオキシエチレングリコールあるい
はジエチレングリコールを用いた例である。
【0021】スメクタイト着色複合体の製造 エタノール 1000 重量部 純水 700 重量部 塩酸水溶液(1N) 100 重量部 以上の組成の混合溶液を撹拌槽に調製し、これを撹拌し
ながらスメクタイト(Laporte社製 ラポナイト
RDS)100重量部を添加し、さらに30分間撹拌
してスメクタイトの分散液を得た。この分散液にカチオ
ン染料としてCATHILON YELLOW 7GL
H(保土ヶ谷化学工業(株)製)の10重量%エタノー
ル溶液1000重量部を撹拌しながら加え、スメクタイ
トの層間イオンを染料イオンに置換し、着色複合体の分
散液を得た。さらにこの着色複合体の分散液をフィルタ
ープレスにより脱水し、さらに真空乾燥装置により完全
乾燥させ、粉末状のスメクタイト着色複合体を得た。
ながらスメクタイト(Laporte社製 ラポナイト
RDS)100重量部を添加し、さらに30分間撹拌
してスメクタイトの分散液を得た。この分散液にカチオ
ン染料としてCATHILON YELLOW 7GL
H(保土ヶ谷化学工業(株)製)の10重量%エタノー
ル溶液1000重量部を撹拌しながら加え、スメクタイ
トの層間イオンを染料イオンに置換し、着色複合体の分
散液を得た。さらにこの着色複合体の分散液をフィルタ
ープレスにより脱水し、さらに真空乾燥装置により完全
乾燥させ、粉末状のスメクタイト着色複合体を得た。
【0022】スメクタイト着色複合体の水分散液の製造 スメクタイト着色複合体 100 重量部 ポリビニルピロリドン樹脂水溶液 200 重量部 (BASF社製 K−17) 純水 900 重量部 ポリエーテルポリオール 2 重量部 以上の組成の混合溶液を調合し、ディゾルバ型撹拌機を
有する撹拌槽で60分間撹拌し、着色複合体の予備分散
液を得た。なお着色複合体は前述の製法により得たもの
を用いた。つぎに分散機として流通管型ミル(ネッチェ
社製 LMZ−10型)を用い、これに粉砕メディアと
してチタニアビーズ(比重3.9、平均径1.0mm)
を充填率80%の条件で充填し、湿式粉砕した。粉砕条
件はディスク外周の周速を10m/secとし、循環流
量300l/hr、平均滞留時間40minとした。こ
の結果、平均粒子径0.12μmのスメクタイト着色複
合体の水分散液を得た。このスメクタイト着色複合体の
水分散液を用いて、後述の各実施例1〜4および比較例
1〜2の水性インク組成物を製造した。
有する撹拌槽で60分間撹拌し、着色複合体の予備分散
液を得た。なお着色複合体は前述の製法により得たもの
を用いた。つぎに分散機として流通管型ミル(ネッチェ
社製 LMZ−10型)を用い、これに粉砕メディアと
してチタニアビーズ(比重3.9、平均径1.0mm)
を充填率80%の条件で充填し、湿式粉砕した。粉砕条
件はディスク外周の周速を10m/secとし、循環流
量300l/hr、平均滞留時間40minとした。こ
の結果、平均粒子径0.12μmのスメクタイト着色複
合体の水分散液を得た。このスメクタイト着色複合体の
水分散液を用いて、後述の各実施例1〜4および比較例
1〜2の水性インク組成物を製造した。
【0023】ハイドロタルサイト予備分散液の製造 ハイドロタルサイト 100 重量部 純水 900 重量部 ポリエーテルポリオール 2 重量部 以上の組成の水分散液を調合し、ディゾルバ型撹拌機が
設置された撹拌槽で60分間撹拌処理しハイドロタルサ
イトを分散処理した。なお、ハイドロタルサイト(協和
化学社製、KW−2200)は有機酸で層間修飾処理し
たものを用いた。つぎに分散機として流通管型ミル(ネ
ッチェ社製 LMZ−10型)を用い、これに粉砕メデ
ィアとして同じくチタニアビーズ(比重3.9、平均径
1.0mm)を充填率80%の条件で充填し、湿式粉砕
した。粉砕条件はディスク外周の周速を10m/sec
とし、循環流量300l/hr、平均滞留時間10mi
nとした。この結果、平均粒子径0.5μmのハイドロ
タルサイトの予備分散液を得た。
設置された撹拌槽で60分間撹拌処理しハイドロタルサ
イトを分散処理した。なお、ハイドロタルサイト(協和
化学社製、KW−2200)は有機酸で層間修飾処理し
たものを用いた。つぎに分散機として流通管型ミル(ネ
ッチェ社製 LMZ−10型)を用い、これに粉砕メデ
ィアとして同じくチタニアビーズ(比重3.9、平均径
1.0mm)を充填率80%の条件で充填し、湿式粉砕
した。粉砕条件はディスク外周の周速を10m/sec
とし、循環流量300l/hr、平均滞留時間10mi
nとした。この結果、平均粒子径0.5μmのハイドロ
タルサイトの予備分散液を得た。
【0024】ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液
Aの製造 得られたハイドロタルサイトの予備分散液100重量部
に、アニオン染料としてC.I.Solubilize
d Sulphur Black2(Clariant
社製)の10重量%水溶液10重量部を撹拌しながら添
加し、染料吸着処理を30分間おこなった。この後、先
の流通管型ミルを用い、同じ湿式粉砕条件で平均滞留時
間が40minになるまで粉砕処理し、平均粒径0.1
5μmのハイドロタルサイト着色複合体の水分散液Aを
製造した。このハイドロタルサイト着色複合体の水分散
液Aを用いて、後述の各実施例5〜6および比較例3〜
4の水性インク組成物を製造した。
Aの製造 得られたハイドロタルサイトの予備分散液100重量部
に、アニオン染料としてC.I.Solubilize
d Sulphur Black2(Clariant
社製)の10重量%水溶液10重量部を撹拌しながら添
加し、染料吸着処理を30分間おこなった。この後、先
の流通管型ミルを用い、同じ湿式粉砕条件で平均滞留時
間が40minになるまで粉砕処理し、平均粒径0.1
5μmのハイドロタルサイト着色複合体の水分散液Aを
製造した。このハイドロタルサイト着色複合体の水分散
液Aを用いて、後述の各実施例5〜6および比較例3〜
4の水性インク組成物を製造した。
【0025】ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液
Bの製造 同じく、先に得られたハイドロタルサイトの予備分散液
100重量部に、アニオン染料として、C.I.Dir
ect Black 62(日本化薬製)の5重量%水
溶液10重量部を撹拌しながら添加し、染料吸着処理を
30分間おこなった。この後、先の流通管型ミルを用
い、同じ湿式粉砕条件で平均滞留時間が40minにな
るまで粉砕処理し、平均粒径0.15μmのハイドロタ
ルサイト着色複合体の水分散液Bを製造した。このハイ
ドロタルサイト着色複合体の水分散液Bを用いて、後述
の実施例7の水性インク組成物を製造した。
Bの製造 同じく、先に得られたハイドロタルサイトの予備分散液
100重量部に、アニオン染料として、C.I.Dir
ect Black 62(日本化薬製)の5重量%水
溶液10重量部を撹拌しながら添加し、染料吸着処理を
30分間おこなった。この後、先の流通管型ミルを用
い、同じ湿式粉砕条件で平均滞留時間が40minにな
るまで粉砕処理し、平均粒径0.15μmのハイドロタ
ルサイト着色複合体の水分散液Bを製造した。このハイ
ドロタルサイト着色複合体の水分散液Bを用いて、後述
の実施例7の水性インク組成物を製造した。
【0026】後述の各実施例および比較例の水性インク
組成物の試験方法は、以下のとおりとした。
組成物の試験方法は、以下のとおりとした。
【0027】粘度および表面張力 振動式粘度計(秩父小野田(株)製 CJV−500
0)を用い、25℃における粘度を測定した。表面張力
は、CBVP式表面張力計(協和界面科学(株)製A−
3型)を用いて測定した。
0)を用い、25℃における粘度を測定した。表面張力
は、CBVP式表面張力計(協和界面科学(株)製A−
3型)を用いて測定した。
【0028】空気中での乾燥凝縮性(固形物の析出) 水性インク組成物をスライドガラス上に一滴たらし、こ
れを25℃50%RHの雰囲気中で10分間放置した。
このスライドガラスを水中に30秒間浸し、引き上げた
スライドガラス上、または水中に、インクの固形物の析
出があるか否かを目視で評価した。固形物がないものを
○、固形物があった場合は×とした。
れを25℃50%RHの雰囲気中で10分間放置した。
このスライドガラスを水中に30秒間浸し、引き上げた
スライドガラス上、または水中に、インクの固形物の析
出があるか否かを目視で評価した。固形物がないものを
○、固形物があった場合は×とした。
【0029】インクジェットプリンタ吐出適性 市販のインクジェットプリンタ(HP(株)製1200
C)を用い、インクジェットプリンタ用専用紙(花王
(株)製)に吐出してテストパターンを印画した。形成
された印画を目視で検査し、インクが安定に吐出されて
いるか否かを評価した。すなわち、インクが安定に吐出
され、ドット欠陥およびサテライトが認められないもの
を○、吐出が不安定でドット欠陥およびサテライトが認
められるものを×とした。
C)を用い、インクジェットプリンタ用専用紙(花王
(株)製)に吐出してテストパターンを印画した。形成
された印画を目視で検査し、インクが安定に吐出されて
いるか否かを評価した。すなわち、インクが安定に吐出
され、ドット欠陥およびサテライトが認められないもの
を○、吐出が不安定でドット欠陥およびサテライトが認
められるものを×とした。
【0030】耐光性 市販のインクジェットプリンタ(HP(株)製1200
C)を用い、インクジェットプリンタ用専用紙(花王
(株)製)に吐出してテストパターンを印画した。形成
された印画をキセノンアークフェードメータ(スガ試験
機製)により90,000kJ/m2 の光エネルギを7
2時間照射した。この後、照射前と照射後の色差ΔEを
次の式により算出した。 ΔE=〔(ΔL* )2 +(Δa* )2 +(Δb* )2 〕
1/2 ΔL* =照射後L* −照射前L* Δa* =照射後a* −照射前a* Δb* =照射後b* −照射前b* ΔEの値は、数値の小さいものほど光照射による変色が
少ないことを示している。なお、L* 、a* およびb*
は、L* a* b* 色空間における三次元直交座標を表
す。
C)を用い、インクジェットプリンタ用専用紙(花王
(株)製)に吐出してテストパターンを印画した。形成
された印画をキセノンアークフェードメータ(スガ試験
機製)により90,000kJ/m2 の光エネルギを7
2時間照射した。この後、照射前と照射後の色差ΔEを
次の式により算出した。 ΔE=〔(ΔL* )2 +(Δa* )2 +(Δb* )2 〕
1/2 ΔL* =照射後L* −照射前L* Δa* =照射後a* −照射前a* Δb* =照射後b* −照射前b* ΔEの値は、数値の小さいものほど光照射による変色が
少ないことを示している。なお、L* 、a* およびb*
は、L* a* b* 色空間における三次元直交座標を表
す。
【0031】以下、上述したスメクタイトおよびハイド
ロタルサイト着色複合体の水分散液を用いた水性インク
組成物につき、さらに詳しい実施例につき説明する。た
だし本発明はこれら実施例になんら限定されるものでは
ない。
ロタルサイト着色複合体の水分散液を用いた水性インク
組成物につき、さらに詳しい実施例につき説明する。た
だし本発明はこれら実施例になんら限定されるものでは
ない。
【0032】以下の実施例1〜4、および比較例1〜2
は、スメクタイトによる着色複合体を用いた例である。
は、スメクタイトによる着色複合体を用いた例である。
【0033】実施例1 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 ポリエチレングリコール 10 重量部 (分子量200) ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、実施例1の水性インク組成
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は6.8重量%である。
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は6.8重量%である。
【0034】実施例2 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 ジエチレングリコール 10 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 炭酸プロピレン 15 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、実施例2の水性インク組成
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は6.8重量%である。
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は6.8重量%である。
【0035】実施例3 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 ポリエチレングリコール 10 重量部 (分子量200) ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 二リン酸ナトリウムの10重量%水溶液 20 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、実施例3の水性インク組成
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は5.9重量%である。
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量は5.9重量%である。
【0036】実施例4 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 ジエチレングリコール 10 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 炭酸プロピレン 15 重量部 二リン酸ナトリウムの10重量%水溶液 5 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、実施例4の水性インク組成
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量も5.9重量%である。
物を得た。本実施例の水性インク組成物の着色複合体の
含有量も5.9重量%である。
【0037】比較例1 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファ クタント工業(株)製PBC−41の1 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、比較例1の水性インク組成
物を得た。
物を得た。
【0038】比較例2 スメクタイト着色複合体の水分散液 100 重量部 グリセリン 20 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 2 重量部 以上の組成を均一に混合し、比較例2の水性インク組成
物を得た。以上、実施例1ないし4、および比較例1な
いし2の6例の水性インク組成物につき、粘度、表面張
力、固形物の析出および吐出適性を評価し、〔表1〕の
結果を得た。なお〔表1〕中、○は固形物の析出がない
もの、あるいは吐出適性が良好なもの、×は固形物の析
出があるもの、あるいは吐出適性が不良のものを表す。
物を得た。以上、実施例1ないし4、および比較例1な
いし2の6例の水性インク組成物につき、粘度、表面張
力、固形物の析出および吐出適性を評価し、〔表1〕の
結果を得た。なお〔表1〕中、○は固形物の析出がない
もの、あるいは吐出適性が良好なもの、×は固形物の析
出があるもの、あるいは吐出適性が不良のものを表す。
【0039】
【表1】
【0040】以下の実施例5〜7、および比較例3〜4
は、ハイドロタルサイトによる着色複合体を用いた例で
ある。
は、ハイドロタルサイトによる着色複合体を用いた例で
ある。
【0041】実施例5 ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液A 100 重量部 ポリエチレングリコール 10 重量部 (分子量200) ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 1 重量部 以上の組成を均一に混合し、5000rpm、3分間の
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例5の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は8.
2重量%である。
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例5の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は8.
2重量%である。
【0042】実施例6 ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液A 100 重量部 ジエチレングリコール 10 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 炭酸プロピレン 15 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 1 重量部 以上の組成を均一に混合し、5000rpm、3分間の
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例6の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は7.
3重量%である。
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例6の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は7.
3重量%である。
【0043】実施例7 ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液B 100 重量部 ポリエチレングリコール 10 重量部 (分子量200) ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 1 重量部 以上の組成を均一に混合し、5000rpm、3分間の
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例7の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は8.
2重量%である。
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して実施例7の水性インク組成物を得た。本
実施例の水性インク組成物の着色複合体の含有量は8.
2重量%である。
【0044】比較例3 ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液A 100 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 1 重量部 以上の組成を均一に混合し、5000rpm、3分間の
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して比較例3の水性インク組成物を得た。本
比較例は、実施例5の水性インク組成物から湿潤剤を除
いた組成物である。
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して比較例3の水性インク組成物を得た。本
比較例は、実施例5の水性インク組成物から湿潤剤を除
いた組成物である。
【0045】比較例4 ハイドロタルサイト着色複合体の水分散液A 100 重量部 グリセリン 20 重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 10 重量部 非イオン界面活性剤(日本サーファクタント工業(株)製PBC−41の10 %水溶液) 1 重量部 以上の組成を均一に混合し、5000rpm、3分間の
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して比較例4の水性インク組成物を得た。本
比較例は、実施例5の水性インク組成物の湿潤剤をグリ
セリンに置き換えた組成物である。
遠心分離をおこなった後、0.8μmのメンブランフィ
ルタで濾過して比較例4の水性インク組成物を得た。本
比較例は、実施例5の水性インク組成物の湿潤剤をグリ
セリンに置き換えた組成物である。
【0046】以上の実施例5ないし7、および比較例3
ないし4の5例の水性インク組成物につき、粘度、表面
張力、固形物の析出、吐出適性および耐光性を評価し、
〔表2〕の結果を得た。なお〔表2〕中、○は固形物の
析出がないもの、あるいは吐出適性が良好なもの、×は
固形物の析出があるもの、あるいは吐出適性が不良のも
のを表す。また、−の記号は吐出適性が不良で画像形成
に至らず、耐光性の評価をおこなわなかったことを表
す。
ないし4の5例の水性インク組成物につき、粘度、表面
張力、固形物の析出、吐出適性および耐光性を評価し、
〔表2〕の結果を得た。なお〔表2〕中、○は固形物の
析出がないもの、あるいは吐出適性が良好なもの、×は
固形物の析出があるもの、あるいは吐出適性が不良のも
のを表す。また、−の記号は吐出適性が不良で画像形成
に至らず、耐光性の評価をおこなわなかったことを表
す。
【0047】
【表2】
【0048】〔表1〕および〔表2〕の結果から、実施
例1ないし7の水性インク組成物はいずれもインクジェ
ットプリンタでの良好な吐出適性を有し、固形物の析出
や粘度の上昇がないのでノズルの目詰まり等の懸念がな
いことが明らかである。一方比較例1ないし4の水性イ
ンク組成物は吐出が不安定であり、特に比較例2および
比較例3では固形物の析出が見られた。これらの結果
は、普通紙を用いた場合にも同様であった。
例1ないし7の水性インク組成物はいずれもインクジェ
ットプリンタでの良好な吐出適性を有し、固形物の析出
や粘度の上昇がないのでノズルの目詰まり等の懸念がな
いことが明らかである。一方比較例1ないし4の水性イ
ンク組成物は吐出が不安定であり、特に比較例2および
比較例3では固形物の析出が見られた。これらの結果
は、普通紙を用いた場合にも同様であった。
【0049】さらに、実施例5〜7の水性インク組成物
は優れた耐光性を示し、特に実施例5〜6の水性インク
組成物は極めて優れた耐光性が得られる。すなわち、
C.I.Solubilized Sulphur B
lack 2 により層間イオンを置換したハイドロタ
ルサイト着色複合体は、カーボンに準じる極めて優れた
耐光性を示すことが明らかである。
は優れた耐光性を示し、特に実施例5〜6の水性インク
組成物は極めて優れた耐光性が得られる。すなわち、
C.I.Solubilized Sulphur B
lack 2 により層間イオンを置換したハイドロタ
ルサイト着色複合体は、カーボンに準じる極めて優れた
耐光性を示すことが明らかである。
【0050】以上本発明の好適な実施例につき詳細な説
明を加えたが、本発明はこれら実施例以外にも各種実施
態様が可能である。例えば、スメクタイトの層間イオン
を置換する染料としてカチオン染料のCATHILON
YELLOW 7GLHを例示したが、この他にも各
種カチオン染料や、塩基性直接染料を用いることができ
る。また、ハイドロタルサイトの層間イオンを置換する
染料としてアニオン染料のC.I.Direct Bl
ack 62を例示したが、この他にも各種アニオン染
料や、酸性染料を用いることができる。
明を加えたが、本発明はこれら実施例以外にも各種実施
態様が可能である。例えば、スメクタイトの層間イオン
を置換する染料としてカチオン染料のCATHILON
YELLOW 7GLHを例示したが、この他にも各
種カチオン染料や、塩基性直接染料を用いることができ
る。また、ハイドロタルサイトの層間イオンを置換する
染料としてアニオン染料のC.I.Direct Bl
ack 62を例示したが、この他にも各種アニオン染
料や、酸性染料を用いることができる。
【0051】また湿潤剤としてポリオキシエチレングリ
コールあるいはジエチレングリコールを採用したが、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルやこれらの
混合物、あるいは他の湿潤剤との混合物であってもよ
い。
コールあるいはジエチレングリコールを採用したが、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテルやこれらの
混合物、あるいは他の湿潤剤との混合物であってもよ
い。
【0052】浸透剤として、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテルおよび環状ケトン化合物としての炭酸プ
ロピレン(C4 H6 O3 、bp=238〜239℃)を
例示したが、環状ケトン化合物としてはγ−ブチロラク
トン(C4 H8 O2 、bp=204℃)や、各種カルボ
キシル基含有環状化合物を用いてもよい。
メチルエーテルおよび環状ケトン化合物としての炭酸プ
ロピレン(C4 H6 O3 、bp=238〜239℃)を
例示したが、環状ケトン化合物としてはγ−ブチロラク
トン(C4 H8 O2 、bp=204℃)や、各種カルボ
キシル基含有環状化合物を用いてもよい。
【0053】また界面活性剤や粘度低下剤も各種変更が
可能である。その他定着促進剤等の添加も有用である。
可能である。その他定着促進剤等の添加も有用である。
【0054】また水性インク組成物としてインクジェッ
ト記録用インクを例示したが、この他に各種印刷インク
や筆記具用インクに好適に使用することができる。さら
に記録媒体としてインクジェットプリンタ用専用紙を例
示したが、普通紙やOHPフィルム等であっても本発明
の水性インク組成物は好適な印字印画特性を得ることが
できる。
ト記録用インクを例示したが、この他に各種印刷インク
や筆記具用インクに好適に使用することができる。さら
に記録媒体としてインクジェットプリンタ用専用紙を例
示したが、普通紙やOHPフィルム等であっても本発明
の水性インク組成物は好適な印字印画特性を得ることが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の水性インク組成物によれば、スメクタイトあるいはハ
イドロタルサイトを担体とする着色複合体を用いた水性
インク組成物により文字画像等を形成する際に、吐出ノ
ズル等の目詰まりを防止し、インク組成物の粘度上昇を
防止し、良好な吐出適性を得ることができる。また専用
記録紙はもとより、普通紙上に形成された文字画像等の
滲みや耐水性の問題を解消あるいは低減することが可能
である。さらに、本発明のハイドロタルサイトを担体と
する着色複合体によれば、その耐光性を向上することが
可能となる。
の水性インク組成物によれば、スメクタイトあるいはハ
イドロタルサイトを担体とする着色複合体を用いた水性
インク組成物により文字画像等を形成する際に、吐出ノ
ズル等の目詰まりを防止し、インク組成物の粘度上昇を
防止し、良好な吐出適性を得ることができる。また専用
記録紙はもとより、普通紙上に形成された文字画像等の
滲みや耐水性の問題を解消あるいは低減することが可能
である。さらに、本発明のハイドロタルサイトを担体と
する着色複合体によれば、その耐光性を向上することが
可能となる。
Claims (13)
- 【請求項1】 粘土系層間化合物であるスメクタイトの
層間イオンの少なくとも一部が、カチオン染料および塩
基性直接染料のうちのいずれか一種により置換された着
色複合体が、 少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散されて
なることを特徴とする水性インク組成物。 - 【請求項2】 粘土系層間化合物であるハイドロタルサ
イトの層間イオンの少なくとも一部が、アニオン染料お
よび酸性染料のうちのいずれか一種により置換された着
色複合体が、 少なくとも湿潤剤および浸透剤を含む水中に分散されて
なることを特徴とする水性インク組成物。 - 【請求項3】 前記湿潤剤は、ポリエチレングリコー
ル、ジアルキレングリコールおよびポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルのうちのいずれか少なくとも
一種であることを特徴とする請求項1または2記載の水
性インク組成物。 - 【請求項4】 前記浸透剤は、ジアルキレングリコール
モノメチルエーテルおよび環状ケトン化合物のうちのい
ずれか少なくとも一種であることを特徴とする請求項1
または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項5】 界面活性剤をさらに含有することを特徴
とする請求項1または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項6】 前記界面活性剤は、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテルであるととも
に、 前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテルは、消泡剤を兼ねることを特徴とする請求項5
記載の水性インク組成物。 - 【請求項7】 粘度低下剤をさらに含有することを特徴
とする請求項1または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項8】 前記粘度低下剤は、二リン酸ナトリウム
およびその誘導体のうちのいずれか少なくとも一種であ
ることを特徴とする請求項7記載の水性インク組成物。 - 【請求項9】 前記着色複合体を3重量%以上20重量
%以下、 前記湿潤剤を5重量%以上25重量%以下、 前記浸透剤を5重量%以上25重量%以下それぞれ含有
し、 残部がその他の添加剤および水であることを特徴とする
請求項1または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項10】 粘度が3mPa・S以上15mPa・
S以下であるとともに、表面張力が30dyne/cm
以上72dyne/cm以下であることを特徴とする請
求項1または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項11】 粘度が5mPa・S以上12mPa・
S以下であるとともに、表面張力が35dyne/cm
以上60dyne/cm以下であることを特徴とする請
求項1または2記載の水性インク組成物。 - 【請求項12】 粘土系層間化合物であるハイドロタル
サイトの層間イオンの少なくとも一部が、アニオン系染
料により置換されたことを特徴とする着色複合体。 - 【請求項13】 前記アニオン系染料は、C.I.So
lubilizedSulphur Black 2
であることを特徴とする請求項12記載の着色複合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16157897A JPH1077427A (ja) | 1996-07-10 | 1997-06-18 | 水性インク組成物および着色複合体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18057996 | 1996-07-10 | ||
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