JPH1072393A - オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒 - Google Patents
オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒Info
- Publication number
- JPH1072393A JPH1072393A JP8245755A JP24575596A JPH1072393A JP H1072393 A JPH1072393 A JP H1072393A JP 8245755 A JP8245755 A JP 8245755A JP 24575596 A JP24575596 A JP 24575596A JP H1072393 A JPH1072393 A JP H1072393A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- glycerin
- solid catalyst
- catalyst
- oligoglycerin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
収率で製造する方法を提供するとともに、そのオリゴグ
リセリンの合成に好適な固体触媒を提供する。 【解決手段】 グリセリンカーボネートとグリセリンと
を、塩基点と酸点を表面に有する固体触媒の存在下、8
0〜250℃の温度で反応させることを特徴とするオリ
ゴグリセリンの製造方法。グリセリンカーボネートと含
水酸基有機化合物とを反応させる固体触媒であって、該
固体触媒はその表面に塩基点と酸点を有することを特徴
とする前記固体触媒。
Description
性剤原料等として有用なオリゴグリセリンの製造方法及
びその製造に好ましく適用される固体触媒に関するもの
である。
ラグリセリン等のオリゴグリセリンは、非イオン性界面
活性剤原料や化粧品配合成分等として広く利用されてい
る。このようなオリゴグリセリンの製造方法としては、
従来、各種の方法が知られている。例えば、特開平7−
216082号公報には塩基触媒を使うグリセリンの重
縮合法、米国特許第3968169号には酸触媒を使う
グリセリンの重縮合法、特表平7−507779号公報
にはゼオライト触媒を使うグリセリンの重縮合法が開示
されている。しかしながら、これらの重縮合方法では、
未反応のグリセリンが多量残存する上、得られるオリゴ
グリセリンは多種類の混合物からなる分子量分布の広い
ものである。また、これらの方法の場合、環状生成物を
相当量副生するという問題もある。特開平1−2832
46号公報には、グリセリンとエピクロルヒドリンを反
応させる方法が示されているが、この方法の場合、反応
選択性が低い上に、環状生成物を相当量副生する。
ゴグリセリンを選択性よくかつ高収率で製造する方法を
提供するとともに、そのオリゴグリセリンの合成に好適
な固体触媒を提供することをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、グリセリンカー
ボネートとグリセリンとを、塩基点と酸点を表面に有す
る固体触媒の存在下、80〜250℃の温度で反応させ
ることを特徴とするオリゴグリセリンの製造方法が提供
される。また、本発明によれば、グリセリンカーボネー
トを、塩基点と酸点を表面に有する固体触媒の存在下、
80〜250℃で反応させた後、水の存在下でさらに反
応させることを特徴とするオリゴグリセリンの製造方法
が提供される。さらに、本発明によれば、グリセリンカ
ーボネートと一般式
R1とR2が炭化水素基を示す場合、R1とR2とは結合し
て炭素環を形成していてもよい)で表されるグリセリン
誘導体とを、塩基点と酸点を表面に有する固体触媒の存
在下、80〜250℃の温度で反応させた後、得られた
反応生成物を加水分解処理することを特徴とするオリゴ
グリセリンの製造方法が提供される。さらにまた、本発
明によれば、グリセリンカーボネートと含水酸基有機化
合物とを反応させる固体触媒であって、該固体触媒はそ
の表面に塩基点と酸点を有することを特徴とする前記固
体触媒が提供される。
GCと略記することもある)は、従来オリゴグリセリン
(以下、OGLと略記することもある)の製造原料には
使われていなかったが、本発明者らの研究によれば、G
Cを原料にすると環状物等の副生物の生成が抑制される
上に重合度制御が可能になることが知見された。そし
て、GCはグリセリンから容易に製造できる安全性の高
い化合物である。グリセリンの重縮合は触媒存在下に2
50℃付近で進行するが、GCを原料にすると150℃
付近でもオリゴグリセリンを容易に得ることができる。
本発明は、このように利点の多いGCをOGL製造原料
にすることを骨子としている。なお、GCは単独でも触
媒存在下に反応して環状物等の少ないOGL前駆体を生
成するが、グリセリン又はグリセリンのアセタールやケ
タール(以下、これらをGLDとも云う)と反応させる
と更に利点が多く、反応容易な上に重合度の制御が容易
になる。
トとグリセリン水酸基との反応(求核置換反応)用触媒
として、塩基点と酸点の両方を表面に有する固体触媒を
用いる。本明細書において言う塩基点とは、水素イオン
(H+)を吸着し得る触媒の活性点を意味し、水酸基の
水素を活性化させ、−O-イオンの生成を促進させる。
この塩基点は、M1−O(M1:Ca及び/又はMg)の
結合を触媒表面に形成することにより、触媒中に導入す
ることができる。一方、本明細書において言う酸点と
は、ヒドロキシルイオン(OH-)を吸着し得る触媒の
活性点を意味し、グリセリンカーボネートのカーボネー
ト基を活性化させ、カルボキシレート基(−OCO
O-)の生成を促進させる。この酸点は、M2−O
(M2:周期律表の2B族金属、3A族金属、3B族金
属、4A族金属、4B族金属、5A族金属、5B族金
属、6A族金属、6B族金属、7B族金属及び8族金属
の中から選ばれる少なくとも1種の金属)の結合を触媒
表面に形成することにより触媒中に導入することができ
る。
属として、Zn、Cd;3A族金属として、Al、G
a、In、Tl;3B族金属として、Sc、Y、La;
4A族金属として、Ge、Sn、Pb;4B族金属とし
て、Ti、Zr、Hf;5A族金属として、Sb、B
i;5B族金属として、V、Nb、Ta;6A族金属と
して、Se、Te;6B族金属として、Cr、Mo、
W;7B族金属として、Mn、Tc、Re;8族金属と
して、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、I
r、Pt等が挙げられる。本発明において用いる好まし
い金属M2は、Al、Ga、In、Tl、Co、Sc、
La、Mn、Zn、Ti、Zr、Sn、Sb、Bi、M
o、W、Fe、Cr、Ni及びCuの中から選ばれる金
属である。
とM2金属とを酸化物の形で含むものであればどのよう
なものでも使用することができる。このような固体触媒
は、従来公知の各種の方法で調製することができる。こ
のような方法としては、例えば、M2金属の硝酸塩水溶
液や炭酸塩水溶液を、M1金属の酸化物(CaO及び/
又はMgO)に含浸させた後、窒素気流中又は減圧条件
下で400〜1000℃、好ましくは500〜800℃
で焼成する方法や、M1金属硝酸塩とM2金属硝酸塩を含
む水溶液にアンモニア水を加えてM1金属水酸化物とM2
金属水酸化物からなる混合物を沈澱させた後、この沈澱
を濾別し、水洗し、乾燥した後、窒素気流中又は減圧条
件下で400〜1000℃、好ましくは500〜800
℃で焼成する方法等を示すことができる。本発明の固体
触媒の好ましい調製法によれば、ハイドロタルサイト又
はそのハイドロタルサイト中のアルミニウムイオンの少
なくとも一部を他のM2金属イオンで置換した金属置換
ハイドロタルサイトを、窒素気流中又は減圧条件下で4
00〜1000℃、好ましくは500〜800℃で焼成
して、複合金属酸化物とする方法である。
般式(2)で表されるものが用いられる。
は0以上の数を示す。xは、通常、0.001〜0.6
0、好ましくは0.01〜0.35の数である。また、
ハイドロタルサイト中のアルミニウムイオンを他のM2
金属イオンで置換する場合、M2金属としては、特に、
Ga、In、Tl、Co、Sc、La、Mn、Zn、T
i、Zr、Sn、Sb、Bi、Mo、W、Fe、Cr、
Ni及びCuの中から選ばれる金属の少なくとも1種を
用いるのが好ましい。本発明の固体触媒において、M2
金属の割合は、M1金属に対する原子比M2/M1が0.
001〜1.50、好ましくは0.01〜0.54の範
囲になるような割合である。本発明の固体触媒の形状
は、粉末状や球状、ペレット状等の各種の形状であるこ
とができる。本発明の固体触媒は、グリセリンカーボネ
ートと一価アルコールや多価アルコール等の含水酸基有
機化合物との反応用触媒として一般的に適用される。
セリンを原料にする方法、GCだけを原料にする方法及
びGCとGLD(グリセリンのアセタール又はケター
ル)を原料にする方法の3種の方法がある。以下、これ
らの方法について詳記する。
表されるカルボキシレート中間体を生成させ、これを脱
炭酸する方法である。
nは同じでも異なつていても良いが、これらは0又は1
〜3の整数を示し、mとnの和は5以下である) 以下、この方法によるOGL生成過程の1例を反応式で
説明する。下記(4)式は、GCとグリセリンとの反応
(求核置換反応)により生成したカルボキシレート中間
体が脱炭酸してジグリセリンを生成する反応例を示す。
下記(5)式は、GCとジグリセリンとの反応により生
成したカルボキシレート中間体が脱炭酸してトリグリセ
リンを生成する反応例を示す。本発明におけるGCとグ
リセリン水酸基との反応は、求核置換反応であり、この
求核置換反応は、その反応により生成されるカルボキシ
レート中間体の脱炭酸反応により促進されるものと推定
される。このような求核置換反応を繰返し行うことによ
って、オリゴグリセリンが生成される。
法で容易に製造することができる。例えばグリセリンと
ホスゲンの反応やエピクロルヒドリンと炭酸塩の反応で
得られるし、グリセリンとエチレンカーボネートからは
前記の方法よりも有利に製造することができる(特開平
6−329663号)。本発明の反応は、前記固体触媒
の存在下で進行する。固体触媒の使用量は、GCに対
し、0.001〜100重量%、好ましくは0.1〜5
0重量%である。
り、0.2〜20モル、好ましくは0.5〜10モルの
割合である。GCとグリセリンとの反応は、グリセリ
ンとGCを混合加熱する;加熱グリセリン中にGCを
滴下する;加熱GC中にグリセリンを滴下する;など
の方式で行っても良いが、の方式が好ましい。の方
式では、反応初期の反応液中に大量のグリセリンと少量
のGCが存在するから、GCは優先的にグリセリンと反
応してGC間の反応が抑制される。また、GCとグリセ
リンの反応生成物に新しく滴下されたGCが反応して逐
次的に反応が進行し、その結果として所望量のGCをグ
リセリンと反応させることができる。本発明の方法にお
いては、得られるOGLの重合度はGCの使用量と関係
し、GC使用量がグリセリン使用量の1〜1.5モル倍
ではジグリセリンが主に生成し、GC使用量がグリセリ
ン使用量の2〜2.6モル倍ではトリグリセリンが主に
生成し、GC使用量がグリセリン使用量の3〜3.6モ
ル倍ではテトラグリセリンが主に生成する。また、この
場合のGC滴下速度は、目的物の種類や反応温度及び反
応量等の諸反応因子で異なるが、通常は全量を0.5〜
20時間、好ましくは4〜12時間で滴下する速度に規
定するのがよい。滴下終了後も1〜15時間、好ましく
は3〜10時間反応を継続するのが良く、これによって
滴下GCの全量を反応させることができる。反応温度は
80〜250℃、好ましくは100〜210℃、より好
ましくは110〜180℃であり、反応温度80℃未満
では反応速度が著しく遅く、反応温度が250℃を超え
ると副生物量が多くなる上、製品OGLに着色を生じる
等の問題がある。
の求核置換反応と、その反応により生成したカルボキシ
レート中間体の脱炭酸反応が起り、オリゴグリセリンが
生成される。前記のようにして得られる反応生成物は、
これを冷却後、固体触媒を濾過等の固液分離法で除去す
る。これにより、高品質のオリゴグリセリン溶液を得
る。このオリゴグリセリン溶液は、本質的に中性である
ため、従来法のように、酸やアルカリを添加して中和す
る必要もなく、かつそのオリゴグリセリン分子量分布は
非常にシャープである。〔A〕法でOGLを製造する場
合、反応は常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系
のいずれの方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素
の除去が容易な減圧系や常圧開放系で行うのが好まし
い。そして、常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性
ガスを流通させて二酸化炭素除去を容易にするのが好ま
しい。
通常、使用量の2〜15重量%に相当する未反応グリセ
リンと生成OGLの1〜3重量%に相当する微量の環状
生成物を含み、重合度1〜4のOGLの得率は全OGL
の80重量%以上である。従って、常法によって反応生
成物を精製処理することにより、高品質のオリゴグリセ
リンを得ることができる。例えば、固体触媒を濾別後の
液を減圧トッピングしてグリセリンの過半を留去すれば
高純度のオリゴグリセリンが得られる。また、生成液を
減圧下に単蒸留すれば高品質のオリゴグリセリンが得ら
れ、減圧精留すれば更に高品質のオリゴグリセリンが得
られる。
ボキシレート中間体を生成させ、これを加水分解及び脱
炭酸させてオリゴグリセリンを生成させる方法である。
0又は1〜3の整数を示す) 以下、この方法によるOGLの生成過程の1例を反応式
で説明する。下記(7)式は、2モルのGCの反応(求
核置換反応)により生成したカルボキシレート中間体が
脱炭酸してオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例を
示す。下記(8)式は、前記(7)式で得られたオリゴ
グリセリン前駆体がさらにGCと反応し、この反応によ
り生成したカルボキシレート中間体が脱炭酸して分子量
の高められたオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例
を示す。下記(9)式は、前記(7)式で得られたオリ
ゴグリセリン前駆体が水の存在下で加水分解されてカル
ボキシレート中間体となり、これが脱炭酸してオリゴグ
リセリンを生成する反応例を示す。
後に加水分解及び脱炭酸してオリゴグリセリンを生成さ
せる方法であり、原料のGCは前記のようにグリセリン
から容易に製造することができる。GCからのOGL前
駆体の生成反応は、前記固体触媒の存在下に進行する。
固体触媒の添加量は、GCに対し、0.001〜100
重量%、好ましくは0.1〜50重量%である。
は、理論量の1〜50モル倍、好ましくは1〜10モル
倍の水の存在下に進行する。この場合の加水分解用触媒
としては、通常の塩基触媒や酸触媒を用いることができ
る。
アルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩、重炭酸
塩等が用いられ、塩基性イオン交換樹脂も使用可能であ
る。これらのうち特に好ましいのはナトリウムやカリウ
ムの水酸化物、炭酸塩、及び重炭酸塩である。酸触媒と
しては、硫酸、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸等の無
機酸;p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ト
リクロロ酢酸、シュウ酸、酢酸等の有機酸;シリカ、ア
ルミナ、ゼオライト、カオリン、ヘテロポリ酸/シリカ
複合体等の固体酸;多孔質物質上に前記無機酸を担持し
た固体酸;酸型イオン交換樹脂等が用いられる。酸型イ
オン交換樹脂としては、ナフイオン(デュポン)やダイ
アイオン(三菱化学)等のようなスルホン酸型のものの
使用が好ましい。
前駆体100g当り、0.01〜40g当量、好ましく
は0.1〜15g当量である。酸触媒の場合は、酸とし
て、OGL前駆体100g当り、0.01〜40g当
量、好ましくは0.1〜15g当量である。前記酸触媒
又は塩基触媒は、反応液に均一溶解した状態で使っても
反応液に不溶の状態で使っても良いが、均一溶解状態で
使うと使用量を少なくすることができる。一方、反応液
に不溶の状態で使うと反応後の生成液から容易に触媒を
分離回収することができる。イオン交換樹脂や固体酸等
の反応液に不溶性触媒を使用する際は、反応方式に応じ
てペレット状やシート状等に加工して使うことができ
る。
るGC相互の求核置換反応とその反応により生成したカ
ルボキシレート中間体の脱炭酸反応及び(8)式で示さ
れる脱炭酸反応生成物とGCとの求核置換反応とその反
応により生成したカルボキシレート中間体の脱炭酸反応
において、それらの反応温度は80〜250℃、好まし
くは100〜210℃、より好ましくは110〜180
℃である。全反応時間は1〜20時間、好ましくは4〜
12時間程度である。前記〔B〕法において、前記
(9)式で示される加水分解反応とその加水分解生成物
の脱炭酸反応を実施するには、外部から水及び加水分解
用触媒を添加してさらに反応を続ければよい。この
〔B〕法の場合、(7)式や(8)式で示されるOGL
前駆体生成反応と、前記(9)式で示されるOGL生成
反応とは、必ずしも同じ反応条件で実施する必要はな
く、異った反応条件で実施することもできる。(9)式
の反応は、低温で実施することができ、25〜250
℃、好ましくは30〜210℃、より好ましくは30〜
180℃の反応温度で実施することができる。その反応
時間は1〜20時間、好ましくは4〜12時間である。
外部からの水と加水分解用触媒の添加は、所定反応時間
の10〜90%、好ましくは15〜70%経過した時点
において行えばよい。さらに、前記反応は2段階で行う
ことができ、25〜50℃行った後、80〜180℃で
行うことができる。
それに続く脱炭酸反応を、加水分解用触媒を用いて行う
場合、その反応方法としては、GCを固体触媒の存在下
で反応させて得られた反応生成物に、水とその加水分解
用触媒を添加して引続き加水分解反応及び脱炭酸反応を
行う方法や、GCを固体触媒の存在下で得られた反応生
成物から固体触媒を濾別し、得られた反応生成液に、水
とその加水分解用触媒を加えて加水分解反応及び脱炭酸
反応を行う方法等を採用することができる。
常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系のいずれの
方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素の除去が容
易な減圧系や常圧開放系で行うのが好ましい。そして、
常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流通さ
せて二酸化炭素除去を容易にするのが好ましい。反応生
成液は、〔A〕法の場合と同様に濾過、中和、減圧トッ
ピング及び釜残の濾過だけで高品質のオリゴグリセリン
とすることができる。また、〔A〕法の場合と同様に減
圧単蒸留や減圧精留によってさらに高品質のオリゴグリ
セリンを得ることができる。
Dから下記一般式(11)で表されるカルボキシレート
中間体を生成させ、これを脱炭酸及び加水分解する方法
である。
これらは水素原子又は炭化水素基を示し、R1及びR2が
炭化水素基を示す場合、R1とR2が結合して炭素環を形
成していてもよい。炭化水素基としては、炭素数1〜1
2、好ましくは1〜6のアルキル基や、フェニル基、ト
リル基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基等
が挙げられる。
は前記と同じ意味を有し、mは0又は1〜3の整数を示
す) 前記(10)式で表されるGLDの具体例としては、
2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノ
ール(ソルケタール)、2,2−ジエチル−1,3−オ
キシラン−4−メタノール、2,2−ジフェニル−1,
3−ジオキソラン−4−メタノール、2−メチル−1,
3−ジオキソラン−4−メタノール、2−フェニル−
1,3−ジオキソラン−4−メタノール等が挙げられ
る。
1例を反応式で説明する。下記(12)式は、GCとG
LDの求核反応により生成したカルボキシレート中間体
が脱炭酸してオリゴグリセリン前駆体を生成する反応例
を示す。下記(13)式は、前記(12)式で得られた
オリゴグリセリン前駆体がさらにGCと反応し、この反
応により生成したカルボキシレート中間体が脱炭酸して
分子量の高められたオリゴグリセリン前駆体を生成する
反応例を示す。下記(14)式は、オリゴグリセリン前
駆体が加水分解してオリゴグリセリンを生成する反応例
を示す。
〔A〕法や〔B〕法で詳記した反応と同様のGCに対す
るグリセリン水酸基の求核反応とそれに続く脱炭酸反応
によるOGL前駆体生成反応であり、前記固体触媒又は
酸触媒の存在下で進行する。一方、(14)式はアセタ
ールやケタールが分解する公知の加水分解反応によるO
GL生成反応であり、酸触媒の存在下で進行する。
にグリセリンから容易に製造することができる。〔C〕
法で原料とするGLDは、前記(10)式においてR1
及びR2が水素原子又は炭素数1〜4の低炭化水素基で
あるものが好ましいが、R1及びR2が炭素数5以上の脂
肪族炭化水素基や芳香族基であっても良いし、R1とR2
が結合してシクロヘキサン環等の環を形成していても良
い。また、GLDは酸触媒を使う公知法、例えばOr
g.Synth.28 73(1948)に記載されて
いる方法で容易に製造することができる。GCとグリセ
リン水酸基との反応用触媒としては、前記固体触媒が用
いられ、その固体触媒の添加量は、GLDに対して、
0.001〜100重量%、好ましくは0.1〜50重
量%である。
0.2〜20モル、好ましくは0.5〜10モルであ
る。GCとGLDとの反応は、GLDとGCを混合加
熱する;加熱GLD中にGCを滴下する;加熱GC
中にGLDを滴下する;などの方式で行っても良いが、
の方式が好ましい。の方式では、反応初期の反応液
中に大量のGLDと少量のGCが存在するから、GCは
優先的にGLDと反応してGC間の反応が抑制される。
また、GCとGLDの反応生成物に新しく滴下されたG
Cが反応して逐次的に反応が進行し、その結果として所
望量のGCをGLDと反応させることができる。本発明
の方法においては、GCとGLDから得られるOGLの
重合度はGCの使用量に関係し、GC使用量がGLD使
用量の1〜1.5モル倍ではジグリセリンが主に生成
し、GC使用量がGLD使用量の2〜2.6モル倍では
トリグリセリンが主に生成し、GC使用量がGLD使用
量の3〜3.6モル倍ではテトラグリセリンが主に生成
する。また、この場合のGC滴下速度は目的物の種類や
反応温度及び反応量等の諸反応因子で異なるが、通常は
全量を0.5〜20時間、好ましくは4〜12時間で滴
下する速度とするのがよい。なお、滴下終了後も1〜1
5時間、好ましくは3〜10時間反応を継続するのが良
く、これによって滴下GCの全量を反応させることがで
きる。
駆体の加水分解反応は、理論量の1〜100モル倍、好
ましくは1〜20モル倍の水を使用し、酸触媒の存在下
に行われる。この酸触媒の添加量は、酸として、水10
0g当り、0.01〜40g当量、好ましくは0.1〜
15g当量である。酸触媒としては、前記した各種のも
のを用いることができる。
得られたカルボキシレート中間体の脱炭酸反応は殆ど同
時に進行し、その反応温度は、80〜250℃、好まし
くは100〜210℃、より好ましくは110〜180
℃である。反応温度が前記範囲を超えると、副生物の量
が著しくなったり、製品に着色を生じるようになる。一
方、反応温度が前記範囲より低くなると、反応速度の低
下が著しくなる。反応時間は、1〜20時間、好ましく
は4〜12時間程度である。グリセリン前駆体の加水分
解反応温度は、25〜250℃、好ましくは50〜20
0℃であり、反応時間は1〜15時間、好ましくは2〜
8時間である。GCとGLDとの反応及びそれに続く脱
炭酸反応によるグリセリン前駆体生成反応とグリセリン
前駆体の加水分解によるオリゴグリセリン生成反応と
は、同一反応容器を用いて実施してもよいし、それぞれ
別の反応容器を用いて実施してもよい。同じ反応容器を
用いて実施する場合には、グリセリン前駆体生成反応終
了後、外部から水と酸触媒を添加して引続き加水分解反
応を実施すればよい。一方、グリセリン前駆体生成反応
とその加水分解によるオリゴグリセリン生成反応をそれ
ぞれ別の反応容器を用いて実施する場合には、グリセリ
ン前駆体生成反応により得られた反応生成物から、固体
触媒を分離し、これを水及び酸触媒とともに別の容器に
入れ、加水分解反応を実施すればよい。
常圧開放系、常圧密閉系、加圧系及び減圧系のいずれの
方式で行っても良いが、生成した二酸化炭素の除去が容
易な減圧系や常圧開放系で行うのが好ましい。そして、
常圧開放系の場合は、窒素ガス等の不活性ガスを流通さ
せて二酸化炭素除去を容易にするのが好ましい。反応生
成液を〔A〕法の場合と同様に処理することにより、高
純度オリゴグリセリンが得られる。
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって
限定されない。なお、実施例及び比較例の実験における
生成物分析は、直径0.32mmで長さ5mのキャピラ
リーカラム(ヒューレットパッカード社製;商品名:ウ
ルトラ2)を使用するガスクロマトグラフ法で行った。
この場合、各成分の組成比は、各成分のガスクロマトグ
ラフのピークの面積%で求めた。また、ガスクロマトグ
ラフ測定時の試料としては、あらかじめBSTFA
〔(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド〕と
ピリジンを加えて加熱反応させ、水酸基をシリルエーテ
ルに変換したものを用い、これを試料として測定を行っ
た。
ネシウム(MgO)粉末(純度99%)20gを加え、
充分撹拌した後、蒸発乾固した。次いで110℃で一夜
乾燥した後、粉砕し、窒素気流中で徐々に昇温して、6
00℃で2時間加熱処理して触媒を得た。この触媒中の
Al3+の量は、3重量%であった。前記のようにしてM
gとAlを含む複合金属酸化物固体触媒A(平均粒径:
40μm)を得た。このもののAl/Mg比(原子比)
は0.25である。
マンガンを用いた以外は同様にして、MgとMnを含む
複合金属酸化物固体触媒B(平均粒径:56μm)を得
た。このもののMn/Mg比(原子比)は0.203で
ある。
を用いた以外は同様にして、MgとFeを含む複合金属
酸化物固体触媒C(平均粒径:37μm)を得た。この
もののFe/Mg比(原子比)は0.107である。
クロムを用いた以外は同様にして、MgとCrを含む複
合金属酸化物固体触媒D(平均粒径:103μm)を得
た。このもののCr/Mg比(原子比)は0.056で
ある。
ニッケルを用いた以外は同様にして、MgとNiを含む
複合金属酸化物固体触媒E(平均粒径:64μm)を得
た。このもののNi/Mg比(原子比)は0.042で
ある。
カルシウムを用いた以外は同様にして、CaとAlを含
む複合金属酸化物固体触媒F(平均粒径:74μm)を
得た。このもののAl/Ca比(原子比)は0.153
である。
器を備えた内容積1リットルの四つ口フラスコを反応器
とし、これにグリセリン151.3g(1.64モル)
と前記固体触媒A18.8gを仕込んだ。フラスコ内容
物を撹拌しながら180℃に加熱すると共に、還流冷却
器の上部をアスピレーターに接続してフラスコ内を10
0トールの減圧として2時間保持して、内容物の脱水を
行った。次いで、フラスコ内を常圧とし、撹拌下にフラ
スコ内容物を180℃に保ち、滴下ロートから224.
0g(1.9モル)のグリセリンカーボネートを約30
分で滴下した。滴下終了後もフラスコ内容物を常圧下に
180℃で8時間加熱撹拌を続けて反応を終了した。反
応終了後、反応生成物を冷却し、固体触媒濾別して、反
応生成液312gを得た。この反応生成液はわずかに淡
黄色に着色した透明粘稠な液体であった。この反応生成
液を分析すると、この中にはグリセリン9g、ジグリセ
リン259g、トリグリセリン17g、テトラグリセリ
ン10g、重合度5以上のオリゴグリセリン17gが含
まれており、ジグリセリンが主成分(83.0重量%)
であった。反応生成液中には環状物が含まれていたが、
その量は微量(3.0重量%)であった。
を用い、反応時間8時間の代りに反応時間7時間を用い
た以外は同様にして実験を行った。得られた反応生成液
を分析すると、この中にはグリセリン10g、ジグリセ
リン249g、トリグリセリン19g、テトラグリセリ
ン10g及びペンタグリセリン14gが含まれており、
ジグリセリンが主成分(79.2重量%)であった。反
応生成液中には環状物が含まれていたが、その量は微量
(2.4重量%)であった。
を用い、反応時間8時間の代りに反応時間9時間を用い
た以外は同様にして実験を行った。得られた反応生成液
を分析すると、この中にはグリセリン8g、ジグリセリ
ン241g、トリグリセリン20g、テトラグリセリン
11g及び重合度5以上のオリゴグリセリン30gが含
まれており、ジグリセリンが主成分(77.6重量%)
であった。反応生成液中には環状物が含まれていたが、
その量は微量(2.6重量%)であった。
gの代りにグリセリンカーボネート464.9g(3.
94モル)を用い、固体触媒Aの代りに前記固体触媒D
を用いた以外は同様にして実験を行った。得られた反応
生成液を分析すると、この中にはグリセリン3g、ジグ
リセリン41g、トリグリセリン367g、テトラグリ
セリン67g及び重合度5以上のオリゴグリセリン22
gが含まれており、トリグリセリンが主成分(73.3
重量%)であった。反応生成液中には環状物が含まれて
いたが、その量は微量(3.1重量%)であった。
g(5.90モル)を用い、固体触媒Aの代りに前記固
体触媒Eを用い、反応時間8時間の代りに反応時間10
時間を用いた以外は同様にして実験を行った。得られた
反応生成液を分析すると、この中にはグリセリン2g、
ジグリセリン41g、トリグリセリン69g、テトラグ
リセリン485g及び重合度5以上のオリゴグリセリン
83gが含まれており、テトラグリセリンが主成分(7
1.3重量%)であった。反応生成液中には環状物が含
まれていたが、その量は微量(2.8重量%)であっ
た。
(一般式(1)において、R1及びR2がメチル基の化合
物)216.5g(1.64モル)を用い、固体触媒A
の代りに前記固体触媒Fを用い、反応時間9時間を用い
た以外は同様に実験を行って、固体触媒Fを含む反応生
成液381gを得た。次に、この反応生成液に、純水4
00gと硫酸1gを加え、60℃で3時間加水分解処理
を行った。得られた加水分解制せ物に炭酸カルシウムを
加えて中和し、オリゴグリセリン溶液を得た。得られた
オリゴグリセン溶液を分析すると、この中にはグリセリ
ン8g、ジグリセリン259g、トリグリセリン19
g、テトラグリセリン11g及び重合度5以上のオリゴ
グリセリン22gが含まれており、ジグリセリンが主成
分(81.1重量%)であった。溶液中には環状物が含
まれていたが、その量は微量(2.5重量%)であっ
た。
926.0g(7.8モル)と固体触媒A18.8gを
仕込み、180℃で5時間撹拌下に反応を行った。次
に、この生成物744gに純水3000gと水酸ナトリ
ウム3gを加え、30℃で3時間、さらに110℃で4
時間加熱して反応を行った。得られた反応生成物に炭酸
カルシウムを加えて中和し、オリゴグリセリン溶液を得
た。得られたオリゴグリセン溶液を分析すると、この中
にはグリセリン22g、ジグリセリン567g、トリグ
リセリン35g、テトラグリセリン30g及び重合度5
以上のオリゴグリセリン46gが含まれており、ジグリ
セリンが主成分(81.1重量%)であった。溶液中に
は環状物が含まれていたが、その量は微量(2.3重量
%)であった。
グリセリン276.0g(3モル)と純度95重量%以
上の試薬用水酸化カリウム9.5g(0.17モル)を
仕込んだ。窒素ガスの流通下、240℃で撹拌下に12
時間保持し、得られた反応生成物を希硫酸で中和後分析
すると、得られた反応生成液には、グリセリン64g、
ジグリセリン69g、トリグリセリン41g、テトラグ
リセリン19g及び重合度5以上のオリゴグリセリン2
8gが含まれており、オリゴグリセリンの分子量分布は
ブロードなものであった。また、反応生成液中にはかな
り大量の環状物(43.6重量%)が含まれていた。
(3モル)及びゼオライトNa−A〔ドイツ/フランク
フルト在デグサ社(Degussa AG)製〕6.6gを仕込
み、窒素ガス雰囲気下で240℃で22時間反応を行っ
た。その後、得られた反応生成物を冷却し、加圧濾過器
(操作圧:3バール)を通してゼオライトを除去した。
得られた濾液には、グリセリン34g、ジグリセリン7
2g、トリグリセリン46g及び重合度4以上のオリゴ
グリセリン70gが含まれ、オリゴグリセリンの分子量
分布はブロードなものであった。また、この液中には、
かなり大量の環状物(29.6重量%)が含まれてい
た。
(3モル)及び珪酸ナトリウムNaSK36〔ドイツ/
フランクフルト在ヘキスト社(Hoechst AG)製〕6.6
gを仕込み、窒素ガス雰囲気下で240℃で22時間反
応を行った。その後、得られた反応生成物を冷却した。
この場合、珪酸ナトリウムはグリセリンに溶解し分離で
きなかった。前記のようにして得られた反応液には、グ
リセリン19g、ジグリセリン66g、トリグリセリン
51g及び重合度4以上のオリゴグリセリン86gが含
まれ、オリゴグリセリンの分子量分布はブロードなもの
であった。また、この液中には、かなり大量の環状物
(33.2重量%)が含まれていた。
状副生物の含有量が微量であり、しかも分子量分布(重
合度分布)のシャープな高品質のオリゴグリセリンを高
収率で得ることができる。本発明により得られるオリゴ
グリセリンは、オリゴグリセリン脂肪酸エステルやオリ
ゴグリセリンアルキルエーテルの製造原料として好適の
ものである。本発明による固体触媒は、グリセリンカー
ボネートと水酸基を有する有機化合物との反応用触媒と
して好適のものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 グリセリンカーボネートとグリセリンと
を、塩基点と酸点を表面に有する固体触媒の存在下、8
0〜250℃の温度で反応させることを特徴とするオリ
ゴグリセリンの製造方法。 - 【請求項2】 グリセリンカーボネートを、塩基点と酸
点を表面に有する固体触媒の存在下、80〜250℃で
反応させた後、水の存在下でさらに反応させることを特
徴とするオリゴグリセリンの製造方法。 - 【請求項3】 グリセリンカーボネートと一般式 【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子又は炭化水素基を示し、
R1とR2が炭化水素基を示す場合、R1とR2とは結合し
て炭素環を形成していてもよい)で表されるグリセリン
誘導体とを、塩基点と酸点を表面に有する固体触媒の存
在下、80〜250℃の温度で反応させた後、得られた
反応生成物を加水分解処理することを特徴とするオリゴ
グリセリンの製造方法。 - 【請求項4】 グリセリンカーボネートと含水酸基有機
化合物とを反応させる固体触媒であって、該固体触媒は
その表面に塩基点と酸点を有することを特徴とする前記
固体触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24575596A JP3859277B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24575596A JP3859277B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072393A true JPH1072393A (ja) | 1998-03-17 |
JP3859277B2 JP3859277B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=17138324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24575596A Expired - Fee Related JP3859277B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3859277B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004048304A1 (ja) * | 2002-11-28 | 2006-03-23 | ダイセル化学工業株式会社 | ポリグリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、それらの製造方法 |
JP2008222459A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Nagoya Institute Of Technology | 中空シリカ粒子の調製方法 |
WO2008142374A1 (en) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Croda International Plc | Method of making polyglycerol esters |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP24575596A patent/JP3859277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004048304A1 (ja) * | 2002-11-28 | 2006-03-23 | ダイセル化学工業株式会社 | ポリグリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、それらの製造方法 |
JP4540482B2 (ja) * | 2002-11-28 | 2010-09-08 | ダイセル化学工業株式会社 | ポリグリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、それらの製造方法 |
JP2008222459A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Nagoya Institute Of Technology | 中空シリカ粒子の調製方法 |
WO2008142374A1 (en) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Croda International Plc | Method of making polyglycerol esters |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3859277B2 (ja) | 2006-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017520511A (ja) | アルケノールの製造方法および1,3−ブタジエンの製造のためのその使用 | |
CS219336B2 (en) | Catalyser for preparation of the dimethylether | |
EP2781498A1 (en) | Method for producing alkanediol | |
EP1050510B1 (de) | Verfahren zur Herstellung eines Hemimorphit-Katalysators | |
JPH05503946A (ja) | グリコールエーテルの製造方法 | |
EP3015446B1 (en) | Method for producing allyl alcohol and allyl alcohol produced thereby | |
JPH1072393A (ja) | オリゴグリセリンの製造方法及び固体触媒 | |
CN1217316A (zh) | 不饱和酮的制备 | |
WO2007037119A1 (ja) | 3,3,3-トリフルオロプロピオンアルデヒドの製造方法 | |
JP3818704B2 (ja) | オリゴグリセリンの製造方法 | |
JPS6114144B2 (ja) | ||
US6211416B1 (en) | Method for producing enol ethers | |
JP2865165B2 (ja) | フエノール類のアルキルエーテルの製造方法及び該方法で使用される触媒 | |
EP2987780B1 (en) | Polyol-ether compound and method for producing same | |
GB2089343A (en) | Orthomethylation of phenols | |
JP2585737B2 (ja) | テルペンアルコ―ルの製造方法 | |
EP3880643B1 (en) | Synthesis of triethylene glycol bis(2-ethylhexanoate) | |
JP5506074B2 (ja) | エポキシ化合物の製造方法 | |
JP3161578B2 (ja) | ジオール類の製造方法 | |
JP3672441B2 (ja) | 脂環式モノケトン類の製造方法および脂環式ジケトン類の製造方法 | |
JPH08283186A (ja) | アルコール類の製造方法 | |
JPS637170B2 (ja) | ||
JPH0791253B2 (ja) | エチレンシアンヒドリンの製造方法 | |
JPH10273459A (ja) | 3,3’,5,5’−テトラ−t− ブチルビフェノールの製造方法 | |
WO2000069799A1 (fr) | Precurseurs de 3-alkoxyalcanoles et procedes de preparation de 3-alkoxyalcanoles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031022 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050426 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050426 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |