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JPH106509A - インクジェットヘッド接合装置 - Google Patents

インクジェットヘッド接合装置

Info

Publication number
JPH106509A
JPH106509A JP16297196A JP16297196A JPH106509A JP H106509 A JPH106509 A JP H106509A JP 16297196 A JP16297196 A JP 16297196A JP 16297196 A JP16297196 A JP 16297196A JP H106509 A JPH106509 A JP H106509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
fixing
ink jet
mounting means
jet head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16297196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Saito
敬治 斉藤
Osamu Nakayama
攻 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP16297196A priority Critical patent/JPH106509A/ja
Publication of JPH106509A publication Critical patent/JPH106509A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の位置合わせが行えない。 【解決手段】 振動板を載置する第1載置手段1のテー
ブル11をX軸、Y軸及びθ軸方向に移動させる移動機
構2を備えると共に、ノズル板を載置する第2載置手段
3のテーブル41をX軸、Y軸及びθ軸方向に移動させ
るX−Y軸移動台45及びθ軸回転台49を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド接合装置に関し、特にインクジェットヘッドを構成す
る2つの部材を接合するインクジェットヘッド接合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドを用いて画像を記
録するプリンタ、ファクシミリ、コピー等のインクジェ
ット記録装置は、インク滴を吐出するための複数のノズ
ルと、各ノズルに対応して設けた電気機械変換素子や発
熱抵抗体などのアクチュエータとを備えたインクジェッ
トヘッドを記録ヘッドに用いて、記録信号に応じてノズ
ルからインク滴を記録媒体(インク滴が付着するもの)
に吐出することによって、高速、高密度、高品質の記録
を行なうものである。
【0003】インクジェットヘッドとしては種々の構造
のものが知られているが、例えば、基板上に複数の圧電
素子を設け、この圧電素子に振動板の変位部を接合し、
この振動板上に変位部に対応する液室を形成するための
液室形成部材を設け、この液室形成部材上に振動板の変
位部に対向するノズルを形成したノズル板(ノズルプレ
ート)を設けて、圧電素子を駆動することで振動板を介
して液室内のインクを加圧し、ノズル板のノズルからイ
ンク滴を吐出するようにしたものがある。また、基板上
に複数の圧電素子と液室隔壁となる支柱部とを交互に列
設し、圧電素子に対向するノズルを形成したノズル板を
支柱部に接合して、圧電素子の変位によって対向するノ
ズルからインク滴を吐出するようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなインク
ジェットヘッドにおいて、高密度、高品質記録を行うた
めにヘッド構成部品の個々の精度を高くしなければなら
ないと共に、ノズル板、振動板、圧電素子等の各構成部
品を接合して組み立てるときの組み立て精度(部品相互
の位置精度即ち接合精度)を高くしなければならない。
【0005】特に、組立ての中でも、ノズル板のノズル
と振動板の変位部との位置精度、振動板の変位部と圧電
素子との位置精度、ノズル板のノズルと圧電素子との位
置精度を高くしなければ、圧電素子の変位が効率的に振
動板から液室に伝達されなくなってインクの吐出効率が
低下したり、複数の圧電素子を同時に駆動したときに相
互の干渉を生じて吐出速度が低下したりして、画像品質
が低下するなどの不都合が発生する。
【0006】したがって、上述したようなインクジェッ
トヘッドを構成している2つの部材を自動的に接合する
インクジェットヘッド接合装置を構成しようとする場
合、2つの部材の位置合せ精度の向上が要求される。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、位置合わせ精度の向上を図ることができるインク
ジェットヘッド接合装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェットヘッド接合装置は、イン
クジェットヘッドを構成する2つの第1、第2部材の内
の前記第1部材を載置する第1載置手段と、前記第2部
材を載置する第2載置手段と、この第2載置手段に載置
された前記第2部材を固定保持する固定手段と、前記第
1載置手段と固定手段とを相対移動させる移動機構と、
前記第1、第2部材の位置を検出する位置検出手段と、
前記第1、第2部材を加熱する加熱手段とを備えて、前
記第1部材と第2部材とを接合するインクジェットヘッ
ド接合装置であって、前記第1、第2載置手段には前記
第1、第2部材をX軸、Y軸及びθ軸方向に位置調整す
る機構を備えている構成とした。
【0009】請求項2のインクジェットヘッド接合装置
は、インクジェットヘッドを構成する2つの第1、第2
部材の内の前記第1部材を載置する第1載置手段と、前
記第2部材を載置する第2載置手段と、この第2載置手
段に載置された前記第2部材を固定保持する固定手段
と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動させる移
動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出する位置検
出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱手段とを
備えて、前記第1部材と第2部材とを接合するインクジ
ェットヘッド接合装置であって、前記固定手段を前記第
2載置手段と第1載置手段との間で直線移動させる機構
を備えている構成とした。
【0010】請求項3のインクジェットヘッド接合装置
は、インクジェットヘッドを構成する2つの第1、第2
部材の内の前記第1部材を載置する第1載置手段と、前
記第2部材を載置する第2載置手段と、この第2載置手
段に載置された前記第2部材を固定保持する固定手段
と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動させる移
動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出する位置検
出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱手段とを
備えて、前記第1部材と第2部材とを接合するインクジ
ェットヘッド接合装置であって、前記第1載置手段及び
前記固定手段には前記加熱手段を備えている構成とし
た。
【0011】請求項4のインクジェットヘッド接合装置
は、インクジェットヘッドを構成する2つの第1、第2
部材の内の前記第1部材を載置する第1載置手段と、前
記第2部材を載置する第2載置手段と、この第2載置手
段に載置された前記第2部材を固定保持する固定手段
と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動させる移
動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出する位置検
出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱手段とを
備えて、前記第1部材と第2部材とを接合するインクジ
ェットヘッド接合装置であって、前記位置検出手段は前
記第1載置手段に設けた第1光源と、前記第1載置手段
と固定手段との間に揺動可能に配設した第2光源と、前
記第1光源及び第2光源からの各射出光を受光する撮像
手段とを備えるとともに、前記第1載置手段には前記第
1光源からの射出光を透過する透過孔を設け、前記固定
手段には前記第2光源からの射出光が透過する透過孔を
設けた構成とした。
【0012】請求項5のインクジェットヘッド接合装置
は、上記請求項1、2及び4のいずれかのインクジェッ
トヘッド接合装置において、前記第1載置手段に載置し
た前記第1部材と前記固定手段で固定保持した第2部材
とを圧接するステーションに前記位置検出手段を配置し
た構成とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッド接合装置
は、上記請求項4又は5のインクジェットヘッド接合装
置において、前記位置検出手段には2視野の撮像手段を
備え、一定距離にある2点の位置情報を得る構成とし
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェットヘッド接合装置の正面図、図2は図1の第1載置
手段の要部拡大図、図3は図2の固定手段の要部拡大図
である。このインクジェットヘッド接合装置は、インク
ジェットヘッドを構成する2つの部材(インクジェット
ヘッド部品)として振動板(第1部材)とノズル板(第
2部材)とを接合する装置であって、振動板を載置する
第1載置手段1と、この第1載置手段1を移動させる移
動機構2と、ノズル板を載置する第2載置手段3と、第
2載置手段3に載置されたノズル板を固定保持する固定
手段4と、この固定手段4を第2載置手段3の位置と第
1載置手段1との間で移動させる直線移動機構5と、振
動板とノズル板の位置を検出する位置検出手段6等とを
備えている。
【0015】第1載置手段1は、図2をも参照して、供
給された第1部材である振動板を載置するテーブル11
を備えている。このテーブル11は、中央凸部12に吸
着用の複数の孔が形成されて図示しない真空発生器によ
って載置された振動板を吸着して固定位置決めする。こ
のテーブル11の側部には90゜の位置関係で振動板に
接触可能な2個のアクチュエータ13を配設し、これら
2個のアクチュエータ13の進退可能な先端部13aに
振動板を当接させて位置決めし、位置決め後先端部13
aを後退させる。
【0016】このテーブル11はヒータ保持部材15上
に固定している。このヒータ保持部材15の上面側には
断熱材17上に加熱手段である円板状のヒータ16を設
け、またテーブル11の上面側にも断熱材18を付設し
ている。
【0017】この第1載置手段1のテーブル11をX
軸、Y軸及びθ軸方向に移動させる移動機構2は、架台
20上にX軸直動ガイドレール21を敷設し、このガイ
ドレール21上にX軸ステージ22をX軸方向に移動可
能に載置し、このX軸ステージ22上にY軸直動ガイド
レール23を敷設し、このガイドレール23上に摺動す
るブロック24をY軸方向に移動可能に載置し、このブ
ロック24上にY軸ステージ25を取付けている。
【0018】このY軸ステージ25には4本のZ軸方向
案内部材27を立設して設け、この案内部材27に昇降
部材28をZ軸方向に昇降可能に装着し、この昇降部材
28を昇降させるアクチュエータであるエアーシリンダ
29をX軸ステージ22上に取付けている。また、案内
部材27の上端部側にストッパを兼ねたショックアブソ
ーバ31を配設し、Y軸ステージ25上には昇降部材2
8の下死点ストッパ部材32を立設している。
【0019】そして、昇降部材28上に支持部材33を
固定し、この支持部材33上にθ軸回転台34を固定
し、このθ軸回転台34上に上述した第1載置手段1の
テーブル11を載設したヒータ保持部材15を固定して
取付けている。
【0020】一方、第2載置手段3は供給された第2部
材であるノズル板を載置するテーブル41を備え、この
テーブル41は、中央凸部42に吸着用の複数の孔が形
成されて図示しない真空発生器によって載置されたノズ
ル板を吸着して固定位置決めする。このテーブル41の
側部には90゜の位置関係でノズル板に接触可能な2個
のアクチュエータ43を配設し、これら2個のアクチュ
エータ43の進退可能な先端部43aにノズル板を当接
させて位置決めし、位置決め後先端部43aを後退させ
る。
【0021】そして、架台20上に取付けたX−Y軸移
動台45上に4本のガイドシャフト46を立設し、この
ガイドシャフト46にガイドシャフト固定板47をZ軸
方向に昇降可能に取付け、X−Y軸移動台45上にガイ
ドシャフト固定板47を昇降させるアクチュエータであ
るエアーシリンダ48を設け、ガイドシャフト固定板4
7上にθ軸回転台49を載設して、このθ軸回転台49
上に前記テーブル41を固定している。なお、X−Y軸
移動台45及びθ軸回転台49は初期位置合わせを行っ
た後は固定状態にする。
【0022】次に、固定手段4は、図3をも参照して、
第2載置手段3のテーブル41に載置されたノズル板を
固定保持する固定プレート51を備え、この固定プレー
ト51は、中央凸部52に吸着用の複数の孔が形成され
て図示しない真空発生器によって載置されたノズル板を
吸着して固定位置決めする。この固定プレート51の下
面側には断熱材53の内側に加熱手段である円板状のヒ
ータ54を設け、また固定プレート51の上面側にも断
熱材55を付設している。
【0023】そして、この固定プレート51はプレート
56に固定し、このプレート56にプレート57を取付
けて、この固定手段4を第1載置手段1と第2載置手段
3との間で往復移動させる直線移動機構5で保持してい
る。
【0024】この直線移動機構5は架台20上に立設し
た支柱61上に取付けた上板62の下面側に直線案内ガ
イド63を敷設して、この直線案内ガイド63に前記プ
レート57を移動可能に保持すると共に、上板62の第
2載置手段3上方にプレート57を直線案内ガイド63
に沿って直線移動させるアクチュエータであるエアーシ
リンダ64を配設している。
【0025】また、上板62の下面側には第1載置手段
1側での固定プレート51の移動終端を規制する第1ソ
フトアブソーバ65を、第2載置手段2側での固定プレ
ート51に移動終端を規制する第2ソフトアブソーバ6
6を配設している。なお、固定プレート51を保持して
いるプレート57の両端側にはそれぞれ第1,第2ソフ
トアブソーバ65,66に当接するストッパ部材67,
68を設けている。
【0026】次に、位置検出手段6は、図2をも参照し
て、第1載置手段1のヒータ保持部材15内側でθ軸回
転台34上に光源保持板71を固定し、この光源保持板
71に一定間隔で第1光源である光源72,72を保持
すると共に、ヒータ保持部材15及びテーブル11には
これらの光源72からの光が透過する光源光透過孔7
3,73を形成している。
【0027】また、第1載置手段1のテーブル11と固
定手段4の固定プレート51との間には第2光源である
平面光源74を揺動可能に配設している。この平面光源
74は、案内部材27上に取付けたブラケット75で保
持した回転アクチュエータ76によって回動されるアー
ム部材77に固定している。さらに、固定手段4の固定
プレート51及びプレート56には上記光源72,72
及び平面光源74からの光が透過する光源光透過孔78
を形成している。
【0028】そして、上板62上にX軸方向に移動可能
でZ軸方向に昇降可能なX−Z軸ステージ81を設け、
このX−Z軸ステージ81でX軸及びZ軸方向に移動さ
れる保持板82を取付け、この保持板82の先端部に保
持板83を取付け、この保持板83に撮像手段であるC
CDカメラ84,84を取付けている。これらのCCD
カメラ84,84は、光源72,72から第1載置手段
1の光源光透過孔73,73及び固定手段4の光源光透
過孔78,78を透過した光及び平面光源74から固定
手段4の光源光透過孔78,78を透過した光を受光す
る位置に設けることで、2つの視野を有する撮像手段を
構成している。
【0029】次に、以上のように構成したインクジェッ
トヘッド接合装置に作用について説明する。まず、図4
及び図5を参照してインクジェットヘッド接合装置で接
合するインクジェットヘッド部品としての振動板B及び
ノズル板Nには、それぞれ位置合わせ用の2つの透孔B
a,Naを所定の間隔で形成している。また、接合前に
振動板B及びノズル板Nには両者を接合するために接着
フィルムをラミネートしている。
【0030】そこで、図示しない供給装置によって第2
載置手段3のテーブル41上にノズル板Nを供給して載
置し、2つのアクチュエータ43の先端部43aに当接
させて位置決めした後、真空吸引によってノズル板Nを
テーブル41上に固定位置決めする。この位置決め後ア
クチュエータ43の先端部43aは退避する。なお、前
述したようにこの第2載置手段3のX−Y軸移動台45
及びθ軸回転台49は、固定手段4の固定プレート51
とテーブル41との初期位置合わせを行った後固定した
ままにしている。
【0031】ここで、固定手段4の固定プレート51が
直線移動機構5によって第2載置手段3側に移動されて
ソフトアブソーバ66にストッパ68が当接して停止し
た状態にあり、第2載置手段3のエアーシリンダ48を
駆動してテーブル41を上昇させ、テーブル41上のノ
ズル板Nと固定プレート51とが接触したときに上昇を
停止して、固定プレート51の真空吸引機構でノズル板
Nを吸着した後、テーブル41側での吸着を解除し、エ
アーシリンダ48によってテーブル41を下降させる。
【0032】一方、図示しない供給装置によって第1載
置手段1のテーブル11上に振動板Bを供給して載置
し、2つのアクチュエータ13の先端部13aに当接さ
せて位置決めした後、真空吸引によって振動板Bをテー
ブル11上に固定位置決めする。この位置決め後アクチ
ュエータ13の先端部13aは退避する。そして、エア
ーシリンダ29を作動させてテーブル11を上昇させ、
ソフトアブソーバ31に支持部材33が当接したときに
停止して、CCDカメラ84,84からの視写界限度内
にテーブル11が入るようにする。
【0033】そこで、CCDカメラ84,84によって
光源72,72から射出されて透過孔73,73を透過
した光を受光して振動板Bを撮像し、この撮像結果を画
像処理して振動板Bの透過孔Ba,Baの位置を識別し
て記憶する。その後、アクチュエータ29によってテー
ブル11を下降させて下死点ストッパ32に当接させて
停止させる。
【0034】そして、上述したようにしてノズル板Nを
固定保持している固定プレート51を直線移動機構5に
よって第1載置手段1のテーブル11上に移動させ、ソ
フトアブソーバ65にストッパ67が当接した状態で停
止させる。次いで、回転アクチュエータ75を回転駆動
して平面光源74を固定プレート51の下方に移動させ
て、固定手段4の光源光透過孔78,78を通過した光
をCCDカメラ84,84で受光し、画像処理をしてノ
ズル板Nの透過孔Naの位置を識別して記憶する。その
後、平面光源74を退避位置に揺動して退避させる。
【0035】このようにして振動板Bの透過孔Baの位
置とノズル板Nの透過孔Naの位置を検出し、これらの
検出結果に基づいてノズル板Nの位置に対する振動板B
の位置の補正量を演算して、この演算結果に基づいてX
軸ステージ22、Y軸ステージ25及びθ軸回転台34
をそれぞれ駆動して振動板Bの位置補正を行う。そし
て、振動板Bとノズル板Nとの位置合わせを行った後、
エアーシリンダ29を作動してテーブル11を上昇させ
て、ノズル板Nと振動板Bとを圧接する。
【0036】このとき、テーブル11に設けたヒータ1
6及び固定プレート51に設けたヒータ54を発熱させ
て、振動板B及びノズル板Nにそれぞれラミネートした
接着フィルムを加熱溶融し、ノズル板Nと振動板Bとを
圧接接合する。その後、固定プレート51による吸着を
解除して、テーブル11を下降させ、テーブル11によ
る吸着も解除する。
【0037】このように、このインクジェットヘッド接
合装置においては、振動板を載置する第1載置手段と、
ノズル板を載置する第2載置手段と、第2載置手段に載
置されたノズル板を固定保持する固定手段と、第1載置
手段を固定手段に対して相対移動させる移動機構と、振
動板及びノズル板の位置を検出する位置検出手段と、前
記振動板及びノズル板を加熱する加熱手段とを備えると
共に、第1、第2載置手段には振動板及びノズル板をX
軸、Y軸及びθ軸方向に位置調整する機構を備えている
ので、振動板とノズル板とを高精度に位置合わせするこ
とができる。
【0038】また、このインクジェットヘッド接合装置
においては、固定手段を第2載置手段と第1載置手段と
の間で直線移動させる機構を備えているので、第2載置
手段からノズル板を受取ってそのまま第1載置手段上に
移動することができ、振動板とノズル板とを高精度に位
置合わせすることができる。さらに、第1載置手段及び
固定手段には加熱手段であるヒータを備えているので、
振動板とノズル板とを高精度に位置合わせした状態で予
め接着剤をラミネートして両者を圧接接合することがで
きる。しかも、振動板とノズル板に接着剤を塗布するた
めのブリッジを設ける必要がなくなって、塗布の困難性
(位置、量、しみ込みの管理の困難性)を回避すること
ができ、更に接合後のブリッジの切断工程が省略でき
て、工法の短縮化、切断工程によるバリ、歪などの後処
理も不要になる。
【0039】さらに、位置検出手段として、第1載置手
段に設けた第1光源と、第1載置手段と固定手段との間
に揺動可能に配設した第2光源と、第1光源及び第2光
源からの各射出光を受光する撮像手段とを備えるととも
に、第1載置手段には第1光源からの射出光を透過する
透過孔を設け、固定手段には第1光源及び第2光源から
の射出光が透過する透過孔を設けているので、振動板と
ノズル板とを同じステーションで位置検出して圧接接合
することができるようにでき、両者の位置合わせ精度が
向上する。
【0040】さらにまた、位置検出手段には2視野の撮
像手段を備え、一定距離にある2点の位置情報を得るよ
うにしているので、対象物が大きなときでも高精度に位
置検出を行うことができて位置合わせ精度が向上する。
【0041】なお、上記実施例においては、本発明によ
るインクジェットヘッド接合装置で接合する2つの部材
として、ノズルを形成したノズル板と振動板である例で
説明したが、インクジェットヘッドとしては、振動板及
びノズル板の双方にインク流路を形成する層部材を設け
て、振動板及びノズル板の層部材を接合することで全体
として所要のインク流路が形成されるようにしたもの、
或いは振動板又はノズル板の一方にインク流路を形成す
る層部材を設けて、他方の部材と接合することでインク
流路が形成されるようにしたものなどもあり、2つの部
材の一方又は双方がこれらのインク流路を形成する層部
材を設けたものであっても、本発明に係るインクジェッ
トヘッド接合装置で接合することができる。
【0042】また、インクジェットヘッドとしては、予
め基板上に圧電素子及び支柱部を交互に列設したアクチ
ュエータユニットと、ノズルプレート、液室を形成する
液室流路形成部材及び振動板を一体にした液室ユニット
とを別の工程で加工・組付て、これらの各ユニットを接
合するものもあり、このようなアクチュエータユニット
と液室ユニットの接合にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッド接合装置によれば、第1部材を載置する
第1載置手段と、第2部材を載置する第2載置手段と、
この第2載置手段に載置された第2部材を固定保持する
固定手段と、第1載置手段と固定手段とを相対移動させ
る移動機構と、第1、第2部材の位置を検出する位置検
出手段と、第1、第2部材を加熱する加熱手段とを備え
ると共に、第1、第2載置手段には第1、第2部材をX
軸、Y軸及びθ軸方向に位置調整する機構を備えている
構成としたので、第1部材と第2部材とを高精度に位置
合わせして接合することができる。
【0044】請求項2のインクジェットヘッド接合装置
によれば、第1部材を載置する第1載置手段と、第2部
材を載置する第2載置手段と、この第2載置手段に載置
された第2部材を固定保持する固定手段と、第1載置手
段と固定手段とを相対移動させる移動機構と、第1、第
2部材の位置を検出する位置検出手段と、第1、第2部
材を加熱する加熱手段とを備えると共に、固定手段を第
2載置手段と第1載置手段との間で直線移動させる機構
を備えている構成としたので、第1部材と第2部材とを
高精度に位置合わせして接合することができる。
【0045】請求項3のインクジェットヘッド接合装置
によれば、第1部材を載置する第1載置手段と、第2部
材を載置する第2載置手段と、この第2載置手段に載置
された第2部材を固定保持する固定手段と、第1載置手
段と固定手段とを相対移動させる移動機構と、第1、第
2部材の位置を検出する位置検出手段と、第1、第2部
材を加熱する加熱手段とを備えると共に、第1載置手段
及び固定手段には加熱手段を備えている構成としたの
で、第1部材と第2部材とを高精度に位置合わせした状
態のまま接合することができるとともに、工程の簡略化
を図ることができる。
【0046】請求項4のインクジェットヘッド接合装置
によれば、第1部材を載置する第1載置手段と、第2部
材を載置する第2載置手段と、この第2載置手段に載置
された第2部材を固定保持する固定手段と、第1載置手
段と固定手段とを相対移動させる移動機構と、第1、第
2部材の位置を検出する位置検出手段と、第1、第2部
材を加熱する加熱手段とを備えると共に、位置検出手段
は第1載置手段に設けた第1光源と、第1載置手段と固
定手段との間に揺動可能に配設した第2光源と、第1光
源及び第2光源からの各射出光を受光する撮像手段とを
備え、第1載置手段には第1光源からの射出光を透過す
る透過孔を設け、固定手段には第2光源からの射出光が
透過する透過孔を設けた構成としたので、振動板とノズ
ル板とを同じステーションで位置検出して圧接接合する
ことができるようにでき、両者の位置合わせ精度が向上
する。
【0047】請求項5のインクジェットヘッド接合装置
によれば、上記請求項1、2及び4のいずれかのインク
ジェットヘッド接合装置において、第1載置手段に載置
した第1部材と固定手段で固定保持した第2部材とを圧
接するステーションに位置検出手段を配置した構成とし
たので、両者の位置合わせ精度が向上する。
【0048】請求項6のインクジェットヘッド接合装置
によれば、上記請求項4又は5のインクジェットヘッド
接合装置において、位置検出手段には2視野の撮像手段
を備え、一定距離にある2点の位置情報を得る構成とし
たので、大きな対象物であっても高精度に位置検出がで
きて両者の位置合わせ精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットヘッド接合装置の
正面図
【図2】図1の第1載置手段の要部拡大図
【図3】図2の固定手段の要部拡大図
【図4】振動板の説明図
【図5】ノズル板の説明図
【符号の説明】 1…第1載置手段、2…移動機構、3…第2載置手段、
4…固定手段、5…直線移動機構、6…位置検出手段、
11…テーブル、15…ヒータ保持部材、16…ヒー
タ、22…X軸ステージ、25…Y軸ステージ、28…
昇降部材、41…テーブル、45…X−Y軸移動台、5
1…固定プレート、54…ヒータ、64…エアーシリン
ダ、72…光源、73…光源光透過孔、74…平面光
源、84…CCDカメラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドを構成する2つの
    第1、第2部材の内の前記第1部材を載置する第1載置
    手段と、前記第2部材を載置する第2載置手段と、この
    第2載置手段に載置された前記第2部材を固定保持する
    固定手段と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動
    させる移動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出す
    る位置検出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱
    手段とを備えて、前記第1部材と第2部材とを接合する
    インクジェットヘッド接合装置であって、前記第1、第
    2載置手段には前記第1、第2部材をX軸、Y軸及びθ
    軸方向に位置調整する機構を備えていることを特徴とす
    るインクジェットヘッド接合装置。
  2. 【請求項2】 インクジェットヘッドを構成する2つの
    第1、第2部材の内の前記第1部材を載置する第1載置
    手段と、前記第2部材を載置する第2載置手段と、この
    第2載置手段に載置された前記第2部材を固定保持する
    固定手段と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動
    させる移動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出す
    る位置検出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱
    手段とを備えて、前記第1部材と第2部材とを接合する
    インクジェットヘッド接合装置であって、前記固定手段
    を前記第2載置手段と第1載置手段との間で直線移動さ
    せる機構を備えていることを特徴とするインクジェット
    ヘッド接合装置。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドを構成する2つの
    第1、第2部材の内の前記第1部材を載置する第1載置
    手段と、前記第2部材を載置する第2載置手段と、この
    第2載置手段に載置された前記第2部材を固定保持する
    固定手段と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動
    させる移動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出す
    る位置検出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱
    手段とを備えて、前記第1部材と第2部材とを接合する
    インクジェットヘッド接合装置であって、前記第1載置
    手段及び前記固定手段には前記加熱手段を備えているこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド接合装置。
  4. 【請求項4】 インクジェットヘッドを構成する2つの
    第1、第2部材の内の前記第1部材を載置する第1載置
    手段と、前記第2部材を載置する第2載置手段と、この
    第2載置手段に載置された前記第2部材を固定保持する
    固定手段と、前記第1載置手段と固定手段とを相対移動
    させる移動機構と、前記第1、第2部材の位置を検出す
    る位置検出手段と、前記第1、第2部材を加熱する加熱
    手段とを備えて、前記第1部材と第2部材とを接合する
    インクジェットヘッド接合装置であって、前記位置検出
    手段は前記第1載置手段に設けた第1光源と、前記第1
    載置手段と固定手段との間に揺動可能に配設した第2光
    源と、前記第1光源及び第2光源からの各射出光を受光
    する撮像手段とを備えるとともに、前記第1載置手段に
    は前記第1光源からの射出光を透過する透過孔を設け、
    前記固定手段には前記第2光源からの射出光が透過する
    透過孔を設けたことを特徴とするインクジェットヘッド
    接合装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2及び4のいずれかに記載の
    インクジェットヘッド接合装置において、前記第1載置
    手段に載置した前記第1部材と前記固定手段で固定保持
    した第2部材とを圧接するステーションに前記位置検出
    手段を配置したことを特徴とするインクジェットヘッド
    接合装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のインクジェット
    ヘッド接合装置において、前記位置検出手段には2視野
    の撮像手段を備え、一定距離にある2点の位置情報を得
    ることを特徴とするインクジェットヘッド接合装置。
JP16297196A 1996-06-24 1996-06-24 インクジェットヘッド接合装置 Pending JPH106509A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0997285A1 (en) * 1998-10-22 2000-05-03 Microjet Technology Co., Ltd Inkjet nozzle aligning apparatus
KR101039852B1 (ko) 2010-02-01 2011-06-09 원일파템 주식회사 마이크로스피커용 진동판의 표면 코팅장치 및 코팅방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0997285A1 (en) * 1998-10-22 2000-05-03 Microjet Technology Co., Ltd Inkjet nozzle aligning apparatus
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