JPH1055946A - 露光条件測定方法 - Google Patents
露光条件測定方法Info
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- JPH1055946A JPH1055946A JP8209790A JP20979096A JPH1055946A JP H1055946 A JPH1055946 A JP H1055946A JP 8209790 A JP8209790 A JP 8209790A JP 20979096 A JP20979096 A JP 20979096A JP H1055946 A JPH1055946 A JP H1055946A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/70605—Workpiece metrology
- G03F7/70616—Monitoring the printed patterns
- G03F7/70641—Focus
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レチクル上の評価用パターンの実際の露光像
をLIA方式等のアライメントセンサにより計測し、ベ
ストフォーカス位置の検出精度を向上する。 【解決手段】 計測方向(X方向)に傾斜した楔状の微
小マーク19を非計測方向(Y方向)に複数個並べて形
成した基本マーク20A〜20Nを計測方向に格子状に
配置して構成した評価用マーク18XAをレチクル上に
形成する。ウエハのフォーカス位置を変えながら、且つ
ウエハを横ずれさせながら評価用マーク18XAの像を
ウエハ上に転写する。ウエハを現像後、LIA方式のア
ライメントセンサにより評価用マーク18XAの像の位
置を計測する。評価用マーク18XAの像の重心位置は
ウエハの表面がベストフォーカス位置に近い程、微小マ
ーク19の尖端方向(右方向)に移動するため、そのマ
ークの像の重心が最も右方向に位置するときのフォーカ
ス位置をベストフォーカス位置とする。
をLIA方式等のアライメントセンサにより計測し、ベ
ストフォーカス位置の検出精度を向上する。 【解決手段】 計測方向(X方向)に傾斜した楔状の微
小マーク19を非計測方向(Y方向)に複数個並べて形
成した基本マーク20A〜20Nを計測方向に格子状に
配置して構成した評価用マーク18XAをレチクル上に
形成する。ウエハのフォーカス位置を変えながら、且つ
ウエハを横ずれさせながら評価用マーク18XAの像を
ウエハ上に転写する。ウエハを現像後、LIA方式のア
ライメントセンサにより評価用マーク18XAの像の位
置を計測する。評価用マーク18XAの像の重心位置は
ウエハの表面がベストフォーカス位置に近い程、微小マ
ーク19の尖端方向(右方向)に移動するため、そのマ
ークの像の重心が最も右方向に位置するときのフォーカ
ス位置をベストフォーカス位置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクパターンの
像を投影光学系を介して感光基板上に投影する際の露光
条件測定方法に関し、特にマスク上の評価用パターンの
像を感光基板上に実際に露光し、その露光像からその投
影光学系の最適フォーカス位置を求める場合に適用して
好適なものである。
像を投影光学系を介して感光基板上に投影する際の露光
条件測定方法に関し、特にマスク上の評価用パターンの
像を感光基板上に実際に露光し、その露光像からその投
影光学系の最適フォーカス位置を求める場合に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子、液晶表示素子、撮像
素子(CCD等)、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのフォトリソグラフィ工程では、マスクとしてのレチ
クル(又はフォトマスク等)上のパターンを感光性の基
板としてのウエハ(又はガラスプレート等)上の各ショ
ット領域に一括露光するステッパー等の投影露光装置が
多用されている。また、レチクル上のパターンの一部を
ウエハ上に投射した状態でレチクルとウエハとを同期走
査してレチクルのパターンの像をウエハ上の各ショット
領域に転写露光するステップ・アンド・スキャン方式等
の走査露光型の投影露光装置も使用されつつある。
素子(CCD等)、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのフォトリソグラフィ工程では、マスクとしてのレチ
クル(又はフォトマスク等)上のパターンを感光性の基
板としてのウエハ(又はガラスプレート等)上の各ショ
ット領域に一括露光するステッパー等の投影露光装置が
多用されている。また、レチクル上のパターンの一部を
ウエハ上に投射した状態でレチクルとウエハとを同期走
査してレチクルのパターンの像をウエハ上の各ショット
領域に転写露光するステップ・アンド・スキャン方式等
の走査露光型の投影露光装置も使用されつつある。
【0003】このような投影露光装置では、レチクル上
のパターンをウエハ上に高い精度で転写するため、ウエ
ハの露光対象のショット領域の表面のフォーカス位置
(投影光学系の光軸方向の位置)を投影光学系の結像面
のベストフォーカス位置に合わせ込む必要がある。その
ため、レチクル上のパターンの像をウエハ上に露光転写
する前に、その投影露光装置の投影光学系の結像面のベ
ストフォーカス位置が求められる。このベストフォーカ
ス位置を求める方法として、ウエハを所定の間隔で高さ
方向に移動しながら、その移動毎にレチクル上の計測用
のパターンの像をウエハ上に実際に露光し、その露光像
を適当な計測器を使用して計測することによりベストフ
ォーカス位置を求める方法が従来より用いられている。
のパターンをウエハ上に高い精度で転写するため、ウエ
ハの露光対象のショット領域の表面のフォーカス位置
(投影光学系の光軸方向の位置)を投影光学系の結像面
のベストフォーカス位置に合わせ込む必要がある。その
ため、レチクル上のパターンの像をウエハ上に露光転写
する前に、その投影露光装置の投影光学系の結像面のベ
ストフォーカス位置が求められる。このベストフォーカ
ス位置を求める方法として、ウエハを所定の間隔で高さ
方向に移動しながら、その移動毎にレチクル上の計測用
のパターンの像をウエハ上に実際に露光し、その露光像
を適当な計測器を使用して計測することによりベストフ
ォーカス位置を求める方法が従来より用いられている。
【0004】ところで、投影露光装置にはレチクルとウ
エハとの位置ずれ量を検出するための位置検出装置とし
てのアライメントセンサが備えられている。このような
アライメントセンサとしては、レーザ光をウエハ上のド
ット列状のアライメントマークに照射し、そのマークに
より回折又は散乱された光を用いてそのマークの位置を
検出するLSA(Laser Step Alignment)方式、ハロゲ
ンランプを光源とする波長帯域幅の広い光で照明して撮
像したアライメントマークの画像データを画像処理して
計測するFIA(Field Image Alignment)方式、あるい
はウエハ上の回折格子状のアライメントマークに、同一
周波数又は周波数を僅かに変えたレーザ光を2方向から
照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相か
らアライメントマークの位置を計測するLIA(Laser
Interferometric Alignment)方式等のアライメントセン
サがある。
エハとの位置ずれ量を検出するための位置検出装置とし
てのアライメントセンサが備えられている。このような
アライメントセンサとしては、レーザ光をウエハ上のド
ット列状のアライメントマークに照射し、そのマークに
より回折又は散乱された光を用いてそのマークの位置を
検出するLSA(Laser Step Alignment)方式、ハロゲ
ンランプを光源とする波長帯域幅の広い光で照明して撮
像したアライメントマークの画像データを画像処理して
計測するFIA(Field Image Alignment)方式、あるい
はウエハ上の回折格子状のアライメントマークに、同一
周波数又は周波数を僅かに変えたレーザ光を2方向から
照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相か
らアライメントマークの位置を計測するLIA(Laser
Interferometric Alignment)方式等のアライメントセン
サがある。
【0005】そして、上述の実際の露光像に基づいてベ
ストフォーカス位置を求める方法では、LSA方式のア
ライメントセンサが使用されていた。この場合、例え
ば、複数の計測方向に長い菱形のパターンを格子状に配
列した評価用パターンを形成したレチクルを使用し、ウ
エハのフォーカス位置を段階的に変えながら、そのレチ
クルのパターンをウエハ上に実際に露光して得られる露
光像の長さをLSA方式のアライメントセンサにより計
測し、この計測結果よりベストフォーカス位置が検出さ
れる。
ストフォーカス位置を求める方法では、LSA方式のア
ライメントセンサが使用されていた。この場合、例え
ば、複数の計測方向に長い菱形のパターンを格子状に配
列した評価用パターンを形成したレチクルを使用し、ウ
エハのフォーカス位置を段階的に変えながら、そのレチ
クルのパターンをウエハ上に実際に露光して得られる露
光像の長さをLSA方式のアライメントセンサにより計
測し、この計測結果よりベストフォーカス位置が検出さ
れる。
【0006】図9は、従来の評価用パターンのウエハ上
における露光像の状態を示し、この図9において、ウエ
ハ上にはX方向に長い菱形のX軸用のパターン像51X
1〜51X3及びY方向に長い菱形のY軸用のパターン
像51Y1〜51Y3が形成されている。例えば、X軸
用のパターン像51X1〜51X3はウエハの表面がベ
ストフォーカス位置に近い程、点線に示すように計測方
向(X方向)に長くなり、ウエハの位置がベストフォー
カス位置から離れる、即ちデフォーカスするに従ってパ
ターン像の計測方向の長さが短くなる。従って、このパ
ターン像の計測方向の長さをLSA方式のアライメント
センサにより計測し、その結果に基づいてベストフォー
カス位置を求めることができる。
における露光像の状態を示し、この図9において、ウエ
ハ上にはX方向に長い菱形のX軸用のパターン像51X
1〜51X3及びY方向に長い菱形のY軸用のパターン
像51Y1〜51Y3が形成されている。例えば、X軸
用のパターン像51X1〜51X3はウエハの表面がベ
ストフォーカス位置に近い程、点線に示すように計測方
向(X方向)に長くなり、ウエハの位置がベストフォー
カス位置から離れる、即ちデフォーカスするに従ってパ
ターン像の計測方向の長さが短くなる。従って、このパ
ターン像の計測方向の長さをLSA方式のアライメント
センサにより計測し、その結果に基づいてベストフォー
カス位置を求めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のLSA方式アラ
イメントセンサを使用して投影光学系の投影像のベスト
フォーカス位置を検出する方法は、ウエハ上に形成され
た菱形のマーク像の計測方向の長さを比較するという方
法であるため、測定精度はLSA方式のアライメントセ
ンサの測定精度に依存する。近年、超LSI等の集積度
が高まるのに伴ってレチクル上の回路パターンをウエハ
上に更に高精度に転写するため、ベストフォーカス位置
を更に高い精度で検出することが求められている。しか
しながら、このLSA方式のアライメントセンサを使用
した従来の方法では、ベストフォーカス位置の検出精度
を更に向上させることが難しいという不都合があった。
イメントセンサを使用して投影光学系の投影像のベスト
フォーカス位置を検出する方法は、ウエハ上に形成され
た菱形のマーク像の計測方向の長さを比較するという方
法であるため、測定精度はLSA方式のアライメントセ
ンサの測定精度に依存する。近年、超LSI等の集積度
が高まるのに伴ってレチクル上の回路パターンをウエハ
上に更に高精度に転写するため、ベストフォーカス位置
を更に高い精度で検出することが求められている。しか
しながら、このLSA方式のアライメントセンサを使用
した従来の方法では、ベストフォーカス位置の検出精度
を更に向上させることが難しいという不都合があった。
【0008】また、図9に示すような菱形の計測用マー
クを使用した場合には、投影露光装置に一般的に使用さ
れるLSA方式以外のFIA方式、あるいはLIA方式
等のアライメントセンサを使用するのでは、ベストフォ
ーカス位置の測定が困難であるという不都合もある。本
発明は斯かる点に鑑み、実際の露光像に基づいて投影光
学系の結像面のベストフォーカス位置を求める際に、露
光像の状態の計測にLIA方式等の高精度のアライメン
トセンサを使用することによってそのベストフォーカス
位置の検出精度を向上できる露光条件測定方法を提供す
ることを目的とする。
クを使用した場合には、投影露光装置に一般的に使用さ
れるLSA方式以外のFIA方式、あるいはLIA方式
等のアライメントセンサを使用するのでは、ベストフォ
ーカス位置の測定が困難であるという不都合もある。本
発明は斯かる点に鑑み、実際の露光像に基づいて投影光
学系の結像面のベストフォーカス位置を求める際に、露
光像の状態の計測にLIA方式等の高精度のアライメン
トセンサを使用することによってそのベストフォーカス
位置の検出精度を向上できる露光条件測定方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による露光条件測
定方法は、マスクパターンの像を投影光学系(5)を介
して感光基板(6)上に投影する際の露光条件測定方法
において、計測方向(X方向)に楔状に形成された微小
構成要素(19)をその計測方向に直交する非計測方向
(Y方向)に複数個並べてなる中間構成要素(20I)
を、その計測方向に格子状に複数組配置した第1の評価
用マーク(18XA;27;27A;27B)を用意
し、この評価用マークをそのマスクパターンの配置面上
でその投影光学系(5)の露光フィールド内の所定の計
測点と共役な位置の近傍に配置し、その評価用マークの
像をその投影光学系(5)を介して評価用の感光基板
(6)上の異なる複数の部分領域のそれぞれに、この感
光基板のその投影光学系(5)の光軸方向(Z方向)の
位置を変えながら投影し、その評価用の感光基板(6)
上の部分領域のそれぞれに投影されたその評価用マーク
の像(22XA〜24XA)のその計測方向の重心位置
を、その評価用の感光基板(6)のその光軸方向の位置
に対応させてそれぞれ計測し、この計測結果に基づいて
その所定の計測点でのその投影光学系(5)の最適フォ
ーカス位置(結像面のベストフォーカス位置)を求める
ものである。
定方法は、マスクパターンの像を投影光学系(5)を介
して感光基板(6)上に投影する際の露光条件測定方法
において、計測方向(X方向)に楔状に形成された微小
構成要素(19)をその計測方向に直交する非計測方向
(Y方向)に複数個並べてなる中間構成要素(20I)
を、その計測方向に格子状に複数組配置した第1の評価
用マーク(18XA;27;27A;27B)を用意
し、この評価用マークをそのマスクパターンの配置面上
でその投影光学系(5)の露光フィールド内の所定の計
測点と共役な位置の近傍に配置し、その評価用マークの
像をその投影光学系(5)を介して評価用の感光基板
(6)上の異なる複数の部分領域のそれぞれに、この感
光基板のその投影光学系(5)の光軸方向(Z方向)の
位置を変えながら投影し、その評価用の感光基板(6)
上の部分領域のそれぞれに投影されたその評価用マーク
の像(22XA〜24XA)のその計測方向の重心位置
を、その評価用の感光基板(6)のその光軸方向の位置
に対応させてそれぞれ計測し、この計測結果に基づいて
その所定の計測点でのその投影光学系(5)の最適フォ
ーカス位置(結像面のベストフォーカス位置)を求める
ものである。
【0010】斯かる本発明の露光条件測定方法によれ
ば、第1の評価用マーク(18XA;27;27A;2
7B)は、楔状の微小構成要素(19)を有する。この
楔状の微小構成要素の感光基板(6)上の像は、それが
転写されたときの感光基板(6)の表面のフォーカス位
置が最適フォーカス位置に近いほど、尖端部の長さが広
くなる。即ち、その楔状の微小構成要素(19)の像の
重心位置は、感光基板(6)が最適フォーカス位置に近
いほど、その微小構成要素(19)の尖端の方向に移動
する。従って、その微小構成要素(19)を非計測方向
に並べた中間構成要素(20I)からなる評価用マーク
の像全体も微小構成要素(19)の尖端方向に移動す
る。そのため、評価用マークの像の重心位置を計測する
だけで、最適フォーカス位置を求めることができる。
ば、第1の評価用マーク(18XA;27;27A;2
7B)は、楔状の微小構成要素(19)を有する。この
楔状の微小構成要素の感光基板(6)上の像は、それが
転写されたときの感光基板(6)の表面のフォーカス位
置が最適フォーカス位置に近いほど、尖端部の長さが広
くなる。即ち、その楔状の微小構成要素(19)の像の
重心位置は、感光基板(6)が最適フォーカス位置に近
いほど、その微小構成要素(19)の尖端の方向に移動
する。従って、その微小構成要素(19)を非計測方向
に並べた中間構成要素(20I)からなる評価用マーク
の像全体も微小構成要素(19)の尖端方向に移動す
る。そのため、評価用マークの像の重心位置を計測する
だけで、最適フォーカス位置を求めることができる。
【0011】また、その評価用マークは楔状の微小構成
要素を非計測方向に複数個並べて形成した中間構成要素
(20I)を計測方向に格子状に配列しているため、例
えばLIA方式(2光束干渉方式)等のアライメントセ
ンサにより、その評価用マークの像の計測方向の重心位
置を計測することができる。LIA方式のアライメント
センサは、計測精度に優れているため、最適フォーカス
位置の計測精度も向上する。また、このような評価用マ
ークの像の計測方向の重心位置は例えばFIA方式(撮
像方式)のアライメントセンサによっても計測すること
ができる。
要素を非計測方向に複数個並べて形成した中間構成要素
(20I)を計測方向に格子状に配列しているため、例
えばLIA方式(2光束干渉方式)等のアライメントセ
ンサにより、その評価用マークの像の計測方向の重心位
置を計測することができる。LIA方式のアライメント
センサは、計測精度に優れているため、最適フォーカス
位置の計測精度も向上する。また、このような評価用マ
ークの像の計測方向の重心位置は例えばFIA方式(撮
像方式)のアライメントセンサによっても計測すること
ができる。
【0012】この場合、その第1の評価用マーク(2
7;27A)のその中間構成要素(20I)とは異なる
パターンをその計測方向に格子状に複数個配置した第2
の評価用マーク(28;29A)を、その第1の評価用
マークに対してその計測方向に並べて配置し、その第1
の評価用マーク(27;27A)の像をその評価用の感
光基板(6)上の部分領域のそれぞれに投影する際にそ
の第2の評価用マーク(28;29A)の像も投影し、
その第1の評価用マーク(27;27A)の像のその計
測方向の重心位置を計測する際にその第2の評価用マー
ク(28;29A)の像のその計測方向の重心位置も計
測し、この計測された2つの評価用マークの像の重心位
置の間隔の変化に基づいてその投影光学系(5)の最適
フォーカス位置を求めるようにしてもよい。
7;27A)のその中間構成要素(20I)とは異なる
パターンをその計測方向に格子状に複数個配置した第2
の評価用マーク(28;29A)を、その第1の評価用
マークに対してその計測方向に並べて配置し、その第1
の評価用マーク(27;27A)の像をその評価用の感
光基板(6)上の部分領域のそれぞれに投影する際にそ
の第2の評価用マーク(28;29A)の像も投影し、
その第1の評価用マーク(27;27A)の像のその計
測方向の重心位置を計測する際にその第2の評価用マー
ク(28;29A)の像のその計測方向の重心位置も計
測し、この計測された2つの評価用マークの像の重心位
置の間隔の変化に基づいてその投影光学系(5)の最適
フォーカス位置を求めるようにしてもよい。
【0013】これにより、第1の評価用マーク(27;
27A)の像と、第2の評価用マーク(28;29A)
の像との相対位置の変化に基づいて、高精度に投影光学
系(5)の最適フォーカス位置を検出できる。また、そ
の第1の評価用マーク(27B)のその中間構成要素
(20I)とは異なるパターンをその計測方向に格子状
に複数個配置した第2の評価用マーク(29B)を、そ
の第1の評価用マーク(27B)に対してその非計測方
向に並べて配置し、その第1の評価用マーク(27B)
の像をその評価用の感光基板(6)上の部分領域のそれ
ぞれに投影する際にその第2の評価用マーク(29B)
の像も投影し、その第1の評価用マーク(27B)の像
のその計測方向の重心位置を計測する際にその第2の評
価用マーク(29B)の像のその計測方向の重心位置も
計測し、この計測された2つの評価用マーク(27B,
29B)の像の重心位置の差の変化に基づいてその投影
光学系(5)の最適フォーカス位置を求めてもよい。
27A)の像と、第2の評価用マーク(28;29A)
の像との相対位置の変化に基づいて、高精度に投影光学
系(5)の最適フォーカス位置を検出できる。また、そ
の第1の評価用マーク(27B)のその中間構成要素
(20I)とは異なるパターンをその計測方向に格子状
に複数個配置した第2の評価用マーク(29B)を、そ
の第1の評価用マーク(27B)に対してその非計測方
向に並べて配置し、その第1の評価用マーク(27B)
の像をその評価用の感光基板(6)上の部分領域のそれ
ぞれに投影する際にその第2の評価用マーク(29B)
の像も投影し、その第1の評価用マーク(27B)の像
のその計測方向の重心位置を計測する際にその第2の評
価用マーク(29B)の像のその計測方向の重心位置も
計測し、この計測された2つの評価用マーク(27B,
29B)の像の重心位置の差の変化に基づいてその投影
光学系(5)の最適フォーカス位置を求めてもよい。
【0014】このとき、計測装置に対して例えば2つの
評価用マーク(27B,29B)の像を非計測方向に走
査することにより、2つの像の重心位置の相対的な差を
検出することができ、それに基づいて高精度に投影光学
系(5)の最適フォーカス位置を検出することができ
る。また、その第2の評価用マークの一例は、その計測
方向に配列されたライン・アンド・スペースパターン
(28)である。このパターン(28)の像の計測方向
の位置はデフォーカスしても変化しないため、測定基準
とすることができる。
評価用マーク(27B,29B)の像を非計測方向に走
査することにより、2つの像の重心位置の相対的な差を
検出することができ、それに基づいて高精度に投影光学
系(5)の最適フォーカス位置を検出することができ
る。また、その第2の評価用マークの一例は、その計測
方向に配列されたライン・アンド・スペースパターン
(28)である。このパターン(28)の像の計測方向
の位置はデフォーカスしても変化しないため、測定基準
とすることができる。
【0015】また、その第2の評価用マークの他の例
は、その計測方向に対してその第1の評価用マーク(2
7A)を反転させたパターン(29A,29B)であ
る。これにより、第1及び第2の評価用マークの像の間
の重心位置の変化は、フォーカス位置の変化に対して2
倍になり、最適フォーカス位置の検出感度が2倍にな
る。また、その第1の評価用マーク(18XA;27;
27A;27B)の像の重心位置を計測する際に、この
第1の評価用マークに対して異なる方向から可干渉な2
光束(LB)を照射し、この第1の評価用マークから同
一方向に発生する1対の回折光よりなる干渉光(LB
K)を受光し、この干渉光の位相を検出することが好ま
しい。これは、LIA方式のアライメントセンサでその
評価用マーク像を検出することを意味する。
は、その計測方向に対してその第1の評価用マーク(2
7A)を反転させたパターン(29A,29B)であ
る。これにより、第1及び第2の評価用マークの像の間
の重心位置の変化は、フォーカス位置の変化に対して2
倍になり、最適フォーカス位置の検出感度が2倍にな
る。また、その第1の評価用マーク(18XA;27;
27A;27B)の像の重心位置を計測する際に、この
第1の評価用マークに対して異なる方向から可干渉な2
光束(LB)を照射し、この第1の評価用マークから同
一方向に発生する1対の回折光よりなる干渉光(LB
K)を受光し、この干渉光の位相を検出することが好ま
しい。これは、LIA方式のアライメントセンサでその
評価用マーク像を検出することを意味する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図1〜図8を参照して説明する。本例は、ステッ
パー方式の投影露光装置において投影光学系の結像面の
ベストフォーカス位置を求める場合に本発明を適用した
ものである。図1は、本例の投影露光装置の概略構成を
示し、この図1において、露光時には光源、フライアイ
レンズ、視野絞り、及びコンデンサレンズ等を含む照明
光学系1から射出された波長λ1の照明光ILにより、
均一な照度分布でレチクル2のパターン領域が照明さ
れ、その照明光ILのもとで、レチクル2のパターンの
像が投影光学系5を介してウエハ6上の各ショット領域
に投影倍率β(βは例えば1/4又は1/5)で転写さ
れる。この場合、照明光ILとしては、水銀ランプの紫
外域の輝線(g線、i線等)、ArFエキシマレーザ光
やKrFエキシマレーザ光、あるいは銅蒸気レーザやY
AGレーザの高調波等が使用される。以下、投影光学系
5の光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な2次元
平面内で図1の紙面に平行にX軸、図1の紙面に垂直に
Y軸を取って説明する。
につき図1〜図8を参照して説明する。本例は、ステッ
パー方式の投影露光装置において投影光学系の結像面の
ベストフォーカス位置を求める場合に本発明を適用した
ものである。図1は、本例の投影露光装置の概略構成を
示し、この図1において、露光時には光源、フライアイ
レンズ、視野絞り、及びコンデンサレンズ等を含む照明
光学系1から射出された波長λ1の照明光ILにより、
均一な照度分布でレチクル2のパターン領域が照明さ
れ、その照明光ILのもとで、レチクル2のパターンの
像が投影光学系5を介してウエハ6上の各ショット領域
に投影倍率β(βは例えば1/4又は1/5)で転写さ
れる。この場合、照明光ILとしては、水銀ランプの紫
外域の輝線(g線、i線等)、ArFエキシマレーザ光
やKrFエキシマレーザ光、あるいは銅蒸気レーザやY
AGレーザの高調波等が使用される。以下、投影光学系
5の光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な2次元
平面内で図1の紙面に平行にX軸、図1の紙面に垂直に
Y軸を取って説明する。
【0017】レチクル2はX方向及びY方向に微動でき
るレチクルステージ3上に載置されている。レチクルス
テージ3は回転方向にも微動可能である。レチクルステ
ージ3のX方向の端部には外部のレーザ干渉計4からの
レーザビームを反射するX軸用の移動鏡4Xが固定され
ており、X軸用のレーザ干渉計4及び移動鏡4Xにより
レチクルステージ3のX方向の位置が検出される。ま
た、レチクルステージ3のY方向の端部には外部のレー
ザ干渉計(不図示)からのレーザビームを反射するY軸
用の移動鏡4Yが固定されており、そのレーザ干渉計及
び移動鏡4Yによりレチクルステージ3のY方向の位置
が検出される。X軸用のレーザ干渉計4及びY軸用のレ
ーザ干渉計の測定値は装置全体を統轄制御する主制御系
15に供給されており、主制御系15はそれらの計測値
に基づいて不図示のレチクルステージ駆動系を介してレ
チクルステージ3の位置を制御する。
るレチクルステージ3上に載置されている。レチクルス
テージ3は回転方向にも微動可能である。レチクルステ
ージ3のX方向の端部には外部のレーザ干渉計4からの
レーザビームを反射するX軸用の移動鏡4Xが固定され
ており、X軸用のレーザ干渉計4及び移動鏡4Xにより
レチクルステージ3のX方向の位置が検出される。ま
た、レチクルステージ3のY方向の端部には外部のレー
ザ干渉計(不図示)からのレーザビームを反射するY軸
用の移動鏡4Yが固定されており、そのレーザ干渉計及
び移動鏡4Yによりレチクルステージ3のY方向の位置
が検出される。X軸用のレーザ干渉計4及びY軸用のレ
ーザ干渉計の測定値は装置全体を統轄制御する主制御系
15に供給されており、主制御系15はそれらの計測値
に基づいて不図示のレチクルステージ駆動系を介してレ
チクルステージ3の位置を制御する。
【0018】一方、ウエハ6は不図示のウエハホルダを
介してZチルトステージ7上に保持され、Zチルトステ
ージ7は3個のZ方向に移動自在なアクチュエータ9A
〜9Cを介してXYステージ8上に載置されている。X
Yステージ8はX方向及びY方向に移動自在に構成され
ており、不図示のウエハステージ駆動系によりX方向及
びY方向に移動し、ステップ・アンド・リピート方式で
ウエハ4の各ショット領域にレチクル2のパターンの像
が転写される。また、3個のアクチュエータ9A〜9C
を並行に伸縮させることにより、Zチルトステージ7の
Z方向の位置(フォーカス位置)の調整が行われ、3個
のアクチュエータ9A〜9Cの伸縮量を個別に調整する
ことにより、Zチルトステージ7のX軸及びY軸の回り
の傾斜角の調整が行われる。
介してZチルトステージ7上に保持され、Zチルトステ
ージ7は3個のZ方向に移動自在なアクチュエータ9A
〜9Cを介してXYステージ8上に載置されている。X
Yステージ8はX方向及びY方向に移動自在に構成され
ており、不図示のウエハステージ駆動系によりX方向及
びY方向に移動し、ステップ・アンド・リピート方式で
ウエハ4の各ショット領域にレチクル2のパターンの像
が転写される。また、3個のアクチュエータ9A〜9C
を並行に伸縮させることにより、Zチルトステージ7の
Z方向の位置(フォーカス位置)の調整が行われ、3個
のアクチュエータ9A〜9Cの伸縮量を個別に調整する
ことにより、Zチルトステージ7のX軸及びY軸の回り
の傾斜角の調整が行われる。
【0019】また、Zチルトステージ7の上端に固定さ
れたX軸用の移動鏡10X、及び外部のレーザ干渉計1
0により、ウエハ6のX座標が常時モニタされ、Y軸用
の移動鏡10Y及び外部の不図示のレーザ干渉計によ
り、ウエハ6のY座標が常時モニタされている。X軸用
のレーザ干渉計10及びY軸のレーザ干渉計により検出
されたX座標、Y座標が主制御系15に供給されてい
る。主制御系15は、供給された座標に基づいてウエハ
ステージ駆動系を介してXYステージ8の動作を制御す
る。また、ウエハ6上の各ショット領域には位置合わせ
用の回折格子状のX軸のウエハマーク16X及びY軸用
のウエハマークが形成されている。これらのウエハマー
ク16Xを後述のLIA方式のアライメントセンサ13
により計測する。なお、投影光学系5の結像面のベスト
フォーカス位置を評価する際は、テストプリント用のウ
エハがウエハ6と同様にZチルトステージ7上にロード
され、そのウエハの各ショット領域に形成された評価用
マークの像の位置をアライメントセンサ13により計測
する。詳しくは後述する。
れたX軸用の移動鏡10X、及び外部のレーザ干渉計1
0により、ウエハ6のX座標が常時モニタされ、Y軸用
の移動鏡10Y及び外部の不図示のレーザ干渉計によ
り、ウエハ6のY座標が常時モニタされている。X軸用
のレーザ干渉計10及びY軸のレーザ干渉計により検出
されたX座標、Y座標が主制御系15に供給されてい
る。主制御系15は、供給された座標に基づいてウエハ
ステージ駆動系を介してXYステージ8の動作を制御す
る。また、ウエハ6上の各ショット領域には位置合わせ
用の回折格子状のX軸のウエハマーク16X及びY軸用
のウエハマークが形成されている。これらのウエハマー
ク16Xを後述のLIA方式のアライメントセンサ13
により計測する。なお、投影光学系5の結像面のベスト
フォーカス位置を評価する際は、テストプリント用のウ
エハがウエハ6と同様にZチルトステージ7上にロード
され、そのウエハの各ショット領域に形成された評価用
マークの像の位置をアライメントセンサ13により計測
する。詳しくは後述する。
【0020】また、図1の装置にはウエハ6の表面のZ
方向の位置(フォーカス位置)を検出するための送光光
学系11A及び受光光学系11Bからなる焦点位置検出
系(以下、「焦点位置検出系11A,11B」という)
が設置されている。送光光学系11Aからウエハ6上の
投影光学系5の露光フィールド内の所定の複数の測定点
に対してスリット像が投影され、そのスリット像による
ウエハ6からの反射光を受光光学系11Bで受光して、
再結像されるスリット像の横ずれ量を求めることにより
その露光フィールド内の複数の測定点のフォーカス位置
が検出される。この焦点位置検出系11A,11Bによ
るウエハ6のフォーカス位置情報は主制御系15に供給
され、主制御系15はそのフォーカス位置情報に基づい
て、3個のアクチュエータ9A〜9Cを介してZチルト
ステージ7上のウエハ6のZ方向の位置及び傾斜角を投
影光学系5の結像面に合わせ込む。この場合の結像面の
目標位置としてのベストフォーカス位置は、後述のよう
にテストプリントによって求められる。
方向の位置(フォーカス位置)を検出するための送光光
学系11A及び受光光学系11Bからなる焦点位置検出
系(以下、「焦点位置検出系11A,11B」という)
が設置されている。送光光学系11Aからウエハ6上の
投影光学系5の露光フィールド内の所定の複数の測定点
に対してスリット像が投影され、そのスリット像による
ウエハ6からの反射光を受光光学系11Bで受光して、
再結像されるスリット像の横ずれ量を求めることにより
その露光フィールド内の複数の測定点のフォーカス位置
が検出される。この焦点位置検出系11A,11Bによ
るウエハ6のフォーカス位置情報は主制御系15に供給
され、主制御系15はそのフォーカス位置情報に基づい
て、3個のアクチュエータ9A〜9Cを介してZチルト
ステージ7上のウエハ6のZ方向の位置及び傾斜角を投
影光学系5の結像面に合わせ込む。この場合の結像面の
目標位置としてのベストフォーカス位置は、後述のよう
にテストプリントによって求められる。
【0021】また、本例の装置にはTTL(スルー・ザ
・レンズ)方式且つLIA方式のアライメントセンサ1
3が設置されている。このLIA方式のアライメントセ
ンサ13について簡単に説明する。アライメントセンサ
13内には、周波数が少しだけ異なる波長λ2の2つの
レーザビームを発生する2周波レーザ発生系が設置され
ており、この2周波レーザ発生系から所定の交差角度で
それらの2つのレーザビームが射出される。2つのレー
ザビームの一部はアライメントセンサ13内に設置され
た格子状の参照マークで回折され、±1次の回折光が発
生する。また、それら2つのレーザビームの残りの部分
(レーザビームLBとする)がアライメントセンサ13
から射出され、折り曲げミラー14により光路を曲げら
れ、投影光学系5の上部に入射する。レーザビームLB
は投影光学系5を介してウエハ6上のウエハマーク16
XにX方向に所定の交差角で照射される。ウエハマーク
16XからはレーザビームLBによる±1次の回折光が
発生する。この±1次の回折光よりなるヘテロダインビ
ームをウエハマーク検出光LBKとする。ウエハマーク
検出光LBKは元の光路を戻って、アライメントセンサ
13の内部に入射する。アライメントセンサ13の内部
にはウエハマーク検出光LBK、及び参照マークからの
±1次回折光をそれぞれ受光するフォトダイオード等の
光電変換素子が設置され、それらの光電変換素子から
は、ウエハマーク16Xに対応するウエハビート信号及
び参照マークに対応する参照ビート信号が出力される。
これらのウエハビート信号及び参照ビート信号は主制御
系15に供給される。主制御系15は、それらのビート
信号の位相差、及びXYステージ8のレーザ干渉計10
による位置情報に基づき、ウエハマーク16Xのステー
ジ座標系(レーザ干渉計10等の計測値に基づいて定ま
る座標系)上でのX座標を検出する。
・レンズ)方式且つLIA方式のアライメントセンサ1
3が設置されている。このLIA方式のアライメントセ
ンサ13について簡単に説明する。アライメントセンサ
13内には、周波数が少しだけ異なる波長λ2の2つの
レーザビームを発生する2周波レーザ発生系が設置され
ており、この2周波レーザ発生系から所定の交差角度で
それらの2つのレーザビームが射出される。2つのレー
ザビームの一部はアライメントセンサ13内に設置され
た格子状の参照マークで回折され、±1次の回折光が発
生する。また、それら2つのレーザビームの残りの部分
(レーザビームLBとする)がアライメントセンサ13
から射出され、折り曲げミラー14により光路を曲げら
れ、投影光学系5の上部に入射する。レーザビームLB
は投影光学系5を介してウエハ6上のウエハマーク16
XにX方向に所定の交差角で照射される。ウエハマーク
16XからはレーザビームLBによる±1次の回折光が
発生する。この±1次の回折光よりなるヘテロダインビ
ームをウエハマーク検出光LBKとする。ウエハマーク
検出光LBKは元の光路を戻って、アライメントセンサ
13の内部に入射する。アライメントセンサ13の内部
にはウエハマーク検出光LBK、及び参照マークからの
±1次回折光をそれぞれ受光するフォトダイオード等の
光電変換素子が設置され、それらの光電変換素子から
は、ウエハマーク16Xに対応するウエハビート信号及
び参照マークに対応する参照ビート信号が出力される。
これらのウエハビート信号及び参照ビート信号は主制御
系15に供給される。主制御系15は、それらのビート
信号の位相差、及びXYステージ8のレーザ干渉計10
による位置情報に基づき、ウエハマーク16Xのステー
ジ座標系(レーザ干渉計10等の計測値に基づいて定ま
る座標系)上でのX座標を検出する。
【0022】具体的には、ウエハマーク16Xの位置検
出を行う際には、主制御系15では参照マークに対応す
る光電変換素子からの参照ビート信号と、ウエハマーク
16Xに対応する光電変換素子からのウエハビート信号
との位相差を求める。そして、主制御系15ではその位
相差が例えば0になるようにXYステージ8をX方向に
移動して、その位相差が所定の許容値のもとで0になっ
たときにレーザ干渉計10で計測されるXYステージ8
のX座標を、そのウエハマークのX座標として記憶す
る。なお、本例の装置には不図示であるがY軸用のLI
A方式のアライメントセンサも設置されており、Y軸用
のアライメントセンサによりウエハ6上のY軸用のウエ
ハマークの座標位置を検出する。
出を行う際には、主制御系15では参照マークに対応す
る光電変換素子からの参照ビート信号と、ウエハマーク
16Xに対応する光電変換素子からのウエハビート信号
との位相差を求める。そして、主制御系15ではその位
相差が例えば0になるようにXYステージ8をX方向に
移動して、その位相差が所定の許容値のもとで0になっ
たときにレーザ干渉計10で計測されるXYステージ8
のX座標を、そのウエハマークのX座標として記憶す
る。なお、本例の装置には不図示であるがY軸用のLI
A方式のアライメントセンサも設置されており、Y軸用
のアライメントセンサによりウエハ6上のY軸用のウエ
ハマークの座標位置を検出する。
【0023】更に、本例の装置にはオフ・アクシス方式
且つFIA方式のアライメントセンサ12が投影光学系
5の−Y方向の側面に設けられている。アライメントセ
ンサ12からはウエハ6上に形成されたFIA用のアラ
イメントマーク(不図示)にアライメント光が照射さ
れ、そのアライメントマークからの検出光を受光してそ
のマークの像をアライメントセンサ12内の指標板上に
結像する。更に、そのマーク像及び指標マークの像をア
ライメントセンサ12内の2次元CCD等の撮像素子上
にリレーする。撮像素子からは指標マークの像とそのア
ライメントマークの像とに対応する撮像信号が出力され
る。その撮像信号は主制御系15に供給され、主制御系
15はその撮像信号に基づいてそのアライメントマーク
の座標を検出する。なお、本例では、このFIA方式の
アライメントセンサはウエハ6を粗く位置決めするため
のサーチアライメントに主に使用される。但し、このF
IA方式のアライメントセンサ12をウエハ6の精密な
位置決めのためのファインアライメントに用いることも
できる。その場合には、ウエハ6上のウエハマーク16
Xをアライメントセンサ12により検出する。
且つFIA方式のアライメントセンサ12が投影光学系
5の−Y方向の側面に設けられている。アライメントセ
ンサ12からはウエハ6上に形成されたFIA用のアラ
イメントマーク(不図示)にアライメント光が照射さ
れ、そのアライメントマークからの検出光を受光してそ
のマークの像をアライメントセンサ12内の指標板上に
結像する。更に、そのマーク像及び指標マークの像をア
ライメントセンサ12内の2次元CCD等の撮像素子上
にリレーする。撮像素子からは指標マークの像とそのア
ライメントマークの像とに対応する撮像信号が出力され
る。その撮像信号は主制御系15に供給され、主制御系
15はその撮像信号に基づいてそのアライメントマーク
の座標を検出する。なお、本例では、このFIA方式の
アライメントセンサはウエハ6を粗く位置決めするため
のサーチアライメントに主に使用される。但し、このF
IA方式のアライメントセンサ12をウエハ6の精密な
位置決めのためのファインアライメントに用いることも
できる。その場合には、ウエハ6上のウエハマーク16
Xをアライメントセンサ12により検出する。
【0024】次に、本例におけるベストフォーカス位置
を求める方法について説明する。本例では、所定の評価
用パターンが形成されたテスト用のレチクル(レチクル
2とする)を使用し、テスト用ウエハ(ウエハ6とす
る)を所定の幅で高さ方向(Z方向)に段階的に移動し
ながら、そのZ方向への移動毎にレチクル2上の評価用
パターンの像をそのウエハ6上に露光し、現像した後の
評価用パターンの露光像をLIA方式のアライメントセ
ンサ13により計測する。以下、具体的に説明する。
を求める方法について説明する。本例では、所定の評価
用パターンが形成されたテスト用のレチクル(レチクル
2とする)を使用し、テスト用ウエハ(ウエハ6とす
る)を所定の幅で高さ方向(Z方向)に段階的に移動し
ながら、そのZ方向への移動毎にレチクル2上の評価用
パターンの像をそのウエハ6上に露光し、現像した後の
評価用パターンの露光像をLIA方式のアライメントセ
ンサ13により計測する。以下、具体的に説明する。
【0025】図2は、レチクル2上の評価用パターンを
説明するための平面図を示し、この図2において、レチ
クル2上のパターン領域17の4隅近傍及び中央部にベ
ストフォーカス位置を検出するためのY方向に伸びた複
数のマークからなるX軸用の同一の評価用マーク18X
A〜18XE、及びX方向に伸びた複数のマークからな
るY軸用の同一の評価用マーク18YA〜18YEから
なる評価用パターンが形成されている。評価用パターン
は、X軸用の評価用マーク及びY軸用の評価用マークが
それぞれ一対の形で形成されている。また、不図示であ
るがレチクル2のパターン領域17には、ウエハ上に転
写された後にサーチアライメントマークとなるマークも
形成されている。
説明するための平面図を示し、この図2において、レチ
クル2上のパターン領域17の4隅近傍及び中央部にベ
ストフォーカス位置を検出するためのY方向に伸びた複
数のマークからなるX軸用の同一の評価用マーク18X
A〜18XE、及びX方向に伸びた複数のマークからな
るY軸用の同一の評価用マーク18YA〜18YEから
なる評価用パターンが形成されている。評価用パターン
は、X軸用の評価用マーク及びY軸用の評価用マークが
それぞれ一対の形で形成されている。また、不図示であ
るがレチクル2のパターン領域17には、ウエハ上に転
写された後にサーチアライメントマークとなるマークも
形成されている。
【0026】図4は、X軸用の評価用マーク18XAの
拡大平面図を示し、この図4は評価用マーク18XAを
ウエハ上に投影した状態で示す。この図4に示すよう
に、評価用マーク18XAは、Y方向に伸びた複数の鋸
歯状の基本マーク20A,20B,…,20NをX方向
に一定のピッチPR で形成したものであり、全体として
回折格子を形成している。また、例えば基本マーク20
Iの下部の微小マーク19に示すように、テーパーを有
しそれぞれ+X方向に次第に幅が狭くなっている複数の
楔状の微小なマークをY方向に互いに接触して配列する
ことにより、それぞれの基本マーク20A〜20Nを構
成している。即ち、評価用マーク18XAは、巨視的に
はX方向にピッチPR の回折格子であり、微視的にはそ
の回折格子の1本毎のマークが鋸歯状に楔をY方向に並
べたような構成になっている。また、Y軸用の評価用マ
ーク18YAは、その評価用マーク18XAを90°回
転した構造である。
拡大平面図を示し、この図4は評価用マーク18XAを
ウエハ上に投影した状態で示す。この図4に示すよう
に、評価用マーク18XAは、Y方向に伸びた複数の鋸
歯状の基本マーク20A,20B,…,20NをX方向
に一定のピッチPR で形成したものであり、全体として
回折格子を形成している。また、例えば基本マーク20
Iの下部の微小マーク19に示すように、テーパーを有
しそれぞれ+X方向に次第に幅が狭くなっている複数の
楔状の微小なマークをY方向に互いに接触して配列する
ことにより、それぞれの基本マーク20A〜20Nを構
成している。即ち、評価用マーク18XAは、巨視的に
はX方向にピッチPR の回折格子であり、微視的にはそ
の回折格子の1本毎のマークが鋸歯状に楔をY方向に並
べたような構成になっている。また、Y軸用の評価用マ
ーク18YAは、その評価用マーク18XAを90°回
転した構造である。
【0027】ベストフォーカス位置を検出するに先立
ち、以上のような評価用パターンが形成されたレチクル
2を図1のレチクルステージ3上にロードする。そし
て、主制御系15により3個のアクチュエータ9A〜9
Cを駆動して、Zチルトステージ7をZ方向に微小な間
隔で移動しながら、移動する毎に照明光ILを照射し
て、レチクル2上の評価用パターンをウエハ6上の1つ
のショット領域に転写露光する。この場合、Z方向への
移動毎の露光像が重ならないように、XYステージ8を
微動させてウエハ6を2次元平面内で微小量ずつステッ
ピングさせながら露光を行う。この場合のウエハ6のZ
方向への移動の間隔は最初は例えば1μm〜数μmとす
る。そして、後述のようにベストフォーカス位置がほぼ
特定されたときには、その周辺で移動の間隔を例えば
0.01μm〜0.05μmと細かくして更に露光して
もよい。そして、1つのショット領域への露光が終わっ
た後、平均化効果を得るためにXYステージ8を駆動し
てステップ・アンド・リピート方式によりウエハ6上の
他の複数のショット領域に対しても同様の方法によりレ
チクル2上の評価用パターンをZ方向の位置を変えなが
ら露光する。露光終了後、ウエハ6をZチルトステージ
7上からアンロードし、現像工程において現像する。ウ
エハ6上の評価用パターンが露光された各ショット領域
には、図2のレチクル2上の評価用パターンの像が所定
量ずつずれた状態でそれぞれ形成される。
ち、以上のような評価用パターンが形成されたレチクル
2を図1のレチクルステージ3上にロードする。そし
て、主制御系15により3個のアクチュエータ9A〜9
Cを駆動して、Zチルトステージ7をZ方向に微小な間
隔で移動しながら、移動する毎に照明光ILを照射し
て、レチクル2上の評価用パターンをウエハ6上の1つ
のショット領域に転写露光する。この場合、Z方向への
移動毎の露光像が重ならないように、XYステージ8を
微動させてウエハ6を2次元平面内で微小量ずつステッ
ピングさせながら露光を行う。この場合のウエハ6のZ
方向への移動の間隔は最初は例えば1μm〜数μmとす
る。そして、後述のようにベストフォーカス位置がほぼ
特定されたときには、その周辺で移動の間隔を例えば
0.01μm〜0.05μmと細かくして更に露光して
もよい。そして、1つのショット領域への露光が終わっ
た後、平均化効果を得るためにXYステージ8を駆動し
てステップ・アンド・リピート方式によりウエハ6上の
他の複数のショット領域に対しても同様の方法によりレ
チクル2上の評価用パターンをZ方向の位置を変えなが
ら露光する。露光終了後、ウエハ6をZチルトステージ
7上からアンロードし、現像工程において現像する。ウ
エハ6上の評価用パターンが露光された各ショット領域
には、図2のレチクル2上の評価用パターンの像が所定
量ずつずれた状態でそれぞれ形成される。
【0028】次に、現像されたウエハ6を再びZチルト
ステージ7上にロードする。そして、ウエハ6上に形成
された不図示のサーチアライメントマークをFIA方式
のアライメントセンサ12により検出して、ウエハ6上
の各ショット領域のステージ座標系における大まかな配
列座標を求めるサーチアライメントを行う。その後、ウ
エハ6上の1つの計測対象のショット領域の評価用パタ
ーン像の位置をLIA方式のアライメントセンサ13で
測定する。そのショットの大まかな座標位置は先のサー
チアライメントにより求められており、そのショット領
域内の評価用マーク像を順次LIA方式のアライメント
センサ13の測定点に移動し、各評価用パターン像の位
置を検出する。その計測対象のショット領域には、図2
のレチクル2の評価用パターンに対応する位置に評価用
パターン像が少しずつずれて形成されている。
ステージ7上にロードする。そして、ウエハ6上に形成
された不図示のサーチアライメントマークをFIA方式
のアライメントセンサ12により検出して、ウエハ6上
の各ショット領域のステージ座標系における大まかな配
列座標を求めるサーチアライメントを行う。その後、ウ
エハ6上の1つの計測対象のショット領域の評価用パタ
ーン像の位置をLIA方式のアライメントセンサ13で
測定する。そのショットの大まかな座標位置は先のサー
チアライメントにより求められており、そのショット領
域内の評価用マーク像を順次LIA方式のアライメント
センサ13の測定点に移動し、各評価用パターン像の位
置を検出する。その計測対象のショット領域には、図2
のレチクル2の評価用パターンに対応する位置に評価用
パターン像が少しずつずれて形成されている。
【0029】図3は、ウエハ上の計測対象のショット領
域21に形成された評価用パターン像の拡大図を示し、
この図3において、図2のレチクル2上のX軸用の評価
用マーク18XAの3つのフォーカス位置における評価
用パターン像22XA,23XA,24XAがそれぞれ
所定の幅だけずれて形成されている。実際にはもっと多
くの評価用パターン像が横ずれして形成されている。こ
の評価用パターン像22XA〜24XAの位置のサーチ
アライメントによって求められる目標位置からのずれ量
をLIA方式のアライメントセンサ13により計測す
る。なお、この評価用パターン像22XA〜24XAの
X方向の間隔の目標値は、露光時にレーザ干渉計10に
より精密に計測されている。
域21に形成された評価用パターン像の拡大図を示し、
この図3において、図2のレチクル2上のX軸用の評価
用マーク18XAの3つのフォーカス位置における評価
用パターン像22XA,23XA,24XAがそれぞれ
所定の幅だけずれて形成されている。実際にはもっと多
くの評価用パターン像が横ずれして形成されている。こ
の評価用パターン像22XA〜24XAの位置のサーチ
アライメントによって求められる目標位置からのずれ量
をLIA方式のアライメントセンサ13により計測す
る。なお、この評価用パターン像22XA〜24XAの
X方向の間隔の目標値は、露光時にレーザ干渉計10に
より精密に計測されている。
【0030】図5は、図3の1つの評価用パターン像2
2XAの拡大図を示し、この図5に示すように、評価用
パターン像22XAは、図4の評価用マーク18XAと
同様に、基本パターン像25A〜25Nが計測方向(X
方向)にピッチPW で並んだ形で形成されている。この
図5において、例えば図4の微小マーク19に対応する
微小パターン像26に示すように、実線のぼけた像が実
際の露光像を示し、点線の像として示す微小パターン像
26Aはウエハ6の表面がベストフォーカス位置に近い
位置での露光像を示している。このように、楔状のパタ
ーンは、ベストフォーカス位置から離れるに従って計測
方向(X方向)の幅が短くなる。図5の場合は、計測方
向にΔXだけ幅が狭くなっている。楔状の微小パターン
像26の左端の位置はフォーカス位置により変化しない
ため、微小パターン像26の重心位置はウエハ6がベス
トフォーカス位置から離れる程左方向(−X方向)へ移
動する。それに伴って、アライメントセンサ13による
評価用パターン像22XAの測定位置も目標位置に対し
て左方向(−X方向)へずれる。従って、アライメント
センサ13により図3の評価用パターン像22XA〜2
4XAの位置を計測したときに、目標位置に対して最も
右方向(+X方向)にX座標を有する評価用パターン像
が転写されたときのフォーカス位置が図2の評価用マー
ク18XAに対応する計測点でのX方向のベストフォー
カス位置となる。この場合のX方向のベストフォーカス
位置とは、図5より分かるように、Y方向に収束する光
束によるベストフォーカス位置の意味である。
2XAの拡大図を示し、この図5に示すように、評価用
パターン像22XAは、図4の評価用マーク18XAと
同様に、基本パターン像25A〜25Nが計測方向(X
方向)にピッチPW で並んだ形で形成されている。この
図5において、例えば図4の微小マーク19に対応する
微小パターン像26に示すように、実線のぼけた像が実
際の露光像を示し、点線の像として示す微小パターン像
26Aはウエハ6の表面がベストフォーカス位置に近い
位置での露光像を示している。このように、楔状のパタ
ーンは、ベストフォーカス位置から離れるに従って計測
方向(X方向)の幅が短くなる。図5の場合は、計測方
向にΔXだけ幅が狭くなっている。楔状の微小パターン
像26の左端の位置はフォーカス位置により変化しない
ため、微小パターン像26の重心位置はウエハ6がベス
トフォーカス位置から離れる程左方向(−X方向)へ移
動する。それに伴って、アライメントセンサ13による
評価用パターン像22XAの測定位置も目標位置に対し
て左方向(−X方向)へずれる。従って、アライメント
センサ13により図3の評価用パターン像22XA〜2
4XAの位置を計測したときに、目標位置に対して最も
右方向(+X方向)にX座標を有する評価用パターン像
が転写されたときのフォーカス位置が図2の評価用マー
ク18XAに対応する計測点でのX方向のベストフォー
カス位置となる。この場合のX方向のベストフォーカス
位置とは、図5より分かるように、Y方向に収束する光
束によるベストフォーカス位置の意味である。
【0031】この場合、評価用パターン像22XA〜2
4XAは所定の間隔でフォーカス位置を変えながら転写
したものであり、その間のフォーカス位置における評価
用パターン像のX座標(目標位置からのずれ量)は適当
な補間法により計算することができ、その結果に基づい
てベストフォーカス位置を求めることが好ましい。ま
た、各フォーカス位置と評価用パターン像のX座標との
関係を線形又は曲線近似して関数の形で求め、それに基
づいてベストフォーカス位置を求めるようにしてもよ
い。なお、本例では右方向(+X方向)に頂点を有する
楔状の微小パターン像26を形成したが、左方向(−X
方向)に頂点を有する楔状の微小パターン像が形成され
る場合は、微小パターン像の重心位置は左方向(−X方
向)へ移動するため、目標位置に対して最も左方向(−
X方向)にずれている評価用パターン像が形成されたと
きのフォーカス位置がベストフォーカス位置となる。
4XAは所定の間隔でフォーカス位置を変えながら転写
したものであり、その間のフォーカス位置における評価
用パターン像のX座標(目標位置からのずれ量)は適当
な補間法により計算することができ、その結果に基づい
てベストフォーカス位置を求めることが好ましい。ま
た、各フォーカス位置と評価用パターン像のX座標との
関係を線形又は曲線近似して関数の形で求め、それに基
づいてベストフォーカス位置を求めるようにしてもよ
い。なお、本例では右方向(+X方向)に頂点を有する
楔状の微小パターン像26を形成したが、左方向(−X
方向)に頂点を有する楔状の微小パターン像が形成され
る場合は、微小パターン像の重心位置は左方向(−X方
向)へ移動するため、目標位置に対して最も左方向(−
X方向)にずれている評価用パターン像が形成されたと
きのフォーカス位置がベストフォーカス位置となる。
【0032】同様にして、図2のレチクル2上の他の4
個の評価用マーク18XB〜18XEに対応する計測点
でも、ショット領域21上における評価用パターン像の
横ずれ量に基づいてベストフォーカス位置を求める。こ
れによって、図1の投影光学系5の露光フィールド内の
5箇所の計測点でのX方向のベストフォーカス位置が求
められる。
個の評価用マーク18XB〜18XEに対応する計測点
でも、ショット領域21上における評価用パターン像の
横ずれ量に基づいてベストフォーカス位置を求める。こ
れによって、図1の投影光学系5の露光フィールド内の
5箇所の計測点でのX方向のベストフォーカス位置が求
められる。
【0033】その後、ショット領域21のX方向のベス
トフォーカス位置を求めたと同様な方法により、図2の
レチクル2上のY軸用の評価用マーク18YA〜18Y
Eのショット領域21上における評価用パターン像の目
標位置からのY方向へのずれ量をY軸用のLIA方式の
アライメントセンサにより計測し、露光フィールド内の
5箇所の計測点でのY方向のベストフォーカス位置(実
際にはX方向に収束する光束によるベストフォーカス位
置)を求める。それら5箇所の計測点でのX方向及びY
方向のベストフォーカス位置の差分が、各計測点での非
点収差となる。また、仮にX方向及びY方向のベストフ
ォーカス位置の平均値をその計測点でのベストフォーカ
ス位置とすると、5箇所の計測点でのベストフォーカス
位置より、投影光学系5の結像面の像面湾曲や像面傾斜
が求められる。また、5個のベストフォーカス位置の平
均値をその結像面の平均的なベストフォーカス位置とみ
なすことができる。
トフォーカス位置を求めたと同様な方法により、図2の
レチクル2上のY軸用の評価用マーク18YA〜18Y
Eのショット領域21上における評価用パターン像の目
標位置からのY方向へのずれ量をY軸用のLIA方式の
アライメントセンサにより計測し、露光フィールド内の
5箇所の計測点でのY方向のベストフォーカス位置(実
際にはX方向に収束する光束によるベストフォーカス位
置)を求める。それら5箇所の計測点でのX方向及びY
方向のベストフォーカス位置の差分が、各計測点での非
点収差となる。また、仮にX方向及びY方向のベストフ
ォーカス位置の平均値をその計測点でのベストフォーカ
ス位置とすると、5箇所の計測点でのベストフォーカス
位置より、投影光学系5の結像面の像面湾曲や像面傾斜
が求められる。また、5個のベストフォーカス位置の平
均値をその結像面の平均的なベストフォーカス位置とみ
なすことができる。
【0034】ウエハ6上の他の計測対象のショット領域
について同様の処理を行い、それぞれ5箇所の計測点で
のX方向及びY方向のベストフォーカス位置を求める。
次に、それら複数のショット領域について求めたベスト
フォーカス位置を平均化することで、より正確にベスト
フォーカス位置が求められる。実際の露光に際しては、
ウエハをそのようにして求めた結像面に合わせ込むよう
に、3個のアクチュエータ9A〜9Cを駆動する。
について同様の処理を行い、それぞれ5箇所の計測点で
のX方向及びY方向のベストフォーカス位置を求める。
次に、それら複数のショット領域について求めたベスト
フォーカス位置を平均化することで、より正確にベスト
フォーカス位置が求められる。実際の露光に際しては、
ウエハをそのようにして求めた結像面に合わせ込むよう
に、3個のアクチュエータ9A〜9Cを駆動する。
【0035】なお、本例ではレチクル2上にX軸用及び
Y軸用にそれぞれ5個の評価用マークを形成し、それら
のウエハ6上に露光された評価用パターン像に基づいて
ベストフォーカス位置を求めたが、評価用パターンの個
数や配置は用途に応じて変えることができる。以上、本
例によればベストフォーカス位置を求めるための評価用
マークとして、図4の評価用マーク18XAに示すよう
に、複数の楔状の微小マーク19をY方向に並べて基本
マーク20A〜20Nを構成し、それらの複数の鋸歯状
の基本マーク20A,20B,…,20NをX方向に一
定のピッチPR で並べた格子からなるパターンを使用し
ているため、LIA方式のアライメントセンサ13を使
用して、ウエハ6上の各ショット領域に形成された評価
用パターン像の位置を計測することができる。また、こ
のLIA方式のアライメントセンサは、光ビート信号の
位相に基づいてそれらの評価用パターン像の位置を正確
に検出できるため、従来のLSA方式のアライメントセ
ンサを使用した計測方法と同等以上の精度でベストフォ
ーカス位置を検出できる。
Y軸用にそれぞれ5個の評価用マークを形成し、それら
のウエハ6上に露光された評価用パターン像に基づいて
ベストフォーカス位置を求めたが、評価用パターンの個
数や配置は用途に応じて変えることができる。以上、本
例によればベストフォーカス位置を求めるための評価用
マークとして、図4の評価用マーク18XAに示すよう
に、複数の楔状の微小マーク19をY方向に並べて基本
マーク20A〜20Nを構成し、それらの複数の鋸歯状
の基本マーク20A,20B,…,20NをX方向に一
定のピッチPR で並べた格子からなるパターンを使用し
ているため、LIA方式のアライメントセンサ13を使
用して、ウエハ6上の各ショット領域に形成された評価
用パターン像の位置を計測することができる。また、こ
のLIA方式のアライメントセンサは、光ビート信号の
位相に基づいてそれらの評価用パターン像の位置を正確
に検出できるため、従来のLSA方式のアライメントセ
ンサを使用した計測方法と同等以上の精度でベストフォ
ーカス位置を検出できる。
【0036】なお、本例ではウエハ6上の評価用パター
ン像を計測するための検出装置として、ウエハ上にレチ
クルのパターン像を形成するための投影露光装置を使用
したが、LIA方式のアライメントセンサを有する検出
装置を別にオフラインで設け、その検出装置によりウエ
ハ6上の評価用パターン像の位置を検出するようにして
もよい。
ン像を計測するための検出装置として、ウエハ上にレチ
クルのパターン像を形成するための投影露光装置を使用
したが、LIA方式のアライメントセンサを有する検出
装置を別にオフラインで設け、その検出装置によりウエ
ハ6上の評価用パターン像の位置を検出するようにして
もよい。
【0037】次に、評価用マークの他の3つの変形例に
ついて図6〜図8を参照して説明する。なお、以下のす
べての例は計測方向がX方向の評価用マークの例であ
る。図6は、評価用マークの第1の変形例を示し、この
図6において、本例の評価用マークは図4の評価用マー
ク18XAと同様の微小マークの頂点が+X方向にある
ピッチP1の鋸歯状のパターン27と、計測方向(X方
向)に一定のピッチP1で並んだライン・アンド・スペ
ースパターンからなるパターン28とから構成されてい
る。2つのパターン27,28の横方向及び縦方向の幅
はほぼ等しくなるように形成され、ライン・アンド・ス
ペースパターンからなるパターン28はパターン27の
微小マークの頂点のある方向(この場合は+X方向)
へ、パターン27から所定のピッチP1より広い間隔D
1だけ離れて形成されている。
ついて図6〜図8を参照して説明する。なお、以下のす
べての例は計測方向がX方向の評価用マークの例であ
る。図6は、評価用マークの第1の変形例を示し、この
図6において、本例の評価用マークは図4の評価用マー
ク18XAと同様の微小マークの頂点が+X方向にある
ピッチP1の鋸歯状のパターン27と、計測方向(X方
向)に一定のピッチP1で並んだライン・アンド・スペ
ースパターンからなるパターン28とから構成されてい
る。2つのパターン27,28の横方向及び縦方向の幅
はほぼ等しくなるように形成され、ライン・アンド・ス
ペースパターンからなるパターン28はパターン27の
微小マークの頂点のある方向(この場合は+X方向)
へ、パターン27から所定のピッチP1より広い間隔D
1だけ離れて形成されている。
【0038】本例の評価用マークによる各フォーカス位
置でのウエハ6上の評価用パターン像の位置をLIA方
式のアライメントセンサ13を使用して計測する場合
は、各フォーカス位置におけるパターン27,28の像
の位置を共に計測し、パターン27,28の像同士のX
方向の間隔が最も狭くなるときのフォーカス位置をベス
トフォーカス位置と定義する。即ち、パターン28はラ
イン・アンド・スペースパターンからなる通常の格子パ
ターンであり、フォーカス位置が変化してもウエハ6上
のその評価用パターン像のアライメントセンサ13によ
る計測値が変わることはない。それに対して、パターン
27のウエハ6上の像はベストフォーカス位置に近い程
右方向(+X方向)に移動するため、ベストフォーカス
位置ではパターン27,28の像同士の間隔は最も狭く
なる。なお、パターン27の微小マークの頂点が左方向
(−X方向)にある場合は、2つの評価用パターン像の
間隔が最も広くなるときのフォーカス位置をベストフォ
ーカス位置とする。本例の評価用マークを使用した場合
は、2つのパターン27,28のウエハ6上の像同士の
相対的な間隔に基づいてベストフォーカス位置を評価す
るため、ベストフォーカス位置の検出精度が向上する。
置でのウエハ6上の評価用パターン像の位置をLIA方
式のアライメントセンサ13を使用して計測する場合
は、各フォーカス位置におけるパターン27,28の像
の位置を共に計測し、パターン27,28の像同士のX
方向の間隔が最も狭くなるときのフォーカス位置をベス
トフォーカス位置と定義する。即ち、パターン28はラ
イン・アンド・スペースパターンからなる通常の格子パ
ターンであり、フォーカス位置が変化してもウエハ6上
のその評価用パターン像のアライメントセンサ13によ
る計測値が変わることはない。それに対して、パターン
27のウエハ6上の像はベストフォーカス位置に近い程
右方向(+X方向)に移動するため、ベストフォーカス
位置ではパターン27,28の像同士の間隔は最も狭く
なる。なお、パターン27の微小マークの頂点が左方向
(−X方向)にある場合は、2つの評価用パターン像の
間隔が最も広くなるときのフォーカス位置をベストフォ
ーカス位置とする。本例の評価用マークを使用した場合
は、2つのパターン27,28のウエハ6上の像同士の
相対的な間隔に基づいてベストフォーカス位置を評価す
るため、ベストフォーカス位置の検出精度が向上する。
【0039】図7は、評価用マークの第2の変形例を示
し、この図7に示すように、本例の評価用マークは、図
6のパターン27と同様のピッチP2の鋸歯状のパター
ン27Aと、そのパターン27Aの左右を反転したピッ
チP2のパターン29Aとを所定の間隔D2で形成した
ものであり、丁度図6におけるライン・アンド・スペー
スパターンからなるパターン28をパターン29Aに置
き換えたような構成を有する。パターン27Aのウエハ
6上における像の測定位置は、ベストフォーカス位置に
近い程右側に移動し、パターン29Aのウエハ6上の像
の測定位置はベストフォーカス位置に近い程左側に移動
する。従って、パターン27A,29Aのそれぞれのウ
エハ6上の像同士のX方向の間隔が最も狭くなるときの
フォーカス位置をベストフォーカス位置と定義する。本
例の評価用マークを使用した場合は、図4や図6の評価
用マークを使用する場合に比較して、フォーカス位置の
変化に対して評価用パターン像の間隔の変化が2倍にな
る。従って、ベストフォーカス位置の検出感度も2倍と
なる。
し、この図7に示すように、本例の評価用マークは、図
6のパターン27と同様のピッチP2の鋸歯状のパター
ン27Aと、そのパターン27Aの左右を反転したピッ
チP2のパターン29Aとを所定の間隔D2で形成した
ものであり、丁度図6におけるライン・アンド・スペー
スパターンからなるパターン28をパターン29Aに置
き換えたような構成を有する。パターン27Aのウエハ
6上における像の測定位置は、ベストフォーカス位置に
近い程右側に移動し、パターン29Aのウエハ6上の像
の測定位置はベストフォーカス位置に近い程左側に移動
する。従って、パターン27A,29Aのそれぞれのウ
エハ6上の像同士のX方向の間隔が最も狭くなるときの
フォーカス位置をベストフォーカス位置と定義する。本
例の評価用マークを使用した場合は、図4や図6の評価
用マークを使用する場合に比較して、フォーカス位置の
変化に対して評価用パターン像の間隔の変化が2倍にな
る。従って、ベストフォーカス位置の検出感度も2倍と
なる。
【0040】図8は、評価用マークの第3の変形例を示
し、この図8において、本例の評価用マークは図4の評
価用マーク18XAと同様の微小マークの頂点が+X方
向にあるピッチP3の鋸歯状のパターン27Bと、その
パターン27Bを計測方向に反転したピッチP3のパタ
ーン29Bとを、非計測方向(Y方向)に所定の間隔D
3で配置した構成を有する。
し、この図8において、本例の評価用マークは図4の評
価用マーク18XAと同様の微小マークの頂点が+X方
向にあるピッチP3の鋸歯状のパターン27Bと、その
パターン27Bを計測方向に反転したピッチP3のパタ
ーン29Bとを、非計測方向(Y方向)に所定の間隔D
3で配置した構成を有する。
【0041】本例の評価用マークによる各フォーカス位
置でのウエハ6上の評価用パターン像の位置をLIA方
式のアライメントセンサ13を使用して計測する場合
は、各フォーカス位置におけるパターン27B,29B
の像を、XYステージ8を非計測方向(Y方向)に走査
しながら計測する。そして、パターン27B,29Bの
像からのそれぞれのヘテロダイン干渉光の位相変化の最
も小さいときのフォーカス位置をベストフォーカス位置
と定義する。
置でのウエハ6上の評価用パターン像の位置をLIA方
式のアライメントセンサ13を使用して計測する場合
は、各フォーカス位置におけるパターン27B,29B
の像を、XYステージ8を非計測方向(Y方向)に走査
しながら計測する。そして、パターン27B,29Bの
像からのそれぞれのヘテロダイン干渉光の位相変化の最
も小さいときのフォーカス位置をベストフォーカス位置
と定義する。
【0042】なお、図8の2点鎖線で示すように、パタ
ーン27Bの非計測方向にパターン29Bと対称な位置
にパターン29Bと同じパターン29Cを並べて構成し
た評価用マークを使用してもよい。このような評価用マ
ークを使用すれば、パターン27B,29Bが傾いて形
成されたり、計測時の走査方向が傾いている場合でも、
パターン29B,29Cのウエハ6上における像の位置
の計測値よりパターン27B,29Bの像の傾きを求め
て補正することができる。
ーン27Bの非計測方向にパターン29Bと対称な位置
にパターン29Bと同じパターン29Cを並べて構成し
た評価用マークを使用してもよい。このような評価用マ
ークを使用すれば、パターン27B,29Bが傾いて形
成されたり、計測時の走査方向が傾いている場合でも、
パターン29B,29Cのウエハ6上における像の位置
の計測値よりパターン27B,29Bの像の傾きを求め
て補正することができる。
【0043】なお、評価用パターン像の位置を計測する
アライメントセンサとしてLIA方式のアライメントセ
ンサの代わりに、FIA方式のアライメントセンサ12
を使用してもよい。このように、本発明は上述実施の形
態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の構成を取り得る。
アライメントセンサとしてLIA方式のアライメントセ
ンサの代わりに、FIA方式のアライメントセンサ12
を使用してもよい。このように、本発明は上述実施の形
態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の構成を取り得る。
【0044】
【発明の効果】本発明の露光条件測定方法によれば、楔
状の微小構成要素を非計測方向に並べた中間構成要素か
らなる評価用マークの像全体、即ち重心位置は、感光基
板の表面が最適フォーカス位置に近い程、微小構成要素
の尖端方向に移動する。従って、評価用マークの像の重
心位置を計測することにより最適フォーカス位置を求め
ることができる。また、本発明では中間構成要素を計測
方向に格子状に配列しているため、格子状のマークを使
用する方式の、例えばLIA方式(2光束干渉方式)や
FIA方式(撮像方式)等の高精度のアライメントセン
サを使用して評価用マークの像の重心位置を高精度に検
出することができる。従って、最適フォーカス位置の検
出精度が向上する利点がある。
状の微小構成要素を非計測方向に並べた中間構成要素か
らなる評価用マークの像全体、即ち重心位置は、感光基
板の表面が最適フォーカス位置に近い程、微小構成要素
の尖端方向に移動する。従って、評価用マークの像の重
心位置を計測することにより最適フォーカス位置を求め
ることができる。また、本発明では中間構成要素を計測
方向に格子状に配列しているため、格子状のマークを使
用する方式の、例えばLIA方式(2光束干渉方式)や
FIA方式(撮像方式)等の高精度のアライメントセン
サを使用して評価用マークの像の重心位置を高精度に検
出することができる。従って、最適フォーカス位置の検
出精度が向上する利点がある。
【0045】また、第1の評価用マークの中間構成要素
とは異なるパターンを計測方向に格子状に複数個配置し
た第2の評価用マークを、第1の評価用マークに対して
計測方向に並べて配置し、第1の評価用マークの像を評
価用の感光基板上の部分領域のそれぞれに投影する際に
第2の評価用マークの像も投影し、第1の評価用マーク
の像の計測方向の重心位置を計測する際に第2の評価用
マークの像の計測方向の重心位置も計測し、この計測さ
れた2つの評価用マークの像の重心位置の間隔の変化に
基づいて投影光学系の最適フォーカス位置を求める場合
には、第1の評価用マークの像と、第2の評価用マーク
の像との相対位置の変化に基づいて、投影光学系の最適
フォーカス位置を高精度に検出できる利点がある。
とは異なるパターンを計測方向に格子状に複数個配置し
た第2の評価用マークを、第1の評価用マークに対して
計測方向に並べて配置し、第1の評価用マークの像を評
価用の感光基板上の部分領域のそれぞれに投影する際に
第2の評価用マークの像も投影し、第1の評価用マーク
の像の計測方向の重心位置を計測する際に第2の評価用
マークの像の計測方向の重心位置も計測し、この計測さ
れた2つの評価用マークの像の重心位置の間隔の変化に
基づいて投影光学系の最適フォーカス位置を求める場合
には、第1の評価用マークの像と、第2の評価用マーク
の像との相対位置の変化に基づいて、投影光学系の最適
フォーカス位置を高精度に検出できる利点がある。
【0046】また、第1の評価用マークの中間構成要素
とは異なるパターンを計測方向に格子状に複数個配置し
た第2の評価用マークを、第1の評価用マークに対して
非計測方向に並べて配置し、第1の評価用マークの像を
評価用の感光基板上の部分領域のそれぞれに投影する際
に第2の評価用マークの像も投影し、第1の評価用マー
クの像の計測方向の重心位置を計測する際に第2の評価
用マークの像の計測方向の重心位置も計測し、この計測
された2つの評価用マークの像の重心位置の差の変化に
基づいて投影光学系の最適フォーカス位置を求める場合
には、例えば2つの評価用マークの像を非計測方向に走
査することにより、2つの像の重心位置の相対的な差を
検出することができ、それに基づいて投影光学系の最適
フォーカス位置を高精度に検出することができる利点が
ある。
とは異なるパターンを計測方向に格子状に複数個配置し
た第2の評価用マークを、第1の評価用マークに対して
非計測方向に並べて配置し、第1の評価用マークの像を
評価用の感光基板上の部分領域のそれぞれに投影する際
に第2の評価用マークの像も投影し、第1の評価用マー
クの像の計測方向の重心位置を計測する際に第2の評価
用マークの像の計測方向の重心位置も計測し、この計測
された2つの評価用マークの像の重心位置の差の変化に
基づいて投影光学系の最適フォーカス位置を求める場合
には、例えば2つの評価用マークの像を非計測方向に走
査することにより、2つの像の重心位置の相対的な差を
検出することができ、それに基づいて投影光学系の最適
フォーカス位置を高精度に検出することができる利点が
ある。
【0047】また、第2の評価用マークが計測方向に配
列されたライン・アンド・スペースパターンである場合
には、そのライン・アンド・スペースパターンの像の重
心位置は変化しないため、その像の位置を基準として、
第1の評価用マークの像の位置の変化を検出し、その結
果に基づいて最適フォーカス位置を検出できる。また、
第2の評価用マークが計測方向に対して第1の評価用マ
ークを反転させたパターンである場合には、第1及び第
2の評価用マークの像の間の重心位置の変化は、フォー
カス位置の変化に対して2倍になり、最適フォーカス位
置の検出感度が倍増する利点がある。
列されたライン・アンド・スペースパターンである場合
には、そのライン・アンド・スペースパターンの像の重
心位置は変化しないため、その像の位置を基準として、
第1の評価用マークの像の位置の変化を検出し、その結
果に基づいて最適フォーカス位置を検出できる。また、
第2の評価用マークが計測方向に対して第1の評価用マ
ークを反転させたパターンである場合には、第1及び第
2の評価用マークの像の間の重心位置の変化は、フォー
カス位置の変化に対して2倍になり、最適フォーカス位
置の検出感度が倍増する利点がある。
【0048】また、第1の評価用マークの像の重心位置
を計測する際に、この第1の評価用マークに対して異な
る方向から可干渉な2光束を照射し、この第1の評価用
マークから同一方向に発生する1対の回折光よりなる干
渉光を受光し、この干渉光の位相を検出する場合とは、
その評価用マークの像の位置をLIA方式のアライメン
トセンサで検出することを意味する。LIA方式のアラ
イメントセンサの利用によって投影光学系の最適フォー
カス位置の検出精度が向上する利点がある。
を計測する際に、この第1の評価用マークに対して異な
る方向から可干渉な2光束を照射し、この第1の評価用
マークから同一方向に発生する1対の回折光よりなる干
渉光を受光し、この干渉光の位相を検出する場合とは、
その評価用マークの像の位置をLIA方式のアライメン
トセンサで検出することを意味する。LIA方式のアラ
イメントセンサの利用によって投影光学系の最適フォー
カス位置の検出精度が向上する利点がある。
【図1】本発明の実施の形態の一例に使用される投影露
光装置を示す概略構成図である。
光装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態で使用されるレチクル上の
評価用マークの配置を示す平面図である。
評価用マークの配置を示す平面図である。
【図3】図2の評価用マークをフォーカス位置を変え
て、且つ横ずれさせてウエハ上に露光した像を示す部分
拡大平面図である。
て、且つ横ずれさせてウエハ上に露光した像を示す部分
拡大平面図である。
【図4】図2の評価用マークの一部の拡大平面図であ
る。
る。
【図5】図4の評価用マークをウエハ上に露光した露光
像を示す平面図である。
像を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態で使用される評価用マーク
の第1の変形例を示す拡大平面図である。
の第1の変形例を示す拡大平面図である。
【図7】その評価用マークの第2の変形例を示す拡大平
面図である。
面図である。
【図8】その評価用マークの第3の変形例を示す拡大平
面図である。
面図である。
【図9】従来のベストフォーカス位置を求める方法を説
明するための図である。
明するための図である。
2 レチクル 3 レチクルステージ 5 投影光学系 6 ウエハ 7 Zチルトステージ 8 XYステージ 9A〜9C アクチュエータ 10 レーザ干渉計(ウエハ側) 11A 送光光学系(焦点位置検出系) 11B 受光光学系(焦点位置検出系) 12 FIA方式のアライメントセンサ 13 LIA方式のアライメントセンサ 15 主制御系 18XA〜18XE X軸用の評価用マーク 18YA〜18YE Y軸用の評価用マーク 19 微小マーク 20A〜20I 基本マーク 22XA〜24XA 評価用パターン像 27,27A,27B,28,29A〜29C パター
ン
ン
Claims (6)
- 【請求項1】 マスクパターンの像を投影光学系を介し
て感光基板上に投影する際の露光条件測定方法におい
て、 計測方向に楔状に形成された微小構成要素を前記計測方
向に直交する非計測方向に複数個並べてなる中間構成要
素を、前記計測方向に格子状に複数組配置した第1の評
価用マークを用意し、 該評価用マークを前記マスクパターンの配置面上で前記
投影光学系の露光フィールド内の所定の計測点と共役な
位置の近傍に配置し、 前記評価用マークの像を前記投影光学系を介して評価用
の感光基板上の異なる複数の部分領域のそれぞれに、該
感光基板の前記投影光学系の光軸方向の位置を変えなが
ら投影し、 前記評価用の感光基板上の部分領域のそれぞれに投影さ
れた前記評価用マークの像の前記計測方向の重心位置
を、前記評価用の感光基板の前記光軸方向の位置に対応
させてそれぞれ計測し、 該計測結果に基づいて前記所定の計測点での前記投影光
学系の最適フォーカス位置を求めることを特徴とする露
光条件測定方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の露光条件測定方法であっ
て、 前記第1の評価用マークの前記中間構成要素とは異なる
パターンを前記計測方向に格子状に複数個配置した第2
の評価用マークを、前記第1の評価用マークに対して前
記計測方向に並べて配置し、 前記第1の評価用マークの像を前記評価用の感光基板上
の部分領域のそれぞれに投影する際に前記第2の評価用
マークの像も投影し、 前記第1の評価用マークの像の前記計測方向の重心位置
を計測する際に前記第2の評価用マークの像の前記計測
方向の重心位置も計測し、 該計測された2つの評価用マークの像の重心位置の間隔
の変化に基づいて前記投影光学系の最適フォーカス位置
を求めることを特徴とする露光条件測定方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の露光条件測定方法であっ
て、 前記第1の評価用マークの前記中間構成要素とは異なる
パターンを前記計測方向に格子状に複数個配置した第2
の評価用マークを、前記第1の評価用マークに対して前
記非計測方向に並べて配置し、 前記第1の評価用マークの像を前記評価用の感光基板上
の部分領域のそれぞれに投影する際に前記第2の評価用
マークの像も投影し、 前記第1の評価用マークの像の前記計測方向の重心位置
を計測する際に前記第2の評価用マークの像の前記計測
方向の重心位置も計測し、 該計測された2つの評価用マークの像の重心位置の差の
変化に基づいて前記投影光学系の最適フォーカス位置を
求めることを特徴とする露光条件測定方法。 - 【請求項4】 請求項2、又は3記載の露光条件測定方
法であって、 前記第2の評価用マークは前記計測方向に配列されたラ
イン・アンド・スペースパターンであることを特徴とす
る露光条件測定方法。 - 【請求項5】 請求項2、又は3記載の露光条件測定方
法であって、 前記第2の評価用マークは前記計測方向に対して前記第
1の評価用マークを反転させたパターンであることを特
徴とする露光条件測定方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項記載の露光条
件測定方法であって、 前記第1の評価用マークの像の重心位置を計測する際
に、該第1の評価用マークに対して異なる方向から可干
渉な2光束を照射し、該第1の評価用マークから同一方
向に発生する1対の回折光よりなる干渉光を受光し、該
干渉光の位相を検出することを特徴とする露光条件測定
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209790A JPH1055946A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 露光条件測定方法 |
KR1019970037762A KR19980018477A (ko) | 1996-08-08 | 1997-08-07 | 노광 조건 측정 방법 |
US08/908,961 US6057908A (en) | 1996-08-08 | 1997-08-08 | Exposure condition measurement method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209790A JPH1055946A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 露光条件測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055946A true JPH1055946A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16578642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8209790A Withdrawn JPH1055946A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 露光条件測定方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6057908A (ja) |
JP (1) | JPH1055946A (ja) |
KR (1) | KR19980018477A (ja) |
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1997
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- 1997-08-08 US US08/908,961 patent/US6057908A/en not_active Expired - Fee Related
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