JPH1055578A - ディスク状記録媒体の装着装置 - Google Patents
ディスク状記録媒体の装着装置Info
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- JPH1055578A JPH1055578A JP15867497A JP15867497A JPH1055578A JP H1055578 A JPH1055578 A JP H1055578A JP 15867497 A JP15867497 A JP 15867497A JP 15867497 A JP15867497 A JP 15867497A JP H1055578 A JPH1055578 A JP H1055578A
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- ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N furosemide Chemical compound C1=C(Cl)C(S(=O)(=O)N)=CC(C(O)=O)=C1NCC1=CC=CO1 ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N 0.000 title abstract 6
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Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁界発生手段をディスク状記録媒体の媒体面
に近接配置して情報を記録する装置において、磁界発生
手段を簡単な構成で移動させて、ディスク状記録媒体を
モータに結合させる。 【解決手段】 軸104を中心に回動するアーム105
にネジ119を介して取付板113が回動できるように
配置され、更に当該取付板113にコイル115を配置
した移動機構により、磁界発生手段をディスク状記録媒
体へ向かって移動させるようにし、モータ駆動軸14a
に結合された永久磁石34とディスク状記録媒体に結合
された磁性部材33の間に作用する吸引力に基づきディ
スク状記録媒体をモータに結合する。
に近接配置して情報を記録する装置において、磁界発生
手段を簡単な構成で移動させて、ディスク状記録媒体を
モータに結合させる。 【解決手段】 軸104を中心に回動するアーム105
にネジ119を介して取付板113が回動できるように
配置され、更に当該取付板113にコイル115を配置
した移動機構により、磁界発生手段をディスク状記録媒
体へ向かって移動させるようにし、モータ駆動軸14a
に結合された永久磁石34とディスク状記録媒体に結合
された磁性部材33の間に作用する吸引力に基づきディ
スク状記録媒体をモータに結合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジの内
部に収納されたディスク状記録媒体に情報を記録するた
めの磁界発生手段を近接配置して、ディスク状記録媒体
に情報を記録するようにした装置の改良に関するもので
ある。
部に収納されたディスク状記録媒体に情報を記録するた
めの磁界発生手段を近接配置して、ディスク状記録媒体
に情報を記録するようにした装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体の媒体面に情報を記
録するための磁界発生手段を近接配置し、当該ディスク
状記録媒体に情報を記録する装置が広く使用されてい
る。
録するための磁界発生手段を近接配置し、当該ディスク
状記録媒体に情報を記録する装置が広く使用されてい
る。
【0003】特開昭59−207070号公報には、デ
ィスク状記録媒体である磁気ディスク13に磁界発生手
段である磁気ヘッド20におけるコイルを近接配置させ
るようにした構成が開示されている。しかしながら、当
該公報開示の構成では、磁気ヘッド20のコイルが磁気
ディスク13の媒体面に対し一定の距離の位置で固定配
置されている。かかる構成では、ディスク状記録媒体が
収納されたカートリッジを使用する場合、磁気ヘッド2
0がカートリッジに当たり、磁気ヘッドを破損してしま
う欠点がある。 かかる欠点を解決したものとして、特
開昭61−123051号公報に開示の装置がある。当
該公報第1図には、カートリッジホルダである案内部材
17にディスクカートリッジ15を挿入した後、磁界発
生手段である巻回コイル25等が固定された板部材16
が下降して巻回コイル25がディスク23の媒体面に向
かって移動するようにした構成が開示されている。しか
しながら、特開昭61−123051号公報第1図の構
成は、板部材16に固定されたローラピン28,29
が、固定部材に形成されている垂直長孔30,31に係
合すると共に、案内部材17に形成されたカム32,3
3にも係合するように構成されている。従って、かかる
構成では、磁界発生手段の移動機構が複雑となる欠点が
ある。
ィスク状記録媒体である磁気ディスク13に磁界発生手
段である磁気ヘッド20におけるコイルを近接配置させ
るようにした構成が開示されている。しかしながら、当
該公報開示の構成では、磁気ヘッド20のコイルが磁気
ディスク13の媒体面に対し一定の距離の位置で固定配
置されている。かかる構成では、ディスク状記録媒体が
収納されたカートリッジを使用する場合、磁気ヘッド2
0がカートリッジに当たり、磁気ヘッドを破損してしま
う欠点がある。 かかる欠点を解決したものとして、特
開昭61−123051号公報に開示の装置がある。当
該公報第1図には、カートリッジホルダである案内部材
17にディスクカートリッジ15を挿入した後、磁界発
生手段である巻回コイル25等が固定された板部材16
が下降して巻回コイル25がディスク23の媒体面に向
かって移動するようにした構成が開示されている。しか
しながら、特開昭61−123051号公報第1図の構
成は、板部材16に固定されたローラピン28,29
が、固定部材に形成されている垂直長孔30,31に係
合すると共に、案内部材17に形成されたカム32,3
3にも係合するように構成されている。従って、かかる
構成では、磁界発生手段の移動機構が複雑となる欠点が
ある。
【0004】又、特開昭61−123051号公報第6
〜8図にも、磁界発生手段であるコイル25をディスク
状記録媒体の媒体面に向けて移動させる移動機構が開示
されている。当該公報第6図に開示の移動機構は、媒体
面に平行な方向に向かって見た図である。第6図から明
らかなように、作動レバー52は支持ピン54の位置で
ベースに連結されており、支持ピン55が支持ピン54
の周りを変位するように構成されている。更に、この作
動レバー52に支持ピン55を介して板部材16が連結
されており、この板部材16に磁界発生手段であるコイ
ル25等が固定されている。この板部材16は板部材1
6に固定されたローラピン28,29がベースに形成さ
れた垂直長孔30,31に沿って垂直方向に移動するよ
うに構成されている。
〜8図にも、磁界発生手段であるコイル25をディスク
状記録媒体の媒体面に向けて移動させる移動機構が開示
されている。当該公報第6図に開示の移動機構は、媒体
面に平行な方向に向かって見た図である。第6図から明
らかなように、作動レバー52は支持ピン54の位置で
ベースに連結されており、支持ピン55が支持ピン54
の周りを変位するように構成されている。更に、この作
動レバー52に支持ピン55を介して板部材16が連結
されており、この板部材16に磁界発生手段であるコイ
ル25等が固定されている。この板部材16は板部材1
6に固定されたローラピン28,29がベースに形成さ
れた垂直長孔30,31に沿って垂直方向に移動するよ
うに構成されている。
【0005】しかしながら、特開昭61−123051
号公報第6〜8図の構成では、作動レバー52の一方の
端部に配置されている支持ピン55は支持ピン54を中
心に円弧状の変位をするのに対し、板部材16はローラ
ピン28,29と垂直長溝30,31との関係から垂直
方向に直線移動しかできない構成になっている。従っ
て、特開昭61−123051号公報第6〜8図に開示
の構成では、コイル25を正確に媒体面に近接配置でき
ない欠点がある。これでは信頼性の得られる装置を提供
できない。
号公報第6〜8図の構成では、作動レバー52の一方の
端部に配置されている支持ピン55は支持ピン54を中
心に円弧状の変位をするのに対し、板部材16はローラ
ピン28,29と垂直長溝30,31との関係から垂直
方向に直線移動しかできない構成になっている。従っ
て、特開昭61−123051号公報第6〜8図に開示
の構成では、コイル25を正確に媒体面に近接配置でき
ない欠点がある。これでは信頼性の得られる装置を提供
できない。
【0006】更に、特開昭62−157364号公報第
1図には、媒体面に平行な方向に向かって見た図で、可
動体であるアーム23がカートリッジホルダ7とベース
である台板19とに支持され、アーム23の先端部(界
磁コイル11が結合されている方の先端部分)が軸32
の周りを変位(当該公報の場合の変位は回動による変
位)し得るようになっている。ここで、磁界発生手段で
ある界磁コイル11はこのアーム23の端部に2個のバ
ネ107a,107bを介して結合されている。
1図には、媒体面に平行な方向に向かって見た図で、可
動体であるアーム23がカートリッジホルダ7とベース
である台板19とに支持され、アーム23の先端部(界
磁コイル11が結合されている方の先端部分)が軸32
の周りを変位(当該公報の場合の変位は回動による変
位)し得るようになっている。ここで、磁界発生手段で
ある界磁コイル11はこのアーム23の端部に2個のバ
ネ107a,107bを介して結合されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該公
報開示の界磁コイル11は、アーム23に対し、ばね1
07a,107bで支持されているため、磁界発生手段
の移動機構が大型且つ複雑となる欠点がある。又、当該
公報に開示のカートリッジ5に配置されたシャッター3
9a,39bはカートリッジ5の内部に配置されている
ため、かかるシャッター機構も複雑となる欠点がある。
報開示の界磁コイル11は、アーム23に対し、ばね1
07a,107bで支持されているため、磁界発生手段
の移動機構が大型且つ複雑となる欠点がある。又、当該
公報に開示のカートリッジ5に配置されたシャッター3
9a,39bはカートリッジ5の内部に配置されている
ため、かかるシャッター機構も複雑となる欠点がある。
【0008】かかる欠点を解決したものとして実開昭6
4−42525号に開示の構成が有る。実開昭64−4
2525号第4図には、記録媒体の媒体面に平行な方向
に見た構成図が開示されている。当該第4図には、可動
体である回動ベース14と支持体38と第1のバネ30
との結合体が開示されており、第1の位置に相当する軸
片18と第2の位置に相当する係合切欠27とが開示さ
れている。ここで係合切欠27が軸片18の周りを変位
し、上記可動体の端部に相当する高さ規制部49が係合
切欠27の周りを変位し得るように構成されている。更
に、可動体である回動ベース14と支持体38と第1の
バネ30との結合体はベースであるフレーム1,桟2,
ブラケット3に可動可能なように支持されている。
4−42525号に開示の構成が有る。実開昭64−4
2525号第4図には、記録媒体の媒体面に平行な方向
に見た構成図が開示されている。当該第4図には、可動
体である回動ベース14と支持体38と第1のバネ30
との結合体が開示されており、第1の位置に相当する軸
片18と第2の位置に相当する係合切欠27とが開示さ
れている。ここで係合切欠27が軸片18の周りを変位
し、上記可動体の端部に相当する高さ規制部49が係合
切欠27の周りを変位し得るように構成されている。更
に、可動体である回動ベース14と支持体38と第1の
バネ30との結合体はベースであるフレーム1,桟2,
ブラケット3に可動可能なように支持されている。
【0009】しかしながら、実開昭64−42525号
第4図に開示の構成では、ディスク状記録媒体をどのよ
うにしてモータ駆動軸に結合させるかの説明がない。本
発明は、上記欠点を解決したディスク状記録媒体の装着
装置を提供することを目的とする。
第4図に開示の構成では、ディスク状記録媒体をどのよ
うにしてモータ駆動軸に結合させるかの説明がない。本
発明は、上記欠点を解決したディスク状記録媒体の装着
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁界発生手段の
移動装置は、ディスク状記録媒体が収納されたカートリ
ッジを、カートリッジホルダに挿入させた後、前記カー
トリッジホルダをモータが配置されている方向に向かっ
て移動させることにより前記ディスク状記録媒体を前記
モータに結合させ(モータが回転駆動したときディスク
状記録媒体が回転動作すれば、「結合させ」に含まれ
る)、移動機構により前記ディスク状記録媒体に情報を
記録するための磁界発生手段(磁束を発生されるものを
言う)を前記媒体面へ向けて移動させることにより前記
磁界発生手段を前記媒体面に近接配置させるようにした
ディスク状記録媒体の装着装置において、前記ディスク
状記録媒体の前記モータへの結合は、前記モータのモー
タ駆動軸に結合された永久磁石と前記ディスク状記録媒
体に結合された磁性部材との間に作用する吸引力に基づ
くものであり、前記媒体面に平行な第1の方向に向かっ
て前記移動機構を見たとき、前記移動機構は、前記第1
の方向に直角で前記媒体面にほぼ平行な第2の方向に沿
って延在する部分(「ほぼ平行な第2の方向に沿って延
在する部分」とは、第2の方向におおよそ向いている程
度の部分を言う。後述する「可動体」は位置変位する
が、その中での一形態が該当すれば足りる)を少なくと
も含む可動体を有し、該可動体は互いに離間した第1の
位置と第2の位置とを有すると共に前記カートリッジホ
ルダとベース(ベースに対し動かないようにベースに結
合されている部材は本発明で言う「ベース」に含める)
の少なくとも一方に可動可能なように支持されており、
前記第1の方向に向かって見たとき前記第2の位置が前
記第1の位置の周りを変位し得るように構成され且つ前
記第2の位置に関し前記第1の位置と反対側の前記可動
体の先端部が前記第2の位置の周りを変位し得るように
構成され、前記磁界発生手段を前記先端部と前記第2の
位置との間の前記可動体に少なくとも結合するように構
成したことを特徴とするものである。
移動装置は、ディスク状記録媒体が収納されたカートリ
ッジを、カートリッジホルダに挿入させた後、前記カー
トリッジホルダをモータが配置されている方向に向かっ
て移動させることにより前記ディスク状記録媒体を前記
モータに結合させ(モータが回転駆動したときディスク
状記録媒体が回転動作すれば、「結合させ」に含まれ
る)、移動機構により前記ディスク状記録媒体に情報を
記録するための磁界発生手段(磁束を発生されるものを
言う)を前記媒体面へ向けて移動させることにより前記
磁界発生手段を前記媒体面に近接配置させるようにした
ディスク状記録媒体の装着装置において、前記ディスク
状記録媒体の前記モータへの結合は、前記モータのモー
タ駆動軸に結合された永久磁石と前記ディスク状記録媒
体に結合された磁性部材との間に作用する吸引力に基づ
くものであり、前記媒体面に平行な第1の方向に向かっ
て前記移動機構を見たとき、前記移動機構は、前記第1
の方向に直角で前記媒体面にほぼ平行な第2の方向に沿
って延在する部分(「ほぼ平行な第2の方向に沿って延
在する部分」とは、第2の方向におおよそ向いている程
度の部分を言う。後述する「可動体」は位置変位する
が、その中での一形態が該当すれば足りる)を少なくと
も含む可動体を有し、該可動体は互いに離間した第1の
位置と第2の位置とを有すると共に前記カートリッジホ
ルダとベース(ベースに対し動かないようにベースに結
合されている部材は本発明で言う「ベース」に含める)
の少なくとも一方に可動可能なように支持されており、
前記第1の方向に向かって見たとき前記第2の位置が前
記第1の位置の周りを変位し得るように構成され且つ前
記第2の位置に関し前記第1の位置と反対側の前記可動
体の先端部が前記第2の位置の周りを変位し得るように
構成され、前記磁界発生手段を前記先端部と前記第2の
位置との間の前記可動体に少なくとも結合するように構
成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を説明する。図1ないし図10は本発明
の実施の形態の一例に係り、図1はカートリッジホルダ
を示す断面図、図2は情報記録再生装置の平面図、図3
は情報記録再生装置の底面図、図4はカートリッジホル
ダを示す側面図、図5は情報記録再生装置の斜視図、図
6はオートローディング機構を示す側面図、図7(a)
及び(b)はオートローディング機構の動作を説明する
ための側面図、図8は磁界印加装置の分解斜視図、図9
(a)ないし(d)は磁界印加装置の動作を説明するた
めの側面図、図10はディスクカートリッジの平面図で
ある。
施の形態の一例を説明する。図1ないし図10は本発明
の実施の形態の一例に係り、図1はカートリッジホルダ
を示す断面図、図2は情報記録再生装置の平面図、図3
は情報記録再生装置の底面図、図4はカートリッジホル
ダを示す側面図、図5は情報記録再生装置の斜視図、図
6はオートローディング機構を示す側面図、図7(a)
及び(b)はオートローディング機構の動作を説明する
ための側面図、図8は磁界印加装置の分解斜視図、図9
(a)ないし(d)は磁界印加装置の動作を説明するた
めの側面図、図10はディスクカートリッジの平面図で
ある。
【0012】図2に示すように、本実施の形態例が適用
される光磁気方式の情報記録再生装置1は、筐体2内に
収納,固定されるベース3を備えている。前記ベース3
上には、光磁気記録媒体としての円盤状記録媒体(以
下、ディスクと記す。)4を収納したディスクカートリ
ッジ(以下、カートリッジと記す。)5の挿入口6とな
る開口を設けたカートリッジホルダ7が、前記カートリ
ッジ5の挿入方向に移動できるように取付けられてい
る。尚、前記カートリッジホルダ7は、後述するオート
ローディング機構によって移動され、カートリッジ5を
装着(ローディング)及び搬出(アンローディング)す
るようになっている。
される光磁気方式の情報記録再生装置1は、筐体2内に
収納,固定されるベース3を備えている。前記ベース3
上には、光磁気記録媒体としての円盤状記録媒体(以
下、ディスクと記す。)4を収納したディスクカートリ
ッジ(以下、カートリッジと記す。)5の挿入口6とな
る開口を設けたカートリッジホルダ7が、前記カートリ
ッジ5の挿入方向に移動できるように取付けられてい
る。尚、前記カートリッジホルダ7は、後述するオート
ローディング機構によって移動され、カートリッジ5を
装着(ローディング)及び搬出(アンローディング)す
るようになっている。
【0013】前記カートリッジホルダ7は、上面が、略
正方形または長方形の板状の上板7aによって構成さ
れ、この上板7aの両側部に、側板61a,61bが取
付けられている。この側板61a,61bは、それぞ
れ、内側に折曲された部分を有し、この折曲部と前記上
板7aとの間に前記カートリッジ5を挿入できるように
なっている。前記カートリッジホルダ7の上板7aに
は、略中央に、挿入方向が長手方向となる略矩形の開口
8が設けられ、この開口8に上部側から臨むように、バ
イアス磁界印加装置10が昇降自在に取付けられてい
る。また、前記カートリッジホルダ7内の挿入方向奥部
には、前記カートリッジ5のシャッタ開閉装置11が設
けられている。また、前記上板7aの両側部には、カー
トリッジ5の上面を押える板ばね9,9が取付けられて
いる。
正方形または長方形の板状の上板7aによって構成さ
れ、この上板7aの両側部に、側板61a,61bが取
付けられている。この側板61a,61bは、それぞ
れ、内側に折曲された部分を有し、この折曲部と前記上
板7aとの間に前記カートリッジ5を挿入できるように
なっている。前記カートリッジホルダ7の上板7aに
は、略中央に、挿入方向が長手方向となる略矩形の開口
8が設けられ、この開口8に上部側から臨むように、バ
イアス磁界印加装置10が昇降自在に取付けられてい
る。また、前記カートリッジホルダ7内の挿入方向奥部
には、前記カートリッジ5のシャッタ開閉装置11が設
けられている。また、前記上板7aの両側部には、カー
トリッジ5の上面を押える板ばね9,9が取付けられて
いる。
【0014】また、図3に示すように、前記ベース3上
面には、中央やや挿入口6側から挿入方向奥側にかけ
て、略矩形の開口12が形成され、この開口12の挿入
部6側の下側には、スピンドルモータ14が設けられて
いる。図1に示すように、このスピンドルモータ14の
駆動軸14aには、ターンテーブル15が取り付けら
れ、前記駆動軸14a及びターンテーブル15は、前記
開口12を通して、ベース3上に若干突出している。そ
して、前記カートリッジホルダ7に保持されてローディ
ングされたカートリッジ5内のディスク4は、前記ター
ンテーブル15上に装着され、スピンドルモータ14に
よって回転駆動されるようになっている。
面には、中央やや挿入口6側から挿入方向奥側にかけ
て、略矩形の開口12が形成され、この開口12の挿入
部6側の下側には、スピンドルモータ14が設けられて
いる。図1に示すように、このスピンドルモータ14の
駆動軸14aには、ターンテーブル15が取り付けら
れ、前記駆動軸14a及びターンテーブル15は、前記
開口12を通して、ベース3上に若干突出している。そ
して、前記カートリッジホルダ7に保持されてローディ
ングされたカートリッジ5内のディスク4は、前記ター
ンテーブル15上に装着され、スピンドルモータ14に
よって回転駆動されるようになっている。
【0015】また、図3に示すように、前記スピンドル
モータ14の挿入方向奥側には、光学式ピックアップ2
0が、前記開口12の長手方向に沿って移動可能に配設
されている。
モータ14の挿入方向奥側には、光学式ピックアップ2
0が、前記開口12の長手方向に沿って移動可能に配設
されている。
【0016】また、前記ベース3の下側には、前記カー
トリッジホルダ7の挿入口6の略下側位置に、オートロ
ーディング用駆動源としてのモータ16と、電子回路を
構成する基板17とが取付けられている。
トリッジホルダ7の挿入口6の略下側位置に、オートロ
ーディング用駆動源としてのモータ16と、電子回路を
構成する基板17とが取付けられている。
【0017】ところで、前記ディスク4を収納したカー
トリッジ5は、例えば、図10に示すように構成されて
いる。すなわち、カートリッジ5は、偏平な直方体形状
で、中空のカートリッジ本体21を備え、このカートリ
ッジ本体21の上下面の中央部には、ターンテーブル1
5が挿入される円形状の開口22が形成され、この開口
22から挿入方向奥側にかけて記録,再生,消去用の長
方形状の開口23が形成されている。前記開口22,2
3の外側には、上下の開口22,23を覆うようにコ字
状に折り返されたシャッタ25が設けられている。この
シャッタ25は、コ字状に折り返された各端部が、カー
トリッジ本体21の上下面に設けられたガイド板26内
側に係入され、このガイド板26に沿って挿入方向と直
交する方向に移動可能になっている。前記シャッタ25
の挿入方向奥側の端部には、カートリッジ5内に収納さ
れたばね27の一端が固定され、このばね27の他端
は、カートリッジ本体21の隅部に固定されている。そ
して、このばね27によって、前記シャッタ25は、開
口22,23を覆う方向に付勢されている。また、前記
シャッタ25の挿入方向奥側の端面には、小さな開口2
8が設けられている。
トリッジ5は、例えば、図10に示すように構成されて
いる。すなわち、カートリッジ5は、偏平な直方体形状
で、中空のカートリッジ本体21を備え、このカートリ
ッジ本体21の上下面の中央部には、ターンテーブル1
5が挿入される円形状の開口22が形成され、この開口
22から挿入方向奥側にかけて記録,再生,消去用の長
方形状の開口23が形成されている。前記開口22,2
3の外側には、上下の開口22,23を覆うようにコ字
状に折り返されたシャッタ25が設けられている。この
シャッタ25は、コ字状に折り返された各端部が、カー
トリッジ本体21の上下面に設けられたガイド板26内
側に係入され、このガイド板26に沿って挿入方向と直
交する方向に移動可能になっている。前記シャッタ25
の挿入方向奥側の端部には、カートリッジ5内に収納さ
れたばね27の一端が固定され、このばね27の他端
は、カートリッジ本体21の隅部に固定されている。そ
して、このばね27によって、前記シャッタ25は、開
口22,23を覆う方向に付勢されている。また、前記
シャッタ25の挿入方向奥側の端面には、小さな開口2
8が設けられている。
【0018】前記カートリッジ本体21の挿入方向奥側
の端部は、両側端の幅が若干小さくなるようにテーパ状
に切欠かれており、挿入口6に挿入し易くしている。ま
た、テーパ状に切欠かれた部分の近傍には、厚み方向の
中央部に溝部29a,29bが形成され、この溝部29
a,29bの所定位置には、円弧状の凹部30a,30
bが形成されている。
の端部は、両側端の幅が若干小さくなるようにテーパ状
に切欠かれており、挿入口6に挿入し易くしている。ま
た、テーパ状に切欠かれた部分の近傍には、厚み方向の
中央部に溝部29a,29bが形成され、この溝部29
a,29bの所定位置には、円弧状の凹部30a,30
bが形成されている。
【0019】また、図1に示すように、前記ディスク4
の中央部には、ディスク4よりも肉厚の円盤状のセンタ
部材31が取付けられている。このセンタ部材31は、
ターンテーブル15によって保持されるようになってる
と共に、上下面の中央部には、スピンドルモータ14の
駆動軸14aが挿入され孔32が形成されている。ま
た、前記センタ部材31の上下各面には、磁性材33,
33が被着されている。一方、前記ターンテーブル15
には、前記磁性材33に対向する位置に、永久磁石34
が固定されている。そして、この磁石34と前記磁性材
33との吸引力によって、ディスク4をクランプするよ
うになっている。
の中央部には、ディスク4よりも肉厚の円盤状のセンタ
部材31が取付けられている。このセンタ部材31は、
ターンテーブル15によって保持されるようになってる
と共に、上下面の中央部には、スピンドルモータ14の
駆動軸14aが挿入され孔32が形成されている。ま
た、前記センタ部材31の上下各面には、磁性材33,
33が被着されている。一方、前記ターンテーブル15
には、前記磁性材33に対向する位置に、永久磁石34
が固定されている。そして、この磁石34と前記磁性材
33との吸引力によって、ディスク4をクランプするよ
うになっている。
【0020】また、前記カートリッジ5のシャッタ25
を開閉するシャッタ開閉装置11は、以下のように構成
されている。すなわち、図2に示すように、カートリッ
ジホルダ7内の奥側の両隅部には、ピン36a,36b
を中心として回動可能な2本のアーム37a,37bが
設けられている。このアーム37a,37bの一端部に
は、それぞれ、前記シャッタ25の開口28に係入する
ピン38が取付けられている。尚、図2では、一方のア
ーム37b側のピンの38のみを示している。前記アー
ム37a,37bは、互いにぶつかり合うことがないよ
うに上下方向にずれて配置され、また、ピン38も、そ
れぞれアーム37a,37bに対して上下に取付けられ
ている。また、前記アーム37a,37bの略中央部の
上面には、それぞれピン40a,40bが突設されてい
る。一方、カートリッジホルダ7の上板7aには、前記
ピン40a,40bが係入される円弧状の案内孔41
a,41bが形成されている。そして、この案内孔41
a,41bによって、前記アーム37a,37bの回動
範囲が規制されている。また、前記アーム37a,37
bの他端部には、それぞれ、ばね42a,42bの一端
が固定されている。このばね42a,42bの他端は、
カートリッジホルダ7に対して固定されている。そし
て、このばね42a,42bによって、前記アーム37
a,37bは、ピン38柄の端部が挿入口6側に回動す
るように付勢されている。
を開閉するシャッタ開閉装置11は、以下のように構成
されている。すなわち、図2に示すように、カートリッ
ジホルダ7内の奥側の両隅部には、ピン36a,36b
を中心として回動可能な2本のアーム37a,37bが
設けられている。このアーム37a,37bの一端部に
は、それぞれ、前記シャッタ25の開口28に係入する
ピン38が取付けられている。尚、図2では、一方のア
ーム37b側のピンの38のみを示している。前記アー
ム37a,37bは、互いにぶつかり合うことがないよ
うに上下方向にずれて配置され、また、ピン38も、そ
れぞれアーム37a,37bに対して上下に取付けられ
ている。また、前記アーム37a,37bの略中央部の
上面には、それぞれピン40a,40bが突設されてい
る。一方、カートリッジホルダ7の上板7aには、前記
ピン40a,40bが係入される円弧状の案内孔41
a,41bが形成されている。そして、この案内孔41
a,41bによって、前記アーム37a,37bの回動
範囲が規制されている。また、前記アーム37a,37
bの他端部には、それぞれ、ばね42a,42bの一端
が固定されている。このばね42a,42bの他端は、
カートリッジホルダ7に対して固定されている。そし
て、このばね42a,42bによって、前記アーム37
a,37bは、ピン38柄の端部が挿入口6側に回動す
るように付勢されている。
【0021】このような構成のシャッタ開閉装置11で
は、カートリッジホルダ7にカートリッジ5を挿入する
と、まず、前記ピン38の一方が、シャッタ25の開口
28に係入する。更に、カートリッジ5を挿入して行く
と、このカートリッジ5によって押されてアーム37
a,37bは、奥側に回動する。これに伴い、前記開口
28に係入したピン38がシャッタ25を開く方向に移
動させる。尚、上述の場合に対してカートリッジ5を裏
側にしてカートリッジホルダ7に挿入した場合には、他
方のピン38が開口28に係入して、上述の場合と同様
に、シャッタ25が開かれる。
は、カートリッジホルダ7にカートリッジ5を挿入する
と、まず、前記ピン38の一方が、シャッタ25の開口
28に係入する。更に、カートリッジ5を挿入して行く
と、このカートリッジ5によって押されてアーム37
a,37bは、奥側に回動する。これに伴い、前記開口
28に係入したピン38がシャッタ25を開く方向に移
動させる。尚、上述の場合に対してカートリッジ5を裏
側にしてカートリッジホルダ7に挿入した場合には、他
方のピン38が開口28に係入して、上述の場合と同様
に、シャッタ25が開かれる。
【0022】また、本実施の形態例では、以下のように
構成されたカートリッジのロック機構が設けられてい
る。すなわち、前記ピン36a,36bを中心として回
動可能なロックレバー45a,45bが設けられ、この
ロックレバー45a,45bの端部には、前記カートリ
ッジ5の凹部30a,30bに係入する凸部46a,4
6bが形成されている。尚、この凸部46a,46bの
挿入口6側は、前記凹部30a,30bに係入し易いよ
うにテーパ状に形成されている。また、前記ロックレバ
ー45a,45bの略中央部には、それぞれ、ばね47
a,47bの一端が固定されている。このばね47a,
47bの他端は、カートリッジホルダ7に対して固定さ
れている。そして、このばね47a,47bによって、
前記ロックレバー45a,45bは、前記凸部46a,
46bが凹部30a,30bに係入する方向に回動する
ように付勢されている。また、ベース3の両側部には、
ロック板48a,48bが取付けられている。このロッ
ク板48a,48bは、カートリッジホルダ7が所定の
位置よりも装着側にある場合に、前記ロックレバー45
a,45bの側部に当接してこのロックレバー45a,
45bの回動を規制するようになっている。
構成されたカートリッジのロック機構が設けられてい
る。すなわち、前記ピン36a,36bを中心として回
動可能なロックレバー45a,45bが設けられ、この
ロックレバー45a,45bの端部には、前記カートリ
ッジ5の凹部30a,30bに係入する凸部46a,4
6bが形成されている。尚、この凸部46a,46bの
挿入口6側は、前記凹部30a,30bに係入し易いよ
うにテーパ状に形成されている。また、前記ロックレバ
ー45a,45bの略中央部には、それぞれ、ばね47
a,47bの一端が固定されている。このばね47a,
47bの他端は、カートリッジホルダ7に対して固定さ
れている。そして、このばね47a,47bによって、
前記ロックレバー45a,45bは、前記凸部46a,
46bが凹部30a,30bに係入する方向に回動する
ように付勢されている。また、ベース3の両側部には、
ロック板48a,48bが取付けられている。このロッ
ク板48a,48bは、カートリッジホルダ7が所定の
位置よりも装着側にある場合に、前記ロックレバー45
a,45bの側部に当接してこのロックレバー45a,
45bの回動を規制するようになっている。
【0023】このような構成のカートリッジのロック機
構では、カートリッジホルダ7にカートリッジ5を挿入
して行くと、ロックレバー45a,45bの凸部46
a,46bが、カートリッジ5の凹部30a,30bに
係入する。前記ロックレバー45a,45bが凹部30
a,30bに係入する方向に付勢されていることから、
カートリッジ5は、カートリッジホルダ7に対して所定
の力量で保持される。更に、ローディングによってカー
トリッジホルダ7が装着側に移動すると、ロック板48
a,48bがロックレバー45a,45bの側部に当接
してこのロックレバー45a,45bの回動を規制する
ので、カートリッジ5はカートリッジホルダ7に対して
確実に固定される。逆に、アンローディングの際には、
まず、ロック板48a,48bによるロックレバー45
a,45bの回動の規制が解除されるが、このロックレ
バー45a,45bが凹部30a,30bに係入する方
向に付勢されていることから、カートリッジ5は、カー
トリッジホルダ7に対して所定の力量で保持され続け
る。従って、アンローディングの際に、カートリッジ5
が飛び出すことがない。
構では、カートリッジホルダ7にカートリッジ5を挿入
して行くと、ロックレバー45a,45bの凸部46
a,46bが、カートリッジ5の凹部30a,30bに
係入する。前記ロックレバー45a,45bが凹部30
a,30bに係入する方向に付勢されていることから、
カートリッジ5は、カートリッジホルダ7に対して所定
の力量で保持される。更に、ローディングによってカー
トリッジホルダ7が装着側に移動すると、ロック板48
a,48bがロックレバー45a,45bの側部に当接
してこのロックレバー45a,45bの回動を規制する
ので、カートリッジ5はカートリッジホルダ7に対して
確実に固定される。逆に、アンローディングの際には、
まず、ロック板48a,48bによるロックレバー45
a,45bの回動の規制が解除されるが、このロックレ
バー45a,45bが凹部30a,30bに係入する方
向に付勢されていることから、カートリッジ5は、カー
トリッジホルダ7に対して所定の力量で保持され続け
る。従って、アンローディングの際に、カートリッジ5
が飛び出すことがない。
【0024】また、前記光学式ピックアップ20は、図
3に示すように構成されている。すなわち、光学式ピッ
クアップ20は、2本のレール51,51が挿通される
孔を有するキャリッジ50に設けられたピックアップ本
体52を備えている。前記キャリッジ50に挿通された
レール51,51は、ディスク4の挿入方向に沿って架
設されている。また、前記キャリッジ50には、前記レ
ール51,51に接触して転動する例えば3つのガイド
ローラ60が取付けられている。そして、前記ピックア
ップ本体52は、前記レール51,51に沿って、ディ
スク4の半径方向に移動可能になっている。前記ピック
アップ本体52の両側部には、ボビン53,53が、例
えば4つのねじ56にて着脱自在に取付けられている。
このボビン53の外周には、コイル54が巻回され、ま
た、ボビン53内には、内ヨーク55が挿通されてい
る。前記ボビン53の上下には、それぞれ、外ヨーク5
7が配設され、各外ヨーク57のボビン53に対向する
側の端面には、それぞれ、図示しないマグネットが固定
されている。そして、このマグネットは、前記コイル5
4に所定の間隔を有して対向している。尚、前記内ヨー
ク55と上下の外ヨーク57は、図示しないヨーク支柱
によって一体化され、この一体化された3つのヨーク
は、ねじ59にて、ベース3に対して固定されている。
そして、前記コイル54に電流を流すことによって、前
記マグネットによる磁界と前記コイル54の電流とによ
り生じるトルクによって、ピックアップ本体52を移動
できるようになっている。
3に示すように構成されている。すなわち、光学式ピッ
クアップ20は、2本のレール51,51が挿通される
孔を有するキャリッジ50に設けられたピックアップ本
体52を備えている。前記キャリッジ50に挿通された
レール51,51は、ディスク4の挿入方向に沿って架
設されている。また、前記キャリッジ50には、前記レ
ール51,51に接触して転動する例えば3つのガイド
ローラ60が取付けられている。そして、前記ピックア
ップ本体52は、前記レール51,51に沿って、ディ
スク4の半径方向に移動可能になっている。前記ピック
アップ本体52の両側部には、ボビン53,53が、例
えば4つのねじ56にて着脱自在に取付けられている。
このボビン53の外周には、コイル54が巻回され、ま
た、ボビン53内には、内ヨーク55が挿通されてい
る。前記ボビン53の上下には、それぞれ、外ヨーク5
7が配設され、各外ヨーク57のボビン53に対向する
側の端面には、それぞれ、図示しないマグネットが固定
されている。そして、このマグネットは、前記コイル5
4に所定の間隔を有して対向している。尚、前記内ヨー
ク55と上下の外ヨーク57は、図示しないヨーク支柱
によって一体化され、この一体化された3つのヨーク
は、ねじ59にて、ベース3に対して固定されている。
そして、前記コイル54に電流を流すことによって、前
記マグネットによる磁界と前記コイル54の電流とによ
り生じるトルクによって、ピックアップ本体52を移動
できるようになっている。
【0025】また、前記ピックアップ本体52は、キャ
リッジ50の上面に取り付けられた図示しないアクチュ
エータを有し、このアクチュエータによってディスク4
の半径方向及び光軸方向に移動可能に対物レンズが保持
されている。前記対物レンズは、ベース3の開口12及
びカートリッジ5の開口23を介して、ディスク4に対
向するようになっている。また、前記ピックアップ本体
52は、図示しないレーザダイオードを備え、このレー
ザダイオードから出射される光が、ピックアップ本体5
2内に設けられた光学系を通り、前記対物レンズからデ
ィスク4に出射されるようになっている。
リッジ50の上面に取り付けられた図示しないアクチュ
エータを有し、このアクチュエータによってディスク4
の半径方向及び光軸方向に移動可能に対物レンズが保持
されている。前記対物レンズは、ベース3の開口12及
びカートリッジ5の開口23を介して、ディスク4に対
向するようになっている。また、前記ピックアップ本体
52は、図示しないレーザダイオードを備え、このレー
ザダイオードから出射される光が、ピックアップ本体5
2内に設けられた光学系を通り、前記対物レンズからデ
ィスク4に出射されるようになっている。
【0026】ところで、前記ディスク4を装着するオー
トローディング機構は、以下のように構成されている。
すなわち、図6に示すように、前記ベース3の両側面に
は、ガイド板62,62が取付けられている。尚、この
ガイド板62,62は、ロック板48a,48bと一体
形成されている。また、前記ベース3の両側部には、一
方の側面に付き2つのギア軸64a,64bが、挿入方
向に沿って取り付けられている。このギア軸64a,6
4bは、各ガイド板62を貫通して、外側に突出してい
る。前記各ギア軸64a,64bには、径の大きい主ギ
ア65a,65bが回転自在に取付けられている。ま
た、前記両主ギア65a,65bの中央下方寄りには、
径の小さい駆動ギア66が配設され、この駆動ギア66
は、両主ギア65a,65bに噛合している。図3に示
すように、両側の駆動ギア66,66は、ギア軸67に
よって連結されている。このギア軸67には、ウォーム
ホイール69が取付けられている。このウォームホイー
ル69には、ローディング用のモータ16の駆動軸に取
付けられた図示しないウォームが噛合している。尚、前
記ギア軸67の両端部には、軸受70が設けられ、この
軸受70は、ベース3に設けられた軸受部71に挿入さ
れた後、前記軸受部71にねじにて取り付けられた板状
の軸受止め72によって押さえられて固定されている。
このようにして、前記モータ16を回転駆動することに
より、駆動ギア66を介して、主ギア65a,65bが
回転するようになっている。
トローディング機構は、以下のように構成されている。
すなわち、図6に示すように、前記ベース3の両側面に
は、ガイド板62,62が取付けられている。尚、この
ガイド板62,62は、ロック板48a,48bと一体
形成されている。また、前記ベース3の両側部には、一
方の側面に付き2つのギア軸64a,64bが、挿入方
向に沿って取り付けられている。このギア軸64a,6
4bは、各ガイド板62を貫通して、外側に突出してい
る。前記各ギア軸64a,64bには、径の大きい主ギ
ア65a,65bが回転自在に取付けられている。ま
た、前記両主ギア65a,65bの中央下方寄りには、
径の小さい駆動ギア66が配設され、この駆動ギア66
は、両主ギア65a,65bに噛合している。図3に示
すように、両側の駆動ギア66,66は、ギア軸67に
よって連結されている。このギア軸67には、ウォーム
ホイール69が取付けられている。このウォームホイー
ル69には、ローディング用のモータ16の駆動軸に取
付けられた図示しないウォームが噛合している。尚、前
記ギア軸67の両端部には、軸受70が設けられ、この
軸受70は、ベース3に設けられた軸受部71に挿入さ
れた後、前記軸受部71にねじにて取り付けられた板状
の軸受止め72によって押さえられて固定されている。
このようにして、前記モータ16を回転駆動することに
より、駆動ギア66を介して、主ギア65a,65bが
回転するようになっている。
【0027】ところで、前記主ギア65a,65bは、
円形のうち略90度の扇状の範囲が切欠かれた形状に形
成され、また、各主ギア65a,65bには、それぞ
れ、略90度の扇状の補助ギア75a,75bが、主ギ
ア65a,65bと同心状に約3/4程度重なるように
取付けられている。この補助ギア75(75a,75b
を代表する。)には、それぞれ、周方向に沿って2つの
長孔76が形成されている。各長孔76には、主ギア6
5(65a,65bを代表する。)に固定されたピン7
7が係入されている。そして、前記ピン77が長孔76
に沿って移動することにより、この長孔76で規定され
る所定範囲内で前記主ギア65に対して補助ギア75が
周方向に移動できるようになっている。また、前記主ギ
ア65と補助ギア75には、ばね78が架設され、この
ばね78によって、前記補助ギア75は、主ギア65と
重なり合う部分が少なくなる方向に付勢されている。ま
た、前記補助ギア75の外周部には略全域にギア溝が刻
設されているが、主ギア65の外周部では、周方向の両
端側に、ギア溝の刻設されていない部分が形成されてい
る。そして、主ギア65と補助ギア75が最も重なり合
う部分が少ない状態において、前記主ギア65のギア溝
の一部と補助ギア75のギア溝の一部が重なり合うよう
になっている。また、前記駆動ギア66は、主ギア65
と補助ギア75の双方に噛合可能な幅に形成されてい
る。
円形のうち略90度の扇状の範囲が切欠かれた形状に形
成され、また、各主ギア65a,65bには、それぞ
れ、略90度の扇状の補助ギア75a,75bが、主ギ
ア65a,65bと同心状に約3/4程度重なるように
取付けられている。この補助ギア75(75a,75b
を代表する。)には、それぞれ、周方向に沿って2つの
長孔76が形成されている。各長孔76には、主ギア6
5(65a,65bを代表する。)に固定されたピン7
7が係入されている。そして、前記ピン77が長孔76
に沿って移動することにより、この長孔76で規定され
る所定範囲内で前記主ギア65に対して補助ギア75が
周方向に移動できるようになっている。また、前記主ギ
ア65と補助ギア75には、ばね78が架設され、この
ばね78によって、前記補助ギア75は、主ギア65と
重なり合う部分が少なくなる方向に付勢されている。ま
た、前記補助ギア75の外周部には略全域にギア溝が刻
設されているが、主ギア65の外周部では、周方向の両
端側に、ギア溝の刻設されていない部分が形成されてい
る。そして、主ギア65と補助ギア75が最も重なり合
う部分が少ない状態において、前記主ギア65のギア溝
の一部と補助ギア75のギア溝の一部が重なり合うよう
になっている。また、前記駆動ギア66は、主ギア65
と補助ギア75の双方に噛合可能な幅に形成されてい
る。
【0028】また、前記主ギア65の周方向の両端近傍
には、半径方向を長手方向とする長孔80,80が形成
されている。また、前記ガイド板62には、2つのガイ
ド孔81,81が、水平方向の前後に形成されている。
各ガイド孔81は、水平方向に直線的に延びる水平孔部
82と、この水平孔部82の挿入方向奥側の端部から、
下方に垂直に延びる垂直孔部83とで構成されている。
また、カートリッジホルダ7の側板61(61a,61
bを代表する。)には、水平方向の前後に、2つの脚部
84a,84bが下方に延設されている。この脚部84
a,84bには、それぞれ、ピン85a,85bが、外
側に向けて突設されている。このピン85a,85b
は、それぞれ、ガイド板62のガイド孔81,81と、
主ギア65の長孔80とに係入されている。
には、半径方向を長手方向とする長孔80,80が形成
されている。また、前記ガイド板62には、2つのガイ
ド孔81,81が、水平方向の前後に形成されている。
各ガイド孔81は、水平方向に直線的に延びる水平孔部
82と、この水平孔部82の挿入方向奥側の端部から、
下方に垂直に延びる垂直孔部83とで構成されている。
また、カートリッジホルダ7の側板61(61a,61
bを代表する。)には、水平方向の前後に、2つの脚部
84a,84bが下方に延設されている。この脚部84
a,84bには、それぞれ、ピン85a,85bが、外
側に向けて突設されている。このピン85a,85b
は、それぞれ、ガイド板62のガイド孔81,81と、
主ギア65の長孔80とに係入されている。
【0029】このような構成のオートローディング機構
の動作は、以下の通りである。カートリッジホルダ7に
カートリッジ5を挿入し、オートローディング用のモー
タ16を回転させ、駆動ギア66を回転させると、主ギ
ア65a,65bが回転する。すると、側板61の脚部
84a,84bに設けられたピン85a,85bが、前
記主ギア65a,65bの長孔80,80の側壁で押圧
されて、ガイド板62のガイド孔81に沿って移動す
る。前記ピン85a,85bは、まず、ガイド孔81,
81の水平孔部82,82に沿って移動するため、前記
カートリッジホルダ7は、図7(a)の状態から図7
(b)の状態まで、水平方向に移動する。図7(b)の
状態から更に前記主ギア65a,65bが回転すると、
前記ピン85a,85bは、ガイド孔81,81の垂直
孔部83,83に沿って移動するため、前記カートリッ
ジホルダ7は、図7(b)の状態から図6の状態まで、
垂直方向に降下する。このように、カートリッジホルダ
7が降下することにより、このカートリッジホルダ7に
保持されたカートリッジ5内に収納されたディスク4
が、ターンテーブル15に載置固定される。
の動作は、以下の通りである。カートリッジホルダ7に
カートリッジ5を挿入し、オートローディング用のモー
タ16を回転させ、駆動ギア66を回転させると、主ギ
ア65a,65bが回転する。すると、側板61の脚部
84a,84bに設けられたピン85a,85bが、前
記主ギア65a,65bの長孔80,80の側壁で押圧
されて、ガイド板62のガイド孔81に沿って移動す
る。前記ピン85a,85bは、まず、ガイド孔81,
81の水平孔部82,82に沿って移動するため、前記
カートリッジホルダ7は、図7(a)の状態から図7
(b)の状態まで、水平方向に移動する。図7(b)の
状態から更に前記主ギア65a,65bが回転すると、
前記ピン85a,85bは、ガイド孔81,81の垂直
孔部83,83に沿って移動するため、前記カートリッ
ジホルダ7は、図7(b)の状態から図6の状態まで、
垂直方向に降下する。このように、カートリッジホルダ
7が降下することにより、このカートリッジホルダ7に
保持されたカートリッジ5内に収納されたディスク4
が、ターンテーブル15に載置固定される。
【0030】尚、本実施の形態例では、前記カートリッ
ジホルダ7がローディングの終端、すなわち、最も降下
した位置に至る直前から、それまで主ギア65a,65
bのみに噛合していた駆動ギア66は、主ギア65a,
65bと補助ギア75a,75bの双方に噛合する状態
を経て、補助ギア75a,75bのみに噛合するように
なる。そして、前記カートリッジホルダ7がローディン
グの終端に達する直前は、弾性的に連結された前記補助
ギア75a,75bを介して主ギア65a,65bが駆
動されて、カートリッジホルダ7が移動する。更に、ロ
ーディングの終端に達した後は、駆動ギア66によっ
て、補助ギア75a,75bのみが、ばね78,78の
付勢力に抗して若干回動される。尚、例えば1つの主ギ
アには図示しないマグネットが取付けられ、ローディン
グの始点及び終点は、ローディングの始点及び終点にお
いて前記マグネットに対向する2位置に配置された2つ
の図示しないホール素子等の磁気センサによって検出さ
れる。そして、この磁気センサによって終点位置に達し
たことが検知されると、ローディング用のモータ16が
停止される。
ジホルダ7がローディングの終端、すなわち、最も降下
した位置に至る直前から、それまで主ギア65a,65
bのみに噛合していた駆動ギア66は、主ギア65a,
65bと補助ギア75a,75bの双方に噛合する状態
を経て、補助ギア75a,75bのみに噛合するように
なる。そして、前記カートリッジホルダ7がローディン
グの終端に達する直前は、弾性的に連結された前記補助
ギア75a,75bを介して主ギア65a,65bが駆
動されて、カートリッジホルダ7が移動する。更に、ロ
ーディングの終端に達した後は、駆動ギア66によっ
て、補助ギア75a,75bのみが、ばね78,78の
付勢力に抗して若干回動される。尚、例えば1つの主ギ
アには図示しないマグネットが取付けられ、ローディン
グの始点及び終点は、ローディングの始点及び終点にお
いて前記マグネットに対向する2位置に配置された2つ
の図示しないホール素子等の磁気センサによって検出さ
れる。そして、この磁気センサによって終点位置に達し
たことが検知されると、ローディング用のモータ16が
停止される。
【0031】尚、本実施の形態例では、ベース3の上面
に、図示しない例えば3つの基準面が設けられ、カート
リッジホルダ7の側板61a,61bには、内側に折曲
され、前記基準面に当接する図示しない当接部が形成さ
れている。そして、ローディング終了時に前記基準面と
当接部とが当接することにより、ベース3に対してカー
トリッジホルダ7が位置決めされるようになっている。
に、図示しない例えば3つの基準面が設けられ、カート
リッジホルダ7の側板61a,61bには、内側に折曲
され、前記基準面に当接する図示しない当接部が形成さ
れている。そして、ローディング終了時に前記基準面と
当接部とが当接することにより、ベース3に対してカー
トリッジホルダ7が位置決めされるようになっている。
【0032】また、アンローディング時は、モータ16
が逆回転され、上述のローディング動作と逆の動作を行
う。このように、本実施の形態例におけるオートローデ
ィング機構では、ローディングの終点に達した後は、駆
動ギア66によって、補助ギア75a,75bのみが、
ばね78,78の付勢力に抗して回動される。従って、
ギアが停止した後に回転力が加えられた場合に生じるギ
アの食い込みが防止され、アンローディングの際にモー
タ16に過大な負荷がかからない。また、前記ばね7
8,78の付勢力により、カートリッジホルダ7がベー
ス3上に押さえ付けられるので、カートリッジ5の装着
状態が安定する。
が逆回転され、上述のローディング動作と逆の動作を行
う。このように、本実施の形態例におけるオートローデ
ィング機構では、ローディングの終点に達した後は、駆
動ギア66によって、補助ギア75a,75bのみが、
ばね78,78の付勢力に抗して回動される。従って、
ギアが停止した後に回転力が加えられた場合に生じるギ
アの食い込みが防止され、アンローディングの際にモー
タ16に過大な負荷がかからない。また、前記ばね7
8,78の付勢力により、カートリッジホルダ7がベー
ス3上に押さえ付けられるので、カートリッジ5の装着
状態が安定する。
【0033】ところで、本実施の形態例の移動装置を備
えたバイアス磁界印加装置10は、以下のように構成さ
れている。すなわち、図2に示すように、カートリッジ
ホルダ7の上板7aには、開口8の挿入方向奥側位置
に、支持台101が例えばねじにて取付けられている。
図8に示すよう、この支持台101は、板状の部材から
なり、開口8側における両側部を立ち上げて軸受部10
2,102を形成している。前記軸受部102,102
には、それぞれ孔103,103が形成され、この孔1
03,103を通して、軸104が回転可能に架設され
ている。そして、軸104に、アーム105が取付けら
れており、このアーム105は、前記軸104を中心と
して回動可能になっている。このアーム105は、一端
側(ディスク4の中心側)が前記開口8内に配置される
2つの細長の板状の主アーム部106a,106bを有
し、この主アーム部106a,106bの一端部には、
それぞれ、略上下方向に延びる長孔107,107が設
けられている。この主アーム部106a,106bの他
端部間は、板状の基板取付部108によって連結されて
いる。また、前記主アーム部106(106a,106
bを代表する。)の両端の間であって、他端寄りの位置
に、前記軸104が挿通される孔109が形成されてい
る。また、前記基板取付部108からは、挿入方向奥側
に、細長の板状のレバー部110が延設されている。そ
して、前記主アーム部106a,106bは、前記軸1
04を中心として回動して、一端側が前記開口8を通し
て、ディスク4に対して近接,離間するようになってい
る。尚、前記主アーム部106a,106bの他端側の
底辺が上板7aの上面に当接することによって、前記主
アーム部106a,106bの一方の回動範囲が規制さ
れている。
えたバイアス磁界印加装置10は、以下のように構成さ
れている。すなわち、図2に示すように、カートリッジ
ホルダ7の上板7aには、開口8の挿入方向奥側位置
に、支持台101が例えばねじにて取付けられている。
図8に示すよう、この支持台101は、板状の部材から
なり、開口8側における両側部を立ち上げて軸受部10
2,102を形成している。前記軸受部102,102
には、それぞれ孔103,103が形成され、この孔1
03,103を通して、軸104が回転可能に架設され
ている。そして、軸104に、アーム105が取付けら
れており、このアーム105は、前記軸104を中心と
して回動可能になっている。このアーム105は、一端
側(ディスク4の中心側)が前記開口8内に配置される
2つの細長の板状の主アーム部106a,106bを有
し、この主アーム部106a,106bの一端部には、
それぞれ、略上下方向に延びる長孔107,107が設
けられている。この主アーム部106a,106bの他
端部間は、板状の基板取付部108によって連結されて
いる。また、前記主アーム部106(106a,106
bを代表する。)の両端の間であって、他端寄りの位置
に、前記軸104が挿通される孔109が形成されてい
る。また、前記基板取付部108からは、挿入方向奥側
に、細長の板状のレバー部110が延設されている。そ
して、前記主アーム部106a,106bは、前記軸1
04を中心として回動して、一端側が前記開口8を通し
て、ディスク4に対して近接,離間するようになってい
る。尚、前記主アーム部106a,106bの他端側の
底辺が上板7aの上面に当接することによって、前記主
アーム部106a,106bの一方の回動範囲が規制さ
れている。
【0034】また、前記主アーム部106a,106b
間には、磁界印加部材112が回動可能に取り付けられ
ている。この磁界印加部材112は、取付板113を有
し、この取付板113の底面の略中央部に、コイル11
5を保持した板状のヨーク116が取付けられている。
前記コイル115及びヨーク116の両側には、直方体
形状のヨーク117,117が配設され、このヨーク1
17,117は、前記取付板113の底面に例えばねじ
にて取付けられている。前記ヨーク117,117の各
外側面の略中央部には、ねじ孔118が設けられ、この
ねじ孔118に、ねじ119が螺合されている。この各
ねじ119は、それぞれ、前記各主アーム部106a,
106bの各長孔107,107に係入している。従っ
て、この磁界印加部材112は、前記アーム105に対
して、前記ねじ119,119を中心として回動可能に
なっていると共に、前記長孔107の長さ方向に移動可
能になっている。
間には、磁界印加部材112が回動可能に取り付けられ
ている。この磁界印加部材112は、取付板113を有
し、この取付板113の底面の略中央部に、コイル11
5を保持した板状のヨーク116が取付けられている。
前記コイル115及びヨーク116の両側には、直方体
形状のヨーク117,117が配設され、このヨーク1
17,117は、前記取付板113の底面に例えばねじ
にて取付けられている。前記ヨーク117,117の各
外側面の略中央部には、ねじ孔118が設けられ、この
ねじ孔118に、ねじ119が螺合されている。この各
ねじ119は、それぞれ、前記各主アーム部106a,
106bの各長孔107,107に係入している。従っ
て、この磁界印加部材112は、前記アーム105に対
して、前記ねじ119,119を中心として回動可能に
なっていると共に、前記長孔107の長さ方向に移動可
能になっている。
【0035】また、一方の主アーム部106bの長孔1
07側の端部と前記取付板113の間には、ばね121
が架設されている。そして、このばね121によって、
前記磁界印加部材112は、ディスク4の中心側の端部
がよりディスク4に近付く方向に付勢されている。ま
た、一方の主アーム部106bには、孔109よりも若
干長孔107側の位置に、内側に折曲形成されたストッ
パ部122が設けられている。このストッパ部122
は、図9(a)に示すように、前記取付板113のディ
スク4の外周側の端部上面に当接して、磁界印加部材1
12の前記ばね121による付勢方向の回動の範囲を規
制している。
07側の端部と前記取付板113の間には、ばね121
が架設されている。そして、このばね121によって、
前記磁界印加部材112は、ディスク4の中心側の端部
がよりディスク4に近付く方向に付勢されている。ま
た、一方の主アーム部106bには、孔109よりも若
干長孔107側の位置に、内側に折曲形成されたストッ
パ部122が設けられている。このストッパ部122
は、図9(a)に示すように、前記取付板113のディ
スク4の外周側の端部上面に当接して、磁界印加部材1
12の前記ばね121による付勢方向の回動の範囲を規
制している。
【0036】尚、前記コイル115に接続された導線1
23,123は、前記アーム105の基板取付部108
上に例えばねじにて取付けられた基板124を経て、コ
ネクタ125に接続されている。
23,123は、前記アーム105の基板取付部108
上に例えばねじにて取付けられた基板124を経て、コ
ネクタ125に接続されている。
【0037】また、図1に示すように、前記アーム10
5のレバー部110の端部とベース3の上面との間に、
ばね127が架設されている。そして、このばね127
によって、アーム105は、前記磁界印加部材112が
取付けられた一端部側がディスク4から離間するように
回動する方向に付勢されている。また、前記カートリッ
ジホルダ7の上板7aには、前記磁界印加部材112の
取付板113の上面に当接するストッパ部128が取り
付けられている。そして、このストッパ部128が、前
記取付板113上面に当接することによって、前記アー
ム105及び磁界印加部材112の前記ばね127によ
る付勢方向の回動の範囲を規制している。
5のレバー部110の端部とベース3の上面との間に、
ばね127が架設されている。そして、このばね127
によって、アーム105は、前記磁界印加部材112が
取付けられた一端部側がディスク4から離間するように
回動する方向に付勢されている。また、前記カートリッ
ジホルダ7の上板7aには、前記磁界印加部材112の
取付板113の上面に当接するストッパ部128が取り
付けられている。そして、このストッパ部128が、前
記取付板113上面に当接することによって、前記アー
ム105及び磁界印加部材112の前記ばね127によ
る付勢方向の回動の範囲を規制している。
【0038】また、図1,図9(a)に示すように、両
ストッパ部122,128によって、前記磁界印加部材
112は、ディスク4から最も離れた状態において、デ
ィスク4に対して略平行な状態に維持されるようになっ
ている。
ストッパ部122,128によって、前記磁界印加部材
112は、ディスク4から最も離れた状態において、デ
ィスク4に対して略平行な状態に維持されるようになっ
ている。
【0039】また、図1に示すように、ベース3の挿入
方向奥側の端部上面には、ローディング動作に連動して
前記レバー部110を回動させる駆動板130が、上方
に向けて突設されている。この駆動板130は、ローデ
ィング中のカートリッジホルダ7が下降する過程におい
て、前記レバー部110の端部下面に当接し、カートリ
ッジホルダ7が下降するにつれて、レバー部110を押
し上げるようになっている。前記レバー部110が押し
上げられることにより、軸104を中心としてアーム1
05が回動し、磁界印加部材112が、ディスク4に近
付けられる。そして、ローディングが終了したときに
は、前記磁界印加部材112は、ディスク4に最も近接
し、ディスク4に対して所定の間隔を有して対向するこ
とになる。
方向奥側の端部上面には、ローディング動作に連動して
前記レバー部110を回動させる駆動板130が、上方
に向けて突設されている。この駆動板130は、ローデ
ィング中のカートリッジホルダ7が下降する過程におい
て、前記レバー部110の端部下面に当接し、カートリ
ッジホルダ7が下降するにつれて、レバー部110を押
し上げるようになっている。前記レバー部110が押し
上げられることにより、軸104を中心としてアーム1
05が回動し、磁界印加部材112が、ディスク4に近
付けられる。そして、ローディングが終了したときに
は、前記磁界印加部材112は、ディスク4に最も近接
し、ディスク4に対して所定の間隔を有して対向するこ
とになる。
【0040】尚、図2に示すように、前記磁界印加部材
112の取付板113には、例えば3つのフランジ部1
31,131,131が形成され、一方、カートリッジ
ホルダ7の上板7aの上面には、若干上方に突出し、ロ
ーディング終了時に前記各フランジ部131に当接する
基準面132が形成されている。そして、各フランジ部
131と基準面132が当接することにより、磁界印加
部材112がディスク4に対して所定の位置に位置決め
される。
112の取付板113には、例えば3つのフランジ部1
31,131,131が形成され、一方、カートリッジ
ホルダ7の上板7aの上面には、若干上方に突出し、ロ
ーディング終了時に前記各フランジ部131に当接する
基準面132が形成されている。そして、各フランジ部
131と基準面132が当接することにより、磁界印加
部材112がディスク4に対して所定の位置に位置決め
される。
【0041】次に、図9を参照して、前記バイアス磁界
印加装置10の動作について説明する。まず、カートリ
ッジホルダ7にカートリッジ5を挿入する前は、図9
(a)に示すように、アーム105のレバー部110は
駆動板130から離れており、このアーム105がばね
127によって付勢されていることから、磁界印加部材
112は最も上昇した状態になっている。この状態にお
いて、前記磁界印加部材112は、ストッパ部122,
128によって、上板7a,ベース3上面及び装着され
るディスク4に対して略平行な状態に維持されている。
また、この状態において、前記磁界印加部材112の底
面の位置は、カートリッジホルダ7の上板7aの下面と
略同じか若干上側にあり、カートリッジホルダ7にカー
トリッジ5を挿入する際に、磁界印加部材112が邪魔
にならないようになっている。磁界印加部材112をこ
のように平行状態に配置することにより、この磁界印加
部材112の上方への突出量が最も小さくなる。
印加装置10の動作について説明する。まず、カートリ
ッジホルダ7にカートリッジ5を挿入する前は、図9
(a)に示すように、アーム105のレバー部110は
駆動板130から離れており、このアーム105がばね
127によって付勢されていることから、磁界印加部材
112は最も上昇した状態になっている。この状態にお
いて、前記磁界印加部材112は、ストッパ部122,
128によって、上板7a,ベース3上面及び装着され
るディスク4に対して略平行な状態に維持されている。
また、この状態において、前記磁界印加部材112の底
面の位置は、カートリッジホルダ7の上板7aの下面と
略同じか若干上側にあり、カートリッジホルダ7にカー
トリッジ5を挿入する際に、磁界印加部材112が邪魔
にならないようになっている。磁界印加部材112をこ
のように平行状態に配置することにより、この磁界印加
部材112の上方への突出量が最も小さくなる。
【0042】次に、カートリッジホルダ7にカートリッ
ジ5を挿入し、ローディングを開始すると、カートリッ
ジホルダ7は、まず、水平方向に移動する。この水平方
向の移動中、磁界印加装置10は、図9(a)に示す状
態のままである。
ジ5を挿入し、ローディングを開始すると、カートリッ
ジホルダ7は、まず、水平方向に移動する。この水平方
向の移動中、磁界印加装置10は、図9(a)に示す状
態のままである。
【0043】次に、前記カートリッジホルダ7が、垂直
に下降すると、図9(b)に示すように、駆動板130
が、レバー部110の端部下面に当接し、カートリッジ
ホルダ7が下降するにつれて、レバー部110を押し上
げる。前記レバー部110が押し上げられることによ
り、軸104を中心としてアーム105が回動し、磁界
印加部材112が、ディスク4に近付けられる。そし
て、図9(b)に示すように、まず、磁界印加部材11
2の取付板113の先端部が、カートリッジホルダ7の
上板7a上面に形成された基準面132に当接する。こ
の状態から更にカートリッジホルダ7が下降すると、ア
ーム105が更に回動すると共に、図9(c)に示すよ
うに、ばね121の付勢力に抗して、アーム105に対
して磁界印加部材112が回動し、ローディングの終了
前に、磁界印加部材112は、最も下降した状態にな
る。すなわち、前記取付板113の各フランジ部131
が前記基準面132に当接して、磁界印加部材112
は、ディスク4に対して平行な状態で所定の間隔を有し
て対向する。
に下降すると、図9(b)に示すように、駆動板130
が、レバー部110の端部下面に当接し、カートリッジ
ホルダ7が下降するにつれて、レバー部110を押し上
げる。前記レバー部110が押し上げられることによ
り、軸104を中心としてアーム105が回動し、磁界
印加部材112が、ディスク4に近付けられる。そし
て、図9(b)に示すように、まず、磁界印加部材11
2の取付板113の先端部が、カートリッジホルダ7の
上板7a上面に形成された基準面132に当接する。こ
の状態から更にカートリッジホルダ7が下降すると、ア
ーム105が更に回動すると共に、図9(c)に示すよ
うに、ばね121の付勢力に抗して、アーム105に対
して磁界印加部材112が回動し、ローディングの終了
前に、磁界印加部材112は、最も下降した状態にな
る。すなわち、前記取付板113の各フランジ部131
が前記基準面132に当接して、磁界印加部材112
は、ディスク4に対して平行な状態で所定の間隔を有し
て対向する。
【0044】次に、ローディングの終了まで、カートリ
ッジホルダ7は、更に、若干下降する。この過程では、
アーム105は更に回動するが、磁界印加部材112は
下降することができない。従って、図9(d)に示すよ
うに、ばね121の付勢力に抗して、長孔107に沿っ
て、アーム105が磁界印加部材112に対して移動す
る。このようにしてローディングが終了した状態では、
前記磁界印加部材112の取付板113が、前記ばね1
21の付勢力によって、カートリッジホルダ7の上板7
aに押し付けられている。従って、ディスク4に対する
磁界印加部材112の位置が、確実に維持される。尚、
この磁界印加部材112は、前記ディスク4を挟んで、
光学式ピックアップ20に対向する位置に配置される。
ッジホルダ7は、更に、若干下降する。この過程では、
アーム105は更に回動するが、磁界印加部材112は
下降することができない。従って、図9(d)に示すよ
うに、ばね121の付勢力に抗して、長孔107に沿っ
て、アーム105が磁界印加部材112に対して移動す
る。このようにしてローディングが終了した状態では、
前記磁界印加部材112の取付板113が、前記ばね1
21の付勢力によって、カートリッジホルダ7の上板7
aに押し付けられている。従って、ディスク4に対する
磁界印加部材112の位置が、確実に維持される。尚、
この磁界印加部材112は、前記ディスク4を挟んで、
光学式ピックアップ20に対向する位置に配置される。
【0045】また、アンローディング時は、上述の動作
と逆の動作を行う。ところで、情報の記録時及び消去時
には、前記磁界印加部材112のコイル115に電流が
供給され、バイアス磁界が発生される。情報の記録時に
は、例えば、ディスク4の記録層の磁化方向と逆向きの
バイアス磁界を発生させ、この状態において、光学式ピ
ックアップ20により、前記ディスク4の記録層の一部
に光ビームを照射する。このように光ビームが照射され
た部分は、キューリ点以上に加熱され、磁化が失われ、
光ビームの照射が中止されると、再び磁化が現れるが、
このときの磁化は前記バイアス磁界の向きに平行にな
る。このようにして、光ビームの照射の有無によって磁
化方向が反転し、この磁化方向の違いによってデジタル
情報を記録することができる。一方、消去時には、記録
時と同様にバイアス磁界を印加し、消去したい場所に光
ビームを照射し、ディスク4の記録層の磁化を前記バイ
アス磁界の向きに平行な磁化方向に揃える。
と逆の動作を行う。ところで、情報の記録時及び消去時
には、前記磁界印加部材112のコイル115に電流が
供給され、バイアス磁界が発生される。情報の記録時に
は、例えば、ディスク4の記録層の磁化方向と逆向きの
バイアス磁界を発生させ、この状態において、光学式ピ
ックアップ20により、前記ディスク4の記録層の一部
に光ビームを照射する。このように光ビームが照射され
た部分は、キューリ点以上に加熱され、磁化が失われ、
光ビームの照射が中止されると、再び磁化が現れるが、
このときの磁化は前記バイアス磁界の向きに平行にな
る。このようにして、光ビームの照射の有無によって磁
化方向が反転し、この磁化方向の違いによってデジタル
情報を記録することができる。一方、消去時には、記録
時と同様にバイアス磁界を印加し、消去したい場所に光
ビームを照射し、ディスク4の記録層の磁化を前記バイ
アス磁界の向きに平行な磁化方向に揃える。
【0046】このように、本実施の形態例を備えた磁界
印加装置10では、磁界印加部材112が最も上昇した
状態において、前記磁界印加部材112は、ディスク4
に対して略平行な状態に維持され、且つ、底面の位置は
カートリッジホルダ7の上板7aの下面と略同じか若干
上側にある。従って、磁界印加部材112の上方への突
出量が小さく、移動範囲が小さいので、情報記録再生装
置1の小型化が可能になる。
印加装置10では、磁界印加部材112が最も上昇した
状態において、前記磁界印加部材112は、ディスク4
に対して略平行な状態に維持され、且つ、底面の位置は
カートリッジホルダ7の上板7aの下面と略同じか若干
上側にある。従って、磁界印加部材112の上方への突
出量が小さく、移動範囲が小さいので、情報記録再生装
置1の小型化が可能になる。
【0047】また、ローディング終了時には、ディスク
4が装着されるベース3に対してカートリッジホルダ7
が位置決めされ、また、このカートリッジホルダ7に対
して磁界印加部材112が位置決めされるので、ディス
ク4に対して磁界印加部材112が正確に位置決めされ
る。また、ばね121によって、磁界印加部材112が
カートリッジホルダ7に対して押し付けられるので、デ
ィスク4に対する磁界印加部材112の位置が確実に維
持される。
4が装着されるベース3に対してカートリッジホルダ7
が位置決めされ、また、このカートリッジホルダ7に対
して磁界印加部材112が位置決めされるので、ディス
ク4に対して磁界印加部材112が正確に位置決めされ
る。また、ばね121によって、磁界印加部材112が
カートリッジホルダ7に対して押し付けられるので、デ
ィスク4に対する磁界印加部材112の位置が確実に維
持される。
【0048】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定さ
れず、例えば、磁界印加部材が連結されたアームは、カ
ートリッジホルダ7ではなく、ベース3側に取り付けて
も良い。
れず、例えば、磁界印加部材が連結されたアームは、カ
ートリッジホルダ7ではなく、ベース3側に取り付けて
も良い。
【0049】また、本発明は、オートローディング機構
を備えたものに限らず、マニュアルでローディングされ
る装置に対しても適用することができる。
を備えたものに限らず、マニュアルでローディングされ
る装置に対しても適用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の磁界移動装置は、ディスク状記
録媒体(例えば前記実施例のディスク4)が収納された
カートリッジを、カートリッジホルダに挿入させた後、
前記カートリッジホルダをモータ(例えば、前記モータ
駆動軸14a,ターンテーブル15はモータの一部であ
る)が配置されている方向(例えば前記実施例第1図の
構成の場合には、上から下に向かう方向になる)に向か
って移動させることにより前記ディスク状記録媒体を前
記モータに結合させ、移動機構により前記ディスク状記
録媒体に情報を記録するための磁界発生手段(例えば前
記実施例のコイル115)を前記媒体面へ向けて移動さ
せることにより前記磁界発生手段を前記媒体面に近接配
置させるようにしたディスク状記録媒体の装着装置にお
いて、前記ディスク状記録媒体の前記モータへの結合
は、前記モータのモータ駆動軸に結合された永久磁石
(例えば前記実施例の永久磁石34)と前記ディスク状
記録媒体に結合された磁性部材(例えば前記実施例の磁
性材33)との間に作用する吸引力に基づくものであ
り、前記媒体面に平行な第1の方向(例えば前記実施例
第1図の紙面の表から裏へ向かった方向)に向かって前
記移動機構を見たとき(例えば前記実施例の第1図の状
態で見た場合)、前記移動機構は、前記第1の方向に直
角で前記媒体面にほぼ平行な第2の方向(例えば前記実
施例第1図のほぼ水平方向)に沿って延在する部分を少
なくとも含む可動体(例えば前記実施例第1図の構成の
場合では、アーム105と取付板113等の結合体)を
有し、該可動体は互いに離間した第1の位置(例えば前
記実施例の孔109と軸104とが配置されている位
置)と第2の位置(例えば前記実施例の孔107とネジ
119とが配置されている位置)とを有すると共に前記
カートリッジホルダとベースの少なくとも一方に可動可
能なように支持されており、前記第1の方向に向かって
見たとき前記第2の位置が前記第1の位置の周りを変位
し得る(例えば前記実施例第1図の場合、第2の位置が
第1の位置の周りをほぼ上下方向の軌跡で変位し得るよ
うになっている)ように構成され且つ前記第2の位置に
関し前記第1の位置と反対側の前記可動体の先端部(例
えば前記実施例第1図の取付板113の左端部)が前記
第2の位置の周りを変位し得る(例えば前記実施例第1
図の場合、取付板113の左先端部は第2の位置の周り
をほぼ上下方向の軌跡で変位し得るようになっている)
ように構成され、前記磁界発生手段を前記先端部と前記
第2の位置との間の前記可動体に少なくとも結合するよ
うに構成したことを特徴とするから本発明は以下の効果
がある。
録媒体(例えば前記実施例のディスク4)が収納された
カートリッジを、カートリッジホルダに挿入させた後、
前記カートリッジホルダをモータ(例えば、前記モータ
駆動軸14a,ターンテーブル15はモータの一部であ
る)が配置されている方向(例えば前記実施例第1図の
構成の場合には、上から下に向かう方向になる)に向か
って移動させることにより前記ディスク状記録媒体を前
記モータに結合させ、移動機構により前記ディスク状記
録媒体に情報を記録するための磁界発生手段(例えば前
記実施例のコイル115)を前記媒体面へ向けて移動さ
せることにより前記磁界発生手段を前記媒体面に近接配
置させるようにしたディスク状記録媒体の装着装置にお
いて、前記ディスク状記録媒体の前記モータへの結合
は、前記モータのモータ駆動軸に結合された永久磁石
(例えば前記実施例の永久磁石34)と前記ディスク状
記録媒体に結合された磁性部材(例えば前記実施例の磁
性材33)との間に作用する吸引力に基づくものであ
り、前記媒体面に平行な第1の方向(例えば前記実施例
第1図の紙面の表から裏へ向かった方向)に向かって前
記移動機構を見たとき(例えば前記実施例の第1図の状
態で見た場合)、前記移動機構は、前記第1の方向に直
角で前記媒体面にほぼ平行な第2の方向(例えば前記実
施例第1図のほぼ水平方向)に沿って延在する部分を少
なくとも含む可動体(例えば前記実施例第1図の構成の
場合では、アーム105と取付板113等の結合体)を
有し、該可動体は互いに離間した第1の位置(例えば前
記実施例の孔109と軸104とが配置されている位
置)と第2の位置(例えば前記実施例の孔107とネジ
119とが配置されている位置)とを有すると共に前記
カートリッジホルダとベースの少なくとも一方に可動可
能なように支持されており、前記第1の方向に向かって
見たとき前記第2の位置が前記第1の位置の周りを変位
し得る(例えば前記実施例第1図の場合、第2の位置が
第1の位置の周りをほぼ上下方向の軌跡で変位し得るよ
うになっている)ように構成され且つ前記第2の位置に
関し前記第1の位置と反対側の前記可動体の先端部(例
えば前記実施例第1図の取付板113の左端部)が前記
第2の位置の周りを変位し得る(例えば前記実施例第1
図の場合、取付板113の左先端部は第2の位置の周り
をほぼ上下方向の軌跡で変位し得るようになっている)
ように構成され、前記磁界発生手段を前記先端部と前記
第2の位置との間の前記可動体に少なくとも結合するよ
うに構成したことを特徴とするから本発明は以下の効果
がある。
【0051】前述した先行技術に比較して、極めて簡単
な構成で、ディスク状記録媒体の媒体面に磁界発生手段
を正確に近接配置させることができる利点がある。
な構成で、ディスク状記録媒体の媒体面に磁界発生手段
を正確に近接配置させることができる利点がある。
【図1】 カートリッジホルダを示す断面図
【図2】 情報記録再生装置の平面図
【図3】 情報記録再生装置の底面図
【図4】 カートリッジホルダを示す側面図
【図5】 情報記録再生装置の斜視図
【図6】 オートローディング機構を示す側面図
【図7】 (a)及び(b)はオートローディング機構
の動作を説明するための側面図
の動作を説明するための側面図
【図8】 磁界印加装置の分解斜視図
【図9】 (a)ないし(d)は磁界印加装置の動作を
説明するための側面図
説明するための側面図
【図10】 ディスクカートリッジの平面図
1 情報記録再生装置 3 ベース 4 ディスク 5 カートリッジ 7 カートリッジホルダ 10 バイアス磁界印加装置 20 光学式ピックアップ 104 軸 105 アーム 107 長孔 110 レバー部 112 磁界印加部材 115 コイル 119 ねじ
Claims (1)
- 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたカートリ
ッジを、カートリッジホルダに挿入させた後、前記カー
トリッジホルダをモータが配置されている方向に向かっ
て移動させることにより前記ディスク状記録媒体を前記
モータに結合させ、移動機構により前記ディスク状記録
媒体に情報を記録するための磁界発生手段を前記媒体面
へ向けて移動させることにより前記磁界発生手段を前記
媒体面に近接配置させるようにしたディスク状記録媒体
の装着装置において、 前記ディスク状記録媒体の前記モータへの結合は、前記
モータのモータ駆動軸に結合された永久磁石と前記ディ
スク状記録媒体に結合された磁性部材との間に作用する
吸引力に基づくものであり、前記媒体面に平行な第1の
方向に向かって前記移動機構を見たとき、前記移動機構
は、前記第1の方向に直角で前記媒体面にほぼ平行な第
2の方向に沿って延在する部分を少なくとも含む可動体
を有し、該可動体は互いに離間した第1の位置と第2の
位置とを有すると共に前記カートリッジホルダとベース
の少なくとも一方に可動可能なように支持されており、
前記第1の方向に向かって見たとき前記第2の位置が前
記第1の位置の周りを変位し得るように構成され且つ前
記第2の位置に関し前記第1の位置と反対側の前記可動
体の先端部が前記第2の位置の周りを変位し得るように
構成され、前記磁界発生手段を前記先端部と前記第2の
位置との間の前記可動体に少なくとも結合するように構
成したことを特徴とするディスク状記録媒体の装着装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15867497A JPH1055578A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | ディスク状記録媒体の装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15867497A JPH1055578A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | ディスク状記録媒体の装着装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63122444A Division JPH01292651A (ja) | 1988-05-19 | 1988-05-19 | 光磁気記録装置のバイアス磁界移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055578A true JPH1055578A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=15676896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15867497A Pending JPH1055578A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | ディスク状記録媒体の装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055578A (ja) |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15867497A patent/JPH1055578A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981124 |