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JPH10504158A - カンファレンス・システム - Google Patents

カンファレンス・システム

Info

Publication number
JPH10504158A
JPH10504158A JP8529056A JP52905696A JPH10504158A JP H10504158 A JPH10504158 A JP H10504158A JP 8529056 A JP8529056 A JP 8529056A JP 52905696 A JP52905696 A JP 52905696A JP H10504158 A JPH10504158 A JP H10504158A
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JP
Japan
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conference
station
signal
channel
communication channel
Prior art date
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Pending
Application number
JP8529056A
Other languages
English (en)
Inventor
フラワーズ,ブライアン,ジョージ
ヴァン,オシュ,ヨハネス,エグバータス,フランシスカス
日出 縄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
European Broadcasting Union
NEC Corp
Original Assignee
European Broadcasting Union
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by European Broadcasting Union, Nippon Electric Co Ltd filed Critical European Broadcasting Union
Publication of JPH10504158A publication Critical patent/JPH10504158A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/20Adaptations for transmission via a GHz frequency band, e.g. via satellite
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/06Airborne or Satellite Networks

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  • Signal Processing (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 カンファレンス制御ステーション(10)は割り当てられた第1の衛星通信チャンネル(SC1)に信号を送信するように配置する。少なくとも一つのグループを形成する多数のカンファレンス・ステーション(20)を設定する。一つのグループに含まれる各カンファレンス・ステーション(20)はそのグループに割り当てられている1つまたはそれ以上の別の通信チャンネル上に信号を送信するように配置し、そのグループに割り当てたさらなる通信チャネルのチャネル数はカンファレンス・ステーション数に比べて少数である。一般に通信チャンネルは衛星通信チャンネルとする。通信チャンネルへまたは選択した別の通信チャンネルへのアクセスはカンフアレンス・ステーションそれ自体が制御する。一般にカンファレンス・ステーション(20)のグループにはさらに2つの通信チャンネル(SC2およびSC3)を割り当てる。一つのグループの各カンファレンス・ステーション(20)はそのグループに割り当てられた第1の通信チャンネル(SC1)で制御ステーション(10)から、またそのグループに割り当てた更なる多数の通信チャンネル(SC2およびSC3)でそのグループの別のカンファレンス・ステーション(20)から、信号を受信するように構成する。制御ステーション(10)はカンファレンス・ステーション(20)のグループまたはグループ各々に割り当てた更なるチャンネル(SC2およびSC3)で信号を受信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 カンファレンス・システム 本発明は衛星またはその他の無線通信によるカンファレンス(conference:会 議)を行なうためのシステムおよび該システムで使用するカンファレンス・ステ ーション(conference station)とカンファレンス制御ステーション(conference control station)に関する。 ニュースやその他の情報交換を行なうため、欧州放送連合(European Broadcas ting Union:EBU)会員はニュースやその他の、例えば技術情報を、欧州放送 圏内のさまざまな加盟国にいるブロードキャスタ(broadcaster)のカンファレン ス・ステーション間で交換できるカンファレンス・システムに参加している。図 1に極めて模式的に図示したようにカンファレンスはジュネーブにあるEBU本 部の制御ステーションまたはセンター(「ハブ(hub)」)1から制御または調整 される。幾つかのブロードキャスタは制御センター1との直接通信リンクを備え た端末2を有するが、他のブロードキャスタは端末2の一つを経由した通信リン クを有する端末21を有している。カンファレンス参加者の間での通信はいわゆ る「N対1(N−1)」カンファレンス・システムで実現する。これはN個の4 線式通信回路を制御センター1で相互接続し各端末2がカンファレンスに参加し ている他の端末2,21の全てから音声信号の混合を受信するが自分自身の音声 信号を受信しないようにしてある。さらに、EBUのビル・ポッター(Bill Pott er)が1978年に開発した単一で分割可能なカンファレンス・マトリクスを用 いると、参加者を好きな個数のカンファレンス・グループに分割できるようにな る。 現行のカンファレンス・システムでは全参加者への瞬間的アクセス、カンファ レンス・グループの利用、柔軟性が得られるが、参加者間の接続が一般に、会員 の国の電気通信省(PTT)または電話会社からリースしている電話級品質の地 上アナログ4線式回線を経由するため高価である。 したがって参加者間の通信が主として衛星リンクまたはチャンネルを経由する 衛星カンファレンス・システムにより、既存の地上回線カンファレンス・システ ムを置き換えることが提案された。特に、他の目的ですでにリースしている衛星 の容量内で衛星通信チャンネルが利用できる場合は大幅に安価になるはずである 。 周知のDAMA(demand assignment multiple access:デマンド割り当て多重 アクセス)衛星通信システムに基づく既存の衛星カンファレンス・システムの一 つでは、カンファレンス制御ステーションまたはハブが衛星通信チャンネルへの 超小形アパーチャ端末(VSAT:very small aperture terminals)のかたちで 遠隔カンファレンス・ステーションからのアクセスを制御する。このシステムで は、第1の衛星通信チャンネルはハブが使用し、第2の衛星通信チャンネルがハ ブによりVSATへ割り当てられてハブとそのVSATの間で全二重接続(duple x connection)を設定し、ハブとその一つのVSATの間で直接通信できるよう にする。全二重接続での通信の混合がハブにより第3の衛星通信チャンネルを経 由してカンファレンスに参加している他のVSATへ供給される。他のVSAT の一つの参加者が発言したい場合、例えば電話回線経由または独立した衛星デー タ・チャンネル経由でその参加者がハブに連絡し、衛星通信チャンネルへのアク セスを要求する必要がある。つまりハブが一つのVSATから発言を希望する参 加者のVSATへ全二重接続を変更する必要があり、この操作に約2秒かかる。 したがって、このシステムによるカンファレンスへのアクセスは非常にゆっくり したもので、現在行なわれている会話へ割り込むのは困難である。 アラブ諸国放送連合(ASBU)が認証した別のアプローチは効率的かつ簡単 に地上4線式回路接続を衛星全二重接続に置き換えるものである。この衛星カン ファレンス・システムは図2に図示した略図にもっとも良く示されており、衛星 は図面上で円30として示してある。カンファレンス・ステーション2(図2に は8個が図示してある)の各々がそれら自身の衛星通信チャンネルを予め割り当 てられており、このチャンネル上で衛星30を経由してハブまたは制御ステーシ ョン1と直接通信する。ハブ1は現行のEBUシステムで使用しているのと同様 の「n対1」カンファレンス・システムを提供し、カンファレンス・ステーショ ンの各々に各々n対1信号を供給し、各カンファレンス・ステーションが他 の参加者から会議へ何が発言されているか自分自身の信号を受信せずに聞き取る ことができるようになっている。つまり、各カンファレンス・ステーションには 、制御ステーションへの通信の送信用に一つ、また、制御ステーションからのn 対1でそれ自体単一(unique)な混合信号を受信するために一つの、2つの衛星通 信チャンネルを割り当てる必要がある。このシステムでは各カンファレンス・ス テーション2にいる参加者がカンファレンスへの即時アクセスを妨げられないで 済むようになっているが、カンファレンスに参加しているカンファレンス・ステ ーションの2倍に等しい最小限の衛星通信チャンネル数を必要とする。このよう なシステムはカンファレンスに参加するカンファレンス・ステーションの考え得 る総数がASBUの場合のように比較的小数であれば好適だが、多数のカンファ レンス・ステーションの間での通信に衛星通信チャンネルを使用することに関し て非常にコストが高くなることがある。さらに、このようなシステムではハブま たは制御ステーションを経由して一つのカンファレンス・ステーションからの信 号を別のカンファレンスステーションへ送信する必要があり、別のカンファレン スステーションへ到達するまで衛星を経由して信号を2回送信する必要がある。 これにより通信遅延が不可否的に発生する。さらに、ハブまたは制御ステーショ ンで信号を受信してから再送信する必要があるので、特にデジタル圧縮を使用し た場合の信号品質に損失が発生する。 本発明の1つの態様によれば、カンファレンス・ステーションにより少なくと も一つの通信チャンネルへのアクセスを制御するための手段を含むカンファレン ス・ステーション用音声チャンネルカードまたはカンファレンス・ステーション が提供される。 別の態様において、本発明は通信チャンネルが占有されていないとカンファレ ンス・ステーションで判定した場合にだけ通信チャンネルへの通信を送信できる ようにするための手段を含むカンファレンス・ステーション用音声チャンネルカ ードまたはカンファレンス・ステーションを提供する。 本発明を実現する音声チャンネルカードまたはカンファレンス・ステーション により音声通信チャンネル数を減少でき、また通信チャンネルにアクセスして別 のカンファレンス・ステーションにいる参加者への通信を送信する際に参加者が 経験する遅延も減少できるようになる。 別の態様において、本発明はカンファレンスステーションに利用可能な少なく とも2回線の通信チャンネルの占有されていない一方を送信用に選択するのに適 したイネーブル手段を含むカンファレンス・ステーションを提供する。 別の態様において、本発明はカンファレンス・ステーション自体がチャンネル を占有していると判定した場合にだけ通信チャンネルからの通信の受信を無効化 (disabling)することを含むカンファレンス・ステーションを提供する。 本発明の別の態様によれば、少なくとも音声チャンネルカード自体の変復調手 段の状態に依存して、通信チャンネルへの通信の送信を行なうための手段と同じ 通信チャンネルからの別の通信の受信を行なうための手段を含むカンファレンス ・ステーション用の音声チャンネルカードを提供する。 本発明はさらに前述の態様のいずれか一つによる複数のカンファレンス・ステ ーションを含むカンファレンスを行なうためのシステムを提供する。 本発明はさらにこのようなシステムで使用し、カンファレンス・ステーション で利用できない通信チャンネル上に送信するための手段(可能なら上記態様で述 べた構成に加える)を有し、該カンファレンス・ステーションがこのような通信 チャンネル上の信号を受信するのに適しているカンファレンス制御ステーション も提供する。 本発明の1つの態様では、少なくとも一つのグループの各カンファレンス・ス テーションがそのグループに割り当てられた任意の数の通信チャンネルにまたは そのいずれかにおけるカンファレンスへ必要に応じてアクセスでき、ハブに当該 アクセスの提供を要求する必要がないようなシステムを提供する。これによりア クセス時間を減少し、通信速度を増大させ、自然な会話が容易に行なえるように する。これはカンファレンスに必要とされる通信チャンネル数が大幅に減少でき ることを意味している。少なくとも一つのグループに割り当てられた通信チャン ネル数がシステムのカンファレンス・ステーション総数に比較して少ないことは 、一般にあるグループに割り当てられるチャンネル数が2また場合によって3、 または双方向リアルタイム会話が必要とされない場合には1となることを意味す るものと理解すべきである。4または5またはさらにそれ以上の通信チャン ネルでも概念上は一つのグループに割り当てることができるが、現実には一般に 有り得るものではなく、また実際に、2名以上の参加者が同時にカンファレンス に関係するのは好ましくない。 本発明の別の態様において、カンファレンス・ステーションは送信用にさらに 通信チャンネルを選択して直前の送信に使用したのと同じ通信チャンネル上に信 号を送信できるようにし、送信時の不必要な遅延(undue delays)を回避し異なる カンファレンス・ステーションからの信号との間の衝突の確率を減少させるため の手段を含む。 本発明の別の態様では別のカンファレンス・ステーションからの信号が通信チ ャンネル上に存在している時に割り当てられた通信チャンネル上にカンファレン ス・ステーションからの信号送信を行なわないための手段を含むカンファレンス ・ステーションを提供する。これにより同じ通信チャンネル上に送信しようとす るカンファレンス・ステーションからの信号の衝突の可能性を回避する。 本発明の別の態様では、あるステーションからの送信がうまく受信されて、同 時またはほぼ同時に送信を開始したことにより、2つまたはそれ以上のステーシ ョンが同じチャンネル上に送信を試みると言う望ましくない状況が回避できるよ うにするための手段を含むカンファレンス・ステーションまたはカンファレンス 制御ステーションを提供する。これは、例えば、送信された信号に含まれるステ ーション識別子(identification)の戻り(return)を検出することにより、または 送信信号の戻りを単純に検出することにより実現することができる。 本発明の別の態様では、うまく行かなかった送信を終了し、例えば注意信号を 生成することでカンファレンス・ステーションの参加者にアドバイスし、参加者 に信号が正しく送信されなかったことが分かるようにする手段を含むカンファレ ンス・ステーションを提供する。 別の態様において、本発明は、カンファレンス・ステーションから送信された 信号をそのカンファレンス・ステーションの参加者が受信するのを防止して、そ の参加者が自分自身の信号の戻りにより混乱するのを避け、またスピーカとマイ クロホンの音響結合により発生するエコーを抑えるようにするための手段を含む カンファレンス・ステーションを提供する。これは、例えば参加者へ供給された 信号からカンファレンス・ステーションで送信された信号の戻りを遮断するか、 または戻り信号を打ち消すためのエコー打ち消しの何らかの形態を用いることで 実現できる。 別の態様において、カンファレンス・ステーションは送信可能な各通信チャン ネルにそれぞれ変調手段を有し、一つの通信チャンネルから別の通信チャンネル ヘ再同調(retune)することなく通信チャンネルをカンファレンス・ステーション が高速に切り換られるようにすることができる。 別の態様において、本発明は割り当てられた通信チャンネル(群)を変更して カンファレンス要件および通信チャンネルの利用状況に合せて特定のチャンネル (群)を決定できるようにする手段を含むステーションを提供する。 別の態様において、本発明は多数のグループに分割されたカンファレンス・ス テーションを含み、各グループが別のグループのさらなる通信チャンネルに関連 し別のグループのカンファレンス・ステーションが別の通信チャンネル上で信号 を送受信するように構成されるシステムを提供する。本システムを使用すると多 数の異なるカンファレンスを同時に実現することができる。 別の態様において、本発明は一つのグループから別のグループへカンファレン ス・ステーションを移動し、特定の条件に適合するようにカンファレンス・グル ープを変更する、例えば任意のカンファレンス・グループ内の参加者の数名でプ ライベートな情報交換または問題の議論が行なえるようにするための手段を含む カンファレンス制御ステーションを提供する。 別の態様において、カンファレンス制御ステーションは2つまたはそれ以上の グループを結合してカンファレンス・ステーションのグループ間で信号を送信で きるようにする手段を含むことができる。これは、例えば従来のn対1マトリク スをカンファレンス・ステーションで使用することで実現できる。このような結 合手段を用いることは、例えば2つまたはそれ以上のグループがカンファレンス ・ステーションのグループ割り当てを変更せずに互いに通信できる利点があり、 2つのグループの間で独立して進行しているグループのカンファレンスの間に短 時間の通信だけが必要とされるような場合に特に有利である。2つまたはそれ以 上のグループを相互に結合するこの能力は一つのグループの参加者が別のグ ループのカンファレンスに参加できる点で、又、例えばそのカンファレンスの残 りの参加者の中から独立したグループに議長または編集者(editor)を置いてその 議長が常にカンファレンスに自由にアクセスできる点でも利点を有している。 一般に、通信チャンネルは衛星通信チャンネルである。しかし上記の態様のど れも少なくとも部分的に無線の、例えばRFまたはマイクロ波による地上回線通 信システムに応用できる。 本発明の実施例について、添付の図面を例として参照しつつ以下で詳細に説明 する。図面において、 図1はカンファレンス・ステーションへのカンファレンス制御ステーションの 結合を表わす模式図である。 図2はこれまでに提案された衛星カンファレンス・システムの模式図である。 図3は本発明による衛星カンファレンス・システムの模式図である。 図4は図3に図示したシステムで使用するカンファレンス・ステーションの1 例のブロック図である。 図5は図4に図示したシステムのカンファレンス・ステーションのさらに幾ら かか詳細なブロック図である。 図6は図5に模式的に図示したカンファレンス・ステーションの制御ユニット の動作を示す略フロー図である。 図7は本発明によるシステムのカンファレンス制御ステーションにおいて使用 する制御パネルの1例の模式図である。 図8は本発明によるシステムで考え得る一つの構成の簡略な模式図である。 図9はn対1カンファレンス・ネットワークの模式図である。 図10は本発明による衛星カンファレンス・システムの別の実施例のブロック 図である。 図11は図10に図示したシステムで使用するのに好適なカンファレンス・ス テーションの略ブロック図である。 図12は図10に図示したシステムで使用するのに好適な制御ステーションの 部分の略ブロック図である。 図13aは図11に図示したカンファレンス・ステーションで使用するのに好 適な音声チャンネル・カードのブロック図、また図13bは信号の構造図である 。 図14から図17は図11に図示したカンファレンス・ステーションの動作を 示すフロー図である。 図面は模式的なものであって規模を表わすものではないことを理解されるべき である。 ここで図面を参照すると、図3は本発明による衛星カンファレンス・システム 100の略図である。 衛星カンファレンス・システム100は、例えばジュネーブにあるEBUのユ ーロビジョン制御センター(Eurovision control centre)などの適当な制御セン ターに配置したカンファレンス制御ステーション10と、カンファレンス制御ス テーション10から物理的に離れているが適当な衛星30の送信圏内に配置され た多数のカンファレンス・ステーション20を含む。図3ではカンファレンス・ ステーション20を4つだけ示してあるが、本システムは一般にさらに多くのカ ンファレンス・ステーション20を含む。例えば、EBUに関するかぎり、衛星 カンファレンス・システム100は50またはそれ以上のカンファレンス・ステ ーション20を含むことができ、さらに衛星トランスポンダも他の目的でEBU がすでにリースしているユーテルサット(Eutelsat)II/F4の20番、21番 、25番、または26番のいずれか一つで良い。しかし何らかの適当な衛星回線 容量を使用できる。 図3に模式的に図示してあるように、いずれかのカンファレンス・ステーショ ン20を適当な地上通信リンクで1つまたはそれ以上の従属カンファレンス・ス テーション201に結合して、これらの従属カンファレンス・ステーション20 1が衛星カンファレンスに参加できるようにすることができる。カンファレンス 制御ステーション10は地上リンクを経由して、1つまたはそれ以上の従属カン ファレンス・ステーション201、または衛星30の送信圏外にある別のカンフ ァレンス・システムの制御ステーションに接続することもできる。例えば、カン ファレンス制御ステーション10がジュネーブに置かれている場合、例えば ニューヨークにある従属ステーションへの地上回線リンクを提供できる。 カンファレンス制御ステーション10は衛星30経由で第1に割り当てられた 衛星通信チャンネルSC1でカンファレンス・ステーション20への通信信号を 送信し第2および第3のさらに割り当てられている衛星通信チャンネルSC2お よびSC3で通信信号を受信するように構成してある。カンファレンス・ステー ション20の各々は衛星30経由でカンファレンス制御ステーション10へ、さ らに他のカンファレンス・ステーション20へ、第2と第3の衛星通信チャンネ ルSC2およびSC3の各々で通信信号を送信できる。以下の説明から明らかに なるように、ハブではなくカンファレンス・ステーションが第2および第3の衛 星カンファレンス・システムへのアクセスを制御している。 カンファレンス制御ステーション10とカンファレンス・ステーション20の 間で送信される通信信号は一般に音声信号だが、利用できる衛星回線容量によっ ては、例えば、その他のオーディオまたはビデオ信号等、人間の使用する通信信 号の他の好適な何らかの態様でも良い。 図3は一つのグループ内でカンファレンス制御ステーション10に接続されて 一つのカンファレンスを形成するカンファレンス・ステーション20を図示して いる。しかしもっと多くの衛星通信チャンネルが利用できる場合、衛星カンファ レンス・システム100では別のグループのカンファレンス・ステーション20 から構成される多数の同時カンファレンスが行なえる。各々のカンファレンス・ グループで、一般に3つの割り当て衛星通信チャンネルが必要になるが、第1の 衛星通信チャンネルはカンファレンス制御ステーション10による送信を行なう ための第1の衛星通信チャンネルである衛星通信チャンネルSC1に対応し、第 2と第3の衛星通信チャンネルはあるグループのカンファレンス・ステーション 20がカンファレンス制御ステーション10およびそのグループの他のカンファ レンス・ステーション20と通信できるようにするための図3に図示した衛星通 信チャンネルであるSC2およびSC3に対応する。 前述のように、特定のグループの各カンファレンス・ステーション20に割り 当てられるさらなる衛星通信チャンネルの個数は2に制限されている。これは任 意の時間に参加者がカンファレンスに発言できるカンファレンス・ステーション 20の個数を2に制限しており、参加者全員による討議の理解を容易にするのに 一般に好ましいものである。しかし、場合によっては例えば衛星通信チャンネル 3回線を特定グループ内の各カンファレンス・ステーション20に割り当て3つ のカンファレンス・ステーション20から参加者が同時に発言できるようにする のが好ましいこともある。さらに、本システムは一つだけの衛星通信チャンネル をグループで利用することで運用できるが、これでは自然な双方向会話ができな いことになる。カンファレンス制御ステーション10はカンファレンスに常に参 加できるべきである。衛星通信チャンネルは一般に衛星カンファレンス・システ ム100で利用できるさらなる衛星通信チャンネルからカンファレンス制御ステ ーション10がカンファレンス・グループに割り当てる。 システム内のカンファレンス・ステーション20を分割できるカンファレンス ・グループの個数は、当然のことながら衛星カンファレンス・システム100で 利用できる衛星通信チャンネルの総数に依存する。例えば、4つまでの独立した カンファレンスが同時進行できるようにするのが望ましい場合、上記の例では、 各カンファレンスに3つづつ、合計12回線の衛星通信チャンネルが一般に必要 となる。 当然、カンファレンス・ステーションによるカンファレンスへの間断ないアク セスが必要なければ、カンファレンス・ステーションは自分自身の専用通信チャ ンネルを有する必要がない。 図4は4つの独立した同時進行するカンファレンスK,L,M,Nを行なう能 力を有する本発明による衛星カンファレンス・システム100aの1例のブロッ ク図を示す。 衛星30は図4ではブロックとして非常に模式的に図示してあり、図のブロッ クで衛星カンファレンス・システム100aが利用できる衛星チャンネルを表わ している。 図示したように、3回線の衛星通信チャンネル4組、K1からK3、L1から L3、M1からM3、N1からN3があり、文字は通信チャンネルが割り当てら れているカンファレンス・グループを表わし、番号はそのチャンネルのカンファ レンス・グループ内での割り当てを表わしている。つまり、衛星通信チャンネル K1,L1,M1,N1はカンファレンス制御ステーション10に割り当てられ てカンファレンス・ステーション20との通信を行ない、衛星通信チャンネルK 2,L2,M2,N2とK3,L3,M3,N3は特定のカンファレンス・グル ープに参加しているカンファレンス・ステーションに割り当てられている。多数 のデータ・チャンネル30aを提供してカンファレンス制御ステーション10と カンファレンス・ステーション20の間の制御または内部(housekeeping)データ の交換を行なえるようにする。衛星通信チャンネルへの送信は送信方向を示す矢 印のついた実線で図示し、またデータ・チャンネルへの送信は破線で示してあり 、これにも送信方向を示す矢印が付けてある。 簡略化のため、図4ではカンファレンス・グループNのメンバー間での信号送 信だけを示しているが、カンファレンス・グループ全部を同時に運用できる。さ らに、図4ではカンファレンス・ステーション20を3つだけ図示しているが、 一般にはさらに多くの、例えば50またはそれ以上のカンファレンス・ステーシ ョン20が存在する。 図4では、3つのカンファレンス・ステーションの各々により衛星通信チャン ネルN1,N2,N3で信号が受信され、左手のカンファレンス・ステーション 20′がチャンネルN2に送信し、中央のカンファレンス・ステーション20″ がチャンネルN3へ送信している。 カンファレンス・ステーション20の各々は支持体20bに取り付けた衛星ア ンテナ(dish)20aを含む。一般に、現在EBUがリースしている衛星トランス ポンダは大半の衛星トランスポンダより広いビームを有しており、衛星アンテナ 20aは直径1.8mまたは2.4mとなるが、衛星の放送範囲周辺部にあるカ ンファレンス・ステーションでは3.7mの衛星アンテナを使用することもでき る。カンファレンス制御ステーション10は一般に大きな衛星アンテナ11、一 般に支持体11aに取り付けた3.7mまたは4.5mの衛星アンテナを有する 。アンテナの大きさと送信機出力レートは、所望するなら変更なしにスター配置 (star configuration)データ通信機能を追加できるのに充分であるのが好ましい 。ビームの狭い衛星トランスポンダを使用する場合には、衛星アンテナは例えば 小さな寸法とすることができ、1.8、2.4、3.7、および4.5mの アンテナを各々1.2、1.8、2.4、3.7mのアンテナに置き換えられる 。 カンファレンス・ステーション20″は図5で拡大して、さらに幾らか詳細に 図示してある。各カンファレンス・ステーション20は割り当てられた衛星通信 チャンネル、この場合にはチャンネルN1,N2,N3からの信号を、各々低雑 音増幅器(LNA)と付属のダウン・コンバータ(図5では各々ブロック214 ,215,216で図示してある)経由で受信し復調する各々の復調器211, 212,213を含む。低雑音増幅器は衛星アンテナ20aで受信した到着衛星 信号を受信し、ダウン・コンバータは衛星チャンネルのキャリア周波数から復調 器の中間周波数へ到着信号の周波数を変更する。各復調器211,212,21 3には各々復調したデジタル信号をアナログ信号に変換するためのデジタル−ア ナログ変換器221,222,223が付属する。デジタル−アナログ変換器2 21,222,223からのアナログ信号出力は通常のオーディオ・ミキサーに 供給し、ここから可変出力増幅器240経由で制御パネル201のスピーカ25 0へ出力を提供する。 デジタル−アナログ変換器222,223は各々スイッチSW1,SW2経由 でミキサー230へ結合してあり、スイッチは後述するように制御ユニット21 0により制御されている。 制御パネル201は適当なロケーションに配置できる。つまり、例えば、EB Uの場合には、制御パネル201は制御ステーション20が割り当てられたブロ ードキャスタのニュース室に配置できる。 制御パネル201はマイクロホン260も備えており、マイクは現行のEBU 地上システムと同様に、カンファレンス・ステーション20にいる参加者が「ト ークスイッチ」(push-to-talk switch)SW3を操作した時に動作する通常の増 幅装置261に接続してある。図5の破線261aで示したように、スイッチS W3は可変出力増幅器240へ既知の方法で接続し、「トークスイッチ」SW3 を押した時に、スピーカ250からマイクロホン260への顕著な音響結合を起 こさないレベルまでスピーカ出力レベルが自動的に下がるかまたは抑圧される。 典型的に、音量低下はスピーカ250の通常出力レベルに対する15デシベ ルの減衰を表わす。また、このようなマイク/スピーカ端末または制御パネルで 知られているように、マイクロホン260は一般に近接マイクを用い音響フィー ドバック・レベルを低減している。 スイッチSW3は増幅装置261から2台のアナログ−デジタル変換器272 ,273の各々へ信号を結合する。アナログ変換器272,273は各々音声起 動変調器(voice-activated modulator)282,283および双方向スイッチS W4経由でソリッドステート型出力増幅器の何らかの好適な形態であり得る大出 力増幅器290へ結合してある。図5に図示してあるように、スイッチSW4は 既知の種類で変調器282または283の出力信号周波数を実際の衛星チャンネ ル搬送波周波数に変換する安定な局部発振回路を含むアップ・コンバータ289 経由で大出力増幅器290に接続してある。大出力増幅器290は出力信号を衛 星アンテナ20aに供給する。 復調およびデジタル−アナログ変換器211および221,212および22 2、213および223は、アナログ−デジタル変換器および変調器272およ び283と、273および283がそうであるように、モデム+CODEC等の 単一の従来型据置き(off-the-shelf)コンポーネントとして提供できるため、破 線のみで別々に図示してある。あらゆる好適なモデムの態様を用いることができ 、標準直交位相シフトキー(QPSK)変調にFEC(forward error correctio n)を組み合せて使用する適応型差動パルス符号変調が可能であるのが好ましい。 各衛星通信チャンネルが毎秒33Kbit/秒程度の送信が可能で、32Kbi t/秒を非圧縮ADPCM(adaptive digital pulse code modulation)音声デー タとし、残りのオーバヘッド・データで送信を識別するように配置するのが好ま しい。 モデムとスイッチSW1,SW2,SW4および大出力増幅器290の動作は 制御ユニット210で制御し、制御ユニットは、図5に模式的に図示してあるよ うに、読み出し専用メモリ210bとランダム・アクセス・メモリ210cが付 属するマイクロプロセッサ210aを含む。図5の破線はさらにデータおよび制 御通信を示しているが、ここでは制御ユニット210とカンファレンス・ステー ション20の各種コンポーネントの間の通信である。制御ユニット210の動作 についてはさらに詳細に後述することにする。 制御ステーション10はカンファレンス・ステーション20の信号送受信装置 と同様の信号送受信装置も有している。しかし、各カンファレンス・グループで は、カンファレンス制御ステーション10は2台の復調器212,213と付属 のデジタル−アナログ変換器222,223、および1台の変調器281と付属 のアナログ−デジタル変換器271しか必要としない。さらに、スイッチSW1 ,SW2,SW4も必要ではない。通常、カンファレンス制御ステーション10 はカンファレンス・ステーション20より高出力の増幅器を有し、これの信号が 通常なら必ず到達するように保証している。つまり、典型的にはカンファレンス ・ステーション20の増幅器290は1ないし10ワットのソリッドステート型 出力増幅器であり、一方カンファレンス制御ステーション10の増幅器290′ は約100ワットまでの出力を有する。 カンファレンス制御ステーション10は、図示していないが、マイクロプロセ ッサと付属の読み出し専用メモリおよびランダム・アクセス・メモリを含み得る ネットワーク制御システム12を有する。ネットワーク制御システム12はデー タ・チャンネル30a経由で制御信号を供給して、後述するようにカンファレン ス・ステーション20が割り当てられているグループを制御する。さらに、ネッ トワーク制御システム12はn対1マトリクスの動作を制御して、これも後述す るように、例えば異なる衛星カンファレンス・グループ間での通信を可能にする 。ネットワーク制御システム12はカンファレンス選択パネル13に接続してあ り、制御ステーション10のオペレータまたはコーディネータがカンファレンス ・ステーションのグループへの割り当てを制御し、又異なるカンファレンス・グ ループ間での通信を制御できるようにしている。 図4および図5に図示したカンファレンス・システム100aの動作について 、カンファレンス・ステーションの制御ユニット210の動作と制御センター1 0でのカンファレンス選択パネル13の一部分の動作を説明するための簡単なフ ローチャートを示した図6および図7を参照して説明する。 カンファレンスがニュース・カンファレンスであって、ブロードキャスタがニ ュース項目についてのビュー(views)の交換に参加できる場合、カンファレン ス・システムは一般に連続的に、毎日24時間運用されるが、正式な議論のため の時間を設定することができる。 カンファレンス選択パネル13は各カンファレンス・ステーションについて少 なくとも6個の自照式制御ボタン(illuminatable control buttons)を有する。 図7に図示した構成では、特定のカンファレンス・ステーション20に関連する 6個の制御ボタンが縦方向のストリップ状に配置される。簡略化のため、図示し た実施例では、制御ボタンのストリップは4つのブロックで構成してある。つま り図7に図示したカンファレンス制御パネル13は最大で40のカンファレンス ・ステーション20を制御することを想定している。代表例として、このような 2つの制御パネルを設けると、最大で80までのカンファレンス・ステーション 20をカンファレンス選択パネルから制御できるようにすることができる。図7 には図示していないが、カンファレンス制御ステーション10のコーディネータ に、後述するような理由から、各カンファレンス・ステーション20についてさ らに2個の制御ボタンを提供しても良い。 図7に図示してあるように、各制御ストリップの最上部4個の制御ボタン13 a〜13dは順番にK,L,M,Nのラベルがつけてあり、カンファレンス・ス テーションを特定のカンファレンス・グループに割り当てるために使用する。5 番目の制御ボタン13eはカンファレンス制御ステーション10がその特定のカ ンファレンス・ステーション20による送信を無効または有効にできるように設 けてある。ストリップの最後の制御ボタン13fはその特定のカンファレンス・ ステーション20がこれに割り当ててある2つの衛星通信チャンネルの一つに送 信していることをコーディネータに示すために点灯するキャリア検出インジケー タ・ボタン(carrier presence indicator button)である。カンファレンス・ス テーション制御ボタン13a〜13dと送信イネーブル/ディスエーブル制御ボ タン13eは適当な、例えば押しボタン式スイッチを含み、コーディネータが作 動させた時に適当なカンファレンス・ステーションをグループK,L,M、また はNのうちの一つに割り当てるかまたはそのカンファレンス・ステーションから の送信を有効または無効にすることができる。制御ボタン13a〜13dは、作 動させた時に第1の色、例えば黄色で点灯するLEDやタングステ ン・フィラメント・ランプ等の照明を含み、一方でイネーブル/ディスエーブル 制御ボタン13eは特定のカンファレンス・ステーションによる送信が有効な時 に第2の色、例えば緑色で点灯し、送信が無効の時には点滅するように構成する 。カンファレンス・ステーション20が制御ステーションに応答しない場合、ボ タン13eは消灯しているか、または2色LEDを使用している場合には赤色に 点灯する。キャリア検出制御ボタン13fは、そのカンファレンス・ステーショ ンからの音声搬送波が検出された時に、第3の、例えば赤色で点灯する。 カンファレンス・ステーション20をカンファレンス・グループNに割り当て るためには、カンファレンス制御ステーション10のコーディネータがグループ に入れようとするカンファレンス・ステーション20に関連した適当なボタン1 3dを作動させる。作動した制御ボタン13dは図7では陰影をつけて図示して ある。つまり、図7で例として図示した特定の設定において、25のカンファレ ンス・ステーション20がカンファレンス・グループNに割り当てられ、8つが カンファレンス・グループKに、2つがカンファレンス・グループLに、また5 つがカンファレンス・グループMに割り当てられている。制御ボタン13a〜1 3dのうちの一つだけが一度に特定のカンファレンス・ステーションについて作 動できる。そのカンファレンス・ステーション20について別の制御ボタン13 a〜13dを作動させると、カンファレンス・ステーションは作動させた制御ボ タンに関連するカンファレンス・グループへと移動する。したがって、カンファ レンス・ステーション20は必ず何らかのカンファレンス・グループに選択され ており、同時に1つ以上のカンファレンス・グループに割り当てられることはな い。 コーディネータが特定のグループにカンファレンス・ステーション20を割り 当てると、ネットワーク制御システム12は、破線291′で示したように、制 御ステーション10の大出力増幅器290'に適当な衛星データ・チャンネル3 0aと衛星30を経由して選択したカンファレンス・ステーションへと制御デー タ信号を送信させる。衛星データチャンネルの制御データは適当な衛星アンテナ 20a経由で受信され選択したカンファレンス・ステーション20の各々の制御 ユニット210に供給される。 図6のフロー図で図示してあるように、カンファレンス・ステーション20が アクティブだと仮定すれば、制御ユニットはデータ・チャンネル30aに到着す るデータ信号(ステップS2)、衛星通信チャンネルへの到着音声信号(ステッ プS1)、またはそのカンファレンス・ステーションの変調器282または28 3内部の音声起動装置(voice activated device)の作動(ステップS8)を待ち 受けるレディ・モード(ready mode)に置かれる。到着衛星信号が衛星データ・チ ャンネルの制御データ信号であることを制御ユニットがステップS2で検出する と、制御ユニット210は制御ステーション10からどのような種類のデータ信 号を受信しているかを次に判定する。この例では、制御ユニット210は、「ド ップラー補正」信号を制御ステーション10から受信中か、つまり復調器211 ,212,213を微調整して、衛星の静止軌道上の揺動による衛星30から送 信された信号(down leg signals)のドップラー・シフトを考慮する信号かどうか を調べる。制御ユニット210はステップS4で、制御ステーション10が復調 器212,213を別の周波数の衛星通信チャンネルに再調整するように、例え ばカンファレンス・ステーション20が割り当てられているカンファレンス・グ ループに変更するように指示しているかを調べる。ステップS5では、制御ユニ ット210は制御ステーションの動作状態についての情報のルーチン要求かを調 べ、ステップS6ではディスエーブル信号(または、カンファレンス・ステーシ ョン20がそれまでディスエーブル状態だった場合にはイネーブル信号)が制御 ステーション10から受信されてそのステーションからの音声通信が無効化され た(または有効になった)かを調べる。 「ドップラー補正」信号を受信すると、図6のボックスS3aで示したように 、適宜制御線211a,212a,213a経由で制御ユニットが制御信号を送 信して、復調器211,212,213を微調整してカンファレンス・ステーシ ョン20をイネーブルし、衛星30経由でそのカンファレンス・ステーション2 0に割り当てられた3回線の衛星通信チャンネルN1、N2、N3に送信された 信号に迅速にロックできるようにする。 データ信号が状態情報についての要求であれば、図6のボックスS5aで示し たように、制御ユニット210は制御ステーション10へデータ・チャンネル3 0a経由で送信するため、大出力増幅器290経由で送信機21bへ適当なデー タを送信する。一般に、データ・チャンネル30a上に送信するデータ信号は衛 星通信チャンネルへ送信するための音声および内部データ信号やアップ・コンバ ータ289への入力における何らかのデータ通信信号と組み合されることになり 、音声、データ、およびデータ通信信号各々が各々のキャリア周波数を有してい る。大出力増幅器290または290a′から衛星アンテナ20aまたは11へ の音声信号の供給は実線290または290a′で表わしてあり、データ信号の 供給は破線291または291′で表わしてある。 制御ステーション10からのディスエーブル/イネーブル指示に応答して、カ ンファレンス・ステーション20からの送信がステップS6aで無効に(または それまで無効だった場合には有効に)なる。これは制御ユニット210が変調器 282および283を無効(または有効)にして、カンファレンス・ステーショ ン20による音声通信の送出を防止することで実現できる。例えば、スイッチS W4を2ポジションではなく、変調器282,283のどちらとも増幅器290 に接続しない中央位置を有する3ポジション・スイッチとすることができる。別 の方法として、制御ユニット210は変調器内部の音声起動の動作をオーバライ ド(override)できる。カンファレンス・ステーション20が無効な場合、大出力 増幅器290は動作したままとなりデータ信号の送信を有効にして制御ステーシ ョンとのデータ通信を行なうことができる。 制御ユニット210が制御ステーション10からのディスエーブル指示を受信 する場合、制御ユニット210は制御パネル201へ信号を送信して、例えば制 御パネル201上で表示ライトを点滅させ、ローカルの参加者に送信が無効にな ったことを知らせる。例えばローカルの参加者がカンファレンスに発言する意図 がない時にうっかりマイクロホン260のスイッチをオンにしたままにした場合 に送信を無効にできる。 衛星通信チャンネルを変更するように制御ユニット210へ指示する信号をス テップS4で制御ステーション10から受信した場合、ステップS4aに図示し てあるように、制御ユニット210は制御線211a,212a,213a,2 82a,283aから復調器211,212,213および変調器282,28 3へ制御信号を供給して、制御ステーションから受信した指示に従い、新規に割 り当てられた衛星通信チャンネルに再同調させる。本実施例では、特定のカンフ ァレンス・ステーション20についての制御ライトNの作動により、制御ステー ション10からそのカンファレンス・ステーション20へデータ・チャンネル上 に指示を送信させ、そのカンファレンス・ステーション20がグループNに割り 当てられている衛星通信チャンネルN1〜N3にすでに同調していなければこれ らのチャンネルの適当なものに復調器および変調器を再同調させる。つまり、変 調器282,283は復調器212および213と同様に衛星通信チャンネルN 2,N3に同調させ、復調器211は衛星通信チャンネルN1へ同調させる。 図6に図示したように、210がステップS1で割り当て衛星通信チャンネル (この例ではN1,N2またはN3)の一つで到着音声信号を検出した場合、制 御ユニット210はステップS7で衛星アンテナ20aで受信している信号がそ のカンファレンス・ステーション20から送信されたばかりの通信信号の戻りま たは復路(down leg)かどうかを調べる。答がノーの場合には、ステップS7aに 図示したように、到着音声信号はミキサー230を経由してスピーカ250へ供 給される。答がイエスの場合には、ステップS7bに図示してあるように、制御 ユニット210は制御線210e経由で信号を送出してスイッチSW1とSW2 の適当な一方をオープンにしてスピーカ250に供給される音声信号の混合から カンファレンス・ステーション自身の信号の戻りを遮断し、自分自身の送信の遅 延した戻りを聴取することでカンファレンス・ステーション20に入る参加者が 混乱しないようにする。 カンファレンス・ステーション自身の送信の戻りの検出は、送信された信号の オーバヘッド・データを用いて信号供給源を識別し、混合からの接続を行なうこ とで実現できる。別の可能性として、カンファレンス・ステーション20がデー タ・チャンネルを使用してカンファレンス・ステーションが特定の衛星通信チャ ンネル上に送信していることを表示し、この「内部」(housekeeping)データを用 いて制御ユニット210に戻り信号を遮断させるようにしても良い。しかし、多 数のカンファレンス・ステーション20が存在する場合には、これら全てが瞬間 的にデータ・チャンネルへアクセスできるわけではないので、音声送信の表示が データ・チャンネル上に提供されるまでに何らかの遅延が発生することがある。 エコーキャンセラを使用してカンファレンス・ステーション自身の信号の戻り を検出し、またそのエコーキャンセラを使用して混合から戻り信号を消去するこ とも可能である。しかし、エコー消去の効率は例えばレイン・フェード(rain-fa de)による何らかの信号歪みで決まるようになる。 さらに別の可能性として、カンファレンス・ステーション20が衛星通信チャ ンネルN2およびN3の一方に送信する時点が制御ユニット210に分かるので 、僅かの遅延の後、例えば送信開始から250ミリ秒後に、スイッチSW1とS W2の適当な一方を開放し、さらにカンファレンス・ステーション20からの送 信終了後任意の遅延、例えば270ミリ秒後に、ミキサーへその信号を再接続す ることで、制御ユニット210が単に当該衛星通信チャンネルをミキサー230 へ供給する信号から遮断することもできる。しかしこの簡単なアプローチは2つ のカンファレンス・ステーション20が短時間のうちに、例えば相互に260ミ リ秒以内で、同一の衛星通信チャンネルに送信を試みる場合に発生し得る衝突の 可能性を考慮していない。これが発生すると、2つの音声信号のうちの強力なほ うだけが通過するか音声信号のどちらも衛星に受信されないかのいずれかとなる 。 カンファレンス・ステーション自体の送信が衛星に受信されたかを判定できる ことと、送信が受信されなかった場合にカンファレンス・ステーションにいる参 加者に警告できることがカンファレンス・ステーションには重要である。つまり 、図6に図示してあるように、制御ユニット210がステップS7で、そのカン ファレンス・ステーション自身の信号の戻りが検出されなかったと判定した場合 、制御ユニットはステップS15で、直前の300ミリ秒以内にカンファレンス ・ステーションから衛星通信チャンネルN2またはN3に送信したか否かを調べ る。答がイエス場合には、制御ユニットがステップS14で、ミキサー230に スピーカ250経由で聴取可能な警告をローカルの参加者へ送出させ、送信がう まく受信されなかったことと、送信が無効であることも警告する。ステップS1 5で答がノーの場合には、図6のステップS15aに図示してあるように、何の 動作も行なわれない。 また図6のステップS8で示したように、変調器282,283の一方の音声 起動装置が作動したかを制御ユニット210がチェックする。答がノーの場合、 制御ユニット210は到着衛星信号またはマイクロホン260からの入力を待機 する待機状態に復帰する。変調器の音声起動装置が作動した場合、制御ユニット 210はステップS9で衛星通信チャンネルN2が占有されているかを調べる。 答がノーの場合、制御ユニット210はステップS10でこのカンファレンス・ ステーションによる直前の送信が衛星通信チャンネルN2へのものだったかを調 べる。答がイエスの場合、ステップS10aに示したように、制御ユニット21 0は制御信号をスイッチSW4に送出して変調器282を大出力増幅器290へ 接続することによりチャンネルN2へ信号を送信させ、マイクロホン260から の音声通信が衛星通信チャンネルN2に送信できるようにする。このカンファレ ンス・ステーションからの直前の通信が衛星通信チャンネルN2へ送信されなか った場合には、制御ユニット210はステップS11で他方の衛星通信チャンネ ルN3が占有されているかを調べる。答がノーの場合、制御ユニット210はス テップS12に示したように、スイッチSW4に変調器283を大出力増幅器2 90へ結合させ、音声通信が衛星通信チャンネルN3に送信できるようにする。 ステップS11の答がイエスの場合、制御ユニット210はスイッチSW4を制 御して、ステップS10aで示したように、衛星通信チャンネルN2への音声信 号の送信を行なわせる。 ステップS9での答が、衛星通信チャンネルN2が占有されているということ なら、制御ユニット210はステップS13で衛星通信チャンネルN3が占有さ れているかを調べる。答がノーの場合、制御ユニット210はステップS12に 示したように衛星通信チャンネルN3への送信を行なえる位置へスイッチSW4 を移動させる。ステップS13の答がイエスの場合には両方の衛星通信チャンネ ルが占有されているので、制御ユニット210はステップS14で聴取可能な信 号またはビープ音をスピーカ250経由でカンファレンス・ステーション20に いる参加者に送出し、その時点での参加ができないことを表わす。さらに、制御 ユニット210は制御線282aおよび283a経由で制御信号を供給して衛星 通信チャンネルN2またはN3どちらかへカンファレンス・ステーション20か らの信号送信を非活動化(deactivate)させる。 ステップS9からS14を参照して上記で説明した方法では、カンファレンス ・ステーション20からの音声通信を同じ衛星通信チャンネルで継続することが でき、例えば約1秒のセンテンス中のポーズによって衛星通信チャンネルの変更 が起こらないようにしている。 制御ユニット210は音声信号の送信に遅延を発生させて、選択した衛星通信 チャンネルのキャリアの送信が音声信号の送信より僅かに早く始まるように構成 することもでき、例えば、スピーチ信号が大出力増幅器290に到着する前に、 これを遅延させることにより、音声送信の第1音節より数ミリ秒先行して制御ユ ニット210が送信機にキャリアを送出させることができる。この遅延は例えば アナログ−デジタル変換器272、273で発生させることができる。しかし、 通信で受け入れ難いような遅延を回避するため、音声信号のこのような遅延は約 30ミリ秒を越えるべきではない。キャリア信号送信が作動してから数ミリ秒後 に音声信号を遅延する利点は、音声信号を受信する前に受信側カンファレンス・ ステーション20と制御ステーション10に到着する送信へロックする時間を多 く提供できることである。さらに、送信側カンファレンス・ステーション20に も送信側自身の送信の戻りを検出してミキサーへ供給される信号からその送信を 切断するための時間を多く与えることができる。 図6に図示したように、制御ユニット210がステップS16で音声信号の終 了を検出した場合、制御ユニット210は所定の時間間隔だけ、例えばステップ S17に示したように約500ミリ秒だけ待機してから、ステップS18で音声 信号が再開したかを調べる。音声信号が再開しなかった場合、制御ユニット21 0はステップS19で送信を停止する。それ以外の場合にはステップS20に示 したように送信を継続する。これにより参加者からの音声信号入力に小さなポー ズがあっても衛星通信チャンネルを失わずに済む。 図4に図示したように、右側のカンファレンス・ステーション20は送信して おらず、スイッチSW1とSW2の両方が閉じているので、3つの割り当て通信 チャンネルN1,N2,N3の全部での音声信号をミキサー230へ供給できる 。しかしカンファレンス・ステーション20′はチャンネルN2へ送信中、また カンファレンス・ステーション20″はチャンネルN3へ送信中なので、各々の スイッチSW1,SW2は開いておりこれらからの音声信号がミキサー230へ 供給されないようにしている。 特に図5から理解されるように、制御ステーション10により第1の衛星通信 チャンネルN1へ送信された音声信号は必ずカンファレンス・ステーション20 で受信され、制御ステーション10のコーディネータは必ず特定のカンファレン スに介入できる。 コーディネータが介入できることでカンファレンスの制御が行なえる、例えば コーディネータがカンファレンス・ステーション20に対して、不注意からマイ クロホンのスイッチをオンにしたままであると(制御ボタン13fで表示される )アドバイスを送ることができる。さらに、2名の参加者が双方向議論でカンフ ァレンスを独占しているようにコーディネータに感じられた場合、コーディネー タがこれら2つの参加者に対して別のグループへ移動する旨のアドバイスを送り 、メイン・カンファレンスの他の参加者の間の通信を妨害することなく、2者間 での会話を継続できるようにすることもできる。当然、カンファレンスへの参加 者が別のカンファレンス・グループへの移動を要求してプライベート・カンファ レンスを指揮できるようにすることも可能である。 前述のように、グループ間のカンファレンス・ステーションの移動は、制御ボ タン13b〜13dの一つを有効にしてデータ信号をカンファレンス・ステー ションへ送出し割り当て衛星通信チャンネルを変更させることで、コーディネー タが一つのカンファレンス・グループから別のカンファレンス・グループへカン ファレンス・ステーション20を簡単に移動できる制御パネル13を使用すれば 容易に実現される。 本発明によるカンファレンス・システムは制御ステーション10において衛星 カンファレンス・グループを相互に通常のn対1マトリクスで結合することによ りさらに大きな柔軟性を提供できるものである。 図4は、特定のグループについての衛星通信チャンネル、例えばチャンネルN 2とN3を、制御ステーション10のスピーカ250へ付属のミキサー230経 由で自動的に供給するような制御ステーション10を図示している。一般に、制 御ステーション10はシステムに割り当てられた衛星通信チャンネルの全部で信 号を受信するのに充分なモデムを有し、制御ステーション10がカンファレンス ・グループの各々を聴取し参加できるようにする。 グループKからNの各々からの到着信号は各々のモデムにより別のミキサーへ 供給でき、前述の制御スイッチの追加の列の一つを制御ステーション10でのコ ーディネータを有効にするために使用することができ、選択したミキサーの出力 をスピーカ250へ接続して聴取を希望するグループを選択できる。しかし、好 ましくは、グループのミキサー230の出力はカンファレンス・グループのどれ かまたは全部を制御ステーション10が聴取でき、また制御ステーション10が 別のカンファレンス・グループの間で通信できる従来のn対1ネットワークへ結 合する。カンファレンス制御パネル13にはコーディネータが異なるグループか ら選択した個別のカンファレンス・ステーションをスピーカ250または独立し たオーディオ出力のどちらかで聴取できるように制御ボタンを提供することもで きる。 図8はグループ間通信が有利な一つの状況を模式的に図示しており、図9はn 対1マトリクス・ネットワークを図式的に示している。図8においてK,L,M ,Nのラベルをつけたブロックは、前述した4つのカンファレンス・グループを 表わす。ブロックNは多数のカンファレンス・ステーション20に接続されるよ うに示してあるが、そのうちの3つだけが図示してある。ブロックMは20E および20Sとラベルをつけた2つのカンファレンス・ステーションへ結合され るように図示してある。カンファレンス・グループLはこの例では2つの移動地 上局(FESs:fly-away earth stations)に割り当てられており、移動局は遠 隔地または僻地への移動が可能な90cm衛星アンテナで一般に構成されて、情 報、例えばニュースを制御ステーション10へ入力できる。図8のFESのFE 1,FE2の各々はカンファレンス・グループLで利用可能な2つの衛星通信チ ャンネルL2,L3の一つが専用に割り当てられており、制御ステーション10 へ間断なくアクセスできるようになっている。図8に図示した例では、カンファ レンス・グループKは使用されていない。 簡略化する目的で、図8では制御ステーション10のほとんどのコンポーネン ト部品を無視し、カンファレンス・グループの各々に関連する制御ステーション 10のミキサー230だけを図示してある。各ミキサーの出力は図9に図示した ようにEBU本部にすでに存在しているのと同様の種類のn対1マトリクス40 の各々の入力に供給される。つまり、カンファレンス・グループKからNはマト リクス入力50〜53でn対1マトリクス40への入力を供給する。またハブま たは制御ステーションのマイクロホンからの音声入力をn対1マトリクスへ供給 する入力54と、制御ステーション例えばEBUの既存のn対1カンファレンス ・システムと通信する何らかのn対1のローカル・ネットワーク41から入力信 号を供給できる別の入力55がある。 n対1マトリクス40は制御ステーション10から適宜第1の衛星通信チャン ネルK1,M1,L1,N1を経由してカンファレンス・グループKからNへ信 号を供給するための出力50a〜53a、制御ステーション10の制御パネル2 01にあるスピーカ250への出力54a、およびローカルなn対1ネットワー クへの出力55aとを有する。EBU本部における既存のn対1ネットワークで は、ソフトウェア制御下にn対1マトリクスへの入力50〜55のいずれか一つ からの信号を、入力に対応する出力以外の出力50a〜55aのどれか一つへ供 給できる。許容されない接続は図9では斜線をつけて図示してある。制御ステー ション10のコーディネータまたはオペレータにはn対1マトリクスまたは図7 に示したのと同様の選択パネルを表わす制御ボタンを表わす制御ボタンのn 対1アレイが提供される。 マトリクス制御ボタンの適当なものを作動させることで、入力信号50〜55 を出力50a〜55aの選択したものに供給できる。つまり、例えば、図9で4 0a〜40fとして示したマトリクス交点に対応するスイッチを作動させること により、カンファレンス・グループLとMは制御ステーション10経由でカンフ ァレンス・グループNとまた相互に通信できる。各カンファレンス・グループか らの信号を衛星によって2回送信して他のカンファレンス・グループへ到達させ る必要があることからダブルホップ構成(double-hop arrangement)であるが、カ ンファレンス・グループLとMへの2つの参加者の各々がそのグループの2つの 衛星通信チャンネルの一方に割り当てることができるため、カンファレンス・グ ループLとMの参加者はカンファレンス・グループNに対して支障なくアクセス することができる。これは遠隔地に配置される移動地上局FE1,FE2がメイ ン・カンファレンスNに容易にアクセスできると言う利点を有している。また、 図示したように、カンファレンス・グループNに対して間断なくアクセスできる ことから、カンファレンス・グループNの2名の参加者20Eと20Sをカンフ ァレンス・グループMに置いて、議長または編集者の役割をこれらに持たせるこ ともできる。例えば、ニュース・カンファレンスの場合だと、ニュース項目につ いての編集者20Eと、スポーツ項目についての編集者20Sを、カンファレン ス・グループMに割り当てることができる。カンファレンス・ステーション20 の異なるグループへの割り当ては制御ステーション10で変更できるため、編集 者または議長の役割を果している参加者を適当な基準で交代させる(rotated)こ とができる。 当然、n対1マトリクス・ネットワークを用いれば図1に図示した従属ステー ション21が関連するカンファレンス・ステーション20経由でカンファレンス に参加することができる。 本発明による衛星カンファレンス・システムが、各々に3つの衛星通信チャン ネルを使用する4つのカンファレンス・グループの可能性を有する場合、図2に 図示した48のカンファレンス・ステーションを有するシステムでは3.6MH zのバンド幅が必要とされるのに比べ、カンファレンス・ステーションの総 数と無関係に衛星チャンネルのバンド幅全体のうち僅か0.5MHzしか必要と されない。 さらに、通信信号の送信と受信の間の遅延は、典型的には約260ミリ秒で図 2に図示したシステムの半分であり、これは各通信信号が衛星により1回だけ送 信されることによる。 図10は本発明による衛星カンファレンス・システムの別の例を図4と同様の 略ブロック図で図示している。 図10が図4と異なる点は、主として制御ステーション10′とカンファレン ス・ステーション20yの詳細な構造である。さらに、図10では、従来技術に おける実施で周知のように、制御ステーション10′、カンファレンス・ステー ション20y,20′y,20″yの間のモニタおよび制御通信用に2つの独立 したデータ・チャンネルIBおよびDBを示している。カンファレンス・ステー ションは図10に実際に図示してあるよりも多くの、または少ないカンファレン ス・ステーションを含むことがある。 カンファレンス・ステーション20y,20′y,20″yの各々は支持体2 0bに取り付けてある衛星アンテナ20aに加えて、屋外ユニットODU、屋内 ユニットIDU、従来のオーディオ・ミキサー230(図4に図示してあるのと 同様のもの)、これも図4に図示したのと同様の制御パネル201を含む。 カンファレンス制御ステーションまたはハブ10′は衛星アンテナ10aと、 屋外用RF機器RFUとを含み、これらは典型的には、必ずしもではないが、カ ンファレンス・ステーションよりも寸法と定格出力が大きい同様の装置である。 屋外用RF機器RFUは分周器/混合器(divider/combiner)ユニットDIV/ COM経由で、カンファレンス・ステーションの屋内ユニットIDUと類似のコ ンポーネントを含むハブの屋内機器HUB IDUに接続してあり、また従来技 術で周知の手段により衛星経由でカンファレンス・ステーションを制御およびモ ニタするための機器を含むプライマリDAMAコントローラPDC(Primary DAM A Controller)に接続してある。 プライマリDAMAコントローラPDCは、従来技術で周知のように、コン ピュータ・プラットホームとソフトウェアから構成され、カンファレンス・ステ ーションのモニタおよび制御にユーザ・フレンドリーなインタフェースを提供す るネットワーク管理システムNMSへ接続してある。 ネットワーク管理システムNMSは図7を参照して前述したようにシステム動 作をさらに簡略化するためカンファレンス制御パネル13へ接続することができ る。 図11はカンファレンス・ステーション20yのさらに詳細な構造を示す。屋 外ユニットODUは衛星アンテナのオフセット焦点(即ち衛星アンテナからオフ セットして)に取り付け、単一同軸ケーブルIFLにより建造物内部に設置され た屋内ユニットIDUへ接続してある。屋外ユニットODUは、この例では、N EC(日本、東京)で製造している5H・Kuバンド屋外ユニット「NEXTA R」(商標名)に基づいている。このユニットの態様については、例えば米国特 許第4,901,369号、第4,803,440号、第4,590,417号 、第4,965,851号、第4,967,413号、および欧州特許出願第9 5120679.6号を参照されたい。これらの内容全体は本明細書で参照に含 まれるものである。屋外ユニットは送信パスと受信パスとを有する。送信パスは 屋内ユニットIDUから多重化ユニット250経由で供給される160〜200 MHzバンドでの変調中間周波数(IF)キャリアを中間周波(IF)リンク・ ケーブルIFL経由で20MHzステップの14〜14.5GHzまで、送信ミ キサーまたはアップ・コンバータ251を用いて変換する。アップコンバートし た信号は大出力増幅器253で増幅され、多重化ユニット254経由でアンテナ 20aに供給される。 屋外ユニットODUの受信パスは、多重化ユニット254からの到着増幅RF 信号を受信するためと、受信したRF信号を160〜200MHzバンドの中間 周波数(IF)信号に変換するための、低雑音コンバータ255を含む。屋外ユ ニットのIFとRFのバンド幅は、3つの衛星通信チャンネル全部とこれに付随 するデータ・チャンネルのアップ/ダウン変換に一つの屋外ユニットしか必要と しないようなものである。アップ・コンバータ251と低雑音コンバータの基準 周波数信号はシンセサイザ252と、屋内ユニットIDUに設けた10MHz の安定水晶発振回路OSCからケーブルIFLで供給する10MHz信号から取 り出す。シンセサイザ252はフェーズ・ロック発振回路(phased locked oscil lator)を含み、極めて正確な出力周波数を実現するため、多数のフィードバック ・ループを含んでいる。屋外ユニットODUのコンポーネントの動作は、例えば 利得およびレベルの制御と低雑音コンバータ257のための基準信号の供給を行 なう制御ユニット257によって制御される。 屋内ユニットIDUは衛星通信チャンネル衛星通信チャンネルSC1,SC2 ,SC3の各々について各々音声チャンネル・カードVC1,VC2,VC3を 含む。 図13aに図示したように、音声通信カードVCのそれぞれは関連する衛星通 信チャンネルのための変調Mおよび復調Dパスを含む。変調パスMは音声検出器 VD、エンコーダENC、変調器MOD、スイッチSW6を含む。音声チャンネ ル・カードの復調パスDMはキャリア検出ユニットCD、復調器DEM、デコー ダDEC、更なるスイッチSW7を含む。変調および復調パス内のコンポーネン トの動作は後述するように制御ユニット300で制御する。 音声チャンネル・カードVC1をハブまたはカンファレンス制御ステーション 10′専用の第1の衛星通信チャンネルSC1を受信するためだけに使用するの であれば、音声チャンネル・カードVC1の変調経路は無効化されるかまたは使 用されない。 音声チャンネル・カードVC2またはVC3の変調パス入力MIを、従来の形 状のスプリッタ201を経由して、図5を参照して前述したように増幅器261 とスイッチSW3経由でマイクロホン260へ接続してある。3つの音声チャン ネル・カードVC1,VC2,VC3のそれぞれの復調パス出力Doは図3およ び図4を参照して前述したようにミキサー230へ入力する。ミキサー230は 前述のように可変出力増幅器240経由でスピーカ250への出力を提供する。 音声チャンネル・カードVC2とVC3の変調パス出力Moと、3つの音声チ ャンネル・カードVC1,VC2,VC3全部の復調パス入力DIは従来の混合 器/分周器または多重化/非多重化(multiplexing/demultiplexing)ユニット 302と装置間周波数リンクIFLにより室外ユニットODUへ接続されている 。図11では別々に図示してあるが、一般に発振回路OSCは混合器/分周器3 02に設けられる。 ユニット302はさらに合成ダウン・コンバータを形成する。第2のダウン・ コンバージョンは送信および受信信号と室外ユニットへの直流信号の両方が単一 の同軸ケーブル装置間周波数リンクIFLを通って転送されるように行なう。I FLの態様については例えば日本国特許第4−66413号を参照でき、これの 内容全体は本明細書での参照に含まれている。 屋内ユニットIDUも、図示していないが、音声チャンネル・カードと同様に 、制御ユニットの制御下にあるモデムとCODECを含む周知の形態の共通シグ ナリング・チャンネル・カードを含む。共通シグナリング・チャンネル・カード CSCにより専用のデータ通信チャンネルD1,D2、またはD3等(図11お よび図12においてD1として示してある)で、カンファレンス・ステーション へまたここからデータを送信したり受信したりできる。 ローカルのオペレータ用制御パネルLTは屋内ユニットIDUに内蔵してまた は外付けで提供する。オペレータ・パネルは一般に、カンファレンス・ステーシ ョンが正しく動作しているか、また、例えば、前述のように、何らかの理由でカ ンファレンス・ステーションを遮断するためにハブが介入したか否かを表わすた めの状態インジケータと併せて、カンファレンス・ステーションの作動または作 動停止を制御するためのON/OFFスイッチを含む。各音声チャンネル・カー ドVCの制御ユニット300は、線CSL上でデータ・チャンネル・カードCS Cと、また線OVC上でその他の音声チャンネル・カードの制御ユニットと、ま た混合器/分周器(302)を経由して線LTL上で制御パネルLTと通信する 。 図12はカンファレンス制御ステーション10′の部材を示す図11と同様の 略ブロック図である。簡略化のため、分周器/混合器DIV/COM、コントロ ーラPDC、ネットワーク管理システムNMS、カンファレンス選択パネル13 は図12から削除してある。室外ユニットRFUは図11に図示した室外ユニッ トと同様に、単なるブロックとして図示してある。カンファレンス・ステー ションの場合、音声チャンネル・カードVC2,VC3の変調パスと音声チャン ネル・カードVC1の復調パスは不要であり、したがって非活動化するかさらに は削除する。非活動化は、例えばスイッチSW6,SW7を永久的に開または閉 にさせることで実現できる。 発振回路とドップラーシフト効果において、衛星とカンファレンス・ステーシ ョンの間の相対的な移動による不安定性は衛星通信およびデータ・チャンネル周 波数を変化させることがある。本実施例において、使用している復調器はNEC (日本、東京)製造のカード型E8196VO CH型であり、IEEE国際通 信会議予稿集(1986年6月22〜25日 トロント カナダ)1792〜1 796ページのナミキ、オオタニ、ヤスダによる「高コーディング利得FECつ きバーストモードSCPCモデム」と題する論文("Burst mode SCPC modem with high coding gain FEC"by Namiki,Ohtani,and Yasuda,published in the Pr oceedings of the IEEE International Conference on Communications,June 2 2-25,1986,Toronto,Canada,atpages 1792 to 1796)に記載があり、また例え ば米国特許第4,967,413号と欧州特許出願第95120679.6号に 開示されている。そのため、このような周波数変動があっても到着衛星通信チャ ンネルに迅速にロックすることができる。さらに、屋外ユニットODU/RFU は利用可能な衛星チャンネルの一つ、一般にアウトバウンド・データ・チャンネ ルOBを基準信号として使用する。この基準信号の戻りの周波数にみられる何ら かのエラーは適当なチャンネル・カードの制御ユニット、この場合にはCSCチ ャンネル・カードで判定する。これら2つの信号間の差がカンファレンス・ステ ーションの送信および受信パスにある各々の電圧制御発振回路に戻され、これに したがって周波数を調節する。 VSATから供給される信号の構造が図13bに模式的に図示してある。図示 したように、信号にはVSAT識別を含むプレアンブルPRE、例えば米国特許 第4,967,413号で議論しているようなユニーク(unique)な32ビット・ ワードW、カンファレンス・ステーション間の標準情報交換用24制御ビットC 、640ビット音声信号VOICE、多数のダミー・ビットDU、さらに4補助 ビットAUXを含み、補助ビットは信号の終結または前述したようなユニーク なワード、制御、音声、ダミー、補助ビットが反復する別のセクションへの継続 を表わす。多数のダミービットは使用するフォワード・エラー符号化技術に依存 する。 図11に図示したカンファレンス・ステーションの動作について説明する。簡 略化するため、第2と第3のチャンネルSC2,SC3への送信に関するカンフ ァレンス・ステーションの動作、チャンネルSC2,SC3での信号受信に関す るカンファレンス・ステーションの動作、およびカンファレンス・ステーション のモニタおよび制御機能については図14から図17に図示した各々の流れ図を 参照して別に説明する。しかしカンファレンス・ステーションは一般にこれら全 ての機能を同時に実行することは理解されよう。衛星通信チャンネルSC1での ハブ10′からの信号の受信に関するカンファレンス・ステーションの動作はカ ンファレンス・ステーションが必ずこれらの信号を受信するように構成されハブ による間断ないアクセスが可能であるため説明は行なわない。 図14は音声チャンネル・カードVC2の変調パスの制御を示すフロー図であ る。 図14に図示したように、音声チャンネル・カードVC2の変調パスは、この 説明の目的では、音声起動を待機しているステップ30で初期に有効になってい るとみなす。音声チャンネル・カードVC2の制御ユニットが、ステップS31 で、音声検出器VDによる音声検出のない時に、対応する復調パスのチャンネル 検出器から受信していると判定した場合、スイッチSW6を開いて変調パスをス テップS32で無効にする。この復調の終了がステップS33で判定されると、 変調パスはまたイネーブル(有効)状態に復帰しスイッチSW6が閉じる。 ステップS34に示したように音声検出器VDで音声信号を検出した場合、音 声信号が符号化され、変調されて、ステップS35に示すようにアップコンバー ジョンと送信のため屋外ユニットへ供給され、制御ユニットは衝突検出状態にな る。図4から図6を参照してすでに説明したように所定の時限内でカンファレン ス・ステーション自体の識別の戻りをキャリア検出器CDが検出していないこと を制御ユニットがステップS36で判定すると、制御ユニットはステップS37 でスイッチSW6を開いて変調パスにそった音声送信を無効にし、またステップ S38で音声起動が停止したと判定されるまで、例えばローカル制御パネルLT 上でブザーまたはライトの点滅を作動させることによりこのカンファレンス・ス テーションに入る参加者に注意を発する。変調パスはステップS33で変調のh 終了がキャリア検出器CDにより判定されるまでディスエーブル(無効)状態S S2におかれ、スイッチSW6は開いている。 カンファレンス・ステーション自体の識別がステップS36で判定されると、 音声信号の送信は、ステップS39に示したように、ステップS40でポーズが 検出されるまで継続する。ステップS41でポーズがハングオーバ時間ht(典 型的には200ないし500ミリ秒)より大きいと判定されれば、制御ユニット は参加者が発言を終了したものと判定して、ステップS30に示すように変調パ スをイネーブル状態に戻す。ハングオーバ時間は発言中の自然なポーズによりカ ンファレンス・ステーションが通信チャンネルを失わないだけの充分なものに設 定する。 音声チャンネル・カードVC2の変調パスがステップS32に示したディスエ ーブル状態にある時にステップS42で音声信号を検出した場合、制御ユニット はステップS43で、カンファレンス・ステーションがおそらく別の音声チャン ネル・カードVC3に送信していると判定し、音声チャンネル・カードVC2の 変調パスがステップS32に示したディスエーブル状態に戻る時にステップS4 4で音声信号の終了までアイドル状態に留まる。 図15に図示したように、音声チャンネル・カードVC3は初期にはイネーブ ル状態S50にあるものと考え、ここでスイッチSW6は閉じている。第2の衛 星通信チャンネルSC2がステップS51で別のカンファレンス参加者により占 有されていると判定されなければ、音声チャンネル・カードVC3の変調パスは 音声チャンネル・カードVC3がイネーブル状態S50に戻った時に、ステップ S53で第2の衛星通信チャンネルが占有されたと判定されるまで、スイッチS W6を開くことにより無効になる(ステップS52)。音声チャンネル・カード VC3がステップS52に示したディスエーブル状態で、ステップS54で音声 検出器VDにより音声信号が検出された場合、制御ユニットは音声チャンネル・ カードVC3をアイドル状態(ステップS55)にし、音声チャンネル・ カードVC3がイネーブル状態に復帰(S50)した時に音声信号の終了がステ ップS56で判定されるまで、別のチャンネルSC2をその送信が占有している ことを示す。 ステップS51で第2のチャンネルが占有されていると判定し、音声チャンネ ル・カードVC3の音声検出器VDにより音声信号が検出されていない時にステ ップS57でSC3に復調が検出されれば、ステップS59で復調の終了が判定 されるまで音声チャンネル・カードVC3の変調パスはステップS58で無効に なる。ステップS60で音声信号が検出されると、制御ユニット200は第2と 第3の衛星通信チャンネルSC2、SC3が占有されていると判定し、カードが ディスエーブル状態S58に復帰した時に音声検出器VDが音声信号をもはや検 出していないことをステップS62で制御ユニット200が判定するまで、参加 者に注意を発行し(ステップS61)て、第2と第3の衛星通信チャンネルSC 2,SC3両方が占有されていることを表わす。 音声チャンネル・カードVC3のCDがステップS57で通信チャンネル上に 到着信号を検出しない場合、制御ユニット200の制御下で音声チャンネル・カ ードVC3は前述したステップS34〜S41と同様のステップS34a〜S4 1aを実行する。 上記から理解されるように、カンファレンス・ステーション20yは優先的に 音声チャンネル・カードVC2を選択する。これは第2の衛星通信チャンネルで ある。この衛星通信チャンネルが別の参加者に占有されていると判定した場合、 音声チャンネル・カードVC3の制御下で第3の衛星通信チャンネルに送信を行 なうが、そのチャンネルがひどく混雑していない場合に限る。第2と第3の通信 チャンネル両方が別の参加者に占有されている場合、注意信号をカンファレンス ・ステーション参加者に発行して現時点では発言できないことを示す。カンファ レンスの参加者自身の音声信号が所定の時限内に検出されない場合同様に注意が 示され、何らかの理由による衝突、または衛星またはVSATでの受信欠落のい ずれかを表わす。 図16は音声チャンネル・カードVC2,VC3の復調機能を表わすフロー図 である。復調パスは初期にイネーブル状態にあると考え、ステップS60で示し たようにスイッチSW7は閉じている。キャリア検出器CDが到着信号を検出す ると、また制御ユニット200がステップS61で正確に同期して取得したと判 定すると、制御ユニット200はステップS62で音声信号が自分自身の音声検 出器VDにより検出されているかを判定する。検出された場合、またキャリア検 出器CDが自分自身の信号の戻りを受信していなければ、図14および図15を 参照して前述したように音声信号の終了までステップS64で警報を生成する( ステップS64)。参加者自身の識別信号の戻りが正しく識別された場合には、 音声信号の終了(ステップS66)までスイッチSW7を開くことで復調パスを 無効にし(ステップS65)、参加者が自分自身の声のエコーを受信しないよう にする。 受信した信号がカンファレンス・ステーション自身の信号の戻りではない場合 には、スイッチSW7は閉じたままにしてステップS67で信号の受信を有効に する。制御ユニット300が、キャリア検出器CDの状態から、別のカンファレ ンス・ステーションからの到着信号の終了を判定した場合(ステップS68)、 復調パスは到着信号を待機するイネーブル状態S60に復帰する。 すでに示したように、各カンファレンス・ステーションもデータ通信チャンネ ル経由で既知の方法でハブと通信し、また従来技術で周知の時分割多重化法を用 いてカンファレンス制御ステーションから同じアウトバウンド通信チャンネルO Bを受信する各カンファレンス・ステーションおよび従来技術で周知の時分割多 重アクセス法を用いて同じインバウンド通信チャンネルIBに送信する各カンフ ァレンス・ステーションとも通信する。制御ユニット300は線LTL経由でロ ーカルのオペレータ制御パネルLTと、また線OVC経由でカンファレンス・ス テーションの別の制御ユニット300と、情報ならびにデータを交換する。 データ・チャンネル上のデータ通信は線CSL経由で制御ユニット300から 受信しまたこれに供給する。図17に図示したように、CSCチャンネル・カー ドの制御ユニットは、説明を簡略化するため、初期に復調パス上のハブからの制 御パッケージの受信と音声チャンネル・カードVC2およびVC3からの信号を モニタし、警報、またはカンファレンス・ステーションが送信していることを表 わす待機状態にあるものとみなす(ステップS70)。 カンファレンス・ステーションで警報が生成された(ステップS71)または カンファレンス・ステーションが10秒以上に渡り送信した場合(ステップS7 2)、CSC音声チャンネル・カードの制御ユニットは変調パスを作動させ一般 状態パケットをステップS73で準備する。 制御パケットをハブから受信したことをSCチャンネル・カードの制御ユニッ トがステップS74で判定すると、制御情報が周波数の変更(ステップS75) を必要とするか、カンファレンス・ステーションのまたはこれの音声チャンネル ・カードの一つの状態の変更を必要とするか(即ち、無効になっている場合には カンファレンス・ステーションまたは音声チャンネル・カードを有効にし、有効 な場合には無効にする)をステップS76で判定するか、または機能チェック(h ealth check)(ステップS77)を実行する必要があるかを判定する。この場合 のような周波数または状態の変更はステップS78またはS79で実行する。チ ャンネル周波数の変更に関しては米国特許第4,965,857号を参照された い。 機能チェックがステップS77で必要とされたことをCSCチャンネル・カー ドの制御ユニットが判定すると、前述したように一般状態パケットをステップS 73で準備してハブへ、既知の方法で、カンファレンス・ステーションの動作状 態に関する情報を供給する。ステップS80で準備が整えば、一般状態パケット はCSCチャンネル・カードの変調パスと屋外ユニットODUからステップS8 1に示したようにカンファレンス・ステーションに関連するデータ・チャンネル へ送信される。ステップS82で、例えば戻りデータ・チャンネル上でハブから の肯定応答信号(acknowledgement signal)の受信により、送信がOKであると確 認されれば、CSC音声チャンネル・カードの制御ユニットは待機状態に復帰す る。 理解されるように、カンファレンス・ステーションは第1の衛星通信チャンネ ル上の信号受信に制御を行なっておらず、ハブはカンファレンス・ステーション のどれとも常に通信できるように保証している。同様に、図4から図9を参照し て前述したように、ハブは各カンファレンス・グループについて3つの衛星通信 チャンネルの各々で信号を必ず受信し、またそのカンファレンス・グループでの 全ての通信の混合を受信する。 図4から図9を参照して前述したように、ハブは各カンファレンス・グループ について3つの音声チャンネル・カードの独立したグループを有することでハブ が既存の全てのカンファレンス・グループを同時にモニタできる。 図17から理解されるように、データ・チャンネルは特定のカンファレンス・ ステーションに関連する衛星通信チャンネルの変更をハブが制御できるようにし て、例えば図7を参照して第1の実施例で説明したようにカンファレンス・グル ープ間でハブがカンファレンス・ステーションを移動できるようにしている。カ ンファレンス・グループは本実施例では図8および図9を参照して前述した方法 で相互に結合することもできる。 図3から図6および図9から図17を参照して前述した構成ではスピーカへ供 給される混合から自分自身の戻り信号を切断することにより参加者が自分の信号 の直接エコーを聴取しないようにしているが,異なるカンファレンス・ステーシ ョンの2名の参加者が同時に通信する場合にはさらにエコーの問題が発生する。 つまり、第2のカンファレンス・ステーションが第1のカンファレンス・ステー ションから受信した音声信号を第2のカンファレンス・ステーションのマイクロ ホンで拾い上げて第1のカンファレンス・ステーションに再送信する可能性があ る。実際には、この信号は20dBまたはそれ以上有意に減衰することになるが 、参加者の妨げになることが有り得る。この問題に対処するため、屋内ユニット IDUとオーディオ・ミキサー230の間にさらにエコーキャンセラを設け、そ のカンファレンス・ステーションでの参加者からの音声通信に、到着信号の位相 を180度反転した他のカンファレンス・ステーションから受信した到着信号を 加え、これら2つの信号が互いに減衰干渉するようにして、他のカンファレンス 参加者が自分自身の信号のエコーを受信しないようにする。これは従来の4線式 地上回線カンファレンス・システムで使用される既知の手段を用いて実現できる 。 以上で説明した実施例では、カンファレンス・グループが3つの衛星通信チャ ンネルを利用できるように提案し、一つのチャンネルを永久的にハブまたは議長 に割り当て、2つをカンファレンス・ステーションで利用できるようにしている が、本発明はもっと多くの衛星通信チャンネルをカンファレンス・ステーション で利用できるような、例えば3、4、または5つの通信チャンネルが利用できる カンファレンス・システムにも応用できる。また、本発明は、ハブまたは議長が カンファレンスへの間断ないアクセスが行なわれないような、例えば前述した第 2と第3の衛星通信チャンネルだけが利用可能で、カンファレンス・ステーショ ンとカンファレンス制御ステーションのどれもが利用できるようなカンファレン ス・システムにも応用することができる。同様に、本発明は一つだけの衛星通信 チャンネルがカンファレンス参加者に利用可能で、例えばコントローラ用または ハブに入る議長のために独立し間断なくアクセスできる衛星通信チャンネルを有 するまたは有していないシステムにも応用可能である。間断なくアクセスできる 衛星通信チャンネルをカンファレンス・グループに提供する場合、必ずしもハブ に割り当てる必要はないが、例えば輪番制でカンファレンス・ステーションに割 り当てられることも理解すべきである。これが望ましい場合、カンファレンス・ ステーションを変更して、前述の例では3つの衛星通信チャンネル全部での音声 送信および音声受信が行なえ、例えばCSCチャンネル・カードを経由してハブ からのソフトウェア制御による等で、音声チャンネル・カードの一つを経由した 送信へのアクセスがカンファレンス・ステーションの一つにだけ可能となるよう にする。 本発明はブロードキャスタ用衛星カンファレンス・システムで使用するように 説明したが、通信衛星の包括範囲内にある異なったロケーションに位置する参加 者の間でのカンファレンスまたはその他の通信機能が必要とされるようなあらゆ る状況で本発明が利用できることも当然理解されるべきである。 すでに示したように、商業的に利用可能なコンポーネントを説明したシステム で使用することができる。 上記の説明では衛星カンファレンス・システムを参照しているが、本発明は地 上回線による無線、例えばRF(ラジオ周波数)またはマイクロ波通信システム に応用することもできる。 本発明の開示を熟読することにより、他の変更および変化を成し得ることが当 業者には明らかになろう。このような変更および変化は従来技術ですでに周知の その他の特徴に関連し、本明細書ですでに説明した特徴の代わりに、またはこれ に加えて、使用することができる。本出願において請求項は特定の特徴の組み合 せで構成されるが、本出願の開示の範囲は目維持的または暗示的に、いずれかの 請求項において特許請求しているに本発明に関連するかまたは関連しない、また 特許請求している本発明と同一の技術的問題のいずれかまたは全部を解決するか またはしないかに関わらず、本明細書で開示した新規な特徴または特徴の組み合 せ全てを含むものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ヴァン,オシュ,ヨハネス,エグバータ ス,フランシスカス オランダ エヌエル−1105 ビーヴイ ア ムステルダム ゼットオー パールベルク ウェーク 26 エヌイーシー ベネルック ス (72)発明者 縄田 日出 神奈川県横浜市都筑区池辺町4035 日本電 気株式会社 【要約の続き】 ャンネル(SC2およびSC3)でそのグループの別の カンファレンス・ステーション(20)から、信号を受 信するように構成する。制御ステーション(10)はカ ンファレンス・ステーション(20)のグループまたは グループ各々に割り当てた更なるチャンネル(SC2お よびSC3)で信号を受信するように構成する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも部分的に無線通信によりカンファレンスを行なうためのシステム で使用するカンファレンス・ステーションであって、カンファレンス・ステーシ ョンで利用できる少なくとも一つの通信チャンネルが前記カンファレンス・ステ ーションからの送信にいつ利用できるかを判定するための手段と、少なくとも一 つの通信チャンネル上の通信をその通信チャンネルが利用できると判定された時 に送信できるようにするための手段とを含むことを特徴とするカンファレンス・ ステーション。 2.少なくとも2つの通信チャンネルが前記カンファレンス・ステーションに利 用でき、前記送信できるようにするための手段は送信用に前記少なくとも2つの 通信チャンネルのうちの一方を選択するのに適していることを特徴とする請求項 1に記載のカンファレンス・ステーション。 3.前記送信できるようにするための手段は、両方または少なくとも2つの通信 チャンネルが占有されていない時に選択的に一方の通信チャンネルを他方から選 択するのに適していることを特徴とする請求項2に記載のカンファレンス・ステ ーション。 4.少なくとも一つの通信チャンネル上での通信を受信するための手段を含むこ とを特徴とする先行の請求項のいずれか一つに記載のカンファレンス・ステーシ ョン。 5.前記送信できるようにするための手段は、前記受信手段が別のカンファレン ス・ステーションからの通信を受信しているか否か判定することで、通信チャン ネルが占有されているかを判定するのに適することを特徴とする請求項4に記載 のカンファレンス・ステーション。 6.前記カンファレンス・ステーションから送出された通信のエコーを阻止する ための手段を含むことを特徴とする先行の請求項のいずれか一つに記載のカンフ ァレンス・ステーション。 7.前記カンファレンス・ステーションから送出された通信のエコーを阻止する ための前記手段は前記カンファレンス・ステーションによって送出された通信の 戻りの前記受信手段による受信を検出するように構成されることを特徴とする請 求項4または請求項5に従属する場合の請求項6に記載のカンファレンス・ステ ーション。 8.前記阻止手段は前記カンファレンス・ステーションにより送出された通信の 戻りを搬送する前記カンファレンス・ステーションの受信チャンネルを切断する のに適していることを特徴とする請求項7に記載のカンファレンス・ステーショ ン。 9.前記カンファレンス・ステーションからの送信に利用できない少なくとも一 つの通信チャンネルで通信を受信するための手段を含むことを特徴とする請求項 4に記載のまたは請求項4に従属する場合の請求項5から請求項8のいずれか一 つに記載のカンファレンス・ステーション。 10.そのカンファレンス・ステーションからの送信が受信されたかをチェック するための手段を含むことを特徴とする先行の請求項のいずれか一つに記載のカ ンファレンス・ステーション。 11.送信するように構成された各通信チャンネルについて各々変調手段を含む ことを特徴とする先行の請求項のいずれか一つに記載のカンファレンス・ステー ション。 12.送信が音声起動するように構成されているおよび/または前記ステーショ ンがオーディオ出力を提供するためのスピーカを含むことを特徴とする先行の請 求項のいずれか一つに記載のカンファレンス・ステーション。 13.前記通信チャンネルを変更するための手段を含むことを特徴とする先行の 請求項のいずれか一つに記載のカンファレンス・ステーション。 14.衛星またはその他の無線手段による通信を行なうためのカンファレンス・ ステーション用音声チャンネル・カードであって、その通信チャンネルが占有さ れていないまたは自由であることを前記音声チャンネル・カードが判定したとき にだけチャンネル上の通信の送信を行なうための手段を含むことを特徴とするカ ード。 15.前記請求項1から請求項8までのいずれかに記載した特徴のいずれか1つ またはいずれかの組み合せを含むことを特徴とする衛星またはその他の無線手段 による通信を行なうためのカンファレンス・ステーション用音声チャンネル・カ ード。 16.衛星またはその他の無線手段による通信を行なうためのカンファレンス・ ステーション用音声チャンネル・カードであって、前記カンファレンス・ステー ションにいる参加者からの音声信号を検出するための音声検出手段と、前記音声 信号を符号化変調するための手段と、前記符号化変調した信号を通信チャンネル 上で通信信号を送信するための手段に供給するための第1のスイッチ手段と、前 記通信チャンネル上で受信した信号を検出するための手段と、前記受信した信号 を復号化復調するための手段と、前記カンファレンス・ステーションにいる参加 者に前記復号化復調信号を供給するための第2のスイッチ手段と、前記第1と第 2のスイッチ手段の動作を制御してその通信チャンネルを使用する別のカンファ レンス・ステーションからの信号を検出した場合に前記カンファレンス・ステー ションにいる参加者からの信号の送信を阻止する制御手段とを含むことを特徴と するカード。 17.請求項16に記載の音声チャンネル・カードを少なくとも2つ含み、各々 の音声チャンネル・カードは各々の通信チャンネル上で通信しようとする信号を 受信しまた送信するのに適し、さらに前記少なくとも2つの音声チャンネル・カ ードが信号を送信し受信するのに適している前記通信チャンネルとは異なる別の 通信チャンネル上で受信した信号を複合復調するための手段を含む更なる音声チ ャンネル・カードを含むことを特徴とするカンファレンス・ステーション。 18.請求項1から請求項14までと請求項17のいずれか一つに記載の複数の カンファレンス・ステーションまたは請求項14、請求項15、または請求項1 6に記載の少なくとも一つの音声チャンネル・カードを有する複数のカンファレ ンス・ステーションを含むことを特徴とする衛星または地上回線無線通信による カンファレンスを行なうためのシステム。 19.任意の通信チャンネル上で信号を受信するのに適しているが信号を送信す るのには適していないカンファレンス・ステーションへ、前記任意の通信チャン ネル上で信号を送信するのに適したカンファレンス制御ステーションをさらに含 むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。 20.カンファレンス制御ステーションと、少なくとも一つのカンファレンス・ ステーションのグループを形成する多数のカンファレンス・ステーションとを含 み、前記制御ステーションは前記カンファレンス・ステーションのグループに割 り当てた第1の衛星通信チャンネル上で信号を送信するための手段を有し、前記 少なくとも一つのグループの各カンファレンス・ステーションは前記グループに 割り当てた任意の数の更なる衛星通信チャンネルのいずれかで信号を送信するた めの手段を有し、前記グループに割り当てた更なる衛星通信チャンネルの数はカ ンファレンス・ステーションの数に比較して少なく、前記カンファレンス制御ス テーションは前記グループに割り当てた前記更なる衛星通信チャンネル上で信号 を受信するための手段を有し、前記グループの各カンファレンス・ステーション は前記グループに割り当てた前記第1の衛星通信チャンネル上の前記制御ステー ションからの信号と前記グループに割り当てた前記多数の更なる衛星通信チャン ネルのいずれかで前記グループのその他のカンファレンス・ステーションのいず れかからの信号を受信するための手段を有することを特徴とする衛星通信による カンファレンスを行なうためのシステム。 21.前記カンファレンス・ステーションのグループに割り当てられた更なる衛 星通信チャンネルの前記任意の数が2であることを特徴とする請求項20に記載 のシステム。 22.前記カンファレンス制御ステーションは前記カンファレンス・ステーショ ンの複数のグループを形成するための手段と別の通信チャンネルを別のグループ に割り当てるための手段とを含むことを特徴とする請求項19、請求項20また は請求項21に記載のシステム。 23.前記カンファレンス・ステーションは少なくとも2つのカンファレンス・ グループを形成し前記異なるカンファレンス・グループの前記カンファレンス・ ステーションは割り当てられたさらに別の通信チャンネル上で信号を送信し受信 するように構成されることを特徴とする請求項19から請求項22のいずれか一 つに記載のシステム。 24.前記カンファレンス制御ステーションの前記送信手段は異なるカンファレ ンス・ステーションのグループに割り当てられた別の第1の通信チャンネル上で 信号を送信するように構成してあり、グループの各カンファレンス・ステーショ ンの前記受信手段はそのグループに割り当てられた前記第1の通信チャンネルの 前記一つだけで前記制御ステーションからの信号を受信するように構成してある ことを特徴とする請求項23に記載のシステム。 25.前記カンファレンス制御ステーションは一つのカンファレンス・グループ から別のカンファレンス・グループへカンファレンス・ステーションを移動する ための手段を含むことを特徴とする請求項23または請求項24に記載のシステ ム。 26.前記カンファレンス制御ステーションは2つまたはそれ以上のカンファレ ンス・グループを互いに結合させて前記カンファレンス制御ステーション経由で カンファレンス・グループ間の通信を行なえるようにするための例えばn対1マ トリクス等の手段を含むことを特徴とする請求項22から請求項25のいずれか 一つに記載のシステム。 27.衛星通信システムで使用するカンファレンス・ステーションであって、第 1の衛星通信チャンネルと前記ステーションに割り当てた更なる多数の衛星通信 チャンネルで信号を受信するための受信手段であって各衛星通信チャンネルのい ずれかに信号を送信するための復調手段を含む受信手段と、前記割り当てられて いる更なる衛星通信チャンネルのいずれかに信号を送信するための送信手段であ って各々の割り当てられている更なる衛星通信チャンネルについて各々の変調手 段を含む送信手段と、前記変調および復調手段を制御するための制御手段であっ て前記送信手段を制御して、別のステーションからの信号がそのチャンネルに存 在する場合に前記割り当てられている更なる衛星通信チャンネルの一つで信号の 送信を阻止する制御手段とを含むことを特徴とするカンファレンス・ステーショ ン。 28.前記制御手段は前記受信手段を制御して前記ステーションにいる参加者に よる前記ステーションから送信した信号の戻りの受信を阻止するように構成して あることを特徴とする請求項27に記載のカンファレンス・ステーション。 29.先行の請求項のいずれか一つに記載された特徴のいずれか1つまたはいず れかの組み合せおよび/または添付の説明および図面に説明されているまたは開 示されている特徴のいずれか1つまたはいずれかの組み合せを有するカンファレ ンス・ステーション、音声チャンネル・カード、カンファレンス制御ステーショ ンおよび/またはシステム。
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