JPH1050067A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH1050067A JPH1050067A JP8216699A JP21669996A JPH1050067A JP H1050067 A JPH1050067 A JP H1050067A JP 8216699 A JP8216699 A JP 8216699A JP 21669996 A JP21669996 A JP 21669996A JP H1050067 A JPH1050067 A JP H1050067A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 出力信号の振幅を1/2に圧縮しうるCMO
S論理ゲートを基本素子とするスタティック型RAM等
の低消費電力化。 【解決手段】 スタティック型RAM等のアドレスデコ
ーダ等を構成するアンドゲートAG010等において、
反転内部アドレス信号X0B及びX1Bを受けるPMO
SP5及びP6と、非反転内部アドレス信号X0T及び
X1Tを受けるNMOSN5及びN6と、内部ノードn
1と反転内部アドレス信号供給端子の間にそれぞれ設け
られるNMOSN7及びN8と、内部ノードn2につい
て同様の関係にある。PMOSP7及びP8と、MOS
PA及びNAあるいはP9及びN9からなりその入力端
子が内部ノードn1又はn2にそれぞれ結合される2個
のインバータとを基本構成とし、論理ゲートの出力信号
が論理“0”、ならびに相補クロック信号CK*が無効
レベルとされるときには、その出力信号XD010T及
びXD010Bはともに中間電位HVCとなる。
S論理ゲートを基本素子とするスタティック型RAM等
の低消費電力化。 【解決手段】 スタティック型RAM等のアドレスデコ
ーダ等を構成するアンドゲートAG010等において、
反転内部アドレス信号X0B及びX1Bを受けるPMO
SP5及びP6と、非反転内部アドレス信号X0T及び
X1Tを受けるNMOSN5及びN6と、内部ノードn
1と反転内部アドレス信号供給端子の間にそれぞれ設け
られるNMOSN7及びN8と、内部ノードn2につい
て同様の関係にある。PMOSP7及びP8と、MOS
PA及びNAあるいはP9及びN9からなりその入力端
子が内部ノードn1又はn2にそれぞれ結合される2個
のインバータとを基本構成とし、論理ゲートの出力信号
が論理“0”、ならびに相補クロック信号CK*が無効
レベルとされるときには、その出力信号XD010T及
びXD010Bはともに中間電位HVCとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置に関
し、例えば、CMOS(相補型MOS)回路を基本素子
とするスタティック型RAM(ランダムアクセスメモ
リ)ならびにそのアドレスデコーダを構成する論理ゲー
トに利用して特に有効な技術に関する。
し、例えば、CMOS(相補型MOS)回路を基本素子
とするスタティック型RAM(ランダムアクセスメモ
リ)ならびにそのアドレスデコーダを構成する論理ゲー
トに利用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】Pチャンネル及びNチャンネルMOSF
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)が組み合わされてなるいわ
ゆるCMOS回路をその基本素子として構成されるアド
レスデコーダ等の論理回路があり、このようなアドレス
デコーダを備えるスタティック型RAM等の半導体装置
がある。これらのスタティック型RAM等において、ア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS回路の出力信号
は、電源電圧及び接地電位間をいわゆるフルスィングさ
れ、そのハイレベル及びロウレベルは、それぞれ例えば
+5V(ボルト)のような電源電圧VDD又は接地電位
VSSつまり0Vとされる。
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)が組み合わされてなるいわ
ゆるCMOS回路をその基本素子として構成されるアド
レスデコーダ等の論理回路があり、このようなアドレス
デコーダを備えるスタティック型RAM等の半導体装置
がある。これらのスタティック型RAM等において、ア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS回路の出力信号
は、電源電圧及び接地電位間をいわゆるフルスィングさ
れ、そのハイレベル及びロウレベルは、それぞれ例えば
+5V(ボルト)のような電源電圧VDD又は接地電位
VSSつまり0Vとされる。
【0003】MOSFETを含みその出力信号が電源電
圧及び接地電位間をフルスィングされる半導体装置につ
いては、例えば、丸善株式会社発行の『VLSIシステ
ム設計 回路と実装の基礎』第155頁〜第165頁に
記載されている。
圧及び接地電位間をフルスィングされる半導体装置につ
いては、例えば、丸善株式会社発行の『VLSIシステ
ム設計 回路と実装の基礎』第155頁〜第165頁に
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体集積回路
における微細加工技術の進歩は目覚ましく、スタティッ
ク型RAM等も大規模化・大容量化の一途にある。ま
た、これにともなってスタティック型RAM等のチップ
サイズが大型化し、その内部における信号配線の寄生容
量も増大する傾向にある。このため、CMOS回路を基
本素子とし各信号配線を介して伝達される内部信号のレ
ベルが電源電圧VDD及び接地電位VSS間をフルスィ
ングされる従来のスタティック型RAM等では、信号レ
ベルの遷移にともなって信号配線の寄生容量に対して比
較的大きなチャージ又はディスチャージ電流が流される
とともに、これらの寄生容量のチャージ又はディスチャ
ージに比較的長い時間が必要となり、信号の伝達遅延時
間が長くなる。この結果、スタティック型RAM等の高
速性が阻害される。
における微細加工技術の進歩は目覚ましく、スタティッ
ク型RAM等も大規模化・大容量化の一途にある。ま
た、これにともなってスタティック型RAM等のチップ
サイズが大型化し、その内部における信号配線の寄生容
量も増大する傾向にある。このため、CMOS回路を基
本素子とし各信号配線を介して伝達される内部信号のレ
ベルが電源電圧VDD及び接地電位VSS間をフルスィ
ングされる従来のスタティック型RAM等では、信号レ
ベルの遷移にともなって信号配線の寄生容量に対して比
較的大きなチャージ又はディスチャージ電流が流される
とともに、これらの寄生容量のチャージ又はディスチャ
ージに比較的長い時間が必要となり、信号の伝達遅延時
間が長くなる。この結果、スタティック型RAM等の高
速性が阻害される。
【0005】この発明の目的は、その出力信号の振幅を
圧縮しうるCMOS論理ゲートを実現することにある。
この発明の他の目的は、CMOS回路を基本素子とする
スタティック型RAM等の高速化を図ることにある。
圧縮しうるCMOS論理ゲートを実現することにある。
この発明の他の目的は、CMOS回路を基本素子とする
スタティック型RAM等の高速化を図ることにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、スタティック型RAM等のア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS論理ゲートを、第
1の電源電圧と第1の内部ノードとの間に並列形態に設
けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転入
力端子にそれぞれ結合される第1導電型の第1のMOS
FETと、第1ないし第pの非反転入力端子に対応して
それぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第1
ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第1の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除く他のp−1の非反転入力端子と
対をなす反転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型
の第2のMOSFETと、第2の内部ノードと第2の電
源電圧との間に並列形態に設けられそのゲートが対応す
る第1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ結合される
第2導電型の第3のMOSFETと、第1ないし第pの
反転入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ設けられそ
のゲートが対応する第1ないし第pの反転入力端子にそ
れぞれ共通結合されそのドレインが第2の内部ノードに
共通結合されそのソースが対応するものを除く他のp−
1の反転入力端子と対をなす非反転入力端子にそれぞれ
結合される第1導電型の第4のMOSFETと、その入
力端子が第1及び第2の内部ノードにそれぞれ結合され
る第1及び第2のインバータとを基本に構成するととも
に、論理ゲートの出力信号を、非反転及び反転出力信号
からなる相補信号とし、これらの出力信号が論理“0”
とされるときならびにクロック信号が無効レベルとされ
るときには、その非反転及び反転出力信号をともに中間
電位とし、出力信号が論理“1”とされるときには、そ
の非反転出力信号を第1の電源電圧電位とし、その反転
出力信号を第2の電源電圧電位とする。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、スタティック型RAM等のア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS論理ゲートを、第
1の電源電圧と第1の内部ノードとの間に並列形態に設
けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転入
力端子にそれぞれ結合される第1導電型の第1のMOS
FETと、第1ないし第pの非反転入力端子に対応して
それぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第1
ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第1の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除く他のp−1の非反転入力端子と
対をなす反転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型
の第2のMOSFETと、第2の内部ノードと第2の電
源電圧との間に並列形態に設けられそのゲートが対応す
る第1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ結合される
第2導電型の第3のMOSFETと、第1ないし第pの
反転入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ設けられそ
のゲートが対応する第1ないし第pの反転入力端子にそ
れぞれ共通結合されそのドレインが第2の内部ノードに
共通結合されそのソースが対応するものを除く他のp−
1の反転入力端子と対をなす非反転入力端子にそれぞれ
結合される第1導電型の第4のMOSFETと、その入
力端子が第1及び第2の内部ノードにそれぞれ結合され
る第1及び第2のインバータとを基本に構成するととも
に、論理ゲートの出力信号を、非反転及び反転出力信号
からなる相補信号とし、これらの出力信号が論理“0”
とされるときならびにクロック信号が無効レベルとされ
るときには、その非反転及び反転出力信号をともに中間
電位とし、出力信号が論理“1”とされるときには、そ
の非反転出力信号を第1の電源電圧電位とし、その反転
出力信号を第2の電源電圧電位とする。
【0008】上記した手段によれば、CMOS論理ゲー
トの出力信号の非反転及び反転出力信号を、中間電位か
ら第1又は第2の電源電圧電位に変化させ、その振幅を
従来の二分の一に圧縮することができるため、これらの
出力信号のレベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又
はディスチャージ時間を削減し、その伝達遅延時間を短
縮することができる。この結果、CMOS回路を基本素
子とするスタティック型RAM等の高速化を図ることが
できる。
トの出力信号の非反転及び反転出力信号を、中間電位か
ら第1又は第2の電源電圧電位に変化させ、その振幅を
従来の二分の一に圧縮することができるため、これらの
出力信号のレベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又
はディスチャージ時間を削減し、その伝達遅延時間を短
縮することができる。この結果、CMOS回路を基本素
子とするスタティック型RAM等の高速化を図ることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
スタティック型RAMの一実施例のブロック図が示され
ている。同図をもとに、まずこの実施例のスタティック
型RAMの構成及び動作の概要について説明する。な
お、図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限
されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。
スタティック型RAMの一実施例のブロック図が示され
ている。同図をもとに、まずこの実施例のスタティック
型RAMの構成及び動作の概要について説明する。な
お、図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限
されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。
【0010】図1において、この実施例のスタティック
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。このメ
モリアレイMARYは、特に制限されないが、図の水平
方向に平行して配置される実質256本のワード線W0
00〜W255と、垂直方向に平行して配置される実質
8,192組の相補ビット線とを含む。これらのワード
線及び相補ビット線の交点には、一対のCMOSインバ
ータが交差結合されてなるラッチを中心とする実質2,
097,152個のスタティック型メモリセルが格子状
に配置される。これにより、スタティック型RAMは、
2,097,152ビットつまりいわゆる2メガビット
の記憶容量を有するものとされる。
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。このメ
モリアレイMARYは、特に制限されないが、図の水平
方向に平行して配置される実質256本のワード線W0
00〜W255と、垂直方向に平行して配置される実質
8,192組の相補ビット線とを含む。これらのワード
線及び相補ビット線の交点には、一対のCMOSインバ
ータが交差結合されてなるラッチを中心とする実質2,
097,152個のスタティック型メモリセルが格子状
に配置される。これにより、スタティック型RAMは、
2,097,152ビットつまりいわゆる2メガビット
の記憶容量を有するものとされる。
【0011】メモリアレイMARYの同一列に配置され
る256個のスタティック型メモリセルを構成するラッ
チの非反転及び反転入出力ノードは、Nチャンネル型の
一対の選択MOSFETを介して対応する相補ビット線
の非反転及び反転信号線にそれぞれ共通結合される。ま
た、メモリアレイMARYの同一行に配置される8,1
92個のスタティック型メモリセルを構成する選択MO
SFETのゲートは、対応するワード線W000〜W2
55にそれぞれ共通結合される。
る256個のスタティック型メモリセルを構成するラッ
チの非反転及び反転入出力ノードは、Nチャンネル型の
一対の選択MOSFETを介して対応する相補ビット線
の非反転及び反転信号線にそれぞれ共通結合される。ま
た、メモリアレイMARYの同一行に配置される8,1
92個のスタティック型メモリセルを構成する選択MO
SFETのゲートは、対応するワード線W000〜W2
55にそれぞれ共通結合される。
【0012】メモリアレイMARYを構成するワード線
W000〜W255は、XアドレスデコーダXDに結合
され、択一的に選択状態とされる。Xアドレスデコーダ
XDには、XアドレスバッファXBから8ビットの相補
内部アドレス信号X0*〜X7*(ここで、例えば非反
転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信号X
0Bを合わせて相補内部アドレス信号X0*のように*
を付して表す。また、それが有効とされるとき選択的に
ハイレベルとされるいわゆる非反転信号等についてはそ
の名称の末尾にTを付して表し、それが有効とされると
き選択的にロウレベルとされる反転信号等についてはそ
の名称の末尾にBを付して表す。以下同様)が供給され
るとともに、クロックバッファCBからその動作を制御
するための相補クロック信号CK*が供給される。ま
た、XアドレスバッファXBには、外部のアクセス装置
からアドレス入力端子AX0〜AX7を介して8ビット
のXアドレス信号AX0〜AX7が供給されるととも
に、クロックバッファCBからその動作を制御するため
の相補クロック信号CK*が供給される。
W000〜W255は、XアドレスデコーダXDに結合
され、択一的に選択状態とされる。Xアドレスデコーダ
XDには、XアドレスバッファXBから8ビットの相補
内部アドレス信号X0*〜X7*(ここで、例えば非反
転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信号X
0Bを合わせて相補内部アドレス信号X0*のように*
を付して表す。また、それが有効とされるとき選択的に
ハイレベルとされるいわゆる非反転信号等についてはそ
の名称の末尾にTを付して表し、それが有効とされると
き選択的にロウレベルとされる反転信号等についてはそ
の名称の末尾にBを付して表す。以下同様)が供給され
るとともに、クロックバッファCBからその動作を制御
するための相補クロック信号CK*が供給される。ま
た、XアドレスバッファXBには、外部のアクセス装置
からアドレス入力端子AX0〜AX7を介して8ビット
のXアドレス信号AX0〜AX7が供給されるととも
に、クロックバッファCBからその動作を制御するため
の相補クロック信号CK*が供給される。
【0013】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子AX0〜AX7を介して供給されるXアドレス信号
AX0〜AX7を、相補クロック信号CK*に従って選
択的に取り込み、これらのXアドレス信号をもとに相補
内部アドレス信号X0*〜X7*を形成して、Xアドレ
スデコーダXDに供給する。このとき、Xアドレスデコ
ーダXDは、相補クロック信号CK*の有効レベルを受
けて選択的に動作状態とされ、XアドレスバッファXB
から供給される相補内部アドレス信号X0*〜X7*を
デコードして、メモリアレイMARYの対応するワード
線W000〜W255を択一的に選択状態とする。な
お、XアドレスバッファXB及びXアドレスデコーダX
Dの具体的構成については、後で詳細に説明する。
端子AX0〜AX7を介して供給されるXアドレス信号
AX0〜AX7を、相補クロック信号CK*に従って選
択的に取り込み、これらのXアドレス信号をもとに相補
内部アドレス信号X0*〜X7*を形成して、Xアドレ
スデコーダXDに供給する。このとき、Xアドレスデコ
ーダXDは、相補クロック信号CK*の有効レベルを受
けて選択的に動作状態とされ、XアドレスバッファXB
から供給される相補内部アドレス信号X0*〜X7*を
デコードして、メモリアレイMARYの対応するワード
線W000〜W255を択一的に選択状態とする。な
お、XアドレスバッファXB及びXアドレスデコーダX
Dの具体的構成については、後で詳細に説明する。
【0014】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線は、YスイッチYSに結合され、これを介し
て32組ずつ選択的にライトアンプWA又はリードアン
プRAの32個の単位回路に接続される。YスイッチY
Sには、YアドレスデコーダYDから実質256ビット
のビット線選択信号が供給される。また、ライトアンプ
WAには、タイミング発生回路TGから内部制御信号W
Cが供給され、リードアンプRAには、内部制御信号R
Cが供給される。一方、YアドレスデコーダYDには、
YアドレスバッファYBから8ビットの相補内部アドレ
ス信号Y0*〜Y7*が供給され、クロックバッファC
Bからその動作を制御するための相補クロック信号CK
*が供給される。また、YアドレスバッファYBには、
アドレス入力端子AY0〜AY7を介してYアドレス信
号AY0〜AY7が供給され、クロックバッファCBか
ら相補クロック信号CK*が供給される。
補ビット線は、YスイッチYSに結合され、これを介し
て32組ずつ選択的にライトアンプWA又はリードアン
プRAの32個の単位回路に接続される。YスイッチY
Sには、YアドレスデコーダYDから実質256ビット
のビット線選択信号が供給される。また、ライトアンプ
WAには、タイミング発生回路TGから内部制御信号W
Cが供給され、リードアンプRAには、内部制御信号R
Cが供給される。一方、YアドレスデコーダYDには、
YアドレスバッファYBから8ビットの相補内部アドレ
ス信号Y0*〜Y7*が供給され、クロックバッファC
Bからその動作を制御するための相補クロック信号CK
*が供給される。また、YアドレスバッファYBには、
アドレス入力端子AY0〜AY7を介してYアドレス信
号AY0〜AY7が供給され、クロックバッファCBか
ら相補クロック信号CK*が供給される。
【0015】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子AY0〜AY7を介して供給されるYアドレス信号
AY0〜AY7を、相補クロック信号CK*に従って選
択的に取り込み、これらのYアドレス信号をもとに相補
内部アドレス信号Y0*〜Y7*を形成して、Yアドレ
スデコーダYDに供給する。このとき、Yアドレスデコ
ーダYDは、相補クロック信号CK*の有効レベルを受
けて選択的に動作状態とされ、YアドレスバッファYB
から供給される相補内部アドレス信号Y0*〜Y7*を
デコードして、YスイッチYSに対するビット線選択信
号の対応するビットを択一的にハイレベルとする。さら
に、YスイッチYSは、ビット線選択信号が択一的にハ
イレベルとされることで選択的にかつ32組ずつ同時に
オン状態とされる8,192対のスイッチMOSFET
を含み、メモリアレイMARYの指定された32組の相
補ビット線とライトアンプWA又はリードアンプRAの
各単位回路の出力端子又は入力端子との間を選択的に接
続する。
端子AY0〜AY7を介して供給されるYアドレス信号
AY0〜AY7を、相補クロック信号CK*に従って選
択的に取り込み、これらのYアドレス信号をもとに相補
内部アドレス信号Y0*〜Y7*を形成して、Yアドレ
スデコーダYDに供給する。このとき、Yアドレスデコ
ーダYDは、相補クロック信号CK*の有効レベルを受
けて選択的に動作状態とされ、YアドレスバッファYB
から供給される相補内部アドレス信号Y0*〜Y7*を
デコードして、YスイッチYSに対するビット線選択信
号の対応するビットを択一的にハイレベルとする。さら
に、YスイッチYSは、ビット線選択信号が択一的にハ
イレベルとされることで選択的にかつ32組ずつ同時に
オン状態とされる8,192対のスイッチMOSFET
を含み、メモリアレイMARYの指定された32組の相
補ビット線とライトアンプWA又はリードアンプRAの
各単位回路の出力端子又は入力端子との間を選択的に接
続する。
【0016】ライトアンプWA,リードアンプRA,入
力データレジスタIR,出力データレジスタOR,デー
タ入力バッファIBならびにデータ出力バッファOB
は、それぞれ32個の単位回路を備える。このうち、ラ
イトアンプWAの各単位回路の入力端子は、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路の出力端子にそれぞれ
結合され、リードアンプRAの各単位回路の出力端子
は、出力データレジスタORの対応する単位回路の入力
端子に結合される。入力データレジスタIRの各単位回
路の入力端子は、相補入力データバスID0*〜ID3
1*を介してデータ入力バッファIBの対応する単位回
路の出力端子に結合され、出力データレジスタORの各
単位回路の出力端子は、相補出力データバスOD0*〜
OD31*を介してデータ出力バッファOBの対応する
単位回路の入力端子に結合される。データ入力バッファ
IBの各単位回路の入力端子ならびにデータ出力バッフ
ァOBの各単位回路の出力端子は、対応するデータ入出
力端子D0〜D31にそれぞれ共通結合される。入力デ
ータレジスタIR及び出力データレジスタORを構成す
る32個の単位回路には、クロックバッファCBから相
補クロック信号CK*が共通に供給され、データ出力バ
ッファOBを構成する32個の単位回路には、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号OCが共通に供給され
る。
力データレジスタIR,出力データレジスタOR,デー
タ入力バッファIBならびにデータ出力バッファOB
は、それぞれ32個の単位回路を備える。このうち、ラ
イトアンプWAの各単位回路の入力端子は、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路の出力端子にそれぞれ
結合され、リードアンプRAの各単位回路の出力端子
は、出力データレジスタORの対応する単位回路の入力
端子に結合される。入力データレジスタIRの各単位回
路の入力端子は、相補入力データバスID0*〜ID3
1*を介してデータ入力バッファIBの対応する単位回
路の出力端子に結合され、出力データレジスタORの各
単位回路の出力端子は、相補出力データバスOD0*〜
OD31*を介してデータ出力バッファOBの対応する
単位回路の入力端子に結合される。データ入力バッファ
IBの各単位回路の入力端子ならびにデータ出力バッフ
ァOBの各単位回路の出力端子は、対応するデータ入出
力端子D0〜D31にそれぞれ共通結合される。入力デ
ータレジスタIR及び出力データレジスタORを構成す
る32個の単位回路には、クロックバッファCBから相
補クロック信号CK*が共通に供給され、データ出力バ
ッファOBを構成する32個の単位回路には、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号OCが共通に供給され
る。
【0017】入力バッファIBの各単位回路は、スタテ
ィック型RAMが書き込みモードとされるとき、対応す
るデータ入出力端子D0〜D31を介して入力される合
計32ビットの書き込みデータを取り込み、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路に伝達する。これらの
書き込みデータは、相補クロック信号CK*に従って入
力データレジスタIRの各単位回路に取り込まれた後、
相補入力データバスID0*〜ID31*を介してライ
トアンプWAの各単位回路に伝達される。ライトアンプ
WAの各単位回路は、内部制御信号WCのハイレベルを
受けて選択的にかつ一斉に動作状態とされ、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路から伝達される書き込
みデータをもとに所定の相補書き込み信号を形成して、
メモリアレイMARYの選択された32個のメモリセル
に書き込む。
ィック型RAMが書き込みモードとされるとき、対応す
るデータ入出力端子D0〜D31を介して入力される合
計32ビットの書き込みデータを取り込み、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路に伝達する。これらの
書き込みデータは、相補クロック信号CK*に従って入
力データレジスタIRの各単位回路に取り込まれた後、
相補入力データバスID0*〜ID31*を介してライ
トアンプWAの各単位回路に伝達される。ライトアンプ
WAの各単位回路は、内部制御信号WCのハイレベルを
受けて選択的にかつ一斉に動作状態とされ、入力データ
レジスタIRの対応する単位回路から伝達される書き込
みデータをもとに所定の相補書き込み信号を形成して、
メモリアレイMARYの選択された32個のメモリセル
に書き込む。
【0018】一方、リードアンプRAの各単位回路は、
スタティック型RAMが読み出しモードとされるとき、
内部制御信号RCのハイレベルを受けて選択的にかつ一
斉に動作状態とされ、メモリアレイMARYの選択され
た32個のメモリセルからYスイッチYSを介して出力
される読み出し信号を増幅して、出力データレジスタO
Rの対応する単位回路に伝達する。このとき、出力デー
タレジスタORの各単位回路は、リードアンプRAの対
応する単位回路から出力される読み出しデータを相補ク
ロック信号CK*に従って取り込み、保持するととも
に、相補出力データバスOD0*〜OD31*を介して
データ出力バッファOBの各単位回路に伝達する。デー
タ出力バッファOBの各単位回路は、内部制御信号OC
のハイレベルを受けて選択的にかつ一斉に動作状態とさ
れ、出力データレジスタORの対応する単位回路から伝
達される32ビットの読み出しデータを、データ入出力
端子D0〜D31を介して外部のアクセス装置に出力す
る。
スタティック型RAMが読み出しモードとされるとき、
内部制御信号RCのハイレベルを受けて選択的にかつ一
斉に動作状態とされ、メモリアレイMARYの選択され
た32個のメモリセルからYスイッチYSを介して出力
される読み出し信号を増幅して、出力データレジスタO
Rの対応する単位回路に伝達する。このとき、出力デー
タレジスタORの各単位回路は、リードアンプRAの対
応する単位回路から出力される読み出しデータを相補ク
ロック信号CK*に従って取り込み、保持するととも
に、相補出力データバスOD0*〜OD31*を介して
データ出力バッファOBの各単位回路に伝達する。デー
タ出力バッファOBの各単位回路は、内部制御信号OC
のハイレベルを受けて選択的にかつ一斉に動作状態とさ
れ、出力データレジスタORの対応する単位回路から伝
達される32ビットの読み出しデータを、データ入出力
端子D0〜D31を介して外部のアクセス装置に出力す
る。
【0019】タイミング発生回路TGは、外部のアクセ
ス装置から起動制御信号として供給されるチップイネー
ブル信号CEB,ライトイネーブル信号WEBならびに
出力イネーブル信号OEBをもとに上記各種の内部制御
信号を選択的に形成し、スタティック型RAMの各部に
供給する。また、クロックバッファCBは、外部からク
ロック入力端子CKを介して供給されるクロック信号C
Kをもとに相補クロック信号CK*を形成し、スタティ
ック型RAMの各部に供給する。
ス装置から起動制御信号として供給されるチップイネー
ブル信号CEB,ライトイネーブル信号WEBならびに
出力イネーブル信号OEBをもとに上記各種の内部制御
信号を選択的に形成し、スタティック型RAMの各部に
供給する。また、クロックバッファCBは、外部からク
ロック入力端子CKを介して供給されるクロック信号C
Kをもとに相補クロック信号CK*を形成し、スタティ
ック型RAMの各部に供給する。
【0020】図2には、図1のスタティック型RAMに
含まれるXアドレスバッファXB及びXアドレスデコー
ダXDの一実施例のブロック図が示されている。同図を
もとに、この実施例のスタティック型RAMに含まれる
XアドレスバッファXB及びXアドレスデコーダXDの
構成及び動作の概要について説明する。
含まれるXアドレスバッファXB及びXアドレスデコー
ダXDの一実施例のブロック図が示されている。同図を
もとに、この実施例のスタティック型RAMに含まれる
XアドレスバッファXB及びXアドレスデコーダXDの
構成及び動作の概要について説明する。
【0021】図2において、この実施例のスタティック
型RAMは、前述のように、256本のワード線W00
0〜W255を含むメモリアレイMARYをその基本構
成要素とし、XアドレスデコーダXDは、これらのワー
ド線W000〜W255に対応して設けられる256個
のワード線ドライバWLD000〜WLD255を備え
る。また、スタティック型RAMには、メモリアレイM
ARYのワード線W000〜W255を択一的に指定す
るため、外部のアクセス装置からXアドレス入力端子A
X0〜AX7を介して8ビットのXアドレス信号AX0
〜AX7が供給され、XアドレスバッファXBは、これ
らのXアドレス信号に対応して設けられる8個の単位X
アドレスバッファUXB0〜UXB7を備える。
型RAMは、前述のように、256本のワード線W00
0〜W255を含むメモリアレイMARYをその基本構
成要素とし、XアドレスデコーダXDは、これらのワー
ド線W000〜W255に対応して設けられる256個
のワード線ドライバWLD000〜WLD255を備え
る。また、スタティック型RAMには、メモリアレイM
ARYのワード線W000〜W255を択一的に指定す
るため、外部のアクセス装置からXアドレス入力端子A
X0〜AX7を介して8ビットのXアドレス信号AX0
〜AX7が供給され、XアドレスバッファXBは、これ
らのXアドレス信号に対応して設けられる8個の単位X
アドレスバッファUXB0〜UXB7を備える。
【0022】XアドレスバッファXBの単位Xアドレス
バッファUXB0〜UXB7には、クロックバッファC
Bから相補クロック信号CK*が共通に供給される。ま
た、その出力信号つまり相補内部アドレス信号X0*〜
X7*は、2ビットずつ組み合わされてXアドレスデコ
ーダXDの単位XアドレスデコーダUXD01,UXD
23,UXD45ならびにUXD67に供給され、これ
らの単位Xアドレスデコーダの出力信号つまり相補プリ
デコード信号XD010*〜XD013*,XD230
*〜XD233*,XD450*〜XD453*ならび
にXD670*〜XD673*は、8ビットずつ組み合
わされて単位XアドレスデコーダUXDS03及びUX
DS47に供給される。単位XアドレスデコーダUXD
01,UXD23,UXD45,UXD67ならびにU
XDS03,UXDS47には、相補クロック信号CK
*が共通に供給される。単位XアドレスデコーダUXD
S03及びUXDS47の出力信号つまり相補プリデコ
ード信号XD030*〜XD03F*ならびにXD47
0*〜XD47F*は、2ビットずつ組み合わされてワ
ード線ドライバWLD000〜WLD255に供給され
る。
バッファUXB0〜UXB7には、クロックバッファC
Bから相補クロック信号CK*が共通に供給される。ま
た、その出力信号つまり相補内部アドレス信号X0*〜
X7*は、2ビットずつ組み合わされてXアドレスデコ
ーダXDの単位XアドレスデコーダUXD01,UXD
23,UXD45ならびにUXD67に供給され、これ
らの単位Xアドレスデコーダの出力信号つまり相補プリ
デコード信号XD010*〜XD013*,XD230
*〜XD233*,XD450*〜XD453*ならび
にXD670*〜XD673*は、8ビットずつ組み合
わされて単位XアドレスデコーダUXDS03及びUX
DS47に供給される。単位XアドレスデコーダUXD
01,UXD23,UXD45,UXD67ならびにU
XDS03,UXDS47には、相補クロック信号CK
*が共通に供給される。単位XアドレスデコーダUXD
S03及びUXDS47の出力信号つまり相補プリデコ
ード信号XD030*〜XD03F*ならびにXD47
0*〜XD47F*は、2ビットずつ組み合わされてワ
ード線ドライバWLD000〜WLD255に供給され
る。
【0023】XアドレスバッファXBの単位Xアドレス
バッファUXB0〜UXB7は、相補クロック信号CK
*が有効レベルつまり論理“1”(ここで、その非反転
信号がハイレベルとされ反転信号がロウレベルとされる
状態を論理“1”と称し、逆の状態を論理“0”と称す
る。以下同様)とされることで選択的に動作状態とされ
る。この動作状態において、単位XアドレスバッファU
XB0〜UXB7は、外部のアクセス装置からXアドレ
ス入力端子AX0〜AX7を介して入力されるXアドレ
ス信号AX0〜AX7を取り込み、相補内部アドレス信
号X0*〜X7*を形成して、XアドレスデコーダXD
に供給する。なお、XアドレスバッファXBの具体的構
成及び動作については、後で詳細に説明する。
バッファUXB0〜UXB7は、相補クロック信号CK
*が有効レベルつまり論理“1”(ここで、その非反転
信号がハイレベルとされ反転信号がロウレベルとされる
状態を論理“1”と称し、逆の状態を論理“0”と称す
る。以下同様)とされることで選択的に動作状態とされ
る。この動作状態において、単位XアドレスバッファU
XB0〜UXB7は、外部のアクセス装置からXアドレ
ス入力端子AX0〜AX7を介して入力されるXアドレ
ス信号AX0〜AX7を取り込み、相補内部アドレス信
号X0*〜X7*を形成して、XアドレスデコーダXD
に供給する。なお、XアドレスバッファXBの具体的構
成及び動作については、後で詳細に説明する。
【0024】XアドレスデコーダXDの前段の単位Xア
ドレスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF
45ならびにUXDF67は、XアドレスバッファXB
から供給される2ビットの相補内部アドレス信号X0*
及びX1*,X2*及びX3*,X4*及びX5*ある
いはX6*及びX7*をそれぞれデコードして、相補プ
リデコード信号XD010*〜XD013*,XD23
0*〜XD233*,XD450*〜XD453*ある
いはXD670*〜XD673*の対応するビットをそ
れぞれ択一的に論理“1”とする。また、後段の単位X
アドレスデコーダUXDS03及びUXDS47は、単
位XアドレスデコーダUXDF01及びUXDF23あ
るいはUXDF45及びUXDF67から供給される合
計8ビットの相補プリデコード信号XD010*〜XD
013*ならびにXD230*〜XD233*あるいは
XD450*〜XD453*ならびにXD670*〜X
D673*をそれぞれ1ビットずつ組み合わせることに
より、プリデコード信号XD030*〜XD03F*あ
るいはXD470*〜XD47F*の対応するビットを
それぞれ択一的に論理“1”とする。なお、単位Xアド
レスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF4
5,UXDF67ならびにUXDS03及びUXDS4
7の具体的構成については、後で詳細に説明する。
ドレスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF
45ならびにUXDF67は、XアドレスバッファXB
から供給される2ビットの相補内部アドレス信号X0*
及びX1*,X2*及びX3*,X4*及びX5*ある
いはX6*及びX7*をそれぞれデコードして、相補プ
リデコード信号XD010*〜XD013*,XD23
0*〜XD233*,XD450*〜XD453*ある
いはXD670*〜XD673*の対応するビットをそ
れぞれ択一的に論理“1”とする。また、後段の単位X
アドレスデコーダUXDS03及びUXDS47は、単
位XアドレスデコーダUXDF01及びUXDF23あ
るいはUXDF45及びUXDF67から供給される合
計8ビットの相補プリデコード信号XD010*〜XD
013*ならびにXD230*〜XD233*あるいは
XD450*〜XD453*ならびにXD670*〜X
D673*をそれぞれ1ビットずつ組み合わせることに
より、プリデコード信号XD030*〜XD03F*あ
るいはXD470*〜XD47F*の対応するビットを
それぞれ択一的に論理“1”とする。なお、単位Xアド
レスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF4
5,UXDF67ならびにUXDS03及びUXDS4
7の具体的構成については、後で詳細に説明する。
【0025】ワード線ドライバWLD000〜WLD2
55は、単位XアドレスデコーダUXDS03から出力
される16ビットの相補プリデコード信号XD030*
〜XD03F*と、単位XアドレスデコーダUXDS4
7から出力される16ビットの相補プリデコード信号X
D470*〜XD47F*とを所定の組み合わせで2ビ
ットずつ受け、両相補プリデコード信号がともに論理
“1”とされるとき、対応するワード線W000〜W2
55を選択的にハイレベルとする。
55は、単位XアドレスデコーダUXDS03から出力
される16ビットの相補プリデコード信号XD030*
〜XD03F*と、単位XアドレスデコーダUXDS4
7から出力される16ビットの相補プリデコード信号X
D470*〜XD47F*とを所定の組み合わせで2ビ
ットずつ受け、両相補プリデコード信号がともに論理
“1”とされるとき、対応するワード線W000〜W2
55を選択的にハイレベルとする。
【0026】図3には、図2のXアドレスバッファXB
に含まれる単位XアドレスバッファUXB0の一実施例
の回路図が示され、図4には、その一実施例の論理条件
図が示されている。両図をもとに、Xアドレスバッファ
XBを構成する単位XアドレスバッファUXB0〜UX
B7の具体的構成及び動作ならびにその特徴について説
明する。なお、以下の記述では、単位Xアドレスバッフ
ァUXB0に関する説明をもって単位Xアドレスバッフ
ァUXB0〜UXB7を説明する。
に含まれる単位XアドレスバッファUXB0の一実施例
の回路図が示され、図4には、その一実施例の論理条件
図が示されている。両図をもとに、Xアドレスバッファ
XBを構成する単位XアドレスバッファUXB0〜UX
B7の具体的構成及び動作ならびにその特徴について説
明する。なお、以下の記述では、単位Xアドレスバッフ
ァUXB0に関する説明をもって単位Xアドレスバッフ
ァUXB0〜UXB7を説明する。
【0027】図3において、XアドレスバッファXBの
単位XアドレスバッファUXB0〜UXB7は、単位X
アドレスバッファUXB0に代表して示されるように、
一対のクロックドインバータCV1及びCV2を備え
る。このうち、クロックドインバータCV1は、第1の
電源電圧つまり電源電圧VDDと第2の電源電圧つまり
接地電位VSSとの間に直列形態に設けられるそれぞれ
2個のPチャンネルMOSFETP1及びP2ならびに
NチャンネルMOSFETN1及びN2を含み、クロッ
クドインバータCV2は、同様に電源電圧VDD及び接
地電位VSS間に直列形態に設けられるそれぞれ2個の
PチャンネルMOSFETP3及びP4ならびにNチャ
ンネルMOSFETN3及びN4を含む。
単位XアドレスバッファUXB0〜UXB7は、単位X
アドレスバッファUXB0に代表して示されるように、
一対のクロックドインバータCV1及びCV2を備え
る。このうち、クロックドインバータCV1は、第1の
電源電圧つまり電源電圧VDDと第2の電源電圧つまり
接地電位VSSとの間に直列形態に設けられるそれぞれ
2個のPチャンネルMOSFETP1及びP2ならびに
NチャンネルMOSFETN1及びN2を含み、クロッ
クドインバータCV2は、同様に電源電圧VDD及び接
地電位VSS間に直列形態に設けられるそれぞれ2個の
PチャンネルMOSFETP3及びP4ならびにNチャ
ンネルMOSFETN3及びN4を含む。
【0028】単位XアドレスバッファUXB0のクロッ
クドインバータCV1を構成するMOSFETP1及び
N2のゲートには、Xアドレス入力端子AX0からイン
バータV1を介してXアドレス信号AX0の反転信号が
共通に供給され、クロックドインバータCV2を構成す
るMOSFETP3及びN4のゲートには、インバータ
V1の出力信号のインバータV2による反転信号が共通
に供給される。また、クロックドインバータCV1及び
CV2を構成するMOSFETP2及びP4のゲートに
は、非反転クロック信号CKTが共通に供給され、MO
SFETN1及びN3のゲートには、反転クロック信号
CKBが共通に供給される。言うまでもなく、これらの
非反転クロック信号CKT及び反転クロック信号CKB
の論理レベルは、相補的に変化される。
クドインバータCV1を構成するMOSFETP1及び
N2のゲートには、Xアドレス入力端子AX0からイン
バータV1を介してXアドレス信号AX0の反転信号が
共通に供給され、クロックドインバータCV2を構成す
るMOSFETP3及びN4のゲートには、インバータ
V1の出力信号のインバータV2による反転信号が共通
に供給される。また、クロックドインバータCV1及び
CV2を構成するMOSFETP2及びP4のゲートに
は、非反転クロック信号CKTが共通に供給され、MO
SFETN1及びN3のゲートには、反転クロック信号
CKBが共通に供給される。言うまでもなく、これらの
非反転クロック信号CKT及び反転クロック信号CKB
の論理レベルは、相補的に変化される。
【0029】クロックドインバータCV1を構成するM
OSFETP2及びN1の共通結合されたドレインは、
単位XアドレスバッファUXB0の非反転出力端子X0
Tとなり、クロックドインバータCV2を構成するMO
SFETP4及びN3の共通結合されたドレインは、そ
の反転出力端子X0Bとなる。単位Xアドレスバッファ
UXB0の非反転出力端子X0Tと中間電位供給点HV
Cとの間には、相補クロック信号CK*が論理“0”と
されるとき選択的にオン状態とされるトランスファゲー
トG1が設けられ、反転出力端子X0Tと中間電位供給
点HVCとの間には、同様に相補クロック信号CK*が
論理“0”とされるとき選択的にオン状態とされるトラ
ンスファゲートG2が設けられる。この実施例におい
て、中間電位供給点HVCに供給される中間電位HVC
は、第1の電源電圧電位つまり電源電圧VDDと第2の
電源電圧電位つまり接地電位VSSの間の中間電位とさ
れ、その絶対値は、電源電圧VDDのほぼ二分の一に設
定される。
OSFETP2及びN1の共通結合されたドレインは、
単位XアドレスバッファUXB0の非反転出力端子X0
Tとなり、クロックドインバータCV2を構成するMO
SFETP4及びN3の共通結合されたドレインは、そ
の反転出力端子X0Bとなる。単位Xアドレスバッファ
UXB0の非反転出力端子X0Tと中間電位供給点HV
Cとの間には、相補クロック信号CK*が論理“0”と
されるとき選択的にオン状態とされるトランスファゲー
トG1が設けられ、反転出力端子X0Tと中間電位供給
点HVCとの間には、同様に相補クロック信号CK*が
論理“0”とされるとき選択的にオン状態とされるトラ
ンスファゲートG2が設けられる。この実施例におい
て、中間電位供給点HVCに供給される中間電位HVC
は、第1の電源電圧電位つまり電源電圧VDDと第2の
電源電圧電位つまり接地電位VSSの間の中間電位とさ
れ、その絶対値は、電源電圧VDDのほぼ二分の一に設
定される。
【0030】外部のアクセス装置から供給される相補ク
ロック信号CK*は、後述するように、所定の周期をも
って繰り返し交互に論理“1”又は論理“0”とされ
る。また、Xアドレス信号AX0〜AX7は、相補クロ
ック信号CK*の論理“1”への変化にほぼ同期して選
択的に電源電圧VDDのようなハイレベルとされ、ある
いは接地電位VSSのようなロウレベルとされる。
ロック信号CK*は、後述するように、所定の周期をも
って繰り返し交互に論理“1”又は論理“0”とされ
る。また、Xアドレス信号AX0〜AX7は、相補クロ
ック信号CK*の論理“1”への変化にほぼ同期して選
択的に電源電圧VDDのようなハイレベルとされ、ある
いは接地電位VSSのようなロウレベルとされる。
【0031】相補クロック信号CK*が論理“0”とさ
れるとき、XアドレスバッファXBの単位Xアドレスバ
ッファUXB0では、トランスファゲートG1及びG2
がオン状態とされる。このとき、クロックドインバータ
CV1及びCV2のMOSFETP2及びN1ならびに
P4及びN3は、相補クロック信号CK*の論理“0”
を受けてオフ状態とされる。このため、単位Xアドレス
バッファUXB0の非反転及び反転出力信号つまり非反
転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信号X
0Bは、図4の状態1に示されるように、入力信号つま
りXアドレス信号AX0に関係なく中間電位HVCとさ
れる。
れるとき、XアドレスバッファXBの単位Xアドレスバ
ッファUXB0では、トランスファゲートG1及びG2
がオン状態とされる。このとき、クロックドインバータ
CV1及びCV2のMOSFETP2及びN1ならびに
P4及びN3は、相補クロック信号CK*の論理“0”
を受けてオフ状態とされる。このため、単位Xアドレス
バッファUXB0の非反転及び反転出力信号つまり非反
転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信号X
0Bは、図4の状態1に示されるように、入力信号つま
りXアドレス信号AX0に関係なく中間電位HVCとさ
れる。
【0032】一方、相補クロック信号CK*が論理
“0”から論理“1”に変化されると、単位Xアドレス
バッファUXB0では、トランスファゲートG1及びG
2がオフ状態とされる。このとき、クロックドインバー
タCV1及びCV2のMOSFETP2及びN1ならび
にP4及びN3は、相補クロック信号CK*の論理
“1”を受けてオフ状態とされ、MOSFETP1及び
N2ならびにP3及びN4は、Xアドレス信号AX0の
論理レベルに応じて選択的にオン状態とされる。このた
め、単位XアドレスバッファUXB0の非反転及び反転
出力信号つまり非反転内部アドレス信号X0T及び反転
内部アドレス信号X0Bは、図4の状態2又は3に示さ
れるように、Xアドレス信号AX0が接地電位VSSの
ようなロウレベルであるとき論理“0”とされ、電源電
圧VDDのようなハイレベルであるときには論理“1”
とされる。
“0”から論理“1”に変化されると、単位Xアドレス
バッファUXB0では、トランスファゲートG1及びG
2がオフ状態とされる。このとき、クロックドインバー
タCV1及びCV2のMOSFETP2及びN1ならび
にP4及びN3は、相補クロック信号CK*の論理
“1”を受けてオフ状態とされ、MOSFETP1及び
N2ならびにP3及びN4は、Xアドレス信号AX0の
論理レベルに応じて選択的にオン状態とされる。このた
め、単位XアドレスバッファUXB0の非反転及び反転
出力信号つまり非反転内部アドレス信号X0T及び反転
内部アドレス信号X0Bは、図4の状態2又は3に示さ
れるように、Xアドレス信号AX0が接地電位VSSの
ようなロウレベルであるとき論理“0”とされ、電源電
圧VDDのようなハイレベルであるときには論理“1”
とされる。
【0033】このように、スタティック型RAMのXア
ドレスバッファXBを構成する単位Xアドレスバッファ
UXB0〜UXB7は、その動作が相補クロック信号C
K*に従って制御され、同期化される訳であって、その
非反転及び反転出力信号つまり非反転内部アドレス信号
X0T〜X7Tならびに反転内部アドレス信号X0B〜
X7Bは、相補クロック信号CK*が論理“0”つまり
無効レベルとされるときすべて中間電位HVCとされ、
相補クロック信号CK*が論理“1”つまり有効レベ
ルとされるとき、対応するXアドレス信号AX0〜AX
7の論理レベルに応じて選択的に論理“0”又は“1”
とされるものである。
ドレスバッファXBを構成する単位Xアドレスバッファ
UXB0〜UXB7は、その動作が相補クロック信号C
K*に従って制御され、同期化される訳であって、その
非反転及び反転出力信号つまり非反転内部アドレス信号
X0T〜X7Tならびに反転内部アドレス信号X0B〜
X7Bは、相補クロック信号CK*が論理“0”つまり
無効レベルとされるときすべて中間電位HVCとされ、
相補クロック信号CK*が論理“1”つまり有効レベ
ルとされるとき、対応するXアドレス信号AX0〜AX
7の論理レベルに応じて選択的に論理“0”又は“1”
とされるものである。
【0034】図5には、図2のXアドレスデコーダXD
に含まれる単位XアドレスデコーダUXDF01及びU
XDS03の一実施例の回路ブロック図が示されてい
る。同図をもとに、前段の単位XアドレスデコーダUX
DF01,UXDF23,UXDF45ならびにUXD
F67と、後段の単位XアドレスデコーダUXDS03
及びUXDS47の構成及び動作の概要について説明す
る。なお、以下の記述では、単位XアドレスデコーダU
XDF01及びUXDS03に関する説明をもって、単
位XアドレスデコーダUXDF01,UXDF23,U
XDF45,UXDF67ならびにUXDS03及びU
XDS47を説明する。
に含まれる単位XアドレスデコーダUXDF01及びU
XDS03の一実施例の回路ブロック図が示されてい
る。同図をもとに、前段の単位XアドレスデコーダUX
DF01,UXDF23,UXDF45ならびにUXD
F67と、後段の単位XアドレスデコーダUXDS03
及びUXDS47の構成及び動作の概要について説明す
る。なお、以下の記述では、単位XアドレスデコーダU
XDF01及びUXDS03に関する説明をもって、単
位XアドレスデコーダUXDF01,UXDF23,U
XDF45,UXDF67ならびにUXDS03及びU
XDS47を説明する。
【0035】図5において、XアドレスデコーダXDの
前段の単位XアドレスデコーダUXDF01,UXDF
23,UXDF45ならびにUXDF67は、図5の単
位XアドレスデコーダUXDF01に代表して示される
ように、4個のCMOS論理ゲートつまりアンド(AN
D)ゲートAG010〜AG013ないしAG670〜
AG673をそれぞれ含む。これらのアンドゲートは、
その第3及び第4の入力端子となる反転及び非反転クロ
ック入力端子と、その第1及び第2ならびに第5及び第
6の入力端子となるp組つまり2組の非反転入力端子及
び反転入力端子とを備える。このうち、第3及び第4の
入力端子つまり反転及び非反転クロック入力端子には、
前記反転クロック信号CKB及び非反転クロック信号C
KTがそれぞれ共通に供給され、その第1及び第2の入
力端子つまり第1及び第2の非反転入力端子ならびに第
5及び第6の入力端子つまり第1及び第2の反転入力端
子には、2ビットの相補内部アドレス信号X0*及びX
1*等の非反転又は反転信号がそれぞれ所定の組み合わ
せで選択的に供給される。
前段の単位XアドレスデコーダUXDF01,UXDF
23,UXDF45ならびにUXDF67は、図5の単
位XアドレスデコーダUXDF01に代表して示される
ように、4個のCMOS論理ゲートつまりアンド(AN
D)ゲートAG010〜AG013ないしAG670〜
AG673をそれぞれ含む。これらのアンドゲートは、
その第3及び第4の入力端子となる反転及び非反転クロ
ック入力端子と、その第1及び第2ならびに第5及び第
6の入力端子となるp組つまり2組の非反転入力端子及
び反転入力端子とを備える。このうち、第3及び第4の
入力端子つまり反転及び非反転クロック入力端子には、
前記反転クロック信号CKB及び非反転クロック信号C
KTがそれぞれ共通に供給され、その第1及び第2の入
力端子つまり第1及び第2の非反転入力端子ならびに第
5及び第6の入力端子つまり第1及び第2の反転入力端
子には、2ビットの相補内部アドレス信号X0*及びX
1*等の非反転又は反転信号がそれぞれ所定の組み合わ
せで選択的に供給される。
【0036】すなわち、単位XアドレスデコーダUXD
F01を構成するアンドゲートAG010の第1及び第
2の入力端子には、XアドレスバッファXBから反転内
部アドレス信号X0B及びX1Bがそれぞれ供給され、
その第5及び第6の入力端子には、非反転内部アドレス
信号X0T及びX1Tがそれぞれ供給される。また、ア
ンドゲートAG011の第1及び第2の入力端子には、
非反転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信
号X1Bがそれぞれ供給され、その第5及び第6の入力
端子には、反転内部アドレス信号X0B及び非反転内部
アドレス信号X1Tがそれぞれ供給される。一方、アン
ドゲートAG012の第1及び第2の入力端子には、反
転内部アドレス信号X0B及び非反転内部アドレス信号
X1Tがそれぞれ供給され、その第5及び第6の入力端
子には、非反転内部アドレス信号X0T及び反転内部ア
ドレス信号X1Bがそれぞれ供給される。さらに、アン
ドゲートAG013の第1及び第2の入力端子には、非
反転内部アドレス信号X0T及びX1Tがそれぞれ供給
され、その第5及び第6の入力端子には、反転内部アド
レス信号X0B及びX1Bがそれぞれ供給される。
F01を構成するアンドゲートAG010の第1及び第
2の入力端子には、XアドレスバッファXBから反転内
部アドレス信号X0B及びX1Bがそれぞれ供給され、
その第5及び第6の入力端子には、非反転内部アドレス
信号X0T及びX1Tがそれぞれ供給される。また、ア
ンドゲートAG011の第1及び第2の入力端子には、
非反転内部アドレス信号X0T及び反転内部アドレス信
号X1Bがそれぞれ供給され、その第5及び第6の入力
端子には、反転内部アドレス信号X0B及び非反転内部
アドレス信号X1Tがそれぞれ供給される。一方、アン
ドゲートAG012の第1及び第2の入力端子には、反
転内部アドレス信号X0B及び非反転内部アドレス信号
X1Tがそれぞれ供給され、その第5及び第6の入力端
子には、非反転内部アドレス信号X0T及び反転内部ア
ドレス信号X1Bがそれぞれ供給される。さらに、アン
ドゲートAG013の第1及び第2の入力端子には、非
反転内部アドレス信号X0T及びX1Tがそれぞれ供給
され、その第5及び第6の入力端子には、反転内部アド
レス信号X0B及びX1Bがそれぞれ供給される。
【0037】単位XアドレスデコーダUXDF01のア
ンドゲートAG010〜AG013は、相補クロック信
号CK*が有効レベルつまり論理“1”とされ、かつそ
の第1及び第2の入力端子つまり第1及び第2の非反転
入力端子に供給される相補内部アドレス信号X0*又は
X1*の非反転又は反転信号がともにハイレベルとさ
れ、その第5及び第6の入力端子つまり第1及び第2の
反転入力端子に供給される相補内部アドレス信号X0*
又はX1*の反転又は非反転信号がともにロウレベルと
されるとき、その出力信号つまり例えば相補プリデコー
ド信号XD010*〜XD013*を選択的に論理
“1”とする。相補クロック信号CK*が無効レベルつ
まり論理“0”とされるとき、あるいは各アンドゲート
の第1又は第2の非反転及び反転入力端子に供給される
相補内部アドレス信号X0*又はX1*の非反転又は反
転信号のいずれかがロウレベル又はハイレベルとされる
とき、相補プリデコード信号XD010*〜XD013
*は、その非反転及び反転信号をともに中間電位HVC
とする形で論理“0”とされる。
ンドゲートAG010〜AG013は、相補クロック信
号CK*が有効レベルつまり論理“1”とされ、かつそ
の第1及び第2の入力端子つまり第1及び第2の非反転
入力端子に供給される相補内部アドレス信号X0*又は
X1*の非反転又は反転信号がともにハイレベルとさ
れ、その第5及び第6の入力端子つまり第1及び第2の
反転入力端子に供給される相補内部アドレス信号X0*
又はX1*の反転又は非反転信号がともにロウレベルと
されるとき、その出力信号つまり例えば相補プリデコー
ド信号XD010*〜XD013*を選択的に論理
“1”とする。相補クロック信号CK*が無効レベルつ
まり論理“0”とされるとき、あるいは各アンドゲート
の第1又は第2の非反転及び反転入力端子に供給される
相補内部アドレス信号X0*又はX1*の非反転又は反
転信号のいずれかがロウレベル又はハイレベルとされる
とき、相補プリデコード信号XD010*〜XD013
*は、その非反転及び反転信号をともに中間電位HVC
とする形で論理“0”とされる。
【0038】次に、XアドレスデコーダXDの後段の単
位XアドレスデコーダUXDS03及びUXDS47
は、図5の単位XアドレスデコーダUXDS03に代表
されるように、16個のアンドゲートAG030〜AG
03F(ここで、10個以上ある回路素子等の10以降
の追番は、アルファベット表示することがある。以下同
様)等を備える。これらのアンドゲートの第3及び第4
の入力端子つまり反転及び非反転クロック入力端子に
は、反転クロック信号CKB及び非反転クロック信号C
KTがそれぞれ共通に供給される。また、その第1及び
第5の入力端子つまり第1の非反転及び反転入力端子に
は、例えば単位XアドレスデコーダUXDF01から相
補プリデコード信号XD010*〜XD013*の非反
転又は反転信号がそれぞれ1ビットずつ所定の組み合わ
せで供給され、その第2及び第6の入力端子つまり第2
の非反転及び反転入力端子には、例えば単位Xアドレス
デコーダUXDF23から相補プリデコード信号XD2
30*〜XD233*の非反転又は反転信号がそれぞれ
1ビットずつ所定の組み合わせで供給される。
位XアドレスデコーダUXDS03及びUXDS47
は、図5の単位XアドレスデコーダUXDS03に代表
されるように、16個のアンドゲートAG030〜AG
03F(ここで、10個以上ある回路素子等の10以降
の追番は、アルファベット表示することがある。以下同
様)等を備える。これらのアンドゲートの第3及び第4
の入力端子つまり反転及び非反転クロック入力端子に
は、反転クロック信号CKB及び非反転クロック信号C
KTがそれぞれ共通に供給される。また、その第1及び
第5の入力端子つまり第1の非反転及び反転入力端子に
は、例えば単位XアドレスデコーダUXDF01から相
補プリデコード信号XD010*〜XD013*の非反
転又は反転信号がそれぞれ1ビットずつ所定の組み合わ
せで供給され、その第2及び第6の入力端子つまり第2
の非反転及び反転入力端子には、例えば単位Xアドレス
デコーダUXDF23から相補プリデコード信号XD2
30*〜XD233*の非反転又は反転信号がそれぞれ
1ビットずつ所定の組み合わせで供給される。
【0039】単位XアドレスデコーダUXDS30のア
ンドゲートAG030〜AG03Fは、相補クロック信
号CK*が有効レベルつまり論理“1”とされ、かつそ
の第1及び第5の入力端子つまり第1の非反転及び反転
入力端子に供給される相補プリデコード信号XD010
*〜XD013*と、その第2及び第6の入力端子つま
り第2の非反転及び反転入力端子に供給される相補プリ
デコード信号XD230*〜XD233*とがともに論
理“1”とされるとき、その出力信号つまり相補プリデ
コード信号XD030*〜XD03F*をそれぞれ選択
的に論理“1”とする。なお、各単位Xアドレスデコー
ダを構成するアンドゲートAG010等及びAG030
等の具体的構成については、後で詳細に説明する。
ンドゲートAG030〜AG03Fは、相補クロック信
号CK*が有効レベルつまり論理“1”とされ、かつそ
の第1及び第5の入力端子つまり第1の非反転及び反転
入力端子に供給される相補プリデコード信号XD010
*〜XD013*と、その第2及び第6の入力端子つま
り第2の非反転及び反転入力端子に供給される相補プリ
デコード信号XD230*〜XD233*とがともに論
理“1”とされるとき、その出力信号つまり相補プリデ
コード信号XD030*〜XD03F*をそれぞれ選択
的に論理“1”とする。なお、各単位Xアドレスデコー
ダを構成するアンドゲートAG010等及びAG030
等の具体的構成については、後で詳細に説明する。
【0040】図6及び図7には、図5の単位Xアドレス
デコーダUXDF01に含まれるアンドゲートAG01
0の一実施例の回路図及び論理条件図がそれぞれ示さ
れ、図8及び図9には、図5のXアドレスデコーダXD
S03に含まれるアンドゲートAG030の一実施例の
回路図及び論理条件図がそれぞれ示されている。これら
の図をもとに、単位XアドレスデコーダUXDF01,
UXDF23,UXDF45ならびにUXDF67を構
成するアンドゲートAG010〜AG013等あるいは
単位XアドレスデコーダUXDS03及びUXDS47
を構成するアンドゲートAG030〜AG03F等の具
体的構成及び動作を説明する。なお、以下の記述では、
アンドゲートAG010に関する説明をもってアンドゲ
ートAG010〜AG013等を説明し、アンドゲート
AG030に関する説明をもってアンドゲートAG03
0〜AG03Fを説明する。また、アンドゲートAG0
30〜AG03F等は、アンドゲートAG010〜AG
013等と同一の構成とされるため、これと異なる部分
についてのみ説明を追加する。
デコーダUXDF01に含まれるアンドゲートAG01
0の一実施例の回路図及び論理条件図がそれぞれ示さ
れ、図8及び図9には、図5のXアドレスデコーダXD
S03に含まれるアンドゲートAG030の一実施例の
回路図及び論理条件図がそれぞれ示されている。これら
の図をもとに、単位XアドレスデコーダUXDF01,
UXDF23,UXDF45ならびにUXDF67を構
成するアンドゲートAG010〜AG013等あるいは
単位XアドレスデコーダUXDS03及びUXDS47
を構成するアンドゲートAG030〜AG03F等の具
体的構成及び動作を説明する。なお、以下の記述では、
アンドゲートAG010に関する説明をもってアンドゲ
ートAG010〜AG013等を説明し、アンドゲート
AG030に関する説明をもってアンドゲートAG03
0〜AG03Fを説明する。また、アンドゲートAG0
30〜AG03F等は、アンドゲートAG010〜AG
013等と同一の構成とされるため、これと異なる部分
についてのみ説明を追加する。
【0041】図6において、単位XアドレスデコーダU
XDF01のアンドゲートAG010〜AG013は、
図6のアンドゲートAG010に代表されるように、電
源電圧VDD及び接地電位VSS間に直列形態に設けら
れる4個のPチャンネルMOSFETPB,Nチャンネ
ルMOSFETNC,PチャンネルMOSFETPCな
らびにNチャンネルMOSFETNBを含む。このう
ち、MOSFETNC及びPCのゲートは、アンドゲー
トAG010の第3又は第4の入力端子となって反転ク
ロック信号CKB又は非反転クロック信号CKTがそれ
ぞれ供給され、その共通結合されたドレインには、中間
電位HVCが供給される。MOSFETNCのドレイン
は、アンドゲートAG010の非反転出力端子に結合さ
れ、そのドレイン電位は、非反転プリデコード信号XD
010Tとされる。また、MOSFETPCのドレイン
は、アンドゲートAG010の反転出力端子に結合さ
れ、そのドレイン電位は、反転プリデコード信号XD0
10Bとされる。
XDF01のアンドゲートAG010〜AG013は、
図6のアンドゲートAG010に代表されるように、電
源電圧VDD及び接地電位VSS間に直列形態に設けら
れる4個のPチャンネルMOSFETPB,Nチャンネ
ルMOSFETNC,PチャンネルMOSFETPCな
らびにNチャンネルMOSFETNBを含む。このう
ち、MOSFETNC及びPCのゲートは、アンドゲー
トAG010の第3又は第4の入力端子となって反転ク
ロック信号CKB又は非反転クロック信号CKTがそれ
ぞれ供給され、その共通結合されたドレインには、中間
電位HVCが供給される。MOSFETNCのドレイン
は、アンドゲートAG010の非反転出力端子に結合さ
れ、そのドレイン電位は、非反転プリデコード信号XD
010Tとされる。また、MOSFETPCのドレイン
は、アンドゲートAG010の反転出力端子に結合さ
れ、そのドレイン電位は、反転プリデコード信号XD0
10Bとされる。
【0042】一方、アンドゲートAG010を構成する
MOSFETPBのゲートは、PチャンネルMOSFE
TP9及びNチャンネルMOSFETN9からなる第2
のインバータの出力端子に結合され、MOSFETNB
のゲートは、PチャンネルMOSFETPA及びNAか
らなる第1のインバータの出力端子に結合される。MO
SFETP9及びN9の共通結合されたゲートは、第1
の内部ノードn1に結合され、MOSFETPA及びN
Aの共通結合されたゲートは、第2の内部ノードn2に
結合される。電源電圧VDDと内部ノードn1との間に
は、Pチャンネル型(第1導電型)のpつまり2個のM
OSFETP5及びP6(第1のMOSFET)が並列
形態に設けられ、電源電圧VDDと内部ノードn2との
間には、Nチャンネル型(第2導電型)のpつまり2個
のMOSFETN5及びN6(第3のMOSFET)が
並列形態に設けられる。MOSFETP5のゲートは、
アンドゲートAG010の第1の非反転入力端子となっ
て反転内部アドレス信号X0Bが供給され、MOSFE
TP6のゲートは、その第2の非反転入力端子となって
反転内部アドレス信号X1Bが供給される。また、MO
SFETN5のゲートは、アンドゲートAG010の第
1の反転入力端子となって非反転内部アドレス信号X0
Tが供給され、MOSFETN6のゲートは、その第2
の反転入力端子となって非反転内部アドレス信号X1T
が供給される。
MOSFETPBのゲートは、PチャンネルMOSFE
TP9及びNチャンネルMOSFETN9からなる第2
のインバータの出力端子に結合され、MOSFETNB
のゲートは、PチャンネルMOSFETPA及びNAか
らなる第1のインバータの出力端子に結合される。MO
SFETP9及びN9の共通結合されたゲートは、第1
の内部ノードn1に結合され、MOSFETPA及びN
Aの共通結合されたゲートは、第2の内部ノードn2に
結合される。電源電圧VDDと内部ノードn1との間に
は、Pチャンネル型(第1導電型)のpつまり2個のM
OSFETP5及びP6(第1のMOSFET)が並列
形態に設けられ、電源電圧VDDと内部ノードn2との
間には、Nチャンネル型(第2導電型)のpつまり2個
のMOSFETN5及びN6(第3のMOSFET)が
並列形態に設けられる。MOSFETP5のゲートは、
アンドゲートAG010の第1の非反転入力端子となっ
て反転内部アドレス信号X0Bが供給され、MOSFE
TP6のゲートは、その第2の非反転入力端子となって
反転内部アドレス信号X1Bが供給される。また、MO
SFETN5のゲートは、アンドゲートAG010の第
1の反転入力端子となって非反転内部アドレス信号X0
Tが供給され、MOSFETN6のゲートは、その第2
の反転入力端子となって非反転内部アドレス信号X1T
が供給される。
【0043】アンドゲートAG010は、さらに、その
第1及び第2の非反転入力端子に対応してp−1つまり
1個ずつ設けられるNチャンネルMOSFETN7及び
N8(第2のMOSFET)と、その第1及び第2の反
転入力端子に対応してp−1つまり1個ずつ設けられる
PチャンネルMOSFETP7及びP8(第4のMOS
FET)とを含む。これらのMOSFETのゲートは、
対応する第1及び第2の非反転又は反転入力端子にそれ
ぞれ結合される。また、そのドレインは、内部ノードn
1又はn2にそれぞれ共通結合され、そのソースは、対
応するものを除く他のp−1つまり一つの反転又は非反
転入力端子にそれぞれ結合される。すなわち、MOSF
ETN7のソースは、非反転内部アドレス信号X1Tを
受けるアンドゲートAG010の第2の反転入力端子に
結合され、MOSFETN8のソースは、非反転内部ア
ドレス信号X0Bを受けるアンドゲートAG010の第
1の反転入力端子に結合される。また、MOSFETP
7のソースは、反転内部アドレス信号X1Bを受けるア
ンドゲートAG010の第2の非反転入力端子に結合さ
れ、MOSFETP8のゲートは、反転内部アドレス信
号X0Bを受けるアンドゲートAG010の第1の非反
転入力端子に結合される。
第1及び第2の非反転入力端子に対応してp−1つまり
1個ずつ設けられるNチャンネルMOSFETN7及び
N8(第2のMOSFET)と、その第1及び第2の反
転入力端子に対応してp−1つまり1個ずつ設けられる
PチャンネルMOSFETP7及びP8(第4のMOS
FET)とを含む。これらのMOSFETのゲートは、
対応する第1及び第2の非反転又は反転入力端子にそれ
ぞれ結合される。また、そのドレインは、内部ノードn
1又はn2にそれぞれ共通結合され、そのソースは、対
応するものを除く他のp−1つまり一つの反転又は非反
転入力端子にそれぞれ結合される。すなわち、MOSF
ETN7のソースは、非反転内部アドレス信号X1Tを
受けるアンドゲートAG010の第2の反転入力端子に
結合され、MOSFETN8のソースは、非反転内部ア
ドレス信号X0Bを受けるアンドゲートAG010の第
1の反転入力端子に結合される。また、MOSFETP
7のソースは、反転内部アドレス信号X1Bを受けるア
ンドゲートAG010の第2の非反転入力端子に結合さ
れ、MOSFETP8のゲートは、反転内部アドレス信
号X0Bを受けるアンドゲートAG010の第1の非反
転入力端子に結合される。
【0044】相補クロック信号CK*が論理“0”とさ
れるとき、アンドゲートAG010では、図7の状態1
に示されるように、MOSFETNC及びPCがオン状
態(on)となり、これらのMOSFETを介してその
非反転及び反転出力端子が中間電位供給点HVCに接続
される。このとき、単位XアドレスバッファUXB0及
びUXB1の出力つまり相補内部アドレス信号X0*及
びX1*の非反転及び反転信号は、前述のように、とも
に中間電位HVCとされる。したがって、MOSFET
N7及びN8ならびにP7及びP8はオフ状態(of
f)とされるが、MOSFETP5及びP6ならびにN
5及びN6はともにオン状態とされ、内部ノードn1及
びn2は、それぞれ電源電圧VDDのようなハイレベル
又は接地電位VSSのようなロウレベルとされる。ま
た、内部ノードn1のハイレベルを受けて、MOSFE
TPA及びNAからなるインバータの出力信号がロウレ
ベルとなってMOSFETNBがオフ状態とされ、内部
ノードn2のロウレベルを受けて、MOSFETP9及
びN9からなるインバータの出力信号がハイレベルとな
ってMOSFETPBがオフ状態とされる。この結果、
アンドゲートAG010の非反転及び反転出力信号つま
り非反転プリデコード信号XD010T及び反転プリデ
コード信号XD010Bは、ともに中間電位HVCとさ
れる。
れるとき、アンドゲートAG010では、図7の状態1
に示されるように、MOSFETNC及びPCがオン状
態(on)となり、これらのMOSFETを介してその
非反転及び反転出力端子が中間電位供給点HVCに接続
される。このとき、単位XアドレスバッファUXB0及
びUXB1の出力つまり相補内部アドレス信号X0*及
びX1*の非反転及び反転信号は、前述のように、とも
に中間電位HVCとされる。したがって、MOSFET
N7及びN8ならびにP7及びP8はオフ状態(of
f)とされるが、MOSFETP5及びP6ならびにN
5及びN6はともにオン状態とされ、内部ノードn1及
びn2は、それぞれ電源電圧VDDのようなハイレベル
又は接地電位VSSのようなロウレベルとされる。ま
た、内部ノードn1のハイレベルを受けて、MOSFE
TPA及びNAからなるインバータの出力信号がロウレ
ベルとなってMOSFETNBがオフ状態とされ、内部
ノードn2のロウレベルを受けて、MOSFETP9及
びN9からなるインバータの出力信号がハイレベルとな
ってMOSFETPBがオフ状態とされる。この結果、
アンドゲートAG010の非反転及び反転出力信号つま
り非反転プリデコード信号XD010T及び反転プリデ
コード信号XD010Bは、ともに中間電位HVCとさ
れる。
【0045】次に、相補クロック信号CK*が論理
“1”とされると、アンドゲートAG010では、MO
SFETNC及びPCがオフ状態となり、相補内部アド
レス信号X0*及びX1*は、前述のように、Xアドレ
ス信号AX0に従って選択的に論理“0”又は“1”と
される。このとき、相補内部アドレス信号X0*及びX
1*がともに論理“1”である場合、言い換えるなら
ば、アンドゲートAG010の第1及び第2の非反転及
び反転入力端子からみた入力信号がともに論理“0”で
ある場合、図7の状態2に示されるように、MOSFE
TP5及びP6ならびにN5及びN6がともにオン状態
とされ、MOSFETN7及びN8ならびにP7及びP
8はすべてオフ状態とされる。したがって、内部ノード
n1及びn2はそれぞれハイレベル又はロウレベルのま
まとなり、MOSFETPB及びNBはオフ状態のまま
となって、非反転プリデコード信号XD010T及び反
転プリデコード信号XD010Bはともに中間電位HV
Cのままとされる。
“1”とされると、アンドゲートAG010では、MO
SFETNC及びPCがオフ状態となり、相補内部アド
レス信号X0*及びX1*は、前述のように、Xアドレ
ス信号AX0に従って選択的に論理“0”又は“1”と
される。このとき、相補内部アドレス信号X0*及びX
1*がともに論理“1”である場合、言い換えるなら
ば、アンドゲートAG010の第1及び第2の非反転及
び反転入力端子からみた入力信号がともに論理“0”で
ある場合、図7の状態2に示されるように、MOSFE
TP5及びP6ならびにN5及びN6がともにオン状態
とされ、MOSFETN7及びN8ならびにP7及びP
8はすべてオフ状態とされる。したがって、内部ノード
n1及びn2はそれぞれハイレベル又はロウレベルのま
まとなり、MOSFETPB及びNBはオフ状態のまま
となって、非反転プリデコード信号XD010T及び反
転プリデコード信号XD010Bはともに中間電位HV
Cのままとされる。
【0046】一方、相補クロック信号CK*が論理
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*が論
理“0”であり、相補内部アドレス信号X1*が論理
“1”である場合、言い換えるならば、アンドゲートA
G010の第1の非反転及び反転入力端子からみた入力
信号が論理“1”であり第2の非反転及び反転入力端子
からみた入力信号が論理“0”である場合、アンドゲー
トAG010では、図7の状態3に示されるように、M
OSFETP5及びN5はオフ状態とされるが、MOS
FETP6及びN6はオン状態のままとされる。また、
このとき、MOSFETN7及びP7はオン状態とされ
るが、そのソース側つまり非反転内部アドレス信号X1
Tがハイレベルとされ、反転内部アドレス信号X1Bが
ロウレベルとされることから、内部ノードn1はハイレ
ベルのままとされ、内部ノードn2はロウレベルのまま
とされる。これにより、MOSFETPB及びNBはオ
フ状態のままとなり、非反転プリデコード信号XD01
0T及び反転プリデコード信号XD010Bはともに中
間電位HVCのままとされる。
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*が論
理“0”であり、相補内部アドレス信号X1*が論理
“1”である場合、言い換えるならば、アンドゲートA
G010の第1の非反転及び反転入力端子からみた入力
信号が論理“1”であり第2の非反転及び反転入力端子
からみた入力信号が論理“0”である場合、アンドゲー
トAG010では、図7の状態3に示されるように、M
OSFETP5及びN5はオフ状態とされるが、MOS
FETP6及びN6はオン状態のままとされる。また、
このとき、MOSFETN7及びP7はオン状態とされ
るが、そのソース側つまり非反転内部アドレス信号X1
Tがハイレベルとされ、反転内部アドレス信号X1Bが
ロウレベルとされることから、内部ノードn1はハイレ
ベルのままとされ、内部ノードn2はロウレベルのまま
とされる。これにより、MOSFETPB及びNBはオ
フ状態のままとなり、非反転プリデコード信号XD01
0T及び反転プリデコード信号XD010Bはともに中
間電位HVCのままとされる。
【0047】同様に、相補クロック信号CK*が論理
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*が論
理“1”であり相補内部アドレス信号X1*が論理
“0”である場合、言い換えるならば、アンドゲートA
G010の第1の非反転及び反転入力端子からみた入力
信号が論理“0”であり第2の非反転及び反転入力端子
からみた入力信号が論理“1”である場合、アンドゲー
トAG010では、図7の状態4に示されるように、M
OSFETP6及びN6はオフ状態とされるが、MOS
FETP5及びN5がオン状態のままとされる。また、
このとき、MOSFETN8及びP8はオン状態となる
が、そのソース側つまり非反転内部アドレス信号X0T
がハイレベルとされ、反転内部アドレス信号X0Bがロ
ウレベルとされることから、内部ノードn1はハイレベ
ルのままとされ、内部ノードn2はロウレベルのままと
される。したがって、MOSFETPB及びNBはオフ
状態のままとなり、非反転プリデコード信号XD010
T及び反転プリデコード信号XD010Bはともに中間
電位HVCのままとされる。
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*が論
理“1”であり相補内部アドレス信号X1*が論理
“0”である場合、言い換えるならば、アンドゲートA
G010の第1の非反転及び反転入力端子からみた入力
信号が論理“0”であり第2の非反転及び反転入力端子
からみた入力信号が論理“1”である場合、アンドゲー
トAG010では、図7の状態4に示されるように、M
OSFETP6及びN6はオフ状態とされるが、MOS
FETP5及びN5がオン状態のままとされる。また、
このとき、MOSFETN8及びP8はオン状態となる
が、そのソース側つまり非反転内部アドレス信号X0T
がハイレベルとされ、反転内部アドレス信号X0Bがロ
ウレベルとされることから、内部ノードn1はハイレベ
ルのままとされ、内部ノードn2はロウレベルのままと
される。したがって、MOSFETPB及びNBはオフ
状態のままとなり、非反転プリデコード信号XD010
T及び反転プリデコード信号XD010Bはともに中間
電位HVCのままとされる。
【0048】ところが、相補クロック信号CK*が論理
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*及び
X1*がともに論理“0”である場合、言い換えるなら
ば、アンドゲートAG010の第1及び第2の非反転及
び反転入力端子からみた入力信号がともに論理“1”で
ある場合、図7の状態5に示されるように、MOSFE
TP5及びP6ならびにN5及びN6は一斉にオフ状態
となり、代わってMOSFETN7及びN8ならびにP
7及びP8がオン状態となる。このため、内部ノードn
1は、オン状態にあるMOSFETN7及びN8を介し
て非反転内部アドレス信号X1T又はX0Tのロウレベ
ルが伝達されることにより接地電位VSSのようなロウ
レベルとされ、内部ノードn2は、オン状態にあるMO
SFETP7及びP8を介して反転内部アドレス信号X
1B又はX0Bのハイレベルが伝達されることにより電
源電圧VDDのようなハイレベルとされる。この結果、
MOSFETPB及びNBがともにオン状態に転じ、非
反転プリデコード信号XD010Tは電源電圧VDDの
ようなハイレベルとされ、また反転プリデコード信号X
D010Bは接地電位VSSのようなロウレベルとされ
る。
“1”とされるとき、相補内部アドレス信号X0*及び
X1*がともに論理“0”である場合、言い換えるなら
ば、アンドゲートAG010の第1及び第2の非反転及
び反転入力端子からみた入力信号がともに論理“1”で
ある場合、図7の状態5に示されるように、MOSFE
TP5及びP6ならびにN5及びN6は一斉にオフ状態
となり、代わってMOSFETN7及びN8ならびにP
7及びP8がオン状態となる。このため、内部ノードn
1は、オン状態にあるMOSFETN7及びN8を介し
て非反転内部アドレス信号X1T又はX0Tのロウレベ
ルが伝達されることにより接地電位VSSのようなロウ
レベルとされ、内部ノードn2は、オン状態にあるMO
SFETP7及びP8を介して反転内部アドレス信号X
1B又はX0Bのハイレベルが伝達されることにより電
源電圧VDDのようなハイレベルとされる。この結果、
MOSFETPB及びNBがともにオン状態に転じ、非
反転プリデコード信号XD010Tは電源電圧VDDの
ようなハイレベルとされ、また反転プリデコード信号X
D010Bは接地電位VSSのようなロウレベルとされ
る。
【0049】次に、単位XアドレスデコーダUXDS0
3のアンドゲートAG030〜AG03Fは、図8のア
ンドゲートAG030に代表されるように、図7のアン
ドゲートAG010等と全く同一の構成とされるが、そ
の第1及び第2の非反転及び反転入力端子に供給される
相補プリデコード信号XD010*〜XD013*なら
びにXD230*〜XD233*等の非反転及び反転信
号のレベルは、前述のように、論理“1”とされるとき
以外においてすべて中間電位HVCとされる。このた
め、アンドゲートAG030におけるMOSFETの動
作状態は、図9に示されるように、状態1,2ならびに
5では図7のアンドゲートAG010と同じであるが、
その他の状態3及び4では少し様子が変わってくる。
3のアンドゲートAG030〜AG03Fは、図8のア
ンドゲートAG030に代表されるように、図7のアン
ドゲートAG010等と全く同一の構成とされるが、そ
の第1及び第2の非反転及び反転入力端子に供給される
相補プリデコード信号XD010*〜XD013*なら
びにXD230*〜XD233*等の非反転及び反転信
号のレベルは、前述のように、論理“1”とされるとき
以外においてすべて中間電位HVCとされる。このた
め、アンドゲートAG030におけるMOSFETの動
作状態は、図9に示されるように、状態1,2ならびに
5では図7のアンドゲートAG010と同じであるが、
その他の状態3及び4では少し様子が変わってくる。
【0050】すなわち、例えばアンドゲートAG030
の第1の非反転及び反転入力端子に供給される相補プリ
デコード信号XD010*が論理“1”とされ第2の非
反転及び反転入力端子に供給される相補プリデコード信
号XD230*が論理“0”とされる状態3では、アン
ドゲートAG030のMOSFETP5及びN5がオフ
状態とされ、MOSFETP6及びN6がオン状態とさ
れ、MOSFETN7及びP7がオン状態とされるが、
このとき、MOSFETN8及びP8は、そのゲートに
供給される非反転内部アドレス信号XD230T及び反
転内部アドレス信号XD230Bが中間電位HVCとさ
れることで、同時にオン状態とされる。このため、内部
ノードn1には、MOSFETP6を介して電源電圧V
DDが供給されるとともに、MOSFETN8を介して
反転内部アドレス信号XD010Bのロウレベルが供給
され、内部ノードn2には、MOSFETN6を介して
接地電位VSSが供給されるとともに、MOSFETP
8を介して非反転内部アドレス信号XD010Tのハイ
レベルが供給される。
の第1の非反転及び反転入力端子に供給される相補プリ
デコード信号XD010*が論理“1”とされ第2の非
反転及び反転入力端子に供給される相補プリデコード信
号XD230*が論理“0”とされる状態3では、アン
ドゲートAG030のMOSFETP5及びN5がオフ
状態とされ、MOSFETP6及びN6がオン状態とさ
れ、MOSFETN7及びP7がオン状態とされるが、
このとき、MOSFETN8及びP8は、そのゲートに
供給される非反転内部アドレス信号XD230T及び反
転内部アドレス信号XD230Bが中間電位HVCとさ
れることで、同時にオン状態とされる。このため、内部
ノードn1には、MOSFETP6を介して電源電圧V
DDが供給されるとともに、MOSFETN8を介して
反転内部アドレス信号XD010Bのロウレベルが供給
され、内部ノードn2には、MOSFETN6を介して
接地電位VSSが供給されるとともに、MOSFETP
8を介して非反転内部アドレス信号XD010Tのハイ
レベルが供給される。
【0051】しかし、反転内部アドレス信号XD010
Bのロウレベル及び非反転内部アドレス信号XD010
Tのハイレベルは、前述のように、前段の単位Xアドレ
スデコーダUXDF01のアンドゲートAG010等の
出力MOSFETNB又はPBを介して接地電位VSS
又は電源電圧VDDが出力されることによるものである
ため、内部ノードn1の電位は、MOSFETPA及び
NAからなるインバータの論理スレッシホルドレベルつ
まり例えば中間電位HVCより高く、また内部ノードn
2の電位は、MOSFETP9及びN9からなるインバ
ータの論理スレッシホルドレベルつまり例えば中間電位
HVCより低くなる。この結果、MOSFETNB及び
PBはともにオフ状態のままとされ、これによってその
非反転及び反転出力信号つまり非反転プリデコード信号
XD030T及び反転プリデコード信号XD030Bも
ともに中間電位HVCのままとされる。
Bのロウレベル及び非反転内部アドレス信号XD010
Tのハイレベルは、前述のように、前段の単位Xアドレ
スデコーダUXDF01のアンドゲートAG010等の
出力MOSFETNB又はPBを介して接地電位VSS
又は電源電圧VDDが出力されることによるものである
ため、内部ノードn1の電位は、MOSFETPA及び
NAからなるインバータの論理スレッシホルドレベルつ
まり例えば中間電位HVCより高く、また内部ノードn
2の電位は、MOSFETP9及びN9からなるインバ
ータの論理スレッシホルドレベルつまり例えば中間電位
HVCより低くなる。この結果、MOSFETNB及び
PBはともにオフ状態のままとされ、これによってその
非反転及び反転出力信号つまり非反転プリデコード信号
XD030T及び反転プリデコード信号XD030Bも
ともに中間電位HVCのままとされる。
【0052】同様に、アンドゲートAG030の第1の
非反転及び反転入力端子に供給される相補プリデコード
信号XD010*が論理“0”とされ第2の非反転及び
反転入力端子に供給される相補プリデコード信号XD2
30*が論理“1”とされる状態4では、アンドゲート
AG030のMOSFETP5及びN5がオン状態とさ
れ、MOSFETP6及びN6がオフ状態とされ、MO
SFETN8及びP8がオン状態とされるが、このと
き、MOSFETN7及びP7は、そのゲートに供給さ
れる非反転内部アドレス信号XD010T及び反転内部
アドレス信号XD010Bが中間電位HVCとされるこ
とで、やはり同時にオン状態とされる。このため、内部
ノードn1には、MOSFETP5を介して電源電圧V
DDが供給されるとともに、MOSFETN7を介して
反転内部アドレス信号XD230Bのロウレベルが供給
され、内部ノードn2には、MOSFETN5を介して
接地電位VSSが供給されるとともに、MOSFETP
7を介して非反転内部アドレス信号XD230Tのハイ
レベルが供給される。
非反転及び反転入力端子に供給される相補プリデコード
信号XD010*が論理“0”とされ第2の非反転及び
反転入力端子に供給される相補プリデコード信号XD2
30*が論理“1”とされる状態4では、アンドゲート
AG030のMOSFETP5及びN5がオン状態とさ
れ、MOSFETP6及びN6がオフ状態とされ、MO
SFETN8及びP8がオン状態とされるが、このと
き、MOSFETN7及びP7は、そのゲートに供給さ
れる非反転内部アドレス信号XD010T及び反転内部
アドレス信号XD010Bが中間電位HVCとされるこ
とで、やはり同時にオン状態とされる。このため、内部
ノードn1には、MOSFETP5を介して電源電圧V
DDが供給されるとともに、MOSFETN7を介して
反転内部アドレス信号XD230Bのロウレベルが供給
され、内部ノードn2には、MOSFETN5を介して
接地電位VSSが供給されるとともに、MOSFETP
7を介して非反転内部アドレス信号XD230Tのハイ
レベルが供給される。
【0053】しかし、反転内部アドレス信号XD230
Bのロウレベル及び非反転内部アドレス信号XD230
Tのハイレベルは、同様に前段の単位Xアドレスデコー
ダUXDF01のアンドゲートAG010等の出力MO
SFETNB又はPBを介して接地電位VSS又は電源
電圧VDDが出力されることによるものであるため、内
部ノードn1の電位は、MOSFETPA及びNAから
なるインバータの論理スレッシホルドレベルつまり例え
ば中間電位HVCより高く、また内部ノードn2の電位
は、MOSFETP9及びN9からなるインバータの論
理スレッシホルドレベルつまり例えば中間電位HVCよ
り低くなる。この結果、アンドゲートAG030のMO
SFETNB及びPBはオフ状態のままとされ、これに
よってその非反転及び反転出力信号つまり非反転プリデ
コード信号XD030T及び反転プリデコード信号XD
030Bも中間電位HVCのままとされる。
Bのロウレベル及び非反転内部アドレス信号XD230
Tのハイレベルは、同様に前段の単位Xアドレスデコー
ダUXDF01のアンドゲートAG010等の出力MO
SFETNB又はPBを介して接地電位VSS又は電源
電圧VDDが出力されることによるものであるため、内
部ノードn1の電位は、MOSFETPA及びNAから
なるインバータの論理スレッシホルドレベルつまり例え
ば中間電位HVCより高く、また内部ノードn2の電位
は、MOSFETP9及びN9からなるインバータの論
理スレッシホルドレベルつまり例えば中間電位HVCよ
り低くなる。この結果、アンドゲートAG030のMO
SFETNB及びPBはオフ状態のままとされ、これに
よってその非反転及び反転出力信号つまり非反転プリデ
コード信号XD030T及び反転プリデコード信号XD
030Bも中間電位HVCのままとされる。
【0054】このように、後段の単位Xアドレスデコー
ダUXDS03及びUXDS47を構成するアンドゲー
トAG030〜AG03FならびにAG470〜AG4
7Fの論理動作は、その一部で内部ノードn1及びn2
の電位と中間電位HVCとの間の電位関係に頼るところ
があるが、この電位関係は、アンドゲートAG030等
のMOSFETP7〜P8,N7〜N8ならびにアンド
ゲートAG010〜AG013等の出力MOSFETP
B及びNBのサイズと、MOSFETP9及びN9なら
びにPA及びNAからなるインバータの論理スレッシホ
ルドレベルとの関係を最適化することで、より確実なも
のとすることができる。
ダUXDS03及びUXDS47を構成するアンドゲー
トAG030〜AG03FならびにAG470〜AG4
7Fの論理動作は、その一部で内部ノードn1及びn2
の電位と中間電位HVCとの間の電位関係に頼るところ
があるが、この電位関係は、アンドゲートAG030等
のMOSFETP7〜P8,N7〜N8ならびにアンド
ゲートAG010〜AG013等の出力MOSFETP
B及びNBのサイズと、MOSFETP9及びN9なら
びにPA及びNAからなるインバータの論理スレッシホ
ルドレベルとの関係を最適化することで、より確実なも
のとすることができる。
【0055】図10には、図2のXアドレスデコーダX
Dに含まれるワード線ドライバWLD000の一実施例
の回路図が示され、図11には、その一実施例の論理条
件図がそれぞれ示されている。両図をもとに、Xアドレ
スデコーダXDに含まれるワード線ドライバWLD00
0〜WLD255の具体的構成及び動作について説明す
る。なお、以下の記述では、ワード線ドライバWLD0
00に関する説明をもってワード線ドライバWLD00
0〜WLD255を説明する。
Dに含まれるワード線ドライバWLD000の一実施例
の回路図が示され、図11には、その一実施例の論理条
件図がそれぞれ示されている。両図をもとに、Xアドレ
スデコーダXDに含まれるワード線ドライバWLD00
0〜WLD255の具体的構成及び動作について説明す
る。なお、以下の記述では、ワード線ドライバWLD0
00に関する説明をもってワード線ドライバWLD00
0〜WLD255を説明する。
【0056】図10において、ワード線ドライバWLD
000は、電源電圧VDDと内部ノードn3との間に並
列形態に設けられる2個のPチャンネルMOSFETP
D及びPEと、これらのMOSFETに対応して設けら
れるNチャンネルMOSFETND及びNEとを含む。
このうち、MOSFETPDのゲートは、ワード線ドラ
イバWLD000の第1の非反転入力端子となって単位
XアドレスデコーダUXDS03から非反転プリデコー
ド信号XD030Tが供給され、MOSFETPEのゲ
ートは、その第2の非反転入力端子となって単位Xアド
レスデコーダUXDS47から非反転プリデコード信号
XD47Tが供給される。
000は、電源電圧VDDと内部ノードn3との間に並
列形態に設けられる2個のPチャンネルMOSFETP
D及びPEと、これらのMOSFETに対応して設けら
れるNチャンネルMOSFETND及びNEとを含む。
このうち、MOSFETPDのゲートは、ワード線ドラ
イバWLD000の第1の非反転入力端子となって単位
XアドレスデコーダUXDS03から非反転プリデコー
ド信号XD030Tが供給され、MOSFETPEのゲ
ートは、その第2の非反転入力端子となって単位Xアド
レスデコーダUXDS47から非反転プリデコード信号
XD47Tが供給される。
【0057】一方、MOSFETND及びNEのゲート
は、対応するMOSFETPD又はPEのゲートにそれ
ぞれ共通結合され、そのドレインは、上記内部ノードn
3に共通結合される。また、MOSFETNDのソース
は、ワード線ドライバWLD000の第1の反転入力端
子となって反転プリデコード信号XD470Bが供給さ
れ、MOSFETNEのソースは、その第2の反転入力
端子となって反転プリデコード信号XD03Bが供給さ
れる。内部ノードn3は、さらにそれぞれMOSFET
PF及びNF,PG及びNGならびにPH及びNHから
なりかつ直列形態とされる3個のインバータを介して、
ワード線ドライバWLD000の出力端子つまりメモリ
アレイMARYのワード線W000に結合される。
は、対応するMOSFETPD又はPEのゲートにそれ
ぞれ共通結合され、そのドレインは、上記内部ノードn
3に共通結合される。また、MOSFETNDのソース
は、ワード線ドライバWLD000の第1の反転入力端
子となって反転プリデコード信号XD470Bが供給さ
れ、MOSFETNEのソースは、その第2の反転入力
端子となって反転プリデコード信号XD03Bが供給さ
れる。内部ノードn3は、さらにそれぞれMOSFET
PF及びNF,PG及びNGならびにPH及びNHから
なりかつ直列形態とされる3個のインバータを介して、
ワード線ドライバWLD000の出力端子つまりメモリ
アレイMARYのワード線W000に結合される。
【0058】相補プリデコード信号XD030*及びX
D470*がともに論理“0”とされその非反転及び反
転信号がすべて中間電位HVCとされるとき、ワード線
ドライバWLD000では、図11の状態1に示される
ように、MOSFETPD及びPEがオン状態とされ、
MOSFETND及びNEは、そのゲート及びソースが
同電位とされるためにオフ状態とされる。したがって、
内部ノードn3は電源電圧VDDのようなハイレベルと
され、メモリアレイMARYのワード線W000は接地
電位VSSのようなロウレベルの非選択レベルとされ
る。
D470*がともに論理“0”とされその非反転及び反
転信号がすべて中間電位HVCとされるとき、ワード線
ドライバWLD000では、図11の状態1に示される
ように、MOSFETPD及びPEがオン状態とされ、
MOSFETND及びNEは、そのゲート及びソースが
同電位とされるためにオフ状態とされる。したがって、
内部ノードn3は電源電圧VDDのようなハイレベルと
され、メモリアレイMARYのワード線W000は接地
電位VSSのようなロウレベルの非選択レベルとされ
る。
【0059】次に、相補プリデコード信号XD030*
が論理“1”とされ相補プリデコード信号XD470*
が論理“0”とされるとき、ワード線ドライバWLD0
00では、図11の状態2に示されるように、MOSF
ETPDがオフ状態とされ、MOSFETNDがオン状
態とされるが、MOSFETPE及びNEは、相補プリ
デコード信号XD470*の非反転及び反転信号の中間
電位HVCを受けて同時にオン状態とされる。このた
め、内部ノードn3には、MOSFETPEを介して電
源電圧VDDが供給されるとともに、MOSFETNE
を介して反転プリデコード信号XD030Bのロウレベ
ルが供給される。しかし、この反転プリデコード信号X
D030Bのロウレベルは、単位XアドレスデコーダU
XDS03の出力MOSFETNBを介して出力される
ものであるため、内部ノードn3の電位は、MOSFE
TPF及びNFからなるインバータの論理スレッシホル
ドレベルつまり例えば中間電位HVCより高くなり、メ
モリアレイMARYのワード線W000はロウレベルの
非選択レベルのままとされる。
が論理“1”とされ相補プリデコード信号XD470*
が論理“0”とされるとき、ワード線ドライバWLD0
00では、図11の状態2に示されるように、MOSF
ETPDがオフ状態とされ、MOSFETNDがオン状
態とされるが、MOSFETPE及びNEは、相補プリ
デコード信号XD470*の非反転及び反転信号の中間
電位HVCを受けて同時にオン状態とされる。このた
め、内部ノードn3には、MOSFETPEを介して電
源電圧VDDが供給されるとともに、MOSFETNE
を介して反転プリデコード信号XD030Bのロウレベ
ルが供給される。しかし、この反転プリデコード信号X
D030Bのロウレベルは、単位XアドレスデコーダU
XDS03の出力MOSFETNBを介して出力される
ものであるため、内部ノードn3の電位は、MOSFE
TPF及びNFからなるインバータの論理スレッシホル
ドレベルつまり例えば中間電位HVCより高くなり、メ
モリアレイMARYのワード線W000はロウレベルの
非選択レベルのままとされる。
【0060】同様に、相補プリデコード信号XD030
*が論理“0”とされ、相補プリデコード信号XD47
0*が論理“1”とされるとき、ワード線ドライバWL
D000では、図11の状態3に示されるように、MO
SFETPEがオフ状態とされ、MOSFETNEがオ
ン状態とされるが、MOSFETPD及びNDは、相補
プリデコード信号XD030*の非反転及び反転信号の
中間電位HVCを受けて同時にオン状態とされる。この
ため、内部ノードn3には、MOSFETPDを介して
電源電圧VDDが供給されるとともに、MOSFETN
Dを介して反転プリデコード信号XD470Bのロウレ
ベルが供給される。しかし、この反転プリデコード信号
XD470Bのロウレベルは、単位Xアドレスデコーダ
UXDS47の出力MOSFETNBを介して出力され
るものであるため、内部ノードn3の電位は、MOSF
ETPF及びNFからなるインバータの論理スレッシホ
ルドレベルつまり例えば中間電位HVCより高くなり、
メモリアレイMARYのワード線W000はロウレベル
の非選択レベルのままとされる。
*が論理“0”とされ、相補プリデコード信号XD47
0*が論理“1”とされるとき、ワード線ドライバWL
D000では、図11の状態3に示されるように、MO
SFETPEがオフ状態とされ、MOSFETNEがオ
ン状態とされるが、MOSFETPD及びNDは、相補
プリデコード信号XD030*の非反転及び反転信号の
中間電位HVCを受けて同時にオン状態とされる。この
ため、内部ノードn3には、MOSFETPDを介して
電源電圧VDDが供給されるとともに、MOSFETN
Dを介して反転プリデコード信号XD470Bのロウレ
ベルが供給される。しかし、この反転プリデコード信号
XD470Bのロウレベルは、単位Xアドレスデコーダ
UXDS47の出力MOSFETNBを介して出力され
るものであるため、内部ノードn3の電位は、MOSF
ETPF及びNFからなるインバータの論理スレッシホ
ルドレベルつまり例えば中間電位HVCより高くなり、
メモリアレイMARYのワード線W000はロウレベル
の非選択レベルのままとされる。
【0061】ところが、相補プリデコード信号XD03
0*及びXD470*がともに論理“1”とされると、
ワード線ドライバWLD000では、図11の状態4に
示されるように、MOSFETPD及びPEがオフ状態
とされ、MOSFETND及びNEが同時にオン状態と
される。このため、内部ノードn3には、MOSFET
ND及びNEを介して反転プリデコード信号XD470
B及びXD030Bの接地電位VSSが伝達され、これ
によってメモリアレイMARYのワード線W000が電
源電圧VDDのようなハイレベルの選択レベルとされ
る。
0*及びXD470*がともに論理“1”とされると、
ワード線ドライバWLD000では、図11の状態4に
示されるように、MOSFETPD及びPEがオフ状態
とされ、MOSFETND及びNEが同時にオン状態と
される。このため、内部ノードn3には、MOSFET
ND及びNEを介して反転プリデコード信号XD470
B及びXD030Bの接地電位VSSが伝達され、これ
によってメモリアレイMARYのワード線W000が電
源電圧VDDのようなハイレベルの選択レベルとされ
る。
【0062】図12には、図2のXアドレスバッファX
B及びXアドレスデコーダXDの一実施例の信号波形図
が示されている。同図をもとに、XアドレスバッファX
B及びXアドレスデコーダXDの動作を整理し、この実
施例のスタティック型RAMの特徴を整理する。なお、
図12では、Xアドレス信号AX0〜AX7の代表例と
してXアドレス信号AX0及びAX1が示され、相補内
部アドレス信号X0*〜X7*の代表例として相補内部
アドレス信号X0*及びX1*が示され、相補プリデコ
ード信号XD010*〜XD013*,XD230*〜
XD233*,XD450*〜XD453*ならびにX
D670*〜XD673*の代表例として相補プリデコ
ード信号XD010*が示され、相補プリデコード信号
XD030*〜XD03Fの代表例として相補プリデコ
ード信号XD030*が示され、相補プリデコード信号
XD470*〜XD47Fの代表例として相補プリデコ
ード信号XD470*が示され、メモリアレイMARY
のワード線WLD000〜WLD255の代表例として
ワード線WLD000が示されている。以下の説明も、
これらの代表例を引用する形で進められる。
B及びXアドレスデコーダXDの一実施例の信号波形図
が示されている。同図をもとに、XアドレスバッファX
B及びXアドレスデコーダXDの動作を整理し、この実
施例のスタティック型RAMの特徴を整理する。なお、
図12では、Xアドレス信号AX0〜AX7の代表例と
してXアドレス信号AX0及びAX1が示され、相補内
部アドレス信号X0*〜X7*の代表例として相補内部
アドレス信号X0*及びX1*が示され、相補プリデコ
ード信号XD010*〜XD013*,XD230*〜
XD233*,XD450*〜XD453*ならびにX
D670*〜XD673*の代表例として相補プリデコ
ード信号XD010*が示され、相補プリデコード信号
XD030*〜XD03Fの代表例として相補プリデコ
ード信号XD030*が示され、相補プリデコード信号
XD470*〜XD47Fの代表例として相補プリデコ
ード信号XD470*が示され、メモリアレイMARY
のワード線WLD000〜WLD255の代表例として
ワード線WLD000が示されている。以下の説明も、
これらの代表例を引用する形で進められる。
【0063】図12において、相補クロック信号CK*
は、所定の周期をもって繰り返しかつ交互に論理“1”
又は“0”とされ、外部のアクセス装置から供給される
Xアドレス信号AX0及びAX1等は、相補クロック信
号CK*の論理“1”への変化に同期して電源電圧VD
Dのようなハイレベル又は接地電位VSSのようなロウ
レベルとされる。Xアドレス信号AX0及びAX1等
は、相補クロック信号CK*が有効レベルつまり論理
“1”とされることを条件にXアドレスバッファXBに
取り込まれ、電源電圧VDDのようなハイレベル又は接
地電位VSSのようなロウレベルの相補内部アドレス信
号X0*及びX1*等となる。これらの相補内部アドレ
ス信号の非反転及び反転信号は、相補クロック信号CK
*が無効レベルつまり論理“0”とされるとき、すべて
中間電位HVCとされる。
は、所定の周期をもって繰り返しかつ交互に論理“1”
又は“0”とされ、外部のアクセス装置から供給される
Xアドレス信号AX0及びAX1等は、相補クロック信
号CK*の論理“1”への変化に同期して電源電圧VD
Dのようなハイレベル又は接地電位VSSのようなロウ
レベルとされる。Xアドレス信号AX0及びAX1等
は、相補クロック信号CK*が有効レベルつまり論理
“1”とされることを条件にXアドレスバッファXBに
取り込まれ、電源電圧VDDのようなハイレベル又は接
地電位VSSのようなロウレベルの相補内部アドレス信
号X0*及びX1*等となる。これらの相補内部アドレ
ス信号の非反転及び反転信号は、相補クロック信号CK
*が無効レベルつまり論理“0”とされるとき、すべて
中間電位HVCとされる。
【0064】次に、XアドレスバッファXBから出力さ
れる相補内部アドレス信号X0*〜X7*は、相補クロ
ック信号CK*が論理“1”とされるとき、Xアドレス
デコーダXDの対応する単位XアドレスデコーダUXD
F01,UXDF23,UXDF45あるいはUXDF
67によって2ビットずつ組み合わされてデコードさ
れ、これを受けて相補プリデコード信号XD010*〜
XD013*,XD230*〜XD233*,XD45
0*〜XD453*あるいはXD670*〜XD673
*の非反転及び反転信号が選択的に電源電圧VDDのよ
うなハイレベル又は接地電位VSSのようなロウレベル
とされる。これらの相補プリデコード信号の非反転及び
反転信号は、相補内部アドレス信号と同様、相補クロッ
ク信号CK*が論理“0”とされるとき、すべて中間電
位HVCとされる。
れる相補内部アドレス信号X0*〜X7*は、相補クロ
ック信号CK*が論理“1”とされるとき、Xアドレス
デコーダXDの対応する単位XアドレスデコーダUXD
F01,UXDF23,UXDF45あるいはUXDF
67によって2ビットずつ組み合わされてデコードさ
れ、これを受けて相補プリデコード信号XD010*〜
XD013*,XD230*〜XD233*,XD45
0*〜XD453*あるいはXD670*〜XD673
*の非反転及び反転信号が選択的に電源電圧VDDのよ
うなハイレベル又は接地電位VSSのようなロウレベル
とされる。これらの相補プリデコード信号の非反転及び
反転信号は、相補内部アドレス信号と同様、相補クロッ
ク信号CK*が論理“0”とされるとき、すべて中間電
位HVCとされる。
【0065】一方、XアドレスデコーダXDの単位Xア
ドレスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF
45ならびにUXDF67から出力される相補プリデコ
ード信号XD010*〜XD013*,XD230*〜
XD233*,XD450*〜XD453*ならびにX
D670*〜XD673*は、相補クロック信号CK*
が論理“1”とされるとき、XアドレスデコーダXDの
対応する単位XアドレスデコーダUXDS03又はUX
DS47よって8ビットずつ組み合わされてデコードさ
れ、これを受けて相補プリデコード信号XD030*〜
XD03F*あるいはXD470*〜XD47F*の非
反転及び反転信号が選択的に電源電圧VDDのようなハ
イレベル又は接地電位VSSのようなロウレベルとされ
る。これらの相補プリデコード信号の非反転及び反転信
号は、やはり相補クロック信号CK*が論理“0”とさ
れるとき、すべて中間電位HVCとされる。
ドレスデコーダUXDF01,UXDF23,UXDF
45ならびにUXDF67から出力される相補プリデコ
ード信号XD010*〜XD013*,XD230*〜
XD233*,XD450*〜XD453*ならびにX
D670*〜XD673*は、相補クロック信号CK*
が論理“1”とされるとき、XアドレスデコーダXDの
対応する単位XアドレスデコーダUXDS03又はUX
DS47よって8ビットずつ組み合わされてデコードさ
れ、これを受けて相補プリデコード信号XD030*〜
XD03F*あるいはXD470*〜XD47F*の非
反転及び反転信号が選択的に電源電圧VDDのようなハ
イレベル又は接地電位VSSのようなロウレベルとされ
る。これらの相補プリデコード信号の非反転及び反転信
号は、やはり相補クロック信号CK*が論理“0”とさ
れるとき、すべて中間電位HVCとされる。
【0066】さらに、XアドレスデコーダXDの単位X
アドレスデコーダUXDS03及びUXDS47から出
力される相補プリデコード信号XD030*〜XD03
F*ならびにXD470*〜XD47F*は、Xアドレ
スデコーダXDの対応するワード線ドライバWLD00
0〜WLD255によって2ビットずつ組み合わされて
デコードされ、これを受けてメモリアレイMARYのワ
ード線W000〜W255が択一的に電源電圧VDDの
ような選択レベルとされる。
アドレスデコーダUXDS03及びUXDS47から出
力される相補プリデコード信号XD030*〜XD03
F*ならびにXD470*〜XD47F*は、Xアドレ
スデコーダXDの対応するワード線ドライバWLD00
0〜WLD255によって2ビットずつ組み合わされて
デコードされ、これを受けてメモリアレイMARYのワ
ード線W000〜W255が択一的に電源電圧VDDの
ような選択レベルとされる。
【0067】ところで、近年における半導体集積回路の
微細加工技術の進歩は目覚ましく、本実施例のスタティ
ック型RAMも、その恩恵を受けて大規模化・大容量化
が図られている。このため、そのチップサイズは比較的
大型化され、その内部における信号配線の寄生容量も比
較的大きなものとなっている。しかし、この実施例で
は、上記のように、XアドレスバッファXBからXアド
レスデコーダXDに供給される相補内部アドレス信号X
0*〜X7*と、XアドレスデコーダXDの内部で伝達
される相補プリデコード信号XD010*〜XD013
*,XD230*〜XD233*,XD450*〜XD
453*,XD670*〜XD673*,XD030*
〜XD03F*ならびにXD470*〜XD47F*の
非反転及び反転信号の相補クロック信号CK*が無効レ
ベルとされるときのレベルが、電源電圧VDD及び接地
電位VSS間の中間電位HVCとされ、相補クロック信
号CK*が有効レベルとされるときのレベルとの電位差
つまりその振幅は、電源電圧VDD及び接地電位VSS
間でフルスィングされる従来のスタティック型RAM等
に比較して二分の一となる。この結果、これらの相補内
部アドレス信号及び相補プリデコード信号のレベル遷移
にともなう寄生容量のチャージ又はディスチャージ時間
を削減し、その伝達遅延時間を短縮できるため、スタテ
ィック型RAMの高速化を図ることができるものであ
る。
微細加工技術の進歩は目覚ましく、本実施例のスタティ
ック型RAMも、その恩恵を受けて大規模化・大容量化
が図られている。このため、そのチップサイズは比較的
大型化され、その内部における信号配線の寄生容量も比
較的大きなものとなっている。しかし、この実施例で
は、上記のように、XアドレスバッファXBからXアド
レスデコーダXDに供給される相補内部アドレス信号X
0*〜X7*と、XアドレスデコーダXDの内部で伝達
される相補プリデコード信号XD010*〜XD013
*,XD230*〜XD233*,XD450*〜XD
453*,XD670*〜XD673*,XD030*
〜XD03F*ならびにXD470*〜XD47F*の
非反転及び反転信号の相補クロック信号CK*が無効レ
ベルとされるときのレベルが、電源電圧VDD及び接地
電位VSS間の中間電位HVCとされ、相補クロック信
号CK*が有効レベルとされるときのレベルとの電位差
つまりその振幅は、電源電圧VDD及び接地電位VSS
間でフルスィングされる従来のスタティック型RAM等
に比較して二分の一となる。この結果、これらの相補内
部アドレス信号及び相補プリデコード信号のレベル遷移
にともなう寄生容量のチャージ又はディスチャージ時間
を削減し、その伝達遅延時間を短縮できるため、スタテ
ィック型RAMの高速化を図ることができるものであ
る。
【0068】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)スタティック型RAM等のアドレスデコーダ等を
構成するCMOS論理ゲートを、第1の電源電圧と第1
の内部ノードとの間に並列形態に設けられそのゲートが
対応する第1ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ結
合される第1導電型の第1のMOSFETと、第1ない
し第pの非反転入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ
設けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転
入力端子にそれぞれ共通結合されそのドレインが第1の
内部ノードに共通結合されそのソースが対応するものを
除くp−1の非反転入力端子と対をなす反転入力端子に
それぞれ結合される第2導電型の第2のMOSFET
と、第2の内部ノードと第2の電源電圧との間に並列形
態に設けられそのゲートが対応する第1ないし第pの反
転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型の第3のM
OSFETと、第1ないし第pの反転入力端子に対応し
てそれぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第
1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第2の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除く他のp−1の反転入力端子と対
をなす非反転入力端子にそれぞれ結合される第1導電型
の第4のMOSFETと、その入力端子か第1及び第2
の内部ノードにそれぞれ結合される第1及び第2のイン
バータとを基本に構成するとともに、各論理ゲートの出
力信号を非反転及び反転出力信号からなる相補信号と
し、これらの出力信号が論理“0”とされるときならび
にクロック信号が無効レベルとされるときは、その非反
転及び反転出力信号をともに第1及び第2の電源電圧間
の中間電位とし、出力信号が論理“1”とされるときに
は、その非反転出力信号を第1の電源電圧電位とし、そ
の反転出力信号を第2の電源電圧電位とすることで、論
理ゲートの非反転及び反転出力信号を、中間電位から第
1又は第2の電源電圧電位に変化させ、その振幅を従来
の二分の一に圧縮できるという効果が得られる。
記の通りである。すなわち、 (1)スタティック型RAM等のアドレスデコーダ等を
構成するCMOS論理ゲートを、第1の電源電圧と第1
の内部ノードとの間に並列形態に設けられそのゲートが
対応する第1ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ結
合される第1導電型の第1のMOSFETと、第1ない
し第pの非反転入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ
設けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転
入力端子にそれぞれ共通結合されそのドレインが第1の
内部ノードに共通結合されそのソースが対応するものを
除くp−1の非反転入力端子と対をなす反転入力端子に
それぞれ結合される第2導電型の第2のMOSFET
と、第2の内部ノードと第2の電源電圧との間に並列形
態に設けられそのゲートが対応する第1ないし第pの反
転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型の第3のM
OSFETと、第1ないし第pの反転入力端子に対応し
てそれぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第
1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第2の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除く他のp−1の反転入力端子と対
をなす非反転入力端子にそれぞれ結合される第1導電型
の第4のMOSFETと、その入力端子か第1及び第2
の内部ノードにそれぞれ結合される第1及び第2のイン
バータとを基本に構成するとともに、各論理ゲートの出
力信号を非反転及び反転出力信号からなる相補信号と
し、これらの出力信号が論理“0”とされるときならび
にクロック信号が無効レベルとされるときは、その非反
転及び反転出力信号をともに第1及び第2の電源電圧間
の中間電位とし、出力信号が論理“1”とされるときに
は、その非反転出力信号を第1の電源電圧電位とし、そ
の反転出力信号を第2の電源電圧電位とすることで、論
理ゲートの非反転及び反転出力信号を、中間電位から第
1又は第2の電源電圧電位に変化させ、その振幅を従来
の二分の一に圧縮できるという効果が得られる。
【0069】(2)上記(1)項により、内部信号のレ
ベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又はディスチャ
ージ時間を削減し、内部信号の伝達遅延時間を短縮する
ことができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項ないし(2)項により、スタティッ
ク型RAM等の高速化を図ることができるという効果が
得られる。
ベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又はディスチャ
ージ時間を削減し、内部信号の伝達遅延時間を短縮する
ことができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項ないし(2)項により、スタティッ
ク型RAM等の高速化を図ることができるという効果が
得られる。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、スタティック型RAMの記憶容量は
任意に設定できるし、そのビット構成も、例えば×16
ビット又は×64ビット等、任意に設定することができ
る。メモリアレイMARYは、任意数の冗長素子を含む
ことができるし、その周辺回路を含めて複数のメモリマ
ットに分割することもできる。さらに、スタティック型
RAMは、任意のブロック構成を採りうるし、その起動
制御信号及びアドレス信号の名称及び組み合わせならび
に有効レベル等も、種々の実施形態を採りうる。
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、スタティック型RAMの記憶容量は
任意に設定できるし、そのビット構成も、例えば×16
ビット又は×64ビット等、任意に設定することができ
る。メモリアレイMARYは、任意数の冗長素子を含む
ことができるし、その周辺回路を含めて複数のメモリマ
ットに分割することもできる。さらに、スタティック型
RAMは、任意のブロック構成を採りうるし、その起動
制御信号及びアドレス信号の名称及び組み合わせならび
に有効レベル等も、種々の実施形態を採りうる。
【0071】図2において、XアドレスデコーダXDに
おけるアドレス信号及びプリデコード信号の組み合わせ
は、本実施例による制約を受けない。また、スタティッ
ク型RAMが分割ワード線方式を採る場合、ワード線ド
ライバWLD000〜WLD255は、例えばメインワ
ード線MW000B〜MW255Bのような反転信号と
してもよい。図3及び図4において、Xアドレスバッフ
ァXBの単位XアドレスバッファUXB0〜UXB7の
具体的構成及びその論理条件は、種々の実施形態を採り
うるし、図6及び図7ならびに図8及び図9に示される
アンドゲートAG010及びAG030等についても同
様である。アンドゲートAG010及びAG030等
は、任意数の論理入力端子を備えることができる。
おけるアドレス信号及びプリデコード信号の組み合わせ
は、本実施例による制約を受けない。また、スタティッ
ク型RAMが分割ワード線方式を採る場合、ワード線ド
ライバWLD000〜WLD255は、例えばメインワ
ード線MW000B〜MW255Bのような反転信号と
してもよい。図3及び図4において、Xアドレスバッフ
ァXBの単位XアドレスバッファUXB0〜UXB7の
具体的構成及びその論理条件は、種々の実施形態を採り
うるし、図6及び図7ならびに図8及び図9に示される
アンドゲートAG010及びAG030等についても同
様である。アンドゲートAG010及びAG030等
は、任意数の論理入力端子を備えることができる。
【0072】図5において、単位XアドレスデコーダU
XDF01及びUXDS03等の論理構成は、例えばオ
ア(OR)ゲート,ナンド(NAND)ゲートあるいは
ノア(NOR)ゲートを組み合わせる等、種々の実施形
態が考えられる。図10及び図11において、ワード線
ドライバWLD000等の具体的構成及びその論理条件
は、この実施例による制約を受けない。図12におい
て、相補内部アドレス信号X0*〜X7*,相補プリデ
コード信号XD010*〜XD013*ないしXD67
0*〜XD673*ならびにXD030*〜XD03F
*,XD470*〜XD47F*の非反転及び反転信号
の中間電位HVCは、必ずしも電源電圧VDD及び接地
電位VSS間の厳密な意味での中間電位である必要はな
い。Xアドレス信号AX0〜AX7,相補クロック信号
CK*,相補内部アドレス信号X0*〜X7*,相補プ
リデコード信号XD010*〜XD013*ないしXD
470*〜XD47F*ならびにワード線W000〜W
255等の具体的なタイミング関係ならびにその有効レ
ベル等は、種々の実施形態を採りうる。
XDF01及びUXDS03等の論理構成は、例えばオ
ア(OR)ゲート,ナンド(NAND)ゲートあるいは
ノア(NOR)ゲートを組み合わせる等、種々の実施形
態が考えられる。図10及び図11において、ワード線
ドライバWLD000等の具体的構成及びその論理条件
は、この実施例による制約を受けない。図12におい
て、相補内部アドレス信号X0*〜X7*,相補プリデ
コード信号XD010*〜XD013*ないしXD67
0*〜XD673*ならびにXD030*〜XD03F
*,XD470*〜XD47F*の非反転及び反転信号
の中間電位HVCは、必ずしも電源電圧VDD及び接地
電位VSS間の厳密な意味での中間電位である必要はな
い。Xアドレス信号AX0〜AX7,相補クロック信号
CK*,相補内部アドレス信号X0*〜X7*,相補プ
リデコード信号XD010*〜XD013*ないしXD
470*〜XD47F*ならびにワード線W000〜W
255等の具体的なタイミング関係ならびにその有効レ
ベル等は、種々の実施形態を採りうる。
【0073】さらに、上記実施例では、Xアドレスバッ
ファXB及びXアドレスデコーダXDつまりスタティッ
ク型RAMのX系選択回路に本発明が適用された場合を
中心に説明を進めてきたが、本発明は、例えばYアドレ
スバッファYB及びYアドレスデコーダYDからY系選
択回路にも利用できるし、その他の論理回路にも利用で
きる。各回路図における電源電圧の極性や絶対値ならび
にMOSFETの導電型等が、種々の変形例を採りうる
ものであることは言うまでもない。
ファXB及びXアドレスデコーダXDつまりスタティッ
ク型RAMのX系選択回路に本発明が適用された場合を
中心に説明を進めてきたが、本発明は、例えばYアドレ
スバッファYB及びYアドレスデコーダYDからY系選
択回路にも利用できるし、その他の論理回路にも利用で
きる。各回路図における電源電圧の極性や絶対値ならび
にMOSFETの導電型等が、種々の変形例を採りうる
ものであることは言うまでもない。
【0074】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるスタ
ティック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、ダイナミック
型RAM等の各種メモリ集積回路やCMOS論理ゲート
を含む各種論理集積回路装置等にも適用できる。この発
明は、少なくともCMOS回路を基本素子とする半導体
装置ならびにこのような半導体装置を含む装置又はシス
テムに広く適用できる。
てなされた発明をその背景となった利用分野であるスタ
ティック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、ダイナミック
型RAM等の各種メモリ集積回路やCMOS論理ゲート
を含む各種論理集積回路装置等にも適用できる。この発
明は、少なくともCMOS回路を基本素子とする半導体
装置ならびにこのような半導体装置を含む装置又はシス
テムに広く適用できる。
【0075】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものにより得られる効果を簡単に説明すれば、下記
の通りである。すなわち、スタティック型RAM等のア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS論理ゲートを、第
1の電源電圧と第1の内部ノードとの間に並列形態に設
けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転入
力端子にそれぞれ結合される第1導電型の第1のMOS
FETと、第1ないし第pの非反転入力端子に対応して
それぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第1
ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第1の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除くp−1の非反転入力端子と対を
なす反転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型の第
2のMOSFETと、第2の内部ノードと第2の電源電
圧との間に並列形態に設けられそのゲートが対応する第
1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ結合される第2
導電型の第3のMOSFETと、第1ないし第pの反転
入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ設けられそのゲ
ートが対応する第1ないし第pの反転入力端子にそれぞ
れ共通結合されそのドレインが第2の内部ノードに共通
結合されそのソースが対応するものを除く他のp−1の
反転入力端子と対をなす非反転入力端子にそれぞれ結合
される第1導電型の第4のMOSFETと、その入力端
子が第1及び第2の内部ノードにそれぞれ結合される第
1及び第2のインバータとを基本に構成するとともに、
論理ゲートの出力信号を非反転及び反転出力信号からな
る相補信号とし、これらの出力信号が論理“0”とされ
るときならびにクロック信号が無効レベルとされるとき
には、その非反転及び反転出力信号をともに第1及び第
2の電源電圧間の中間電位とし、出力信号が論理“1”
とされるときには、その非反転出力信号を第1の電源電
圧電位とし、その反転出力信号を第2の電源電圧電位と
することで、論理ゲートの出力信号の非反転及び反転出
力信号を、中間電位から第1又は第2の電源電圧電位に
変化させ、その振幅を従来のスタティック型RAM等の
二分の一に圧縮することができる。この結果、これらの
出力信号のレベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又
はディスチャージ時間を削減し、その伝達遅延時間を短
縮して、CMOS回路を基本素子とするスタティック型
RAM等の高速化を図ることができる。
的なものにより得られる効果を簡単に説明すれば、下記
の通りである。すなわち、スタティック型RAM等のア
ドレスデコーダ等を構成するCMOS論理ゲートを、第
1の電源電圧と第1の内部ノードとの間に並列形態に設
けられそのゲートが対応する第1ないし第pの非反転入
力端子にそれぞれ結合される第1導電型の第1のMOS
FETと、第1ないし第pの非反転入力端子に対応して
それぞれp−1ずつ設けられそのゲートが対応する第1
ないし第pの非反転入力端子にそれぞれ共通結合されそ
のドレインが第1の内部ノードに共通結合されそのソー
スが対応するものを除くp−1の非反転入力端子と対を
なす反転入力端子にそれぞれ結合される第2導電型の第
2のMOSFETと、第2の内部ノードと第2の電源電
圧との間に並列形態に設けられそのゲートが対応する第
1ないし第pの反転入力端子にそれぞれ結合される第2
導電型の第3のMOSFETと、第1ないし第pの反転
入力端子に対応してそれぞれp−1ずつ設けられそのゲ
ートが対応する第1ないし第pの反転入力端子にそれぞ
れ共通結合されそのドレインが第2の内部ノードに共通
結合されそのソースが対応するものを除く他のp−1の
反転入力端子と対をなす非反転入力端子にそれぞれ結合
される第1導電型の第4のMOSFETと、その入力端
子が第1及び第2の内部ノードにそれぞれ結合される第
1及び第2のインバータとを基本に構成するとともに、
論理ゲートの出力信号を非反転及び反転出力信号からな
る相補信号とし、これらの出力信号が論理“0”とされ
るときならびにクロック信号が無効レベルとされるとき
には、その非反転及び反転出力信号をともに第1及び第
2の電源電圧間の中間電位とし、出力信号が論理“1”
とされるときには、その非反転出力信号を第1の電源電
圧電位とし、その反転出力信号を第2の電源電圧電位と
することで、論理ゲートの出力信号の非反転及び反転出
力信号を、中間電位から第1又は第2の電源電圧電位に
変化させ、その振幅を従来のスタティック型RAM等の
二分の一に圧縮することができる。この結果、これらの
出力信号のレベル遷移にともなう寄生容量のチャージ又
はディスチャージ時間を削減し、その伝達遅延時間を短
縮して、CMOS回路を基本素子とするスタティック型
RAM等の高速化を図ることができる。
【図1】この発明が適用されたスタティック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のスタティック型RAMに含まれるXアド
レスバッファ及びXアドレスデコーダの一実施例を示す
ブロック図である。
レスバッファ及びXアドレスデコーダの一実施例を示す
ブロック図である。
【図3】図2のXアドレスバッファに含まれる単位Xア
ドレスバッファUXB0の一実施例を示す回路図であ
る。
ドレスバッファUXB0の一実施例を示す回路図であ
る。
【図4】図3の単位XアドレスバッファUXB0の一実
施例を示す論理条件図である。
施例を示す論理条件図である。
【図5】図2のXアドレスデコーダに含まれる単位Xア
ドレスデコーダUXDF01及びUXDS03の一実施
例を示す回路ブロック図である。
ドレスデコーダUXDF01及びUXDS03の一実施
例を示す回路ブロック図である。
【図6】図5の単位XアドレスデコーダUXDF01に
含まれるアンドゲートAG010の一実施例を示す回路
図である。
含まれるアンドゲートAG010の一実施例を示す回路
図である。
【図7】図6のアンドゲートAG010の一実施例を示
す論理条件図である。
す論理条件図である。
【図8】図5の単位XアドレスデコーダUXDS03に
含まれるアンドゲートAG030の一実施例を示す回路
図である。
含まれるアンドゲートAG030の一実施例を示す回路
図である。
【図9】図8のアンドゲートAG030の一実施例を示
す論理条件図である。
す論理条件図である。
【図10】図2のXアドレスデコーダに含まれるワード
線ドライバWLD000の一実施例を示す回路図であ
る。
線ドライバWLD000の一実施例を示す回路図であ
る。
【図11】図10のワード線ドライバWLD000の一
実施例を示す論理条件図である。
実施例を示す論理条件図である。
【図12】図2のXアドレスバッファ及びXアドレスデ
コーダの一実施例を示す信号波形図である。
コーダの一実施例を示す信号波形図である。
MARY……メモリアレイ、XD……Xアドレスデコー
ダ、XB……Xアドレスバッファ、YS……Yスイッ
チ、YD……Yアドレスデコーダ、YB……Yアドレス
バッファ、WA……ライトアンプ、RA……リードアン
プ、IR……入力データレジスタ、OR……出力データ
レジスタ、IB……データ入力バッファ、OB……デー
タ出力バッファ、CB……クロックバッファ、TG……
タイミング発生回路、CEB……チップイネーブル信号
入力端子、WEB……ライトイネーブル信号入力端子、
OEB……出力イネーブル信号入力端子、CK……クロ
ック信号入力端子、AX0〜AX7……Xアドレス信
号、AY0〜AY7……Yアドレス信号、D0〜D31
……データ入出力端子。CKT……非反転クロック信
号、CKB……反転クロック信号、UXB0〜UXB7
……単位Xアドレスバッファ、X0*〜X7*……内部
Xアドレス信号、UXDF01,UXDF23,UXD
F45,UXDF67,UXDS03,UXDS47…
…単位Xアドレスデコーダ、WLD000〜WLD25
5……ワード線ドライバ、W000〜W255……ワー
ド線。VDD……電源電圧、VSS……接地電位、HV
C……中間電位。P1〜PH……PチャンネルMOSF
ET、N1〜NH……NチャンネルMOSFET、G1
〜G2……トランスファゲート、V1〜V2……インバ
ータ、CV1〜CV2……クロックドインバータ、AG
010〜AG013,AG030〜AG03F……アン
ド(AND)ゲート。
ダ、XB……Xアドレスバッファ、YS……Yスイッ
チ、YD……Yアドレスデコーダ、YB……Yアドレス
バッファ、WA……ライトアンプ、RA……リードアン
プ、IR……入力データレジスタ、OR……出力データ
レジスタ、IB……データ入力バッファ、OB……デー
タ出力バッファ、CB……クロックバッファ、TG……
タイミング発生回路、CEB……チップイネーブル信号
入力端子、WEB……ライトイネーブル信号入力端子、
OEB……出力イネーブル信号入力端子、CK……クロ
ック信号入力端子、AX0〜AX7……Xアドレス信
号、AY0〜AY7……Yアドレス信号、D0〜D31
……データ入出力端子。CKT……非反転クロック信
号、CKB……反転クロック信号、UXB0〜UXB7
……単位Xアドレスバッファ、X0*〜X7*……内部
Xアドレス信号、UXDF01,UXDF23,UXD
F45,UXDF67,UXDS03,UXDS47…
…単位Xアドレスデコーダ、WLD000〜WLD25
5……ワード線ドライバ、W000〜W255……ワー
ド線。VDD……電源電圧、VSS……接地電位、HV
C……中間電位。P1〜PH……PチャンネルMOSF
ET、N1〜NH……NチャンネルMOSFET、G1
〜G2……トランスファゲート、V1〜V2……インバ
ータ、CV1〜CV2……クロックドインバータ、AG
010〜AG013,AG030〜AG03F……アン
ド(AND)ゲート。
Claims (7)
- 【請求項1】 その出力信号の電位が所定の中間電位か
ら第1又は第2の電源電圧電位に変化される論理ゲート
を具備することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記論理ゲートの出力信号は、非反転及び反転出力信号
からなる相補信号であって、 上記非反転出力信号は、上記出力信号が論理“0”とさ
れるとき上記中間電位とされ、上記出力信号が論理
“1”とされるとき上記第1の電源電圧電位とされるも
のであり、 上記反転出力信号は、上記出力信号が論理“0”とされ
るとき上記中間電位とされ、上記出力信号が論理“1”
とされるとき上記第2の電源電圧電位とされるものであ
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記論理ゲートは、その動作が所定のクロック信号に従
って制御されるものであって、 上記非反転及び反転出力信号は、上記クロック信号が無
効レベルとされるとき上記中間電位とされるものである
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 上記論理ゲートは、その動作が所定のクロック信号に従
って制御され、その出力信号は、非反転及び反転出力信
号からなる相補信号であって、 上記非反転出力信号は、上記出力信号が論理“0”とさ
れるとき上記第2の電源電圧電位とされ、上記出力信号
が論理“1”とされるとき上記第1の電源電圧電位とさ
れ、上記クロック信号が無効レベルとされるとき上記中
間電位とされるものであり、 上記反転出力信号は、上記出力信号が論理“0”とされ
るとき上記第1の電源電圧電位とされ、上記出力信号が
論理“1”とされるとき上記第2の電源電圧電位とさ
れ、上記クロック信号が無効レベルとされるとき上記中
間電位とされるものであることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
項4において、 上記論理ゲートは、 第1の電源電圧と第1の内部ノードとの間に並列形態に
設けられ、そのゲートが対応する第1ないし第pの非反
転入力端子にそれぞれ結合される第1導電型の第1のM
OSFETと、 第1ないし第pの非反転入力端子に対応してそれぞれp
−1ずつ設けられ、そのゲートが対応する上記第1ない
し第pの非反転入力端子にそれぞれ共通結合され、その
ドレインが上記第1の内部ノードに共通結合され、その
ソースが対応するものを除くp−1の上記非反転入力端
子と対をなす反転入力端子にそれぞれ結合される第2導
電型の第2のMOSFETと、 第2の内部ノードと第2の電源電圧との間に並列形態に
設けられ、そのゲートが対応する第1ないし第pの反転
入力端子にそれぞれ結合される第2導電型の第3のMO
SFETと、 第1ないし第pの反転入力端子に対応してそれぞれp−
1ずつ設けられ、そのゲートが対応する上記第1ないし
第pの反転入力端子にそれぞれ共通結合され、そのドレ
インが上記第2の内部ノードに共通結合され、そのソー
スが対応するものを除く他のp−1の上記反転入力端子
と対をなす上記非反転入力端子にそれぞれ結合される第
1導電型の第4のMOSFETと、 その入力端子が上記第1の内部ノードに結合される第1
のインバータと、 その入力端子が上記第2の内部ノードに結合される第2
のインバータとを含むものであることを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
4又は請求項5において、 上記半導体装置は、メモリ集積回路であり、 上記論理ゲートは、上記メモリ集積回路のアドレスデコ
ーダを構成するものであることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項7】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
4,請求項5又は請求項6において、 上記メモリ集積回路は、CMOS回路を基本素子とする
スタティック型RAMであることを特徴とする半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8216699A JPH1050067A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8216699A JPH1050067A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1050067A true JPH1050067A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16692543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8216699A Pending JPH1050067A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1050067A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251609A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | インターフェース回路およびその制御方法 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8216699A patent/JPH1050067A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007251609A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Fujitsu Ltd | インターフェース回路およびその制御方法 |
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