JPH1048141A - 検卵時の不良卵表示装置 - Google Patents
検卵時の不良卵表示装置Info
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- JPH1048141A JPH1048141A JP22437096A JP22437096A JPH1048141A JP H1048141 A JPH1048141 A JP H1048141A JP 22437096 A JP22437096 A JP 22437096A JP 22437096 A JP22437096 A JP 22437096A JP H1048141 A JPH1048141 A JP H1048141A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検出した不良卵に検出済みの表示を付して、
繰り返し検出しないようにする。 【解決手段】 エンコ−ダ３、制御部９、検査スペ−ス
Ｓの上方にそれぞれ設置したテレビカメラ６、レ−ザ−
スキャナ５からなり、テレビカメラは、検出した不良卵
Ｅ′の直上で発せられるハンディ光送信機８の光信号を
受けて発光時の位置座標信号を制御部へ送り、制御部は
前記位置座標信号と、エンコ−ダが検出するロ−ラコン
ベヤ１の進度信号とをレ−ザ−スキャナへ送って、レ−
ザ−スキャナに不良卵へスポット照射させる。搬送され
る検出済の不良卵はスポット照射されているので、再度
不良卵として検出されない。
繰り返し検出しないようにする。 【解決手段】 エンコ−ダ３、制御部９、検査スペ−ス
Ｓの上方にそれぞれ設置したテレビカメラ６、レ−ザ−
スキャナ５からなり、テレビカメラは、検出した不良卵
Ｅ′の直上で発せられるハンディ光送信機８の光信号を
受けて発光時の位置座標信号を制御部へ送り、制御部は
前記位置座標信号と、エンコ−ダが検出するロ−ラコン
ベヤ１の進度信号とをレ−ザ−スキャナへ送って、レ−
ザ−スキャナに不良卵へスポット照射させる。搬送され
る検出済の不良卵はスポット照射されているので、再度
不良卵として検出されない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、鶏卵をサイズ
（重量別）に選別して容器に詰める一連の処理工程に於
いて、洗卵したのち乾燥させた鶏卵のうちから、不良卵
を検出する作業である検卵で、一度選んだ不良卵を繰り
返し検出することを避けるための装置に関する。
（重量別）に選別して容器に詰める一連の処理工程に於
いて、洗卵したのち乾燥させた鶏卵のうちから、不良卵
を検出する作業である検卵で、一度選んだ不良卵を繰り
返し検出することを避けるための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】不良卵には、卵殻にひびがあるひび卵、
卵殻が壊れてしまった破卵、内部に血液が混入している
血卵、頑固な汚れが卵殻に残っている汚卵、農場側での
検査にもれた形がいびつな変形卵などがある。このよう
な不良卵は、消費者の手元に渡ってはならないものであ
り、前記の処理過程で取り除かねばならない。このため
に検卵が必要となる。
卵殻が壊れてしまった破卵、内部に血液が混入している
血卵、頑固な汚れが卵殻に残っている汚卵、農場側での
検査にもれた形がいびつな変形卵などがある。このよう
な不良卵は、消費者の手元に渡ってはならないものであ
り、前記の処理過程で取り除かねばならない。このため
に検卵が必要となる。
【０００３】検卵スペ−スでは、普通６列の卵座を有す
るロ−ラコンベヤで鶏卵を自転させながら搬送し、コン
ベヤの下から蛍光灯群で鶏卵群を照らして検査する。鶏
卵の処理量が１時間あたり２万個程度までは、検出した
不良卵を手で取り除くことが可能であが、これを超える
高速処理装置では手で取り除くのは困難になる。
るロ−ラコンベヤで鶏卵を自転させながら搬送し、コン
ベヤの下から蛍光灯群で鶏卵群を照らして検査する。鶏
卵の処理量が１時間あたり２万個程度までは、検出した
不良卵を手で取り除くことが可能であが、これを超える
高速処理装置では手で取り除くのは困難になる。
【０００４】そこで高速処理装置では、検卵スペ−スで
不良卵を電気信号レベルで記憶するだけに止め、下流の
選別機側で一括して不良卵を回収する方法が採用されて
いる。
不良卵を電気信号レベルで記憶するだけに止め、下流の
選別機側で一括して不良卵を回収する方法が採用されて
いる。
【０００５】電気信号レベルで不良卵を記憶する方法と
して、ロ−ラコンベヤの進度をエンコ−ダなどで逐一割
り出し、検卵スペ−スの上方に設置したテレビカメラで
検卵スペ−スを網羅して監視させる。そして検出した不
良卵の上方にハンディ光送信機を位置させてスイッチを
押すと、不良卵の位置から光を発する。テレビカメラ側
はこの光座標を受信し、その時のエンコ−ダ信号を元に
不良卵がロ−ラコンベヤのどの位置にあるかを特定す
る。位置を特定された鶏卵はその後の処理を不良卵とし
て扱われ、下流の選別機側で一括回収される。
して、ロ−ラコンベヤの進度をエンコ−ダなどで逐一割
り出し、検卵スペ−スの上方に設置したテレビカメラで
検卵スペ−スを網羅して監視させる。そして検出した不
良卵の上方にハンディ光送信機を位置させてスイッチを
押すと、不良卵の位置から光を発する。テレビカメラ側
はこの光座標を受信し、その時のエンコ−ダ信号を元に
不良卵がロ−ラコンベヤのどの位置にあるかを特定す
る。位置を特定された鶏卵はその後の処理を不良卵とし
て扱われ、下流の選別機側で一括回収される。
【０００６】ところで、検卵は自転しながら搬送される
鶏卵を対象とするため、作業員は検卵スペ−ス内に一線
を引くような機械的な判断はできず、上流側を見たり下
流側を見たり、さらに手元側を見たり、手先側を見たり
を繰り返すことになる。一度不良卵と特定した鶏卵に選
択済の表示が付されないため、繰り返し不良卵として検
出することが起こる。
鶏卵を対象とするため、作業員は検卵スペ−ス内に一線
を引くような機械的な判断はできず、上流側を見たり下
流側を見たり、さらに手元側を見たり、手先側を見たり
を繰り返すことになる。一度不良卵と特定した鶏卵に選
択済の表示が付されないため、繰り返し不良卵として検
出することが起こる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、不良卵であると検出した鶏卵に、直接後
に残る印を付けないで、検出済の表示を付して検卵作業
の能率化を図ることにある。
とする課題は、不良卵であると検出した鶏卵に、直接後
に残る印を付けないで、検出済の表示を付して検卵作業
の能率化を図ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明の特徴は以下の
点にある。即ちこの発明の装置は、ロ−ラコンベヤの進
度を検出するエンコ−ダと、制御部と、ロ−ラコンベヤ
の複数列の卵座に収容した鶏卵を自転させながら搬送
し、ロ−ラコンベヤの下から光を照射して不良卵を検出
する検卵スペ−スの上方にそれぞれ設置されたテレビカ
メラと、レ−ザ−スキャナとから構成される。
点にある。即ちこの発明の装置は、ロ−ラコンベヤの進
度を検出するエンコ−ダと、制御部と、ロ−ラコンベヤ
の複数列の卵座に収容した鶏卵を自転させながら搬送
し、ロ−ラコンベヤの下から光を照射して不良卵を検出
する検卵スペ−スの上方にそれぞれ設置されたテレビカ
メラと、レ−ザ−スキャナとから構成される。
【０００９】テレビカメラは、検出された不良卵の上方
でハンディ光送信機が発する光信号を受けて位置座標信
号を制御部へ送り、制御部は、前記位置座標信号と、エ
ンコ−ダの検出するロ−ラコンベヤの進度信号をレ−ザ
−スキャナへ送って、レ−ザ−スキャナに前記不良卵へ
スポット照射させる。
でハンディ光送信機が発する光信号を受けて位置座標信
号を制御部へ送り、制御部は、前記位置座標信号と、エ
ンコ−ダの検出するロ−ラコンベヤの進度信号をレ−ザ
−スキャナへ送って、レ−ザ−スキャナに前記不良卵へ
スポット照射させる。
【００１０】
【発明の実施の形態】１は公知のロ−ラコンベヤで、隣
合うロ−ラ間に６列の卵座が形成され、洗卵したのち乾
燥させた鶏卵Ｅが卵座に収容されて、自転しながら矢印
Ａの方向へ搬送されてくる。各ロ−ラの両端はエンドレ
スチェ−ンのロングピンに枢着されている。３はエンコ
−ダであって、ロ−ラコンベヤ１のスプロケット軸２に
取付けられている。
合うロ−ラ間に６列の卵座が形成され、洗卵したのち乾
燥させた鶏卵Ｅが卵座に収容されて、自転しながら矢印
Ａの方向へ搬送されてくる。各ロ−ラの両端はエンドレ
スチェ−ンのロングピンに枢着されている。３はエンコ
−ダであって、ロ−ラコンベヤ１のスプロケット軸２に
取付けられている。
【００１１】４は蛍光灯群からなる検卵用の照明器で、
搬送されてくる鶏卵Ｅをロ−ラコンベヤ１の下方から照
らす。５は公知のレ−ザ−スキャナで、図中斜線で囲ま
れたロ−ラコンベヤ１の検卵スペ−スＳを走査する。
搬送されてくる鶏卵Ｅをロ−ラコンベヤ１の下方から照
らす。５は公知のレ−ザ−スキャナで、図中斜線で囲ま
れたロ−ラコンベヤ１の検卵スペ−スＳを走査する。
【００１２】６はアンプユニット７に接続されたテレビ
カメラであって、検卵スペ−スＳを撮影する。８はハン
ディ光送信機で、検卵作業員が手に持ち、検卵スペ−ス
Ｓ内で検出した不良卵Ｅ′の上から光信号をテレビカメ
ラ６へ送る。
カメラであって、検卵スペ−スＳを撮影する。８はハン
ディ光送信機で、検卵作業員が手に持ち、検卵スペ−ス
Ｓ内で検出した不良卵Ｅ′の上から光信号をテレビカメ
ラ６へ送る。
【００１３】９はＣＰＵを備えた制御部で、エンコ−ダ
３からロ−ラコンベヤ１の進度の入力情報と、ハンディ
光送信機８の光信号を受けたテレビカメラ６の受光時に
於ける不良卵Ｅ′のＸ座標とＹ座標とを、アンプユニッ
ト７から入力情報として受ける。なお、アンプユニット
７を制御部９に設けてもよい。
３からロ−ラコンベヤ１の進度の入力情報と、ハンディ
光送信機８の光信号を受けたテレビカメラ６の受光時に
於ける不良卵Ｅ′のＸ座標とＹ座標とを、アンプユニッ
ト７から入力情報として受ける。なお、アンプユニット
７を制御部９に設けてもよい。
【００１４】そして、前記Ｘ座標と、エンコ−ダ３が発
するロ−ラコンベヤの進度情報で変化するＹ座標とを、
出力情報としてレ−ザ−スキャナ５へ送り、検出された
不良卵Ｅ′のみにレ−ザ−光をスポット照射し、検出済
であることを表示する。このスポット照射は、不良卵
Ｅ′が検卵スペ−スＳを出るまで、検出された全ての不
良卵に行われる。
するロ−ラコンベヤの進度情報で変化するＹ座標とを、
出力情報としてレ−ザ−スキャナ５へ送り、検出された
不良卵Ｅ′のみにレ−ザ−光をスポット照射し、検出済
であることを表示する。このスポット照射は、不良卵
Ｅ′が検卵スペ−スＳを出るまで、検出された全ての不
良卵に行われる。
【００１５】
【発明の効果】一度検出された不良卵には、検卵スペ−
スを出るまでレ−ザのスポット照射で検出済であること
を表示されるので、従来のように、検出を繰り返して検
卵能率を低下させることがない。
スを出るまでレ−ザのスポット照射で検出済であること
を表示されるので、従来のように、検出を繰り返して検
卵能率を低下させることがない。
【図１】装置の斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 ロ−ラコンベヤの進度を検出するエンコ
−ダと、制御部と、ロ−ラコンベヤの複数列の卵座に収
容した鶏卵を自転させながら搬送し、ロ−ラコンベヤの
下から光を照射して不良卵を検出する検卵スペ−スの上
方にそれぞれ設置されたテレビカメラと、レ−ザ−スキ
ャナとからなり、テレビカメラは、検出された不良卵の
上方でハンディ光送信機が発する光信号を受けて位置座
標信号を制御部へ送り、制御部は、前記位置座標信号
と、エンコ−ダが検出するロ−ラコンベヤの進度信号を
レ−ザ−スキャナへ送って、レ−ザ−スキャナに前記不
良卵へスポット照射させる検卵時の不良卵表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224370A JP3060097B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 検卵時の不良卵表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224370A JP3060097B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 検卵時の不良卵表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048141A true JPH1048141A (ja) | 1998-02-20 |
| JP3060097B2 JP3060097B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16812698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8224370A Expired - Lifetime JP3060097B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 検卵時の不良卵表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3060097B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102205321A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-10-05 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 多光源色选机 |
| CN102205320A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-10-05 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 色选机分拣系统的组合光源 |
| US8367131B2 (en) | 2006-02-23 | 2013-02-05 | Sanovo Engineering A/S | Method of monitoring the breaking of eggs, an egg receiving device for holding the contents of an egg, and an egg breaking apparatus comprising such an egg receiving device |
| JP2017133907A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | アークレイ株式会社 | 検査装置 |
| CN109158326A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-01-08 | 合肥泰禾光电科技股份有限公司 | 一种物料扫描系统与物料剔除方法 |
| WO2019151394A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ニチレイフーズ | 食品検査補助システム、食品検査補助装置、およびコンピュータプログラム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101190112B1 (ko) | 2011-06-10 | 2012-10-11 | (주)씰링테크 | 조명기구용 장식커버 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP8224370A patent/JP3060097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8367131B2 (en) | 2006-02-23 | 2013-02-05 | Sanovo Engineering A/S | Method of monitoring the breaking of eggs, an egg receiving device for holding the contents of an egg, and an egg breaking apparatus comprising such an egg receiving device |
| CN102205321A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-10-05 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 多光源色选机 |
| CN102205320A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-10-05 | 安徽捷迅光电技术有限公司 | 色选机分拣系统的组合光源 |
| JP2017133907A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | アークレイ株式会社 | 検査装置 |
| WO2019151394A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ニチレイフーズ | 食品検査補助システム、食品検査補助装置、およびコンピュータプログラム |
| US11830179B2 (en) | 2018-01-31 | 2023-11-28 | Nichirei Foods Inc. | Food inspection assisting system, food inspection assisting apparatus and computer program |
| CN109158326A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-01-08 | 合肥泰禾光电科技股份有限公司 | 一种物料扫描系统与物料剔除方法 |
| CN109158326B (zh) * | 2018-08-30 | 2020-07-24 | 合肥泰禾光电科技股份有限公司 | 一种物料扫描系统与物料剔除方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3060097B2 (ja) | 2000-07-04 |
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