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JPH10335208A - 露光装置の露光方法 - Google Patents

露光装置の露光方法

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Publication number
JPH10335208A
JPH10335208A JP9140067A JP14006797A JPH10335208A JP H10335208 A JPH10335208 A JP H10335208A JP 9140067 A JP9140067 A JP 9140067A JP 14006797 A JP14006797 A JP 14006797A JP H10335208 A JPH10335208 A JP H10335208A
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JP
Japan
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pattern
exposure
focus detection
projection
wafer
Prior art date
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Application number
JP9140067A
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English (en)
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JP4180678B2 (ja
Inventor
Tatsuhiko Touki
達彦 東木
Takashi Sato
隆 佐藤
Keita Asanuma
慶太 浅沼
Kazuo Tawarayama
和雄 俵山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP14006797A priority Critical patent/JP4180678B2/ja
Publication of JPH10335208A publication Critical patent/JPH10335208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4180678B2 publication Critical patent/JP4180678B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、レチクルに形成された回路パターン
をウェーハ上のレジストに焼き付けるためのリソグラフ
ィ工程にて用いられる光ステッパの露光方法において、
投影パターン像の形成に最適な投影レンズのフォーカス
位置を正確に制御できるようにすることを最も主要な特
徴とする。 【解決手段】たとえば、素子の回路パターンが形成され
たレチクル上に、露光条件の変化により、ウェーハ上に
結像される投影パターン像RPaに、光近接効果による
影響が出やすい矩形状パターンからなる焦点検出用パタ
ーンCPaを設ける。露光時には、この焦点検出用パタ
ーンCPaの投影パターン像RPaを読み取って、その
横方向の長さLxRPa を求め、投影レンズの焦点位置か
らのずれを補正するための補正値ΔFを算出する。こう
して、常に、投影レンズの焦点ずれを補正しながら回路
パターンの露光を行う構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばレチク
ルに形成されたマスクパターンを投影光学系を介してウ
ェーハ上に投影露光する露光装置の露光方法に関するも
ので、特に、素子の回路パターンを半導体ウェーハ上の
レジストに焼き付けるためのリソグラフィ工程にて用い
られる、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投影型
光露光装置の露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、VLSIなどの半導体集
積回路素子の製造工程、特に、リソグラフィ工程におい
ては、主に、ステップ・アンド・リピート方式による縮
小投影型光露光装置(光ステッパ)が用いられている。
【0003】この光ステッパは、レチクルに形成された
半導体集積回路素子の回路パターンを投影レンズを介し
て、順次、半導体ウェーハ上に縮小して投影することに
よって、該ウェーハ上のレジストに回路パターンの投影
パターン像を転写するようになっている。
【0004】その際、投影レンズの焦点位置を正確に調
整しないと、レチクルに形成されている回路パターンの
投影像がウェーハ上に正確に結像せず、ウェーハ上にフ
ォーカスがボケた状態の投影パターン像が形成されるこ
とになるため、いわゆる解像不良という問題が生じる。
【0005】このように、投影レンズの焦点位置を含
め、光ステッパの露光条件を正しく設定しないと、所期
の特性を満足する半導体集積回路素子を得ることができ
なくなる。
【0006】そこで、このような不具合を防ぐために、
従来は、以下のような方法がとられていた。たとえば、
レチクルに形成された、回路パターンの最小線幅よりも
小さなパターンを含む線幅の異なる複数の矩形状のパタ
ーンを、1ショットごとに露光条件(投影レンズの焦点
位置および露光量)を変えて、順次、半導体ウェーハ上
に転写する。
【0007】次いで、現像処理が施されてウェーハ上に
形成されたレジストパターンの線幅を、たとえば、走査
型電子顕微鏡によるSEM測長法、テレビカメラ(IT
V)による画像処理法、あるいは、スポット光をレジス
トパターンに照射して、その散乱光を検出する方法など
を用いて測定する。
【0008】そして、その線幅からレジストパーンの最
適形成条件を決定し、この最適形成条件に応じて投影レ
ンズの焦点位置や露光量など、光ステッパの露光条件を
調整する。
【0009】このようにして、露光条件を設定し直した
後に、リソグラフィ工程を開始して、半導体集積回路用
のレチクルに形成された回路パターンを、順次、半導体
ウェーハ上に転写することで、常に、最適露光条件のも
とでの回路パターンの形成が可能となる。
【0010】しかし、上記したレジストパターンの線幅
の測定に走査型電子顕微鏡を用いる方法の場合、顕微鏡
それ自体が非常に高価であり、また、測定に時間を要す
るという問題があった。
【0011】また、上記ITVあるいはスポット光を用
いて線幅を測定する方法の場合、線幅がサブ・ミクロン
程度になると測定するのが困難になり、測定できたとし
ても誤差が大きいなどの問題があった。
【0012】近年、上記のような問題点に鑑み、レジス
トパターンの測定精度の低下などを防止して、最適形成
条件を高精度で、しかも、短時間に算出でき、ステッパ
のセットアップタイムを短縮することが可能な露光方法
が提案されている(たとえば、特開平1−187817
号公報)。
【0013】図12は、上記した提案によって開示され
た、最適形成条件の算出に用いられる直線状パターンの
一例を示すものである。同図(a)は、直線状パターン
として用いられる、たとえば、先端が鋭角的に尖った2
つのくさび型パターンを対称に組み合わせた、長さLCP
を有する略ひし形状のパターンCPを示すものである。
【0014】同図(b)は、投影レンズの焦点ずれ(デ
フォーカス)にともなう、上記パターンCPの投影パタ
ーン像(レジストパターン)RPの長さLRPの変化を示
すものである。
【0015】同図(c)は、上記投影パターン像RPの
長さLRPの変化とデフォーカス量との関係を示すもので
ある。このように、上記パターンCPの投影により半導
体ウェーハ上に形成されるレジストパターンRPの長さ
RPは、投影レンズのフォーカス位置からのデフォーカ
ス量に比例して変化する。このため、たとえば、光ステ
ッパのアライメント検出器でレジストパターンRPの長
さLRPを測定することで、投影パターン像の形成に最適
な投影レンズのフォーカス位置が検出できる。
【0016】すなわち、この方法は、アライメント検出
器による測定の結果、レジストパターンRPの長さLRP
が最大となる投影レンズの位置を、投影パターン像の形
成に最適な投影レンズのフォーカス位置として検出する
ものであった。
【0017】しかしながら、上記したパターンCPは、
両端が鋭く尖った形状をしているため、たとえば図13
(a)に示すように、レジストパターンRPの長さLRP
が10μm、中心部の幅が0.5μm、両端が0.1μ
m程度の大きさになると、現像時にパターンCPの両端
に対応するレジストパターンRPの一部(図13(b)
の破線部分RP´)が欠ける、いわゆるパターン剥がれ
が発生しやすくなる。
【0018】これは、レジストパターンRPの細くなっ
た部分(RP´)は、下地である半導体ウェーハHWと
の密着性が弱くなるためである。このような場合、レジ
ストパターンRPの形成において、パターンCPを忠実
に再現できなくなるため、たとえば図13(b)に示す
ように、レジストパターンRPの実際の長さLRPとアラ
イメント検出器によって測定される測定値LRP´との間
に誤差が生じる。
【0019】このように、レジストパターンRPの実際
の長さLRPを正確に測定できなくなることにより、レジ
ストパターンRPの形成に最適な投影レンズのフォーカ
ス位置を検出するのが困難になるという欠点があった。
【0020】また、上記したように、レジストパターン
RPの形成における精度が保障されない場合、後のレチ
クル欠陥検査において、該パターンRPが欠陥として誤
認識される結果にもつながる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、最適形成条件の算出に用いられる直線状パ
ターンは両端が鋭く尖った形状をしているため、いわゆ
るパターン剥がれが発生しやすく、このパターン剥がれ
が発生した場合にはレジストパターンの長さを正確に測
定できなくなる結果、レジストパターンの形成に最適な
投影レンズのフォーカス位置を検出できないという欠点
があった。
【0022】そこで、この発明は、投影パターン像の形
成に最適な露光処理条件を正確に算出でき、露光装置の
露光条件を高精度に制御することが可能な露光装置の露
光方法を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の露光装置の露光方法にあっては、レチ
クルに形成された、露光条件の変化にともなって、ウェ
ーハ上に結像される投影パターン像に、光近接効果によ
る影響が発生しやすい形状の焦点検出用パターンを、投
影光学系を介して、前記ウェーハ上に転写する第1の工
程と、前記ウェーハ上に形成された前記焦点検出用パタ
ーンの投影パターン像より、該投影パターン像の形成に
最適な露光処理条件を算出する第2の工程と、前記算出
された最適な露光処理条件にもとづいて、前記露光条件
を制御する第3の工程とからなっている。
【0024】また、この発明の露光装置の露光方法にあ
っては、レチクルに形成された所定のマスクパターンを
投影光学系を介してウェーハ上に投影露光する場合にお
いて、前記レチクルに形成された、デフォーカス量およ
び露光量の変化にともなって、前記ウェーハ上に結像さ
れる投影パターン像に、光近接効果による影響が発生し
やすい形状の焦点検出用パターンを、前記投影光学系を
介して、前記ウェーハ上に転写する第1の工程と、前記
ウェーハ上に形成された前記焦点検出用パターンの投影
パターン像より、少なくとも該投影パターン像の形成に
最適な前記投影光学系のデフォーカス量の補正値を算出
する第2の工程と、前記算出された補正値にもとづい
て、前記投影光学系のデフォーカス量を調整する第3の
工程と、前記デフォーカス量を調整した状態で、前記レ
チクルに形成された所定のマスクパターンを、前記投影
光学系を介して、前記ウェーハ上に投影露光する第4の
工程とからなっている。
【0025】この発明の露光装置の露光方法によれば、
ウェーハ上に結像される投影パターン像に、光近接効果
による影響が出やすい形状の焦点検出用パターンを用い
るようにしているため、投影パターン像の一部が欠け
る、いわゆるパターン剥がれの発生を防止できるように
なる。これにより、投影パターン像の形成における精度
を保障できるとともに、それを正確に測定することが可
能となるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明にかか
る、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投影型光露
光装置(光ステッパ)の概略構成を示すものである。
【0027】すなわち、光源11からの照明光は、コン
デンサ・レンズ21を介して、投影原版としてのレチク
ル(マスク)Rに照射される。すると、レチクルRから
の投影像が、両面もしくは片面がテレセントリックな投
影レンズ(投影光学系)41により縮小されて、ウェー
ハHW上に投影される。
【0028】このとき、上記ウェーハHWの露光面には
フォトレジストが塗られており、このレジストが、上記
投影レンズ41を経て投影される縮小パターン像により
露光される。
【0029】光源11には、上記ウェーハHWの露光面
に塗られたフォトレジストを感光させるのに有効な光、
たとえば、g線やi線の光を発する水銀ランプが用いら
れる。
【0030】レチクルRには、たとえば、上記縮小パタ
ーン像に相当する、半導体集積回路素子の回路パターン
(マスクパターン)が形成されている。また、その回路
パターンの非形成領域である、たとえば、ダイシングラ
イン(スクライブライン)上には、焦点検出用パターン
(詳細については後述する)が設けられている。
【0031】レチクルRは、上記照明光の光軸上に固定
されたレチクルステージ31上に搭載されるようになっ
ている。このレチクルステージ31には、上記投影像を
透過させるための、上記レチクルR上の回路パターンよ
りも大きな開口部31aが設けられている。
【0032】投影レンズ41には、たとえば、上記レチ
クルR側が非テレセントリックで、上記ウェーハHW側
がテレセントリックな光学系が用いられる。この投影レ
ンズ41は、たとえば、後述する制御系61による投影
倍率の設定に応じて、上記照明光の光軸方向に移動可能
に設けられている。
【0033】ウェーハHWには、その露光面に、上記光
源11からの照明光によって容易に感光されるフォトレ
ジストが塗られている。ウェーハHWは、上記照明光の
光軸方向に垂直なX軸方向,Y軸方向、および、上記照
明光の光軸方向に平行なZ軸方向に、それぞれ移動可能
なウェーハステージ51上に搭載されるようになってい
る。
【0034】ウェーハステージ51のX軸方向の移動、
Y軸方向の移動、および、Z軸方向への移動は、それぞ
れ、図示していない各軸方向の駆動機構を介して、上記
制御系61によって制御されるようになっている。
【0035】そして、上記ウェーハステージ51は、た
とえば、そのZ軸方向の位置がレーザ干渉計52によっ
て検出されるようになっている。同様に、ウェーハステ
ージ51のX軸方向の位置およびY軸方向の位置も、そ
れぞれ、図示していないレーザ干渉計によって検出さ
れ、それぞれの出力が、上記制御系61に供給されるよ
うになっている。
【0036】また、この光ステッパには、レチクルRか
らの投影像を、ウェーハHW上の露光面に対して高精度
に合焦させるための、たとえば、アライメント検出器を
兼ねる寸法測定装置71が設けられている。
【0037】この寸法測定装置71は、たとえば、ウェ
ーハHWの露光面上に形成された、焦点検出用パターン
に対応する投影パターン像にスポット光を照射すること
が可能なランプ71a、上記投影パターン像による反射
光(回折光または散乱光)を検出する光電変換器71
b、および、この光電変換器71bに上記反射光を導く
ハーフミラー71cによって構成されている。
【0038】制御系61は、この光ステッパの全体的な
制御を司るものであって、たとえば、上記光源11の点
灯、上記投影レンズ41の移動、および、上記ウェーハ
ステージ51の移動の他、上記寸法測定装置71の光電
変換器71bの出力から、縮小パターン像(レジストパ
ターン)の形成に最適な露光処理条件としての、上記投
影レンズ41のフォーカス位置からの位置ずれ(焦点ず
れ)を補正するための補正値(デフォーカス量、また
は、合焦点位置との差分)を算出するとともに、上記レ
ーザ干渉計52からの出力をチェックしつつ、その補正
値にしたがって上記ウェーハステージ51のZ軸方向の
位置(露光条件)を制御するようになっている。
【0039】また、上記制御系61では、上記寸法測定
装置71の光電変換器71bの出力にもとづいて、上記
ウェーハステージ51のX軸方向およびY軸方向の位置
を制御し、上記レチクルRと上記ウェーハHWとの位置
合わせ(アライメント)を行うようになっている。
【0040】図2は、上記した補正値の算出に用いられ
る、焦点検出用パターンの一例を示すものである。焦点
検出用パターンCPaは、たとえば同図(a)に示すよ
うに、上記投影レンズ41の焦点ずれ(露光条件の変
化)により、上記ウェーハHW上に結像される投影パタ
ーン像RPaに、光近接効果による影響(コーナー部分
が丸くなる、いわゆるコーナーラウンディング現象)が
発生しやすい、略正方形のほぼ90°とされた各コーナ
ー部分を上下左右方向にそれぞれ配置した矩形状の単独
パターンとなっている。
【0041】この焦点検出用パターンCPaの場合、た
とえば同図(b)に示すように、上記投影レンズ41の
焦点ずれにともなって、投影パターン像RPaのコーナ
ー部分の丸まりが徐々に大きくなる。
【0042】したがって、たとえば同図(c)に示すよ
うに、上記投影パターン像RPaの横方向の長さLx
RPa または縦方向の長さLyRPa を求めることにより、
デフォーカスごとのフォーカス位置との焦点ずれの量
(補正値ΔF)を正確に算出できる。
【0043】次に、本発明の実施の一形態にかかる露光
方法について、上記した構成の光ステッパを例に簡単に
説明する。露光時には、たとえば、1ショットごとに光
源11およびウェーハステージ51を制御系61により
駆動して、レチクルRに形成されている素子の回路パタ
ーンを投影レンズ41を介して投影し、ウェーハHW上
に上記回路パターンに対応した縮小パターン像を転写す
る。
【0044】そして、ウェーハHWの位置を変えなが
ら、上記回路パターンの投影を繰り返すことにより、ウ
ェーハHWの露光面上に縮小パターン像をステップ・ア
ンド・リピート方式によりマトリックス状に転写する。
【0045】その際、上記制御系61では、上記寸法測
定装置71の測定結果をもとに、上記投影レンズ41の
フォーカス位置からの焦点ずれを補正するための補正値
ΔFを算出し、その補正値ΔFにしたがって上記ウェー
ハステージ51のZ軸方向の位置を制御する。
【0046】また、上記寸法測定装置71の測定結果に
もとづいて、上記ウェーハステージ51のX軸方向およ
びY軸方向の位置を制御し、上記レチクルRと上記ウェ
ーハHWとの位置合わせを行う。
【0047】すなわち、上記回路パターンの露光にとも
なって、上記ウェーハHW上に転写される、上記レチク
ルR上に形成されている焦点検出用パターンCPaの投
影パターン像RPaの、たとえば、対向する2コーナー
間の長さ(サイズ長)を上記寸法測定装置71によって
測定し、その結果を光電変換器71bの出力として取り
込む。
【0048】そして、その測定結果より、たとえば、投
影パターン像RPaの横方向の長さLxRPa を割り出す
とともに、割り出した横方向の長さLxRPa を、上記投
影レンズ41のフォーカス位置での投影パターン像RP
aの長さ(設計値など)と比較することで、実際の上記
投影レンズ41のデフォーカス量を求め、それを補正値
ΔFとして算出する。
【0049】さらに、上記レーザ干渉計52からの出力
をチェックしつつ、その補正値ΔFにしたがって上記ウ
ェーハステージ51のZ軸方向の位置を制御し、上記投
影レンズ41のフォーカス位置からの焦点ずれを補正す
る。
【0050】また、その際に、たとえば図3に示すよう
に、上記光電変換器71bの出力O71から、上記焦点検
出用パターンCPaの投影パターン像RPaと、上記ウ
ェーハHW上に設けられた周知のアライメントマーク
(バーインバーの1stマーク)AMとの位置ずれの量
ΔLxを算出する。
【0051】そして、その位置ずれの量ΔLxを補正す
るように、上記ウェーハステージ51のX軸方向の位置
を制御するとともに、同様にして、Y軸方向の位置を制
御することにより、上記レチクルRと上記ウェーハHW
とを位置合わせする。
【0052】このようにして、上記投影レンズ41のフ
ォーカス位置からの焦点ずれの補正、および、上記レチ
クルRと上記ウェーハHWとの位置合わせを行いなが
ら、上記レチクルRに形成されている回路パターンの、
上記ウェーハHWの露光面上への投影をステップ・アン
ド・リピート方式により繰り返すことによって、光ステ
ッパによる露光処理が常に最適な露光条件のもとで行わ
れる。
【0053】上記したように、投影レンズのフォーカス
位置からの焦点ずれを検出するための焦点検出用パター
ンの、投影パターン像の一部が欠ける、いわゆるパター
ン剥がれの発生を防止できるようにしている。
【0054】すなわち、ウェーハ上に結像される投影パ
ターン像に、光近接効果による影響が出やすい矩形状パ
ターンを焦点検出用パターンとして用いるようにしてい
る。これにより、焦点検出用パターンによる投影パター
ン像を忠実に再現できるようになるため、投影パターン
像の形成における精度を保障することが可能となる。し
たがって、高価な測定機器を用いることなく、投影パタ
ーン像の形成に最適な投影レンズのフォーカス位置(デ
フォーカス量)を正確に算出でき、露光装置の露光条件
を高精度に制御することが可能となるものである。
【0055】特に、焦点検出用パターンを回路用のレチ
クル上に形成するようにしているため、現像処理を必要
とすることなしに、露光処理と並行して投影レンズの焦
点ずれを補正でき、回路パターンの転写を常に最適な露
光条件のもとで実行できる。
【0056】しかも、焦点検出用パターンの投影パター
ン像を、バーインバー方式のアライメント機構における
2ndマークとしても利用することによって、焦点ずれ
の補正と同時に、レチクルとウェーハとの位置合わせを
も容易に行うことが可能である。
【0057】また、投影パターン像の形成における精度
を保障できるようになるため、後のレチクル欠陥検査に
おいて、該パターン像が欠陥として誤認識されるのを軽
減することも可能となる。
【0058】なお、上記した本発明の実施の一形態にお
いては、焦点検出用パターンの投影パターン像の横方向
の長さLxRPa をもとに投影レンズの焦点ずれを補正す
るようにした場合について説明したが、これに限らず、
たとえば投影パターン像の縦方向の長さLyRPa によっ
ても同様に実施できるものであり、また、縦と横の両方
向の長さによって補正するようにした場合には、いずれ
か一方向の長さによって補正する場合よりもより高精度
な制御が可能となる。
【0059】また、焦点検出用パターンのみが設けられ
た補正用のレチクルを用いて、あらかじめ投影レンズの
焦点ずれを補正した後に、回路用のレチクルを用いて回
路パターンの露光を行うようにしても良い。
【0060】また、投影レンズの焦点ずれを補正する場
合、ウェーハステージの位置を制御する場合に限らず、
直接、投影レンズの位置を制御することによって補正す
ることも可能である。
【0061】また、露光条件としては、露光量にかかわ
らず、投影レンズの焦点ずれを補正することも可能であ
るし、たとえば、露光量を一定に保った状態で投影レン
ズの焦点ずれを補正することも、もしくは、投影レンズ
を焦点位置に保った状態で露光量の調整を行うことも可
能である。
【0062】また、寸法測定装置としては、たとえば、
投影レンズを介さずに焦点検出用パターンの投影パター
ン像を測定するようにしても良く、または、電子ビーム
を用いることもできる。
【0063】さらに、焦点検出用パターンは、略正方形
状を有する1つの矩形状パターンからなる単独パターン
に限らず、たとえば図4に示すように、いくつかの矩形
状パターンからなる複数の単独パターン(第二の構成
例)によって構成することも可能である。
【0064】同図(a)は、2つの矩形状パターンcp
1 ,cp2 が横方向に並べられた焦点検出用パターンC
Pbを示すもので、この場合、2つの矩形状パターンc
1,cp2 の投影パターン像(RPb)における全長
(LaRPb)が最大で、かつ、投影パターン像間におけ
る間隔長(LbRPb)が最小となるように露光条件を制
御するようにした場合には、上記した、かかる露光方法
の√2(ルート2)倍程度の高感度での寸法測定装置に
よる測定を行うことが可能となる。
【0065】同図(b)は、n個の矩形状パターンcp
1 ,cp2 ,…,cpn が横方向に並べられた焦点検出
用パターンCPb´を示すもので、この場合も、同様に
して露光条件を制御するようにした場合には、上記し
た、かかる露光方法の√n(ルートn)倍程度の高感度
での寸法測定装置による測定を行うことが可能となる。
【0066】また、焦点検出用パターンとしては、複数
の矩形状パターンを任意に組み合わせてなる集合パター
ンによって構成することも可能である。図5は、たとえ
ば、複数の矩形状パターンcpを大小の矩形の枠状に連
続して並べた焦点検出用パターン(第三の構成例)CP
cを示すものであり、この場合、その一方の投影パター
ン像における横方向の長さ(LxRPc (または、縦方向
の長さ(LyRPc )))および他方の投影パターン像に
おける縦方向の長さ(LyRPc (または、横方向の長さ
(LxRPc )))が共に(もしくは、いずれか一方が)
最大となるように露光条件を制御することによっても、
上記した、かかる露光方法とほぼ同様の効果が期待でき
る。
【0067】なお、たとえば図6に示すように、投影パ
ターン像RPcの一方のパターン像RPc1 または他方
のパターン像RPc2 を、バーインバー方式のアライメ
ント機構における1stマークまたは2ndマークとし
て利用するようにした焦点検出用パターン(CPc´)
においては、上述した通り、投影レンズの焦点ずれの補
正と同時に、レチクルとウェーハとの位置合わせ(横方
向の位置ずれの量ΔLxおよび縦方向の位置ずれの量Δ
Lyの算出)をも容易に行うことが可能となる。
【0068】図7は、たとえば、上下および左右の各方
向がそれぞれ線対称となるように、複数の矩形状パター
ンcpを縦横方向に隙間なく連続して並べた焦点検出用
パターン(第四の構成例)CPdを示すものであり、こ
の場合、その投影パターン像(RPd)における横方向
の長さ(LxRPd )および縦方向の長さ(LyRPd )が
共に(もしくは、いずれか一方が)最大となるように露
光条件を制御することによっても、上記した、かかる露
光方法とほぼ同様の効果が期待できる。
【0069】図8は、たとえば、ある方向(ここでは、
左上から右下方向)の対角線に対して線対称となるよう
に、複数の矩形状パターンcpを縦横方向に隙間なく連
続して並べた焦点検出用パターン(第五の構成例)CP
eを示すものであり、この場合、その投影パターン像
(RPe)における外向きのコーナー部分(o)から内
向きのコーナー部分(i)までの横方向の長さ(Lx
RPe )および縦方向の長さ(LyRPe )が共に(もしく
は、いずれか一方が)最大となるように露光条件を制御
することによっても、上記した、かかる露光方法とほぼ
同様の効果が期待できる。
【0070】なお、図7に示した焦点検出用パターンC
Pdおよび図8に示した焦点検出用パターンCPeは、
それぞれ、単独パターンとして構成する場合の他、たと
えば図4に示したように、いくつかのパターンを並べて
1つの焦点検出用パターンとして構成することも可能で
ある。
【0071】図9は、たとえば、焦点検出用パターン
(第六の構成例)CPfとして、複数の矩形状パターン
cpを少なくとも縦方向に連続して並べた1つの集合パ
ターンCPfaと、光近接効果による影響が発生しにく
い長方形状のパターンCPfbとを対向配置させて構成
した場合を例に示すものである。
【0072】この場合、長方形状のパターンCPfb
は、デフォーカス時におけるパターンの変形の度合いが
小さいため、集合パターンCPfaとの間の距離が算出
しやすく、その結果、焦点検出用パターンCPfの投影
パターン像(RPf)における間隔長(LRPf)が最小
となるように露光条件を制御することによっても、上記
した、かかる露光方法とほぼ同様の効果が期待できる。
【0073】なお、上記した各構成の焦点検出用パター
ンにおいては、いずれも略正方形状の矩形状パターンを
用いて構成した場合についてそれぞれ説明したが、他の
形状(角度)の矩形状パターンを用いて構成することも
可能である。
【0074】さらに、光近接効果による影響が発生しや
すい形状の焦点検出用パターンとしては、たとえば図1
0に示すように、ひし形状の矩形状パターンcpaの、
より鋭角となっているコーナー部分の先端部を複数に分
割した構造の焦点検出用パターン(第七の構成例)CP
gにより構成することもできる。
【0075】この場合、焦点検出用パターンCPgは、
露光条件の変化により、その投影パターン像(RPg)
の先端部が短くなる、いわゆるパターンショートニング
現象の発生を抑えることができるようになるため、投影
パターン像の長さ(LRPg )を正確に測定することが可
能となり、上記した、かかる露光方法とほぼ同様の効果
が期待できる。
【0076】同様に、たとえば図11に示すように、長
方形状の矩形状パターンcpbの先端部を複数に分割し
た構造の焦点検出用パターン(第八の構成例)CPhを
構成した場合にも、その投影パターン像(RPh)の長
さ(LRPh )を正確に測定することが可能であり、十分
な効果が期待できる。
【0077】なお、図10に示した焦点検出用パターン
CPgおよび図11に示した焦点検出用パターンCPh
は、それぞれ、単独パターンとして構成する場合の他、
たとえば、いくつかのパターンを並べて1つの焦点検出
用パターンとして構成することも可能である。その他、
この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施
可能なことは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、投影パターン像の形成に最適な露光処理条件を正確
に算出でき、露光装置の露光条件を高精度に制御するこ
とが可能な露光装置の露光方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる、ステップ・アンド・リピー
ト方式の縮小投影型光露光装置の概略を示す構成図。
【図2】本発明の実施の一形態にかかる、動作を説明す
るために示す焦点検出用パターンの概略図。
【図3】同じく、焦点検出用パターンを用いた、レチク
ルとウェーハとのアライメント動作を説明するために示
す概略図。
【図4】焦点検出用パターンの他の構成例(第二の構成
例)を示す概略図。
【図5】焦点検出用パターンの他の構成例(第三の構成
例)を示す概略図。
【図6】第三の構成例である焦点検出用パターンを用い
た場合のアライメント動作を説明するために示す概略
図。
【図7】焦点検出用パターンの他の構成例(第四の構成
例)を示す概略図。
【図8】焦点検出用パターンの他の構成例(第五の構成
例)を示す概略図。
【図9】焦点検出用パターンの他の構成例(第六の構成
例)を示す概略図。
【図10】焦点検出用パターンの他の構成例(第七の構
成例)を示す概略図。
【図11】焦点検出用パターンの他の構成例(第八の構
成例)を示す概略図。
【図12】従来技術とその問題点を説明するために示
す、直線状パターンの概略図。
【図13】同じく、従来の直線状パターンを示す概略
図。
【符号の説明】
11…光源 21…コンデンサ・レンズ 31…レチクルステージ 31a…開口部 41…投影レンズ 51…ウェーハステージ 52…レーザ干渉計 61…制御系 71…寸法測定装置 71a…ランプ 71b…光電変換器 71c…ハーフミラー AM…アライメントマーク CPa,CPb,CPb´,CPc,CPd,CPe,
CPf,CPg,CPh…焦点検出用パターン cp,cp1 ,cp2 ,cp3 ,cpn …矩形状パター
ン cpa…ひし形状の矩形状パターン cpb…長方形状の矩形状パターン CPfa…集合パターン CPfb…長方形状パターン HW…ウェーハ R…レチクル RPa,RPc,RPc1 ,RPc2 …投影パターン像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 俵山 和雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レチクルに形成された、露光条件の変化
    にともなって、ウェーハ上に結像される投影パターン像
    に、光近接効果による影響が発生しやすい形状の焦点検
    出用パターンを、投影光学系を介して、前記ウェーハ上
    に転写する第1の工程と、 前記ウェーハ上に形成された前記焦点検出用パターンの
    投影パターン像より、該投影パターン像の形成に最適な
    露光処理条件を算出する第2の工程と、 前記算出された最適な露光処理条件にもとづいて、前記
    露光条件を制御する第3の工程とからなることを特徴と
    する露光装置の露光方法。
  2. 【請求項2】 前記焦点検出用パターンは、露光条件の
    変化にともなって、前記投影パターン像のコーナー部分
    が丸くなる矩形状パターンであることを特徴とする請求
    項1に記載の露光装置の露光方法。
  3. 【請求項3】 前記焦点検出用パターンは、1つの矩形
    状パターンからなる単独パターンであることを特徴とす
    る請求項1または2のいずれかに記載の露光装置の露光
    方法。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出用パターンは、複数の単独
    パターンからなることを特徴とする請求項1、2または
    3のいずれかに記載の露光装置の露光方法。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出用パターンは、複数の矩形
    状パターンを組み合わせてなる集合パターンであること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の露光
    装置の露光方法。
  6. 【請求項6】 前記焦点検出用パターンは、複数の集合
    パターンからなることを特徴とする請求項1、2または
    5のいずれかに記載の露光装置の露光方法。
  7. 【請求項7】 前記焦点検出用パターンは、前記集合パ
    ターンと光近接効果による影響が発生しにくい形状のパ
    ターンとからなることを特徴とする請求項1または5の
    いずれかに記載の露光装置の露光方法。
  8. 【請求項8】 前記レチクルには、前記投影光学系を介
    して、前記ウェーハ上に投影露光される所定のマスクパ
    ターンが形成されてなることを特徴とする請求項1に記
    載の露光装置の露光方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の工程は、前記焦点検出用パタ
    ーンの投影パターン像のサイズ長から、該投影パターン
    像の形成に最適な露光処理条件を算出するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の露光装置の露光方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の工程は、前記焦点検出用パ
    ターンの投影パターン像間の間隔長から、該投影パター
    ン像の形成に最適な露光処理条件を算出するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置の露光方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第3の工程は、前記投影光学系の
    デフォーカス量を調整するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の露光装置の露光方法。
  12. 【請求項12】 前記第1,第2,第3の各工程は、前
    記レチクルに形成された前記マスクパターンを、前記投
    影光学系を介して、前記ウェーハ上に投影露光する際に
    行われることを特徴とする請求項1または8のいずれか
    に記載の露光装置の露光方法。
  13. 【請求項13】 前記第1,第2,第3の各工程は、所
    定のマスクパターンが形成されたレチクルの、前記マス
    クパターンを、前記投影光学系を介して、前記ウェーハ
    上に投影露光する前に行われることを特徴とする請求項
    1に記載の露光装置の露光方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記ウェーハ上に形成された
    前記焦点検出用パターンの投影パターン像を用いて、前
    記レチクルおよび前記ウェーハの位置の合わせずれ量を
    算出する工程と、 その算出された合わせずれ量によって、前記レチクルに
    対する前記ウェーハの位置を調整する工程とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の露光装置の露光方法。
  15. 【請求項15】 レチクルに形成された所定のマスクパ
    ターンを投影光学系を介してウェーハ上に投影露光する
    露光装置の露光方法において、 前記レチクルに形成された、デフォーカス量および露光
    量の変化にともなって、前記ウェーハ上に結像される投
    影パターン像に、光近接効果による影響が発生しやすい
    形状の焦点検出用パターンを、前記投影光学系を介し
    て、前記ウェーハ上に転写する第1の工程と、 前記ウェーハ上に形成された前記焦点検出用パターンの
    投影パターン像より、少なくとも該投影パターン像の形
    成に最適な前記投影光学系のデフォーカス量の補正値を
    算出する第2の工程と、 前記算出された補正値にもとづいて、前記投影光学系の
    デフォーカス量を調整する第3の工程と、 前記デフォーカス量を調整した状態で、前記レチクルに
    形成された所定のマスクパターンを、前記投影光学系を
    介して、前記ウェーハ上に投影露光する第4の工程とか
    らなることを特徴とする露光装置の露光方法。
  16. 【請求項16】 前記焦点検出用パターンは、前記デフ
    ォーカス量および露光量の変化にともなって、前記投影
    パターン像のコーナー部分が丸くなる矩形状パターンで
    あることを特徴とする請求項15に記載の露光装置の露
    光方法。
  17. 【請求項17】 前記焦点検出用パターンは、1つの矩
    形状パターンからなる単独パターンであることを特徴と
    する請求項15または16のいずれかに記載の露光装置
    の露光方法。
  18. 【請求項18】 前記焦点検出用パターンは、複数の単
    独パターンからなることを特徴とする請求項15、16
    または17のいずれかに記載の露光装置の露光方法。
  19. 【請求項19】 前記焦点検出用パターンは、複数の矩
    形状パターンを組み合わせてなる集合パターンであるこ
    とを特徴とする請求項15または16のいずれかに記載
    の露光装置の露光方法。
  20. 【請求項20】 前記焦点検出用パターンは、複数の集
    合パターンからなることを特徴とする請求項15、16
    または19のいずれかに記載の露光装置の露光方法。
  21. 【請求項21】 前記焦点検出用パターンは、前記集合
    パターンと光近接効果による影響が発生しにくい形状の
    パターンとからなることを特徴とする請求項15または
    19のいずれかに記載の露光装置の露光方法。
  22. 【請求項22】 前記第2の工程は、前記焦点検出用パ
    ターンの投影パターン像のサイズ長から、該投影パター
    ン像の形成に最適な前記投影光学系のデフォーカス量の
    補正値を算出するものであることを特徴とする請求項1
    5に記載の露光装置の露光方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の工程は、前記焦点検出用パ
    ターンの投影パターン像間の間隔長から、該投影パター
    ン像の形成に最適な前記投影光学系のデフォーカス量の
    補正値を算出するものであることを特徴とする請求項1
    5に記載の露光装置の露光方法。
  24. 【請求項24】 さらに、前記ウェーハ上に形成された
    前記焦点検出用パターンの投影パターン像を用いて、前
    記レチクルおよび前記ウェーハの位置の合わせずれ量を
    算出する工程と、 その算出された合わせずれ量によって、前記レチクルに
    対する前記ウェーハの位置を調整する工程とを備えるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の露光装置の露光方
    法。
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