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JPH10330342A - N,n−ジ置換ヒドロキシルアミン類の製造方法 - Google Patents

N,n−ジ置換ヒドロキシルアミン類の製造方法

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Publication number
JPH10330342A
JPH10330342A JP9139517A JP13951797A JPH10330342A JP H10330342 A JPH10330342 A JP H10330342A JP 9139517 A JP9139517 A JP 9139517A JP 13951797 A JP13951797 A JP 13951797A JP H10330342 A JPH10330342 A JP H10330342A
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JP
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hydrogen peroxide
compound
general formula
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JP9139517A
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Masushi Motoki
益司 元木
Tadahisa Sato
忠久 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C239/00Compounds containing nitrogen-to-halogen bonds; Hydroxylamino compounds or ethers or esters thereof
    • C07C239/08Hydroxylamino compounds or their ethers or esters
    • C07C239/10Hydroxylamino compounds or their ethers or esters having nitrogen atoms of hydroxylamino groups further bound to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals or of hydrocarbon radicals substituted by halogen atoms or by nitro or nitroso groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C239/00Compounds containing nitrogen-to-halogen bonds; Hydroxylamino compounds or ethers or esters thereof
    • C07C239/08Hydroxylamino compounds or their ethers or esters
    • C07C239/12Hydroxylamino compounds or their ethers or esters having nitrogen atoms of hydroxylamino groups further bound to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by singly-bound oxygen atoms

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 式(I) :HN(R1)(R2)で表される2級アミ
ン化合物と脱水剤とを含み有機溶媒中に調製された混合
物に対してレニウム触媒および過酸化水素水を添加する
工程を含む、式(II):HO-N(R1)(R2)で表されるN,N-ジ置
換ヒドロキシルアミン化合物の製造方法〔上記式中、R1
及びR2は同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立に
置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換
のアリール基、または置換若しくは無置換の芳香族ヘテ
ロ環基を表す〕。 【効果】 工程が簡略かつ安全であり、しかも高収率で
目的物を生成させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料の現像薬やポリマーの添加剤として有用なN,
N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物の新規な製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン
化合物は、特公昭42−2794号に記載されているよ
うに、ハロゲン化銀写真感光材料の現像薬として好適な
性能を示すことが知られており、これらの優れた性能に
より、近年、拡散転写方式の現像薬としても広く実用化
されている。また、N−ジアルキルヒドロキシルアミン
化合物は、フェノール性酸化防止剤のような補助安定化
剤の存在下でポリオレフィン組成物のプロセス安定化剤
として有用であり(米国特許第4590231号明細
書)、フェノール性アミド又はエステルベースの酸化防
止剤を使用するアリーレンサルファイド樹脂の安定化剤
としても有用である(米国特許第4464122号明細
書)。
【0003】N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン化
合物の製造方法としては、これまでにいくつかの方法が
知られている。米国特許3293034号明細書及び特
公昭42−2794号公報には、過酸化水素を用いてジ
アルキルアミン化合物を酸化する工程を含むN,N−ジ
アルキルヒドロキシルアミン化合物の合成方法が開示さ
れている。しかしながら、これらの方法は収率が低いう
えに、反応温度を50ないし60℃で行うために爆発の
危険があるので望ましい方法ではない。
【0004】米国特許3655764号明細書には、ジ
アルキルアミン化合物を過酸化水素を用いて酸化して
N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン化合物を合成す
る際に、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)の様
なキレート化剤を添加する方法が記載されている。ま
た、米国特許3661996号明細書には、得られた
N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン化合物を強酸性
イオン交換樹脂を利用した特殊な装置を用いて精製する
方法が記載されている。しかしながら、これらの方法は
いずれも収率が50%程度であり、また後者は特殊な装
置を用いる必要があること等が問題である。
【0005】米国特許3491151号明細書には、ヒ
ドロキシルアミンとハロゲン化アルキルまたはアルキル
トシレート等との反応によりN,N−ジアルキルヒドロ
キシルアミン化合物を合成する方法が記載されている。
しかしながら、この方法も反応時間が長く、収率も50
%前後であるために満足のいくものではない。テトラヘ
ドロン レターズ,33,6025〜6028(199
6)には、過酸化水素水とメチルトリオキソレニウムと
を組み合わせて、ジベンジルアミンを酸化してニトロン
化合物を合成する方法が記載されている。この合成方法
では、主生成物であるニトロン体に加えてN,N−ジベ
ンジルヒドロキシアミン化合物も生成するものの、その
生成量は少ない。またメチルトリオキソレニウムの使用
量も多く、N,N−ジベンジルヒドロキシアミン化合物
の合成法として応用するには問題がある。
【0006】また、特許第2567656号には、まず
第3級アミン化合物を合成し、次に得られた第3級アミ
ン化合物に過酸化水素水を作用させてN−オキサイド化
合物を生成させ、ついで逆ミハエル反応によりN,N−
ジアルキルヒドロキシアミン化合物を合成する方法が記
載されている。しかしながら、この方法は、一旦第3級
アミン化合物を合成する必要があるために反応工程数が
多く、酸化反応に用いる過酸化水素水の濃度も高いため
安全性に問題がある。さらに、過酸化水素とレニウム触
媒を共存させた系に2級アミン化合物を添加する方法も
提案されているが (Tetrahedron Letters, 33, pp.6025
-6028, 1996)、目的のN,N−ジアルキルヒドロキシア
ミン化合物はほとんど選られないという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、N,
N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物の製造方法を提供
することにあり、より具体的には、安全かつ簡略な工程
によって収率よく目的物を製造する方法を提供すること
にある。また、上記の特徴に加えて、特別の精製装置を
必要とせずに容易に目的物を単離および精製することが
できるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物の製造
方法を提供することも本発明の課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意研究を行った。その結果、2級アミン
化合物と脱水剤とを含む混合物に対して過酸化水素水及
びレニウム触媒を添加すると、極めて簡便な工程で安全
にN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物を製造でき
ること、並びに、この方法によると目的物を容易に単離
及び精製でき、高い収率でN,N−ジ置換ヒドロキシル
アミン化合物が得られることを見出した。本発明はこれ
らの知見を基にして完成されたものである。
【0009】すなわち本発明は、一般式(I):HN
(R1 )(R2 )で表される2級アミン化合物と脱水剤
とを含む混合物にレニウム触媒および過酸化水素水を添
加する工程を含む、一般式(II):HO−N(R1
(R2 )で表されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン
化合物の製造方法〔上記式(I)及び式(II)におい
て、R1 及びR2 は同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれ独立に、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若
しくは無置換のアリール基、または置換若しくは無置換
の芳香族ヘテロ環基を表す〕を提供するものである。
【0010】この発明の好ましい態様として、レニウム
触媒がメチルトリオキソレニウムであり、その使用量が
一般式(I)で表される2級アミン化合物に対して1モ
ルパーセント以下である上記方法;脱水剤が無水硫酸マ
グネシウムである上記方法;濃度が60重量パーセント
以下の過酸化水素水を用いる上記方法;レニウム触媒を
溶解した過酸化水素水を滴下する工程を含む上記方法;
並びに、脱水剤を除去した後、反応系にプロトン酸を加
えて一般式(III):HO−N+ H(R1 )(R2
・X- で表されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化
合物のプロトン酸塩を単離する工程を含む上記方法(式
中、R1 及びR2 は前記と同義であり、X- はプロトン
酸の共役塩基を表す);プロトン酸がしゅう酸またはマ
レイン酸である上記方法;並びに、反応溶媒が酢酸エチ
ルまたはトルエンである上記方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】上記一般式(I)、(II)、及
び(III)中、R1 及びR2 は同一でも異なっていて
もよく、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しく
は無置換のアリール基、または置換若しくは無置換の芳
香族ヘテロ環基を表す。無置換の基について説明する
と、好ましくは、それぞれ炭素数1ないし30の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキル基、炭素数6ないし36のアリー
ル基、炭素数1ないし10の芳香族ヘテロ環基等を用い
ることができる。また、R1 およびR2 は互いに結合し
て環を形成していてもよい。
【0012】R1 およびR2 がそれぞれ独立に示す無置
換の基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基、シクロプロピル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基などのアルキル基;フ
ェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基などのアリ
ール基;及び4−ピリジル基、2−ベンゾチアゾリル
基、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基などの芳香
族ヘテロ環基などを挙げることができる。これらのう
ち、メチル基、エチル基、又はプロピル基が好ましい。
【0013】R1 およびR2 で表されるアルキル基、ア
リール基、または芳香族ヘテロ環基さらに1個又は2個
以上の置換基を有していてもよい。2個以上の置換基を
有する場合には同一でも異なっていてもよい。好ましい
置換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素);アルキル基(好ましくは炭素数1ないし3
0のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、
ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、シクロ
プロピル基、シクロペンチル基、またはシクロヘキシル
基など);アリール基(好ましくは炭素数6ないし20
のアリール基であり、例えば、フェニル基、1−ナフチ
ル基、2−ナフチル基など)、芳香族ヘテロ環基(好ま
しくは炭素数1ないし10の複素環基であり、例えば、
4−ピリジル基、2−ベンゾチアゾリル基、1−イミダ
ゾリル基、1−ピラゾリル基など)を用いることができ
る。
【0014】また、好ましい置換基として、アルコキシ
基(好ましくは炭素数1ないし10のアルコキシ基であ
り、例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ
基、1−ブトキシ基、1−ヘキシルオキシ基など)、シ
クロアルキルオキシ基(好ましくは炭素数3ないし8の
シクロアルキルオキシ基であり、例えば、シクロペンチ
ルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基など)、アリール
オキシ基(好ましくは炭素数6ないし20のアリールオ
キシ基であり、例えば、フェノキシ基、4−メトキシフ
ェノキシ基、4−ニトロフェノキシ基、1−ナフトキシ
基など)、複素環オキシ基(好ましくは炭素数1ないし
10の複素環オキシ基であり、例えば、2−フリルオキ
シ基など)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素
数1ないし10のアルコキシカルボニル基であり、例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ブ
トキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル
基(好ましくは、炭素数6ないし20のアリールオキシ
カルボニル基であり、例えば、フェノキシカルボニル
基、2−クロロフェノキシカルボニル基など)、シアノ
基、またはニトロ基等を用いることもできる。
【0015】一般式(III)において、X- はプロト
ン酸の共役塩基を表し、好ましい具体例としては、Cl
- 、Br- 、I- 、HSO4 - 、HCO3 - 、CH3
3 - 、C6 5 SO3 - 、p−CH3 6 4 SO3
- 、CH3 COO- 、ClCH2 COO- 、Cl3 CO
- 、CF3 COO- 、HOOCCOO- 、HOOCC
2 CH2 COO- 、HOOCCH=CHCOO- 、C
6 5 COO- 、またはo−COOHC6 4 COO-
等を挙げることができる。これらのうち、Cl- 、Br
- 、HOOCCOO- 、HOOCCH=CHCOO-
またはCH3 SO3 - が好ましく、最も好ましいのはH
OOCCOO- またはHOOCCH=CHCOO- であ
る。
【0016】前記一般式(II)で表されるN,N−ジ
置換ヒドロキシルアミン化合物の具体例を以下に示す
が、本発明の方法はこれらのヒドロキシアミン化合物を
製造する方法に限定されることはない。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】前記一般式(III)で表されるN,N−
ジ置換ヒドロキシルアミン化合物のプロトン酸塩の具体
例を以下に示すが、本発明はこれらのプロトン酸塩を製
造する方法に限定されることはない。
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】本発明の方法は、上記一般式(II)で表
されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物を製造
するにあたり、上記一般式(I)で表される2級アミン
化合物と脱水剤とを含む混合物に対して、レニウム触媒
および過酸化水素水を添加する工程を含むことを特徴と
している。本発明の方法に出発物質として用いられる一
般式(I)で表される2級アミン化合物は、通常の2級
アミンの合成法として知られる方法(「新実験化学講
座」第14巻,1342頁,1978,丸善)を応用し
て容易に合成することができる。
【0027】本発明の方法では、好ましくは、一般式
(I)で表される2級アミン化合物及び脱水剤を含む混
合物は有機溶媒中に調製される。有機溶媒の種類は、一
般式(I)で表される2級アミン化合物を溶解すること
ができ、上記反応において不活性であれば特に限定され
ないが、例えば、酢酸エステル類(酢酸エチル、酢酸メ
チル等)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン等)、低級アルコール類(メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等)、塩素系溶剤
(塩化メチレン、クロロホルム等)、エーテル系(テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,3−ジオキソラン
等)、ニトリル系(アセトニトリル等)、ケトン系(ア
セトン、エチルメチルケトン等)などの有機溶媒の1種
または2種以上を用いることができる。好ましい溶媒
は、酢酸エチル、酢酸メチル、ベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼン、またはテトラヒドロフラン等であり、最
も好ましい溶媒は酢酸エチルまたはトルエンである。
【0028】脱水剤の種類は特に限定されないが、例え
ば、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリウム、塩化
カルシウム、モレキュラーシーブス等などの1種又は2
種以上を用いることができ、好ましくは無水硫酸マグネ
シウム、無水硫酸ナトリウム、最も好ましくは無水硫酸
マグネシウムを用いることができる。脱水剤の量は、過
酸化水素水に含まれる水を十分に吸収することができる
量であれば特に限定されることはなく、使用する脱水剤
の種類や過酸化水素水の水分含量などに応じて適宜決定
すればよい。
【0029】一般式(I)で表される2級アミン化合物
と脱水剤とを含む混合物、好ましくは有機溶媒中に調製
された上記混合物に対してレニウム触媒および過酸化水
素水を添加する方法は特に限定されないが、好ましく
は、過酸化水素水にレニウム触媒を溶解した溶液を滴下
する方法、過酸化水素水とレニウム触媒とを別々に同時
に添加する方法、過酸化水素水を先に添加した後レニウ
ム触媒を添加する方法等を採用することができる。より
好ましくは、過酸化水素水にレニウム触媒を溶解した溶
液を滴下する方法、または過酸化水素水とレニウム触媒
とを別々に同時に添加する方法を採用することができ
る。また、反応を完結させるために、レニウム触媒を反
応溶媒に溶解した溶液を追加して滴下する方法も効果的
である。
【0030】本発明の方法において、一般式(I)で表
される2級アミン化合物に対する過酸化水素水のモル比
は、0.5〜1.5、好ましくは0.8〜1.5、最も
好ましいのは1.0〜1.3の範囲である。本発明の方
法に用いられるレニウム触媒は特に限定されないが、例
えば、7酸化2レニウム、メチルトリオキソレニウム、
過レニウム酸テトラブチルアンモニウム、ジレニウムデ
カカルボニル、オキソトリクロロビストリフェニルホス
フィンレニウム、ブロモペンタカルボニルレニウム、テ
トラメチルレニウム、ペンタカルボニルヒドロレニウ
ム、トリオキソ(η5 −ペンタメチルシクロペンタジエ
ニル)レニウム、トリオキソ(η5 −シクロペンタジエ
ニル)レニウム、(CF3 CO2 )ReO3 (THF)
2 および(Cl2 CHCO2 )ReO3 (THF)2
どを用いることができる。これらのうち、好ましいのは
トリオキソ(η5 −ペンタメチルシクロペンタジエニ
ル)レニウム、過レニウム酸テトラブチルアンモニウ
ム、オキソトリクロロビストリフェニルホスフィンレニ
ウム、7酸化2レニウムおよびメチルトリオキソレニウ
ムであり、最も好ましいのはメチルトリオキソレニウム
である。これらのレニウム触媒を適宜組み合わせて用い
てもよい。
【0031】レニウム触媒の使用量は特に限定されない
が、例えば、一般式(I)で表される2級アミン化合物
に対して0.01〜5モル%、好ましくは0.03〜3
モル%、最も好ましいのは0.05〜1モル%の範囲で
あり、一般式(I)で表される化合物の種類により適宜
の量を決定することが望ましい。なお、メチルトリオキ
ソレニウムは、ジャーナル オブ オーガニック ケミ
ストリー,372,351〜370(1989)および
インオーガニック ケミストリー,18,2318(1
979)に記載の方法等により合成することができる。
また、アルドリッチ社(米国)より試薬として入手も可
能である。
【0032】反応温度は、式(I)で表される化合物及
びレニウム触媒の種類及び量、過酸化水素の量、溶媒の
種類などの反応条件に応じて適宜選択することができる
が、好ましくは−10〜40℃、より好ましくは−5〜
30℃の範囲である。過酸化水素水およびレニウム触媒
の添加時間は特に限定されないが、好ましい添加時間は
10分〜5時間、より好ましくは10分〜3時間であ
り、上記の反応条件に応じて適宜選択することが可能で
ある。過酸化水素水の全量を一時に添加すると爆発の危
険性が生じるので好ましくない。過酸化水素水およびレ
ニウム触媒を添加した後の反応時間も特に限定されない
が、好ましい反応時間は3分〜15時間であり、より好
ましくは10分〜10時間の範囲である。全工程の反応
時間は、好ましくは5分〜15時間であり、より好まし
くは10分〜3時間の範囲である。なお、これらの時間
は上記の反応条件に応じて当業者が適宜選択することが
できることはいうまでもない。
【0033】一般式(II)で表されるN,N−ジ置換
ヒドロキシルアミン化合物は、反応混合物から脱水剤を
除去した後、濃縮、再結晶、抽出、または必要に応じて
蒸留等の通常の分離・精製操作を行うことにより容易に
単離することができる。もっとも、一般式(II)で表
されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物を単離
することなく、脱水剤を除去した反応液にプロトン酸を
添加して、一般式(III)で表されるN,N−ジ置換
ヒドロキシルアミン化合物のプロトン酸塩を生成させて
単離することが好ましい。塩の生成に用いる反応溶媒と
しては、一般式(II)で表される化合物を合成する際
に使用した溶媒をそのまま用いてもよいが、プロトン酸
塩の結晶の析出が容易になるように、生成したプロトン
酸塩に対して溶解度の低い溶媒を適宜添加してもよい。
【0034】プロトン酸の種類は特に限定されないが、
例えば、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、硫酸、炭酸
等の無機酸;または酢酸、クロロ酢酸、トリクロロ酢
酸、トリフロロ酢酸、しゅう酸、こはく酸、マレイン
酸、安息香酸、フタル酸等の有機カルボン酸、メタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸等の有機スルホン酸等が挙げられ
る。これらのうち、塩化水素、しゅう酸、マレイン酸、
メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸が好まし
く、最も好ましいのはしゅう酸またはマレイン酸であ
る。
【0035】上記プロトン酸の使用量のモル比は、使用
した一般式(I)で表される2級アミン化合物に対し
て、好ましくは0.7〜1.3の範囲であり、より好ま
しくは0.8〜1.1の範囲である。プロトン酸生成の
ための好ましい反応温度は、−10〜40℃、より好ま
しくは−5〜30℃の範囲であり、一般式(I)で表さ
れる2級アミン化合物や溶媒の種類により適宜選択可能
である。反応時間も適宜選択可能であるが、好ましい反
応時間は5分〜5時間であり、より好ましくは10分〜
3時間の範囲である。
【0036】本発明の方法は、従来の方法に比べて工程
が簡略かつ安全であり、しかも高収率で目的物を生成さ
せることができるという特徴がある。また、反応液から
直接そのプロトン酸塩を単離することにより、特別の精
製装置を必要とせずに容易に高純度の目的物を単離する
ことができる。反応の安全性の観点からみると、過酸化
水素と2級アミン化合物とを共存させる従来の方法では
爆発の危険を伴うが、2級アミン化合物と脱水剤とを共
存させた系に過酸化水素水およびレニウム触媒を添加す
る本発明の方法では爆発の危険性を回避できる。また、
酸化反応を阻害する水を脱水剤で除去することにより、
取扱いに危険性が伴う高濃度の過酸化水素水を使用する
必要がないという利点がある。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定される
ことはない。
【0038】実施例1(例示化合物N−1の合成) ビス(2−メトキシエチル)アミン15g(0.113
モル)に酢酸エチル75mlを加え、更に無水硫酸マグ
ネシウム15gを添加し後、混合物を氷冷下で撹拌し
た。35%過酸化水素水12.8g(0.13モル)に
メチルトリオキソレニウム0.281g(1.126ミ
リモル)を溶解した溶液を、内温を0℃〜10℃に保ち
ながら上記の混合物に1時間かけて滴下した。この混合
物を同温度で20分間撹拌した後、反応液組成をガスク
ロマトグラフィーにより定量し、N,N−ビス(2−メ
トキシエチル)ヒドロキシルアミン(例示化合物M−
1)が83%、原料のビス(2−メトキシエチル)アミ
ンが2%、N,N−ビス(2−メトキシエチル)ヒドロ
キシルアミンが更に酸化されたニトロン体が15%の割
合で生成しているのを確認した(割合はピーク面積強度
比による)。
【0039】硫酸マグネシウムを濾去した後、濾液にし
ゅう酸9.1g(0.101モル)をアセトン30ml
に溶解した溶液を添加した。氷冷下で30分撹拌した
後、析出した結晶を濾取してN,N−ビス(2−メトキ
シエチル)ヒドロキシルアミンのしゅう酸塩19.9g
(収率74.0%)を得た。融点は81〜83℃であっ
た。生成物の構造は 1H−NMR、マススペクトルおよ
び元素分析により確認した。 1H−NMR(DMSO−
6 )σ(ppm)(多重度,積分値)10.6〜9.
10(br,3H),3.51(t,4H),3.26
(s,6H),2.90(t,4H)元素分析 C8
171 7 対する計算値:C,40.17;H,7.1
6;N,5.86、実測値:C,40.12;H,7.
06;N,6.01
【0040】実施例2(例示化合物N−3の合成) ビス(2−シアノエチル)アミン3.0g(0.022
4モル)に酢酸エチル15mlおよび無水硫酸マグネシ
ウム3gを加えて室温下で撹拌した。メチルトリオキソ
レニウム0.0183g(0.0734ミリモル)を3
5%過酸化水素水2.9g(0.029モル)に溶解し
た溶液を、内温を20℃〜30℃に保ちながら上記の混
合物に滴下した。反応混合物を室温で1時間撹拌した
後、硫酸マグネシウムを除去し、濾液にしゅう酸2.2
g(0.224モル)をアセトン8mlに溶解した溶液
を添加した。氷冷下で30分撹拌した後、析出した結晶
を濾取してN,N−ビス(2−シアノエチル)ヒドロキ
シルアミンのしゅう酸塩4.2g(収率75.0%)を
得た。融点は129〜130℃であった。生成物の構造
1H−NMR、マススペクトルおよび元素分析により
確認した。 1H−NMR(DMSO−D6 )σ(pp
m)(多重度,積分値)12.0〜9.50(br,2
H),2.77(t,4H),2.58(t,4H)、
元素分析 C8 113 5 対する計算値:C,41.
92;H,4.84;N,18.33、実測値:C,4
2.50;H,4.74;N,18.38
【0041】実施例3(例示化合物N−4の合成) ビス(2−クロロエチル)アミン3.0g(0.021
1モル)に酢酸エチル15mlおよび無水硫酸マグネシ
ウム3gを加えて氷冷下で撹拌した。メチルトリオキソ
レニウム0.0104g(0.0417ミリモル)を3
5%過酸化水素水2.5g(0.025モル)に溶解し
た溶液を、内温を5℃〜10℃に保ちながら上記の混合
物に1時間かけて滴下した。反応混合物を室温で1時間
撹拌した後、硫酸マグネシウムを除去し、濾液にしゅう
酸1.9g(0.0211モル)をアセトン7mlに溶
解した溶液を添加した。反応混合物を氷冷下で30分撹
拌した後、析出した結晶を濾過してN,N−ビス(2−
クロロエチル)ヒドロキシルアミンのしゅう酸塩3.6
g(収率68.0%)を得た。融点は134〜135℃
であった。生成物の構造は 1H−NMR、マススペクト
ルにより確認した。1H−NMR(DMSO−D6 )σ
(ppm)(多重度,積分値)8.57〜7.80(b
r,1H),5.95〜4.96(br,1H),3.
71(t,4H),2.92(t,4H)
【0042】実施例4(例示化合物N−5の合成) ジベンジルアミン3.0g(0.0152モル)に酢酸
エチル15mlおよび無水硫酸マグネシウム3gを加え
て氷冷下で撹拌した。メチルトリオキソレニウム0.0
114g(0.0457ミリモル)を35%過酸化水素
水1.8g(0.018モル)に溶解した溶液を、内温
を5℃から10℃に保ちながら上記の混合物に1時間か
けて滴下した。反応混合物を同温度で1時間撹拌した
後、硫酸マグネシウムを除去し、ろ液にしゅう酸1.2
3g(0.0137モル)をアセトン7mlに溶解した
溶液を添加した。反応混合物を氷冷下で30分撹拌した
後、析出した結晶を濾取してN,N−ジベンジルヒドロ
キシルアミンのしゅう酸塩3.0g(収率65.2%)
を得た。融点は152〜153℃であった。生成物の構
造は 1H−NMR、マススペクトルおよび元素分析によ
り確認した。 1H−NMR(DMSO−D6 )σ(pp
m)(多重度,積分値)7.45〜7.12(m,11
H),3.85(s,4H)、元素分析 C16171
5 対する計算値:C,63.36;H,5.65;
N,4.62、実測値:C,63.30;H,5.6
5;N,4.62
【0043】実施例5(例示化合物N−6の合成) モルホリン5.0g(0.0574モル)に酢酸エチル
15mlおよび無水硫酸マグネシウム6gを加え水冷下
で撹拌した。35%過酸化水素水6.8g(0.069
モル)およびメチルトリオキソレニウム0.0429g
(0.172ミリモル)を、内温を20℃〜30℃に保
ちながら上記の混合物に1時間かけて同時に添加した。
反応混合物を同温度で1時間撹拌した後、硫酸マグネシ
ウムを除去し、ろ液にしゅう酸4.9g(0.0545
モル)をアセトン15mlに溶解した溶液を添加した。
室温で30分撹拌した後、析出した結晶を濾取して4−
モルホリノヒドロキシルアミンのしゅう酸塩6.4g
(収率57.9%)を得た。融点は137〜138℃で
あった。生成物の構造は 1H−NMR、マススペクトル
により確認した。 1H−NMR(DMSO−D6 )σ
(ppm)(多重度,積分値)12.05〜10.95
(br,3H),3.82(d,2H),3.45
(t,2H),3.10(d,4H),2.75〜2.
49(m,2H)
【0044】比較例1(例示化合物M−1の合成) 酢酸エチル75mlに無水硫酸マグネシウム15gを添
加し、氷冷下で撹拌した。この混合物に35%過酸化水
素水12.8g(0.13モル)を内温10℃以下に保
ちながら滴下した。更に同温度でメチルトリオキソレニ
ウム0.281g(1.126ミリモル)を添加した。
この溶液に、ビス(2−メトキシエチル)アミン15g
(0.113モル)を内温0〜10℃に保ちながら1時
間かけて滴下した。同温度で20分間撹拌した後、反応
液組成をガスクロマトグラフィーにより定量した。この
結果、N,N−ビス(2−メトキシエチル)ヒドロキシ
ルアミンが5.6%、原料のビス(2−メトキシエチ
ル)アミンが52.1%、N,N−ビス(2−メトキシ
エチル)ヒドロキシルアミンが更に酸化されたニトロン
体が40.0%の割合で生成しており(割合はピーク面
積強度比による)、過酸化水素水とレニウム触媒とを共
存させた系中に2級アミン化合物を添加する方法では、
目的のN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物はほと
んど得られないことが確認された。
【0045】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ハロゲン化銀写
真感光材料の現像薬として有用なN,N−ジ置換ヒドロ
キシルアミン化合物およびそのプロトン酸塩を効率よく
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 217/08 C07D 217/08 295/22 295/22 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I):HN(R1 )(R2 )で
    表される2級アミン化合物と脱水剤とを含む混合物に対
    してレニウム触媒および過酸化水素水を添加する工程を
    含む、一般式(II):HO−N(R1 )(R2 )で表
    されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合物の製造
    方法〔上記式(I)及び式(II)において、R1 およ
    びR2 は同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立に
    置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換
    のアリール基、または置換若しくは無置換の芳香族ヘテ
    ロ環基を表す〕。
  2. 【請求項2】 有機溶媒中に調製した該混合物に対して
    レニウム触媒および過酸化水素水を添加する請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 脱水剤を除去した後、反応系にプロトン
    酸を加えて一般式(III):HO−N+ H(R1
    (R2 )・X- で表されるN,N−ジ置換ヒドロキシル
    アミン化合物のプロトン酸塩を単離する工程を含む請求
    項1または2に記載の方法(式中、R1 およびR2 は前
    記と同義であり、X- はプロトン酸の共役塩基を表
    す)。
  4. 【請求項4】 レニウム触媒を溶解した過酸化水素水を
    該混合物に対して滴下する工程を含む請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 一般式(II):HO−N(R1 )(R
    2 )で表されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化合
    物の製造方法であって、下記の工程: (a)一般式(I):HN(R1 )(R2 )で表される
    2級アミン化合物と脱水剤とを含む混合物を有機溶媒中
    に調製する工程;及び (b)該混合物中に対してレニウム触媒および過酸化水
    素水を添加する工程;を含む方法〔上記式(I)及び式
    (II)において、R1 およびR2 は同一でも異なって
    いてもよく、それぞれ独立に置換若しくは無置換のアル
    キル基、置換若しくは無置換のアリール基、または置換
    若しくは無置換の芳香族ヘテロ環基を表す〕。
  6. 【請求項6】 さらに下記の工程: (c)該脱水剤を除去した後、反応系にプロトン酸を加
    えて一般式(III):HO−N+ H(R1 )(R2
    ・X- で表されるN,N−ジ置換ヒドロキシルアミン化
    合物のプロトン酸塩を単離する工程を含む請求項5に記
    載の方法(式中、R1 およびR2 は前記と同義であり、
    -はプロトン酸の共役塩基を表す)。
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