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JPH0755925B2 - 新規なオキシムエステル化合物及びその合成法 - Google Patents

新規なオキシムエステル化合物及びその合成法

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Publication number
JPH0755925B2
JPH0755925B2 JP4198286A JP4198286A JPH0755925B2 JP H0755925 B2 JPH0755925 B2 JP H0755925B2 JP 4198286 A JP4198286 A JP 4198286A JP 4198286 A JP4198286 A JP 4198286A JP H0755925 B2 JPH0755925 B2 JP H0755925B2
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JP
Japan
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compound
carbon atoms
oxime
formula
compound represented
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JP4198286A
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JPS62201859A (ja
Inventor
伸彦 菅
秀明 高橋
章彦 池田
Original Assignee
旭化成工業株式会社
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Publication date
Application filed by 旭化成工業株式会社 filed Critical 旭化成工業株式会社
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Publication of JPH0755925B2 publication Critical patent/JPH0755925B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光重合開始剤として有用な新規なオキシムエ
ステル化合物、及びその合成法に関するものである。
〔発明の背景〕
光化学重合法は、たとえばフオトレジストの硬化や印
刷、インキの乾燥のような特に短時間内に硬化させる必
要のある塗膜の場合に、産業上の重要性が増してきてい
る。通常の硬化法と比較して、光重合開始剤の存在下で
の光照射による硬化法は、その硬化速度の高速化という
大きな利点がある。硬化速度は、光重合開始剤に大きく
依存することから、従来の光重合開始剤をさらに優れた
化合物に置き換える試みがなされてきた。従来知られて
いる有効な光重合開始剤としては、たとえば、西独特許
(DT-PS)第1694149号に記載されているようなベンゾイ
ン−エーテル類や、英国特許第1537921号に記載されて
いるようなオキシムエステル化合物などが挙げられる。
これらの公知の光重合開始剤は、使用上いくつかの欠点
を有しており、最も大きな欠点は、ある場合にこのよう
な光重合開始剤と混合した光重合可能な系の暗所におけ
る貯蔵安定性と、高い光硬化速度を合わせ持たないこと
である。さらに、これらの公知の光重合開始剤の光硬化
速度を高めるために、増感剤と組合せて使用することが
多く試みられているか、期待しうるほどの増感効果が得
られない場合がある。特に、レジストやインキが近紫外
部領域(300〜400nm)に強い吸収を有する場合、たとえ
ば、芳香族系のポリイミドやポリアミドが含有された
り、有機、又は無機の顔料や微粒子やフイラーが充填さ
れた時には、光硬化速度の低下が顕著であった。
したがって、暗所での良好な貯蔵安定性を有し、公知の
光重合開始剤よりも速い光重合を開始し、そして単位時
間当りのより高い重合体の収量を与える光重合開始剤の
出現が工業上望まれていた。これらの改良された光重合
開始剤を使用すれば、産業上の生産性を向上することが
出来る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、このような事情に鑑み、暗所での良好な
貯蔵安定性と、レジストやインキが近紫外部領域に強い
吸収がある場合でも高い光硬化速度を有する光重合開始
剤を提供すべく鋭意研究を重ねた。
〔問題を解決するための手段〕
その結果、特定の構造を有するオキシムエステル化合物
がその目的に適することを見い出し、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は、一般式(I) 〔式中、R1、R2は水素原子、炭素数1ないし4のアルキ
ル基あるいは炭素数1ないし4のアルコキシ基を表わ
し、R3は炭素数1ないし6のアルキル基を示す〕 で表わされることを特徴とする新規なオキシムエステル
化合物に関するものである。
R1、R2の好ましい例としては、水素原子、メチル基、エ
チル基、メトキシ基、エトキシ基等であり、R3の好まし
い例としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙
げられる。
一般式(I)で表わされるオキシムエステル化合物の例
として次の化合物が挙げられる。
1,3−ジフエニル−プロパントリオン−2−(0−メト
キシカルボニル)オキシム 1,3−ジフエニル−プロパントリオン−2−(0−エト
キシカルボニル)オキシム 1,3−ビス(4−メチルフエニル)−プロパントリオン
−2−(0−エトキシカルボニル)オキシム 1,3−ビス(4−メトキシフエニル)−プロパントリオ
ン−2−(0−エトキシカルボニル)オキシム 又、本発明は上記オキシムエステル化合物(I)の合成
法も提供するものである。即ち、 (i)下記一般式(II)で示される化合物(以下化合物
(II)と称す) または、下記一般式(III)で示される化合物(以下化
合物(III)と称す) または、式(II)で示される化合物と式(III)で示さ
れる化合物との混合物に、ヒドロキシルアミンあるいは
その塩を反応させ、下記一般式(IV)で示される化合物
(以下化合物(IV)と称す) とした後、 (ii)次に、下記一般式(V)で示される化合物(以下
化合物(V)と称す) と反応させることを特徴とする式(I)で示される化合
物の合成法に関するものである。
〔式中、Xはハロゲン原子、R1、R2は水素原子、炭素数
1ないし4のアルキル基または炭素数1ないし4のアル
コキシ基を表わし、R3は炭素数1ないし6のアルキル基
を示す。〕 以下、合成法を詳細に述べる。
オキシムエステル化合物(I)の合成原料となる化合物
(II)および化合物(III)は、Org.Synth.coll.Vol.II
244-245頁に記載されている方法に準じて合成すること
ができる。例えば式(VI)で示される化合物 〔式中、R1、R2は前述記載と同じ意味〕を、クロロホル
ム、塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
に溶解し、これに塩素、臭素、沃素等のハロゲン化試薬
を作用させることにより式(VII)で示される化合物 〔式中X、X′はそれぞれ塩素、臭素、沃素を示す。〕
へと導くことができる。更に化合物(VII)は、酢酸、
プロピオン酸、酪酸等のカルボン酸中、対応するナトリ
ウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩で処理す
ることにより化合物(II)へと導くことができる。化合
物(III)は、このようにして得られた化合物(II)を
減圧下で蒸留するか、あるいはジシクロヘキシルカルボ
ジイミド、無水硫酸銅等の脱水剤を用いることにより合
成することができる。
化合物(II)、化合物(III)または化合物(II)と化
合物(III)の混合物は、アルコール系溶媒中、ヒドロ
キシルアミンあるいはその塩で処理することにより、化
合物(IV)へと導くことができる。ここでアルコール系
溶媒としては、炭素数1ないし10の脂肪族アルコール、
あるいは次式 〔式中、R4は水素原子、炭素数1ないし4のアルキル基
または炭素数1ないし4のアルコキシ基を表わし、R5
メチル基またはエチル基を示す。〕で示される芳香族ア
ルコールが掲げられる。ヒドロキシルアミン塩として
は、塩酸、硫酸等の鉱酸塩、あるいは次式R6-COOH、HOO
C-R7-COOH〔式中R6は水素原子または炭素数1ないし3
のアルキル基を表わし、R7は炭素数0か又は1ないし3
のアルキレン基を示す。〕で示されるカルボン酸との塩
であり、好ましくは塩酸塩、硫酸塩、シュウ酸塩であ
る。反応温度、時間には制限はないが、それぞれ好まし
くは60〜160℃、30分〜2時間である。この中で特に好
ましい例としては、メタノールあるいはエタノール中に
化合物(II)または化合物(III)、またはこれらの混
合物を溶解させ、これにヒドロキシルアミン塩酸塩もし
くは硫酸塩を加え60〜80℃で1〜2時間反応させること
により化合物(IV)を得るというものである。生成物
は、そのまま溶媒を除去することによって得られるが、
ここでシリカゲルクロマトグラフイーによる精製あるい
は再結晶等の処理を行っても良い。このようにして得ら
れた化合物(IV)は、薄層クロマトグラフイー又は液体
クロマトグラフイーにより同定される。
化合物(IV)は合成溶媒中、塩基存在下、ハロゲン化炭
酸アルキルエステル化合物(V)を作用させることによ
りオキシムエステル化合物(I)へと導かれる。合成溶
媒としては、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素;アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケトン
等のケトン系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素;ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル等のエー
テル系炭化水素;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルスルホン等スルホキシドおよ
びスルホンなどが掲げられる。この他、ピリジン、トリ
エチルアミン等の塩基性物質を合成溶媒として用いるこ
とも可能である。脱ハロゲン化水素剤としては、従来使
用されているハロゲン化水素捕捉塩基を使用することが
できる。例えば(R82R9Nで示される第3級アミン〔式
中R8、R9はそれぞれ炭素数1ないし4のアルキル基を示
す。〕、あるいは次式 〔式中Ra、Rb、Rcはそれぞれ水素原子又は炭素数1ない
し6のアルキル基もしくは、シクロアルキル基を表わ
し、Rdは炭素数1ないし7のアルキル基もしくは、シク
ロアルキル基を示す。〕で示される芳香族アミン、ピリ
ジン、イミダゾール、トリアゾール、キノリン、ピリミ
ジン、モルホリンおよびこれらの誘導体等が掲げられ
る。
ハロゲン化炭酸アルキルエステル化合物としては、一般
に次式 〔式中R3は炭素数1ないし6のアルキル基を表わし、X
は塩素、臭素、沃素を表わす。〕で示される。この例と
しては、クロロ炭酸メチルエステル、クロロ炭酸エチル
エステル、クロロ炭酸イソプロピルエステル、クロロ炭
酸イソブチルエステル、ブロモ炭酸メチルエステル、ブ
ロモ炭酸エチルエステル、ヨード炭酸エチルエステル、
ヨード炭酸イソブチルエステルなどがある。反応温度、
時間には制限はないが、それぞれ好ましくは−10〜30
℃、30分〜2時間である。オキシムエステル化合物
(I)の合成において特に好ましくは、合成溶媒として
アセトン等のケトン系炭化水素、あるいはクロロホルム
等のハロゲン化炭化水素を用い、化合物(IV)をこれに
溶解し、トリエチルアミン等第3級アミン存在下、クロ
ロ炭酸エチルエステルで0〜20℃、30分〜2時間処理す
るというものである。このようにして得られた化合物
(I)は、副生するハロゲン化水素と塩基との塩を分液
操作、あるいはろ過操作により除去した後、溶媒を減圧
で除去することにより得ることができる。この粗生成物
は、適当な溶媒、好ましくはアルコール系、ケトン系脂
肪族炭化水素、芳香族炭化水素から再結晶することによ
り白色の針状結晶として得られる。こうして得られた化
合物(I)は、薄層クロマトグラフイー、融点、IR、13
C、1H-NMR等で同定される。次に、更に詳しい説明を以
下の実施例において行う。
〔実施例1〕 ジフエニルトリケトンハイドレートから1,3−ジフエニ
ルプロパントリオン2−オキシムの合成 Org.Synth.coll.Vol.II 244-245頁に示される方法によ
り合成されるジフエニルトリケトンハイドレート150g
(0.6モル)を2lナスフラスコに取り、エタノール1.2l
を加え加熱溶解させた後、ヒドロキシルアミン塩酸塩4
1.7g(0.6モル)を加え、1時間加熱還流させる。反応
溶媒を減圧除去することにより、1,3−ジフエニルプロ
パントリオン2−オキシムが得られる。
収量150g、Rf(Si/ヘキサン:酢酸エチル=5:1)=0.10
であった。
〔実施例2〕 1,3−ジフエニルプロパントリオンから1,3−ジフエニル
プロパントリオン2−オキシムの合成 Org.Synth.coll.Vol.II 244-245頁に示される方法によ
り合成される1,3−ジフエニルプロパントリオン45g(0.
19モル)を1ナスフラスコに取り、エタノール400ml
を加え加熱溶解させた後、ヒドロキシルアミン塩酸塩1
3.2g(0.19モル)を加え、1時間加熱還流させる。反応
溶媒を減圧除去することにより、1,3−ジフエニルプロ
パントリオン2−オキシムが得られる。収量45g、Rf(S
i/ヘキサン:酢酸エチル=5:1)=0.10であった。
〔実施例3〕 ジフエニルトリケトンハイドレートおよび1,3−ジフエ
ニルプロパントリオンの混合物から1,3ジフエニルプロ
パントリオン2−オキシムの合成 Org.Synth.coll.Vol.II 244-245頁に示される方法によ
り、ジフエニルトリケトンハイドレートおよび1,3−ジ
フエニルプロパントリオンの混合物が得られる。この混
合物120gを2lのナスフラスコに取り、エタノール1を
加え、加熱撹拌し溶解させる。完全に溶解した後、ヒド
ロキシルアミン塩酸塩33.5g(0.5モル)を加え、1時間
加熱還流させる。反応溶媒を減圧除去することにより、
1,3−ジフエニルプロパントリオン2−オキシムが得ら
れる。収量122g、Rf(Si/ヘキサン:酢酸エチル=5:1)
=0.10であった。
〔実施例4〕 1,3−ジフエニルプロパントリオン2−(O−エトキシ
カルボニル)オキシムの合成 1,3−ジフエニルプロパントリオン2−オキシム150g
(0.6モル)を滴下ロート、温度計、乾燥管を付した3l
セパラフラスコに取り、乾燥処理をしたアセトン1.8lを
加え撹拌溶解させる。これに氷冷撹拌下、トリエチルア
ミン66g(0.65モル)を加え、更にクロロ炭酸エチルエ
ステル70g(0.65モル)を30分間でゆっくりと滴下す
る。20℃以下で30分間撹拌反応させる。副生するトリエ
チルアミン塩酸塩をろ過により除去した後、合成溶媒を
減圧にて除去することにより粗1,3−ジフエニルプロパ
ントリオン2−(O−エトキシカルボニル)オキシムを
得ることができる。これは更に、エタノール/ヘキサン
=5/1の混合溶媒300mlから再結晶を行うことにより、純
粋な白色針状結晶体として得ることができる。
収量 48g 融点 99〜101℃ Rf(Si/ヘキサン:酢酸エチル=5:1) 元素分析 C18H15NO5 理論値 C=66.46%、H=4.65%、N=4.31% 分析値 C=66.28%、H=4.68%、N=4.38%1 H-NMR(DMSOd6) δ1.20(3H、t、‐OCH2-CH ) δ4.25(2H、q、‐O-CH2-CH3) δ7.60〜8.20(10H、m、arom)13 C-NMR(DMSOd6) δ188、189(S、S、 δ152、160(S、S、C=N、 δ129〜138(m、arom) δ66〜69(t、‐O-CH2-CH3) δ13〜17(q、‐O-CH2-CH3) IR 1660cm-1 C=N 1680、1700cm-1 C=O この化合物をA-1とする。
〔実施例5〕 ジフエニルトリケトンハイドレートの代わりに、ビス
(4−メチルフエニル)トリケトンハイドレートを用い
ること以外は、実施例1および実施例4と同様にして合
成を行った。
生成物 1,3−ビス(4−メチルフエニル)プロパント
リオン2−(O−エトキシカルボニル)オキシム 収量 45g 白色針状結晶1 H-NMR δ1.20(3H、t、‐O-CH2-CH ) δ2.30(6H、s、ph-Me×2) δ4.25(2H、q、‐O-CH ‐CH3) δ7.20〜8.00(8H、m、arom) IR 1660cm-1 C=N 1680、1700cm-1 C=O 元素分析 C20H19NO5 理論値 C=67.98%、H=5.42%、N=3.96% 分析値 C=68.16%、H=5.40%、N=3.91% この化合物をA-2とする。
〔実施例6〕 1,3−ジフエニルプロパントリオンの代わりに、1,3−ビ
ス(4−メトキシフエニル)プロパントリオンを用いる
こと以外は、実施例2および実施例4と同様にして合成
を行った。
生成物 1,3−ビス(4−メトキシフエニル)プロパン
トリオン2−(O−エトキシカルボニル)オキシム 収量 40g 白色針状結晶1 H-NMR δ1.20(3H、t、‐O-CH2-CH ) δ3.80(6H、s、ph-OMe×2) δ4.25(2H、q、‐O-CH ‐CH3) δ6.90〜8.00(8H、m、arom) IR 1665cm-1 C=N 1680、1720cm-1 C=O 元素分析 C20H19NO7 理論値 C=62.33%、H=4.97%、N=3.63% 分析値 C=62.47%、H=4.92%、N=3.62% この化合物をA-3とする。
〔参考例1-6〕 特願昭59-193737号の実施例5に従って合成したポリマ
ー100重量部に対し、表1に示した添加剤を加え、120重
量部のN−メチルピロリドンに溶解した。この溶液をシ
リコンウエハー上にスピンコート(700rpm×7sec)し、
70℃空気中で6時間乾燥して均一な塗膜を得た。膜厚は
70μmであった。
次に窒素雰囲気下でグレースケール(Kodac Photograph
ic Step Tablet.No.2)を通して、超高圧水銀灯(8mW/c
m2)で5分間露光した。このウエハーを23℃で30分間放
置した後、スプレー式現像機を用い、r−ブチロラクト
ンとキシレンの等量混合液で現像し、キシレンでリンス
して乾燥した。グレースケールの各ステツプの硬化状態
より感度を段数として求めた。(段数が高いほど感度が
高いことを示し、段数が1段上がると、その露光量が▲
√▼だけ低いことを意味する。) 得られた結果を同表に示す。
〔比較例1〜6〕 オキシム化合物の代わりに、他の光重合開始剤を用い
て、参考例1〜6と同様にして、表2の組成物について
実験を行い、同表に示した結果を得た。
〔参考例7〕 参考例1〜6で作成した溶液を、暗所で、22℃、30日間
保存した後、参考例1〜6と同様に評価を行った。ステ
ップ感度に変化は無かった。また、比較例5、6で作成
した溶液を暗所で、22℃、30日間保存した後、比較例
5、6と同様に評価を行ったところ、ステップ感度はい
ずれも2であり、感度低下が見られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 〔式中、R1、R2は水素原子、炭素数1ないし4のアルキ
    ル基または炭素数1ないし4のアルコキシ基を表わし、
    R3は炭素数1ないし6のアルキル基を示す〕 で表わされることを特徴とする新規なオキシムエステル
    化合物
  2. 【請求項2】(i)下記一般式(II)で示される化合物 または、下記一般式(III)で示される化合物 または、式(II)で示される化合物と式(III)で示さ
    れる化合物との混合物に、ヒドロキシルアミンあるいは
    その塩を反応させ、下記一般式(IV)で示される化合物 (ii)次に、下記一般式(V)で示される化合物 と反応させることを特徴とする式(I) で示される化合物の合成法 〔上記式中、Xはハロゲン原子、R1、R2は水素原子、炭
    素数1ないし4のアルキル基または炭素数1ないし4の
    アルコキシ基を表わし、R3は炭素数1ないし6のアルキ
    ル基を示す〕
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