JPH10312154A - 地図表示装置 - Google Patents
地図表示装置Info
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- JPH10312154A JPH10312154A JP10126049A JP12604998A JPH10312154A JP H10312154 A JPH10312154 A JP H10312154A JP 10126049 A JP10126049 A JP 10126049A JP 12604998 A JP12604998 A JP 12604998A JP H10312154 A JPH10312154 A JP H10312154A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鳥瞰図等が表示できる場合において、VIC
S情報の表示が煩雑にならないようにした地図表示装置
を提供すること。 【解決手段】 地図表示装置は、平面地図を鳥瞰図法に
よる表示形式に変換した鳥瞰地図と、この鳥瞰地図の地
表面を複数の地点の高さを加味して立体表示する立体鳥
瞰地図とを選択して表示モニタに表示することが可能で
あり、さらに受信したVICS情報などの交通情報を重
ねて表示することが可能である。この地図表示装置にお
いて、表示モニタに鳥瞰地図が表示されている場合には
交通情報の表示を許可し、表示モニタに立体鳥瞰地図が
表示されている場合には交通情報の表示を禁止する表示
制御手段を具備するようにした。
S情報の表示が煩雑にならないようにした地図表示装置
を提供すること。 【解決手段】 地図表示装置は、平面地図を鳥瞰図法に
よる表示形式に変換した鳥瞰地図と、この鳥瞰地図の地
表面を複数の地点の高さを加味して立体表示する立体鳥
瞰地図とを選択して表示モニタに表示することが可能で
あり、さらに受信したVICS情報などの交通情報を重
ねて表示することが可能である。この地図表示装置にお
いて、表示モニタに鳥瞰地図が表示されている場合には
交通情報の表示を許可し、表示モニタに立体鳥瞰地図が
表示されている場合には交通情報の表示を禁止する表示
制御手段を具備するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面地図を鳥瞰図
法による表示形式に変換した鳥瞰地図で表示したり、そ
の地表面を標高に応じて凹凸をつけて立体的に表示した
りする地図表示装置に関する。
法による表示形式に変換した鳥瞰地図で表示したり、そ
の地表面を標高に応じて凹凸をつけて立体的に表示した
りする地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路地図を表示装置に表示する際、車両
の現在地周辺の道路地図を遠方よりも拡大して表示す
る、いわゆる鳥瞰図法によって道路地図を表示するよう
にした車両用地図表示装置が知られている(例えば、特
開平2-244188号公報参照)。上記公報に開示された装置
は、車両の現在地の後方に視点を置き、この視点から車
両の進行方向を見下ろした様子を表示装置の画面上に表
示する。このような鳥瞰図法による地図表示(以下、鳥
瞰図法により表示される地図を鳥瞰地図と呼び、平面図
として表示される平面地図と区別する)を行うと、現在
地周辺の地図情報を拡大して表示できるとともに、現在
地から遠方までの広範囲を表示できるため、道路地図の
接続状況を視覚的に捉えやすくなる。また、いかにも運
転者自身が道路地図を見下ろしているかのような臨場感
のある道路地図を表示できる。
の現在地周辺の道路地図を遠方よりも拡大して表示す
る、いわゆる鳥瞰図法によって道路地図を表示するよう
にした車両用地図表示装置が知られている(例えば、特
開平2-244188号公報参照)。上記公報に開示された装置
は、車両の現在地の後方に視点を置き、この視点から車
両の進行方向を見下ろした様子を表示装置の画面上に表
示する。このような鳥瞰図法による地図表示(以下、鳥
瞰図法により表示される地図を鳥瞰地図と呼び、平面図
として表示される平面地図と区別する)を行うと、現在
地周辺の地図情報を拡大して表示できるとともに、現在
地から遠方までの広範囲を表示できるため、道路地図の
接続状況を視覚的に捉えやすくなる。また、いかにも運
転者自身が道路地図を見下ろしているかのような臨場感
のある道路地図を表示できる。
【0003】また、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、
サービスエリア情報、パーキングエリア情報などのVI
CS情報を受信して、道路地図表示とともにVICS情
報を表示する地図表示装置も知られている。
サービスエリア情報、パーキングエリア情報などのVI
CS情報を受信して、道路地図表示とともにVICS情
報を表示する地図表示装置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、VICS情報
は有効な情報を有するものであるが、鳥瞰図等が表示で
きる地図表示装置において、すべての種類の道路地図表
示に重ねて表示するとなると、画面表示が煩雑になると
いう問題が生じる。
は有効な情報を有するものであるが、鳥瞰図等が表示で
きる地図表示装置において、すべての種類の道路地図表
示に重ねて表示するとなると、画面表示が煩雑になると
いう問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、鳥瞰図等が表示できる場
合において、VICS情報の表示が煩雑にならないよう
にした地図表示装置を提供することにある。
合において、VICS情報の表示が煩雑にならないよう
にした地図表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平面地図を鳥
瞰図法による表示形式に変換した鳥瞰地図と、この鳥瞰
地図の地表面を複数の地点の高さを加味して立体表示す
る立体鳥瞰地図とを選択して表示モニタに表示するとと
もに、その表示モニタ上に受信した交通情報を重ねて表
示する地図表示装置に適用され、表示モニタに鳥瞰地図
が表示されている場合には交通情報の表示を許可し、表
示モニタに立体鳥瞰地図が表示されている場合には交通
情報の表示を禁止する表示制御手段を具備するようにし
たものである。
瞰図法による表示形式に変換した鳥瞰地図と、この鳥瞰
地図の地表面を複数の地点の高さを加味して立体表示す
る立体鳥瞰地図とを選択して表示モニタに表示するとと
もに、その表示モニタ上に受信した交通情報を重ねて表
示する地図表示装置に適用され、表示モニタに鳥瞰地図
が表示されている場合には交通情報の表示を許可し、表
示モニタに立体鳥瞰地図が表示されている場合には交通
情報の表示を禁止する表示制御手段を具備するようにし
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明による地図表示装置
の一実施の形態のブロック図である。図1において、1
は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例え
ば車両の進行方位を検出する方位センサ1a、車速を検
出する車速センサ1b、GPS(Global Positioning S
ystem)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ
1c等から成る。2は平面道路地図や住宅地図に関する
データを格納する地図記憶メモリであり、例えばCD−
ROMおよびその読み出し装置から成る。地図記憶メモ
リ2に格納される道路地図データは、主に平面地図上の
道路データ、名称データおよび背景データ等から成る。
この地図記憶メモリ2には、後述するように、地図をメ
ッシュ上に分割してなる小領域内の標高データをそれぞ
れ記憶する領域も設けられている。
の一実施の形態のブロック図である。図1において、1
は車両の現在地を検出する現在地検出装置であり、例え
ば車両の進行方位を検出する方位センサ1a、車速を検
出する車速センサ1b、GPS(Global Positioning S
ystem)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ
1c等から成る。2は平面道路地図や住宅地図に関する
データを格納する地図記憶メモリであり、例えばCD−
ROMおよびその読み出し装置から成る。地図記憶メモ
リ2に格納される道路地図データは、主に平面地図上の
道路データ、名称データおよび背景データ等から成る。
この地図記憶メモリ2には、後述するように、地図をメ
ッシュ上に分割してなる小領域内の標高データをそれぞ
れ記憶する領域も設けられている。
【0008】3は装置全体を制御する制御回路であり、
マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成る。4は
車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する入力装
置であり、本例では、表示画面の周囲に配設されてい
る。詳細/広域スイッチ4a、4bは、表示地図を詳細
表示したり広域表示するためのスイッチである。本例で
は、最詳細から最広域まで5段階に切換え可能とし、鳥
瞰地図表示の場合、視点の高さを各段階に対してそれぞ
れ350m、700m、1400m、2800m、56
00mに設定している。スクロールスイッチ4cは表示
画面を上下にスクロールするためのものであり、種々の
形態のスイッチを使用でき、いわゆるジョイスティック
でもよい。現在地を中心に見下ろし方向を変更するスク
ロールスイッチを設けることもでき、この場合、画面は
上下方向だけでなく、回転方向にもスクロールすること
ができる。入力装置4にはその他の地図スイッチ4dや
図示しない各種スイッチが設けられる。なお、入力装置
4をリモコン方式として、ワイヤレスあるいはワイヤー
ドで制御回路に指令を送出してもよいし、画面内にタッ
チパネルスイッチを設けてもよい。
マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成る。4は
車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する入力装
置であり、本例では、表示画面の周囲に配設されてい
る。詳細/広域スイッチ4a、4bは、表示地図を詳細
表示したり広域表示するためのスイッチである。本例で
は、最詳細から最広域まで5段階に切換え可能とし、鳥
瞰地図表示の場合、視点の高さを各段階に対してそれぞ
れ350m、700m、1400m、2800m、56
00mに設定している。スクロールスイッチ4cは表示
画面を上下にスクロールするためのものであり、種々の
形態のスイッチを使用でき、いわゆるジョイスティック
でもよい。現在地を中心に見下ろし方向を変更するスク
ロールスイッチを設けることもでき、この場合、画面は
上下方向だけでなく、回転方向にもスクロールすること
ができる。入力装置4にはその他の地図スイッチ4dや
図示しない各種スイッチが設けられる。なお、入力装置
4をリモコン方式として、ワイヤレスあるいはワイヤー
ドで制御回路に指令を送出してもよいし、画面内にタッ
チパネルスイッチを設けてもよい。
【0009】5Aは平面道路地図を真上から見て表示す
るための平面道路地図描画用データを格納する平面地図
データ用メモリであり、地図記憶メモリ2から読み出し
た平面道路地図データに基づいて作成される。5Bは住
宅地図を真上から見て表示するための住宅地図描画用デ
ータを格納する住宅地図データ用メモリであり、地図記
憶メモリ2から読み出した住宅地図データに基づいて作
成される。
るための平面道路地図描画用データを格納する平面地図
データ用メモリであり、地図記憶メモリ2から読み出し
た平面道路地図データに基づいて作成される。5Bは住
宅地図を真上から見て表示するための住宅地図描画用デ
ータを格納する住宅地図データ用メモリであり、地図記
憶メモリ2から読み出した住宅地図データに基づいて作
成される。
【0010】6Aは平面道路地図を鳥瞰図法で表示する
ための鳥瞰地図描画用データを格納する鳥瞰地図データ
用メモリであり、地図記憶メモリ2から読み出した平面
道路地図データに基づいて作成される。平面地図を鳥瞰
地図に変換する手法は周知であり説明を省略する。6B
は平面地図から作成される鳥瞰地図にさらに高さデータ
を加味して地表面の凹凸を表現した立体鳥瞰地図描画用
データを格納する立体鳥瞰地図データ用メモリであり、
地図記憶メモリ2から読み出した平面道路地図データと
後述するメッシュ領域ごとの高さデータとに基づいて作
成される。
ための鳥瞰地図描画用データを格納する鳥瞰地図データ
用メモリであり、地図記憶メモリ2から読み出した平面
道路地図データに基づいて作成される。平面地図を鳥瞰
地図に変換する手法は周知であり説明を省略する。6B
は平面地図から作成される鳥瞰地図にさらに高さデータ
を加味して地表面の凹凸を表現した立体鳥瞰地図描画用
データを格納する立体鳥瞰地図データ用メモリであり、
地図記憶メモリ2から読み出した平面道路地図データと
後述するメッシュ領域ごとの高さデータとに基づいて作
成される。
【0011】7は後述する表示モニタ8に表示するため
の画像データを格納する画像メモリであり、この画像デ
ータは平面地図描画用データ、住宅地図描画用データ、
鳥瞰地図描画用データ、および立体鳥瞰地図描画用デー
タのいずれかひとつとVICS情報の図形データなどか
ら作成される。画像メモリ7に格納された画像データは
適宜読み出されて表示モニタ8に表示される。
の画像データを格納する画像メモリであり、この画像デ
ータは平面地図描画用データ、住宅地図描画用データ、
鳥瞰地図描画用データ、および立体鳥瞰地図描画用デー
タのいずれかひとつとVICS情報の図形データなどか
ら作成される。画像メモリ7に格納された画像データは
適宜読み出されて表示モニタ8に表示される。
【0012】9はFM多重放送受信装置、10は光ビー
コン受信装置、11は電波ビーコン受信装置であり、そ
れぞれFM多重放送電波、光ビーコン、電波ビーコンで
送られる交通情報(以下、VICS情報と呼ぶ)を受信
する。
コン受信装置、11は電波ビーコン受信装置であり、そ
れぞれFM多重放送電波、光ビーコン、電波ビーコンで
送られる交通情報(以下、VICS情報と呼ぶ)を受信
する。
【0013】VICS情報とは、渋滞情報、規制情報、
駐車場情報、サービスエリア情報、パーキングエリア情
報である。また、規制情報には車線規制情報と、高速道
路のランプ規制情報、インターチェンジ規制情報が含ま
れる。渋滞情報は、道路の上下線ごとに分けて、渋滞を
赤色で、混雑を黄色で、渋滞混雑なしを緑色で表示す
る。
駐車場情報、サービスエリア情報、パーキングエリア情
報である。また、規制情報には車線規制情報と、高速道
路のランプ規制情報、インターチェンジ規制情報が含ま
れる。渋滞情報は、道路の上下線ごとに分けて、渋滞を
赤色で、混雑を黄色で、渋滞混雑なしを緑色で表示す
る。
【0014】図2および図3は高さデータを説明する図
である。図2はいわゆる2次メッシュと呼ばれる広さ
(たとえば緯度方向10km,経度方向12kmの広
さ)の領域を緯度方向にn行、経度方向にm列に分割し
たn×m個(たとえば64個)の小領域を示すものであ
り、各小領域には高さデータが割当てられている。各小
領域の高さデータは、小領域を通過する等高線に基づい
て決定することができる。たとえば、200mと300
mの等高線が中心線を軸線として対称に通過する場合に
は、高さデータは250mとなる。したがって、小領域
の高さデータは標高のデータではない。
である。図2はいわゆる2次メッシュと呼ばれる広さ
(たとえば緯度方向10km,経度方向12kmの広
さ)の領域を緯度方向にn行、経度方向にm列に分割し
たn×m個(たとえば64個)の小領域を示すものであ
り、各小領域には高さデータが割当てられている。各小
領域の高さデータは、小領域を通過する等高線に基づい
て決定することができる。たとえば、200mと300
mの等高線が中心線を軸線として対称に通過する場合に
は、高さデータは250mとなる。したがって、小領域
の高さデータは標高のデータではない。
【0015】図3はその高さデータを格納する高さデー
タテーブルの具体例を示している。緯度方向0行の経度
方向データ欄Data0には、経度分割番号0〜m(0
列〜m列)で特定される小領域ごとにその高さデータが
それぞれ格納されている。同様に、緯度方向1〜n行の
経度方向データ欄Data1〜Datanのそれぞれに
は、経度分割番号0〜m(0列〜m列)で特定される小
領域ごとにその高さデータがそれぞれ格納されている。
なお、n行m列の小領域には通常メッシュ番号が付され
て管理される。
タテーブルの具体例を示している。緯度方向0行の経度
方向データ欄Data0には、経度分割番号0〜m(0
列〜m列)で特定される小領域ごとにその高さデータが
それぞれ格納されている。同様に、緯度方向1〜n行の
経度方向データ欄Data1〜Datanのそれぞれに
は、経度分割番号0〜m(0列〜m列)で特定される小
領域ごとにその高さデータがそれぞれ格納されている。
なお、n行m列の小領域には通常メッシュ番号が付され
て管理される。
【0016】図4は図2と同様の2次メッシュの広さの
領域内に存在する道路を示している。ここで、経度方向
の最大座標をXmax、緯度方向の最大座標をYmaxとす
る。図4において1本の道路Rは要素点(ノードとも呼
ぶ)0,1,2……n−1,nで定義されている。要素
点0を始点、要素点nを終点と呼び、始点0と終点nと
の間の要素点1,2,……n−1を補間点、道路Rをリ
ンク列とも呼ぶ。また、各要素点を結ぶ線分をリンクと
呼び、各リンクはリンク番号で区別される。始点0、終
点n、補間点1〜n−1はそれぞれXおよびY座標デー
タで地図上での位置が特定される。図5は道路Rのデー
タが格納される道路データテーブルの具体例を示し、1
つのリンク列を構成する要素点0〜nのそれぞれについ
てX座標およびY座標が格納されている。なお、道路デ
ータテーブルには、リンク列のサイズ、リンク列を構成
する要素点の数、リンクの属性(国道、県道、高速道
路、トンネル、橋など種別データ)、路線番号なども合
わせて格納される。
領域内に存在する道路を示している。ここで、経度方向
の最大座標をXmax、緯度方向の最大座標をYmaxとす
る。図4において1本の道路Rは要素点(ノードとも呼
ぶ)0,1,2……n−1,nで定義されている。要素
点0を始点、要素点nを終点と呼び、始点0と終点nと
の間の要素点1,2,……n−1を補間点、道路Rをリ
ンク列とも呼ぶ。また、各要素点を結ぶ線分をリンクと
呼び、各リンクはリンク番号で区別される。始点0、終
点n、補間点1〜n−1はそれぞれXおよびY座標デー
タで地図上での位置が特定される。図5は道路Rのデー
タが格納される道路データテーブルの具体例を示し、1
つのリンク列を構成する要素点0〜nのそれぞれについ
てX座標およびY座標が格納されている。なお、道路デ
ータテーブルには、リンク列のサイズ、リンク列を構成
する要素点の数、リンクの属性(国道、県道、高速道
路、トンネル、橋など種別データ)、路線番号なども合
わせて格納される。
【0017】図6は図2の2次メッシュ領域に図4の道
路Rを重ね合わせて示すもので、要素点0〜nは2次メ
ッシュのいずれかの小領域に含まれている。要素点0〜
nがどの小領域に含まれるかは以下の(1)式および
(2)式の演算により求められる。
路Rを重ね合わせて示すもので、要素点0〜nは2次メ
ッシュのいずれかの小領域に含まれている。要素点0〜
nがどの小領域に含まれるかは以下の(1)式および
(2)式の演算により求められる。
【0018】
【数1】 経度方向分割番号=(Xi/Xmax)×経度分割数m …(1)
【数2】 緯度方向分割番号=(Yi/Ymax)×緯度分割数n …(2) ここで、Xi、Yiはそれぞれ要素点0〜nのX座標、
Y座標である。
Y座標である。
【0019】このようにして求められた経度方向分割番
号と緯度方向分割番号で特定される小領域の高さデータ
を図3の高さデータテーブルから読み出し、図7に示す
ような3次元道路データテーブルを作成する。図7のデ
ータテーブルには、要素点0〜nについてのXおよびY
座標と高さデータが格納されている。
号と緯度方向分割番号で特定される小領域の高さデータ
を図3の高さデータテーブルから読み出し、図7に示す
ような3次元道路データテーブルを作成する。図7のデ
ータテーブルには、要素点0〜nについてのXおよびY
座標と高さデータが格納されている。
【0020】このような要素点0〜nの2次元位置座標
を鳥瞰地図上の2次元位置座標に変換し、さらに各要素
点の高さデータも加味して各要素点をモニタ上に設定さ
れているスクリーン座標に変換することにより、図8に
実線Rsolで示すように道路Rを立体的に表示するこ
とができる。なお、破線Rdotは鳥瞰地図上で高さデ
ータを加味しない場合の道路を示し、この明細書ではこ
のように高さを加味しないで鳥瞰地図表示する場合を単
に鳥瞰地図表示と呼び、高さを加味して鳥瞰地図表示す
る場合を立体鳥瞰地図表示と呼ぶ。
を鳥瞰地図上の2次元位置座標に変換し、さらに各要素
点の高さデータも加味して各要素点をモニタ上に設定さ
れているスクリーン座標に変換することにより、図8に
実線Rsolで示すように道路Rを立体的に表示するこ
とができる。なお、破線Rdotは鳥瞰地図上で高さデ
ータを加味しない場合の道路を示し、この明細書ではこ
のように高さを加味しないで鳥瞰地図表示する場合を単
に鳥瞰地図表示と呼び、高さを加味して鳥瞰地図表示す
る場合を立体鳥瞰地図表示と呼ぶ。
【0021】次に図2に示した2次メッシュ小領域の高
さデータに基づいてスクリーン座標上で小領域の高さを
階調表示して立体的な鳥瞰地図を作成する手順について
説明する。
さデータに基づいてスクリーン座標上で小領域の高さを
階調表示して立体的な鳥瞰地図を作成する手順について
説明する。
【0022】図9は図2の左隅を拡大して示す図であ
る。0行0列の小領域をR00、0行1列の小領域をR
01、1行0列の小領域をR10、1行1列の小領域を
R11とし、各小領域R00〜R11の中心点をQ0〜
Q3とする。中心点Q0〜Q3の位置座標は既知であ
り、また、各小領域R00〜R11の高さも高さデータ
テーブルから既知である。したがって、各小領域R00
〜R11の中心点Q0〜Q3の高さを小領域R00〜R
11の高さと仮定すれば、これら4点で囲まれる面PL
0の3次元位置座標を演算することができる。4つの中
心点Q0〜Q3の高さが等しい場合には、面PL0を鳥
瞰地図上の面に変換し、さらにその面をモニタ画面上の
面に変換する。面PL0は同じ高さであるからモニタ画
面上の面PL0に相当する面内の画素は全て同一色で表
示される。
る。0行0列の小領域をR00、0行1列の小領域をR
01、1行0列の小領域をR10、1行1列の小領域を
R11とし、各小領域R00〜R11の中心点をQ0〜
Q3とする。中心点Q0〜Q3の位置座標は既知であ
り、また、各小領域R00〜R11の高さも高さデータ
テーブルから既知である。したがって、各小領域R00
〜R11の中心点Q0〜Q3の高さを小領域R00〜R
11の高さと仮定すれば、これら4点で囲まれる面PL
0の3次元位置座標を演算することができる。4つの中
心点Q0〜Q3の高さが等しい場合には、面PL0を鳥
瞰地図上の面に変換し、さらにその面をモニタ画面上の
面に変換する。面PL0は同じ高さであるからモニタ画
面上の面PL0に相当する面内の画素は全て同一色で表
示される。
【0023】次に、面PL0の各点Q0〜Q3の高さが
それぞれ異なる場合の色彩の表現方法について説明す
る。面PL0の各点Q0〜Q3の高さがそれぞれ異なる
場合には、たとえば図9に示すように、四角形PL0を
中心点Q0、Q1、Q2で囲まれる三角形TR1と、中
心点Q0、Q2、Q3で囲まれる三角形TR2に分割
し、それぞれの三角形領域内の各画素の色彩を演算して
階調表現する。図10(a),(b)により詳細に説明
する。
それぞれ異なる場合の色彩の表現方法について説明す
る。面PL0の各点Q0〜Q3の高さがそれぞれ異なる
場合には、たとえば図9に示すように、四角形PL0を
中心点Q0、Q1、Q2で囲まれる三角形TR1と、中
心点Q0、Q2、Q3で囲まれる三角形TR2に分割
し、それぞれの三角形領域内の各画素の色彩を演算して
階調表現する。図10(a),(b)により詳細に説明
する。
【0024】図10(a)はモニタ画面を画素の集合で
表したものであり、スクリーン座標系である。点P0は
図9の小領域R00内に、点P1は小領域R01内に、
点P2は小領域R11内にそれぞれ位置する任意の点に
対応する画素である。各点P0,P1,P2はそれぞれ
スクリーン座標系におけるXおよびY座標とパレット番
号を有し、それぞれのデータは[X0,Y0,C0]、
[X1,Y1,C1]、[X2,Y2,C2]のように
表すことができる。ここで、XおよびY座標はモニタの
水平方向画素番号と垂直方向画素番号であり、Cはパレ
ット番号であり、高さデータに予め割当てられている色
を特定する番号である。
表したものであり、スクリーン座標系である。点P0は
図9の小領域R00内に、点P1は小領域R01内に、
点P2は小領域R11内にそれぞれ位置する任意の点に
対応する画素である。各点P0,P1,P2はそれぞれ
スクリーン座標系におけるXおよびY座標とパレット番
号を有し、それぞれのデータは[X0,Y0,C0]、
[X1,Y1,C1]、[X2,Y2,C2]のように
表すことができる。ここで、XおよびY座標はモニタの
水平方向画素番号と垂直方向画素番号であり、Cはパレ
ット番号であり、高さデータに予め割当てられている色
を特定する番号である。
【0025】点P0,P1,P2で囲まれた領域の各画
素の色の階調は次のようにして演算される。図10
(b)は、点P0,P1,P2で囲まれた領域のうち、
点P2からP1までの緯度座標Y2〜Y1まで上半分の
領域(経度方向LG1と緯度方向LT1で特定される領
域)の階調表示の演算を説明する図である。
素の色の階調は次のようにして演算される。図10
(b)は、点P0,P1,P2で囲まれた領域のうち、
点P2からP1までの緯度座標Y2〜Y1まで上半分の
領域(経度方向LG1と緯度方向LT1で特定される領
域)の階調表示の演算を説明する図である。
【0026】図10(b)において、描画始点画素をS
x、描画終点画素をEx、始点カラーパレット番号をS
color、終点カラーパレット番号をEcolor、描画始点か
ら描画終点に向うカラー増分をCP、任意の緯度におい
て経度方向に延在する描画画素ラインのY座標をypと
するとき、それぞれは次式(3)〜(7)で表される。
x、描画終点画素をEx、始点カラーパレット番号をS
color、終点カラーパレット番号をEcolor、描画始点か
ら描画終点に向うカラー増分をCP、任意の緯度におい
て経度方向に延在する描画画素ラインのY座標をypと
するとき、それぞれは次式(3)〜(7)で表される。
【数3】 Sx=x0+{(x2−x0)/(y2−y0)}×(yp−y0) …(3)
【数4】 Ex=x1+{(x2−x1)/(y2−y1)}×(yp−y1) …(4)
【数5】 Scolor=c0+{(c2−c0)/(y2−y0)}×(yp−y0) …(5)
【数6】 Ecolor=c1+{(c2−c1)/(y2−y1)}×(yp−y1) …(6)
【数7】 CP=(Ecolor−Scolor)/(Ex−Sx) …(7)
【0027】また、点P0,P1,P2で囲まれた領域
のうち、点P1からP0までの緯度座標Y1〜Y0まで
下半分の領域(経度方向LG2と緯度方向LT2で特定
される領域)の階調表示は次式(8)〜(12)により
演算される。
のうち、点P1からP0までの緯度座標Y1〜Y0まで
下半分の領域(経度方向LG2と緯度方向LT2で特定
される領域)の階調表示は次式(8)〜(12)により
演算される。
【0028】
【数8】 Sx=x0+{(x2−x0)/(y2−y0)}×(yp−y0) …(8)
【数9】 Ex=x0+{(x1−x0)/(y1−y0)}×(yp−y0) …(9)
【数10】 Scolor=c0+{(c2−c0)/(y2−y0)}×(yp−y0) …(10)
【数11】 Ecolor=c0+{(c1−c0)/(y1−y0)}(yp−y0) …(11)
【数12】 CP=(Ecolor−Scolor)/(Ex−Sx) …(12)
【0029】図10(a)の点P0,P1,P2で囲ま
れた領域以外の2つの三角形領域についても同様にして
階調演算が行なわれる。図10(a)の点P0とP1を
結ぶ線の下の領域は、点P0,P1およびP1に緯度方
向に隣接する小領域内の任意の点で囲まれる三角形を使
用し、図9の点P0とP2を結ぶ線の上の領域は、点P
0,P2およびP0に緯度方向に隣接する小領域内の任
意の点で囲まれる三角形を使用して、それぞれ階調演算
が行なわれる。
れた領域以外の2つの三角形領域についても同様にして
階調演算が行なわれる。図10(a)の点P0とP1を
結ぶ線の下の領域は、点P0,P1およびP1に緯度方
向に隣接する小領域内の任意の点で囲まれる三角形を使
用し、図9の点P0とP2を結ぶ線の上の領域は、点P
0,P2およびP0に緯度方向に隣接する小領域内の任
意の点で囲まれる三角形を使用して、それぞれ階調演算
が行なわれる。
【0030】このような階調演算によれば、図9の点Q
0〜Q3で囲まれた四角形あるいは三角形TR1,TR
2の領域内が高さに応じて階調表示されて立体感が表現
される。すなわち、四角形の4隅の点が同一の高さであ
ればその四角形内は同一の色彩で塗り潰し、4隅の高さ
が異なる場合には四角形を2つあるいは3つの三角形に
分割し、それぞれの三角形内の画素の色彩を変更して階
調表示することにより、モニタには図11に示すよう
に、立体的に表した地表面上に図8のような3次元道路
や湖などが重ね合わされて立体鳥瞰地図が表示される。
したがって、従来の鳥瞰地図の地表面が平坦面として表
現されていたものが、各地点の高さに応じた凹凸が表現
され、より立体感あふれるリアルな画像となる。
0〜Q3で囲まれた四角形あるいは三角形TR1,TR
2の領域内が高さに応じて階調表示されて立体感が表現
される。すなわち、四角形の4隅の点が同一の高さであ
ればその四角形内は同一の色彩で塗り潰し、4隅の高さ
が異なる場合には四角形を2つあるいは3つの三角形に
分割し、それぞれの三角形内の画素の色彩を変更して階
調表示することにより、モニタには図11に示すよう
に、立体的に表した地表面上に図8のような3次元道路
や湖などが重ね合わされて立体鳥瞰地図が表示される。
したがって、従来の鳥瞰地図の地表面が平坦面として表
現されていたものが、各地点の高さに応じた凹凸が表現
され、より立体感あふれるリアルな画像となる。
【0031】なお、以上では便宜上、点Q0〜3で囲ま
れる面PL0やTR1,TR2について説明したが、モ
ニタ画面上にこれらの面の形状が表示されるものではな
く、あくまでその面内を階調表示して鳥瞰地図の地表面
を立体的に表示するための面である。
れる面PL0やTR1,TR2について説明したが、モ
ニタ画面上にこれらの面の形状が表示されるものではな
く、あくまでその面内を階調表示して鳥瞰地図の地表面
を立体的に表示するための面である。
【0032】鳥瞰地図表示では、モニタ画面を上下に2
〜4分割し、各領域ごとに表示に使用するデータ量を変
えている。すなわち、自車位置近傍は大きく表示される
ため、縮尺の小さい(縮尺率の大きい)道路地図データ
(たとえばレベル1の地図)を使用し、画面上方の領域
では広い領域を表示するため、縮尺の大きい(縮尺率の
小さい)道路地図データ(たとえばレベル2の地図)を
使用する。そのため、上述した立体表示のための処理に
使用する道路地図データも上下の領域で異なる。その結
果、上下領域の境界で階調表示が途切れたり、3次元道
路データテーブルに基づいて描画される道路が途切れた
りするおそれがある。
〜4分割し、各領域ごとに表示に使用するデータ量を変
えている。すなわち、自車位置近傍は大きく表示される
ため、縮尺の小さい(縮尺率の大きい)道路地図データ
(たとえばレベル1の地図)を使用し、画面上方の領域
では広い領域を表示するため、縮尺の大きい(縮尺率の
小さい)道路地図データ(たとえばレベル2の地図)を
使用する。そのため、上述した立体表示のための処理に
使用する道路地図データも上下の領域で異なる。その結
果、上下領域の境界で階調表示が途切れたり、3次元道
路データテーブルに基づいて描画される道路が途切れた
りするおそれがある。
【0033】そこでこの実施の形態では次のようにして
上記問題を解決する。図12〜図15により説明する。
上記問題を解決する。図12〜図15により説明する。
【0034】図12は地表面の標高差を考慮しない場合
(静的描画)の領域分割を説明する図であり、図13は
地表面の標高差を考慮した場合(動的描画)の領域分割
を説明する図である。図12において、P0は鳥瞰図法
による視点、P1はモニタ画面の最下方位置に対応する
地図上の境界位置、P2はモニタ画面上の領域分割位置
に対応する地図上の境界位置、P3はモニタ画面最上方
位置に対応する地図上の境界位置、PMはモニタ画面中
央に対応する地図上の点である。なお、自車位置は地点
P1とP2の間のP1に近い位置である。
(静的描画)の領域分割を説明する図であり、図13は
地表面の標高差を考慮した場合(動的描画)の領域分割
を説明する図である。図12において、P0は鳥瞰図法
による視点、P1はモニタ画面の最下方位置に対応する
地図上の境界位置、P2はモニタ画面上の領域分割位置
に対応する地図上の境界位置、P3はモニタ画面最上方
位置に対応する地図上の境界位置、PMはモニタ画面中
央に対応する地図上の点である。なお、自車位置は地点
P1とP2の間のP1に近い位置である。
【0035】視点P0は自車位置の後方350mの地点
PCの上空350mに位置する。画面最下方位置P1は
視点P0から見降ろし角度β(=52°)で地上を見降
ろした場合の地表面(地点PCと同一の高さ)との交点
であり、画面中央位置PMは視点P0から見降ろし角度
θ(=23°)で地上を見降ろした場合の地表面(地点
PCと同一の高さ)との交点であり、領域分割位置P2
は視点P0から見降ろし角度γ(=20°)で地上を見
降ろした場合の地表面(地点PCと同一の高さ)との交
点であり、画面最上方位置P3は地点PCから車両進行
方向に7000m離れた地表面(地点PCと同一の高
さ)の位置である。
PCの上空350mに位置する。画面最下方位置P1は
視点P0から見降ろし角度β(=52°)で地上を見降
ろした場合の地表面(地点PCと同一の高さ)との交点
であり、画面中央位置PMは視点P0から見降ろし角度
θ(=23°)で地上を見降ろした場合の地表面(地点
PCと同一の高さ)との交点であり、領域分割位置P2
は視点P0から見降ろし角度γ(=20°)で地上を見
降ろした場合の地表面(地点PCと同一の高さ)との交
点であり、画面最上方位置P3は地点PCから車両進行
方向に7000m離れた地表面(地点PCと同一の高
さ)の位置である。
【0036】以上の説明から、地表面の標高差を考慮し
ない静的描画の場合には、領域分割位置P2から画面最
下方位置P1までの領域が詳細情報領域、領域分割位置
P2から画面最上方位置P3までが広域情報領域とな
る。たとえば、地図データがレベル1〜6までの6段階
に区分されている場合、詳細情報領域はレベル1のデー
タを用いて鳥瞰地図を描画し、広域情報領域はレベル2
のデータを用いて鳥瞰地図を描画する。
ない静的描画の場合には、領域分割位置P2から画面最
下方位置P1までの領域が詳細情報領域、領域分割位置
P2から画面最上方位置P3までが広域情報領域とな
る。たとえば、地図データがレベル1〜6までの6段階
に区分されている場合、詳細情報領域はレベル1のデー
タを用いて鳥瞰地図を描画し、広域情報領域はレベル2
のデータを用いて鳥瞰地図を描画する。
【0037】次に図13により動的描画の場合について
説明する。実際の地表面が実線SLDで示すように、自
車位置後方350mの地点PCから車両進行方向に向っ
て下り勾配であるとき、視点P0から見降ろし角度βで
見降ろした場合の地表面との交点である画面最下方位置
P1’は静的描画の場合の画面最下方位置P1よりも車
両進行方向側の位置となる。視点P0から見降ろし角度
γで見降ろした場合の地表面との交点である領域分割位
置P2’も静的描画の場合の領域分割位置P2よりも車
両進行方向側の位置となる。
説明する。実際の地表面が実線SLDで示すように、自
車位置後方350mの地点PCから車両進行方向に向っ
て下り勾配であるとき、視点P0から見降ろし角度βで
見降ろした場合の地表面との交点である画面最下方位置
P1’は静的描画の場合の画面最下方位置P1よりも車
両進行方向側の位置となる。視点P0から見降ろし角度
γで見降ろした場合の地表面との交点である領域分割位
置P2’も静的描画の場合の領域分割位置P2よりも車
両進行方向側の位置となる。
【0038】実際の地表面が破線SLUで示すように、
自車位置後方350mの地点PCから車両進行方向に向
って上り勾配であるとき、視点P0から見降ろし角度β
で見降ろした場合の地表面との交点である画面最下方位
置P1”は静的描画の場合の画面最下方位置P1よりも
視点側の位置となる。視点P0から見降ろし角度γで見
降ろした場合の地表面との交点である領域分割位置P
2”も静的描画の場合の領域分割位置P2よりも視点側
の位置となる。
自車位置後方350mの地点PCから車両進行方向に向
って上り勾配であるとき、視点P0から見降ろし角度β
で見降ろした場合の地表面との交点である画面最下方位
置P1”は静的描画の場合の画面最下方位置P1よりも
視点側の位置となる。視点P0から見降ろし角度γで見
降ろした場合の地表面との交点である領域分割位置P
2”も静的描画の場合の領域分割位置P2よりも視点側
の位置となる。
【0039】このように、地表面の高さデータに基づい
て地表面の凹凸を表現する場合(立体鳥瞰地図を表示す
る場合)には、上述したようにして算出される高さデー
タに応じて詳細情報領域と広域情報領域を決定する必要
がある。以下、自車位置後方350mの地点PCよりも
地表面の高さが低い場合と高い場合に分けて説明する。
て地表面の凹凸を表現する場合(立体鳥瞰地図を表示す
る場合)には、上述したようにして算出される高さデー
タに応じて詳細情報領域と広域情報領域を決定する必要
がある。以下、自車位置後方350mの地点PCよりも
地表面の高さが低い場合と高い場合に分けて説明する。
【0040】図14において、Lγは視点P0から見降
ろし角度γで地表面を見降ろした場合の見降ろし線であ
り、地点PCと同じ高さとした場合の地表面との交点が
領域分割位置P2である。この分割位置P2から車両進
行方向に所定距離PL離れた地点P21における見降ろ
し線Lγの高さ変化Δhを
ろし角度γで地表面を見降ろした場合の見降ろし線であ
り、地点PCと同じ高さとした場合の地表面との交点が
領域分割位置P2である。この分割位置P2から車両進
行方向に所定距離PL離れた地点P21における見降ろ
し線Lγの高さ変化Δhを
【数13】Δh=PL×tanγ から算出し、見降ろし線Lγ上の地点P21γの高さh
pを
pを
【数14】hp=h0−n×Δh ただし、h0は地点PCの高さ、nは繰り返し数であり
1以上の整数から算出するとともに、地点P21に対応
する実地表面上の地点P21aの高さhlを求める。
1以上の整数から算出するとともに、地点P21に対応
する実地表面上の地点P21aの高さhlを求める。
【0041】なお、h0、hlに対応する各地点PC、
P21aはそれぞれいずれかのメッシュに含まれるか
ら、それぞれのメッシュについて上述したようにして算
出される高さデータをh0、hlとして用いることがで
きる。
P21aはそれぞれいずれかのメッシュに含まれるか
ら、それぞれのメッシュについて上述したようにして算
出される高さデータをh0、hlとして用いることがで
きる。
【0042】次に、地点P21に関するhlとhpを比
較する。hlが大きければそのときの地点P21を領域
分割位置P2’とする。hlが小さければ、地点P21
からさらに所定距離PL離れた地点P22に対応する地
点P22γとP22aについて、同様にしてhlとhp
を算出して両者を比較する。そして同様に、hlが大き
ければそのときの地点P22を領域分割位置P2’とす
る。hlが小さければ、地点P22からさらに所定距離
PL離れた地点P23に対応する地点P23γとP23
aについて、同様にしてhlとhpを算出して両者を比
較する。
較する。hlが大きければそのときの地点P21を領域
分割位置P2’とする。hlが小さければ、地点P21
からさらに所定距離PL離れた地点P22に対応する地
点P22γとP22aについて、同様にしてhlとhp
を算出して両者を比較する。そして同様に、hlが大き
ければそのときの地点P22を領域分割位置P2’とす
る。hlが小さければ、地点P22からさらに所定距離
PL離れた地点P23に対応する地点P23γとP23
aについて、同様にしてhlとhpを算出して両者を比
較する。
【0043】このようにして順次に地点P2nγ(nは
繰り返し数であり1以上の整数)と地点P2na(nは
繰り返し数であり1以上の整数)についてhlとhpを
算出し、hlが大きければそのときの地点P2n(nは
1以上の整数)を領域分割位置P2’とする。図14の
場合には地点P24が領域分割位置P2’となる。
繰り返し数であり1以上の整数)と地点P2na(nは
繰り返し数であり1以上の整数)についてhlとhpを
算出し、hlが大きければそのときの地点P2n(nは
1以上の整数)を領域分割位置P2’とする。図14の
場合には地点P24が領域分割位置P2’となる。
【0044】図15において、Lγは視点P0から見降
ろし角度γで地表面を見降ろした場合の見降ろし線であ
り、地点PCと同じ高さとした場合の地表面との交点が
領域分割位置P2である。この分割位置P2から地点P
C方向に所定距離PL離れた地点P21における見降ろ
し線Lγの高さ変化Δhを
ろし角度γで地表面を見降ろした場合の見降ろし線であ
り、地点PCと同じ高さとした場合の地表面との交点が
領域分割位置P2である。この分割位置P2から地点P
C方向に所定距離PL離れた地点P21における見降ろ
し線Lγの高さ変化Δhを
【数15】Δh=PL×tanγ から算出し、見降ろし線Lγ上の地点P21γの高さh
pを
pを
【数16】hp=h0+n×Δh ただし、h0は地点PCの高さ、nは繰り返し数であり
1以上の整数から算出するとともに、地点P21に対応
する実地表面上の地点P21aの高さhlを求める。
1以上の整数から算出するとともに、地点P21に対応
する実地表面上の地点P21aの高さhlを求める。
【0045】なお、h0、hlに対応する各地点PC、
P21aはそれぞれいずれかのメッシュに含まれるか
ら、それぞれのメッシュについて上述したようにして算
出される高さデータをh0、hlとして用いることがで
きる。
P21aはそれぞれいずれかのメッシュに含まれるか
ら、それぞれのメッシュについて上述したようにして算
出される高さデータをh0、hlとして用いることがで
きる。
【0046】次に、地点P21に関するhlとhpを比
較する。hlが小さければ1つ前の地点P2を領域分割
位置P2’とする。hlが大きければ、地点P21から
さらに所定距離PL離れた地点P22に対応する地点P
22γとP22aについて、同様にしてhlとhpを算
出して両者を比較する。そして同様に、hlが小さけれ
ば1つ前の地点P21を領域分割位置P2’とする。h
lが大きければ、地点P22からさらに所定距離PL離
れた地点P23に対応する地点P23γとP23aにつ
いて、同様にしてhlとhpを算出して両者を比較す
る。
較する。hlが小さければ1つ前の地点P2を領域分割
位置P2’とする。hlが大きければ、地点P21から
さらに所定距離PL離れた地点P22に対応する地点P
22γとP22aについて、同様にしてhlとhpを算
出して両者を比較する。そして同様に、hlが小さけれ
ば1つ前の地点P21を領域分割位置P2’とする。h
lが大きければ、地点P22からさらに所定距離PL離
れた地点P23に対応する地点P23γとP23aにつ
いて、同様にしてhlとhpを算出して両者を比較す
る。
【0047】このようにして順次に地点P2nγ(nは
繰り返し数であり1以上の整数)と地点P2na(nは
繰り返し数であり1以上の整数)についてhlとhpを
算出し、hlが小さければ1つ前の地点P2n−1(n
は1以上の整数)を領域分割位置P2’とする。図15
の場合には地点P22が領域分割位置P2’となる。
繰り返し数であり1以上の整数)と地点P2na(nは
繰り返し数であり1以上の整数)についてhlとhpを
算出し、hlが小さければ1つ前の地点P2n−1(n
は1以上の整数)を領域分割位置P2’とする。図15
の場合には地点P22が領域分割位置P2’となる。
【0048】このように、地表面の高さを考慮して領域
分割位置を変更することにより、地表面の凹凸を表現し
た場合に詳細情報領域と広域情報領域との境界付近で画
像が途切れることがない。
分割位置を変更することにより、地表面の凹凸を表現し
た場合に詳細情報領域と広域情報領域との境界付近で画
像が途切れることがない。
【0049】なお、下り勾配では、高さの差が大きくな
るほど領域分割位置P2が車両進行方向前方に位置する
ことになり、その位置を制限しないと詳細情報領域が広
域情報領域に比べて大きくなり過ぎる。そこで、この実
施の形態ではその場合の最大値を規定して制限してい
る。
るほど領域分割位置P2が車両進行方向前方に位置する
ことになり、その位置を制限しないと詳細情報領域が広
域情報領域に比べて大きくなり過ぎる。そこで、この実
施の形態ではその場合の最大値を規定して制限してい
る。
【0050】次に、図16および図17により、立体鳥
瞰地図にトンネルを表示する場合について説明する。ト
ンネルのデータは図5の道路データテーブルの中に1つ
のリンク列データとして持つことができる。この場合、
道路データテーブルには、リンク列がトンネルであるこ
とを示すリンク列属性データ欄を設けておき、リンク列
がトンネルであればリンク始点と終点がトンネル入口、
出口と認識することができる。したがって、上述したよ
うに、トンネルの入口と出口が2次メッシュ領域のどの
領域に含まれるかを(1)式および(2)式により求
め、それらの緯度方向分割番号と経度方向分割番号を演
算し、図3の高さデータテーブルからトンネル入口と出
口の高さデータを求める。
瞰地図にトンネルを表示する場合について説明する。ト
ンネルのデータは図5の道路データテーブルの中に1つ
のリンク列データとして持つことができる。この場合、
道路データテーブルには、リンク列がトンネルであるこ
とを示すリンク列属性データ欄を設けておき、リンク列
がトンネルであればリンク始点と終点がトンネル入口、
出口と認識することができる。したがって、上述したよ
うに、トンネルの入口と出口が2次メッシュ領域のどの
領域に含まれるかを(1)式および(2)式により求
め、それらの緯度方向分割番号と経度方向分割番号を演
算し、図3の高さデータテーブルからトンネル入口と出
口の高さデータを求める。
【0051】トンネルのリンク列データとして、その始
点と終点との間に補間点がある場合には、道路データテ
ーブルには補間点のXおよびY座標が格納されており、
上述したようにして補間点の高さを演算すると次のよう
な問題が生じる。
点と終点との間に補間点がある場合には、道路データテ
ーブルには補間点のXおよびY座標が格納されており、
上述したようにして補間点の高さを演算すると次のよう
な問題が生じる。
【0052】すなわち、補間点の高さデータは補間点が
地表面にある場合の高さデータとして演算されるので、
この高さデータにより図8のような手法でトンネルを立
体鳥瞰地図上に重ね合わせて表示すると、補間点が地表
面にあることになり、図16のようにトンネル入口と出
口を結ぶ線TNが山の表面を走るような違和感のある表
示となってしまう。
地表面にある場合の高さデータとして演算されるので、
この高さデータにより図8のような手法でトンネルを立
体鳥瞰地図上に重ね合わせて表示すると、補間点が地表
面にあることになり、図16のようにトンネル入口と出
口を結ぶ線TNが山の表面を走るような違和感のある表
示となってしまう。
【0053】そこでこの実施の形態では、トンネル内の
補間点の高さをトンネル入口の高さと出口の高さの比例
配分で求めるものである。すなわち、入口の高さデータ
が500m、出口の高さデータが1000m、補間点が
入口と出口の中間点に位置する場合には、補間点の高さ
データは750mとなり、補間点は750mの高さの位
置に表されることになる。その結果、図17に示すよう
に、トンネルが地表面下に破線TNで表示される。
補間点の高さをトンネル入口の高さと出口の高さの比例
配分で求めるものである。すなわち、入口の高さデータ
が500m、出口の高さデータが1000m、補間点が
入口と出口の中間点に位置する場合には、補間点の高さ
データは750mとなり、補間点は750mの高さの位
置に表されることになる。その結果、図17に示すよう
に、トンネルが地表面下に破線TNで表示される。
【0054】−推奨経路演算について− (1)詳細情報表示 図18は入力された目的地にしたがって推奨経路を設定
する処理のフローチャートである。ステップS1では、
現在位置から目的地までの推奨経路を演算して設定す
る。目的地は入力装置4を介して操作者によって設定さ
れ、推奨経路は例えば周知のダイクストラ法等を用いた
演算によって自動的に設定される。この場合、現在地は
現在地検出装置で検出した位置を使用することができ
る。ステップS2では、中央演算処理装置3のRAMの
所定領域に推奨経路のデータを格納して推奨経路データ
テーブルを作成する。ステップS3では、推奨経路上の
誘導ポイントでの誘導案内のデータを中央演算処理装置
3のRAMに格納して誘導ポイントテーブルを作成す
る。
する処理のフローチャートである。ステップS1では、
現在位置から目的地までの推奨経路を演算して設定す
る。目的地は入力装置4を介して操作者によって設定さ
れ、推奨経路は例えば周知のダイクストラ法等を用いた
演算によって自動的に設定される。この場合、現在地は
現在地検出装置で検出した位置を使用することができ
る。ステップS2では、中央演算処理装置3のRAMの
所定領域に推奨経路のデータを格納して推奨経路データ
テーブルを作成する。ステップS3では、推奨経路上の
誘導ポイントでの誘導案内のデータを中央演算処理装置
3のRAMに格納して誘導ポイントテーブルを作成す
る。
【0055】推奨経路データテーブルは、基本的にはメ
ッシュ番号とリンク番号が現在地から目的地に向って順
番に格納されて構成される。誘導ポイントテーブルは、
推奨経路の始点から誘導ポイントまでの距離のデータ
と、各誘導ポイントで案内する方向のデータから構成さ
れる。
ッシュ番号とリンク番号が現在地から目的地に向って順
番に格納されて構成される。誘導ポイントテーブルは、
推奨経路の始点から誘導ポイントまでの距離のデータ
と、各誘導ポイントで案内する方向のデータから構成さ
れる。
【0056】図19は、経路探索演算が終了したときに
鳥瞰地図上に出発地から目的地までの全ルートを表示し
た場合の一例を示す図である。自車位置マークM1が出
発地、目的地フラグマークP1が目的地である。図19
から分かるように、鳥瞰地図上に経路探索結果を全経路
表示する場合には、演算された推奨経路の目的地をモニ
タ画面中央部において鳥瞰地図の上方に位置させる。
鳥瞰地図上に出発地から目的地までの全ルートを表示し
た場合の一例を示す図である。自車位置マークM1が出
発地、目的地フラグマークP1が目的地である。図19
から分かるように、鳥瞰地図上に経路探索結果を全経路
表示する場合には、演算された推奨経路の目的地をモニ
タ画面中央部において鳥瞰地図の上方に位置させる。
【0057】図20(a)は、出発地を大蔵省前、目的
地を座間とした場合の推奨経路をモニタ画面上にデフォ
ルメして示す図である。図20(a)には、出発地から
目的地までの間の主要な地点の名称あるいは高速道路出
入口を縦長の枠で囲み、この枠を目的地に向う矢印で接
続して表している。
地を座間とした場合の推奨経路をモニタ画面上にデフォ
ルメして示す図である。図20(a)には、出発地から
目的地までの間の主要な地点の名称あるいは高速道路出
入口を縦長の枠で囲み、この枠を目的地に向う矢印で接
続して表している。
【0058】図20(a)において、霞ケ関ランプと東
京インターチェンジとの間には、首都高速環状線/3号
線の文字を枠で囲ったボタンDBが表示されている。こ
のボタンDBを操作すると、モニタ画面は図20(b)
に示すように切換わり、霞ケ関ランプと東京インターチ
ェンジとの間にある高樹町ランプと三軒茶屋ランプが表
示される。
京インターチェンジとの間には、首都高速環状線/3号
線の文字を枠で囲ったボタンDBが表示されている。こ
のボタンDBを操作すると、モニタ画面は図20(b)
に示すように切換わり、霞ケ関ランプと東京インターチ
ェンジとの間にある高樹町ランプと三軒茶屋ランプが表
示される。
【0059】すなわち、経路探索結果を1画面上に全ル
ート表示する場合、全ての地点情報をデフォルメして表
すと文字が小さくなり見ずらくなるので、図20(a)
のように、主要な地点情報のみを表示するようにしてい
る。しかしながら、たとえば通過地点により走行経路を
確認したり、あるいは事前に休憩地点を決めておく必要
がある場合には、従来は、デフォルメした全ルート表示
をいったん地図表示画面上での全ルート表示に切換え、
その上で通過地点の確認や休憩場所をチェックする必要
がある。その点、図20(a)のように、詳細地点情報
がある場合にはその区間にボタンマークDBを表示し、
そのボタンDBが操作されたときに図20(b)に示す
詳細情報表示画面に切換えるようにして、全経路表示の
見づらさを解消し、かつ乗員に経由地の情報を豊富に提
供することができる。
ート表示する場合、全ての地点情報をデフォルメして表
すと文字が小さくなり見ずらくなるので、図20(a)
のように、主要な地点情報のみを表示するようにしてい
る。しかしながら、たとえば通過地点により走行経路を
確認したり、あるいは事前に休憩地点を決めておく必要
がある場合には、従来は、デフォルメした全ルート表示
をいったん地図表示画面上での全ルート表示に切換え、
その上で通過地点の確認や休憩場所をチェックする必要
がある。その点、図20(a)のように、詳細地点情報
がある場合にはその区間にボタンマークDBを表示し、
そのボタンDBが操作されたときに図20(b)に示す
詳細情報表示画面に切換えるようにして、全経路表示の
見づらさを解消し、かつ乗員に経由地の情報を豊富に提
供することができる。
【0060】(2)地点名称のスクロール 図21(a)〜(c)は、出発地を大蔵省前、目的地を
座間とした場合の推奨経路の全ルートを図20(a)の
ように表示して走行を開始した場合、車両の走行にとも
なってモニタ画面上の表示がどのように変化するかを説
明する図である。
座間とした場合の推奨経路の全ルートを図20(a)の
ように表示して走行を開始した場合、車両の走行にとも
なってモニタ画面上の表示がどのように変化するかを説
明する図である。
【0061】図21(a)は走行開始直後のモニタ画面
である。大蔵省前の地点情報の上方に自車位置マークM
1を表示して、車両が出発地である大蔵省前にいること
を示している。また、図21(a)の例では、1度に4
箇所の地点名称を表示するようにし、図20(a)のモ
ニタ表示のまま走行を開始すると、詳細情報も含めた4
箇所の地点名称を表示するようにしている。
である。大蔵省前の地点情報の上方に自車位置マークM
1を表示して、車両が出発地である大蔵省前にいること
を示している。また、図21(a)の例では、1度に4
箇所の地点名称を表示するようにし、図20(a)のモ
ニタ表示のまま走行を開始すると、詳細情報も含めた4
箇所の地点名称を表示するようにしている。
【0062】車両が霞ケ関ランプに来ると、モニタ画面
は図21(a)から図21(b)に切換わり、霞ケ関ラ
ンプを先頭に東京インタチェンジまで表示される。車両
が高樹町ランプに来ると、モニタ画面は図21(b)か
ら図21(c)に切換わり、高樹町ランプを先頭に東名
川崎インタチェンジまで表示される。車両が東京インタ
ンチェンジに到達すると、モニタ画面は図21(c)か
ら図21(d)に切換わり、東京インタチェンジを先頭
に目的地である座間まで表示される。
は図21(a)から図21(b)に切換わり、霞ケ関ラ
ンプを先頭に東京インタチェンジまで表示される。車両
が高樹町ランプに来ると、モニタ画面は図21(b)か
ら図21(c)に切換わり、高樹町ランプを先頭に東名
川崎インタチェンジまで表示される。車両が東京インタ
ンチェンジに到達すると、モニタ画面は図21(c)か
ら図21(d)に切換わり、東京インタチェンジを先頭
に目的地である座間まで表示される。
【0063】なお、図21(a)〜(d)においては、
自車位置が次の地点情報箇所にくるとモニタ画面を切換
え、自車位置が位置する地点情報をモニタ画面の最も左
に表示して新たな地点情報を最も右側に表示するように
画面を左方向にスクロールしている。換言すると、自車
位置マークは画面上でいつも左端の地点情報の上方に表
示されるようにした。このようなスクロールに代えて、
走行にともなって自車位置マークを図21(a)のM
2、M3,M4のように該当する地点情報の上方に表示
するようにし、自車位置マークが最も右の地点情報に位
置したときに(たとえば三軒茶屋ランプに到達したと
き)、その地点情報(三軒茶屋ランプ)を画面の最も左
の位置に表示するようにスクロールしてもよい。
自車位置が次の地点情報箇所にくるとモニタ画面を切換
え、自車位置が位置する地点情報をモニタ画面の最も左
に表示して新たな地点情報を最も右側に表示するように
画面を左方向にスクロールしている。換言すると、自車
位置マークは画面上でいつも左端の地点情報の上方に表
示されるようにした。このようなスクロールに代えて、
走行にともなって自車位置マークを図21(a)のM
2、M3,M4のように該当する地点情報の上方に表示
するようにし、自車位置マークが最も右の地点情報に位
置したときに(たとえば三軒茶屋ランプに到達したと
き)、その地点情報(三軒茶屋ランプ)を画面の最も左
の位置に表示するようにスクロールしてもよい。
【0064】図22(a)は、推奨経路演算終了後にモ
ニタ画面に表示される全ルート表示であり、図20
(a)の場合と同様な図である。図22(a)では、出
発地点である大蔵省前の地点情報の上方に自車位置マー
クを表示し、走行とともに自車位置マークをM1,M2
のように移動する。車両が霞ケ関ランプに到達すると、
図22(b)に示すように、霞ケ関ランプと東京インタ
チェンジとの間の詳細情報である高樹町ランプと三軒茶
屋ランプが新たに表示され、また、東京インタチェンジ
と横浜インタチェンジとの間の東名川崎インタチェンジ
も新たに詳細情報として表示される。このように、走行
にともなって車両が詳細情報が存在する地点に来ると自
動的に詳細地点情報を含む経路表示に切換えるようにし
てもよい。
ニタ画面に表示される全ルート表示であり、図20
(a)の場合と同様な図である。図22(a)では、出
発地点である大蔵省前の地点情報の上方に自車位置マー
クを表示し、走行とともに自車位置マークをM1,M2
のように移動する。車両が霞ケ関ランプに到達すると、
図22(b)に示すように、霞ケ関ランプと東京インタ
チェンジとの間の詳細情報である高樹町ランプと三軒茶
屋ランプが新たに表示され、また、東京インタチェンジ
と横浜インタチェンジとの間の東名川崎インタチェンジ
も新たに詳細情報として表示される。このように、走行
にともなって車両が詳細情報が存在する地点に来ると自
動的に詳細地点情報を含む経路表示に切換えるようにし
てもよい。
【0065】−画面表示切換えについて− 図23(a)〜(d)は、モニタ画面上に表示される4
つの表示形態の表示画面例を示す図である。図23
(a)は平面地図、図23(b)は平面地図を鳥瞰図法
による表示形式に変換した鳥瞰地図、図23(c)は鳥
瞰地図上の地表面を各地点の標高も加味して立体的に表
示する立体鳥瞰地図、図23(d)は住宅地図である。
つの表示形態の表示画面例を示す図である。図23
(a)は平面地図、図23(b)は平面地図を鳥瞰図法
による表示形式に変換した鳥瞰地図、図23(c)は鳥
瞰地図上の地表面を各地点の標高も加味して立体的に表
示する立体鳥瞰地図、図23(d)は住宅地図である。
【0066】そして、図23(a)に示すように平面地
図が表示されている場合には、鳥瞰地図および住宅地図
のいずれかに表示を切換える切換えスイッチSW1,S
2が画面内に表示され、図23(b)に示すように鳥瞰
地図が表示されている場合には、立体鳥瞰地図および平
面地図のいずれかに表示を切換える切換えスイッチSW
3,SW4が画面内に表示され、図23(c)に示すよ
うに立体鳥瞰地図が表示されている場合には、鳥瞰地図
および平面地図のいずれかに表示を切換える切換えスイ
ッチSW5,SW6が表示され、図23(d)に示すよ
うに住宅地図が表示されている場合には、平面地図に表
示を切換える切換えスイッチSW7が表示されている。
図が表示されている場合には、鳥瞰地図および住宅地図
のいずれかに表示を切換える切換えスイッチSW1,S
2が画面内に表示され、図23(b)に示すように鳥瞰
地図が表示されている場合には、立体鳥瞰地図および平
面地図のいずれかに表示を切換える切換えスイッチSW
3,SW4が画面内に表示され、図23(c)に示すよ
うに立体鳥瞰地図が表示されている場合には、鳥瞰地図
および平面地図のいずれかに表示を切換える切換えスイ
ッチSW5,SW6が表示され、図23(d)に示すよ
うに住宅地図が表示されている場合には、平面地図に表
示を切換える切換えスイッチSW7が表示されている。
【0067】このような切換スイッチの配置により、鳥
瞰地図や立体鳥瞰地図が表示されているときに住宅地図
を表示させる場合、いったん平面地図を表示してから住
宅地図を表示するから、鳥瞰地図や立体鳥瞰地図から住
宅地図への表示切換え、あるいは住宅地図から鳥瞰地図
や立体鳥瞰地図への表示切換えが禁止され、鳥瞰地図や
立体鳥瞰地図と住宅地図との間での表示切換にともなう
乗員の混乱や、画面の見づらさが防止される。
瞰地図や立体鳥瞰地図が表示されているときに住宅地図
を表示させる場合、いったん平面地図を表示してから住
宅地図を表示するから、鳥瞰地図や立体鳥瞰地図から住
宅地図への表示切換え、あるいは住宅地図から鳥瞰地図
や立体鳥瞰地図への表示切換えが禁止され、鳥瞰地図や
立体鳥瞰地図と住宅地図との間での表示切換にともなう
乗員の混乱や、画面の見づらさが防止される。
【0068】−処理手順について− 図24は制御回路3のメイン処理を示すフローチャート
であり、以下このフローチャートに基づいて本実施の形
態の動作を説明する。なお、制御回路3は、キーがイグ
ニッションオン位置に操作されたときに図24の処理を
開始する。図24のステップS10では、推奨経路およ
び目的地を設定する。目的地は入力装置4を介して操作
者によって設定され、推奨経路は例えば周知のダイクス
トラ法等を用いた演算によって図18のように自動的に
設定される。この場合、現在地は現在地検出装置1で検
出した位置を使用することができる。あるいは、ROM
等に推奨経路の候補を予め記憶しておき、その中からい
ずれかを推奨経路として選択してもよい。
であり、以下このフローチャートに基づいて本実施の形
態の動作を説明する。なお、制御回路3は、キーがイグ
ニッションオン位置に操作されたときに図24の処理を
開始する。図24のステップS10では、推奨経路およ
び目的地を設定する。目的地は入力装置4を介して操作
者によって設定され、推奨経路は例えば周知のダイクス
トラ法等を用いた演算によって図18のように自動的に
設定される。この場合、現在地は現在地検出装置1で検
出した位置を使用することができる。あるいは、ROM
等に推奨経路の候補を予め記憶しておき、その中からい
ずれかを推奨経路として選択してもよい。
【0069】ステップS20では、表示画面モードを設
定する。ここで設定される表示画面モードには、鳥瞰地
図を表示するモード、平面地図を表示するモード、住宅
地図を表示するモード、立体鳥瞰地図を表示するモード
があり、これらモードの選択は、操作者が図23(a)
〜(d)で説明したようなタッチパネルスイッチSW1
〜7を介して行う。ステップS30では、表示環境を設
定する。ここで設定される表示環境には例えば画面の表
示色や、夜間モードと昼間モードの選択などがある。こ
れら表示環境の選択は、操作者が入力装置4を介して行
う。ステップS40では、現在地検出装置1からの信号
に基づいて車両の現在地を検出する。ステップS50で
は、図25、図26、図27、図28に詳細を示す地図
表示処理を行って地図を表示する。地図表示処理の詳細
については後述する。
定する。ここで設定される表示画面モードには、鳥瞰地
図を表示するモード、平面地図を表示するモード、住宅
地図を表示するモード、立体鳥瞰地図を表示するモード
があり、これらモードの選択は、操作者が図23(a)
〜(d)で説明したようなタッチパネルスイッチSW1
〜7を介して行う。ステップS30では、表示環境を設
定する。ここで設定される表示環境には例えば画面の表
示色や、夜間モードと昼間モードの選択などがある。こ
れら表示環境の選択は、操作者が入力装置4を介して行
う。ステップS40では、現在地検出装置1からの信号
に基づいて車両の現在地を検出する。ステップS50で
は、図25、図26、図27、図28に詳細を示す地図
表示処理を行って地図を表示する。地図表示処理の詳細
については後述する。
【0070】ステップS60では、ステップS40と同
様にして現在地を検出する。ステップS70では、画面
上の道路地図を更新するか否か、すなわち道路地図の書
き換えを行うか否かを判定する。ここでは、検出された
現在位置に基づいて、前回の地図更新時点から車両が所
定距離以上走行した場合に、画面表示されている道路地
図の更新を行うものと判定する。なお、この画面更新は
走行距離によるスクロールと呼び、スクロールスイッチ
4cによる画面スクロールと区別する。
様にして現在地を検出する。ステップS70では、画面
上の道路地図を更新するか否か、すなわち道路地図の書
き換えを行うか否かを判定する。ここでは、検出された
現在位置に基づいて、前回の地図更新時点から車両が所
定距離以上走行した場合に、画面表示されている道路地
図の更新を行うものと判定する。なお、この画面更新は
走行距離によるスクロールと呼び、スクロールスイッチ
4cによる画面スクロールと区別する。
【0071】ステップS70の判定が肯定されるとステ
ップS50に戻り、判定が否定されるとステップS80
に進む。ステップS8では、図24のメイン処理を継続
するか否かを判定する。例えば、不図示の電源スイッチ
がオフされた場合や、処理を中止するスイッチが操作さ
れた場合等には、ステップS80の判定が否定されて図
24のメイン処理を終了する。
ップS50に戻り、判定が否定されるとステップS80
に進む。ステップS8では、図24のメイン処理を継続
するか否かを判定する。例えば、不図示の電源スイッチ
がオフされた場合や、処理を中止するスイッチが操作さ
れた場合等には、ステップS80の判定が否定されて図
24のメイン処理を終了する。
【0072】ステップS80の判定が肯定されるとステ
ップS90に進み、自車位置マークの表示の更新を行っ
た後、ステップS60に戻る。自車位置マークは地図上
の現在地に重ねて表示されるが、ステップS70で地図
が所定距離分だけスクロールされるまでは自車位置マー
クを走行距離に応じて地図上で移動させるため、自車位
置マークの表示が更新される。その他の付属情報もこの
ステップで更新される。
ップS90に進み、自車位置マークの表示の更新を行っ
た後、ステップS60に戻る。自車位置マークは地図上
の現在地に重ねて表示されるが、ステップS70で地図
が所定距離分だけスクロールされるまでは自車位置マー
クを走行距離に応じて地図上で移動させるため、自車位
置マークの表示が更新される。その他の付属情報もこの
ステップで更新される。
【0073】図25は、図24のステップS50の地図
表示処理のうち鳥瞰地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS201では、鳥瞰図法で地図
表示する際の表示方向角度を演算する。ステップS20
2では、図24のステップS40やS60で検出した現
在地およびステップS201で演算した表示方向角度に
基づいて、現在地周辺の道路地図データを地図記憶メモ
リ2から読み込む。例えば、現在地を含む数10km四
方の道路地図データを読み込む。
表示処理のうち鳥瞰地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS201では、鳥瞰図法で地図
表示する際の表示方向角度を演算する。ステップS20
2では、図24のステップS40やS60で検出した現
在地およびステップS201で演算した表示方向角度に
基づいて、現在地周辺の道路地図データを地図記憶メモ
リ2から読み込む。例えば、現在地を含む数10km四
方の道路地図データを読み込む。
【0074】ステップS203では、ステップS201
で読み込んだ道路地図データの中から鳥瞰地図を表示す
る際に用いるデータを選択し、選択したデータを鳥瞰地
図データ用メモリ6Aに格納する。ここでは、表示モニ
タ8に表示する道路地図情報のデータ量を削減するため
に、データ種別が所定の条件を満たすデータのみを抽出
して鳥瞰地図データ用メモリ6に格納する。ステップS
204では、ステップS203で選択した道路地図デー
タを鳥瞰地図データに変換する。データ変換は周知の鳥
瞰図法による方式を採用する。ステップS205では、
ステップS204で変換した鳥瞰地図データを、表示モ
ニタ8に表示するための最終的な地図画像データに変換
する。ステップS209でVICS情報表示モードであ
ると判定されるとステップS206に進み、そうでない
と判定されるとステップS207に進む。ステップS2
06では、後述するVICS情報の図形情報を地図画像
データに変換する。ステップS207では、地図画像デ
ータとVICS図形画像データを画像メモリ7に格納
し、ステップS208においてその画像を表示モニタ8
に表示する。
で読み込んだ道路地図データの中から鳥瞰地図を表示す
る際に用いるデータを選択し、選択したデータを鳥瞰地
図データ用メモリ6Aに格納する。ここでは、表示モニ
タ8に表示する道路地図情報のデータ量を削減するため
に、データ種別が所定の条件を満たすデータのみを抽出
して鳥瞰地図データ用メモリ6に格納する。ステップS
204では、ステップS203で選択した道路地図デー
タを鳥瞰地図データに変換する。データ変換は周知の鳥
瞰図法による方式を採用する。ステップS205では、
ステップS204で変換した鳥瞰地図データを、表示モ
ニタ8に表示するための最終的な地図画像データに変換
する。ステップS209でVICS情報表示モードであ
ると判定されるとステップS206に進み、そうでない
と判定されるとステップS207に進む。ステップS2
06では、後述するVICS情報の図形情報を地図画像
データに変換する。ステップS207では、地図画像デ
ータとVICS図形画像データを画像メモリ7に格納
し、ステップS208においてその画像を表示モニタ8
に表示する。
【0075】表示に際しては、VICS情報表示モード
であればVICS文字情報を地図とVICS図形情報に
重ねて表示する。このとき、VICS文字情報にはデー
タ提供時刻が含まれているから、そのデータ提供時刻を
画面上部に表示して、表示画面がVICS情報表示モー
ドであることを報知する。また、VICS情報表示モー
ド選択および非選択に応じて後述するように背景色など
を切換える。
であればVICS文字情報を地図とVICS図形情報に
重ねて表示する。このとき、VICS文字情報にはデー
タ提供時刻が含まれているから、そのデータ提供時刻を
画面上部に表示して、表示画面がVICS情報表示モー
ドであることを報知する。また、VICS情報表示モー
ド選択および非選択に応じて後述するように背景色など
を切換える。
【0076】図26は、図24のステップS50の地図
表示処理のうち平面地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS301では、図24のステッ
プS40やS60で検出した現在地周辺の道路地図デー
タを地図記憶メモリ2から読み込む。例えば、現在地を
含む数10km四方の道路地図データを読み込む。
表示処理のうち平面地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS301では、図24のステッ
プS40やS60で検出した現在地周辺の道路地図デー
タを地図記憶メモリ2から読み込む。例えば、現在地を
含む数10km四方の道路地図データを読み込む。
【0077】ステップS302では、ステップS301
で読み込んだ道路地図データの中から平面地図を表示す
る際に用いるデータを選択し、選択したデータを平面地
図データ用メモリ5Aに格納する。ステップS303で
は、ステップS302で選択した道路地図データを、表
示モニタ8に表示するための平面地図データに変換す
る。ステップS307でVICS情報表示モードである
と判定されるとステップS304に進み、そうでないと
判定されるとステップS305に進む。ステップS30
4では、後述するVICS情報の図形情報を地図画像デ
ータに変換する。ステップS305では、地図画像デー
タとVICS情報画像データを画像メモリ7に格納し、
ステップS306においてその画像を表示モニタ8に表
示する。表示に際しては、VICS情報表示モードであ
ればVICS文字情報を地図とVICS図形情報に重ね
て表示する。このとき、VICS文字情報にはデータ提
供時刻が含まれているから、そのデータ提供時刻を画面
上部に表示して、表示画面がVICS情報表示モードで
あることを報知する。
で読み込んだ道路地図データの中から平面地図を表示す
る際に用いるデータを選択し、選択したデータを平面地
図データ用メモリ5Aに格納する。ステップS303で
は、ステップS302で選択した道路地図データを、表
示モニタ8に表示するための平面地図データに変換す
る。ステップS307でVICS情報表示モードである
と判定されるとステップS304に進み、そうでないと
判定されるとステップS305に進む。ステップS30
4では、後述するVICS情報の図形情報を地図画像デ
ータに変換する。ステップS305では、地図画像デー
タとVICS情報画像データを画像メモリ7に格納し、
ステップS306においてその画像を表示モニタ8に表
示する。表示に際しては、VICS情報表示モードであ
ればVICS文字情報を地図とVICS図形情報に重ね
て表示する。このとき、VICS文字情報にはデータ提
供時刻が含まれているから、そのデータ提供時刻を画面
上部に表示して、表示画面がVICS情報表示モードで
あることを報知する。
【0078】図27は、図24のステップS50の地図
表示処理のうち立体鳥瞰地図表示処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。図25と同様な箇所には同一の符号
を付して相違点についてのみ説明する。
表示処理のうち立体鳥瞰地図表示処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。図25と同様な箇所には同一の符号
を付して相違点についてのみ説明する。
【0079】ステップS203Aでは、ステップS20
1で読み込んだ道路地図データの中から立体鳥瞰地図を
表示する際に用いるデータを選択し、選択したデータを
立体鳥瞰地図データ用メモリ6Bに格納する。ここで
は、表示モニタ8に表示する道路地図情報のデータ量を
削減するために、データ種別が所定の条件を満たすデー
タのみを抽出して立体鳥瞰地図データ用メモリ6Bに格
納する。ステップS204Aでは、ステップS203A
で選択した道路地図データを立体鳥瞰地図データに変換
する。データ変換は周知の鳥瞰図法による方式と上述し
た高さを加味した方式を採用する。ステップS205A
では、ステップS204Aで変換した立体鳥瞰地図デー
タを、表示モニタ8に表示するための最終的な地図画像
データに変換する。ステップS205Aで変換処理が終
了するとステップS207へ進む。つまり、立体鳥瞰地
図表示モードではVISC情報があってもその表示をせ
ず、画面表示が煩雑にならないようにしている。そして
ステップS208Aで画像メモリの内容を表示モニタ8
に表示する。
1で読み込んだ道路地図データの中から立体鳥瞰地図を
表示する際に用いるデータを選択し、選択したデータを
立体鳥瞰地図データ用メモリ6Bに格納する。ここで
は、表示モニタ8に表示する道路地図情報のデータ量を
削減するために、データ種別が所定の条件を満たすデー
タのみを抽出して立体鳥瞰地図データ用メモリ6Bに格
納する。ステップS204Aでは、ステップS203A
で選択した道路地図データを立体鳥瞰地図データに変換
する。データ変換は周知の鳥瞰図法による方式と上述し
た高さを加味した方式を採用する。ステップS205A
では、ステップS204Aで変換した立体鳥瞰地図デー
タを、表示モニタ8に表示するための最終的な地図画像
データに変換する。ステップS205Aで変換処理が終
了するとステップS207へ進む。つまり、立体鳥瞰地
図表示モードではVISC情報があってもその表示をせ
ず、画面表示が煩雑にならないようにしている。そして
ステップS208Aで画像メモリの内容を表示モニタ8
に表示する。
【0080】図28は、図24のステップS50の地図
表示処理のうち住宅地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS301Aでは、図24のステ
ップS40やS60で検出した現在地周辺の住宅地図デ
ータを地図記憶メモリ2から読み込む。例えば、現在地
を含む数10km四方の住宅地図データを読み込む。
表示処理のうち住宅地図表示処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ステップS301Aでは、図24のステ
ップS40やS60で検出した現在地周辺の住宅地図デ
ータを地図記憶メモリ2から読み込む。例えば、現在地
を含む数10km四方の住宅地図データを読み込む。
【0081】ステップS302Aでは、ステップS30
1で読み込んだ住宅地図データの中から住宅地図を表示
する際に用いるデータを選択し、選択したデータを住宅
地図データ用メモリ5Bに格納する。ステップS303
Aでは、ステップS302Aで選択した住宅地図データ
を、表示モニタ8に表示するための住宅地図データに変
換する。住宅地図表示モードでも立体鳥瞰地図表示モー
ドと同様にVISC情報表示を禁止してもよい。
1で読み込んだ住宅地図データの中から住宅地図を表示
する際に用いるデータを選択し、選択したデータを住宅
地図データ用メモリ5Bに格納する。ステップS303
Aでは、ステップS302Aで選択した住宅地図データ
を、表示モニタ8に表示するための住宅地図データに変
換する。住宅地図表示モードでも立体鳥瞰地図表示モー
ドと同様にVISC情報表示を禁止してもよい。
【0082】なお以上では、車載ナビゲーション装置に
ついて説明したが、指令基地局に設置した交通情報表示
装置、車両誘導装置、情報道路監視装置などに用いるこ
ともできる。また、以上のような種々の地図表示処理を
プログラムしたアプリケーションソフトを記憶媒体に格
納し、パーソナルコンピュータなどにより同様な表示を
行なうこともできる。
ついて説明したが、指令基地局に設置した交通情報表示
装置、車両誘導装置、情報道路監視装置などに用いるこ
ともできる。また、以上のような種々の地図表示処理を
プログラムしたアプリケーションソフトを記憶媒体に格
納し、パーソナルコンピュータなどにより同様な表示を
行なうこともできる。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば次のような効果を奏する。本発明は、表示モニタに鳥
瞰地図が表示されている場合には交通情報の表示を許可
し、表示モニタに立体鳥瞰地図が表示されている場合に
は交通情報の表示を禁止する表示制御手段を具備するよ
うにしたので、立体鳥瞰地図が表示されている場合にさ
らに交通情報の表示を行うことによって画面表示が煩雑
になるのが防止できる。
ば次のような効果を奏する。本発明は、表示モニタに鳥
瞰地図が表示されている場合には交通情報の表示を許可
し、表示モニタに立体鳥瞰地図が表示されている場合に
は交通情報の表示を禁止する表示制御手段を具備するよ
うにしたので、立体鳥瞰地図が表示されている場合にさ
らに交通情報の表示を行うことによって画面表示が煩雑
になるのが防止できる。
【図1】本発明による地図表示装置の一実施の形態を示
すブロック図
すブロック図
【図2】2次メッシュの広さの領域における高さデータ
を説明する図
を説明する図
【図3】高さデータテーブルの一例を示す図
【図4】2次メッシュ内の道路データを説明する図
【図5】道路データテーブルを示す図
【図6】道路を高さデータの2次メッシュに重ねて示す
図
図
【図7】3次元道路データテーブルを示す図
【図8】2次元道路データと3次元道路データで表現し
た道路の違いを説明する図
た道路の違いを説明する図
【図9】高さデータ2次メッシュの拡大図
【図10】階調表示を説明する図
【図11】モニタ画面上に表示された立体鳥瞰地図を示
す図
す図
【図12】地表面の高さを考慮しない場合(静的描画)
の領域分割を説明する図
の領域分割を説明する図
【図13】地表面の高さを考慮した場合(動的描画)の
領域分割を説明する図
領域分割を説明する図
【図14】動的描画の下り勾配における領域面分割を説
明する図
明する図
【図15】動的描画の上り勾配における領域面分割を説
明する図
明する図
【図16】トンネル表示の不具合を説明する図
【図17】トンネル表示の不具合を解消した図
【図18】経路探索処理の手順を示すフローチャート
【図19】探索された経路の全ルートを鳥瞰地図表示画
面上に表示した図
面上に表示した図
【図20】経路探索結果をデフォルメして示すモニタ画
面上の表示を説明する図
面上の表示を説明する図
【図21】経路探索結果をデフォルメして示すモニタ画
面上の表示を説明する図
面上の表示を説明する図
【図22】経路探索結果をデフォルメして示すモニタ画
面上の表示を説明する図
面上の表示を説明する図
【図23】4つの表示画面を説明する図
【図24】メイン処理を説明するフローチャート
【図25】鳥瞰地図表示処理を示すフローチャート
【図26】平面地図表示処理を示すフローチャート
【図27】立体鳥瞰地図表示処理を示すフローチャート
【図28】住宅地図表示処理を示すフローチャート
1 現在地検出装置 2 地図記憶メモリ 3 制御回路 4 入力装置 4a 詳細スイッチ 4b 広域スイッチ 4c スクロールスイッチ 5A 平面地図データ用メモリ 5B 住宅地図データ用メモリ 6A 鳥瞰地図データ用メモリ 6B 立体鳥瞰地図データ用メモリ 7 画像メモリ 8 表示モニタ 9 FM多重放送受信装置 10 光ビーコン受信装置 11 電波ビーコン受信装置
Claims (1)
- 【請求項1】平面地図を鳥瞰図法による表示形式に変換
した鳥瞰地図と、この鳥瞰地図の地表面を複数の地点の
高さを加味して立体表示する立体鳥瞰地図とを選択して
表示モニタに表示するとともに、その表示モニタ上に受
信した交通情報を重ねて表示する地図表示装置におい
て、 前記表示モニタに前記鳥瞰地図が表示されている場合に
は前記交通情報の表示を許可し、前記表示モニタに前記
立体鳥瞰地図が表示されている場合には前記交通情報の
表示を禁止する表示制御手段を具備することを特徴とす
る地図表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10126049A JPH10312154A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 地図表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10126049A JPH10312154A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 地図表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09119830 Division | 1997-05-09 | 1997-05-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312154A true JPH10312154A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14925393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10126049A Pending JPH10312154A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 地図表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10312154A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000067384A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-03 | Nissan Motor Co Ltd | ナビゲーション用地図表示装置 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP10126049A patent/JPH10312154A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000067384A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-03 | Nissan Motor Co Ltd | ナビゲーション用地図表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040426 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041210 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050426 |