JPH10302384A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスクドライブ装置Info
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- JPH10302384A JPH10302384A JP11164297A JP11164297A JPH10302384A JP H10302384 A JPH10302384 A JP H10302384A JP 11164297 A JP11164297 A JP 11164297A JP 11164297 A JP11164297 A JP 11164297A JP H10302384 A JPH10302384 A JP H10302384A
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
心量に応じた所定倍速度でディスクの回転駆動を行な
う。 【解決手段】 ディスクの挿入を検出すると、スピンド
ルモータを例えば1倍速で回転する制御を行ない、偏心
量xを検出する(S001〜S005)。該偏心量xを、しきい
値Bと比較し(S007)、比較結果に基づき、フラグFL
G1、FLG2に1を立てる(S008)。または偏心量x
と、しきい値Bより大きいしきい値Aを比較し、偏心量
xがしきい値Aよりも大きい場合はフラグFLG1のみ
に1を立てる(S009〜S010)。フラグFLG1、FLG
2に応じてスレッドゲインの帯域を制御後、TOC情報
を読み出してディスク種類の判別を行なう。ディスクの
種類に応じステップS016又はステップS021に進み、先に
設定されているフラグFLG1、FLG2に応じて所定
の回転倍速度を設定し、設定した所定倍速度によりデー
タの読みだし、楽曲の再生等を行なう。
Description
は偏重心を検出して、偏芯量、偏重心量に応じてディス
クの回転速度を制御することができるディスクドライブ
装置に関するものである。
などに用いられる各種データやプログラムなどの記録媒
体として、CD−ROMなどのディスク状の記録媒体
(以下、ディスクという)が知られている。このような
ディスクはディスクドライブ装置に装着された後に所定
の速度で回転して、光学ピックアップによって信号面に
記録されている各種データやプログラムなどの読み出
し、またはディスクの種類(例えばMO・・・Magnet O
ptical、MD・・・Mini Disc 、DVD−RAM・・・
Digital Versatile Disc-Random Access Memory など)
によっては記録を行なうことができるようにされてい
る。
いるデータなどの読み出しを行なう場合に、読みだしの
効率を向上することを目的として、ディスクを標準速度
(1倍速)よりも高速で回転させることができるディス
クドライブ装置が知られている。このようなディスクド
ライブ装置ではディスクの回転速度を標準速度(200
〜500rpm程度)に対して、例えば4倍速、6倍
速、8倍速などといった高速回転とすることによって、
読みだし効率の向上を図っている。
時、または記録時のディスクの回転数を高くすることに
よって読みだし効率を向上しているが、高速回転を行な
う場合に、ディスクの偏芯や偏重心が問題となる場合が
ある。例えば、偏芯とは、物理的にディスクのセンター
ホール中心が重心位置と一致しているが、センターホー
ル中心がトラック(放射状、又は同心円状)の中心と一
致していないことを示す。また、偏重心とは、物理的に
ディスクのセンターホールがトラックの中心と一致して
いるが、センターホールの位置がディスクの重心位置と
一致していないことを示す。なお、本明細書では上述の
偏芯及び偏重心を一括して、偏心ということとする。
ス加工などによって行なわれるディスクの製造時の精度
や、また、ディスクをドライブ装置に装填する際のセン
ターホールに対するチャッキングの誤差などによっても
発生する場合がある。偏心した状態で、先に述べたよう
にディスクを高速回転させる場合、例えば3000rp
m程度の高速になると、その回転速度に対応した周波数
の自励振動が発生してくる。この振動は、偏心量とディ
スク回転数に比例しており、高速回転のディスクドライ
ブ装置に対して、大きな影響を及ぼすことになる。
装填されてチャッキングされると、その内周側のトラッ
クに記録されているTOC(Table Of Contents )を読
み出すために、ディスクドライブ装置において、ディス
クの種類毎に適合して設定されている回転速度(例えば
4倍速、6倍速、8倍速など)で回転を開始するが、こ
の時点で偏心が有ると振動が発生する。この振動がディ
スクドライブ装置の外部に伝達されると、ユーザに対し
て不快感を与えることになる。また、振動が大きい場合
にはトラッキングサーボが追従できなくなる場合があ
り、このためディスクからのデータの読み出しが困難と
なり、読み出しエラーが発生しやすくなってしまう。こ
れによってエラー処理のリトライが頻繁に行なわれる
と、本来行なわれるべき各種処理の効率が悪くなってし
まう。さらに、偏心量が大きく振動が大きい場合はドラ
イブ装置やディスク自体が破損してしまう場合がある。
点を解決するために、当該ディスクドライブ装置に装填
されて回転駆動可能とされた状態でのディスクの偏心量
を検出する偏心量検出手段と、前記偏心量検出手段によ
り検出された偏心量に応じて、前記ディスクの回転駆動
速度を所定倍速度に設定する回転速度設定手段を備えて
ディスクドライブ装置を構成する。
ャッキングされた状態での偏心量を検出して、この偏心
量に応じて、記録再生時のディスクの回転倍速を設定す
るようにしているので、偏心による振動を低減すること
ができる。また、トラッキンブサーボ制御にかかる負担
を軽減することができる。
て説明する。図1は、本実施の形態のディスクドライブ
装置の要部の構成を示すブロック図である。本実施の形
態のディスクドライブ装置はディスクとして例えばCD
−ROM及びオーディオCDに対応しているものとして
説明する。この図に示されているディスクDは、図示さ
れていないローディング機構によってディスクドライブ
装置に挿入されると、ターンテーブル7に載せられてセ
ンターホールHD がチャッキング機構7aによってチャ
ッキングされて装填される。そして、再生動作時におい
てスピンドルモータ6によって一定線速度(CLV)で
回転駆動され、光学ピックアップ1によってディスクD
の信号面に記録されているデータの読み出しが行われ
る。
なるレーザダイオード4と、偏向ビームスプリッタや対
物レンズ2からなる光学系、及びディスクDに反射した
レーザ光を検出するためのフォトディテクタ5等が備え
られて構成されている。ここで、対物レンズ2は、二軸
機構3によってトラッキング方向及びフォーカス方向に
移動可能に支持されている。
って、ディスクDから反射されたレーザ光はフォトディ
テクタ5によって受光電流として検出される。そして、
この受光電流をディスクDから読み出した情報信号とし
てRFアンプ9に対して出力する。RFアンプ9は、電
流−電圧変換回路、増幅回路、マトリクス演算回路(R
Fマトリクスアンプ)等を備え、フォトディテクタ5か
らの信号に基づいて必要な信号を生成する。例えば再生
データであるRF信号、サーボ制御のためのプッシュプ
ル信号PP、フォーカスエラー信号FE、トラッキング
エラー信号TE、いわゆる和信号であるプルイン信号P
Iなどを生成する。
値化回路11、サーボプロセッサ14に供給される。即
ちRFアンプ9からの再生RF信号は2値化回路11
へ、プッシュプル信号PP、フォーカスエラー信号F
E、トラッキングエラー信号TE、プルイン信号PIは
サーボプロセッサ14に供給される。
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM+信
号(8−16変調信号)とされ、デコーダ12に供給さ
れる。デコーダ12はEFM信号をPLLに注入して得
られる再生クロックを利用してEFM信号のデコード
(EFM復調及びエラー訂正、CD−ROMデコードな
ど)を行なう。ここでデコードされたデータはインター
フェース部13を介して図示していないホストコンピュ
ータなどに供給される。さらに、EFM信号に同期した
再生クロックからディスク回転速度情報を得る。このデ
ィスク回転速度情報は光学ピックアップ1から出力され
るレーザスポットとトラックの相対速度になる。
カウンタ19が設けられ、RFアンプ9で得られたトラ
ックングエラー信号TEはトラバースカウンタ19に対
しても供給される。トラバースカウンタ19では入力さ
れたトラッキングエラー信号TEからトラバースパルス
生成する。なお、トラバースパルスに関しては後で図2
で詳しく説明する。
ドルエラー信号SPEはスピンドルモータドライバ17
に供給され、ここでスピンドルエラー信号SPEに基づ
いてスピンドルサーボ信号が生成される。
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TE、プッシュプル信号PP等から、フォーカス、ト
ラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライ
ブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ちフォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じ
てフォーカスドライブ信号FDR、トラッキングドライ
ブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。
ングエラー信号TEの低域成分から得られるスレッドエ
ラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス
実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成
し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドドライ
バ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構8
を駆動する。スレッド機構8は光学ピックアップ1全体
をディスク半径方向に移動させる機構であり、スレッド
ドライバ15がスレッドドライブ信号に応じてスレッド
機構8を駆動することで、光学ピックアップ1の適正な
スライド移動が行われる。
プ1におけるレーザダイオード4の発光駆動制御も実行
する。レーザダイオード4はレーザドライバ18によっ
てレーザ発光駆動されるのであるが、サーボプロセッサ
14は、システムコントローラ10からの指示に基づい
て再生時などにおいてレーザ発光を実行すべきレーザド
ライブ信号を発生させ、レーザドライバ18に供給す
る。これに応じてレーザドライバ18がレーザダイオー
ド4を発光駆動することになる。
イルドライバ16a、及びトラッキングコイルドライバ
16bを備えて構成される。フォーカスコイルドライバ
16aは、前記フォーカスドライブ信号FDRに基づい
て生成した駆動電流を二軸機構3のフォーカスコイルに
供給することにより、対物レンズ2をディスク面に対し
て接離する方向に駆動する。トラッキングドライバ16
bは、前記トラッキングドライブ信号に基づいて生成し
た駆動電流を二軸機構3のトラッキングコイルに供給す
ることで、対物レンズ2をディスク半径方向に沿って駆
動する。これによって光学ピックアップ1、RFアンプ
9、サーボプロセッサ14、二軸ドライバ16によるト
ラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが
形成される。
種動作はマイクロコンピュータ等を備えて構成されるシ
ステムコントローラ10により制御される。例えば再生
開始、終了、トラックアクセス、早送り再生、早戻し再
生などの動作は、システムコントローラ10がサーボプ
ロセッサ14を介して光学ピックアップ1の動作を制御
することで実現される。
ッサ14に対して基準速度情報を設定することができ、
サーボプロセッサ14は設定された基準速度情報とデコ
ーダ12からの回転速度情報を比較してスピンドルエラ
ー信号SPEを生成する。さらに、基準速度情報の設定
を変えることにより、CLV速度を例えば2倍速、4倍
速、6倍速・・・、n倍に制御することができる。ま
た、本発明ではシステムコントローラ10は後述するよ
うにして検出した、ディスクDの偏心量に基づいてディ
スクDに対する再生時の駆動回転速度として、所定の倍
速度を設定する制御を行なう。
ライブ装置では、チャッキングされた状態にあるディス
クDの偏心量を検出して、この偏心量に応じて、予めデ
ィスク種別ごとに設定された最大倍速度を最高回転速度
とする速度範囲内で、ディスク再生動作を行う際のディ
スク回転倍速度を可変設定するように構成される。そこ
で先ず、本実施の形態としてのディスクの偏心量の検出
方法について説明する。
バースパルスの関係を説明する摸式図であり、図2
(a)はディスクDの一部を拡大して半径方向に断面と
した状態でグルーブとランドを示す図、図2(b)は図
2(a)に示されているディスクに対して半径方向に光
学ピックアップを移動させた状態で得られるトラッキン
グエラー信号の摸式図、図2(c)はトラッキングエラ
ー信号に基づきトラバースカウンタ20で生成されるト
ラバースパルスを示している。
径方向に沿って断面的に見た場合には、ランド30とグ
ルーブ31が交互に位置する状態となっている。例え
ば、この場合にはグルーブ31部分がデータピットの記
録されるトラックとされ、従って、図のようにディスク
半径方向において互いに隣り合う2つのグルーブ31、
31の各中心位置間の距離がトラックピッチtpとな
る。ここで、対物レンズ2が、ディスク面に対する相対
的な位置関係として図2(a)の移動軌跡33に示すよ
うに移動しながら、つまりディスク半径方向を横切るよ
うに移動しながらレーザ光を照射したとすると、トラッ
キングエラー信号TEとしては、図2(b)に示す波形
が得られることが分かっている。つまり、ランド30と
グルーブ31の中心にレーザ光が照射されたときに0レ
ベルが得られる正弦波状の波形が得られる。
しては、トラッキングエラー信号TEを入力して、例え
ば0レベルを基準としてコンパレートしたパルス信号を
コンパレートパルスとして出力するコンパレータと、こ
のコンパレートパルスのパルス数をカウントすることの
できるカウンタとを備えて構成するものとされる。例え
ば、トラバースカウンタ19のコンパレータにより、前
記図2(b)に示したトラッキングエラー信号TEをコ
ンパレートした場合には、図2(c)に示すパルス波形
のトラバースパルスが得られることになる。この図2
(c)に示す波形と、図2(a)に示すディスク断面図
を比較すると、トラバースパルスの1周期が、1トラッ
ク分を横断した状態に相当することが分かる。従って、
トラバースパルスのHレベル又はLレベルのパルス本数
が、トラック横断数に相当することになる。トラバース
カウンタ19では、例えばコンパレートパルスのパルス
本数をカウントし、このカウント値の情報をシステムコ
ントローラ10に出力する。システムコントローラ10
では、入力されたコンパレートパルスのカウント値に基
づいて、次に説明するようにしてディスクDの偏心量を
算出することができる。
クDを回転駆動させた状態としたうえで、フォーカスサ
ーボループはオンとし、トラッキングサーボループをオ
フとしてトラッキングドライブ信号を印加しないように
することで、対物レンズ2の移動をトラッキング方向で
は固定させた状態とする。この状態では、例えばディス
クが1回転するごとに、その偏心の程度に応じて、対物
レンズ2のレーザ光はある決まった本数のトラックを横
切ることになる。従って、このとき1回転周期毎にトラ
バースカウンタ19にて得られたトラバースパルスのカ
ウント値は、ディスク偏心量に対応することになる。そ
こで、システムコントローラ10は、次のような原理に
よってディスクの偏心量を求めることができる。
に対応して検出されるディスク偏心量の変化を示すもの
であり、縦軸が偏心量x、横軸がディスクDの回転角度
を示している。システムコントローラ10において算出
すべき偏心量xとして、例えばディスクD1回転に対応
する絶対量(図3におけるP−P(Peak to Peak)の範
囲)を求めるのであれば、ディスク1D回転に対応して
得られたトラバースパルスのカウント値をN、トラック
ピッチをTp(図2(a)参照)として、 x=N×Tp/2 (P−P) ・・・・ 式1 により求めることができる。つまり、カウント値Nは1
回転で横断することになるトラック数を往復しているの
で、カウント値N/2により偏心量xに応じた実際のト
ラック横断数を算出する。そして、このカウント値N/
2に対してトラックピッチtpを乗算すれば物理的に偏
心量情報を得ることができる。また、0レベルを基準と
する偏倚量としての偏心量xを求めるのであれば、 x=N×Tp/4 (0−P) ・・・・ 式2 により求めることができる。なお、偏心量xを求める場
合は前記式1、式2のどちらを使用しても良い。
にしたがい、偏心量xを検出して例えば再生時のスピン
ドルモータの回転速度を設定する場合のシステムコント
ローラ10の実際の処理動作例を説明する。ここではC
D−ROMについては最大で8倍速により回転駆動し、
オーディオCDについては最大で4倍速で駆動するよう
に設定されているものとして説明する。
が挿入されたことが検出されると(S001)、まずスピン
ドルモータ6の回転制御を行なう(S002)。ここではス
ピンドルモータ6が例えば標準速度(例えば1倍速)で
回転するように制御し、これ以降ディスクDの偏心量を
算出してトラッキングサーボ、スレッドサーボをオンと
するまで標準速度で回転させるように制御する。スピン
ドルモータ6を標準倍速で回転するように制御すること
で、偏心量が大きい場合の大きな振動を低減することが
できるので、ディスクドライブ装置及びディスクDを保
護して安全を図ることができる。
フォーカスサーボをオンとし(S003)、さらに、スピン
ドルFGがM波検出される間のトラバースパルスをカウ
ントしてカウント値Nを検出する(S004)。この場合の
スピンドルFGの数Mとしては、1回転で例えば12
波、1/3回転で例えば4波とされており、1/3回転
で偏心を検出する場合は、スピンドルFGが4波検出さ
れる間に何個のトラバースパルスが検出されるかをカウ
ントすれば良い。
量を算出する例を説明したが、例えば360°よりも少
ない角度範囲でディスクDを回転させた時に得られるカ
ウント値Nによっても、例えば1回転させたときのカウ
ント値Nを補正して算出することが可能である。したが
って、1/3回転の間に得られるカウント値Nによって
も偏心量xをほぼ正確に算出できる。これにより偏心量
xを検出するための時間を短縮することができる。
このカウント値Nを用いて、例えば前記式1、式2を応
用して偏心量xを算出する(S005)。そして偏心量xを
示すためのフラグFLG1、FLG2を例えば『0』で
初期化する。このフローチャートでは、フラグFLG1
は偏心量xが次に述べる所定のしきい値A以上/以下で
あることを示すフラグとして設定し、フラグFLG2は
偏心量xが所定のしきい値B以上/以下であることを示
すフラグとして設定している。以下、偏心量xと所定の
しきい値A、しきい値Bを比較して偏心量xに対応した
スピンドルモータ6の回転速度制御を行なう。なお、し
きい値Aは最大で8倍速という高速で回転駆動されるC
D−ROMに対応して比較的低く設定され、しきい値B
は最大4倍速により回転駆動されるオーディオCDに対
応してしきい値Aよりも高く設定されている。
(S007)偏心量xがしきい値B以上であると判別した場
合は、フラグFLG1及びフラグFLG2に『1』を立
てる(S008)。また偏心量xがしきい値B以下であると
判別した場合は、さらに偏心量xがしきい値A以上であ
るか否かを判別し(S009)、しきい値A以上である場合
はフラグFLG1のみに『1』を立てる(S010)。そし
てトラッキングサーボループをオンにして(S011)、さ
らにフラグFLG1又はフラグFLG2のいずれかに
『1』が立っているかを判別し(S012)、『1』が立っ
ていると判別した場合は、スレッドゲインの帯域を所定
以下に制限して(S013)、スレッドサーボをオンにする
(S014)。また、フラグFLG1又はフラグFLG2の
いずれかに『1』が立っていないと判別した場合は(S0
12)、スレッドゲインの帯域を所定以下に制限しないで
スレッドサーボをオンにする(S014)。
2のいずれかに『1』が立っている場合にスレッドゲイ
ンの帯域を所定以下に制限するのは、ディスクDの偏心
が大きい場合に、スレッドサーボループの制御感度を通
常よりも低く設定することによって、不要なスレッド動
作を低減してトラッキングサーボ制御にかかる負担を軽
減するためとされている。以上、説明したステップS002
からステップS014で説明した処理は先述したようにディ
スクDを標準速度で回転させた状態で行なう。
e of Contents )領域からTOC情報を読み出してディ
スク種類の判別を行なう。ここでディスクDがCD−R
OMであると判別した場合は、ステップS016に進み、例
えばアプリケーションソフトの立ち上げやデータの読み
だしなどのコマンドの入力に対して待機し、前記コマン
ドの入力が検出されると(S016)フラグFLG1に
『1』が立っているか否かを判別する(S017)。そし
て、フラグFLG1に『1』が立っている場合は、スピ
ンドルモータ6を例えば4倍速で回転させる制御を行な
う(S018)。またステップS017でフラグFLG1に
『1』が立っていないと判別した場合は、スピンドルモ
ータ6を例えば8倍速で回転させる制御を行なう(S01
9)。そして、ステップS018又はステップS019で設定さ
れた倍速で、データの読みだしを行なう(S020)。な
お、ステップS018で例えば2倍速など、4倍速以下に設
定しても構わないが、CD−ROMの場合データの読み
だし速度が要求されるので、少なくとも4倍速程度に設
定することが望ましい。
ディオCDであると判別した場合は、ステップS021に進
み、例えば収録されている楽曲などの再生コマンドの入
力に対して待機し、前記コマンドの入力が検出されると
フラグFLG2に『1』が立っているか否かを判別する
(S022)。そして、フラグFLG2に『1』が立ってい
る場合は、スピンドルモータ6を例えば2倍速で回転さ
せる制御を行なう(S023)。またステップS022でフラグ
FLG2に『1』が立っていないと判別した場合は、ス
ピンドルモータ6を例えば4倍速で回転させる制御を行
なう(S024)。そして、ステップS023又はステップS024
で設定された所定倍速で、楽曲などの再生などを行なう
(S025)。なお、ステップS023においてスピンドルモー
タ6の速度を例えば2倍速に設定しているが、例えば先
に図1に示したデコーダ12に再生データ用のバッファ
メモリが設けられているので、再生データはこのバッフ
ァメモリから読み出されることになる。したがって、耐
振性が劣るのみで通常の再生処理には影響を及ぼすこと
はない。
ステップS004によるトラバースパルスのカウント値Nに
基づいて、ステップS005において偏心量xを求めたが、
トラバースパルスのカウント値Nをそのまま偏心量情報
として適用しても良い。
合は、標準速度によって予め検出されている偏心量xに
応じてスピンドルモータを所定倍速で回転させることが
できる。したがって、偏心量xが大きい場合に発生する
不要な振動を抑制することができるので、データの読み
だし精度を安定させることができるようになる。さら
に、不要な振動を抑制することができることから、ディ
スクドライブ装置やディスクD自体を保護することがで
きるようになる。
ピンドルモータ6の回転制御を行なうディスクドライブ
装置に対して、偏心量xに応じて、例えばCD−ROM
の場合8倍速または4倍速、オーディオCDの場合4倍
速または2倍速というように回転倍速を下げる制御を行
なう例を挙げて説明したが、例えばCR−ROMの場
合、偏心量に応じて例えば6倍速で回転することができ
るようにして、偏心量に対応したしきい値を設定するよ
うにしても良い。このように、偏心量に対する回転倍速
は自由に設定することができる。また、偏心量がかなり
大きいと判別した場合、チャッキング不良ということも
考えられるので、例えば一端回転を停止させてチャッキ
ング機構7aを解除して、再びディスクDのチャッキン
グを行なうように制御しても良い。
一例として標準速度(1倍速)として説明したが、標準
速度でなくても偏心による大きな振動が発生しない速度
の回転であれば良い。またさらに本実施の形態では偏心
量xを検出する方法の一例として、スピンドルモータ6
の回転数当たりのトラバースパルスの数を検出する例を
挙げたが、このほかにの方法によって偏心量xを検出す
るようにしても良い。
ているCD−ROMのディスクドライブ装置を例に挙げ
て説明したが、例えば12倍速、16倍速などに対応し
ているCD−ROMのディスクドライブ装置に適用する
ことも可能である。また、本実施の形態で例に挙げたC
D−ROMのディスクドライブ装置以外にも、例えばM
D、MO、DVDなどのディスクドライブ装置に適用す
ることができる。さらにまた、本実施の形態では再生時
のみを例に挙げて説明したが、本発明のディスクドライ
ブ装置は記録装置に適用して、検出された偏心量に応じ
て記録時の回転速度を所定倍速に設定することが可能で
ある。
ドライブ装置は、例えば最大倍速度よりも低い所定倍速
度でディスクの偏心量を検出して、この偏心量に応じた
所定倍速度でスピンドルモータの回転制御を行なうこと
ができる。したがって、偏心による振動を最小限に抑制
することができるので、データの読み出し精度を安定さ
せることができる。また、偏心が検出された場合にスレ
ッドサーボの帯域を落とすようにしていることからも、
安定したデータの読み出しを行なうことが可能である。
さらにデータの読みだし精度を向上することによって、
読み出しエラーのリトライ処理を低減することができ、
不要なリトライ処理を行なわずに、本来の行なわれるべ
き各種処理を効率よく行なうことができるようになる。
また、不要な振動を抑制することができることから、デ
ィスクドライブ装置やディスク自体の破損を防ぐことが
可能である。
対する回転速度を設定することができるので、例えば異
なる種類のディスクに対応しているディスクドライブ装
置においも、各ディスクに対して偏心量に応じた最も効
率の良い回転速度を設定することができる。
の要部を示すブロック図である。
る。
を説明する摸式図である。
の回転速度を設定する処理を説明するフローチャートを
示す図である。
モータ、9 RFアンプ、10 システムコントロー
ラ、12 デコーダ、14 サーボプロセッサ、17
スピンドルモータドライバ17、19 トラバースカウ
ンタ、D ディスク、TE トラッキングエラー信号
Claims (4)
- 【請求項1】 当該ディスクドライブ装置に装填されて
回転駆動可能とされた状態でのディスクの偏心量を検出
する偏心量検出手段と、 前記偏心量検出手段により検出された偏心量に応じて、
前記ディスクの回転駆動速度を所定倍速度に設定する回
転速度設定手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。 - 【請求項2】 前記ディスクには、円周方向に沿って信
号記録用のトラックが形成されているものとされ、 前記偏心量検出手段は、 前記ディスクに対してレーザ光を照射する対物レンズの
トラッキング方向における位置を固定させると共に前記
ディスクを少なくとも予め設定されている最大倍速度よ
りも低い所定倍速度で回転駆動した状態で得られるトラ
ッキングエラー信号から、前記ディスクが所定角度回転
する期間内に前記レーザ光が横断するトラック数を検出
する横断トラック数検出手段と、 前記横断トラック数検出手段により検出された横断トラ
ック数に基づいて、前記ディスクの偏心量を算出するこ
とのできる偏心量算出手段と、 を備えて構成されいることを特徴とする請求項1に記載
のディスクドライブ装置。 - 【請求項3】 前記最大倍速度よりも低い所定倍速度と
して、回転駆動時において前記ディスクの偏心により生
じるとされる所定の事象に関して予め規定した許容範囲
を越えないとされる倍速度が設定されることを特徴とす
る請求項2に記載のディスクドライブ装置。 - 【請求項4】 前記ディスクと、このディスクに対して
レーザ光を照射する対物レンズが設けられたピックアッ
プ手段との相対的位置関係として、トラッキング制御に
追従し、ディスク半径方向に対して前記ピックアップ手
段を移動制御するためのスレッドサーボ手段が備えられ
ているものとされ、 前記偏心量検出手段により検出された偏心量に応じて、
前記スレッドサーボ手段において、スレッドサーボルー
プの制御感度を設定するスレッドサーボゲインを可変す
るように構成されたスレッドサーボゲイン設定手段を設
けたことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライ
ブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164297A JPH10302384A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164297A JPH10302384A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ディスクドライブ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004023965A Division JP2004171765A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | ディスクドライブ装置及び光ピックアップのスレッドサーボ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10302384A true JPH10302384A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14566499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11164297A Pending JPH10302384A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | ディスクドライブ装置 |
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---|---|
JP (1) | JPH10302384A (ja) |
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- 1997-04-28 JP JP11164297A patent/JPH10302384A/ja active Pending
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