JPH10289643A - 漏電遮断器 - Google Patents
漏電遮断器Info
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- JPH10289643A JPH10289643A JP9097271A JP9727197A JPH10289643A JP H10289643 A JPH10289643 A JP H10289643A JP 9097271 A JP9097271 A JP 9097271A JP 9727197 A JP9727197 A JP 9727197A JP H10289643 A JPH10289643 A JP H10289643A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01H83/00—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current
- H01H83/02—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by earth fault currents
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- H—ELECTRICITY
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/12—Automatic release mechanisms with or without manual release
- H01H71/40—Combined electrothermal and electromagnetic mechanisms
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H73/00—Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
- H01H73/48—Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism having both electrothermal and electromagnetic automatic release
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1極品の構成と同じ外形寸法で2極の漏電遮
断器を得る。 【解決手段】 過電流引き外し装置60と、漏電引き外
装置84と、開閉機構部69と、トリップバー部98等
の機構をユニット化して、合成樹脂製の筐体に嵌込こと
により2極2素子の漏電遮断器を構成する。
断器を得る。 【解決手段】 過電流引き外し装置60と、漏電引き外
装置84と、開閉機構部69と、トリップバー部98等
の機構をユニット化して、合成樹脂製の筐体に嵌込こと
により2極2素子の漏電遮断器を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電灯分
電盤用協約形配線用遮断器のような外観で構成された小
形の漏電遮断器に関するものである。
電盤用協約形配線用遮断器のような外観で構成された小
形の漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本工業規格JIS−C8370の付属
書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器のような外
観の配線用遮断器としては、図22ないし図25に示さ
れたような構成の回路しや断器がある。即ち、図22
は、例えば特開平1−56493号公報に示されたもの
と同様の従来の回路遮断器を示す正面断面図であり、閉
路状態を示す。図23は図22の回路遮断器が開路状態
であるときを示す正面断面図、図24は図22の回路遮
断器がトリップ動作した瞬間の状態であるときを示す正
面断面図、図25はバイメタルと電源側端子との接続状
態を示す拡大正面図である。
書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器のような外
観の配線用遮断器としては、図22ないし図25に示さ
れたような構成の回路しや断器がある。即ち、図22
は、例えば特開平1−56493号公報に示されたもの
と同様の従来の回路遮断器を示す正面断面図であり、閉
路状態を示す。図23は図22の回路遮断器が開路状態
であるときを示す正面断面図、図24は図22の回路遮
断器がトリップ動作した瞬間の状態であるときを示す正
面断面図、図25はバイメタルと電源側端子との接続状
態を示す拡大正面図である。
【0003】図22において、1はベースであり、合成
樹脂で形成されている。2はベース1から突出した軸1
aを中心に回動可能に支承されたハンドルである。3は
軸1aに装着されたひねりばねであり、その一端をベー
ス1に、他端をハンドル2に掛合させ、ハンドル2を反
時計方向に付勢するものである。4はU字状に形成され
た連結ピンであり、一方の脚部はハンドル2から突出し
た突起部2aに設けられた貫通孔2bに回動可能に挿入
されている。
樹脂で形成されている。2はベース1から突出した軸1
aを中心に回動可能に支承されたハンドルである。3は
軸1aに装着されたひねりばねであり、その一端をベー
ス1に、他端をハンドル2に掛合させ、ハンドル2を反
時計方向に付勢するものである。4はU字状に形成され
た連結ピンであり、一方の脚部はハンドル2から突出し
た突起部2aに設けられた貫通孔2bに回動可能に挿入
されている。
【0004】5は可動接触子であり、ベース1に植設さ
れた軸6に回動可能に支持され、一方の回動端部に対を
なす第1のラッチ面5aと第2のラッチ面5bとを有
し、他端部に可動接点5cが固着されている。7は係止
部7aを有する係止レバーであり、可動接触子5と同様
に軸6に回動可能に支持され、軸6に巻装されたひねり
ばね8によって、可動接触子5の付勢方向と反対方向に
常時付勢されている。9はローラであり、連結ピン4の
他方の脚部に回動可能に挿入され、常時は第一のラッチ
面5aおよび第二のラッチ面5bと係止部7aにて挟持
されている。
れた軸6に回動可能に支持され、一方の回動端部に対を
なす第1のラッチ面5aと第2のラッチ面5bとを有
し、他端部に可動接点5cが固着されている。7は係止
部7aを有する係止レバーであり、可動接触子5と同様
に軸6に回動可能に支持され、軸6に巻装されたひねり
ばね8によって、可動接触子5の付勢方向と反対方向に
常時付勢されている。9はローラであり、連結ピン4の
他方の脚部に回動可能に挿入され、常時は第一のラッチ
面5aおよび第二のラッチ面5bと係止部7aにて挟持
されている。
【0005】12は可動接触子5に設置された第一のば
ね掛け軸、13はベース1に植設された第二のばね掛け
軸、14は第一のばね掛け軸12と第二のばね掛け軸1
3との間に張架された引張りばねである。15はベース
1に嵌着された固定接触子であり、可動接点5cに対向
するように固定接点15aが固着されている。16は電
磁引き外し装置であり、17はベース1に嵌着されて電
磁引き外し装置16の磁路を形成するヨーク、18は電
磁コイルである。電磁コイル18は一端が固定接触子1
5に、他端が負荷側端子19に電気的に接続されてい
る。
ね掛け軸、13はベース1に植設された第二のばね掛け
軸、14は第一のばね掛け軸12と第二のばね掛け軸1
3との間に張架された引張りばねである。15はベース
1に嵌着された固定接触子であり、可動接点5cに対向
するように固定接点15aが固着されている。16は電
磁引き外し装置であり、17はベース1に嵌着されて電
磁引き外し装置16の磁路を形成するヨーク、18は電
磁コイルである。電磁コイル18は一端が固定接触子1
5に、他端が負荷側端子19に電気的に接続されてい
る。
【0006】20は線押さえ、21は端子ねじであり、
負荷側端子19に外部導体(図示せず)を接続するもの
である。22は電磁コイル18が励磁されると押しばね
23の付勢力に抗して図中で左方向へ吸引されるプラン
ジャ、24はこのプランジャ22が吸引されたときに左
方向へ駆動されるロッドである。29は可撓導体であ
り、一端が可動接触子5に電気的に接続され、他端がバ
イメタル30に電気的に接続されている。31はバイメ
タル30に装着された絶縁チューブである。32は銅ま
たは銅合金材料で形成された電源側端子であり、図23
に示すように、一端は鉄板等の磁性材料で形成されたア
ークランナ33を介してバイメタル30と電気的に接続
され、他端は線押さえ34と端子ねじ35により外部導
体( 図示せず)を接続する。36は調整ねじであり、電
源側端子32の垂直端子片32aに形成された雌ねじ部
に螺着され、アークランナ33のバイメタル30との溶
着部に作用して、バイメタル30の先端部30aと係止
レバー7の一端部7b間の間隙を調整する。37は両接
点5c,15a間に発生するアークを消弧する消弧装置
である。
負荷側端子19に外部導体(図示せず)を接続するもの
である。22は電磁コイル18が励磁されると押しばね
23の付勢力に抗して図中で左方向へ吸引されるプラン
ジャ、24はこのプランジャ22が吸引されたときに左
方向へ駆動されるロッドである。29は可撓導体であ
り、一端が可動接触子5に電気的に接続され、他端がバ
イメタル30に電気的に接続されている。31はバイメ
タル30に装着された絶縁チューブである。32は銅ま
たは銅合金材料で形成された電源側端子であり、図23
に示すように、一端は鉄板等の磁性材料で形成されたア
ークランナ33を介してバイメタル30と電気的に接続
され、他端は線押さえ34と端子ねじ35により外部導
体( 図示せず)を接続する。36は調整ねじであり、電
源側端子32の垂直端子片32aに形成された雌ねじ部
に螺着され、アークランナ33のバイメタル30との溶
着部に作用して、バイメタル30の先端部30aと係止
レバー7の一端部7b間の間隙を調整する。37は両接
点5c,15a間に発生するアークを消弧する消弧装置
である。
【0007】このような従来の回路遮断器においては、
図22に示す回路遮断器の閉路状態、および図23に示
す回路遮断器の開路状態の何れの場合にも、ローラ9は
可動接触子5の第1のラッチ面5aおよび第2のラッチ
面5bと係止レバー7の係止部7aとの間に挟持されて
連結ピン4が係止されている。図23に示す回路遮断器
の開路状態からハンドル2を時計方向へON操作する
と、ハンドル2の突起部2aと連結ピン4とで形成され
るトグルリンク機構がデッドポイントを越えて伸長し、
可動接触子5は軸6を中心に反時計方向に回動し、可動
接点5cが固定接点15aに接触し、図22に示す閉路
状態となる。
図22に示す回路遮断器の閉路状態、および図23に示
す回路遮断器の開路状態の何れの場合にも、ローラ9は
可動接触子5の第1のラッチ面5aおよび第2のラッチ
面5bと係止レバー7の係止部7aとの間に挟持されて
連結ピン4が係止されている。図23に示す回路遮断器
の開路状態からハンドル2を時計方向へON操作する
と、ハンドル2の突起部2aと連結ピン4とで形成され
るトグルリンク機構がデッドポイントを越えて伸長し、
可動接触子5は軸6を中心に反時計方向に回動し、可動
接点5cが固定接点15aに接触し、図22に示す閉路
状態となる。
【0008】次に、図22に示す回路遮断器の閉路状態
からハンドル2を反時計方向にOFF操作すると、ハン
ドル2の突起部2aと連結ピン4とで形成されるトグル
リンク機構がデッドポイントをこえて屈曲し、可動接触
子5は軸6を中心に時計方向に回動し、可動接点5cが
固定接点15aから開離され、図23に示す開路状態と
なる。
からハンドル2を反時計方向にOFF操作すると、ハン
ドル2の突起部2aと連結ピン4とで形成されるトグル
リンク機構がデッドポイントをこえて屈曲し、可動接触
子5は軸6を中心に時計方向に回動し、可動接点5cが
固定接点15aから開離され、図23に示す開路状態と
なる。
【0009】次に、図22に示す回路遮断器の閉路状態
において、電路に過電流が流れた場合には、バイメタル
30の自由端30aが湾曲して係止レバー7の一端部7
bを押圧するか、またはプランジャ24が作動してロッ
ド24で係止レバー7の他端部7cを押圧して、係止レ
バー7を軸6を中心として時計方向に回動させ、ローラ
9が可動接触子5の第1のラッチ面5aおよび第2のラ
ッチ面5bと係止レバー7の係止部7aとの間に挟持さ
れていたのが解除される。このローラ9の解除により連
結ピン4の係止が解かれ、引きばね14の付勢力により
可動接触子5が軸6を中心に時計方向に回動し、可動接
点5cが固定接点15aから開離され、図24に示すよ
うなトリップ状態となる。
において、電路に過電流が流れた場合には、バイメタル
30の自由端30aが湾曲して係止レバー7の一端部7
bを押圧するか、またはプランジャ24が作動してロッ
ド24で係止レバー7の他端部7cを押圧して、係止レ
バー7を軸6を中心として時計方向に回動させ、ローラ
9が可動接触子5の第1のラッチ面5aおよび第2のラ
ッチ面5bと係止レバー7の係止部7aとの間に挟持さ
れていたのが解除される。このローラ9の解除により連
結ピン4の係止が解かれ、引きばね14の付勢力により
可動接触子5が軸6を中心に時計方向に回動し、可動接
点5cが固定接点15aから開離され、図24に示すよ
うなトリップ状態となる。
【0010】その後は、ひねりばね3の付勢力によりハ
ンドル2が反時計方向に回動し、ローラ9が第1のラッ
チ面5aおよび第2のラッチ面5bと係止レバー7の係
止部7aとの間に移動し、ローラ9が第1のラッチ面5
aおよび第2のラッチ面5bと係止部7aとの間に挟持
されて連結ピン4が係止され、ハンドル2は図23に示
す開路状態と同様な位置に移動し、自動的にリセットさ
れるものである。
ンドル2が反時計方向に回動し、ローラ9が第1のラッ
チ面5aおよび第2のラッチ面5bと係止レバー7の係
止部7aとの間に移動し、ローラ9が第1のラッチ面5
aおよび第2のラッチ面5bと係止部7aとの間に挟持
されて連結ピン4が係止され、ハンドル2は図23に示
す開路状態と同様な位置に移動し、自動的にリセットさ
れるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
路遮断器では、電磁引き外し装置16が大きな場所を必
要としていたために、1極品の回路遮断器と同じ外形寸
法の2極品の回路遮断器を製作するすることは困難であ
った。即ち、例えば前記の電灯分電盤用協約形配線用遮
断器では、1極品の場合の幅寸法は25mmとし、2極
品の場合の幅寸法は50mmにすることが規定されてい
る。しかし、近年1極品の幅寸法で2極の回路遮断器を
構成したものを求められている。このような場合、上記
のような従来のような構成では1極品の幅寸法で2極の
回路遮断器を構成することは困難であった。特に、漏電
引き外し機能を有する構成、即ち、漏電遮断器の場合
は、零相変流器や制御回路などを付加する必要があるの
で1極品の幅寸法で2極の漏電遮断器を構成することは
極めて困難であった。
路遮断器では、電磁引き外し装置16が大きな場所を必
要としていたために、1極品の回路遮断器と同じ外形寸
法の2極品の回路遮断器を製作するすることは困難であ
った。即ち、例えば前記の電灯分電盤用協約形配線用遮
断器では、1極品の場合の幅寸法は25mmとし、2極
品の場合の幅寸法は50mmにすることが規定されてい
る。しかし、近年1極品の幅寸法で2極の回路遮断器を
構成したものを求められている。このような場合、上記
のような従来のような構成では1極品の幅寸法で2極の
回路遮断器を構成することは困難であった。特に、漏電
引き外し機能を有する構成、即ち、漏電遮断器の場合
は、零相変流器や制御回路などを付加する必要があるの
で1極品の幅寸法で2極の漏電遮断器を構成することは
極めて困難であった。
【0012】また、短絡電流等の大電流が流れた場合
に、電流は図25に矢印Aで示すように、電源側端子3
2→調整ねじ36→アークランナ33とバイメタル30
との溶接部→バイメタル30へ分流しようとするが、調
整ねじ36の先端部とアークランナ33との当接部の接
触抵抗が高いために、当接部の発熱が次第に高くなり溶
損することがある。このため短絡電流を遮断後には溶損
により引き外し時限の変動が大きくなるという問題点が
あった。また、調整ねじ36を、板厚の薄い銅または銅
合金材料に形成された電源側端子32の小さい有効径の
雌ねじ部にねじ締しているために、ねじ部分の強度が弱
く破損し易いという問題点があった。さらに、可撓導体
29のバイメタル30から可動接触子5への引き回し
を、バイメタル30の通電部側に接近させて引き回して
いたために、可撓導体29がバイメタル30の通電部側
に接触することがある。この接触によりバイメタル30
の抵抗値が変化して引き外し時限が不安定になるので、
バイメタル30に絶縁チューブ31を装着しなければな
らなかった。
に、電流は図25に矢印Aで示すように、電源側端子3
2→調整ねじ36→アークランナ33とバイメタル30
との溶接部→バイメタル30へ分流しようとするが、調
整ねじ36の先端部とアークランナ33との当接部の接
触抵抗が高いために、当接部の発熱が次第に高くなり溶
損することがある。このため短絡電流を遮断後には溶損
により引き外し時限の変動が大きくなるという問題点が
あった。また、調整ねじ36を、板厚の薄い銅または銅
合金材料に形成された電源側端子32の小さい有効径の
雌ねじ部にねじ締しているために、ねじ部分の強度が弱
く破損し易いという問題点があった。さらに、可撓導体
29のバイメタル30から可動接触子5への引き回し
を、バイメタル30の通電部側に接近させて引き回して
いたために、可撓導体29がバイメタル30の通電部側
に接触することがある。この接触によりバイメタル30
の抵抗値が変化して引き外し時限が不安定になるので、
バイメタル30に絶縁チューブ31を装着しなければな
らなかった。
【0013】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、第1の目的は、例えば電灯分
電盤用協約形配線用遮断器における1極品の構成と同じ
外形寸法で2極の漏電遮断器を得るものである。
るためになされたもので、第1の目的は、例えば電灯分
電盤用協約形配線用遮断器における1極品の構成と同じ
外形寸法で2極の漏電遮断器を得るものである。
【0014】また、第2の目的は、短絡電流を遮断後に
引き外し時限の変動が少ない漏電遮断器を得ることを目
的とする。
引き外し時限の変動が少ない漏電遮断器を得ることを目
的とする。
【0015】さらに、第3の目的は、調整ねじ部分の強
度が強く破損し難い漏電遮断器を得ることを目的とす
る。
度が強く破損し難い漏電遮断器を得ることを目的とす
る。
【0016】さらにまた、第4の目的は、可撓導体がバ
イメタルの通電部に接触し難い漏電遮断器を得るもので
ある。
イメタルの通電部に接触し難い漏電遮断器を得るもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、電源側端子と、この電源側端子の端子部に一端が
接合されたバイメタルと、バイメタルを流れる電流に応
じて電磁力を発生する固定鉄片と、バイメタルの他端に
可撓導体を介して接続された可動接触子とを有し、か
つ、ユニット化された過電流引き外し機構部、負荷側端
子と、この負荷側端子に主導体を介して接続され上記可
動接触子と接離するようになされた固定接触子と、主導
体に設けられた零相変流器と、零相変流器の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部と、漏電
引き外しの信号により作動する電磁石部とを有し、か
つ、ユニット化された漏電引き外し機構部、過電流引き
外し機構部および漏電引き外し機構部を収納する筐体を
備えたものである。
器は、電源側端子と、この電源側端子の端子部に一端が
接合されたバイメタルと、バイメタルを流れる電流に応
じて電磁力を発生する固定鉄片と、バイメタルの他端に
可撓導体を介して接続された可動接触子とを有し、か
つ、ユニット化された過電流引き外し機構部、負荷側端
子と、この負荷側端子に主導体を介して接続され上記可
動接触子と接離するようになされた固定接触子と、主導
体に設けられた零相変流器と、零相変流器の出力を検出
して漏電引き外しの信号を発生する制御回路部と、漏電
引き外しの信号により作動する電磁石部とを有し、か
つ、ユニット化された漏電引き外し機構部、過電流引き
外し機構部および漏電引き外し機構部を収納する筐体を
備えたものである。
【0018】また、電源側端子と、この電源側端子の端
子部に一端が接合されたバイメタルと、バイメタルを流
れる電流に応じて電磁力を発生する固定鉄片と、バイメ
タルの他端に可撓導体を介して接続された可動接触子と
をそれぞれ一対有し、かつ、ユニット化された過電流引
き外し機構部、一対の負荷側端子と、この負荷側端子に
主導体を介して接続され上記可動接触子と接離するよう
になされた一対の固定接触子と、主導体に設けられた零
相変流器と、零相変流器の出力を検出して漏電引き外し
の信号を発生する制御回路部と、漏電引き外しの信号に
より作動する電磁石部と、電磁石部の作動に応動する漏
電トリップ表示子とを有し、かつ、ユニット化された漏
電引き外し機構部、過電流引き外し機構部および漏電引
き外し機構部を収納する筐体を備えたものである。
子部に一端が接合されたバイメタルと、バイメタルを流
れる電流に応じて電磁力を発生する固定鉄片と、バイメ
タルの他端に可撓導体を介して接続された可動接触子と
をそれぞれ一対有し、かつ、ユニット化された過電流引
き外し機構部、一対の負荷側端子と、この負荷側端子に
主導体を介して接続され上記可動接触子と接離するよう
になされた一対の固定接触子と、主導体に設けられた零
相変流器と、零相変流器の出力を検出して漏電引き外し
の信号を発生する制御回路部と、漏電引き外しの信号に
より作動する電磁石部と、電磁石部の作動に応動する漏
電トリップ表示子とを有し、かつ、ユニット化された漏
電引き外し機構部、過電流引き外し機構部および漏電引
き外し機構部を収納する筐体を備えたものである。
【0019】また、手動操作用ハンドルと、この手動操
作用ハンドルの動作に連動するリンク機構と、リンク機
構に連結され可動接触子が嵌込まれるように形成された
クロスバーと、一対の固定鉄片の内、一方の極の固定鉄
片の電磁力により吸引される可動鉄片と、可動鉄片また
は一方の極側のバイメタルにより駆動されて引き外し動
作を生じさせる係止レバーと、漏電引き外しの信号によ
り作動する電磁石部が作動したとき引き外し動作を生じ
させるトリップレバーと、これらの部品を組立るための
フレームを有し、かつ、ユニット化された開閉機構部を
備え、開閉機構部が筐体に収納されているものである。
また、一対のバイメタルの内、他方の極のバイメタルに
より駆動されるように形成されたトリップバーと、この
トリップバーに他方の極の固定鉄片の電磁力により吸引
される可動鉄片を設け、バイメタルによる駆動、また
は、固定鉄片により可動鉄片が吸引されたとき、係止レ
バーを介して引き外し動作を生じさせるように形成さ
れ、かつ、ユニット化されたトリップバー部を備え、ト
リップバー部が筐体に収納されているものである。
作用ハンドルの動作に連動するリンク機構と、リンク機
構に連結され可動接触子が嵌込まれるように形成された
クロスバーと、一対の固定鉄片の内、一方の極の固定鉄
片の電磁力により吸引される可動鉄片と、可動鉄片また
は一方の極側のバイメタルにより駆動されて引き外し動
作を生じさせる係止レバーと、漏電引き外しの信号によ
り作動する電磁石部が作動したとき引き外し動作を生じ
させるトリップレバーと、これらの部品を組立るための
フレームを有し、かつ、ユニット化された開閉機構部を
備え、開閉機構部が筐体に収納されているものである。
また、一対のバイメタルの内、他方の極のバイメタルに
より駆動されるように形成されたトリップバーと、この
トリップバーに他方の極の固定鉄片の電磁力により吸引
される可動鉄片を設け、バイメタルによる駆動、また
は、固定鉄片により可動鉄片が吸引されたとき、係止レ
バーを介して引き外し動作を生じさせるように形成さ
れ、かつ、ユニット化されたトリップバー部を備え、ト
リップバー部が筐体に収納されているものである。
【0020】また、過電流引き外し装置は、バイメタル
が固着された近傍の端子部に調整ねじを螺着し、バイメ
タルを固着した端子部から切り曲げして形成された垂下
端子部を、調整ねじで押し込み、または、もとの位置に
戻すことにより端子部を変形させて、バイメタルの自由
端の位置を調整するように構成したものである。また、
バイメタルが固着された近傍の端子部に配設された固定
鉄片に調整ねじを螺着したものである。また、バイメタ
ルと可動接触子とを電気的に接続する可撓導体は、バイ
メタルの通電部分に対面しないように配設されているも
のである。
が固着された近傍の端子部に調整ねじを螺着し、バイメ
タルを固着した端子部から切り曲げして形成された垂下
端子部を、調整ねじで押し込み、または、もとの位置に
戻すことにより端子部を変形させて、バイメタルの自由
端の位置を調整するように構成したものである。また、
バイメタルが固着された近傍の端子部に配設された固定
鉄片に調整ねじを螺着したものである。また、バイメタ
ルと可動接触子とを電気的に接続する可撓導体は、バイ
メタルの通電部分に対面しないように配設されているも
のである。
【0021】
実施の形態1.図1は、この発明の一実施の形態である
漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示す正面断面図で
あり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図2は図1の漏電
遮断器が開路状態であるときを示す正面断面図、図3は
図1の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す正面
断面図、図4は図1の漏電遮断器が閉路状態であるとき
を示す背面断面図、図5は図1の漏電遮断器が開路状態
であるときを示す背面断面図、図6は図1の漏電遮断器
がトリップ状態であるときを示す背面断面図である。図
7はこの発明の過電流引き外し装置を示す拡大正面断面
図である。図8は図7の過電流引き外し装置の拡大平面
図である。図9はこの発明の過電流引き外し装置を示す
拡大正面断面図である。なお、この実施の形態における
漏電遮断器の外形寸法は、日本工業規格JIS−C83
70の付属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器
において規定された1極品の場合の寸法に適合する大き
さになされたものである。
漏電遮断器の一部を切り欠いて内部を示す正面断面図で
あり、漏電遮断器が閉路状態を示す。図2は図1の漏電
遮断器が開路状態であるときを示す正面断面図、図3は
図1の漏電遮断器がトリップ状態であるときを示す正面
断面図、図4は図1の漏電遮断器が閉路状態であるとき
を示す背面断面図、図5は図1の漏電遮断器が開路状態
であるときを示す背面断面図、図6は図1の漏電遮断器
がトリップ状態であるときを示す背面断面図である。図
7はこの発明の過電流引き外し装置を示す拡大正面断面
図である。図8は図7の過電流引き外し装置の拡大平面
図である。図9はこの発明の過電流引き外し装置を示す
拡大正面断面図である。なお、この実施の形態における
漏電遮断器の外形寸法は、日本工業規格JIS−C83
70の付属書5による電灯分電盤用協約形配線用遮断器
において規定された1極品の場合の寸法に適合する大き
さになされたものである。
【0022】図1〜図4において、40は第1のカバ
ー、41はベース、42は第2のカバー(図5に示す)
であり、いずれも合成樹脂で形成されている。43は上
記第1のカバー40とベース41と第2のカバー42か
らなる絶縁筐体であり、前記のように電灯分電盤用協約
形配線用遮断器の1極品の大きさに形成されている。4
4は固定接触子、45はこの固定接触子44に固着され
た固定接点、46はこの固定接点45に対向して接離す
る可動接点47を有する可動接触子である。
ー、41はベース、42は第2のカバー(図5に示す)
であり、いずれも合成樹脂で形成されている。43は上
記第1のカバー40とベース41と第2のカバー42か
らなる絶縁筐体であり、前記のように電灯分電盤用協約
形配線用遮断器の1極品の大きさに形成されている。4
4は固定接触子、45はこの固定接触子44に固着され
た固定接点、46はこの固定接点45に対向して接離す
る可動接点47を有する可動接触子である。
【0023】48は図16に示すような形状に合成樹脂
で形成されたクロスバーであり、一端が後記する軸71
に回動自在に支持され、両極に並設されたそれぞれの可
動接触子46の一端が嵌込み保持されている。なお、図
16において(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は背面図である。49は接圧ばねで、可動接触子46と
クロスバー48との間に介装されて可動接点47が固定
接点45に接触する方向に常時付勢する。50はクロス
バー48を時計方向に付勢するクロスバーばねである。
51は可撓導体であり、一端は可動接触子46に接続さ
れ、他端は後記する過電流引き外し装置60のバイメタ
ル62の自由端62aに接続されている。52は両接点
45,47間に発生するアークを消弧する消弧装置であ
る。
で形成されたクロスバーであり、一端が後記する軸71
に回動自在に支持され、両極に並設されたそれぞれの可
動接触子46の一端が嵌込み保持されている。なお、図
16において(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は背面図である。49は接圧ばねで、可動接触子46と
クロスバー48との間に介装されて可動接点47が固定
接点45に接触する方向に常時付勢する。50はクロス
バー48を時計方向に付勢するクロスバーばねである。
51は可撓導体であり、一端は可動接触子46に接続さ
れ、他端は後記する過電流引き外し装置60のバイメタ
ル62の自由端62aに接続されている。52は両接点
45,47間に発生するアークを消弧する消弧装置であ
る。
【0024】60は過電流引き外し装置であり、詳細な
構造について図7〜図9に基づき説明する。61は銅ま
たは銅合金等の導電材料を折り曲げて形成された電源側
端子であり、水平端子部61aと、垂直端子部61b
と、傾斜端子部61cと、この傾斜端子部61cの根元
から切り曲げられて垂下した垂下端子部61dとで形成
され、ベース41の溝41aに嵌着されている。62は
平板状のバイメタルであり、一端が電源側端子61の傾
斜端子部61cに固着されている。63は固定鉄片であ
り、鉄板等の磁性材料をコ字状に折り曲げて形成され、
雌ねじ部を有する基板部63aが電源側端子61の垂直
端子部61bと垂下端子部61dとの間に配設されてい
る。
構造について図7〜図9に基づき説明する。61は銅ま
たは銅合金等の導電材料を折り曲げて形成された電源側
端子であり、水平端子部61aと、垂直端子部61b
と、傾斜端子部61cと、この傾斜端子部61cの根元
から切り曲げられて垂下した垂下端子部61dとで形成
され、ベース41の溝41aに嵌着されている。62は
平板状のバイメタルであり、一端が電源側端子61の傾
斜端子部61cに固着されている。63は固定鉄片であ
り、鉄板等の磁性材料をコ字状に折り曲げて形成され、
雌ねじ部を有する基板部63aが電源側端子61の垂直
端子部61bと垂下端子部61dとの間に配設されてい
る。
【0025】64は一方の極(図1〜図3に示す側の
極)における固定鉄片63に対向して配設された可動鉄
片であり、鉄板等の磁性材料で形成され、その中央部が
後記するフレーム70に保持された軸65に回動自在に
支持されている。66は固定鉄片63に螺着された調整
ねじであり、図7に示す状態からねじ込むことにより、
電源側端子61の垂下端子部61dを図9に示す位置へ
押し込み、または、もとの位置に戻すことにより、これ
が垂直端子部61bに作用して、傾斜端子部61cの垂
下端子部61dの幅L1より狭い幅L2の根元部61e
(図8に示す)を変形させ、これにより、バイメタル6
2が図9に示すように変形して、バイメタル62の自由
端62aと後記する係止レバー72の第1の係合片72
aとの隙間Gを調整する。
極)における固定鉄片63に対向して配設された可動鉄
片であり、鉄板等の磁性材料で形成され、その中央部が
後記するフレーム70に保持された軸65に回動自在に
支持されている。66は固定鉄片63に螺着された調整
ねじであり、図7に示す状態からねじ込むことにより、
電源側端子61の垂下端子部61dを図9に示す位置へ
押し込み、または、もとの位置に戻すことにより、これ
が垂直端子部61bに作用して、傾斜端子部61cの垂
下端子部61dの幅L1より狭い幅L2の根元部61e
(図8に示す)を変形させ、これにより、バイメタル6
2が図9に示すように変形して、バイメタル62の自由
端62aと後記する係止レバー72の第1の係合片72
aとの隙間Gを調整する。
【0026】69は開閉機構部である。70は開閉機構
部69を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図
示しているが、ベース41と第1のカバー40との間に
植設された軸65と軸92により支持されている。72
は図17に示すような形状に形成された係止レバーであ
り、その一端にバイメタル62の自由端62aが矢印方
向に湾曲時に係合する第1の係合片72aと、他端に後
記するローラ79に係合するL字状の第2の係合片72
bと、後記するトリップレバー91が係合する第3の係
合片72cが形成され、軸65に回動自在に軸支されて
いる。
部69を支持するフレームであり、一部を切り欠いて図
示しているが、ベース41と第1のカバー40との間に
植設された軸65と軸92により支持されている。72
は図17に示すような形状に形成された係止レバーであ
り、その一端にバイメタル62の自由端62aが矢印方
向に湾曲時に係合する第1の係合片72aと、他端に後
記するローラ79に係合するL字状の第2の係合片72
bと、後記するトリップレバー91が係合する第3の係
合片72cが形成され、軸65に回動自在に軸支されて
いる。
【0027】73は図18に示すような形状に形成され
たアームであり、後記するハンドルアーム74に軸支さ
れたローラピン75を案内するガイド溝73aと、クロ
スバー48の突起部48aを押圧する押圧部73bが形
成され、軸65に回動自在に軸支されている。74はハ
ンドルアームであり、一端に軸支されたローラピン75
を介してガイド溝73aに係合している。76は合成樹
脂で形成されたハンドルであり、外周面から突出する第
1の突起76aと、端面から突出する第2の突起部76
bと、背面部の端面から突出する第3の突起部76cを
有し、絶縁筐体43の内部に配設され外部からON,O
FF操作が可能であり、第1の突起部76aに嵌挿され
た軸77を介してハンドルアーム74に連動している。
78はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハ
ンドル76を回動自在に支持している。79はローラで
あり、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75
に回動自在に挿着されている。
たアームであり、後記するハンドルアーム74に軸支さ
れたローラピン75を案内するガイド溝73aと、クロ
スバー48の突起部48aを押圧する押圧部73bが形
成され、軸65に回動自在に軸支されている。74はハ
ンドルアームであり、一端に軸支されたローラピン75
を介してガイド溝73aに係合している。76は合成樹
脂で形成されたハンドルであり、外周面から突出する第
1の突起76aと、端面から突出する第2の突起部76
bと、背面部の端面から突出する第3の突起部76cを
有し、絶縁筐体43の内部に配設され外部からON,O
FF操作が可能であり、第1の突起部76aに嵌挿され
た軸77を介してハンドルアーム74に連動している。
78はフレーム70に嵌挿されたハンドル軸であり、ハ
ンドル76を回動自在に支持している。79はローラで
あり、ハンドルアーム74に装着されたローラピン75
に回動自在に挿着されている。
【0028】80は固定接触子44から負荷側端子81
間を電気的に接続する導体、82は導体80が貫通し電
路の不平衡電流を検出する零相変流器である。83は零
相変流器82で検出した零相電流を制御する制御回路部
であり、基板に装着された抵抗器、コンデンサおよびI
C等の電子部品により構成されている。84は漏電引き
外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88と、
漏電動作時にベース41の上端面41aから突出して漏
電動作したことを表示する漏電トリップ表示子すなわち
漏電トリップ表示ボタン89と、この漏電トリップ表示
ボタン89を突出させる方向に付勢する表示ボタンばね
90等により構成されている。
間を電気的に接続する導体、82は導体80が貫通し電
路の不平衡電流を検出する零相変流器である。83は零
相変流器82で検出した零相電流を制御する制御回路部
であり、基板に装着された抵抗器、コンデンサおよびI
C等の電子部品により構成されている。84は漏電引き
外し装置であり、電磁石部87と、プランジャ88と、
漏電動作時にベース41の上端面41aから突出して漏
電動作したことを表示する漏電トリップ表示子すなわち
漏電トリップ表示ボタン89と、この漏電トリップ表示
ボタン89を突出させる方向に付勢する表示ボタンばね
90等により構成されている。
【0029】91は図19に示すような形状に形成され
たトリップレバーであり、プランジャ88の先端部と当
接するプランジャ係合部91aと、漏電トリップ表示ボ
タン89の一端に形成されたラッチ部89aに係合する
ラッチ係合部91bと、係止レバー72の第3の係合片
72cと係合するレバー係合部91cとで形成され、軸
92により回動自在に軸支されている。93は軸92に
装着されたトリップレバーばねであり、トリップレバー
91を常時反時計方向へ付勢する。
たトリップレバーであり、プランジャ88の先端部と当
接するプランジャ係合部91aと、漏電トリップ表示ボ
タン89の一端に形成されたラッチ部89aに係合する
ラッチ係合部91bと、係止レバー72の第3の係合片
72cと係合するレバー係合部91cとで形成され、軸
92により回動自在に軸支されている。93は軸92に
装着されたトリップレバーばねであり、トリップレバー
91を常時反時計方向へ付勢する。
【0030】図4〜図6に示す回路遮断器のベース41
の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する他極
の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、および
表示用補助部材が構成されている。図において、44〜
52、60〜66、80、81は上記図1に示すものと
同様なものであり、その説明を省略する。
の背面部には、正面部の開閉機構部69に隣接する他極
の端子、過電流引き外し装置等を含む通電部材、および
表示用補助部材が構成されている。図において、44〜
52、60〜66、80、81は上記図1に示すものと
同様なものであり、その説明を省略する。
【0031】95はハンドル76に軸支されたガイドプ
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
レート、96はガイドプレート95とハンドル76の間
に係合しガイドプレート95とハンドル76を常に所定
の関係位置に保持するように付勢するハンドルばね、9
7はガイドプレート95とクロスバー48とを回動自在
に連結するU字状の連結ピンである。ガイドプレート9
5とハンドルばね96と連結ピン97は、ベース41の
極間隔壁41bにより正面部の開閉機構部69から絶縁
されている。
【0032】また、ガイドプレート95とハンドルばね
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図1に示す正面部へ突出し係止レ
バー72と係合する第2の突起98bとが形成され、軸
65に軸支されている。
96と連結ピン97は、ハンドル76およびクロスバー
48等の絶縁部材の一端に直接係合している。98は連
動部材としてのトリップバーであり、一端部にバイメタ
ル62の自由端62aが湾曲時に係合する第1の突起9
8aと、ほぼ中間部に図1に示す正面部へ突出し係止レ
バー72と係合する第2の突起98bとが形成され、軸
65に軸支されている。
【0033】上記の構成において、過電流引き外し装置
60の部分は、図12に示すようにユニット化された機
構で筐体に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装置
60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾斜
端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、こ
のバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生す
る固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに可
撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそれ
ぞれ一対備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締
付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にしてい
る。
60の部分は、図12に示すようにユニット化された機
構で筐体に嵌込まれている。即ち、過電流引き外し装置
60は、電源側端子61と、この電源側端子61の傾斜
端子部61cに一端が接続されたバイメタル62と、こ
のバイメタル62を流れる電流に応じて電磁力を発生す
る固定鉄片63と、バイメタル62の自由端62aに可
撓導体51を介して接続された可動接触子46とをそれ
ぞれ一対備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締
付け、あるいは、通電部分の接続などを不要にしてい
る。
【0034】また、漏電引き外し装置84の部分は、図
13に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込ま
れている。即ち、一対の負荷側端子81と、この負荷側
端子81に主導体80を介して接続され可動接触子46
と接離するようになされた一対の固定接触子44と、主
導体80に設けられた零相変流器82と、この零相変流
器82の出力を検出して漏電引き外しの信号を発生する
制御回路部83と、上記漏電引き外しの信号により作動
する電磁石部87と、電磁石部87の作動に応動する漏
電トリップ表示ボタン89とを備えたもので、筐体に嵌
込んだ後は、部品の締付け、あるいは、通電部分の接続
などを不要にしている。
13に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込ま
れている。即ち、一対の負荷側端子81と、この負荷側
端子81に主導体80を介して接続され可動接触子46
と接離するようになされた一対の固定接触子44と、主
導体80に設けられた零相変流器82と、この零相変流
器82の出力を検出して漏電引き外しの信号を発生する
制御回路部83と、上記漏電引き外しの信号により作動
する電磁石部87と、電磁石部87の作動に応動する漏
電トリップ表示ボタン89とを備えたもので、筐体に嵌
込んだ後は、部品の締付け、あるいは、通電部分の接続
などを不要にしている。
【0035】さらに、開閉機構部69の部分は、図14
に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込まれて
いる。即ち、手動操作用ハンドル76と、この手動操作
用ハンドル76の動作に連動するハンドルアーム74な
どのリンク機構と、このリンク機構に連結され上記可動
接触子46が嵌込まれるように形成されたクロスバー4
8と、上記一対の固定鉄片63の内、一方の極の固定鉄
片63の電磁力により吸引される可動鉄片64と、上記
可動鉄片64または上記一方の極側のバイメタル62に
より駆動されて引き外し動作を生じさせる係止レバー7
2と、電磁石部87が作動したとき漏電トリップ表示ボ
タン89を応動させると共に引き外し動作を生じさせる
トリップレバー91と、これらの部品を組立るためのフ
レーム70とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部
品の締付けなどを不要にしている。
に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込まれて
いる。即ち、手動操作用ハンドル76と、この手動操作
用ハンドル76の動作に連動するハンドルアーム74な
どのリンク機構と、このリンク機構に連結され上記可動
接触子46が嵌込まれるように形成されたクロスバー4
8と、上記一対の固定鉄片63の内、一方の極の固定鉄
片63の電磁力により吸引される可動鉄片64と、上記
可動鉄片64または上記一方の極側のバイメタル62に
より駆動されて引き外し動作を生じさせる係止レバー7
2と、電磁石部87が作動したとき漏電トリップ表示ボ
タン89を応動させると共に引き外し動作を生じさせる
トリップレバー91と、これらの部品を組立るためのフ
レーム70とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部
品の締付けなどを不要にしている。
【0036】さらにまた、トリップバー98の部分は、
図15に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込
まれている。即ち、一対のバイメタル62の内、他方の
極のバイメタル62により駆動されるように形成された
トリップバー98と、このトリップバー98に他方の極
の固定鉄片63の電磁力により吸引される可動鉄片67
とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締付け
などを不要にしている。
図15に示すようにユニット化された機構で筐体に嵌込
まれている。即ち、一対のバイメタル62の内、他方の
極のバイメタル62により駆動されるように形成された
トリップバー98と、このトリップバー98に他方の極
の固定鉄片63の電磁力により吸引される可動鉄片67
とを備えたもので、筐体に嵌込んだ後は、部品の締付け
などを不要にしている。
【0037】なお、ユニット化された機構以外の消弧装
置52、ガイドプレート95、あるいは、連結ピン97
なども筐体や各機構に嵌込むだけで、部品の締付け、あ
るいは、通電部分の接続などは不要になされている。
置52、ガイドプレート95、あるいは、連結ピン97
なども筐体や各機構に嵌込むだけで、部品の締付け、あ
るいは、通電部分の接続などは不要になされている。
【0038】次に、動作について説明する。図1に示す
回路遮断器が閉路状態において、即ち、図20に細部を
示した状態において、ハンドル76を時計方向にOFF
操作すると、ハンドル76の突起部76aとハンドルア
ーム74と軸77とで形成されるトグルリンク機構がデ
ッドポイントを越えて屈曲し、クロスバーばね50の付
勢力によりクロスバー48が軸71を中心に時計方向に
回動し、図2及び細部を図21に示すようにクロスバー
48に保持された可動接触子46の可動接点47を固定
接点45から開離させ、さらに回動してフレーム70の
端面70aとクロスバー48の端面48bとが当接した
位置で停止し、開離動作を完了する。
回路遮断器が閉路状態において、即ち、図20に細部を
示した状態において、ハンドル76を時計方向にOFF
操作すると、ハンドル76の突起部76aとハンドルア
ーム74と軸77とで形成されるトグルリンク機構がデ
ッドポイントを越えて屈曲し、クロスバーばね50の付
勢力によりクロスバー48が軸71を中心に時計方向に
回動し、図2及び細部を図21に示すようにクロスバー
48に保持された可動接触子46の可動接点47を固定
接点45から開離させ、さらに回動してフレーム70の
端面70aとクロスバー48の端面48bとが当接した
位置で停止し、開離動作を完了する。
【0039】次に、図1の閉路状態において、電路に過
電流が流れると、バイメタル62の自由端62aが矢印
方向に湾曲して係止レバー72の第1の係合片72aを
押圧するか、または、可動鉄片64が固定鉄片63に吸
引されると、可動鉄片64の下端部64aがトリップバ
ー98の第2の突起98bを介して第1の係合片72a
を押圧する。この押圧により、係止レバー72は軸65
を中心に反時計方向に回動し、ローラ79と係止レバー
72の第2の係合片72bとの係合が解除される。即
ち、ハンドルアーム74の係合が解除される。
電流が流れると、バイメタル62の自由端62aが矢印
方向に湾曲して係止レバー72の第1の係合片72aを
押圧するか、または、可動鉄片64が固定鉄片63に吸
引されると、可動鉄片64の下端部64aがトリップバ
ー98の第2の突起98bを介して第1の係合片72a
を押圧する。この押圧により、係止レバー72は軸65
を中心に反時計方向に回動し、ローラ79と係止レバー
72の第2の係合片72bとの係合が解除される。即
ち、ハンドルアーム74の係合が解除される。
【0040】次に、ハンドルアーム74の係合が解除さ
れると、図3に示すように、クロスバー48はクロスバ
ーばね50の付勢力により軸71を支点として時計方向
に回動し、可動接点47を固定接点45から開離させ、
さらに回動してフレーム70の端面70aとクロスバー
48の端面48bとが当接した位置で停止し、開離動作
を完了する。
れると、図3に示すように、クロスバー48はクロスバ
ーばね50の付勢力により軸71を支点として時計方向
に回動し、可動接点47を固定接点45から開離させ、
さらに回動してフレーム70の端面70aとクロスバー
48の端面48bとが当接した位置で停止し、開離動作
を完了する。
【0041】このとき、図6に示す隣接する他極におい
て、ハンドル76はハンドルばね96により常にガイド
プレート95と同一関係位置に保持されるように付勢さ
れている。従って、ハンドル76は、クロスバー48
と、連結ピン97と、ガイドプレート95とで構成され
るリンク機構のガイドプレート95の動きに連動して、
ハンドルばね96の付勢力によりOFF位置方向に回動
し、図6および図3に示すようなON,OFFの中間位
置であるトリップ位置に停止して、回路遮断器がトリッ
プ状態になったことを表示する。
て、ハンドル76はハンドルばね96により常にガイド
プレート95と同一関係位置に保持されるように付勢さ
れている。従って、ハンドル76は、クロスバー48
と、連結ピン97と、ガイドプレート95とで構成され
るリンク機構のガイドプレート95の動きに連動して、
ハンドルばね96の付勢力によりOFF位置方向に回動
し、図6および図3に示すようなON,OFFの中間位
置であるトリップ位置に停止して、回路遮断器がトリッ
プ状態になったことを表示する。
【0042】次に、漏電引き外し装置84の動作につい
て説明する。図1に示す回路遮断器が閉路状態におい
て、電路に不平衡電流が流れると、零相変流器82が零
相電流を検出して、その電流信号を制御回路部83に送
り、この制御回路部83は零相電流の値が所定値を越え
ると漏電引き外し装置84内の電磁石部87を励磁す
る。
て説明する。図1に示す回路遮断器が閉路状態におい
て、電路に不平衡電流が流れると、零相変流器82が零
相電流を検出して、その電流信号を制御回路部83に送
り、この制御回路部83は零相電流の値が所定値を越え
ると漏電引き外し装置84内の電磁石部87を励磁す
る。
【0043】電磁石部87の励磁によってプランジャー
88が矢印方向に吸引されると、プランジャー88の先
端部でトリップレバー91を軸92を中心に時計方向に
回動させ、同時にトリップレバー91のレバー係合部9
1cで係止レバー72の第3の係合片72cを押圧し
て、ローラ79と係止レバー72の第2の係合片72b
との係合を解除させる。即ち、図3に示すと同様に開閉
機構部69をトリップ動作させる。
88が矢印方向に吸引されると、プランジャー88の先
端部でトリップレバー91を軸92を中心に時計方向に
回動させ、同時にトリップレバー91のレバー係合部9
1cで係止レバー72の第3の係合片72cを押圧し
て、ローラ79と係止レバー72の第2の係合片72b
との係合を解除させる。即ち、図3に示すと同様に開閉
機構部69をトリップ動作させる。
【0044】これと同時に、漏電トリップ表示ボタン8
9の一端に形成されたラッチ部89aとトリップレバー
91のラッチ係合部91bとで構成されるラッチ機構を
図3に一点鎖線で示すように解除することにより、漏電
トリップ表示ボタン89は図3の一点鎖線で示すように
表示ボタンばね90の付勢力によりベース41の上端面
41aより突出して、漏電動作したことを表示する。
9の一端に形成されたラッチ部89aとトリップレバー
91のラッチ係合部91bとで構成されるラッチ機構を
図3に一点鎖線で示すように解除することにより、漏電
トリップ表示ボタン89は図3の一点鎖線で示すように
表示ボタンばね90の付勢力によりベース41の上端面
41aより突出して、漏電動作したことを表示する。
【0045】次に、漏電事故原因を除去した後にハンド
ル76を時計方向(図1 において)に回動してリセット
操作すると、開閉機構部69のリセット動作と併行し
て、ハンドル76の第2の突起部76bが表示ボタン8
9の受け部89bを押圧する。この押圧により、表示ボ
タンばね90の付勢力に抗して漏電トリップ表示ボタン
89を下降させ、トリップレバー91のラッチ係合部9
1bと漏電トリップ表示ボタン89のラッチ部89aが
トリップレバーばね93および表示ボタンばね90の付
勢力により再度係合状態となり、リセット操作を完了す
る。従って、漏電遮断器は図2に示す開路状態となる。
ル76を時計方向(図1 において)に回動してリセット
操作すると、開閉機構部69のリセット動作と併行し
て、ハンドル76の第2の突起部76bが表示ボタン8
9の受け部89bを押圧する。この押圧により、表示ボ
タンばね90の付勢力に抗して漏電トリップ表示ボタン
89を下降させ、トリップレバー91のラッチ係合部9
1bと漏電トリップ表示ボタン89のラッチ部89aが
トリップレバーばね93および表示ボタンばね90の付
勢力により再度係合状態となり、リセット操作を完了す
る。従って、漏電遮断器は図2に示す開路状態となる。
【0046】実施の形態2.上記の漏電遮断器は2極2
素子のものについて説明したが、上記構成の漏電遮断器
によれば2極1素子(開閉機構が2極で、一方の極にの
み過電流引き外し機構を有する構成)のものが簡単に構
成できる。即ち、図10及び図11に示すように、過電
流引き外し装置60の部分、及び、トリップバー98の
部分がユニット化されているので、これを除去するか、
他の部品と入れ替えることが容易にできる。従って、図
10及び図11に示すように、背面側の極において、過
電流引き外し装置、及び、トリップバーの無い構成が簡
単に得られる。
素子のものについて説明したが、上記構成の漏電遮断器
によれば2極1素子(開閉機構が2極で、一方の極にの
み過電流引き外し機構を有する構成)のものが簡単に構
成できる。即ち、図10及び図11に示すように、過電
流引き外し装置60の部分、及び、トリップバー98の
部分がユニット化されているので、これを除去するか、
他の部品と入れ替えることが容易にできる。従って、図
10及び図11に示すように、背面側の極において、過
電流引き外し装置、及び、トリップバーの無い構成が簡
単に得られる。
【0047】なお、上記実施の形態においては、電灯分
電盤用協約形配線用遮断器における1極品の場合の寸法
に適合する大きさのものを説明したが、この発明は、電
灯分電盤用協約形配線用遮断器の大きさに限定されるも
のではなく、各種の大きさに対応できるものである。
電盤用協約形配線用遮断器における1極品の場合の寸法
に適合する大きさのものを説明したが、この発明は、電
灯分電盤用協約形配線用遮断器の大きさに限定されるも
のではなく、各種の大きさに対応できるものである。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に述べるような効果を奏する。
れているので、以下に述べるような効果を奏する。
【0049】この発明の漏電遮断器によれば、過電流引
き外し装置と、漏電引き外し機構と、開閉機構部と、ト
リップバー部等の機構をユニット化して、合成樹脂製の
筐体に嵌込むだけの構成にしたので、例えば電灯分電盤
用協約形配線用遮断器における1極品の構成と同じ外形
寸法で2極の漏電遮断器を得ることができる。
き外し装置と、漏電引き外し機構と、開閉機構部と、ト
リップバー部等の機構をユニット化して、合成樹脂製の
筐体に嵌込むだけの構成にしたので、例えば電灯分電盤
用協約形配線用遮断器における1極品の構成と同じ外形
寸法で2極の漏電遮断器を得ることができる。
【0050】また、過電流引き外し装置は、バイメタル
を固着した端子部から切り曲げして形成された垂下端子
部を、調整ねじで押し込み、または、もとの位置に戻す
ことにより端子部を変形させて、バイメタルの自由端の
位置を調整するように構成したので、調整ねじを介して
大きな電流が分流しなくなり、バイメタルと端子との接
合部にもストレスがかからないので、短絡電流を遮断後
に引き外し時限の変動が生じる問題点が解消される。
を固着した端子部から切り曲げして形成された垂下端子
部を、調整ねじで押し込み、または、もとの位置に戻す
ことにより端子部を変形させて、バイメタルの自由端の
位置を調整するように構成したので、調整ねじを介して
大きな電流が分流しなくなり、バイメタルと端子との接
合部にもストレスがかからないので、短絡電流を遮断後
に引き外し時限の変動が生じる問題点が解消される。
【0051】また、バイメタルが固着された近傍の端子
部に配設された固定鉄片に調整ねじを螺着したので、調
整ねじ部分の強度が強くなりねじが破損する問題点が解
消される。
部に配設された固定鉄片に調整ねじを螺着したので、調
整ねじ部分の強度が強くなりねじが破損する問題点が解
消される。
【0052】さらに、バイメタルと可動接触子とを電気
的に接続する可撓導体が、バイメタルの通電部分に対面
しないように配設したので、可撓導体がバイメタルに接
触するおそれがなくなる。従って、従来装置のような絶
縁チューブが不要になる。
的に接続する可撓導体が、バイメタルの通電部分に対面
しないように配設したので、可撓導体がバイメタルに接
触するおそれがなくなる。従って、従来装置のような絶
縁チューブが不要になる。
【図1】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器の一部
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
を切り欠いて内部を示す正面断面図である。
【図2】 図1の漏電遮断器が開路状態であるときを示
す正面断面図である。
す正面断面図である。
【図3】 図1の漏電遮断器がトリップ状態であるとき
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図4】 図1の漏電遮断器が閉路状態であるときを示
す背面断面図である。
す背面断面図である。
【図5】 図1の漏電遮断器が開路状態であるときを示
す背面断面図である。
す背面断面図である。
【図6】 図1の漏電遮断器がトリップ状態であるとき
を示す背面断面図である。
を示す背面断面図である。
【図7】 この発明の過電流引き外し装置を示す拡大正
面断面図である。
面断面図である。
【図8】 図7の過電流引き外し装置の拡大平面図であ
る。
る。
【図9】 この発明の過電流引き外し装置を示す拡大正
面断面図である。
面断面図である。
【図10】 実施の形態2の漏電遮断器の一部を切り欠
いて内部を示す背面断面図である。
いて内部を示す背面断面図である。
【図11】 図10の漏電遮断器が開路状態であるとき
を示す背面断面図である。
を示す背面断面図である。
【図12】 ユニット化された過電流引き外し装置の構
成図である。
成図である。
【図13】 ユニット化された漏電引き外し機構の構成
図である。
図である。
【図14】 ユニット化された開閉機構部の構成図であ
る。
る。
【図15】 ユニット化されたトリップバー部の構成図
である。
である。
【図16】 この発明の漏電遮断器に使用されるクロス
バーの外観図である。
バーの外観図である。
【図17】 この発明の漏電遮断器に使用される係止レ
バーの外観図である。
バーの外観図である。
【図18】 この発明の漏電遮断器に使用されるアーム
の外観図である。
の外観図である。
【図19】 この発明の漏電遮断器に使用されるトリッ
プレバーの外観図である。
プレバーの外観図である。
【図20】 この発明の開閉機構部がON状態のときの
説明図である。
説明図である。
【図21】 この発明の開閉機構部がOFF状態のとき
の説明図である。
の説明図である。
【図22】 従来の漏電遮断器を示す正面断面図であ
る。
る。
【図23】 図20の漏電遮断器が開路状態であるとき
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図24】 図20の漏電遮断器がトリップ状態である
ときを示す正面断面図である。
ときを示す正面断面図である。
【図25】 従来のバイメタルと電源側端子との接続状
態を示す拡大正面図である。
態を示す拡大正面図である。
40 第1のカバー、41 ベース、42 第2のカバ
ー、43 絶縁筐体、44 固定接触子、45 固定接
点、46 可動接触子、47 可動接点、48 クロス
バー、51 可撓導体、60 過電流引き外し装置、6
1 電源側端子、62 バイメタル、63 固定鉄片、
64 可動鉄片、66 調整ねじ、67 可動鉄片、6
9 開閉機構部、70 フレーム、72 係止レバー、
76 ハンドル、81 負荷側端子、82 零相変流
器、83 制御回路、84 漏電引き外し装置、87
電磁石部、89 漏電トリップ表示ボタン、91 トリ
ップレバー、95ガイドプレート、96 ハンドルば
ね、98 トリップバー。
ー、43 絶縁筐体、44 固定接触子、45 固定接
点、46 可動接触子、47 可動接点、48 クロス
バー、51 可撓導体、60 過電流引き外し装置、6
1 電源側端子、62 バイメタル、63 固定鉄片、
64 可動鉄片、66 調整ねじ、67 可動鉄片、6
9 開閉機構部、70 フレーム、72 係止レバー、
76 ハンドル、81 負荷側端子、82 零相変流
器、83 制御回路、84 漏電引き外し装置、87
電磁石部、89 漏電トリップ表示ボタン、91 トリ
ップレバー、95ガイドプレート、96 ハンドルば
ね、98 トリップバー。
Claims (7)
- 【請求項1】 電源側端子と、この電源側端子の端子部
に一端が接合されたバイメタルと、上記バイメタルを流
れる電流に応じて電磁力を発生する固定鉄片と、上記バ
イメタルの他端に可撓導体を介して接続された可動接触
子とを有し、かつ、ユニット化された過電流引き外し機
構部、負荷側端子と、この負荷側端子に主導体を介して
接続され上記可動接触子と接離するようになされた固定
接触子と、上記主導体に設けられた零相変流器と、上記
零相変流器の出力を検出して漏電引き外しの信号を発生
する制御回路部と、上記漏電引き外しの信号により作動
する電磁石部とを有し、かつ、ユニット化された漏電引
き外し機構部、上記過電流引き外し機構部および漏電引
き外し機構部を収納する筐体を備えたことを特徴とする
漏電遮断器。 - 【請求項2】 電源側端子と、この電源側端子の端子部
に一端が接合されたバイメタルと、上記バイメタルを流
れる電流に応じて電磁力を発生する固定鉄片と、上記バ
イメタルの他端に可撓導体を介して接続された可動接触
子とをそれぞれ一対有し、かつ、ユニット化された過電
流引き外し機構部、一対の負荷側端子と、この負荷側端
子に主導体を介して接続され上記可動接触子と接離する
ようになされた一対の固定接触子と、上記主導体に設け
られた零相変流器と、上記零相変流器の出力を検出して
漏電引き外しの信号を発生する制御回路部と、上記漏電
引き外しの信号により作動する電磁石部と、上記電磁石
部の作動に応動する漏電トリップ表示子とを有し、か
つ、ユニット化された漏電引き外し機構部、上記過電流
引き外し機構部および漏電引き外し機構部を収納する筐
体を備えたことを特徴とする漏電遮断器。 - 【請求項3】 手動操作用ハンドルと、この手動操作用
ハンドルの動作に連動するリンク機構と、上記リンク機
構に連結され上記可動接触子が嵌込まれるように形成さ
れたクロスバーと、上記一対の固定鉄片の内、一方の極
の固定鉄片の電磁力により吸引される可動鉄片と、上記
可動鉄片または上記一方の極側のバイメタルにより駆動
されて引き外し動作を生じさせる係止レバーと、漏電引
き外しの信号により作動する電磁石部が作動したとき引
き外し動作を生じさせるトリップレバーと、これらの部
品を組立るためのフレームを有し、かつ、ユニット化さ
れた開閉機構部を備え、上記開閉機構部が筐体に収納さ
れていることを特徴とする請求項2記載の漏電遮断器。 - 【請求項4】 一対のバイメタルの内、他方の極のバイ
メタルにより駆動されるように形成されたトリップバー
と、このトリップバーに他方の極の固定鉄片の電磁力に
より吸引される可動鉄片を設け、上記バイメタルによる
駆動、または、上記固定鉄片により可動鉄片が吸引され
たとき、上記係止レバーを介して引き外し動作を生じさ
せるように形成され、かつ、ユニット化されたトリップ
バー部を備え、上記トリップバー部が筐体に収納されて
いることを特徴とする請求項2または請求項3記載の漏
電遮断器。 - 【請求項5】 過電流引き外し装置は、バイメタルが固
着された近傍の端子部に調整ねじを螺着し、バイメタル
を固着した端子部から切り曲げして形成された垂下端子
部を、上記調整ねじで押し込み、または、もとの位置に
戻すことにより端子部を変形させて、バイメタルの自由
端の位置を調整するように構成したものであることを特
徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項の漏電遮断
器。 - 【請求項6】 バイメタルが固着された近傍の端子部に
配設された固定鉄片に調整ねじを螺着したものであるこ
とを特徴とする請求項5記載の漏電遮断器。 - 【請求項7】 バイメタルと可動接触子とを電気的に接
続する可撓導体は、上記バイメタルの通電部分に対面し
ないように配設されていることを特徴とする請求項1〜
請求項6のいずれか一項に記載の漏電遮断器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097271A JPH10289643A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 漏電遮断器 |
TW087100905A TW365012B (en) | 1997-04-15 | 1998-01-23 | Leak circuit breaker |
IDP980153A ID20176A (id) | 1997-04-15 | 1998-02-09 | Pemutus beban saat kontak ke tanah |
KR1019980007115A KR19980079889A (ko) | 1997-04-15 | 1998-03-03 | 누전 차단기 |
CN98106207A CN1061773C (zh) | 1997-04-15 | 1998-04-03 | 漏电断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9097271A JPH10289643A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 漏電遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289643A true JPH10289643A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14187875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9097271A Pending JPH10289643A (ja) | 1997-04-15 | 1997-04-15 | 漏電遮断器 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10289643A (ja) |
KR (1) | KR19980079889A (ja) |
CN (1) | CN1061773C (ja) |
ID (1) | ID20176A (ja) |
TW (1) | TW365012B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100896746B1 (ko) | 2008-12-16 | 2009-05-11 | 주식회사 대륙 | 누전·배선용 차단기의 개폐기구 |
KR101045406B1 (ko) | 2006-11-10 | 2011-06-30 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로 차단기 |
WO2012039030A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | パナソニック電工電路株式会社 | 開閉装置 |
CN107578965A (zh) * | 2016-07-05 | 2018-01-12 | 三菱电机株式会社 | 漏电断路器 |
CN108389763A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-10 | 佳电气有限公司 | N极断路器单元 |
CN108807100A (zh) * | 2017-05-04 | 2018-11-13 | 周思雨 | 一种微型断路器及自动分合闸控制装置及方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4889555B2 (ja) * | 2007-04-23 | 2012-03-07 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器 |
KR100876535B1 (ko) * | 2007-08-20 | 2008-12-31 | 엘에스산전 주식회사 | 차단기의 보조접점장치 |
KR100845532B1 (ko) * | 2008-01-29 | 2008-07-10 | 주식회사 대륙 | 누전차단기의 트립장치 |
CN102094507A (zh) * | 2010-12-03 | 2011-06-15 | 广东盈然木业有限公司 | 一种天然植物油饰面地板及其制造方法 |
CN102683130B (zh) * | 2011-03-09 | 2016-03-23 | 上海电科电器科技有限公司 | 优化空间分配的断路器 |
WO2012119555A1 (zh) * | 2011-03-09 | 2012-09-13 | 上海电科电器科技有限公司 | 优化空间分配的断路器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6456493A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Voice recognition |
-
1997
- 1997-04-15 JP JP9097271A patent/JPH10289643A/ja active Pending
-
1998
- 1998-01-23 TW TW087100905A patent/TW365012B/zh active
- 1998-02-09 ID IDP980153A patent/ID20176A/id unknown
- 1998-03-03 KR KR1019980007115A patent/KR19980079889A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-04-03 CN CN98106207A patent/CN1061773C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101045406B1 (ko) | 2006-11-10 | 2011-06-30 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로 차단기 |
KR100896746B1 (ko) | 2008-12-16 | 2009-05-11 | 주식회사 대륙 | 누전·배선용 차단기의 개폐기구 |
WO2012039030A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | パナソニック電工電路株式会社 | 開閉装置 |
JP5629326B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-11-19 | パナソニック株式会社 | 開閉装置 |
CN107578965A (zh) * | 2016-07-05 | 2018-01-12 | 三菱电机株式会社 | 漏电断路器 |
CN108807100A (zh) * | 2017-05-04 | 2018-11-13 | 周思雨 | 一种微型断路器及自动分合闸控制装置及方法 |
CN108807100B (zh) * | 2017-05-04 | 2023-08-22 | 周思雨 | 一种微型断路器及自动分合闸控制装置及方法 |
CN108389763A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-08-10 | 佳电气有限公司 | N极断路器单元 |
CN108389763B (zh) * | 2018-05-09 | 2023-10-31 | 佳一电气有限公司 | N极断路器单元 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ID20176A (id) | 1998-10-22 |
TW365012B (en) | 1999-07-21 |
CN1061773C (zh) | 2001-02-07 |
KR19980079889A (ko) | 1998-11-25 |
CN1196565A (zh) | 1998-10-21 |
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