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JP4206993B2 - リモートコントロール式漏電遮断器 - Google Patents

リモートコントロール式漏電遮断器 Download PDF

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JP4206993B2
JP4206993B2 JP2004340149A JP2004340149A JP4206993B2 JP 4206993 B2 JP4206993 B2 JP 4206993B2 JP 2004340149 A JP2004340149 A JP 2004340149A JP 2004340149 A JP2004340149 A JP 2004340149A JP 4206993 B2 JP4206993 B2 JP 4206993B2
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Description

本発明は、遠隔操作によりオンオフ操作可能なリモートコントロール式漏電遮断器に関する。
従来例として、1極型のリモコンブレーカと1極型の漏電ブレーカとを横並びに並設して一体化したものがある(特許文献1参照)。
このものは、ハンドルの開閉操作により主接点装置側の可動接点が開閉し、遠隔制御によりリレー接点側の可動接点が開閉するようになっている。
ここで、漏電ブレーカ側のテストスイッチと引外しコイルは、主接点装置側の可動接点が開極時に通電されてテストスイッチや引外しコイルが焼損しないよう、ともに主接点装置側の可動接点よりも出力端子側に接続されるのが一般的である。
しかし、これらテストスイッチや引外しコイルの両極の接続点を主接点装置側の可動接点よりも出力端子側に接続した場合、主接点装置の可動接点を開極させて負荷の絶縁抵抗を測定する際、特に引外しコイルを介して2つの極間が導通してしまうため、出力端子から負荷への配線を外して行わなければならず、負荷の絶縁抵抗を測定する作業が煩わしいという問題があった。
一方、テストスイッチを両極とも主接点装置側の可動接点よりも入力端子側に接続した場合には、上記したようにテストスイッチを押しつづけることによってテストスイッチが焼損してしまう恐れがある。
なお、漏電検出装置が、主接点装置側の可動接点が開極した場合に、テストスイッチへ電流が通電しないように制御するものであれば問題ないが、その場合、漏電検出装置自体が高価なものとなる。
また、引外しコイルの片方の接続点を主接点装置側の可動接点よりも入力端子側に接続し、他方の接続点をリレー接点側の可動接点よりも出力端子側に接続した場合には、負荷の絶縁抵抗を測定する際、いちいち出力端子から負荷への配線を外す必要はない。しかしながら、主接点装置の可動接点が開極時でも負荷側に電位が発生してしまうという問題がある。
特開平7−240142号
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、安価な漏電検出装置を用いてもテストスイッチを押しつづけることによるテストスイッチの焼損を防止できるとともに引外しコイルに電流が流れ続けて引外しコイルが焼損するようなことがなく、かつ、負荷の絶縁抵抗を測定する作業が容易となるリモートコントロール式漏電遮断器を提供することにある。
本発明のリモートコントロール式漏電遮断器は、器体と、この器体の両端に配設された複数極の入出力端子と、これらの各入出力端子間の電路に各極毎に介在する主可動接点および主固定接点を有した主接点装置とを有する。開閉機構は前記器体の上面に配設されるハンドルを有し前記ハンドルの開閉操作により各極の前記主可動接点を各極の前記主固定接点に接離させる構成を有するとともに前記主可動接点を前記主固定接点から強制開極する引外し部を有する。また、各極の前記入出力端子間の前記電路で前記主接点装置に直列に介在するリレー可動接点およびリレー固定接点を有したリレー接点装置と、外部信号により前記リレー可動接点を前記リレー固定接点に接離させる電磁石装置とを有する。さらに、前記電路に流れる各極間の不平衡電流を検出する零相変流器と、前記電路間に接続されてオン操作により通電するテストスイッチを有して前記零相変流器に擬似の不平衡電流を検出させる不平衡電流発生回路とを有する。漏電検出装置は、前記電路間に接続された引外しコイルを設けた電磁石を有し前記零相変流器の出力に基づいて駆動され前記引外しコイルを通電するスイッチング素子を有して前記引外しコイルの通電により前記開閉機構の前記引外し部を作動して前記主可動接点を前記主固定接点から強制開極させる。前記主接点装置は前記リレー接点装置よりも前記電路の前記入力端子側に接続されている。前記テストスイッチの少なくとも片方の前記電路への接続点を前記主接点装置よりも出力端子側に接続し、前記引外しコイルの少なくとも片方の前記電路への接続点を前記主接点装置よりも出力端子側でかつ前記リレー接点装置よりも入力端子側に接続している。
上記構成において、前記不平衡電流発生回路および前記引外しコイルは、前記主接点装置および前記リレー接点装置間の前記電路に両方の接続点が接続されている。
また、前記主固定接点と前記リレー固定接点とを各極毎に共通の導体に固着し、前記導体に前記不平衡電流発生回路の両端および前記引外しコイルに通電するための接続点を接続している。
本発明のリモートコントロール式漏電遮断器によれば、テストスイッチの少なくとも片方の接続点を主接点装置よりも出力端子側に接続しているので、テストスイッチを押して主接点装置が開極するとテストスイッチを押しつづけてもテストスイッチに電流が流れず、テストスイッチを押しつづけることによるテストスイッチの焼損を防止できる。また、引外しコイルの少なくとも片方の接続点を主接点装置よりも出力端子側に接続しているので、主接点装置が開極した後は引外しコイルは通電されず、引外しコイルに電流が流れ続けて引外しコイルが焼損するようなことがない。主接点が開極して電流が流れなくなってはじめてスイッチング素子がターンオフするような安価な回路の場合、さらに引外しコイルの少なくとも片方の極をリレー接点装置よりも入力端子側に接続しているので、リレー接点装置を開極状態としておけば、負荷の絶縁抵抗を測る際、負荷への電線を出力端子から外すことなく行える。
また、テストスイッチおよび引外しコイルは、主接点装置およびリレー接点装置間に両方の極が接続されていると、テストスイッチと引外しコイルとをまとめて2ケ所に接続することができ、配線が容易となる。
さらに、主固定接点とリレー固定接点とが固着された導板にテストスイッチおよび引外しコイルを接続しているので、テストスイッチおよび引外しコイルとの接続部分が移動せず、接続部分で断線する恐れが少ない。
本発明の第1の実施の形態の2極型のリモートコントロール式漏電遮断器を図1から図21により説明する。器体1は側面が開口したケース2と、その開口を塞ぐ側面カバー3と、入力側中仕切り部材4および出力側中仕切り部材5とからなっている。入力側中仕切り部材4および出力側中仕切り部材5は、器体1の両端において、ケース2と側面カバー3との間に介在され、器体1の幅方向すなわち器体1の両側面を結ぶ方向の中間を仕切る。
器体1内の電路は各極ごとに、入力側端子であるプラグイン端子6、可撓電線導体11、異常電流検出装置7、可撓電線導体12、主接点装置8、リレー接点装置9、可撓電線導体13および出力側端子である速結端子10で構成されている。各電路は器体1の両端を結ぶ方向に延び、器体1の幅方向に並設されるように中仕切り部材4、5で仕切られたスペースにそれぞれ配設されている。そして、主接点装置8がリレー接点装置9よりもプラグイン端子6側に接続され、主接点装置8とプラグイン端子6との間の電路を1次側とするように零相変流器100を設けている。さらに漏電検出装置102の両端および不平衡電流発生回路115の両端を主接点装置8とリレー接点装置9との間の電路間に接続している。
プラグイン端子6は器体1の両端方向の一端に配設され、主幹ブレーカ(図示せず)に接続されたバー(図示せず)に接触するものであり、バーに器体1の一部を嵌め込むため器体1および入力側中仕切り部材4の端部に溝80を形成し、溝80内にプラグイン端子6を配置している。速結端子10は電線導体(図示せず)を速結する鎖錠ばね82を用いたものであり、ケース2の端面に形成した電線導体挿入孔83の内側に配置され、解錠部材84で解錠可能にしている。解錠部材84は中間部に孔84bを有し、孔84bを軸98が貫通し、軸98の両端が出力側中仕切り部材5を通してケース2と側面カバー3とに支持され、これにより解錠部材84が軸支されている。解錠部材84の下端部は一部が鎖錠ばね82に載り、また電線導体挿入孔83より鎖錠ばね82を通過した電線導体の先端に係合する係合片86を設けている。解錠部材84の上端部はケース2の上面から端面にかけて形成した排気孔64aの一部より露出し、上端部の露出した部分に表示部84aを設けている。表示部84aは電線導体に押されていない状態では排気孔64aの器体1の上面の中央側縁部に位置し、電線導体の先端で係合片86を押動して反時計回りに回動することにより、解錠部材84の表示部84aがケース2の排気孔64a内を少し移動し、表示部84aの表示面(斜線部分)を露出させる。これにより電線導体が確実に挿入されたことが表示される。
電磁石装置31の遠隔制御端子90は器体1の一端面の速結端子10の下側に設けられ、後述するプリント基板49に端部が実装されている。
開閉機構30および電磁石装置31は各極に共用され、器体1の両端を結ぶ方向の中央部すなわち中仕切り部材4、5間に配設されている。開閉機構30および主接点装置8はケース2に設けられた絶縁隔壁32の上側に配置され、電磁石装置31は絶縁隔壁32の下側に形成された電磁石装置収納室136に配置されている。なお、図18において135は絶縁隔壁32内に設けられ、電磁石装置31と開閉機構30および主接点装置8との間に介在された磁気遮蔽板である。
開閉機構30は主にハンドル14、反転リンク15、レバー16、可動枠17、開極ばね19、引外し部材20で構成されている。ハンドル14は軸14aが器体1のケース2および側面カバー3間に回動自在に軸支されており、ケース2の上面に形成された開口18から一部が突出している。反転リンク15は一端がハンドル14に連結され、他端がレバー16の支点となる中間部に連結されている。レバー16の一端は引外し部材20に係止し、他端は可動枠17に係止する。可動枠17は軸17aがケース2および側面カバー3間に回動自在に軸支されている。開極ばね19は可動枠17とケース2内に設けたばね受け21との間に圧縮介在され、可動枠17を図1で時計回りに付勢している。引外し部材20は軸20aがケース2および側面カバー3間に軸支され、係止部22がレバー16の一端に係止する方向(図4で時計回り)に復帰ばね23により付勢されている。主接点装置8の主可動接触子8aは、基端部が可動枠17の凹部17bに挿通され接点圧付与ばね34により凹部17b内に保持されている。そして可撓電線導体12と主接点装置8の主可動接触子8aの基端部とが接続されている。ここで、トリップ動作を起こす引外し部は、レバー16、可動枠17、引外し部材20および開極ばね19等により構成されている。
開閉機構30のオン状態は図2および図4に示す状態であり、図4に示すようにレバー16の一端が係止部22に係止した状態で、ハンドル14により可動枠17を回動させて開極ばね19を圧縮し、その付勢力でハンドル14を開口18の縁部に係止している。オフ状態は図2におけるオン状態のハンドル14を図10に示すように反対側に操作した状態であり、ハンドル14の回動に伴って反転リンク15が反転し開極ばね19の付勢力によって可動枠17が時計回りに回動し可動接触子8aがオフ動作するとともに、レバー16が押し上げられる。オフ状態からオン動作はその反対の動作となる。トリップ状態は図2のオン状態において、異常電流検出装置7または後述の漏電検出装置102の電磁石103の動作により引外し部材20が復帰ばね23に抗して時計回りに回動し、係止部22がレバー16から離脱するようにレバー16を引き外す。そのため開極ばね19の付勢力により可動枠17が時計回りに回動してレバー16を押し上げるとともに、可動接触子8aをオフ動作させ、ハンドル14がハンドル14をオフ方向に付勢するばね14aによりオン位置との間の中立姿勢へと回動する。なおハンドル14を中立姿勢の状態からオフ方向に操作すると、オフ状態にすることができる。
電磁石装置31は、ラッチ型の有極電磁石を用いており、可動鉄心となるプランジャ36の動作方向が器体1の両端を結ぶ方向となるように器体1内で横向きに配置され、器体1の両側を結ぶ幅方向はケース2の内側面と側面カバー3の内側との間のスペースの全体を占めている。電磁石装置31の構成を図20に示す。コイル枠37の中心にプランジャ36を挿通し、コイル枠37の外周にコイル38を巻装している。固定鉄心となる一対の内ヨーク39がコイル38の上下両側に配置され、その各外側に固定鉄心となる略コ字形の一対の外ヨーク40が配置され、外ヨーク40と内ヨーク39の中央部間にその両ヨークを異極化する永久磁石41が介在され、さらにプランジャ36の両端部で外ヨーク40と内ヨーク39の両端部間に接極板42が設けられている。プランジャ36の一端部にはリレー接点装置9のリレー可動枠44が軸36aで連結されている。リレー可動枠44は軸44aがケース2と側面カバー3との間に軸支されている。リレー可動枠44の両側に凹部44bを有し凹部44bにリレー可動接触子9aを挿通するとともに、リレー可動接触子9aを接点圧付与ばね45で保持している。そしてリレー可動接触子9aと速結端子10とが可撓電線導体13で接続されている。またプランジャ36の一端部にリレー可動枠44を介して対向したスイッチ47を有するプリント基板49を配設し、他端部に対向してスイッチ48を有するプリント基板50を配設している。プランジャ36の一端部でリレー可動枠44を回動しリレー可動枠44のスイッチ押圧部44cでスイッチ47を押し、プランジャ36の他端部でスイッチ48を直接押すようにしている。いずれのスイッチ47、48もプランジャ36の端部でスイッチ47、48を押して電流を停止するように回路構成する。プリント基板49、50には交流を整流してコイル38に通電するための後述の一対のダイオードおよびサージ吸収素子を実装し、プリント基板49、50およびコイル38間はリード配線基板52aおよびリード線52により配線されている。
図20はリレー可動接触子9aをオンにしたプランジャ36のオン状態であり、永久磁石41によりプランジャ36の一端部を外部に突出した状態にラッチしている。リレー可動接触子9aのオフ状態はプランジャ36が上記と反対側に移動した状態であり、コイル38に一方向に通電することによりプランジャ36を反対側に動作させ、かつ永久磁石41によりラッチしている。コイル38に上記と反対向きに通電すると、オフ状態からオン状態になる。
図21はコイル38を有する電磁石装置31の操作回路図である。一対の逆並列のダイオードD1、D2は整流用であり、これらの一端にスイッチ47、48が図のように接続され、他端に遠隔スイッチSWを接続している。Zはサージ吸収素子である。図はプランジャ36のオフ状態からのオン動作を示している。すなわち遠隔スイッチSWをダイオードD1側がオンでダイオードD2側がオフとなるように操作すると、スイッチ47は常閉接点NCが閉じているので矢印のようにコイル38を半波整流が流れる。これにより、プランジャ36は駆動されて、スイッチ48を押した状態から離れ、ついでスイッチ47、48が共に離れた状態となり、つぎにスイッチ47を押した状態に至る。スイッチ48を押した状態から離れると、接点は常開接点NOから常閉接点NCに切り替わる。スイッチ47を押すと常閉接点NCが開き常開接点NOが閉じ、これによりコイル38の通電が停止する。プランジャ36のオン状態からのオフ動作は遠隔スイッチSWをダイオードD2側がオンでダイオードD1側がオフとなるように上記と反対に操作すると、スイッチ47は常開接点NOが閉じ、スイッチ48は常閉接点NCが閉じているので矢印のように上記と反対向きにコイル38を半波整流が流れる。このとき各スイッチ47、48に1/2ずつ電流が流れる。これにより、前記の動作と反対にプランジャ36はオフ側に駆動されて、スイッチ47を押した状態から離れ、ついでスイッチ47、48が共に離れた状態となり、つぎにスイッチ48を押した状態になる。スイッチ47を押した状態から離れると、接点は常開接点NOから常閉接点NCに切り替わる。スイッチ48を押すと常閉接点NCが開き常開接点NOが閉じ、これによりコイル38の通電が停止する。
なお、リレー可動枠44には表示用レバー54がケース2の上端部に向かって延出している。ケース2の上端部にはハンドル用の開口18に隣接して表示用開口55が形成され、その内側にリレーの状態表示用の表示体56の軸部56aがケース2と出力側中仕切り部材5間に軸支されている。表示体56には係合部56bが切欠形成され、表示用レバー54の上端部が係合部56bに係合している。プランジャ36の動作によりリレー可動枠44がオンまたはオフに回動するのに伴って表示体56が回動し、表示体56に表したONまたはOFFの表示が開口55に現れる。
主接点装置8は、主可動接点60を先端側に固着した主可動接触子8aと、主固定接点61を先端側に固着するととともに基端側を主可動接触子8aの基端側に対向する形で延出させた主固定接触子8bとを有する。リレー接点装置9は、先端側にリレー固定接点62を固着したリレー固定接触子9bと、リレー可動接点63を先端側に固着するとともに基端側をリレー固定接触子9bの基端側とは、例えば反対方向に延出させたリレー可動接触子9aとを有する。
主可動接点60と主固定接点61の組、およびリレー可動接点63とリレー固定接点62の組は器体1の両側部を結ぶ方向に分割して並ぶように器体1のケース2および中仕切り部材5内にそれぞれ形成した各極毎の消弧室64に共に収納されている。各極の消弧室64の排気孔64aは器体1の上面と出力側の端面とのコーナ部に形成している。
各極の主接点装置8とリレー接点装置9とは板により形成した導体であるアーク駆動体66で電気的に接続している(図16参照)。アーク駆動体66は、主固定接触子8bの基端側から主可動接触子8aの基端側を横切るように主可動接触子8aの側方を通過して主固定接触子8bと反対側に延出する連結片67と、この連結片67から主可動接触子8aに対向する形で主可動接触子8aの先端側に向って略平行に延出するアーク駆動片68とを有する。さらにアーク駆動片68の先端部にリレー固定接触子9bの基端部を接続している。これにより、アーク駆動体66を介して主固定接点61とリレー固定接点62とが接続される。主固定接触子8b、連結片67、アーク駆動片68およびリレー固定接触子9bは一枚の導板によりプレス成形されかつ折曲され、主固定接点61とリレー固定接点62とをその導体に固着している。この場合、リレー固定接触子9bのリレー固定接点62の表面が、主接点装置8の固定接点61側とは反対側となるように固着され、またリレー固定接触子9bの基端部側の主接点装置8側には鉄製部材70を取着している。さらに主固定接点61の回りのリレー固定接触子9b、鉄製部材70、アーク駆動片68、連結片67および主固定接触子8bの主固定接点61に向く表面を、主固定接点61に対して覆うように形成されて消弧室64の内壁を形成する絶縁体95をアーク駆動体66に配設している。またリレー可動接触子9aは、リレー可動接点63を固着した位置から先端側に延出する延出片69が形成され、鉄製部材70にはその両側から延出片69側に折曲した両側片70aが形成され、両側片70aに対向する例えば鉄製の磁性体71が延出片69に取着されている。
ここで、主接点装置8とリレー接点装置9の動作状態を説明する。図2、図10および図12はリレー可動接点63がともにオン状態のままでハンドル14を操作することによりオン、オフまたはトリップした状態である。図5および図8はリレー接点装置9がオフ状態で主接点装置8がオンまたはオフの状態を示している。
器体1の各極において、異常電流検出装置7は、短絡電流の回りに発生する磁束により固定側磁性体75bに対して電磁吸引動作する可動側磁性体75aを有する短絡検出手段75と、バイメタルを用いた過電流検出手段76からなっている。一極においては、入力側中仕切り部材4に設けた軸78に動作レバー77の中間部が軸支され、可動側磁性体75aまたはバイメタル7bに押されて動作レバー77が時計回りに動作する。動作レバー77がリンク79を介して引外し部材20に連結されており、短絡検出または過電流検出で動作レバー77が動作すると引外し部材20を復帰ばね23に抗して時計回りに回動させレバー16を引外し動作させる。他極においては、異常電流検出装置7の可動側磁性体75aおよびバイメタル7bに押圧される2つの動作レバー部77aが引外し部材20に設けられている。
零相変流器100は漏電検出回路105を実装した実装基板101に取付けられ、器体1の中仕切り部材4内のプラグイン端子6と異常電流検出装置7との間のスペースに配置されている。そしてプラグイン端子6と異常電流検出装置7とを接続する電路を構成する可撓電線11を1次側として零相変流器100および基板101の貫通孔101aを貫通している。漏電検出装置102は実装基板101に実装された漏電検出回路105およびスイッチング素子104と、引外しコイル106を有する電磁石103とで構成されている(図17参照)。漏電検出回路105は零相変流器100の2次側を入力とし、所定出力が所定時間に達したときスイッチング素子104を駆動する。電磁石103は出力側中仕切り部材5に収納され、電磁石103のコイルを構成する引外しコイル106がスイッチング素子104を介して主接点装置8とリレー接点装置9の間の電路すなわちアーク駆動体66に接続されている。また入力側中仕切り部材4より出力側中仕切り部材5に到達する橋絡部材108が延出し、橋絡部材108の側面に形成したガイド溝109にスライド部材110をスライド自在に支持し、スライド部材110の一端を電磁石103のプランジャの先端に対向し他端と橋絡部材108との間にばね111を介在して一端をプランジャに押し当てている。スライド部材110の他端より延出した駆動部112は引外し部材20の受け突起113に対向している。橋絡部材108はハンドル14の軸14aを通す孔108aを有するとともにガイド溝109と平行に配線溝108bが形成され、電磁石103側とプリント基板101との間の配線を通す。スイッチング素子104の動作で引外しコイル106が通電され電磁石103のプランジャによりばね111に抗してスライド部材110をスライドし、駆動部112で引外し部材20を駆動しレバー16を引外し開閉機構30をトリップ動作する。
不平衡電流発生回路115はテストスイッチ116、抵抗117および零相変流器100の鎖交部115aを有し、図1および図17に示すように両端が一対のアーク駆動体66に接続されている。テストスイッチ116は出力側中仕切り部材5の電磁石103の上側に配置され、出力側中仕切り部材5の上面に側面カバー3にまたがって形成した孔125にテストスイッチ116を操作するテストボタン118を装着している。またテストボタン118と並んで出力側中仕切り部材5の上面に側面カバー3にまたがって形成した孔126に漏電表示部120を設けている。テストボタン118を押すと、テストスイッチ116がオンとなり、擬似の不平衡電流が発生することにより零相変流器100の2次側に出力が現れ、漏電検出回路105で検出され、スイッチング素子104がターンオンし、これにより引外しコイル106に通電され、電磁石103が動作し、開閉機構30がトリップ動作する。
漏電表示部材120は、例えば電磁石の動作に連動して、ばね(図示せず)により器体1の上面から突出するように構成され、また漏電トリップ動作後、ハンドル14をオフにすることにより漏電表示部材120を後退させることができるように構成されている。122、122aはリード配線を示している。
本発明の第2の実施の形態を図20により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、漏電検出装置102の入力端の一方を一極の電路のアーク駆動体66に接続し、他方をリレー接点装置9と速決端子10との間の他極の電路に接続している。また不平衡電流発生回路115の両端の一方を零相変流器100と主接点装置8との間の一極の電路に接続し、他方はリレー接点装置9と速結端子10との間の他極の電路に接続している。
本発明の第1の実施の形態のリモートコントロール式漏電遮断器の分解斜視図である。 内部を見たオン状態の正面図である。 オン状態の平面図である。 内部を見たオン状態の背面図である。 リレー接点装置がオフ状態の正面図である。 その平面図である。 リレー接点装置がオフ状態の背面図である。 主接点装置およびリレー接点装置がオフ状態の正面図である。 その平面図である。 主接点装置がオフ状態の正面図である。 その平面図である。 トリップ状態の正面図である。 その平面図である。 主に漏電検出装置、テストスイッチおよび零相変流器を示す正面図である。 異常電流検出装置、電磁石およびテストスイッチを示す斜視図である。 アーク駆動導体の分解斜視図である。 零相変流器のまわりの配線図である。 電磁石装置を示す部分断面図である。 外観斜視図である。 オン状態の電磁石装置の断面図である。 電磁石装置の操作回路図である。 第2の実施の形態の変流器のまわりの配線図である。
符号の説明
1 器体
6 プラグイン端子
8 主接点装置
9 リレー接点装置
9a リレー可動接触子
9b リレー固定接触子
10 速結端子
14 ハンドル
30 開閉機構
31 電磁石装置
60 主可動接点
61 主固定接点
62 リレー固定接点
63 リレー可動接点
66 アーク駆動体
100 零相変流器
102 漏電検出装置
104 スイッチング素子
106 引外しコイル
116 テストスイッチ

Claims (1)

  1. 器体と、この器体の両端に配設された複数極の入出力端子と、これらの各入出力端子間の電路に各極毎に介在する主可動接点および主固定接点を有した主接点装置と、前記器体の上面に配設されるハンドルを有し前記ハンドルの開閉操作により各極の前記主可動接点を各極の前記主固定接点に接離させる構成を有するとともに前記主可動接点を前記主固定接点から強制開極する引外し部を有する開閉機構と、各極の前記入出力端子間の前記電路で前記主接点装置に直列に介在するリレー可動接点およびリレー固定接点を有したリレー接点装置と、外部信号により前記リレー可動接点を前記リレー固定接点に接離させる電磁石装置と、前記電路に流れる各極間の不平衡電流を検出する零相変流器と、前記電路間に接続されてオン操作により通電するテストスイッチを有して前記零相変流器に擬似の不平衡電流を検出させる不平衡電流発生回路と、前記電路間に接続された引外しコイルを設けた電磁石を有し前記零相変流器の出力に基づいて駆動され前記引外しコイルを通電するスイッチング素子を有して前記引外しコイルの通電により前記開閉機構の前記引外し部を作動して前記主可動接点を前記主固定接点から強制開極させる漏電検出装置とを備え
    前記主接点装置は前記リレー接点装置よりも前記電路の前記入力端子側に接続され、前記不平衡電流発生回路の少なくとも片方の前記電路への接続点を前記主接点装置よりも出力端子側に接続し、前記引外しコイルに通電するための少なくとも片方の前記電路への接続点を前記主接点装置よりも出力端子側でかつ前記リレー接点装置よりも入力端子側に接続したリモートコントロール式漏電遮断器において、
    前記不平衡電流発生回路および前記引外しコイルは、前記主接点装置および前記リレー接点装置間の前記電路に両方の接続点が接続され、
    前記主固定接点と前記リレー固定接点とを各極毎に共通の導体に固着し、前記導体に前記不平衡電流発生回路の両端および前記引外しコイルに通電するための接続点を接続したリモートコントロール式漏電遮断器。
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