JPH10284291A - プラズマ処理装置及び処理方法 - Google Patents
プラズマ処理装置及び処理方法Info
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- JPH10284291A JPH10284291A JP9083753A JP8375397A JPH10284291A JP H10284291 A JPH10284291 A JP H10284291A JP 9083753 A JP9083753 A JP 9083753A JP 8375397 A JP8375397 A JP 8375397A JP H10284291 A JPH10284291 A JP H10284291A
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- Japan
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- plasma
- gas
- cylindrical portion
- reaction vessel
- processing
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大口径ウエハに対してアッシング等のプラズマ
処理を行う場合にも、処理速度の十分な均一化を図る。 【解決手段】アッシング装置1は、反応容器である処理
チャンバ2と、ガス導入手段であるガス導入口3U,3
Lと、ガス制御手段であるガスコントローラ4及びマス
フローコントローラ5U,5Lと、プラズマ発生用のコ
イル状アンテナ6U,6Lと、電力供給手段である高周
波電源部7L,7Uと、載置手段であるステージ8と、
ガス排気手段である排気口9とを有し、周方向に延びて
略円環状をなすプラズマ生成領域10U,10Lを処理
チャンバ2内の半径方向2箇所に形成している。そして
アッシング装置1は、プラズマ生成領域10U,10L
にそれぞれ略円環状のプラズマ(図示参照)を生成さ
せ、そのプラズマを用いてステージ8上に載置された被
処理物である半導体ウェハ11のアッシングを行う。
処理を行う場合にも、処理速度の十分な均一化を図る。 【解決手段】アッシング装置1は、反応容器である処理
チャンバ2と、ガス導入手段であるガス導入口3U,3
Lと、ガス制御手段であるガスコントローラ4及びマス
フローコントローラ5U,5Lと、プラズマ発生用のコ
イル状アンテナ6U,6Lと、電力供給手段である高周
波電源部7L,7Uと、載置手段であるステージ8と、
ガス排気手段である排気口9とを有し、周方向に延びて
略円環状をなすプラズマ生成領域10U,10Lを処理
チャンバ2内の半径方向2箇所に形成している。そして
アッシング装置1は、プラズマ生成領域10U,10L
にそれぞれ略円環状のプラズマ(図示参照)を生成さ
せ、そのプラズマを用いてステージ8上に載置された被
処理物である半導体ウェハ11のアッシングを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、液晶ディ
スプレー用ウェハ等の製造において用いられるプラズマ
処理装置に係わり、例えば、エッチング時に用いたレジ
ストを除去するアッシング等の処理に好適なプラズマ処
理装置に関する。
スプレー用ウェハ等の製造において用いられるプラズマ
処理装置に係わり、例えば、エッチング時に用いたレジ
ストを除去するアッシング等の処理に好適なプラズマ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体素子の製造には、反応性
プラズマを用いたプラズマ処理が広く用いられている。
プラズマは電離した気体の総称であるが、半導体製造等
に用いられる放電プラズマは、核融合プラズマとはその
性格を異にし、電離度が比較的低くかつガス温度に比べ
電子温度が著しく高い等の特徴を備えている。そのた
め、常温ではなしえない反応を起こすことができ、処理
用ガス分子と電子との間の衝突により発生する励起状態
分子や、処理用ガス分子が解離することにより発生する
各解離種など、化学的に活性な種を生成することができ
る。そして、これら活性種とウェハとの反応や、処理用
ガスが電離することにより発生したイオンがウェハに入
射することを利用して、プラズマ処理が行われる。
プラズマを用いたプラズマ処理が広く用いられている。
プラズマは電離した気体の総称であるが、半導体製造等
に用いられる放電プラズマは、核融合プラズマとはその
性格を異にし、電離度が比較的低くかつガス温度に比べ
電子温度が著しく高い等の特徴を備えている。そのた
め、常温ではなしえない反応を起こすことができ、処理
用ガス分子と電子との間の衝突により発生する励起状態
分子や、処理用ガス分子が解離することにより発生する
各解離種など、化学的に活性な種を生成することができ
る。そして、これら活性種とウェハとの反応や、処理用
ガスが電離することにより発生したイオンがウェハに入
射することを利用して、プラズマ処理が行われる。
【0003】プラズマ処理を行うプラズマ処理装置は、
そのプラズマ源の差異によって、容量結合型プラズマ処
理装置、誘導結合型プラズマ処理装置、有磁場型マイク
ロ波プラズマ処理装置等に区別される。これらのうち、
誘導結合型プラズマ処理装置は、プラズマの生成効率が
高いこと、また無電極放電であるために金属表面に荷電
粒子が逃げることが少なく高密度のプラズマを生成でき
ること、さらに装置構成が単純であること、等の特徴を
有するため、近年注目されている。この誘導結合型のプ
ラズマ処理装置に関する公知技術例としては、例えば、
特開平7−37697号公報、特開平2−235332
号公報、特開平7−302694号公報、及び特開平8
−78191号公報がある。
そのプラズマ源の差異によって、容量結合型プラズマ処
理装置、誘導結合型プラズマ処理装置、有磁場型マイク
ロ波プラズマ処理装置等に区別される。これらのうち、
誘導結合型プラズマ処理装置は、プラズマの生成効率が
高いこと、また無電極放電であるために金属表面に荷電
粒子が逃げることが少なく高密度のプラズマを生成でき
ること、さらに装置構成が単純であること、等の特徴を
有するため、近年注目されている。この誘導結合型のプ
ラズマ処理装置に関する公知技術例としては、例えば、
特開平7−37697号公報、特開平2−235332
号公報、特開平7−302694号公報、及び特開平8
−78191号公報がある。
【0004】すなわち、特開平7−37697号公報で
は、円筒形の反応室の側面にコイル状にアンテナを巻き
付けた構造のエッチング装置が開示されており、特開平
2−235332号公報では、ウェハに対向する面に渦
巻状のアンテナを配置した構造のエッチング・デポジシ
ョン装置が開示されており、特開平7−302694号
公報では、ドーム型のチャンバの外面にアンテナを巻き
付けた構造のアッシング装置が開示されている。以上3
つの構造はいずれもアンテナに高周波電流を流すことに
よりプラズマの生成と維持を行っている。また、特開平
8−78191号公報では、ウェハの対向部に、2系統
のコイル(外周コイル、内周コイル)を取り付け、各々
のコイルに投入される電力を変化させることにより、外
周コイル直下に生成する外周側プラズマと内周コイル直
下に生成する内周側プラズマの密度を適宜制御可能なエ
ッチング装置が開示されている。
は、円筒形の反応室の側面にコイル状にアンテナを巻き
付けた構造のエッチング装置が開示されており、特開平
2−235332号公報では、ウェハに対向する面に渦
巻状のアンテナを配置した構造のエッチング・デポジシ
ョン装置が開示されており、特開平7−302694号
公報では、ドーム型のチャンバの外面にアンテナを巻き
付けた構造のアッシング装置が開示されている。以上3
つの構造はいずれもアンテナに高周波電流を流すことに
よりプラズマの生成と維持を行っている。また、特開平
8−78191号公報では、ウェハの対向部に、2系統
のコイル(外周コイル、内周コイル)を取り付け、各々
のコイルに投入される電力を変化させることにより、外
周コイル直下に生成する外周側プラズマと内周コイル直
下に生成する内周側プラズマの密度を適宜制御可能なエ
ッチング装置が開示されている。
【0005】
(1)ウェハの大口径化への対応 ところで、近年、生産性向上のために、シリコンウェハ
は6.8インチから12インチ、さらには16インチへ
と大きくなりつつある。したがって、このような大口径
ウェハを均一に処理できるプラズマ処理装置が求められ
ている。そのためには、上記4つの従来のプラズマ処理
装置の反応容器の径を大きくすることが考えられる。そ
れぞれの反応容器を大径化した場合について、以下順
次、論じる。
は6.8インチから12インチ、さらには16インチへ
と大きくなりつつある。したがって、このような大口径
ウェハを均一に処理できるプラズマ処理装置が求められ
ている。そのためには、上記4つの従来のプラズマ処理
装置の反応容器の径を大きくすることが考えられる。そ
れぞれの反応容器を大径化した場合について、以下順
次、論じる。
【0006】(1−A)特開平7−37697号公報 特開平7−37697号公報のプラズマ処理装置とほぼ
同様の構造のエッチング装置において、反応容器を大径
化した場合の構造を図5に示す。図5において、エッチ
ング装置100は、反応室101側面に巻き付けたアン
テナ102に高周波電源103からの高周波電流を流す
ことにより、反応室101内にプラズマ104を生成す
る。このとき、誘導結合型固有の特徴として、アンテナ
102近傍に強いプラズマが発生する。そのため、単純
に反応容器101の径を大きくしただけでは、ウェハ1
05の処理速度(エッチングレート)が、図5下部に示
すようにウェハ上105でダブルピークを持つような分
布となり、処理速度の半径方向均一化が困難となる。ま
た、このようなエッチングレート分布を解消するために
高周波電力量を大きくすることが考えられる。しかしな
がらこの場合、プラズマ密度の上昇に伴うプラズマの導
電率増加のため、表皮効果がより顕著に現れるようにな
り、アンテナ近傍のプラズマ密度がさらに上昇してウェ
ハ外周部のエッチングレートのみがさらに上昇する可能
性がある。
同様の構造のエッチング装置において、反応容器を大径
化した場合の構造を図5に示す。図5において、エッチ
ング装置100は、反応室101側面に巻き付けたアン
テナ102に高周波電源103からの高周波電流を流す
ことにより、反応室101内にプラズマ104を生成す
る。このとき、誘導結合型固有の特徴として、アンテナ
102近傍に強いプラズマが発生する。そのため、単純
に反応容器101の径を大きくしただけでは、ウェハ1
05の処理速度(エッチングレート)が、図5下部に示
すようにウェハ上105でダブルピークを持つような分
布となり、処理速度の半径方向均一化が困難となる。ま
た、このようなエッチングレート分布を解消するために
高周波電力量を大きくすることが考えられる。しかしな
がらこの場合、プラズマ密度の上昇に伴うプラズマの導
電率増加のため、表皮効果がより顕著に現れるようにな
り、アンテナ近傍のプラズマ密度がさらに上昇してウェ
ハ外周部のエッチングレートのみがさらに上昇する可能
性がある。
【0007】(1−B)特開平8−78191号公報 この公知技術のエッチング装置では、外周コイル及び内
周コイルに投入される電力を独立して変化させ外周側プ
ラズマと内周側プラズマの密度を制御可能としており、
反応容器を大径化した場合であっても、外周側・内周側
のバランスを適宜調整することで処理速度の半径方向均
一化を図れるようになっている。しかしながら、この構
成においては、実際には、外周コイル直下と内周コイル
直下との間にもプラズマが生成し、その結果外周側プラ
ズマと内周側プラズマが合体してしまう場合がある。そ
のため、上記の制御が十分機能せず、処理速度の半径方
向均一化が不十分となる可能性がある。
周コイルに投入される電力を独立して変化させ外周側プ
ラズマと内周側プラズマの密度を制御可能としており、
反応容器を大径化した場合であっても、外周側・内周側
のバランスを適宜調整することで処理速度の半径方向均
一化を図れるようになっている。しかしながら、この構
成においては、実際には、外周コイル直下と内周コイル
直下との間にもプラズマが生成し、その結果外周側プラ
ズマと内周側プラズマが合体してしまう場合がある。そ
のため、上記の制御が十分機能せず、処理速度の半径方
向均一化が不十分となる可能性がある。
【0008】(1−C)特開平2−235332号公報
及び特開平7−302694号公報 これら特開平2−235332号公報のエッチング・デ
ポジション装置及び特開平7−302694号公報のア
ッシング装置においては、反応容器の大径化を図る場合
にも、上記(1−A)(1−B)のような不都合は特に
生じない。
及び特開平7−302694号公報 これら特開平2−235332号公報のエッチング・デ
ポジション装置及び特開平7−302694号公報のア
ッシング装置においては、反応容器の大径化を図る場合
にも、上記(1−A)(1−B)のような不都合は特に
生じない。
【0009】(2)高圧・大流量ガスへの対応 ところで、アッシング、エッチング、デポジション等の
プラズマ処理は、いずれも、反応室内のプラズマにより
生成された活性種がウェハ上に輸送され、ウェハとの表
面反応により行われる。この活性種の輸送は、拡散によ
る輸送とガス流れによる輸送とが並存し、行おうとする
プラズマ処理の種類によってどちらが主たる輸送となる
かが異なってくる。すなわち、例えばエッチングでは、
ウェハへの入射イオンの方向性が求められるため比較的
低圧の処理用ガスが用いられるが、このようなプラズマ
処理においては、拡散による輸送が完全に支配的とな
る。したがって、反応容器内に生成するプラズマ密度の
半径方向均一化を図れば、そのまま処理速度の半径方向
均一化を図れることになる。上記(1)は、この観点に
基づき、反応容器内に生成するプラズマ密度の半径方向
均一化について論じたものである。
プラズマ処理は、いずれも、反応室内のプラズマにより
生成された活性種がウェハ上に輸送され、ウェハとの表
面反応により行われる。この活性種の輸送は、拡散によ
る輸送とガス流れによる輸送とが並存し、行おうとする
プラズマ処理の種類によってどちらが主たる輸送となる
かが異なってくる。すなわち、例えばエッチングでは、
ウェハへの入射イオンの方向性が求められるため比較的
低圧の処理用ガスが用いられるが、このようなプラズマ
処理においては、拡散による輸送が完全に支配的とな
る。したがって、反応容器内に生成するプラズマ密度の
半径方向均一化を図れば、そのまま処理速度の半径方向
均一化を図れることになる。上記(1)は、この観点に
基づき、反応容器内に生成するプラズマ密度の半径方向
均一化について論じたものである。
【0010】これに対し、例えばアッシングでは、ウェ
ハへの入射イオンの方向性があまり要求されないため、
比較的高圧(例えば数百ミリTorr〜数Torr)・
大流量(例えば数百〜数千sccm)の処理用ガスが用
いられる。このようなプラズマ処理においては、活性種
の輸送は、拡散だけでなくガス流れの影響も受ける。例
えば、30℃、1TorrにおけるO2中のOの拡散係
数は約200cm2/sであるのに対し、同じ30℃、
1TorrのO2ガスを直径20cmの円筒形容器に2
000sccm流す場合、平均ガス流速は約90cm/
sになる。このような条件下では、活性種の輸送は、完
全な拡散支配型にはならず、ガス流れの影響をうけたも
のとなる。したがって、処理速度の半径方向均一化を図
るためには、生成するプラズマ側の因子(生成位置、生
成量等)のみならず、処理用ガス側の因子(ガス流れの
半径方向流速分布等)にも考慮する必要がある。しかし
ながら、上記したすべての公知技術(特開平7−376
97号公報、特開平8−78191号公報、特開平2−
235332号公報、及び特開平7−302694号公
報)においては、いずれも処理用ガス側の因子に全く配
慮されていない。そのため、大口径ウエハにアッシング
等を行う場合には、処理速度の十分な均一化を図るのが
困難である。
ハへの入射イオンの方向性があまり要求されないため、
比較的高圧(例えば数百ミリTorr〜数Torr)・
大流量(例えば数百〜数千sccm)の処理用ガスが用
いられる。このようなプラズマ処理においては、活性種
の輸送は、拡散だけでなくガス流れの影響も受ける。例
えば、30℃、1TorrにおけるO2中のOの拡散係
数は約200cm2/sであるのに対し、同じ30℃、
1TorrのO2ガスを直径20cmの円筒形容器に2
000sccm流す場合、平均ガス流速は約90cm/
sになる。このような条件下では、活性種の輸送は、完
全な拡散支配型にはならず、ガス流れの影響をうけたも
のとなる。したがって、処理速度の半径方向均一化を図
るためには、生成するプラズマ側の因子(生成位置、生
成量等)のみならず、処理用ガス側の因子(ガス流れの
半径方向流速分布等)にも考慮する必要がある。しかし
ながら、上記したすべての公知技術(特開平7−376
97号公報、特開平8−78191号公報、特開平2−
235332号公報、及び特開平7−302694号公
報)においては、いずれも処理用ガス側の因子に全く配
慮されていない。そのため、大口径ウエハにアッシング
等を行う場合には、処理速度の十分な均一化を図るのが
困難である。
【0011】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、大口径ウエハに対して
アッシング等のプラズマ処理を行う場合にも、処理速度
の十分な均一化を図ることができるプラズマ処理装置及
びプラズマ処理方法を提供することにある。
されたものであり、その目的は、大口径ウエハに対して
アッシング等のプラズマ処理を行う場合にも、処理速度
の十分な均一化を図ることができるプラズマ処理装置及
びプラズマ処理方法を提供することにある。
【0012】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、反応容器
内で周方向に延びて略円環状をなすプラズマ生成領域
を、半径方向複数箇所に形成し、前記反応容器壁面のう
ち前記プラズマ生成領域の略直上に位置する半径方向複
数箇所に、処理用ガスを該プラズマ生成領域に導入する
ガス導入手段をそれぞれ形成し、これら複数のガス導入
手段から導入するガス流量をそれぞれ別個独立に制御す
るガス制御手段を設け、前記プラズマ生成領域の前記半
径方向に隣接し該プラズマ生成領域に電界を印加する少
なくとも1つのアンテナを設け、このアンテナに電力を
供給する電力供給手段を設け、前記反応容器内の前記複
数のプラズマ生成領域より下方に被処理物を載置する載
置手段を設け、前記反応容器壁面のうち前記載置手段よ
りも下方にガス排気手段を形成し、前記プラズマ生成領
域に生成させたプラズマを用いて前記被処理物の処理を
行う。反応容器内の半径方向複数箇所に形成されたプラ
ズマ生成領域に、ガス導入手段から処理用ガスを導入す
ると共にアンテナで電界を印加し、各プラズマ生成領域
にプラズマを生成させる。そしてこのプラズマにより生
じた活性種は、ガス排気手段へと向かうガス流れにより
下方へ輸送され、載置手段に載置された被処理物の表面
と反応し所定の処理を行う。このとき、半径方向複数箇
所のプラズマ生成領域に生成した各プラズマの密度に応
じ、直上のガス導入手段からのガス流量をガス制御手段
で制御する。これにより、例えば処理用ガス圧力0.1
〜10Torr、トータルのガス流量500sccm以
上で行うアッシングのように、ガス流れの影響をうける
プラズマ処理を行う際に、プラズマ側の因子のみならず
処理用ガス側の因子に対する配慮が可能となる。例え
ば、プラズマ密度が半径方向において比較的均一であっ
た場合は、それを維持するように各ガス導入手段からの
ガス流量をほぼ等しくし、また例えばプラズマ密度が半
径方向外側が高く内側が低かった場合には、これを是正
するように外側ガス導入手段のガス流量を小さくかつ内
側ガス導入手段のガス流量を大きくすることができる。
したがって、ウェハが大口径化した場合にも、ある程度
の高い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布を
十分に均一化できる。
内で周方向に延びて略円環状をなすプラズマ生成領域
を、半径方向複数箇所に形成し、前記反応容器壁面のう
ち前記プラズマ生成領域の略直上に位置する半径方向複
数箇所に、処理用ガスを該プラズマ生成領域に導入する
ガス導入手段をそれぞれ形成し、これら複数のガス導入
手段から導入するガス流量をそれぞれ別個独立に制御す
るガス制御手段を設け、前記プラズマ生成領域の前記半
径方向に隣接し該プラズマ生成領域に電界を印加する少
なくとも1つのアンテナを設け、このアンテナに電力を
供給する電力供給手段を設け、前記反応容器内の前記複
数のプラズマ生成領域より下方に被処理物を載置する載
置手段を設け、前記反応容器壁面のうち前記載置手段よ
りも下方にガス排気手段を形成し、前記プラズマ生成領
域に生成させたプラズマを用いて前記被処理物の処理を
行う。反応容器内の半径方向複数箇所に形成されたプラ
ズマ生成領域に、ガス導入手段から処理用ガスを導入す
ると共にアンテナで電界を印加し、各プラズマ生成領域
にプラズマを生成させる。そしてこのプラズマにより生
じた活性種は、ガス排気手段へと向かうガス流れにより
下方へ輸送され、載置手段に載置された被処理物の表面
と反応し所定の処理を行う。このとき、半径方向複数箇
所のプラズマ生成領域に生成した各プラズマの密度に応
じ、直上のガス導入手段からのガス流量をガス制御手段
で制御する。これにより、例えば処理用ガス圧力0.1
〜10Torr、トータルのガス流量500sccm以
上で行うアッシングのように、ガス流れの影響をうける
プラズマ処理を行う際に、プラズマ側の因子のみならず
処理用ガス側の因子に対する配慮が可能となる。例え
ば、プラズマ密度が半径方向において比較的均一であっ
た場合は、それを維持するように各ガス導入手段からの
ガス流量をほぼ等しくし、また例えばプラズマ密度が半
径方向外側が高く内側が低かった場合には、これを是正
するように外側ガス導入手段のガス流量を小さくかつ内
側ガス導入手段のガス流量を大きくすることができる。
したがって、ウェハが大口径化した場合にも、ある程度
の高い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布を
十分に均一化できる。
【0013】(2)上記(1)において、前記反応容器
は、下方ほど大径となるように高さ方向に連続配置され
た互いに異径の複数の有蓋円筒部を備えており、これら
複数の有蓋円筒部は内周面近傍に前記プラズマ生成領域
をそれぞれ形成しており、前記アンテナは、前記複数の
有蓋円筒部の外周面にそれぞれ沿うように複数配置され
ており、前記電力供給手段は電力供給制御手段の制御に
応じて前記複数のアンテナに供給する電力をそれぞれ別
個独立に調整して供給し、前記複数のガス導入手段は前
記複数の有蓋円筒部の蓋部にそれぞれ設けられている。
は、下方ほど大径となるように高さ方向に連続配置され
た互いに異径の複数の有蓋円筒部を備えており、これら
複数の有蓋円筒部は内周面近傍に前記プラズマ生成領域
をそれぞれ形成しており、前記アンテナは、前記複数の
有蓋円筒部の外周面にそれぞれ沿うように複数配置され
ており、前記電力供給手段は電力供給制御手段の制御に
応じて前記複数のアンテナに供給する電力をそれぞれ別
個独立に調整して供給し、前記複数のガス導入手段は前
記複数の有蓋円筒部の蓋部にそれぞれ設けられている。
【0014】(3)上記(1)において、前記反応容器
は、1つの有蓋円筒部とこの有蓋円筒部の内周側に配置
された内側円筒部を備えており、この内側円筒部は外周
面近傍及び内周面近傍に前記プラズマ生成領域をそれぞ
れ形成しており、前記アンテナは該内側円筒部に配置さ
れており、前記複数のガス導入手段は、前記有蓋円筒部
の蓋部に設けられるとともに、前記有蓋円筒部内のうち
前記内側円筒部外に前記処理用ガスを導入するものと前
記有蓋円筒部内のうち前記内側円筒部内に前記処理用ガ
スを導入するものとを含んでいる。これにより、アンテ
ナが配置された内側円筒部の外周側と内周側との双方で
プラズマを生成できるので、投入する電力に対するプラ
ズマの発生効率を上げることができる。
は、1つの有蓋円筒部とこの有蓋円筒部の内周側に配置
された内側円筒部を備えており、この内側円筒部は外周
面近傍及び内周面近傍に前記プラズマ生成領域をそれぞ
れ形成しており、前記アンテナは該内側円筒部に配置さ
れており、前記複数のガス導入手段は、前記有蓋円筒部
の蓋部に設けられるとともに、前記有蓋円筒部内のうち
前記内側円筒部外に前記処理用ガスを導入するものと前
記有蓋円筒部内のうち前記内側円筒部内に前記処理用ガ
スを導入するものとを含んでいる。これにより、アンテ
ナが配置された内側円筒部の外周側と内周側との双方で
プラズマを生成できるので、投入する電力に対するプラ
ズマの発生効率を上げることができる。
【0015】(4)上記(1)において、前記反応容器
は、1つの有蓋円筒部を備えており、前記アンテナは、
前記有蓋円筒部の側壁を兼ねる外側円筒電極と、この円
筒状電極の内周側に配置された内側円筒電極と、半径方
向中心に配置された中心軸電極とを備えており、前記複
数のガス導入手段は、前記有蓋円筒部の蓋部に設けられ
るとともに、前記外側円筒電極と前記内側円筒電極との
間に前記処理用ガスを導入するものと前記内側円筒電極
内に前記処理用ガスを導入するものとを含んでいる。
は、1つの有蓋円筒部を備えており、前記アンテナは、
前記有蓋円筒部の側壁を兼ねる外側円筒電極と、この円
筒状電極の内周側に配置された内側円筒電極と、半径方
向中心に配置された中心軸電極とを備えており、前記複
数のガス導入手段は、前記有蓋円筒部の蓋部に設けられ
るとともに、前記外側円筒電極と前記内側円筒電極との
間に前記処理用ガスを導入するものと前記内側円筒電極
内に前記処理用ガスを導入するものとを含んでいる。
【0016】(5)上記目的を達成するために、本発明
は、反応容器内に処理用ガスを導入するとともに電界を
印加して該反応容器内の所定領域にプラズマを生成し、
このプラズマを用いて被処理物の処理を行うプラズマ処
理方法において、前記処理用ガスを前記反応容器半径方
向の複数箇所に導入して、前記所定領域を前記反応容器
半径方向の複数箇所に形成し、前記複数箇所に導入され
る処理用ガスの流量を、それぞれ別個独立に制御する。
は、反応容器内に処理用ガスを導入するとともに電界を
印加して該反応容器内の所定領域にプラズマを生成し、
このプラズマを用いて被処理物の処理を行うプラズマ処
理方法において、前記処理用ガスを前記反応容器半径方
向の複数箇所に導入して、前記所定領域を前記反応容器
半径方向の複数箇所に形成し、前記複数箇所に導入され
る処理用ガスの流量を、それぞれ別個独立に制御する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1に
より説明する。本実施形態は、プラズマ処理装置の一例
として誘導結合型アッシング装置を例にとった場合の実
施形態である。図1は、本実施形態によるアッシング装
置の全体構造を表す側断面図である。この図1におい
て、アッシング装置1は、反応容器である処理チャンバ
2と、ガス導入手段であるガス導入口3U,3Lと、ガ
ス制御手段であるガスコントローラ4及びマスフローコ
ントローラ5U,5Lと、プラズマ発生用のコイル状ア
ンテナ6U,6Lと、電力供給手段である高周波電源部
7L,7Uと、載置手段であるステージ8と、ガス排気
手段である排気口9とを有し、周方向に延びて略円環状
をなすプラズマ生成領域10U,10Lを処理チャンバ
2内の半径方向2箇所に形成している。そしてアッシン
グ装置1は、プラズマ生成領域10U,10Lにそれぞ
れ略円環状のプラズマ(図示参照)を生成させ、そのプ
ラズマを用いてステージ8上に載置された被処理物であ
る半導体ウェハ11のアッシングを行うようになってい
る。
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1に
より説明する。本実施形態は、プラズマ処理装置の一例
として誘導結合型アッシング装置を例にとった場合の実
施形態である。図1は、本実施形態によるアッシング装
置の全体構造を表す側断面図である。この図1におい
て、アッシング装置1は、反応容器である処理チャンバ
2と、ガス導入手段であるガス導入口3U,3Lと、ガ
ス制御手段であるガスコントローラ4及びマスフローコ
ントローラ5U,5Lと、プラズマ発生用のコイル状ア
ンテナ6U,6Lと、電力供給手段である高周波電源部
7L,7Uと、載置手段であるステージ8と、ガス排気
手段である排気口9とを有し、周方向に延びて略円環状
をなすプラズマ生成領域10U,10Lを処理チャンバ
2内の半径方向2箇所に形成している。そしてアッシン
グ装置1は、プラズマ生成領域10U,10Lにそれぞ
れ略円環状のプラズマ(図示参照)を生成させ、そのプ
ラズマを用いてステージ8上に載置された被処理物であ
る半導体ウェハ11のアッシングを行うようになってい
る。
【0018】チャンバ2は、下方ほど大径となるように
高さ方向に連続配置された互いに同軸異径の2つの有蓋
円筒部2U,2Lと、下段の有蓋円筒部2Lのさらに下
部に配置されたベースチャンバ部2Aとを備えており、
プラズマ生成領域10U,10Lは有蓋円筒部2U,2
Lの内周面近傍にそれぞれ形成されている。また有蓋円
筒部2U,2Lは誘電体で構成されており、ベースチャ
ンバ部2Aは例えばアルミニウム製である。
高さ方向に連続配置された互いに同軸異径の2つの有蓋
円筒部2U,2Lと、下段の有蓋円筒部2Lのさらに下
部に配置されたベースチャンバ部2Aとを備えており、
プラズマ生成領域10U,10Lは有蓋円筒部2U,2
Lの内周面近傍にそれぞれ形成されている。また有蓋円
筒部2U,2Lは誘電体で構成されており、ベースチャ
ンバ部2Aは例えばアルミニウム製である。
【0019】ガス導入口3U,3Lは、チャンバ2壁面
のうちプラズマ生成領域10U,10Lの略直上に位置
する半径方向2箇所(1箇所は領域10Uの位置、もう
1箇所は領域10Lの位置)、詳細には、有蓋円筒部2
U,2Lの蓋部2Ua,2Laにそれぞれ設けられてお
り、処理用ガスをプラズマ生成領域10U,10Lにそ
れぞれ導入するようになっている。なおこのとき、蓋部
2Uaは略円盤状の面、蓋部2Laは略円環状の面とな
っており、ガス導入口3Uは蓋部2Uaの周方向多数箇
所(図中では2箇所のみを表示)に形成されてそれら全
体で1つのガス導入手段を構成し、ガス導入口3Lは蓋
部2Laの周方向多数箇所(図中では2箇所のみを表
示)に形成され、それら全体でもう1つのガス導入手段
を構成している。また、蓋部2Uaの上部には多数のガ
ス導入口3Uにガスを分配するためのヘッダ12Uが設
けられ、蓋部2Laの上部には多数のガス導入口3Lに
ガスを分配するためのヘッダ12Lが設けられている。
のうちプラズマ生成領域10U,10Lの略直上に位置
する半径方向2箇所(1箇所は領域10Uの位置、もう
1箇所は領域10Lの位置)、詳細には、有蓋円筒部2
U,2Lの蓋部2Ua,2Laにそれぞれ設けられてお
り、処理用ガスをプラズマ生成領域10U,10Lにそ
れぞれ導入するようになっている。なおこのとき、蓋部
2Uaは略円盤状の面、蓋部2Laは略円環状の面とな
っており、ガス導入口3Uは蓋部2Uaの周方向多数箇
所(図中では2箇所のみを表示)に形成されてそれら全
体で1つのガス導入手段を構成し、ガス導入口3Lは蓋
部2Laの周方向多数箇所(図中では2箇所のみを表
示)に形成され、それら全体でもう1つのガス導入手段
を構成している。また、蓋部2Uaの上部には多数のガ
ス導入口3Uにガスを分配するためのヘッダ12Uが設
けられ、蓋部2Laの上部には多数のガス導入口3Lに
ガスを分配するためのヘッダ12Lが設けられている。
【0020】マスフローコントローラ5U,5Lは、ガ
スコントローラ4からの制御信号に応じて開度が制御さ
れる電磁バルブ(図示せず)をそれぞれ備えている。す
なわち、ガスコントローラ4を操作(手動若しくはコン
ピュータによる自動制御等)することにより、マスフロ
ーコントローラ5U,5Lの開度を調整し、ガス源(図
示せず)から供給されヘッダ12U,12L及びガス導
入口3U,3Lを介し有蓋円筒部2U,2L内にそれぞ
れ導入するガス流量をそれぞれ別個独立に制御可能とな
っている。
スコントローラ4からの制御信号に応じて開度が制御さ
れる電磁バルブ(図示せず)をそれぞれ備えている。す
なわち、ガスコントローラ4を操作(手動若しくはコン
ピュータによる自動制御等)することにより、マスフロ
ーコントローラ5U,5Lの開度を調整し、ガス源(図
示せず)から供給されヘッダ12U,12L及びガス導
入口3U,3Lを介し有蓋円筒部2U,2L内にそれぞ
れ導入するガス流量をそれぞれ別個独立に制御可能とな
っている。
【0021】アンテナ6U,6Lは、2つの有蓋円筒部
2U,2Lの外周面2Ub,2Lbにそれぞれ沿うよう
に配置されており、それぞれプラズマ生成領域10U,
10Lに半径方向に隣接している。これらのアンテナ6
U,6Lには、高周波電源部7U,7Lからの電力が供
給され、プラズマ生成領域10U,10Lにそれぞれ電
界を印加しプラズマを発生させるようになっている。こ
のとき、高周波電源部7U,7Lは、電力供給制御手段
である電力コントローラ13の制御信号に応じて動作す
るようになっている。すなわち、電力コントローラ13
を手動操作することにより、高周波電源部7U,7Lの
動作を調整し、アンテナ6U,6Lに供給する電力を別
個独立に調整して電力の分配比率を可変可能となってい
る。なお、高周波電源部7U,7Lとアンテナ6U,6
Lとの間には、インピーダンスマッチング用の整合装置
14L,14Uがそれぞれ設けられている。
2U,2Lの外周面2Ub,2Lbにそれぞれ沿うよう
に配置されており、それぞれプラズマ生成領域10U,
10Lに半径方向に隣接している。これらのアンテナ6
U,6Lには、高周波電源部7U,7Lからの電力が供
給され、プラズマ生成領域10U,10Lにそれぞれ電
界を印加しプラズマを発生させるようになっている。こ
のとき、高周波電源部7U,7Lは、電力供給制御手段
である電力コントローラ13の制御信号に応じて動作す
るようになっている。すなわち、電力コントローラ13
を手動操作することにより、高周波電源部7U,7Lの
動作を調整し、アンテナ6U,6Lに供給する電力を別
個独立に調整して電力の分配比率を可変可能となってい
る。なお、高周波電源部7U,7Lとアンテナ6U,6
Lとの間には、インピーダンスマッチング用の整合装置
14L,14Uがそれぞれ設けられている。
【0022】ステージ8は、チャンバ2内のプラズマ生
成領域10U,10Lより下方に配置され、ウェハ11
を載置するようになっている。ステージ8には、処理後
のウェハ11を搬送システム(後述)のアームで把持し
やすいようにするためのプッシュロッド15と、基板温
度調節用のヒータ16と、ウェハ11のずれ防止のため
のサセプタ18とを備えている。なお、ヒータ16は、
外部直流電源17とステージコントローラ20とによっ
てウェハ11の調温が可能となっている。またベースチ
ャンバ部2A壁面のうちウェハ11側方に相当する位置
には、外部よりウェハ11を搬出入するための開閉弁1
9が設けられており、この開閉弁19が開いた状態にお
いて、図示しない搬送システムのアームが開閉弁19を
介し入室・退室し、ウェハ11の搬送を行う。
成領域10U,10Lより下方に配置され、ウェハ11
を載置するようになっている。ステージ8には、処理後
のウェハ11を搬送システム(後述)のアームで把持し
やすいようにするためのプッシュロッド15と、基板温
度調節用のヒータ16と、ウェハ11のずれ防止のため
のサセプタ18とを備えている。なお、ヒータ16は、
外部直流電源17とステージコントローラ20とによっ
てウェハ11の調温が可能となっている。またベースチ
ャンバ部2A壁面のうちウェハ11側方に相当する位置
には、外部よりウェハ11を搬出入するための開閉弁1
9が設けられており、この開閉弁19が開いた状態にお
いて、図示しない搬送システムのアームが開閉弁19を
介し入室・退室し、ウェハ11の搬送を行う。
【0023】排気口9は、チャンバ2壁面のうちステー
ジ8よりも下方に形成されており、図示しない真空排気
手段に接続されている。
ジ8よりも下方に形成されており、図示しない真空排気
手段に接続されている。
【0024】以上のように構成した本実施形態のアッシ
ング装置1においては、チャンバ2内の半径方向2箇所
に形成されたプラズマ生成領域10U,10Lに、ガス
導入口3U,3Lから処理用ガスをそれぞれ導入すると
共にアンテナ6U,6Lで電界を印加し、各プラズマ生
成領域10U,10Lにプラズマを生成させる。そして
このプラズマにより生じた活性種は、ガス排気口9へと
向かうガス流れにより下方へ輸送され、ステージ8に載
置されたウェハ11の表面と反応しアッシング処理を行
う。このとき、半径方向2箇所のプラズマ生成領域10
U,10Lに生成した各プラズマの密度に応じ、直上の
ガス導入口3U,3Lからのガス流量をマスフローコン
トローラ5を介しガスコントローラ4で制御する。これ
により、例えば処理用ガス圧力0.1〜10Torr、
トータルのガス流量500sccm以上でアッシングを
行う場合に、例えば、プラズマ密度が半径方向において
比較的均一であった場合は、それを維持するように各ガ
ス導入口3U,3Lからのガス流量をほぼ等しくし、ま
た例えばプラズマ密度が半径方向外側が高く内側が低か
った場合には、これを是正するように外側のガス導入口
3Lのガス流量を小さくかつ内側のガス導入口3Uのガ
ス流量を大きくすることができる。したがって、ある程
度の高い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布
を十分に均一化できる。
ング装置1においては、チャンバ2内の半径方向2箇所
に形成されたプラズマ生成領域10U,10Lに、ガス
導入口3U,3Lから処理用ガスをそれぞれ導入すると
共にアンテナ6U,6Lで電界を印加し、各プラズマ生
成領域10U,10Lにプラズマを生成させる。そして
このプラズマにより生じた活性種は、ガス排気口9へと
向かうガス流れにより下方へ輸送され、ステージ8に載
置されたウェハ11の表面と反応しアッシング処理を行
う。このとき、半径方向2箇所のプラズマ生成領域10
U,10Lに生成した各プラズマの密度に応じ、直上の
ガス導入口3U,3Lからのガス流量をマスフローコン
トローラ5を介しガスコントローラ4で制御する。これ
により、例えば処理用ガス圧力0.1〜10Torr、
トータルのガス流量500sccm以上でアッシングを
行う場合に、例えば、プラズマ密度が半径方向において
比較的均一であった場合は、それを維持するように各ガ
ス導入口3U,3Lからのガス流量をほぼ等しくし、ま
た例えばプラズマ密度が半径方向外側が高く内側が低か
った場合には、これを是正するように外側のガス導入口
3Lのガス流量を小さくかつ内側のガス導入口3Uのガ
ス流量を大きくすることができる。したがって、ある程
度の高い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布
を十分に均一化できる。
【0025】また、ガス導入口3U,3Lを上部にガス
排気口9を下部に配置することにより、処理用ガスがプ
ラズマ発生領域10U,10Lを全て通過するので、活
性種の高い発生効率を確保でき、更に、処理手順に有害
である反応副生成物も効率良く排気できる。さらに、ア
ンテナ6U,6Lからプラズマに投入されるパワーは、
高周波電源部7L,7Uを介し電力コントローラ13で
独立に制御できるので、これによってウェハ11表面上
における活性種の径方向分布を制御し、処理速度の半径
方向分布を十分に均一化することができる。例えば、プ
ラズマ密度が半径方向外側が高く内側が低かった場合に
は、これを是正するように外側のアンテナ6Lの電力を
小さくかつ内側のアンテナ6Uの電力を大きくすること
ができる。なおこのとき、2つの有蓋円筒部2U,2L
の径と高さが互いに異なっているため、特開平8−78
191のように外周側アンテナと内周側アンテナの間に
プラズマが着き活性種の分布を制御しにくくなる可能性
はない。
排気口9を下部に配置することにより、処理用ガスがプ
ラズマ発生領域10U,10Lを全て通過するので、活
性種の高い発生効率を確保でき、更に、処理手順に有害
である反応副生成物も効率良く排気できる。さらに、ア
ンテナ6U,6Lからプラズマに投入されるパワーは、
高周波電源部7L,7Uを介し電力コントローラ13で
独立に制御できるので、これによってウェハ11表面上
における活性種の径方向分布を制御し、処理速度の半径
方向分布を十分に均一化することができる。例えば、プ
ラズマ密度が半径方向外側が高く内側が低かった場合に
は、これを是正するように外側のアンテナ6Lの電力を
小さくかつ内側のアンテナ6Uの電力を大きくすること
ができる。なおこのとき、2つの有蓋円筒部2U,2L
の径と高さが互いに異なっているため、特開平8−78
191のように外周側アンテナと内周側アンテナの間に
プラズマが着き活性種の分布を制御しにくくなる可能性
はない。
【0026】なお、上記第1の実施形態においては、2
系統のアンテナ6U,6Lに対して2つの高周波電源部
7U,7Lを設け、それらへの電力分配を可変とした
が、これに限られない。すなわち、ガスコントローラ4
によるガス流れの調整のみで十分な処理速度分布の均一
化が得られる場合には、2系統のアンテナ6U,6Lを
1つの高周波電源に対し直列(又は並列)に接続し、ア
ンテナ6U,6Lの電力分配比は固定としてもよい。ま
た、上記第1の実施形態においては、有蓋円筒部2U,
2Lを2つ設け、これに対応してプラズマ生成領域10
U,10L、ガス導入口3U,3L、アンテナ6U,6
L等を2つずつ設けたが、これに限られず、3つ以上設
けてもよい。この場合も、同様の効果を得る。さらに、
上記第1の実施形態の変形例として、図2のように有蓋
円筒部2Uの外周面2Ubを下方に延長し、プラズマ生
成領域10Uと10Lとを明確に区分するようにしても
よい。この場合も、同様の効果を得る。
系統のアンテナ6U,6Lに対して2つの高周波電源部
7U,7Lを設け、それらへの電力分配を可変とした
が、これに限られない。すなわち、ガスコントローラ4
によるガス流れの調整のみで十分な処理速度分布の均一
化が得られる場合には、2系統のアンテナ6U,6Lを
1つの高周波電源に対し直列(又は並列)に接続し、ア
ンテナ6U,6Lの電力分配比は固定としてもよい。ま
た、上記第1の実施形態においては、有蓋円筒部2U,
2Lを2つ設け、これに対応してプラズマ生成領域10
U,10L、ガス導入口3U,3L、アンテナ6U,6
L等を2つずつ設けたが、これに限られず、3つ以上設
けてもよい。この場合も、同様の効果を得る。さらに、
上記第1の実施形態の変形例として、図2のように有蓋
円筒部2Uの外周面2Ubを下方に延長し、プラズマ生
成領域10Uと10Lとを明確に区分するようにしても
よい。この場合も、同様の効果を得る。
【0027】本発明の第2の実施形態を図3により説明
する。本実施形態も、第1の実施形態同様、誘導結合型
アッシング装置の実施形態である。第1の実施形態と同
等の部材には同一の符号を付し、また第1の実施形態と
機能的に対応する部材には200を付加した番号を付
し、適宜説明を省略している。図3は、本実施形態によ
るアッシング装置の全体構造を表す側断面図である。こ
の図3において、アッシング装置201は、第1の実施
形態のアッシング装置1と同様、反応容器である処理チ
ャンバ202と、ガス導入手段であるガス導入口203
U,203Lと、ガス制御手段であるガスコントローラ
204及びマスフローコントローラ205U,205L
と、コイル状アンテナ206と、電力供給手段である高
周波電源207と、載置手段であるステージ8と、ガス
排気手段である排気口9とを有し、周方向に延びて略円
環状をなすプラズマ生成領域210U,210Lを処理
チャンバ202内の半径方向2箇所に形成している。そ
してアッシング装置201は、これらプラズマ生成領域
210U,210Lにそれぞれ略円環状のプラズマ(図
示参照)を生成させ、そのプラズマを用いてステージ8
上に載置された被処理物である半導体ウェハ11のアッ
シングを行うようになっている。
する。本実施形態も、第1の実施形態同様、誘導結合型
アッシング装置の実施形態である。第1の実施形態と同
等の部材には同一の符号を付し、また第1の実施形態と
機能的に対応する部材には200を付加した番号を付
し、適宜説明を省略している。図3は、本実施形態によ
るアッシング装置の全体構造を表す側断面図である。こ
の図3において、アッシング装置201は、第1の実施
形態のアッシング装置1と同様、反応容器である処理チ
ャンバ202と、ガス導入手段であるガス導入口203
U,203Lと、ガス制御手段であるガスコントローラ
204及びマスフローコントローラ205U,205L
と、コイル状アンテナ206と、電力供給手段である高
周波電源207と、載置手段であるステージ8と、ガス
排気手段である排気口9とを有し、周方向に延びて略円
環状をなすプラズマ生成領域210U,210Lを処理
チャンバ202内の半径方向2箇所に形成している。そ
してアッシング装置201は、これらプラズマ生成領域
210U,210Lにそれぞれ略円環状のプラズマ(図
示参照)を生成させ、そのプラズマを用いてステージ8
上に載置された被処理物である半導体ウェハ11のアッ
シングを行うようになっている。
【0028】チャンバ202は、1つの有蓋円筒部20
2Bと、この有蓋円筒部202Bの内周側に配置された
内側円筒部202Cと、有蓋円筒部202Bのさらに下
部に配置されたベースチャンバ部202Aとを備えてお
り、プラズマ生成領域210U,210Lは、内側円筒
部202Cの外周面近傍及び内周面近傍にそれぞれ形成
されている。なお、この内側円筒部202Cは誘電体で
構成されている。
2Bと、この有蓋円筒部202Bの内周側に配置された
内側円筒部202Cと、有蓋円筒部202Bのさらに下
部に配置されたベースチャンバ部202Aとを備えてお
り、プラズマ生成領域210U,210Lは、内側円筒
部202Cの外周面近傍及び内周面近傍にそれぞれ形成
されている。なお、この内側円筒部202Cは誘電体で
構成されている。
【0029】ガス導入口203U,203Lは、有蓋円
筒部202Bの蓋部202Baに設けられており、一方
のガス導入口203Uは有蓋円筒部202B内のうち内
側円筒部202C内側に処理用ガスを導入し、他方のガ
ス導入口203Lは有蓋円筒部202B内のうち内側円
筒部202C外側に処理用ガスを導入するようになって
いる。なおこのとき、蓋部202Baは略円盤状の面と
なっており、ガス導入口203U(又は203L)は蓋
部202Baの周方向多数箇所(図中では2箇所のみを
表示)に形成されてそれら全体で1つのガス導入手段を
構成している。また、蓋部202Baの上部には多数の
ガス導入口203U,203Lにガスを分配するための
ヘッダ12が設けられている。
筒部202Bの蓋部202Baに設けられており、一方
のガス導入口203Uは有蓋円筒部202B内のうち内
側円筒部202C内側に処理用ガスを導入し、他方のガ
ス導入口203Lは有蓋円筒部202B内のうち内側円
筒部202C外側に処理用ガスを導入するようになって
いる。なおこのとき、蓋部202Baは略円盤状の面と
なっており、ガス導入口203U(又は203L)は蓋
部202Baの周方向多数箇所(図中では2箇所のみを
表示)に形成されてそれら全体で1つのガス導入手段を
構成している。また、蓋部202Baの上部には多数の
ガス導入口203U,203Lにガスを分配するための
ヘッダ12が設けられている。
【0030】アンテナ206は、内側円筒部202Cに
埋め込まれる形で配置されており、プラズマ生成領域2
10U,210Lに半径方向に隣接している。このアン
テナ206には、高周波電源207からの電力が供給さ
れ、プラズマ生成領域210U,210Lにそれぞれ電
界を印加してプラズマを発生するようになっている。な
お、高周波電源207とアンテナ206との間には、イ
ンピーダンスマッチング用の整合装置214が設けられ
ている。
埋め込まれる形で配置されており、プラズマ生成領域2
10U,210Lに半径方向に隣接している。このアン
テナ206には、高周波電源207からの電力が供給さ
れ、プラズマ生成領域210U,210Lにそれぞれ電
界を印加してプラズマを発生するようになっている。な
お、高周波電源207とアンテナ206との間には、イ
ンピーダンスマッチング用の整合装置214が設けられ
ている。
【0031】以上のように構成した本実施形態のアッシ
ング装置201においても、第1の実施形態のアッシン
グ装置1と同様、プラズマ生成領域210U,210L
に生成した各プラズマの密度に応じ、ガス導入口203
U,203Lからのガス流量をガスコントローラ204
で制御することにより、ある程度の高い処理速度を確保
しつつ処理速度の半径方向分布を十分に均一化できる。
またこれに加え、アンテナ206の埋め込まれた内側円
筒部202cの内周側と外周側との双方でプラズマを生
成できるので、投入する電力に対するプラズマの発生効
率を上げることができる効果もある。
ング装置201においても、第1の実施形態のアッシン
グ装置1と同様、プラズマ生成領域210U,210L
に生成した各プラズマの密度に応じ、ガス導入口203
U,203Lからのガス流量をガスコントローラ204
で制御することにより、ある程度の高い処理速度を確保
しつつ処理速度の半径方向分布を十分に均一化できる。
またこれに加え、アンテナ206の埋め込まれた内側円
筒部202cの内周側と外周側との双方でプラズマを生
成できるので、投入する電力に対するプラズマの発生効
率を上げることができる効果もある。
【0032】本発明の第3の実施形態を図4により説明
する。本実施形態は、容量結合型アッシング装置の実施
形態である。第1及び第2の実施形態と同等の部材には
同一の符号を付し、また第1及び第2の実施形態と機能
的に対応する部材には300を付加した番号を付し、適
宜説明を省略している。図4は、本実施形態によるアッ
シング装置の全体構造を表す側断面図である。この図4
において、アッシング装置301は、第1及び第2の実
施形態のアッシング装置1,201と同様、反応容器で
ある処理チャンバ302と、ガス導入手段であるガス導
入口303U,303Lと、ガス制御手段であるガスコ
ントローラ304及びマスフローコントローラ305
U,305Lと、アンテナである外側円筒電極306
A、内側円筒電極306B、及び中心軸電極306C
と、電力供給手段である高周波電源307と、載置手段
であるステージ8と、ガス排気手段である排気口9とを
有し、周方向に延びて略円筒状をなすプラズマ生成領域
310U,310Lを処理チャンバ302内の半径方向
2箇所に形成している。そしてアッシング装置301
は、これらプラズマ生成領域310U,310Lにそれ
ぞれ略円筒状のプラズマ(図示参照)を生成させ、その
プラズマを用いてステージ8上に載置された被処理物で
ある半導体ウェハ11のアッシングを行うようになって
いる。
する。本実施形態は、容量結合型アッシング装置の実施
形態である。第1及び第2の実施形態と同等の部材には
同一の符号を付し、また第1及び第2の実施形態と機能
的に対応する部材には300を付加した番号を付し、適
宜説明を省略している。図4は、本実施形態によるアッ
シング装置の全体構造を表す側断面図である。この図4
において、アッシング装置301は、第1及び第2の実
施形態のアッシング装置1,201と同様、反応容器で
ある処理チャンバ302と、ガス導入手段であるガス導
入口303U,303Lと、ガス制御手段であるガスコ
ントローラ304及びマスフローコントローラ305
U,305Lと、アンテナである外側円筒電極306
A、内側円筒電極306B、及び中心軸電極306C
と、電力供給手段である高周波電源307と、載置手段
であるステージ8と、ガス排気手段である排気口9とを
有し、周方向に延びて略円筒状をなすプラズマ生成領域
310U,310Lを処理チャンバ302内の半径方向
2箇所に形成している。そしてアッシング装置301
は、これらプラズマ生成領域310U,310Lにそれ
ぞれ略円筒状のプラズマ(図示参照)を生成させ、その
プラズマを用いてステージ8上に載置された被処理物で
ある半導体ウェハ11のアッシングを行うようになって
いる。
【0033】チャンバ302は、金属製の1つの有蓋円
筒部302Bと、この有蓋円筒部302Bのさらに下部
に配置された金属製のベースチャンバ部302Aとを備
えている。
筒部302Bと、この有蓋円筒部302Bのさらに下部
に配置された金属製のベースチャンバ部302Aとを備
えている。
【0034】有蓋円筒部302Bの側壁は外側円筒電極
306Aを兼ねている。そして内側円筒電極306Bは
外側円筒電極306Aの内周側に配置されており、中心
軸電極306Cは内側円筒電極306Bのさらに内側の
半径方向中心に配置されており、プラズマ生成領域31
0U,310Lに半径方向に隣接している。すなわち内
側円筒電極306Bは整合装置314を介し高周波電源
307に接続される一方、外側円筒電極306A及び中
心軸電極306Cは接地されており、これによって内側
円筒電極306Bと外側円筒電極306A又は中心軸電
極306Cとの間のプラズマ生成領域310U,310
Lにそれぞれ電界を印加し略円筒状のプラズマを発生す
るようになっている。
306Aを兼ねている。そして内側円筒電極306Bは
外側円筒電極306Aの内周側に配置されており、中心
軸電極306Cは内側円筒電極306Bのさらに内側の
半径方向中心に配置されており、プラズマ生成領域31
0U,310Lに半径方向に隣接している。すなわち内
側円筒電極306Bは整合装置314を介し高周波電源
307に接続される一方、外側円筒電極306A及び中
心軸電極306Cは接地されており、これによって内側
円筒電極306Bと外側円筒電極306A又は中心軸電
極306Cとの間のプラズマ生成領域310U,310
Lにそれぞれ電界を印加し略円筒状のプラズマを発生す
るようになっている。
【0035】ガス導入口303U,303Lは、絶縁材
で構成された有蓋円筒部302Bの蓋部302Baに設
けられている。一方のガス導入口303Uは内側円筒電
極306Bと中心軸円筒電極306Cとの間に処理用ガ
スを導入し、他方のガス導入口303Lは内側円筒電極
306Bと外側円筒電極306Aとの間に処理用ガスを
導入するようになっている。なおこのとき、蓋部302
Baは略円盤状の面となっており、ガス導入口303U
(又は303L)は蓋部302Baの周方向多数箇所
(図中では2箇所のみを表示)に形成されてそれら全体
で1つのガス導入手段を構成している。また、蓋部30
2Uaの上部には多数のガス導入口303U,303L
にガスを分配するためのヘッダ312が設けられてい
る。
で構成された有蓋円筒部302Bの蓋部302Baに設
けられている。一方のガス導入口303Uは内側円筒電
極306Bと中心軸円筒電極306Cとの間に処理用ガ
スを導入し、他方のガス導入口303Lは内側円筒電極
306Bと外側円筒電極306Aとの間に処理用ガスを
導入するようになっている。なおこのとき、蓋部302
Baは略円盤状の面となっており、ガス導入口303U
(又は303L)は蓋部302Baの周方向多数箇所
(図中では2箇所のみを表示)に形成されてそれら全体
で1つのガス導入手段を構成している。また、蓋部30
2Uaの上部には多数のガス導入口303U,303L
にガスを分配するためのヘッダ312が設けられてい
る。
【0036】以上のように構成した本実施形態のアッシ
ング装置301においても、第1及び第2の実施形態の
アッシング装置1,201と同様、プラズマ生成領域3
10U,310Lに生成した各プラズマの密度に応じ、
ガス導入口303U,303Lからのガス流量をガスコ
ントローラ304で制御することにより、ある程度の高
い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布を十分
に均一化できる。
ング装置301においても、第1及び第2の実施形態の
アッシング装置1,201と同様、プラズマ生成領域3
10U,310Lに生成した各プラズマの密度に応じ、
ガス導入口303U,303Lからのガス流量をガスコ
ントローラ304で制御することにより、ある程度の高
い処理速度を確保しつつ処理速度の半径方向分布を十分
に均一化できる。
【0037】なお、上記第1〜第3の実施形態において
は、プラズマ処理装置の例として本発明を誘導結合型・
容量結合型アッシング装置に適用した場合について説明
したが、これに限られるものではなく、他のタイプのプ
ラズマ源によるアッシング装置や、さらに例えばエッチ
ング装置やデポジション装置等、他のプラズマ処理装置
に適用してもよい。この場合、活性種の輸送が拡散だけ
でなくガス流れの影響も受ける場合に特に有効である。
は、プラズマ処理装置の例として本発明を誘導結合型・
容量結合型アッシング装置に適用した場合について説明
したが、これに限られるものではなく、他のタイプのプ
ラズマ源によるアッシング装置や、さらに例えばエッチ
ング装置やデポジション装置等、他のプラズマ処理装置
に適用してもよい。この場合、活性種の輸送が拡散だけ
でなくガス流れの影響も受ける場合に特に有効である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、アッシングのように、
ガス流れの影響をうけるプラズマ処理を行う際に、プラ
ズマ側の因子のみならず処理用ガス側の因子に対する配
慮が可能となる。したがって、ウェハが大口径化した場
合にも、ある程度の高い処理速度を確保しつつ処理速度
の半径方向分布を十分に均一化できる。
ガス流れの影響をうけるプラズマ処理を行う際に、プラ
ズマ側の因子のみならず処理用ガス側の因子に対する配
慮が可能となる。したがって、ウェハが大口径化した場
合にも、ある程度の高い処理速度を確保しつつ処理速度
の半径方向分布を十分に均一化できる。
【図1】本発明の第1の実施形態によるアッシング装置
の全体構造を表す側断面図である。
の全体構造を表す側断面図である。
【図2】図1の変形例によるアッシング装置の全体構造
を表す側断面図である。
を表す側断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態によるアッシング装置
の全体構造を表す側断面図である。
の全体構造を表す側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態によるアッシング装置
の全体構造を表す側断面図である。
の全体構造を表す側断面図である。
【図5】従来構造のエッチング装置において、反応容器
を大径化した場合の構造を表す側断面図である。
を大径化した場合の構造を表す側断面図である。
1 アッシング装置 2 処理チャンバ(反応容器) 2U,L 有蓋円筒部 3U,L ガス導入口(ガス導入手段) 4 ガスコントローラ(ガス制御手段) 5L,U マスフローコントローラ(ガス制御手段) 6L,U, アンテナ 7L,U 高周波電源部(電力供給手段) 8 ステージ(載置手段) 9 排気口(ガス排気手段) 10L,U プラズマ生成領域 11 半導体ウェハ(被処理物) 13 電力コントローラ(電力供給制御手段) 201 アッシング装置 202 処理チャンバ(反応容器) 202B 有蓋円筒部 202C 内側円筒部 203U,L ガス導入口(ガス導入手段) 204 ガスコントローラ(ガス制御手段) 205L,U マスフローコントローラ(ガス制御手
段) 206 アンテナ 207 高周波電源(電力供給手段) 210L,U プラズマ生成領域 301 アッシング装置 302 処理チャンバ(反応容器) 302B 有蓋円筒部 303U,L ガス導入口(ガス導入手段) 304 ガスコントローラ(ガス制御手段) 305L,U マスフローコントローラ(ガス制御手
段) 306A 外側円筒電極(アンテナ) 306B 内側円筒電極(アンテナ) 306C 中心軸電極(アンテナ) 307 高周波電源(電力供給手段) 310L,U プラズマ生成領域
段) 206 アンテナ 207 高周波電源(電力供給手段) 210L,U プラズマ生成領域 301 アッシング装置 302 処理チャンバ(反応容器) 302B 有蓋円筒部 303U,L ガス導入口(ガス導入手段) 304 ガスコントローラ(ガス制御手段) 305L,U マスフローコントローラ(ガス制御手
段) 306A 外側円筒電極(アンテナ) 306B 内側円筒電極(アンテナ) 306C 中心軸電極(アンテナ) 307 高周波電源(電力供給手段) 310L,U プラズマ生成領域
フロントページの続き (72)発明者 吉岡 健 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 金井 三郎 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (5)
- 【請求項1】反応容器内で周方向に延びて略円環状をな
すプラズマ生成領域を、半径方向複数箇所に形成し、 前記反応容器壁面のうち前記プラズマ生成領域の略直上
に位置する半径方向複数箇所に、処理用ガスを該プラズ
マ生成領域に導入するガス導入手段をそれぞれ形成し、 これら複数のガス導入手段から導入するガス流量をそれ
ぞれ別個独立に制御するガス制御手段を設け、 前記プラズマ生成領域の前記半径方向に隣接し該プラズ
マ生成領域に電界を印加する少なくとも1つのアンテナ
を設け、 このアンテナに電力を供給する電力供給手段を設け、 前記反応容器内の前記複数のプラズマ生成領域より下方
に被処理物を載置する載置手段を設け、 前記反応容器壁面のうち前記載置手段よりも下方にガス
排気手段を形成し、 前記プラズマ生成領域に生成させたプラズマを用いて前
記被処理物の処理を行うプラズマ処理装置。 - 【請求項2】請求項1記載のプラズマ処理装置におい
て、前記反応容器は、下方ほど大径となるように高さ方
向に連続配置された互いに異径の複数の有蓋円筒部を備
えており、これら複数の有蓋円筒部は内周面近傍に前記
プラズマ生成領域をそれぞれ形成しており、前記アンテ
ナは、前記複数の有蓋円筒部の外周面にそれぞれ沿うよ
うに複数配置されており、前記電力供給手段は電力供給
制御手段の制御に応じて前記複数のアンテナに供給する
電力をそれぞれ別個独立に調整して供給し、前記複数の
ガス導入手段は前記複数の有蓋円筒部の蓋部にそれぞれ
設けられていることを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項3】請求項1記載のプラズマ処理装置におい
て、前記反応容器は、1つの有蓋円筒部とこの有蓋円筒
部の内周側に配置された内側円筒部を備えており、この
内側円筒部は外周面近傍及び内周面近傍に前記プラズマ
生成領域をそれぞれ形成しており、前記アンテナは該内
側円筒部に配置されており、前記複数のガス導入手段
は、前記有蓋円筒部の蓋部に設けられるとともに、前記
有蓋円筒部内のうち前記内側円筒部外に前記処理用ガス
を導入するものと前記有蓋円筒部内のうち前記内側円筒
部内に前記処理用ガスを導入するものとを含んでいるこ
とを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項4】請求項1記載のプラズマ処理装置におい
て、前記反応容器は、1つの有蓋円筒部を備えており、
前記アンテナは、前記有蓋円筒部の側壁を兼ねる外側円
筒電極と、この円筒状電極の内周側に配置された内側円
筒電極と、半径方向中心に配置された中心軸電極とを備
えており、前記複数のガス導入手段は、前記有蓋円筒部
の蓋部に設けられるとともに、前記外側円筒電極と前記
内側円筒電極との間に前記処理用ガスを導入するものと
前記内側円筒電極内に前記処理用ガスを導入するものと
を含んでいることを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項5】反応容器内に処理用ガスを導入するととも
に電界を印加して該反応容器内の所定領域にプラズマを
生成し、このプラズマを用いて被処理物の処理を行うプ
ラズマ処理方法において、 前記処理用ガスを前記反応容器半径方向の複数箇所に導
入して、前記所定領域を前記反応容器半径方向の複数箇
所に形成し、 前記複数箇所に導入される処理用ガスの流量を、それぞ
れ別個独立に制御することを特徴とするプラズマ処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08375397A JP3483725B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | プラズマ処理装置及び処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10284291A true JPH10284291A (ja) | 1998-10-23 |
JP3483725B2 JP3483725B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=13811309
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08375397A Expired - Fee Related JP3483725B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | プラズマ処理装置及び処理方法 |
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---|---|
JP (1) | JP3483725B2 (ja) |
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1997
- 1997-04-02 JP JP08375397A patent/JP3483725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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