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JPH10281324A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

Info

Publication number
JPH10281324A
JPH10281324A JP9357397A JP9357397A JPH10281324A JP H10281324 A JPH10281324 A JP H10281324A JP 9357397 A JP9357397 A JP 9357397A JP 9357397 A JP9357397 A JP 9357397A JP H10281324 A JPH10281324 A JP H10281324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
guide bush
holder
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9357397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Sato
雅也 佐藤
Tetsuya Aoki
哲也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP9357397A priority Critical patent/JPH10281324A/ja
Publication of JPH10281324A publication Critical patent/JPH10281324A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車エアコンに装備されて冷媒の流量を制
御する電動弁の軽量化を図る。 【解決手段】 電動弁1は円筒状のキャン10と、弁室
42を有する弁本体40を備える。キャン10と弁本体
40はアルミ合金製で溶接により結合される。弁本体4
0にはねじ部を有するガイドブッシュ90が固着され、
弁体80を支持する弁ホルダ70が螺合される。ガイド
ブッシュ90と弁ホルダ70もアルミ合金でつくられ
る。アルミ合金製の部材表面は陽極酸化処理され、ねじ
部には潤滑剤の二硫化モリブデンがコーティングされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のエアコンの
ような冷凍サイクルに用いられる冷媒の流量制御に使用
する電動弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルに使用される電動弁は、例
えばステッピングモータの回転運動をねじ機構によって
弁体の直線運動に変換し、弁体と弁本体のオリフィスと
の間の流路面積を制御する構成を有する。具体的には、
弁本体に雌ねじ部を有するガイドブッシュをとりつけ、
ステッピングモータのロータと一体の弁体又は弁体を支
持する弁ホルダに雄ねじ部を設け、両ねじ部を螺合す
る。弁本体に流入する冷媒は、ロータを収容するキャン
の内部にも流入し、循環される。この種の電動弁は、本
出願人による実開平8−219317号公報に開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の電動弁にあっ
ては、弁本体はオリフィス等の加工が容易な黄銅材料が
使用され、圧力容器であるキャンは、ステンレス等の材
料が使用される。また、ねじ機構によって、ロータの回
転運動を弁体の軸方向の移動量に変換するガイドブッシ
ュと弁ホルダは、ねじ部の耐摩耗性の高い、鋼材等でつ
くられるのが一般的である。しかしながら、自動車用の
エアコンにあっては、軽量化が大きな目的となるので、
電動弁の構成部材の軽量化が強く望まれる。本発明はア
ルミ合金を多用することによって、耐久性を確保しつつ
軽量化を図る自動車用エアコンに用いて好適な電動弁を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電動弁は、基本
的な手段として、弁室とオリフィスを有する弁本体と、
弁本体に固着されるガイドブッシュと、弁本体にとりつ
けられる円筒状のキャンと、キャンの外側に配設される
ステータ部材およびキャンの内側に配設されるロータ部
材とからなるモータと、ロータ部材に一体に連結されて
ガイドブッシュに螺合される弁ホルダと、弁ホルダに支
持される弁体とを備え、オリフィスに接離する弁体によ
り作動流体のオリフィスにおける流量を制御し、キャン
内に作動流体が導入されるものである。そして、弁本体
と、キャンと、ガイドブッシュと、弁体と、弁ホルダ
は、アルミ合金を材料としてつくられ、陽極酸化処理を
施された部材である。また、ガイドブッシュと弁ホルダ
のねじ部は、二硫化モリブデンの被覆層を備えるもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
電動弁の全体構成を示す説明図、図2は図1のA部の拡
大断面図である。全体を符号1で示す電動弁は、アルミ
合金を陽極酸化処理してつくられる円筒状のキャン10
と、キャン10の外周部に嵌装されるステータ部材20
を有する。ステータ部材20は樹脂を成形したもので、
内部にステータヨーク21と、ボビン24と、ボビン2
4に巻かれるマグネットワイヤ22とを備える。このマ
グネットワイヤ22は、リード線23を介してステータ
部材20にとりつけられるハウジング30の内部のコネ
クタ34に接続される。コネクタ34はリード線36を
介して制御装置に連結される。ハウジング30内にはエ
ポキシ樹脂32が充填される。
【0006】このステータ部材20は、キャン10の外
周部に軸方向に対して着脱自在に嵌装され、ステータ部
材20に対してビス26によりとりつけたストッパ28
により固定される。キャン10の外周部には、このスト
ッパ28を受け入れる凹部11が形成される。キャン1
0の開口部には、図2に示すようにフランジ部12が形
成され、弁本体40の段付部48に嵌合され、溶接手段
1により固着される。弁本体40はキャンと同様のア
ルミ合金によりつくられ、弁室42と、オリフィス44
を有する。
【0007】弁本体40は、弁室42に連通する第1の
通路50及び第1の通路50を配管等に連通する第1の
開口部52と、オリフィス44に連通する第2の開口部
54を有する。この弁本体40は、陽極酸化処理を施し
て耐食性と耐久性を向上させてある。弁本体40の内径
部にはガイドブッシュ90が挿入される。ガイドブッシ
ュ90は内径部に雌ねじ部92を有し、この雌ねじ部9
2に螺合する雄ねじ部74を有する弁ホルダ70がとり
つけられる。この弁ホルダ70は筒状のもので、下部に
は弁体80が摺動自在に挿入される。弁体80は弁ホル
ダ70の中空部に挿入したコイルスプリング72によっ
て、常時外側へ押し出される方向に付勢されており、弁
ホルダの入口部に圧入されるカラー82によって弁本体
の突出位置が規制される。
【0008】この弁ホルダ70とガイドブッシュ90、
さらにカラー82と弁体80は、ともにアルミ合金でつ
くられる。そして、弁ホルダ70とガイドブッシュ90
は、陽極酸化処理を施された後に、二硫化モリブデン等
の潤滑剤をコーティングして耐摩耗性を向上する。弁ホ
ルダ70の上部にはシャフト64が配設される。シャフ
ト64と弁ホルダ70の外周部にはプラスチックスリー
ブ60が一体成形され、このプラスチックスリーブ60
の外周部にボンド磁石62が成形される。このボンド磁
石62はモータのロータとして機能する。
【0009】シャフト64の上端部は、キャン10の頂
部の裏面に配設される軸受部材14により支持される。
シャフト64に設けられたコイルスプリング66は、ロ
ータが回転して、弁ホルダ70とともに上昇して、ねじ
部の螺合が外されたときに、弁ホルダ70をガイドブッ
シュ90側に押圧するためのものである。軸受部材14
もアルミ合金を陽極酸化処理してつくられる。ガイドブ
ッシュ90の上部にとりつけるストッパ部材77はロー
タの下端位置を規制し、樹脂材により成形されており、
スリーブ60のストッパ部分78が当接するのである。
【0010】弁本体40の第1の通路50は、通路46
を介してキャン10内部に連通し、キャン10の内部と
弁ホルダの中空部は穴73を介して連通する。したがっ
て、弁室42内に流入する冷媒は、キャン10の内部に
導入され、二硫化モリブデンの潤滑剤がコーティングさ
れたガイドブッシュ90の雌ねじ部92と弁ホルダ70
の雄ねじ部74の螺合部も冷媒が流入する。その際、そ
れらのねじ部に二硫化モリブデンが被覆されており、潤
滑が図られる。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のように、特に自動車エア
コン用の電動弁にあって、電動弁を構成する弁本体、ロ
ータを収容するキャン、ロータの回転を直線運動に変換
して、弁体をオリフィスに対して開閉するねじ送り機構
を備えた部材等をアルミ合金で製作することによって、
電動弁全体の軽量化を達成するものである。アルミ合金
製の部材表面に陽極酸化処理を施すことによって、耐食
性と耐久性を向上している。さらに、ねじ部には、二硫
化モリブデンをコーティングして潤滑性を確保し、円滑
なねじ送り機構を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する電動弁の構成を示す説明図。
【図2】電動弁の要部の断面図。
【符号の説明】
1 電動弁 10 キャン 12 蓋部材 20 ステータ部材 40 弁本体 42 弁室 44 オリフィス 60 プラスチックスリーブ 62 ボンド磁石 70 弁ホルダ 80 弁体 90 ガイドブッシュ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室とオリフィスを有する弁本体と、弁
    本体に固着されるガイドブッシュと、弁本体にとりつけ
    られる円筒状のキャンと、キャンの外側に配設されるス
    テータ部材およびキャンの内側に配設されるロータ部材
    とからなるモータと、ロータ部材に一体に連結されてガ
    イドブッシュに螺合される弁ホルダと、弁ホルダに支持
    される弁体とを備え、オリフィスに接離する弁体により
    作動流体のオリフィスにおける流量を制御し、キャン内
    に作動流体が導入される電動弁において、 弁本体と、キャンと、ガイドブッシュと、弁体と、弁ホ
    ルダは、アルミ合金を材料としてつくられ、陽極酸化処
    理を施された部材である電動弁。
  2. 【請求項2】 ガイドブッシュと弁ホルダは、二硫化モ
    リブデンの被覆層を備える請求項1記載の電動弁。
JP9357397A 1997-04-11 1997-04-11 電動弁 Pending JPH10281324A (ja)

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JP9357397A JPH10281324A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 電動弁

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JP9357397A Pending JPH10281324A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 電動弁

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