JPH08219317A - 電動弁 - Google Patents
電動弁Info
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- JPH08219317A JPH08219317A JP2180995A JP2180995A JPH08219317A JP H08219317 A JPH08219317 A JP H08219317A JP 2180995 A JP2180995 A JP 2180995A JP 2180995 A JP2180995 A JP 2180995A JP H08219317 A JPH08219317 A JP H08219317A
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Abstract
部の潤滑性能の向上を図る。 【構成】 電動弁1はキャン10を有し、キャン10の
外側にモータモールド20がとりつけられる。モータモ
ールド20はステータヨーク21を有し、マグネットワ
イヤ22はリード線36を介して外部の制御装置に連結
される。ロータ62,60と一体の弁ホルダ70は、弁
体80を摺動自在に支持する。弁本体40に固着される
ブッシュ90は雌ねじ92を有し、弁ホルダ70の雄ね
じ部74が螺合する。ねじ部74,92の一方、または
双方にメッキ被覆層を形成する。メッキ被覆層はニッケ
ルにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含有し
たもので、潤滑性が高く、耐摩耗性も高い。
Description
る冷媒のような流体の流量制御に使用する電動弁に関す
るものである。
えばステッピングモータの回転運動をねじ機構によって
弁体の直線運動に変換し、弁体と弁本体のオリフィスと
の間の流路面積を制御する構成を有する。具体的には、
弁本体に雌ねじ部を有するガイドブッシュをとりつけ、
ステッピングモータのロータと一体の弁体又は弁体を支
持する弁ホルダに雄ねじ部を設け、両ねじ部を螺合す
る。弁本体に流入する冷媒は、ロータを収容するキャン
の内部に流入し、循環される。この冷媒はねじ部にも浸
入し、ねじ部の潤滑を行なう。フロン等の冷媒にあって
は、潤滑油成分を含有させ、ねじ部の潤滑を行ってい
た。
境に与える影響を考慮し、代替冷媒が使用されつつあ
る。この代替冷媒の種類によっては、潤滑油成分を含有
させることが困難な場合がある。冷媒は洗浄機能が高
く、ねじ部に付着した潤滑油等を洗い流す作用があるの
で、このような代替冷媒の場合には、ねじ部の潤滑不良
を引き起こすことがある。本発明はこの種の問題を解決
する電動弁を提供するものである。
とオリフィスを有する弁本体と、弁本体にとりつけられ
る円筒状のキャンと、キャンの外側に配設されるステー
タ部材と、キャンの内側に配設されるロータ部材と、ロ
ータ部材と一体の弁ホルダと、弁ホルダにとりつけられ
る弁体と、弁本体に固着されるブッシュとを有し、弁ホ
ルダとブッシュは互に螺合するねじ部を備え、ねじ部に
潤滑性を有するメッキ被覆層を形成したものである。そ
して、このメッキ被覆層はニッケルにポリテトラフルオ
ロエチレンを含有した材料からなるものである。
滑剤を添加することがなくてもねじ部の潤滑は確保さ
れ、螺合不良に起因する不都合は生じない。
成を示す説明図及び図2はその要部を示す説明図であ
る。全体を符号1で示す電動弁は、円筒状のキャン10
と、キャン10の外周部に嵌装されるモータモールド2
0を有する。モータモールド20は樹脂を成形したもの
で、内部にステータヨーク21と、ボビン24と、ボビ
ン24に巻かれるマグネットワイヤ22とを備える。こ
のマグネットワイヤ22は、リード線23を介してモー
タモールド20にとりつけられるハウジング30の内部
のコネクタ34に接続される。コネクタ34はリード線
36を介して制御装置に連結される。ボビン30内には
エポキシ樹脂32が充填される。
外周部に軸方向に対して着脱自在に嵌装され、モータモ
ールド20に対してビス26によりとりつけたストッパ
28により固定される。キャン10の外周部には、この
ストッパ28を受け入れる環状の溝11が形成される。
キャン10の開口部には、蓋部材12が溶接等の手段に
よりとりつけられ、蓋部材12の開口部に弁本体40が
とりつけられる。弁本体40は例えば銅合金によりつく
られ、弁室42と、入口43、出口44を有する。出口
44は弁の流量を制御するオリフィスを形成する。
プ50が連通され、オリフィスである出口44には出口
側のパイプ52が連通される。弁本体40の内径部には
ガイドブッシュ90が挿入される。ガイドブッシュ90
は内径部に雌ねじ部92を有し、この雌ねじ部92に螺
合する雄ねじ部74を有する弁ホルダ70がとりつけら
れる。この弁ホルダ70は筒状のもので、下部には弁体
80が摺動自在に挿入される。弁体80は弁ホルダ70
の中空部に挿入したコイルスプリング72によって、常
時外側へ押し出される方向に付勢されており、弁ホルダ
の入口部に圧入されるカラー82によって弁本体の突出
位置が規制される。
設される。シャフト64と弁ホルダ70の外周部にはプ
ラスチックスリーブ60が一体成形され、このプラスチ
ックスリーブ60の外周部にボンド磁石62が成形され
る。このボンド磁石62はモータのロータとして機能す
る。シャフト64の上端部は、キャン10の頂部の裏面
に配設される軸受部材14により支持される。シャフト
64に設けられたコイルスプリング66は、ロータが回
転して、弁ホルダ70とともに上昇して、ねじ部の螺合
が外されたときに、弁ホルダ70をガイドスリーブ90
側に押圧するためのものである。ガイドブッシュ90の
上部にとりつけるストッパ部材77はロータの下端位置
を規制し、樹脂材により成形されており、スリーブ60
のストッパ部分60に当接するのである。
てキャン10内部に連通し、キャン10の内部と弁ホル
ダの中空部は穴73を介して連通する。したがって、弁
室42内に流入する冷媒は、キャン10の内部に充填さ
れ、ガイドブッシュ90の雌ねじ部92と弁ホルダ70
の雄ねじ部74の螺合部も冷媒が流入する。冷媒は洗浄
作用も強く、したがって、螺合部の潤滑成分も除去され
やすい。したがって、螺合部は潤滑不良を起こしやす
く、摩耗、焼付けを生じやすい。
が低下したり、作動不良の原因となる。このねじ部の潤
滑を確保する手段としては、雌ねじ部を焼結合金で作成
することがあるが、焼結合金を成形するための金型を必
要とし、また、焼結合金は衝撃により破損しやすく、ね
じ部の強度が不足する等の不具合がある。また、ねじ部
に2硫化モリブデンの潤滑剤を焼き付ける技術が提案さ
れている。しかし、この潤滑剤はねじ部のくり返し摺動
によって母材から剥離し、落下してしまい耐久性に問題
がある。
ッキ被覆層を形成することにより、潤滑性と耐久性に富
む電動弁を構成するものである。すなわち、ガイドブッ
シュ90の内周面に形成される雌ねじ部92は、例えば
ピッチが0.6mm程度のねじ山を有する。そこで、こ
の雌ねじ部92にニッケルにポリテトラフルオロエチレ
ンを含有させた(NI+PTFE)メッキを施し、ねじ
部の表面にメッキ層を形成する。そのメッキ層は、雄ね
じ部に施してもよいのは勿論であり、雄ねじ部は駆動側
であるので、メッキ層を施すねじ部としてはより好まし
いこととなる。なお、雄ねじ部及び雌ねじ部の両方に上
記メッキ層を施すことができるのは勿論である。
キと同様である。このNI+PTFEのメッキ被覆層は
硬度が高く、滑り性に優れ、また、耐摩耗性も高い。し
たがって、駆動ねじの一方に、このメッキ被覆層を形成
することによって、洗浄性が高く、また潤滑性が低い冷
媒体を制御する電動弁にあっても、弁体の駆動ねじ部は
常に正常に機能し、所定の性能を発揮することができ
る。なお、メッキ被覆層は、ガイドブッシュ90の雌ね
じ部92にかえて、相手の弁ホルダ70の雄ねじ部74
に形成してもよい。さらに、雄ねじ部74と雌ねじ部9
2の両方にメッキ被覆層を形成することもできる。
また、潤滑性の低い冷媒に晒された状態で作動する必要
がある空調装置の電動弁にあって、ステッピングモータ
の回転運動を弁体の直線運動に変換するための駆動ねじ
部にメッキ被覆層を形成したものである。メッキ被覆層
は、ニッケルにポリテトラフルオロエチレンを含有させ
た材料により形成され、耐摩耗性に富むとともに、潤滑
性が高い。したがって、代替冷媒のように、潤滑性の低
い冷媒等を取扱う空調装置の電動弁に効果を発揮するも
のである。
Claims (3)
- 【請求項1】 弁室とオリフィスを有する弁本体と、弁
本体にとりつけられる円筒状のキャンと、キャンの外側
に配設されるステータ部材と、キャンの内側に配設され
るロータ部材と、ロータ部材と一体の弁ホルダと、弁ホ
ルダにとりつけられる弁体と、弁本体に固着されるブッ
シュとを有し、弁ホルダとブッシュは互に螺合するねじ
部を備え、ねじ部に潤滑性を有するメッキ被覆層を形成
してなる電動弁。 - 【請求項2】 上記ねじ部として弁ホルダに雄ねじが設
けられると共に上記メッキ被覆層が上記雄ねじ部に形成
されることを特徴とする請求項1記載の電動弁。 - 【請求項3】 メッキ被覆層はニッケルにポリテトラフ
ルオロエチレンを含有した材料からなる請求項1記載の
電動弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02180995A JP3604756B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 電動弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02180995A JP3604756B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 電動弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219317A true JPH08219317A (ja) | 1996-08-30 |
JP3604756B2 JP3604756B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=12065391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02180995A Expired - Fee Related JP3604756B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 電動弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604756B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10332024A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-15 | Fuji Koki Corp | 電動弁 |
GB2357823A (en) * | 1999-11-24 | 2001-07-04 | Hansen Technologies Corp | Motor operated valve |
CN103216663A (zh) * | 2013-03-20 | 2013-07-24 | 何永水 | 电动阀 |
JP2016080243A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 株式会社テージーケー | 電動膨張弁 |
CN108692042A (zh) * | 2017-04-12 | 2018-10-23 | 杭州三花研究院有限公司 | 电子膨胀阀 |
-
1995
- 1995-02-09 JP JP02180995A patent/JP3604756B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6460567B1 (en) | 1999-11-24 | 2002-10-08 | Hansen Technologies Corpporation | Sealed motor driven valve |
GB2357823B (en) * | 1999-11-24 | 2004-07-21 | Hansen Technologies Corp | Sealed motor driven valve |
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Publication number | Publication date |
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JP3604756B2 (ja) | 2004-12-22 |
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