JPH10279200A - エレベータの換気構造 - Google Patents
エレベータの換気構造Info
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- JPH10279200A JPH10279200A JP9082885A JP8288597A JPH10279200A JP H10279200 A JPH10279200 A JP H10279200A JP 9082885 A JP9082885 A JP 9082885A JP 8288597 A JP8288597 A JP 8288597A JP H10279200 A JPH10279200 A JP H10279200A
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 title claims abstract description 149
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 5
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造コストの増大を抑制しつつ、各階フロア内
の気温に昇降カゴ内の気温を近接させることにより、乗
降者の不快感を低減させることが出来るエレベータの換
気構造を提供する。 【解決手段】建築物13内に鉛直方向に沿って延設され
たエレベータシャフト3内を、上下移動する昇降カゴ1
7には、各階フロア6〜8に設けられた出入口扉部19
〜21に対向する位置に、昇降カゴ出入口扉22が形成
されている。出入口扉部19〜21には、各階フロア6
〜8とエレベータシャフト3内とを連通する上,下換気
ガラリ20f,20gが形成される。カゴ出入口扉部2
2には、上,下換気ガラリ20f,20gと略対向する
位置に、昇降カゴ17内外の空気を循環させる換気ガラ
リ22h,22i及び排気扇22jが設けられている。
の気温に昇降カゴ内の気温を近接させることにより、乗
降者の不快感を低減させることが出来るエレベータの換
気構造を提供する。 【解決手段】建築物13内に鉛直方向に沿って延設され
たエレベータシャフト3内を、上下移動する昇降カゴ1
7には、各階フロア6〜8に設けられた出入口扉部19
〜21に対向する位置に、昇降カゴ出入口扉22が形成
されている。出入口扉部19〜21には、各階フロア6
〜8とエレベータシャフト3内とを連通する上,下換気
ガラリ20f,20gが形成される。カゴ出入口扉部2
2には、上,下換気ガラリ20f,20gと略対向する
位置に、昇降カゴ17内外の空気を循環させる換気ガラ
リ22h,22i及び排気扇22jが設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、ユニット
建物等に用いられるエレベータの換気構造に関するもの
である。
建物等に用いられるエレベータの換気構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータとしては、図
6に示す特開平2−215680号公報等に記載されて
いる様なものが知られている。
6に示す特開平2−215680号公報等に記載されて
いる様なものが知られている。
【0003】このようなエレベータ1では、ユニット住
宅等の3階建ての建築物2内に鉛直方向に沿ってエレベ
ータシャフト3が延設されている。
宅等の3階建ての建築物2内に鉛直方向に沿ってエレベ
ータシャフト3が延設されている。
【0004】このエレベータシャフト3内には、油圧駆
動装置等からなる昇降駆動手段4によって上下移動する
昇降カゴ5が設けられている。
動装置等からなる昇降駆動手段4によって上下移動する
昇降カゴ5が設けられている。
【0005】この昇降カゴ5には、各1〜3階停止状態
で各1〜3階フロア6,7,8に設けられた出入口扉
9,10,11に対向する位置に、カゴ出入口扉12が
形成されている。
で各1〜3階フロア6,7,8に設けられた出入口扉
9,10,11に対向する位置に、カゴ出入口扉12が
形成されている。
【0006】このように構成された従来のエレベータ1
では、前記昇降駆動手段4の駆動により昇降カゴ5が、
各1〜3階停止状態で各1〜3階フロア6,7,8に設
けられた出入口扉9,10,11に対向する位置に到達
すると、カゴ出入口扉12の開放と共に、対向する前記
出入口扉9〜11が開放されて、昇降カゴ5内に乗降が
可能となる。
では、前記昇降駆動手段4の駆動により昇降カゴ5が、
各1〜3階停止状態で各1〜3階フロア6,7,8に設
けられた出入口扉9,10,11に対向する位置に到達
すると、カゴ出入口扉12の開放と共に、対向する前記
出入口扉9〜11が開放されて、昇降カゴ5内に乗降が
可能となる。
【0007】この際、昇降カゴ5内と、各1〜3階フロ
ア6,7,8とが出入口開口部を介して連通することに
より、昇降カゴ5内の空気が、各1〜3階フロア6,
7,8内の空気と入れ替わり換気が行われる。
ア6,7,8とが出入口開口部を介して連通することに
より、昇降カゴ5内の空気が、各1〜3階フロア6,
7,8内の空気と入れ替わり換気が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、昇降カゴ停止状態で、カゴ出入口
扉12及び対向する前記出入口扉9〜11が、乗降時以
外は、閉塞されている。
うな従来のものでは、昇降カゴ停止状態で、カゴ出入口
扉12及び対向する前記出入口扉9〜11が、乗降時以
外は、閉塞されている。
【0009】このため、昇降カゴ5内の空気は、循環し
ないので、各1〜3階フロア6,7,8内の気温と、こ
の昇降カゴ5内の気温との温度差が大きくなってしまう
といった問題があった。従って、乗降時に急激な気温差
を乗降者に与えてしまい不快感を催させるといった問題
があった。
ないので、各1〜3階フロア6,7,8内の気温と、こ
の昇降カゴ5内の気温との温度差が大きくなってしまう
といった問題があった。従って、乗降時に急激な気温差
を乗降者に与えてしまい不快感を催させるといった問題
があった。
【0010】また、前記昇降カゴ5に前記エレベータシ
ャフト3内と連通する換気構造を設ける場合、エレベー
タシャフト3内の空気を取り入れることになるので、各
1〜3階フロア6,7,8内の気温に、昇降カゴ5内の
気温を近接させることが、困難であった。
ャフト3内と連通する換気構造を設ける場合、エレベー
タシャフト3内の空気を取り入れることになるので、各
1〜3階フロア6,7,8内の気温に、昇降カゴ5内の
気温を近接させることが、困難であった。
【0011】更に、前記昇降カゴ5に空調装置を設ける
ことも考えられる。しかしながら、昇降カゴ5に、空調
装置を設けると、製造コストが増大してしまい、ユニッ
ト住宅等の家庭用エレベータ1には、採用しにくいとい
った問題があった。
ことも考えられる。しかしながら、昇降カゴ5に、空調
装置を設けると、製造コストが増大してしまい、ユニッ
ト住宅等の家庭用エレベータ1には、採用しにくいとい
った問題があった。
【0012】また、空調装置の排熱が、エレベータシャ
フト3内に滞留して、更に排熱処理用の他の空調装置を
設ける必要が生じたり、出入口扉9〜11開放時に、他
の1〜3階フロア6,7,8に流出してしまう虞もあっ
た。そこで、この発明は、製造コストの増大を抑制しつ
つ、各階フロア内の気温に昇降カゴ内の気温を近接させ
ることにより、乗降者の不快感を低減させることが出来
るエレベータの換気構造を提供することを課題としてい
る。
フト3内に滞留して、更に排熱処理用の他の空調装置を
設ける必要が生じたり、出入口扉9〜11開放時に、他
の1〜3階フロア6,7,8に流出してしまう虞もあっ
た。そこで、この発明は、製造コストの増大を抑制しつ
つ、各階フロア内の気温に昇降カゴ内の気温を近接させ
ることにより、乗降者の不快感を低減させることが出来
るエレベータの換気構造を提供することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、建築物内に
鉛直方向に沿って延設されたエレベータシャフト内を、
昇降駆動手段によって上下移動する昇降カゴを有し、該
昇降カゴには、各階停止状態で各階フロアに設けられた
出入口扉に対向する位置に、昇降カゴ出入口扉が形成さ
れるエレベータの換気構造であって、前記出入口扉に
は、各階フロアとエレベータシャフト内とを連通する換
気通風部を形成すると共に、前記カゴ出入口扉には、該
換気通風部と略対向する位置に、昇降カゴ内外の空気を
循環させる換気手段を設けているエレベータの換気構造
を特徴としている。
本願発明の請求項1に記載されたものでは、建築物内に
鉛直方向に沿って延設されたエレベータシャフト内を、
昇降駆動手段によって上下移動する昇降カゴを有し、該
昇降カゴには、各階停止状態で各階フロアに設けられた
出入口扉に対向する位置に、昇降カゴ出入口扉が形成さ
れるエレベータの換気構造であって、前記出入口扉に
は、各階フロアとエレベータシャフト内とを連通する換
気通風部を形成すると共に、前記カゴ出入口扉には、該
換気通風部と略対向する位置に、昇降カゴ内外の空気を
循環させる換気手段を設けているエレベータの換気構造
を特徴としている。
【0014】このように構成された請求項1記載のもの
では、建築物内に鉛直方向に沿って延設されたエレベー
タシャフト内を、昇降駆動手段によって昇降カゴが上下
移動される。該昇降カゴには、昇降カゴ出入口扉が形成
されていて、各階停止状態で各階フロアに設けられた出
入口扉に対向する。
では、建築物内に鉛直方向に沿って延設されたエレベー
タシャフト内を、昇降駆動手段によって昇降カゴが上下
移動される。該昇降カゴには、昇降カゴ出入口扉が形成
されていて、各階停止状態で各階フロアに設けられた出
入口扉に対向する。
【0015】このため、前記カゴ出入口扉に形成された
換気手段が、前記出入口扉に形成された換気通風部に略
対向して位置し、該昇降カゴ内外の空気が、該換気手段
によって循環される。
換気手段が、前記出入口扉に形成された換気通風部に略
対向して位置し、該昇降カゴ内外の空気が、該換気手段
によって循環される。
【0016】従って、前記昇降カゴ内の空気が換気手段
によって各階フロア内の空気で循環されて、各階フロア
内の気温に昇降カゴ内の気温が近接されて、乗降者の不
快感を低減させることが出来る。
によって各階フロア内の空気で循環されて、各階フロア
内の気温に昇降カゴ内の気温が近接されて、乗降者の不
快感を低減させることが出来る。
【0017】また、請求項2に記載されたものでは、前
記換気通風部は、前記カゴ出入口扉部の上下方向に少な
くとも一対形成される換気口を有すると共に、前記換気
手段には、該上下両換気口に対向して少なくとも一対の
換気開口部を設け、該上下両換気開口部のうち、少なく
とも一方の換気開口部には、排気扇又は吸気扇を設ける
請求項1記載のエレベータの換気構造を特徴としてい
る。
記換気通風部は、前記カゴ出入口扉部の上下方向に少な
くとも一対形成される換気口を有すると共に、前記換気
手段には、該上下両換気口に対向して少なくとも一対の
換気開口部を設け、該上下両換気開口部のうち、少なく
とも一方の換気開口部には、排気扇又は吸気扇を設ける
請求項1記載のエレベータの換気構造を特徴としてい
る。
【0018】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記換気通風部の換気口が、前記カゴ出入口扉部
の上下方向に少なくとも一対形成されていて、昇降カゴ
停止状態で、各該換気口が、少なくとも一対の換気開口
部に対向することにより、上下方向に少なくとも一対の
空気連通口が設けられる。
では、前記換気通風部の換気口が、前記カゴ出入口扉部
の上下方向に少なくとも一対形成されていて、昇降カゴ
停止状態で、各該換気口が、少なくとも一対の換気開口
部に対向することにより、上下方向に少なくとも一対の
空気連通口が設けられる。
【0019】そして、少なくとも一方の換気開口部に設
けられた排気扇又は吸気扇が駆動することにより、一方
の換気開口部から排気又は吸気が、他方の換気開口部か
ら吸気又は排気が行われ、円滑に該昇降カゴ内外の空気
が、該換気手段によって循環される。このため、空気の
流れは、一方方向に連続して循環され、換気効率が良好
である。
けられた排気扇又は吸気扇が駆動することにより、一方
の換気開口部から排気又は吸気が、他方の換気開口部か
ら吸気又は排気が行われ、円滑に該昇降カゴ内外の空気
が、該換気手段によって循環される。このため、空気の
流れは、一方方向に連続して循環され、換気効率が良好
である。
【0020】なお、空気の流れとしては、昇降カゴ内の
下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により好ま
しい。
下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により好ま
しい。
【0021】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記昇降カゴが停止している状態であることを検出する
停止状態検出部を設けると共に、該停止状態検出部で、
停止状態が検出された際に、該換気手段を作動させる換
気扇制御部を設ける各請求項1又は2記載のエレベータ
の換気構造を特徴としている。
前記昇降カゴが停止している状態であることを検出する
停止状態検出部を設けると共に、該停止状態検出部で、
停止状態が検出された際に、該換気手段を作動させる換
気扇制御部を設ける各請求項1又は2記載のエレベータ
の換気構造を特徴としている。
【0022】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記停止状態検出部が、昇降カゴが停止している
状態であることを検出すると、換気扇制御部が、該換気
手段を作動させる。このため、停止状態で、出入口扉等
が閉塞された待機状態であっても、昇降カゴ内の空気
は、各階フロアの空気と循環されて気温差を減少させる
ことが出来る。
では、前記停止状態検出部が、昇降カゴが停止している
状態であることを検出すると、換気扇制御部が、該換気
手段を作動させる。このため、停止状態で、出入口扉等
が閉塞された待機状態であっても、昇降カゴ内の空気
は、各階フロアの空気と循環されて気温差を減少させる
ことが出来る。
【0023】また、請求項4に記載されたものでは、前
記昇降カゴ内の温度を設定する温度設定部を設けると共
に、前記昇降カゴ内の温度を検出する温度検出手段を設
け、前記換気扇制御部では、該温度設定部で設定された
設定温度を前記温度検出手段で検出された温度が外れた
場合には、換気手段を作動させるように構成されている
請求項3記載のエレベータの換気構造を特徴としてい
る。
記昇降カゴ内の温度を設定する温度設定部を設けると共
に、前記昇降カゴ内の温度を検出する温度検出手段を設
け、前記換気扇制御部では、該温度設定部で設定された
設定温度を前記温度検出手段で検出された温度が外れた
場合には、換気手段を作動させるように構成されている
請求項3記載のエレベータの換気構造を特徴としてい
る。
【0024】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記温度設定部によって昇降カゴ内の温度が設定
されると、温度検出手段によって検出された前記昇降カ
ゴ内の温度が、該設定された設定温度を外れた場合に
は、前記換気扇制御部によって前記換気手段が作動され
て換気が行われる。
では、前記温度設定部によって昇降カゴ内の温度が設定
されると、温度検出手段によって検出された前記昇降カ
ゴ内の温度が、該設定された設定温度を外れた場合に
は、前記換気扇制御部によって前記換気手段が作動され
て換気が行われる。
【0025】このため、常に昇降カゴ内の温度が、設定
温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させることが
出来る。
温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させることが
出来る。
【0026】そして、請求項5に記載されたものでは、
建築内の全館換気システムと連動している請求項1〜4
の何れか一項に記載のエレベータの換気構造を特徴とし
ている。
建築内の全館換気システムと連動している請求項1〜4
の何れか一項に記載のエレベータの換気構造を特徴とし
ている。
【0027】このように構成された請求項5記載のもの
では、エレベータの換気構造が、建築内の全館換気シス
テムと連動しているので、更に、効率よく、昇降カゴ内
の空調を行うことが出来る。
では、エレベータの換気構造が、建築内の全館換気シス
テムと連動しているので、更に、効率よく、昇降カゴ内
の空調を行うことが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図面を参照しつつ説明する。
形態1について、図面を参照しつつ説明する。
【0029】図1乃至図5は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
【0030】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、ユニット住宅等の3階建ての建築物13
内に鉛直方向に沿ってエレベータシャフト3が延設され
ている。
1のものでは、ユニット住宅等の3階建ての建築物13
内に鉛直方向に沿ってエレベータシャフト3が延設され
ている。
【0031】このエレベータシャフト3内には、昇降駆
動手段としての昇降モータ14,ワイヤロープ15,滑
車16等によって上下移動する昇降カゴ17が設けられ
ている。
動手段としての昇降モータ14,ワイヤロープ15,滑
車16等によって上下移動する昇降カゴ17が設けられ
ている。
【0032】また、各1〜3階フロア6,7,8には、
各出入口部19,20,21が設けられている。このう
ち、図3を用いて、2階部分の出入口部20を詳説する
と、この出入口部20には、開口枠体20cの内側に、
スライド自在に配設されるカゴ出入口扉体20a及びカ
ゴ出入口扉体20bが設けられている。
各出入口部19,20,21が設けられている。このう
ち、図3を用いて、2階部分の出入口部20を詳説する
と、この出入口部20には、開口枠体20cの内側に、
スライド自在に配設されるカゴ出入口扉体20a及びカ
ゴ出入口扉体20bが設けられている。
【0033】このうち、カゴ出入口扉体20aには、鉛
直方向に縦長形状を呈する窓枠体20dが設けられてい
る。この窓枠体20dには、填め殺し窓20eが設けら
れている。そして、この填め殺し窓20eの上下端縁部
には、2階フロア7とエレベータシャフト3内とを連通
する換気通風部としての上,下換気ガラリ20f,20
gが、形成されている。
直方向に縦長形状を呈する窓枠体20dが設けられてい
る。この窓枠体20dには、填め殺し窓20eが設けら
れている。そして、この填め殺し窓20eの上下端縁部
には、2階フロア7とエレベータシャフト3内とを連通
する換気通風部としての上,下換気ガラリ20f,20
gが、形成されている。
【0034】また、カゴ出入口扉体20bには、鉛直方
向に縦長形状を呈する窓枠体20dが設けられている。
この窓枠体20dには、填め殺し窓20eが設けられて
いる。そして、この填め殺し窓20eの上下端縁部に
は、装飾部材20h,20hが装着されている。
向に縦長形状を呈する窓枠体20dが設けられている。
この窓枠体20dには、填め殺し窓20eが設けられて
いる。そして、この填め殺し窓20eの上下端縁部に
は、装飾部材20h,20hが装着されている。
【0035】前記1階部分の出入口部19及び3階部分
の出入口部21については、前記2階部分の出入口部2
と略同様の構成であるので説明を省略する。
の出入口部21については、前記2階部分の出入口部2
と略同様の構成であるので説明を省略する。
【0036】また、前記昇降カゴ17には、各1〜3階
停止状態で、各階の出入口部19〜21に対向する位置
に、図4に示すようなカゴ出入口部22が形成されてい
る。
停止状態で、各階の出入口部19〜21に対向する位置
に、図4に示すようなカゴ出入口部22が形成されてい
る。
【0037】このカゴ出入口部22には、開口枠体22
cの内側に、スライド自在に配設されるカゴ出入口扉体
22a及びカゴ出入口扉体22bが設けられている。
cの内側に、スライド自在に配設されるカゴ出入口扉体
22a及びカゴ出入口扉体22bが設けられている。
【0038】このうち、カゴ出入口扉体22aには、鉛
直方向に縦長形状を呈する窓枠体22dが設けられてい
る。この窓枠体22dには、填め殺し窓22eが設けら
れている。そして、この填め殺し窓22eの上下端縁部
には、装飾部材22h,22hが装着されている。
直方向に縦長形状を呈する窓枠体22dが設けられてい
る。この窓枠体22dには、填め殺し窓22eが設けら
れている。そして、この填め殺し窓22eの上下端縁部
には、装飾部材22h,22hが装着されている。
【0039】また、カゴ出入口扉体22bには、鉛直方
向に縦長形状を呈する窓枠体22dが設けられている。
この窓枠体22dには、填め殺し窓22eが設けられて
いる。 そして、この填め殺し窓22eの上下端縁部に
は、前記上,下換気ガラリ20f,20gと、停止状態
で、対向する位置に、昇降カゴ17内外の空気を循環さ
せる換気手段としての一対の換気開口部22f及び22
gが設けられている。
向に縦長形状を呈する窓枠体22dが設けられている。
この窓枠体22dには、填め殺し窓22eが設けられて
いる。 そして、この填め殺し窓22eの上下端縁部に
は、前記上,下換気ガラリ20f,20gと、停止状態
で、対向する位置に、昇降カゴ17内外の空気を循環さ
せる換気手段としての一対の換気開口部22f及び22
gが設けられている。
【0040】この上,下両換気開口部22f,22gに
は、複数のスリットから空気を挿通する換気ガラリ22
h,22iが填め込まれている。
は、複数のスリットから空気を挿通する換気ガラリ22
h,22iが填め込まれている。
【0041】そして、一方の換気開口部22fには、排
気扇22jが、この換気ガラリ22hの内側に設けられ
ている。
気扇22jが、この換気ガラリ22hの内側に設けられ
ている。
【0042】次に、この実施の形態1のエレベータの換
気装置の制御回路について図5を用いて説明する。この
実施の形態1のエレベータの換気装置には、前記昇降モ
ータ14を制御する昇降モータ駆動制御回路25が設け
られている。
気装置の制御回路について図5を用いて説明する。この
実施の形態1のエレベータの換気装置には、前記昇降モ
ータ14を制御する昇降モータ駆動制御回路25が設け
られている。
【0043】この昇降モータ駆動制御回路25には、前
記昇降カゴ17が停止している状態であることを検出す
る各階停止状態検出部26が接続されて設けられてい
る。
記昇降カゴ17が停止している状態であることを検出す
る各階停止状態検出部26が接続されて設けられてい
る。
【0044】この各階停止状態検出部26には、この各
階停止状態検出部26で、前記昇降カゴ17の停止状態
が検出された際に、前記排気扇22jのモーター部22
kを作動させる換気扇制御部27が、接続されて設けら
れている。
階停止状態検出部26で、前記昇降カゴ17の停止状態
が検出された際に、前記排気扇22jのモーター部22
kを作動させる換気扇制御部27が、接続されて設けら
れている。
【0045】この換気扇制御部27には、前記昇降カゴ
17内の温度を設定する温度設定部28が設けられてい
る。この温度設定部28には、この昇降カゴ17内に配
設される温度設定ダイヤル28aが設けられ、昇降カゴ
17内の上限及び下限温度を2つのダイヤルを回動させ
ることにより所定の温度に設定可能に構成されている。
また、前記換気扇制御部27には、前記昇降カゴ17
内の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ2
9が接続されて設けられている。
17内の温度を設定する温度設定部28が設けられてい
る。この温度設定部28には、この昇降カゴ17内に配
設される温度設定ダイヤル28aが設けられ、昇降カゴ
17内の上限及び下限温度を2つのダイヤルを回動させ
ることにより所定の温度に設定可能に構成されている。
また、前記換気扇制御部27には、前記昇降カゴ17
内の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ2
9が接続されて設けられている。
【0046】そして、前記換気扇制御部27では、温度
設定部28で設定された設定温度を前記温度センサ29
で検出された温度が外れた場合には、排気扇22jを作
動させるように、昇降カゴ内電源回路30を介して、前
記排気扇モータ部22kに接続されて構成されている。
設定部28で設定された設定温度を前記温度センサ29
で検出された温度が外れた場合には、排気扇22jを作
動させるように、昇降カゴ内電源回路30を介して、前
記排気扇モータ部22kに接続されて構成されている。
【0047】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
明する。
【0048】この実施の形態1では建築物13内に鉛直
方向に沿って延設されたエレベータシャフト3内を、昇
降モータ駆動制御回路25による制御で昇降モータ14
が駆動され、前記ワイヤロープ15に吊り下げられた昇
降カゴ17が上下方向に移動される。
方向に沿って延設されたエレベータシャフト3内を、昇
降モータ駆動制御回路25による制御で昇降モータ14
が駆動され、前記ワイヤロープ15に吊り下げられた昇
降カゴ17が上下方向に移動される。
【0049】この昇降カゴ17に形成された昇降カゴ出
入口扉体22a,22bが、各1〜3階停止状態で各1
〜3階フロア6〜8に設けられた出入口扉体20a,2
0bに対向する。
入口扉体22a,22bが、各1〜3階停止状態で各1
〜3階フロア6〜8に設けられた出入口扉体20a,2
0bに対向する。
【0050】このため、前記カゴ出入口扉22bに形成
された排気扇22jが、前記出入口扉体20aに形成さ
れた上換気ガラリ20fに対向して位置し、昇降カゴ1
7内外の空気が、この排気扇22jの回転駆動により、
図1に示すように循環される。
された排気扇22jが、前記出入口扉体20aに形成さ
れた上換気ガラリ20fに対向して位置し、昇降カゴ1
7内外の空気が、この排気扇22jの回転駆動により、
図1に示すように循環される。
【0051】従って、前記昇降カゴ17内の空気が、こ
の排気扇22jによって各1〜2階フロア6〜8内の空
気で循環されて、各階フロア6〜8内の気温に昇降カゴ
17内の気温が近接されて、乗降者の不快感を低減させ
ることが出来る。
の排気扇22jによって各1〜2階フロア6〜8内の空
気で循環されて、各階フロア6〜8内の気温に昇降カゴ
17内の気温が近接されて、乗降者の不快感を低減させ
ることが出来る。
【0052】前記上,下換気ガラリ20f,20gが、
前記カゴ出入口扉部22の上下方向に一対形成されてい
て、昇降カゴ17停止状態で、各上,下換気ガラリ20
f,20gが、少なくとも一対の換気開口部22f,2
2gに対向することにより、上下方向に少なくとも一対
の空気連通口が形成される。
前記カゴ出入口扉部22の上下方向に一対形成されてい
て、昇降カゴ17停止状態で、各上,下換気ガラリ20
f,20gが、少なくとも一対の換気開口部22f,2
2gに対向することにより、上下方向に少なくとも一対
の空気連通口が形成される。
【0053】そして、少なくとも一方の換気開口部であ
る上換気ガラリ22h内に設けられた排気扇22jが回
転駆動することにより、一方の上換気ガラリ22hから
排気が、他方の下換気ガラリ22iから吸気が行われ、
円滑に昇降カゴ17内外の空気が、排気扇22j及び換
気開口部22f,22gによって、各階フロア6〜8内
の空気と循環される。このため、空気の流れは、一方方
向に連続して循環され、換気効率が良好である。
る上換気ガラリ22h内に設けられた排気扇22jが回
転駆動することにより、一方の上換気ガラリ22hから
排気が、他方の下換気ガラリ22iから吸気が行われ、
円滑に昇降カゴ17内外の空気が、排気扇22j及び換
気開口部22f,22gによって、各階フロア6〜8内
の空気と循環される。このため、空気の流れは、一方方
向に連続して循環され、換気効率が良好である。
【0054】なお、空気の流れとしては、昇降カゴ17
内の下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により
好ましい。
内の下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により
好ましい。
【0055】また、前記各階停止状態検出部26が、接
続される前記昇降モータ駆動制御回路25からの検出信
号で、昇降カゴ17が何れかのフロア部6〜8に停止し
ている状態であることを検出すると、換気扇制御部27
が、この昇降モータ駆動制御回路25と同一電源である
昇降カゴ内電源回路30を介して排気扇モータ部22k
を作動させる。このため、停止状態で、出入口部19〜
21扉体20a,20bが閉塞された待機状態であって
も、昇降カゴ17内の空気は、各階フロア6〜8の空気
と循環されて気温差を減少させることが出来る。
続される前記昇降モータ駆動制御回路25からの検出信
号で、昇降カゴ17が何れかのフロア部6〜8に停止し
ている状態であることを検出すると、換気扇制御部27
が、この昇降モータ駆動制御回路25と同一電源である
昇降カゴ内電源回路30を介して排気扇モータ部22k
を作動させる。このため、停止状態で、出入口部19〜
21扉体20a,20bが閉塞された待機状態であって
も、昇降カゴ17内の空気は、各階フロア6〜8の空気
と循環されて気温差を減少させることが出来る。
【0056】そして、前記温度設定部28のダイヤル2
8aによって昇降カゴ17内の温度が設定されると、温
度センサ29によって検出された昇降カゴ17内の温度
が、この設定された設定温度を外れた場合には、前記換
気扇制御部27によって前記排気扇モータ部22kを駆
動して、排気扇22jを回転駆動して換気が行われる。
8aによって昇降カゴ17内の温度が設定されると、温
度センサ29によって検出された昇降カゴ17内の温度
が、この設定された設定温度を外れた場合には、前記換
気扇制御部27によって前記排気扇モータ部22kを駆
動して、排気扇22jを回転駆動して換気が行われる。
【0057】このため、常に昇降カゴ17内の温度が、
設定温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させるこ
とが出来る。
設定温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させるこ
とが出来る。
【0058】また、建築物13内の全館換気システム
(特開平7−55215号公報等参照)と、このエレベ
ータの換気構造に用いられる換気手段としての排気扇2
2j等を連動させることもできる。この場合、建築物1
3内に全館空調がなされていると、更に、効率よく、昇
降カゴ17内の空調効率を向上させることが出来る。
(特開平7−55215号公報等参照)と、このエレベ
ータの換気構造に用いられる換気手段としての排気扇2
2j等を連動させることもできる。この場合、建築物1
3内に全館空調がなされていると、更に、効率よく、昇
降カゴ17内の空調効率を向上させることが出来る。
【0059】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0060】例えば、前記実施の形態1では、上,下換
気ガラリ20f,20gを各階フロア6〜8の出入口部
19〜21に形成していたが、特にこれに限らず、例え
ば、2階フロア7の出入口部20のみに設けたり、ま
た、前記換気手段に対向する位置であるならば、出入口
扉体20a,20bのどの部分に形成しても良い。
気ガラリ20f,20gを各階フロア6〜8の出入口部
19〜21に形成していたが、特にこれに限らず、例え
ば、2階フロア7の出入口部20のみに設けたり、ま
た、前記換気手段に対向する位置であるならば、出入口
扉体20a,20bのどの部分に形成しても良い。
【0061】また、前記換気手段として、排気扇22j
を一つ、上換気ガラリ22hに設けるものを例示して説
明してきたが、特にこれに限らず、例えば、吸気扇を下
換気ガラリ22iに設けたり、前記排気扇22jとこの
吸気扇と対で設ける等、数量、形状、配設箇所が特に、
前記実施の形態1によって限定されるものではない。
を一つ、上換気ガラリ22hに設けるものを例示して説
明してきたが、特にこれに限らず、例えば、吸気扇を下
換気ガラリ22iに設けたり、前記排気扇22jとこの
吸気扇と対で設ける等、数量、形状、配設箇所が特に、
前記実施の形態1によって限定されるものではない。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、建築物内に鉛直方向に沿っ
て延設されたエレベータシャフト内を、昇降駆動手段に
よって昇降カゴが上下移動される。該昇降カゴには、昇
降カゴ出入口扉が形成されていて、各階停止状態で各階
フロアに設けられた出入口扉に対向する。
求項1記載のものによれば、建築物内に鉛直方向に沿っ
て延設されたエレベータシャフト内を、昇降駆動手段に
よって昇降カゴが上下移動される。該昇降カゴには、昇
降カゴ出入口扉が形成されていて、各階停止状態で各階
フロアに設けられた出入口扉に対向する。
【0063】このため、前記カゴ出入口扉に形成された
換気手段が、前記出入口扉に形成された換気通風部に略
対向して位置し、該昇降カゴ内外の空気が、該換気手段
によって循環される。
換気手段が、前記出入口扉に形成された換気通風部に略
対向して位置し、該昇降カゴ内外の空気が、該換気手段
によって循環される。
【0064】従って、前記昇降カゴ内の空気が換気手段
によって各階フロア内の空気で循環されて、各階フロア
内の気温に昇降カゴ内の気温が近接されて、乗降者の不
快感を低減させることが出来る。
によって各階フロア内の空気で循環されて、各階フロア
内の気温に昇降カゴ内の気温が近接されて、乗降者の不
快感を低減させることが出来る。
【0065】また、請求項2に記載されたものでは、前
記換気通風部の換気口が、前記カゴ出入口扉部の上下方
向に少なくとも一対形成されていて、昇降カゴ停止状態
で、各該換気口が、少なくとも一対の換気開口部に対向
することにより、上下方向に少なくとも一対の空気連通
口が設けられる。
記換気通風部の換気口が、前記カゴ出入口扉部の上下方
向に少なくとも一対形成されていて、昇降カゴ停止状態
で、各該換気口が、少なくとも一対の換気開口部に対向
することにより、上下方向に少なくとも一対の空気連通
口が設けられる。
【0066】そして、少なくとも一方の換気開口部に設
けられた排気扇又は吸気扇が駆動することにより、一方
の換気開口部から排気又は吸気が、他方の換気開口部か
ら吸気又は排気が行われ、円滑に該昇降カゴ内外の空気
が、該換気手段によって循環される。このため、空気の
流れは、一方方向に連続して循環され、換気効率が良好
である。
けられた排気扇又は吸気扇が駆動することにより、一方
の換気開口部から排気又は吸気が、他方の換気開口部か
ら吸気又は排気が行われ、円滑に該昇降カゴ内外の空気
が、該換気手段によって循環される。このため、空気の
流れは、一方方向に連続して循環され、換気効率が良好
である。
【0067】なお、空気の流れとしては、昇降カゴ内の
下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により好ま
しい。
下部から上部へ向けて循環する方が、均一化により好ま
しい。
【0068】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記停止状態検出部が、昇降カゴが停止している状態で
あることを検出すると、換気扇制御部が、該換気手段を
作動させる。このため、停止状態で、出入口扉等が閉塞
された待機状態であっても、昇降カゴ内の空気は、各階
フロアの空気と循環されて気温差を減少させることが出
来る。
前記停止状態検出部が、昇降カゴが停止している状態で
あることを検出すると、換気扇制御部が、該換気手段を
作動させる。このため、停止状態で、出入口扉等が閉塞
された待機状態であっても、昇降カゴ内の空気は、各階
フロアの空気と循環されて気温差を減少させることが出
来る。
【0069】また、請求項4に記載されたものでは、前
記温度設定部によって昇降カゴ内の温度が設定される
と、温度検出手段によって検出された前記昇降カゴ内の
温度が、該設定された設定温度を外れた場合には、前記
換気扇制御部によって前記換気手段が作動されて換気が
行われる。
記温度設定部によって昇降カゴ内の温度が設定される
と、温度検出手段によって検出された前記昇降カゴ内の
温度が、該設定された設定温度を外れた場合には、前記
換気扇制御部によって前記換気手段が作動されて換気が
行われる。
【0070】このため、常に昇降カゴ内の温度が、設定
温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させることが
出来る。
温度内に保たれて、乗降者の不快感を低減させることが
出来る。
【0071】そして、請求項5記載のものでは、エレベ
ータの換気構造が、建築内の全館換気システムと連動し
ているので、更に、効率よく、昇降カゴ内の空調を行う
ことが出来る、という実用上有益な効果を発揮する。
ータの換気構造が、建築内の全館換気システムと連動し
ているので、更に、効率よく、昇降カゴ内の空調を行う
ことが出来る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図1】本発明の実施の形態1のエレベータの換気構造
を示し、エレベータシャフトの断面図である。
を示し、エレベータシャフトの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1のエレベータの換気構造
を示し、図1中A−A線で示す意位置に沿った断面図で
ある。
を示し、図1中A−A線で示す意位置に沿った断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態1のエレベータの換気構造
を示し、図1中矢視B方向の出入口部の正面図である。
を示し、図1中矢視B方向の出入口部の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1のエレベータの換気構造
を示し、図1中矢視C方向のカゴ出入口部の正面図であ
る。
を示し、図1中矢視C方向のカゴ出入口部の正面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態1のエレベータの換気構造
を示し、制御部の構成を説明するブロック図である。
を示し、制御部の構成を説明するブロック図である。
【図6】従来例のエレベータ構造を説明するエレベータ
シャフトの断面図である。
シャフトの断面図である。
【符号の説明】 3 エレベータシャフト 6〜8 1〜3階フロア 13 建築物 14 昇降モータ(昇降駆動手段) 17 昇降カゴ 19〜21 出入口部 20f,20g 上,下換気ガラリ(換気通風部) 22 カゴ出入口部 22f,22g 換気開口部 換気手段 22h,22i 換気ガラリ 22j 排気扇 25 昇降モータ駆動制御回路 26 各階停止状態検出部(停止状態検出部) 27 換気扇制御部 28 温度設定部 29 温度センサ(温度検出手段)
Claims (5)
- 【請求項1】建築物内に鉛直方向に沿って延設されたエ
レベータシャフト内を、昇降駆動手段によって上下移動
する昇降カゴを有し、該昇降カゴには、各階停止状態で
各階フロアに設けられた出入口扉に対向する位置に、昇
降カゴ出入口扉が形成されるエレベータの換気構造であ
って、 前記出入口扉には、各階フロアとエレベータシャフト内
とを連通する換気通風部を形成すると共に、前記カゴ出
入口扉には、該換気通風部と略対向する位置に、昇降カ
ゴ内外の空気を循環させる換気手段を設けていることを
特徴とするエレベータの換気構造。 - 【請求項2】前記換気通風部は、前記カゴ出入口扉部の
上下方向に少なくとも一対形成される換気口を有すると
共に、前記換気手段には、該上下両換気口に、対向して
少なくとも一対の換気開口部を設け、該上下両換気開口
部のうち、少なくとも一方の換気開口部には、排気扇又
は吸気扇を設けることを特徴とする請求項1記載のエレ
ベータの換気構造。 - 【請求項3】前記昇降カゴが停止している状態であるこ
とを検出する停止状態検出部を設けると共に、該停止状
態検出部で、停止状態が検出された際に、該換気手段を
作動させる換気扇制御部を設けることを特徴とする各請
求項1又は2記載のエレベータの換気構造。 - 【請求項4】前記昇降カゴ内の温度を設定する温度設定
部を設けると共に、前記昇降カゴ内の温度を検出する温
度検出手段を設け、前記換気扇制御部では、該温度設定
部で設定された設定温度を前記温度検出手段で検出され
た温度が外れた場合には、換気手段を作動させるように
構成されていることを特徴とする請求項3記載のエレベ
ータの換気構造。 - 【請求項5】建築物内の全館換気システムと連動してい
ることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の
エレベータの換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9082885A JPH10279200A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | エレベータの換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9082885A JPH10279200A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | エレベータの換気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10279200A true JPH10279200A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13786736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9082885A Pending JPH10279200A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | エレベータの換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10279200A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007276894A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
CN102328866A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-01-25 | 吴江市德菱电梯配套有限公司 | 一种自动换气式电梯轿厢 |
WO2016102995A1 (en) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | Otis Elevator Company | Elevator system with ventilation system |
CN105775966A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-07-20 | 无锡市翱宇特新科技发展有限公司 | 一种电梯轿厢节能换气装置 |
CN108137283A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-06-08 | 开利公司 | 集成式电梯和空气调节系统 |
JP7401004B1 (ja) * | 2023-02-24 | 2023-12-19 | フジテック株式会社 | エレベータの制御装置 |
-
1997
- 1997-04-01 JP JP9082885A patent/JPH10279200A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007276894A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
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CN107108168A (zh) * | 2014-12-23 | 2017-08-29 | 奥的斯电梯公司 | 电梯系统 |
CN107108170A (zh) * | 2014-12-23 | 2017-08-29 | 奥的斯电梯公司 | 具有通风系统的电梯系统 |
CN107108168B (zh) * | 2014-12-23 | 2020-03-31 | 奥的斯电梯公司 | 电梯系统 |
US10800638B2 (en) | 2014-12-23 | 2020-10-13 | Otis Elevator Company | Elevator system with ventilation system |
EP3237318B1 (en) * | 2014-12-23 | 2022-01-26 | Otis Elevator Company | Elevator system with ventilation system |
CN108137283A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-06-08 | 开利公司 | 集成式电梯和空气调节系统 |
CN105775966A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-07-20 | 无锡市翱宇特新科技发展有限公司 | 一种电梯轿厢节能换气装置 |
JP7401004B1 (ja) * | 2023-02-24 | 2023-12-19 | フジテック株式会社 | エレベータの制御装置 |
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