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JPH10275646A - コネクタの接続方法及びコネクタ - Google Patents

コネクタの接続方法及びコネクタ

Info

Publication number
JPH10275646A
JPH10275646A JP9077665A JP7766597A JPH10275646A JP H10275646 A JPH10275646 A JP H10275646A JP 9077665 A JP9077665 A JP 9077665A JP 7766597 A JP7766597 A JP 7766597A JP H10275646 A JPH10275646 A JP H10275646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
female
male
terminal
connector
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9077665A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kato
加藤  学
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP9077665A priority Critical patent/JPH10275646A/ja
Publication of JPH10275646A publication Critical patent/JPH10275646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でより強固に雄端子と雌端子を接続
することができ、しかも、容易に設計製作することので
きるコネクタを提供する。 【解決手段】、雌型コネクタ1の雌型ハウジング2は雌
端子3が取着されている。雌端子3の接続部4は基部3
aの左右両側から一対の背部4aが立設し、その各背部
4aの先端からそれぞれ内側に折り曲げられて接触部4
bが対峙している。接続部4の両側には雌側突出片8が
雌型ハウジング2から突出形成されている。雄型コネク
タ21は雄型ハウジング22に雄端子23が取着されて
いる。雄端子の挟入部24の両側には雌側突出片8にて
撓まされて接触部4bを押圧し挟入部24を押圧挟持さ
せる雄側突出片25が雄型ハウジング22から突出形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタの接続方法
及びコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタについてその雄型コネク
タハウジングの雄端子と雌型コネクタハウジングの雌端
子との電気的接続は確実に行われることが要求されてい
る。特に、振動が常時発生する自動車等に搭載される各
種モータとバッテリとを電気的に接続するコネクタは、
該振動によりガタ、緩みが生じて接続不良が発生するお
それが生じる。そこで雄端子と雌端子とを強固に接続さ
れるための種々方法が例えば実開平1−107883号
公報及び実開平5−45937号公報等に提案されてい
る。
【0003】実開平1−107883号公報では、雌ハ
ウジングに雄ハウジングを挿入連結したとき、雄端子の
一側に併設した楔体が雌ハウジングの雌端子の一側外側
に併設したハウジングランスを押圧し、押圧されたハウ
ジングランスが雌端子の弾性接触片を雄端子に押し付け
るようにした構成である。従って、雌端子の弾性接触片
が雄端子に対して積極的に押圧されているため、振動が
生じてもガタや緩みが生じることはなく雌端子と雄端子
は強固に接続され電気的な接続不良は生じ難い。
【0004】又、実開平5−45937号公報では、雄
端子を雌端子に挿入連結した後、端子二重係止兼押し上
げ片を雌ハウジングに挿入して雌端子の一側外側に併設
したランスを押圧し雌端子の補助舌片を介して同じく雌
端子の舌片を雄端子に押し付けるようにした構成であ
る。この場合にも、雌端子の舌片が雄端子に対して積極
的に押圧されているため、振動等が生じてもガタや緩み
が生じることはなく雌端子と雄端子は強固に接続され電
気的な接続不良は生じ難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記両コネ
クタにおいては、雌コネクタにおいて雌端子の一側に設
けたランスを楔体(端子二重係止兼押し上げ片)にて押
圧し、押圧されたランスにて雌端子の弾性接触片(舌
片)を雄端子に押し付ける構成である。つまり、雄端子
を一方向から押しつけ、雌端子の弾性接触片(舌片)
と、該弾性接触片(舌片)と反対側に形成された雌端子
の固定片との間で挟持固定する構成である。そして、弾
性接触片(舌片)と反対側に形成された雌ターミナルの
固定片は、雄端子を強固に挟持固定するために弾性接触
片(舌片)の押圧に対して撓まない構造となっている。
【0006】従って、雌端子の形状は雄端子を挟んで左
右異なる形状となる。その結果、該雌端子を設計製作す
るにあたって非常に面倒であった。又、雄端子を挟持固
定をする際、一側のみ押圧力によって挟持がなされるた
め、その挟持する力はおのずと限界がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、簡単な構成でより強固
に雄端子と雌端子を接続することができ、しかも、容易
に設計製作することのできるコネクタの接続方法及びコ
ネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、雄端子を雌端子の一対の接触片間に挿入し、該雄端
子と雌端子を接続するコネクタの接続方法であって、雄
端子の両側又は雌端子の両側のいずれかに突出片を形成
し、該雄端子を雌端子の一対の接触片間に挿入したと
き、前記突出片を雌端子の接触片側に撓ませてそれぞれ
両接触片を押圧し該両接触片にて雄端子を押圧挟持する
ようにしたコネクタの接続方法をその要旨する。
【0009】請求項2に記載の発明は、雄型ハウジング
の雄端子を雌型ハウジングの雌端子の一対の接触片間に
挿入し、該雄端子と雌端子を接続するコネクタであっ
て、前記雄型ハウジングにおける雄端子の両側に雄側突
出片を形成するとともに、前記雌型ハウジングにおける
雌端子の両側に雌側突出片を形成し、該雄端子を雌端子
の一対の接触片間に挿入したとき、雄側突出片及び雌側
突出片のいずれか一方が他方を雌端子の接触片側に撓ま
せてそれぞれ両接触片を押圧し該両接触片にて雄端子を
押圧挟持するようにしたコネクタをその要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のコネクタにおいて、前記雄型ハウジングにおける雄端
子の両側に雄側突出片を形成したコネクタをその要旨と
する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のコネクタにおいて、前記雌型ハウジングにおける雌端
子の両側に雌側突出片を形成したコネクタをその要旨と
する。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
のコネクタにおいて、前記雌端子の端子本体基部には、
前記雄端子の接触片と接触する接続部が設けられ、該接
続部は端子本体基部の左右両側に互いに相対向するよう
に折り曲げた一対の板体をそれぞれ二つ折りして形成さ
れた背部と接触部を備えたコネクタをその要旨とする。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、雄端子を
雌端子の一対の接触片間に挿入したとき、突出片が雌端
子の接触片側に撓み一対の接触片はこの撓みによる押圧
力にて雄端子を押圧挟持する。従って、雄端子は一対の
接触片にて両側から押圧挟持されることから、簡単な構
成で強固に挟持され振動等によってガタや緩みが生じる
ことはない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、雄端子を
雌端子の一対の接触片間に挿入したとき、いずれか一方
の突出片が他方の突出片を雌端子の接触片側に押圧す
る。そして、この押圧力にて両接触片は雄端子を挟持す
る。従って、雄端子は一対の接触片にて両側から押圧挟
持されることから、簡単な構成で強固に挟持され振動等
によってガタや緩みが生じることはない。又、一方の突
出片は、他方の突出片を押圧した状態を保持しているこ
とから、その押圧保持が、振動等によって緩むといった
ことはない。しかも、各突出片はそれぞれ対応するハウ
ジングから突出させて形成されることから、コネクタの
設計及び製作は容易である。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、雄側突出
片は雄型ハウジングの雄端子の両側位置から突出させて
形成されることから、コネクタの設計製作は容易であ
る。請求項4に記載の発明によれば、雌側突出片は雌型
ハウジングの雌端子の両側位置から突出させて形成され
ることから、コネクタの設計製作は容易である。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、端子本体
基部に一対の板体を設け、その板体を折り曲げ形成する
だけで雌端子の接続部を簡単に成形することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を自動車のドアに搭載
されドアガラスを開閉するドアガラス開閉用モータに具
体化した一実施形態を図1〜図7に説明する。
【0018】図1は雌コネクタと雄コネクタの要部縦断
面図、図2は雌コネクタと雄コネクタの結合状態を示す
要部縦断面図である。図1において、雌コネクタ1の雌
型ハウジング2は合成樹脂にて形成され、圧入又はかし
めにて複数個(本実施形態では3個)の雌端子3が取着
されている。雌端子3は、その各雌端子3の接続部4が
雌型ハウジング2の表面2aから等間隔に突出してい
る。接続部4は端子本体基部3aの左右両側から一対の
背部4aが立設し、その各背部4aの先端からそれぞれ
内側に折り曲げられて形成された左右一対の接触片とし
ての接触部4bが所定の間隔で対峙するように配置され
ている。
【0019】各雌端子3の接続部4は互いに同一形状で
あって、以下のように成形される。図7は、3個の雌端
子3のなかの1つであって圧入又はかしめされる前の全
体を示している。図4は雌端子3の圧入又はかしめされ
る前であって、接続部4が形成される前の素材の要部を
示す。雌端子3の素材は銅板であって、端子本体基部3
aの左右両側に一対の板体5を延出し、両板体5を前記
基部3aから順にそれぞれそれ延出方向に向かって背部
4a及び接触部4bのための領域を設定する。そして、
前記左側の板体5の背部4aにおいて、その延出方向と
直交する上辺に第2の板体6を延出する。又、前記右側
板体5の背部4aにおいて、その延出方向と直交する辺
であって前記第2の板体6が延出する上辺と反対側にあ
る下辺に第3の板体7を延出する。尚、この各板体5〜
7の成形は、端子本体を外形を成形するプレス成形時に
同時に成形される。左右両背部4aには、裏面まで貫通
するコ字状の切り込みがなされ、その切り込みにより舌
片4cが形成されている。そして、該舌片4cを基端か
ら裏面側に折り曲げ形成しその舌片4cの先端が背部4
aの裏面から突出するように形成されている。又、左右
両接触部4bには、裏面から表面に向かってポンチ等で
殴打することにより接触突部4dが突出形成されてい
る。
【0020】次に、左右両板体5の接触部4bの先端部
分を係止部4eとし、その係止部4eと接触部4bとの
境界線(2点鎖線L1で示す、以下この境界線をL1と
表記する)を山折り線として接触部4bに対して係止部
4eを折り曲げる。さらに、該係止部4eの2等分する
境界線(2点鎖線L2で示す、以下この境界線をL2と
表記する)を谷折り線として係止部4eを折り曲げる。
【0021】続いて、左右両板体5の接触部4bと背部
4aとの境界線(2点鎖線L3で示す、以下この境界線
をL3と表記する)を山折り線として背部4aと略平行
になるように接触部4bを折り曲げる。この時、前記舌
片4cの先端は接触部4bの面に当接するとともに、前
記係止部4eの谷折り線上部分(屈曲部分)は背部4a
の面に当接する。
【0022】次に、左右両板体5の基部3aと背部4a
との境界線(2点鎖線L4で示す、以下この境界線をL
4と表記する)を山折り線として基部3aに対して直角
となるように背部4aを折り曲げる。この時、両背部4
aは基部3aの左右両側から平行に立設した状態に折り
曲げ形成される。
【0023】次に、第2及び第3の板体6,7をそれぞ
れ境界線L5,L6を山折り線として直角に折り曲げ
る。この折り曲げにより、板体6,7は平行に立設した
背部4aの外側を囲むことになり、両背部4aが互いに
離間する方向に拡開するのを防止している。
【0024】このように接続部4が形成された3個の雌
端子3は、圧入又はかしめにより該接続部4が雌型ハウ
ジング2の表面から突出するように取着される。等間隔
に突出している各雌端子3の接続部4の両側には、雌側
突出片8が雌型ハウジング2の表面2aから突出形成さ
れている。雌側突出片8は、その高さ(図1において上
下方向)が接続部4より高く、その幅(図1において紙
面と直交する方向)が背部4aの幅(図1において紙面
と直交する方向)より広くなるように形成されている。
又、雌側突片8の左右両側面(両端の雌側突片8は接続
部4側の側面)の先端部は、拡開するようにテーパ状に
形成されたガイド面9が形成されている。
【0025】このように構成された雌コネクタ1は、本
実施形態では、図3に示すドアガラス開閉用モータ11
におけるモータケース12に組み付けられている。雌端
子3の先端側は、雌型ハウジング2の裏面からケース1
2内に延び同ケース12内に配設され該モータ11とと
もに回動する図示しない電極板に摺接する摺接部3bを
備えている。従って、その各雌端子3の摺接部3bの摺
接状態が雌端子3の接続部4から電気的に取り出される
ことになる。その摺接部3bの摺接状態は、取り出し雄
コネクタ21を雌コネクタ1に結合することにより得ら
れる。
【0026】雄コネクタ21は、合成樹脂製の雄型ハウ
ジング22と、その雄型ハウジング22にインサート成
型にて取着された3本の雄端子23とからなる。各雄端
子23は銅製の板体である。雄型ハウジング22から突
出した各雄端子23の先端部は対応する前記接続部4の
接触部4b間に挟入接触される接触片としての挟入部2
4を備えている。
【0027】3個の挟入部24は、等間隔に雄型ハウジ
ング22の表面22aから突出している。挟入部24の
幅(図1において紙面と直交する方向)は、前記接触部
4bの幅より若干短くなるように形成されている。又、
挟入部24の板厚(図1において左右方向)は前記左右
両接触部4bに形成した接触突部4d間の幅より大きく
なるように形成されている。
【0028】各雄端子23の挟入部24に対してその両
側には、それぞれ雄側突出片25が雄型ハウジング22
の表面22aから突出形成されている。雄側突出片25
は、その高さ(図1において上下方向)が挟入部24よ
り低くなるように形成されている。詳述すると、雄側突
出片25と挟入部24の高低差H1が、前記雌側突出片
9と雌端子3の接続部4の高低差H2より小さくなるよ
うに形成されている。又、雄側突出片25の幅(図1に
おいて紙面と直交する方向)は前記雌側突出片8の幅と
同じになるように形成されている。又、雄側突出片25
の厚さ(図1において左右方向)は前記雌側突出片8の
厚さよりかなり薄くなるように形成されている。従っ
て、該雄側突出片25は、図1において左右方向に可撓
性を有することになる。又、挟入部24に対して設けら
れた一対の雄側突出片25の外側面間の間隔D1は、雄
コネクタ21を雌コネクタ1に結合させた時、図2に示
すように、該一対の雄側突出片25が前記雌端子3の接
続部4の両側に配置された雌型突出片8に形成された拡
開したガイド面9に沿って摺接し該一対の雄側突出片2
5が互いに間隔を狭める方向に曲げられる間隔に設定さ
れている。
【0029】このように構成された雄コネクタ21は、
図示しないコントローラにリード線を介して接続されて
いて、該リード線はそれぞれ挟入部24と反対側の雄端
子23の端部と半田等で電気的に接続されている。従っ
て、雄コネクタ21を雌コネクタ1に結合すると、各雄
端子23の挟入部24は対応する雌端子3の接続部4と
接続される。その結果、各雌端子3の摺接部3bの摺接
状態、即ち電極板に対する接続状態が電気的に取り出さ
れコントローラに出力される。
【0030】次に、上記のように構成した雌コネクタ1
及び雄コネクタ21よりなるコネクタの特徴を以下に記
載する。 (1)本実施形態において、雄コネクタ21を雌コネク
タ1に結合させるとき、雄端子23の挟入部24の先端
が接続部4の一対の接触部4b間に到達する前に、挟入
部24の両側に設けられた雄側突出片25の先端部が雌
側突出片8の先端、即ちガイド面9の上部に当接する。
この当接により、一対の雄側突出片25は雌コネクタ1
側に侵入するに従ってガイド面9に沿って接続部4側へ
撓んでいく。このとき、挟入部24の先端は接続部4の
一対の接触部4b間を侵入して行く。やがて、一対の雄
側突出片25は撓みにより対向する接続部4の背部4a
にそれぞれ当接し、さらに雌コネクタ1側に侵入するに
従って該背部4bを押圧する。即ち、一対の雄側突出片
25の押圧により接続部4の一対の接触部4bの間隔が
狭まり、該一対の接触部4bは侵入してくる雄端子23
の挟入部24を圧接挟持する。そして、雄コネクタ21
と雌コネクタ1が結合すると、図2に示すように各雄端
子23の挟入部24は雌端子3の接続部4に対して電気
的に接続される。従って、雄端子23の挟入部24は接
続部4の一対の接触部4bにて、即ち両側から押圧挟持
されているため、強固に挟持され振動等によってガタや
緩みが生じることはない。
【0031】(2)しかも、本実施形態では、雄コネク
タ21と雌コネクタ1とが結合したときには、雌側突出
片8は、雄側突出片25を介して背部4aを押圧した状
態を保持している。そのため、その押圧保持が、振動等
によって緩むといったことはない。
【0032】(3)又、本実施形態では、雌コネクタ1
の雌型突出片8は雌型ハウジング2に、雄コネクタ21
の雄型突出片25は雄型ハウジング22にそれぞれ左右
対称に突出形成したものである。従って、各コネクタ
1,21の設計製作は非常に容易なものとなる。
【0033】(4)又、本実施形態では、雌側突出片8
の先端部側面は、拡開するようにテーパ状に形成された
ガイド面9とした。従って、一対の雄側突出片25は雌
コネクタ1側に侵入するに従ってガイド面9を滑らかに
摺接しながら接続部4側へ撓んで行く。その結果、雄コ
ネクタ21と雌コネクタ1を結合する際に、無理な力を
加えることなくスムースに結合することができる。 (5)本実施形態の雌端子3の接続部4は、背部4aに
舌片4cを形成し、その舌片4cを折り曲げてその先端
を接触部4bの面に当接させるようにした。又、雌端子
3の接続部4は、接触部4bの先端部分にくの字状屈曲
した係止部4eを形成し、その係止部4eの曲部分を背
部4aの面に当接させるようにした。
【0034】従って、挟入部24が一対の接触部4b間
に雄側突出片25の押圧力に抗して侵入するとき、該一
対の接触部4bは、挟入部24によってその接触部4b
の基端部分(折れ曲がり部分)を中心として両側に押し
広げられる。このとき、該舌片4cが接触部4bを挟入
部24に押圧するとともに、接触部4bがそれ以上の広
がりを阻止しようとするため、接触部4bはこの舌片4
cによっても挟持部24を確実に圧接挟持することがで
きる。 (6)本実施形態の雌端子3の接続部4は、端子本体基
部3aに形成した板体5基端部外周に第2及び第3の板
体6,7を単に折り曲げるだけで形成した。従って、簡
単な折り曲げ工程だけで上記優れた効果を奏する雌端子
3の接続部4を作ることができる。
【0035】尚、実施の形態は上記したのものに限定さ
れるものではなく、以下ように実施してもよい。 ○雌端子の接触部の形状を図8,9に示すように変更し
てもよい。図8,図9に示すように、雌端子3の基部3
aの両側から接触片としての接触部34bを立設させ、
その一対の接触部34bの先端部を外側に折り返して背
部34aを形成した接続部34である。そして、背部3
4aはくの字状に屈曲形成するとともに、一対の接触部
34bは先端部間が狭まるように内側に折り曲げてい
る。この場合でも、図9に示すように、雄コネクタ21
を雌コネクタ1に結合させたとき、雄側突出片25が背
部34aを押圧するため、該一対の接触部34bは侵入
してくる雄端子23の挟入部24を圧接挟持する。従っ
て、雄端子23の挟入部24は接続部34の一対の接触
部34bにて、即ち両側から押圧挟持されているため、
振動等によってガタや緩みが生じることはない。その結
果、上記実施形態の(2)(3)(4)で記載した特徴
と同様な特徴を有する。しかも、この雌端子3の接続部
34は接触部34bと背部34aの構成だけなので、そ
の製作工程は少なくしかもコストの低減を図ることがで
きる。
【0036】○雌端子の接触部を図10に示すように変
更してもよい。図10に示す接続部4は上記実施形態の
接続部4と大きく相違する点は、接続部4の舌片4cの
構成である。つまり、図10に示すように、背部4aに
形成された舌片4cは外側(接触部4bと反対側)に折
り曲げられている。そして、雄コネクタ21と雌コネク
タ1との結合させるとき、雄側突出片25は外側に折れ
曲がった舌片4cを押圧する。雄側突出片25の押圧に
より、該一対の接触部4bは侵入してくる雄端子23の
挟入部24を圧接挟持する。従って、雄端子23の挟入
部24は接続部4の一対の接触部4bにて、即ち両側か
ら押圧挟持されているため、振動等によってガタや緩み
が生じることはない。その結果、上記実施形態の(2)
(3)(4)で記載した特徴と同様な特徴を有する。
【0037】○上記実施形態では雌型ハウジング2に設
けた雌側突出片8にて、雄型ハウジング22に設けた雄
側突出片25が撓むように構成したが、これを逆にして
もよい。つまり、図11に示すように雄型ハウジング2
2に設けたガイド面25aを備えた雄側突出片25に
て、雌型ハウジング2に設けた可撓性のある雄側突出片
8を撓ませて接触部4bを押圧し挟入部24を押圧挟持
するようにしてもよい。
【0038】○上記実施形態では雌コネクタ1はドアガ
ラス開閉用モータ11におけるモータケース12に組み
付けられた雌コネクタであったが、図12に示すよう
に、雌コネクタ1及び雄コネクタ21が共にリード線W
1、W2を接続するプラグタイプのコネクタに具体化し
てもよい。
【0039】○上記実施形態では、3本の端子のコネク
タに具体化したが、1本、2本、4本以上の端子を備え
たコネクタに具体化してもよい。 次に、上記実施形態から把握することができる請求項に
記載された発明以外の技術的思想を以下に効果とともに
記載する。
【0040】○雄端子23の挟入部24を雌端子3の左
右一対の接触部4b間に挿入し、該雄端子23と雌端子
3を接続するコネクタの接続方法であって、雄端子23
の挟入部24の左右両側に雄側突出片25を形成すると
もに、雌端子4の接触部4bの左右両側に雌側突出片8
を形成し、該雄端子23の挟入部24を雌端子3の左右
一対の接触部4b間に挿入したとき、雄側突出片25及
び雌側突出片8のいずれか一方が他方を雌端子3の接触
部4b側に撓ませて両接触部4bを押圧し該両接触部4
bにて雄端子23の挟入部24を押圧挟持するようにし
たコネクタの接続方法。このように構成したことによ
り、雄端子23の挟入部24は一対の接触部4bにて両
側から押圧挟持されることから、簡単な構成で強固に挟
持され振動等によってガタや緩みが生じることはない。
又、一方の突出片は、他方の突出片を押圧した状態を保
持していることから、その押圧保持が、振動等によって
緩むといったことはない。
【0041】○雌端子3の端子本体基部3aに設けられ
雄端子23の挟入部24と接触する接触部4bが形成さ
れた雌端子の接続部の形成方法であって、前記端子本体
基部3aに対して左右両側に一対の板体5を延出し、両
板体5に背部4aと接触部4bの領域を設定し、まず、
両板体5における背部4aと接触部4bの境界を折れ線
として接触部4bが背部4aに対して略平行となるよう
に折り曲げし、前記両板体5における背部4aと前記基
部3aの境界線を折れ線として接触部4bが基部3aに
対して略直角となるように折り曲げした雌端子の接続部
の形成方法。このように構成したことにより、端子本体
基部3aに設けた板体5を折り曲げ形成するだけで雌端
子の接続部を簡単に成形することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、雄端子
を簡単な構成で強固に挟持し振動等によってガタや緩み
を防止することができる効果を有する。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
成で強固に挟持され振動等によってガタや緩みを防止
し、しかも、コネクタの設計及び製作を容易に行うこと
ができる効果を有する。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、簡単な構
成で雌コネクタの雌端子に対して強固に挟持される雄コ
ネクタを容易に設計製作することができる効果を有す
る。請求項4に記載の発明によれば、簡単な構成で雄コ
ネクタの雄端子を強固に挟持することができる雌コネク
タを容易に設計製作することができる効果を有する。
【0045】請求項5に記載の発明によれば、雄コネク
タの雄端子を強固に挟持することができる雌端子の接続
部を簡単に成形することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 雌コネクタと雄コネクタを説明するための要
部縦断面図。
【図2】 雌コネクタと雄コネクタの結合状態を示す要
部縦断面図。
【図3】 雌コネクタの取付状態を示す正面図。
【図4】 雌端子の接続部の成形方法説明するための接
続部の展開図。
【図5】 雌端子の接続部の要部縦断面図。
【図6】 雌端子の接続部の側面図。
【図7】 雌端子の平面図。
【図8】 雌端子の接続部の別例を示す要部斜視図。
【図9】 同じく雌コネクタと雄コネクタの結合を説明
する説明図。
【図10】 雌端子の接続部の別例を説明するための説
明図。
【図11】 雌コネクタ及び雄コネクタの別例を示す要
部縦断面図。
【図12】 コネクタの別例を説明する説明図。
【符号の説明】
1…雌コネクタ、2…雌型ハウジング、3…雌端子、3
a…基部、4…接続部、4a…背部、4b…接触部、4
c…舌片、5…板体、8…雌側突出片、21…雄コネク
タ、22…雄型ハウジング、23…雄端子、24…挟入
部、25…雄側突出片。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄端子(23,24)を雌端子(3,
    4)の一対の接触片(4b)間に挿入し、該雄端子(2
    3,24)と雌端子(3,4)を接続する雄端子と雌端
    子の接続方法であって、 雄端子(23,24)の両側又は雌端子(3,4)の両
    側のいずれかに突出片(25)を形成し、該雄端子(2
    3,24)を雌端子(3,4)の一対の接触片(4b)
    間に挿入したとき、前記突出片(25)を雌端子(3,
    4)の接触片(4b)側に撓ませてそれぞれ両接触片
    (4b)を押圧し該両接触片(4b)にて雄端子(2
    3,24)を押圧挟持するようにしたコネクタの接続方
    法。
  2. 【請求項2】 雄型ハウジング(22)の雄端子(2
    3,24)を雌型ハウジング(2)の雌端子(3,4)
    の一対の接触片(4b)間に挿入し、該雄端子(23,
    24)と雌端子(3,4)を接続するコネクタであっ
    て、 前記雄型ハウジング(22)における雄端子(23,2
    4)の両側に雄側突出片(25)を形成するとともに、
    前記雌型ハウジング(2)における雌端子(3,4)の
    両側に雌側突出片(8)を形成し、該雄端子(23,2
    4)を雌端子(3,4)の一対の接触片(4b)間に挿
    入したとき、雄側突出片(25)及び雌側突出片(8)
    のいずれか一方が他方を雌端子(3,4)の接触片(4
    b)側に撓ませて両接触片(4b)を押圧し該両接触片
    (4b)にて雄端子(23,24)を押圧挟持するよう
    にしたコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコネクタにおいて、 前記雄型ハウジング(22)における雄端子(23,2
    4)の両側に雄側突出片(25)を形成したコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のコネクタにおいて、 前記雌型ハウジング(2)における雌端子(3,4)の
    両側に雌側突出片(8)を形成したコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のコネクタにおいて、 前記雌端子(3)の端子本体基部(3a)には、前記雄
    端子(23)の接触片(24)と接触する接続部(4)
    が設けられ、該接続部(4)は端子本体基部(3a)の
    左右両側に互いに相対向するように折り曲げた一対の板
    体(5)をそれぞれ二つ折りして形成された背部(4
    a)と接触部(4b)を備えたコネクタ。
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