JPH10274373A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JPH10274373A JPH10274373A JP9078021A JP7802197A JPH10274373A JP H10274373 A JPH10274373 A JP H10274373A JP 9078021 A JP9078021 A JP 9078021A JP 7802197 A JP7802197 A JP 7802197A JP H10274373 A JPH10274373 A JP H10274373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- collet
- hole
- peripheral surface
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims abstract description 15
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 11
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 4
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 管の着脱作業の容易化、管の抜け止め防止
【解決手段】 継手本体3の収容孔5に弾性パッキン
6、樹脂製のバックリング7、コレット9、ガイド部材
15を嵌挿して、収容孔5の開口端部3bをカシメる。
収容孔5の奥まで管1を挿入して管1を少し引き抜き、
この引き動作でコレット9の先端部9cをガイド部材1
5のテーパガイド面16に摺接させ、先端部9cを縮径
させてエッジ11を管1に食い込ませる。管1を継手本
体3から取り外す時は、管1またはコレット9をX方向
に向けて押す。そうすると、コレット9がX方向に移動
し、拡縮部9aの先端部9cのテーパ内周面10がバッ
クリング7のテーパ外周面8に接触案内されて、拡縮部
9aが拡径し、エッジ11が管1の外周から離脱する。
これにより、管1の引き抜きが可能となる。
6、樹脂製のバックリング7、コレット9、ガイド部材
15を嵌挿して、収容孔5の開口端部3bをカシメる。
収容孔5の奥まで管1を挿入して管1を少し引き抜き、
この引き動作でコレット9の先端部9cをガイド部材1
5のテーパガイド面16に摺接させ、先端部9cを縮径
させてエッジ11を管1に食い込ませる。管1を継手本
体3から取り外す時は、管1またはコレット9をX方向
に向けて押す。そうすると、コレット9がX方向に移動
し、拡縮部9aの先端部9cのテーパ内周面10がバッ
クリング7のテーパ外周面8に接触案内されて、拡縮部
9aが拡径し、エッジ11が管1の外周から離脱する。
これにより、管1の引き抜きが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエアーブ
レーキ配管等に用いられる管継手に関する。
レーキ配管等に用いられる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば大型トラックのエアーブレーキ配
管に使用されるナイロンチューブ用継手は、図5に示す
ような食い込み式管継手が一般的である。図5の管継手
は、筒状の継手本体20に管(ナイロンチューブ)1’
を袋ナット21と筒状スリーブ22で連結する構造であ
る。継手本体20の片端部には外部機器等への接続用ネ
ジ部(図示せず)が形成され、他端部の外周に袋ナット
21が螺装されるネジ部23とこの他端部内周に管1’
が嵌挿される嵌合孔24が形成される。継手本体20と
袋ナット21の間にスリーブ22が介在する。
管に使用されるナイロンチューブ用継手は、図5に示す
ような食い込み式管継手が一般的である。図5の管継手
は、筒状の継手本体20に管(ナイロンチューブ)1’
を袋ナット21と筒状スリーブ22で連結する構造であ
る。継手本体20の片端部には外部機器等への接続用ネ
ジ部(図示せず)が形成され、他端部の外周に袋ナット
21が螺装されるネジ部23とこの他端部内周に管1’
が嵌挿される嵌合孔24が形成される。継手本体20と
袋ナット21の間にスリーブ22が介在する。
【0003】スリーブ22は、軸方向の両端の外周部分
にテーパ面31、32を有し、スリーブ22の継手本体
20側の先端内周部分に環状のエッジ33を一体に有す
る。このスリーブ22に対応させて継手本体20と袋ナ
ット21の内周部分にスリーブ22の両端のテーパ面3
1、32と摺接可能に面接触するテーパ孔41、42が
形成される。また、管1’がエアーブレーキ配管の軟質
なナイロンチューブの場合、この管1’の端部を内側か
ら補強するための金属製インサートリング2’が管1’
に挿入される。
にテーパ面31、32を有し、スリーブ22の継手本体
20側の先端内周部分に環状のエッジ33を一体に有す
る。このスリーブ22に対応させて継手本体20と袋ナ
ット21の内周部分にスリーブ22の両端のテーパ面3
1、32と摺接可能に面接触するテーパ孔41、42が
形成される。また、管1’がエアーブレーキ配管の軟質
なナイロンチューブの場合、この管1’の端部を内側か
ら補強するための金属製インサートリング2’が管1’
に挿入される。
【0004】継手本体20の嵌合孔24と袋ナット21
とスリーブ22の内径寸法は、管1’の外径寸法より僅
かに大きく設定される。嵌合孔24の内周にインサート
リング1’が挿入され、図5(A)に示すように、イン
サートリング2’の外周と袋ナット21、スリーブ2
2、嵌合孔24の間に管1’が挿入される。図5(A)
のように管1’が継手本体20に挿入されると、袋ナッ
ト21を継手本体20に向けて締め込む。そうすると、
袋ナット21のテーパ孔42とこれに対応するスリーブ
22のテーパ面32が係合してスリーブ22を前進させ
る。スリーブ22の前進で先端のテーパ面31が継手本
体20のテーパ孔41に摺接して、スリーブ22の先端
部が内方に縮径され、エッジ33が管1’に食い込む。
一方、スリーブ22の後端部も、テーパ面32が袋ナッ
ト21のテーパ孔42で圧迫されて縮径する。このよう
にして袋ナット21を所定の回転量又は締付トルクで締
め込むと、エッジ33が管1’に食い込んで管1’を固
定すると共に継手内部をシールし、スリーブ22の後端
部が管1’を周囲から強固にグリップする。
とスリーブ22の内径寸法は、管1’の外径寸法より僅
かに大きく設定される。嵌合孔24の内周にインサート
リング1’が挿入され、図5(A)に示すように、イン
サートリング2’の外周と袋ナット21、スリーブ2
2、嵌合孔24の間に管1’が挿入される。図5(A)
のように管1’が継手本体20に挿入されると、袋ナッ
ト21を継手本体20に向けて締め込む。そうすると、
袋ナット21のテーパ孔42とこれに対応するスリーブ
22のテーパ面32が係合してスリーブ22を前進させ
る。スリーブ22の前進で先端のテーパ面31が継手本
体20のテーパ孔41に摺接して、スリーブ22の先端
部が内方に縮径され、エッジ33が管1’に食い込む。
一方、スリーブ22の後端部も、テーパ面32が袋ナッ
ト21のテーパ孔42で圧迫されて縮径する。このよう
にして袋ナット21を所定の回転量又は締付トルクで締
め込むと、エッジ33が管1’に食い込んで管1’を固
定すると共に継手内部をシールし、スリーブ22の後端
部が管1’を周囲から強固にグリップする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5のよう
な管継手においては、継手本体に対して管を着脱する際
に袋ナットを締め付けたり緩めたりする作業が必要で、
ワンタッチで管の着脱ができない不便さがある。また、
袋ナットの締め付け作業は、回転量管理やトルク管理で
行う必要があることから、回転量管理機構やトルク管理
機構を備えた締め付け装置が必要となる。
な管継手においては、継手本体に対して管を着脱する際
に袋ナットを締め付けたり緩めたりする作業が必要で、
ワンタッチで管の着脱ができない不便さがある。また、
袋ナットの締め付け作業は、回転量管理やトルク管理で
行う必要があることから、回転量管理機構やトルク管理
機構を備えた締め付け装置が必要となる。
【0006】本発明の目的は、継手本体に管がワンタッ
チで常に高いシール性と確実性でもって接続できると共
に、継手本体から管がワンタッチで外せるようにした管
継手を提供することにある。
チで常に高いシール性と確実性でもって接続できると共
に、継手本体から管がワンタッチで外せるようにした管
継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する技術的手段は、管が着脱可能に嵌挿される収容孔を
有する継手本体の収容孔に、奥側から弾性パッキン、樹
脂製バックリング、コレット、ガイド部材を組み込んだ
構造を特徴とする。
する技術的手段は、管が着脱可能に嵌挿される収容孔を
有する継手本体の収容孔に、奥側から弾性パッキン、樹
脂製バックリング、コレット、ガイド部材を組み込んだ
構造を特徴とする。
【0008】上記弾性パッキンは、管が挿通可能な環状
で、継手本体の収容孔の奥に挿入されて、収容孔の内周
と収容孔に嵌挿された管の外周に密着するゴムパッキン
等である。
で、継手本体の収容孔の奥に挿入されて、収容孔の内周
と収容孔に嵌挿された管の外周に密着するゴムパッキン
等である。
【0009】上記樹脂製バックリングは、管が挿通可能
な環状で、継手本体の収容孔の弾性パッキンよりも開口
端側の内周に挿入される。このバックリングの外周に
は、開口端側に向けて縮径傾斜する円錐状テーパ外周面
が形成される。
な環状で、継手本体の収容孔の弾性パッキンよりも開口
端側の内周に挿入される。このバックリングの外周に
は、開口端側に向けて縮径傾斜する円錐状テーパ外周面
が形成される。
【0010】上記コレットは、管が挿通可能な筒状で、
継手本体の収容孔のバックリングよりも開口端側の内周
に挿入される。このコレットの奥側端部には、半径方向
に拡縮可能な拡縮部が形成され、拡縮部に、バックリン
グの円錐状テーパ外周面と接触する円錐状テーパ内周面
と、継手本体の収容孔に嵌挿された管の外周に食い込む
エッジとが形成される。さらに、拡縮部の外周に段差面
が形成される。
継手本体の収容孔のバックリングよりも開口端側の内周
に挿入される。このコレットの奥側端部には、半径方向
に拡縮可能な拡縮部が形成され、拡縮部に、バックリン
グの円錐状テーパ外周面と接触する円錐状テーパ内周面
と、継手本体の収容孔に嵌挿された管の外周に食い込む
エッジとが形成される。さらに、拡縮部の外周に段差面
が形成される。
【0011】上記ガイド部材は、上記コレットが軸方向
に移動可能に挿通される筒状で、継手本体の収容孔の開
口端部の内周に装着される。ガイド部材は、コレットが
開口端側に移動する際に拡縮部の外周と接触してこれを
縮径させる円錐状テーパガイド面と、コレットが開口端
側に所定距離だけ移動するとコレットの段差面に当接し
てコレットの移動を規制するストッパ面を有する。
に移動可能に挿通される筒状で、継手本体の収容孔の開
口端部の内周に装着される。ガイド部材は、コレットが
開口端側に移動する際に拡縮部の外周と接触してこれを
縮径させる円錐状テーパガイド面と、コレットが開口端
側に所定距離だけ移動するとコレットの段差面に当接し
てコレットの移動を規制するストッパ面を有する。
【0012】以上の構成の管継手においては、継手本体
の収容孔の奥まで管を嵌挿してから僅か管を引くと、こ
の管の引き動作でコレットが開口端側へと移動して、拡
縮部がガイド部材のテーパガイド面を摺動して縮径し、
エッジが管に食い込む。更に管を僅かに引くと、コレッ
トの段差面がガイド部材のストッパ面に当接して、コレ
ットの開口端側への移動が規制される。これにより、エ
ッジに過度の食い込みが防止されると同時に、管の抜け
が確実に防止される。
の収容孔の奥まで管を嵌挿してから僅か管を引くと、こ
の管の引き動作でコレットが開口端側へと移動して、拡
縮部がガイド部材のテーパガイド面を摺動して縮径し、
エッジが管に食い込む。更に管を僅かに引くと、コレッ
トの段差面がガイド部材のストッパ面に当接して、コレ
ットの開口端側への移動が規制される。これにより、エ
ッジに過度の食い込みが防止されると同時に、管の抜け
が確実に防止される。
【0013】管を継手本体から取り外す場合は、管また
はコレットをバックリングに向けて押す。そうすると、
コレットが奥部側に移動し、拡縮部のテーパ内周面がバ
ックリングのテーパ外周面に接触案内されて、拡縮部が
拡径することにより、エッジが管の外周から離脱して管
の引き抜きが可能となる。
はコレットをバックリングに向けて押す。そうすると、
コレットが奥部側に移動し、拡縮部のテーパ内周面がバ
ックリングのテーパ外周面に接触案内されて、拡縮部が
拡径することにより、エッジが管の外周から離脱して管
の引き抜きが可能となる。
【0014】このような管の着脱作業の際に、コレット
の拡縮部のテーパ内周面が樹脂製のバックリングのテー
パ外周面に接触しながら滑ることによって、コレットの
拡縮動作がスムーズに行われる結果、エッジの管へ食い
込み、管からの離脱が円滑に行なわれる。そのため、管
の着脱作業が容易で、また、管の外周にエッジによる大
きな傷が付きにくい。
の拡縮部のテーパ内周面が樹脂製のバックリングのテー
パ外周面に接触しながら滑ることによって、コレットの
拡縮動作がスムーズに行われる結果、エッジの管へ食い
込み、管からの離脱が円滑に行なわれる。そのため、管
の着脱作業が容易で、また、管の外周にエッジによる大
きな傷が付きにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
1乃至図4を参照して説明する。
1乃至図4を参照して説明する。
【0016】図1(A)及び(B)に示される管継手
は、図2の分解図に示すような金属製の継手本体3、ゴ
ム等の弾性パッキン6、樹脂製のバックリング7、金属
製のコレット9、金属製のガイド部材15を備えてい
る。この管継手は、継手本体3に管、例えば図5のナイ
ロンチューブと同様な軟質の管1を接続するもので、こ
の場合も管1の先端部に補強用の金属製インサートリン
グ2が嵌挿される。
は、図2の分解図に示すような金属製の継手本体3、ゴ
ム等の弾性パッキン6、樹脂製のバックリング7、金属
製のコレット9、金属製のガイド部材15を備えてい
る。この管継手は、継手本体3に管、例えば図5のナイ
ロンチューブと同様な軟質の管1を接続するもので、こ
の場合も管1の先端部に補強用の金属製インサートリン
グ2が嵌挿される。
【0017】継手本体3の図1左側の端部外周には外部
機器等への接続用テーパネジ部3aが形成され、他端部
には図2に示すような収容孔5が形成される。収容孔5
は、円形の管1の先端部が嵌挿されて接続される円形孔
で、一番奥に形成される最も小径な小径孔5a、開口端
部3bに形成される最も大径な大径孔5c、孔5a、5
cの間に形成される中間径の中径孔5bを有する。小径
孔5aの内径が管1の外径とほぼ一致して、小径孔5a
にインサートリング2が挿入された後、小径孔5aとイ
ンサートリング2との間に管1の先端部が嵌挿される。
機器等への接続用テーパネジ部3aが形成され、他端部
には図2に示すような収容孔5が形成される。収容孔5
は、円形の管1の先端部が嵌挿されて接続される円形孔
で、一番奥に形成される最も小径な小径孔5a、開口端
部3bに形成される最も大径な大径孔5c、孔5a、5
cの間に形成される中間径の中径孔5bを有する。小径
孔5aの内径が管1の外径とほぼ一致して、小径孔5a
にインサートリング2が挿入された後、小径孔5aとイ
ンサートリング2との間に管1の先端部が嵌挿される。
【0018】弾性パッキン6は、収容孔5の中径孔5b
の奥まで嵌挿される。弾性パッキン6は、中径孔5bの
内周面と管1の外周面に弾圧接触して、収容孔5内をシ
ールする。
の奥まで嵌挿される。弾性パッキン6は、中径孔5bの
内周面と管1の外周面に弾圧接触して、収容孔5内をシ
ールする。
【0019】バックリング7は、中径孔5bに弾性パッ
キン6よりも開口端側に挿入される。バックリング7の
外周には、開口端側に向けて縮径傾斜する円錐状テーパ
外周面8が形成される。
キン6よりも開口端側に挿入される。バックリング7の
外周には、開口端側に向けて縮径傾斜する円錐状テーパ
外周面8が形成される。
【0020】コレット9は、管1が挿通可能な筒状で、
大径孔5cから中径孔5bの間に挿通される。コレット
9の奥側端部には、周方向で複数に分割、例えば図3に
示す8箇所のスリット13で分割された拡縮部9aで構
成される。拡縮部9aは半径方向に拡縮する部所で、薄
肉の基端部9bと厚肉の先端部9cで形成される。拡縮
部9aの先端部9cには、バックリング7のテーパ外周
面8と接触する円錐状テーパ内周面10と、このテーパ
内周面10の最小径から半径方向内側に突出したエッジ
11が形成される。また、先端部9cの外周と基端部9
bの外周との間に半径方向の段差面12が形成される。
大径孔5cから中径孔5bの間に挿通される。コレット
9の奥側端部には、周方向で複数に分割、例えば図3に
示す8箇所のスリット13で分割された拡縮部9aで構
成される。拡縮部9aは半径方向に拡縮する部所で、薄
肉の基端部9bと厚肉の先端部9cで形成される。拡縮
部9aの先端部9cには、バックリング7のテーパ外周
面8と接触する円錐状テーパ内周面10と、このテーパ
内周面10の最小径から半径方向内側に突出したエッジ
11が形成される。また、先端部9cの外周と基端部9
bの外周との間に半径方向の段差面12が形成される。
【0021】ガイド部材15は、コレット9が軸方向に
移動可能に挿通される筒状で、継手本体3の大径孔5c
に装着される。例えば、図2に示すように、継手本体3
の大径孔5cを有する開口端部3bが薄肉に形成され、
ガイド部材15の外周の外側端部に円錐状の係合面18
が形成され、継手本体3の大径孔5cにガイド部材15
を嵌挿した後、開口端部3bの先端部分をガイド部材1
5の係合面18に向けてカシメることで、抜け止めされ
る。
移動可能に挿通される筒状で、継手本体3の大径孔5c
に装着される。例えば、図2に示すように、継手本体3
の大径孔5cを有する開口端部3bが薄肉に形成され、
ガイド部材15の外周の外側端部に円錐状の係合面18
が形成され、継手本体3の大径孔5cにガイド部材15
を嵌挿した後、開口端部3bの先端部分をガイド部材1
5の係合面18に向けてカシメることで、抜け止めされ
る。
【0022】また、ガイド部材15の奥側内周面には、
コレット9の先端部9cの外周と段差面12との境界部
分が当接する円錐状テーパガイド面16が形成される。
テーパガイド面16は、コレット9をガイド部材15に
対して図1のY方向(コレット9が継手本体3から引き
抜かれる方向)に相対移動させると、コレット9の拡縮
部9aの先端部9cを圧迫して拡縮部9aを縮径させ
る。また、ガイド部材15は、テーパガイド面16の最
小径から半径方向内側に延びたストッパ面17を有す
る。ストッパ面17は、コレット9がガイド部材15に
対してY方向に所定量だけ相対移動すると、コレット9
の段差面12に当接して、コレット9のそれ以上の移動
を規制し、コレット9の拡縮部9aの過度な縮径を防止
すると共に、管1の抜けを確実に防止する。
コレット9の先端部9cの外周と段差面12との境界部
分が当接する円錐状テーパガイド面16が形成される。
テーパガイド面16は、コレット9をガイド部材15に
対して図1のY方向(コレット9が継手本体3から引き
抜かれる方向)に相対移動させると、コレット9の拡縮
部9aの先端部9cを圧迫して拡縮部9aを縮径させ
る。また、ガイド部材15は、テーパガイド面16の最
小径から半径方向内側に延びたストッパ面17を有す
る。ストッパ面17は、コレット9がガイド部材15に
対してY方向に所定量だけ相対移動すると、コレット9
の段差面12に当接して、コレット9のそれ以上の移動
を規制し、コレット9の拡縮部9aの過度な縮径を防止
すると共に、管1の抜けを確実に防止する。
【0023】以上の実施例の管継手による管1の着脱動
作は、次のように行われる。まず、継手本体3の収容孔
5にインサートリング2を挿入し、弾性パッキン6、バ
ックリング7、コレット9、ガイド部材15を順に挿入
し、最後に継手本体3の開口端部3bにガイド部材15
を嵌挿して、開口端部3bをカシメてガイド部材15を
抜け止め固定する。以上の手順で管継手が構成される。
作は、次のように行われる。まず、継手本体3の収容孔
5にインサートリング2を挿入し、弾性パッキン6、バ
ックリング7、コレット9、ガイド部材15を順に挿入
し、最後に継手本体3の開口端部3bにガイド部材15
を嵌挿して、開口端部3bをカシメてガイド部材15を
抜け止め固定する。以上の手順で管継手が構成される。
【0024】次に、図1(A)に示すように、管接続の
ために管1の先端部を収容孔5の小径孔5aとインサー
トリング2の間に嵌挿する。このとき、パッキン6とコ
レット9のエッジ11が管1の外周に弾圧接触して、パ
ッキン6とバックリング7とコレット9が管1と共に図
1のX方向に移動する。
ために管1の先端部を収容孔5の小径孔5aとインサー
トリング2の間に嵌挿する。このとき、パッキン6とコ
レット9のエッジ11が管1の外周に弾圧接触して、パ
ッキン6とバックリング7とコレット9が管1と共に図
1のX方向に移動する。
【0025】管1を小径孔5aの奥部まで嵌挿した後、
管1をY方向に少し引くと、この引き動作でコレット9
がY方向に移動して、図1(B)に示すように、拡縮部
9aの先端部9cがガイド部材15のテーパガイド面1
6に当接する。更に管1をY方向に引くと、先端部9c
がテーパガイド面16をY方向に摺接移動して拡縮部9
aが縮径し、先端部9cのエッジ11が管1の外周に食
い込んで、管1のY方向への抜けを防止するようにな
る。更に管1の引抜力を大きくすると、コレット9の拡
縮部9aが更に縮径してエッジ11の管1への食込み量
が増大し、エッジ11による管1の抜け止め力が増大す
る。そして、コレット9がY方向に所定量だけ移動する
と、図4に示すように、先端部9cの段差面12がガイ
ド部材15のストッパ面17に当接して、コレット9の
Y方向への移動が規制される。これにより、エッジ11
の過度の食い込みが防止されると同時に、管1の抜けが
確実に防止される。
管1をY方向に少し引くと、この引き動作でコレット9
がY方向に移動して、図1(B)に示すように、拡縮部
9aの先端部9cがガイド部材15のテーパガイド面1
6に当接する。更に管1をY方向に引くと、先端部9c
がテーパガイド面16をY方向に摺接移動して拡縮部9
aが縮径し、先端部9cのエッジ11が管1の外周に食
い込んで、管1のY方向への抜けを防止するようにな
る。更に管1の引抜力を大きくすると、コレット9の拡
縮部9aが更に縮径してエッジ11の管1への食込み量
が増大し、エッジ11による管1の抜け止め力が増大す
る。そして、コレット9がY方向に所定量だけ移動する
と、図4に示すように、先端部9cの段差面12がガイ
ド部材15のストッパ面17に当接して、コレット9の
Y方向への移動が規制される。これにより、エッジ11
の過度の食い込みが防止されると同時に、管1の抜けが
確実に防止される。
【0026】管1を継手本体3から取り外す時は、管1
またはコレット9をX方向に向けて押す。そうすると、
コレット9がX方向に移動し、拡縮部9aの先端部9c
のテーパ内周面10がバックリング7のテーパ外周面8
に接触案内されて、拡縮部9aが拡径し、エッジ11が
管1の外周から離脱する。これにより、管1の引き抜き
が可能となる。
またはコレット9をX方向に向けて押す。そうすると、
コレット9がX方向に移動し、拡縮部9aの先端部9c
のテーパ内周面10がバックリング7のテーパ外周面8
に接触案内されて、拡縮部9aが拡径し、エッジ11が
管1の外周から離脱する。これにより、管1の引き抜き
が可能となる。
【0027】尚、本発明は上記実施例に限らず、例えば
管1が鋼管のような硬質管であればインサートリング2
は不要である。
管1が鋼管のような硬質管であればインサートリング2
は不要である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、管を継手本体の収容孔
に差し込んで少し引くワンタッチ作業で管接続ができ、
管またはコレットを継手本体内に押して管を引くワンタ
ッチ作業で管の取り外しができるので、管着脱工程での
作業労力と工数の低減化が可能となる。
に差し込んで少し引くワンタッチ作業で管接続ができ、
管またはコレットを継手本体内に押して管を引くワンタ
ッチ作業で管の取り外しができるので、管着脱工程での
作業労力と工数の低減化が可能となる。
【0029】また、コレットの縮径動作を樹脂製のバッ
クリングのテーパ外周面で案内する構成としたので、コ
レットの拡縮動作が円滑に行なわれ、スムーズな着脱が
可能である。
クリングのテーパ外周面で案内する構成としたので、コ
レットの拡縮動作が円滑に行なわれ、スムーズな着脱が
可能である。
【0030】さらに、段差面とストッパ面との当接によ
って、コレットの抜け方向の移動を規制する構成とした
ので、エッジの過度の食い込みによる管の損傷が防止さ
れると同時に、管の抜けが確実に防止される。
って、コレットの抜け方向の移動を規制する構成とした
ので、エッジの過度の食い込みによる管の損傷が防止さ
れると同時に、管の抜けが確実に防止される。
【図1】本発明にかかる管継手の実施例を示す部分断面
を含む側面図で、図1(A)は管挿入時、図1(B)は
管接続時の側面図である。
を含む側面図で、図1(A)は管挿入時、図1(B)は
管接続時の側面図である。
【図2】図1の管継手の分解側面図である。
【図3】図2の管継手におけるコレットの先端からの正
面図である。
面図である。
【図4】図1(B)の管継手の最終管接続時での部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】従来の管継手の部分断面図で、図5(A)は管
挿入時、図5(B)は管接続時の断面図である。
挿入時、図5(B)は管接続時の断面図である。
1 管 3 継手本体 5 収容孔 6 弾性パッキン 7 バックリング 8 テーパ外周面 9 コレット 10 テーパ内周面 11 エッジ 12 段差面 15 ガイド部材 16 テーパガイド面 17 ストッパ面
Claims (1)
- 【請求項1】 管が着脱可能に嵌挿される収容孔を有す
る継手本体と、 前記収容孔の奥に挿入され、収容孔の内周と収容孔に嵌
挿された管の外周に密着する弾性パッキンと、 前記収容孔の弾性パッキンよりも開口端側の内周に挿入
され、開口端側に向けて縮径傾斜する円錐状テーパ外周
面を有する樹脂製のバックリングと、 前記収容孔のバックリングよりも開口端側に挿入され、
奥側端部が半径方向に拡縮可能な拡縮部で、この拡縮部
に、バックリングの円錐状テーパ外周面と接触する円錐
状テーパ内周面と、前記収容孔に嵌挿された管の外周に
食い込むエッジとが形成され、かつ、拡縮部の外周に段
差面が形成されたコレットと、 前記収容孔の開口端部の内周に装着され、コレットが開
口端側に移動する際に拡縮部の外周と接触してこれを縮
径させる円錐状テーパガイド面と、コレットが開口端側
に所定距離だけ移動するとその段差面に当接してコレッ
トの移動を規制するストッパ面とを有するガイド部材と
を具備したことを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078021A JPH10274373A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078021A JPH10274373A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10274373A true JPH10274373A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13650159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9078021A Withdrawn JPH10274373A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10274373A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1701080A1 (en) * | 2005-03-09 | 2006-09-13 | John Guest International Limited | Improvements in or relating to tube couplings |
JP2007309450A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 管継手 |
CN101806380A (zh) * | 2009-02-18 | 2010-08-18 | 株式会社普利司通 | 管接头 |
KR100977308B1 (ko) | 2010-02-18 | 2010-08-23 | 김성훈 | 원터치식 배관 연결장치 |
WO2011102637A3 (ko) * | 2010-02-18 | 2011-12-15 | Kim Sung-Hun | 원터치식 배관 연결장치 |
CN104847989A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-08-19 | 慈溪市凯质车业有限公司 | 一种气动快插接头 |
KR20180104922A (ko) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 주식회사 메가조인트 | 파이프 연결 방법 및 파이프 연결 장치 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9078021A patent/JPH10274373A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1701080A1 (en) * | 2005-03-09 | 2006-09-13 | John Guest International Limited | Improvements in or relating to tube couplings |
JP2006250356A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | John Guest Internatl Ltd | 管継手 |
KR100886263B1 (ko) | 2005-03-09 | 2009-02-27 | 죤 게스트 인터내셔널 리미티드 | 튜브 결합구 또는 그에 관한 향상 |
JP2007309450A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 管継手 |
CN101806380A (zh) * | 2009-02-18 | 2010-08-18 | 株式会社普利司通 | 管接头 |
JP2010190319A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Bridgestone Corp | パイプ継手 |
KR100977308B1 (ko) | 2010-02-18 | 2010-08-23 | 김성훈 | 원터치식 배관 연결장치 |
WO2011102637A3 (ko) * | 2010-02-18 | 2011-12-15 | Kim Sung-Hun | 원터치식 배관 연결장치 |
CN104847989A (zh) * | 2015-05-20 | 2015-08-19 | 慈溪市凯质车业有限公司 | 一种气动快插接头 |
KR20180104922A (ko) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 주식회사 메가조인트 | 파이프 연결 방법 및 파이프 연결 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10274373A (ja) | 管継手 | |
JPH0559088U (ja) | 細径樹脂チューブ接続用継手 | |
JP2001304476A (ja) | 管継手 | |
JPH0893975A (ja) | 食い込み式管継手 | |
JP3030497B2 (ja) | 管接続装置 | |
JPH07103379A (ja) | フレキシブル管用継手 | |
JP3427766B2 (ja) | 管継手 | |
JP2002213664A (ja) | 管継手 | |
EP0014051A1 (en) | End fitting assembly for a conduit | |
JP2002115785A (ja) | 樹脂管の継手 | |
JP3335879B2 (ja) | パイプ継手 | |
JP2000074280A (ja) | 軟質管用離脱防止継手 | |
JP2597882Y2 (ja) | 細径樹脂チューブ接続用継手 | |
JP3525925B2 (ja) | 管継手 | |
JPH05248581A (ja) | 管継手 | |
JPH10141557A (ja) | 管接続装置 | |
JPH07145895A (ja) | 管継手 | |
JP3936790B2 (ja) | 差込み継手 | |
JPH08128456A (ja) | 自在継手用ブーツ | |
JP2564796Y2 (ja) | ホースの接続構造 | |
JP3430223B2 (ja) | 管継手 | |
JPH02240494A (ja) | 継手付コルゲート管 | |
JPH03194288A (ja) | 加締継手 | |
JPH07248088A (ja) | 樹脂チューブ接続用継手 | |
JP4213424B2 (ja) | 継手及び継手用の締付部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |