JPH1027196A - 電子商取引決済システム - Google Patents
電子商取引決済システムInfo
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- JPH1027196A JPH1027196A JP17885996A JP17885996A JPH1027196A JP H1027196 A JPH1027196 A JP H1027196A JP 17885996 A JP17885996 A JP 17885996A JP 17885996 A JP17885996 A JP 17885996A JP H1027196 A JPH1027196 A JP H1027196A
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- Japan
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- card
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 商品購入客の年齢等により取引品目を制限す
ることができ、小口取引での手数料コストを削減できる
カードを用いた電子決済システムの提供すること。 【解決手段】 店舗決済処理装置20の取引制限判別手
段27は、商品購入客の所有するカード40の情報テー
ブル41に記憶された取引制限品目と取引制限情報テー
ブル24に記憶された取引制限品目の取引を拒否する。
また、店舗決済処理装置20の確認依頼判別手段27
は、顧客情報テーブル25に記憶された限度額以下の代
金の商品の取引について、信用機関決済処理装置10へ
の前記カード40の本人確認と代金決済の依頼を省略す
ることで小口取引での手数料コストを削減する。
ることができ、小口取引での手数料コストを削減できる
カードを用いた電子決済システムの提供すること。 【解決手段】 店舗決済処理装置20の取引制限判別手
段27は、商品購入客の所有するカード40の情報テー
ブル41に記憶された取引制限品目と取引制限情報テー
ブル24に記憶された取引制限品目の取引を拒否する。
また、店舗決済処理装置20の確認依頼判別手段27
は、顧客情報テーブル25に記憶された限度額以下の代
金の商品の取引について、信用機関決済処理装置10へ
の前記カード40の本人確認と代金決済の依頼を省略す
ることで小口取引での手数料コストを削減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引におけ
る決済を実現する電子商取引決済システムに関し、特
に、小口決済にも有効に利用でき、商品購入客に適さな
い商品の販売を制限できる電子商取引決済システムに関
する。
る決済を実現する電子商取引決済システムに関し、特
に、小口決済にも有効に利用でき、商品購入客に適さな
い商品の販売を制限できる電子商取引決済システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、個人(消費者)と企業との間また
は企業と企業との間を通信ネットワーク(例えばインタ
ーネット)で結び、それら相互間で情報を送受信するこ
とによってサービスを行う各種通信サービスが増えてき
た。そのうちの一つにクレジットカードなどを用いて商
品の購入を行う電子商取引(EC:Electronic Comme
rce)がある。電子商取引とは、商取引に伴う書類の作
成や受け渡しなどを電子化したものであり、事務の合理
化が行えるため今後ますます普及していくものと思われ
る。電子商取引に伴う電子決済技術もいくつか発表され
ている。この電子決済技術の一つとして、クレジットカ
ード会社の認証機構を用いて商品購入客(取引要求者)
の本人認証を実現する電子決済技術が、例えば「日経コ
ミュニケーション、1996.1.1 [No.213] 号『特集 エレ
クトロニック・コマース』 P.72〜90、1996年1月1日
日経BP社発行 に詳しく解説されている。
は企業と企業との間を通信ネットワーク(例えばインタ
ーネット)で結び、それら相互間で情報を送受信するこ
とによってサービスを行う各種通信サービスが増えてき
た。そのうちの一つにクレジットカードなどを用いて商
品の購入を行う電子商取引(EC:Electronic Comme
rce)がある。電子商取引とは、商取引に伴う書類の作
成や受け渡しなどを電子化したものであり、事務の合理
化が行えるため今後ますます普及していくものと思われ
る。電子商取引に伴う電子決済技術もいくつか発表され
ている。この電子決済技術の一つとして、クレジットカ
ード会社の認証機構を用いて商品購入客(取引要求者)
の本人認証を実現する電子決済技術が、例えば「日経コ
ミュニケーション、1996.1.1 [No.213] 号『特集 エレ
クトロニック・コマース』 P.72〜90、1996年1月1日
日経BP社発行 に詳しく解説されている。
【0003】図7はこのクレジットカードを利用した電
子決済技術を適用した電子商取引決済システムの概略図
である。この電子商取引決済システムは、信用機関決済
処理装置100と店舗決済処理装置200と家庭端末装
置300とから構成され、それらが通信媒体500,5
10を介して接続されている。信用機関決済処理装置1
00、店舗決済処理装置200、家庭端末装置300
は、それぞれプロセッサ、記憶装置、通信制御手段等か
らなるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成
されている。信用機関決済処理装置100はクレジット
会社などの信用機関、店舗決済処理装置200は商店
に、家庭端末装置300は商品購入者の家庭に置かれ
る。またカード400としては、例えば、磁気カードや
ICカードのような所有者の情報を保持することが可能
なカードが用いられる。
子決済技術を適用した電子商取引決済システムの概略図
である。この電子商取引決済システムは、信用機関決済
処理装置100と店舗決済処理装置200と家庭端末装
置300とから構成され、それらが通信媒体500,5
10を介して接続されている。信用機関決済処理装置1
00、店舗決済処理装置200、家庭端末装置300
は、それぞれプロセッサ、記憶装置、通信制御手段等か
らなるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成
されている。信用機関決済処理装置100はクレジット
会社などの信用機関、店舗決済処理装置200は商店
に、家庭端末装置300は商品購入者の家庭に置かれ
る。またカード400としては、例えば、磁気カードや
ICカードのような所有者の情報を保持することが可能
なカードが用いられる。
【0004】以下、図7を用いてクレジットカードなど
のカードを用いた電子商取引決済の手順を示す。商品購
入者は商品購入時に家庭端末装置300を用いてカード
400の情報と購入商品注文書などを店舗決済処理装置
200へ送信する(12010)。店舗決済処理装置2
00はカード所有者(商品購入者)の本人確認を信用機
関決済処理装置100に依頼する(12020)。ここ
で本人確認とは、そのカードが盗難届けが出ているもの
でないこと、本人が登録されており、支払い能力がある
ことなどの確認を行うことをいう。信用機関決済処理装
置100は、本人確認を行った結果を店舗決済処理装置
200に返す(12030)。店舗決済処理装置200
は、商品購入者が本人であると認証された場合のみ商取
引を成立させカード利用明細等を家庭端末装置300へ
送信する(12040)。通常、一旦本人認証が得られ
た場合には、もし商品購入者がカード所有者を装った不
正の第三者であったなどの事故が発生してもクレジット
会社が被害を全額補償するように契約されており、商店
側には全く損害を与えないようになっている。
のカードを用いた電子商取引決済の手順を示す。商品購
入者は商品購入時に家庭端末装置300を用いてカード
400の情報と購入商品注文書などを店舗決済処理装置
200へ送信する(12010)。店舗決済処理装置2
00はカード所有者(商品購入者)の本人確認を信用機
関決済処理装置100に依頼する(12020)。ここ
で本人確認とは、そのカードが盗難届けが出ているもの
でないこと、本人が登録されており、支払い能力がある
ことなどの確認を行うことをいう。信用機関決済処理装
置100は、本人確認を行った結果を店舗決済処理装置
200に返す(12030)。店舗決済処理装置200
は、商品購入者が本人であると認証された場合のみ商取
引を成立させカード利用明細等を家庭端末装置300へ
送信する(12040)。通常、一旦本人認証が得られ
た場合には、もし商品購入者がカード所有者を装った不
正の第三者であったなどの事故が発生してもクレジット
会社が被害を全額補償するように契約されており、商店
側には全く損害を与えないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電子
商取引決済システムは、クレジットカードを用いて家庭
から商品購入を行えるため非常に便利であり、今後の発
展が期待されている。しかしながら、上記従来の技術に
おいては、次のような問題点がある。クレジットカード
を用いた従来の電子商取引決済システムでは、商店がク
レジット会社にクレジットカード所有者の本人確認を依
頼する(図7のステップ12020)が、この時クレジ
ット会社は商店から手数料をとる。この手数料は少額の
取引でも必ず支払わなければならず、商品価格が小さい
場合には手数料の比率が大きくなり商品購入者にとって
は有り難くない。このように、本人確認(認証)処理に
おける手数料コストのため、クレジットカードを用いた
電子決済システムは少額の商取引、つまり小口の決済へ
の利用には適さない。
商取引決済システムは、クレジットカードを用いて家庭
から商品購入を行えるため非常に便利であり、今後の発
展が期待されている。しかしながら、上記従来の技術に
おいては、次のような問題点がある。クレジットカード
を用いた従来の電子商取引決済システムでは、商店がク
レジット会社にクレジットカード所有者の本人確認を依
頼する(図7のステップ12020)が、この時クレジ
ット会社は商店から手数料をとる。この手数料は少額の
取引でも必ず支払わなければならず、商品価格が小さい
場合には手数料の比率が大きくなり商品購入者にとって
は有り難くない。このように、本人確認(認証)処理に
おける手数料コストのため、クレジットカードを用いた
電子決済システムは少額の商取引、つまり小口の決済へ
の利用には適さない。
【0006】また、クレジットカードを用いた電子決済
システムを含めた電子商取引決済システムでは、本人認
証が得られた後は、どのような商取引も可能となってし
まう。従って、例えば未成年者がタバコや酒類といった
販売を禁止または制限されている商品を自由に購入する
ことができ、社会風紀上好ましくない。本発明は、上記
問題点を解消し、小口決済に対する利用に適し、かつ商
品購入客に適さない商品の販売を制限できる電子商取引
決済システムを提供することを目的としている。
システムを含めた電子商取引決済システムでは、本人認
証が得られた後は、どのような商取引も可能となってし
まう。従って、例えば未成年者がタバコや酒類といった
販売を禁止または制限されている商品を自由に購入する
ことができ、社会風紀上好ましくない。本発明は、上記
問題点を解消し、小口決済に対する利用に適し、かつ商
品購入客に適さない商品の販売を制限できる電子商取引
決済システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子商取引決済
システムは、上記目的を達成するために、 (a)商品購入客の個人情報を記憶するカード(40)
と、該カード(40)に記憶される情報を読み書きする
カード読み書き手段(32)と購入商品名を含む商取引
情報を入力するための入力手段(34)を有する家庭端
末装置(30)と、該家庭端末装置(30)に通信媒体
(51)を介して接続された店舗決済処理装置(20)
と、店舗決済処理装置(20)と通信媒体(50)を介
して接続され、店舗決済処理装置(20)からの依頼に
よって商品購入客の本人認証を行う信用機関決済処理装
置(10)からなり、特に、店舗決済処理装置(20)
に、商品が前記商品購入客に適しているか否かを判別す
る取引制限判別手段(27)と本人確認を信用機関へ依
頼するか否かを判別する確認依頼判別手段(26)を設
ける。
システムは、上記目的を達成するために、 (a)商品購入客の個人情報を記憶するカード(40)
と、該カード(40)に記憶される情報を読み書きする
カード読み書き手段(32)と購入商品名を含む商取引
情報を入力するための入力手段(34)を有する家庭端
末装置(30)と、該家庭端末装置(30)に通信媒体
(51)を介して接続された店舗決済処理装置(20)
と、店舗決済処理装置(20)と通信媒体(50)を介
して接続され、店舗決済処理装置(20)からの依頼に
よって商品購入客の本人認証を行う信用機関決済処理装
置(10)からなり、特に、店舗決済処理装置(20)
に、商品が前記商品購入客に適しているか否かを判別す
る取引制限判別手段(27)と本人確認を信用機関へ依
頼するか否かを判別する確認依頼判別手段(26)を設
ける。
【0008】(b)上記(a)の店舗決済処理装置(2
0)で、取引制限判別手段を設けず、代わりに、本人確
認が不要な小口取引限度額および累積限度額に関する情
報を記憶する記憶手段を設ける。さらに、 (c)店舗決済処理装置(20)として、上記(a)と
(b)の両方の構成、すなわち、取引制限判別手段と本
人確認が不要な小口取引限度額および累積限度額に関す
る情報を記憶する記憶手段を設ける。 (d)少なくともカードと店舗決済処理装置のどちらか
一方に顧客の取引制限品目に関する情報を記憶する記憶
手段を有し、取引制限判別手段(27)によって該情報
を参照して商品の取引を制限する。
0)で、取引制限判別手段を設けず、代わりに、本人確
認が不要な小口取引限度額および累積限度額に関する情
報を記憶する記憶手段を設ける。さらに、 (c)店舗決済処理装置(20)として、上記(a)と
(b)の両方の構成、すなわち、取引制限判別手段と本
人確認が不要な小口取引限度額および累積限度額に関す
る情報を記憶する記憶手段を設ける。 (d)少なくともカードと店舗決済処理装置のどちらか
一方に顧客の取引制限品目に関する情報を記憶する記憶
手段を有し、取引制限判別手段(27)によって該情報
を参照して商品の取引を制限する。
【0009】(e)カードの記憶手段に記憶された取引
制限品目(414)は特定の者(例えば世帯主)によっ
て設定または変更可能にしている。 (f)確認依頼判別手段(26)は、店舗を初めて利用
する商品購入客の場合、信用機関決済処理装置(10)
に商品購入客の本人確認を依頼し商品代金を決済し、記
憶手段(顧客情報テーブル25)へ商品購入客の情報を
登録し、商品購入客が初めての利用でない場合で記憶手
段に記憶された小口取引限度額(253)以下の代金の
商品取引の場合、商品購入客の本人確認および商品代金
の決済をせずに記憶手段(顧客情報テーブル25)に記
憶された累積取引額(254)に商品代金を加算し、累
積取引額(254)が記憶手段に記憶された累積限度額
(255)以下の場合は、商品代金の決済をせずに取引
を完了し、その他の場合は信用機関決済処理装置(1
0)に商品購入者の本人確認を依頼し商品代金および前
記累積取引額の決済を行う。また、 (g)記憶手段(顧客情報テーブル25)に記憶される
小口限度額(253)および累積限度額(255)は顧
客ごとに設定または変更可能になっている。
制限品目(414)は特定の者(例えば世帯主)によっ
て設定または変更可能にしている。 (f)確認依頼判別手段(26)は、店舗を初めて利用
する商品購入客の場合、信用機関決済処理装置(10)
に商品購入客の本人確認を依頼し商品代金を決済し、記
憶手段(顧客情報テーブル25)へ商品購入客の情報を
登録し、商品購入客が初めての利用でない場合で記憶手
段に記憶された小口取引限度額(253)以下の代金の
商品取引の場合、商品購入客の本人確認および商品代金
の決済をせずに記憶手段(顧客情報テーブル25)に記
憶された累積取引額(254)に商品代金を加算し、累
積取引額(254)が記憶手段に記憶された累積限度額
(255)以下の場合は、商品代金の決済をせずに取引
を完了し、その他の場合は信用機関決済処理装置(1
0)に商品購入者の本人確認を依頼し商品代金および前
記累積取引額の決済を行う。また、 (g)記憶手段(顧客情報テーブル25)に記憶される
小口限度額(253)および累積限度額(255)は顧
客ごとに設定または変更可能になっている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、従来の電子商取引決済
システムの店舗決済処理装置に、顧客の取引情報を記憶
する顧客情報テーブルと取引制限品目に関する情報を記
憶する取引制限情報テーブルと、本人確認を信用機関へ
依頼するか否かを判別する確認依頼判別手段と、商品が
商品購入客に適しているか否かを判別する取引制限判別
手段を追加するとともに、カードに所有者の個人情報を
蓄えた情報テーブルに世帯主、未成年、家族男性などの
ようなカード所有者の分類を記憶するエリアと取引制限
品目を記憶するエリアを追加している。
システムの店舗決済処理装置に、顧客の取引情報を記憶
する顧客情報テーブルと取引制限品目に関する情報を記
憶する取引制限情報テーブルと、本人確認を信用機関へ
依頼するか否かを判別する確認依頼判別手段と、商品が
商品購入客に適しているか否かを判別する取引制限判別
手段を追加するとともに、カードに所有者の個人情報を
蓄えた情報テーブルに世帯主、未成年、家族男性などの
ようなカード所有者の分類を記憶するエリアと取引制限
品目を記憶するエリアを追加している。
【0011】家庭端末装置は、カードの情報テーブルか
ら読み出した情報と入力手段から入力した購入商品情報
を店舗決済処理装置に送出する。店舗決済処理装置で
は、まず、取引制限判別手段において、家庭端末装置か
ら受け取った情報と取引制限テーブルの情報とから購入
商品が取引可能な商品か否かを判別し、取引が可能な商
品であった場合には、確認依頼判別手段(26)におい
て、取引制限情報テーブルと顧客情報テーブルを参照し
て本人確認が必要な取引かを判別し、必要な取引の場合
のみ信用機関決済処理装置に本人確認を依頼する。
ら読み出した情報と入力手段から入力した購入商品情報
を店舗決済処理装置に送出する。店舗決済処理装置で
は、まず、取引制限判別手段において、家庭端末装置か
ら受け取った情報と取引制限テーブルの情報とから購入
商品が取引可能な商品か否かを判別し、取引が可能な商
品であった場合には、確認依頼判別手段(26)におい
て、取引制限情報テーブルと顧客情報テーブルを参照し
て本人確認が必要な取引かを判別し、必要な取引の場合
のみ信用機関決済処理装置に本人確認を依頼する。
【0012】以下、本発明の一実施形態について図面を
参照してさらに詳細に説明する。図1に本実施形態に係
る電子商取引決済システムの構成を示す。同図に示すよ
うに、信用機関決済処理装置10と店舗決済処理装置2
0と家庭端末装置30が通信媒体50、51を介して接
続され電子商取引決済システムを構成している。信用機
関決済処理装置10、店舗決済処理装置20、家庭端末
装置30は、それぞれプロセッサ、記憶装置、通信制御
手段等からなるパーソナルコンピュータ等の情報処理装
置で構成される。またカード40としては、カード所有
者の情報を含む情報テーブル41を蓄積した、例えば磁
気カードやICカードのようなものが用いられる。
参照してさらに詳細に説明する。図1に本実施形態に係
る電子商取引決済システムの構成を示す。同図に示すよ
うに、信用機関決済処理装置10と店舗決済処理装置2
0と家庭端末装置30が通信媒体50、51を介して接
続され電子商取引決済システムを構成している。信用機
関決済処理装置10、店舗決済処理装置20、家庭端末
装置30は、それぞれプロセッサ、記憶装置、通信制御
手段等からなるパーソナルコンピュータ等の情報処理装
置で構成される。またカード40としては、カード所有
者の情報を含む情報テーブル41を蓄積した、例えば磁
気カードやICカードのようなものが用いられる。
【0013】信用機関決済処理装置10は、クレジット
会社などの信用機関に設置され、通信媒体50を介して
店舗決済処理装置20から商品購入客が示したカードの
本人確認依頼を受け、本人確認の結果を通信媒体50を
介して店舗決済処理装置20に返すものである。通信媒
体50としては、一般通信回線のほかに、従来クレジッ
トカードの本人確認に用いられている専用線を用いても
よい。
会社などの信用機関に設置され、通信媒体50を介して
店舗決済処理装置20から商品購入客が示したカードの
本人確認依頼を受け、本人確認の結果を通信媒体50を
介して店舗決済処理装置20に返すものである。通信媒
体50としては、一般通信回線のほかに、従来クレジッ
トカードの本人確認に用いられている専用線を用いても
よい。
【0014】店舗決済処理装置20は、通信制御手段2
1および22、取引制限情報テーブル24と顧客情報テ
ーブル25を含む記憶手段23(記憶装置)、確認依頼
判別手段26および取引制限判別手段27(プロセッ
サ)を有する。店舗決済処理装置20は、商店等に設置
され、通信媒体51を介して商品購入客の家庭端末装置
30からカードの情報や購入物品の内容などを受け取
り、確認依頼判別手段26および取引制限判別手段27
は、これらと取引制限情報テーブル24、顧客情報テー
ブル25を参照し、必要ならば通信制御手段21を介し
て信用機関決済処理装置10に商品購入客の本人確認を
依頼し、その結果によって商品販売の可否を決定するも
のである。
1および22、取引制限情報テーブル24と顧客情報テ
ーブル25を含む記憶手段23(記憶装置)、確認依頼
判別手段26および取引制限判別手段27(プロセッ
サ)を有する。店舗決済処理装置20は、商店等に設置
され、通信媒体51を介して商品購入客の家庭端末装置
30からカードの情報や購入物品の内容などを受け取
り、確認依頼判別手段26および取引制限判別手段27
は、これらと取引制限情報テーブル24、顧客情報テー
ブル25を参照し、必要ならば通信制御手段21を介し
て信用機関決済処理装置10に商品購入客の本人確認を
依頼し、その結果によって商品販売の可否を決定するも
のである。
【0015】家庭端末装置30は、通信制御手段31、
カード読み書き手段32、入力手段34、制御手段33
(プロセッサ)を有する。入力手段33は、例えば、キ
ーボード、マウス、タッチパネルなどのようなもので、
購入商品名のような商取引に必要な情報を入力するため
のものである。家庭端末装置30は、主に家庭に設置さ
れ、通信媒体51を介して商店の店舗決済処理装置20
へカードの情報や購入物品の内容などを送信するもので
ある。
カード読み書き手段32、入力手段34、制御手段33
(プロセッサ)を有する。入力手段33は、例えば、キ
ーボード、マウス、タッチパネルなどのようなもので、
購入商品名のような商取引に必要な情報を入力するため
のものである。家庭端末装置30は、主に家庭に設置さ
れ、通信媒体51を介して商店の店舗決済処理装置20
へカードの情報や購入物品の内容などを送信するもので
ある。
【0016】カード40は、その内部に情報テーブル4
1を蓄積している。情報テーブル41は、図4に示すよ
うに、カード所有者を識別するためのカードIDを記憶
するID411、暗証番号,口座番号,カードの種別な
どを記憶する決済情報412、世帯主、未成年、男性家
族などのようなカード所有者の分類を記憶する分類41
3、および、例えば未成年者におけるたばこ類/酒類の
ようなカード所有者が購入を禁じられている品目を記憶
する取引制限品目414を含むテーブルである。
1を蓄積している。情報テーブル41は、図4に示すよ
うに、カード所有者を識別するためのカードIDを記憶
するID411、暗証番号,口座番号,カードの種別な
どを記憶する決済情報412、世帯主、未成年、男性家
族などのようなカード所有者の分類を記憶する分類41
3、および、例えば未成年者におけるたばこ類/酒類の
ようなカード所有者が購入を禁じられている品目を記憶
する取引制限品目414を含むテーブルである。
【0017】家計(同一の銀行口座を利用)を共通にす
る家族の各々は、暗証番号,口座番号,カードの種別な
どの決済情報412は共通であるが、カードID(所有
者ID)411,家庭内での関係(世帯主,未成年,男
性,女性)に対応した分類413,取引制限品目414
を含む情報テーブル41を記憶したカード40を所有す
る。情報テーブル41の内容はカード発行時に前もって
記憶されるのが普通であるが、取引制限品目414につ
いては、暗証番号を知る者(例えば世帯主)の操作によ
り、例えば家庭端末装置30のカード読み書き手段32
を用いて追加/変更することが可能になっている。
る家族の各々は、暗証番号,口座番号,カードの種別な
どの決済情報412は共通であるが、カードID(所有
者ID)411,家庭内での関係(世帯主,未成年,男
性,女性)に対応した分類413,取引制限品目414
を含む情報テーブル41を記憶したカード40を所有す
る。情報テーブル41の内容はカード発行時に前もって
記憶されるのが普通であるが、取引制限品目414につ
いては、暗証番号を知る者(例えば世帯主)の操作によ
り、例えば家庭端末装置30のカード読み書き手段32
を用いて追加/変更することが可能になっている。
【0018】次に、店舗決済処理装置20内の記憶手段
23に記憶される取引制限情報テーブル24および顧客
情報テーブル25について詳細に説明する。取引制限情
報テーブル24は、図2に示すように、世帯主,未成
年,男性,女性などのようなカード所有者の分類を記憶
する顧客分類241、本人確認を必要としない少額の取
引の上限を記憶する小口取引限度額242、小口取引限
度額内の取引額の総和の上限を記憶する累積取引限度額
243、顧客分類241の該当する商品購入客について
販売を禁止/制限されている品目を列挙して記憶する取
引制限品目244を記憶するテーブルである。
23に記憶される取引制限情報テーブル24および顧客
情報テーブル25について詳細に説明する。取引制限情
報テーブル24は、図2に示すように、世帯主,未成
年,男性,女性などのようなカード所有者の分類を記憶
する顧客分類241、本人確認を必要としない少額の取
引の上限を記憶する小口取引限度額242、小口取引限
度額内の取引額の総和の上限を記憶する累積取引限度額
243、顧客分類241の該当する商品購入客について
販売を禁止/制限されている品目を列挙して記憶する取
引制限品目244を記憶するテーブルである。
【0019】また、顧客情報テーブル25は、図3に示
すように、顧客のカードのID(識別子)を記憶するI
D251、顧客の分類を記憶する顧客分類252、本人
確認を必要としない少額の取引の上限を記憶する小口取
引限度額253、小口取引限度額内の取引額の総和を記
憶する累積取引額254、累積取引額254の上限を記
憶する累積取引限度額255を記憶するテーブルであ
る。取引制限情報テーブル24は、世帯主,未成年,・
・などの顧客分類対応に小口取引限度額,累積限度額,
取引制限品目を予め一定に決めておくテーブルであり、
これに対して、顧客情報テーブル25は、同じ顧客分類
に属する顧客であっても、顧客対応(取引の多いお得意
さんか否か、知人であるか否か等)に、小口取引限度
額,累積限度額が変更可能なテーブルである。
すように、顧客のカードのID(識別子)を記憶するI
D251、顧客の分類を記憶する顧客分類252、本人
確認を必要としない少額の取引の上限を記憶する小口取
引限度額253、小口取引限度額内の取引額の総和を記
憶する累積取引額254、累積取引額254の上限を記
憶する累積取引限度額255を記憶するテーブルであ
る。取引制限情報テーブル24は、世帯主,未成年,・
・などの顧客分類対応に小口取引限度額,累積限度額,
取引制限品目を予め一定に決めておくテーブルであり、
これに対して、顧客情報テーブル25は、同じ顧客分類
に属する顧客であっても、顧客対応(取引の多いお得意
さんか否か、知人であるか否か等)に、小口取引限度
額,累積限度額が変更可能なテーブルである。
【0020】次に、図5のフローチャートを用いて店舗
決済処理装置20内の確認依頼判別手段26および取引
制限判別手段27の動作を説明する。まず、取引制限判
別手段27は、通信制御手段22を用いて、通信媒体5
1を介して家庭端末装置30から、商品購入客のカード
40の情報テーブル41に含まれるカードID(所有者
ID)411、分類413、取引制限品目414と入力
手段34から入力された購入商品(取引品目)を受け取
る(ステップ10010)。受け取った情報テーブル4
1の内容と取引制限情報テーブル24の取引制限品目2
44の内容とに基づいて取引品目が買えるか否かを判定
する(ステップ10020)。すなわち、入力手段34
から入力された購入商品(取引品目)が情報テーブル4
1内の取引制限品目414に含まれているか、あるい
は、分類413と合致する顧客分類241の取引制限品
目244に含まれているならば(ステップ10020;
NO)、取引制限判別手段27は本購入商品(取引品目)
の商取引を拒否する(ステップ10030)。
決済処理装置20内の確認依頼判別手段26および取引
制限判別手段27の動作を説明する。まず、取引制限判
別手段27は、通信制御手段22を用いて、通信媒体5
1を介して家庭端末装置30から、商品購入客のカード
40の情報テーブル41に含まれるカードID(所有者
ID)411、分類413、取引制限品目414と入力
手段34から入力された購入商品(取引品目)を受け取
る(ステップ10010)。受け取った情報テーブル4
1の内容と取引制限情報テーブル24の取引制限品目2
44の内容とに基づいて取引品目が買えるか否かを判定
する(ステップ10020)。すなわち、入力手段34
から入力された購入商品(取引品目)が情報テーブル4
1内の取引制限品目414に含まれているか、あるい
は、分類413と合致する顧客分類241の取引制限品
目244に含まれているならば(ステップ10020;
NO)、取引制限判別手段27は本購入商品(取引品目)
の商取引を拒否する(ステップ10030)。
【0021】入力手段34から入力された購入商品(取
引品目)が、情報テーブル41内の取引制限品目414
にも、分類413と合致する顧客分類241の取引制限
品目244にも含まれていなければ、次の確認依頼判別
手段26に制御を移す。確認依頼判別手段26では、顧
客情報テーブル25をカードID(所有者ID)411
と分類413をキーとして検索し、対応するキーを有す
る商品購入客の情報が顧客情報テーブル25に含まれて
いるか否かによって、購入客の店舗利用が初めてか否か
を判定する(ステップ10040)。
引品目)が、情報テーブル41内の取引制限品目414
にも、分類413と合致する顧客分類241の取引制限
品目244にも含まれていなければ、次の確認依頼判別
手段26に制御を移す。確認依頼判別手段26では、顧
客情報テーブル25をカードID(所有者ID)411
と分類413をキーとして検索し、対応するキーを有す
る商品購入客の情報が顧客情報テーブル25に含まれて
いるか否かによって、購入客の店舗利用が初めてか否か
を判定する(ステップ10040)。
【0022】もし顧客情報テーブル25に商品購入客の
情報が含まれていない場合は、初めての利用客と判定し
(ステップ10040;YES)、通信制御手段21を用
い通信媒体50を介して商品購入客のカード40のカー
ドID(所有者ID)411と決済情報412を信用機
関決済処理装置10に渡し、本人確認を依頼する(ステ
ップ10050)。
情報が含まれていない場合は、初めての利用客と判定し
(ステップ10040;YES)、通信制御手段21を用
い通信媒体50を介して商品購入客のカード40のカー
ドID(所有者ID)411と決済情報412を信用機
関決済処理装置10に渡し、本人確認を依頼する(ステ
ップ10050)。
【0023】信用機関決済処理装置10による本人確認
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10060;NO)、商取引を拒否する(ス
テップ10030)。ここでカードが不正なものとは、
例えば、そのカードの盗難届けが出ている場合などであ
る。カードが正当なものと確認できた場合は(ステップ
10060;YES)、商品の代金決済を行い、カードI
D(所有者ID)411、分類413、および取引制限
情報テーブル24から対応する小口限度額242、累積
限度額243をそれぞれ顧客情報テーブル25のID2
51、顧客分類252、小口限度額253、累積限度額
255にコピーし、累積取引額254を零(最初の取引
は別途決済するため)とすることによって新たな顧客と
して登録し(ステップ10070)、商取引を完了する
(ステップ10080)。
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10060;NO)、商取引を拒否する(ス
テップ10030)。ここでカードが不正なものとは、
例えば、そのカードの盗難届けが出ている場合などであ
る。カードが正当なものと確認できた場合は(ステップ
10060;YES)、商品の代金決済を行い、カードI
D(所有者ID)411、分類413、および取引制限
情報テーブル24から対応する小口限度額242、累積
限度額243をそれぞれ顧客情報テーブル25のID2
51、顧客分類252、小口限度額253、累積限度額
255にコピーし、累積取引額254を零(最初の取引
は別途決済するため)とすることによって新たな顧客と
して登録し(ステップ10070)、商取引を完了する
(ステップ10080)。
【0024】ステップ10040の判定において、顧客
情報テーブル25に商品購入客の情報が既に含まれてい
る場合は、購入客の店舗利用が初めてでないと判断し、
商品購入客に対応する小口限度額251と購入商品の代
金とを比較し(ステップ10090)、もし商品の代金
の方が大きい場合(ステップ10090;NO)は、通信
制御手段21を用い通信媒体50を介して商品購入客の
カード40のID411と決済情報412を信用機関決
済処理装置10に渡し、本人確認を依頼する(ステップ
10100)。
情報テーブル25に商品購入客の情報が既に含まれてい
る場合は、購入客の店舗利用が初めてでないと判断し、
商品購入客に対応する小口限度額251と購入商品の代
金とを比較し(ステップ10090)、もし商品の代金
の方が大きい場合(ステップ10090;NO)は、通信
制御手段21を用い通信媒体50を介して商品購入客の
カード40のID411と決済情報412を信用機関決
済処理装置10に渡し、本人確認を依頼する(ステップ
10100)。
【0025】信用機関決済処理装置10による本人確認
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10110;NO)、顧客情報テーブル25
からカード所有者を削除し(ステップ10120)、商
取引を拒否する(ステップ10030)。カードが正当
なものと確認できた場合は(ステップ10110;YE
S)、商品の代金決済を行い、商取引を完了する(ステ
ップ10080)。
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10110;NO)、顧客情報テーブル25
からカード所有者を削除し(ステップ10120)、商
取引を拒否する(ステップ10030)。カードが正当
なものと確認できた場合は(ステップ10110;YE
S)、商品の代金決済を行い、商取引を完了する(ステ
ップ10080)。
【0026】ステップ10090において、もし購入商
品の代金が小口限度額251より小さい場合は、代金を
顧客情報テーブル25の累積取引額254に加算し(ス
テップ10130)、加算した結果、累積取引額254
が累積限度額255を超えたか否かを判定する(ステッ
プ10140)。この判定の結果、累積取引額254が
累積限度額255を超えた場合は(ステップ1014
0;YES)、通信制御手段21を用い通信媒体50を介
して商品購入客のカードのID411と決済情報412
を信用機関決済処理装置10に渡し、本人確認を依頼す
る(ステップ10150)。
品の代金が小口限度額251より小さい場合は、代金を
顧客情報テーブル25の累積取引額254に加算し(ス
テップ10130)、加算した結果、累積取引額254
が累積限度額255を超えたか否かを判定する(ステッ
プ10140)。この判定の結果、累積取引額254が
累積限度額255を超えた場合は(ステップ1014
0;YES)、通信制御手段21を用い通信媒体50を介
して商品購入客のカードのID411と決済情報412
を信用機関決済処理装置10に渡し、本人確認を依頼す
る(ステップ10150)。
【0027】信用機関決済処理装置10による本人確認
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10160;NO)、顧客情報テーブル25
からカード所有者を削除し(ステップ10120)、商
取引を拒否する(ステップ10030)。カードが正当
なものと確認できた場合は(ステップ10160;YE
S)、累積取引額分の決済を行うとともに、累積取引額
254をクリアし(ステップ10170)、商取引を完
了する(ステップ10080)。また、ステップ101
40において、累積取引額254が累積限度額255を
超えない場合は、そのまま商取引を完了する(ステップ
10080)。
の結果、商品購入客のカードが何らかの不正なものなら
ば(ステップ10160;NO)、顧客情報テーブル25
からカード所有者を削除し(ステップ10120)、商
取引を拒否する(ステップ10030)。カードが正当
なものと確認できた場合は(ステップ10160;YE
S)、累積取引額分の決済を行うとともに、累積取引額
254をクリアし(ステップ10170)、商取引を完
了する(ステップ10080)。また、ステップ101
40において、累積取引額254が累積限度額255を
超えない場合は、そのまま商取引を完了する(ステップ
10080)。
【0028】なお、上述の確認依頼判別手段26では、
初めての店舗利用客以外の購入客の本人確認依頼の判断
基準として顧客情報テーブル25の小口限度額253、
累積限度額255に用いているが(ステップ1009
0、10140参照)、これらの値は初めての店舗利用
時に取引制限情報テーブル24の小口限度額242、累
積限度額243の値に設定されるものである(ステップ
10070参照)。つまり、これらの値は最初は同じ顧
客分類の顧客(世帯主であるか未成年であるかなど)な
らば店舗が予め定めた一定の額となる。しかしながら、
本実施例では顧客ごとに調整することにより、より細か
な顧客管理と確認手数料コスト削減を行うことを可能に
している。例えば、利用回数の多い購入客を馴染みの
(つまり事故のおきる確率が低い)顧客とみなし、利用
回数が増えるごとに小口限度額を大きくしたり、友人/
知人の場合は別途限度額を大きくしたり、あるいは累積
限度額を大きくしたりすることにより、いわゆる「つ
け」がきく金額を調整できるようにして、本人確認依頼
の回数を減らし手数料コストをさらに削減することが可
能になる。
初めての店舗利用客以外の購入客の本人確認依頼の判断
基準として顧客情報テーブル25の小口限度額253、
累積限度額255に用いているが(ステップ1009
0、10140参照)、これらの値は初めての店舗利用
時に取引制限情報テーブル24の小口限度額242、累
積限度額243の値に設定されるものである(ステップ
10070参照)。つまり、これらの値は最初は同じ顧
客分類の顧客(世帯主であるか未成年であるかなど)な
らば店舗が予め定めた一定の額となる。しかしながら、
本実施例では顧客ごとに調整することにより、より細か
な顧客管理と確認手数料コスト削減を行うことを可能に
している。例えば、利用回数の多い購入客を馴染みの
(つまり事故のおきる確率が低い)顧客とみなし、利用
回数が増えるごとに小口限度額を大きくしたり、友人/
知人の場合は別途限度額を大きくしたり、あるいは累積
限度額を大きくしたりすることにより、いわゆる「つ
け」がきく金額を調整できるようにして、本人確認依頼
の回数を減らし手数料コストをさらに削減することが可
能になる。
【0029】以下、図6のフローチャートを用いて本実
施形態に係る電子商取引決済システム全体の動作を説明
する。まず、商品購入客は自宅の家庭端末装置30のカ
ード読み書き手段32に自分の所有するカード40を挿
入して情報テーブル41を読み取らせ(ステップ110
10)、購入したい商品を入力手段34で入力して特定
する(ステップ11020)。家庭端末装置30の制御
手段33はカード読み書き手段32と入力手段34から
データを受け取り、通信制御手段31を用い通信媒体5
1を介して商店の店舗決済処理装置20へ送信する(ス
テップ11030)。
施形態に係る電子商取引決済システム全体の動作を説明
する。まず、商品購入客は自宅の家庭端末装置30のカ
ード読み書き手段32に自分の所有するカード40を挿
入して情報テーブル41を読み取らせ(ステップ110
10)、購入したい商品を入力手段34で入力して特定
する(ステップ11020)。家庭端末装置30の制御
手段33はカード読み書き手段32と入力手段34から
データを受け取り、通信制御手段31を用い通信媒体5
1を介して商店の店舗決済処理装置20へ送信する(ス
テップ11030)。
【0030】店舗決済処理装置20の確認依頼判別手段
26および取引制限判別手段27は家庭端末装置30か
らのデータを通信制御手段22を介して受け取り、取引
制限情報テーブル24と顧客情報テーブル25を参照し
て取引の種類を判別し(ステップ11040)、判別し
た取引の種類が(a)初めての購入客か、(b)小口取
引か、(c)非小口取引か、(d)不正カード/禁止品
目購入かに応じて次のような処理を行う。
26および取引制限判別手段27は家庭端末装置30か
らのデータを通信制御手段22を介して受け取り、取引
制限情報テーブル24と顧客情報テーブル25を参照し
て取引の種類を判別し(ステップ11040)、判別し
た取引の種類が(a)初めての購入客か、(b)小口取
引か、(c)非小口取引か、(d)不正カード/禁止品
目購入かに応じて次のような処理を行う。
【0031】(a)初めての購入客の場合:もしステッ
プ11040で商品購入客の利用が初めてであると判別
した場合、確認依頼判別手段26は通信制御手段21を
用い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10に
商品購入客の本人確認を依頼し(ステップ1105
0)、カードが正当であると認証されれば商品の代金決
済を信用機関決済処理装置10との間で行い(ステップ
11060)、商品購入客の情報(カードの情報テーブ
ル41等)を顧客情報テーブル25に登録し(ステップ
11070)、取引を完了する(ステップ1108
0)。以上の処理は、図5のステップ10040,10
050,10060,10070,10080に対応し
ている。
プ11040で商品購入客の利用が初めてであると判別
した場合、確認依頼判別手段26は通信制御手段21を
用い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10に
商品購入客の本人確認を依頼し(ステップ1105
0)、カードが正当であると認証されれば商品の代金決
済を信用機関決済処理装置10との間で行い(ステップ
11060)、商品購入客の情報(カードの情報テーブ
ル41等)を顧客情報テーブル25に登録し(ステップ
11070)、取引を完了する(ステップ1108
0)。以上の処理は、図5のステップ10040,10
050,10060,10070,10080に対応し
ている。
【0032】(b)小口取引の場合:もしステップ11
040で商品購入客の購入商品が少額であると判別した
場合、確認依頼判別手段26は顧客情報テーブル25の
累積取引額254を更新する(ステップ11090)。
このとき、更新された累積取引額が累積限度額を超えた
かどうかを判別し(ステップ11095)、累積取引額
が累積限度額を超えた場合は、改めて通信制御手段21
を用い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10
に商品購入客の本人確認を依頼し(ステップ1110
0)、カードが正当であると認証されれば商品と累積取
引額分の代金決済を信用機関決済処理装置10との間で
行い(ステップ11110)、取引を完了する(ステッ
プ11080)。もし、更新された累積取引額が累積限
度額を超えない場合は(ステップ11095;N0)、そ
のまま取引を完了する(ステップ11080)。以上の
処理は、図5のステップ10090,10130,10
140,10150,10160,10170,100
80に対応している。
040で商品購入客の購入商品が少額であると判別した
場合、確認依頼判別手段26は顧客情報テーブル25の
累積取引額254を更新する(ステップ11090)。
このとき、更新された累積取引額が累積限度額を超えた
かどうかを判別し(ステップ11095)、累積取引額
が累積限度額を超えた場合は、改めて通信制御手段21
を用い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10
に商品購入客の本人確認を依頼し(ステップ1110
0)、カードが正当であると認証されれば商品と累積取
引額分の代金決済を信用機関決済処理装置10との間で
行い(ステップ11110)、取引を完了する(ステッ
プ11080)。もし、更新された累積取引額が累積限
度額を超えない場合は(ステップ11095;N0)、そ
のまま取引を完了する(ステップ11080)。以上の
処理は、図5のステップ10090,10130,10
140,10150,10160,10170,100
80に対応している。
【0033】(c)非小口取引の場合:もしステップ1
1040で商品購入客の購入商品が少額でないと判別し
た場合、確認依頼判別手段26は通信制御手段21を用
い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10に商
品購入客の本人確認を依頼し(ステップ11120)、
カードが正当であると認証されれば商品の代金決済を信
用機関決済処理装置10との間で行い(ステップ111
30)、取引を完了する(ステップ11080)。以上
の処理は、図5のステップ10090,10100,1
0110,10080に対応している。
1040で商品購入客の購入商品が少額でないと判別し
た場合、確認依頼判別手段26は通信制御手段21を用
い通信媒体50を介して信用機関決済処理装置10に商
品購入客の本人確認を依頼し(ステップ11120)、
カードが正当であると認証されれば商品の代金決済を信
用機関決済処理装置10との間で行い(ステップ111
30)、取引を完了する(ステップ11080)。以上
の処理は、図5のステップ10090,10100,1
0110,10080に対応している。
【0034】もしステップ11040で購入商品が商品
購入客に適さない商品(未成年に対するタバコ,酒類な
ど)/または認められていない商品と判別された場合、
取引制限判別手段27は取引を中止する(ステップ11
140)。また、商品購入客は商品を購入できない不正
カードを使用した場合も確認依頼判別手段26により取
引を中止する(ステップ11140)。以上の処理は、
図5のステップ10020,10030に対応してい
る。
購入客に適さない商品(未成年に対するタバコ,酒類な
ど)/または認められていない商品と判別された場合、
取引制限判別手段27は取引を中止する(ステップ11
140)。また、商品購入客は商品を購入できない不正
カードを使用した場合も確認依頼判別手段26により取
引を中止する(ステップ11140)。以上の処理は、
図5のステップ10020,10030に対応してい
る。
【0035】なお、上記説明では、家庭端末装置30を
用いての商品購入を前提に説明したが、店舗決済処理装
置20内にカード読み書き手段32と入力手段34を設
置しておくことにより、クレジットカードの利用できる
来店型店舗での購入や店舗決済処理装置の機能を備えた
自販機についても本実施形態で示した機構を適用するこ
とができる。
用いての商品購入を前提に説明したが、店舗決済処理装
置20内にカード読み書き手段32と入力手段34を設
置しておくことにより、クレジットカードの利用できる
来店型店舗での購入や店舗決済処理装置の機能を備えた
自販機についても本実施形態で示した機構を適用するこ
とができる。
【0036】また、上記説明では、取引制限判別手段2
7は、商品購入者に対して商品が販売可能か否かを判別
するためにカード40の情報テーブル41の取引制限品
目414と取引制限情報テーブル24の取引制限品目2
44の両方を用いているが、どちらか一方を備えた電子
商取引決済システムにおいても、本実施形態で示した機
構を実現することができる。
7は、商品購入者に対して商品が販売可能か否かを判別
するためにカード40の情報テーブル41の取引制限品
目414と取引制限情報テーブル24の取引制限品目2
44の両方を用いているが、どちらか一方を備えた電子
商取引決済システムにおいても、本実施形態で示した機
構を実現することができる。
【0037】また、上記説明では、店舗決済処理装置
は、取引制限情報テーブルと顧客情報テーブルと取引制
限判別手段と確認依頼判別手段の全てを有し、小口取引
限度額を超えた場合または累積限度額を超えた場合に本
人確認を行う機能と、商品購入客に適さない商品の販売
を制限する機能の両方を有する実施例を示しているが、
一方の機能だけを有するようにすることもできる。例え
ば、取引制限情報テーブル24の小口取引限度額24
2,累積限度額、および顧客情報テーブル25を省略す
ると商品購入客に適さない商品の販売を制限する機能だ
けを有する電子商取引決済システムが得られ、逆に、取
引制限判別手段27、情報テーブル41の取引制限品目
414、および取引制限情報テーブル24の取引制限品
目244を省略すると小口取引限度額を超えた場合また
は累積限度額を超えた場合に本人確認を行う機能を有す
る電子商取引決済システムが得られる。このように、一
方の機能だけでよい場合には両方の機能を有するシステ
ムに比較して構成が簡単になるため、設置場所や商取引
の対象となる商品の条件(例えばタバコや酒類などのよ
うな販売制限を必要とする商品を全く扱わないことが明
らかな場合は取引制限のための機能を持たせる必要はな
い)によって最適なシステム構成を採用することができ
る。
は、取引制限情報テーブルと顧客情報テーブルと取引制
限判別手段と確認依頼判別手段の全てを有し、小口取引
限度額を超えた場合または累積限度額を超えた場合に本
人確認を行う機能と、商品購入客に適さない商品の販売
を制限する機能の両方を有する実施例を示しているが、
一方の機能だけを有するようにすることもできる。例え
ば、取引制限情報テーブル24の小口取引限度額24
2,累積限度額、および顧客情報テーブル25を省略す
ると商品購入客に適さない商品の販売を制限する機能だ
けを有する電子商取引決済システムが得られ、逆に、取
引制限判別手段27、情報テーブル41の取引制限品目
414、および取引制限情報テーブル24の取引制限品
目244を省略すると小口取引限度額を超えた場合また
は累積限度額を超えた場合に本人確認を行う機能を有す
る電子商取引決済システムが得られる。このように、一
方の機能だけでよい場合には両方の機能を有するシステ
ムに比較して構成が簡単になるため、設置場所や商取引
の対象となる商品の条件(例えばタバコや酒類などのよ
うな販売制限を必要とする商品を全く扱わないことが明
らかな場合は取引制限のための機能を持たせる必要はな
い)によって最適なシステム構成を採用することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、小口(少額)取引につ
いてはある一定額(限度額)に達するまでクレジット会
社への本人確認依頼を保留するため、本人確認依頼の手
数料コストを含まないで済み、これによりクレジットカ
ードを用いた小口の電子商取引の決済が低コストで行え
る。また、クレジットカードや店舗にカード所有者に適
さない品目の情報を保持し、これに基づき取引を制限す
るようにしたので、例えば未成年者によるタバコや酒類
といった品目の購入の防止など、購入客に不適な商品の
取引を制限することができる。
いてはある一定額(限度額)に達するまでクレジット会
社への本人確認依頼を保留するため、本人確認依頼の手
数料コストを含まないで済み、これによりクレジットカ
ードを用いた小口の電子商取引の決済が低コストで行え
る。また、クレジットカードや店舗にカード所有者に適
さない品目の情報を保持し、これに基づき取引を制限す
るようにしたので、例えば未成年者によるタバコや酒類
といった品目の購入の防止など、購入客に不適な商品の
取引を制限することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る電子商取引決済シス
テムの構成を示すブロック図である。
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る取引制限情報テーブ
ルを示す説明図である。
ルを示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る顧客情報テーブルを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るカードに記憶される
情報テーブルを示す説明図である。
情報テーブルを示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る取引制限判別手段お
よび確認依頼判別手段の処理手順を示すフローチャート
である。
よび確認依頼判別手段の処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の一実施形態に係る電子商取引決済シス
テム全体の動作を示すフローチャートである。
テム全体の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来のクレジットカードを用いた電子商取引決
済システムの構成を示すブロック図である。
済システムの構成を示すブロック図である。
10…信用機関決済処理装置、20…店舗決済処理装
置、21…通信制御手段、22…通信制御手段、23…
記憶手段、24…取引制限情報テーブル、25…顧客情
報テーブル、26…確認依頼判別手段、27…取引制限
判別手段、30…家庭端末装置、31…通信制御手段、
32…カード読み書き手段、33…制御手段、34…入
力手段、40…カード、41…情報テーブル、50…通
信媒体、51…通信媒体、241…顧客分類、242…
小口取引限度額、243…累積限度額、244…取引制
限品目、251…ID、252…顧客分類、253…小
口取引限度額、254…累積取引額、255…累積限度
額、411…ID,412…決済情報、413…分類、
414…取引制限品目、100…信用機関決済処理装
置、200…店舗決済処理装置、300…家庭端末装
置、400…カード、500…通信媒体、510…通信
媒体
置、21…通信制御手段、22…通信制御手段、23…
記憶手段、24…取引制限情報テーブル、25…顧客情
報テーブル、26…確認依頼判別手段、27…取引制限
判別手段、30…家庭端末装置、31…通信制御手段、
32…カード読み書き手段、33…制御手段、34…入
力手段、40…カード、41…情報テーブル、50…通
信媒体、51…通信媒体、241…顧客分類、242…
小口取引限度額、243…累積限度額、244…取引制
限品目、251…ID、252…顧客分類、253…小
口取引限度額、254…累積取引額、255…累積限度
額、411…ID,412…決済情報、413…分類、
414…取引制限品目、100…信用機関決済処理装
置、200…店舗決済処理装置、300…家庭端末装
置、400…カード、500…通信媒体、510…通信
媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 成泰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 商品購入客の個人情報を記憶するカード
と、 該カードに記憶される情報を読み書きするカード読み書
き手段と購入商品名を含む商取引情報を入力するための
入力手段を有する家庭端末装置と、 該家庭端末装置に通信媒体を介して接続され、商品が前
記商品購入客に適しているか否かを判別する取引制限判
別手段と本人確認を信用機関へ依頼するか否かを判別す
る確認依頼判別手段とを有する店舗決済処理装置と、 該店舗決済処理装置と通信媒体を介して接続され、店舗
決済処理装置からの依頼によって商品購入客の本人認証
を行う信用機関決済処理装置と、を備えることを特徴と
する電子商取引決済システム。 - 【請求項2】 商品購入客の個人情報を記憶するカード
と、 該カードに記憶される情報を読み書きするカード読み書
き手段と購入商品名を含む商取引情報を入力するための
入力手段を有する家庭端末装置と、 該家庭端末装置に通信媒体を介して接続され、本人確認
が不要な小口取引限度額および累積限度額に関する情報
を記憶する記憶手段と本人確認を信用機関へ依頼するか
否かを判別する確認依頼判別手段とを有する店舗決済処
理装置と、 該店舗決済処理装置と通信媒体を介して接続され、店舗
決済処理装置からの依頼によって商品購入客の本人認証
を行う信用機関決済処理装置と、を備えることを特徴と
する電子商取引決済システム。 - 【請求項3】 商品購入客の個人情報を記憶するカード
と、 該カードに記憶される情報を読み書きするカード読み書
き手段と購入商品名を含む商取引情報を入力するための
入力手段を有する家庭端末装置と、 該家庭端末装置に通信媒体を介して接続され、本人確認
が不要な小口取引限度額および累積限度額に関する情報
を記憶する記憶手段と商品が前記商品購入客に適してい
るか否かを判別する取引制限判別手段と本人確認を信用
機関へ依頼するか否かを判別する確認依頼判別手段とを
有する店舗決済処理装置と、 該店舗決済処理装置と通信媒体を介して接続され、店舗
決済処理装置からの依頼によって商品購入客の本人認証
を行う信用機関決済処理装置と、を備えることを特徴と
する電子商取引決済システム。 - 【請求項4】 少なくとも前記カードまたは前記店舗決
済処理装置のいずれか一方は、顧客の取引制限品目に関
する情報を記憶する記憶手段を有し、前記取引制限判別
手段は顧客の取引制限品目に関する該情報に基づいて商
品の取引を制限するものであることを特徴とする請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の電子取引決済システ
ム。 - 【請求項5】 前記カードの前記記憶手段に記憶された
取引制限品目は前記カード読み書き手段によって特定の
者によってのみ設定または変更可能なことを特徴とする
請求項4記載の電子取引決済システム。 - 【請求項6】 前記確認依頼判別手段は、店舗を初めて
利用する商品購入客の場合、前記信用機関決済処理装置
に前記商品購入客の本人確認を依頼し商品代金を決済
し、前記記憶手段へ前記商品購入客の情報を登録し、該
商品購入客が初めての利用でない場合で前記記憶手段に
記憶された小口取引限度額以下の代金の商品取引の場
合、前記商品購入客の本人確認および商品代金の決済を
せずに前記記憶手段に記憶された累積取引額に商品代金
を加算し、前記累積取引額が前記記憶手段に記憶された
累積限度額以下の場合は、商品代金の決済をせずに取引
を完了し、その他の場合は前記信用機関決済処理装置に
前記商品購入者の本人確認を依頼し商品代金および前記
累積取引額の決済を行う手段であることを特徴とする請
求項2ないし5のいずれか1項に記載の電子取引決済シ
ステム。 - 【請求項7】 前記記憶手段に記憶される小口限度額お
よび累積限度額は顧客ごとに設定または変更可能なこと
を特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の
電子取引決済システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17885996A JPH1027196A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電子商取引決済システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17885996A JPH1027196A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電子商取引決済システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1027196A true JPH1027196A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16055940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17885996A Pending JPH1027196A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 電子商取引決済システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1027196A (ja) |
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-
1996
- 1996-07-09 JP JP17885996A patent/JPH1027196A/ja active Pending
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